JP2004159158A - 写真プリント提供装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者がフレームと自己の撮像映像との合成画像を見ながらフレームを切換えて選択できる写真プリント提供装置を提供する。
【解決手段】カメラと、カメラによる撮像映像と合成するフレーム等の記憶画像を格納する記憶画像格納部と、上記記憶画像格納部から読み出された記憶画像と撮像映像をリアルタイム合成する合成手段と、上記合成手段による合成映像をリアルタイム表示して被写体に目視確認を可能とする表示手段と、使用者の操作により記憶画像の一覧から記憶画像を切換入力する切換入力手段とを備え、上記切換入力に応じ、合成手段は撮像映像に合成する記憶画像を切換えてリアルタイム合成し、表示手段はリアルタイム合成された合成映像をリアルタイムで切換表示するように構成され、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を静止画として写真プリントで提供するようにした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し、撮影画像をプリントして販売する写真プリント提供装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写真プリント提供装置が数多く設置されている。このような写真プリント提供装置は、一般に、利用者である被写体をカメラで撮影し、その撮影画像に対してフレーム画像を合成し、その合成画像を写真プリントとして印刷出力するものである。このような写真プリント提供装置として、出願人が把握している先行技術として、下記の特許文献1に示すものがある。
【0003】
この特許文献1記載の写真プリント提供装置は、フレームを動画像として表示したのち、所定の瞬間に静止させて静止画とし、静止状態としたフレームにカメラによる撮影画像を合成してシールプリント等に印刷出力するものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−282571号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の写真プリント提供装置では、フレーム画像を動画で表示したのち静止状態の画像に停止し、静止画像となったフレームとカメラによる撮影画像を合成することにより、フレームに変化を持たせ、面白みのある合成写真を得られるものである。
【0006】
しかしながら、上記従来の装置でも、撮影画像と合成されるときのフレーム画像は静止画として固定されたものであり、カメラによる撮影画像と合成してモニター画面中で合成画像として表示する際には、フレーム画像は1種類に固定されており、モニターの撮影画像を見ながらそれに合わせてフレームを変化させることはできない。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、使用者がフレーム等の記憶画像と自己の撮像映像との合成画像を見ながら、リアルタイムで記憶画像を切換えて所望の記憶画像を選択することができる写真プリント提供装置および方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の写真プリント提供装置は、撮像領域内の使用者を含む被写体を撮像するカメラと、上記カメラによる撮像映像と合成するフレームや背景等の記憶画像を格納する記憶画像格納部と、上記記憶画像格納部から読み出された記憶画像と撮像映像をリアルタイム合成する合成手段と、上記合成手段でリアルタイム合成された合成映像をリアルタイム表示して被写体に合成映像の目視確認を可能とする表示手段と、使用者による操作により記憶画像格納部に格納されている記憶画像の一覧から記憶画像の切換入力を可能とする切換入力手段とを備え、上記切換入力手段による記憶画像の切換入力に応じ、合成手段は撮像映像に合成する記憶画像を切換えてリアルタイム合成し、表示手段はリアルタイム合成された合成映像をリアルタイムで切換表示するように構成され、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を決定して所定タイミングの静止画として固定するシャッタ手段と、固定された静止画である合成画像を印刷して写真プリントとして提供するプリンタとをさらに備えたことを要旨とする。
【0009】
また、本発明の写真プリント提供方法は、撮像領域内の使用者を含む被写体をカメラで撮像する撮像ステップと、記憶画像格納部から読み出されたフレームや背景等の記憶画像と撮像映像をリアルタイム合成する合成ステップと、上記合成ステップでリアルタイム合成された合成映像をリアルタイム表示して被写体に合成映像の目視確認を可能とする表示ステップと、使用者による操作により記憶画像格納部に格納されている記憶画像の一覧から記憶画像の切換入力を可能とする切換入力ステップとを備え、上記切換入力ステップによる記憶画像の切換入力に応じ、合成手段は撮像映像に合成する記憶画像を切換えてリアルタイム合成し、表示手段はリアルタイム合成された合成映像をリアルタイムで切換表示し、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を決定して所定タイミングの静止画として固定するシャッタステップと、固定された静止画である合成画像を印刷して写真プリントとして提供するプリントステップとをさらに備えたことを要旨とする。
【0010】
すなわち、本発明は、上記記憶画像格納部から読み出された記憶画像と撮像映像をリアルタイム合成し、その合成映像をリアルタイム表示して被写体に合成映像の目視確認を可能とする。そして、使用者による操作により記憶画像格納部に格納されている記憶画像の一覧から記憶画像の切換入力を可能とし、この切換入力に応じて、撮像映像に合成する記憶画像を切換えてリアルタイム合成するとともに、リアルタイム合成された合成映像をリアルタイムで切換表示し、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を決定して所定タイミングの静止画として固定し、写真プリントとして提供する。
【0011】
このように、使用者は、従来のように、あらかじめひとつに決められたフレーム画像に応じてシャッタ操作を行なうのではなく、リアルタイム表示される使用者自身の映像と、切換表示されるフレーム等の記憶画像とのリアルタイム合成映像を目視確認しながら、順次記憶画像の切換入力を行なうとともに、その合成映像をリアルタイムで目視確認できる。このため、所望の記憶画像を探したり、記憶画像の絵柄に合わせたポーズや表情を決めるなど、趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。また、記憶画像と撮像映像が実際に合成された状態で数多くの記憶画像のなかから所望の記憶画像を選択できるため、そのときの服装や髪型、あるいはその時の気分やプレイ仲間が誰か等に応じた最適な記憶画像の選択を行ないやすくなる。
【0012】
本発明において、上記記憶画像格納部は、撮影された被写体の前景となるフレームが記憶されるフレーム格納部と、背景が記憶される背景格納部とを含んで構成され、上記合成手段は、撮像映像にフレームを合成するオーバーレイ合成手段と、背景を合成するアンダーレイ合成手段とを含んで構成されている場合には、被写体の前景となるフレームがオーバーレイ合成されるとともに、被写体の背景がアンダーレイ合成される。そして、その状態で被写体の撮像映像がリアルタイム合成されて使用者によって目視確認できるともに、記憶画像の切換入力と切換表示が可能となる。したがって、従来のように単にフレームに変化を持たせるだけではなく、フレームと背景との双方に変化を持たせた写真プリントが得られる。しかも、フレームと背景双方の切換入力と切換表示が可能となり、より趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。
【0013】
本発明において、上記切換入力手段は、上記フレームの切換入力を行なうフレーム切換入力手段と、上記背景の切換入力を行なう背景切換入力手段とを含んで構成され、上記背景の切換入力と、フレームの切換入力をそれぞれ別個に行いうるように構成されている場合には、
背景は背景で切換入力し、フレームはフレームで切換入力することにより、フレームと背景の組合せを使用者が自由に選べてより趣向を凝らした撮影プレイが可能となるうえ、変化に富んだ写真プリントの提供が可能となる。
また、この場合において、上記合成手段は、撮像映像にフレームを合成するオーバーレイ合成手段と、背景を合成するアンダーレイ合成手段とを含んで構成されている場合には、フレームと背景の切換入力に応じてそれぞれ別個に合成処理を行なうため、制御処理の負荷が分散されて処理速度の低下が少なく、使用者にストレスを感じさせない。
【0014】
本発明において、上記背景とフレームは、あらかじめ所定の組合せが設定されており、上記切換入力手段の操作により、上記組合せ単位で切換入力が行なわれるように構成されている場合には、
フレームと背景の組合せとして絵柄的に合う組合せをあらかじめ設定し、その組合せ単位で切換入力を行うことにより、使用者は、絵柄や色彩的に合わない組合せを選ぶ心配がなくなるうえ、無駄な操作を省くことができて、記憶画像を探したり選んだりする時間を実質的に長くすることができる。このため、使用者に考える時間を十分与えたり、反対にプレイ時間を短く設定して顧客回転率を向上させたりすることが可能となる。
【0015】
本発明において、上記記憶画像は、上記表示手段に合成映像として表示して使用者に目視確認させるための確認用画像と、所望の記憶画像を決定して静止画として印刷するための印刷用画像とが準備され、上記合成手段として、確認用画像を読み出して合成映像を生成して表示手段に表示する確認画像用合成手段と、所望の記憶画像を決定して固定された静止画を印刷する際に印刷用画像を読み出して合成画像を生成する印刷画像用合成手段とを備えている場合には、
