JP2005070270A - 写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体 - Google Patents
写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 単純な機構で、背景のバリエーションを豊富に用意した写真自動販売機を提供する。
【解決手段】 写真自動販売機は、被写体であるユーザの背後に、切れ目なく続いた複数色からなる色彩、グラデーション、複数の図柄、複数の絵柄、複数の質感、複数の模様などが施された背景カーテン42を備え、背景カーテン42は、上下、または左右に移動可能に支持されている。撮影時に、ユーザは、所望する模様または色が撮影範囲に表示されているように、背景カーテン42を上下方向または左右方向に任意の位置に移動させる。
【選択図】 図3
【解決手段】 写真自動販売機は、被写体であるユーザの背後に、切れ目なく続いた複数色からなる色彩、グラデーション、複数の図柄、複数の絵柄、複数の質感、複数の模様などが施された背景カーテン42を備え、背景カーテン42は、上下、または左右に移動可能に支持されている。撮影時に、ユーザは、所望する模様または色が撮影範囲に表示されているように、背景カーテン42を上下方向または左右方向に任意の位置に移動させる。
【選択図】 図3
Description
この発明は写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体、特に、豊富なバリエーションの背景の中から所望の背景を用いて撮影可能な写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体に関する。
近年、ゲームセンター等の遊戯施設において、写真を撮影してシールプリント等にする写真自動販売機が数多く設置されている。このような写真自動販売機は、一般に、カメラ等により使用者(利用者)を含む被写体を撮影し、上記カメラで撮影された撮影画像を使用者に編集させ、上記編集された編集後画像をプリンタにより印刷し、シールプリントとして提供するものである。
これらの写真自動販売機には、被写体の撮影時の背景となる部分に、背景用にカーテンレールに懸下されている手引き式のカーテン、またはエンドレスベルト状や巻取り巻上げ式のカーテンが使用されている。
従来、カーテンは外部から、撮影ブース内で撮影している様子が見えないようにするための目隠し目的や、背後の風景が写らないようにする目的に使用されていたが、近年は、ユーザは多様な写真のできあがりを求める傾向にあるため、撮影ブースの後方に配置したカーテンまたはカーテンに色や模様を付加したり様々な素材の生地を利用し、多様な写真を撮影するために使われるようになっている。さらに、背景のカーテンは、手動式も多いが、近年は電動式で利用者の選択により自動で動くカーテンやロールカーテンなどが使用されることが増えてきた。
そのような写真自動販売機として、たとえば特許文献1には、手引き式のカーテンを備える自動写真撮影装置であって、該カーテンを撮影の際に背景または撮影用の小道具として表裏使用できる自動写真撮影装置が開示されている。
また、特許文献2には、ブック式のカーテンを備える自動写真撮影装置であって、本をめくるようにして背景を選択できる自動写真撮影装置が開示されている。
特開2002−311495号公報
特開2003−177462号公報
上述の特許文献1や特許文献2に開示されているように、写真自動販売機において、背景のバリエーションを増やすために複数のカーテンを用意する場合もあるが、バリエーションを増やすためにカーテンの数を増やすと、該カーテンに写真自動販売機内の多くのスペースが占有されてしまうという問題があった。
また、カーテンを複数用意した場合であっても、背景の種類は該カーテンの数に限定され、バリエーションが限られてしまうという問題はある。
また、カーテンが複数ある場合には、所望する背景を配備するためにカーテンの移動に手間がかかるという問題があった。
このような、状況を檻みて、電動のカーテンで複数の背景バリエーションを実現し、簡単に背景を操作できる写真自動販売機が登場し、これらの写真自動販売機では、複数の電動のカーテンが用いられたり、ロールスクリーンが用いられたりしている。
しかしながら、複数の電動のカーテンを備える場合には上述に述べたとおりの問題があり、また、ロールスクリーンを備える場合も巻取装置を増やしたり、背景装置の空間を広くとることによって背景のバリエーションを増やしたりしているため、装置が大型化する傾向があるという問題があった。
さらに、複数の複雑な装置が必要であるため、コストがかかるという問題や、装置が複雑な機構のため故障しやすいという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、単純な機構で、背景のバリエーションを豊富に用意した写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、写真自動販売機は、被写体を撮影する撮影手段と、被写体の背景に配備された背景画像が表わされた背景媒体を用いて、撮影時に被写体と共に撮影される背景を生成する背景生成手段とを備える写真自動販売機であって、背景生成手段は、連続的な背景画像が表わされた背景媒体の任意の位置を撮影時の背景として生成する。
また、背景媒体の高さ方向の辺と幅方向の辺との少なくとも一方の辺の長さは、撮影手段における撮影範囲の背景媒体の辺に対応する辺の長さよりも長いことが好ましい。
また、背景媒体に表わされる背景画像は、暫時的に変化する色彩と模様との少なくとも一方を含んで構成される画像であることが好ましい。
また、写真自動販売機は、背景媒体の被写体と反対方向から、背景媒体を照射する背景照明手段をさらに備えることが好ましい。
また、背景媒体と被写体との間に、背景媒体よりも透過性の高い第2の背景媒体が配備され、背景生成手段は、背景媒体に表わされる背景画像と第2の背景媒体に表わされる背景画像とを重ね合わせて撮影時の背景として生成することが好ましい。
また、背景媒体は環状に構成され、写真自動販売機は、環状の内側に、背景媒体を環状にたるみなく張った状態に支持する支持手段をさらに備え、背景生成手段は、背景媒体を支持手段を両端として環状に回転させて、背景媒体に表わされた連続的な背景画像の中から任意の位置を撮影時の背景として生成することが好ましい。
あるいは、写真自動販売機は、背景媒体をたるみなく張った状態に支持する略円柱棒状の支持手段と、背景媒体の両端のうちの少なくとも一方に、背景媒体を巻取る巻取手段とをさらに備え、背景生成手段は、背景媒体を両端のうちの一方から巻取手段で巻取ることで、背景媒体に表わされた連続的な背景画像の中から任意の位置を撮影時の背景として生成することが好ましい。
また、写真自動販売機は、背景媒体と被写体との間に、略透明の保護板を備えることが好ましい。
本発明の他の局面に従うと、写真自動販売機における写真撮影方法は、被写体を撮影する撮影手段と、被写体の背景に配備された背景画像が表わされた背景媒体を用いて、撮影時に被写体と共に撮影される背景を生成する背景生成手段とを備える写真自動販売機における写真撮影方法であって、撮影手段において被写体を撮影する撮影ステップと、撮影ステップで撮影実行時に、背景生成手段において、連続的な背景画像が表わされた背景媒体の任意の位置を撮影時の背景として生成する背景生成ステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、写真撮影プログラムは、被写体を撮影する撮影手段と、被写体の背景に配備された背景画像が表わされた背景媒体を用いて、撮影時に被写体と共に撮影される背景を生成する背景生成手段とを備える写真自動販売機における写真撮影をコンピュータに実行させるプログラムであって、撮影手段において被写体を撮影する撮影ステップと、撮影ステップで撮影実行時に、背景生成手段において、連続的な背景画像が表わされた背景媒体の任意の位置を撮影時の背景として生成する背景生成ステップとを実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、写真印刷媒体は、写真自動販売機において上述の写真撮影方法を実行する際に用いられる写真印刷媒体である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態にかかる写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。写真自動販売機は、大きく分けて撮影操作を行なう側の筐体1と、撮影後の画像に、いわゆる「落書き」や「お絵描き」と言われる、スタンプ画像やペンによる文字などの入力である編集操作を行なう側の筐体2とを対にして備えている。
撮影操作側の筐体1は、コンピュータ装置101や、制御部102(基盤)(共に図20参照)などの各種機器類を収めると共に、筐体1と共に撮影ブース3を形成するパネルとフレーム材と背景装置5とを含んで構成される。編集操作側の筐体2は、コンピュータ装置101や、制御部102(基盤)や、プリンタ12(共に図20参照)などの各種機器類を収めると共に、筐体2と共に編集ブース4を形成するフレーム材を含んで構成される。
このような写真自動販売機において、被写体であるユーザ6は、筐体1、パネル、フレーム材、および背景装置5にて構成される撮影スペースである撮影ブース3内に入り、筐体1に相対する向きで撮影プレイを行なう。また、本実施の形態においては、被写体がユーザ(人)であるものとして説明を行なうが、被写体はユーザに限定されず、その他の物体であってもかまわない。また、被写体であるユーザは、1人であってもよいし、複数であってもよい。
撮影プレイが終了すると、利用者であるユーザ6は、筐体2およびフレーム材で構成される編集スペースである編集ブース4内に移り、撮影した画像にいわゆる「落書き」や「お絵描き」と言われる、スタンプ画像やペンによる文字などの入力である編集プレイを行なう。
