JP3565270B2 - 画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラムに関し、特に、インク切れやプリンタの印字ヘッドが故障した場合において、管理者は容易にその異常を知ることができ、また、ユーザはGUI(Graphical User Interface)画面を用いて編集した画像と同じ画像が印刷されたシールシートを得ることができるようにした画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する画像印刷装置(例えば、プリントクラブ(商標))が知られている。そして、この画像印刷装置には、ユーザは、撮影した画像上に付属のペンで任意の文字や図形などを書き込む(編集する)ことができるようになされているものも存在する。この編集機能は、近年、ますます多機能化されており、様々な効果を施す編集が可能となっている。
【0003】
また、画像印刷装置は、編集機能の高度化および多機能化に伴い、画像印刷のために2台のプリンタを筐体内に搭載し、一方のプリンタで昇華印刷を行い、他方のプリンタで金銀等の溶融印刷を実施するものも存在する。
【0004】
ところで、このプリンタは、その装備品として、シールシートやインク等の各種の消耗品を有する。このため消耗品を消耗した場合、消耗品を補充する必要がある。また、プリンタの印字ヘッド等が故障した場合、故障部品を交換する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの補充や交換の必要のあるプリンタの異常は、一定間隔で発生するものではなく、ユーザの使用頻度が高い日と使用頻度の低い日とに応じて、異常が発生する時期は相違するものであり、印刷してみるまで異常に気付かないことがあった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、インクの残量やプリンタの印字ヘッドの状態を管理し、その管理情報を表示画面に反映させ、インク切れやプリンタの印字ヘッドが故障した場合において、管理者は容易にその異常を知ることができ、また、ユーザはGUI画面を用いて編集した画像と同じ画像が印刷されたシールシートを得ることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像印刷装置は、撮影空間において、被写体を撮影する撮影手段と、撮影空間と異なる位置に設けられた編集空間において、撮影手段により撮影された被写体の画像のうち、編集対象画像として選択された被写体の画像、および被写体の画像の編集に用いられる画像編集画面を表示し、編集入力を受け付ける表示手段と、表示手段により表示された画像編集画面に基づいて、入力された編集入力に従って被写体の画像を編集する編集手段と、イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックを含むカラー印刷を行うカラー印刷ユニット、並びに、ゴールド、シルバー、プラチナ、または蛍光色を含む特殊色印刷を行う特殊色印刷ユニットを有し、カラー印刷ユニットにおいて、被写体の画像および編集入力に対応する画像の内、カラー印刷可能な色の画像を、カラー印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて所定の印刷媒体に印刷し、特殊色印刷ユニットにおいて、編集入力に対応する画像の内、特殊色印刷可能な色の画像を、特殊色印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて印刷媒体に印刷する印刷手段と、印刷手段に設置されたリボンシートが有するインクの色の情報を入力する入力手段とを備え、印刷手段に設置されたリボンシートが有するインクの色が変更された場合、表示手段は、画像編集画面の色選択欄において、入力手段により入力されたインクの色をユーザが選択可能な状態で表示し、さらに、画像編集画面において、ユーザが選択可能な色が変更されたことを示すメッセージを表示することを特徴とする。
【0008】
撮影手段は、撮影装置により構成され、表示手段は、撮影用モニタ、編集入力用モニタ、または取り込み画像表示部により構成され、編集手段はCPUにより構成され、印刷手段は、プリンタにより構成され、入力手段は、操作パネルまたはタッチパネルにより構成される。
【0009】
撮影空間において、被写体が撮影され、撮影空間と異なる位置に設けられた編集空間において、編集対象画像として選択された被写体の画像、および被写体の画像の編集に用いられる画像編集画面が表示されて、編集入力が受け付けられ、表示された画像編集画面に基づいて入力された編集入力に従って被写体の画像が編集され、イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックを含むカラー印刷を行うカラー印刷ユニット、並びに、ゴールド、シルバー、プラチナ、または蛍光色を含む特殊色印刷を行う特殊色印刷ユニットを有する印刷部において、カラー印刷ユニットにおいて、被写体の画像および編集入力に対応する画像の内、カラー印刷可能な色の画像が、カラー印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて所定の印刷媒体に印刷され、特殊色印刷ユニットにおいて、編集入力に対応する画像の内、特殊色印刷可能な色の画像が、特殊色印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて印刷媒体に印刷され、印刷部に設置されたリボンシートが有するインクの色の情報が入力され、印刷部に設置されたリボンシートが有するインクの色が変更された場合、画像編集画面の色選択欄において、入力されたインクの色が、ユーザが選択可能な状態で表示され、さらに、画像編集画面において、ユーザが選択可能な色が変更されたことを示すメッセージが表示される。
【0010】
以上のように構成することにより、インク切れやプリンタの印字ヘッドが故障した場合において、管理者は容易にその異常を知ることができ、また、ユーザはGUI画面を用いて編集した画像と同じ画像が印刷されたシールシートを得ることができる。
【0011】
なお、印刷手段は、第1の印字ヘッドおよび第2の印字ヘッドがともに同じリボンシートを使用するように構成されたプリンタにより構成されてもよい。
【0012】
また、印刷手段は、第1の印字ヘッドおよび第2の印字ヘッドの両方の機能を有する1つの印字ヘッドにより印刷を行うプリンタにより構成されてもよい。
【0023】
前記リボンシートが有するインクの色である特殊色の残量が無くなった場合、表示手段は、色選択欄に特殊色が表示されないようにして画像編集画面を表示するようにすることができる。
【0024】
画像編集印刷処理において、CPUはプリンタのインク残量を算出し、第2の印字ヘッドによって行われる特殊印刷用のインク(例えば金色のインク)があるか否かを判定する。
【0025】
インク残量が零でない場合、編集入力用モニタには、GUI画面である画像編集画面が表示される。画像編集画面において、ユーザが画像を編集するために色を選択する色選択欄には、ユーザが操作することにより金色を選択する金色選択ボタンが表示されている。
【0026】
しかしながら、インク残量が零である場合、編集入力用モニタには、画像編集画面が表示される。色選択欄には、金色選択ボタンは表示されない。また、画像編集画面にはメッセージ欄が表示され、そのメッセージ欄には、「インク切れのため金色は使用できません」というメッセージが表示される。
【0027】
以上のように構成することにより、ユーザが画像編集時においてインク切れした色を選択しないようにすることができる。
【0028】
前記リボンシートが有するインクの色である特殊色の残量が無くなった場合、表示手段は、色選択欄に表示されている特殊色が選択できないようにして画像編集画面を表示するようにすることができる。
【0029】
画像編集印刷処理において、CPUは、プリンタのインク残量を算出し、第2の印字ヘッドによって行われる特殊印刷用のインク(例えば金色のインク)があるか否かを判定する。そして、インク残量が零である場合、編集入力用モニタには、GUI画面である画像編集画面が表示される。色選択欄には、金色選択ボタンが表示されるが、CPUは、ユーザによる金色選択ボタンの操作を受け付けない。また、画像編集画面にはメッセージ欄が表示され、そのメッセージ欄には、「インク切れのため金色は使用できません」というメッセージが表示される。
【0030】
以上のように構成することにより、ユーザが画像編集時においてインク切れした色を選択しないようにすることができる。
【0031】
前記カラー印刷ユニット、若しくは特殊色印刷ユニットの状態が異常になった場合、または、リボンシートが有するインクのいずれかの色の残量が無くなった場合、表示手段は、それらの異常内容を示す情報を画像編集画面に表示するようにすることができる。
【0032】
プリンタ検査処理のように、CPUは、プリンタのインク残量または印字ヘッドの状態を管理し、異常がある場合は、撮影用モニタまたは編集入力用モニタに異常の内容を示すメッセージを表示する。
【0036】
前記印刷手段に新たに設置されたリボンシートが有するインクの色、および量を検知する検知手段をさらに備え、入力手段は、検知手段により検知されたインクの色の情報、およびインクの量の情報を入力するようにすることができる。
【0037】
検知手段は、IDリーダ/ライタにより構成される。
【0038】
前記検知手段は、印刷手段に新たに設置されたリボンシートが有するインクの色、およびインクの量を、リボンシートに付加された、リボンシートが有するインクの色を識別する情報である色識別情報、およびインクの量の情報である量情報を電子的に記憶している制御タグより検知するようにすることができる。
【0039】
IDリーダ/ライタは、リボンシートに付加されている制御タグであるインクIDタグの色識別情報および量情報を読み取り、CPUに供給する。CPUは、これにより、補充されたリボンシートの色を識別し、また、インクの残量を算出することができる。また、これらの情報を取得したCPUは、色アイテム自動設定処理を実行し、編集入力用モニタに表示される画像編集画面に反映させることもできる。
【0040】
なお、検知手段であるIDリーダ/ライタが、シールシートに付加されている制御タグである、用紙タグより用紙の量情報を読み取り、CPUに供給することで、CPUがシールシートの残量を管理することができるようにしてもよい。
【0041】
前記画像印刷装置の管理者が入力する、印刷手段によるテスト印刷の実行指示入力、およびテスト印刷を行うインクの色に関する指示入力を受け付ける受付手段をさらに備え、印刷手段は、受付手段により受け付けられたテスト印刷の実行指示入力に基づいて、インクの色に関する指示入力により指示された色によりテスト印刷を行うようにすることができる。
【0042】