確認用画像と印刷用画像が別に準備されているため、確認用画像の合成処理と印刷用画像の合成処理をそれぞれ別個に行なうため、制御処理の負荷が分散されて処理速度の低下が少なく、使用者にストレスを感じさせない。また、例えば、確認用画像として画素の少ない低解像度画像を使用し、印刷用画像として画素の多い高解像度画像を使用することにより、確認用画像の合成処理や表示処理においては、データ量の少ない低解像度画像を使用して負荷の少ない状態で処理を行い、印刷用画像の合成処理や印刷においては、高解像度画像を用いることにより、画質に優れた美麗な写真プリントを作成することができる。
また、この場合において、制御手段を複数備え、確認用画像の合成処理と印刷用画像の合成処理をそれぞれ異なる制御手段で行なって、確認用合成処理を行なう制御手段から印刷用合成処理を行なう制御手段へのデータ転送において、画像の識別情報を転送して画像データを転送しないように構成されている場合には、データ量の大きい画像データそのものを転送するのではなく、画像の識別情報だけを送信すればよいため、送信処理に要する負荷が軽減し、処理速度の低下が少なく、複数の制御手段間のタイムラグを少なくできる。
【0016】
本発明において、上記シャッタ手段により所望の記憶画像を決定して静止画として固定したのち、上記プリンタによりその静止画を印刷するまでの間に、上記静止画に使用された記憶画像の差し替えを可能とするよう構成されている場合には、
撮影プレイにおいて切換表示しながら選択した記憶画像があとになって気に入らなくなったような場合に、印刷前に差し替えてより納得のいく写真プリントを提供することができる。
【0017】
本発明において、選択入力しうる記憶画像が所定期間ごとに変更される期間替わり画像であり、プレイ中のいずれかのタイミングで、次の期間に選択入力可能となる記憶画像を表示手段に予告表示するように構成されている場合には、
利用者は、次期に使用可能となる記憶画像の予告表示を見て気に入った記憶画像があればまた利用したいと考えることから、利用者のリピート効果の増大に繋がる。また、利用者に対して飽きのこないプレイを提供できるようになる。
【0018】
本発明において、被写体のバックとなる領域に設けられたスクリーンと、このスクリーンの背後から継続的に照明光を照射する継続照明装置とを備え、カメラによる撮像と記憶画像の切換入力が行なわれ、表示手段にリアルタイム合成された合成映像がリアルタイムで切換表示されている間、上記継続照明装置によりスクリーンの背後から照明するようになっている場合には、
スクリーンに被写体の影ができるのを防止し、リアルタイムで切り換え表示される合成映像の合成精度が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0020】
図1〜図3は、本発明の写真プリント提供装置の一実施の形態を示す図である。図1は筐体1を含む装置の断面図、図2は筐体1の撮影側からみた斜視図、図3は装置全体の斜視図である。
【0021】
この写真プリント提供装置は、図1に示すように、正面,背面,側面および内部に各種の装置が設けられた筐体1を備え、上記筐体1の正面側(図1の右側)で撮影プレイを行ない、背面側(図3で見えている側)で撮影画像の編集プレイを行い、筐体1の側面で写真プリントの提供を受けるようになっている。
【0022】
上記筐体1の正面側には、被写体2のバックとなる領域に、バックスクリーンユニット3が設けられている。上記筐体1とバックスクリーンユニット3は、天井部4aと支持枠材4bで連結されており、天井部4aにはその出入口となる部分にカーテン5aが吊設されている。そして、上記筐体1,バックスクリーンユニット3,天井部4a,カーテン5aにより、本発明の撮像領域である撮影プレイ用空間31が形成されている。
【0023】
一方、上記筐体1には、その背面側に突出するように支持枠材4cが取り付けられ、その先端部にカーテン5bが吊設されている(図2,図3では図示を省略している)。そして、上記筐体1の背面側とカーテン5bとの間に、編集プレイ用空間32が形成されている。
【0024】
上記筐体1の正面には、プレイの対価としての硬貨を投入する硬貨投入口15が設けられ、この硬貨投入口15の近傍に設けられた対価受領部としての硬貨検出部34(図4参照)が設けられている。そして、上記硬貨検出部34が投入された硬貨を検出することにより、撮影プレイが開始され、撮影プレイ後に撮影画像に対して編集プレイを行い、編集された撮影画像がプリントされ提供されるようになっている。
【0025】
上記筐体1の内部には、撮影プレイ用空間内の使用者2を含む被写体2を撮像するカメラ6が設けられている。上記カメラ6の前側には、45°の傾斜角でハーフミラー21が設けられ、さらに筐体1の前面は透明板10で覆われている。上記透明板10の周囲には、半透明の乳白板11が設けられ、上記乳白板11の背後には、撮影プレイ中において、上記カメラ6による撮像中に被写体2を常時照明する正面蛍光灯17と、シャッタ操作によって静止画を撮影するときに発光させる正面ストロボ7とが設けられている。
【0026】
上記筐体1の内部には、カメラ6の前側に配置されたハーフミラー21の上部に、上記カメラ6で撮影された動画としての撮像映像を表示する表示手段としてのモニタ20が設けられている。上記モニタ20に表示された表示画像は、ハーフミラー21に反射させて利用者2が目視確認できるようになっている。なお、ハーフミラー21を用いずに、モニタ20を直接利用者2が目視確認できるように配置してもよい。
【0027】
いずれの場合においても、カメラ6からの撮像映像およびタイトルデモなどの操作上必要とする表示が、利用者の目から上下左右正しく見えるようにするため、モニタ20には適宜反転された画像が表示される。一般に、被写体2が右に動けば利用者2が目視確認できる撮像も右に動いた方が撮影の操作性がよくなるため、従来公知の反転回路等でカメラ6からの撮像を反転することが行われるが、ハーフミラー21を用いる場合は、撮像映像を反転する上記回路が不要になる。
【0028】
上記筐体1の正面には、枠状の乳白板11の下部に、撮影プレイの操作を行なう操作パネル16が設けられている。上記操作パネル16には、操作入力の選択入力や切換入力を行う切換ボタン22a,22bと、上記切換ボタン22a,22bの選択入力や切換入力を決定する決定ボタン14と、決定した入力を一旦キャンセルするキャンセルボタン13が設けられている。上記切換ボタン22a,22bは、右側と左側にそれぞれ1組ずつ設けられ、それぞれ選択入力や切換入力を行いうるようになっている。
【0029】
上記切換ボタン22a,22bは、本発明の切換入力手段として機能するもので、後述するように、フレームや背景の記憶画像の切換入力を可能とする。また、上記決定ボタン14は、本発明のシャッタ手段として機能するもので、この決定ボタン14の操作によってカメラ6により被写体2の静止画を撮影する。
【0030】
また、上記筐体1の正面には、プレイ待ち状態の際のデモンストレーション音声や撮影プレイの際の案内音声等を出力するスピーカ18aが設けられている。
【0031】
上記バックスクリーンユニット3は、ある程度の光透過性を有するスクリーン26を備えている。このスクリーン26の被写体2とは反対側には、撮影プレイ中において、上記カメラ6による撮像中に被写体2を常時照明するバック蛍光灯28と、シャッタ操作によって静止画を撮影するときに発光させるバックストロボ27とが設けられている。上記スクリーン26は、記憶画像である背景と被写体2の撮影映像との合成が行ないやすい色に着色されている。例えば、上記合成がクロマキー合成で行なわれる場合には、ブルースクリーン等が好適に用いられる。
【0032】
一方、天井部4aには、ストロボケース30が取り付けられている。このストロボケース30の下面には、シャッタ操作によって静止画を撮影するときに、被写体2を頭上から照明する天井ストロボ24が設けられている。また、上記ストロボケース30は後方が開放されており、その内部には、後方に向かってストロボ光を照射するバウンスストロボ29が収容されている。
【0033】
上記バウンスストロボ29は、スクリーン26の上側に設けられた反射板25に向かって照射されるようになっている。上記反射板25は、斜め下向きに傾斜されており、被写体2の頭部近傍に、斜め上後方から反射光を照射するようになっている。
【0034】
筐体1正面の正面ストロボ7,バックストロボ27,天井ストロボ24,バウンスストロボ29は、切換ボタン22a,22bおよび決定ボタン14によってどのストロボを発光させるかを選択したり、発光させるストロボの組み合わせや発光バランス等を選択したりしうるようになっている。
【0035】
上記筐体1の正面側では、利用者2は、撮影プレイ用空間31に入って硬貨投入口15に硬貨を投入して撮影プレイを行なう。
【0036】
上記撮影プレイでは、カメラ6で撮影された動画である撮像映像と、後述する記憶画像格納部から読み出された記憶画像とをリアルタイム合成し、その合成映像をモニタ20にリアルタイム表示して被写体2に合成映像の目視確認を可能とする。ついで、使用者2による切換ボタン22a,22bの操作により記憶画像の切換入力を可能とし、この切換入力に応じて、撮像映像に合成する記憶画像を切り換えてリアルタイム合成する。そして、リアルタイム合成された合成映像をリアルタイムでモニタ20に切換表示し、決定ボタン14によるシャッタ操作により、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を決定して所定タイミングの静止画として固定する。
【0037】
上記撮影プレイが終了すると、被写体2は筐体1の背面側に移動して編集プレイを行なう。つぎに、編集プレイが行なわれる筐体1の背面側について説明する。
