JP4523839B2 - 画像入力装置および方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し、撮影画像をプリントして販売する写真プリント提供装置等に適用可能な画像入力装置および方法ならびにプログラムに関するものである。
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写真プリント提供装置が数多く設置されている。このような写真プリント提供装置は、一般に、利用者である被写体をカメラで撮影し、その撮影画像に対してフレーム画像を合成し、その合成画像をシールプリントとして印刷出力するものである。このような写真プリント提供装置では、提供されたシールプリントを利用者同士の間で交換することが日常的に行われている。また、場面を選択して、その場面に応じた背景画像と撮影画像を合成して提供することも行なわれている。
上記のような写真プリント提供装置として、出願人が把握している先行技術として、下記の特許文献1に示すものがある。この特許文献1記載の装置は、複数の単位背景画像をならべて1つの背景画像を完成させるものである。
特開2004−260650号
しかしながら、上記従来の装置では、組み合わせられる単位背景画像は、撮影画像の背景として合成されるものであり、背景の配置はおのずと決定されるため、特に入力操作を必要とせず、単位背景画像を使用者自身が自分の意思で入力するものではないため、使用者自身が入力操作を行ったり組み合わせを行ったりして創る楽しみを得られるものにはなっていない。また、使用者は、顔や全身がより大きく写るようにカメラに近づいて撮影を行うことがあり、その場合は撮影画像に占める被写体の面積が大きくなって背景がほとんど写らない。このようなケースでは、従来のように単位背景画像を撮影画像に合成したとしても、被写体に対して背景画像の現れる面積が小さく、複数の単位背景画像を組み合わせて1つの背景画像を完成させたとしても、その視覚的な面白みがわかりにくかった。このため、得られたシールの利用者同士による交換を促進する動機付けを強めて使用者の利用を促進する効果は充分ではなかったのが実情である。また、組み合わせられる単位背景画像の配置は自動的に決定されることから、入力操作に関する工夫もなされていない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、撮影画像に対して被写体の前景として入力されるスタンプ画像として、複数を組み合わせて一体のデザイン画像となる単位画像を個別に選択し入力可能とすることにより、使用者自身が単位画像の入力操作を行って創る楽しみを得られ、その視覚的な面白みをわかりやすくして使用者の利用を促進するとともに、単位画像の入力操作に関する工夫も行った画像入力装置および方法ならびにプログラムの提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の画像入力装置は、
被写体の撮影画像を取得する画像取得手段と、
上記撮影画像に対して入力されるスタンプ画像を記憶する記憶手段と、
上記取得された撮影画像を表示し、使用者に対して上記スタンプ画像の選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける画像受付手段と、
上記画像取得手段、画像受付手段を制御する制御手段とを備え、
上記記憶手段には、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像が記憶されており、
上記制御手段は、上記画像受付手段において、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像の選択を単位画像ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像の撮影画像に対する入力を個別に受るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示するよう制御し、
さらに、
左右の編集入力選択部に表示されている単位画像のうち、一方用の単位画像は、他方側のタッチペンによって選択できないよう選択の受け付けを制限する処理、
または、
同じ撮影画像に対して既に選択された単位画像と組になってデザイン画像を完成させる単位画像を選択できないよう、選択の受け付けを制限する処理、
のいずれかにより、1の撮影画像に対して組となる単位画像の双方が入力されるのを防止するよう制御することを要旨とする。
また、本発明の画像入力方法は、
被写体の撮影画像を取得する画像取得手段と、
上記撮影画像に対して入力されるスタンプ画像を記憶する記憶手段と、
上記取得された撮影画像を表示し、使用者に対して上記スタンプ画像の選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける画像受付手段と、
上記画像取得手段、画像受付手段を制御する制御手段とを備えた画像入力装置における画像入力方法であって
上記記憶手段には、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像を記憶し、
上記制御手段は、上記画像受付手段において、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像の選択を単位画像ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像の撮影画像に対する入力を個別に受るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示するよう制御し、
さらに、
左右の編集入力選択部に表示されている単位画像のうち、一方用の単位画像は、他方側のタッチペンによって選択できないよう選択の受け付けを制限する処理、
または、
同じ撮影画像に対して既に選択された単位画像と組になってデザイン画像を完成させる単位画像を選択できないよう、選択の受け付けを制限する処理、
のいずれかにより、1の撮影画像に対して組となる単位画像の双方が入力されるのを防止するよう制御することを要旨とする。
また、本発明の画像入力プログラムは、
被写体の撮影画像を取得する画像取得手段と、
上記撮影画像に対して入力されるスタンプ画像を記憶する記憶手段と、
上記取得された撮影画像を表示し、使用者に対して上記スタンプ画像の選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける画像受付手段と、
上記画像取得手段、画像受付手段を制御する制御手段とを備えた画像入力装置における画像入力プログラムであって
上記記憶手段には、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像が記憶されており、
上記制御手段は、
上記画像受付手段において、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像の選択を単位画像ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像の撮影画像に対する入力を個別に受るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示するステップと、
左右の編集入力選択部に表示されている単位画像のうち、一方用の単位画像は、他方側のタッチペンによって選択できないよう選択の受け付けを制限する処理、
または、
同じ撮影画像に対して既に選択された単位画像と組になってデザイン画像を完成させる単位画像を選択できないよう、選択の受け付けを制限する処理、
のいずれかにより、1の撮影画像に対して組となる単位画像の双方が入力されるのを防止するよう制御するステップとをコンピュータ装置に実行させることを要旨とする。
すなわち、本発明は、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像が記憶され、上記画像受付手段において、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像の選択を単位画像ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像の撮影画像に対する入力を個別に受るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示する。このように、撮影画像に対して入力されるスタンプ画像として、複数を組み合わせて一体のデザイン画像となる単位画像を個別に選択し入力可能とすることにより、使用者自身に対して自分の意思での単位画像の入力操作や複数の単位画像の組み合わせ等を行わせ、創る楽しみを与えることができる。しかも、受け付けた単位画像を被写体の前景となるように表示することにより、使用者がカメラに近づいて撮影を行ったとしても単位画像による視覚的な面白みをわかりやすくすることができ、使用者の利用を促進することができる。また、例えば、合成画像をシール等に印刷出力した際には利用者同士による交換を促進する動機付けを強め、さらに使用者の利用を促進することができる。
さらに、1の撮影画像に対して組となる単位画像の双方が入力されるのを防止するよう制御することにより、本発明の視覚的効果の実現を担保する。
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明の画像入力装置を写真プリント提供装置に適用した一実施の形態を示す図である。図1は筐体1を含む装置の断面図、図2は筐体1の撮影側からみた斜視図、図3は編集側からみた装置全体の斜視図である。
この写真プリント提供装置は、図1に示すように、正面,背面,側面および内部に各種の装置が設けられた筐体1を備え、上記筐体1の正面側(図1の右側,図2で見えている側)で撮影プレイを行ない、背面側(図3で見えている側)で撮影画像の編集プレイを行い、筐体1の側面(図1で見えている側)で写真プリントの提供を受けるようになっている。
すなわち、この写真プリント提供装置では、筐体1の正面側が撮影プレイ提供部であり、筐体1の背面側が編集プレイ提供部であり、筐体1の側面がプリント提供部である。そして、上記撮影プレイ提供部、編集プレイ提供部、プリント提供部では、撮影プレイ、編集プレイ、プリントの提供を同時に行なうことができるように構成されるとともに、一連の撮影プレイ,編集プレイおよびプリントの提供をそれぞれ異なる場所で利用者2に提供することにより、顧客の流れがスムーズになるうえ、店舗の状況にあわせた装置の設置が可能となる。
上記筐体1の正面側には、被写体2のバックとなる領域に、バックスクリーン3が設けられている。上記筐体1とバックスクリーン3は、天井部4aと支持枠材4bで連結されており、天井部4aにはその出入口となる部分にカーテン5aが吊設されている。そして、上記筐体1,バックスクリーン3,天井部4a,カーテン5aにより、撮像領域である撮影プレイ用空間31が形成されている。
一方、上記筐体1には、その背面側に突出するように支持枠材4cが取り付けられ、その先端部にカーテン5bが吊設されている(図2,図3では図示を省略している)。そして、上記筐体1の背面側とカーテン5bとの間に、編集プレイ用空間32が形成されている。