また、利用者であるユーザ6が撮影ブース3内に出入りできるように撮影ブース3の側面は開けられているが、順番待ちなどの他のユーザに撮影している場面を見られたくないなどのユーザ6の気持ちに配慮するため、また外部光を遮断するためなどの目的で、その側面にサイドカーテン39aが備えられている。なお、撮影ブース3への出入りが一方の側面のみである場合には、その側面にのみサイドカーテン39aが備えられる。また、両側面から出入りできる場合には、両側面にサイドカーテン39aが備えられていてもよい。ユーザは撮影を行なう際には、このサイドカーテン39aを開けて撮影ブース3に入り、撮影時はサイドカーテン39aを閉める。
また、編集ブース4も同様に、順番待ちなどの他のユーザに編集している場面を見られたくないなどのユーザ6の気持ちに配慮するため、また外部光を遮断するためなどの目的で、側面および背面にサイドカーテン39bが備えられている。
図2を用いて、本実施の形態にかかる写真自動販売機の撮影操作側の筐体1の構成について説明する。
図2を参照して、写真自動販売機の筐体1の正面には、蛍光灯やフラッシュ20などを内蔵し、被写体であるユーザ6の照明を行なうための照明部18a〜18c(これらを代表させて照明部18という)と、被写体であるユーザ6を撮影する撮影手段である1台のカメラ21、または複数のカメラ21a〜b(これらを代表させてカメラ21という)、およびカメラ21で撮影された画像を、リアルタイムに表示する複数のライブモニタ24a〜24d(これらを代表させてライブモニタ24という)を含んで構成される撮影部19と、デモ画面や、実行されるプレイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示すると共に、上下左右に選択肢の選択を移動させるカーソルボタン、当該選択を決定する決定ボタン、および当該決定をキャンセルするキャンセルボタンを含んで構成される操作ボタンを適宜画面表示し、該操作ボタンの画像領域に、ユーザが指などで触れることにより、ユーザからの操作を受付けるタッチボタンディスプレイ22と、デモンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、BGM、操作方法などのアナウンスを出力するスピーカ23a〜23bと、対価である硬貨を投入するためのコイン投入口26と、投入された不良硬貨等を排出するコイン返却口27と、前面のメンテナンスなどを行なうためのフロントドア28とが備えられる。
タッチボタンディスプレイ22は、画面表示のみのモニタであってもよく、その場合は別途、操作ボタンを設ける。
照明部18aおよび照明部18cには、図2に図示されるように、それぞれ側面から見ると筐体1の外側に凸の曲線状である乳白色のアクリル等からなる拡散板がその前面に配備され、照明部18bには、平板または略平板の乳白色のアクリル等からなる拡散板がその前面に配備される。照明部18aは上部に向っていくに従い前方に突出し、照明部18cは下部に向っていくに従い前方に突出し、照明部18bは照明部18aと照明部18cとの間に位置する構造となっている。
照明部18の光源としては、蛍光灯などの照明装置30やフラッシュ20が用いられ、上記光源を乳白色のアクリル等からなる拡散板で覆って光源から照射された光を拡散させて被写体に照射することが行なわれている。上記拡散板は、できるだけ面積を大きくして撮影用ブース3内をできるだけ均一に照明することが行なわれている。
照明部18内のフラッシュ20は、カメラ21のシャッタ動作に同期して発光する。
撮影部19に含まれるカメラ21は、一般にデジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタスピード、絞り値、露出補正、およびホワイトバランスなど)の変更や、撮影タイミングは、コンピュータ装置101(図20参照)から指示される。
さらに図2に示されるように、本実施の形態にかかる写真自動販売機において、撮影部19は複数のカメラ21a,21bと複数のライブモニタ24a〜24dとを含んで構成される。
ライブモニタ24は液晶ディスプレイから構成されて、カメラ21で撮像される画像をリアルタイムに表示する。
カメラ21で撮像された動画データは、カメラ21と接続する画像信号線または、画像信号分配器などの画像信号分配手段によって、画像信号が複数のライブモニタ24a〜24dに分配される。これにより、複数のライブモニタ24a〜24dにリアルタイムで同時に同じ画像信号が供給され、画面表示される。このような画像信号分配手段によって、後述の複数のライブモニタ24も、カメラ21で撮像される画像をそれぞれリアルタイムで同時に同じ画面表示を行なう機構となっている。
本実施の形態においては、図1および図2に示されるように、カメラ21は、上下に並置されているが、位置は問わない。但し、いずれか1台のカメラは被写体であるユーザ6の顔位置よりも上方になるようにすることが好ましい。このようにすることにより、1度の撮影プレイで2つの異なった角度からの画像が得られる。
写真自動販売機が複数のカメラ21a,21bを備える場合、どのカメラで撮影するかは、タッチボタンディスプレイ22画面上のカメラ選択画面においてユーザ6が所望のカメラを選択する。または、カメラ21の近傍に図示されない切換えボタンを設置し、切換えボタンを押下することによって、撮影するカメラ21が選択されてもよい。また、プログラムによって、自動的にどちらのカメラ21で撮影するか選択されてもよいし、両方のカメラで同時に撮影してもよい。
また、各カメラ21の近傍にパイロットランプ32などの通知手段を備えて、現在どのカメラで撮影を行なおうとしているかを、ユーザ6にわかりやすく通知する。音声などで、「上のカメラで撮影するよ」などと通知してもよい。
以上が筐体1の撮影部19の説明である。本実施の形態にかかる写真自動販売機の撮影部19がこのような形態であることにより、複数のユーザで撮影する際に、それぞれのユーザが、それぞれの位置する場所において、撮影により得られる画像を確認しやすくするようにでき、複数のカメラにより、1つの撮影プレイで複数の異なった角度の画像が得られる。また、上述の説明においては、複数のカメラとしてカメラ21a,21bの2台のカメラを備える場合が示されたが、言うまでもなく複数のカメラは2台に限定されず、2台以上であっても同様である。
さらに図2には示されないものの、筐体1の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファンや、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスなどの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口などが備えられていることが好ましい。なお、このようなファン31は、筐体1内部の熱を逃がす目的で備えられるものであるため、筐体1の上面に限定されず、熱を発生しやすい機器類の近傍などの他の場所に備えられても、また複数備えられてもかまわない。また、LANケーブル差込口が備えられる位置も、ケーブルの配線の取回しが容易な位置であれば筐体1の上面に限定されない。
次に、背景装置5の構成について説明する。背景装置5は、撮影ブース3内に撮影時にユーザ6の背面となる部分に配備され、ユーザ6の背後に背景画像が表わされる表示媒体である背景カーテン42を設置することで、撮影時の背景を形成する。
背景装置5に備えられる背景カーテン42の具体例を図3に示す。図3は、本実施の形態における撮影時に被写体の背景を形成する背景カーテン42の柄の形態の一例を表わす図である。
図3を参照して、背景カーテン42は、布、ビニール、スクリーンなどの曲折、巻取、あるいは折りたたみ可能な素材に、複数色からなる色彩、グラデーション、複数の図柄、複数の絵柄、複数の質感、複数の模様などが施されており、これらは連続性、暫時性を有している(これらの連続性のある、複数色からなる色彩、グラデーション、複数の図柄、複数の絵柄、複数の質感、複数の模様などのことを総じて以降は柄という)。このように、本発明にかかる背景カーテン42は、切れ目なく続いた柄の背景画像が表現されていることを特徴とする。
背景カーテン42は背景装置5において移動可能であって、背景カーテン42の移動する方向(以降、この方向を移動方向と称する:図3では上下方向)の長さは、カメラ21で撮影される撮影範囲の距離よりも長く形成される。
このように、連続性のある柄の背景カーテン42を移動させるようにすることにより、背景カーテン42は領域ごとに柄を区分されることなく、背景カーテン42のどの位置を撮影時の背景に用いても、不自然な柄が表示されることはない。つまり、背景カーテン42を移動させて、移動方向の任意の位置を撮影時の背景として用いることで、図4(a)および図4(b)に示されるように、1つの背景カーテン42で撮影時の背景を異ならせることが可能になる。
なお、背景カーテン42に表わされるグラデーションや連続性のある柄の方向は、移動方向に限定されず、図5(a)に示されるような縦方向、図5(b)に示されるような横方向、図5(c)に示されるような斜め方向、および図5(d)に示されるような同心円状など、いずれも問わない。つまり、背景カーテン42に表わされる柄は、移動方向に切れ目なく続いた柄ではなくても、どの位置を撮影の背景として用いても不自然な柄とならなければよい。このようにすることにより一連の背景画像のどの部分を撮影範囲に配置しても背景画像として成り立つため、背景画像に領域ごとに区分された画像を用いる場合とは異なり、少しずつ異なった多様な背景画像が得られる。
また、背景カーテン42の素材は上述の布、ビニール、スクリーンなどに限定するものではなく曲折、巻取り、または折りたたみ可能な媒体であればよい。また柄が連続しているのであれば、複数枚の媒体を繋ぎ合わせていても構わない。
次に、背景装置5における背景カーテン42の設置の形態について、複数の実施例を挙げて説明する。
第1の実施例として、背景装置5において背景カーテン42を懸下して設置する形態について説明する。
第1の実施例における背景カーテン42は、その上端部に装着された複数のカーテンランナーなどの移動部材に背景カーテン42上部に取付けたフックなどを係合させることで、写真自動販売機の天井面のカーテンレール41に懸下されている。第1の実施例における背景装置5では、ユーザ6の手引きで背景カーテン42が移動するものとする。しかしながら、背景カーテン42の移動動作はこれに限定されるものではなく、カーテンレールにモータを取付けランナーにワイヤなどを装着して駆動させるなど、電動で動作してもよい。
