JP3524088B1 - 画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機 - Google Patents

画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機

Info

Publication number
JP3524088B1
JP3524088B1 JP2003347242A JP2003347242A JP3524088B1 JP 3524088 B1 JP3524088 B1 JP 3524088B1 JP 2003347242 A JP2003347242 A JP 2003347242A JP 2003347242 A JP2003347242 A JP 2003347242A JP 3524088 B1 JP3524088 B1 JP 3524088B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
point
end point
input
start point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003347242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005115549A (ja
Inventor
真之 向井
浩之 熊本
Original Assignee
株式会社メイクソフトウェア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社メイクソフトウェア filed Critical 株式会社メイクソフトウェア
Priority to JP2003347242A priority Critical patent/JP3524088B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3524088B1 publication Critical patent/JP3524088B1/ja
Publication of JP2005115549A publication Critical patent/JP2005115549A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

【要約】 【課題】 撮影画像に対して利用者が望むような画像を
入力することのできる写真自動販売機を提供する。 【解決手段】 写真自動販売機では、撮影画像上にタッ
チペンでタッチして指定された入力位置が始点とされ
(S407)、その始点に基づいて終点が算出される
(S409)。そして、始点と終点とを結ぶ仮想の線分
が生成されて(S411)、該線分上に、複数の画像要
素の各々が配置されて、撮影画像に複数の画像要素が順
に並んだムーブスタンプが入力される(S415)。該
処理は、タッチペンが画像から離れるまで繰返され(S
417でNO)、タッチペンの動きに伴って、ムーブス
タンプが移動して表示される。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
【0001】この発明は、画像入力方法、画像入力プロ
グラム、および写真自動販売機に関し、特に、撮影画像
に対して利用者が望むような画像を入力することのでき
る画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動
販売機に関する。
【背景技術】
【0002】近年ゲームセンタ等の遊戯を提供する店舗
において、写真を撮影してシールプリント等にする写真
自動販売機が数多く設置されている。このような写真自
動販売機は、一般に利用者である被写体をカメラで撮影
し、その撮影画像をタブレットディスプレイなどに表示
して付属のタッチペンで文字や図形などを入力する(い
わゆる、お絵描き)という機能がついているものが一般
的になっている。そして、入力した画像は撮影画像と合
成され、その合成画像がプリンタで印刷され利用者に提
供される。
【0003】また最近では、お絵描きで入力する図形
(いわゆるスタンプ)や文字(いわゆるペン)も多種多
様化しており、たとえば、ペンで入力したライン上を複
数の図形が変化しながら表示されるスタンプ(コロコロ
スタンプ)や、ペンで入力したライン上に周囲を縁取っ
た線が描かれるペン(縁取りペン)などが知られてい
る。
【0004】さらに、特許文献1のように、タッチペン
で指定された開始位置と現在指定されている位置とを端
点とする線上に所定の画像を配置し、タッチペンの移動
に合わせて画像を再配置する、いわゆるビームスタンプ
が知られている。
【特許文献1】特開2003−141558号公報
【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかしながら、特許文献1で開示されてい
るビームスタンプは、入力開始時に指定した開始位置を
変えることができないため、指定した開始位置が気に入
らない場合は、一度画像を入力した後に、該画像を消去
し、再度入力するという手間が必要となる。また、入力
位置によっては別の方向を向いていた方が自然な絵柄の
画像の場合には、絵柄自体は利用者の好みであっても、
画像全体のバランスが悪くなってしまい、結局気に入ら
ないものとなってしまうことがある。
【0006】また、特許文献1で開示されているビーム
スタンプでは、端点を決めるために、所定の画像を配置
したい位置までタッチペンを移動するという操作が必要
となってしまい、操作ステップが多くて限られた時間内
で満足のいくお絵描きができない場合もあるという問題
があった。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、利用者が望むような画像を容易に入力す
ることができ、また面白みのある画像入力が可能な画像
入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機
を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】上記目的を達成するために、本発明のある
局面に従うと、画像入力方法は、描画領域に、順に並ん
だ複数の画像要素からなる入力画像を入力する画像入力
方法であって、入力画像を入力する位置を入力する位置
入力ステップと、入力された位置から始点を特定する始
点特定ステップと、特定された始点に基づいて終点を算
出する終点算出ステップと、始点と終点とを結ぶ仮想の
線分を生成する線分生成ステップと、仮想の線分上に、
始点から終点に向かって、順に並んだ複数の画像要素を
配置することで、描画領域入力画像を入力する画像入
力ステップとを備える。
【0009】また、終点算出ステップで算出される終点
は、描画領域の周上の点であることが好ましい。
【0010】また、終点算出ステップで算出される終点
は、始点から所定の方向の点と、始点から所定の距離の
点との少なくとも一方の点であることが好ましい。
【0011】また、終点算出ステップは、始点の属する
描画領域上の領域に基づいて終点を算出することが好ま
しい。
【0012】また、終点算出ステップで算出される終点
は、描画領域を含む平面上に定められた仮想の点である
基点と始点とで定まる線上の点であることが好ましい。
【0013】さらに、終点算出ステップで算出される終
点は、基点と始点とで定まる線と、描画領域を含む平面
上に定められた仮想の図形との交点であることがより好
ましい。
【0014】さらに、終点算出ステップは、基点と始点
との距離に基づいて終点を算出することがより好まし
い。
【0015】また、画像入力ステップは、仮想の線分の
長さに対して所定の割合の間隔で複数の画像要素の各々
を配置することが好ましい。
【0016】または、画像入力ステップは、複数の画像
要素のうち、仮想の線分の長さに応じた数の画像要素を
配置することが好ましい。
【0017】また、複数の画像要素は、パタンと模様と
サイズと形状とのいずれかが各々異なる画像であること
が好ましい。
【0018】また、画像入力ステップは、始点の属する
描画領域上の領域に応じて、複数の画像要素の各々を反
転して配置することが好ましい。
【0019】
【0020】本発明のさらに他の局面に従うと、写真自
動販売機は、被写体画像を取得する画像取得手段と、被
写体画像上の位置を入力する位置入力手段と、入力され
た位置から始点を特定する始点特定手段と、特定された
始点に基づいて、被写体画像上の終点を算出する終点算
出手段と、始点と終点とを結ぶ仮想の線分を、被写体画
像上に生成する線分生成手段と、被写体画像上に生成さ
れた仮想の線分上に、始点から終点に向かって、順に並
んだ複数の画像要素からなる編集用画像の複数の画像要
素を配置することで、被写体画像に編集用画像を入力す
る画像入力手段とを備える。
【0021】本発明のさらに他の局面に従うと、画像入
力プログラムは、描画領域に、順に並んだ複数の画像要
素からなる入力画像を入力する画像入力処理をコンピュ
ータに実行させるプログラムであって、入力画像を入力
する位置を入力する位置入力ステップと、入力された位
置から始点を特定する始点特定ステップと、特定された
始点に基づいて終点を算出する終点算出ステップと、始
点と終点とを結ぶ仮想の線分を生成する線分生成ステッ
プと、仮想の線分上に、始点から終点に向かって、順に
並んだ複数の画像要素を配置することで、描画領域
画像を入力する画像入力ステップとを実行させる。
【0022】以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施
の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品
および構成要素には同一の符号を付してある。それらの
名称および機能も同じである。したがってそれらについ
ての詳細な説明は繰返さない。
【0023】図1は、本実施の形態にかかる写真自動販
売機の外観の具体例を示す図である。写真自動販売機
は、大きく分けて撮影操作を行なう側の筐体1と、撮影
後の画像に、いわゆる「落書き」や「お絵描き」と言わ
れる、スタンプ画像やペンによる文字などの入力である
編集操作を行なう側の筐体2とを対にして備えている。
【0024】撮影操作側の筐体1は、コンピュータ装置
101や、制御部102(基盤)(共に図4参照)など
の各種機器類を収めると共に、筐体1と共に撮影ブース
3を形成するパネルとフレーム材と背景カーテン5とを
含んで構成される。編集操作側の筐体2は、コンピュー
タ装置101や、制御部102(基盤)や、プリンタ1
2(共に図4参照)などの各種機器類を収めると共に、
筐体2と共に編集ブース4を形成するフレーム材を含ん
で構成される。
【0025】このような写真自動販売機において、被写
体であるユーザ6は、筐体1、パネル、フレーム材、お
よび背景カーテン5にて構成される撮影スペースである
撮影ブース3内に入り、筐体1に相対する向きで撮影プ
レイを行なう。また、本実施の形態においては、被写体
がユーザ(人)であるものとして説明を行なうが、被写
体はユーザに限定されず、その他の物体であってもかま
わない。また、被写体であるユーザは、1人であっても
よいし、複数であってもよい。
【0026】撮影プレイが終了すると、利用者であるユ
ーザ6は、筐体2およびフレーム材で構成される編集ス
ペースである編集ブース4内に移り、撮影した画像にい
わゆる「落書き」や「お絵描き」と言われる、スタンプ
画像やペンによる文字などの入力である編集プレイを行
なう。そして、撮影、編集の一連のプレイによって得ら
れた画像は、シールなどの印刷媒体に印刷され、ユーザ
6に提供される。
【0027】撮影ブース3は、撮影側コンピュータ装置
101aや、撮影側制御部102a(基盤)(共に図4
参照)などの各種機器類を収める撮影側筐体1と、パネ
ルと、フレーム材と、背景カーテン5と、サイドカーテ