上記筐体1の正面には、プレイの対価としての硬貨を投入する硬貨投入口15が設けられ、この硬貨投入口15の近傍に設けられた対価受領部としての硬貨検出部34(図4参照)が設けられている。そして、上記硬貨検出部34が投入された硬貨を検出することにより、撮影プレイが開始され、撮影プレイ後に撮影画像に対して編集プレイを行い、編集された撮影画像が印刷され写真プリントとして提供されるようになっている。
上記筐体1の内部には、撮影プレイ用空間内の使用者2を含む被写体2を撮像して本発明の画像取得手段として機能するカメラ6が設けられている。上記カメラ6の前面は透明板10で覆われている。上記カメラ6前面の透明板10の下側には、上記カメラ6で撮影された動画としての撮影画像すなわち撮影動画を表示するライブモニタ20が設けられている。
上記ライブモニタ20に表示された表示画像は利用者2が目視確認できるようになっている。この例では、上記ライブモニタ20は、カメラによるライブ映像をリアルタイム表示するライブモニタとして機能するとともに、必要な情報を表示する表示手段としても機能する。なお、ライブモニタ以外に必要な情報等を表示したりデータ入力を行う液晶タブレット等の表示手段を設けてもよい。必要な情報としては、タイトルデモ、操作を案内する表示、操作を待機する表示、選択を促す表示、利用者を誘導する表示、注意を促す表示などがあげられる。
上記透明板10およびライブモニタ20の周囲には、半透明の乳白板11が設けられ、上記乳白板11の背後には、撮影プレイ中において、上記カメラ6による撮像中に被写体2を常時照明する正面蛍光灯17と、シャッタ操作によって静止画を撮影するときに発光させる正面ストロボ7とが設けられている。
上記筐体1の正面には、撮影プレイの操作を行なう操作パネル16aが設けられている。上記操作パネル16aには、操作入力の選択入力や切換入力を行う切換ボタン22a,22bと、上記切換ボタン22a,22bの選択入力や切換入力を決定する決定ボタン14と、決定した入力を一旦キャンセルするキャンセルボタン13が設けられている。上記切換ボタン22a,22bは、右側と左側にそれぞれ1組ずつ設けられ、それぞれ選択入力や切換入力を行いうるようになっている。
そして、撮影プレイにおいて上記ライブモニタ20には、上記カメラ6によるライブ映像と合成するフレームや背景等の記憶画像を格納するフレーム画像格納部93から読み出されたフレームや背景とライブ映像をリアルタイム合成する第1合成手段90とを備え(図4参照)、上記撮影プレイでは、フレームや背景が読み出されてリアルタイム合成されるとともに、上記リアルタイム合成された合成画像がライブモニタ20にリアルタイム表示される。
また、上記切換ボタン22a,22b,決定ボタン14,キャンセルボタン13は、切換入力手段としても機能するもので、後述するように、フレームや背景の記憶画像の切換入力を可能とする。また、上記決定ボタン14は、シャッタ手段として機能するもので、この決定ボタン14の操作によってカメラ6によって撮影されている被写体2のライブ映像から所望の瞬間の静止画50を撮影し取得する。
また、上記筐体1の正面には、プレイ待ち状態の際のデモンストレーション音声や撮影プレイの際の案内音声等を出力するスピーカ18aが設けられている。
上記バックスクリーン3は、記憶画像である背景と被写体2の撮影映像との合成が行ないやすい色に着色されている。例えば、上記合成がクロマキー合成で行なわれる場合には、ブルースクリーンやグリーンスクリーン等が好適に用いられる。
上記筐体1の正面側では、利用者2は、撮影プレイ用空間31に入って硬貨投入口15に硬貨を投入して撮影プレイを行なう。
上記撮影プレイでは、ライブ映像と合成するフレームや背景等を含む基本画像が準備されている。上記カメラ6によるライブ映像をライブモニタ20に表示する際、フレームや背景が読み出されてライブ映像と第1合成手段90でリアルタイム合成される。このとき、使用者2による切換ボタン22a,22bの操作により記憶画像の切換入力を可能とする。この切換入力に応じて、撮像動画に合成する記憶画像を切り換えてリアルタイム合成され、その合成画像がライブモニタ20にリアルタイム表示される。そして、リアルタイム合成された合成映像をリアルタイムでライブモニタ20に切換表示し、決定ボタン14によるシャッタ操作により、上記切換表示される合成映像のうち所望の記憶画像が使用された合成映像を決定して所定タイミングの静止画50として固定する。
上記撮影プレイが終了すると、被写体2は筐体1の背面側に移動して編集プレイを行なう。つぎに、編集プレイが行なわれる筐体1の背面側について説明する。
上記筐体1の背面側には、編集プレイにおける編集入力を行う編集入力パネル23が設けられている。上記編集入力パネル23には、上記カメラ6による撮影プレイにおいて、所定のシャッタタイミングで撮影された静止画50としての撮影画像を表示し、その状態で編集入力を受け付ける本発明の画像受付手段としての編集用ディスプレイ8と、上記編集用ディスプレイ8に対して編集入力を行なう本発明の操作入力手段としてのタッチペン12とを備えている。
このとき、上記編集用ディスプレイ8に表示される合成画像は、静止画50としての撮影画像とフレームや背景等の合成用画像とが第2合成手段60(図4参照)で合成された状態で表示される合成画像である。
上記編集用ディスプレイ8は、例えば液晶タブレット等が用いられ、表示プロセッサ,モニタ部,タッチパネルとから構成されている。そして、上記編集用ディスプレイ8のモニタ部に表示される操作指示に従って、タッチペン12の先端を編集用ディスプレイ8の表面にあるタッチパネルに軽く接触させることにより、各種の操作信号が入力され、画像や情報の表示とともにデータの入力を行ない得るようになっており、上記タッチペン12は、本発明の操作入力手段として機能する。
また、上記タッチペン12の先端を編集用ディスプレイ8表面のタッチパネルに接触させて文字や図形等を描いて入力しうるようになっている。また、上記編集用ディスプレイ8では、静止画50である撮影画像を表示し、使用者に対して被写体の前景として入力されるスタンプ画像の選択を促し、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付けるようになっている。このとき、上記編集用ディスプレイ8におけるタッチペン12による操作入力により、上記スタンプ画像の選択およびスタンプ画像の入力を可能にする操作入力が行われる。
このとき、上記スタンプ画像としては、本発明の記憶手段としてのスタンプ画像記憶部56において、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像が記憶されている。そして、本発明の制御手段としての第2コンピュータ装置38は、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像を上記タッチペン12により個別に選択可能とし、上記選択された単位画像を編集用ディスプレイ8により個別に受付るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で上記編集用ディスプレイ8に表示する。
そして、タッチペン12により手描き入力された文字・図形等の画像データやスタンプ画像等が、第2合成手段60(図4参照)により、カメラ6で撮影されて固定された被写体2の静止画50と合成された状態で編集用ディスプレイ8のモニタ部に表示されるとともに、その編集後画像が後述するようにプリンタ9で印刷出力されるようになっている。図において、18bは編集プレイの案内音声等を出力するスピーカである。
上記筐体1の側面には、印刷された写真プリントが排出される送出口19が設けられ、編集プレイを終えた利用者2は、この送出口19の前で印刷が終了するのを待って写真プリントの提供を受けるようになっている。
つぎに、上記写真プリント提供装置のシステム構成について説明する。
図4に示すように、この装置は、主として撮影プレイを制御する第1コンピュータ装置37と、主として編集プレイおよびプリント提供を制御する第2コンピュータ装置38とを備えている。上記第1コンピュータ装置37と第2コンピュータ装置38は、ともに本発明の制御手段として機能する。上記第1コンピュータ装置37と第2コンピュータ装置38とは、直接、あるいはネットワークハブ(図示せず)等を介してデータ伝送可能に接続されている。
この装置は、第1コンピュータ装置37に、上記カメラ6によるライブ映像である撮像動画と合成用画像とを合成して合成映像を生成する第1合成手段90を備え、上記第1合成手段90による第1合成画像をライブモニタ20にリアルタイム表示して被写体2に合成映像の目視確認を可能としている。また、第2コンピュータ装置38に、上記撮像動画が決定ボタン14によるシャッタ操作で固定された静止画50と合成用画像とを合成して合成画像を生成するとともに、タッチペン12による手描き画像やスタンプ画像の入力を受け付けて、この受け付けたスタンプ画像等と上記合成画像とを合成する第2合成手段60を備えている。そして、上記第2合成手段60で生成された合成画像をプリンタ9で印刷して写真プリントとして提供するようになっている。
まず、第1コンピュータ装置37について説明する。
上記第1コンピュータ装置37には、カメラ6,ライブモニタ20,ストロボ制御回路36,第1制御回路39が接続されている。上記ストロボ制御回路36は、正面ストロボ7の発光タイミング等を制御する。
上記第1制御回路39は、硬貨検出部34,サービスパネル40a,スピーカ18a,操作パネル16aを制御する。上記操作パネル16aには、上述したように、切換ボタン22a,22b,決定ボタン14,キャンセルボタン13が設けられている(図2参照)。
上記サービスパネル40aは、設置した装置を運営するものが操作するもので、投入された硬貨の枚数をカウントするコインカウンタ、スピーカから出力する音量を調整する音量調整つまみ、装置の撮影側で必要とするメンテナンスモードを行うためのメンテナンスボタン、テストプレイなど硬貨を投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタンなどが備えられている。
上記第1コンピュータ装置37は、CPU44,メモリ45,ドライバ46,通信手段47等を備え、具体的には、記憶装置41と第1合成手段90とを備えている。
上記記憶装置41は、主として撮影プレイを制御する制御プログラム48と、上記制御プログラム48に従ってライブモニタ20に表示される操作画面49と、シャッタ操作によりカメラ6で固定された静止画50とが記憶されている。この静止画50は、フレームや背景が合成されたものではなく、撮影領域の被写体2をそのまま撮影したもので、被写体2とそのバックスクリーン3とが写り込んだものである。
上記記憶装置41は、上記カメラ6による動画である撮像動画と合成するフレームや背景等の記憶画像を格納する記憶手段として機能するものであり、撮影画像と合成されるフレーム画像および背景画像が記憶されている。
上記第1合成手段90は、背景合成手段であるアンダーレイ合成手段42および前景合成手段であるオーバーレイ合成手段43、必要に応じてキャプチャー(図示せず)とから構成されている。上記アンダーレイ合成手段42およびオーバーレイ合成手段43は、上記記憶画像格納部から読み出された記憶画像と動画すなわちライブ映像である撮像動画をリアルタイム合成する。
上記アンダーレイ合成手段42は、上記カメラ6による撮像映像から被写体2を抽出する第1抽出手段(図示せず)を備え、上記第1抽出手段で抽出された被写体以外の部分に、背景画像群51から背景画像を読み出してリアルタイムに合成する。