管理者がメンテナンスボタンを操作することにより撮影用モニタに表示されるメニュー画面において、テストモードが選択されると、テストモード画面が撮影用モニタに表示される。このテストモード画面において、管理者が操作パネルを操作することでカーソルを操作して印字テストを選択し、補充したインクの色を選択すると、CPUは印字テスト処理を実行する。
【0043】
これにより、管理者は、プリンタに設置されているリボンシートの色毎に、正常に印刷可能か否かを試験することができる。
【0044】
本発明の画像印刷装置の画像印刷方法は、撮影空間において被写体の撮影を制御する撮影制御ステップと、撮影空間と異なる位置に設けられた編集空間において、撮影制御ステップの処理により制御されて撮影された被写体の画像のうち、編集対象画像として選択された被写体の画像、および被写体の画像の編集に用いられる画像編集画面を表示し、編集入力を受け付けるように制御する第1の表示制御ステップと、第1の表示制御ステップの処理により制御されて表示された画像編集画面に基づいて入力された編集入力に従って、被写体の画像を編集する編集ステップと、イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックを含むカラー印刷を行うカラー印刷ユニット、並びに、ゴールド、シルバー、プラチナ、または蛍光色を含む特殊色印刷を行う特殊色印刷ユニットを有する印刷部を用いて、前記カラー印刷ユニットにおいて、前記被写体の画像および前記編集入力に対応する画像の内、前記カラー印刷可能な色の画像を、前記カラー印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて所定の印刷媒体に印刷し、前記特殊色印刷ユニットにおいて、前記編集入力に対応する画像の内、前記特殊色印刷可能な色の画像を、前記特殊色印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて前記印刷媒体に印刷するように制御する印刷制御ステップと、印刷部に設置されたリボンシートが有するインクの色の情報の入力を制御する入力制御ステップと、印刷部に設置されたリボンシートが有するインクの色が変更され、入力制御ステップの処理により制御されて新たな色の情報が入力された場合、第1の表示制御ステップの処理により制御されて表示された画像編集画面の色選択欄において、インクの色をユーザが選択可能な状態で表示し、さらに、画像編集画面において、ユーザが選択可能な色が変更されたことを示すメッセージを表示するように制御する第2の表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0047】
本発明のプログラムは、上述した画像印刷方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0048】
本発明のプログラムは、所定の記録媒体に記録されて、ドライブにより読み出され、画像印刷装置にインストールされる。記録媒体は、フロッピディスクなどよりなる磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk)などよりなる光ディスク、MD(Mini Disk)(商標)などよりなる光磁気ディスク、または半導体メモリなどより構成される。
【0049】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した画像印刷装置1の構成例を示す斜視図である。
【0050】
画像印刷装置1の筐体11の面11−1には、左上方に硬貨投入口21が設けられており、ユーザは、画像印刷装置1を利用するとき、所定の金額を投入する。また、面11−1の右上方には、撮影案内用スピーカ22が設けられている。撮影案内用スピーカ22は、各種の音声ガイダンスなどを出力し、ユーザに対して、撮影方法(シール作成の進行方法)を案内する。
【0051】
面11−1の中央上方にある、所定の角度だけ上方を向いた面11−2には、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などよりなる撮影用モニタ23が設置されている。撮影用モニタ23は、撮影方法を案内する画面や、後述するように撮影装置41により撮影された被写体の画像を表示する。
【0052】
面11−2の右側には、所定の角度だけ斜め上方を向いた面11−3Rがあり、その面には、操作パネル24が設置されている。操作パネル24は、ユーザにより操作される各種の操作ボタンよりなり、例えば、カメラ42のズームを調整するときなどに操作される。操作パネル24には、例えば、撮影用モニタ23に表示される各種の選択に対して、決定するとき操作される「○ボタン」、決定したものをキャンセルするとき操作される「×ボタン」、撮影用モニタ23に表示されるカーソルなどを移動するとき操作される「+ボタン」、「−ボタン」などが配置され、そのほか、撮影の開始を指示するとき操作される「撮影スタートボタン」などが適宜配置される。
【0053】
また、面11−2の左右には、床に対してほぼ垂直な面11−4R,11−4Lが設けられており、それぞれの面には、照明装置25−1R,25−1Lが配置される。照明装置25−1R,25−1Lは、内部に発光体(フラッシュ)を有しており、ユーザから撮影の開始が指示され、カメラ42が取り込む画像を静止画像として記憶するとき(キャプチャするとき)、そのタイミングに合わせて、被写体を照射する。
【0054】
また、筐体11の上面の面11−5R,11−5Lにも、面11−4R,11−4Lと同様に照明装置25−2R,25−2Lがそれぞれ配置されている。照明装置25−2R,25−2Lは、内部に発光体を有しており、照明装置25−1R,25−1Lが被写体を照射するタイミングで、発光体を発光させる。照明装置25−2R,25−2Lから照射された光(フラッシュ)は、フラッシュ反射板26で反射され、被写体を照射する。すなわち、フラッシュ反射板26は、筐体11の正面にいるユーザを照射する方向に傾斜して取り付けられる。
【0055】
筐体11の上方には、撮影装置41が設置されている。この撮影装置41の所定の角度だけ斜め下方向を向いた面には、CCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などよりなるカメラ42、および小型のLCDなどよりなる取り込み画像表示部43が配置されている。カメラ42は、被写体の画像を取り込み、その画像(動画像)は、取り込み画像表示部33に表示される。取り込み画像表示部43がCCDカメラ32の近傍に設けられているため、ユーザは、取り込み画像表示部43に表示されている自分の画像を確認しながら、視線をほぼカメラ42に向けた状態で撮影することができる。
【0056】
筐体11の左側面である面11−6には、CRTやLCDなどよりなる編集入力用モニタ31、編集案内用スピーカ32、タッチペン33、およびシール取り出し口34が設けられている。
【0057】
カメラ42で撮影され、編集する画像として選択され、保存された画像は、ユーザが撮影処理を終了した後、編集入力用モニタ31に表示される。編集入力用モニタ31には、タッチパネル113(図8参照)が積層されており、ユーザは、編集入力用モニタ31に表示されている画像に対して、タッチペン33を操作することにより、編集対象の画像(以下、適宜、編集対象画像と称する)に任意の文字や図形などを書き込む(入力する)ことができる。
【0058】
すなわち、ユーザは、筐体11の正面(面11−1)前方の場所(以下、適宜撮影空間と称する)で自分自身を撮影したのち、面11−6の前方の場所(以下、適宜編集空間と称する)へ移動して、撮影した自分自身の画像を編集する。
【0059】
編集入力用モニタ31は、編集対象画像とともに、様々な編集ツールの選択ボタンなどを表示する。そして、編集入力用モニタ31は、タッチペン33で書き込みがされたとき、その入力に応じて生成した編集済みの画像を表示する。
【0060】
編集案内用スピーカ32は、ユーザに対して、編集の入力方法を説明する音声ガイダンスを出力する。
【0061】
タッチペン33は、編集入力用モニタ31に積層されるタッチパネル113の位置検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成され、編集に使用されないとき、図に示すように面11−6に設置されている突起部に引っかけられる。
【0062】
シール取り出し口34は、所定の数、および大きさの複数のシールからなる、編集済みの画像が印刷されたシールシートを排出する。
【0063】
なお、図1においては、画像印刷装置1は、撮影を行う撮影空間と、撮影画像の編集を行う編集空間とを異なる位置に設けるように説明したが、これに限らず、1つの空間において、撮影および編集が行われるようにしてもよい。
【0064】
また、面11−1には、大きな開口部50が形成され、この開口部50が、蓋部材51によって開閉されるようになっている。
【0065】
図2は、プリンタ保守のために蓋部材51を開いた状態を示す要部斜視図である。
【0066】
図2において、蓋部材51は、鍵付きで、扉形式で開閉されるようになっており、閉じられたときに面11−1の一部を構成する。なお、蓋部材51は、ねじ等により筐体11に固定されて、ねじの取り付け、取り外しに応じて開口部50を開閉するように構成する等、開閉のための構成は適宜の手法が採択し得る。
【0067】
図2に示されるように、筐体11内には、編集入力用モニタ31を利用して編集された後の画像を印刷するプリンタ52が設置されている。プリンタ52は、筐体11の右側面11−6よりに配設されて、印刷したシールシートをシール取り出し口34より排出する。すなわち、プリンタ52は、所定の数、および大きさに分割されたシールのシールシートを複数種類ストックし、ユーザから選択されたシールシートに、編集済みの画像を印刷する。
【0068】
蓋部材51が開かれることにより、プリンタ52が大きな開口部50を通して外部から接近可能とされる。これにより、蓋部材51が開かれて、プリンタ52へのシールシートの補給が行われる。
【0069】
また、開口部50の右上部の筐体11内には、管理者が操作することによりメンテナンスモードに移行するメンテナンスボタン53が設置されている。管理者が蓋部材51を開き、このメンテナンスボタン53を操作すると、撮影用モニタ23、または編集入力用モニタ31に、メニュー画面が表示される。そして、管理者は、操作パネル24等を操作することで表示されているメニュー画面を操作して、各種の設定やテスト印刷等を行うことができる。
【0070】
図3は、プリンタ52の内部の構成例を示す図である。
【0071】
図3において、プリンタ52は、画像が印刷されるシールシート61、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色の印刷を行うカラー印刷ユニット62、ゴールド(金)の印刷を行うゴールド印刷ユニット63、印刷されたシールシート61を所定の大きさにカットするカッタ64、および、印刷されたシールシート61を排出する排出口65により構成されている。