ン39aとを含んで構成される。
【0028】撮影ブース3の内部に配されるパネルの内
面には、照明の反射による間接光を得ることを目的とす
る場合は白色、逆に光を吸収させたいときは黒色、クロ
マキー合成を行なう目的のときは青色などの色彩が施さ
れる。すなわち、パネルの内面の色は、写真自動販売機
がどのような撮影を行なうかによって、設計開発時に適
宜選ばれる。また、パネルは、布またはビニール材で代
替することもでき、その場合には、フレーム材にたるみ
なく張られた状態で固定される。
【0029】また、撮影ブース3内には背景カーテン5
が配備され、撮影時の背景として用いられる。背景の色
によって、被写体の写り方、特に色調が変ってくるた
め、さまざまな色、柄のカーテンが複数枚用意されてい
る。また、背景カーテン5が備えられていなくても構わ
ない。さらに、背景カーテン5は、巻上げ式、引出し方
式など、ユーザ6の操作によりセットされてもよいし、
タッチパネルディスプレイ22(図2参照)等を操作す
ることで自動でセットされてもよい。また、背景カーテ
ン5は、さまざまな種類が配備されることで、撮影にお
ける遊びの要素ともなり得る。
【0030】撮影ブース3の側面は、利用者であるユー
ザ6が撮影ブース3内に出入りできるように開けられて
いるが、順番待ちなどの他のユーザに撮影している場面
を見られたくないなどのユーザ6の気持ちに配慮するた
め、また外部光を遮断するためなどの目的で、その側面
にサイドカーテン39aが備えられている。なお、撮影
ブース3への出入りが一方の側面のみである場合には、
その側面にのみサイドカーテン39aが備えられる。ま
た、両側面から出入りできる場合には、両側面にサイド
カーテン39aが備えられていてもよい。ユーザ6は、
撮影を行なう際には、このサイドカーテン39aを開け
て撮影ブース3に入り、撮影時はサイドカーテン39a
を閉める。
【0031】図2に、本実施の形態にかかる写真自動販
売機の撮影操作側の筐体1の構成の具体例を示す。
【0032】図2を参照して、写真自動販売機の筐体1
の正面には、蛍光灯などの照明装置30やフラッシュ2
0などを内蔵し、被写体であるユーザ6の照明を行なう
ための照明部18a〜18c(これらを代表させて照明
部18という)と、被写体であるユーザ6を撮影する撮
影手段である1台のカメラ21、または複数のカメラ2
1a〜b(これらを代表させてカメラ21という)、カ
メラ21で撮影される画像をリアルタイムに表示する複
数のライブモニタ24a〜24d(これらを代表させて
ライブモニタ24という)、および現在どのカメラで撮
影されているかを通知するパイロットランプ25を含ん
で構成される撮影部19と、デモ画面や、実行されるプ
レイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示すると共
に、上下左右に選択肢の選択を移動させるカーソルボタ
ン、当該選択を決定する決定ボタン、および当該決定を
キャンセルするキャンセルボタンを含んで構成される操
作ボタンを適宜画面表示し、該操作ボタンの画像領域
に、ユーザが指などで触れることにより、ユーザからの
操作を受付けるタッチパネルディスプレイ22と、デモ
ンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、B
GM、操作方法などのアナウンスを出力するスピーカ2
3a〜23bと、対価である硬貨を投入するためのコイ
ン投入口26と、投入された不良硬貨等を排出するコイ
ン返却口27と、前面のメンテナンスなどを行なうため
のフロントドア28とが備えられる。
【0033】タッチパネルディスプレイ22は、画面表
示のみのモニタであってもよく、その場合は別途、操作
ボタンを設ける。
【0034】照明部18aおよび照明部18cには、図
2に図示されるように、それぞれ側面から見ると筐体1
の外側に凸の曲線状である乳白色のアクリル等からなる
拡散板がその前面に配備され、照明部18bには、平板
または略平板の乳白色のアクリル等からなる拡散板がそ
の前面に配備される。照明部18aは上部に向っていく
に従い前方に突出し、照明部18cは下部に向っていく
に従い前方に突出し、照明部18bは照明部18aと照
明部18cとの間に位置する構造となっている。
【0035】照明部18の光源としては、蛍光灯などの
照明装置30やフラッシュ20が用いられ、上記光源を
乳白色のアクリル等からなる拡散板で覆って光源から照
射された光を拡散させて被写体に照射することが行なわ
れている。上記拡散板は、できるだけ面積を大きくして
撮影用ブース3内をできるだけ均一に照明することが行
なわれている。照明部18内のフラッシュ20は、カメ
ラ21のシャッタ動作に同期して発光する。
【0036】カメラ21で撮影される画像は、リアルタ
イムにライブモニタ24に表示され、これによりユーザ
6はカメラ21からの撮像を確認しながら、ポーズをと
り、撮影を行なうことができる。撮影部19に含まれる
カメラ21は、一般にデジタルカメラが用いられる。一
般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャ
ッタスピード、絞り値、露出補正、およびホワイトバラ
ンスなど)の変更や、撮影タイミングは、コンピュータ
装置101(図4参照)から指示される。
【0037】ライブモニタ24は液晶ディスプレイから
構成されて、カメラ21で撮影される画像をリアルタイ
ムに表示する。カメラ21で撮像された動画データは、
カメラ21と接続する画像信号線または、画像信号分配
器などの画像信号分配手段によって、画像信号が複数の
ライブモニタ24a,24bに分配される。これによ
り、複数のライブモニタ24a,24bにリアルタイム
で同時に同じ画像信号が供給され、画面表示される。
【0038】さらに図2には示されないものの、筐体1
の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファン31
や、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスな
どの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込
むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口
などが備えられていることが好ましい。なお、このよう
なファン31は、筐体1内部の熱を逃がす目的で備えら
れるものであるため、筐体1の上面に限定されず、熱を
発生しやすい機器類の近傍などの他の場所に備えられて
も、また複数備えられてもかまわない。また、LANケ
ーブル差込口が備えられる位置も、ケーブルの配線の取
回しが容易な位置であれば筐体1の上面に限定されな
い。
【0039】編集ブース4は、編集側コンピュータ装置
101bや、編集側制御部102b(基盤)や、プリン
タ12(共に図4参照)などの各種機器類を収める編集
側筐体2と、フレーム材と、サイドカーテン39bとを
含んで構成される。
【0040】撮影ブース3と同様に編集ブース4にも、
順番待ちなどの他のユーザ6に編集している場面を見ら
れたくないなどのユーザ6の気持ちに配慮するため、ま
た外部光を遮断するためなどの目的で、側面および背面
にサイドカーテン39bが備えられている。
【0041】また、筐体1の編集ブース4側の面、つま
り筐体1の背面側には、ユーザに対し音楽や操作方法の
説明などを音声で出力するスピーカ23cと、編集ブー
ス4を照明する照明部18dとが備えられる。
【0042】図3に、編集ブース4の編集側の筐体2の
構成の具体例を示す。
【0043】図3を参照して、写真自動販売機の編集側
の筐体2は、画像の編集を受付ける編集筐体7とプリン
タ12やコンピュータ装置101を格納する印刷筐体8
とに分かれる。
【0044】編集筐体7の正面には、撮影により得られ
た画像を表示し、画像の編集を受付ける操作ディスプレ
イ13と、画像入力を行なうためのタッチペン14とが
備えられる。
【0045】操作ディスプレイ13は撮影後の画像を表
示する。また、操作ディスプレイ13とタッチペン14
とは対となって入力装置を構成し、ユーザ6より、撮影
により得られた画像に対してタッチペン14を用いた編
集入力(いわゆるお絵描き)を受付ける。
【0046】タッチペン14は、ペン形状の入力装置で
あって、操作ディスプレイ13にタッチすることで、背
景、スタンプ、およびフレームなどの画像や文字の入
力、または/および使用する項目(ボタン)の選択、操
作の選択などの入力をすることができる。タッチペン1
4は、写真自動販売機に1本備えられていてもよいし、
複数備えられて同時に複数のユーザからの入力操作を可
能にしてもよい。
【0047】印刷筐体8には、箱型の形状を奏したプリ
ント取出口9が備えられる。印刷筐体8の内部にはプリ
ンタ12が備えられ、プリンタ12でプリントされた写
真は排出され、ここに落とされる。また、印刷筐体8の
上面部分は、ユーザ6の荷物置場などに使用できる。
【0048】プリント取出口9は、そこに落とされた写
真が、ユーザが手にするまで地面に落ちない等の作用を
奏するものであればその形状は限定されない。たとえ
ば、印刷筐体8の内部方向に窪んだ箱状の空間と印刷筐
体8の側面に沿う方向に取付けられた蓋とで形成されて
いてもよい。なお、プリント取出口9付近には、印刷中
LED(Light Emitting Diode)10および印刷エラー
LED11が備えられ、それらが点灯あるいは点滅する
ことによって、印刷中、あるいは印刷中に用紙切れ、イ
ンク切れ、用紙詰り、メカニカルエラーなどのエラーが
発生していることを通知する。
【0049】プリンタ12は、撮影された画像を紙やシ
ールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するた
めのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオート
クローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリン
タが一般的に用いられる。なお、本実施の形態において
は、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明
を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、上に示す
他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
【0050】なお、本実施の形態においては、編集側の
筐体2は、編集筐体7と印刷筐体8とに分かれているも
のとするが、編集側の筐体2の構成はこのような構成に
限定されるものではなく、編集機能と印刷機能との両方
の役割を果たす構成であっても構わない。
【0051】また、本実施の形態においては、写真自動
販売機は撮影ブース3と編集ブース4とに分かれて構成
され、写真自動販売機の筐体はそれぞれの撮影側の筐体
1と編集側の筐体2とに分かれて構成されているものと
するが、写真自動販売機の構成はこのような構成に限定
されるものではない。すなわち、本発明の作用効果を奏
するものであれば、写真自動販売機の構成は、撮影ブー
ス3と編集ブース4とが分かれておらず、同じスペース
で撮影プレイ、編集プレイが順次行なわれる構成であっ
ても構わないし、撮影側の筐体1と編集側の筐体2とが
分かれておらず、1つの筐体に各種機器類が格納されて
いても構わない。
【0052】次に、図4に、本実施の形態にかかる写真
自動販売機の機能構成の具体例を示し、その機能につい
て説明する。
【0053】図4を参照して、本実施の形態にかかる写
真自動販売機は、外部からの電源の供給を入断する電源
スイッチ29と写真自動販売機内部に備わる各種機器に
電源を供給する電源制御部103とを備える。電源制御