また、上記オーバーレイ合成手段43は、フレーム画像群52からフレーム画像を読み出して、上記アンダーレイ合成手段42で動画に背景が合成された画像に、さらにフレーム画像を前景として合成する。そして、上記オーバーレイ合成手段43で合成された動画と背景とフレーム画像とがリアルタイム合成された合成動画は、ライブモニタ20に出力されてリアルタイム表示される。
このように、被写体2の背景がアンダーレイ合成されるとともに、被写体2の前景となるフレームがオーバーレイ合成され、その状態で被写体2の撮像動画がリアルタイム合成されて使用者によって目視確認できる。
この状態で、フレームや背景の切換入力と切換表示を可能とすることにより、従来のように単にフレームに変化を持たせるだけではなく、フレームと背景との双方に変化を持たせた写真プリントが得られる。しかも、フレームと背景双方の切換入力と切換表示が可能となり、より趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。
上記操作パネル16aは、上述したように、切換ボタン22a,22b,決定ボタン14,キャンセルボタン13を含んで構成されている。そして、上記切換ボタン22a,22bによるフレームや背景の切換入力に応じ、オーバーレイ合成手段43およびアンダーレイ合成手段42は、切り換え入力に応じたフレームや背景をフレーム画像格納部93から読み出し、撮像動画に合成するフレームおよび背景を切り換えてリアルタイム合成する。このリアルタイム合成された合成映像は、ライブモニタ20においてリアルタイムで切換表示される。
このようにすることにより、使用者2は、リアルタイム表示される使用者2自身の撮像動画の映像と、切換表示されるフレームや背景とのリアルタイム合成映像を目視確認しながら、順次フレームや背景の切換入力を行ないながら、その合成映像をリアルタイムで目視確認できる。これにより、所望のフレームや背景を探したり、フレームや背景の絵柄に合わせたポーズや表情を決めるなど、趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。
操作パネル16aにおける、左側の切換ボタン22aは、上記背景の切換入力を行なう背景切換入力手段として機能し、右側の切換ボタン22bは、上記フレームの切換入力を行なうフレーム切換入力手段として機能する。そして、上記背景の切換入力とフレームの切換入力を、左右の切換ボタン22a,22bでそれぞれ別個に行いうるように構成されている。
例えば、複数の利用者(例えばAさんとBさん)で撮影する場合、1組の切換ボタンでは、背景とフレームを単独に選択する場合に、2人で操作すると手がぶつかったり、1人でも背景とフレームを左右に振り分けた表示レイアウトでは操作イメージがつかみにくい。2組としたことにより、例えば、Aさんは左の切換ボタン22aで背景画像を選択し、Bさんは右の切換ボタン22bでフレームを選択することが可能となる。また、2人の間に少し距離をおいて操作できるため操作性が向上する。
そして、背景は背景で切換入力し、フレームはフレームで切換入力することにより、フレームと背景の組合せを使用者が自由に選べてより趣向を凝らした撮影プレイが可能となるうえ、変化に富んだ写真プリントの提供が可能となる。このときも、フレームや背景としてデータ量の小さい低解像度の確認用画像を使用していることから、切換表示の際の処理負荷が小さくてすみ、スムーズな切換表示を実現して使用者にストレスを与えない。
さらに、第1合成手段90には、撮像動画にフレームを合成するオーバーレイ合成手段43と、背景を合成するアンダーレイ合成手段42とを有しているため、フレームと背景の切換入力に応じてそれぞれ別個に合成処理を行なうため、制御処理の負荷が分散されて処理速度の低下が少なく、使用者にストレスを感じさせない。
また、上記切換ボタン22a,22bの操作により、上記組合せ単位で切換入力が行なわれるように構成することもできる。このとき、利用者の操作入力により、所望の単位画像すなわちフレームと背景を選択することもできるのであり、利用者は、表示されたフレームと背景が既に持っているフレームおよび背景であれば、操作入力により切り換えて自分が欲しいフレームと背景を選んで撮影することができる。この場合のように、2組の切換ボタン22a、22bを必要としない操作の場合は、どちらか1組の入力だけを受け付けてもよいし、2組どちらの入力を受け付けるようにしてもよい。
このように、フレームと背景の組合せとして絵柄的に合う組合せをあらかじめ設定し、その組合せ単位で切換入力を行うことにより、使用者2は、絵柄や色彩的に合わない組合せを選ぶ心配がなくなるうえ、無駄な操作を省くことができて、フレームや背景を探したり選んだりする時間を実質的に長くすることができる。このため、使用者2に考える時間を十分与えたり、反対にプレイ時間を短く設定して顧客回転率を向上させたりすることが可能となる。
また、上記操作パネル16aには、決定ボタン14とキャンセルボタン13が設けられている。
上記決定ボタン14は、使用者による切換ボタン22a,22bの操作により上記切換表示される合成映像のうち、所望のフレームや背景が使用された合成映像を決定し、所望の瞬間の静止画50として固定するシャッタ手段として機能する。このようにすることにより、フレームや背景と撮像動画が実際に合成された状態で数多くのフレームや背景のなかから所望のフレームや背景を選択して静止画50の撮影ができるため、そのときの服装や髪型、あるいはその時の気分やプレイ仲間が誰か等に応じた最適なフレームや背景の選択を行ないやすくなる。
上記決定ボタン14の操作により撮影された被写体2の静止画50は、撮影プレイが終了すると、上記静止画50が撮影されたときに選択されたフレームおよび背景を識別する識別情報とともに第2コンピュータ装置38に伝送される。
上記キャンセルボタン13は、一旦決定ボタン14を操作して決定した操作入力を取消したり、一旦進んだ操作画面を戻したりする際に操作する。
つぎに、第2コンピュータ装置38について説明する。
上記第2コンピュータ装置38には、編集プレイの際に編集入力を受け付ける編集入力手段として機能する編集用ディスプレイ8と、編集プレイで編集された画像を印刷媒体35に印刷出力するプリンタ9と、スピーカ18bおよびサービスパネル40bを制御する第2制御回路62が接続されている。上記編集用ディスプレイ8には、編集入力や操作入力を行なうタッチペン12が付属している。
なお、上記サービスパネル40bは、設置した装置を運営するものが操作するもので、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカから出力する音量を調整する音量調整つまみ、装置の編集側で必要とするメンテナンスモードを行うためのメンテナンスボタンなどが備えられている。
上記第2コンピュータ装置38は、CPU44,メモリ45,ドライバ46,通信手段47等を備え、具体的には、主として編集プレイを制御する制御プログラム53と、記憶装置33を備えている。
上記制御プログラム53は、静止画50(被写体2のバックにバックスクリーン3が写り込んだ画像である)からバックスクリーン3の写り込みを除去して被写体を抽出する被写体抽出手段59と、この被写体抽出手段59で抽出された被写体画像にフレームおよび背景を読み出して合成するとともに、この合成された画像に対し、さらに編集用ディスプレイ8に入力されたスタンプ画像等の編集用画像を合成する第2合成手段60とを備えている。
上記第2合成手段60は、上記被写体抽出手段59で抽出された被写体以外の部分にフレームおよび背景を合成して合成画像を生成する。さらに、上記被写体の前景にフレームが合成され被写体の背景に背景画像が合成された合成画像に対し、それらのさらに前景としてスタンプ画像や手描き画像を合成する。
上記記憶装置33には、上記制御プログラム53に従って編集用ディスプレイ8に表示される操作画面57と、上記撮影プレイにおけるシャッタ操作により撮影され第1コンピュータ装置37から伝送された被写体2の静止画50とが記憶されている。
また、上記記憶装置33は、フレーム画像および背景画像が記憶されている。この記憶装置33に記憶されたフレーム画像および背景画像は、上記編集用ディスプレイ8に合成映像として表示して使用者2に目視確認させるとともに、静止画50を印刷媒体35に印刷出力する際に使用される印刷用画像であり、背景画像群55およびフレーム画像群54として格納されている。
また、上記記憶装置33には、編集プレイにおいて、使用者がタッチペン12で選択し、撮影画像に対して入力を行うスタンプ画像や、タッチペン12で編集用ディスプレイ8に入力された手描き画像等の編集用画像が格納された本発明の記憶手段としてのスタンプ画像記憶部56を備えている。
上記スタンプ画像記憶部56には、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像が記憶されている。このような、複数の単位画像とそれらによって完成するデザイン画像の一例を図5に示す。図5(a)は、それぞれ単位画像21を示すもので、この例では、「ずっと」「仲良しだよね」「好き」「あなたが」「いつも」「一緒」等の言葉が各単位画像21に表示されている。
図5(b)は、上記単位画像を組み合わせて1つのデザイン画像25を完成させた例を示す。この例では、「ずっと」の単位画像21と「仲良しだよね」の単位画像21を組み合わせて「ずっと仲良しだよね」のデザイン画像25が完成した例を示している。同様に、「いつも」の単位画像21と「仲良しだよね」の単位画像21とで「いつも仲良しだよね」のデザイン画像25が完成し、「ずっと」の単位画像21と「あなたが」の単位画像21と「好き」の単位画像21と「ずっとあなたが好き」のデザイン画像が完成する。このように、各単位画像は任意の組み合わせが可能であり、2つ以上で1組として扱うことができる。
図6は、テキストだけでなく、絵柄が表示された単位画像21を組み合わせてデザイン画像25を完成させる例を示す。図6(a)は単位画像21が2枚1組でデザイン画像25が完成する例であり、図6(b)は任意の組み合わせが可能となる例を示す。図6(c)は3枚以上の単位画像21でデザイン画像を完成させた例である。
そして、上記編集用ディスプレイ8は、カメラ6で撮影された撮影画像を表示し、使用者2に対して上記スタンプ画像の選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける画像受付手段として機能するものである。
すなわち、上記編集用ディスプレイ8では、カメラ6で撮影されて第1コンピュータ装置37から転送された撮影画像である静止画50から、上記被写体抽出手段59で抽出された被写体以外の部分にフレームおよび背景を合成して合成画像を生成して表示する。そして、使用者に対して上記スタンプ画像を表示してその選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける。上記編集用ディスプレイ8におけるスタンプ画像の選択およびスタンプ画像の入力を可能にする操作入力はタッチペン12によって行われる。
このとき、上記一体のデザイン画像25となる単位画像21のうち所定の単位画像21を上記タッチペン12により個別に選択可能とし、上記選択された単位画像21を編集用ディスプレイ8により個別に受付るようになっている。そして、上記第2合成手段60は、上記合成画像に対し、入力を受け付けた単位画像21を被写体および背景画像およびフレーム画像のさらに前景となるように合成した状態で上記編集用ディスプレイ8に表示する。