【0072】
シールシート61は、連続したロール紙状となっており、搬送通路60に沿って、カラー印刷ユニット62に給紙される。
【0073】
カラー印刷ユニット62の印字ヘッド71には、搬送通路60を隔てた位置からプラテンローラ72が対向配置され、圧接されている。また印字ヘッド71とプラテンローラ72との間には、巻き出しローラ73より供給されたカラーリボン74が挿通されている。印字ヘッド71は、例えば、昇華型熱転写用印字ヘッドなどにより構成されている。
【0074】
カラーリボン74は、図4Aに示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)からなる昇華型熱転写層を、リボンの延在方向に順次配列したリボンシートで構成されている。
【0075】
これにより、印字ヘッド71は、搬送通路60に沿って給紙されてきたシールシート61に対して、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの順で4色の印刷を行うことができる。
【0076】
印字ヘッド71によって、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色がシールシート61に印刷された後、カラーリボン74は、巻き取りローラ75によって巻き取られる。検知部76は、巻き取りローラ75のカラーリボン74の巻き取り状況を検知する。その検知結果は、図8のプリンタ制御部109に供給され、巻き取りローラ75の回転が制御される。
【0077】
カラー印刷ユニット62によって、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色の印刷が行われたシールシート61は、搬送通路60に沿って、ゴールド印刷ユニット63に給紙される。
【0078】
ゴールド印刷ユニット63の印字ヘッド81には、搬送通路60を隔てた位置からプラテンローラ82が対向配置され、圧接されている。また印字ヘッド81とプラテンローラ82との間には、巻き出しローラ83より供給されたカラーリボン84が挿通されている。印字ヘッド81は、例えば、溶融型熱転写用印字ヘッドなどにより構成されている。
【0079】
カラーリボン84は、図4Bに示されるように、ゴールドからなる溶融型熱転写層のリボンシートで構成されている。
【0080】
これにより、印字ヘッド81は、搬送通路60に沿って給紙されてきたシールシート61に対して、ゴールドの印刷を行うことができる。
【0081】
印字ヘッド81によって、ゴールドがシールシート61に印刷された後、カラーリボン84は、巻き取りローラ85によって巻き取られる。検知部86は、巻き取りローラ85のカラーリボン84の巻き取り状況を検知する。その検知結果は、図8のプリンタ制御部109に供給され、巻き取りローラ85の回転が制御される。
【0082】
ゴールド印刷ユニット63によって、ゴールドの印刷が行われたシールシート61は、搬送通路10に沿って給紙され、カッタ64で所定の大きさにカットされた後、排出口65から排出される。
【0083】
図5は、図1の画像印刷装置1の配置例を示す図である。
【0084】
筐体11の正面(面11−1)と対向する位置には、所定距離だけ離間して背景パネル93が設置され、ユーザは、筐体11と背景パネル93の間の空間を撮影空間として、自分自身の画像を撮影する。なお、筐体11の上面にはカーテンフレーム91が水平方向に設置されており、カーテンフレーム91には、撮影空間の内部が外部から見えないように、カーテン92が取り付けられている。
【0085】
また、筐体11の面11−6には、カーテンフレーム94−1,94−2が、その垂直方向に設置されており、その先端には面11−6と対向してカーテン95が取り付けられている。すなわち、編集を入力しているユーザ、および編集入力用モニタ31に表示されている画像が外から見えないようになされている。
【0086】
図6は、撮影空間における各装置の配置例を示す図である。なお、図6においては、説明の便宜上、図5に示したカーテンフレーム91、カーテン92、背景パネル93、カーテンフレーム94−1,94−2、およびカーテン95は省略されている。
【0087】
撮影空間には、2段の階段と、その上部にある斜面により構成される撮影台96が配置されており、ユーザは、この撮影台96を利用して、様々なポーズを取って撮影を楽しむことができる。また、撮影台96の近傍には、筐体11に設置されている操作パネル24と同様の操作ボタンが配置される撮影台用操作パネル97が設置されている。すなわち、ユーザは、筐体11(操作パネル24)に近づかなくても、撮影台用操作パネル97の操作ボタンを操作して撮影することができる。
【0088】
撮影台用操作パネル97から入力された各種の情報は、床下にあるケーブル98を介して画像印刷装置1に供給される。
【0089】
図7は、図5を上方から見た場合の配置例を示す図であり、この図を参照してユーザの移動について説明する。なお、斜線部23は撮影用モニタ23がその面に設置されることを、斜線部31は編集入力用モニタ31がその面に設置されることをそれぞれ示している。
【0090】
図7においては、白抜き矢印がユーザの進行方向を示しており、撮影をするとき、ユーザは、筐体11と背景パネル93の間の撮影空間に入場し、撮影台96を利用して様々なポーズを取って撮影する。
【0091】
撮影空間での撮影が終了したとき、撮影用モニタ23には、編集空間への案内画面が表示されるため、ユーザはこの案内に従って、白抜き矢印で示すように、撮影空間から出場して編集空間へ入場する。そして、編集対象画像に対して編集した後、ユーザは、シール取り出し口34から排出されるシールシートを受け取る。
【0092】
このように、撮影空間と編集空間とを異なる位置に設けることにより、次に順番待ちをしているユーザがいる場合、そのユーザは、それまで撮影空間で撮影をしていたユーザと入れ替わりに撮影空間に入場し、撮影を開始することができる。そのため、撮影の待ち時間を短縮することができ、それとともに、編集する時間を長く設定することができる。その結果、画像印刷装置1を管理する管理者の側からすれば、ユーザの回転率が向上することとなり、収益率が向上する。
【0093】
図8は、図1の画像印刷装置1の内部の構成例を示すブロック図である。図1乃至図7において説明した部分についての説明は省略する。
【0094】
CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または、プログラム記憶部104からRAM(Random Access Memory)103にロードしたプログラムに従って画像印刷装置1の全体の動作を、バス110を介して制御する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0095】
プログラム記憶部104は、ハードディスクやそのドライブからなり、CPU101が実行する様々なプログラムなどを記憶する。ドライブ105は、フロッピディスクやハードディスクなどの磁気ディスクや、CD−ROM,DVDなどの光ディスクなどの記録媒体に記憶されているプログラムを読み出し、バス110を介してプログラム記憶部104などに供給する。例えば、ドライブ105からは、被写体の画像と合成する新たなフレーム画像などが供給される。
【0096】
撮影装置41の内部には、上述したカメラ42および取り込み画像表示部43の他に、カメラ制御部106が配置されている。カメラ制御部106は、ユーザが操作パネル24、または撮影台用操作パネル97を操作することにより入力したカメラ42の調節要求に応じて、カメラ42のズーム率、取り込む光量などを制御する。
【0097】
キープ画像記憶部107は、ユーザが撮影し、編集する画像として選択した画像を所定の枚数だけ記憶する。例えば、キープ画像記憶部107は、キープ画像(編集対象画像)を6枚まで記憶する。
【0098】
硬貨処理部108は、硬貨投入口21から投入された硬貨をカウントし、画像の作成代金として予め設定されている所定の金額が投入されたと判定したとき、それをCPU101に通知する。
【0099】
プリンタ52は、所定の数、および大きさに分割されたシールのシールシートを複数種類ストックし、ユーザから選択されたシールシートに、編集済みの画像を印刷する。プリンタ52により印刷されたシールシートは、シール取り出し口34から排出され、ユーザに提供される。
【0100】
プリンタ52の内部には、上述した印字ヘッド71および81、巻き出しローラ73および83、巻き取りローラ75および85、並びに検知部76および86の他に、プリンタ制御部109が配置されている。プリンタ制御部109は、CPU101から供給される印刷データに基づいて、印字ヘッド71の駆動を制御し、巻き出しローラ73の回転を制御し、カラーリボン74をカラー印刷ユニット62に供給させるとともに、検知部76から供給される検知結果に基づいて、巻き取りローラ75の回転を制御する。また、プリンタ制御部109は、同様に、CPU101から供給される印刷データに基づいて、印字ヘッド81の駆動を制御し、巻き出しローラ83の回転を制御し、カラーリボン84をゴールド印刷ユニット63に供給させるとともに、検知部86から供給される検知結果に基づいて、巻き取りローラ85の回転を制御する。
【0101】
音声出力制御部111は、CPU101からの制御に基づいて撮影案内用スピーカ22を制御し、撮影方法などを説明する各種の音声ガイダンスや、例えば、静止画像を取り込むときのシャッター音などの効果音を出力する。一方、音声出力制御部114は、編集案内用スピーカ32を制御し、編集方法などを説明する各種の音声ガイダンスや、画像に書き込むときに発生される効果音などを出力する。このように、撮影案内用スピーカ22と編集案内用スピーカ32には、必要に応じてそれぞれ異なる音が出力される。
【0102】
表示プロセッサ112は、撮影処理が終了し、ユーザが編集を開始するとき、キープ画像記憶部107からバス110を介して転送されてくるキープ画像を内蔵するメモリ112Aに記憶する。そして、表示プロセッサ112は、タッチパネル113において編集入力がされたとき、編集対象画像上における、その入力位置を検出し、編集対象画像に反映させて編集入力用モニタ31に表示させる。なお、図8においては、編集入力用モニタ31とタッチパネル113は別の位置に示されているが、実際には積層して配置されている。
【0103】
IDリーダ/ライタ115は、リボンシートに付加された制御タグであるインクIDタグ117より、リボンシートのインクの色を識別する色識別情報、およびインクの量を示す量情報を読み取り、RAM103等に記憶させる。CPU101は、これらの情報に基づいて、補充されたインクの色や量を認識し、インク残量を算出したり、編集入力用モニタ31に表示させるGUI画面を変更したりする。
