JP2003260820A - 画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラム

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JP2003260820A
JP2003260820A JP2003005305A JP2003005305A JP2003260820A JP 2003260820 A JP2003260820 A JP 2003260820A JP 2003005305 A JP2003005305 A JP 2003005305A JP 2003005305 A JP2003005305 A JP 2003005305A JP 2003260820 A JP2003260820 A JP 2003260820A
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JP
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image
printing
color
ink
editing
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Application number
JP2003005305A
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English (en)
Inventor
Yukiro Arimoto
幸郎 有元
Tadashi Maeda
匡 前田
Naohito Shiki
尚仁 志岐
Koki Imai
弘毅 今井
Etsuko Shibata
悦子 柴田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 よりカラフルで面白みのある画像が印刷され
た印刷媒体を提供することができるようにする。 【解決手段】 プリンタ52のプリンタ制御部109
は、CPU101から供給される印刷データに基づいて、
シールシート供給・排出ユニット121に指定されたシ
ールシートを供給させ、カラー印刷ユニット122にカ
ラー印刷を行わせ、単色印刷ユニット123にモノクロ
印刷用インクや、セピア色印刷用インク等を用いた単色
印刷を行わせ、または蓄光色印刷ユニット124に蓄光
顔料を含むインクを用いて特殊色印刷を行わせる。ま
た、プリンタ制御部109は、シールシート供給・排出
ユニット121を制御して、印刷されたシールシートを
所定の大きさに切断し、シール取り出し口を介して排出
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像印刷装置および
方法、印刷媒体、並びにプログラムに関し、特に、カラ
ー印刷用インクを用いてカラー印刷を行うカラー印刷
部、および特殊色用インクを用いて特殊色印刷を行う特
殊色印刷部を用いて印刷を行うようにし、よりカラフル
で面白みのある画像が印刷された印刷媒体を提供するこ
とができるようにした画像印刷装置および方法、印刷媒
体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザの画像を撮影し、これを予
め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印
刷して提供する画像印刷装置(例えば、プリントクラブ
(商標))が知られている。そして、この画像印刷装置
には、ユーザは、撮影した画像上に付属のペンで任意の
文字や図形などを書き込む(編集する)ことができるよ
うになされているものも存在する。この編集機能は、近
年、ますます多機能化されており、様々な効果を施す編
集が可能となっている。
【0003】また、画像印刷装置は、編集機能の高度化
および多機能化に伴い、画像印刷のために2台のプリン
タを筐体内に搭載し、一方のプリンタで昇華印刷を行
い、他方のプリンタで金銀等の溶融印刷を実施するもの
も存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、よりカラフルで面白みのある効果を施すことが求め
られている。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、多色印刷用インクを用いてカラー印刷を行
うカラー印刷部、および特殊色印刷用インクを用いて特
殊色印刷を行う特殊色印刷部を用いて印刷を行うように
し、よりカラフルで面白みのある画像が印刷された印刷
媒体を提供することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像印刷装置
は、被写体の画像に対する編集の入力を受け付ける入力
受付手段と、入力受付手段により受け付けられた編集の
入力に基づいて、被写体の画像を編集する編集手段と、
カラー印刷用インクを用いてカラー印刷を行うカラー印
刷部に加えて、特殊色印刷用インクを用いて特殊色印刷
を行う特殊色印刷部を有し、カラー印刷部または特殊色
印刷部を用いて、編集手段により編集が施された編集済
み画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段とを備え、
編集手段は、入力受付手段により受け付けられた1つの
入力に対応して、カラー印刷用インクまたは特殊色印刷
用インクのいずれかに含まれる色で構成され、かつ、特
殊色印刷用インクに含まれる色を少なくとも1色含む複
数の色により、所定の模様が形成される1つの編集画像
を生成し、編集画像を用いて被写体の画像を編集し、印
刷手段は、編集画像を構成する色に対応する印刷部を用
いて、編集画像を印刷媒体に印刷することを特徴とす
る。
【0007】入力受付手段は、タッチペン33およびタ
ッチパネル113により構成され、編集手段はCPU(Cen
tral Processing Unit)により構成され、印刷手段はプ
リンタにより構成される。また、カラー印刷部はカラー
印刷ユニットにより構成され、特殊色印刷部は蓄光色印
刷ユニット、感熱印刷ユニット、隆起印刷ユニット、複
数特殊色印刷ユニット、またはラメ色印刷ユニット等に
より構成される。
【0008】入力受付手段は、撮影された被写体の画像
に対する編集の入力を受け付け、編集手段は、ユーザが
タッチペンを用いて入力した1つの編集入力に対応し
て、カラー印刷用インクまたは特殊色印刷用インクのい
ずれかに含まれる色で構成され、かつ、特殊色印刷用イ
ンクに含まれる色を少なくとも1色含む複数の色によ
り、所定の模様が形成される1つの編集画像を生成し、
その編集画像を用いて被写体の画像を編集し、印刷手段
は、編集手段により編集された画像をカラー印刷部また
は特殊色印刷部を用いて、所定の印刷媒体に印刷する。
【0009】例えば、ユーザがタッチペンをタッチパネ
ル上で操作し、編集画像として、直線を入力すると、CP
Uは、カラー印刷用インクに含まれる色または特殊色印
刷用インクに含まれる色を用いて、複数の色による模様
で装飾された直線を生成する。プリンタは、以上のよう
にCPUが生成した編集画像を、必要に応じて各印刷部を
用いて、所定の印刷媒体に印刷する。
【0010】以上のように構成することにより、ユーザ
は、通常の普通色によるカラー印刷用インクだけでな
く、特殊色による特殊色印刷用インクを用いて画像編集
を行うことができ、よりカラフルで面白みのある画像が
印刷された印刷媒体を得ることができる。
【0011】前記カラー印刷用インクの色は、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、若しくはブラックを含み、特殊
色印刷用インクは、ゴールド色のインク、シルバー色の
インク、プラチナ色のインク、蓄光顔料を含むインク、
蛍光色のインク、示温インク、液晶インク、隆起印刷用
インク、またはラメ色インクのうち、少なくとも1つを
含むようにすることができる。
【0012】すなわち、カラー印刷ユニットにより、イ
エロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色を用
いた印刷が行われ、蓄光色印刷ユニット等の特殊色印刷
ユニットにより、ゴールド色のインク、シルバー色のイ
ンク、プラチナ色のインク、蓄光顔料を含むインク、蛍
光色のインク、示温インク、液晶インク、隆起印刷用イ
ンク、またはラメ色インク等のうち、少なくとも1つを
用いた印刷が行われる。
【0013】以上のように構成することにより、ユーザ
はよりカラフルで面白みのある画像が印刷された印刷媒
体を得ることができる。
【0014】なお、カラー印刷部または特殊色印刷部に
おいて印刷されるインクの色は上述した色以外の色であ
ってもよく、例えば、特殊色印刷部において、ウルトラ
バイオレットインクを用いた厚盛り印刷、または香料を
含むインクを用いた香料印刷等を行ってもよい。
【0015】前記カラー印刷用インクおよび特殊色印刷
用インクは、互いに異なるリボンシートに、色毎に配列
された固形顔料であり、印刷手段の各印刷部は、発熱素
子により構成され、昇華型熱転写方式、または溶融型熱
転写方式によりインクを印刷媒体に定着させるようにす
ることができる。
【0016】このように、固形顔料をリボンシートに配
列したインクシートを用いることにより、インクの交換
等の作業が容易になるとともに、インクシートを交換す
るだけで、様々な色を印刷することができる。
【0017】前記編集手段は、前記入力受付手段により
受け付けられた1つの前記入力に対応して、マーブル模
様が形成される1つの編集画像を生成するようにするこ
とができる。
【0018】前記編集手段は、前記入力受付手段により
受け付けられた1つの前記入力に対応して、第1の色の
部分と第2の色の部分とにより構成される模様が形成さ
れる1つの編集画像を生成するようにすることができ
る。
【0019】以上のように構成することにより、CPU
は、様々な模様の編集画像を生成することができ、ユー
ザはよりカラフルで面白みのある画像が印刷された印刷
媒体を得ることができる。
【0020】前記被写体の画像および編集画像の表示を
制御する表示制御手段をさらに備え、表示制御手段は、
編集手段により生成された編集画像に対応して、色およ
び模様が異なる編集画像を表示するように表示を制御す
るようにすることができる。
【0021】表示制御手段は、例えば、CPU、表示プロ
セッサおよび編集入力用モニタにより構成される。CPU
は、ユーザからの入力に基づいて生成した編集画像の色
や模様を変化させた画像を、表示プロセッサを介して編
集入力用モニタに表示させる。これにより、モニタ画像
ならではの、最適な効果を施した画像を編集入力用モニ
タに表示することができる。また、編集入力用モニタに
は、実際に印刷される画像と異なる画像が表示されてい
るので、ユーザは、画像が印刷されたシールシートを受
け取る際に、意外性を楽しむことができる。
【0022】前記表示制御手段は、前記表示制御手段
は、前記編集手段により生成された複数の色により所定
の模様が形成される前記編集画像を1つの色で表示する
ように前記表示を制御するようにすることができる。
【0023】例えば、CPUは、編集入力用モニタに表示
される画像が細かすぎる画像とならないように、編集手
段により生成された編集画像が複数色で構成される場合
においても、編集入力用モニタに表示される編集画像を
構成する色を1つの色にすることができる。これによ
り、ユーザにとって見やすい画像を編集入力用モニタに
表示することができる。また、編集入力用モニタには、
実際に印刷される画像と異なる画像が表示されているの
で、ユーザは、画像が印刷されたシールシートを受け取
る際に、意外性を楽しむことができる。
【0024】前記表示制御手段は、編集手段により生成
された編集画像が特殊色印刷用インクの色を含む場合、
編集画像を点滅させて表示するように表示を制御するよ
うにすることができる。
