JP2005025027A - 写真自動販売機および写真自動販売機におけるポーズ誘導方法 - Google Patents

写真自動販売機および写真自動販売機におけるポーズ誘導方法 Download PDF

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Hiroaki Kawamoto
裕昭 川本
Manabu Katayama
学 片山
Mariko Inaizumi
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Abstract

【課題】最適なポーズでの写真を撮影できる写真自動販売機を提供する。
【解決手段】写真自動販売機で撮影前に、モデルを使い実際のポーズの取り方を動画もしくは静止画で示すモデル画像と、そのポーズのポイントとなる箇所を丸や矢印などの図形を用いたり文字を使ってわかりやすく誘導したりする誘導画像とを含んで構成されるポーズ誘導画面をユーザに対して表示して、段階的にポーズを誘導し、さらにそのポーズのポイントとなる箇所を丸や矢印などの図形を用いて誘導する。
【選択図】 図23

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は写真自動販売機および写真自動販売機における写真の提供方法に関し、特に、最適なポーズでの写真を提供できる写真自動販売機および写真自動販売機におけるポーズ誘導方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンタ等の遊戯を提供する店舗において、写真を撮影してシールプリント等にする写真自動販売機が数多く設置されている。また最近では、撮影時に画面上でモデルがポーズを指示し、ユーザにポーズを取りやすくするための工夫がなされていたり、映像や音声によってポーズを指示することによって、プロカメラマンに撮影されているかのようにユーザに感じさせ、自然にモデルのようなポーズを取らせる写真自動販売機がある。
【0003】
たとえば、特許文献1や特許文献2に開示されているシステムや装置がそのようなものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−81652号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2000−241857号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の装置で実施されているポーズの誘導方法は、画面にポーズをとったモデル画像を表示するだけのものや、音声で「次は笑ってね」などと指示するだけのものが一般的である。これらは単にポーズを指示するだけであってそのポーズの特徴的な部分(ポイント)が提示されておらず、ユーザによっては指示されたポーズをとることが難しく感じられてポーズを適切に誘導しきれていない場合がある。このため、装置の提供者が意図するポーズが十分理解されず、ユーザによっては、撮らされているという不快感を与えることすらある。
【0007】
また、モデル画像を表示する際、大勢の人数で撮影しようとしていても、2人で撮影する時にのみに対応しているようなポーズ指示であったり、ユーザの関係性(友人、恋人、同僚など)から、ポーズをとるには恥ずかしいようなポーズ指示であったりして、個々のユーザの状況に対応したポーズ指示ではなく、画一的なものである場合がある、という問題があった。
【0008】
さらに、ユーザはポーズの指示画面をモニタで見てポーズをとるため、目線をモニタに移したままで撮影されてしまい、思うようなポーズの写真が得られない場合があるという問題があった。
【0009】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、利用者にわかりやすくポーズを誘導することで、最適なポーズでの写真を撮影できる写真自動販売機および写真自動販売機におけるポーズ誘導方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、写真自動販売機は、被写体を撮影する撮影手段と、被写体に対して、撮影のためのポーズをとる手順を段階的に提示して誘導する誘導手段とを備える。
【0011】
また、誘導手段は、ポーズをとる手順を、段階的に静止画像または動画像で示した誘導画面を表示して誘導することが好ましい。
【0012】
また、写真自動販売機は撮影手段で取得される撮影画像を表示する第1の表示手段をさらに備え、誘導手段は、第1の表示手段に表示される撮影画像に、ポーズを表わした画像をオーバーラップ表示して誘導することが好ましい。
【0013】
また、誘導手段は、音声による誘導を含むことが好ましい。
また、誘導手段は、ポーズの特徴部分を指定して誘導することが好ましい。
【0014】
また、写真自動販売機は被写体の人数を設定する人数設定手段をさらに備え、誘導手段は、被写体の人数に応じた前記ポーズを誘導することが好ましい。
【0015】
また、誘導手段は、複数の被写体の関係を設定する関係設定手段をさらに備え、誘導手段は、複数の被写体の関係に応じたポーズを誘導することが好ましい。
【0016】
また、写真自動販売機は、誘導手段でのポーズの誘導と独立したタイミングで、撮影手段での撮影動作を制御する第1の制御手段をさらに備えることが好ましい。
【0017】
または、写真自動販売機は、撮影手段での撮影動作を、誘導手段でのポーズの誘導と同期させて制御する第2の制御手段をさらに備えることが好ましい。
【0018】
また、誘導手段は、撮影手段における複数回の撮影動作のうちの所定回数の撮影動作においてポーズを誘導することが好ましい。
【0019】
また、写真自動販売機は被写体の目線を誘導する発光手段をさらに備え、発光手段は、誘導手段でのポーズの誘導に応じて発光して被写体の目線を誘導することが好ましい。
【0020】
また、写真自動販売機は、発光手段の備えられる近傍に、撮影手段で取得される撮影画像を表示する第2の表示手段をさらに備えることがより好ましい。
【0021】
さらに写真自動販売機は、発光手段で前記被写体の目線を誘導した後、第2の表示手段において、被写体の次の動作を案内することがより好ましい。
【0022】
本発明の他の局面に従うと、写真自動販売機におけるポーズ誘導方法は、被写体を撮影する撮影手段を含む写真自動販売機において、被写体に対して撮影のためのポーズを誘導する方法であって、撮影のためのポーズをとる手順を段階的に提示して誘導することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0024】
図1は、本実施の形態における写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。写真自動販売機は、大きく分けて撮影操作を行なう側の面と、撮影後の画像にいわゆるお絵描きと言われる、スタンプ画像やペンによる文字などの入力であるお絵描き操作を行なう側の面とを対にして備えており、図1は、撮影操作を行なう面から写真自動販売機を見たときの外観の具体例を示す図である。
【0025】
本実施の形態における写真自動販売機は、コンピュータ装置101やプリンタ12、制御部102(基盤)(共に図12参照)などの各種機器類を収める筐体1と、筐体1と共に撮影ブース4を形成するパネルとフレーム材と背景形成装置5(図9,10参照)とを含む。図1においては、説明のために、パネルとフレーム材とを外し、背景形成装置5を含まない状態である筐体1の撮影操作側が示されている。
【0026】
このような写真自動販売機において、被写体であるユーザ6は、筐体1、パネル、フレーム材、および背景形成装置5にて構成される撮影スペースである撮影ブース4内に入り、筐体1に相対する向きで撮影を行なう。なお、以降の説明において、便宜上、筐体1の撮影操作側の面を正面とし、お絵描き操作側の面を背面とする。また、本実施の形態においては、被写体がユーザ(人)であるものとして説明を行なうが、被写体はユーザに限定されず、その他の物体であってもかまわない。また、被写体であるユーザは、1人であってもよいし、複数であってもよい。
【0027】
始めに、図1を用いて、本実施の形態にかかる写真自動販売機の撮影操作側の構成について説明する。
【0028】
図1を参照して、写真自動販売機の筐体1の正面には、カメラ21と、カメラ21で撮影された画像をリアルタイムで表示するライブモニタ24と、デモ画面、撮影中の操作手順、ユーザ6へのアナウンス、ポーズ指示などを表示するモニタ22と、デモンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、BGM、操作方法などのアナウンスを出力する図示されないスピーカ23aと、対価である硬貨を投入するためのコイン投入口26と、前面のメンテナンスなどを行なうためのフロントドア28と、ユーザ6が荷物などを置くことができる荷物置場19とが備えられる。
【0029】
また、ここには図示されないが、後述のポーズ誘導時にユーザ6の目線を誘導させるためのパイロットランプや、そのパイロットランプ近傍に、撮影された画像をリアルタイムで表示する第2のライブモニタを備えてもよい。前記パイロットランプや前記第2のライブモニタの機能や効果は、後に詳細を説明する。また、パイロットランプやライブモニタは、複数の位置に複数備えていてもよい。
【0030】
また、筐体1のカメラ21の周囲には、蛍光灯やフラッシュなどを内蔵し、被写体の照明を行なうための照明ボックス18a〜18eが備えられている。
【0031】
さらに本実施の形態における写真自動販売機には、照明として、図2に示されるようなスポットライト34a,b(これらを代表させてスポットライト34という)が備えられることが好ましい。図2は、カメラ21側から被写体であるユーザ6を見た図である。図2を参照して、スポットライト34a,bは各々フード35a,b(これらを代表させてフード35という)で周囲を覆われ、撮影ブース4内の、ユーザ6の斜め上部後方の位置に対になって備えられていることを特徴としている。スポットライト34は、ユーザ6の髪の毛など、一部分に光を集中させて照射する。
【0032】
さらに、スポットライト34およびフード35の具体例を図3に示す。図3を参照して、点光源であるスポットライト34をフード35で覆うことによって、スポットライト34から照射される光が上部や被写体方向以外の別方向へ拡散するのを防止し、一点に集中して照射されることを可能としている。
【0033】
また、図3を参照して、スポットライト34の照射する方向にはフィルタ36が設置されることがより好ましい。フィルタ36は、色および/または模様が施されており、スポットライト34から照射される光を透過させることによって、色付きの光を照射したり、星型などの模様のついた光を照射したりすることができる。さらに、色や模様を複数のフィルタで重ねることによって、色と模様との組合せによるバリエーションが広がり、面白みのある照明が得られる。
【0034】
フィルタ36は、フィルタ巻取装置37で巻取られスクロールされることが好ましい。また、フィルタ36は、スライド式で可動であってもよいし、回転式で可動であってもよい。ユーザ6は、所望の色や模様のフィルタ36を、手動またはボタン操作で動作させることによって選択できる。またさらに、スポットライト34自体に着色が施されていてもよい。
【0035】
