JP2004153613A - 写真自動販売機、写真自動販売機における編集用画像提示方法、および写真自動販売機における編集用画像提示プログラム - Google Patents

写真自動販売機、写真自動販売機における編集用画像提示方法、および写真自動販売機における編集用画像提示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】写真自動販売機において、操作性を確保しつつ多種多様なバリエーションの編集用画像を提示する。
【解決手段】写真自動販売機は、編集用(スタンプ)ツールで撮影画像に対して編集処理を行なう際に用いるスタンプ画像を変化させるためのスーパーチェンジボタンをスタンプ画像ごとに備える。写真自動販売機は、ステップS203でタブレットペンがスーパーチェンジボタンにタッチしていることを検出すると、ペンが離れるまでそのスタンプ画像をリアルタイムに変化させ続ける。そして、ステップS209で、ペンが離れた時点の変化したスタンプ画像を編集処理に利用可能なスタンプ画像と確定する。その後、ステップS211で編集処理に用いるスタンプ画像の選択と、ステップS213でその入力位置とを受付け、ステップS215で入力位置と入力画像とを確定して編集処理を実行する。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は写真自動販売機、写真自動販売機における編集用画像提示方法、および写真自動販売機における編集用画像提示プログラムに関し、特に、操作性を確保しつつ多種多様なバリエーションの編集用画像を提示する写真自動販売機、写真自動販売機における編集用画像提示方法、および写真自動販売機における編集用画像提示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コイン等の対価を投入することで、自動的に使用者の写真を撮影しプリントする写真自動販売機や、さらに撮影された使用者の画像と予め記憶されている画像であって使用者から選択された画像とを組合せた写真をプリントする写真自動販売機などが広く知られている。
【0003】
このような写真自動販売機は、撮影された画像に対して、タッチペンなどにより画像を入力し(このような入力は一般に「落書き」や「お絵描き」と呼ばれる。)、撮影された画像の編集を行なった後にプリント出力してユーザに提供する。
【0004】
お絵描き等の編集処理は、撮影を終えたユーザが限られた編集時間の中で、ディスプレイ上のペンやスタンプ等の様々な編集用のツールから所望するツールを選択し、次にそのツールで用いる模様や色等を選択し、さらにその入力位置を選択することによって実行されるものである。
【0005】
このように、限られた編集時間の中で多くの作業を行なう必要があるため、多種類の編集用ツール等の中から所望するツール等を探しやすくし、探す作業に要する時間を短くするために、特許文献1においては、ディスプレイ上の指定位置において、スタンプ画像等の描画用画像を時間と共に変化させて表示する写真シール自動販売機が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特許第3328679号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている写真シール自動販売機では、描画用画像を選択した後に予め撮影画像上において描画用画像を入力する位置を設定し、その位置において選択された描画用画像を変化させて入力する描画用画像を決定させる構成であるため、入力位置を設定した後に、選択した描画用画像を変更することができない。すなわち、入力する前提で描画用画像を変化させるため、入力位置を設定した後から描画用画像の変更を希望した場合であっても、いったん入力位置を設定するとその位置に選択した描画用画像が入力されてしまうという問題があった。このような場合、入力された描画用画像が気に入らないものであるときには、入力された描画用画像を消す行程が必要となり、操作が煩雑である。
【0008】
また、上述の写真シール自動販売機では、撮影画像上の入力位置において選択された描画用画像を変化させて表示するため、撮影画像や、すでに入力している他の描画用画像と重なって、選択した描画用画像の変化が確認し難い場合もあるという問題もあった。
【0009】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、限られた表示領域に、多種多様なバリエーションの編集用画像等の編集用の選択肢を操作性よく提示することのできる写真自動販売機、写真自動販売機における編集用画像提示方法、および写真自動販売機における編集用画像提示プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、写真自動販売機は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影された画像を編集する編集手段と、撮影された画像を含む第1の領域と編集用の画像を含む第2の領域とを表示する表示手段とを備える写真自動販売機であって、ユーザの指示を受付けて、編集用画像の変化を開始する変化手段と、編集用画像の変化を開始した後に、ユーザより変化した編集用画像の撮影された画像上の入力位置を受付ける入力位置受付手段とをさらに備え、表示手段は、変化した編集用画像を第2の領域に表示し、編集手段は、撮影された画像の受付けた入力位置に、変化した編集用画像を入力する。
【0011】
また、上述の変化手段は、選択された編集用画像の変化を開始することが望ましい。
【0012】
また、上述の変化手段は、ユーザの指示を受付けている間、時間と共に編集用画像を変化させ、表示手段は、時間と共に変化する編集用画像を第2の領域に表示することが望ましい。
【0013】