【0025】すなわち、ユーザが例えば、金色を用いて
編集を行った場合、編集入力用モニタに表示される画像
の金色の部分が点滅して表示される。これにより、編集
入力用モニタに表示される画像は、よりカラフルで面白
みのある画像にすることができる。
【0026】前記印刷手段は1台のプリンタであるよう
にすることができる。
【0027】前記印刷手段により画像が印刷された印刷
媒体を排出する排出手段をさらに備えるようにすること
ができる。
【0028】これにより、前記印刷手段は、1台のプリ
ンタにより構成され、前記排出手段は、シール取り出し
口により構成される。
【0029】本発明のカラー印刷用インクを用いてカラ
ー印刷を行うカラー印刷部に加えて、特殊色印刷用イン
クを用いて特殊色印刷を行う特殊色印刷部を有する被写
体の画像に対する編集の入力を受け付ける入力受付ステ
ップと、入力受付ステップの処理により受け付けられた
1つの入力に基づいて、被写体の画像を編集する編集ス
テップと、カラー印刷部または特殊色印刷部を用いて、
編集ステップの処理により編集された画像の、所定の印
刷媒体への印刷を制御する印刷制御ステップとを含み、
編集ステップは、入力受付ステップの処理により受け付
けられた1つの入力に対応して、前記カラー印刷用イン
クまたは前記特殊色印刷用インクのいずれかに含まれる
色で構成され、かつ、前記特殊色印刷用インクに含まれ
る色を少なくとも1色含む複数の色により、所定の模様
が形成される1つの編集画像を生成し、編集画像を用い
て被写体の画像を編集し、印刷制御ステップは、編集画
像を構成する色に対応する印刷部を用いて、編集画像の
印刷媒体への印刷を制御することを特徴とする。
【0030】本発明の印刷媒体は、上述した画像印刷方
法により印刷されていることを特徴とする。
【0031】印刷媒体は、例えば、所定の枚数のシール
からなるシールシートとされる。このシールシートは、
それぞれが等しい大きさのシールからなるシートとする
こともできるし、様々な大きさのシールからなるシート
とすることもできる。当然、1枚の大きなシールであっ
てもよい。なお、印刷媒体は、シールシートに限定され
るものではなく、紙であってもよいし、例えば、テレホ
ンカードなどのカード、Tシャツなどの布地、熱転写シ
ール、または大型ポスターなどであってもよい。
【0032】本発明のプログラムは、上述した画像印刷
方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0033】本発明のプログラムは、所定の記録媒体に
記録されて、例えば、ドライブにより読み出され、画像
印刷装置にインストールされる。記録媒体は、フロッピ
ディスクなどよりなる磁気ディスク、CD-ROM(Compact D
isk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile D
isk)などよりなる光ディスク、MD(Mini Disk)(商標)
などよりなる光磁気ディスク、または半導体メモリなど
より構成される。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した画像印
刷装置1の構成例を示す斜視図である。
【0035】画像印刷装置1の筐体11の面11−1に
は、左上方に硬貨投入口21が設けられており、ユーザ
は、画像印刷装置1を利用するとき、所定の金額を投入
する。また、面11−1の右上方には、撮影案内用スピ
ーカ22が設けられている。撮影案内用スピーカ22
は、各種の音声ガイダンスなどを出力し、ユーザに対し
て、撮影方法(シール作成の進行方法)を案内する。
【0036】面11−1の中央上方にある、所定の角度
だけ上方を向いた面11−2には、CRT(Cathode Ray Tu
be)やLCD(Liquid Crystal Display)などよりなる撮影用
モニタ23が設置されている。撮影用モニタ23は、撮
影方法を案内する画面や、後述するように撮影装置41
により撮影された被写体の画像を表示する。
【0037】面11−2の右側には、所定の角度だけ斜
め上方を向いた面11−3Rがあり、その面には、操作
パネル24が設置されている。操作パネル24は、ユー
ザにより操作される各種の操作ボタンよりなり、例え
ば、カメラ42のズームを調整するときなどに操作され
る。操作パネル24には、例えば、撮影用モニタ23に
表示される各種の選択に対して、決定するとき操作され
る「○ボタン」、決定したものをキャンセルするとき操
作される「×ボタン」、撮影用モニタ23に表示される
カーソルなどを移動するとき操作される「+ボタン」、
「−ボタン」などが配置され、そのほか、撮影の開始を
指示するとき操作される「撮影スタートボタン」などが
適宜配置される。
【0038】また、面11−2の左右には、床に対して
ほぼ垂直な面11−4R,11−4Lが設けられており、
それぞれの面には、照明装置25−1R,25−1Lが配
置される。照明装置25−1R,25−1Lは、内部に発
光体(フラッシュ)を有しており、ユーザから撮影の開
始が指示され、カメラ42が取り込む画像を静止画像と
して記憶するとき(キャプチャするとき)、そのタイミ
ングに合わせて、被写体を照射する。
【0039】また、筐体11の上面の面11−5R,1
1−5Lにも、面11−4R,11−4Lと同様に照明装
置25−2R,25−2Lがそれぞれ配置されている。照
明装置25−2R,25−2Lは、内部に発光体を有して
おり、照明装置25−1R,25−1Lが被写体を照射す
るタイミングで、発光体を発光させる。照明装置25−
2R,25−2Lから照射された光(フラッシュ)は、フ
ラッシュ反射板26で反射され、被写体を照射する。す
なわち、フラッシュ反射板26は、筐体11の正面にい
るユーザを照射する方向に傾斜して取り付けられる。
【0040】筐体11の上方には、撮影装置41が設置
されている。この撮影装置41の所定の角度だけ斜め下
方向を向いた面には、CCD(Charge Coupled Device)、
あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconduc
tor)などよりなるカメラ42、および小型のLCDなどよ
りなる取り込み画像表示部43が配置されている。カメ
ラ42は、被写体の画像を取り込み、その画像(動画
像)は、取り込み画像表示部33に表示される。取り込
み画像表示部43がCCDカメラ32の近傍に設けられて
いるため、ユーザは、取り込み画像表示部43に表示さ
れている自分の画像を確認しながら、視線をほぼカメラ
42に向けた状態で撮影することができる。
【0041】筐体11の左側面である面11−6には、
CRTやLCDなどよりなる編集入力用モニタ31、編集案内
用スピーカ32、タッチペン33、およびシール取り出
し口34が設けられている。
【0042】カメラ42で撮影され、編集する画像とし
て選択され、保存された画像は、ユーザが撮影処理を終
了した後、編集入力用モニタ31に表示される。編集入
力用モニタ31には、タッチパネル113(図8参照)
が積層されており、ユーザは、編集入力用モニタ31に
表示されている画像に対して、タッチペン33を操作す
ることにより、編集対象の画像(以下、適宜、編集対象
画像と称する)に任意の文字や図形などを書き込む(入
力する)ことができる。
【0043】すなわち、ユーザは、筐体11の正面(面
11−1)前方の場所(以下、適宜撮影空間と称する)
で自分自身を撮影したのち、面11−6の前方の場所
(以下、適宜編集空間と称する)へ移動して、撮影した
自分自身の画像を編集する。
【0044】編集入力用モニタ31は、編集対象画像と
ともに、様々な編集ツールの選択ボタンなどを表示す
る。そして、編集入力用モニタ31は、タッチペン33
で書き込みがされたとき、その入力に応じて生成した編
集済みの画像を表示する。
【0045】編集案内用スピーカ32は、ユーザに対し
て、編集の入力方法を説明する音声ガイダンスを出力す
る。
【0046】タッチペン33は、編集入力用モニタ31
に積層されるタッチパネル113の位置検出方式(例え
ば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成され、編集
に使用されないとき、図に示すように面11−6に設置
されている突起部に引っかけられる。
【0047】シール取り出し口34は、所定の数、およ
び大きさの複数のシールからなる、編集済みの画像が印
刷されたシールシートを排出する。
【0048】なお、図1においては、画像印刷装置1
は、撮影を行う撮影空間と、撮影画像の編集を行う編集
空間とを異なる位置に設けるように説明したが、これに
限らず、1つの空間において、撮影および編集が行われ
るようにしてもよい。
【0049】また、筐体11の内部にはプリンタ52が
設置されており、編集入力用モニタ31に表示され、ユ
ーザがタッチペン33を操作することにより編集された
画像をシールシートに印刷する。印刷されたシールシー
トは、シール取り出し口34より排出される。
【0050】図2は、図1の画像印刷装置1の配置例を
示す図である。
【0051】筐体11の正面(面11−1)と対向する
位置には、所定距離だけ離間して背景パネル93が設置
され、ユーザは、筐体11と背景パネル93の間の空間
を撮影空間として、自分自身の画像を撮影する。なお、
筐体11の上面にはカーテンフレーム91が水平方向に
設置されており、カーテンフレーム91には、撮影空間
の内部が外部から見えないように、カーテン92が取り
付けられている。
【0052】また、筐体11の面11−6には、カーテ
ンフレーム94−1,94−2が、その垂直方向に設置
されており、その先端には面11−6と対向してカーテ
ン95が取り付けられている。すなわち、編集を入力し
ているユーザ、および編集入力用モニタ31に表示され
ている画像が外から見えないようになされている。
【0053】図3は、撮影空間における各装置の配置例
を示す図である。なお、図3においては、説明の便宜
上、図2に示したカーテンフレーム91、カーテン9
2、背景パネル93、カーテンフレーム94−1,94
−2、およびカーテン95は省略されている。
【0054】撮影空間には、2段の階段と、その上部に
ある斜面により構成される撮影台96が配置されてお
り、ユーザは、この撮影台96を利用して、様々なポー
ズを取って撮影を楽しむことができる。また、撮影台9
6の近傍には、筐体11に設置されている操作パネル2
4と同様の操作ボタンが配置される撮影台用操作パネル
97が設置されている。すなわち、ユーザは、筐体11
(操作パネル24)に近づかなくても、撮影台用操作パ
ネル97の操作ボタンを操作して撮影することができ
る。
【0055】撮影台用操作パネル97から入力された各
種の情報は、床下にあるケーブル98を介して画像印刷
装置1に供給される。
【0056】図4は、図2を上方から見た場合の配置例
を示す図であり、この図を参照してユーザの移動につい
て説明する。なお、斜線部23は撮影用モニタ23がそ
の面に設置されることを、斜線部31は編集入力用モニ
タ31がその面に設置されることをそれぞれ示してい
る。
【0057】図4においては、白抜き矢印がユーザの進
行方向を示しており、撮影をするとき、ユーザは、筐体
11と背景パネル93の間の撮影空間に入場し、撮影台
96を利用して様々なポーズを取って撮影する。
【0058】撮影空間での撮影が終了したとき、撮影用
モニタ23には、編集空間への案内画面が表示されるた
め、ユーザはこの案内に従って、白抜き矢印で示すよう
に、撮影空間から出場して編集空間へ入場する。そし
て、編集対象画像に対して編集した後、ユーザは、シー
ル取り出し口34から排出されるシールシートを受け取
る。
【0059】このように、撮影空間と編集空間とを異な
る位置に設けることにより、次に順番待ちをしているユ
ーザがいる場合、そのユーザは、それまで撮影空間で撮