部103は、外部から入力される電源電圧を安定させ各
種機器に供給し、また、各種機器に必要な電圧に変換す
る制御を行なう。図4では、電源制御部103は、照明
装置30、排熱のためのファン31、およびUPS(Un
interrupted Power Supply)104に接続されている
が、その他電源を必要とするカメラ21、プリンタ12
などにも、もちろんすべてこの電源制御部103または
UPS104より電源を供給している。
【0054】しかし、電源はいつでも安定的に供給され
るわけではなく、停電などの突発的な電源切断が発生す
ることもある。急な電源切断はコンピュータ装置101
などの動作を不安定にさせ、故障の原因となり得る。こ
のような状況に対応するため、UPS104を設置して
いる。電源が切断されても、しばらくはUPS104が
電源をバックアップし、撮影側コンピュータ装置101
a、編集側コンピュータ装置101bなどに停電信号を
送信する。その間に、撮影側コンピュータ装置101a
および編集側コンピュータ装置101bはプログラムの
終了の手続きを行ない、プログラムを正常に終了させ
る。ここでは図示していないが、電源を必要とする撮影
側制御部102a、編集側制御部102bや、その他の
装置などにもUPS104は停電時に電源を供給する。
【0055】本実施の形態にかかる写真自動販売機は、
撮影側の装置と編集側の装置とに構成が分かれ、それぞ
れが独立し、かつ連携して機能しており、撮影側の装置
を動作させるためのコンピュータ装置である撮影側コン
ピュータ装置101aと、編集側の装置を動作させるた
めのコンピュータ装置である編集側コンピュータ装置1
01b(コンピュータ装置101a,101bを代表さ
せてコンピュータ装置101と称する)とを備える。上
記撮影側コンピュータ装置101aと編集側コンピュー
タ装置101bとは、直接あるいはネットワークハブ
(図示せず)等を介してLAN(Local Area Network)
ケーブルなどにより、データ転送可能に接続されてい
る。
【0056】撮影側コンピュータ装置101aおよび編
集側コンピュータ装置101bは各々、各種機器の制御
を行なう演算装置であるCPU(Central Processing U
nit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプ
ログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮
影された画像、撮影画像に対して入力した編集用画像、
およびその他の各種画像などを記憶する記憶装置と、プ
ログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、周辺機
器を制御するためのソフトウェアであるドライバと、L
ANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信
を行なう通信部とを含んで構成されている。コンピュー
タ装置は、上述のような機能を備えているもの、たとえ
ばコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ)、ボー
ドコンピュータなど、その形態は問わない。
【0057】撮影側コンピュータ装置101aは撮影側
の動作を制御するプログラムが、編集側コンピュータ装
置101bは編集側の動作を制御するプログラムが、そ
れぞれの記憶装置に記憶されており、それぞれのプログ
ラムを読出して実行することで、後述の撮影側の装置お
よび編集側の装置を制御する。このようにすることによ
り、撮影側および編集側のそれぞれで並列にプレイをす
ることが可能になる。なお、電源スイッチ29が押さ
れ、写真自動販売機に電源プラグより電源が投入される
と、撮影側コンピュータ装置101aおよび編集側コン
ピュータ装置101bの電源が投入され、各記憶装置に
記憶されているプログラムが自動で起動されて、写真自
動販売機が動作可能な状態となる。
【0058】さらに図4を参照して、撮影側の各装置の
機能について説明する。
【0059】撮影側の撮影側コンピュータ装置101a
には、タッチパネルディスプレイ22、カメラ21、撮
影側制御部102a、編集側コンピュータ装置101
b、およびUPS104が接続される。
【0060】タッチパネルディスプレイ22は、ディス
プレイにタッチパネルを積層し、デモ画面や、実行され
るプレイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示する
と共に、上下左右に選択肢の選択を移動させるカーソル
ボタンと、当該選択を決定する決定ボタンと、当該決定
をキャンセルするキャンセルボタンとを含んで構成され
る操作ボタンや選択ボタンを適宜画面表示し、該操作ボ
タンや選択ボタンの画像領域に、ユーザが指などで触れ
ることにより、ユーザからの操作を受付ける。
【0061】なお、タッチパネルディスプレイ22は、
デモ画面や、実行されるプレイ方法(コース)の選択な
どの選択肢を表示するのみのディスプレイであってもよ
い。この場合、切換ボタン、決定ボタン、およびキャン
セルボタンなどを含んで構成された操作部をさらに設
け、該操作部においてユーザ6からの入力を受付ける。
また、タッチパネルディスプレイ22に替えて、タッチ
ペンでの入力受付け可能なタブレットディスプレイを備
えてもよい。
【0062】撮影側コンピュータ装置101aと接続さ
れる被写体を撮影するカメラ21には、さらに、分配器
33を介してライブモニタ24、およびフラッシュ制御
部106が接続される。
【0063】カメラ21は被写体を撮像して画像を取込
む。カメラ21に取り込まれている撮像した動画データ
は、画像信号としてカメラ21から分配器33に送られ
る。さらに、分配器33は、カメラ21から入力された
画像信号を複数のライブモニタ24に送出する。複数の
ライブモニタ24には、カメラ21で撮像される動画が
同時に表示される。
【0064】また、カメラ21は、撮影側コンピュータ
装置101aから、USB(Universal Serial Bus)ケ
ーブルなどの電気信号を送信可能なケーブルを介して、
シャッタ動作が指示される。撮影側コンピュータ装置1
01aからシャッタ動作が指示されると、フラッシュ制
御部106に対して信号を送出する。フラッシュ制御部
106は、カメラ21のシャッタ動作タイミングに同期
してフラッシュ20を発光させる。これは、一般にX接
点と呼ばれる同期方法である。
【0065】そして、カメラ21は被写体を撮像し、被
写体の画像(静止画)を得る。撮像した静止画像データ
は、必要に応じて撮影側コンピュータ装置101a内部
の記憶装置に保存するために、カメラ21より取出され
る。
【0066】撮影側コンピュータ装置101aと接続さ
れる撮影側制御部102aには、撮影側サービスパネル
105a、撮影側スピーカ23a,23b、およびコイ
ン制御部107がさらに接続される。
【0067】撮影側サービスパネル105aは、投入さ
れたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷
されたプリントの枚数をカウントするプリントカウン
タ、撮影側スピーカから出力する音声のボリュームを調
整する音量調節つまみ、撮影側テストモードを行なうた
めのテストボタン、および対価を受付けなくても装置が
利用できるようにするためのサービスボタン等を備える
パネルであって、写真自動販売機の設置者が各種設定や
メンテナンスの操作を行なう際に用いる。このため上記
撮影側サービスパネル105aは、ユーザが容易に操作
することができないように、本装置の筐体内部に設置さ
れる。
【0068】撮影側サービスパネル105aは、テスト
ボタンまたは/およびサービスボタンが押下されたこと
を示す信号を撮影側制御部102aに送出する。逆に、
撮影側制御部102aから制御信号を受取り、コインカ
ウンタ、プリントカウンタを動作させる(たとえばカウ
ンタを1インクリメントする)。また、撮影側サービス
パネル105aは、音量調節つまみで調整された音量信
号を撮影側制御部102aに対して出力する。
【0069】撮影側コンピュータ装置101aから撮影
側制御部102aを介して撮影側スピーカ23aに出力
された音声信号は、撮影側サービスパネル105a上の
音量調節つまみで調整された音量で撮影側スピーカ23
aから出力される。
【0070】コイン制御部107は、コイン投入口26
に投入されたコインの正当性を検出し、コインが投入さ
れたことを示す信号を撮影側制御部102aに対して出
力する。また、コイン制御部107は撮影側制御部10
2から制御信号を受取り、該制御信号に基づいてコイン
の投入を受付けないようにするためにコイン投入口26
をブロックしたり、投入されたコインをコイン返却口2
7に排出したりするように制御する。さらに、本装置が
コイン投入口26に替わる対価の受付機能を備える場合
は(たとえば、電子的に対価を受付ける読取装置な
ど)、コイン制御部107は、上述の対価の受付機能に
より受付けた対価の正当性を検出して、対価を受付けた
ことを示す信号を撮影側制御部102aに送出する。
【0071】撮影側制御部102aは、コイン制御部1
07から対価を受付けたことを示す信号を受取ると、撮
影プレイの開始を指示する指示信号を撮影側コンピュー
タ装置101aに対して出力する。撮影側コンピュータ
装置101aは、撮影側制御部102aから指示信号を
受付けて、プレイの開始などの所定の処理を実行する。
【0072】また、図4を参照して、編集側の各装置の
機能について説明する。
【0073】編集側の編集側コンピュータ装置101b
には、タッチペン14の入力を受付ける操作ディスプレ
イ13、プリンタ12、編集側制御部102b、撮影側
コンピュータ装置101a、およびUPS104が接続
される。
【0074】操作ディスプレイ13は、撮影側コンピュ
ータ装置101aから受取ったカメラ21で撮影された
画像や編集画面など必要な表示を、編集側コンピュータ
装置101bのプログラムから指示された内容で出力し
て表示すると共に、タッチペン14からの入力を受付け
る機能を備える。つまり、操作ディスプレイ13は、タ
ッチペン14でタッチされた位置を検出して検出された
位置に応じた指示信号を編集側コンピュータ装置101
bに対して送出する機能を備える。
【0075】プリンタ12は、撮影された画像を紙やシ
ールなどの印刷媒体に印刷すると共に、当該プリンタ1
2の状態を編集側コンピュータ装置101bに通知す
る。編集側コンピュータ装置101bは、その状態に応
じて編集側制御部102bに信号を送出する。編集側制
御部102bは、編集側コンピュータ装置101bから
入力された信号によって、印刷中LED10または印刷
エラーLED11を、点灯または点滅させる。
【0076】編集側コンピュータ装置101bと接続さ
れる編集側制御部102bには、編集側サービスパネル
105b、編集側スピーカ23c、印刷中LED10、
および印刷エラーLED11がさらに接続される。
【0077】編集側サービスパネル105bは、編集側
スピーカ23cから出力する音声のボリュームを調整す
る音量調節つまみ、編集側テストモードを行なうための
テストボタン等を備えるパネルであって、当該本装置の
設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用
いる。このため上記編集側サービスパネル105bは、
ユーザが容易に動作することができないように装置内部
に設置される。上記編集側サービスパネル105bは、
テストボタンが押下されたことを示す信号を編集側制御
部102bに送出する。
【0078】編集側コンピュータ装置101bから編集
側制御部102bを介して編集側スピーカ23cに出力
された音声信号は、編集側サービスパネル105b上の
音量調節つまみで調整された音量で編集側スピーカ23
cから出力される。