さらに、ユーザ6は、スポットライト34を、所望の角度または位置に手動またはボタン操作で動かすことが可能であってもよい。また、ユーザ6が撮影モードを選択することや、写真自動販売機が図示しないセンサを備えてユーザ6の位置を検出することによって、写真自動販売機は自動的にスポットライト34を最適な位置に移動させるよう制御してもよい。
【0036】
このようなスポットライト34を含む照明が備えられる本実施の形態にかかる写真自動販売機を用いることで、ユーザ6の髪に天使の輪ができていたり、フィルタ36の色や柄が写込んだりするような写真を撮影できる。本実施の形態にかかる写真自動販売機がこのような幻想的で面白みのある照明効果と撮影効果とを奏することにより、顧客満足度の向上を図ることができる。
【0037】
また、上述のモニタ22は、当該写真自動販売機で実行されるプレイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示する。筐体1の前面には、ユーザからの操作を入力する操作ボタン51が備えられており、ユーザは、操作ボタン51を押下して選択を行なう。操作ボタン51は、図1に示されるように、上下左右に選択肢の選択を移動させるカーソルボタンと、当該選択を決定する決定ボタンと、当該決定をキャンセルするキャンセルボタンとを含んで構成される。また、モニタ22をタッチボタン式モニタにすることにより、操作ボタンをモニタ22に画面表示して、該操作ボタンの画像領域に、ユーザが指などで触れることにより、ユーザからの操作を受付けるようにしてもよい。
【0038】
カメラ21で撮影された画像はリアルタイムにライブモニタ24に表示され、これによりユーザ6は、撮影により得られる画像を確認することができる。
【0039】
カメラ21としては、一般にデジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタスピード、絞り値、露出補正、ホワイトバランスなど)の変更や、撮影タイミングは、コンピュータ装置101(図12参照)から指示される。
【0040】
さらに本実施の形態における写真自動販売機は、カメラ21のカメラレンズの手前にレンズ保護部材を備える。レンズ保護部材は、ユーザ6がカメラレンズに接触しないようカメラレンズを保護する部材であって、カメラ21の撮影を妨げないような撮影用領域61と、カメラ21のカメラレンズをユーザ6に接触させないように保護するための保護用領域60とを含んで構成される。
【0041】
レンズ保護部材は、シャッタ動作を行なうシャッタタイミングの時には撮影用領域61がカメラの手前に位置し、シャッタタイミング以外の時には保護用領域60がカメラの手前に位置するように構成されている。なお、シャッタタイミング以外の時に、保護用領域60がカメラの手前に位置するように構成されていれば、レンズ保護部材には撮影用領域61が含まれなくても構わない。
【0042】
従来、レンズ保護部材は、カメラレンズの手前に固定的に取り付けられているものであり、そのために、レンズ保護部材に汚れや傷がある場合には、撮影画像の品質が低下してしまうという問題があった。本発明にかかる写真自動販売機が、このように撮影時にレンズ保護部材の保護用領域60をカメラレンズの手前から移動させるように構成されることで、撮影しないときにはカメラレンズを保護でき、かつ、たとえレンズ保護部材に汚れや傷があった場合でも撮影時にその領域をカメラレンズから移動させるのできれいな写真を撮影できる。
【0043】
さらにレンズ保護部材の具体例として、図4を用いてスライド式レンズ保護部材の動作について説明する。図4(a)はシャッタタイミング以外の時のスライド式レンズ保護部材の状態を示し、図4(b)は、シャッタタイミングのスライド式レンズ保護部材の状態を示す図である。
【0044】
図4を参照して、スライド式レンズ保護部材はカメラレンズ65の前面を覆うように設けられ、モータ62のピニオン63と噛み合うラック64を有する。モータ62のピニオン63は、スライド式レンズ保護部材のラック64と噛み合い、モータ62の回転に応じてスライド式レンズ保護部材を略水平方向に移動(スライド移動)させる。すなわち、回転に応じてモータ62は、シャッタタイミングにおいては、図4(a)に示される状態から矢印方向に撮影用領域61をカメラレンズ65の手前に位置させ、シャッタタイミング以外においては、図4(b)に示される状態から矢印方向に保護用領域60をカメラレンズ65の手前に位置させるようにスライド式レンズ保護部材を駆動する。
【0045】
なお、図4においては、ピニオン63とラック64とを嵌合させることでモータ62の回転移動をスライド移動に変換しているが、クランクシャフトにモータ62とレンズ保護部材とを接続することでモータ62の回転移動をスライド移動に変換してもよい。
【0046】
このような構成にすることにより、カメラ21は、上記シャッタタイミングにおいて撮影用領域61を透してユーザ6を撮影することができる。さらに、シャッタタイミングにおいても、シャッタタイミング以外においても、カメラ21をユーザ6等のカメラレンズ65への接触から保護することができる。
【0047】
さらに図5〜図7は、レンズ保護部材を上面から見た具体例を示す図であって、図5〜図7(a)はシャッタタイミング以外の時のレンズ保護部材の状態を示し、図5〜図7(b)は、シャッタタイミングのレンズ保護部材の状態を示す図である。図5に示される具体例は、前述の図4に示されるスライド式レンズ保護部材の具体例に該当し、図5に示される具体例においては撮影用領域61と保護用領域60とがカメラ21に向かって同一平面上に横並びで形成されているが、撮影用領域61と保護用領域60とを有するレンズ保護部材であれば、図5に示される構成に限定するものではない。すなわち、縦並びなどでもよい。
【0048】
またレンズ保護部材は、図6に示されるようにカメラ21に向かって前方(カメラレンズ65より遠い側)に保護用領域60が位置し、後方(カメラレンズ65に近い側)に撮影用領域61が位置する構成であってもよく、その場合には、図6に示されるように、撮影用領域61はシャッタタイミングに関わらずその位置がカメラレンズ65の前に固定され、保護用領域60がシャッタタイミングに合わせて図6(a)の状態から矢印方向にカメラレンズ65の前から移動する構成とする。
【0049】
またレンズ保護部材は、図7に示されるように保護用領域60のみで形成される構成であってもよく、その場合には、図7に示されるように、保護用領域60がシャッタタイミングに合わせて図7(a)の状態から矢印方向にカメラレンズ65の前から移動して、図7(b)に示されるようにカメラレンズ65がシャッタタイミングのみにむき出しになる構成とする。
【0050】
さらにレンズ保護部材の他の具体例として、図8を用いて回転式レンズ保護部材の動作について説明する。図8(a)はシャッタタイミング以外の回転式レンズ保護部材の状態を示し、図8(b)は、シャッタタイミングの回転式レンズ保護部材の動作を示す図である。
【0051】
図8を参照して、回転式レンズ保護部材はカメラレンズ65を覆うように設けられ、回転式レンズ保護部材の周縁には、モータ62のピニオン63を噛み合うラック64を有する。または、ベルト等を介してモータ62の動きと回転式レンズ保護部材の動きとが連結されていてもよい。あるいは、モータ62と回転式レンズ保護部材との位置関係に応じて、ラック64は回転式レンズ保護部材の内縁に備えられてもよいし、モータ62と回転式レンズ保護部材とが一体型の構成であってもよい。モータ62のピニオン63は、回転式レンズ保護部材のラック64と噛み合い、モータ62の回転に応じて回転式レンズ保護部材を駆動(回転させる)させる。すなわち、回転に応じてモータ62は、シャッタタイミングにおいては、撮影用領域60をカメラレンズ65の手前に位置させ、シャッタタイミング以外においては、保護領域61をカメラレンズ65の手前に位置させるように回転式レンズ保護部材を駆動する。
【0052】
このような構成にすることによっても、カメラ21は、上記シャッタタイミングにおいて撮影用領域61を透してユーザ6を撮影することができる。さらに、シャッタタイミングにおいても、シャッタタイミング以外においても、カメラ21をユーザ6等のカメラレンズ65への接触から保護することができる。
【0053】
さらに図1には示されないものの、筐体1の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファンや、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスなどの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口などが備えられていることが好ましい。なお、このようなファンは、筐体1内部の熱を逃がす目的で備えられるものであるため、筐体1の上面に限定されず、熱を発生しやすい機器類の近傍などの他の場所に備えられても、また複数備えられてもかまわない。また、LANケーブル差込口が備えられる位置も、ケーブルの配線の取回しが容易な位置であれば筐体1の上面に限定されない。
【0054】
また、撮影ブース4を構成する図示されないパネルが木製である場合には、パネルは左側面、右側面、背面、および天井面などに大きく分割される。また、撮影ブース4の内部となるパネルの内面は、照明の反射による間接光を得ることを目的とする場合は白色、逆に光を吸収させたいときは黒色、クロマキー合成を行なう目的のときは青色などの色彩が施される。すなわち、パネルの内面の色は、写真自動販売機においてどのような撮影を行なうかによって、設計開発時に適宜選ばれる。また、パネルは、布またはビニール材等で代替することもでき、その場合には、フレーム材にたるみなく張られた状態で固定される。
【0055】
また、利用者であるユーザ6が撮影ブース4内に出入りできるように写真自動販売機の側面は開けられているが、順番待ちなどの他のユーザに撮影している場面を見られたくないなどのユーザ6の気持ちに配慮するため、また外部光を遮断するためなどの目的で、その側面に図示されないサイドカーテンが備えられている。なお、撮影ブースへの出入りが一方の側面のみである場合には、その側面にのみサイドカーテンが備えられる。また、両側面から出入りできる場合には、両側面にサイドカーテンが備えられていてもよい。ユーザは撮影を行なう際には、このサイドカーテンを開けて撮影ブース4に入り、撮影時はサイドカーテンを閉める。なお、サイドカーテンの裏面(撮影ブース4の内側)の色等は、パネル内面と同様の理由で適宜選ばれる。
【0056】
また、上述の背景形成装置5は、撮影ブース4内に撮影時にユーザ6の背面となる部分に配備され、撮影時の背景として用いられる。以下に図9を用いて、本実施の形態にかかる写真自動販売機に備えられる背景形成装置5について説明する。図9は撮影操作側の該写真自動販売機を横から見た概略図である。
【0057】
図9を参照して、背景形成装置5は、撮影方向より見て最前面すなわちユーザ6に最も近い位置と、最後面すなわち背景形成装置5の外部に面している面とに背景板40a,40bを備え、背景板40aと40bとで構成される空間内に、背景画像が表わされる表示媒体である複数枚のカーテン42a,42b(これらを代表させてカーテン42という)と、前記カーテン42を巻取るための装置である巻取装置41a,41b(これらを代表させて巻取装置41という)と、前記巻取装置41を駆動するモータ43と、カーテン42a,42bの位置を検出するフォトセンサ45a,45b(これらを代表させてフォトセンサ45という)とを含んで構成される。なお、ここでは、背景画像を具体的にカーテン42である表示媒体に表示されているものとして図示して説明を行なうが、背景画像はカーテン42に限定された表示媒体に表示されるものではなく、巻取可能な表示媒体であって、背景画像が印刷されたスクリーン等の表示媒体に表示されてもよい。