図6〜図8は、第1の実施例における背景装置5での背景カーテン42の設置方法の第1〜第3の具体例を表わす図であって、ユーザ6の背後に背景カーテン42が配備された状態を表わす図である。
図6に示される第1の具体例における背景装置5は、天井または上方に、その軌道がカメラ21の撮影方向に対して横向きに楕円状のカーテンレール41を備え、背景カーテン42を懸下する。カーテンレール41の軌道は、方円状、円状になっていても構わない。
また、図7に示される第2の具体例における背景装置5は、カメラ21の撮影方向に対して横向きにU型状のカーテンレール41を備え、背景カーテン42を懸下する。背景カーテン42は表裏に異なる柄が施されていることがより好ましい。このようにすることにより、さらに多様な背景画像が得られる。
また、図8に示される第3の具体例における背景装置5は、カメラ21の撮影方向に対して横向きに直線状のカーテンレール41を備え、背景カーテン42を懸下する。このとき、背景カーテン42は、その横幅がカーテンレール41の横幅の距離より長く形成されており、撮影時の背景とする部分はたるみなく背景位置に張られ、撮影時に背景とする部分以外の部分はアコーディオンカーテンのようにスムーズに折れて畳めて撮影範囲外に寄せられる。
上述の図6〜図8に具体例が示されるような第1の実施例における背景装置5では、背景カーテン42のうち撮影時の背景とする部分をカメラ21の撮影範囲内に移動させ、撮影時に背景とする部分以外の部分は撮影範囲外に移動させる。これらの移動は、上述のように、カーテンレール41に沿って背景カーテン42をユーザ6が手で引くこと、または電動でスムーズに行なわれる。上述のように背景カーテン42の柄に連続性があるため、第1の実施例のような背景装置5においで、撮影時に背景カーテン42のどの部分を背景としてユーザ6の背後に配置したとしても、不自然な柄にならず撮影が容易である。また、背後に配置する位置の違いで背景カーテン42の柄が異なるため、ユーザごとに個性のある背景を演出できる。さらに、背景カーテン42の連続的な柄のどの部分でも背景として用いることができるため、バリエーション豊かな背景をユーザに提供することができる。
なお、背景装置5には、背景カーテン42の撮影範囲内にある部分はしわやよじれのない平面状に張った状態になるような機構が備えられることがより好ましいが、限定するものではない。
次に、第2の実施例として、2個以上の支持部47で背景カーテン42を支持し移動させる形態について説明する。
第2の実施例における背景カーテン42の移動動作は、電動でモータを駆動させることによって行なわれるものとするが、これに限定されるものではなく、ユーザ6がハンドルを回す、背景カーテン42を直接引く、などの手動で行なわれても構わない。
図9は、第2の実施例における背景装置5での背景カーテン42の設置方法の具体例を表わす図であって、図9(a)は第2の実施例における背景装置5をユーザ6側から見た斜視図であり、図9(b)は背景装置5を横から見た側面図である。また、図9に示される背景装置5においては、背景カーテン42は上下方向に固定されて、その移動方向は上下方向であるものする。
図9(a)を参照して、第2の実施例における背景装置5は、背景画像が表わされる背景媒体である、エンドレスベルト状(環状)に構成された背景カーテン42と、背景装置5の上下の両端で背景カーテン42を支持し、輪転させる、回転する支持部47とを含んで構成され、背景カーテン42は上下方向に移動する。背景カーテン42は支持部47で背景装置5に固定される。回転をスムーズにするために両端の支持部47の少なくとも一方が背景カーテン42の移動方向に回転することが好ましい。
なお、図10に示されるように、背景カーテン42は左右方向に固定されて、その移動方向は左右方向であってもよい。この場合、背景装置5は、背景カーテン42を支持し、輪転させる支持部47を背景装置5の左右の両端に備え、左右方向に背景カーテン42に移動させる。支持部47は必要に応じて回転し、背景カーテン42を左方向または右方向に駆動させる。
なお、背景カーテン42を手で引張ることによって移動させる場合や、支持部47以外の駆動装置を用いて移動させる場合などには、支持部47は回転しなくても構わない。このような場合、支持部47は回転せず、背景カーテン42のみ移動すればよい。さらに、このような場合に、背景カーテン42を支持部47でスムーズに輪転させるために、図11に示されるように、支持部47に摩擦体50を備えることがより好ましい。
上述の図9または図10に具体例が示されるような第2の実施例における背景装置5では、2個以上の支持部47で背景カーテン42を支持しつつ移動させるため、背景カーテン42のしわやよじれの発生を防ぐことができ、撮影画像にしわやよじれが写り込むことを防止できる。また、電動で背景カーテン42を移動させる場合であっても、装置を複雑化および大型化することなく形成できる。また、第1の実施例と同様、背景カーテン42の柄に連続性があるため、どの部分でも背景として用いることができ、バリエーション豊かな背景をユーザに提供することができる。
次に、第3の実施例として、巻取装置を用いた形態について説明する。
第3の実施例における背景カーテン42の移動動作は、第2の実施例と同様に、電動でモータを駆動させることによって行なわれるものとするが、これに限定されるものではなく、ユーザ6がハンドルを回す、背景カーテン42を直接手引く、などの手動で行なわれても構わない。
図12は、第3の実施例における背景装置5での背景カーテン42の設置方法の具体例を表わす図であって、図12(a)は第3の実施の形態における背景装置5をユーザ6側から見た斜視図であり、図12(b)は背景装置5を横から見た側面図である。また、図12に示される背景装置5においては、背景カーテン42は上下方向に固定されて、その移動方向は上下方向であるものする。
図12(a)を参照して、第3の実施例における背景装置5は、背景画像が表わされる背景媒体である背景カーテン42と、背景カーテン42を巻取る装置である巻取装置48a,48b(これらを代表させて巻取装置48という)とを含んで構成され、背景カーテン42は、巻取装置48で背景装置5に固定される。
上側の巻取装置48aは、背景カーテン42を上方向に巻取り、巻取った背景カーテン42を収納する。下側の巻取装置48bは背景カーテン42を上方向に繰出す。この動作によって、背景カーテン42は上方向に移動する。逆に、下側の巻取装置48bが下方向に背景カーテン42を巻取り、巻取った背景カーテン42を収納する。上側の巻取装置48aは背景カーテン42を下方向に繰出す。この動作によって、背景カーテン42は下方向に移動する。
なお、図13に示されるように、背景カーテン42は左右方向に固定されて、その移動方向は左右方向であってもよい。この場合、背景装置5は、背景カーテン42を支持し、巻取る巻取装置48を背景装置5の左右の両端に備え、左右方向に背景カーテン42に移動させる。巻取装置48は必要に応じて背景カーテン42を巻取りおよび繰出しし、背景カーテン42を左方向または右方向に駆動させる。
さらに第3の実施例にかかる背景装置5には、図14(a)に示されるように、巻取装置48以外の背景カーテン42を支持する支持部が備えられていてもよいし、図14(b)に示されるように、2つの巻取装置48間にベルトをかけて1つのモータ43で2つの巻取装置48を動作させるような機構が備えられていてもよい。
背景装置5を、図12〜図14に第3の実施例として示される構成にすることでも、2つの巻取装置48または支持部で背景カーテン42を支持しつつ移動させるため、背景カーテン42のしわやよじれの発生を防ぐことができ、撮影画像にしわやよじれが写り込むことを防止できる。また、電動で背景カーテン42を移動させる場合であっても、装置を複雑化および大型化することなく形成できる。また、第1の実施例と同様、背景カーテン42の柄に連続性があるため、どの部分でも背景として用いることができ、バリエーション豊かな背景をユーザに提供することができる。
なお、背景装置5が、電動やハンドル式で背景カーテン42を移動させ、ユーザ6が直接背景カーテン42に触れることなく背景カーテン42を移動させる場合、図15に示されるように、背景装置5は、撮影方向より見て最前面、すなわちユーザ6に最も近い位置に保護板40を備える。図15(a)は、背景装置5を横からみた側面図であり、図15(b)は背景装置5をユーザ6側から見た斜視図であって、図15(a)においては左側、図15(b)においては手前側に保護板40が備えられる。
保護板40はアクリル等の無色透明または半透明な板であり、背景装置5の内部に備えられる背景カーテン42が、保護板40の外側より視認できる。また保護板40は背景装置5に上下部共に固定され、ユーザ6が、写真自動販売機を利用する際に背景カーテン42、支持部47、およびモータ43などに直接触れることを防止する隔離手段である。背景装置5がこのような隔離手段である保護板40を備えることで、ユーザ6自身や衣服が背景カーテン42や支持部47やモータ43の駆動に巻込まれる等のトラブルを確実に防止することができ、安全性を確保することができる。また、背景カーテン42の汚れや破損を防止することもできる。
また、図示しないが、保護板40を背景装置5の撮影側から見て最も後方、すなわち外部に面している面にも備えてもよい。このようにすることで、当該写真自動販売機の外部からも背景カーテン42を視認することができる。外部に面している面は通常、写真自動販売機の商品名やロゴマークや宣伝等を表示する面である。商品名やロゴマークなどの表示媒体を、無色透明あるいは半透明な保護板40に貼付けたり、組込むことにより、商品名やロゴマークや宣伝等の背景となる部分の絵柄や色彩などが、背景カーテン42の動作に伴って変化するため、写真自動販売機外部から人目を引くことができる。
また、上述のように保護板40を背景装置5の撮影側から見て最も後方、すなわち外部に面している面に備える場合、全面が無色透明または半透明な板ではなく、ロゴマークなどの特定の形状だけ型抜きされて前記特定の形状のみ透明である板を用いてもよい。このことにより、前記特定の形状から内部の可動である背景カーテン42を視認することができ、背景カーテン42の動作に伴って前記特定の形状の中の絵柄や色彩などが変化するため、同様に人目を引くことができる。