【0104】
また、IDリーダ/ライタ115は、シールシートに付加された制御タグである用紙タグ116より、シールシートの量を示す量情報を読み取り、RAM103等に記憶させる。CPU101は、この情報に基づいて、補充されたシールシートの量を認識し、残量を算出したり、編集入力用モニタ31に表示させるGUI画面を変更したりする。
【0105】
次に、図9および図10のフローチャートを参照して、図1の画像印刷装置1の画像撮影処理について説明する。また、必要に応じて図11乃至図21を参照して説明する。
【0106】
最初にステップS1において、CPU101は、プリンタ制御部109を制御して、プリンタ検査処理を実行する。プリンタ検査処理の詳細は図22のフローチャートを参照して後述する。ステップS1の処理が終了すると、CPU101は、ステップS2に進む。
【0107】
ステップS2において、CPU101は、プログラム記憶部104に記憶されている、撮影の進行方法などのデモンストレーション画面(以下、デモ画面と称する)を、撮影用モニタ23に表示させる。
【0108】
図11は、撮影用モニタ23に表示されるデモ画面の例を示す図であり、この表示例においては、「お金を入れてね」のメッセージが表示されている。
【0109】
図9のステップS3において、CPU101は、硬貨処理部108からの出力に基づいて、所定の代金(シールシートの作成代金)が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまでデモ画面を表示して待機する。一方、CPU101は、代金が投入されたと判定した場合、ステップS4に進み、各種の機能や撮影方法を説明する説明画面を撮影用モニタ23に表示する。なお、硬貨が投入されることに応じて取り込み画像表示部43には、カメラ42が撮影している動画像が表示される。
【0110】
図12は、撮影用モニタ23に表示される説明画面の例を示す図であり、撮影する画像を縦長の画像とするか、横長の画像とするかを選択する画面とされている。なお、「+/−ボタンで選んでね」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97の「+ボタン」を操作した場合、縦長の画像を撮影することができ、「−ボタン」を操作した場合、横長の画像を撮影することができる。また、画面の右上には、残りの撮影可能枚数(キープ画像の枚数)が「6枚」として表示されている。
【0111】
図13は、撮影用モニタ23に表示される説明画面の他の例を示す図であり、例えば、図12において撮影する画像の方向が選択された後、表示される。この例においては、「ズームの調整を+/−ボタンでしてね。用意ができたらスタートボタンを押してね」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル23、または撮影台用操作パネル97の「+ボタン」、および「−ボタン」を操作することにより、カメラ42のズーム調整を行うことができる。
【0112】
図9に戻り、ステップS5において、CPU101は、図12および図13に示したような説明画面に応じて、ユーザからカメラ42を調整することが入力されたとき、その入力に基づいてカメラ制御部106を制御する。例えば、図12に示すような説明画面において「+ボタン」が選択されたとき、カメラ制御部106は、CPU101からの指示に基づいて、取り込む画像を縦長の画像とするようにカメラ42を制御する。
【0113】
CPU101は、ステップS6において、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97からの出力に基づいて、撮影を開始するとき操作される撮影スタートボタンが操作されたか否かを判定し、まだ操作されていないと判定した場合、ステップS4に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。一方、CPU101は、撮影スタートボタンが操作されたと判定した場合、ステップS7に進み、撮影用モニタ23にカウントダウンインジケータを表示させ、撮影するタイミングとなったとき、カメラ42により撮影されている画像を記憶する。
【0114】
図14は、ステップS7において撮影用モニタ23に表示される表示画面の例を示す図である。図14に示すように、カウントダウンインジケータ121が表示され、例えば、左側の信号から順に点灯が開始され、1番右側の信号が点灯されたとき、カメラ32により撮影されている画像が記憶される。なお、この例においては、撮影するタイミングと同時に、「はい、ポーズ!」のメッセージが表示されている。
【0115】
撮影するタイミングとなったとき、CPU101は、照明装置25−1Lおよび25−1R、並びに照明装置25−2Lおよび25−2Rを制御してフラッシュを被写体に照射するとともに、その瞬間にカメラ42により取り込まれている画像を、静止画像として保存し、キープ画像記憶部107に記憶させる。
【0116】
図9のステップS8において、CPU101は、ステップS7で撮影した画像の確認画面を撮影用モニタ23に表示させる。
【0117】
図15は、画像確認画面の例を示す図であり、撮影用モニタ23のほぼ中央に、ステップS7で撮影した画像が表示され、その上に、「これでいいかな?○/×ボタンを押してね」のメッセージが表示されている。ユーザは、表示されている画像をキープ画像として保存するか否かを、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97の「○ボタン」または「×ボタン」を操作することにより選択することができる。
【0118】
そして、CPU101は、図9のステップS9で、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97からの入力に基づいて、キープ画像として保存することが指示されたか否かを判定し、指示されていない(「×ボタン」が操作された)と判定した場合、ステップS10に進み、ステップS7で撮影し、キープ画像記憶部107に記憶されている画像を消去する。そして、ステップS4に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0119】
また、ステップS9において、キープ画像として保存することが選択された(「○ボタン」が操作された)と判定した場合、CPU101は、ステップS11に進み、その画像をキープ画像に追加する。
【0120】
そして、ステップS12において、CPU101は、キープ画像として追加した画像の明るさを調整する明るさ調整画面を撮影用モニタ23に表示させる。
【0121】
図16は、ステップS12で撮影用モニタ23に表示される明るさ調整画面の例を示す図である。この例においては、キープ画像として保存された画像が画面のほぼ中央に表示され、その下に、明るさのレベルを指定するボタンが表示されている。また、画面の上部には、「明るさを+/−ボタンで調整してね。よければ○ボタンを押してね。」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97の「+ボタン」または「−ボタン」を操作し、カーソル122を移動させて明るさを調整する。なお、ステップS9でキープ画像が選択されたため、図16の右上方に示すように、残り撮影可能枚数が1だけ減算されて、例えば、「5枚」とされる。
【0122】
CPU101は、操作パネル24からの入力に応じて、キープ画像の明るさを調整し、「○ボタン」が操作されたとき、そのレベルの明るさでキープ画像をキープ画像記憶部107に保存し、図9のステップS13に進む。
【0123】
ステップS13において、CPU101は、キープ画像記憶部107に記憶されているキープ画像の枚数を確認し、残り撮影可能枚数が「0枚」となったか、または操作パネル24、若しくは撮影台用操作パネル97からの出力に基づいて、「撮影終了ボタン」が操作されたか否かを判定し、残り撮影可能枚数が「0枚」でない、かつ、「撮影終了ボタン」が操作されていないと判定した場合、ステップS4に戻り、同様の撮影処理を繰り返し実行する。
【0124】
CPU101は、ステップS13において、残り撮影可能枚数が「0枚」となった、または「撮影終了ボタン」が操作されたと判定した場合、図10のステップS14に進み、シールシートの分割数の選択画面を撮影用モニタ23に表示させる。このシールシートは、所定の数、および大きさに分割された複数のシールの組み合わせからなり、複数種類のパターンがプリンタ52に予め用意されている。
【0125】
図17は、ステップS14で撮影用モニタ23に表示される分割数選択画面の例を示す図である。この例においては、画面の上部に、「分割数を選択してね。+/−ボタンで選んで○ボタンで決定してね。」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル15の「+ボタン」、または「−ボタン」を操作することによりカーソル123を移動させて、好みの分割数のシールシートを選択できる。なお、ユーザは、1枚のシールシートを様々な大きさのシールに分割する「混合分割」、1枚のシールシートをそれぞれが等しい大きさの32個のシールに分割する「32分割」、1枚のシールシートをそれぞれが等しい大きさの25個のシールに分割する「25分割」、1枚のシールシートをそれぞれが等しい大きさの9個のシールに分割する「9分割」のうちから、好みの分割数のシールシートを選択することができるようになされている。なお、さらに複数のパターンからシールシートを選択できる場合、図に示すように、画面の左右に矢印でそれが示される。
【0126】
そして、シールシートが選択されたとき、CPU101は、図10のステップS15に進み、画像編集印刷処理を実行中か否かを判定する。画像編集印刷処理を実行中であると判定した場合、CPU101は、ステップS16に進み、キープ画像の撮り直しを行うか否か、またはゲームを行うか否かの選択画面を撮影用モニタ23に表示させる。
【0127】
図18は、ステップS16において撮影用モニタ23に表示される選択画面の例を示す図である。この例においては、「+/−ボタンでどちらかを選んで○ボタンをおしてね。」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97の「+ボタン」を操作することによりキープ画像の撮り直しを行うことができ、「−ボタン」を操作することによりゲーム(もぐら叩き)を行うことができるとされている。編集処理を行うまでの待ち時間に、キープ画像の撮り直しやゲームができるようにすることにより、待っているユーザは、先に編集処理を行っているユーザが編集処理、および印刷処理を終えるまで退屈せずに待つことができる。
【0128】
図10に戻り、ステップS17において、CPU101は、操作パネル24からの入力に基づいて、キープ画像の撮り直しが選択されたか否か(上述した例の場合、「+ボタン」が操作されたか否か)を判定し、キープ画像の撮り直しが選択されたと判定した場合、ステップS18に進む。