影をしていたユーザと入れ替わりに撮影空間に入場し、
撮影を開始することができる。そのため、撮影の待ち時
間を短縮することができ、それとともに、編集する時間
を長く設定することができる。その結果、画像印刷装置
1を管理する管理者の側からすれば、ユーザの回転率が
向上することとなり、収益率が向上する。
【0060】図5は、図1の画像印刷装置1の内部の構
成例を示すブロック図である。図1乃至図4において説
明した部分についての説明は省略する。
【0061】CPU(Central Processing Unit)101
は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されている
プログラム、または、プログラム記憶部104からRAM
(Random Access Memory)103にロードしたプログラ
ムに従って画像印刷装置1の全体の動作を、バス110
を介して制御する。RAM103にはまた、CPU101が各
種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜
記憶される。
【0062】プログラム記憶部104は、ハードディス
クやそのドライブからなり、CPU101が実行する様々
なプログラムなどを記憶する。ドライブ105は、フロ
ッピディスクやハードディスクなどの磁気ディスクや、
CD-ROM,DVDなどの光ディスクなどの記録媒体に記憶さ
れているプログラムを読み出し、バス110を介してプ
ログラム記憶部104などに供給する。例えば、ドライ
ブ105からは、被写体の画像と合成する新たなフレー
ム画像などが供給される。
【0063】撮影装置41の内部には、上述したカメラ
42および取り込み画像表示部43の他に、カメラ制御
部106が配置されている。カメラ制御部106は、ユ
ーザが操作パネル24、または撮影台用操作パネル97
を操作することにより入力したカメラ42の調節要求に
応じて、カメラ42のズーム率、取り込む光量などを制
御する。
【0064】キープ画像記憶部107は、ユーザが撮影
し、編集する画像として選択した画像を所定の枚数だけ
記憶する。例えば、キープ画像記憶部107は、キープ
画像(編集対象画像)を6枚まで記憶する。
【0065】硬貨処理部108は、硬貨投入口21から
投入された硬貨をカウントし、画像の作成代金として予
め設定されている所定の金額が投入されたと判定したと
き、それをCPU101に通知する。
【0066】プリンタ52は、所定の数、および大きさ
に分割されたシールのシールシートを複数種類ストック
し、ユーザから選択されたシールシートに、編集済みの
画像を印刷する。プリンタ52により印刷されたシール
シートは、シール取り出し口34から排出され、ユーザ
に提供される。
【0067】プリンタ52の内部には、印刷媒体である
シールシートを後述する各印刷ユニットに供給し、印刷
されたシールシートを所定の大きさに切断し、排出する
シールシート供給・排出ユニット121、シアン、マゼ
ンタ、イエロー、またはブラックなどの色のインクを用
いてカラー印刷を行うカラー印刷ユニット122、モノ
クロ印刷用インクを用いたモノクロ印刷や、セピア色印
刷用インク等を用いたセピア色印刷等を行う単色印刷ユ
ニット123、蓄光顔料を含むインク、または蛍光色の
インク等を用いて印刷を行う蓄光色印刷ユニット12
4、および上述した各ユニットの動作を制御するプリン
タ制御部109が配置されている。
【0068】プリンタ制御部109は、CPU101から
供給される印刷データに基づいて、各ユニットの駆動を
制御し、シールシート供給・排出ユニット121に指定
されたシールシートを供給させ、カラー印刷ユニット1
22、単色印刷ユニット123、または蓄光色印刷ユニ
ット124のうち、指定された印刷ユニットに印刷を行
わせる。また、プリンタ制御部109は、シールシート
供給・排出ユニット121を制御して、印刷されたシー
ルシートを所定の大きさに切断し、シール取り出し口3
4を介して排出させる。
【0069】カラー印刷ユニット122においては、イ
ンクとして図6に示されるようなカラー印刷用インクシ
ート131が用いられる。カラー印刷用インクシート1
31は、図6に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、およびブラック(K)からなる
昇華型熱転写層を、リボンの延在方向に順次配列したリ
ボンシートで構成されている。カラー印刷ユニット12
2は、発熱素子であるサーマルヘッドにより構成される
印字ヘッドを有しており、カラー印刷用インクシート1
31の固形顔料であるインクを気化させて印刷媒体に定
着させる。なお、この印字ヘッドは、カラー印刷用イン
クシート131のインクに加える熱を調節することがで
き、これにより、印刷媒体に定着させるインクの量を調
節することができる。
【0070】単色印刷ユニット123においては、イン
クとして図7に示されるような単色印刷用インクシート
132が用いられる。単色印刷用インクシート132
は、図7に示すように、モノクロ用インク、セピア色用
インクからなる昇華型熱転写層を、リボンの延在方向に
順次配列したリボンシートで構成されている。単色印刷
ユニット123は、発熱素子であるサーマルヘッドによ
り構成される印字ヘッドを有しており、単色印刷用イン
クシート132の固形顔料であるインクを気化させて印
刷媒体に定着させる。なお、この印字ヘッドは、単色印
刷用インクシート132のインクに加える熱を調節する
ことができ、これにより、印刷媒体に定着させるインク
の量を調節することができる。
【0071】蓄光色印刷ユニット124においては、蓄
光顔料を含むインクが用いられる。図8は、蓄光顔料を
含むインクをシールシートに印刷した例を示す図であ
る。図8Aに示すように、星型にシールシート141に
印刷された蓄光顔料を含むインクは、明るい場所におい
て通常のインクと変わらないが、図8Bに示すように、
暗い場所に移動すると発光する。これは蓄光顔料が明る
い場所において紫外線を吸収しており、その後、暗い場
所において光を放出するためである。なお、蓄光顔料を
含むインクの代わりに蛍光色のインクを用いると、明る
い場所において、発光しているような印刷を行うことが
できる。
【0072】音声出力制御部111は、CPU101から
の制御に基づいて撮影案内用スピーカ22を制御し、撮
影方法などを説明する各種の音声ガイダンスや、例え
ば、静止画像を取り込むときのシャッター音などの効果
音を出力する。そして、音声出力制御部114は、編集
案内用スピーカ32を制御し、編集方法などを説明する
各種の音声ガイダンスや、画像に書き込むときに発生さ
れる効果音などを出力する。このように、撮影案内用ス
ピーカ22と編集案内用スピーカ32には、必要に応じ
てそれぞれ異なる音が出力される。
【0073】表示プロセッサ112は、撮影処理が終了
し、ユーザが編集を開始するとき、キープ画像記憶部1
07からバス110を介して転送されてくるキープ画像
を内蔵するメモリ112Aに記憶する。そして、表示プ
ロセッサ112は、タッチパネル113において編集入
力がされたとき、編集対象画像上における、その入力位
置を検出し、編集対象画像に反映させて編集入力用モニ
タ31に表示させる。なお、図8においては、編集入力
用モニタ31とタッチパネル113は別の位置に示され
ているが、実際には積層して配置されている。
【0074】次に、図9および図10のフローチャート
を参照して、図1の画像印刷装置1の画像撮影処理につ
いて説明する。また、必要に応じて図11乃至図19を
参照して説明する。
【0075】最初にステップS1において、CPU101
は、CPU101は、プログラム記憶部104に記憶され
ている、撮影の進行方法などのデモンストレーション画
面(以下、デモ画面と称する)を、撮影用モニタ23に
表示させる。
【0076】図11は、撮影用モニタ23に表示される
デモ画面の例を示す図であり、この表示例においては、
「お金を入れてね」のメッセージが表示されている。
【0077】図9のステップS2において、CPU101
は、硬貨処理部108からの出力に基づいて、所定の代
金(シールシートの作成代金)が投入されたか否かを判
定し、投入されたと判定するまでデモ画面を表示して待
機する。また、CPU101は、代金が投入されたと判定
した場合、ステップS3に進み、各種の機能や撮影方法
を説明する説明画面を撮影用モニタ23に表示する。な
お、硬貨が投入されることに応じて取り込み画像表示部
43には、カメラ42が撮影している動画像が表示され
る。
【0078】図12は、撮影用モニタ23に表示される
説明画面の例を示す図であり、撮影する画像を縦長の画
像とするか、横長の画像とするかを選択する画面とされ
ている。なお、「+/−ボタンで選んでね」のメッセー
ジが表示されており、ユーザは、操作パネル24、また
は撮影台用操作パネル97の「+ボタン」を操作した場
合、縦長の画像を撮影することができ、「−ボタン」を
操作した場合、横長の画像を撮影することができる。ま
た、画面の右上には、残りの撮影可能枚数(キープ画像
の枚数)が「6枚」として表示されている。
【0079】図13は、撮影用モニタ23に表示される
説明画面の他の例を示す図であり、例えば、図12にお
いて撮影する画像の方向が選択された後、表示される。
この例においては、「ズームの調整を+/−ボタンでし
てね。用意ができたらスタートボタンを押してね」のメ
ッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル2
3、または撮影台用操作パネル97の「+ボタン」、お
よび「−ボタン」を操作することにより、カメラ42の
ズーム調整を行うことができる。
【0080】図9に戻り、ステップS4において、CPU
101は、図12および図13に示したような説明画面
に応じて、ユーザからカメラ42を調整することが入力
されたとき、その入力に基づいてカメラ制御部106を
制御する。例えば、図12に示すような説明画面におい
て「+ボタン」が選択されたとき、カメラ制御部106
は、CPU101からの指示に基づいて、取り込む画像を
縦長の画像とするようにカメラ42を制御する。
【0081】CPU101は、ステップS5において、操
作パネル24、または撮影台用操作パネル97からの出
力に基づいて、撮影を開始するとき操作される撮影スタ
ートボタンが操作されたか否かを判定し、まだ操作され
ていないと判定した場合、ステップS3に戻り、それ以
降の処理を繰り返し実行する。一方、CPU101は、撮
影スタートボタンが操作されたと判定した場合、ステッ
プS6に進み、撮影用モニタ23にカウントダウンイン
ジケータを表示させ、撮影するタイミングとなったと
き、カメラ42により撮影されている画像を記憶する。
【0082】図14は、ステップS6において撮影用モ
ニタ23に表示される表示画面の例を示す図である。図
14に示すように、カウントダウンインジケータ151
が表示され、例えば、左側の信号から順に点灯が開始さ
れ、1番右側の信号が点灯されたとき、カメラ32によ
り撮影されている画像が記憶される。なお、この例にお
いては、撮影するタイミングと同時に、「はい、ポーズ
!」のメッセージが表示されている。
【0083】撮影するタイミングとなったとき、CPU1
01は、照明装置25−1Lおよび25−1R、並びに照
明装置25−2Lおよび25−2Rを制御してフラッシュ
を被写体に照射するとともに、その瞬間にカメラ42に
より取り込まれている画像を、静止画像として保存し、
キープ画像記憶部107に記憶させる。
【0084】図9のステップS7において、CPU101
は、ステップS7で撮影した画像の確認画面を撮影用モ
ニタ23に表示させる。
【0085】図15は、画像確認画面の例を示す図であ
り、撮影用モニタ23のほぼ中央に、ステップS6で撮
影した画像が表示され、その上に、「これでいいかな?