【0038】
上記筐体1の背面側には、編集プレイにおける編集入力を行う編集入力パネル23が設けられている。上記編集入力パネル23には、上記カメラ6による撮影プレイにおいて、所定のシャッタタイミングで撮影された静止画としての撮影画像を表示し、その状態で編集入力を受け付ける編集用ディスプレイ8と、上記編集用ディスプレイ8に対して編集入力を行なうタッチペン12とを備えている。
【0039】
上記編集用ディスプレイ8は、例えば液晶タブレット等が用いられ、表示プロセッサ,モニタ部,タッチパネルとから構成されている。そして、上記編集用ディスプレイ8のモニタ部に表示される操作指示に従って、タッチペンの先端を編集用ディスプレイ8の表面にあるタッチパネルに軽く接触させることにより、各種の操作信号が入力され、画像や情報の表示とともにデータの入力を行ない得るようになっている。
【0040】
また、上記タッチペン12の先端を編集用ディスプレイ8表面のタッチパネルに接触させて文字や図形等を描いて入力しうるようになっており、手描き入力された文字・図形等の画像データやスタンプ画像等が、カメラ6で撮影されて固定された被写体2の静止画と合成され、その編集後画像が編集用ディスプレイ8のモニタ部に表示されるとともに、後述するようにプリンタ9で印刷出力されるようになっている。18bは編集プレイの案内音声等を出力するスピーカである。
【0041】
上記筐体1の側面には、印刷された写真プリントが排出される送出口19が設けられ、編集プレイを終えた利用者2は、この送出口19の前で印刷が終了するのを待って写真プリントの提供を受けるようになっている。
【0042】
つぎに、上記写真プリント提供装置のシステム構成について説明する。
【0043】
図4に示すように、この装置では、主として撮影プレイを制御する制御手段としての第1コンピュータ装置37と、主として編集プレイおよび印刷を制御する制御手段としての第2コンピュータ装置38とを備えている。上記第1コンピュータ装置37と第2コンピュータ装置38とは、直接、あるいはネットワークハブ(図示せず)等を介してデータ伝送可能に接続されている。
【0044】
まず、第1コンピュータ装置37について説明する。
【0045】
上記第1コンピュータ装置37には、カメラ6,モニタ20,ストロボ制御回路36,第1制御回路39が接続されている。上記ストロボ制御回路36は、正面ストロボ7,バックストロボ27,天井ストロボ24,バウンスストロボ29、それぞれの発光の有無,発光バランス,発光タイミング等を制御する。
【0046】
上記第1制御回路39は、硬貨検出部34,サービスパネル40a,スピーカ18a,操作パネル16を制御する。上記操作パネル16には、上述したように、切換ボタン22a,22b,決定ボタン14,キャンセルボタン13が設けられている(図2参照)。上記サービスパネル40aは、設置した装置を運営するものが操作するもので、投入された硬貨の枚数をカウントするコインカウンタ、スピーカから出力する音量を調整する音量調整つまみ、装置の撮影側で必要とするメンテナンスモードを行うためのメンテナンスボタン、テストプレイなど硬貨を投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタンなどが備えられている。
【0047】
上記第1コンピュータ装置37は、CPU44,メモリ45,ドライバ46,通信手段47等を備え、具体的には、記憶装置41と、アンダーレイ合成手段42と、オーバーレイ合成手段43とを備えている。
【0048】
上記記憶装置41は、主として撮影プレイを制御する制御プログラム48と、上記制御プログラム48に従ってモニタ20に表示される操作画面49と、シャッタ操作によりカメラ6で固定された静止画50とが記憶されている。この静止画50は、フレームや背景が合成されたものではなく、撮影領域の被写体2をそのまま撮影したもので、被写体2とそのバックのスクリーン26とが写り込んだものである。
【0049】
また、上記記憶装置41は、上記カメラ6による動画である撮像映像と合成するフレームや背景等の記憶画像を格納する本発明の記憶画像格納部、すなわち、撮影された被写体2の前景となるフレームが記憶されるフレーム格納部、および背景が記憶される背景格納部として機能するものであり、フレーム画像および背景画像が記憶されている。そして、上記記憶装置41に記憶されたフレーム画像および背景画像は、上記モニタ20に合成映像として表示して使用者2に目視確認させるための低解像度の確認用画像であり、低解像度背景画像群51および低解像度フレーム画像群52として格納されている。
【0050】
上記アンダーレイ合成手段42およびオーバーレイ合成手段43は、上記記憶画像格納部から読み出された記憶画像と動画である撮像映像をリアルタイム合成する本発明の合成手段,確認画像用合成手段として機能するものである。上記アンダーレイ合成手段42は、低解像度背景画像群51から背景画像を読み出してカメラ6による動画とクロマキー等の手法により合成する。また、上記オーバーレイ合成手段43は、低解像度フレーム画像群52からフレーム画像を読み出して、上記アンダーレイ合成手段43で動画に背景が合成された画像に、さらにフレーム画像を前景として合成する。そして、上記オーバーレイ合成手段43で合成された動画と背景とフレーム画像とがリアルタイム合成された合成動画は、モニタ20に出力されてリアルタイム表示される。
【0051】
このように、被写体2の前景となるフレームがオーバーレイ合成されるとともに、被写体2の背景がアンダーレイ合成され、その状態で被写体2の撮像映像がリアルタイム合成されて使用者によって目視確認できる。この状態で、フレームや背景の切換入力と切換表示が可能となるため、従来のように単にフレームに変化を持たせるだけではなく、フレームと背景との双方に変化を持たせた写真プリントが得られる。しかも、フレームと背景双方の切換入力と切換表示が可能となり、より趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。
【0052】
上記操作パネル16は、上述したように、切換ボタン22a,22b,決定ボタン14,キャンセルボタン13を含んで構成されている。使用者2による切換ボタン22a,22bの操作により、低解像度背景画像群51および低解像度フレーム画像群52に格納されているフレームや背景の一覧からフレームおよび背景の切換入力が可能となっている。
【0053】
そして、上記切換ボタン22a,22bによるフレームや背景の切換入力に応じ、オーバーレイ合成手段43およびアンダーレイ合成手段42は、動画に合成するフレームおよび背景を切り換えてリアルタイム合成する。このリアルタイム合成された合成映像は、モニタ20においてリアルタイムで切換表示される。
【0054】
このようにすることにより、使用者2は、リアルタイム表示される使用者2自身の映像と、切換表示されるフレームや背景とのリアルタイム合成映像を目視確認しながら、順次フレームや背景の切換入力を行ないながら、その合成映像をリアルタイムで目視確認できる。このため、所望のフレームや背景を探したり、フレームは背景の絵柄に合わせたポーズや表情を決めるなど、趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。
【0055】
操作パネル16における、左側の切換ボタン22aは、上記背景の切換入力を行なう本発明の背景切換入力手段として機能し、右側の切換ボタン22bは、上記フレームの切換入力を行なう本発明のフレーム切換入力手段として機能する。そして、撮影プレイのコースに応じ、上記背景の切換入力とフレームの切換入力を、左右の切換ボタン22a,22bでそれぞれ別個に行いうるように構成されている。
【0056】
例えば、複数の利用者(たとえばAさんとBさん)で撮影する場合、1組の切換ボタンでは、背景とフレームを単独に選択する場合に、2人で操作すると手がぶつかったり、1人でも背景とフレームを左右に振り分けた表示レイアウトでは操作イメージがつかみにくい。2組としたことにより、Aさんは左の切換ボタン22aで背景画像を選択し、Bさんは右の切換ボタン22bでフレームを選択することが可能となる。また、2人の間に少し距離をおいて操作できるため操作性が向上する。
【0057】
そして、背景は背景で切換入力し、フレームはフレームで切換入力することにより、フレームと背景の組合せを使用者が自由に選べてより趣向を凝らした撮影プレイが可能となるうえ、変化に富んだ写真プリントの提供が可能となる。
【0058】
さらに、撮像映像にフレームを合成するオーバーレイ合成手段43と、背景を合成するアンダーレイ合成手段42とを有しているため、フレームと背景の切換入力に応じてそれぞれ別個に合成処理を行なうため、制御処理の負荷が分散されて処理速度の低下が少なく、使用者にストレスを感じさせない。
【0059】
また、撮影プレイのコースに応じ、上記背景とフレームとをあらかじめ所定の組合せを設定し、上記切換ボタン22a,22bの操作により、上記組合せ単位で切換入力が行なわれるように構成することもできる。この場合のように、2組の切換ボタン22a、22bを必要としない操作の場合は、どちらか1組の入力だけを受け付けてもよいし、2組どちらの入力を受け付けるようにしてもよい。
【0060】
このように、フレームと背景の組合せとして絵柄的に合う組合せをあらかじめ設定し、その組合せ単位で切換入力を行うことにより、使用者2は、絵柄や色彩的に合わない組合せを選ぶ心配がなくなるうえ、無駄な操作を省くことができて、フレームや背景を探したり選んだりする時間を実質的に長くすることができる。このため、使用者2に考える時間を十分与えたり、反対にプレイ時間を短く設定して顧客回転率を向上させたりすることが可能となる。
【0061】
上記撮影プレイのコースについては後述するが、撮影プレイの開始時に使用者によって選択され、そのコースに応じた撮影プレイが実行されるものである。