【0129】
CPU101は、ステップS18において、撮り直す画像の選択画面を撮影用モニタ23に表示し、ユーザに選択させる。図19は、撮り直す画像の選択画面の例を示す図であり、図19に示されるように、キープ画像記憶部107に記憶されているキープ画像が表示される。図19の例においては、「どれを撮りなおす?+/−ボタンで選択して、○ボタンで決定してね。」のメッセージが表示されており、ユーザは、既に撮影したキープ画像の中から、カーソル124を操作して、1枚を消去して、撮り直すことができる。なお、ユーザが、キープ画像が撮影可能枚数の全てを満たす前に(上述した例の場合、「6枚」のキープ画像を撮影する前に)「撮影終了ボタン」を操作することにより撮影を終了させた場合、この消去する画像の選択画面は、表示されないようにしてもよい。
【0130】
そして、CPU101は、図10のステップS19に進み、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97からの出力に基づいて、撮り直す画像(消去する画像)が選択されたか否かを判定し、選択されていないと判定した場合、ステップS18に戻り、選択されるまで待機する。また、CPU101は、ステップS19で、画像が選択されたと判定した場合、ステップS20に進み、キープ画像記憶部107を制御し、選択された画像を消去するとともに、図14を参照して説明したようなカウントダウンインジケータ121を撮影用モニタ23に表示させ、撮影するタイミングとなったとき、撮影する。その後、画像の確認画面(図15)などが表示され、上述したものと同様の処理が実行される。
【0131】
ステップS21において、CPU101は、ステップS15の場合と同様に、画像編集印刷処理を実行中であるか否かを判定し、実行中であると判定した場合、ステップS18に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0132】
また、ステップS17において、CPU101は、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97からの入力に基づいて、キープ画像の撮り直しが選択されていない(ゲーム(もぐら叩き)が選択された)と判定した場合、ステップS22に進み、撮影用モニタ23にゲーム画面を表示させる。
【0133】
図20は、撮影用モニタ23に表示されるゲーム画面(もぐら叩き画面)の例を示す図である。この例においては、ユーザは、操作パネルの「○ボタン」、「×ボタン」、「+ボタン」、「−ボタン」を操作することによりハンマー125を移動させ、もぐら叩きゲームができるようになされている。
【0134】
そして、所定の時間が経過した後(または、ゲームが終了した後)、CPU101は、図10のステップS23に進み、画像編集印刷処理を実行中であるか否かを判定し、実行中であると判定した場合、ステップS22に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0135】
なお、CPU101は、ステップS21およびS23において、先に撮影を行ったユーザが画像編集印刷処理を実行中であると判定したとき、ステップS16に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行するようにしてもよい。これにより、例えば、ゲームに飽きたユーザは、キープ画像の撮り直しを行うことができ、編集空間が空くまでの時間を退屈せずに待つことができる。
【0136】
ステップS15、ステップS21、またはステップS23において、画像編集処理を実行中でないと判定した場合、CPU101は、ステップS24に進み、画像編集の案内画面を撮影用モニタ23に表示させる。
【0137】
図21は、ステップS24において表示される案内画面の例を示す図であり、この例においては、画像印刷装置1の外観とともに、矢印で編集空間への移動を促す画面と、「落書き(編集)は横でできるよ。外に出て落書きしてね。」のメッセージが表示されている。ユーザは、この画面を確認し、撮影空間を出て、編集空間に移動する。なお、順番待ちをしているユーザがいる場合、そのユーザは、先に撮影をしているユーザが撮影空間から出て編集空間に移動するのと入れ替わりに、撮影空間に入場し、撮影処理を開始することができる。
【0138】
そして、撮影用モニタ23に表示される案内画面に応じて、編集空間に移動したユーザは、キープ画像の編集を行う。
【0139】
撮影用モニタ23に案内画面が表示され、所定の時間が経過すると、CPU101は、図9のステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。なお、撮影を終えたユーザが編集処理を行っている間に、他のユーザが撮影処理を開始した場合、ステップS1以降の処理が後述する画像編集印刷処理と並行して実行される。
【0140】
次に、図22のフローチャートを参照して、図9のステップS1において実行されるプリンタ検査処理の詳細を説明する。
【0141】
最初にステップS41において、CPU101は、プリンタ52に通常印刷用インクがあるか否かを判定する。CPU101は、プリンタ52のカラー印刷ユニットにリボンシート74が補充されたときに、IDリーダ/ライタ115を制御して、リボンシート74に付加された制御タグである、インクIDタグ117よりインクの色識別情報および量情報を取得する。
【0142】
図23は、インクIDタグ117のメモリの構成例を示す模式図である。図23において、インクIDタグ117には、インクの色を識別するための情報であるインク種識別コード126、およびインクの残量を示す情報であるインク残量127が含まれている。IDリーダ/ライタ115は、これらの情報を読み込んで、CPU101に供給する。
【0143】
さらに、CPU101は、プリンタ制御部109を制御してインクの使用量に関する情報である使用量情報を取得する。これらの色識別情報、量情報、および使用量情報等に基づいて、CPU101は、色毎にインクの残量を算出する。図22のステップS41においては、カラー印刷用ユニット62において使用されるリボンシート74のインクである通常印刷用インクの残量について判定する。
【0144】
なお、算出されたインクの残量は、RAM103により記憶されるようにしてもよいし、インクIDタグ117により記憶されるようにしてもよい。
【0145】
図22のステップS41において、通常印刷用インクがないと判定した場合、CPU101は、ステップS42に進み、撮影用モニタ23または編集入力用モニタ31に通常印刷用インクのインク切れメッセージを表示する。メッセージを表示したCPU101は、ステップS43に進む。
【0146】
また、ステップS41において、通常印刷用インクがあると判定した場合、CPU101は、ステップS43に進む。
【0147】
ステップS43において、CPU101は、特殊印刷用インクがあるか否かを判定する。CPU101は、ステップS41の場合と同様にして、ゴールド印刷ユニット63において使用されるリボンシート84のインクの残量を算出し、残量が零か否かを判定する。
【0148】
特殊印刷用インクがないと判定した場合、CPU101は、ステップS44に進み、撮影用モニタ23または編集入力用モニタ31に特殊印刷用インクのインク切れメッセージを表示する。メッセージを表示したCPU101は、ステップS45に進む。
【0149】
また、ステップS43において、特殊印刷用インクがあると判定した場合、CPU101は、ステップS45に進む。
【0150】
ステップS45において、CPU101は、通常印刷用印字ヘッドに異常があるか否かを判定する。CPU101は、プリンタ制御部109を制御して、カラー印刷ユニット62の印字ヘッド71を調査し、異常があるか否かを判定する。
【0151】
通常印刷用印字ヘッドに異常があると判定した場合、CPU101は、ステップS46に進み、撮影用モニタ23または編集入力用モニタ31に通常印刷用印字ヘッド異常のメッセージを表示する。メッセージを表示したCPU101は、ステップS47に進む。
【0152】
また、ステップS45において、通常印刷用印字ヘッドに異常がないと判定した場合、CPU101は、ステップS47に進む。
【0153】
ステップS47において、CPU101は、特殊印刷用印字ヘッドに異常があるか否かを判定する。CPU101は、プリンタ制御部109を制御して、ゴールド印刷ユニット63の印字ヘッド81を調査し、異常があるか否かを判定する。
【0154】
特殊印刷用印字ヘッドに異常があると判定した場合、CPU101は、ステップS48に進み、撮影用モニタ23または編集入力用モニタ31に特殊印刷用印字ヘッド異常のメッセージを表示する。メッセージを表示したCPU101は、プリンタ検査処理を終了し、図9のステップS2に進む。
【0155】
また、ステップS47において、特殊印刷用印字ヘッドに異常がないと判定した場合、CPU101は、プリンタ検査処理を終了し、図9のステップS2に進む。
【0156】
以上のように、プリンタ検査処理を実行し、プリンタ52に発生した異常を撮影用モニタ23または編集入力用モニタ31に表示することにより、管理者は、容易にプリンタ52の異常を知ることができる。
【0157】
次に、図24のフローチャートを参照して、編集空間に対して実行される画像編集印刷処理を説明する。
【0158】
最初にステップS61において、CPU101は、編集入力用モニタ31にでも画面を表示する。
【0159】
図25は、編集入力用モニタ31に表示されるデモ画面の例を示す図であり、撮影し、編集対象画像として選択された画像が編集入力用モニタ31に表示されるため、「撮影から始めてね」のメッセージが表示される。
【0160】
図24に戻り、ステップS62において、CPU101は、表示プロセッサ112を制御して、キープ画像データがバス110を介してキープ画像記憶部107から表示プロセッサ112に転送されたか否かを判定し、転送されていないと判定した場合はステップS61に戻り、転送されたと判定するまで待機する。すなわち、撮影に関する処理が終了し、編集に関する処理を開始するとき、CPU101は、キープ画像記憶部107に記憶されているキープ画像を表示プロセッサ112に転送させる。ステップS62において、キープ画像データが表示プロセッサ112転送されたと判定した場合、CPU101は、ステップS63に進み、表示プロセッサ112を制御して、そのキープ画像データを表示プロセッサ112が内蔵するメモリ112Aに記憶させる。
【0161】
キープ画像データをメモリ112Aに記憶させたCPU101は、ステップS64において、算出したインクの残量が零か否かを判定することで、特殊印刷用のインクがあるか否かを判定する。インクがあると判定した場合、CPU101は、ステップS65に進む。