ここで、第2コンピュータ装置38でのフレームおよび背景の読み出しを、第1コンピュータ装置37から伝送された、撮影プレイで静止画50が撮影されたときに選択されたフレームおよび背景を識別する識別情報に基づいて行なうことにより、両者の対応をとるように構成されている。
例えば、第1コンピュータ装置37内の画像と、第2コンピュータ装置38内の画像のファイル名の一部を共通にしておく。たとえば第1コンピュータ装置37では「PICT01_1.BMP」、第2コンピュータ装置38では「PICT01_2.BMP」とし、PICT01が同じ絵柄の画像であることを示すようにすればよい。また、固有の画像番号と関連する画像ファイル名等を対応つける情報(テーブルなど)を定義しておき、そのテーブルを第1コンピュータ装置37および第2コンピュータ装置38内に保存して参照するようにすることもできる。このようにして、撮影プレイでどのフレームまたは背景を用いたかの同期をとることができる。
このように、複数のコンピュータ装置を備え、確認用画像の合成処理と印刷用画像の合成処理をそれぞれ異なるコンピュータ装置で行なうとともに、確認用合成処理を行なう第1コンピュータ装置37から印刷用合成処理を行なう第2コンピュータ装置38へのデータ転送において、画像の識別情報を転送して画像データそのものを転送しないように構成しているため、データ量の大きい画像データそのものを転送するのではなく、画像の識別情報だけを送信すればよいため、送信処理に要する負荷が軽減し、処理速度の低下が少なく、複数の制御手段間のタイムラグを少なくできる。
なお、図5に示したように、第2コンピュータ装置38にも第1コンピュータ装置37と同様の抽出手段95を設け、基本画像からフレームや背景の抽出を行なうようにしてもよい。
上記編集コースによる編集が行なわれた静止合成画像58は、プリンタ9により印刷媒体35に出力され、写真プリントとして提供される。このとき、フレームや背景として画質のよい高解像度の印刷用画像を使用していることから、美麗な写真プリントを提供できる。
上記写真プリント提供装置の動作の一例について、図7〜図8のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図において、「S」はステップを意味する。
まず、全体の処理を図7に基づいて説明する。
この例で説明した装置では、使用者2は、撮影プレイ用空間31で撮影プレイを行ない、撮影プレイが終了すると、編集プレイ用空間32に移動して編集プレイを行なう。編集プレイが終了すると、筐体1側面の送出口19の前で、写真プリントが排出されるのを待つ。また、上記撮影プレイは、主として第1コンピュータ装置37で制御され、編集用プレイは、主として第2コンピュータ装置38により制御される。
まず、装置の電源が投入されると、第1コンピュータ装置37および第2コンピュータ装置38の記憶装置41,33内に記憶された制御プログラム48,53が起動し、装置が動作を開始する。装置が起動すると、第1コンピュータ装置37および第2コンピュータ装置38に接続されているそれぞれの機器のチェックが行なわれ、異常がなければ、ライブモニタ20および編集用ディスプレイ8に、タイトルデモ画面が表示される(S1)。このタイトルデモ画面表示の状態では、常に、硬貨が投入されるのを待機しており、硬貨が投入されれば次のステップに進み、硬貨の投入がなければタイトルデモ画面の表示を継続する。
使用者2が撮影プレイ用空間31に入り、硬貨投入口15に硬貨が投入され硬貨検出部34で硬貨が検出されると(S2)、撮影処理が実行される(S3)。撮影処理の詳細な動作については後述する。
一連の撮影が終了して複数の静止画50が得られると、それらのなかから編集を行なう写真を選択する写真の選択が行なわれる(S9)。ここでは、ライブモニタ20に、写真選択画面が表示され、撮影コースで複数のシャッタ操作によって得られた静止画50を一覧表示し、利用者2は表示された画像の中から好みの画像を規定枚数(全部であっても一部であってもよい)選択する。これにより、この後の編集や印刷を行なう必要のない撮影画像の削除が可能となる。
上記撮影処理において、被写体2を撮影した静止画50のうちステップ9で選択された静止画50と、その撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報が第1コンピュータ装置37から第2コンピュータ装置38に対して伝送される(S10)。このとき、当該撮影プレイで使用されたフレームや背景を識別する識別データも合わせて第2コンピュータ装置38に伝送され、撮影プレイが終了する。
撮影プレイが終了すると、編集プレイ用空間32への移動を促すメッセージがスピーカ18aに音声出力されたり、ライブモニタ20に表示されたりして、使用者2に撮影プレイ用空間31から一旦出て編集プレイ用空間32に移動するよう促す。その後、編集プレイが開始される。
第1コンピュータ装置37による撮影プレイが終了した情報を第2コンピュータ装置38が受信すると(S11)、編集プレイ側の第2コンピュータ装置38では、第1コンピュータ装置37内の静止画50とその撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報を読み取る(S12)。これら動作の同期をとる方法は、どちらのコンピュータ装置37,38からの問いかけに対して行ってもよい。
つぎに、編集プレイでは、編集処理が実行される(S13)。このとき、上記スタンプ画像が、複数種類の単位画像21を組合せてできるデザイン画像25が複数種類準備されており、それに応じたスタンプツールが編集用ディスプレイ8に表示され、上記スタンプ画像を使用した編集を行い得るようになっている。
編集プレイが開始されると、第2コンピュータ装置38において、第1コンピュータ装置37から読み取った静止画50とその撮影に使用されたフレームおよび背景の識別情報を元に、高解像度のフレームと背景が読み出されて静止合成画像58が合成される。
この編集プレイでは、編集用ディスプレイ8にらくがき画面(図11参照)が表示され、静止合成画像58が表示されてスタンプ画像や落書き画像等の入力を行なう編集プレイが行なわれる。上記らくがき画面と編集プレイの詳細については後述する。
ステップ13の編集プレイが終了すると、編集後の静止合成画像58の画像データがプリンタ9に送られて、印刷媒体35に印刷出力され、写真プリントが送出口19から排出される(S14)。
つぎに、上記撮影処理の詳細について説明する。
図7のS2でコインが投入されると、撮影プレイの説明等が表示された所定の待ち画面が表示されたのち(S101)、図9の撮影画面が表示され、フレームや背景の選択と(S102)、撮影と(S103)が行なわれる。
この撮影画面には、画面中央にカメラ6による撮像映像である撮像動画と選択されたフレームおよび背景とがリアルタイム合成された合成動画をリアルタイム表示するライブ映像表示部77が表示されている。また、画面左側には、背景のサムネイル画像を縦並びに複数表示して背景を選択する背景選択部78が表示され、画面右側には、フレームのサムネイル画像を縦並びに複数表示してフレームを選択するフレーム選択部79が表示されている。また、画面中央の上側には、残り時間を表示するカウンタ(図示せず)が表示されている。
上記撮影画面では、利用者2は左側の切換ボタン22aで背景画像を選択し、右側の切換ボタン22bでフレーム画像を選択する。選択された背景画像およびフレーム画像は、背景選択部78およびフレーム選択部79のサムネイルが強調表示されるとともに、瞬時にカメラ6からの撮像動画と合成され、ライブ映像表示部77に表示される。このときの画像合成は、第1コンピュータ装置37において、背景画像群51およびフレーム画像群52からフレームおよび背景が読み出され、アンダーレイ合成手段42およびオーバーレイ合成手段43によりカメラ6からの動画と合成され、表示される。このように、撮影プレイでは、フレームや背景はライブモニタ20に表示するだけなので、低解像度の画像を使用することにより処理の負荷が低減される。
フレームや背景を切り換えるときは、利用者2は左側の切換ボタン22aで背景画像の切り換えを行い、右側の切換ボタン22bでフレーム画像の切り換えを行なう。これに応じて、切り換えで選択されたフレームや背景は、リアルタイムにカメラ6からの動画と合成され、ライブ映像表示部77にリアルタイムに切換表示される。
これにより、利用者2は、シャッタ操作の前に、背景画像またはフレーム画像を色々切換ながら合成動画を確認でき、楽しみながら撮影できる。上記背景選択部78およびフレーム選択部79は、左右の切換ボタン22a,22bでの切り換えに応じて上下スクロールして順次多数表示され、それぞれ1周スクロールするとループして同じサムネイルが繰り返し表示される。
フレームおよび背景の切り換え選択は、カウンタ64が0になるまで選択可能である。0になるとその時点で選ばれている内容で強制的に決定される。カウンタ64が0になる前に、撮影開始の指示として決定ボタン14を押すと、「3.2.1」という音声および画面表示によるカウントダウン表示ののち、正面ストロボ7が照射されるとともに、カメラ6のシャッタが動作し静止画50が撮影される(S103)。上記シャッタ操作により、カメラ6は被写体2の静止画50を撮影する。このとき、上述したシャッタ操作が自動的に2回連続で行なわれ、2枚の静止画50が得られる。
そして、ライブモニタ20には、2回のシャッタ操作で得られた静止画50とそのとき選択されているフレームおよび背景との合成画像が2枚表示される(S104)。また、上記シャッタ操作により、カメラ6は被写体2の静止画50を撮影してその画像データを記憶するとともに、そのシャッタ操作の際に選択されていたフレームおよび背景の識別情報を関連付けて記憶する。これらの情報は、撮影プレイの終了により第1コンピュータ装置37から第2コンピュータ装置38に伝送され、第2コンピュータ装置38における編集プレイで使用される。このように、合成画像は撮影時の確認のために作成されるのであって、合成画像自体が保存されるのではなく、撮影された静止画50だけが保存されるのである。
そして、S105において、規定回数(たとえば3回)の撮影が終了しているか否かが判断され、撮影回数が規定回数に達していなければ(S105でNO)、S102に戻り、再度フレーム画像,背景画像,照明方法が選択できる状態となって規定回数(この場合は3回)の動作が繰り返され、6枚の静止画50が得られる。一方、規定回数の撮影が終了すれば、撮影コースは終了し、次の処理である写真選択(S9)へ進む(S105でYES)。
この例において、撮影時に撮影画面に表示される背景選択部78、フレーム選択部79またはフレームと背景の組合せ画像が表示される組合せ選択部(図示せず)に表示される画像は、人物画像と背景やフレームなどの合成される画像とが合成された画像とすることもできる。この場合、予め記憶装置に記憶された合成画像を表示してもよいし、表示の時に予め記憶された人物画像と背景やフレームなどの合成される画像とを合成して表示してもよい。人物画像が含まれない背景やフレームなどの画像を表示しただけでは、画像のどの部分が前景に合成される部分で、どの部分が後景に合成される部分かが見分けにくくなることから、上述のように、人物画像を含む画像を表示して選択を行うことにより、合成後のイメージを確認でき、撮影時のポーズをとりやすくなるのである。