【0062】
また、上記操作パネル16には、決定ボタン14とキャンセルボタン13が設けられている。
【0063】
上記決定ボタン14は、使用者による切換ボタン22a,22bの操作により上記切換表示される合成映像のうち、所望のフレームや背景が使用された合成映像を決定し、所望の瞬間の静止画50として固定するシャッタ手段として機能する。このようにすることにより、フレームや背景と撮像映像が実際に合成された状態で数多くのフレームや背景のなかから所望のフレームや背景を選択して静止画50の撮影ができるため、そのときの服装や髪型、あるいはその時の気分やプレイ仲間が誰か等に応じた最適なフレームや背景の選択を行ないやすくなる。
【0064】
上記決定ボタン14の操作により撮影された被写体2の静止画50は、撮影プレイが終了すると、上記静止画50が撮影されたときに選択されたフレームおよび背景を識別する識別情報とともに第2コンピュータ装置38に伝送される。そして、第2コンピュータ装置38では、上記静止画50を使用した編集プレイが実行される。
【0065】
上記キャンセルボタン13は、一旦決定ボタン14を操作して決定した操作入力を取消したり、一旦進んだ操作画面を戻したりする際に操作する。
【0066】
ここで、筐体1から離れてポーズをとる場合に、撮影ごとに筐体1まで移動せずに操作できるように、筐体1以外の装置内部の壁面等に同じ機能を有する別の操作パネル16を設けてもよい。たとえば、装置左壁面には左側の切換ボタン22a、決定ボタン14、キャンセルボタン13を設け、装置右壁面には右側の切換ボタン22b、決定ボタン14、キャンセルボタン13を設けれるようにすれば、操作性がよくなる。
【0067】
つぎに、第2コンピュータ装置38について説明する。
【0068】
上記第2コンピュータ装置38には、編集プレイの際に編集入力を受け付ける編集入力手段として機能する編集用ディスプレイ8と、編集プレイで編集された画像を印刷媒体35に印刷出力するプリンタ9と、スピーカ18bおよびサービスパネル40bを制御する第2制御回路62が接続されている。上記編集用ディスプレイ8には、編集入力や操作入力を行なうタッチペン12が付属している。上記サービスパネル40bは、設置した装置を運営するものが操作するもので、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカから出力する音量を調整する音量調整つまみ、装置の編集側で必要とするメンテナンスモードを行うためのメンテナンスボタンなどが備えられている。
【0069】
上記第2コンピュータ装置38は、CPU44,メモリ45,ドライバ46,通信手段47等を備え、具体的には、主として編集プレイを制御する制御プログラム53が記憶された記憶装置33を備えている。
【0070】
上記記憶装置33には、上記制御プログラム53に従って編集用ディスプレイ8に表示される操作画面57と、上記撮影プレイにおけるシャッタ操作により撮影され第1コンピュータ装置37から伝送された被写体2の静止画50とが記憶されている。
【0071】
また、上記記憶装置33は、上記静止画50と合成するフレームや背景等の記憶画像を格納する本発明の記憶画像格納部、すなわち、撮影された被写体2の前景となるフレームが記憶されるフレーム格納部、および背景が記憶される背景格納部として機能するものであり、フレーム画像および背景画像が記憶されている。そして、上記記憶装置33に記憶されたフレーム画像および背景画像は、上記編集用ディスプレイ8に合成映像として表示して使用者2に目視確認させるとともに、静止画50を印刷媒体35に印刷出力する際に使用される高解像度の印刷用画像であり、高解像度背景画像群55および高解像度フレーム画像群54として格納されている。
【0072】
また、上記記憶装置33には、編集プレイにおいて、タッチペン12で編集用ディスプレイ8に入力された手描き画像やスタンプ画像等の編集用画像56が格納されている。
【0073】
上記制御プログラム53は、静止画50(被写体2のバックにスクリーン26が写り込んだ画像である)からスクリーン26の写り込みを除去して被写体を抽出する被写体抽出手段59と、この被写体抽出手段59で抽出された被写体画像に高解像度のフレームおよび背景を読み出して合成するとともに、この合成された画像に対し、さらに編集用ディスプレイ8に入力された編集用画像56を合成する本発明の合成手段,印刷画像用合成手段として機能する画像合成手段60とを備えている。
【0074】
上記画像合成手段60において、被写体画像に合成される高解像度のフレームおよび背景は、上記高解像度背景画像群55および高解像度フレーム画像群54として記憶装置33に格納されたものである。このとき読み出される高解像度のフレームおよび背景は、撮影プレイにおいて、決定ボタン14の操作により被写体2の静止画50を撮影したときに、選択されたフレームおよび背景と同じ色柄であるが、撮影プレイでは低解像度のフレームおよび背景(確認用画像)が使用されたのに対し、高解像度のフレームおよび背景(印刷用画像)が使用される。
【0075】
すなわち、第1コンピュータ装置37と第2コンピュータ装置38には、同じ絵柄のフレーム画像および背景画像が保存されているが、両者は同じ画像データではない。撮影プレイの際には、640×480ドット程度の画像データであれば十分使用に耐えるため、第1コンピュータ装置37には低解像度画像が格納されている。一方、編集プレイおよび印刷では高解像度な画像が求められるため、1280×1024ドット程度の高解像度画像が格納され使用される。
【0076】
このように、確認用画像と印刷用画像が別に準備されているため、確認用画像の合成処理と印刷用画像の合成処理をそれぞれ別個に行なうため、制御処理の負荷が分散されて処理速度の低下が少なく、使用者にストレスを感じさせない。また、確認用画像として画素の少ない低解像度画像を使用し、印刷用画像として画素の多い高解像度画像を使用したため、確認用画像の合成処理や表示処理においては、データ量の少ない低解像度画像を使用して負荷の少ない状態で処理を行い、印刷用画像の合成処理や印刷においては、高解像度画像を用いることにより、画質に優れた美麗な写真プリントを作成することができる。
【0077】
また、高解像度のフレームおよび背景の高解像度背景画像群55および高解像度フレーム画像群54からの読み出しは、第1コンピュータ装置37から伝送された、撮影プレイで静止画50が撮影されたときに選択されたフレームおよび背景を識別する識別情報に基づいて行なわれる。
【0078】
具体的には、第1コンピュータ装置37内の画像と、第2コンピュータ装置38内の画像のファイル名の一部を共通にしておく。たとえば第1コンピュータ装置37では「PICT01_1.BMP」、第2コンピュータ装置38では「PICT01_2.BMP」とし、PICT01が同じ絵柄の画像であることを示すようにすればよい。また、固有の画像番号と関連する画像ファイル名等を対応つける情報(テーブルなど)を定義しておき、そのテーブルを第1コンピュータ装置37および第2コンピュータ装置38内に保存して参照するようにすることもできる。このようにして、撮影プレイでどのフレームまたは背景を用いたかの同期をとることができる。
【0079】
このように、複数のコンピュータ装置を備え、確認用画像の合成処理と印刷用画像の合成処理をそれぞれ異なるコンピュータ装置で行ない、確認用合成処理を行なう第1コンピュータ装置37から印刷用合成処理を行なう第2コンピュータ装置38へのデータ転送において、画像の識別情報を転送して画像データそのものを転送しないように構成しているため、データ量の大きい画像データそのものを転送するのではなく、画像の識別情報だけを送信すればよいため、送信処理に要する負荷が軽減し、処理速度の低下が少なく、複数の制御手段間のタイムラグを少なくできる。
【0080】
また、上記記憶装置33には、上記画像合成手段60で合成された静止画50と、高解像度のフレームおよび背景と、手描き画像やスタンプ画像等の編集用画像56との静止合成画像58が記憶される。上記静止合成画像58は、プリンタ9により印刷媒体35に出力され、写真プリントとして提供される。
【0081】
上記写真プリント提供装置の動作の一例について、図5〜図8のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図5〜図8において、「S」はステップを意味する。
【0082】
まず、全体の処理を図5に基づいて説明する。
【0083】
この例で説明した装置では、使用者2は、撮影プレイ用空間31で撮影プレイを行ない、撮影プレイが終了すると、編集プレイ用空間32に移動して編集プレイを行なう。編集プレイが終了すると、筐体1側面の送出口19の前で、写真プリントが排出されるのを待つ。また、上記撮影プレイは、主として第1コンピュータ装置37で制御され、編集用プレイは、主として第2コンピュータ装置38により制御される。
【0084】
まず、装置の電源が投入されると、第1コンピュータ装置37および第2コンピュータ装置38の記憶装置41,33内に記憶された制御プログラム48,53が起動し、装置が動作を開始する。装置が起動すると、第1コンピュータ装置37および第2コンピュータ装置38に接続されているそれぞれの機器のチェックが行なわれ、異常がなければ、モニタ20に、タイトルデモ画面が表示される(S1)。このタイトルデモ画面表示の状態では、常に、硬貨が投入されるのを待機しており、硬貨が投入されれば次のステップに進み、硬貨の投入がなければタイトルデモ画面の表示を継続する。
【0085】
使用者2が撮影プレイ用空間31に入り、硬貨投入口15に硬貨が投入され硬貨検出部34で硬貨が検出されると(S2)、モニタ20には、図9に示す撮影コース選択画面が表示される(S3)。この例において、撮影コースのメニューとしては、「オートフレームコース」「マルチフレームコース」「セレクトフレームコース」の3種類のメニュー61が準備され表示されている。