【0162】
ステップS65において、CPU101は、表示プロセッサ112を制御し、編集入力用モニタ31に画像編集画面を表示する。
【0163】
図26は、編集入力用モニタ31に表示される画像編集画面の例を示す図である。図26Aにおいて、画像編集画面130は、基本的に、編集対象画像を表示する画像表示欄131、ユーザが編集に使用する色を選択する色選択欄132、ユーザが操作することにより、入力ツール(書き込みツール)としてペンを選択するペンボタン133、ユーザが操作することにより、入力ツールとして文字スタンプを選択する文字スタンプボタン134、ユーザが操作することにより、入力ツールとして絵柄スタンプを選択する絵柄スタンプボタン135、および、ユーザが操作することにより、入力ツールとして消しゴムを選択する消しゴムボタン136により構成される。また、ステップS64において、CPU101により特殊印刷用のインクがあると判定されているので、色選択欄132には、ユーザが操作することにより、特殊印刷されるインクの色である金色を選択する金色選択ボタン132Aが表示される。
【0164】
図24に戻り、ステップS66において、CPU101は、表示プロセッサ112を制御して、タッチパネル113からの入力に基づいて、ユーザからタッチペン33により入力された各種の指示を識別し、それに応じて編集対象画像を編集する。CPU101は、表示プロセッサ112を制御し、例えば、編集対象画像として選択された画像を、2つのフレームバッファに記憶させ、入力された編集を片方のフレームの画像に反映させる。そして、CPU101は、表示プロセッサ112を制御し、その編集が取り消されたとき(消しゴム処理が入力されたとき)、編集が反映されていないフレームの画像(もう片方の画像)の対応する部分のデータを、編集を反映させる画像のフレームに反映することにより、その編集を取り消す。
【0165】
ステップS67において、CPU101は、表示プロセッサ112を制御し、タッチパネル113からの入力に基づいて編集した画像を編集入力用モニタ31に表示させる。すなわち、編集入力用モニタ31には、上述した2つのフレームバッファのうち、編集を反映した方のフレームバッファに記憶されている画像が表示され、ユーザが書き込みをしたとき、その書き込みがリアルタイムで反映されて表示される。
【0166】
ステップS68において、CPU101は、制限時間が経過したか否か、または画像編集画面130の終了ボタン(図示せず)が操作されたか否かを判定し、制限時間が経過していない、かつ、終了ボタンが操作されていないと判定した場合、ステップS66に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0167】
制限時間が経過した、またはタッチパネル113からの入力に基づいて、終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS69に進み、編集済みの画像データを、バス110を介してプリンタ52に転送し、プリンタ制御部109を制御して、図10のステップS14で選択された分割数のシールシートの各シールに通常印刷を行う。
【0168】
通常印刷が終了すると、CPU101は、ステップS70に進み、プリンタ制御部109を制御して、通常印刷が行われたシールシートに特殊印刷を行う。特殊印刷が終了すると、CPU101は、ステップS76に進む。
【0169】
また、ステップS64において、特殊印刷用のインクがないと判定した場合、CPU101は、ステップS71に進み、特殊色アイテムを非表示にして、図26Bに示すような画像編集画面を表示する。
【0170】
図26Bにおいて、画像編集画面130の色選択欄132には、ステップS64においてCPU101により特殊印刷用のインクがあると判定されているので、図26Aにおいて表示されていた金色選択ボタン132Aは表示されない。また、画像編集画面130の下部にはメッセージ欄137が表示され、「インク切れのため金色は使用できません」というメッセージが表示される。これにより、ユーザがインク切れしている金色を選択することが不可能となる。したがって、編集内容と印刷結果が異なることを抑制することができる。
【0171】
なお、図24のステップS71において、図26Cに示されるような画像編集画面130を表示するようにしてもよい。図26Cにおいて、色選択欄132には図26Aと同様に金色選択ボタン132Aが表示されているが、この場合、CPU101は、ユーザによる金色選択ボタン132Aの操作を受け付けない。そして、図26Bと同様に、メッセージ欄137に「インク切れのため金色は使用できません」というメッセージが表示される。このように、CPU101がユーザによるインク切れした色の選択を受け付けないようにして、その色を選択するボタンを表示するようにしてもよい。
【0172】
図24に戻り、画像編集画面130を表示したCPU101は、ステップS72に進み、ステップS66と同様にして、タッチパネルからの入力に基づいて画像を編集し、ステップS73に進み、ステップS67と同様にして、編集した画像をリアルタイムに編集入力用モニタ31に表示する。
【0173】
そして、CPU101は、ステップS74において、ステップS68と同様に、制限時間が経過したか否か、または画像編集画面130の終了ボタンが操作されたか否かを判定し、制限時間が経過していない、かつ、終了ボタンが操作されていないと判定した場合、ステップS71に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0174】
制限時間が経過した、またはタッチパネル113からの入力に基づいて、終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS75に進み、ステップS69と同様に、編集済みの画像データを、バス110を介してプリンタ52に転送し、プリンタ制御部109を制御して、図10のステップS14で選択された分割数のシールシートの各シールに通常印刷を行う。通常印刷を終了したCPU101は、特殊印刷用のインクが無いので特殊印刷は行わずに、ステップS76に進む。
【0175】
ステップS76において、CPU101は、プリンタ制御部109を制御して、印刷されたシールシートをシール取り出し口34より排出する。ユーザは、輩出されたシールシートを受け取り、編集空間より出場する。
【0176】
ステップS76の処理を終了したCPU101は、ステップS61に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0177】
以上のようにして、画像編集印刷処理が実行されることにより、ユーザは、金色等の特殊色がインク切れの場合においても、編集した内容と同じ編集が施された画像が印刷されたシールシートを得ることができる。
【0178】
インク切れ、シールシート切れ、またはプリンタ52の故障等が発生した場合、管理者は、撮影用モニタ23または編集入力用モニタ31に表示されている画面により、その異常を知り、インクまたはシールシートの補充や、部品の交換を行う。
【0179】
インクやシールシートを補充したり、プリンタ52の部品を交換したりする場合、管理者は、図2に示されるように蓋部材51を開き、開口部50よりプリンタ52に接近し、それらの作業を行う。補充や交換等の作業が終了した後、管理者は、それらの作業を反映させるために、メンテナンスボタン53を操作して、CPU101の処理をメンテナンスモードに移行させる。
【0180】
例えば、特殊色である金色のインクを補充した場合、管理者は、金色のインクのリボンシート84を補充後にメンテナンスボタン53を操作する。メンテナンスボタン53が操作されると、CPU101はメンテナンスモードに移行し、撮影用モニタ23に図27に示されるようなメニュー画面を表示する。
【0181】
図27は、撮影用モニタ23に表示されたメニュー画面の表示例を示す図である。
【0182】
図27において、撮影用モニタ23に表示されたメニュー画面141には、管理者が選択することで各種の設定を行うことができる機能の一覧が表示される。図27の例では、「設定モード」、「テストモード」、「インカム情報表示」、「データのクリア」、「バージョンアップ」、および「メンテナンスモード」が表示されている。そして、その左にはカーソル142が表示されており、管理者は、このカーソル142を操作して、表示されている一覧の中から、動作させる機能を選択する。
【0183】
管理者が設定モードを選択すると、CPU101は、撮影用モニタ23に図28に示すような設定モード画面を表示する。
【0184】
図28は撮影用モニタ23に表示される設定モード画面の表示例を示す図である。図28において、撮影用モニタ23に表示された設定モード画面151には、管理者が選択することで各種の設定を行うことができる機能のさらに詳細な一覧が表示される。図28の例では、「時刻設定」、「料金設定」、「カメラ設定」、「タイムアウト設定」、「特殊印刷色設定」、および「メニュー画面に戻る」が表示されている。管理者がカーソル152を操作して、「特殊印刷色設定」を選択すると、「特殊印刷色設定」の表示を囲むように、管理者が選択したことを示す指示項目表示枠153が表示される。そして、「特殊印刷色設定」の右側に「金」、「銀」、および「銅」が表示される。管理者は、カーソル152を操作して、これらの色の中から補充したインクの色を選択する。管理者が色を選択すると、CPU101は、色アイテム設定処理を実行する。
【0185】
図29のフローチャートを参照して、色アイテム設定処理を説明する。
【0186】
最初にステップS91において、CPU101は、設定モード画面151において、管理者が指示した印刷色を補充した特殊色に設定する。そして、ステップS92において、特殊色の設定を特殊色アイテムの設定に反映させる。
【0187】
図30は、編集入力用モニタ31に表示される画像編集画面130の他の表示例を示す図である。
【0188】
管理者により特殊色が選択され、CPU101が特殊色アイテムの設定に反映させた場合、画像編集画面130は、図30に示されるように表示される。図30の例において、色選択欄132には、ユーザが操作することにより、図28に示される設定モード画面151において管理者が選択した銀色を選択する銀色選択ボタン161が表示されている。すなわち、ユーザは銀色選択ボタン161を操作することにより、管理者が補充したインクの色である銀色を選択することができる。
【0189】
図29に戻り、ステップS92の処理を終了したCPU101は、色アイテム設定処理を終了する。
【0190】
以上のように構成することにより、ユーザは管理者が補充したインクの色を用いて画像を編集することができ、編集結果と同じ印刷結果を得ることができる。
【0191】
なお、上述した特殊色の設定は、上述したリボンシートに付加されているインクIDタグ117に含まれる色識別情報に基づいて、自動で行うことができるようにしてもよい。その場合、色識別情報がIDリーダ/ライタ115に読み込まれると、CPU101は、色アイテム自動設定処理を実行する。