また、背景装置5には、図16に示されるように、ユーザ6側の反対側である背景カーテン42の背後から、背景カーテン42をユーザ6側に向かって照射する蛍光灯などの背景用照明49が備えられる。このようにすることにより、背景カーテン42を明るくはっきりと見せることができる。なお、背景装置5の構成が図6〜図8に示された上述の第1の実施例に挙げられた構成である場合には、背景カーテン42の背後からユーザ6側に向かって照射することが困難なため、背景用照明49は、図17に示されるように、カーテンレール41に囲まれた内部の上方あるいは下方に設置され、背景カーテン42を下向きあるいは上向きに照射することが好ましい。
さらに、背景装置5に配備される背景カーテン42の数は上述の具体例に限定されるものではなく、複数あってもよい。たとえば、図18に示されるように、背景装置5には、ユーザ6に対して前方に備えられる、透明、または半透明で図柄を施された背景カーテン42aと、後方に備えられる、グラデーションを施された背景カーテン42bとが配備され、背景カーテン42a,42bは個々に独立して移動可能としてもよい。この場合、ユーザ6に対して後方に備えられる背景カーテン42bの背後には、白色等、背景カーテン42bに施された色彩と干渉しない色彩が施されていることが好ましい。このようにすることで、上述の背景カーテン42aと背景カーテン42bとによる色彩と柄の組合せで、さらに背景画像のバリエーションは豊かになる。
なお、背景カーテン42の設置形態は上述の実施の形態に限定されるものでなく、任意の位置に配置可能であり、背景カーテン42を、任意のどの箇所で停止させておいても、不自然な柄にならなければよい。
本実施の形態における写真自動販売機が、連続性のある柄の背景カーテン42(背景媒体)を含む背景装置5を備えることで、バリエーション豊かな背景を得ることができる。このため、ユーザの要望を満たす、多様性のある写真を提供することができる。さらに、装置を大型化したり、複雑な装置を使用する必要もなく、バリエーションが豊かな背景を得ることができるため、コストダウンできる。
次に、図19を用いて、本実施の形態にかかる写真自動販売機の編集操作側の筐体2の構成について説明する。図19は、写真自動販売機を筐体2を正面(編集操作を行なう面)から見たときの外観の具体例を示す図である。
図19を参照して、写真自動販売機の筐体2は、画像の編集を受付ける編集筐体7とプリンタ12やコンピュータ装置101を格納する印刷筐体8とに分かれる。編集筐体7と印刷筐体8とは組み合わせて用いられ、任意に配置可能であって、設置者の意図やスペースの都合によって自由に配置できる。また、印刷筐体8の上部分はユーザ6の荷物置場などに使用できる。荷物を盗まれないように、防犯対策のためのネットなども同時に設置できるとよい。このように任意に配置可能とするために、編集筐体7および印刷筐体8の側面および/または背面には、配線可能な扉を備えることが好ましい。
さらに筐体2の正面には、撮影により得られた画像を表示し、画像の編集を受付ける操作ディスプレイ13と、画像入力を行なうためのタッチペン14と、ユーザに対し音楽や操作方法の説明などを音声で出力するスピーカ23cとが備えられる。
操作ディスプレイ13は撮影後の画像を表示する。また、操作ディスプレイ13とタッチペン14とは対となって入力装置を構成し、ユーザ6より、撮影により得られた画像に対してタッチペン14を用いた編集入力(いわゆるお絵描き)を受付ける。
タッチペン14は、ペン形状の入力装置であって、操作ディスプレイ13にタッチすることで、背景、スタンプ、およびフレームなどの画像や文字の入力、または/および使用する項目(ボタン)の選択、操作の選択などの入力をすることができる。タッチペン14は、写真自動販売機に1本備えられていてもよいし、複数備えられて同時に複数のユーザからの入力操作を可能にしてもよい。
また、図19を参照して、写真自動販売機の印刷筐体8には、箱型の形状を奏したプリント取出口9が備えられる。印刷筐体8の内部にはプリンタ12が備えられ、プリンタ12でプリントされた写真は排出され、ここに落とされる。
プリント取出口9は、そこに落とされた写真が、ユーザが手にするまで地面に落ちない等の作用を奏するものであればその形状は限定されない。たとえば、印刷筐体8の内部方向に窪んだ箱状の空間と印刷筐体8の側面に沿う方向に取付けられた蓋とで形成されていてもよい。なお、プリント取出口9付近には、印刷中LED(Light Emitting Diode)10および印刷エラーLED11が備えられ、それらが点灯あるいは点滅することによって、印刷中、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰り、メカニカルエラーなどのエラーが発生していることを通知する。
プリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、本実施の形態においては、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、上に示す他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
次に、図20に、本実施の形態にかかる写真自動販売機の機能構成の具体例を示し、その機能について説明する。
図20を参照して、本実施の形態にかかる写真自動販売機は、撮影側の装置と編集側の装置とに構成が分かれ、それぞれが独立し、かつ連携して機能しており、撮影側の装置を動作させるためのコンピュータ装置である撮影側コンピュータ装置101aと、編集側の装置を動作させるためのコンピュータ装置である編集側コンピュータ装置101b(コンピュータ装置101a,101bを代表させてコンピュータ装置101と称する)とを備えて構成される。上記撮影側コンピュータ装置101aと編集側コンピュータ装置101bとは、直接あるいはネットワークハブ(図示せず)等を介してLAN(Local Area Network)ケーブルなどにより、データ転送可能に接続されている。
撮影側コンピュータ装置101aおよび編集側コンピュータ装置101bは各々、各種機器の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像、撮影画像に対して入力した編集用画像、およびその他の各種画像などを記憶する記憶装置と、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部とを含んで構成されている。コンピュータ装置は、上述のような機能を備えているもの、たとえばコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ)、ボードコンピュータなど、その形態は問わない。
撮影側コンピュータ装置101aおよび編集側コンピュータ装置101bは、各々撮影側の動作を制御するプログラムおよび編集側の動作を制御するプログラムをそれぞれの記憶装置に記録し、それぞれのプログラムを読出して実行することで、後述の撮影側の装置および編集側の装置を制御する。このようにすることにより、撮影側および編集側のそれぞれで並列にプレイをすることが可能になる。
さらに、本写真自動販売機は、外部からの電源の供給を入断する電源スイッチ29と写真自動販売機内部に備わる各種機器に電源を供給する電源制御部103とを備える。電源制御部103は、外部から入力される電源電圧を安定させ各種機器に供給し、また、各種機器に必要な電圧に変換する制御を行なう。図20では、電源制御部103は、照明装置30、熱対策のためのファン31、およびUPS(Uninterrupted Power Supply)104に接続されているが、その他電源を必要とするカメラ21、プリンタ12などにも、もちろん全てこの電源制御部103またはUPS104より電源を供給している。
しかし、電源はいつでも安定的に供給されるわけではなく、停電などの突発的な電源切断が発生することもある。急な電源切断はコンピュータ装置101などの動作を不安定にさせ、故障の原因となり得る。このような状況に対応するため、UPS104を設置している。電源が切断されても、しばらくはUPS104が電源をバックアップし、撮影側コンピュータ装置101a、編集側コンピュータ装置101bなどに停電信号を送信する。その間に、撮影側コンピュータ装置101aおよび編集側コンピュータ装置101bはプログラムの終了の手続きを行ない、プログラムを正常に終了させる。ここでは図示していないが、電源を必要とする撮影側制御部102a、編集側制御部102bや、その他の装置などにもUPS104は停電時に電源を供給する。
電源スイッチ29が押され、写真自動販売機に電源プラグより電源が投入されると、撮影側コンピュータ装置101aおよび編集側コンピュータ装置101bの電源が投入され、各記憶装置に記憶されているプログラムが自動で起動されて、写真自動販売機が動作可能な状態となる。
さらに図20を参照して、撮影側の各装置の機能について説明する。
撮影側の撮影側コンピュータ装置101aは、タッチボタンディスプレイ22、カメラ21、撮影側制御部102a、編集側コンピュータ装置101b、およびUPS104と接続される。
タッチボタンディスプレイ22は、ディスプレイにタッチパネルを積層し、デモ画面や、実行されるプレイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示すると共に、上下左右に選択肢の選択を移動させるカーソルボタンと、当該選択を決定する決定ボタンと、当該決定をキャンセルするキャンセルボタンとを含んで構成される操作ボタンや選択ボタンを適宜画面表示し、該操作ボタンや選択ボタンの画像領域に、ユーザが指などで触れることにより、ユーザからの操作を受付ける。
なお、本実施の形態のように、タッチボタンディスプレイ22は、デモ画面や、実行されるプレイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示するのみのディスプレイであってもよい。この場合、切換ボタン、決定ボタン、およびキャンセルボタンなどを含んで構成された操作部をさらに設け、該操作部においてユーザ6からの入力を受付ける。また、タッチボタンディスプレイ22に替えて、タッチペンでの入力受付け可能なタブレットディスプレイを備えてもよい。