【0079】なお、本実施の形態にかかる写真自動販売
機は、図4に示されるように、2台のコンピュータ装置
101を含んで構成され、以降に説明する処理はすべて
撮影側コンピュータ装置101aおよび編集側コンピュ
ータ装置101bのCPUがそれぞれのプログラムを実
行することで行なわれるものとするが、写真自動販売機
に含まれるコンピュータ装置101の数は2台に限定さ
れず、撮影側の処理および編集側の処理を1台のコンピ
ュータ装置101で制御してもよいし、2台以上のコン
ピュータ装置101で処理を適宜分散して制御してもよ
い。
【0080】次に、図5および図6のフローチャートを
用いて、本実施の形態における写真自動販売機での処理
について説明する。図5のフローチャートに示される処
理は、主に写真自動販売機の撮影操作側での操作に応じ
て行なわれる処理であって、図6のフローチャートに示
される処理は、写真自動販売機の編集操作側での操作に
応じて行なわれる処理である。これらの処理は、撮影側
コンピュータ装置101aおよび編集側コンピュータ装
置101bのCPUが、記憶装置に記憶される各々のプ
ログラム(撮影操作側のプログラムと編集操作側のプロ
グラムと)をメモリに読出して並列的に実行することに
よって、並列的に行なわれる。
【0081】始めに、図5を用いて、主に写真自動販売
機の撮影操作側での操作に応じた処理について説明す
る。
【0082】まず、電源スイッチ29が投入されると、
各種装置の電源が投入される。電源の投入時が初回の工
場出荷時である場合には(S100でYES)、撮影側
コンピュータ装置101aの記憶装置に格納された筐体
の起動をチェックするプログラムが自動的に起動して起
動チェックモードに移行する(S110)。ステップS
110では、撮影側コンピュータ装置101aのCPU
は筐体の起動をチェックするプログラムを実行すること
で、始めに筐体の各種装置が正常に接続されて正常に作
動しているかなどの動作をチェックし、初期化が必要な
装置に対しては初期化を実行する。
【0083】電源の投入時が初回の工場出荷時でない場
合、および/または筐体の起動チェック終了後は(S1
00でNO)、撮影操作側のタッチパネルディスプレイ
22には当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモ
が表示され(S105)、編集操作側の操作ディスプレ
イ13には撮影を先に行なう旨の待機画面が表示される
(図6のS200)。同時に音声をスピーカ23から出
力する。
【0084】タイトルデモが表示されている状態で、サ
ービスパネル105において、テストボタンが押下され
たことを検出すると(S115でYES)、当該写真自
動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードが
起動され、種々の設定が行なわれる(S120)。
【0085】テストモードは、写真自動販売機の設置者
が写真自動販売機を操作するためのモードであり、この
モードにおいては当該写真自動販売機の利用状況(たと
えばコイン投入数など)の確認や、カメラ21、プリン
タ12など周辺機器の調整ができる。
【0086】一方、デモ画面が表示されている時にユー
ザ6より所定の必要な枚数のコインの投入など対価を受
付けると、コイン検出部107は対価の受付けを検出す
る(S125)。撮影側制御部102aはコイン検出部
107から検出信号を受信し、記憶装置に記憶された所
定の画像データおよびサウンドデータを読出す。読出さ
れた画像データおよびサウンドデータは、グラフィック
I/F回路(図示せず)およびサウンドI/F回路(図
示せず)に送信される。そしてタッチパネルディスプレ
イ22からの表示およびスピーカ23からの音声によっ
て、ユーザ6に適宜、各種のガイダンスなどの指示が出
力され、ユーザ6に撮影方法の案内をする。
【0087】続いて撮影側コンピュータ装置101aの
CPUは、撮影人数選択画面をタッチパネルディスプレ
イ22に表示し、ユーザ6から被写体に関する情報とし
て、被写体の状況である撮影人数の選択を受付ける(S
130)。撮影人数選択画面においては撮影するユーザ
の人数が「2人以下」、「3人」、および「4人以上」
などと選択可能に提示される。ステップS130でユー
ザ6は、撮影人数選択画面に沿ってタッチパネルディス
プレイ22の画面上の該当する選択領域をタッチして決
定する。
【0088】撮影側コンピュータ装置101aのCPU
は、タッチパネルディスプレイ22から受取った信号に
基づいて、照明部18に対して制御信号を出力し、撮影
する人数に応じて照明の設定を変更する。このため、撮
影する人数に応じて好適な、より美しい撮影が実現でき
る。また、ここで受付けたユーザの撮影人数を記憶装置
に記憶し、後に説明するシール分割のレイアウトを選択
するときの画面表示や編集用画像やポーズ指定もこのと
き入力した人数に対応して変更することが好ましい。
【0089】なお、上述の撮影人数選択画面の具体例に
おいては人数の選択肢を「2人以下」、「3人」、およ
び「4人以上」としているが、選択肢のバリエーション
はこれに限定されるものではない。また、直接人数を入
力する形態にしてもよい。
【0090】さらに、ステップS130で入力する利用
者に関する情報は撮影人数に限定されず、好みの画質、
髪の色、服装のタイプ、肌の色、撮影したいシチュエー
ション、および男女比などの情報であってもよい。そし
て、これらの情報に基づいて、同様に照明の設定などが
変更されることが好ましい。たとえば、ステップS13
0で入力する利用者に関する情報が髪の色に関する情報
ならば、ステップS130では選択画面として「黒髪キ
レイに」「明るい髪色キレイに」「みんなの髪色をキレ
イに」などの選択項目が提示された選択画面を表示す
る。そして、ユーザ6が選択した項目に対応させてカメ
ラや照明の設定を変更し、それぞれのユーザの髪色にあ
った撮影を実現することが好ましい。
【0091】ステップS130での撮影人数の選択操作
は規定時間内で行なうように予め設定されており、操作
可能な残り時間もまた撮影人数選択画面に表示される。
そして残り時間がなくなると現在選択されている選択肢
が決定され、自動的に次の処理へ進む。以降の説明にお
いても、特に説明しない限り、残り時間の表示は同様の
ものである。
【0092】続いて撮影側コンピュータ装置101aの
CPUは、画質モード選択画面をタッチパネルディスプ
レイ22に表示し、ユーザ6から写真の画質モードの選
択を受付ける(S135)。画質モード選択画面におい
て、画質モードとしては、たとえば、「くっきりモー
ド」や「ふんわりモード」などが選択可能に提示され
る。ステップS135でユーザ6は、タッチパネルディ
スプレイ22の画面上の所望の画質モードの選択領域を
タッチして決定する。
【0093】具体的には、上述の「くっきりモード」で
ある画質モードは、輪郭や目元などがくっきりシャープ
に写るようにコントラストを強く設定されたモードで、
顔立ちや化粧などをはっきりと強調したような写りが実
現できる。また「ふんわりモード」である画質モード
は、輪郭などが比較的ぼんやりとはっきり写らないよう
にコントラストを弱く設定されたモードで、柔らかく暖
かい雰囲気の写りが実現できる。
【0094】撮影側コンピュータ装置101aのCPU
は、タッチパネルディスプレイ22から受取った信号に
基づいて制御部102に対して制御信号を出力し、選択
された画質モードに応じてカメラ21の設定を変更す
る。
【0095】続いて撮影側コンピュータ装置101aの
CPUは、背景色選択画面をタッチパネルディスプレイ
22に表示し、ユーザ6から写真の背景の選択を受付け
る(S140)。背景色選択画面においては、複数の背
景画像が選択可能に提示され、ユーザからの選択を受付
ける。
【0096】ステップS130〜ステップS140で撮
影人数と画質モードと背景とが決定すると、被写体であ
るユーザ6をカメラ21で撮影する処理(S150)に
移行するユーザ6の所定の選択が終わったら、撮影側コ
ンピュータ装置101aのCPUは、所定のタイミング
で、自動的にシャッタ動作を指示する。シャッタタイミ
ングは、「3,2,1」や「はい、チー、ズ」などの音
声出力などで指示される。このようにして被写体をカメ
ラ21で撮影する処理が実行される(S150)。
【0097】さらに、シャッタ動作のタイミングと同期
して、タッチパネルディスプレイ22の画面は白色に変
化することが好ましい。本実施の形態においてタッチパ
ネルディスプレイ22は、カメラ21の下側のユーザ6
の正面に配置されているため、正面部分が白色に変わる
ことによってハイキーな画像が得られるという効果があ
る。
【0098】このシャッタ動作によってカメラ21から
の撮影画像が固定され、記憶装置に記憶される。これが
ステップS150で実行される1回の撮影処理である。
【0099】そして、撮影側コンピュータ装置101a
のCPUは、撮影の規定時間が終了しているか確認し
(S160)、撮影の規定時間が終了していなければ
(S160でYES)、処理をステップS150に戻し
て、規定時間内、撮影処理を繰返す。
【0100】上記制御された照明でステップS150の
撮影が実行され、撮影の規定時間が終了すると(S16
0でNO)、撮影側コンピュータ装置101aのCPU
は、撮影した画像の中から以降の編集処理で用いる写真
を選択するための写真選択画面をタッチパネルディスプ
レイ22に表示し、ユーザ6より規定枚数(たとえば4
枚)の選択を受付けて、選択された画像をキープ画像と
する(S165)。
【0101】ステップS165においては、ユーザ6は
タッチパネルディスプレイ22に表示される写真選択画
面に沿ってタッチパネルディスプレイ22の画面上の選
択領域にタッチして選択を行なう。具体的には、写真選
択画面において撮影された画像がサムネイル画像として
選択可能に表示され、ユーザ6は、その中から所望の画
像を、タッチパネルディスプレイ22画面上のサムネイ
ル画像をタッチして選択する。
【0102】撮影操作側での操作に応じて撮影処理が終
了すると、タッチパネルディスプレイ22に「編集側に
移動してください」などの案内を表示し、ユーザ6を編
集操作側に移動するように誘導する。
【0103】撮影操作側での処理が終了し、撮影操作側
から編集操作側に処理が移ると、撮影操作側では上記案
内表示を終了し処理をステップS100へ戻す。すなわ
ち、再びタッチパネルディスプレイ22にタイトルデモ
を表示し、次の利用者を待機する。また、撮影側コンピ
ュータ装置101aは、上述の撮影操作側の処理で得ら
れたキープ画像を編集側コンピュータ装置101bに対
して出力し、編集操作側の動作プログラムに引渡す。さ
らに、撮影側コンピュータ装置101aは、上述のステ
ップS130〜S140で入力された情報であって、後
の編集操作で用いられる情報(たとえば撮影人数など)
も編集側コンピュータ装置101bに対して出力し、編
集操作側の動作プログラムに引渡す。これらの情報やキ
ープ画像は、適宜、編集側コンピュータ装置101bの
記憶装置に記憶される。
【0104】次に、図6を用いて、写真自動販売機の編
集操作側での操作に応じた処理について説明する。
【0105】前述のとおり、撮影が終了し編集を行なう
画像が装置に存在しない間は、操作ディスプレイ13に
は待機画面が表示される(S200)。
【0106】撮影側コンピュータ装置101aからの指
示により、編集対象となる画像であるキープ画像が準備
されると、まず、編集側コンピュータ装置101bのC
PUは、操作ディスプレイ13に明るさ調整画面を表示
し、明るさの選択を受付ける(S205)。ユーザ6
は、タッチペン14を用いて撮影された画像を好みの色
調の画像に調整する。
【0107】ここで、明るさ調整とは、画像の明るさだ
けを調整するのでなく、たとえば、彩度、濃度、色合
い、など画像に係わる色調を調整することを含み、さら
に、肌色のみを補正するなど写真自動販売機特有の画像