○/×ボタンを押してね」のメッセージが表示されてい
る。ユーザは、表示されている画像をキープ画像として
保存するか否かを、操作パネル24、または撮影台用操
作パネル97の「○ボタン」または「×ボタン」を操作
することにより選択することができる。
【0086】そして、CPU101は、図9のステップS
8で、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97
からの入力に基づいて、キープ画像として保存すること
が指示されたか否かを判定し、指示されていない(「×
ボタン」が操作された)と判定した場合、ステップS9
に進み、ステップS6で撮影し、キープ画像記憶部10
7に記憶されている画像を消去する。そして、ステップ
S3に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0087】また、ステップS8において、キープ画像
として保存することが選択された(「○ボタン」が操作
された)と判定した場合、CPU101は、ステップS1
0に進み、その画像をキープ画像に追加する。
【0088】そして、ステップS11において、CPU1
01は、キープ画像記憶部107に記憶されているキー
プ画像の枚数を確認し、残り撮影可能枚数が「0枚」と
なったか、または操作パネル24、若しくは撮影台用操
作パネル97からの出力に基づいて、「撮影終了ボタ
ン」が操作されたか否かを判定し、残り撮影可能枚数が
「0枚」でない、かつ、「撮影終了ボタン」が操作され
ていないと判定した場合、ステップS3に戻り、同様の
撮影処理を繰り返し実行する。
【0089】CPU101は、ステップS11において、
残り撮影可能枚数が「0枚」となった、または「撮影終
了ボタン」が操作されたと判定した場合、図10のステ
ップS12に進み、画像編集印刷処理を実行中か否かを
判定する。画像編集印刷処理を実行中であると判定した
場合、CPU101は、ステップS13に進み、キープ画
像の撮り直しを行うか否か、またはゲームを行うか否か
の選択画面を撮影用モニタ23に表示させる。
【0090】図16は、ステップS13において撮影用
モニタ23に表示される選択画面の例を示す図である。
この例においては、「+/−ボタンでどちらかを選んで
○ボタンをおしてね。」のメッセージが表示されてお
り、ユーザは、操作パネル24、または撮影台用操作パ
ネル97の「+ボタン」を操作することによりキープ画
像の撮り直しを行うことができ、「−ボタン」を操作す
ることによりゲーム(もぐら叩き)を行うことができる
とされている。編集処理を行うまでの待ち時間に、キー
プ画像の撮り直しやゲームができるようにすることによ
り、待っているユーザは、先に編集処理を行っているユ
ーザが編集処理、および印刷処理を終えるまで退屈せず
に待つことができる。
【0091】図10に戻り、ステップS14において、
CPU101は、操作パネル24からの入力に基づいて、
キープ画像の撮り直しが選択されたか否か(上述した例
の場合、「+ボタン」が操作されたか否か)を判定し、
キープ画像の撮り直しが選択されたと判定した場合、ス
テップS15に進む。
【0092】CPU101は、ステップS15において、
撮り直す画像の選択画面を撮影用モニタ23に表示し、
ユーザに選択させる。図17は、撮り直す画像の選択画
面の例を示す図であり、図17に示されるように、キー
プ画像記憶部107に記憶されているキープ画像が表示
される。図17の例においては、「どれを撮りなおす?
+/−ボタンで選択して、○ボタンで決定してね。」の
メッセージが表示されており、ユーザは、既に撮影した
キープ画像の中から、カーソル152を操作して、1枚
を消去して、撮り直すことができる。なお、ユーザが、
キープ画像が撮影可能枚数の全てを満たす前に(上述し
た例の場合、「6枚」のキープ画像を撮影する前に)
「撮影終了ボタン」を操作することにより撮影を終了さ
せた場合、この消去する画像の選択画面は、表示されな
いようにしてもよい。
【0093】そして、CPU101は、図10のステップ
S16に進み、操作パネル24、または撮影台用操作パ
ネル97からの出力に基づいて、撮り直す画像(消去す
る画像)が選択されたか否かを判定し、選択されていな
いと判定した場合、ステップS15に戻り、選択される
まで待機する。また、CPU101は、ステップS16
で、画像が選択されたと判定した場合、ステップS17
に進み、キープ画像記憶部107を制御し、選択された
画像を消去するとともに、図14を参照して説明したよ
うなカウントダウンインジケータ151を撮影用モニタ
23に表示させ、撮影するタイミングとなったとき、撮
影する。その後、画像の確認画面(図15)などが表示
され、上述したものと同様の処理が実行される。
【0094】ステップS18において、CPU101は、
ステップS12の場合と同様に、画像編集印刷処理を実
行中であるか否かを判定し、実行中であると判定した場
合、ステップS15に戻り、それ以降の処理を繰り返し
実行する。
【0095】また、ステップS14において、CPU10
1は、操作パネル24、または撮影台用操作パネル97
からの入力に基づいて、キープ画像の撮り直しが選択さ
れていない(ゲーム(もぐら叩き)が選択された)と判
定した場合、ステップS19に進み、撮影用モニタ23
にゲーム画面を表示させる。
【0096】図18は、撮影用モニタ23に表示される
ゲーム画面(もぐら叩き画面)の例を示す図である。こ
の例においては、ユーザは、操作パネルの「○ボタ
ン」、「×ボタン」、「+ボタン」、「−ボタン」を操
作することによりハンマー153を移動させ、もぐら叩
きゲームができるようになされている。
【0097】そして、所定の時間が経過した後(また
は、ゲームが終了した後)、CPU101は、図10のス
テップS20に進み、画像編集印刷処理を実行中である
か否かを判定し、実行中であると判定した場合、ステッ
プS19に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0098】なお、CPU101は、ステップS18およ
びS20において、先に撮影を行ったユーザが画像編集
印刷処理を実行中であると判定したとき、ステップS1
3に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行するようにし
てもよい。これにより、例えば、ゲームに飽きたユーザ
は、キープ画像の撮り直しを行うことができ、編集空間
が空くまでの時間を退屈せずに待つことができる。
【0099】ステップS12、ステップS18、または
ステップS20において、画像編集処理を実行中でない
と判定した場合、CPU101は、ステップS21に進
み、画像編集の案内画面を撮影用モニタ23に表示させ
る。
【0100】図19は、ステップS21において表示さ
れる案内画面の例を示す図であり、この例においては、
画像印刷装置1の外観とともに、矢印で編集空間への移
動を促す画面と、「落書き(編集)は横でできるよ。外
に出て落書きしてね。」のメッセージが表示されてい
る。ユーザは、この画面を確認し、撮影空間を出て、編
集空間に移動する。なお、順番待ちをしているユーザが
いる場合、そのユーザは、先に撮影をしているユーザが
撮影空間から出て編集空間に移動するのと入れ替わり
に、撮影空間に入場し、撮影処理を開始することができ
る。
【0101】そして、撮影用モニタ23に表示される案
内画面に応じて、編集空間に移動したユーザは、キープ
画像の編集を行う。
【0102】撮影用モニタ23に案内画面が表示され、
所定の時間が経過すると、CPU101は、図9のステッ
プS1に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
なお、撮影を終えたユーザが編集処理を行っている間
に、他のユーザが撮影処理を開始した場合、ステップS
1以降の処理が後述する画像編集印刷処理と並行して実
行される。
【0103】次に、図20のフローチャートを参照し
て、編集空間に対して実行される画像編集印刷処理を説
明する。
【0104】最初にステップS41において、CPU10
1は、編集入力用モニタ31にでも画面を表示する。
【0105】図21は、編集入力用モニタ31に表示さ
れるデモ画面の例を示す図であり、撮影し、編集対象画
像として選択された画像が編集入力用モニタ31に表示
されるため、「撮影から始めてね」のメッセージが表示
される。
【0106】図20に戻り、ステップS42において、
CPU101は、表示プロセッサ112を制御して、キー
プ画像データがバス110を介してキープ画像記憶部1
07から表示プロセッサ112に転送されたか否かを判
定し、転送されていないと判定した場合はステップS4
1に戻り、転送されたと判定するまで待機する。すなわ
ち、撮影に関する処理が終了し、編集に関する処理を開
始するとき、CPU101は、キープ画像記憶部107に
記憶されているキープ画像を表示プロセッサ112に転
送させる。ステップS42において、キープ画像データ
が表示プロセッサ112転送されたと判定した場合、CP
U101は、ステップS43に進み、表示プロセッサ1
12を制御して、そのキープ画像データを表示プロセッ
サ112が内蔵するメモリ112Aに記憶させる。
【0107】キープ画像データをメモリ112Aに記憶
させたCPU101は、ステップS44において、印刷設
定処理を実行する。印刷設定処理の詳細は、図23のフ
ローチャートを参照して後述する。
【0108】ステップS45において、CPU101は、
表示プロセッサ112を制御し、編集入力用モニタ31
に画像編集画面を表示する。
【0109】図22は、編集入力用モニタ31に表示さ
れる画像編集画面の例を示す図である。図22におい
て、画像編集画面201は、基本的に、編集対象画像を
表示する画像表示欄211、ユーザが編集に使用する色
を選択する色選択欄212、ユーザが操作することによ
り、入力ツール(書き込みツール)としてペンを選択す
るペンボタン213、ユーザが操作することにより、入
力ツールとして文字スタンプを選択する文字スタンプボ
タン214、ユーザが操作することにより、入力ツール
として絵柄スタンプを選択する絵柄スタンプボタン21
5、ユーザが操作することにより、入力ツールとして消
しゴムを選択する消しゴムボタン216、および、ユー
ザが操作することにより、画像編集画面201を終了す
る終了ボタン217により構成される。
【0110】なお、ユーザが消しゴムボタン216を操
作して選択する消しゴム機能は、後述するように、ユー