撮影側コンピュータ装置101aと接続される被写体を撮影するカメラ21は、さらに、分配器33を介してライブモニタ24、およびフラッシュ制御部106と接続される。
カメラ21は被写体を撮像して画像を取込み、動画データを画像信号として分配器33に対して出力する。さらに、分配器33は、カメラ21から入力された画像信号を複数のライブモニタ24に対して出力する。複数のライブモニタ24は、分配器33から入力された画像信号に基づいて、カメラ21で撮像された動画を同時に表示する。
また、カメラ21は、撮影側コンピュータ装置101aからUSB(UniversalSerial Bus)ケーブルなどの電気信号を送信可能なケーブルを介して、シャッタ動作の指示を受取る。撮影側コンピュータ装置101aからシャッタ動作の指示を受取ると、カメラ21は被写体を撮像し、被写体の画像(静止画)を得る。撮像した静止画像データは、必要に応じて、撮影側コンピュータ装置101a内部の記憶装置に保存するために、カメラ21より取出される。撮影側コンピュータ装置101aは、記憶装置に保存した該静止画像データを、必要に応じて、LANケーブルなどを介して編集側コンピュータ装置101bに対して出力する。
また、カメラ21は、撮影側コンピュータ装置101aからシャッタ動作の指示を受取ると、同時に、フラッシュ制御部106に対して信号を出力する。フラッシュ制御部106は、カメラ21から信号を受取り、カメラ21のシャッタ動作タイミングに同期してフラッシュ20に対して制御信号を出力してフラッシュ20を発光させる。これは、一般にX接点と呼ばれる同期方法であって、その詳細についてはここでの説明を行なわない。
撮影側コンピュータ装置101aと接続される撮影側制御部102aは、撮影側サービスパネル105a、撮影側スピーカ23a、およびコイン制御部107とさらに接続される。また、上述のように、背景装置5において撮影側コンピュータ装置101aで制御されることによって背景が形成される場合には、背景カーテン42を移動させる支持部47や巻取装置48(図示せず)とさらに接続される。
撮影側サービスパネル105aは、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、撮影側スピーカから出力する音声のボリュームを調整する音量調節つまみ、撮影側テストモードを行なうためのテストボタン、および対価を受付けなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、写真自動販売機の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。このため上記撮影側サービスパネル105aは、ユーザが容易に操作することができないように、本装置の筐体内部に設置される。
撮影側サービスパネル105aは、テストボタンまたは/およびサービスボタンが押下されたことを示す信号を撮影側制御部102aに対して出力する。逆に、撮影側制御部102aから制御信号を受取り、コインカウンタ、プリントカウンタを動作させる(たとえばカウンタを1インクリメントする)。また、撮影側サービスパネル105aは、音量調節つまみで調整された音量信号を撮影側制御部102aに対して出力する。撮影側制御部102aは、撮影側コンピュータ装置101aから受取った音声信号を、該音量信号に基づいた音量で撮影側スピーカ23aから出力させる。
コイン制御部107は、コイン投入口26に投入されたコインの正当性を検出し、コインが投入されたことを示す信号を撮影側制御部102aに対して出力する。また、コイン制御部107は撮影側制御部102から制御信号を受取り、該制御信号に基づいてコインの投入を受付けないようにするためにコイン投入口26をブロックしたり、投入されたコインをコイン返却口27に排出したりするように制御する。さらに、本装置がコイン投入口26に替わる対価の受付機能を備える場合は(たとえば、電子的に対価を受付ける読取装置など)、コイン制御部107は、上述の対価の受付機能により受付けた対価の正当性を検出して、対価を受付けたことを示す信号を撮影側制御部102aに対して出力する。
撮影側制御部102aは、コイン制御部107から対価を受付けたことを示す信号を受取ると、撮影プレイの開始を指示する指示信号を撮影側コンピュータ装置101aに対して出力する。撮影側コンピュータ装置101aは、撮影側制御部102aから指示信号を受付けて、プレイの開始などの所定の処理を実行する。
また、図20を参照して、編集側の各装置の機能について説明する。
編集側の編集側コンピュータ装置101bは、タッチペン14の入力を受付ける操作ディスプレイ13、プリンタ12、編集側制御部102b、撮影側コンピュータ装置101a、およびUPS104と接続される。
操作ディスプレイ13は、撮影側コンピュータ装置101aから受取ったカメラ21で撮影された画像や編集画面など必要な表示データと共に表示内容に関する指示信号を編集側コンピュータ装置101bから受取り、それらの表示データを該指示信号に基づいて出力し表示する。また、操作ディスプレイ13は、タッチペン14からの入力を受付ける。つまり、操作ディスプレイ13は、タッチペン14でタッチされた位置を検出して検出された位置に応じた指示信号を編集側コンピュータ装置101bに対して出力する。
編集側コンピュータ装置101bは、操作ディスプレイ13から指示信号を受取り、必要に応じて、該指示信号に基づいて画像データに対する画像処理等を実行する。そして、印刷用画像データを生成し、プリンタ12に対して出力する。
プリンタ12は、編集側コンピュータ装置101bから受取った印刷用画像を紙やシールなどの印刷媒体に印刷すると共に、当該プリンタ12の状態を編集側コンピュータ装置101bに通知する。編集側コンピュータ装置101bは、プリンタ12から通知された該プリンタ12の状態に応じて、編集側制御部102bに対して信号を出力する。
編集側コンピュータ装置101bと接続される編集側制御部102bは、編集側サービスパネル105b、編集側スピーカ23b、印刷中LED10、および印刷エラーLED11とさらに接続される。
編集側制御部102bは、編集側コンピュータ装置101bから受取ったプリンタ12の状態に応じた信号に基づいて、印刷中LED10または印刷エラーLED11を、点灯または点滅させる制御を行なう。
編集側サービスパネル105bは、編集側スピーカ23bから出力する音声のボリュームを調整する音量調節つまみ、編集側テストモードを行なうためのテストボタン等を備えるパネルであって、当該本装置の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。このため上記編集側サービスパネル105bは、ユーザが容易に動作することができないように装置内部に設置される。上記編集側サービスパネル105bは、テストボタンが押下されたことを示す信号を編集側制御部102bに対して出力する。また、編集側サービスパネル105bは、音量調節つまみで調整された音量信号を編集側制御部102bに対して出力する。編集側制御部102bは、編集側コンピュータ装置101bから受取った音声信号を、該音量信号に基づいた音量で編集側スピーカ23cから出力させる。
なお、本実施の形態にかかる写真自動販売機は、図20に示されるように、2台のコンピュータ装置101を含んで構成され、以降に説明する処理はすべて撮影側コンピュータ装置101aおよび編集側コンピュータ装置101bのCPUがそれぞれのプログラムを実行することで行なわれるものとするが、写真自動販売機に含まれるコンピュータ装置101の数は2台に限定されず、撮影側の処理および編集側の処理を1台のコンピュータ装置101で制御してもよいし、2台以上のコンピュータ装置101で処理を適宜分散して制御してもよい。
次に、図21および図22のフローチャートを用いて、本実施の形態における写真自動販売機での処理について説明する。図21のフローチャートに示される処理は、主に写真自動販売機の撮影操作側での操作に応じて行なわれる処理であって、図22のフローチャートに示される処理は、写真自動販売機の編集操作側での操作に応じて行なわれる処理である。これらの処理は、コンピュータ装置101のCPUが、記憶装置に記憶される各々のプログラム(撮影操作側のプログラムと編集操作側のプログラムと)をメモリに読出して並列的に実行することによって、並列的に行なわれる。
始めに、図21を用いて、主に写真自動販売機の撮影操作側での操作に応じた処理について説明する。
まず、電源スイッチ29が投入されると、各種装置の電源が投入される。電源の投入時が初回の工場出荷時である場合には(S100でYES)、コンピュータ装置101の記憶装置に格納された筐体の起動をチェックするプログラムが自動的に起動して起動チェックモードに移行する(S110)。ステップS110では、コンピュータ装置101のCPUは筐体の起動をチェックするプログラムを実行することで、始めに筐体の各種装置が正常に接続されて正常に作動しているかなどの動作をチェックし、初期化が必要な装置に対しては初期化を実行する。
ステップS110でこのような起動チェックを実行することで、組立時の不備を容易にチェックでき、不具合箇所を素早く設置者に報知することができる。このため、ユーザに最適な環境で満足のいく写真を提供することができる。
電源の投入時が初回の工場出荷時でない場合、および/または筐体の起動チェック終了後は(S100でNO)、撮影操作側のタッチボタンディスプレイ22には当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモが表示され(S105)、編集操作側の操作ディスプレイ13には撮影を先に行なう旨の待機画面が表示される(図22のS200)。同時に音声をスピーカ23から出力する。
タイトルデモが表示されている状態で、サービスパネル105において、テストボタンが押下されたことを検出すると(S115でYES)、当該写真自動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードを起動し、種々の設定を受付ける(S120)。