処理を施すことも含む。
【0108】なお、ステップS205での明るさ調整
は、撮影操作側での操作によって、ステップS135の
画質の選択と同じタイミングで実行されてもよい。
【0109】ステップS205での明るさ調整が終了す
ると、続いて編集側コンピュータ装置101bのCPU
は、操作ディスプレイ13に編集画面を表示し、ユーザ
6よりキープ画像に対して編集用画像を入力する編集入
力(お絵描き入力)を受付ける(S210)。
【0110】図7に、ステップS210で操作ディスプ
レイ13に表示される編集画面の具体例を示す。図7を
参照して、編集画面には、編集処理が可能な残り時間を
表示する残り時間表示領域と、現在の日付・時間や1行
メッセージなどを表示する情報表示領域と、選択された
各キープ画像をサムネイル表示するサムネイル表示領域
と、編集対象画像として選択されたキープ画像を編集可
能に表示する編集入力領域と、「ペン」「スタンプ」
「スペシャル」「ライン」および「フレーム」などの編
集に用いることが可能な機能を選択するための機能ボタ
ンを表示する機能ボタン表示領域と、選択された機能に
おいて用いることが可能な、各アイテムやテクスチャや
色を選択するためのボタン、選択した「スタンプ」や
「ライン」等の大きさを選択したり、「ペン」の太さを
選択したりするためのボタン、入力したスタンプ画像や
文字などのお絵描きの一部を消すときに使用する「けし
ゴム」ボタン、直近で入力したお絵描きを取消すときに
使用する「ひとつもどる」ボタン、お絵描きを取消して
しまったがもう一度取消したお絵描きを復帰させたいと
きに使用する「ひとつすすむ」ボタン、何もお絵描きさ
れていない初期状態のキープ画像に戻すとき選択される
「はじめから」ボタン、およびお絵描きを終了するとき
に選択される「おしまい」ボタンなどの各指示ボタンを
表示するボタン表示領域とが含まれる。
【0111】ステップS210でユーザ6は、図7に示
される編集画面において、編集用画像を入力するために
用いられる機能(ツール)として機能ボタン表示領域に
表示される、ペンやスタンプなどの中から、所望するツ
ールをタッチペン14で選択する。そして選択されたツ
ールを用いて、任意の画像や文字等の編集用画像の入力
操作を行なう。編集側コンピュータ装置101bは、操
作ディスプレイ13から編集用画像の入力を受取る。
【0112】ステップS210において、編集側コンピ
ュータ装置101bのCPUは、編集画面にて、キープ
画像と入力されたペン画像や編集用画像とを、メモリ上
のそれぞれ別のレイヤに展開し操作ディスプレイ13上
にそれらレイヤを重ねて表示する。それぞれのレイヤの
どちらを上に表示するかは、用途により設定されてい
る。たとえば、編集用画像をキープ画像の前景画像とす
る場合には編集用画像が上のレイヤとなり、キープ画像
の背景画像とする場合には編集用画像が下のレイヤとな
る。さらに編集用画像は、スタンプ画像のレイヤ、フレ
ーム画像のレイヤなど、それぞれ機能ごとの複数のレイ
ヤで構成されていてもよい。このように編集用画像を表
示するレイヤを複数のレイヤとすることにより、「ひと
つもどる」、「ひとつすすむ」、および「はじめから」
などの編集過程のコントロールを容易に実現できる。
【0113】なお、本実施の形態にかかる写真自動販売
機が最も大きな特徴とするスタンプ機能における「ムー
ブスタンプ」を用いた編集処理については、後に詳細に
説明する。
【0114】ステップS210における編集用画像の入
力の受付けは、所定の制限時間に達するまで行なうこと
ができる。そして、ステップS210での編集操作が終
了すると、編集側コンピュータ装置101bのCPU
は、ステップS130で選択された撮影人数を記憶装置
から読出し、ステップS165で選択されたキープ画像
またはステップS210で編集されたキープ画像である
印刷対象の画像を、撮影人数に応じて、その撮影人数で
分割するのに好適な複数のレイアウトに対応させた第1
のシールレイアウト選択画面を優先的に操作ディスプレ
イ13に表示して、ユーザ6よりシールレイアウトの選
択を受付ける(S215)。
【0115】編集側コンピュータ装置101bのCPU
は、操作ディスプレイ13からシールレイアウトの選択
の入力を受付けると、必要に応じてキープ画像と編集用
画像とを合成して、ステップS165で選択されたキー
プ画像、またはキープ画像と編集用画像とを合成して得
られた画像を、選択されたシールレイアウトに沿って編
集して印刷対象画像データを生成する。そして、編集側
コンピュータ装置101bのCPUは、印刷対象画像デ
ータと指示信号とをプリンタ12に送信する。
【0116】プリンタ12は、該指示信号に基づいて、
編集側コンピュータ装置101bから受取った印刷対象
画像データを所定の印刷媒体の表面に印刷し、印刷した
印刷媒体をプリント取出口9から排出することでユーザ
6に提供する(S220)。
【0117】なお、プリント取出口9が操作ディスプレ
イ13の側面側にある場合は、印刷を開始するタイミン
グで操作ディスプレイ13に「印刷中です。プリントは
横から出ます。外に出て待ってね。」などの案内を表示
することが好ましい。
【0118】そしてその後、処理をステップS200に
戻し、待機画面を操作ディスプレイ13に表示して次の
利用者の利用を待機する。
【0119】以上が本写真自動販売機における処理の説
明である。
【0120】次に、本実施の形態にかかる写真自動販売
機が最も大きな特徴とするスタンプ機能における「ムー
ブスタンプ」を用いた編集処理について、図8に示され
るフローチャートを用いて説明する。
【0121】図8を参照して、始めに、ユーザ6は、図
7に示される編集画面において、選択可能に表示されて
いる機能の中から用いる機能として「スタンプ」をタッ
チペン14でタッチして選択し、さらに「スタンプ」機
能において用いることが可能なアイテムとして「ムー
ブ」を選択する(S401)。
【0122】さらに、ステップS401において「ムー
ブ」が選択されると、編集画面には、キープ画像上に配
置される「ムーブスタンプ」機能で用られる編集用画像
(以下、模様画像と言う)を示すアイコンが選択可能に
複数表示される。図7は、ここで表示される編集画面の
具体例を示している。なお、ここで表示されるアイコン
は、実際に配置する模様画像でなく、配置する模様画像
をイメージできるものであればよい。そして、利用者は
表示された複数のアイコンの中から好みの模様画像をタ
ッチペンでタッチして選択する(S403)。
【0123】なお、本実施の形態において「ムーブスタ
ンプ」機能で用いる画像(模様画像)は、キープ画像を
含む平面上の2点である始点と終点とで定められる位置
に始点と終点とで定められる方向に入力される編集用画
像であって、複数の画像要素が所定の列に並んで構成さ
れる画像である。最も単純な模様画像としては、ドット
である画像要素が連続した、始点と終点とを通る直線や
曲線が挙げられる。また、ドットである画像要素が連続
した、始点から終点に向かう矢印や稲妻などであっても
よい。さらに、個別の画像である複数の画像要素が個々
に所定の列に並んで構成されてもよい。本実施の形態に
おいては、模様画像を個別の画像である複数の画像要素
が個々に所定の列に並んで構成されるものとして説明を
行なうが、上述のような直線や曲線など、画像要素がド
ットであるものであってもよい。
【0124】図9に模様画像の具体例を示す。図9に示
されるように、模様画像が複数の個別の画像である画像
要素から構成される場合、各複数の画像要素は、所定の
列上に配置したときに統一感のある一連の画像となる柄
を表わすことが好ましい。模様画像は、編集側コンピュ
ータ装置101bの記憶装置に、図9に示されるよう
に、これら画像要素が連結された1つの画像ファイルと
して記憶される。より詳しくは、模様画像を含む画像フ
ァイルは、画像の色、柄などのテクスチャ画像部(図9
左の上)と、画素が存在するドットを表わす、いわゆる
マスク画像部(図9左の下)とを含んで構成される。そ
して、後述の模様画像を表示する際には、この画像ファ
イルから、必要な1つの画像要素を切出し、対応するマ
スク画像を参照しながら該画像要素をキープ画像上に配
置する。
【0125】なお、キープ画像上に配置する模様画像は
特に限定されるものではない。つまり、図9に示される
ように一連の画像要素の集合に限定されず、図10に示
されるようなそれぞれ柄の異なる画像要素の集合であっ
てもよいし、1つの画像を段階的に色を変化させて表わ
す(グラデーションなど)画像要素や、4コマ漫画のよ
うに連続性のあるアニメーション画像のそれぞれのコマ
(画像)を表わす画像要素や、図11に示されるような
1つの画像のサイズを段階的に変えた画像を表わす画像
要素や、図12に示されるような1つの画像の段階的に
パターンを変化させて表わす画像要素などの集合、また
これらを適宜組合わせたものであってもよい。さらに、
以降の説明において、模様画像を、これら1つ1つの画
像要素として表現している箇所や、画像要素全体を模様
画像として表現している箇所があるが、解釈に影響を与
えるものではない。
【0126】ステップS403で模様画像が選択される
と、編集側コンピュータ装置101bのCPUは、操作
ディスプレイ13の描画領域がタッチペン14でタッチ
されたかを監視する(S405)。そして、描画領域が
タッチされたことを検出すると(S405でYES)、
編集側コンピュータ装置101bのCPUは現在タッチ
されている座標を検出し、検出された座標(x,y)を
始点と決定する(S407)。
【0127】さらに、編集側コンピュータ装置101b
のCPUは、ステップS407で決定された始点に基づ
いて終点を算出する処理である終点算出処理を実行し
(S409)、終点を決定する。なお、ステップS40
9における終点算出処理はムーブスタンプ処理のうちの
最も特徴ある処理であるため、後に算出方法を具体的に
実施例として挙げて、詳しく説明する。
【0128】ステップS409での終点算出処理の結果
終点が求まると、得られた始点と終点とを結ぶ仮想の線
分を生成し(S411)、模様画像を構成する各画像要
素を配置する位置を算出する(S413)。なお、ステ
ップS411で生成される始点と終点とを結ぶ仮想の線
分は、直線に限定されずに、曲線を含むものであっても
よい。
【0129】ステップS413での配置位置の算出方法
の具体例としては、図13に示されるように、ステップ
S411で生成された仮想の線分の長さに対して予め設
定してある比率配分で相対的な間隔で、画像要素の個数
分の画像配置点を算出する方法が挙げられる。たとえ
ば、該比率配分が等比率である場合、ステップS403
で選択された模様画像が5つの画像要素を含んで構成さ
れるものであるとき、図14に示されるように、5つの
画像要素が等間隔に配置されるようにその画像配置点が
算出される。
【0130】ステップS413において画像配置点が決
定されると、図15に示されるように、画像配置点の各
点上に予め設定された画像要素の順番通り画像要素を配
置して表示する(S415)。
【0131】なお、画像要素の配置点の算出方法は上述
のような画像要素の個数による算出方法に限定されず、
図16に示されるように、ステップS411で生成され
た仮想の線分に対して、その端部から予め定められた位
置を画像要素の配置点とし、線分の長さに応じて配置す
る画像要素の個数を変更してもよい。
【0132】さらに、ステップS419における画像要
素の配置方法としては、前述の図15に示されるよう
に、編集側コンピュータ装置101bの記憶装置に記憶
される画像ファイルに含まれる画像要素をそのまま配置
する方法であってもよいし、画像要素各々を、始点の位
置に応じて反転させて配置してもよい。具体的に、図1
7〜図20を用いて説明する。
【0133】すなわち、図17〜図20に示されるよう
に描画領域に複数の領域A〜Dを設け、ステップS41