【0058】
上述の背景板40はアクリル等の無色透明または半透明な板であり、その内側に構成される空間に備えられるカーテン42が、背景板40の外側より視認できる。また背景板40は背景形成装置5に上下部共に固定され、ユーザ6が、写真自動販売機を利用する際にカーテン42、巻取装置41、およびモータ43に直接触れることを防止する隔離手段である。背景形成装置5がこのような隔離手段である背景板40を備えることで、ユーザ6自身や衣服がカーテン42や巻取装置41やモータ43の駆動に巻込まれる等のトラブルを確実に防止することができ、安全性を確保することができる。また、カーテン42の汚れや破損を防止することもできる。
【0059】
また、背景板40bを背景形成装置5の撮影側から見て最も後方、すなわち外部に面している面に備えることで、当該写真自動販売機の外部からもカーテン42を視認することができる。外部に面している面は通常、写真自動販売機の筐体名やロゴマークや宣伝等を表示する面である。筐体名やロゴマークなどの表示媒体を、無色透明あるいは半透明な背景板40bに貼付けたり、組込むことにより、筐体名やロゴマークや宣伝等の背景となる部分の絵柄や色彩などが、カーテン42の動作に伴って変化するため、写真自動販売機外部から人目を引くことができる。
【0060】
さらに、背景板40bとして、全面が無色透明または半透明な板ではなく、ロゴマークなどの特定の形状だけ型抜きされて前記特定の形状のみ透明である板を用いてもよい。このことにより、前記特定の形状から内部の可動であるカーテン42を視認することができ、カーテン42の動作に伴って前記特定の形状の中の絵柄や色彩などが変化するため、同様に人目を引くことができる。
【0061】
巻取装置41の詳細はここには図示しないが、カーテン42を巻取る巻取手段と、巻取ったカーテン42を収納する収納手段と、収納されたカーテン42を繰出して設置する繰出手段とを備える。そして巻取装置は必要に応じて、カーテン42を上または下に完全に巻取る。また、必要に応じて、上または下に巻取られたカーテン42を繰出して設置する。このような巻取装置41の巻取動作は、写真自動販売機の制御部102(図12参照)がプログラムを実行することによって制御されてもよいし、ユーザ6からの操作によって機械的に制御されてもよい。なお、巻取装置41はカーテン42の上または下部の少なくとも一方に備えられ、カーテン42を上または下方向のどちらか一方向に巻取りあるいは繰出し動作を行なってもよい。さらに、上下方向の巻取り繰出し動作でなく、左右方向の巻取りあるいは繰出し動作を行なってもよい。
【0062】
複数のカーテン42には、各々異なった模様あるいは彩色が施されている。カーテン42は、それぞれ巻取装置41でその上下部を背景形成装置5に固定される。このような構成とすることで、カーテンのしわやよじれの発生を防ぐことができ、撮影画像にしわやよじれが写り込むことを防止できる。
【0063】
より詳しくは図9を参照して、撮影方向から見て最前位置(ユーザ6に最も近い位置)にあるカーテン42aの色は無色透明あるいは半透明であり、複数の模様が施されている。なお、後ろのカーテン42bが視認可能であれば有色透明であってもよいし、不透明で前記模様部分が型抜き(透明)されていてもよい。さらに、カーテン42aは、選択可能な複数の領域区分を含み、各領域区分ごとにフォトセンサ45aで位置検出するためのサイン46aを含むことが好ましい。なお、カーテン42aに模様が施されている場合には上述の領域区分ごとに同じパターンの模様が形成されていることが好ましいが、限定するものではない。また、このカーテン42の素材は、硬化ビニルが好ましいが限定するものではない。
【0064】
さらに図9を参照して、カーテン42aの背後にあるカーテン42bには1色あるいは複数色からなる色彩、グラデーション、質感、および/または絵画や写真などが施されている。さらに、カーテン42bは、上述のカーテン42aと同様に、選択可能な複数の領域区分を含み、各領域区分ごとにフォトセンサ45bで位置検出するためのサイン46bを含むことが好ましい。
【0065】
そして、カーテン42aとカーテン42bとを組み合わせることで、背景形成装置5では図9(C)に示されるような背景を得ることができる。なお、カーテン42の数は上述のカーテン42a,42bの2枚に限定されるものではないが、その配備される位置関係は、上述の如く、模様を施されたカーテン42aが撮影方向から見て前方(ユーザ6に近い位置)に配備され、色彩を施された透明ではないカーテン42bがその後方(ユーザ6から遠い位置)に配備される。このように模様を施されたカーテン42aと色彩を施された透明ではないカーテン42bとを前後に配備することで、背景板40を介して、前方にあるカーテン42aに施される模様と後方にあるカーテン42bに施される色彩とが重なって(合成されて)見える背景を得ることができる。
【0066】
また、背景をクロマキー合成するために、複数枚のカーテン42は、青色を施された領域を含むことが好ましい。このようにすることにより、カーテンの種類だけに限定されず、様々な背景画像をユーザに提供できる。
【0067】
なお、カーテンを含む背景形成装置5の他の具体例について以下に述べる。
他の具体例として、背景形成装置5は、透明で様々な模様にキルティング加工、または立体的に加工された第1のカーテンを最前の位置(図9においてカーテン42aの位置)に備えることが好ましい。背景形成装置5がこのような第1のカーテンを備えることで、背景形成装置5で形成された背景で撮影すると第1のカーテンに施される模様の立体的な質感や素材感が再現された写真を得ることができる。これは、カメラ21から、第1のカーテンを透して背後のカーテンに施される模様や色彩等が取得されることで、第1のカーテンのキルティング加工された模様部分または立体的に加工された模様部分が背後のカーテンに施された模様や色彩等に重なり、背後のカーテンに施された模様や色彩等に第1のカーテンの模様部分の模様が映り込んで撮影されることによる。
【0068】
さらに、背景形成装置5は、第1のカーテンの背後に、クロマキー合成のために青色で施された第2のカーテンを備えることがより好ましい。そして、コンピュータ装置101に記憶装置にクロマキー合成に用いる画像を背景画像として用意しておき、後の編集操作においてその画像と画像合成することができる。このようにすることで、クロマキー合成された背景画像の絵柄に第1のカーテンの供する立体的な質感や素材感が加わり、背景画像のみの場合の背景と比べて、背景の表現が格段に広がる。このように、背景形成装置5がキルティング加工、または立体的に加工された第1のカーテンを備えることで、撮影画像をクロマキー合成することにより、複数の柄を表現できる。
【0069】
なお、第1のカーテンに施される加工はキルティング加工、あるいは立体的な加工に限定されるものではなく、上述のような質感や素材感を供する加工であれば、他の加工であってもよい。
【0070】
フォトセンサ45は、上述のように、カーテン42の領域区分ごとに記されたサイン46を読取り、検出信号をコンピュータ装置101(図12参照)に出力する。コンピュータ装置101は、フォトセンサ45から入力される検出信号に基づいて、カーテン42のスクロールを停止させるよう巻取装置41を制御したり、カーテン42の終端を認識してカーテン42のスクロール方向が変わるように巻取装置41を制御したりすることができる。
【0071】
次に、背景形成装置5で所望の背景を形成する方法について説明する。写真自動販売機では、撮影に先だってモニタ22に図示しない背景選択画面を表示してカーテン42に施される模様または色彩を各々提示し、操作ボタン51で選択操作を受付ける。
【0072】
より具体的には、まず背景に用いられる模様としてたとえばハートや星や水玉などを各々モニタ22に提示して所望する模様を操作ボタン51で選択することで、その模様の施されるカーテン42aを背景として用いるか否かを設定する。
【0073】
制御部102は、操作ボタン51から模様の選択を受付けると、そのボタン信号に基づいて選択された模様が施されているカーテン42aを選定して所定のカーテン42を背景として設置するように巻取装置41を制御する。あるいは選択されていない模様および色彩が施されているカーテン42aを収納するように巻取装置41を制御してもよい。カーテン42aの設定は予め設定されている所定時間内に行なうものであって、所定時間内に行なわれない場合、または選択操作が行なわれない場合には、デフォルトとしてたとえば模様なしなどに自動的に設定されるものとする。
【0074】
次に、背景に用いられる色彩を選択的にモニタ22に提示して所望する色彩を操作ボタン51で選択することで、その色彩の施されるカーテン42bを背景として用いることを設定する。また、カーテン42bにグラデーションの色彩が施されている場合、上述の所望する色彩の設定と同様に背景として用いる位置を設定をしてもよいし、操作ボタン51の操作で巻取装置41の駆動を指示してカーテン42bの位置を上下に移動させて調整し、背景として用いたいグラデーションが見える位置を指定して設定してもよい。
【0075】
この場合も制御部102は、操作ボタン51から色彩の選択や上または下へスクロールする旨のボタン信号を受付けると、そのボタン信号に基づいて該当するカーテン42bの巻取装置41bに巻取りまたは繰出し動作をさせるための指示信号を出力し、所定の距離だけカーテン42bをスクロールさせる。その際、制御部102はフォトセンサ45bから入力される検出信号を参照して、ボタン信号に対応した所定の数だけサイン46を通過するよう巻取装置41bに巻取りまたは繰出し動作をさせるよう制御することが好ましい。または、ボタン信号を受付けている間中、つまり操作ボタン51が押されている時間中、巻取装置41bを制御してカーテン42bをスクロールさせ、ユーザ6の好みの位置でカーテンの移動を停止させることができるようにすることも好ましい。
【0076】
カーテン42bの設定もまた予め設定されている所定時間内に行なうものであって、所定時間内に行なわれない場合、または選択操作が行なわれない場合には、デフォルトとして所定の色彩や所定の位置に自動的に設定されるものとする。
【0077】
なお、カーテン42の設定は、上述のように模様と色彩とに分けて、カーテン42aとカーテン42bとを個別に設定する方法に限定されず、カーテン42aとカーテン42bとを組合せた選択肢から選択してもよい。具体的には、モニタ22に表示される背景選択画面に何種類かのカーテン42の模様と色彩との組合せを提示し、その中から所望の組合せを操作ボタン51で選択してもよい。
【0078】
さらに、背景を形成する方法として他の具体例を挙げる。図10は、背景形成装置5を前面(撮影ブース4側)から見た具体例を示す図であって、図10に示されるように、背景形成装置5はその前面(撮影ブース4側)に背景操作ボタン44a〜d(これらを代表させてボタン44という)を備え、ユーザ6から、写真の背景として所望するカーテン42の選択を受付けてもよい。より具体的には、ボタン44a,44bは、カーテン42aに施される模様をカーテン42aを上下にスクロールすることで選択操作するボタンであり、ボタン44c,44dは、カーテン42bに施される色彩などをカーテン42bを上下にスクロールすることで選択操作するボタンである。すなわち、ユーザ6は、背景操作ボタン44a〜dを操作することでカーテン42に施される模様と色彩とを各々選択することができる。