また、写真自動販売機は、ユーザより編集用画像の変化の停止の指示を受付ける停止手段をさらに備え、変化手段は、ユーザの指示を受付けてから停止の指示を受付けるまで、時間と共に編集用画像を変化させ、表示手段は、時間と共に変化する編集用画像を第2の領域に表示することが望ましい。
【0014】
本発明の他の局面に従うと、写真自動販売機における編集用画像提示方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、撮影された画像を含む第1の領域と編集用の画像を含む第2の領域とを表示する表示ステップとを備える写真自動販売機における編集用画像提示方法であって、ユーザの指示を受付けて、編集用画像の変化を開始する変化ステップと、編集用画像の変化を開始した後に、ユーザより変化した編集用画像の撮影された画像上の入力位置を受付ける入力位置受付ステップとをさらに備え、表示ステップは、変化した編集用画像を第2の領域に表示し、編集ステップは、撮影された画像の受付けた入力位置に、変化した編集用画像を入力する。
【0015】
また、上述の変化ステップは、選択された編集用画像の変化を開始することが望ましい。
【0016】
また、上述の変化ステップは、ユーザの指示を受付けている間、時間と共に編集用画像を変化させ、表示ステップは、時間と共に変化する編集用画像を第2の領域に表示することが望ましい。
【0017】
また、写真自動販売機における編集用画像提示方法は、ユーザより編集用画像の変化の停止の指示を受付ける停止ステップをさらに備え、変化ステップは、ユーザの指示を受付けてから停止の指示を受付けるまで、時間と共に編集用画像を変化させ、表示ステップは、時間と共に変化する編集用画像を第2の領域に表示することが望ましい。
【0018】
本発明のさらに他の局面に従うと、写真自動販売機における編集用画像提示プログラムは、写真自動販売機における編集用画像提示方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、撮影された画像を含む第1の領域と編集用の画像を含む第2の領域とを表示する表示ステップと、ユーザの指示を受付けて、編集用画像の変化を開始する変化ステップと、編集用画像の変化を開始した後に、ユーザより変化した編集用画像の撮影された画像上の入力位置を受付ける入力位置受付ステップとをコンピュータに実行させ、表示ステップは、変化した編集用画像を第2の領域に表示し、編集ステップは、撮影された画像の受付けた入力位置に、変化した編集用画像を入力する。
【0019】
また、上述の変化ステップは、選択された編集用画像の変化を開始することが望ましい。
【0020】
また、上述の変化ステップは、ユーザの指示を受付けている間、時間と共に編集用画像を変化させ、表示ステップは、時間と共に変化する編集用画像を第2の領域に表示することが望ましい。
【0021】
また、写真自動販売機における編集用画像提示プログラムは、ユーザより編集用画像の変化の停止の指示を受付ける停止ステップをさらにコンピュータに実行させ、変化ステップは、ユーザの指示を受付けてから停止の指示を受付けるまで、時間と共に編集用画像を変化させ、表示ステップは、時間と共に変化する編集用画像を第2の領域に表示することが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0023】
図1は、本実施の形態における写真撮影装置である、写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態における写真自動販売機は、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)101(図4参照)、プリンタ12、および制御部102(基盤)(図4参照)などの各種機器類を収める筐体1と、筐体1と共に撮影ブース4を形成するパネル2と、フレーム材3とを含む。
【0024】
このような写真自動販売機において、被写体であるユーザ15は、筐体1、パネル2およびフレーム材3にて構成される撮影スペースである撮影ブース4内に入り、筐体1に相対する向きで撮影を行なう。なお、以降の説明において、便宜上、筐体1の紙面に対して左側の面(ユーザ15から遠い側の面)を背面とする。また、筐体1の紙面に対して右側の面(ユーザ15が相対する面)を正面とする。また、本実施の形態においては、被写体がユーザ15であるものとして説明を行なうが、被写体はユーザ15に限定されず、その他の物体であってもかまわない。また、被写体であるユーザ15は、図1においては、1人であるものとして示されているが、複数であってもかまわない。
【0025】
上述のパネル2が木製である場合には、パネル2は左側面(図1の手前側)、右側面(図1の奥側)、背面(図1の右側)、および天井面(図1の上側)などに大きく分割される。さらに、背面のパネル2は大きいことから、上下または左右に2枚に分割されている場合がある。また、撮影ブース4の内部となる、パネル2の内面は、照明の反射による間接光を得ることを目的とする場合は白色、逆に光を吸収させたいときは黒色、クロマキー合成を行なう目的のときは青色などの色彩が施される。すなわち、パネル2の内面の色は、写真自動販売機がどのような撮影を行なうかによって、設計開発時に適宜選ばれる。また、パネル2は、布またはビニール材で代替することもでき、その場合には、フレーム材3にたるみなく張られた状態で固定される。
【0026】
プリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、本実施の形態においては、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、上に示す他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
【0027】