ザの指示により背景色を着色された透明なシールシート
に画像を印刷する場合、これまでに編集した編集画像だ
けでなく、撮影画像および背景色も消すようにしてもよ
い。この場合、印刷時において、消しゴム機能により指
定された箇所は、背景色、撮影画像、および編集画像の
全ての印刷が行われず、透明に表現される。
【0111】図20に戻り、ステップS46において、
CPU101は、表示プロセッサ112を制御して、タッ
チパネル113からの入力に基づいて、ユーザからタッ
チペン33により入力された各種の指示を識別し、それ
に応じて編集対象画像を編集する。CPU101は、表示
プロセッサ112を制御し、例えば、編集対象画像とし
て選択された画像を、2つのフレームバッファに記憶さ
せ、入力された編集を片方のフレームの画像に反映させ
る。そして、CPU101は、表示プロセッサ112を制
御し、その編集が取り消されたとき(消しゴム処理が入
力されたとき)、編集が反映されていないフレームの画
像(もう片方の画像)の対応する部分のデータを、編集
を反映させる画像のフレームに反映することにより、そ
の編集を取り消す。
【0112】ステップS47において、CPU101は、表
示プロセッサ112を制御し、タッチパネル113から
の入力に基づいて編集した画像を編集入力用モニタ31
に表示させる。すなわち、編集入力用モニタ31には、
上述した2つのフレームバッファのうち、編集を反映し
た方のフレームバッファに記憶されている画像が表示さ
れ、ユーザが書き込みをしたとき、その書き込みがリア
ルタイムで反映されて表示される。
【0113】ステップS48において、CPU101は、
制限時間が経過したか否か、または画像編集画面201
の終了ボタン(図示せず)が操作されたか否かを判定
し、制限時間が経過していない、かつ、終了ボタンが操
作されていないと判定した場合、ステップS46に戻
り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0114】制限時間が経過した、またはタッチパネル
113からの入力に基づいて、終了ボタンが操作された
と判定した場合、CPU101は、ステップS49に進み、
印刷処理を実行する。印刷処理の詳細は、図28のフロ
ーチャートを参照して後述する。
【0115】印刷処理を終了したCPU101は、ステッ
プS41に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0116】次に、図23のフローチャートを参照し
て、図20のステップS44において実行される印刷設
定処理の詳細を説明する。
【0117】最初にステップS61において、CPU10
1は、表示プロセッサ112を制御して、編集入力用モ
ニタ31に分割数選択画面を表示する。
【0118】図24は、編集入力用モニタ31に表示さ
れる分割数選択画面の例を示す図である。
【0119】図24に示される分割数選択画面231に
おいて、画面の下部に、「分割数を選択してね。」のメ
ッセージが表示されており、ユーザは、タッチペン33
を操作して、カーソル232を移動させ、決定ボタン2
33を操作することにより、好みの分割数のシールシー
トを選択できる。なお、ユーザは、1枚のシールシート
を様々な大きさのシールに分割する「混合分割」、1枚
のシールシートをそれぞれが等しい大きさの32個のシ
ールに分割する「32分割」、1枚のシールシートをそ
れぞれが等しい大きさの25個のシールに分割する「2
5分割」、1枚のシールシートをそれぞれが等しい大き
さの9個のシールに分割する「9分割」のうちから、好
みの分割数のシールシートを選択することができるよう
になされている。なお、さらに複数のパターンからシー
ルシートを選択できる場合、図24に示されるように、
画面の左右に矢印でそれが示される。ユーザはタッチペ
ンを操作して矢印を操作することにより、画面をスクロ
ールさせて、表示されているシールシートを変更するこ
とができる。
【0120】図23に戻り、ユーザが分割数選択画面2
31より好みの分割数のシールシートを選択すると、CP
U101は、ステップS62に進み、表示プロセッサ1
12を制御して、背景色選択画面を編集用モニタ31に
表示する。
【0121】図25は、編集入力用モニタ31に表示さ
れる背景色選択画面の例を示す図である。
【0122】図25に示される背景色選択画面241に
おいて、画面の下部に、「背景色を選んでね。」のメッ
セージが表示されている。また、画面中央には、分割数
選択画面231においてユーザが選択した分割数のシー
ルシートの絵が表示される。そして、その右側には、ユ
ーザが背景色を選択する色選択欄242が表示されてい
る。ユーザは、タッチペン33を操作して、色選択欄2
42より色を選択すると、画面中央に表示されているシ
ールシートの色がユーザに選択された色に変化する。そ
して、ユーザは、さらに決定ボタン243を操作するこ
とにより、好みの色を背景色として選択する。
【0123】なお、背景色は撮影画像が印刷されるシー
ルシートの色である。ユーザが選択した色が白色以外の
場合、プリンタ52のシールシート供給・排出ユニット
121は透明なシールシートを供給し、その供給された
シールシートは、ユーザにより選択された色を印刷する
印刷ユニットにおいて、着色される。また、ユーザが選
択した色が白色の場合、プリンタ52のシールシート供
給・排出ユニット121は、通常の白色のシールシート
を供給する。
【0124】図23に戻り、ユーザが背景色選択画面2
41より好みの背景色を選択すると、CPU101は、ス
テップS63に進み、表示プロセッサ112を制御し
て、撮影画像色選択画面を編集用モニタ31に表示す
る。
【0125】図26は、編集入力用モニタ31に表示さ
れる撮影画像色選択画面の例を示す図である。
【0126】図26に示される撮影画像色選択画面25
1において、画面の下部に、「撮影画像の色を選択して
ください。」のメッセージが表示されている。また、画
面中央には、画像表示欄252が設けられており、編集
前の撮影画像が表示される。そして、その右側には、ユ
ーザが操作することにより、画像表示欄252に表示さ
れている撮影画像をカラー印刷するように設定するカラ
ーボタン253、ユーザが操作することにより、画像表
示欄252に表示されている撮影画像をモノクロ印刷す
るように設定するモノクロボタン254、ユーザが操作
することにより、画像表示欄252に表示されている撮
影画像をセピア色印刷するように設定するセピアボタン
255、ユーザが操作することにより、画像表示欄25
2に表示されている撮影画像を特殊色印刷するように設
定する特殊色ボタン256、およびユーザが操作するこ
とにより、色を設定する範囲を指定する画面を表示する
範囲指定ボタン257が設けられている。
【0127】ユーザは、タッチペン33を操作して、カ
ラーボタン253、モノクロボタン254、セピア色ボ
タン255、または特殊色ボタン256のいずれかを選
択し、撮影画像の色を選択する。ユーザにより撮影画像
の色が選択されると、それに合わせて、画像表示欄25
2に表示されている撮影画像の色が変化する。また、ユ
ーザは範囲指定ボタン257を操作して、色を選択する
範囲の指定を行うことができる。ユーザが、タッチペン
33を操作して、範囲選択ボタン257を操作するか、
所定の時間が経過すると、撮影画像色選択画面251が
終了される。
【0128】これにより、編集前の撮影画像を、通常の
カラー印刷以外に、モノクロ印刷、セピア色印刷、また
は特殊色印刷などにより、シールシートに印刷すること
ができ、ユーザは、よりカラフルで面白みのある印刷が
行われたシールシートを得ることができる。また、図2
2の画像編集画面201の画像表示欄211には、図2
6または後述する図27においてユーザが選択した色の
撮影画像が表示される。
【0129】図23に戻り、CPU101は、ステップS
64において、ユーザが撮影画像色選択画面251の範
囲指定ボタン257を操作したか否かを判定する。操作
したと判定した場合、CPU101は、ステップS65に
進み、編集入力用モニタ31に範囲指定画面を表示す
る。
【0130】図27は、編集入力用モニタ31に表示さ
れる範囲指定画面261の例を示す図である。
【0131】図27Aにおいて、編集入力用モニタ31
に表示される範囲指定画面261の下部には、「範囲を
指定してください」のメッセージが表示される。そのメ
ッセージの上部には、画像表示欄262が表示されてお
り、撮影画像が表示されている。画像表示欄262の右
側には、ユーザが操作することにより、指定された範囲
内をカラー印刷するように設定するカラーボタン26
3、ユーザが操作することにより、指定された範囲内を
モノクロ印刷するように設定するモノクロボタン26
4、ユーザが操作することにより、指定された範囲内を
セピア色印刷するように設定するセピアボタン265、
ユーザが操作することにより、指定された範囲内を特殊
色印刷するように設定する特殊色ボタン266が設けら
れている。
【0132】ユーザは、図27Aに示される範囲指定画
面261において、タッチペン33を操作して、画像表
示欄262上で範囲を指定する。ユーザが範囲を指定す
ると、編集入力用モニタ31に表示される範囲指定画面
261の下部には、図27Bに示されるように、「範囲
内の色を指定してください」のメッセージが表示され
る。そして、ユーザが、カラーボタン263、モノクロ
ボタン264、セピアボタン265、または特殊色ボタ
ン266、を操作すると、それに合わせて、画像表示欄
262のユーザに指定された範囲内の色が変化する。所
定の時間が経過すると、範囲指定画面261は終了され
る。
【0133】なお、撮影画像色選択画面251におい
て、ユーザがタッチペン33を操作し、印刷する色を選
択し、その後範囲指定ボタン257を操作した場合、ユ
ーザに指定された範囲内は、範囲指定画面261におい
て、ユーザに指示された色で印刷され、範囲外は、撮影
画像色選択画面251において、ユーザに指示された色
で印刷されるように設定される。
【0134】これにより、例えば、撮影画像の一部をカ
ラー印刷し、その他をモノクロ印刷したり、撮影画像の
一部を金色等の特殊色により特殊色印刷し、その他をセ
ピア色に印刷したりする等、ユーザは様々な組み合わせ
で撮影画像を印刷することができる。なお、上述した撮
影画像の設定は、図22の画像編集画面201の画像表
示欄211に表示される際にも反映される。
【0135】以上のようにして、ユーザは、よりカラフ
ルで面白みのある画像が印刷されたシールシートを得る