また人物画像の部分を点滅表示などで表示すると、撮影画像が合成される位置を視覚的に認識でき、より合成後のイメージを確認しやすくなり、ポーズを誘導しやすい。さらに、撮影時に、ライブ映像表示部77に合成画像を表示するのと同時に、人物画像を含む画像を背景選択部78、フレーム選択部79、組合せ選択部に表示すれば、さらにポーズを誘導しやすくなる。
一般的にフレーム画像の「フレーム」は枠等の意味であるが、本発明において「フレーム」とは、被写体の周囲を囲む画像という意味に限定されず、被写体の前景に合成される画像全般をいう趣旨である。また同様に、背景画像は被写体の後景に合成される画像全般をいう旨である。したがって、フレーム画像としては、被写体の周囲を装飾する以外に、衣服、めがね、履物、被り物等の被写体に変装を施す画像を用いたり、涙、ふきだし画像、グローブ、など場面を作る画像を用いることができる。
ここで、上記撮影プレイにおける撮影画像とフレームおよび背景との画像合成において、フレームを透過合成させることができるようになっている。
すなわち、図4に示したように、上記第1合成手段90は、上記カメラ6による撮像映像である動画像から被写体2を抽出し、抽出された被写体2以外の部分に背景画像をリアルタイムに合成するアンダーレイ合成手段42と、上記アンダーレイ合成手段42で撮像映像に背景が合成された画像に、さらにフレーム画像を前景としてリアルタイム合成するオーバーレイ合成手段43とを備えている。
また、第2合成手段60で使用される合成用画像として、フレーム画像群54および背景画像群55として記憶装置33に格納されている。
そして、上記フレーム画像格納部93には、フレーム画像群52として格納された各フレーム画像にそれぞれ対応するマスクデータ102が格納されている。また、上記記憶装置33にも、上記フレーム画像格納部93に格納されたものと同様の、各フレーム画像にそれぞれ対応するマスクデータ102が格納されている。
上記マスクデータ102は、各フレーム画像の画像パターンすなわち絵柄に応じ、オーバーレイ合成するフレーム画像の全領域のうち、フレームに隠れる領域,フレームに隠れないで見える領域および半透明状に見える領域を定義するデータである。
すなわち、図10(a)に示すように、カメラ6で撮影された被写体2の撮影画像が展開される撮影画層103に対して背景画像が展開される背景画層105がアンダーレイ合成され、被写体以外の部分に背景画像が合成される。この合成画像に対して、フレーム画像が展開されるフレーム画層104がオーバーレイ合成され、フレーム画像を前景として合成する。
図10(b)は、上記フレーム画層104,撮影画層103,背景画層105にそれぞれフレーム画像,被写体画像,背景画像が展開された状態の一例を示す。この場合の上記フレーム画像に対応するマスクデータ102の一例を示したものが図10(c)である。この例では、上記フレーム画像は、画像パターンとして引き戸の絵柄が表されたものであり、このフレーム画像に対応するマスクデータ102としては、引き戸の存在しない領域Cが透明領域として、引き戸の窓ガラスに対応する領域Hが半透明領域として、窓ガラス以外の引き戸の領域Mが不透明のマスク領域として定義付けされている。
そして、第1合成手段90のオーバーレイ合成手段43によるオーバーレイ合成をリアルタイムで行なう際に、当該フレーム画像のマスクデータ102を参照することにより、図10(d)に示すように、アンダーレイ合成手段42で撮像映像である動画に背景が合成された画像が、フレームに隠れる領域,フレームに隠れないで見える領域および半透明状に見える領域を有するように表示する。このように、フレームに隠れる領域,フレームに隠れないで見える領域および半透明状に見える領域が存在するなかで動画のリアルタイム合成画像を見ながら撮影プレイを行なうことができ、使用者2に対して大きなプレイの楽しみを与えることができる。
また、第2合成手段60においても、第1合成手段90と同様のマスクデータ102を参照した合成を行ない、図10(d)に示すような合成画像106を生成し、この合成画像106に対してスタンプ画像等を入力してさらに合成して編集を行い、その編集後画像をプリンタ9で印刷する。
このように、上記オーバーレイ合成手段43が画像の少なくとも一部を透過合成するため、カメラ6による動画である撮像映像と背景とが合成された画像に対するフレーム画像の合成画像106をライブモニタ20に表示しながらシャッタ操作により静止画50を得る撮影プレイの際に、撮像映像と背景が合成された画像が、フレームに隠れる領域,フレームに隠れないで見える領域および半透明状に見える領域を有するように合成された合成映像を見ながらプレイできる。そして、被写体2のバックには所望の背景が合成されるとともに、被写体の前景として半透明部分を有したフレームが合成され、多様な合成表現が楽しめるプレイを提供できるうえ、遠近感や立体感が表現された多様な合成表現の写真プリントを提供することができる。さらに特殊な合成を行うことにより、より多様な合成表現が楽しめるプレイが提供できる。
上記撮影動作が終了すると、ステップ9の写真選択が行なわれた後、得られた静止画50、フレームおよび背景の識別情報、コース識別データが第1コンピュータ装置37に格納され、第2コンピュータ装置38に対して伝送される。
一方、編集プレイ用空間32への移動を促すメッセージが音声およびライブモニタ20に表示され、使用者2は撮影プレイ用空間31から一旦出て編集プレイ用空間32に移動し、編集プレイが開始される。
編集プレイが開始されると、第2コンピュータ装置38において、第1コンピュータ装置37から伝送された静止画50、フレームおよび背景の識別情報、コース識別データを元に、上記撮影コースに対応した編集コースが自動的に選択され、当該編集コースによる編集プレイが開始される(図7のS13)。
つぎに、編集処理の詳細について説明する。
編集プレイでは、編集用ディスプレイ8に、図11に示すようならくがき画面が表示され、編集プレイが行なわれる。
上記らくがき画面において、63はらくがき入力部であり、撮影プレイにおいて撮影されたフレームと背景と被写体画像の静止合成画像58が表示され、タッチペン12の操作により手描き画像やスタンプ画像等の編集用画像の入力を受け付ける。64は編集プレイの残り時間を表示するカウンタであり、66は上記カウンタ64が0になる前すなわち所定の編集プレイ時間に達する前に操作して編集プレイを終了する終了ボタンである。
上記らくがき画面は、入力操作に必要な表示が画面の左と右に設けられ、左側の画面は左のタッチペン12で、右側の画面は右のタッチペン12で操作を行い、左のタッチペン12では右側の画面の操作はできない。逆に、右のタッチペン12では左側の画面の操作はできない。左および右のタッチペン12で共通に操作可能な画像切換部65は中央に配置されている。
65は画像切替部であり、撮影プレイにおいて撮影されたフレームと背景と被写体画像の静止合成画像58について、複数のサムネイル画像が表示され、らくがき入力部63に表示してらくがき入力を行なえるアクティブ状態となる静止合成画像58を切り替えることができるようになっている。
73はツール選択部であり、編集入力で使用する編集ツールを選択する。73Dはペン入力を行なう際に選択するペンボタン、73Cはスタンプ入力を行なう際に選択するスタンプボタンである。図示しないが、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58の背景を変更する際に選択する背景ボタンや、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58のフレームを変更する際に選択するフレームボタンを設けてもよい。
72は編集入力選択部であり、この例では、ペンボタン73Dやスタンプボタン73Cを押すと、図示のようにポップアップメニューが表示されるようになっている。図示した状態は、スタンプボタン73Cを押したときに表示されるポップアップメニューを示している。この編集入力選択部72は、上記ツール選択部73で選択された編集ツールによって実際に入力するスタンプ画像やペンの種類等の編集入力メニューがアイコン等で表示され、実際に編集入力するメニューを選択する。
例えば、図示した例では、上記ツール選択部73でスタンプボタン73Cが選択された状態であり、このとき表示される編集入力選択部72には、スタンプ画像の種類として「学校」「ハート」「星」「花」「いろいろ」等のメニューが表示されている。そして、例えば「ハート」のメニューを選択すると、スタンプ画像表示部74に「ハート」に関連したスタンプ画像が表示され、表示されたスタンプ画像をタッチペン12で選択してかららくがき入力部63の表面にタッチペン12先端を接触させることにより、選択されたスタンプ画像が所定の配置で入力できるようになっている。
上記ツール選択部73で他のスタンプメニュー(星や花等)が選択された場合、この編集入力選択部72には、そのスタンプメニューに属するスタンプ画像がスタンプ画像表示部74にアイコンで表示され、表示されたアイコンをタッチペン12で選択してかららくがき入力部63の表面にタッチペン12先端を接触させることにより、選択されたスタンプモードによるスタンプ画像が入力できる。
ここで、上記スタンプ画像としては、上述したように、複数の単位画像21を組み合わせることにより一体のデザイン画像25となる複数の上記単位画像21がスタンプ画像記憶部56に記憶されている(図5および図6参照)。
そして、上記第2コンピュータ装置38では、上記編集用ディスプレイ8において、上記一体のデザイン画像25となる単位画像21のうち所定の単位画像21の選択を単位画像21ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像21の撮影画像に対する入力を個別に受付るとともに、入力を受け付けた単位画像21を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示するよう制御する。
つぎに、編集処理におけるスタンプ画像の入力について詳しく説明する。
図12は、スタンプ画像の入力制御の第1例を説明する図である。
図12は、編集処理においてスタンプ画像を入力する際に編集用ディスプレイ8に表示されるらくがき画面(図11参照)の要部を示すものである。図12(a)は左右2つのらくがき入力部63a,63bが表示されたらくがき画面である(らくがき入力部63a,63b以外のボタン等は省略している)。図12(b)は、左側に表示されたらくがき入力部63aに対応し、上記スタンプボタン73Cを押したときにポップアップメニューとして表示されてスタンプ画像を選択するための編集入力選択部72aであり、図12(c)は、左側に表示されたらくがき入力部63bに対応し、上記スタンプボタン73Cを押したときにポップアップメニューとして表示されてスタンプ画像を選択するための編集入力選択部72bである。すなわち、らくがき入力部63aと編集入力選択部72aは左側の操作部を構成し、らくがき入力部63bと編集入力選択部72bは右側の操作部を構成する。