さらに、撮影ブース4内には背景カーテン5が配備され、撮影時の背景として用いられる。背景の色によって、被写体の写り方、特に色調が変ってくるため、さまざまな色、柄のカーテンが複数枚用意されている。また、背景カーテン5が備えられていなくても構わない。さらに、背景カーテン5は、巻上げ式、引出し方式など、ユーザ15の操作によりセットされてもよいし、操作部51(図2参照)等を操作することで自動でセットされてもよい。また、背景カーテン5は、さまざまな種類が配備されることで、撮影における遊びの要素ともなり得る。
【0028】
また、ユーザ15が撮影ブース4内に出入りできるように、写真自動販売機の側面は開けられているが、撮影が妨げられないよう、また外部光を遮断するためなどの理由で、その側面にサイドカーテン6が備えられている。なお、撮影ブース4への出入りが一方の側面のみである場合には、その側面にのみサイドカーテン6が備えられる。また、両側面から出入りできる場合には、両側面にサイドカーテン6が備えられていてもよい。ユーザ15は、撮影を行なう際には、このサイドカーテン6を開けて撮影ブース4に入り、撮影時はサイドカーテン6を閉める。なお、サイドカーテン6の裏面(撮影ブース4の内側)の色等は、背景カーテン5やパネル2内面と同様の理由で適宜選ばれる。
【0029】
さらに、写真自動販売機の外側には、お絵描きブース53とプリント取出口9とが備えられる。
【0030】
お絵描きブース53は、筐体1の背面に備えられる。お絵描きブース53は、撮影により得られた画像を表示し、画像の編集を受付けるタブレットディスプレイ13と、画像入力を行なうためのタブレットペン14aと、ユーザに対し音楽や操作方法の説明などを音声で出力するスピーカ23cとを含んでいる。
【0031】
プリント取出口9は、筐体1の側面に備えられ、箱型の形状を奏している。プリンタ12でプリントされた写真は排出され、ここに落とされる。そして、ユーザ15は、プリント取出口9よりプリントされた写真を取出す。なお、プリント取出口9付近には、印刷中LED(Light Emitting Diode)10および印刷エラーLED11とが備えられ、それらが点灯あるいは点滅することによって、ユーザ15は、印刷中であるという状態、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰り、メカニカルエラーなどのエラーが発生しているという状態を知ることができる。
【0032】
次に、図2に、上述の筐体1を正面(撮影ブース4内方向)から見た具体例を示す。
【0033】
図2を参照して、筐体1の正面、すなわち被写体であるユーザ15と相対する面には、カメラ21と、モニタ22と、デモンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、BGM、操作方法などのアナウンスを出力するスピーカ23a,23bと、デモ画面や撮影中の操作手順、ユーザ15へのアナウンスなどを表示するディスプレイ13aと、対価である硬貨を投入すためのコイン投入口26と、前面のメンテナンスなどを行なうためのドアであって、錠27によって施錠されているフロントドア28とが備えられる。
【0034】
また、筐体1のカメラ21の周囲には、蛍光灯やフラッシュなどを内蔵し、被写体の照明を行なうための照明ボックス18a〜18cが備えられている。また、筐体1の前面には、ユーザ15からの操作を入力する操作部51が備えられている。
【0035】
カメラ21で撮影された画像はリアルタイムにモニタ22に表示され、これによりユーザは撮影により得られる画像を知ることができる。
【0036】
カメラ21としては、一般にデジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタスピード、絞り値、露出補正、ホワイトバランスなど)の変更や、撮影タイミングは、PC101(図4参照)から指示される。
【0037】
さらに、筐体1の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファンや、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスなどの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口などが備えられていることが好ましい。なお、このようなファンは、筐体1内部の熱を逃がす目的で備えられるものであるため、筐体1の上面に限定されず、熱を発生しやすい機器類の近傍などの他の場所に備えられても、また複数備えられてもかまわない。また、LANケーブル差込口が備えられる位置も、ケーブルの配線の取回しが容易な位置であれば筐体1の上面に限定されない。
【0038】
次に、図3に、筐体1を背面(お絵描きブース53方向)から見た具体例を示す。
【0039】
図3を参照して、筐体1の背面側には、タブレットディスプレイ13と、2本のタブレットペン14a,14b(タブレットペン14a,14bを代表させてタブレットペン14と言う)と、スピーカ23c,23d(スピーカ23a〜dを代表させてスピーカ23と言う)とが備えられる。
【0040】
タブレットディスプレイ13は、筐体1の撮影を行なう面とは逆の面に備えられるディスプレイであって、撮影後の画像を表示する。また、ユーザ15より、撮影により得られた画像に対してタブレットペン14を用いた編集入力(落書き)を受付ける。なお、タブレットペン14は、ペン形状の入力装置であって、タブレットディスプレイ13にタッチすることで、背景、スタンプ、フレームなどの画像や文字の入力、または使用する項目(ボタン)の選択、操作の選択などの入力をすることができる。タブレットペン14は、1つのみ備えられてもよいし、図3に示されるように複数のユーザ15で編集入力が可能なように複数備えられていてもよい。
【0041】
次に、図4に、本実施の形態における写真自動販売機の機能ブロック図を示し、写真自動販売機の機能について説明する。
【0042】