ことができる。
【0136】図23に戻り、ステップS65に処理を終
了すると、CPU101は、印刷設定処理を終了し、図2
0のステップS45に進む。
【0137】また、図23のステップS64において、
ユーザが範囲指定ボタンを操作していないと判定された
場合、CPU101は、印刷設定処理を終了し、図20の
ステップS45に進む。
【0138】次に、図28のフローチャートを参照し
て、図20のステップS49において実行される印刷処
理の詳細について説明する。
【0139】最初にステップS81において、CPU10
1は、編集済みの画像データを、バス110を介してプ
リンタ52に転送し、図23に示される印刷設定処理に
おいて作成された設定に基づいて、プリンタ52のプリ
ンタ制御部120を制御して、シールシート供給・排出
ユニット121に、ユーザにより指定された分割数およ
び色(白または透明)のシールシートを供給させる。
【0140】ステップS82において、CPU101は、
図23に示される印刷設定処理において作成された設定
および、編集済みの画像データに基づいて、カラー印刷
を行うか否かを判定する。カラー印刷を行うと判定した
場合、CPU101は、ステップS83に進み、プリンタ
制御部120を制御して、カラー印刷ユニット122に
おいて供給されたシールシートにカラー印刷を行う。カ
ラー印刷が終了したCPU101は、ステップS84に進
む。
【0141】また、ステップS82において、カラー印
刷を行わないと判定した場合、CPU101は、ステップ
S84に進む。
【0142】ステップS84において、CPU101は、
図23に示される印刷設定処理において作成された設定
および、編集済みの画像データに基づいて、モノクロ印
刷やセピア色印刷等の単色印刷を行うか否かを判定す
る。単色印刷を行うと判定した場合、CPU101は、ス
テップS85に進み、プリンタ制御部120を制御し
て、単色印刷ユニット123において供給されたシール
シートに単色印刷を行う。単色印刷が終了したCPU10
1は、ステップS86に進む。
【0143】また、ステップS84において、単色印刷
を行わないと判定した場合、CPU101は、ステップS
86に進む。
【0144】ステップS86において、CPU101は、
図23に示される印刷設定処理において作成された設定
および、編集済みの画像データに基づいて、蛍光色印刷
や蓄光色印刷等の特殊色印刷を行うか否かを判定する。
特殊色印刷を行うと判定した場合、CPU101は、ステ
ップS87に進み、プリンタ制御部120を制御して、
蓄光色印刷ユニット124において供給されたシールシ
ートに特殊色印刷を行う。特殊色印刷が終了したCPU1
01は、ステップS88に進む。
【0145】また、ステップS86において、特殊色印
刷を行わないと判定した場合、CPU101は、ステップ
S88に進む。
【0146】ステップS88において、CPU101は、
プリンタ制御部120を制御して、シールシート供給・
排出ユニット121に、印刷されたシールシートを、シ
ール取り出し口34を介して排出させる。シールシート
が排出されると、CPU101は、印刷処理を終了し、図
20のステップS41に進む。
【0147】以上のように、撮影画像が編集され、シー
ルシートに印刷されることにより、ユーザは、よりカラ
フルで面白みのあるシールシートを得ることができる。
【0148】以上においては、プリンタ52における特
殊色印刷用インクとして、蓄光顔料を含むインク、また
は蛍光色インクを用いるように説明したが、これに限ら
ず、例えば、温度によって色が変化するインクである示
温インク等を用いるようにしてもよい。
【0149】図29は、図1に示される画像印刷装置1
の内部の他の構成例を示すブロック図である。図1乃至
図5において説明した部分についての説明は省略する。
【0150】プリンタ52の感熱印刷ユニット281
は、温度によって色が変化する示温インクを用いて印刷
を行う。示温インクは、温度によって発色をコントロー
ルする減感剤を配合したインクであり、温度が上がると
減感剤が働いて消色し、逆に温度が下がると発色する。
これにより、温度変化に合わせて、色が変化したり、無
色のところに色が現れたりする。
【0151】図30は、感熱印刷を行ったシールシート
の例を示す図である。
【0152】図30Aにおいて、シールシート301に
印刷された画像の星型の部分は、示温インクを用いた感
熱印刷が行われている。このシールシート301の星型
の部分を、例えば温めた場合、図30Bに示されるよう
に星型の部分の色が変化する。そして、逆に、図30B
において、シールシート301の星型の部分を、例えば
冷やした場合、図30Aに示されるように星型の部分の
色が元の色に変化する。
【0153】また、示温インクの代わりに、液晶をマイ
クロカプセル化した液晶インクを用いてもよい。図31
は、液晶インクを用いて印刷を行ったシールシートの例
を示す図である。
【0154】図31Aのシールシート311に印刷され
た画像において、円形の黒色の部分が、液晶インクを用
いた印刷が行われた部分である。このシールシート31
1の円形の黒色の部分を、例えば暖めた場合、図31B
に示されるように、円形の黒色の部分に予め他の方法で
印刷されていた星型が浮かび上がる。
【0155】以上のように、示温インク、または液晶イ
ンク等を用いて感熱印刷を行うことにより、ユーザは、
よりカラフルで、面白みのあるシールシートを得ること
ができる。
【0156】また、それら以外にも、プリンタ52にお
ける特殊色印刷用インクとして、例えば、印刷されたイ
ンクを熱で膨張させ、隆起効果を持たせる隆起印刷用イ
ンクを用いるようにしてもよい。
【0157】図32は、図1に示される画像印刷装置1
の内部の他の構成例を示すブロック図である。図1乃至
図5において説明した部分についての説明は省略する。
【0158】プリンタ52の隆起印刷ユニット321
は、熱によって膨らむパウダーをシールシートに付着さ
せ、その後加熱することにより、パウダーを溶解させて
膨張させる印刷である隆起印刷を行う。パウダーの色
は、通常の色の他に、透明、金、または銀等の特殊色に
することも可能である。これにより、シールシートに印
刷された画像に迫力を持たせる等の効果が得られる。
【0159】図33は、隆起印刷を施したシールシート
の例を示す図である。
【0160】図33Aは、隆起印刷が施されたシールシ
ート331の画像が印刷された面を見た図である。図3
3Aにおいて、黒色の楕円形の絵柄が隆起印刷されてい
る。このシールシート331を断面方向より見ると、図
33Bのように、隆起印刷された黒色の楕円形の絵柄部
分が隆起していることがわかる。このように、絵柄が隆
起した印刷を行うことにより、シールシートに印刷され
た絵柄に迫力を持たせる等の効果が得られる。
【0161】なお、上述したパウダー以外に、発泡剤を
混ぜたインクを隆起印刷用インクとして用い、加熱によ
りインクを発泡させて隆起させるようにしてもよい。
【0162】また、特殊色印刷を行う特殊色印刷ユニッ
トにおいて、複数の特殊色を印刷することができるよう
にしてもよい。
【0163】図34は、図1に示される画像印刷装置1
の内部の他の構成例を示すブロック図である。図1乃至
図5において説明した部分についての説明は省略する。
【0164】図34において、プリンタ52の複数特殊
色印刷ユニット341は、プリンタ制御部120に制御
されて、複数種類の特殊色を印刷することができる。例
えば、複数特殊色印刷ユニット341は、溶融型熱転写
用印字ヘッドを有しており、図35に示されるような特
殊色印刷用インクシート351を使用して印刷を行う。
図35において、特殊色印刷用インクシート351は、
ゴールド(金)色、およびシルバー(銀)色からなる溶
融型熱転写層を、リボンの延在方向に順次配列したリボ
ンシートで構成されている。これにより、複数特殊色印
刷ユニット341は、特殊色として、ゴールド、および
シルバーの両方の色のインクをシールシートに印刷する
ことが可能となる。
【0165】また、複数特殊色印刷ユニット341にお
いて使用されるインクは、上述したゴールド、およびシ
ルバーの色のインクに限らず、例えば、上述した蛍光イ
ンク、蓄光顔料を含むインク、隆起印刷用インク、また
は、示温インク等、何でもよい。また、使用可能なイン
クの種類も何種類でもよい。
【0166】これにより、ユーザは、撮影画像に対して
よりカラフルで面白みのある編集を行うことができる。
【0167】例えば、図22の画像編集画面201にお
いて、ユーザが、タッチペン33を操作してペンボタン
213を操作し、色選択欄212より色を選択し、画像
表示欄211に表示されている撮影画像上で直線を描い
た場合、図36に示すように複数色を用いたマーブル模
様の直線が描かれるようにしてもよい。この場合、マー
ブル模様に用いられる色は、複数特殊色印刷ユニット3
41において印刷される特殊色だけでなく、カラー印刷
ユニット122において印刷される色、および単色印刷
ユニット123において印刷される色により構成されて
もよい。
【0168】また、画像編集画面201において、ユー
ザが特殊色を用いて、直線を描いた場合、画像表示欄2
11に描かれる直線は1色の直線であるが、その後編集
済みの画像がシールシートに印刷されると、描かれた直
線が図37に示されるような複数特殊色線として印刷さ
れるようにしてもよい。図37において、複数特殊色線
371は、複数特殊色印刷用ユニット341において、
印刷された金色部372および銀色部373により構成
される。
【0169】以上のようにすることで、ユーザは、撮影
画像に、よりカラフルで面白みのある編集を行ったシー
ルシートを得ることができる。
【0170】また、上述した色以外にも、プリンタ52
における特殊色印刷用インクとして、例えば、ラメ色の
インクを用いるようにしてもよい。
【0171】図38は、図1に示される画像印刷装置1
の内部の他の構成例を示すブロック図である。図1乃至
図5において説明した部分についての説明は省略する。
【0172】図38において、プリンタ52のラメ色印
刷ユニット381は、プリンタ制御部120に制御され
て、ラメ色を印刷することができる。これによりユーザ
は、撮影画像に、よりカラフルで面白みのある編集を行
ったシールシートを得ることができる。
【0173】また、ユーザが、図22の画像編集画面2
01において、例えばゴールドやシルバー等の特殊色を
用いて、撮影画像に編集を行う場合、画像表示欄211
において表示される特殊色の部分を、図39に示すよう