上記らくがき画面、ポップアップメニュー等は、第2コンピュータ装置38の記憶装置33において操作画面として記憶されていたものを適宜読み出して編集用ディスプレイ8に表示している。また、らくがき入力部63a,63bに表示される画像は、撮影処理において撮影されて第1コンピュータ装置37から第2コンピュータ装置38に転送された静止画50が読み出されて表示される。また、らくがき入力部63a,63bには、撮影処理で選択されたフレームや背景がフレーム画像群54や背景画像群55から読み出され、第2合成手段によりフレームは被写体の前景として、背景は被写体の後景として合成された状態で表示される(図10参照)。
上記編集入力選択部72a,72bは、上部に「ハート」「星」等のメニューを選択するメニュー選択部75が表示されており、たとえば「ハート」と表示されたボタンをタッチペン12で押すと、「ハート」に関連するスタンプ画像がスタンプ画像記憶部56から読み出されてスタンプ画像表示部74に表示される。このとき、上記スタンプ画像表示部74には、「二人用」「三人用」「メッセージ」を選択する選択タブが表示されており、たとえば「二人用」を選択すると、「ハート」に関連するスタンプ画像のなかから二人用の絵柄のスタンプ画像が読み出されて表示される。上記スタンプ画像表示部74に表示されているスタンプ画像をタッチペン12で押すことにより、編集用ディスプレイ8において押されたスタンプ画像の選択が受け付けられる。
図示の例は「二人用」を選択した場合の表示例であり、表示されているスタンプ画像は、左右2枚の単位画像21a,21bが1組となって1つのデザイン画像25が完成する単位画像21a,21bが選択可能な状態で表示されている。すなわち、左用の単位画像21aと右用の単位画像21bを左右に隣接させて並べた状態で1つのデザイン画像25が完成する。
このとき、図12(b)(c)に示すように、スタンプ画像を選択させるスタンプ画像表示部74に、一対で1組となってデザイン画像25をつくる左用の単位画像21aと右用の単位画像21bを、左右に並べて配置して表示することにより、隣り合った単位画像21a,21bがペアであることが使用者2にわかりやすくなる。
この例は、左側の操作部を構成する左側のらくがき入力部63aと編集入力選択部72aとで左用の単位画像21aを入力し、右側の操作部を構成する右側のらくがき入力部63bと編集入力選択部72bとで右用の単位画像21bを入力するようになっている。
すなわち、左側の編集入力選択部72aに表示されている単位画像21a,21bのうち、右用の単位画像21bは、左側のタッチペン12によって選択できないよう選択の受け付けを制限するように制御している。すなわち、図12(b)に示すように、選択受け付けが制限されていることを使用者2にわかるよう色を黒っぽくする等して表示するとともに、左側のタッチペン12で操作しても右用の単位画像21bの選択操作が行われないように制御する。したがって、この状態では、左用の単位画像21aだけが選択可能なように制御されている。
また、右側の編集入力選択部72bに表示されている単位画像21a,21bのうち、左用の単位画像21aは、右側のタッチペン12によって選択できないよう選択の受け付けを制限するように制御している。すなわち、図12(c)に示すように、選択受け付けが制限されていることを使用者2にわかるよう色を黒っぽくする等して表示するとともに、右側のタッチペン12で操作しても左用の単位画像21aの選択操作が行われないように制御する。したがって、この状態では、右用の単位画像21bだけが選択可能なように制御されている。
図示の例では、右側の操作部で右用の単位画像21bが選択された状態を示しており、選択された単位画像21bが強調表示されている。ついで、単位画像21aが選択された状態でらくがき画面の右側のらくがき入力部63b上の所望の位置をタッチペン12で押すことにより、上記選択された単位画像21bが所定の配置に入力される。すなわち、第2コンピュータ装置38は、らくがき入力部63b上のタッチペン12で押された座標位置を認識し、その座標位置に選択された単位画像21bを表示する。このとき、図13に示すように、単位画像21bは、背景が表示される背景画層105、被写体が表示される撮影画層103およびフレームが表示されるフレーム画層104よりもさらに前景となるスタンプ画層107に入力され表示される(図12(a)参照)。
そして、左側の操作部でも同様にして、左用の単位画像21aの選択と入力が行われる。このとき、図12(b)に示すように、既に右側の操作部で入力された単位画像21bと組になって1つのデザイン画像25を完成させる単位画像21aを点滅させて表示するなどして強調表示するように制御する。このようにすることにより、既に入力が受け付けられた単位画像21bと組になっている単位画像21aを使用者2が見つけやすくなり、操作性が向上する。
このように、1枚の撮影画像に対して単位画像21a,21bを1つづつ入力可能なように制御する。このようにすることにより、1枚の撮影画像に対して組となる単位画像21a,21bの双方が入力されるのを防止して、本発明の視覚的な効果の実現を担保する。また、左用の単位画像21aを左側に表示されたらくがき入力部63aで入力を受け付け、右用の単位画像21bを右側に表示されたらくがき入力部63bで入力を受け付けることにより、左右のらくがき入力部63a,63bに左右の単位画像21a,21bを入力して表示した状態で、2つの単位画像21a,21bによって完成するデザイン画像25の状態がわかりやすく、写真プリントの仕上がり状態の予測もしやすく、使用者の使い勝手がよい。
また、上述した例において、単位画像21a,21bの入力位置の配置を、強制的に単位画像21a,21bの接合端が撮影画像の端部と一致する位置になるよう制御することができる。具体的には、左側のらくがき入力部63aに左用の単位画像21aを入力した場合、左用の単位画像21aの入力位置を、自動的にらくがき入力部63aの右端に配置するよう制御し、右側のらくがき入力部63bに右用の単位画像21bを入力した場合、右用の単位画像21bの入力位置を、自動的にらくがき入力部63bの左端に配置するよう、入力する単位画像21a,21bの種類に応じ、その入力位置を強制的に単位画像21a,21bの接合端が撮影画像の端部と一致する位置になるよう制御することができる。
また、左右の配置位置だけでなく、上下の配置についても、自動的に所定位置に配置するよう制御することができる。このようにすることにより、左用の単位画像21aと右用の単位画像21bがそれぞれ入力された撮影画像に係る写真プリントを左右に並べたときに、両単位画像21a,21bがぴったりと合致する位置に配置することができ、使用者2自身が位置合わせをする手間を省いて操作性を向上させるとともに、完成度の高い写真プリントを提供できるようになる。
なお、上述した例において、左側の操作部の編集入力選択部72aには左用の単位画像21aだけを表示してその選択を受け付け、右側の操作部の編集入力選択部72bには右用の単位画像21bだけを表示してその選択を受け付けるようにすることもできる。
図14は、スタンプ画像の入力制御の第2例を説明する図である。
この例では、2つ1組の単位画像21a,21bを同時に予備選択し、入力場所に応じて左用の単位画像21aを入力するか、右用の単位画像21bを入力するかを自動的に決定することにより選択を受け付け、所定の配置への入力を受け付けるように制御するものである。
すなわち、図14(b)に示すように、スタンプ画像表示部74には、二人用のスタンプ画像として、2つ1組でデザイン画像25が完成する左右の単位画像21a,21bが左右に並んで配置され表示されている。そして、複数組みある左右の単位画像21a,21bのセットのうちいずれかをタッチペン12で押すことにより、1組の単位画像21a,21bについて同時に予備選択を受け付けるよう制御する。そして、タッチペン12をらくがき入力部63a,63b上に移動させて入力位置を決める際に、タッチペン12先端の位置がらくがき入力部63a,63bの中心線より左側の領域Lに存在するか、中心線より右側の領域Rに存在するかを検知手段により検知する。
タッチペン12先端の位置がらくがき入力部63a,63bの中心線より左側の領域Lに存在するときは、右用の単位画像21bを自動的に選択し、中心線より右側の領域Rに存在するときは、左用の単位画像21aを自動的に選択する。そして、タッチペン12の先端を中心線より左側の領域Lに接触させることにより右用の単位画像21bの選択と入力とを同時に受け付け、中心線より右側の領域Rに接触させることにより左用の単位画像21aの選択と入力とを同時に受け付けるよう制御する。
このとき、上記第1例と同様に、単位画像21a,21bの入力位置の配置を、強制的に単位画像21a,21bの接合端が撮影画像の端部と一致する位置になるよう制御することができる。すなわち、らくがき入力部63a,63bの左側の領域Lに右用の単位画像21bを入力した場合、その入力位置を自動的にらくがき入力部63a,63bの左端に配置するよう制御し、反対に、らくがき入力部63a,63bの右側の領域Rに左用の単位画像21aを入力した場合、その入力位置を自動的にらくがき入力部63a,63bの右端に配置するよう制御する。また、左右の配置位置だけでなく、上下の配置についても、自動的に所定位置に配置するよう制御する。このようにすることにより、左用の単位画像21aと右用の単位画像21bがそれぞれ入力された撮影画像に係る写真プリントを左右に並べたときに、両単位画像21a,21bがぴったりと合致する位置に配置することができ、使用者2自身が位置合わせをする手間を省いて操作性を向上させるとともに、完成度の高い写真プリントを提供できるようになる。
図15は、3人用のスタンプ画像の入力制御を説明する図である。この例では、三人用のスタンプ画像として、3つ1組でデザイン画像25が完成する左右と中央の単位画像21a,21b,21cが左右と下に並んで配置され表示されている。そして、複数組みある左右と中央の単位画像21a,21b,21cのセットのうちいずれかをタッチペン12で押すことにより、1組の単位画像21a,21b,21cについて同時に予備選択を受け付けるよう制御する。そして、タッチペン12をらくがき入力部63a,63b上に移動させて入力位置を決める際に、タッチペン12先端の位置がらくがき入力部63a,63bの左寄りの領域Lに存在するか、右寄りの領域Rに存在するか、中央付近の領域Cを検知手段により検知する。
そして、タッチペン12先端の位置が左寄り領域L,右寄り領域R,中央寄り領域Cのいずれの領域に存在するかに応じて、左寄り領域Lのときは左用の単位画像21aを自動的に選択し、右寄り領域Rのときは、右用の単位画像21bを自動的に選択し、中央寄り領域Cのときは中央の単位画像21cを自動的に選択する。そして、タッチペン12の先端をそれぞれの領域に接触させることによりそのとき選択されていた単位画像21a,21b,21cの選択と入力とを同時に受け付けるよう制御する。
このときも、上記第1例および第2例と同様に、左右の単位画像21a,21bの入力位置の配置を、強制的に単位画像21a,21bの接合端が撮影画像の端部と一致する位置になるよう制御し、上下の配置についても自動的に所定位置に配置するよう制御する。また、中央の単位画像についても自動的に所定位置に配置するよう制御することができる。
図16は、スタンプ画像の入力制御の第3例を説明する図である。
この例は、図16(b)に示すように、スタンプ画像として、2つ1組や3つ1組と決まった単位画像21a,21b,21cではなく、ランダムに組み合わせることができるメッセージ用の単位画像21である。この例では、たとえば「ずっと」という単位画像21と「一緒」という単位画像21を組み合わせたり、「あなたが」の単位画像21と「好き」の単位画像21と「!」の単位画像21を組み合わせるなど、使用者が任意に単位画像21を組み合わせるよう選択操作と入力操作を行いうるようになっている。