図4を参照して、写真自動販売機は、当該写真自動販売機を動作させるためのPC101と、基板から構成され、動作中のPC101からの指示を受付けて、接続されている各種装置を制御する制御部102とを備える。
【0043】
上述のPC101は、PC101の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像や撮影画像に対して入力した編集画像その他の各種画像などを記憶する記憶装置と、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、カメラ21、プリンタ12、タブレットディスプレイ13などの周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部とを含む。なお、PC101は、電源スイッチ29が押され、当該写真自動販売機に電源プラグより電源が投入されると、上記プログラムが起動されて動作する。
【0044】
また、写真自動販売機は、電源を必要とするモニタ22、スピーカ23、および照明装置30などの電源系統を制御する電源制御部103を備え、外部からそれらの装置に対する電源の電圧を安定させるよう制御する。さらに、そのような電源の投入および切断は、電源スイッチ29を押すことで行なわれる。しかし、電源切断によりPC101で動作しているプログラムを強制的に終了させることは、動作を不安定にさせる原因となる。そのため、電源が落とされても、しばらくはUPS(Uninterrupted Power Supply)104が電源をバックアップし、PC101に停電信号を送信する。その間に、PC101はプログラムの終了の手続を行ない、プログラムを正常に終了させる。
【0045】
上述の制御部102は、サービスパネル105から制御信号を受付ける。サービスパネル105は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカ23から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみ、テストモードを行なうためのテストボタン、コインを投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、当該写真自動販売機の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。
【0046】
また、制御部102は、操作部51、サービスパネル105、コイン制御部107からの信号を受付けPC101に通知したり、逆に、PC101からの制御信号(指示コマンドなど)によりサービスパネル105、フラッシュ制御部(図示せず)、フラッシュ(図示せず)、コイン制御部107、印刷中LED10、印刷エラーLED11を制御したりする。
【0047】
コイン制御部107は、コイン投入口26に投入されたコインの正当性を検出し、制御部102にコインが投入された信号を送る。逆に、コイン投入を禁止するときは、コイン制御部107は制御部102からの信号により、コインが投入されないようにコイン投入口26をブロックすることができる。
【0048】
サービスパネル105は、テストボタン、サービスボタンが押下された信号を制御部102に送る。逆に、制御部102からの信号により、コインカウンタ、プリントカウンタを動作させる(例えばカウンタを1インクリメントする)。また、PC101から出力される音声は、サービスパネル105上の音量調整つまみで調整された音量でスピーカ23から出力される。
【0049】
操作部51は、操作部51での入力信号を制御部102に送る。入力信号がPC101に送信され、PC101では、操作内容に応じた処理が行なわれる。
【0050】
さらに、プリンタ12の状態がPC101に通知され、PC101は、その状態に応じて制御部102に信号を送出する。その信号によって、印刷中LED10または印刷エラーLED11が点灯または点滅する。
【0051】
なお、言うまでもなく、写真自動販売機の形態は図1〜図4に示される具体例に限定されるものではない。すなわち、図1〜図4に記載されない他の機能が備えられていてもよいし、図1〜図4に記載されている機能の必ずしも全てが備えられていなくても構わない。例えば、プリンタ12は写真自動販売機に含まれていなくてもよく、その場合、写真自動販売機は、LAN等の専用回線や無線通信等を介して印刷制御信号をプリンタ12に出力するものとする。
【0052】
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施の形態における写真自動販売機での処理について説明する。図5のフローチャートに示される処理は、PC101のCPUが、記憶装置に記憶されるプログラムをメモリに読出して実行することによって実現される。
【0053】
まず、当該写真自動販売機に備わる電源スイッチ29が投入されると、各種装置の電源が投入される。すると、PC101の記憶装置に格納された動作プログラムが起動する。PC101は、各種装置が正常に接続されているかチェックし、初期化が必要な装置に対しては初期化を行なう。その後、当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモをディスプレイ13aに表示し、同時に音声をスピーカ23a,23bから出力する(S100)。
【0054】
タイトルデモが表示されている状態で、コイン投入口26において、当該写真自動販売機を利用するためのコインの投入を受付ける(S110)。なお、上述のコインの受付けに代えて、タイトルデモ表示中にテストボタンを押下することによって、当該写真自動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードが起動する。
【0055】
テストモードは、写真自動販売機の設置者が写真自動販売機を操作するためのモードであり、このモードにおいては当該写真自動販売機の利用状況(たとえばコイン投入数など)の確認や、カメラ21、プリンタ12など周辺機器の調整ができる。