【0079】
なお、ユーザ6がカーテンを選択操作するボタン44はボタン形態に限定されず回転ハンドルのような形態でもよい。この場合、写真自動販売機にさらにオルゴールなどを備え、ハンドルを回すとカーテンの操作と共にオルゴールが鳴るような仕組みにするとユーザに独特の雰囲気を感じさせることができ、効果的である。
【0080】
このように背景形成装置5で所望の背景が形成されることで、図10に示される如く、カーテン42aに施される所望の模様とカーテン42bに施される所望の色彩等とを組合せた画面を背景とした写真をカメラ21によって撮影することができる。
【0081】
なお、選択するカーテン42の数は上述の具体例に限定されるものではなく、模様が施されるカーテン42aは複数選択されてもよい。また、上述の具体例においては、色彩を施されたカーテン42bは透明でないカーテンであるものとして説明を行なったが、色彩を施された透明なカーテンであっても構わない。この場合、最後方に備えられるカーテンの背後には、白色等、カーテン42に施された色彩と干渉しない色彩が施されていることが好ましい。また、最後方に備えられるカーテンのみ透明でないカーテンであってもよい。このようにすることで、異なった色彩が施される複数のカーテンの選択や、色の組合せの選択を受付けることもできる。このため、模様と色彩との組合せのみではなく、複数の色彩の組合せも選択することができる。
【0082】
本実施の形態における写真自動販売機が、上述の複数枚のカーテン(表示媒体)を含む背景形成装置5を備えることで、模様および色彩を任意に組合せた背景を得ることができる。また、背景形成装置5が限られた数のカーテンを備える場合であっても、ユーザの選択によって任意に組合せて写真の背景を得ることができるため、ユーザの背景の選択肢が格段に広がる。このため、ユーザの要望を満たす、オリジナリティの高い写真を提供することができる。
【0083】
次に、図11を用いて、本実施の形態にかかる写真自動販売機のお絵描き操作側の構成について説明する。図11は、写真自動販売機を筐体1の背面(お絵描き操作を行なう面)から見たときの外観の具体例を示す図である。
【0084】
図11を参照して、写真自動販売機の筐体1の背面には、撮影により得られた画像を表示し、画像の編集を受付けるディスプレイ13と、画像入力を行なうためのタッチペン14と、ユーザに対し音楽や操作方法の説明などを音声で出力するスピーカ23b〜cとが備えられる。
【0085】
ディスプレイ13は撮影後の画像を表示する。また、ユーザより、撮影により得られた画像に対してタッチペン14を用いた編集入力(いわゆるお絵描き)を受付ける。
【0086】
タッチペン14は、ペン形状の入力装置であって、ディスプレイ13にタッチすることで、背景、スタンプ、フレームなどの画像や文字の入力、または使用する項目(ボタン)の選択、操作の選択などの入力をすることができる。タッチペン14は、写真自動販売機に1本備えられていてもよいし、複数備えられて同時に複数のユーザからの入力操作を可能にしてもよい。
【0087】
さらに図11を参照して、写真自動販売機の筐体1の側面には、箱型の形状を奏したプリント取出口9が備えられる。筐体1の内部にはプリンタ12が備えられ、プリンタ12でプリントされた写真は排出され、ここに落とされる。
【0088】
プリント取出口9は、そこに落とされた写真が、ユーザが手にするまで地面に落ちない等の作用を奏するものであればその形状は限定されない。たとえば、筐体1の内部方向に窪んだ箱状の空間と筐体1の側面に沿う方向に取付けられた蓋とで形成されていてもよい。なお、プリント取出口9付近には、印刷中LED(Light Emitting Diode)10および印刷エラーLED11が備えられ、それらが点灯あるいは点滅することによって、印刷中、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰り、メカニカルエラーなどのエラーが発生していることを通知する。
【0089】
プリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、本実施の形態においては、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、上に示す他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
【0090】
次に、図12に、本実施の形態における写真自動販売機の機能ブロック図を示し、写真自動販売機の機能について説明する。
【0091】
図12を参照して、写真自動販売機は、当該写真自動販売機を動作させるためのコンピュータ装置101と、基板から構成され動作中のコンピュータ装置101からの指示を受付けて、接続されている各種装置を制御する制御部102とを備える。
【0092】
上述のコンピュータ装置101は、コンピュータ装置101の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像、撮影画像に対して入力した編集画像、およびその他の各種画像などを記憶する記憶装置と、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、カメラ21、プリンタ12、ディスプレイ13、モニタ22、およびライブモニタ24などの周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部とを含んで構成され、記憶装置に記憶されているプログラムを読出して実行することで、カメラ21での撮影、プリンタ12での印刷、ディスプレイ13とタッチペン14とで構成される入力装置100からの検出信号の入力、モニタ22やライブモニタ24での表示、およびサウンドボードを介してスピーカ23での出力を制御する。また、その際、コンピュータ装置101は必要に応じてタイマ25に計時を行なわせ、計時された時間をタイマ25から取得する。なお、コンピュータ装置101は、電源スイッチ29が押され、当該写真自動販売機に電源プラグより電源が投入されると、上記プログラムが起動されて動作する。
【0093】
また、写真自動販売機は、電源を必要とするカメラ21、プリンタ12、および照明装置30などの電源系統を制御する電源制御部103を備え、外部からそれらの装置に対する電源の電圧を安定させるよう制御する。さらに、そのような電源の投入および切断は、電源スイッチ29を押すことで行なわれる。しかし、電源切断によりコンピュータ装置101で動作しているプログラムを強制的に終了させることは、動作を不安定にさせる原因となる。そのため、電源が落とされても、しばらくはUPS(Uninterrupted Power Supply)104が電源をバックアップし、コンピュータ装置101や制御部102などに停電信号を送信する。その間に、コンピュータ装置101はプログラムの終了の手続を行ない、プログラムを正常に終了させる。
【0094】
上述の制御部102は、サービスパネル105から制御信号を受付ける。サービスパネル105は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカ23から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみ、テストモードを行なうためのテストボタン、および対価を受付けなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、当該写真自動販売機の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。なお、ここで写真自動販売機の設置者とは、当該写真自動販売機を設置し営業を行なっている店舗などの経営者、管理者、および従業員であり、営業中に、利用者に対応できるものである。
【0095】
サービスパネル105は、テストボタン、サービスボタンが押下されたことを示す信号を制御部102に送る。逆に、制御部102からの制御信号により、コインカウンタ、プリントカウンタを動作させる(たとえばカウンタを1インクリメントする)。また、コンピュータ装置101からサウンドボードを介してスピーカ23に出力された音声信号は、サービスパネル105上の音量調整つまみで調整された音量でスピーカ23から出力される。
【0096】
また、制御部102は、操作ボタン51、サービスパネル105、およびコイン制御部107からの信号を受付けコンピュータ装置101に通知したり、逆に、コンピュータ装置101からの制御信号(指示コマンドなど)によりサービスパネル105、照明装置30、コイン制御部107、印刷中LED10、および印刷エラーLED11を制御したりする。
【0097】
コイン制御部107は、コイン投入口26に投入されたコインの正当性を検出し、制御部102にコインが投入されたことを示す信号を送る。逆に、コイン投入を禁止するときは、コイン制御部107は制御部102からの制御信号により、コインが投入されないようにコイン投入口26をブロックすることができる。あるいは、当該写真自動販売機がコイン投入口26に替わる対価の受付機能を備える場合(たとえば、電子的に対価を受付ける読取装置など)、コイン制御部107は上述の対価の受付機能により受付けた対価の正当性を検出して、対価を受付けたことを示す信号を制御部102に送る。
【0098】
操作ボタン51は、ユーザから受付けた指示内容を指示信号として制御部102に入力する。コンピュータ装置101では、操作ボタン51から指示信号を受付けて、操作内容に応じた処理を実行する。
【0099】
ディスプレイ13はコンピュータ装置101が出力した表示情報を表示すると共に、タッチペン14と対になって入力装置100として機能する。ディスプレイ13とタッチペン14とを含む入力装置100は、電磁誘導方式あるいは静電結合方式を採用した入力装置であって、タッチペン14でタッチされた位置を検出して検出された位置に応じた指示信号をコンピュータ装置101に対して入力する。
【0100】
さらに、プリンタ12は、当該プリンタ12の状態をコンピュータ装置101に通知する。コンピュータ装置101は、その状態に応じて制御部102に信号を送出する。制御部102は、コンピュータ装置101から入力された信号によって、印刷中LED10または印刷エラーLED11を点灯または点滅させる。
【0101】
なお、言うまでもなく、写真自動販売機の形態は図1〜図12に示される具体例に限定されるものではない。すなわち、図1〜図12に記載されない他の機能が備えられていてもよいし、図1〜図12に記載されている機能の必ずしもすべてが備えられていなくても構わない。たとえば、プリンタ12は写真自動販売機に含まれていなくてもよく、その場合、写真自動販売機は、LAN等の専用回線や無線通信等を介して印刷制御信号をプリンタ12に出力するものとする。
【0102】