に、点滅させて表示させるようにしてもよい。図39に
おいては、特殊色により編集された星マーク391は、
点滅し、輝くように表示されている。これにより、ユー
ザは、よりカラフルで面白みのある編集画面で画像を編
集することができる。
【0174】なお、特殊色印刷として、上述した印刷方
法以外にも、例えば、接着剤を用いて毛くずを定着させ
る植毛印刷、香料を混ぜたインクを用いる香料印刷、ま
たは、水に濡らすと印刷された絵柄を転写することが可
能な水転写印刷等の印刷方法であってもよい。
【0175】一連の処理をソフトウエアにより実行させ
る場合には、そのソフトウエアを構成するプログラム
が、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用の
パーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒
体からインストールされる。
【0176】以上において、印刷媒体は、シールシート
に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙
や、ポスター用の紙、テレホンカードなどのカード、あ
るいは、Tシャツなどの布地などに印刷するようにして
もよい。
【0177】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0178】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像印刷装置お
よび方法、印刷媒体、並びにプログラムによれば、より
カラフルで面白みのある画像が印刷された印刷媒体を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像印刷装置の構成例を示す
斜視図である。
【図2】図1の画像印刷装置の配置例を示す図である。
【図3】撮影空間における各装置の配置例を示す図であ
る。
【図4】図2を上方から見た場合の配置例を示す図であ
る。
【図5】図1の画像印刷装置の内部の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】カラー印刷用インクシートの構成例を示す図で
ある。
【図7】単色印刷用インクシートの構成例を示す図であ
る。
【図8】シールシートに行った蓄光顔料を含むインクの
印刷例を示す図である。
【図9】図1の画像印刷装置の画像撮影処理について説
明するフローチャートである。
【図10】図1の画像印刷装置の画像撮影処理について
説明する図9に続くフローチャートである。
【図11】図9のステップS1において撮影用モニタに
表示されるデモ画面の例を示す図である。
【図12】図9のステップS3において撮影用モニタに
表示される説明画面の例を示す図である。
【図13】図9のステップS4において撮影用モニタに
表示される説明画面の他の例を示す図である。
【図14】図9のステップS6において撮影用モニタに
表示される表示画面の例を示す図である。
【図15】図9のステップS7において撮影用モニタに
表示される画像確認画面の例を示す図である。
【図16】図10のステップS13において撮影用モニ
タに表示される選択画面の例を示す図である。
【図17】図10のステップS15において撮影用モニ
タに表示される、撮り直す画像の選択画面の例を示す図
である。
【図18】図10のステップS19において撮影用モニ
タに表示されるゲーム画面の例を示す図である。
【図19】図10のステップS21において撮影用モニ
タに表示される案内画面の例を示す図である。
【図20】編集空間に対して実行される画像編集印刷処
理を説明するフローチャートである。
【図21】図20のステップS41において編集入力用
モニタに表示されるデモ画面の例を示す図である。
【図22】図20のステップS45において表示される
編集入力用モニタに表示される画像編集画面の例を示す
図である。
【図23】図20のステップS44において実行される
印刷設定処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図24】図23のステップS61において編集入力用
モニタに表示される分割数選択画面の例を示す図であ
る。
【図25】図23のステップS62において編集入力用
モニタに表示される背景色選択画面の例を示す図であ
る。
【図26】図23のステップS63において編集入力用
モニタに表示される撮影画像色選択画面の例を示す図で
ある。
【図27】図23のステップS65において編集入力用
モニタに表示される範囲指定画面261の例を示す図で
ある。
【図28】図20のステップS49において実行される
印刷処理の詳細について説明するフローチャートであ
る。
【図29】図1に示される画像印刷装置の内部の他の構
成例を示すブロック図である。
【図30】シールシートに行った感熱印刷の印刷例を示
す図である。
【図31】シールシートに行った液晶インクを用いた印
刷例を示す図である。
【図32】図1に示される画像印刷装置の内部のさらに
他の構成例を示すブロック図である。
【図33】シールシートに行った隆起印刷の印刷例を示
す図である。
【図34】図1に示される画像印刷装置の内部のさらに
他の構成例を示すブロック図である。
【図35】特殊色印刷用インクシートの構成例を示す図
である。
【図36】シールシートに印刷された複数色を用いたマ
ーブル模様の直線の例を示す図である。
【図37】シールシートに印刷された複数特殊色線の例
を示す図である。
【図38】図1に示される画像印刷装置の内部のさらに
他の構成例を示すブロック図である。
【図39】図20のステップS45において表示される
編集入力用モニタに表示される画像編集画面の他の例を
示す図である。
【符号の説明】
1 画像印刷装置 23 撮影用モニタ 31 編集入力用モニタ 34 シール取り出し口 41 撮影装置 52 プリンタ 101 CPU 107 キープ画像記憶部 112 表示プロセッサ 113 タッチパネル 120 プリンタ制御部 121 シールシート供給・排出ユニット 122 カラー印刷ユニット 123 単色印刷ユニット 124 蓄光色印刷ユニット 241 背景色選択画面 251 撮影画像色選択画面 261 範囲指定画面 281 感熱印刷ユニット 321 隆起印刷ユニット 341 複数特殊色印刷ユニット 361 マーブル模様線 371 複数特殊色線 381 ラメ色印刷ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月30日(2003.5.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像印刷装置
は、被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段により得ら
れた被写体の画像を含む画像編集画面を表示する表示手
段と、表示手段により表示された画像編集画面に基づい
て入力された、撮像手段により得られた被写体の画像に
対する編集の入力を、所定の制限時間内において受け付
ける入力受付手段と、入力受付手段により受け付けられ
た編集の入力に基づいて、被写体の画像を編集する編集
手段と、カラー印刷用インクを用いてカラー印刷を行う
カラー印刷部に加えて、特殊色印刷用インクを用いて特
殊色印刷を行う特殊色印刷部を有し、カラー印刷部また
は特殊色印刷部を用いて、編集手段により編集が施され
た被写体の画像を所定の印刷媒体に印刷する印刷手段と
を備え、ユーザが表示手段により表示された画像編集画
面の所定のボタンを操作して機能を選択した場合、入力
受付手段は、表示手段により表示された画像編集画面に
含まれる被写体の画像上に、制限時間内においてユーザ
により描かれた1本の線を1つの編集の入力として受け
付け、編集手段は、制限時間内において入力受付手段に
より1つの編集の入力として受け付けられた1本の線に
対応して、カラー印刷用インクに含まれる色、および特
殊色印刷用インクに含まれる色の両方を含む複数の色に
よって所定の模様が形成される1本の線からなる編集画
像を生成し、編集画像を用いて被写体の画像を編集し、
印刷手段は、カラー印刷部および特殊色印刷部を用い
て、編集が施された被写体の画像を印刷媒体に印刷する
ことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】撮像手段は、カメラにより構成され、表示
手段は、編集入力用モニタにより構成され、入力受付手
段は、タッチペンおよびタッチパネルにより構成され、
編集手段はCPU(Central Processing Unit)により構成
され、印刷手段はプリンタにより構成される。また、カ
ラー印刷部はカラー印刷ユニットにより構成され、特殊
色印刷部は蓄光色印刷ユニット、感熱印刷ユニット、隆
起印刷ユニット、複数特殊色印刷ユニット、またはラメ
色印刷ユニット等により構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】撮像手段は、被写体を撮像し、表示手段
は、撮像して得られた被写体の画像を含む画像編集画面
を表示し、入力受付手段は、画像編集画面に基づいて入
力された被写体の画像に対する編集の入力を、所定の制
限時間内において受け付け、編集手段は、ユーザがタッ
チペンを用いて描いた1本の線に対応して、カラー印刷
用インクに含まれる色、および特殊色印刷用インクに含
まれる色の両方を含む複数の色を用いた1本の線からな
る編集画像を生成し、その編集画像を用いて被写体の画
像を編集し、印刷手段は、編集手段により編集された画
像をカラー印刷部および特殊色印刷部を用いて所定の印
刷媒体に印刷する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】例えば、所定の制限時間内において、ユー
ザがタッチペンをタッチパネル上で操作し、編集画像と
して、直線を入力すると、CPUは、カラー印刷用インク
に含まれる色および特殊色印刷用インクに含まれる色の
両方を含む複数の色を用いた模様で装飾された直線から
なる編集画像を生成する。プリンタは、以上のようにCP
Uが生成した編集画像を、カラー印刷部と特殊色印刷部
の両方を用いて、所定の印刷媒体に印刷する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】前記編集手段は、所定の制限時間内におい
て入力受付手段により受け付けられた1本の線に対応し
て、マーブル模様が形成される1本の線からなる編集画