【0056】
ここで写真自動販売機の設置者とは、当該写真自動販売機を設置し営業を行なっている店舗などの経営者、管理者、および従業員であり、営業中に、利用者に対応できるものである。
【0057】
ステップS110で受付けたコインは、コイン制御部107において正当性や枚数等が検知される。そして、正常にコインを受付けるとプレイが開始される。
【0058】
まず、当該写真自動販売機における処理(プレイ)は、撮影から始まる。はじめに、カメラ21が取得する画像を、モニタ22にリアルタイムに表示する。ユーザ15は、モニタ22に表示される画像を見ながら、好みの表情やポーズをとることができる。なお、ここではカメラ21が取得した画像をそのままモニタ22に表示してもかまわないし、左右に反転処理して表示してもかまわない。左右に反転処理して表示した場合、ユーザ15の姿を鏡に写す方向と同じ方向でモニタ22に表示することができる。そのため、ユーザ15は、モニタ22を見ながら好みの表情やポーズをとることが容易になる。
【0059】
次に、撮影方法に複数のモードがある場合は、その選択肢を操作用のディスプレイ13aに提示し、操作部51のボタン等で好みの撮影モードをユーザ15から受付ける(S120)。そして、選択された撮影モードで撮影を開始する(S130)。
【0060】
また、ここでは、撮影モードだけでなく、ディスプレイ13aに表示される操作画面およびスピーカ23a,23bから流れる音声に従って、背景カーテン5の選択をしたり、カメラ21を好みの位置に移動させたり、カメラ21を回転、または向きを調整したりすることができる。これらの指示は、操作部51などで受付ける。さらに、カメラ21の近傍などにカメラ21の向きやズーム等の指示を行なうボタンなどが備えられる場合には、それによってカメラ21の向きやズーム等の指示を受付ける。そして、受付けた撮影モードや背景カーテン5などで撮影が行なわれる。
【0061】
撮影は、時間経過とともに「3、2、1」などのカウントダウンをディスプレイ13aあるいはスピーカ23a,23bに出力して自動で行なうことができる。また、カメラ21の近傍に設けられた撮影ボタン(図示せず)を押下することで行なってもよい。
【0062】
撮影は、PC101からカメラ21に撮影信号が送信されることでシャッタが切られ、実行される。ステップS130では、このような撮影を所定回数繰返し行なう。
【0063】
撮影が終了すると、ユーザ15に対して、お絵描きブース53へ移動するように促がす案内をディスプレイ13aに表示する。案内に従って、ユーザ15はお絵描きブース53へ移動する。そして、以降のユーザ15の操作は、お絵描きブース53で行なわれる。
【0064】
次に、撮影した画像をタブレットディスプレイ13に全て表示し、その中からユーザ15が気に入った画像をタブレットペン14のタッチによって受付ける(S140)。
【0065】
ユーザ15からの選択を受付けると、選択された画像をタブレットディスプレイ13に表示する。そして、さらに撮影画像自体の明るさ調整(ハイキー調整)、回転などの画像処理を行なう画面が表示され、ユーザ15の好みにより撮影した画像を調整または加工することができる。
【0066】
次に、選択された撮影画像に対して、ユーザ15からタブレットペン14により編集入力を受付ける(S150)。
【0067】
編集入力中、タブレットディスプレイ13に、撮影された画像と入力する画像とを切換えるためのボタンや、画像を切換えて編集を行なうための「背景」「フレーム」「ペン」「スタンプ」「消しゴム」「やり直し」などのボタンを表示する。ユーザ15は、これらのボタンをタブレットペン14で押すことで使用するツールを選択する。さらに、色、柄などを選択した後、表示された画像上で編集入力を行なう。編集中には、編集入力された画像と撮影された画像との画像合成をリアルタイムに実行し、タブレットディスプレイ13に表示する。なお、ここで行なわれる編集処理については、後に詳細な説明を行なう。
【0068】
編集入力時間は、予め設定されている。そして、タブレットディスプレイ13上に残り時間を表示し、カウントダウンを行なう。残り時間が0になると編集入力が終了する。または、画面に用意された「終了」ボタンを押すことで強制的に終了させることもできる。
【0069】
編集入力が終了すると、合成された画像をタブレットディスプレイ13に表示する。そして、ユーザ15から、シール等の印刷媒体に印刷する画像の選択を受付ける(S160)。また、編集入力に失敗した画像などを印刷しないような選択を受付けることもできる。
【0070】
そして、選択された画像の枚数に応じて、予め決められた複数の印刷レイアウトをタブレットディスプレイ13に表示し、ユーザ15の選択を受付ける(S170)。
【0071】
印刷する画像の選択と印刷レイアウトの選択とを受付けると、選択された印刷レイアウトにしたがって生成された印刷画像データをプリンタ12に出力する。さらに、ユーザ15をプリンタ12の前に誘導するアナウンス(たとえば「シールは右から出るよ!」)をスピーカ23またはタブレットディスプレイ13より出力する。そして、プリンタ12で印刷を実行し(S180)、プリント取出口9よりユーザ15に提供する(S190)。
【0072】
以上の処理が、1組のユーザ15が本実施の形態の写真自動販売機で行なうプレイである。そして、上述の処理を終了すると、次にコインが投入されるまで、再度タイトルデモをスピーカ23およびディスプレイ13aから出力する。
【0073】
なお、上述の実施の形態では、1組のユーザ15が利用する形態を説明したが、図1に示すとおり、撮影を行なう撮影ブース4と撮影された画像に編集を行なうお絵描きブース53とが異なる場所に設置されていることから、2組の利用者が同時に利用することもできる。この場合、先の利用者が撮影を終了しお絵描きブース53に移動すると、ディスプレイ13aにはデモ画像が表示され、次の利用者のコイン投入を受付ける。そして、コインが投入されると、次の利用者の撮影が開始される。