【0086】
上記撮影コースの選択は、操作パネル16の切換ボタン22a,22bで切り換えて選択し、決定ボタン14を操作して選択入力を決定する。画面左上に表示されているカウンタ81は、コースを選択できる残り時間であり、規定時間(たとえば20秒)が最初に表示され、時間経過によりカウントが減っていく。利用者2は、カウンタが0になるまでにコースを選択決定するが、カウントが0になっても決定されなかった場合は、その時点のカーソル位置で選択されているコースが決定される。
【0087】
ここで、「オートフレームコース」が選択されると、オートフレームコースの撮影が実行され(S4)、「マルチフレームコース」が選択されると、マルチフレームコースの撮影が実行され(S5)、「セレクトフレームコース」が選択されると、セレクトフレームコースの撮影が実行される(S6)。各撮影コースの撮影動作については後述する。
【0088】
上記各撮影コースの撮影において、被写体2を撮影した静止画50と、その撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報が第1コンピュータ装置37に格納されるか、または第2コンピュータ装置38に対して伝送される。
【0089】
この例では、ステップ4,5,6までが撮影プレイであり、ステップ4,5,6が終了すると、モニタ20には、編集プレイ用空間32への移動を促すメッセージが音声およびモニタ20に表示され、使用者2は撮影プレイ用空間31から一旦出て編集プレイ用空間32に移動し、編集プレイが開始される。
【0090】
このとき、第1コンピュータ装置37による撮影プレイが終了したことを第2コンピュータ装置38が検出すると、第2コンピュータ装置38は、第1コンピュータ装置37内の静止画50とその撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報を読み取る。これら動作の同期をとる方法は、どちらのコンピュータ装置37,38からの問いかけに対して行ってもよい。
【0091】
上記各撮影コースの撮影動作が終了して編集プレイが開始されると、第2コンピュータ装置38において、第1コンピュータ装置37から読み取った静止画50とその撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報を元に、高解像度のフレームと背景が読み出されて静止合成画像58が合成される。
【0092】
そして、編集用ディスプレイ8には、写真選択画面が表示され、撮影コースで複数のシャッタ操作によって得られた静止画50を用いた静止合成画像58を一覧表示し、利用者2は表示された画像の中から好みの画像を規定枚数(全部であっても一部であってもよい)、タッチペン12で選択する(S7)。これにより、この後の編集や印刷を行なう必要のない撮影画像の削除が可能となる。
【0093】
写真の選択が行なわれると、つぎに上記撮影画像の明るさ調整画面が編集用ディスプレイ8に表示され、タッチペン12を操作し、選択された写真の明るさの調整を行う(S8)。このS8においては、次に、選択された画像の向きの回転も行なうことができるようになっている。
【0094】
明るさの調節が終了すると、シール分割選択画面が編集用ディスプレイ8に表示される。S7で選択された写真の枚数に応じて、写真の大きさ、写真の枚数などにより予め決められた配置でレイアウトされた、印刷媒体35に印刷されるシールレイアウトが複数表示され、好みのシールレイアウトをタッチペン12でタッチし、選択する(S9)。
【0095】
編集プレイでは、編集用ディスプレイ8にらくがき画面(図18参照)が表示され、編集プレイが行なわれる(S10)。上記らくがき画面と編集プレイの詳細については後述する。編集プレイが終了すると、編集後の静止合成画像58の画像データがプリンタ9に送られて、印刷媒体35に印刷出力され、写真プリントが送出口19から排出される(S11)。
【0096】
つぎに、上記各撮影コースの詳細について説明する。
【0097】
まず「セレクトフレームコース」について図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0098】
この「セレクトフレームコース」は、利用者2が好みのフレームと好みの背景を別個に選択入力し、その選択入力されたフレームと背景とカメラ6による動画である撮像映像が合成された画像をモニタ20で確認しながら撮影できるものである。
【0099】
図5のS3で「セレクトフレームコース」が選択されると、図10に示すジャンル選択画面がモニタ20に表示される(S300)。このジャンル選択画面には、複数のジャンル名が表示されたジャンル選択部75が表示され、ここに表示されているジャンルの中から切換ボタン22a,22bを操作して選択入力の切換を行なう。選択中は現在選ばれているジャンルのフレーム画像や背景画像がジャンル説明部76に表示される。これにより利用者2は、どのジャンルにどんな画像があるか確認でき、好みのジャンルを選択しやすくなる。決定ボタン14でジャンルが決定され次のステップへ進み、キャンセルボタン13で図5のS3のコース選択画面に戻り、コースを選び直すことが出来る。
【0100】
S300で好みのジャンルが決定されると、図11の撮影画面が表示され、撮影が行なわれる(S301)。この撮影画面には、画面中央にカメラ6による撮像映像である動画と選択されたフレームおよび背景とがリアルタイム合成された合成動画をリアルタイム表示するライブ映像表示部77が表示されている。また、画面左側には、背景のサムネイル画像を縦並びに複数表示して背景を選択する背景選択部78が表示され、画面右側には、フレームのサムネイル画像を縦並びに複数表示してフレームを選択するフレーム選択部79が表示されている。また、画面中央の下側には、「ノーマルフラッシュ」「上からのフラッシュ」「バズーカフラッシュ」「すべてのフラッシュ」と表示された照明方法選択部80が表示されている。また、画面中央の上側には、残り時間を表示するカウンタ81が表示されている。
【0101】
この撮影画面では、利用者2は左側の切換ボタン22aで背景画像を選択し、右側の切換ボタン22bでフレーム画像を選択する(S302)。選択された背景画像およびフレーム画像は、背景選択部78およびフレーム選択部79のサムネイルが強調表示されるとともに、瞬時にカメラ6からの撮像映像と合成され、ライブ映像表示部77に表示される。このときの画像合成は、第1コンピュータ装置37において、低解像度背景画像群51および低解像度フレーム画像群52からフレームおよび背景が読み出され、アンダーレイ合成手段42およびオーバーレイ合成手段43によりカメラ6からの動画と合成され、表示される。このように、撮影プレイでは、フレームや背景はモニタ20に表示するだけなので、低解像度の画像を使用することにより処理の負荷が低減される。
【0102】
フレームや背景を切り換えるときは、利用者2は左側の切換ボタン22aで背景画像の切り換えを行い、右側の切換ボタン22bでフレーム画像の切り換えを行なう。これに応じて、切り換えで選択されたフレームや背景は、リアルタイムにカメラ6からの動画と合成され、ライブ映像表示部77にリアルタイムに切換表示される。これにより、利用者2は、シャッタ操作の前に、背景画像またはフレーム画像を色々切換ながら合成動画を確認でき、楽しみながら撮影できる。
【0103】
また、装置には複数の場所にストロボが備わり(図1,図4参照)、撮影時にどのストロボを照射させるかを、キャンセルボタン13を操作することで選択できるようになっている。「ノーマルフラッシュ」では正面ストロボ7が照射されて普通の撮影効果を奏する。「上からのフラッシュ」では点光源の天井ストロボ24が照射され、利用者2の頭部に天使の輪のような輝きが表現された撮影ができる。「バズーカフラッシュ」では、バウンスストロボ29が発光し、反射板25での反射光を利用した背面斜め上部からの照明が行なわれ、被写体2を後方上部から光で包み込んだような全体的に明るく、輪郭をややぼかした逆光効果を活かした画像に仕上がる。「すべてのフラッシュ」では、これら全てが照射され、全体的に明るく、光量のバランスを最適にすることで、上述のすべての効果を奏する。
【0104】
ここで、バックストロボ27は、どの照明方法においても発光し、スクリーン26に被写体2の影ができるのを防止して背景の合成精度を向上させることが行なわれる。また、バック蛍光灯28は、フレームや背景を切り換えながら撮像映像とフレームや背景との合成動画をモニタ20に表示する際、常に発光しており、スクリーン26に被写体2の影ができるのを防止し、リアルタイムで切り換え表示される合成映像の合成精度を向上させる。
【0105】
フレームおよび背景の切り換え選択、照明方法の選択入力は、カウンタ81が0になるまで選択可能である。0になるとその時点で選ばれている内容で強制的に決定される。カウンタが0になる前に、撮影開始の指示として決定ボタン14を押すと(S303)、「3.2.1」という音声および画面表示によるカウントダウン表示ののち、ストロボが照射されるとともに、カメラ6のシャッタが動作し静止画50が撮影される(S304)。
【0106】
上記シャッタ操作により、カメラ6は被写体2の静止画50を撮影する。このとき、モニタ20には、撮影された静止画50とそのとき選択されているフレームおよび背景との合成画像が表示されている。また、上記シャッタ操作により、カメラ6は被写体2の静止画50を撮影してその画像データを記憶するとともに、そのシャッタ操作の際に選択されていたフレームおよび背景の識別情報を関連付けて記憶する。これらの情報は、撮影プレイの終了により第1コンピュータ装置37から第2コンピュータ装置38に伝送され、第2コンピュータ装置38における編集プレイで使用される。このように、合成画像は撮影時の確認のために作成されるのであって、合成画像自体が保存されるのではなく、撮影された静止画50だけが保存されるのである。