5では、始めに、ステップS407で決定された始点が
該領域のうちのいずれの領域に属するかを判定し、その
判定結果に応じて、画像要素各々を反転させて配置す
る。図17に示される具体例では始点の属する領域が領
域Dであり、領域Dに対応して、画像要素を反転させず
に配置するものとしている。なお、図17において、始
点は四角で、決定された終点は丸で示されている。この
表示方法は、以降の図中でも同様である。また、模様画
像のうちの最も始点に近い位置に配置される画像要素を
第1の画像要素として着目し、図17中央図に示してい
る。
【0134】図18に示される具体例では始点の属する
領域が領域Aであり、領域Aに対応して、図17に示さ
れた画像要素各々を、垂直方向の直線に対して線対象に
反転させて配置している。また、図19に示される具体
例では始点の属する領域が領域Cであり、領域Cに対応
して、図17に示された画像要素各々を、水平方向の直
線に対して線対象に反転させて配置している。また、図
20に示される具体例では始点の属する領域が領域Bで
あり、領域Bに対応して、図17に示された画像要素各
々を、水平方向の点対象に反転させて配置している。
【0135】このような画像要素の配置が行なわれるこ
とで、模様画像を全体として1つの画像のように自然に
かつ美しく表現することができる。
【0136】上述の始点を検出して画像を配置するまで
の処理(S407〜S415)は、タッチペン14が操
作ディスプレイ13から離れたことが検出されるまで、
所定の間隔で繰返される(S417でNO)。すなわ
ち、本実施の形態にかかる写真自動販売機では、この処
理が繰返されている間、タッチペン14の移動に伴っ
て、模様画像が配置される位置が変化して模様画像が再
配置される。そのため、ユーザ6は、タッチペン14を
移動させながら好みの位置に好みの画像を配置させる操
作を、動きのある演出を楽しみながら行なうことができ
る。
【0137】そして、タッチペン14が操作ディスプレ
イ13から離れたことが検出されると(S417でYE
S)、そのときに描画領域に表示されている模様画像が
キープ画像に入力される編集用画像として確定され(S
419)、1回のムーブスタンプ処理が終了する。
【0138】さらに、本ムーブスタンプ処理のうちの最
も特徴ある処理である、ステップS409での終点算出
処理の具体例について、以下に種々の実施例を挙げて説
明する。
【0139】[第1の実施例] 第1の実施例においては、描画領域に複数の領域を設
け、ステップS409での終点算出処理では、ステップ
S407で決定された始点が属する領域に対応して予め
設定されている点を、終点と決定する。
【0140】領域に対応して予め設定されている点とし
ては、たとえば、図21に示されるように、始点が属す
る領域と、描画領域の中心に対して点対象の関係にある
領域の頂点のうちの1つの点が挙げられる。より具体的
には、図21を参照して、ステップS409での終点算
出処理で、領域Aに始点が属する場合に、領域Aと描画
領域の中心に対して点対象の関係にある領域Cの、領域
Aから最も遠い頂点を終点と決定する終点の算出方法が
挙げられる。
【0141】またたとえば、領域に対応して予め設定さ
れている点としては、図22に示されるように、始点が
属する領域の頂点のうちの1つの頂点であって描画領域
の頂点でもある点が挙げられる。より具体的には、図2
2を参照して、ステップS409での終点算出処理で、
領域Aに始点が属する場合に、領域Aの頂点であって描
画領域の頂点でもある点を終点と決定する終点の算出方
法が挙げられる。
【0142】またたとえば、領域に対応して予め設定さ
れている点としては、図23に示されるように、始点が
属する領域の頂点であって描画領域の頂点でもある点か
ら右回りに伸びた辺と隣接する領域の境界線との交点が
挙げられる。より具体的には、図23を参照して、ステ
ップS409での終点算出処理で、領域Aに始点が属す
る場合に、領域Aの頂点であって描画領域の頂点でもあ
る点から右回りに伸びた辺と隣接する領域の境界線との
交点を終点と決定する終点の算出方法が挙げられる。
【0143】[第2の実施例] 第2の実施例において、ステップS409での終点算出
処理では、ステップS407で決定された始点から予め
定められた方向に伸びる仮想の直線上の点を、終点と決
定する。
【0144】具体的には、始点から水平の1方向、また
は垂直の1方向に仮想の直線を伸ばし、仮想の直線と描
画領域の辺との交点を終点と決定する。たとえば、図2
4に示される例では、始点から右方向に水平に仮想の直
線を伸ばし、描画領域の右辺との交点を終点と決定す
る。また、図25に示される例では、始点から左方向に
水平に仮想の直線を伸ばし、描画領域の左辺との交点を
終点と決定する。また、図26に示される例では、始点
から上方向に垂直に仮想の直線を伸ばし、描画領域の上
辺との交点を終点と決定する。また、図27に示される
例では、始点から下方向に垂直に仮想の直線を伸ばし、
描画領域の下辺との交点を終点と決定する。
【0145】また、他の具体例としては、始点から水平
の1方向、または垂直の1方向に向かう、予め定められ
た長さの仮想の線分の端点を終点と決定する。たとえ
ば、図28に示される例では、始点から右方向に向かう
所定の長さの仮想の線分の端点を終点と決定する。ま
た、図29に示される例では、始点から左方向に向かう
所定の長さの仮想の線分の端点を終点と決定する。ま
た、図30に示される例では、始点から上方向に向かう
所定の長さの仮想の線分の端点を終点と決定する。ま
た、図31に示される例では、始点から下方向に向かう
所定の長さの仮想の線分の端点を終点と決定する。
【0146】また、他の具体例としては、始点から水平
の1方向、または垂直の1方向に描画領域の辺までの仮
想の線分を生成して、その線分の中点を終点と決定す
る。たとえば、図32に示される例では、始点から描画
領域の右辺に向かう仮想の線分を生成し、その線分の中
点を終点と決定する。
【0147】[第3の実施例] 第3の実施例においては、描画領域に複数の領域を設
け、ステップS409での終点算出処理では、ステップ
S407で決定された始点から、該始点が属する領域に
対応して予め設定されている方向に伸びる仮想の直線上
の点を、終点と決定する。
【0148】具体的には、図33に示されるように、描
画領域に左側の領域と右側の領域とを設け、始点から、
該始点が属する領域と逆の領域に向かう方向に水平に仮
想の直線を伸ばし、仮想の直線と描画領域の右辺または
左辺との交点を終点と決定する。また、図34に示され
るように、描画領域に上側の領域と下側の領域とを設
け、始点から、該始点が属する領域と逆の領域に向かう
方向に垂直に仮想の直線を伸ばし、仮想の直線と描画領
域の上辺または下辺との交点を終点と決定する。
【0149】また、他の具体例としては、図35に示さ
れるように、描画領域に左側の領域と右側の領域とを設
け、始点から、該始点が属する領域と逆の領域に向かう
予め定められた長さの仮想の線分の端点を、終点と決定
する。また、図36に示されるように、描画領域に上側
の領域と下側の領域とを設け、始点から、該始点が属す
る領域と逆の領域に向かう予め定められた長さの仮想の
線分の端点を、終点と決定する。
【0150】また、他の具体例としては、図37に示さ
れるように、描画領域に左側の領域と右側の領域とを設
け、始点から、該始点が属する領域と逆の領域に向かう
予め定められた長さの仮想の線分の中点を、終点と決定
する。
【0151】[第4の実施例] 第4の実施例において、ステップS409での終点算出
処理では、予め所定の点を基点として設けて、ステップ
S407で決定された始点と基点とを通過する仮想の直
線上の点を、終点と決定する。
【0152】具体的には、図38に示されるように、始
点と基点とを通過する仮想の直線の、該直線と描画領域
の辺との基点側の交点を終点と決定する。なお、図38
において、基点は二重丸で示されている。この表示方法
は、以降の図中でも同様である。また、図39に示され
るように、始点と基点とを通過する仮想の直線の、該直
線と描画領域の辺との始点側の交点を終点と決定する。
また、図40に示されるように、始点の基点からの距離
が所定の距離(図40中では点線の円に示される距離)
以上である場合には、始点と基点とを通過する仮想の直
線の、該直線と描画領域の辺との基点側の交点を、始点
の基点からの距離が所定の距離以内である場合には、始
点と基点とを通過する仮想の直線の、該直線と描画領域
の辺との始点側の交点を終点と決定する。
【0153】また、他の具体例としては、図41に示さ
れるように、始点と基点とを通過する仮想の直線の、始
点から基点に向かう方向に予め定められた長さにある該
直線上の点を終点と決定する。また、図42に示される
ように、始点と基点とを通過する仮想の直線の、始点か
ら基点と逆に向かう方向に予め定められた長さにある該
直線上の点を終点と決定する。また、図43に示される
ように、始点の基点からの距離が所定の距離(図43中
では点線の円に示される距離)以上である場合には、始
点と基点とを通過する仮想の直線の、始点から基点に向
かう方向に予め定められた長さにある該直線上の点を、
始点の基点からの距離が所定の距離以内である場合に
は、始点と基点とを通過する仮想の直線の、始点から基
点と逆に向かう方向に予め定められた長さにある該直線
上の点を終点と決定する。
【0154】なお、上述の基点は、描画領域外にあって
もよい。具体的には、図44に示されるように、始点と
描画領域外の基点とを通過する仮想の直線の、該直線と
描画領域の辺との基点側の交点を終点と決定する。ま
た、図45に示されるように、始点と描画領域外の基点
とを通過する仮想の直線の、該直線と描画領域の辺との
始点側の交点を終点と決定する。また、図46に示され
るように、始点の基点からの距離が所定の距離(図46
中では点線の円に示される距離)以上である場合には、
始点と描画領域外の基点とを通過する仮想の直線の、該
直線と描画領域の辺との基点側の交点を、始点の基点か
らの距離が所定の距離以内である場合には、始点と描画
領域外の基点とを通過する仮想の直線の、該直線と描画
領域の辺との始点側の交点を終点と決定する。
【0155】また、他の具体例としては、図47に示さ
れるように、始点と描画領域外の基点とを通過する仮想
の直線の、始点から基点に向かう方向に予め定められた
長さにある該直線上の点を終点と決定する。また、図4
8に示されるように、始点と描画領域外の基点とを通過
する仮想の直線の、始点から基点と逆に向かう方向に予
め定められた長さにある該直線上の点を終点と決定す
る。また、図49に示されるように、始点の基点からの
距離が所定の距離(図49中では点線の円に示される距
離)以上である場合には、始点と描画領域外の基点とを
通過する仮想の直線の、始点から基点に向かう方向に予
め定められた長さにある該直線上の点を、始点の基点か
らの距離が所定の距離以内である場合には、始点と描画
領域外の基点とを通過する仮想の直線の、始点から基点
と逆に向かう方向に予め定められた長さにある該直線上
の点を終点と決定する。
【0156】また、他の具体例について、図50を用い
て説明すると、基点を予め描画領域内の所定位置に設
け、ステップS409での終点算出処理では、始めに、
ステップS407で決定された始点と該基点とを通過す
る仮想の直線を生成する。次に、始点と基点との距離を
求めて、該基点から始点と逆の方向に該距離にある直線
上の点を抽出し、その点を終点と決定する。なお、この
場合、基点は描画領域中央の点であることがより好まし
い。
【0157】このようにすることで、ユーザ6は、タッ
チペン14の移動に伴った動きのある演出を楽しみなが
ら編集操作を行なうことができる。
【0158】[第5の実施例] 第5の実施例においては、さらに描画領域に複数の領域
を設け、ステップS409での終点算出処理では、予め
設けられた複数の基点のうちの、ステップS407で決