【0074】
さらに、図6は、上述のステップS140,S150に示される編集処理を行なう際の、タブレットディスプレイ13に表示される編集(お絵描き)用画面の具体例を示す図である。
【0075】
図6を参照して、編集用画面は、主に、編集処理に用いる画像情報やテキスト情報の描画を受付ける描画領域200と、編集処理に用いる撮影画像を選択する撮影画像選択領域300と、編集処理に用いる「フレーム」や「スタンプ」等のツールを選択したり、編集処理の進行を指示したりするツール選択領域400とから構成される。
【0076】
ユーザ15は、編集処理を行なう際に、図6に示されるような編集用画面を、タブレットペン14でタッチすることで選択や入力を行なうことができる。具体的には、上述のステップS140において、撮影画像選択領域300にて編集処理に用いる撮影画像をタブレットペン14でタッチして選択する。ここで選択された撮影画像は、描画領域200に表示される。
【0077】
次に、ステップS150において、ツール選択領域400にて編集に用いるツールをタブレットペン14でタッチして選択する。さらに、選択されたツールで編集を行なうための編集用画像を選択する。具体的には、「フレーム」ツールあるいは「スタンプ」ツールを選択した場合にはフレームあるいはスタンプの画像を、選択ボタンをタッチして編集用画像として選択する。また、「ペン」ツールを選択した場合には線種や線の太さや色等を編集用画像として選択する。
【0078】
さらに、描画領域200にてスタンプ等の入力位置をタブレットペン14でタッチして入力する。また、編集用ツールとして図示されないテキスト入力を選択した場合には、描画領域200にタブレットペン14で書込むことでテキスト入力を行なうこともできる。
【0079】
本実施の形態においては、ツール選択領域400に、編集用ツールで編集処理を行なう際に用いる編集用画像を変化させる手段を備えることを特徴とする。
【0080】
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態においては、ツール選択領域400に、編集用ツールで編集処理を行なう際に用いる編集用画像を変化させる手段を、当該編集用ツールで用いるスタンプ画像やフレーム画像やペン種ごとに備えることを特徴とする。
【0081】
図7〜図9に、本実施の形態においてスタンプツールで編集を行なうためのスタンプ画像の選択ボタン410の具体例を示す。図7に示される選択ボタン410はツール選択領域400に表示されるものであって、第1の実施の形態においては、図7に示すように、スタンプ画像を表示し、スタンプ画像を選択するためのスタンプ画像ボタン411と、スタンプ画像ボタン411に表示されたスタンプ画像を変化させるためのスーパーチェンジボタン412とから構成される。
【0082】
図8に示されるように、タブレットペン14で選択ボタン410のスーパーチェンジボタン412をタッチするとスタンプ画像が変化を開始し、タブレットペン14がスーパーチェンジボタン412にタッチしている間、スタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像がリアルタイムに変化する。そして、図9に示されるように、タブレットペン14をスーパーチェンジボタン412から離すと、そのときのスタンプ画像がスタンプ画像ボタン411に表示され、その後スタンプ画像ボタン411にタッチすることで、その変化したスタンプ画像を編集処理に用いることができる。
【0083】
なお、このようなスーパーチェンジボタン412は、表示されている全てのスタンプ画像に設けられてもよいし、変化可能な所定のスタンプ画像のみに設けられてもよい。
【0084】
第1の実施の形態における写真自動販売機でスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合の処理について、図10にフローチャートを示す。図10のフローチャートに示される処理もまた、PC101のCPUが、記憶装置に記憶されるプログラムをメモリに読出して実行することによって実現される。なお、図10に示されるスタンプツールを用いた編集処理は、上述の図5のステップS150において実行されるものである。そのため、この全段階の処理において、編集処理に用いる撮影画像は選択され、描画領域200に表示されている。また、実際にスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合には、タブレットペン14で図6に示す編集画面上に備わるスタンプツールで使用する以外のボタン等にタッチすることも考えられ、その場合は必要な処理に移行するが、ここでは、スーパーチェンジボタン412にタッチされた場合の処理を簡潔に説明するために、不要な処理は省略している。
【0085】
図10を参照して、はじめに、タブレットペン14で、図6に示される編集用画面のツール選択領域400に示される「スタンプ」をタッチして、スタンプツールを選択する(S201)。ステップS201でスタンプツールの選択を受付けると、PC101のCPUは、記憶装置に記憶されているスタンプツールで選択可能なスタンプ画像を読出してタブレットディスプレイ13に出力し、ツール選択領域400に各スタンプ画像を選択するための選択ボタンを表示させる。図7〜図9においては、ハート模様のスタンプ画像を選択するための選択ボタン410が具体例として示されている。なお、ここでスタンプ画像ボタン411に表示される画像は、実際の入力画像ではなく、実際に入力するスタンプ画像をイメージできるアイコンである。
【0086】