また、本実施の形態においては、図12に示されるように、写真自動販売機が1台のコンピュータ装置101を含んで構成され、以降に説明する処理はすべてコンピュータ装置101のCPUがプログラムを実行することで行なわれるものとするが、写真自動販売機に含まれるコンピュータ装置の数は1台に限定されず、2台以上の複数含まれていてもよい。すなわち、複数組の利用者が撮影操作側とお絵描き操作側とを同時に利用する場合に、撮影や編集等の操作を制御するコンピュータ装置101が1台では処理に負荷がかかってしまう場合もある。このため、撮影操作側での操作を制御するコンピュータ装置とお絵描き操作側での操作を制御するコンピュータ装置とをそれぞれ設け、利用者の操作性を向上させることもできる。この場合、図12に示す機能ブロック図において、カメラ21、モニタ22など撮影にのみ必要なものは撮影操作側のコンピュータ装置に接続されて制御され、ディスプレイ13、プリンタ12など編集にのみ必要なものはお絵描き操作側のコンピュータ装置に接続されて制御されることが好ましい。また、制御部102、操作ボタン51、およびサービスパネル105など両方の操作に必要なものは、機能を分割して撮影操作側とお絵描き操作側とのそれぞれのコンピュータ装置に接続されて制御されてもよいし、どちらか一方のコンピュータ装置に接続されて制御されてもよい。この場合、撮影操作側のコンピュータ装置とお絵描き操作側のコンピュータ装置とでは別個に動作プログラムが実行されることが好ましい。
【0103】
次に、図13および図14のフローチャートを用いて、本実施の形態における写真自動販売機での処理について説明する。図13のフローチャートに示される処理は、主に写真自動販売機の撮影操作側での操作に応じて行なわれる処理であって、図14のフローチャートに示される処理は、写真自動販売機のお絵描き操作側での操作に応じて行なわれる処理である。これらの処理は、コンピュータ装置101のCPUが、記憶装置に記憶される各々のプログラム(撮影操作側のプログラムとお絵描き操作側のプログラムと)をメモリに読出して並列的に実行することによって、並列的に行なわれる。
【0104】
始めに、図13を用いて、主に写真自動販売機の撮影操作側での操作に応じた処理について説明する。
【0105】
まず、電源スイッチ29が投入されると、各種装置の電源が投入される。電源の投入時が初回の工場出荷時である場合には(S100でYES)、コンピュータ装置101の記憶装置に格納された筐体の起動をチェックするプログラムが自動的に起動して起動チェックモードに移行する(S110)。写真自動販売機は、幻想的な効果やきれいな撮影画像を得るために、照明やスピーカなど、機器の数や種類が増加している。そのため、初期設置の際に設置作業が複雑化し、組立時に機器の接続不備がある場合や、正常に動作しているかどうかがわかりにくい場合がある。さらに、照明などの機器の接続が正しくされていなくて正常に機能していなくても、写真自動販売機自体は動作してしまう場合があるので、設置者は認識することができない場合もあった。そこでステップS110では、コンピュータ装置101のCPUは筐体の起動をチェックするプログラムを実行することで、初めに筐体の各種装置が正常に接続されて正常に作動しているかなどの動作をチェックし、初期化が必要な装置に対しては初期化を実行する。
【0106】
より具体的に、ステップS110では、カメラ21の動作、通信環境、プリンタ12の動作、特殊リボンのずれの有無、各部ランプの点灯、背景形成装置5の動作、フラッシュランプの点灯などのチェックを対話的に行なう。なお、ステップS110における筐体の起動チェックの処理の流れの具体例については、図15を用いて説明する。図15には、フラッシュランプの動作をチェックする場合の処理が具体的に示されるが、他の項目をチェックする際にもほぼ同様の処理が実行されるものとする。
【0107】
図15を参照して、ステップS100で筐体の起動チェックを開始すると、始めにモニタ22にチェック項目選択画面が表示される(S305)。図16にステップS300でモニタ22に表示されるチェック項目選択画面の具体例を示す。図16に示されるチェック項目選択画面は、起動チェックを行なうチェック項目とチェック開始を指示する指示ボタンとを含み、起動チェックを行なうチェック項目を操作ボタン51に含まれるカーソルボタンで受付ける。チェック項目選択画面においては、図16に示されるように現在選択されているチェック項目は枠つきで表示される。その状態で操作ボタン51に含まれるOKボタンが押下されることで、そのチェック項目の内容を実行することができる(S310)。
【0108】
具体的にステップS305でチェック項目としてフラッシュランプを選択してOKボタンを押すと、ステップS310ではフラッシュランプの起動チェックが開始して、モニタ22に図17に具体例が示されるような起動チェック画面が表示される。起動チェック画面には、「チェックを行ないます。しばらくお待ち下さい」という案内が表示される。また図17に示されるように、起動チェックの進捗程度も表示されることが好ましい。
【0109】
ステップS310での起動チェックは、具体的にはコンピュータ装置101が該当箇所に制御信号を出力してテスト起動させ、その起動を自動的に検出することなどが挙げられる。フラッシュランプの起動チェックを行なう場合には、フラッシュランプに制御信号を出力して点灯するか否かを自動的に検出することが挙げられる。
【0110】
ステップS310での起動チェックの結果、該当箇所が正常に起動する場合には(S315でYES)、モニタ22に機器の状態が正常であることを示す正常画面を表示する(S320)。図18にステップS320でモニタ22に表示される正常画面の具体例を示す。図18に示されるように、正常画面においては、「状態は正常です。「続ける」を押して下さい。チェックをやめる場合は「やめる」を、もう一度チェックする場合は「再チェック」を選択してください」という案内が表示され、当該写真自動販売機の設置者と対話的に起動チェックを続行することができる。
【0111】
ステップS310での起動チェックにおいてコンピュータ装置101が当該箇所の起動プログラムが正常であると検知した場合であっても、当該箇所が何らかの原因で起動していない場合や、その起動が不充分である場合や、コンピュータ装置101がその不具合を検出しきれていない場合もあり得る。チェック項目がフラッシュランプである場合には、何らかの原因で点灯していないことがある。そのような場合であっても、上述のように対話的に設置者の視認とプログラムとによる2重のチェックで起動チェックを続行することで、フラッシュランプなどの機器の誤作動や不具合を素早く発見し得る。
【0112】
一方、ステップS310での起動チェックの結果、該当箇所に異常がある場合は(S315でNO)、モニタ22に機器の状態に何らかの異常があることを示す異常画面を表示する(S325)。図19にステップS325でモニタ22に表示される異常画面の具体例を示す。図19に示されるように、異常画面においては、「何らかの異常が確認されました。筐体電源を切って点検して下さい。引き続き次のチェックを行なう場合、「続ける」を押して下さい。チェックをやめる場合は「やめる」を、もう一度チェックをする場合は「再チェック」を選択して下さい。」という案内が表示され、当該写真自動販売機の設置者と対話的に起動チェックを続行することができる。
【0113】
そして、上述のステップS320で表示される正常画面、またはステップS325で表示される異常画面において「続ける」を選択すると(S330で「続ける」)、当該箇所の起動チェックを終了してステップS305に処理を戻し、次のチェック項目の起動チェックに移る。また「再チェック」を選択すると(S330で「再チェック」)、処理をステップS310に戻して、再度フラッシュランプの起動チェックを実行する。また「やめる」を選択すると(S330で「やめる」)、ステップS110の起動チェックモードを終了する。
【0114】
ステップS110でこのような起動チェックを実行することで、組立時の不備を容易にチェックでき、不具合箇所を素早く設置者に報知することができる。このため、ユーザに最適な環境で満足のいく写真を提供することができる。
【0115】
なお、ステップS110における筐体の起動チェックは、本実施の形態においては初回の工場出荷時のみに実行されるものとしたが、それはコンピュータ装置101の記憶装置に起動チェックを行なったか否かを示すフラグを記憶し、ステップS100でCPUが前記フラグを参照して工場出荷時の前記フラグが1でないことを検出した場合に初期状態であると認識して起動チェックを行なうためのプログラムを実行することで実現される。また、出荷後であっても図示しない出荷ボタンを押下して前記フラグを出荷時の0に戻すことによって、出荷後に起動チェックを実行できてもよい。
【0116】
電源の投入時が初回の工場出荷時でない場合、および/または筐体の起動チェック終了後は(S100でNO)、撮影操作側のモニタ22には当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモが表示され(S105)、お絵描き操作側のディスプレイ13には撮影を先に行なう旨の待機画面が表示される(図14のS200)。同時に音声をスピーカ23から出力する。
【0117】
タイトルデモが表示されている状態で、サービスパネル105において、テストボタンが押下されたことを検出すると(S115でYES)、当該写真自動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードを起動し、種々の設定を受付ける(S120)。
【0118】
テストモードは、写真自動販売機の設置者が写真自動販売機を操作するためのモードであり、このモードにおいては当該写真自動販売機の利用状況(たとえばコイン投入数など)の確認や、カメラ21、プリンタ12など周辺機器の調整ができる。
【0119】
一方、デモ画面が表示されている時にユーザ6より所定の必要な枚数のコインの投入など対価を受付けると、コイン検出部107は対価の受付けを検出する(S125)。制御部102はコイン検出部107から検出信号を受信し、記憶部に記憶された所定の画像データおよびサウンドデータを読出す。読出された画像データおよびサウンドデータは、グラフィックI/F回路(図示せず)およびサウンドI/F回路(図示せず)に送信される。そしてディスプレイ13からの表示およびスピーカ23からの音声によって、ユーザ6に適宜、各種のガイダンスなどの指示が出力され、ユーザ6に撮影方法の案内をする。
【0120】
続いてコンピュータ装置101のCPUは、撮影人数選択画面をモニタ22に表示し、ユーザ6から利用者に関する情報として、撮影人数の選択を受付ける(S130)。図20にステップS130でモニタ22に表示される撮影人数選択画面の具体例を示す。図20に示されるように、撮影人数選択画面においては撮影するユーザの人数が選択可能に提示される。ステップS130でユーザ6は、撮影人数選択画面に沿って操作ボタン51のカーソルボタンで該当する人数を選択して決定ボタンで決定する。
【0121】
コンピュータ装置101のCPUは、操作ボタン51から受取ったボタン信号に基づいて制御部102を介して照明装置30に対して制御信号を出力し、撮影する人数に応じて照明の設定を変更する。このため、撮影する人数に応じて好適な、より美しい撮影が実現できる。また、ここで受付けたユーザの撮影人数を記憶装置に記憶し、後に説明するシール分割のレイアウトを選択するときの画面表示や編集用画像やポーズ指定もこのとき入力した人数に対応して変更することが好ましい。
【0122】
なお、図20に具体例が示される撮影人数選択画面においては人数の選択肢を2人以下、3人、および4人以上としているが選択肢のバリエーションはこれに限定されるものではない。また、直接人数を入力する形態にしてもよい。
【0123】