を生成するようにすることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記編集手段は、所定の制限時間内におい
て入力受付手段により受け付けられた1本の線に対応し
て、第1の色の部分と第2の色の部分とにより構成され
る模様が形成される1本の線からなる編集画像を生成す
るようにすることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】前記印刷手段により編集が施された被写体
の画像が印刷された印刷媒体を排出する排出手段をさら
に備えるようにすることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】本発明の画像印刷方法は、カラー印刷用イ
ンクを用いてカラー印刷を行うカラー印刷部に加えて、
特殊色印刷用インクを用いて特殊色印刷を行う特殊色印
刷部を有し、撮像を行う撮像部を制御し、被写体を撮像
させる撮像制御ステップと、画像を表示する表示部を制
御し、撮像制御ステップの制御により撮像部において得
られた被写体の画像を含む画像編集画面を表示させる表
示制御ステップと、表示制御ステップの制御により表示
部に表示された画像編集画面に基づいてユーザによりタ
ッチペンを用いて入力される被写体の画像に対する編集
の入力を、所定の制限時間内において受け付ける入力受
付ステップと、入力受付ステップの処理により受け付け
られた編集の入力に基づいて、被写体の画像を編集する
編集ステップと、カラー印刷部または特殊色印刷部を用
いた、編集ステップの処理により編集が施された編集済
み画像の、所定の印刷媒体への印刷を制御する印刷制御
ステップとを含み、ユーザが表示部により表示された画
像編集画面の所定のボタンを操作して機能を選択した場
合、入力受付ステップは、表示部に表示された画像編集
画面に含まれる被写体の画像上に、制限時間内において
ユーザにより描かれた1本の線を1つの編集の入力とし
て受け付け、編集ステップは、制限時間内において入力
受付ステップの処理により1つの編集の入力として受け
付けられた1本の線に対応して、カラー印刷用インクに
含まれる色、および特殊色印刷用インクに含まれる色の
両方を含む複数の色によって所定の模様が形成される1
本の線からなる編集画像を生成し、編集画像を用いて被
写体の画像を編集し、印刷制御ステップは、カラー印刷
部および特殊色印刷部を用いた、編集が施された被写体
の画像の印刷媒体への印刷を制御することを特徴とす
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志岐 尚仁 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 今井 弘毅 京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町 801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 柴田 悦子 京都市西京区山田畑田町13−2 EXEI I207号 Fターム(参考) 2C065 AB10 AD07 DC04 DC06 DC29 2C187 AC05 AC08 AD07 AE11 AF03 BF42 BG07 BG49 CC09 DB58 GA01 GA09 5C052 AA11 DD02 FA02 FA03 FA09 FB05 FD09 FD13 FE01 FE07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影された被写体の画像に編集を施した
    後、前記編集が施された編集済み画像をユーザに提供す
    る画像印刷装置において、 前記被写体の画像に対する編集の入力を受け付ける入力
    受付手段と、 前記入力受付手段により受け付けられた前記編集の入力
    に基づいて、前記被写体の画像を編集する編集手段と、 カラー印刷用インクを用いてカラー印刷を行うカラー印
    刷部に加えて、特殊色印刷用インクを用いて特殊色印刷
    を行う特殊色印刷部を有し、前記カラー印刷部または前
    記特殊色印刷部を用いて、前記編集手段により前記編集
    が施された前記編集済み画像を所定の印刷媒体に印刷す
    る印刷手段とを備え、 前記編集手段は、前記入力受付手段により受け付けられ
    た1つの前記入力に対応して、前記カラー印刷用インク
    または前記特殊色印刷用インクのいずれかに含まれる色
    で構成され、かつ、前記特殊色印刷用インクに含まれる
    色を少なくとも1色含む複数の色により、所定の模様が
    形成される1つの編集画像を生成し、前記編集画像を用
    いて前記被写体の画像を編集し、 前記印刷手段は、前記編集画像を構成する色に対応する
    印刷部を用いて、前記編集画像を前記印刷媒体に印刷す
    ることを特徴とする画像印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記カラー印刷用インクの色は、イエロ
    ー、マゼンタ、シアン、若しくはブラックを含み、 前記特殊色印刷用インクは、ゴールド色のインク、シル
    バー色のインク、プラチナ色のインク、蓄光顔料を含む
    インク、蛍光色のインク、示温インク、液晶インク、隆
    起印刷用インク、またはラメ色インクのうち、少なくと
    も1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー印刷用インクおよび前記特殊
    色印刷用インクは、互いに異なるリボンシートに、色毎
    に配列された固形顔料であり、 前記印刷手段の各印刷部は、発熱素子により構成され、
    昇華型熱転写方式、または溶融型熱転写方式により前記
    インクを前記印刷媒体に定着させることを特徴とする請
    求項1または2に記載の画像印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記編集手段は、前記入力受付手段によ
    り受け付けられた1つの前記入力に対応して、マーブル
    模様が形成される1つの編集画像を生成することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 前記編集手段は、前記入力受付手段によ
    り受け付けられた1つの前記入力に対応して、第1の色
    の部分と第2の色の部分とにより構成される模様が形成
    される1つの編集画像を生成することを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の画像印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記被写体の画像および前記編集画像の
    表示を制御する表示制御手段をさらに備え、 前記表示制御手段は、前記編集手段により生成された前
    記編集画像に対応して、色および模様が異なる編集画像
    を表示するように前記表示を制御することを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の画像印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記表示制御手段は、前記編集手段によ
    り生成された複数の色により所定の模様が形成される前
    記編集画像を1つの色で表示するように前記表示を制御
    することを特徴とする請求項6に記載の画像印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記表示制御手段は、前記編集手段によ
    り生成された前記編集画像の前記特殊色印刷用インクの
    色の部分に対応させて、前記編集画像を点滅させて表示
    するように前記表示を制御することを特徴とする請求項
    6または7に記載の画像印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記印刷手段は1台のプリンタであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像
    印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記印刷手段により前記画像が印刷さ
    れた前記印刷媒体を排出する排出手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像
    印刷装置。
  11. 【請求項11】 カラー印刷用インクを用いてカラー印
    刷を行うカラー印刷部に加えて、特殊色印刷用インクを
    用いて特殊色印刷を行う特殊色印刷部を有し、撮影され
    た被写体の画像に編集を施した後、前記編集が施された
    編集済み画像をユーザに提供する画像印刷装置の画像印
    刷方法において、 前記被写体の画像に対する編集の入力を受け付ける入力
    受付ステップと、 前記入力受付ステップの処理により受け付けられた前記
    編集の入力に基づいて、前記被写体の画像を編集する編
    集ステップと、 前記カラー印刷部または前記特殊色印刷部を用いて、前
    記編集ステップの処理により前記編集が施された前記編
    集済み画像の、所定の印刷媒体への印刷を制御する印刷
    制御ステップとを含み、 前記編集ステップは、前記入力受付ステップの処理によ
    り受け付けられた1つの前記入力に対応して、前記カラ
    ー印刷用インクまたは前記特殊色印刷用インクのいずれ
    かに含まれる色で構成され、かつ、前記特殊色印刷用イ
    ンクに含まれる色を少なくとも1色含む複数の色によ
    り、所定の模様が形成される1つの編集画像を生成し、
    前記編集画像を用いて前記被写体の画像を編集し、 前記印刷制御ステップは、前記編集画像を構成する色に
    対応する印刷部を用いて、前記編集画像の、前記印刷媒
    体への印刷を制御することを特徴とする画像印刷方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の画像印刷方法によ
    り印刷されたことを特徴とする印刷媒体。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の画像印刷方法をコ
    ンピュータに実行させるプログラム。
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