次に、ツール選択領域400に表示された選択ボタン410のスーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしているか否かが検出される(S203)。スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしていない場合には(S203でNO)、ステップS205,S207の処理を行なわず、ステップS209に処理を進める。すなわち、スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしていない状態では、表示されているスタンプ画像が使用できる状態で確定しているので、説明の便宜上、ステップS205,S207の処理を行なわずにステップS209に処理を進めている。
【0087】
スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしている場合(S203でYES)、その選択ボタン410のスタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像を変化させる(S205)。ここでの変化は、図7に具体例が示されるようにスタンプ画像の色彩の変化であってもよいし、サイズの変化であってもよいし、形状の変化であってもよいし、向きの変化であってもよい。例えば、所定のサイズまで徐々に大きく(あるいは小さく)なるスタンプ画像であってもよいし、羽ばたく鳥や膨らむ蕾のようにその形状が段階的に変化するスタンプ画像であってもよいし、矢印の先端の指す向きが連続的に変化するスタンプ画像であってもよい。
【0088】
これらの変化は、予めPC101の記憶装置に当該スタンプ画像に関連付けられて格納された、各変化の過程の画像を順次読出し、リアルタイムに切替えながら出力することで、スタンプ画像ボタン411にスタンプ画像が連続的に変化しているように表示されてもよい。また、画像の拡大、縮小、および回転等の画像処理や、画像の色調補正等の画像処理などを行なうことによって、スタンプ画像ボタン411にスタンプ画像が連続的に変化しているように表示されてもよい。なお、このようなスタンプ画像の連続的な変化は、ユーザ15が視認可能な程度の一定の時間間隔(例えば、1秒〜3秒間隔)の変化であることが好ましい。
【0089】
これらのスタンプ画像の変化を、スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしている間実行し(S207でNO)、スーパーチェンジボタン412からタブレットペン14が離れたことを検出すると(S207でYES)、その時点でスタンプ画像ボタン411に表示されているスタンプ画像を、以降の編集処理において利用可能なスタンプ画像として確定する(S209)。
【0090】
次に、編集処理に用いるスタンプ画像をツール選択領域400に表示された選択ボタン410のスタンプ画像ボタン411をタブレットペン14でタッチして選択する(S211)。
【0091】
さらに、選択したスタンプ画像を入力する位置を、タブレットペン14で描画領域200にタッチして選択する(S213)。
【0092】
そして、ステップS211で選択されたスタンプ画像と、ステップS213で選択された位置とを、編集処理における入力画像および入力位置として確定し(S215)、編集処理を実行する。なお、ここでの編集処理については、一般的な画像合成等を用いた処理であるため、説明は行なわない。
【0093】
以上で、本実施の形態におけるスタンプツールを用いた編集処理を終了し、図5のステップS160に処理を戻す。
【0094】
また、ステップS209でスタンプ画像が確定した後、他のスタンプ画像の選択や他の操作などでツール選択領域400を再度タブレットペン14でタッチしないかぎり、変化させたスタンプ画像を選択された状態とすることで、ステップS211におけるスタンプ画像ボタン411をタッチする操作を省略することができる。この場合は、上述の例よりもタッチ数が1回少なく、変化させたスタンプ画像をすぐに編集処理に使用する場合は操作性がよくなる。
【0095】
なお、上述の処理は、スタンプツールを用いた編集処理に限定されず、その他のツールを用いた場合も同様である。すなわち、ペンツールを用いた編集処理の場合には、選択されたペン種についての線種や線の太さや色などをスーパーチェンジボタンにタブレットペンがタッチしている間変化させることができ、フレームツールを用いた編集処理の場合には、選択されたフレーム画像についての色やサイズなどをスーパーチェンジボタンにタブレットペンがタッチしている間変化させることができる。
【0096】
本実施の形態における写真自動販売機で上述の処理が実行されることよって、限られた表示領域であるツール選択領域400に、多種多様なバリエーションの編集用画像を、操作性よく利用者に提供することができる。
【0097】
また、本実施の形態では、編集用画像を編集処理前にユーザの指示に応じてリアルタイムに変化させるため、編集処理前に、最適な編集用画像を導き出すことができる。さらに、編集処理前に編集用画像を1つの動的な画面で確認できるため、ユーザは、所望する編集用画像を直感的に確認しやすい。
【0098】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、ツール選択領域400に、編集用ツールで編集処理を行なう際に用いる編集用画像を編集用ツールごとに一括して変化させる手段を備えることを特徴とする。
【0099】
図11〜図13に、本実施の形態においてスタンプツールで編集を行なう場合の、ツール選択領域400の具体例を示す。図11〜図13に示されるツール選択領域400は、編集処理に用いる編集用ツールとしてスタンプツールを選択した際に表示されるものであって、第2の実施の形態においては、図11〜図13に示すように、複数のスタンプ画像を表示し、スタンプ画像を選択するための複数のスタンプ画像ボタン411を表示するスタンプ画像ボタン領域421と、スタンプ画像ボタン領域421の複数のスタンプ画像ボタン411に表示されたスタンプ画像を変化させるためのスーパーチェンジボタン412とから構成される。