さらに、ステップS130で入力する利用者に関する情報は撮影人数に限定されず、好みの画質、髪の色、服装のタイプ、肌の色、撮影したいシチュエーション、および男女比などの情報であってもよい。そして、これらの情報に基づいて、同様に照明の設定などが変更されることが好ましい。たとえば、ステップS130で入力する利用者に関する情報が髪の色に関する情報ならば、ステップS130では選択画面として「黒髪キレイに」「明るい髪色キレイに」「みんなの髪色をキレイに」などの選択項目が提示された選択画面を表示する。そして、ユーザ6が選択した項目に対応させてカメラや照明の設定を変更し、それぞれのユーザの髪色にあった撮影を実現することが好ましい。
【0124】
ステップS130での撮影人数の選択操作は規定時間内で行なうように予め設定されており、操作可能な残り時間もまた撮影人数選択画面に表示される。そして残り時間がなくなると現在選択されている選択肢が決定され、自動的に次の処理へ進む。以降の説明においても、特に説明しない限り、残り時間の表示は同様のものである。
【0125】
続いてコンピュータ装置101のCPUは、画質モード選択画面をモニタ22に表示し、ユーザ6から写真の画質モードの選択を受付ける(S135)。図21にステップS135でモニタ22に表示される画質モード選択画面の具体例を示す。図21に示されるように、画質モード選択画面において、画質モードとして「くっきりモード」と「ふんわりモード」とが選択可能に提示される。ステップS135でユーザ6は、画質モード選択画面に沿って操作ボタン51のカーソルボタンで所望の画質モードを選択して決定ボタンで決定する。
【0126】
具体的に、上述の「くっきりモード」である画質モードは、輪郭や目元などがくっきりシャープに写るようにコントラストを強く設定されたモードで、顔立ちや化粧などをはっきりと強調したような写りが実現できる。また「ふんわりモード」である画質モードは、輪郭などが比較的ぼんやりとはっきり写らないようにコントラストを弱く設定されたモードで、柔らかく暖かい雰囲気の写りが実現できる。さらに、画質モード選択画面においては、各々の画質モードは実際にどのような画質で写るのかを説明するために、モニタ22に実際に各々の画質モードで写った画像を表示し、言葉で表現することが好ましい。なお。表示される画像は、予め記憶装置に格納されている当該画質モードを表わすサンプル画像であってもよいし、カメラ21から取込まれる実際の撮影画像をリアルタイムに当該画質モードで表示する画像であってもよい。
【0127】
ステップS133での画質の選択は1回のプレイにおける全ての撮影についての画質の選択であってもよいし、各撮影についての画質の選択であって1回撮影するごとに行なってもよい。画質の選択を各撮影についての選択とすることにより、1回のプレイで違った画質の写真を得ることができ、ユーザの満足度が向上する。
【0128】
コンピュータ装置101のCPUは、操作ボタン51から受取ったボタン信号に基づいて制御部102に対して制御信号を出力し、選択された画質モードに応じてカメラ21の設定を変更する。
【0129】
撮影人数の選択と画質モードの選択とが決定すると、被写体をカメラ21で撮影する処理(S150)に移行するが、規定回数(たとえば8回)または、制限時間内の撮影のうち、所定の撮影については、ステップS150の撮影に先だってユーザ6の撮影ポーズを誘導するポーズ誘導処理を実行する。言うまでもなく、全ての撮影に対してポーズ誘導処理を実行することも可能であるが、上記のように複数回の撮影のうちの所定の回数の撮影についてポーズ誘導処理を行なうことで、1回のプレイにおいて、誘導されるポーズとユーザ独自のポーズとのいずれのポーズでの撮影も可能になり、ユーザの自由度が増して好ましい。
【0130】
ポーズ誘導の対象となる撮影は、プログラムで予め設定されており、たとえば8回の撮影のうち最初の2回がポーズ誘導の伴う撮影、残りの6回が通常の撮影というように制御される。このときCPUは、ステップS150の撮影処理を実行するのに先だって、この撮影が、何回目の撮影かを判断し、ポーズ誘導処理の対象となる撮影であるか否かを確認する(S140)。
【0131】
あるいは、ポーズ誘導の伴う撮影が任意で設定できるようにしてもよい。たとえば、その設定は、テストモード(S120)において設置者が行なうものであってもよいし、図示しない設定ステップをさらに設けて利用者自身が設定するものであってもよい。その設定は記憶装置の所定領域に格納されており、CPUはステップS150の撮影処理を実行するのに先だって、この撮影がポーズ誘導処理の対象となる撮影であるか否かを確認する(S140)。
【0132】
ポーズ誘導処理の対象となる撮影を実行する場合には(S140でYES)、ステップS150での撮影前にポーズの取り方を誘導するポーズ誘導画面をモニタ22に表示し、ユーザ6にポーズを誘導する(S145)。図22〜図24にステップS145でモニタ22に表示されるポーズ誘導画面の第1〜第3の具体例を示す。ステップS145では、図22〜図24に示されるように、完成ポーズを取る手順を(a)〜(c)の順に段階的にモニタ22に表示して最適なポーズに誘導することを特徴とする。
【0133】
図22〜図24に示されるように、ポーズの誘導画面は、モデルを使い実際のポーズの取り方を動画もしくは静止画で示すモデル画像と、そのポーズのポイントとなる箇所を丸や矢印などの図形を用いたり文字を使ってわかりやすく誘導したりする誘導画像とを含んで構成される。このようポーズの特徴となる部分を強調することで、ユーザに分かりやすくポーズを誘導でき、より完成したポーズに誘導することができる。さらにステップS145では、ポーズ誘導画面の表示と同期して音声でポーズを誘導する音声出力を行なってユーザを誘導することが好ましい。
【0134】
より具体的には、図22を参照して第1のポーズ誘導画面においては、モデルが動画で(a)〜(c)の順に段階的にポーズを誘導することを特徴とする。
【0135】
また図23を参照して第2のポーズ誘導画面においては、モデルが動画で(a)〜(c)の順に段階的にポーズを誘導し、さらにそのポーズのポイントとなる箇所を丸や矢印などの図形を用いて誘導することを特徴とする。
【0136】
また図24を参照して第3のポーズ誘導画面においては、モデルが静止画で(a)〜(c)の順に段階的にポーズを指示し、さらにそのポーズのポイントとなる箇所を丸や矢印などの図形を用いて誘導することを特徴とする。
【0137】
なお、ポーズ誘導画面に表示されるモデルは、実写画像、アニメーション画像、および線画像等、特に限定されるものではない。
【0138】
このようなポーズ誘導処理は、被写体の状況に応じてなされることが好ましい。詳しくは、ステップS130で入力された撮影人数や、図示されないポーズ誘導画面に表示された「2人」、「3人」などの選択肢で選択された人数に応じて、ポーズ誘導画面にその人数のモデル画像を表示して人数に応じたポーズを誘導する。
【0139】
また、ステップS130では、ポーズ誘導画面において複数の被写体の関係を設定するための選択肢を提示して被写体の関係の入力を受付けて、設定された関係に応じたポーズを誘導することも好ましい。具体的には、「カップル」、「親子」、および「友人」などの選択肢をポーズ誘導画面に表示して被写体の関係を設定し、CPUは、予め被写体の関係と対応付けて記憶装置に格納されているポーズを読出して、ポーズ誘導処理において被写体の関係に応じたポーズを誘導する。
【0140】
さらに、カメラ21の近傍や撮影ブース4内の複数の箇所にパイロットランプ等の発光装置を設置して、ポーズに応じてポーズ誘導画面の表示に同期してユーザ6の目線をランプ表示により誘導することがより好ましい。あえて視線をカメラ21からそらすポーズを撮影するのに便利である。この際、「光っている方向を見てね」などの音声による誘導を同時に行なうことが好ましい。ユーザは発光する方向を見ることで自然にカメラ21から目をそらすポーズを取ることができる。また、パイロットランプ近傍に撮影画像を確認できるモニタがあればさらにポーズを確認しやすく好ましい。そのポーズで撮影後、パイロットランプの消灯やパイロットランプ近傍のモニタ等により撮影終了や次の手順を知らせることも好ましい。このようにすることで自然な流れで次のポーズや操作を誘導することができる。
【0141】
さらにステップS145では、モニタ22に表示されるポーズ指示画面に含まれるモデル画像をライブモニタ24にリアルタイムに表示される撮影画像にオーバーラップ表示させることがより好ましい。このようにすることで、ライブモニタ24にカメラから入力された画像とモデル画像とが重ねて透けて表示されるため、ユーザ6はライブモニタ24を見ながらポーズをあわせやすい。オーバーラップ表示は、ハードウェア、およびソフトウェアのどちらで処理をしてもよい。またオーバーラップ表示の方法の具体例としては、常にオーバーラップ表示させる方法や、最初はモデル画像だけが表示され徐々に撮影画像とオーバーラップし最後は撮影画像だけが表示される方法が挙げられる。
【0142】
ステップS145でのポーズ誘導処理は、シャッタタイミングと同期したタイミングで実行されてもよいし、シャッタタイミングと同期せずに独立したタイミングで実行されてもよい。すなわち、ポーズ誘導処理は、次のステップであるステップS150でシャッタ動作が行なわれる以前に、そのシャッタ動作と連動したタイミングで、シャッタタイミングにユーザ6のポーズが完成するように実行されてもよい。また、そのシャッタ動作とは連動しないタイミングでポーズ誘導処理を実行してもよい。ポーズ誘導処理がシャッタタイミングと同期したタイミングで実行されることで、誘導された最適なポーズで撮影することができる。また、ポーズ誘導処理がシャッタタイミングと同期せずに独立したタイミングで実行されることで、この撮影で誘導されたポーズではなく自由なポーズを取りたいというユーザの要望があった場合でも、ユーザのポーズを束縛することなく、好みのポーズの写真を撮ることができる。
【0143】
当該撮影がポーズ誘導処理の対象であって、ポーズ誘導処理がシャッタタイミングと同期したタイミングで実行されるものである場合、ステップS145でのポーズ指示が終了してから、「3,2,1」と音声案内や表示案内でカウントダウンしてユーザ6にシャッタのタイミングが通知され、案内に合わせて自動的にシャッタ動作が実行されて撮影が実行される(S150)。また、「3,2,1」の案内は、「はい、チー、ズ」などの他のわかりやすい音声案内でもよい。ステップS150でCPUは所定のタイミングでカメラ21にシャッタ動作を指示する。同時に、サウンドボードを介してスピーカ23に対して、所定のBGMや効果音などの音声を出力するように指示することも好ましい。
【0144】
または、ステップS145でのポーズ誘導処理においてユーザ6にポーズを指示しつつ、ポーズ誘導処理中などの所定のタイミングで自動的にシャッタ動作が実行されてステップS150の撮影が実行されてもよい。このようにすることで、ユーザがシャッタ動作に構えることなく、自然な状態で撮影を行なうことができる。また、思いがけないタイミングで撮影されることで、面白みを増すこともできる。
【0145】
一方、当該撮影がポーズ誘導処理の対象であって、ポーズ誘導処理がシャッタタイミングと同期しない独立したタイミングで実行されるものである場合にはステップS145でのポーズ誘導処理が終了してユーザ6が所定のポーズを取った後、またはポーズ誘導処理の対象でない撮影である場合には(S140でNO)撮影人数の選択と画質モードの選択とが決定した後、被写体をカメラ21で撮影する処理が実行される(S150)。この場合、ユーザ6はポーズが決まったら操作ボタン51の決定ボタンを押すことで、「3,2,1」や「はい、チー、ズ」などの音声出力などでシャッタタイミングを指示する。ステップS150でCPUは、制御部102を介して操作ボタン51からボタン信号を受取るとカメラ21にシャッタ動作を指示する。