テストモードは、写真自動販売機の設置者が写真自動販売機を操作するためのモードであり、このモードにおいては当該写真自動販売機の利用状況(たとえばコイン投入数など)の確認や、カメラ21、プリンタ12など周辺機器の調整ができる。
一方、デモ画面が表示されている時にユーザ6より所定の必要な枚数のコインの投入など対価を受付けると、コイン検出部107は対価の受付けを検出する(S125)。撮影側制御部102aはコイン検出部107から検出信号を受信し、記憶装置に記憶された所定の画像データおよびサウンドデータを読出す。読出された画像データおよびサウンドデータは、グラフィックI/F回路(図示せず)およびサウンドI/F回路(図示せず)に送信される。そしてタッチボタンディスプレイ22からの表示およびスピーカ23からの音声によって、ユーザ6に適宜、各種のガイダンスなどの指示が出力され、ユーザ6に撮影方法の案内をする。
続いて撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、撮影人数選択画面をタッチボタンディスプレイ22に表示し、ユーザ6から被写体に関する情報として、被写体の状況である撮影人数の選択を受付ける(S130)。撮影人数選択画面においては撮影するユーザの人数が「2人以下」、「3人」、および「4人以上」などと選択可能に提示される。ステップS130でユーザ6は、撮影人数選択画面に沿ってタッチボタンディスプレイ22の画面上の該当する選択領域をタッチして決定する。
撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、タッチボタンディスプレイ22から受取った信号に基づいて照明部18に対して制御信号を出力し、撮影する人数に応じて照明の設定を変更する。このため、撮影する人数に応じて好適な、より美しい撮影が実現できる。また、ここで受付けたユーザの撮影人数を記憶装置に記憶し、後に説明するシール分割のレイアウトを選択するときの画面表示や編集用画像やポーズ指定もこのとき入力した人数に対応して変更することが好ましい。
なお、上述の撮影人数選択画面の具体例においては人数の選択肢を「2人以下」、「3人」、および「4人以上」としているが、選択肢のバリエーションはこれに限定されるものではない。また、直接人数を入力する形態にしてもよい。
さらに、ステップS130で入力する利用者に関する情報は撮影人数に限定されず、好みの画質、髪の色、服装のタイプ、肌の色、撮影したいシチュエーション、および男女比などの情報であってもよい。そして、これらの情報に基づいて、同様に照明の設定などが変更されることが好ましい。たとえば、ステップS130で入力する利用者に関する情報が髪の色に関する情報ならば、ステップS130では選択画面として「黒髪キレイに」「明るい髪色キレイに」「みんなの髪色をキレイに」などの選択項目が提示された選択画面を表示する。そして、ユーザ6が選択した項目に対応させてカメラや照明の設定を変更し、それぞれのユーザの髪色にあった撮影を実現することが好ましい。
ステップS130での撮影人数の選択操作は規定時間内で行なうように予め設定されており、操作可能な残り時間もまた撮影人数選択画面に表示される。そして残り時間がなくなると現在選択されている選択肢が決定され、自動的に次の処理へ進む。以降の説明においても、特に説明しない限り、残り時間の表示は同様のものである。
続いて撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、画質モード選択画面をタッチボタンディスプレイ22に表示し、ユーザ6から写真の画質モードの選択を受付ける(S135)。画質モード選択画面において、画質モードとしては、たとえば、「くっきりモード」や「ふんわりモード」などが選択可能に提示される。ステップS135でユーザ6は、タッチボタンディスプレイ22の画面上の所望の画質モードの選択領域をタッチして決定する。
具体的には、上述の「くっきりモード」である画質モードは、輪郭や目元などがくっきりシャープに写るようにコントラストを強く設定されたモードで、顔立ちや化粧などをはっきりと強調したような写りが実現できる。また「ふんわりモード」である画質モードは、輪郭などが比較的ぼんやりとはっきり写らないようにコントラストを弱く設定されたモードで、柔らかく暖かい雰囲気の写りが実現できる。
さらに、画質モード選択画面においては、各々の画質モードは実際にどのような画質で写るのかを説明するために、タッチボタンディスプレイ22に実際に各々の画質モードで写った画像を表示し、言葉で表現することが好ましい。なお、表示される画像は、予め記憶装置に格納されている当該画質モードを表わすサンプル画像であってもよいし、カメラ21から取込まれる実際の撮影画像をリアルタイムに当該画質モードで表示する画像であってもよい。
さらに、ステップS135での画質の選択は1回のプレイにおけるすべての撮影についての画質の選択であってもよいし、各撮影についての画質の選択であって1回撮影するごとに行なってもよい。画質の選択を各撮影についての選択とすることにより、1回のプレイで違った画質の写真を得ることができ、ユーザの満足度が向上する。
撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、タッチボタンディスプレイ22から受取った信号に基づいて制御部102に対して制御信号を出力し、選択された画質モードに応じてカメラ21の設定を変更する。
背景装置5において撮影側コンピュータ装置101aで制御されることによって背景が形成される場合には、続いて撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、背景色選択画面をタッチボタンディスプレイ22に表示し、ユーザ6から写真の背景色の選択を受付ける(S140)。
以下に、ステップS140での、背景装置5において背景カーテン42を移動させてユーザ6の所望の背景を形成する方法について説明する。ここでは、背景装置5の構成が支持部によって背景カーテン42を輪転させて背景を形成する上述の第2の実施例に挙げられる構成であるものとして説明をするが、背景装置5の構成はこの構成に限定されるものではない。
ステップS140でタッチパネルディスプレイ22に表示される背景選択画面の具体例を図23に示す。背景選択画面には、背景カーテン42に表わされるすべての柄を撮影範囲を示す枠と共に選択可能に表示する領域と、選択用のボタンを表示する領域とが含まれる。ステップS140でユーザ6は、図24に示されるように、該選択画面において、タッチパネルディスプレイ22上のボタンを用いて表示される背景カーテン42に表わされる柄を上下に移動させて調整し、所望の柄が枠内に位置するように設定する。
撮影側制御部102aは、タッチパネルディスプレイ22から上または下へスクロールする旨の信号を受付けると、背景カーテン42の支持部47に回転動作をさせるための指示信号を出力し、所定の距離だけ背景カーテン42をスクロールさせる。または、信号を受付けている間中、つまりタッチパネルディスプレイ22上のボタンが押されている時間中、支持部47を制御して背景カーテン42をスクロールさせ、ユーザ6の好みの位置で背景カーテン42の移動を停止させることができるようにしてもよい。
なお、ステップS140での背景カーテン42の設定もまた予め設定されている所定時間内に行なうものであって、所定時間内に行なわれない場合、または選択操作が行なわれない場合には、デフォルトとして自動的に設定されるものとする。
また、ステップS140においてユーザ6の選択を受付けずに、撮影プレイ実行中には自動的に背景カーテン42が動くようにしてもよい。このようにすることにより、数回の撮影を行なった結果すべての背景が異なる写真を得ることができる。または、背景カーテン42の最初の位置だけユーザ所望の位置を選択でき、後は自動で動くようにしてもよい。
なお、このように、背景選択画面で選択することでユーザ6の所望する位置に背景カーテン42を移動させる場合には、背景装置5は図示されないフォトセンサをさらに備えて、背景カーテン42の基準となる位置にはフォトセンサで検知されるサインを備えることが好ましい。フォトセンサがサインを読取ることによって、背景カーテン42の基準となる位置を検出して撮影側制御部102aに信号を送る。撮影側制御部102aはその信号に基づいて背景カーテン42が選択された位置になるように支持部47を駆動させるための制御信号を出力する。
なお、背景装置5において背景カーテン42を移動させてユーザ6の所望の背景を形成するための操作は、タッチパネルディスプレイ22での操作に限定されず、写真自動販売機が操作ボタンを備える場合には、該操作ボタンを用いて上下に移動させて背景カーテン42の位置を調整してもよい。
また、背景装置5が操作ボタンを備える場合には、該操作ボタンを用いて上下に移動させて背景カーテン42の位置を調整してもよい。
図25は、背景装置5をユーザ6側の前面(撮影ブース4側)から見た具体例を示す図である。図25に示されるように、背景装置5はその前面に背景操作ボタン44a〜44b(これらを代表させてボタン44という)を備え、ユーザ6から、写真の背景として所望する背景カーテン42の位置の選択を受付けてもよい。より具体的には、ボタン44a,44bは、背景カーテン42に施される模様を背景カーテン42aを上下にスクロールすることで選択操作するボタンである。すなわち、ユーザ6は、背景操作ボタン44を操作することで、背景カーテン42の任意の位置で背景画像を選択することできる。
なお、ユーザ6が背景カーテン42を選択操作するボタン44はボタン形態に限定されず回転ハンドルのような形態でもよい。この場合、写真自動販売機にさらにオルゴールなどを備え、ハンドルを回すと背景カーテン42の操作と共にオルゴールが鳴るような仕組みにするとユーザに独特の雰囲気を感じさせることができ、効果的である。