【0107】
そして、S305において、規定回数(たとえば6回)の撮影が終了しているか否かが判断され、撮影回数が規定回数に達していなければ(S305でNO)、S306において同じフレーム・背景・照明方法の選択内容でさらに規定回数(たとえば2回)撮影しているか否かが判断される。
【0108】
S306において同じフレーム・背景・照明方法の選択内容で規定回数(この場合は2回)に達していなければ(S306でNO)、S304に戻って規定回数(この場合は2回)まで撮影動作が繰り返される。S306において同じフレーム・背景・照明方法の選択内容で規定回数に達していれば(S306でYES)、S302に戻り、再度フレーム画像,背景画像,照明方法が選択できる状態となって規定回数(この場合は6回)の動作が繰り返される。一方、規定回数の撮影が終了すれば、撮影コースは終了し、次の処理へ進む。(S305でYES)
【0109】
つぎに、「オートフレームコース」について図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0110】
この「オートフレームコース」は、あらかじめフレーム画像と背景画像の組み合わせが日替わりで複数種類用意され、そのフレーム画像と背景画像の組合せを選択して撮影を行うものである。予め用意された組合わせの中から選択すればよいので、フレーム画像と合成画像をそれぞれ別個に選択する必要がなく利用者2にとっても便利である。
【0111】
図5のS3で「オートフレームコース」が選択されると、図12の撮影画面が表示される(S100)。この撮影画面には、画面中央にカメラ6による撮像映像と選択されたフレームおよび背景とがリアルタイム合成された合成動画をリアルタイム表示するライブ映像表示部77が表示されている。また、画面左側および右側には、フレームと背景が組合せられた組合せ画像のサムネイル画像を縦並びに複数表示して組合せ画像を選択する組合せ選択部82が表示されている。また、画面中央の下側には、「ノーマルフラッシュ」「上からのフラッシュ」「バズーカフラッシュ」「すべてのフラッシュ」と表示された照明方法選択部80が表示されている。また、画面中央の上側には、残り時間を表示するカウンタ81が表示されている。
【0112】
この撮影画面では、利用者2は左右の切換ボタン22a,22bで組合せ画像を選択する(S101)。選択された組合せ画像は、組合せ選択部82のサムネイルが強調表示されるとともに、瞬時にカメラ6からの動画と合成され、ライブ映像表示部77に表示される。このときの画像合成は、第1コンピュータ装置37において、低解像度背景画像群51および低解像度フレーム画像群52からフレームおよび背景が読み出され、アンダーレイ合成手段42およびオーバーレイ合成手段43により動画と合成され、モニタ20に表示される。
【0113】
フレームと背景の組合せ画像を切り換えるときは、利用者2は左右の切換ボタン22a,22bで画像の切り換えを行う。これに応じて、切り換えで選択されたフレームと背景の組合せ画像は、リアルタイムにカメラ6からの動画と合成され、ライブ映像表示部77にリアルタイムに切換表示される。カウンタ81および照明方法選択部80は、セレクトフレームコースの場合と同様である。
【0114】
決定ボタン14を押すと(S102)、「3.2.1」という音声および画面表示によるカウントダウン表示ののち、ストロボが照射されるとともに、カメラ6のシャッタが動作し静止画50が撮影される(S103)。
【0115】
そして、S104において、規定回数(たとえば6回)の撮影が終了しているか否かが判断され、撮影回数が規定回数に達していなければ(S104でNO)、S105において同じフレーム・背景・照明方法の選択内容でさらに規定回数(たとえば2回)撮影しているか否かが判断される。
【0116】
S105において同じフレーム・背景・照明方法の選択内容で規定回数(この場合は2回)に達していなければ(S105でNO)、S103に戻って規定回数(この場合は2回)まで撮影動作が繰り返される。S105において同じフレーム・背景・照明方法の選択内容で規定回数に達していれば(S105でYES)、S101に戻り、再度フレーム画像,背景画像,照明方法が選択できる状態となって規定回数(この場合は6回)の動作が繰り返される。一方、規定回数の撮影が終了すれば(S104でYES)、図13に示す予告画面がモニタ20に表示される。
【0117】
この予告画面には、「只今らくがきの準備中です、しばらくお待ちください」というメッセージとともに、「明日はこのフレームだよ、また来てね」のメッセージおよび次の日に選択可能となるフレームと背景の組合せ画面83が予告表示される(S106)。カウンタ81による所定のカウント時間だけ表示されたのち、撮影コースは終了し、次の処理へ進む。
【0118】
このように、選択入力しうるフレームおよび背景の組合せ画像が1日ごとに変更される日替わり画像であり、プレイ中における撮影プレイ終了時のタイミングで、次の日に選択入力可能となる組合せ画面83を予告表示するため、利用者2は、次の日に使用可能となる組合せ画面83の予告表示を見て気に入ったものがあればまた利用したいと考えることから、利用者2のリピート効果の増大に繋がる。また、利用者2に対して飽きのこないプレイを提供できるようになる。
【0119】
なお、選択可能とする画像は日替わりだけに限定するものではなく、週単位や月単位等適宜変更することができる。また、ここでは、日替わり画像として予告表示を行なう画像としてフレームと背景の組合せ画像である場合を例示したが、これに限定するものではなく、フレームや背景をそれぞれ日替わりや週替わりにして予告表示することもできる。そして、このような予告表示をマルチフレームコースやセレクトフレームコースにおいて行なうこともできる。
【0120】
つぎに、「マルチフレームコース」について図8に基づいて説明する。
【0121】
この「マルチフレームコース」は、ジャンルごとに場面が設定されており、その場面にあった画像(フレーム画像および背景画像)が予め決定されている。利用者は直接フレーム画像や背景画像を選択するのではなく、ジャンルを選択するだけで、連続的に撮影が行われるコースである。
【0122】
図5のS3で「マルチフレームコース」が選択されると、図14のジャンル選択画面が表示される(S200)。このジャンル選択画面には、複数のジャンル名が表示されたジャンル選択部75が表示され、ここに表示されているジャンルの中から切換ボタン22a,22bを操作して選択入力の切換を行なう。選択中は現在選ばれているジャンルのフレーム画像や背景画像がジャンル説明部76に表示される。決定ボタン14でジャンルが決定され次のステップへ進み、キャンセルボタン13で図5のS3のコース選択画面に戻り、コースを選び直すことが出来る。
【0123】
S200で好みのジャンルが決定されると、図15に示す照明方法選択画面が表示される(S201)。この照明方法選択画面には、「おまかせフラッシュ」「ノーマルフラッシュ」「上からのフラッシュ」「バズーカフラッシュ」「すべてのフラッシュ」と表示された照明方法選択部80が表示されている。また、画面左上には、残り時間を表示するカウンタ81が表示されている。照明方法の選択は、左右の切り替えボタン22a,22bおよび決定ボタン14で行なわれる。
【0124】
上記「おまかせフラッシュ」が選択されると、あらかじめ決められた場面にあった最適な照明方法で撮影を行うことができる。その他の「ノーマルフラッシュ」「上からのフラッシュ」「バズーカフラッシュ」「すべてのフラッシュ」は、他の撮影コースの場合と同様である。
【0125】
照明方法の選択が行なわれると、図16の撮影画面が表示される(S202)。この撮影画面には、画面中央にカメラ6による撮像と選択されたジャンルの最初の場面で決められたフレームおよび背景とがリアルタイム合成された合成映像をリアルタイム表示するライブ映像表示部77が表示されている(S203)。また、画面右には、選ばれたジャンルでの設定場面表示85が表示され、1場面で1回撮影し、強調表示等でこれから撮影する場面がわかるように表示されている。
【0126】
画面左側には、撮影予告表示部84が表示されている。この撮影予告表示部84では、矢印が上から下に移動し、矢印が「撮影」の場所にきたときにシャッタが動作するようになっている。このコースでは、利用者2によるシャッタ操作を必要とせず、撮影が連続的に行われる。この場合、連続的に撮影するためストロボの充電を行う時間を確保する必要があるが、この撮影予告部の表示を行うことで利用者2の退屈感を紛らわすことができる。
【0127】
図17は、撮影予告表示の第2例を示している。図16では、撮影予告表示部84がモニタ20の画面内に表示されていたが、この例では、モニタ20の外に複数のLEDランプ86を並べて取り付け、撮影予告ランプとして機能させている。この場合、点灯すれば数字が現れるランプなどを利用すれば利用者2にわかりやすく、撮影のタイミングをマークで表せば、よりわかりやすくなる。上記撮影予告ランプの配置は横並びだけでなく、縦並びとすることもできる。なお、上記撮影予告部は、設けなくてもよい。
【0128】
1回の撮影(S204)が終了すると自動的につぎの場面で撮影が行われ、場面数(たとえば7場面)が終了するまで連続的に撮影が繰り返される(S205でNO)。次の場面で使用するフレームと背景がカメラ6からの撮像と合成されライブ映像表示部77に表示される。上記ジャンルとして「学校」が選択された場合、場面として「校門」「教室」「運動場」「昼ご飯」「体育館」「廊下」「校舎裏」などが準備されている。規定回数での撮影が終了すると、つぎのステップに進む。
【0129】