【0146】
このシャッタ動作によってカメラ21からの撮影画像が固定され、記憶装置に記憶される。これがステップS150で実行される1回の撮影処理である。
【0147】
また、当該撮影がポーズ誘導処理の対象でない場合、シャッタ動作は、上述の決定ボタンの使用に換えて赤外線通信などの遠隔操作機能を搭載したシャッタ装置を使って、操作ボタン51から離れた場所から行なってもよい。この遠隔操作機能として赤外線通信を搭載する機器は、赤外線通信機能を搭載した携帯電話など、ユーザ6が個人で持っている機器を使用してもよいし、写真自動販売機に予め用意された図示しないシャッタ装置であってもよい。このように、操作ボタン51から離れた場所よりシャッタタイミングを指示できる構成とすることで、ポーズの自由度が増し、よりユーザの好みに合った写真を提供することができる。
【0148】
ステップS150における1回の撮影が終了すると、前記1回の撮影で撮影された撮影画像を確認するために、CPUは撮影画像表示画面をモニタ22に表示する(S155)。図25に、ステップS155でモニタ22に表示される撮影画像表示画面の具体例を示す。図25を参照して、撮影画像表示画面には、撮影画像を表示する領域が含まれ、複数回撮影が行なわれた場合には、撮影ごとに各撮影での撮影画像を順に表示する。
【0149】
そして、CPUは規定回数の撮影が終了したか確認し(S160)、規定回数の撮影が終了していなければ(S160でNO)、処理をステップS140に戻して撮影処理を繰返す。そして規定回数の撮影が終了すると(S160でYES)、CPUは写真選択画面をモニタ22に表示し、撮影した画像の中から以降の編集処理で用いる写真を規定枚数(たとえば4枚)選択させ、キープ画像とする(S165)。図26に、ステップS165でモニタ22に表示される写真選択画面の具体例を示す。図26を参照して、写真選択画面には、撮影した画像を選択可能に表示する画面左側の領域と、現在選択されている画像を大きく表示する画面中央の領域と、以降の編集処理に用いるキープ画像として決定された画像を表示する画面右側の領域とが含まれる。
【0150】
ステップS165においては、利用者はモニタ22に表示される図26に示されるような写真選択画面に沿って操作ボタン51を用いて選択を行なう。具体的には、画面左に表示される撮影した8枚の画像の中から、操作ボタン51のカーソルボタンを用いて所望の画像を選択する。現在選択されている画像は画面中央に大きく表示され、その状態で決定ボタンを押すと、その画像がキープ画像として決定され、画面右に表示される。また、キャンセルボタンを押すことでキープ画像の決定状態をキャンセルすることができる。
【0151】
撮影操作側での操作に応じて撮影処理が終了すると、モニタ22に「編集側に移動してください」などの案内を表示し、ユーザ6をお絵描き操作側に移動するように誘導する。このとき、お絵描き操作側で他のユーザが操作しているなど、お絵描き操作側で直ちにお絵描き操作を行なうことが不可能な場合は、撮影処理を終了する前にミニゲームをモニタ22を用いて行なうことが好ましい。そしてこのミニゲームでユーザ6が勝つと撮影回数を追加する。または、ミニゲームに限定されず、案内表示やお絵描きの操作ヘルプ表示など利用者の待ち時間を退屈させないようにすることが好ましい。なお、撮影回数を追加した場合には、ステップS165において、追加して撮影した写真を含めた写真の中から編集処理で用いる写真を規定枚数選択してキープ画像とする。
【0152】
撮影操作側での処理が終了し、撮影操作側からお絵描き操作側に処理が移ると、撮影操作側では上記案内表示を終了し処理をステップS100へ戻す。すなわち、再びモニタ22にタイトルデモを表示し、次の利用者を待機する。また、CPUは、上述の撮影操作側の処理で得られたキープ画像をお絵描き操作側の動作プログラムに引き渡す。また、先に述べたように本写真自動販売機にコンピュータ装置が2台含まれる場合には、撮影操作側のコンピュータ装置は上述の撮影操作側の処理で得られたキープ画像をお絵描き操作側のコンピュータ装置に対して出力する。
【0153】
次に、図14を用いて、写真自動販売機のお絵描き操作側での操作に応じた処理について説明する。
【0154】
前述のとおり、撮影が終了し編集を行なう画像が装置に存在しない間は、ディスプレイ13には待機画面が表示される(S200)。
【0155】
図13に示す処理が終了して撮影操作側からの指示により、編集対象となる画像であるキープ画像が準備されると、まず、CPUはディスプレイ13に明るさ調整画面を表示し、明るさの選択を受付ける(S205)。ユーザ6は、タッチペン14を用いて撮影された画像を好みの色調の画像に調整する。
【0156】
ここで、明るさ調整とは、画像の明るさだけを調整するのでなく、たとえば、彩度、濃度、色合い、など画像に係わる色調を調整することを含み、さらに、肌色のみを補正するなど写真自動販売機特有の画像処理を施すことも含む。
【0157】
図27に、ステップS205でディスプレイ13に表示される明るさ調整画面の具体例を示す。図27を参照して、明るさ調整画面には、ステップS165で選択された各キープ画像が明るさ調整可能に表示される領域と、各キープ画像の明るさ調整の操作を行なうためのボタンを表示する領域とが含まれる。このような明るさ調整の画像処理には時間がかかることがある。そのため、図27に示されるような明るさ調整画面の表示に先だって、予め各調整用のボタンに対応した画像処理を施した画像を作成し、メモリに置くことが好ましい。このようにすることで、ユーザ6がボタンを押してから画像が切替わるまでの時間を短縮でき、操作性をよくすることができる。
【0158】
なお、ステップS205での明るさ調整は、撮影操作側での操作によって、ステップS135の画質の選択と同じタイミングで実行されてもよい。
【0159】
ステップS205での明るさ調整が終了すると、続いてCPUはディスプレイ13に編集画面を表示し、ユーザ6よりキープ画像に対して編集用画像を入力する編集入力(お絵描き入力)を受付ける(S210)。
【0160】
図28に、ステップS210でディスプレイ13に表示される編集画面の具体例を示す。図28を参照して、編集画面には、編集処理が可能な残り時間を表示する残り時間表示領域と、現在の日付・時間や1行メッセージなどを表示する情報表示領域と、選択された各キープ画像をサムネイル表示するサムネイル表示領域と、編集対象画像として選択されたキープ画像を編集可能に表示する編集入力領域と、「ペン」「スタンプ」「ライン」「フレーム」および「スペシャル」などの編集に用いることが可能な機能を選択するための機能ボタンを表示する機能ボタン表示領域と、ここでは「ペン」の個々のアイテムが表示されているが、選択された機能において用いることが可能な、各アイテムやテクスチャや色を選択するためのボタン、選択した「スタンプ」や「ライン」等の大きさを選択したり、「ペン」の太さを選択したりするためのボタン、入力したスタンプ画像や文字などのお絵描きの一部を消すときに使用する「けしゴム」ボタン、直近で入力した落書きを取消すときに使用する「ひとつもどる」ボタン、お絵描きを取消してしまったがもう一度取消したお絵描きを復帰させたいときに使用する「ひとつすすむ」ボタン、何もお絵描きされていない初期状態のキープ画像に戻すとき選択される「はじめから」ボタン、およびお絵描きを終了するときに選択される「おしまい」ボタンを表示するボタン表示領域とが含まれる。
【0161】
ステップS210でユーザ6は、図28に示される編集画面において、編集用画像を入力するために用いられる機能(ツール)として機能ボタン表示領域に表示される、ペン、スタンプ、背景、色、線種、および柄等の中から、所望するツールをタッチペン14で選択する。そして選択されたツールを用いた、任意の画像や文字等の編集用画像の入力を受付ける。ステップS210における編集用画像の入力の受付けは、所定の制限時間に達するまで行なうことができる。
【0162】
なお、本実施の形態では編集入力時(お絵描き時)に、「ひとつもどる」、「ひとつすすむ」、および「はじめから」などの編集過程のコントロールができる構成としているが、編集過程の画像を一覧表示して、消したい画像だけを消すなどの操作を可能とする構成にしてもよいし、編集過程の履歴を表示し、戻したいところまで戻すことができる構成にしてもよい。
【0163】
さらに、図28を参照して、本実施の形態にかかる写真自動販売機での編集入力処理においては、編集画面に、様々な情報を表示する情報表示領域が配置されていることも1つの特徴である。図29に、情報表示領域での情報表示の具体例を示す。図29を参照して、この情報表示領域は、現在のプレイの進行状況をユーザのプレイ状況にあわせて表示したり(図29(a),(c)〜(f))、現在の日時を表示したり(図29(b))する。また、情報表示領域に表示される情報の、図29には示されない他の具体例として、編集機能にどのようなものがあるかを紹介するメッセージ、ヘルプ、商品の広告宣伝、今日の星占い(バイオリズムを含む)、ユーザの役に立つ情報、ニュース、広告、前にプレイしたユーザからの伝言メッセージ、「今日は何の日?」や「今日の花言葉」などの日付に対応した情報などが挙げられる。情報表示領域にどのような情報を表示するかは、プレイの状況やユーザの状況に対応して、プログラムにより自動的に決定されてもよいが、ユーザの指示により選択可能であることが好ましい。
【0164】
なお、図29(b)に示されるような情報表示領域内のカーソルボタンをタッチペン14でタッチすることにより、情報表示領域に表示されるメッセージや画像などの情報は、フォント、色、および大きさなどの属性が変更可能であることが好ましい。さらに、図30に示されるように、情報表示領域に表示される情報をタッチペン14で編集入力領域にドラッグすることで、その情報をスタンプ画像として編集入力領域に表示されているキープ画像に編集入力できることがより好ましい。
【0165】
ステップS210において、CPUは編集画面にて、キープ画像と入力されたペン画像や編集用画像とを、メモリ上のそれぞれ別のレイヤに展開しディスプレイ13上にそれらレイヤを重ねて表示する。それぞれのレイヤのどちらを上に表示するかは、用途により設定されている。たとえば、編集用画像をキープ画像の前景画像とする場合には編集用画像が上のレイヤとなり、キープ画像の背景画像とする場合には編集用画像が下のレイヤとなる。さらに編集用画像は、スタンプ画像のレイヤ、フレーム画像のレイヤなど、それぞれ機能ごとの複数のレイヤで構成されていてもよい。このように編集用画像を表示するレイヤを複数のレイヤとすることにより、「ひとつもどる」、「ひとつすすむ」、および「はじめから」などの編集過程のコントロールを容易に実現できる。
【0166】
ステップS210での編集操作が終了すると、CPUは、ステップS130で選択された撮影人数を記憶装置から読出し、ステップS165で選択された印刷する印刷対象画像を、撮影人数に応じて、その撮影人数で分割するのに好適な複数のレイアウトに対応させた第1のシールレイアウト選択画面を、優先的にディスプレイ13に表示し、ユーザ6よりシールレイアウトの選択を受付ける(S215)。
【0167】