このような操作で背景カーテン42を移動させてユーザ6が所望する背景を形成する場合、操作ボタンからの操作信号を撮影側制御部102aが受取って、該信号に基づいて支持部47を制御してもよいし、コンピュータ制御によらず、機械的な制御で支持部47が動作してもよい。さらには、ユーザ6が直接背景カーテン42を手で動かすことで所望する背景が形成されてもよい。つまり、背景カーテン42を移動させてユーザ6が所望する背景を形成する方法は、上述の方法に限定されるものではなく、背景カーテン42が動作し、撮影範囲の背景画像が変化するのであれば、どのような形態でも構わない。
ステップS130〜ステップS140で撮影人数と画質モードと背景とが決定すると、被写体であるユーザ6をカメラ21で撮影する処理(S150)に移行する
ユーザ6の所定の選択が終わったら、撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、所定のタイミングで、自動的にシャッタ動作を指示する。シャッタタイミングは、「3,2,1」や「はい、チー、ズ」などの音声出力などで指示される。このようにして被写体をカメラ21で撮影する処理が実行される(S150)。
ユーザ6の所定の選択が終わったら、撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、所定のタイミングで、自動的にシャッタ動作を指示する。シャッタタイミングは、「3,2,1」や「はい、チー、ズ」などの音声出力などで指示される。このようにして被写体をカメラ21で撮影する処理が実行される(S150)。
さらに、シャッタ動作のタイミングと同期して、タッチボタンディスプレイ22の画面は白色に変化することが好ましい。本実施の形態においてタッチボタンディスプレイ22は、カメラ21の下側のユーザ6の正面に配置されているため、正面部分が白色に変わることによってハイキーな画像が得られるという効果がある。
このシャッタ動作によってカメラ21からの撮影画像が固定され、記憶装置に記憶される。これがステップS150で実行される1回の撮影処理である。
そして、撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、撮影の規定時間が終了しているか確認し(S160)、撮影の規定時間が終了していなければ(S160でYES)、処理をステップS150に戻して、規定時間内、撮影処理を繰返す。
撮影の規定時間が終了すると(S160でNO)、撮影側コンピュータ装置101aのCPUは、撮影した画像の中から以降の編集処理で用いる写真を選択するための写真選択画面をタッチボタンディスプレイ22に表示し、ユーザ6より規定枚数(たとえば4枚)の選択を受付けて、選択された画像をキープ画像とする(S165)。
ステップS165においては、ユーザ6はタッチボタンディスプレイ22に表示される写真選択画面に沿ってタッチボタンディスプレイ22の画面上の選択領域にタッチして選択を行なう。具体的には、写真選択画面において撮影された画像がサムネイル画像として選択可能に表示され、ユーザ6は、その中から所望の画像を、タッチボタンディスプレイ22画面上のサムネイル画像をタッチして選択する。
撮影操作側での操作に応じて撮影処理が終了すると、タッチボタンディスプレイ22に「編集側に移動してください」などの案内を表示し、ユーザ6を編集操作側に移動するように誘導する。このとき、編集操作側で他のユーザが操作しているなど、編集操作側で直ちに編集操作を行なうことが不可能な場合は、撮影処理を終了する前にミニゲームをタッチボタンディスプレイ22を用いて行なうことが好ましい。そしてこのミニゲームでユーザ6が勝つと撮影回数を追加するなどが行なわれることがより好ましい。または、ミニゲームに限定されず、案内表示やお絵描きの操作ヘルプ表示など利用者の待ち時間を退屈させないようにすることが好ましい。なお、撮影回数を追加した場合には、ステップS165において、追加して撮影した写真を含めた写真の中から編集処理で用いる写真を規定枚数選択してキープ画像とする。
撮影操作側での処理が終了し、撮影操作側から編集操作側に処理が移ると、撮影操作側では上記案内表示を終了し処理をステップS100へ戻す。すなわち、再びタッチボタンディスプレイ22にタイトルデモを表示し、次の利用者を待機する。また、撮影側コンピュータ装置101aは、上述の撮影操作側の処理で得られたキープ画像を編集側コンピュータ装置101bに対して出力し、編集操作側の動作プログラムに引渡す。さらに、撮影側コンピュータ装置101aは、上述のステップS130〜S140で入力された情報であって、後の編集操作で用いられる情報(たとえば撮影人数など)も編集側コンピュータ装置101bに対して出力し、編集操作側の動作プログラムに引渡す。これらの情報やキープ画像は、適宜、編集側コンピュータ装置101bの記憶装置に記憶される。
次に、図22を用いて、写真自動販売機の編集操作側での操作に応じた処理について説明する。
前述のとおり、撮影が終了し編集を行なう画像が装置に存在しない間は、操作ディスプレイ13には待機画面が表示される(S200)。
撮影側コンピュータ装置101aからの指示により、編集対象となる画像であるキープ画像が準備されると、まず、編集側コンピュータ装置101bのCPUは、操作ディスプレイ13に明るさ調整画面を表示し、明るさの選択を受付ける(S205)。ユーザ6は、タッチペン14を用いて撮影された画像を好みの色調の画像に調整する。
ここで、明るさ調整とは、画像の明るさだけを調整するのでなく、たとえば、彩度、濃度、色合い、など画像に係わる色調を調整することを含み、さらに、肌色のみを補正するなど写真自動販売機特有の画像処理を施すことも含む。
明るさ調整画面には、ステップS165で選択された各キープ画像が明るさ調整可能に表示される領域と、各キープ画像の明るさ調整の操作を行なうためのボタンを表示する領域とが含まれる。このような明るさ調整の画像処理には時間がかかることがある。そのため、明るさ調整画面の表示に先だって、予め各調整用のボタンに対応した画像処理を施した画像を作成し、メモリに置くことが好ましい。このようにすることで、ユーザ6がボタンを押してから画像が切替わるまでの時間を短縮でき、操作性をよくすることができる。
なお、ステップS205での明るさ調整は、撮影操作側での操作によって、ステップS135の画質の選択と同じタイミングで実行されてもよい。
ステップS205での明るさ調整が終了すると、続いて編集側コンピュータ装置101bのCPUは、操作ディスプレイ13に編集画面を表示し、ユーザ6よりキープ画像に対して編集用画像を入力する編集入力(お絵描き入力)を受付ける(S210)。
編集画面には、編集処理が可能な残り時間を表示する残り時間表示領域と、現在の日付・時間や1行メッセージなどを表示する情報表示領域と、選択された各キープ画像をサムネイル表示するサムネイル表示領域と、編集対象画像として選択されたキープ画像を編集可能に表示する編集入力領域と、「ペン」「スタンプ」「ライン」「フレーム」および「スペシャル」などの編集に用いることが可能な機能を選択するための機能ボタンを表示する機能ボタン表示領域と、選択された機能において用いることが可能な、各アイテムやテクスチャや色を選択するためのボタン、選択した「スタンプ」や「ライン」等の大きさを選択したり、「ペン」の太さを選択したりするためのボタン、入力したスタンプ画像や文字などのお絵描きの一部を消すときに使用する「けしゴム」ボタン、直近で入力したお絵描きを取消すときに使用する「ひとつもどる」ボタン、お絵描きを取消してしまったがもう一度取消したお絵描きを復帰させたいときに使用する「ひとつすすむ」ボタン、何もお絵描きされていない初期状態のキープ画像に戻すとき選択される「はじめから」ボタン、およびお絵描きを終了するときに選択される「おしまい」ボタンなどの各指示ボタンを表示するボタン表示領域とが含まれる。
ステップS210でユーザ6は、編集画面において、編集用画像を入力するために用いられる機能(ツール)として機能ボタン表示領域に表示される、ペン、スタンプ、背景、色、線種、および柄等の中から、所望するツールをタッチペン14で選択する。そして選択されたツールを用いて、任意の画像や文字等の編集用画像の入力操作を行なう。
また、本実施の形態にかかる写真自動販売機での編集入力処理においては、編集画面に、様々な情報を表示する情報表示領域が配置されており、この情報表示領域は、現在のプレイの進行状況をユーザのプレイ状況にあわせて表示したり、現在の日時を表示したりする。なお、情報表示領域内のカーソルボタンをタッチペン14でタッチすることにより、情報表示領域に表示されるメッセージや画像などの情報は、フォント、色、および大きさなどの属性が変更可能であることが好ましい。さらに情報表示領域に表示される情報をタッチペン14で編集入力領域にドラッグすることで、その情報をスタンプ画像として編集入力領域に表示されているキープ画像に編集入力できることがより好ましい。
ステップS210において、編集側コンピュータ装置101bのCPUは、編集画面にて、キープ画像と入力されたペン画像や編集用画像とを、メモリ上のそれぞれ別のレイヤに展開し操作ディスプレイ13上にそれらレイヤを重ねて表示する。それぞれのレイヤのどちらを上に表示するかは、用途により設定されている。たとえば、編集用画像をキープ画像の前景画像とする場合には編集用画像が上のレイヤとなり、キープ画像の背景画像とする場合には編集用画像が下のレイヤとなる。さらに編集用画像は、スタンプ画像のレイヤ、フレーム画像のレイヤなど、それぞれ機能ごとの複数のレイヤで構成されていてもよい。このように編集用画像を表示するレイヤを複数のレイヤとすることにより、「ひとつもどる」、「ひとつすすむ」、および「はじめから」などの編集過程のコントロールを容易に実現できる。
ステップS210における編集用画像の入力の受付けは、所定の制限時間に達するまで行なうことができる。そして、ステップS210での編集操作が終了すると、編集側コンピュータ装置101bのCPUは、ステップS130で選択された撮影人数を記憶装置から読出し、ステップS165で選択されたキープ画像またはステップS210で編集されたキープ画像である印刷対象の画像を、撮影人数に応じて、その撮影人数で分割するのに好適な複数のレイアウトに対応させた第1のシールレイアウト選択画面を優先的に操作ディスプレイ13に表示して、ユーザ6よりシールレイアウトの選択を受付ける(S215)。