定された始点が属する領域に対応した基点と始点とを通
過する仮想の直線上の点を、終点と決定する。
【0159】具体的には、図51に示されるように、予
め描画領域の4頂点を複数の基点として設け、各頂点を
含む4つの領域A〜Dを設定する。次に、始点が属する
領域と描画領域の中心に対して点対象の関係にある領域
に含まれる頂点である基点を用いて、始点と基点とを結
ぶ仮想の線分を生成する。そして、該線分の中点を終点
と決定する。
【0160】[第6の実施例] 第6の実施例においては、描画領域に仮想の図形を設
け、ステップS409での終点算出処理では、ステップ
S407で決定された始点と基点とを通過する仮想の直
線と、仮想の図形との交点を、終点と決定する。
【0161】具体的には、図52または図53に示され
るように、描画領域に仮想の図形である仮想円を設け、
始点および基点を通過する仮想の直線と仮想円との、基
点側の交点、または始点側の交点を終点と決定する。
【0162】また、仮想の図形は円に限定されず、図5
4および図55に示されるように、三角形などでもよ
く、その場合にも同様に、描画領域に仮想の図形である
仮想三角形を設け、始点および基点を通過する仮想の直
線と仮想三角形との、基点側の交点、または始点側の交
点を終点と決定する。また、キープ画像に含まれる被写
体の画像を画像抽出技術を用いて抽出し、該被写体の形
状を仮想の図形としてもよい。
【0163】また、図56に示されるように、仮想の図
形は描画領域外に設けてもよく、その場合にも同様に、
始点および基点を通過する仮想の直線と描画領域外の仮
想円との、基点側の交点、または始点側の交点を終点と
決定する。
【0164】[変形例] 変形例においては、描画領域に所定の基点を設けて、上
述のステップS409の終点算出処理およびステップS
411の仮想の線分の生成処理に替えて、またはそれら
の処理と共に、ステップS407で決定された始点が基
点と一致する場合、予め定められた線分を仮想の線分と
して生成する処理を行なう。
【0165】具体的には、図57(a)や図57(b)
に示されるように、ステップS407で決定された始点
が、描画領域の中心に設けられた基点に一致する場合
に、描画領域中央をクロスする仮想の線分が生成され
る。そして、上述のステップS415では、該仮想の線
分上に模様画像に含まれる各画像要素が配置される。
【0166】なお、予め定められた線分は、直線に限定
されずに、曲線を含むものであってもよいし、図58
(a)に示されるような円形や、図58(b)に示され
るような三角形などの図形であってもよい。
【0167】または、ステップS407で決定された始
点が基点から所定の距離内にある場合に、上述の予め定
められた線分を仮想の線分として生成する処理を行なっ
てもよい。
【0168】具体的には、図59(a)や図59(b)
に示されるように、ステップS407で決定された始点
が、描画領域の中心に設けられた基点から所定の範囲内
(図59において点線で示される円内)にある場合に、
描画領域中央をクロスする仮想の線分が生成される。そ
して、上述のステップS415では、該仮想の線分上に
模様画像に含まれる各画像要素が配置される。
【0169】なお、予め定められた線分は、直線に限定
されずに、上述と同様に曲線を含むものであってもよい
し、図60(a)に示されるような円形や、図60
(b)に示されるような三角形などの図形であってもよ
い。
【0170】本実施の形態にかかる写真自動販売機にお
いて、変形例に説明されたような「ムーブスタンプ」を
用いた編集処理が実行されることで、タッチペン14で
タッチした位置によってキープ画像上にクロスする模様
画像が現われ、ユーザ6に驚きを与えることができる。
【0171】さらに、上述の写真自動販売機で実行され
る模様画像の入力方法である画像入力方法を、写真自動
販売機以外の、たとえばパーソナルコンピュータ等の画
像処理装置において実現することもできる。また、画像
入力方法プログラムとして提供することもできる。この
ようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシ
ブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only
Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Ran
dom AccessMemory)およびメモリカードなどのコンピュ
ータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム
製品として提供することもできる。あるいは、コンピュ
ータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録
させて、プログラムを提供することもできる。また、ネ
ットワークを介したダウンロードによって、プログラム
を提供することもできる。
【0172】提供されるプログラム製品は、ハードディ
スクなどのプログラム格納部にインストールされて実行
される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、
プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0173】今回開示された実施の形態および実施例は
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0174】
【図1】本実施の形態にかかる写真自動販売機の外観の
具体例を示す図である。
【図2】本実施の形態にかかる写真自動販売機の撮影操
作側の筐体1の構成の具体例を示す図である。
【図3】本実施の形態にかかる写真自動販売機の編集操
作側の筐体2の構成の具体例を示す図である。
【図4】写真自動販売機の機能構成の具体例を示す図で
ある。
【図5】本実施の形態における写真自動販売機での処理
を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態における写真自動販売機での処理
を示すフローチャートである。
【図7】編集画面の具体例を示す図である。
【図8】「ムーブスタンプ」を用いた編集処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】模様画像の具体例を示す図である。
【図10】模様画像の具体例を示す図である。
【図11】模様画像の具体例を示す図である。
【図12】模様画像の具体例を示す図である。
【図13】画像要素の配置位置の算出方法の具体例を示
す図である。
【図14】画像要素の配置位置の算出方法の具体例を示
す図である。
【図15】画像要素の配置の具体例を示す図である。
【図16】画像要素の配置位置の算出方法の具体例を示
す図である。
【図17】画像要素の配置の具体例を示す図である。
【図18】画像要素の配置の具体例を示す図である。
【図19】画像要素の配置の具体例を示す図である。
【図20】画像要素の配置の具体例を示す図である。
【図21】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図22】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図23】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図24】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図25】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図26】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図27】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図28】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図29】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図30】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図31】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図32】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図33】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図34】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図35】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図36】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図37】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図38】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図39】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図40】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図41】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図42】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図43】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図44】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図45】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図46】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図47】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図48】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図49】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図50】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図51】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図52】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図53】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図54】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図55】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図56】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図57】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図58】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図59】終点算出処理の具体例を示す図である。