【0192】
図31のフローチャートを参照して、色アイテム自動設定処理を説明する。
【0193】
最初にCPU101は、ステップS101において、補充されたインクのインク情報を取得する。CPU101は、IDリーダ/ライタ115により取得された色識別情報や量情報等のインク情報を取得する。
【0194】
ステップS102において、CPU101は、取得したインク情報を特殊色アイテムの設定に反映させる。ステップS102の処理が終了すると、CPU101は、色アイテム自動設定処理を終了する。
【0195】
また、管理者は、図27に示されるメニュー画面141より「テストモード」を選択することで、プリンタ52の印字テストを行うことができる。管理者が「テストモード」を選択すると、図32に示されるようなテストモード画面171が撮影用モニタ23に表示される。
【0196】
テストモード画面171には、各種のテストを実行する機能の一覧が表示されている。図32の例においては、「スイッチテスト」、「カメラテスト」、「コインセレクタテスト」、「サウンドテスト」、および「印字テスト」が表示されている。
【0197】
プリンタ52の印字テストを行う場合、管理者は、カーソル172を操作して、「印字テスト」を選択する。管理者が「印字テスト」を選択すると、その表示を囲むように、管理者がその機能を選択したことを示す指示項目表示枠173が表示される。そして、「印字テスト」の表示の右側に、テストを行う色が表示される。図32の例においては、「金」、「銀」、「銅」、および「フルカラー」が表示されており、管理者は、カーソル172を操作して、テスト印刷を行う色を選択する。
【0198】
なお、テストモード画面171に表示される色は、上述した以外の色であってもよく、表示される色を、インクIDタグ117の色識別情報に基づいて、CPU101が制御するようにしてもよい。
【0199】
管理者は、テストモード画面171に表示された色の中から、補充した色を選択し、テスト印刷を行う。管理者が色を選択すると、CPU101は、印字テスト処理を実行する。
【0200】
図33のフローチャートを参照して、印字テスト処理を説明する。
【0201】
最初にCPU101は、ステップS111において、テストモード画面において、管理者が指示した色をテスト印刷するインクの色に設定する。そして、ステップS112において、CPU101は、プリンタ制御部109を制御して、指示された色のインクにより印字テストを実行する。
【0202】
印字テストを実行したCPU101は、印字テスト処理を終了する。
【0203】
以上のように印字テストを行うことにより、印字テストをインクの色毎に行うことができる。
【0204】
なお、プリンタ52の内部の構成例について、図3において説明したが、これに限らず、設置可能であればどのような構成でもよい。
【0205】
図34は、画像印刷装置1の内部に設けられたプリンタ52の他の構成例を示す図である。
【0206】
プリンタ201は、図34に示されるように、画像が印刷されるシールシート211、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの5色の印刷を行うカラー印刷ユニット212、印刷されたシールシート211を所定の大きさにカットするカッタ213、および、印刷されたシールシート211を排出する排出口214により構成されている。
【0207】
カラー印刷ユニット212の印字ヘッド221には、搬送通路210を隔てた位置からプラテンローラ222が対向配置され、圧接されている。また印字ヘッド221とプラテンローラ222との間には、巻き出しローラ225より供給されたリボンシート226が挿通されている。印字ヘッド221は、例えば、昇華型熱転写用印字ヘッドなどにより構成されている。
【0208】
カラー印刷ユニット212の印字ヘッド223には、搬送通路210を隔てた位置からプラテンローラ224が対向配置され、圧接されている。また印字ヘッド223とプラテンローラ224との間には、巻き出しローラ225より、印字ヘッド221とプラテンローラ222の間を介して供給されたリボンシート226が挿通されている。印字ヘッド223は、例えば、溶融型熱転写用印字ヘッドなどにより構成されている。
【0209】
リボンシート226は、図35に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)からなる昇華型熱転写層、並びにゴールドからなる溶融型熱転写層を、延在方向に順次配列したリボンシートで構成されている。
【0210】
これにより、印字ヘッド221は、搬送通路210に沿って給紙されてきたシールシート211に対して、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの順で印刷を行うことができ、印字ヘッド223は、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色が印刷されたシールシート211に対して、ゴールドの印刷を行うことができる。
【0211】
印字ヘッド221および223によって、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色、並びにゴールドがシールシート211に印刷された後、リボンシート226は、巻き取りローラ227によって巻き取られる。検知部228は、巻き取りローラ227のリボンシート226の巻き取り状況を検知し、その検知結果をプリンタ制御部109に供給する。
【0212】
カラー印刷ユニット212によって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの印刷が行われたシールシート211は、搬送通路210に沿って給紙され、カッタ213で所定の大きさにカットされた後、排出口214から排出される。
【0213】
以上のように、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色の印刷を行う印字ヘッド221とゴールドの印刷を行う印字ヘッド223を、1つのカラー印刷ユニット212内に設けることにより、紙詰まりを引き起こすことなく、かつ、装置を大型化することなく、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの印刷を行うことができる。
【0214】
また、カラー印刷ユニット212内に、2つの印字ヘッド221および223を設ける以外に、例えば、図36に示されるように、1つの印字ヘッド321に、昇華型熱転写機能および溶融型熱転写機能を兼用させるようにしてもよい。
【0215】
図36は、画像印刷装置1の内部に設けられたプリンタ52のさらに他の構成例を示す図である。
【0216】
プリンタ301は、図36に示されるように、画像が印刷されるシールシート311、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの5色の印刷を行うカラー印刷ユニット312、印刷されたシールシート311を所定の大きさにカットするカッタ313、および、印刷されたシールシート311を排出する排出口314により構成されている。
【0217】
カラー印刷ユニット312の印字ヘッド321には、搬送通路310を隔てた位置からプラテンローラ322が対向配置され、圧接されている。また印字ヘッド321とプラテンローラ322との間には、巻き出しローラ323より供給されたリボンシート324が挿通されている。印字ヘッド321は、印刷時の温度条件を、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの印刷時と、ゴールドの印刷時とでそれぞれ調整(変更)することにより実現する。
【0218】
リボンシート324は、図35に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)からなる昇華型熱転写層、並びにゴールドからなる溶融型熱転写層を、延在方向に順次配列したリボンシートで構成されている。
【0219】
これにより、印字ヘッド321は、搬送通路310に沿って給紙されてきたシールシート311に対して、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの順で印刷を行うことができる。
【0220】
印字ヘッド321によって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの5色がシールシート311に印刷された後、リボンシート324は、巻き取りローラ325によって巻き取られる。検知部326は、巻き取りローラ325のリボンシート324の巻き取り状況を検知し、その検知結果をプリンタ制御部109に供給する。
【0221】
カラー印刷ユニット312によって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの印刷が行われたシールシート311は、搬送通路310に沿って給紙され、カッタ313で所定の大きさにカットされた後、排出口314から排出される。
【0222】
以上のように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの5色の印刷を1つの印字ヘッド321によって行うことにより、紙詰まりを引き起こすことなく、かつ、装置を大型化することなく、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、およびゴールドの印刷を行うことができる。
【0223】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0224】
以上において、印刷媒体は、シールシートに限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙、テレホンカードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに印刷するようにしてもよい。
【0225】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0226】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラムによれば、インク切れやプリンタの印字ヘッドが故障した場合において、管理者は容易にその異常を知ることができ、また、ユーザはGUI画面を用いて編集した画像と同じ画像が印刷されたシールシートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像印刷装置の構成例を示す斜視図である。
【図2】プリンタ保守のために蓋部材を開いた状態を示す要部斜視図である。
【図3】プリンタの内部の構成例を示す図である。