第1のシールレイアウト選択画面には、撮影人数(たとえば2人)で分割するのに好適なシールレイアウトのサンプルを選択可能に表示する領域と、選択したシールレイアウトを拡大表示する領域と、決定するための決定ボタンを表示する領域と、他のシールレイアウト選択画面である第2のシールレイアウト選択画面に移行させるボタンを表示する領域とが含まれる。
シールレイアウトは印刷する印刷対象画像のサイズと配置との組合せ例であって、そのサイズとしては、所定の印刷媒体のサイズを8分割、16分割、24分割、28分割、および36分割等にしたサイズがある。第1のシールレイアウト選択画面では、撮影人数の倍数で分割したサイズのシールレイアウトや、撮影人数で切り分けやすいようにユーザ1人分ずつにグループ分けされた配置のシールレイアウト(撮影人数が2人の場合には左右対象に配置して中央から2人分に切り分けられるようなレイアウト)などがシールレイアウト表示画面に選択可能に表示される。
ユーザ6は、シールレイアウト選択画面に表示されるシールレイアウトの中から好みのシールレイアウトをタッチペン14で選択し、決定する。または、好みのシールレイアウトがない場合には、他のシールレイアウト選択画面である第2のシールレイアウト選択画面を表示させる。
第2のシールレイアウト選択画面も第1のシールレイアウト選択画面と同様の画面構成であって、シールレイアウトのサンプルを選択可能に表示する領域に、撮影人数に関わらない他の分割のシールレイアウトのサンプルを選択可能に表示する。
なお、シールレイアウト選択画面の他の具体例として、2人以下、3人、および4人以上などの分割する人数をタッチペン14で切替え可能なタブを表示する領域をさらに含み、タブに表示される人数に応じたシールレイアウトのサンプルを選択可能に表示するシール選択画面であってもよく、その場合、ステップS130で入力された撮影人数が優先的にタブに表示されるような構成とすることが好ましい。
編集側コンピュータ装置101bのCPUは、操作ディスプレイ13からシールレイアウトの選択の入力を受付けると、必要に応じてキープ画像と編集用画像とを合成して、ステップS165で選択されたキープ画像、またはキープ画像と編集用画像とを合成して得られた画像を、選択されたシールレイアウトに沿って編集して印刷対象画像データを生成する。そして、編集側コンピュータ装置101bのCPUは、印刷対象画像データと指示信号とをプリンタ12に送信する。
プリンタ12は、該指示信号に基づいて、編集側コンピュータ装置101bから受取った印刷対象画像データを所定の印刷媒体の表面に印刷し、印刷した印刷媒体をプリント取出口9から排出することでユーザ6に提供する(S220)。
さらにステップS220では、印刷媒体の余白部分に、ステップS215で選択されたシールレイアウトのサイズおよび配置とは異なる、印刷媒体の余白部分のサイズに収まる小さなサイズの印刷対象画像を「おまけ」として1つまたは複数印刷することを1つの特徴とする。またさらに、印刷媒体の余白部分に、写真自動販売機の商品名や自由なメッセージなどを印刷してもよい。
なお、プリント取出口9が操作ディスプレイ13の側面側にある場合は、印刷を開始するタイミングで操作ディスプレイ13に「印刷中です。プリントは横から出ます。外に出て待ってね。」などの案内を表示することが好ましい。
そしてその後、処理をステップS200に戻し、待機画面を操作ディスプレイ13に表示して次の利用者の利用を待機する。
以上が本写真自動販売機における処理の説明である。
さらに、本発明にかかる写真自動販売機における写真撮影方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 写真自動販売機の筐体、3 撮影ブース、4 編集ブース、5 背景装置、6 ユーザ、7 編集筐体、8 印刷筐体、9 プリント取出口、10 印刷中LED、11 印刷エラーLED、12 プリンタ、13 操作ディスプレイ、14 タッチペン、18 照明部、19 撮影部、20 フラッシュ、21 カメラ、22 タッチボタンディスプレイ、23 スピーカ、24 ライブモニタ、25 フード、26 コイン投入口、27 コイン返却口、28 フロントドア、29 電源スイッチ、31 ファン、32 パイロットランプ、33 分配器、39 サイドカーテン、40 保護板、41 カーテンレール、42 背景カーテン、43 モータ、44 背景操作ボタン、47 支持部、48 巻取装置、49 背景用照明、50 摩擦体、101 コンピュータ装置、102 制御部、103 電源制御部、104 UPS、105 サービスパネル、106 フラッシュ制御部、107 コイン制御部。
Claims (11)
- 被写体を撮影する撮影手段と、
前記被写体の背景に配備された背景画像が表わされた背景媒体を用いて、前記撮影時に前記被写体と共に撮影される背景を生成する背景生成手段とを備える写真自動販売機であって、
前記背景生成手段は、連続的な背景画像が表わされた前記背景媒体の任意の位置を前記撮影時の背景として生成する、写真自動販売機。 - 前記背景媒体の高さ方向の辺と幅方向の辺との少なくとも一方の辺の長さは、前記撮影手段における撮影範囲の前記背景媒体の辺に対応する辺の長さよりも長いことを特徴とする、請求項1に記載の写真自動販売機。
- 前記背景媒体に表わされる背景画像は、暫時的に変化する色彩と模様との少なくとも一方を含んで構成される画像である、請求項1または2に記載の写真自動販売機。
- 前記背景媒体の前記被写体と反対方向から、前記背景媒体を照射する背景照明手段をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載の写真自動販売機。
- 前記背景媒体と前記被写体との間に、前記背景媒体よりも透過性の高い第2の背景媒体が配備され、
前記背景生成手段は、前記背景媒体に表わされる背景画像と前記第2の背景媒体に表わされる背景画像とを重ね合わせて前記撮影時の背景として生成する、請求項1〜4のいずれかに記載の写真自動販売機。 - 前記背景媒体は環状に構成され、
前記環状の内側に、前記背景媒体を前記環状にたるみなく張った状態に支持する支持手段をさらに備え、
前記背景生成手段は、前記背景媒体を前記支持手段を両端として前記環状に回転させて、前記背景媒体に表わされた前記連続的な背景画像の中から任意の位置を前記撮影時の背景として生成する、請求項1〜5のいずれかに記載の写真自動販売機。 - 前記背景媒体をたるみなく張った状態に支持する略円柱棒状の支持手段と、
前記背景媒体の前記両端のうちの少なくとも一方に、前記背景媒体を巻取る巻取手段とをさらに備え、
前記背景生成手段は、前記背景媒体を前記両端のうちの一方から前記巻取手段で巻取ることで、前記背景媒体に表わされた前記連続的な背景画像の中から任意の位置を前記撮影時の背景として生成する、請求項1〜5のいずれかに記載の写真自動販売機。 - 前記背景媒体と前記被写体との間に、略透明の保護板を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の写真自動販売機。
- 被写体を撮影する撮影手段と、
前記被写体の背景に配備された背景画像が表わされた背景媒体を用いて、前記撮影時に前記被写体と共に撮影される背景を生成する背景生成手段とを備える写真自動販売機における写真撮影方法であって、
前記撮影手段において前記被写体を撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップで撮影実行時に、前記背景生成手段において、連続的な背景画像が表わされた前記背景媒体の任意の位置を前記撮影時の背景として生成する背景生成ステップとを備える、写真自動販売機における写真撮影方法。 - 被写体を撮影する撮影手段と、
前記被写体の背景に配備された背景画像が表わされた背景媒体を用いて、前記撮影時に前記被写体と共に撮影される背景を生成する背景生成手段とを備える写真自動販売機における写真撮影をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記撮影手段において前記被写体を撮影する撮影ステップと、
前記撮影ステップで撮影実行時に、前記背景生成手段において、連続的な背景画像が表わされた前記背景媒体の任意の位置を前記撮影時の背景として生成する背景生成ステップとを実行させる、写真撮影プログラム。 - 写真自動販売機において請求項9に記載の写真撮影方法を実行する際に用いられる、写真印刷媒体。
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JP2003298433A JP2005070270A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体 |
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JP2003298433A JP2005070270A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体 |
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JP2003298433A Pending JP2005070270A (ja) | 2003-08-22 | 2003-08-22 | 写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011259112A (ja) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 証明写真撮影装置、証明写真撮影方法 |
JP2017203989A (ja) * | 2017-06-14 | 2017-11-16 | 辰巳電子工業株式会社 | 撮影装置 |
KR102091654B1 (ko) * | 2019-04-22 | 2020-03-23 | 주식회사 비에스 | 무인사진촬영장치 |
-
2003
- 2003-08-22 JP JP2003298433A patent/JP2005070270A/ja active Pending
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