【図60】終点算出処理の具体例を示す図である。
【符号の説明】
【0175】 1,2 写真自動販売機の筐体、3 撮影ブース、4
編集ブース、6 ユーザ、7 編集筐体、8 印刷筐
体、9 プリント取出口、10 印刷中LED、11
印刷エラーLED、12 プリンタ、13 操作ディス
プレイ、14 タッチペン、18 照明部、19 撮影
部、20 フラッシュ、21 カメラ、22 タッチパ
ネルディスプレイ、23 スピーカ、24 ライブモニ
タ、25 パイロットランプ、26 コイン投入口、2
7 コイン返却口、28 フロントドア、29 電源ス
イッチ、30 照明装置、31 ファン、33 分配
器、39 サイドカーテン、101 コンピュータ装
置、102 制御部、103 電源制御部、104 U
PS、105 サービスパネル、106 フラッシュ制
御部、107 コイン制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−188913(JP,A) 特開2003−264760(JP,A) 特開2002−208021(JP,A) 特開2001−285420(JP,A) 特開 平8−63148(JP,A) 特開 平9−297858(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/80 H04N 5/262 - 5/28 G09G 5/36 G06F 3/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画領域に、順に並んだ複数の画像要素
    からなる入力画像を入力する画像入力方法であって、 前記入力画像を入力する位置を入力する位置入力ステッ
    プと、 前記入力された位置から始点を特定する始点特定ステッ
    プと、 前記特定された始点に基づいて終点を算出する終点算出
    ステップと、 前記始点と前記終点とを結ぶ仮想の線分を生成する線分
    生成ステップと、 記仮想の線分上に、前記始点から前記終点に向かっ
    て、前記順に並んだ複数の画像要素を配置することで、
    前記描画領域に前記入力画像を入力する画像入力ステッ
    プとを備える、画像入力方法。
  2. 【請求項2】 前記終点算出ステップで算出される前記
    終点は、前記描画領域の周上の点である、請求項1に記
    載の画像入力方法。
  3. 【請求項3】 前記終点算出ステップで算出される前記
    終点は、前記始点から所定の方向の点と、前記始点から
    所定の距離の点との少なくとも一方の点である、請求項
    1または2に記載の画像入力方法。
  4. 【請求項4】 前記終点算出ステップは、前記始点の属
    する前記描画領域上の領域に基づいて前記終点を算出す
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の画像入力方法。
  5. 【請求項5】 前記終点算出ステップで算出される前記
    終点は、前記描画領域を含む平面上に定められた仮想の
    点である基点と前記始点とで定まる線上の点である、請
    求項1〜4のいずれかに記載の画像入力方法。
  6. 【請求項6】 前記終点算出ステップで算出される前記
    終点は、前記基点と前記始点とで定まる線と、前記描画
    領域を含む平面上に定められた仮想の図形との交点であ
    る、請求項5に記載の画像入力方法。
  7. 【請求項7】 前記終点算出ステップは、前記基点と前
    記始点との距離に基づいて前記終点を算出する、請求項
    5または6に記載の画像入力方法。
  8. 【請求項8】 前記画像入力ステップは、前記仮想の線
    分の長さに対して所定の割合の間隔で前記複数の画像要
    素の各々を配置する、請求項1〜7のいずれかに記載の
    画像入力方法。
  9. 【請求項9】 前記画像入力ステップは、前記複数の画
    像要素のうち、前記仮想の線分の長さに応じた数の前記
    画像要素を配置する、請求項1〜7のいずれかに記載の
    画像入力方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の画像要素は、パタンと模様
    とサイズと形状とのいずれかが各々異なる画像である、
    請求項1〜9のいずれかに記載の画像入力方法。
  11. 【請求項11】 前記画像入力ステップは、前記始点の
    属する前記描画領域上の領域に応じて、前記複数の画像
    要素の各々を反転して配置する、請求項1〜10のいず
    れかに記載の画像入力方法。
  12. 【請求項12】 被写体画像を取得する画像取得手段
    と、 前記被写体画像上の位置を入力する位置入力手段と、 前記入力された位置から始点を特定する始点特定手段
    と、 前記特定された始点に基づいて、前記被写体画像上の終
    点を算出する終点算出手段と、 前記始点と前記終点とを結ぶ仮想の線分を、前記被写体
    画像上に生成する線分生成手段と、 前記被写体画像上に生成された前記仮想の線分上に、前
    記始点から前記終点に向かって、順に並んだ複数の画像
    要素からなる編集用画像の前記複数の画像要素を配置す
    ることで、前記被写体画像に前記編集用画像を入力する
    画像入力手段とを備える、写真自動販売機。
  13. 【請求項13】 描画領域に、順に並んだ複数の画像要
    素からなる入力画像を入力する画像入力処理をコンピュ
    ータに実行させるプログラムであって、 前記入力画像を入力する位置を入力する位置入力ステッ
    プと、 前記入力された位置から始点を特定する始点特定ステッ
    プと、 前記特定された始点に基づいて終点を算出する終点算出
    ステップと、 前記始点と前記終点とを結ぶ仮想の線分を生成する線分
    生成ステップと、 記仮想の線分上に、前記始点から前記終点に向かっ
    て、前記順に並んだ複数の画像要素を配置することで、
    前記描画領域に前記入力画像を入力する画像入力ステッ
    プとを実行させる、画像入力プログラム。
JP2003347242A 2003-10-06 2003-10-06 画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機 Expired - Lifetime JP3524088B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003347242A JP3524088B1 (ja) 2003-10-06 2003-10-06 画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003347242A JP3524088B1 (ja) 2003-10-06 2003-10-06 画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3524088B1 true JP3524088B1 (ja) 2004-04-26
JP2005115549A JP2005115549A (ja) 2005-04-28

Family

ID=32290822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003347242A Expired - Lifetime JP3524088B1 (ja) 2003-10-06 2003-10-06 画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3524088B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4712675B2 (ja) * 2005-06-10 2011-06-29 株式会社メイクソフトウェア 画像編集装置、画像編集方法、画像編集プログラム及び自動写真撮影装置
JP3998152B2 (ja) * 2005-06-10 2007-10-24 株式会社メイクソフトウェア 画像編集装置、画像編集方法、画像編集プログラム及び自動写真撮影装置
JP4553378B2 (ja) * 2005-08-25 2010-09-29 株式会社メイクソフトウェア 画像編集装置、写真シール作成装置、画像編集方法及び画像編集プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005115549A (ja) 2005-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006106523A (ja) 写真自動販売装置
JP2005025027A (ja) 写真自動販売機および写真自動販売機におけるポーズ誘導方法
JP4516768B2 (ja) 写真自動販売機における写真撮影方法、写真自動販売機、および写真自動販売機の制御プログラム
JP4439204B2 (ja) 写真自動販売機および写真自動販売機における写真の提供方法
JP3524088B1 (ja) 画像入力方法、画像入力プログラム、および写真自動販売機
JP2005080284A (ja) 写真プリント提供方法、写真プリント提供装置、および写真プリント提供プログラム
JP2005181843A (ja) 写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機の制御プログラム
JP3650771B2 (ja) 写真プリント提供方法および装置ならびにプログラム
JP2006072045A (ja) 写真自動撮影装置
JP2006072418A (ja) 画像合成方法および画像合成装置
JP2004147174A (ja) 写真自動販売機、画像入力方法、および画像入力プログラム
JP4301967B2 (ja) 写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機の制御プログラム
JP3927453B2 (ja) 自動写真作成方法および自動写真作成装置
JP4640156B2 (ja) 写真撮影編集方法およびその装置
JP2005070955A (ja) 写真自動販売機および写真自動販売機における写真撮影方法
JP2004145547A (ja) 写真自動販売機、画像入力方法、および画像入力プログラム
JP6232662B2 (ja) 写真撮影遊戯機及びその制御プログラム
JP4405344B2 (ja) 写真シール作成装置
JP3542352B1 (ja) 写真自動販売機における写真撮影方法、写真自動販売機、および写真自動販売機の制御プログラム
JP4318565B2 (ja) 写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機の制御プログラム
JP2005229355A (ja) 写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機の制御プログラム
JP6734629B2 (ja) 写真撮影遊戯機、及び制御プログラム
JP3919755B2 (ja) 画像印刷装置における画像入力方法、画像入力プログラム、写真自動販売機の制御方法、写真自動販売機、および画像設定プログラム
JP2005124134A (ja) 写真プリント提供方法、写真プリント提供装置、および写真プリント提供プログラム
JP2005070270A (ja) 写真自動販売機、写真自動販売機における写真撮影方法、写真撮影プログラム、および写真印刷媒体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3524088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term