そして、使用者2が所望の単位画像21をタッチペン12の選択で押すことにより編集用ディスプレイ8でその選択を受け付け、その状態でタッチペン12の先端をらくがき入力部63の任意の位置を押すことにより、らくがき入力部63上の押された位置を認識してその位置に選択を受け付けた単位画像21を入力して表示するよう制御する。そして、この例では、図16(a)に示すように、任意の配置で単位画像21を入力して配置することができ、使用者2の自由度の高い編集を提供することができる。
図17は、スタンプ画像の入力制御の第4例を説明する図である。
この例は、らくがき入力部63および編集入力選択部72が1つずつ設けられた装置の例であり、本発明はこのような装置にも適用可能な趣旨である。図示の状態は、左用の単位画像21aが選択され入力された状態である。左用の単位画像21aが既に選択されているので、同じ撮影画像に対して既に選択された単位画像21aと組になってデザイン画像25を完成させる単位画像21bを選択し入力できないよう、選択の受け付けを制限するように制御され、選択受け付けが制限されていることを使用者2にわかるよう色を黒っぽくする等して表示するよう制御する。そして、図示しない画像切換ボタンの操作等により、らくがき対象画像を切り替えることにより、上記選択の受け付けの制限が解除され、組となる単位画像21bの選択と入力の受け付けを可能とするよう制御する。このようにすることにより、1枚の撮影画像に対して組となる単位画像21a,21bの双方が入力されるのを防止して、本発明の視覚的な効果の実現を担保する。
この例では、選択された単位画像21a,21bの種類によって、単位画像21a,21bの入力位置の配置を、強制的に単位画像21a,21bの接合端が撮影画像の端部と一致する位置になるよう制御する。具体的には、左用の単位画像21aを入力した場合、その入力位置を自動的にらくがき入力部63aの右端に配置するよう制御し、右用の単位画像21bを入力した場合、その単位画像21bの入力位置を自動的にらくがき入力部63bの左端に配置するよう制御する。また、上下の配置についても、自動的に所定位置に配置するよう制御する。
一方、上記ツール選択部73でペンボタン73Dを選択して手描き画像入力を受け付けることもできる。
すなわち、上記ツール選択部73でペンボタン73Dが選択された場合、上記編集入力選択部72には、ペンの種類,太さ,色等がアイコンで表示され、上記アイコンをタッチペン12で選択してかららくがき入力部63の表面に絵を書くことにより、選択されたペン入力モードによる手描き画像が入力できる。
また、上記ツール選択部73で背景ボタンが選択された場合、この編集入力選択部72には、各種の背景画像がアイコンまたはサムネイルで表示され、上記アイコンまたはサムネイルをタッチペン12で選択することにより、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用された背景を、ここで選択した背景に変更できるようになっている。ここで差し替えるフレームおよび背景は、撮影プレイにおいて選択できたものであってもよいし、撮影プレイでは表示されなかったまったく別の画像を準備しておき、その画像を読み出して差し替えることができるようにしてもよい。
また、上記ツール選択部73でフレームボタンが選択された場合、この編集入力選択部72には、各種のフレームがアイコンまたはサムネイルで表示され、上記アイコンまたはサムネイルをタッチペン12で選択することにより、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用されたフレームを、上述した背景画像の差し替えの場合と同様に、ここで選択した背景に変更できるようになっている。
67はフレーム消去ボタンであり、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用されたフレームを1回の操作で消去できるようになっている。また、68は背景消去ボタンであり、らくがき入力部63に表示された静止合成画像58で使用された背景を1回の操作で消去できるようになっている。上記フレーム消去ボタン67および背景消去ボタン68は、1回の操作でフレームや背景が消去されることから、後述のらくがき消去ボタン69でタッチペン12でなぞって消すより操作性がよい。なお、フレーム消去ボタン67や背景消去ボタン68では、上述したように差し替えたフレームや背景を消去することもできる。
このように、撮影プレイにおけるシャッタ操作により所望のフレームや背景を決定して静止画50として固定したのち、プリンタ9による印刷出力する前の編集プレイにおいて、スタンプ画像や手描き画像を入力するとともに上記静止画50に使用されたフレームや背景の差し替えや消去を可能とするようになっているため、撮影プレイにおいて切換表示しながら選択したフレームや背景が編集段階になって気に入らなくなったような場合に、編集状態を確認しながら差し替えてより納得のいく写真プリントを提供することができる。
69は既に入力された手描き画像やスタンプ画像を消去するらくがき消去ボタン、70は操作を1回前に戻してやり直す戻るボタン、71は操作をはじめからやり直すはじめからボタンである。
編集が終了すると、つぎに上記撮影画像の明るさ調整画面が編集用ディスプレイ8に表示され、タッチペン12を操作し、選択された写真の明るさの調整を行う。この画面では、次に、選択された画像の向きの回転も行なうことができるようになっている。
明るさの調節が終了すると、シール分割選択画面が編集用ディスプレイ8に表示される。編集された写真の枚数に応じて、写真の大きさや枚数などにより予め決められた配置でレイアウトされたシールレイアウトが複数表示され、好みのシールレイアウトをタッチペン12でタッチし、選択する。
シートレイアウトの選択が終了すると、編集後の静止合成画像58の画像データがプリンタ9に送られて、印刷媒体35に印刷出力され、写真プリントが送出口19から排出される(図7のS14)。
このとき、たとえば2つ1組の単位画像21a,21bがそれぞれ入力された編集後画像91,92を印刷媒体35に印刷する場合、印刷レイアウトを決定する際に、レイアウトを撮影順や写真選択順に並べるのではなく、1組となる単位画像21a,21が入力された編集後画像91,92を、左用の単位画像21aが入力された編集後画像91が左に、右用の単位画像21bが入力された編集後画像92が右に配置されるよう並べてレイアウトするよう制御する。このように印刷出力された写真プリント上において、左用の単位画像21aと右用の単位画像21bによりひとつのデザイン画像25が完成するため、使用者2に対してその視覚的な効果を与えることができ、切り分けるときに分けやすい写真プリントを提供できる。これは単位画像21が入力されている編集後画像92に左右位置とデザイン画像の種類を識別するフラグをたて、該当フラグがたっている画像同士を隣あわせに配置することによって実現される。
すなわち、図18(a)に示すように、上記のように左用の単位画像21aが入力された編集後画像91と、右用の単位画像21bが入力された編集後画像92を、それぞれシール台紙等の印刷媒体35に印刷出力した場合、図18(b)に示すように、左用の単位画像21aが入力された編集後画像91と、右用の単位画像21bが入力された編集後画像92を、左右に並べた状態で、左用の単位画像21aと右用の単位画像21bによりひとつのデザイン画像25が完成するようになっている。
このように、上記写真プリント提供装置および方法は、撮影画像に対して入力されるスタンプ画像として、複数を組み合わせて一体のデザイン画像25となる単位画像21を個別に選択し入力可能とすることにより、使用者2自身に対して自分の意思での単位画像21の入力操作や複数の単位画像21の組み合わせ等を行わせ、創る楽しみを与えることができる。しかも、受け付けた単位画像21を被写体の前景となるように表示することにより、使用者2がカメラ6に近づいて撮影を行ったとしても単位画像21による視覚的な面白みをわかりやすくすることができ、使用者2の利用を促進することができる。また、例えば、合成画像をシール等に印刷出力した際には利用者2同士による交換を促進する動機付けを強め、さらに使用者2の利用を促進することができる。
また、第1合成手段90に用いる確認用画像と第2合成手段60に用いる印刷用画像を別に準備し、ライブモニタ20による確認用の合成処理とプリンタ9による印刷用の合成処理をそれぞれ別個に行なうため、制御処理の負荷が分散されて処理速度の低下が少なく、使用者にストレスを感じさせない。また、確認用として画素の少ない低解像度画像を使用し、印刷用として画素の多い高解像度画像を使用することにより、確認用の合成処理や表示処理においては、データ量の少ない低解像度画像を使用して負荷の少ない状態で処理を行い、印刷用の合成処理や印刷においては、高解像度画像を用いることにより、画質に優れた美麗な写真プリントを作成することができる。
また、使用者2は、従来のように、あらかじめひとつに決められたフレーム画像に応じてシャッタ操作を行なうのではなく、リアルタイム表示される使用者2自身の映像と、切換表示されるフレームや背景とのリアルタイム合成映像を目視確認しながら、順次フレームや背景の切換入力を行なうとともに、その合成映像をリアルタイムで目視確認できる。このため、所望のフレームや背景記憶画像を探したり、フレームや背景の絵柄に合わせたポーズや表情を決めるなど、趣向を凝らした撮影プレイが可能となる。また、フレームや背景と撮像動画が実際に合成された状態で数多くのフレームや背景のなかから所望のものを選択できるため、そのときの服装や髪型、あるいはその時の気分やプレイ仲間が誰か等に応じた最適なフレームや背景の選択を行ないやすくなる。
なお、上記各実施の形態では、撮影処理において被写体の前景や後景に合成するフレームや背景を選択し、その後の編集処理において撮影画像にフレームや背景を合成した合成画像に対してさらにスタンプ画像や手描き画像を入力して合成するようにしたが、これに限定するものではなく、撮影処理においては被写体の撮影だけを行い、編集処理においてフレームや背景を選択して入力するとともに、スタンプ画像や手描き画像を入力して合成するようにしてもよいし、撮影処理においては被写体の撮影だけを行い、フレームや背景の選択や入力をせずに、編集処理でスタンプ画像や手描き画像を入力して合成するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、撮影プレイ提供部,編集プレイ提供部およびプリント提供部をそれぞれ異なる場所に設け、撮影プレイ,編集プレイ,プリントの提供を同時に実行しうるようにしたが、これに限定するものではなく、撮影プレイ提供部と編集プレイ提供部とを同じ場所に設けて撮影プレイと編集プレイを順次実行するようにもできる。この場合、プリント提供部だけを別の場所に設けることもできるし、撮影プレイ提供部等と同じ場所に設けることもできる。また、撮影プレイ提供部と編集プレイ提供部を異なる場所に設け、編集プレイ提供部とプリント提供部を共通させることも可能である。また、撮影プレイ提供部、編集プレイ提供部、プリント提供部は複数設けられていてもよい。