上記「オートフレームコース」(S4)、「マルチフレームコース」(S5)、「セレクトフレームコース」(S6)のいずれかの撮影コースの撮影動作が終了すると、上記撮影コースの撮影において、被写体2を撮影した静止画50と、その撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報が第1コンピュータ装置37に格納され、第2コンピュータ装置38に対して伝送される。
【0130】
一方、編集プレイ用空間32への移動を促すメッセージが音声およびモニタ20に表示され、使用者2は撮影プレイ用空間31から一旦出て編集プレイ用空間32に移動し、編集プレイが開始される。
【0131】
編集プレイが開始されると、第2コンピュータ装置38において、第1コンピュータ装置37から伝送された静止画50とその撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報を元に、高解像度のフレームと背景が読み出されて静止合成画像58が合成される。
【0132】
編集プレイでは、編集用ディスプレイ8に、図18に示すようならくがき画面が表示され、編集プレイが行なわれる(S10)。
【0133】
上記らくがき画面において、63はらくがき入力部であり、撮影プレイにおいて撮影されたフレームと背景と被写体画像の静止合成画像58が表示され、タッチペン12の操作により手描き画像やスタンプ画像等の編集用画像56の入力を受け付ける。64は編集プレイの残り時間を表示するカウンタであり、66は上記カウンタが0になる前すなわち所定の編集プレイ時間に達する前に操作して編集プレイを終了する終了ボタンである。
【0134】
65は画像切替部であり、撮影プレイにおいて撮影されたフレームと背景と被写体画像の静止合成画像58について、複数のサムネイル画像が表示され、らくがき入力部63に表示してらくがき入力を行なえるアクティブ状態となる静止合成画像58を切り替えることができるようになっている。
【0135】
73はツール選択部であり、編集入力で使用する編集ツールを選択する。73dはペン入力を行なう際に選択するペンボタン、73cはスタンプ入力を行なう際に選択するスタンプボタンである。73aはらくがき入力部63に表示された静止合成画像58の背景を変更する際に選択する背景ボタン、73bはらくがき入力部63に表示された静止合成画像58のフレームを変更する際に選択するフレームボタンである。
【0136】
72は編集入力選択部であり、上記ツール選択部73で選択された編集ツールによって実際に入力するスタンプ画像やペンの種類等の編集入力メニューが表示され、実際に編集入力するメニューを選択する。
【0137】
例えば、上記ツール選択部73でペンボタン73dが選択された場合、この編集入力選択部72には、ペンの種類,太さ,色等がアイコン74で表示され、上記アイコン74をタッチペン12で選択してかららくがき入力部63の表面に絵を書くことにより、選択されたペン入力モードによる手描き画像が入力できる。
【0138】
また、上記ツール選択部73でスタンプボタン73cが選択された場合、この編集入力選択部72には、スタンプ画像の種類,大きさ,色等がアイコン74で表示され、上記アイコン74をタッチペン12で選択してかららくがき入力部63の表面にタッチペン12先端を接触させることにより、選択されたスタンプモードによるスタンプ画像が入力できる。
【0139】
また、上記ツール選択部73で背景ボタン73aが選択された場合、この編集入力選択部72には、各種の背景画像がアイコンまたはサムネイル74で表示され、上記アイコンまたはサムネイル74をタッチペン12で選択することにより、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用された背景を、ここで選択した背景に変更できるようになっている。ここで差し替えるフレームおよび背景は、撮影プレイにおいて選択できたものであってもよいし、撮影プレイでは表示されなかったまったく別の画像を準備しておき、その画像と差し替えることができるようにしてもよい。
【0140】
また、上記ツール選択部73でフレームボタン73bが選択された場合、この編集入力選択部72には、各種のフレームがアイコンまたはサムネイル74で表示され、上記アイコンまたはサムネイル74をタッチペン12で選択することにより、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用されたフレームを、ここで選択した背景に変更できるようになっている。
【0141】
67はフレーム消去ボタンであり、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用されたフレームを1回の操作で消去できるようになっている。また、68は背景消去ボタンであり、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用された背景を1回の操作で消去できるようになっている。上記フレーム消去ボタン67および背景消去ボタン68は、1回の操作でフレームや背景が消去されることから、後述のけしゴム69でタッチペン12でなぞって消すより操作性がよい。なお、フレーム消去ボタン67や背景消去ボタン68では、上述したように差し替えたフレームや背景を消去することもできる。
【0142】
このように、撮影プレイにおけるシャッタ操作により所望のフレームや背景を決定して静止画50として固定したのち、プリンタ9による印刷出力する前の編集プレイにおいて、上記静止画50に使用されたフレームや背景の差し替えや消去を可能とするようになっているため、撮影プレイにおいて切換表示しながら選択したフレームや背景があとになって気に入らなくなったような場合に、印刷前に差し替えてより納得のいく写真プリントを提供することができる。
【0143】
69は既に入力された手描き画像やスタンプ画像を消去するらくがき消去ボタン、70は操作を1回前に戻してやり直す戻るボタン、71は操作をはじめからやり直すはじめからボタンである。
【0144】
所定時間の編集プレイが終了すると、編集後の静止合成画像58の画像データがプリンタ9に送られて、印刷媒体35に印刷出力され、写真プリントが送出口19から排出される(S11)。
【0145】
このように、上記写真プリント提供装置および方法によれば、使用者2は、従来のように、あらかじめひとつに決められたフレーム画像に応じてシャッタ操作を行なうのではなく、リアルタイム表示される使用者2自身の映像と、切換表示されるフレームや背景とのリアルタイム合成映像を目視確認しながら、順次フレームや背景の切換入力を行なうとともに、その合成映像をリアルタイムで目視確認できる。このため、所望のフレームや背景記憶画像を探したり、フレームや背景の絵柄に合わせたポーズや表情を決めるなど、趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。また、フレームや背景と撮像映像が実際に合成された状態で数多くのフレームや背景のなかから所望のものを選択できるため、そのときの服装や髪型、あるいはその時の気分やプレイ仲間が誰か等に応じた最適なフレームや背景の選択を行ないやすくなる。
【0146】
図19〜21は、本発明の写真プリント提供装置の第2の実施の形態を示す図である。
【0147】
この例では、筐体1の側面が撮影前プレイ部であり、筐体1の正面が撮影プレイ用空間である。また、筐体1の反対側の側面が編集前プレイ部であり、筐体1の背面が編集プレイ空間である。上記筐体1の背面には編集ユニットが設けられており、編集ユニットの側面が、写真プリントが排出される印刷待ち空間になっている。
【0148】
図21のようなレイアウトの場合は、筐体1を囲む四方に利用者がプレイするための空間を設ける必要があるが、上述のように撮影前ユニット88または編集前ユニット87が移動可能である場合には、図23に示すように筐体1の一面を壁側に設置し、3方向だけ空間を設ければよく、店舗の状況にあわせた設置が可能となる。
【0149】
上記撮影前プレイを行なう撮影前ユニット88は、キャスタ付きで移動可能となっており、編集前プレイを行なう編集前ユニット87はボルト止め等により取外し移設可能に構成されている。そして、図22および図23は、上記撮影前ユニット88および編集前ユニット87を別の場所に移動したレイアウト例を示している。
【0150】
この例では、撮影前ユニット88における撮影前プレイにおいて、上述した撮影プレイの一部であるコース選択等を行い、編集前ユニット87における編集前プレイにおいて上述した編集プレイの一部である写真選択や明るさ調整等を行いうるようになっている。また、上記撮影前ユニット88には、利用者2の移動方向を示す方向表示89が取り付けられている。それ以外は上述した第1の実施の形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。
【0151】
なお、上記各実施の形態において、プリンタ9としては、昇華型プリンタ,インクジェットプリンタ,レーザプリンタ,熱転写型プリンタ,溶融型プリンタ,サーマルプリンタ,印画紙プリンタ,インスタントフィルムプリンタ等、各種のタイプのプリンタを適用することができ、特に限定するものではない。また、上記プリンタ9を複数台設けて利用者が印刷したい好みのプリンタ9を選択できるようにしてもよい。
【0152】
また、上記各実施の形態において、出力する写真プリントは、特に限定するものではなく、シールプリントやカード等として出力することができ、印刷媒体35の材質や構成を限定する趣旨ではない。
【0153】
また、上記各実施の形態では、硬貨の投入により撮影を開始するようにしたが、これに限定するものではなく、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレジットカード,キャッシュカード等、撮影の対価として支払いうるものであれば、各種の態様を含む趣旨である。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組み合わせて用いる場合も含む趣旨である。