図31は、ステップS215でディスプレイ13に表示される第1のシールレイアウト選択画面の具体例を示す図であって、具体的に、撮影人数が2人である場合の第1のシールレイアウト選択画面の具体例を示す図である。図31を参照して、第1のシールレイアウト選択画面には、撮影人数(2人)で分割するのに好適なシールレイアウトのサンプルを選択可能に表示する領域と、選択したシールレイアウトを拡大表示する領域と、決定するための決定ボタンを表示する領域と、他のシールレイアウト選択画面に移行させるボタンを表示する領域とが含まれる。
【0168】
シールレイアウトは印刷する印刷対象画像のサイズと配置との組合せ例であって、そのサイズとしては、所定の印刷媒体のサイズを8分割、16分割、24分割、28分割、および36分割等にしたサイズがある。第1のシールレイアウト選択画面では、撮影人数の倍数で分割したサイズのシールレイアウトや、撮影人数で切り分けやすいようにユーザ1人分ずつにグループ分けされた配置のシールレイアウト(撮影人数が2人の場合には左右対象に配置して中央から2人分に切り分けられるようなレイアウト)などがシールレイアウト表示画面に選択可能に表示される。
【0169】
ユーザ6は、シールレイアウト選択画面に表示されるシールレイアウトの中から好みのシールレイアウトをタッチペン14で選択し、決定する。または、好みのシールレイアウトがない場合には、他のシールレイアウト選択画面を表示させる。
【0170】
図32は、第2のシールレイアウト選択画面の具体例を示す図であって、撮影人数が2人である場合の第1のシールレイアウト選択画面(図30)において、他のシールレイアウト選択画面に移行させるボタンをタッチした際に表示されるシールレイアウト選択画面の具体例を示す図である。図32を参照して、第2のシールレイアウト選択画面も第1のシールレイアウト選択画面と同様の画面構成であって、シールレイアウトのサンプルを選択可能に表示する領域に、撮影人数に関わらない他の分割のシールレイアウトのサンプルを選択可能に表示する。
【0171】
なお、シールレイアウト選択画面の他の具体例として、2人以下、3人、および4人以上などの分割する人数を操作ボタン51で切替え可能なタブを表示する領域をさらに含み、タブに表示される人数に応じたシールレイアウトのサンプルを選択可能に表示するシール選択画面であってもよく、その場合、ステップS130で入力された撮影人数が優先的にタブに表示されるような構成とすることが好ましい。
【0172】
CPUは、タッチペン14とディスプレイ13とからなる入力装置100からシールレイアウトの選択の入力を受付けると、選択されたシールレイアウトに沿って、編集対象であるキープ画像と編集用画像とを合成し、合成した画像データである印刷対象画像と指示信号とをプリンタ12に送信する。そして、プリンタ12にて所定の印刷媒体の表面に印刷させ印刷された印刷媒体をプリント取出口32から排出することでユーザ6に提供する(S220)。
【0173】
図33は、ステップS220で印刷された印刷媒体の具体例を示す図である。ステップS220では、図33に示されるように、印刷媒体の余白部分に、ステップS215で選択されたシールレイアウトのサイズおよび配置とは異なる、印刷媒体の余白部分のサイズに収まる小さなサイズの印刷対象画像を「おまけ」として1つまたは複数印刷することを1つの特徴とする。またさらに、印刷媒体の余白部分に、筐体名や自由なメッセージなどを印刷してもよい。
【0174】
このような印刷媒体の余白部分のサイズはステップS215で選択されたシールレイアウトに応じて決定されるものであって、印刷媒体の印刷可能領域に選択されたサイズおよび配置で印刷対象画像を配した際の、印刷対象画像以外の領域のサイズである。より詳しくは、シールレイアウトで選択可能な印刷対象画像のサイズは、印刷画像が劣化しない最適なサイズに基づいて定められているものであるため、選択されたシールレイアウトによっては余白部分のサイズが微妙に異なる場合がある。または、写真と写真との間を微調整することで余白部分のサイズを一定とする場合もある。そこで、その発生した余白部分にこのような「おまけ」の印刷対象画像を印刷することで、余白部分の違いでユーザが不公平感を持つということを防止することができる。また、写真と写真との間の微調整を不要とすることができる。さらに、「おまけ」がつくというお得感をユーザに与えるため、ユーザの満足を得ることができる。
【0175】
なお、プリント取出口9がディスプレイ13の側面側にある場合は、印刷を開始するタイミングでディスプレイ13に「印刷中です。プリントは横から出ます。外に出て待ってね。」などの案内を表示することが好ましい。
【0176】
そしてその後、処理をステップS200に戻し、待機画面をディスプレイ13に表示して次の利用者の利用を待機する。
【0177】
以上が本写真自動販売機における処理の説明である。
さらに、上述の写真自動販売機のコンピュータ装置101の制御方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0178】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0179】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真自動販売機を筐体1の正面(撮影操作を行なう面)から見たときの外観の具体例を示す図である。
【図2】カメラ21側から被写体であるユーザ6を見た図である。
【図3】スポットライト34およびフード35の具体例を示す図である。
【図4】スライド式レンズ保護部材の状態を示す図である。
【図5】レンズ保護部材を上面から見た具体例を示す図である。
【図6】レンズ保護部材を上面から見た具体例を示す図である。
【図7】レンズ保護部材を上面から見た具体例を示す図である。
【図8】回転式レンズ保護部材の状態を示す図である。
【図9】撮影操作側の写真自動販売機を横から見た概略図である。
【図10】背景形成装置5を前面(撮影ブース4側)から見た具体例を示す図である。
【図11】写真自動販売機を筐体1の背面(お絵描き操作を行なう面)から見たときの外観の具体例を示す図である。
【図12】写真自動販売機の機能ブロック図である。
【図13】写真自動販売機での処理を表わすフローチャートである。
【図14】写真自動販売機での処理を表わすフローチャートである。
【図15】起動チェックの処理の流れの具体例を表わすフローチャートである。
【図16】チェック項目選択画面の具体例を示す図である。
【図17】起動チェック画面の具体例を示す図である。
【図18】正常画面の具体例を示す図である。
【図19】異常画面の具体例を示す図である。
【図20】撮影人数選択画面の具体例を示す図である。
【図21】画質モード選択画面の具体例を示す図である。
【図22】ポーズ誘導画面の第1の具体例を示す図である。
【図23】ポーズ誘導画面の第2の具体例を示す図である。
【図24】ポーズ誘導画面の第3の具体例を示す図である。
【図25】撮影画像表示画面の具体例を示す図である。
【図26】写真選択画面の具体例を示す図である。
【図27】明るさ調整画面の具体例を示す図である。
【図28】編集画面の具体例を示す図である。
【図29】情報表示領域での情報表示の具体例を示す図である。
【図30】情報表示領域に表示される情報を編集入力する際の操作の具体例を説明する図である。
【図31】第1のシールレイアウト選択画面の具体例を示す図である。
【図32】第2のシールレイアウト選択画面の具体例を示す図である。
【図33】印刷媒体の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体、4 撮影ブース、5 背景形成装置、9 プリント取出口、10 印刷中LED、11 印刷エラーLED、12 プリンタ、13 ディスプレイ、14 タッチペン、18a,18b,18c 照明ボックス、19 荷物置場、21 カメラ、22 モニタ、23,23a,23b,23c スピーカ、24 ライブモニタ、25 タイマ、26 コイン投入口、28 フロントドア、29 電源スイッチ、30 照明装置、34 スポットライト、35 フード、36 フィルタ、37 フィルタ巻取装置、40 背景板、41 巻取装置、42 カーテン、43 モータ、44 背景操作ボタン、45 フォトセンサ、46 サイン、51 操作ボタン、60 保護用領域、61 撮影用領域、62 モータ、63 ピニオン、64 ラック、65 カメラレンズ、100 入力装置、101 コンピュータ装置、102 制御部、103 電源制御部、104UPS、105 サービスパネル、107 コイン制御部。

Claims (14)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記被写体に対して、前記撮影のためのポーズをとる手順を段階的に提示して誘導する誘導手段とを備える、写真自動販売機。
  2. 前記誘導手段は、前記ポーズをとる手順を、段階的に静止画像または動画像で示した誘導画面を表示して誘導する、請求項1に記載の写真自動販売機。
  3. 前記撮影手段で取得される撮影画像を表示する第1の表示手段をさらに備え、
    前記誘導手段は、前記第1の表示手段に表示される撮影画像に、前記ポーズを表わした画像をオーバーラップ表示して誘導する、請求項1または2に記載の写真自動販売機。
  4. 前記誘導手段は、音声による誘導を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の写真自動販売機。
  5. 前記誘導手段は、前記ポーズの特徴部分を指定して誘導する、請求項1〜4のいずれかに記載の写真自動販売機。
  6. 前記被写体の人数を設定する人数設定手段をさらに備え、
    前記誘導手段は、前記被写体の人数に応じた前記ポーズを誘導する、請求項1〜5のいずれかに記載の写真自動販売機。
  7. 前記複数の被写体の関係を設定する関係設定手段をさらに備え、
    前記誘導手段は、前記複数の被写体の関係に応じた前記ポーズを誘導する、請求項1〜6のいずれかに記載の写真自動販売機。
  8. 前記誘導手段での前記ポーズの誘導と独立したタイミングで、前記撮影手段での撮影動作を制御する第1の制御手段をさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の写真自動販売機。
  9. 前記撮影手段での撮影動作を、前記誘導手段での前記ポーズの誘導と同期させて制御する第2の制御手段をさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の写真自動販売機。
  10. 前記誘導手段は、前記撮影手段における複数回の撮影動作のうちの所定回数の撮影動作において前記ポーズを誘導する、請求項1〜9のいずれかに記載の写真自動販売機。
  11. 前記被写体の目線を誘導する発光手段をさらに備え、
    前記発光手段は、前記誘導手段での前記ポーズの誘導に応じて発光して前記被写体の目線を誘導する、請求項1〜10のいずれかに記載の写真自動販売機。
  12. 前記発光手段の備えられる近傍に、前記撮影手段で取得される撮影画像を表示する第2の表示手段をさらに備える、請求項11に記載の写真自動販売機。
  13. 前記発光手段で前記被写体の目線を誘導した後、前記第2の表示手段において、前記被写体の次の動作を案内する、請求項12に記載の写真自動販売機。
  14. 被写体を撮影する撮影手段を含む写真自動販売機において、被写体に対して前記撮影のためのポーズを誘導する方法であって、前記撮影のためのポーズをとる手順を段階的に提示して誘導することを特徴とする、写真自動販売機におけるポーズ誘導方法。
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