【図4】図3のリボンシートの構成例を示す図である。
【図5】図1の画像印刷装置の配置例を示す図である。
【図6】撮影空間における各装置の配置例を示す図である。
【図7】図5を上方から見た場合の配置例を示す図である。
【図8】図1の画像印刷装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図9】図1の画像印刷装置の画像撮影処理について説明するフローチャートである。
【図10】図1の画像印刷装置の画像撮影処理について説明する図9に続くフローチャートである。
【図11】撮影用モニタに表示されるデモ画面の例を示す図である。
【図12】撮影用モニタに表示される説明画面の例を示す図である。
【図13】撮影用モニタに表示される説明画面の他の例を示す図である。
【図14】撮影用モニタに表示される撮影画面の例を示す図である。
【図15】撮影用モニタに表示される画像確認画面の例を示す図である。
【図16】図9のステップS12で撮影用モニタに表示される明るさ調整画面の例を示す図である。
【図17】図10ステップS14で撮影用モニタに表示される分割数選択画面の例を示す図である。
【図18】図10のステップS16において撮影用モニタに表示される選択画面の例を示す図である。
【図19】撮り直す画像の選択画面の例を示す図である。
【図20】撮影用モニタに表示されるゲーム画面(もぐら叩き画面)の例を示す図である。
【図21】図10において、ステップS24において表示される案内画面の例を示す図である。
【図22】図9のステップS1において実行されるプリンタ検査処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図23】インクIDタグのメモリの構成例を示す模式図である。
【図24】編集空間に対して実行される画像編集印刷処理を説明するフローチャートである。
【図25】編集入力用モニタに表示されるデモ画面の例を示す図である。
【図26】編集入力用モニタに表示される画像編集画面の例を示す図である。
【図27】撮影用モニタに表示されたメニュー画面の表示例を示す図である。
【図28】撮影用モニタに表示される設定モード画面の表示例を示す図である。
【図29】色アイテム設定処理を説明するフローチャートである。
【図30】編集入力用モニタに表示される画像編集画面の他の表示例を示す図である。
【図31】色アイテム自動設定処理を説明するフローチャートである。
【図32】撮影用モニタに表示されるテストモード画面の表示例を示す図である。
【図33】印字テスト処理を説明するフローチャートである。
【図34】画像印刷装置の内部に設けられたプリンタの他の構成例を示す図である。
【図35】図34のリボンシートの構成例を示す図である。
【図36】画像印刷装置の内部に設けられたプリンタのさらに他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像印刷装置
23 撮影用モニタ
31 編集入力用モニタ
34 シール取り出し口
41 撮影装置
52 プリンタ
53 メンテナンスボタン
71 印字ヘッド
74 リボンシート
81 印字ヘッド
84 リボンシート
101 CPU
107 キープ画像記憶部
109 プリンタ制御部
112 表示プロセッサ
113 タッチパネル
115 IDリーダ/ライタ
116 用紙タグ
117 インクIDタグ
201 プリンタ
221,223 印字ヘッド
226 リボンシート
301 プリンタ
321 印字ヘッド
324 リボンシート

Claims (9)

  1. ユーザに、撮影、および撮影した画像の編集を行わせ、編集済みの前記画像が印刷されたシールシートを前記ユーザに提供する画像印刷装置において、
    撮影空間において、被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影空間と異なる位置に設けられた編集空間において、前記撮影手段により撮影された前記被写体の画像のうち、編集対象画像として選択された前記被写体の画像、および前記被写体の画像の編集に用いられる画像編集画面を表示し、編集入力を受け付ける表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記画像編集画面に基づいて、入力された前記編集入力に従って前記被写体の画像を編集する編集手段と、
    イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックを含むカラー印刷を行うカラー印刷ユニット、並びに、ゴールド、シルバー、プラチナ、または蛍光色を含む特殊色印刷を行う特殊色印刷ユニットを有し、前記カラー印刷ユニットにおいて、前記被写体の画像および前記編集入力に対応する画像の内、前記カラー印刷可能な色の画像を、前記カラー印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて所定の印刷媒体に印刷し、前記特殊色印刷ユニットにおいて、前記編集入力に対応する画像の内、前記特殊色印刷可能な色の画像を、前記特殊色印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段に設置された前記リボンシートが有するインクの色の情報を入力する入力手段と
    を備え、
    前記印刷手段に設置された前記リボンシートが有するインクの色が変更された場合、前記表示手段は、前記画像編集画面の色選択欄において、前記入力手段により入力された前記インクの色を前記ユーザが選択可能な状態で表示し、さらに、前記画像編集画面において、前記ユーザが選択可能な色が変更されたことを示すメッセージを表示する
    ことを特徴とする画像印刷装置。
  2. 前記リボンシートが有するインクの色である前記特殊色の残量が無くなった場合、前記表示手段は、前記色選択欄に前記特殊色が表示されないようにして前記画像編集画面を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
  3. 前記リボンシートが有するインクの色である前記特殊色の残量が無くなった場合、前記表示手段は、前記色選択欄に表示されている前記特殊色が選択できないようにして前記画像編集画面を表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像印刷装置。
  4. 前記カラー印刷ユニット、若しくは前記特殊色印刷ユニットの状態が異常になった場合、または、前記リボンシートが有する前記インクのいずれかの色の残量が無くなった場合、前記表示手段は、それらの異常内容を示す情報を前記画像編集画面に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像印刷装置。
  5. 前記印刷手段に新たに設置された前記リボンシートが有する前記インクの色、および量を検知する検知手段をさらに備え、
    前記入力手段は、前記検知手段により検知された前記インクの色の情報、および前記インクの量の情報を入力する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像印刷装置。
  6. 前記検知手段は、前記印刷手段に新たに設置された前記リボンシートが有する前記インクの色、および前記インクの量を、前記リボンシートに付加された、前記リボンシートが有する前記インクの色を識別する情報である色識別情報、および前記インクの量の情報である量情報を電子的に記憶している制御タグより検知する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像印刷装置。
  7. 前記画像印刷装置の管理者が入力する、前記印刷手段によるテスト印 刷の実行指示入力、および前記テスト印刷を行うインクの色に関する指示入力を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記印刷手段は、前記受付手段により受け付けられた前記テスト印刷の実行指示入力に基づいて、前記インクの色に関する指示入力により指示された色によりテスト印刷を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像印刷装置。
  8. ユーザに、撮影、および撮影した画像の編集を行わせ、編集済みの前記画像が印刷されたシールシートを前記ユーザに提供する画像印刷装置の画像印刷方法において、
    撮影空間において被写体の撮影を制御する撮影制御ステップと、
    前記撮影空間と異なる位置に設けられた編集空間において、前記撮影制御ステップの処理により制御されて撮影された前記被写体の画像のうち、編集対象画像として選択された前記被写体の画像、および前記被写体の画像の編集に用いられる画像編集画面を表示し、編集入力を受け付けるように制御する第1の表示制御ステップと、
    前記第1の表示制御ステップの処理により制御されて表示された前記画像編集画面に基づいて入力された前記編集入力に従って、前記被写体の画像を編集する編集ステップと、
    イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックを含むカラー印刷を行うカラー印刷ユニット、並びに、ゴールド、シルバー、プラチナ、または蛍光色を含む特殊色印刷を行う特殊色印刷ユニットを有する印刷部を用いて、前記カラー印刷ユニットにおいて、前記被写体の画像および前記編集入力に対応する画像の内、前記カラー印刷可能な色の画像を、前記カラー印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて所定の印刷媒体に印刷し、前記特殊色印刷ユニットにおいて、前記編集入力に対応する画像の内、前記特殊色印刷可能な色の画像を、前記特殊色印刷に対応する色のインクが配列されたリボンシートを用いて前記印刷媒体に印刷するように制御する印刷制御ステップと、
    前記印刷部に設置された前記リボンシートが有するインクの色の情報の入力を制御する入力制御ステップと、
    前記印刷部に設置された前記リボンシートが有するインクの色が変更され、前記入力制御ステップの処理により制御されて新たな色の情報が入力された場合、前記第1の表示制御ステップの処理により制御されて表示された前記画像編集画面の色選択欄において、前記インクの色を前記ユーザが選択可能な状態で表示し、さらに、前記画像編集画面において、前記ユーザが選択可能な色が変更されたことを示すメッセージを表示するように制御する第2の表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする画像印刷方法。
  9. 請求項8に記載の画像印刷方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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