【0154】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、このように、使用者は、従来のように、あらかじめ固定されたフレーム画像に応じてシャッタ操作を行なうのではなく、リアルタイム表示される使用者自身の映像と、切換表示されるフレーム等の記憶画像とのリアルタイム合成映像を目視確認しながら、順次記憶画像の切換入力を行なうとともに、その合成映像をリアルタイムで目視確認できる。このため、所望の記憶画像を探したり、記憶画像の絵柄に合わせたポーズや表情を決めるなど、趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。また、記憶画像と撮像映像が実際に合成された状態で数多くの記憶画像のなかから所望の記憶画像を選択できるため、そのときの服装や髪型、あるいはその時の気分やプレイ仲間が誰か等に応じた最適な記憶画像の選択を行ないやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真プリント提供装置の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】上記筐体を示す斜視図である。
【図3】上記写真プリント提供装置の斜視図である。
【図4】上記写真プリント提供装置のシステム構成図である。
【図5】上記写真プリント提供装置の動作の一例を説明するフローチャートである。
【図6】セレクトフレームコースのフローチャートである。
【図7】オートフレームコースのフローチャートである。
【図8】マルチフレームコースのフローチャートである。
【図9】コース選択画面の一例を示す図である。
【図10】ジャンル選択画面の一例を示す図である。
【図11】撮影画面の一例を示す図である。
【図12】撮影画面の一例を示す図である。
【図13】予告表示画面の一例を示す図である。
【図14】ジャンル選択画面の一例を示す図である。
【図15】照明方法選択画面の一例を示す図である。
【図16】撮影画面の一例を示す図である。
【図17】撮影予告表示の第2例を示す図である。
【図18】らくがき画面の一例を示す図である。
【図19】本発明の写真プリント提供装置の第2の実施の形態を示す図である。
【図20】上記第2の装置を示す図である。
【図21】上記第2の装置を示す図である。
【図22】上記第2の装置による他のレイアウトを示す図である。
【図23】上記第2の装置による他のレイアウトを示す図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 被写体,使用者,利用者
3 バックスクリーンユニット
4a 天井部
4b 支持枠材
4c 支持枠材
5a カーテン
5b カーテン
6 カメラ
7 正面ストロボ
8 編集用ディスプレイ
9 プリンタ
10 透明板
11 乳白板
12 タッチペン
13 キャンセルボタン
14 決定ボタン
15 硬貨投入口
16 操作パネル
17 正面蛍光灯
18a スピーカ
18b スピーカ
19 送出口
20 モニタ
21 ハーフミラー
22a 切換ボタン(左側)
22b 切換ボタン(右側)
23 編集入力パネル
24 天井ストロボ
25 反射板
26 スクリーン
27 バックストロボ
28 バック蛍光灯
29 バウンスストロボ
30 ストロボケース
31 撮影プレイ用空間
32 編集プレイ用空間
33 記憶装置
34 硬貨検出部
35 印刷媒体
36 ストロボ制御回路
37 第1コンピュータ装置
38 第2コンピュータ装置
39 第1制御回路
40a サービスパネル
40b サービスパネル
41 記憶装置
42 アンダーレイ合成手段
43 オーバーレイ合成手段
44 CPU
45 メモリ
46 ドライバ
47 通信手段
48 制御プログラム
49 操作画面
50 静止画
51 低解像度背景画像群
52 低解像度フレーム画像群
53 制御プログラム
54 高解像度フレーム画像群
55 高解像度背景画像群
56 編集用画像
57 操作画面
58 静止合成画像
59 被写体抽出手段
60 画像合成手段
61 メニュー
62 第2制御回路
63 らくがき入力部
64 カウンタ
65 画像切換部
66 終了ボタン
67 フレーム消去ボタン
68 背景消去ボタン
69 らくがき消去ボタン
70 戻るボタン
71 はじめからボタン
72 編集入力選択部
73 ツール選択部
73a 背景ボタン
73b フレームボタン
73c スタンプボタン
73d ペンボタン
74 アイコン,サムネイル
75 ジャンル選択部
76 ジャンル説明部
77 ライブ映像表示部
78 背景選択部
79 フレーム選択部
80 照明方法選択部
81 カウンタ
82 選択部
83 画面
84 撮影予告表示部
85 設定場面表示
86 LEDランプ
87 編集前ユニット
88 撮影前ユニット
89 方向表示

Claims (9)

  1. 撮像領域内の使用者を含む被写体を撮像するカメラと、上記カメラによる撮像映像と合成するフレームや背景等の記憶画像を格納する記憶画像格納部と、上記記憶画像格納部から読み出された記憶画像と撮像映像をリアルタイム合成する合成手段と、上記合成手段でリアルタイム合成された合成映像をリアルタイム表示して被写体に合成映像の目視確認を可能とする表示手段と、使用者による操作により記憶画像格納部に格納されている記憶画像の一覧から記憶画像の切換入力を可能とする切換入力手段とを備え、上記切換入力手段による記憶画像の切換入力に応じ、合成手段は撮像映像に合成する記憶画像を切換えてリアルタイム合成し、表示手段はリアルタイム合成された合成映像をリアルタイムで切換表示するように構成され、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を決定して所定タイミングの静止画として固定するシャッタ手段と、固定された静止画である合成画像を印刷して写真プリントとして提供するプリンタとをさらに備えたことを特徴とする写真プリント提供装置。
  2. 上記記憶画像格納部は、撮影された被写体の前景となるフレームが記憶されるフレーム格納部と、背景が記憶される背景格納部とを含んで構成され、上記合成手段は、撮像映像にフレームを合成するオーバーレイ合成手段と、背景を合成するアンダーレイ合成手段とを含んで構成されている請求項1記載の写真プリント提供装置。
  3. 上記切換入力手段は、上記フレームの切換入力を行なうフレーム切換入力手段と、上記背景の切換入力を行なう背景切換入力手段とを含んで構成され、上記背景の切換入力と、フレームの切換入力をそれぞれ別個に行いうるように構成されている請求項2記載の写真プリント提供装置。
  4. 上記背景とフレームは、あらかじめ所定の組合せが設定されており、上記切換入力手段の操作により、上記組合せ単位で切換入力が行なわれるように構成されている請求項2記載の写真プリント提供装置。
  5. 上記記憶画像は、上記表示手段に合成映像として表示して使用者に目視確認させるための確認用画像と、所望の記憶画像を決定して静止画として印刷するための印刷用画像とが準備され、上記合成手段として、確認用画像を読み出して合成映像を生成して表示手段に表示する確認画像用合成手段と、所望の記憶画像を決定して固定された静止画を印刷する際に印刷用画像を読み出して合成画像を生成する印刷画像用合成手段とを備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載の写真プリント提供装置。
  6. 上記シャッタ手段により所望の記憶画像を決定して静止画として固定したのち、上記プリンタによりその静止画を印刷するまでの間に、上記静止画に使用された記憶画像の差し替えを可能とするよう構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の写真プリント提供装置。
  7. 選択入力しうる記憶画像が所定期間ごとに変更される期間替わり画像であり、プレイ中のいずれかのタイミングで、次の期間に選択入力可能となる記憶画像を表示手段に予告表示するように構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の写真プリント提供装置。
  8. 被写体のバックとなる領域に設けられたスクリーンと、このスクリーンの背後から継続的に照明光を照射する継続照明装置とを備え、カメラによる撮像と記憶画像の切換入力が行なわれ、表示手段にリアルタイム合成された合成映像がリアルタイムで切換表示されている間、上記継続照明装置によりスクリーンの背後から照明するようになっている請求項1〜7のいずれか一項に記載の写真プリント提供装置。
  9. 撮像領域内の使用者を含む被写体をカメラで撮像する撮像ステップと、記憶画像格納部から読み出されたフレームや背景等の記憶画像と撮像映像をリアルタイム合成する合成ステップと、上記合成ステップでリアルタイム合成された合成映像をリアルタイム表示して被写体に合成映像の目視確認を可能とする表示ステップと、使用者による操作により記憶画像格納部に格納されている記憶画像の一覧から記憶画像の切換入力を可能とする切換入力ステップとを備え、上記切換入力ステップによる記憶画像の切換入力に応じ、合成手段は撮像映像に合成する記憶画像を切換えてリアルタイム合成し、表示手段はリアルタイム合成された合成映像をリアルタイムで切換表示し、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を決定して所定タイミングの静止画として固定するシャッタステップと、固定された静止画である合成画像を印刷して写真プリントとして提供するプリントステップとをさらに備えたことを特徴とする写真プリント提供方法。
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