また、上記実施の形態では、コンピュータ装置、制御回路をそれぞれ2つで構成した場合で説明しているが、処理能力などで問題なければ、特に限定するものでなく、1つでも構わない。また、サービスパネルも、上述のように、撮影プレイ提供部と編集プレイ提供部を同じ場所に設ける場合などは、1つで構成されてもよい。
また、上記各実施の形態において、プリンタ9としては、昇華型プリンタ,インクジェットプリンタ,レーザプリンタ,熱転写型プリンタ,溶融型プリンタ,サーマルプリンタ,印画紙プリンタ,インスタントフィルムプリンタ等、各種のタイプのプリンタを適用することができ、特に限定するものではない。また、上記プリンタ9を複数台設けて利用者が印刷したい好みのプリンタ9を選択できるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態において、出力する写真プリントは、特に限定するものではなく、シールプリントやカード等として出力することができ、印刷媒体35の材質や構成を限定する趣旨ではない。
また、上記各実施の形態では、硬貨の投入により撮影を開始するようにしたが、これに限定するものではなく、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレジットカード,キャッシュカード等、撮影の対価として支払いうるものであれば、各種の態様を含む趣旨である。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組み合わせて用いる場合も含む趣旨である。
また、上記実施の形態では、本発明の画像入力装置を写真プリント提供装置に適用した例を示したが、これに限定するものではなく、図19に示すように、インターネット等の通信回線を介して画像入力遊戯を提供する装置、方法、プログラムにも適用できる。
この例は、インターネット98を介してサービスを提供するサービスサーバ97と使用者2が使用する端末装置99が接続され、端末装置99において画像の入力操作を可能にするものである。
この例では、インターネットメールやブラウザを介して使用者が所望の画像をサービスサーバ97に送信し、サービスサーバ97がそれを受信することにより撮影画像を取得する。そして、端末装置99のブラウザにサービスサーバ97に格納されているサービス提供用のホームページを表示して、たとえば図11に示すらくがき画面を端末装置99の表示装置に表示して、端末装置99における画像の入力操作をサービスサーバ97が受け付ける。この場合、端末装置99に付属の入力装置(たとえばマウスやキーボード)が操作入力手段として機能し、端末装置の表示装置およびブラウザが画像受付手段として機能する。また、サービスサーバ97や端末装置99の記憶装置が記憶手段として機能し、CPUが制御手段として機能する。この例でも上記実施例と同様の作用効果を奏する。
本発明を適用した写真プリント提供装置の一実施の形態を示す断面図である。 上記筐体を示す斜視図である。 上記写真プリント提供装置の斜視図である。 上記写真プリント提供装置のシステム構成図である。 スタンプ画像の一例を示す図である。 スタンプ画像の一例を示す図である。 上記写真プリント提供装置の動作の一例を説明するフローチャートである。 撮影動作を示すフローチャートである。 撮影画面の一例を示す図である。 上記写真プリント作成装置の作用を説明する図であり、(a)は画像の合成状態を示す模式図、(b)は各画像の一例、(c)はマスクデータの一例、(d)は合成画像の一例である。 らくがき画面の一例を示す図である。 スタンプ画像の入力制御の一例を説明する図である。 スタンプ画像の入力制御の一例を説明する図である。 スタンプ画像の入力制御の第2例を説明する図である。 スタンプ画像の入力制御の第2例を説明する図である。 スタンプ画像の入力制御の第3例を説明する図である。 スタンプ画像の入力制御の第4例を説明する図である。 写真プリントの印刷制御の一例を説明する図である。 本発明をウェブサービスに適用した例を説明する図である。
符号の説明
1 筐体
2 使用者,被写体,利用者
3 バックスクリーン
4a 天井部
4b 支持枠材
4c 支持枠材
5a カーテン
5b カーテン
6 カメラ
7 正面ストロボ
8 編集用ディスプレイ
9 プリンタ
10 透明板
11 乳白板
12 タッチペン
13 キャンセルボタン
14 決定ボタン
15 硬貨投入口
16a 操作パネル
17 正面蛍光灯
18a スピーカ
18b スピーカ
19 送出口
20 ライブモニタ
21 単位画像
21a 単位画像
21b 単位画像
21c 単位画像
22a 切換ボタン
22b 切換ボタン
23 編集入力パネル
25 デザイン画像
31 撮影プレイ用空間
32 編集プレイ用空間
33 記憶装置
34 硬貨検出部
35 印刷媒体
36 ストロボ制御回路
37 第1コンピュータ装置
38 第2コンピュータ装置
39 第1制御回路
40a サービスパネル
40b サービスパネル
41 記憶装置
42 アンダーレイ合成手段
43 オーバーレイ合成手段
44 CPU
45 メモリ
46 ドライバ
47 通信手段
48 制御プログラム
49 操作画面
50 静止画
51 背景画像群
52 フレーム画像群
53 制御プログラム
54 フレーム画像群
55 背景画像群
56 スタンプ画像記憶部
57 操作画面
58 静止合成画像
59 被写体抽出手段
60 第2合成手段
62 第2制御回路
63 入力部
63a 入力部
63b 入力部
64 カウンタ
65 画像切換部
66 終了ボタン
67 フレーム消去ボタン
68 背景消去ボタン
69 消去ボタン
70 戻るボタン
71 はじめからボタン
72 編集入力選択部
72a 編集入力選択部
72b 編集入力選択部
73 ツール選択部
73C スタンプボタン
73D ペンボタン
74 スタンプ画像表示部
75 メニュー選択部
77 ライブ映像表示部
78 背景選択部
79 フレーム選択部
90 第1合成手段
91 編集後画像
92 編集後画像
93 フレーム画像格納部
95 抽出手段
97 サービスサーバ
98 インターネット
99 端末装置
102 マスクデータ
103 撮影画層
104 フレーム画層
105 背景画層
106 合成画像
107 スタンプ画層

Claims (3)

  1. 被写体の撮影画像を取得する画像取得手段と、
    上記撮影画像に対して入力されるスタンプ画像を記憶する記憶手段と、
    上記取得された撮影画像を表示し、使用者に対して上記スタンプ画像の選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける画像受付手段と、
    上記画像取得手段、画像受付手段を制御する制御手段とを備え、
    上記記憶手段には、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像が記憶されており、
    上記制御手段は、上記画像受付手段において、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像の選択を単位画像ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像の撮影画像に対する入力を個別に受るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示するよう制御し、
    さらに、
    左右の編集入力選択部に表示されている単位画像のうち、一方用の単位画像は、他方側のタッチペンによって選択できないよう選択の受け付けを制限する処理、
    または、
    同じ撮影画像に対して既に選択された単位画像と組になってデザイン画像を完成させる単位画像を選択できないよう、選択の受け付けを制限する処理、
    のいずれかにより、1の撮影画像に対して組となる単位画像の双方が入力されるのを防止するよう制御することを特徴とする画像入力装置。
  2. 被写体の撮影画像を取得する画像取得手段と、
    上記撮影画像に対して入力されるスタンプ画像を記憶する記憶手段と、
    上記取得された撮影画像を表示し、使用者に対して上記スタンプ画像の選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける画像受付手段と、
    上記画像取得手段、画像受付手段を制御する制御手段とを備えた画像入力装置における画像入力方法であって
    上記記憶手段には、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像を記憶し、
    上記制御手段は、上記画像受付手段において、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像の選択を単位画像ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像の撮影画像に対する入力を個別に受るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示するよう制御し、
    さらに、
    左右の編集入力選択部に表示されている単位画像のうち、一方用の単位画像は、他方側のタッチペンによって選択できないよう選択の受け付けを制限する処理、
    または、
    同じ撮影画像に対して既に選択された単位画像と組になってデザイン画像を完成させる単位画像を選択できないよう、選択の受け付けを制限する処理、
    のいずれかにより、1の撮影画像に対して組となる単位画像の双方が入力されるのを防止するよう制御することを特徴とする画像入力方法。
  3. 被写体の撮影画像を取得する画像取得手段と、
    上記撮影画像に対して入力されるスタンプ画像を記憶する記憶手段と、
    上記取得された撮影画像を表示し、使用者に対して上記スタンプ画像の選択を受け付け、上記表示された撮影画像に対する上記選択されたスタンプ画像の入力を受け付ける画像受付手段と、
    上記画像取得手段、画像受付手段を制御する制御手段とを備えた画像入力装置における画像入力プログラムであって
    上記記憶手段には、スタンプ画像として、複数の単位画像を組み合わせることにより一体のデザイン画像となる複数の上記単位画像が記憶されており、
    上記制御手段は、
    上記画像受付手段において、上記一体のデザイン画像となる単位画像のうち所定の単位画像の選択を単位画像ごとに個別に受け付け、上記選択入力により選択された単位画像の撮影画像に対する入力を個別に受るとともに、入力を受け付けた単位画像を被写体の前景となるように撮影画像に合成した状態で表示するステップと、
    左右の編集入力選択部に表示されている単位画像のうち、一方用の単位画像は、他方側のタッチペンによって選択できないよう選択の受け付けを制限する処理、
    または、
    同じ撮影画像に対して既に選択された単位画像と組になってデザイン画像を完成させる単位画像を選択できないよう、選択の受け付けを制限する処理、
    のいずれかにより、1の撮影画像に対して組となる単位画像の双方が入力されるのを防止するよう制御するステップとをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする画像入力プログラム。
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