【0100】
図11に示されるように、タブレットペン14でツール選択領域400のスーパーチェンジボタン412をタッチすると、図12に示されるように、タブレットペン14がスーパーチェンジボタン412にタッチしている間、スタンプ画像ボタン領域421の複数のスタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像が一斉に変化を開始し、リアルタイムに変化し続ける。そして、図13に示されるように、タブレットペン14をスーパーチェンジボタン412から離すと、スタンプ画像の変化が止まり、そのときのスタンプ画像がスタンプ画像ボタン領域421のスタンプ画像ボタン411に表示される。その後所望するスタンプ画像のスタンプ画像ボタン411にタッチすると、その変化したスタンプ画像を編集処理に用いることができる。
【0101】
タブレットペン14がスーパーチェンジボタン412にタッチしている間に変化するスタンプ画像は、スタンプ画像ボタン領域421の複数のスタンプ画像ボタン411に表示される全てのスタンプ画像であってもよいし、変化可能な所定のスタンプ画像のみであってもよい。
【0102】
第2の実施の形態における写真自動販売機でスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合の処理は、上述の図10のフローチャートに示された処理と同様である。すなわち、図10を参照して、ステップS201でスタンプツールが選択されて、ツール選択領域400のスタンプ画像ボタン領域421に各スタンプ画像を選択するための複数のスタンプ画像ボタン411が表示されると、さらに、ステップS203で、スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしているか否かが検出される。スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしている間、ステップS205でスタンプ画像ボタン領域421の複数のスタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像を変化させる。ここでの変化は、上述の変化と同様であるため、説明を繰返さない。そして、スーパーチェンジボタン412からタブレットペン14が離れた時点(S207でYES)でスタンプ画像ボタン領域421のスタンプ画像ボタン411に表示されているスタンプ画像を、編集処理において利用可能なスタンプ画像として確定する(S209)。
【0103】
さらに、ステップS211およびS213で、編集処理に用いるスタンプ画像と、その入力位置との選択を受付けて、ステップS215で、選択されたスタンプ画像と選択された位置とを、編集処理における入力画像および入力位置として確定し、編集処理を行なう。
【0104】
なお、上述の処理もまた、スタンプツールを用いた編集処理に限定されず、その他のツールを用いた場合も同様である。すなわち、ペンツールを用いた編集処理の場合には、全ての、あるいは所定のペン種についての線種や線の太さや色などをスーパーチェンジボタンにタブレットペンがタッチしている間変化させることができ、フレームツールを用いた編集処理の場合には、全ての、あるいは所定のフレーム画像についての色やサイズなどがスーパーチェンジボタンにタブレットペンがタッチしている間変化させることができる。
【0105】
本実施の形態における写真自動販売機で上述の処理が実行されることよって、1度の操作で複数の編集用画像を変化させることができ、ユーザは、編集処理前に、多種多様なバリエーションの編集用画像を一目で確認することができる。
【0106】
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態においては、ツール選択領域400に、編集用ツールで編集処理を行なう際に用いる編集用画像を変化させる手段およびその変化を終了させる手段を、当該編集用ツールで用いるスタンプ画像やフレーム画像やペン種ごとに備えることを特徴とする。
【0107】
本実施の形態においてスタンプツールで編集を行なうためのスタンプ画像の選択ボタン410の具体例としては、第1の実施の形態において図7に示される選択ボタン410と同様の具体例が挙げられる。
【0108】
図14に示されるように、タブレットペン14で選択ボタン410のスーパーチェンジボタン412に1回タッチすると、図15に示されるように、スーパーチェンジボタン412はストップボタン413に変化する。また、スタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像が変化を開始し、リアルタイムに変化し続ける。そして、図16に示されるように、タブレットペン14で選択ボタン410のストップボタン413に1回タッチすると、図9に示されるように、ストップボタン413はスーパーチェンジボタン412に変化する。また、スタンプ画像の変化が止まり、そのときのスタンプ画像がスタンプ画像ボタン411に表示される。その後スタンプ画像ボタン411にタッチすることで、その変化したスタンプ画像を編集処理に用いることができる。
【0109】
なお、このようなスーパーチェンジボタン412は、第1の実施の形態と同様に、表示されている全てのスタンプ画像に設けられてもよいし、変化可能な所定のスタンプ画像のみに設けられてもよい。
【0110】
第3の実施の形態における写真自動販売機でスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合の処理について、図17にフローチャートを示す。図17のフローチャートに示される処理もまた、PC101のCPUが、記憶装置に記憶されるプログラムをメモリに読出して実行することによって実現される。なお、図10に示されるスタンプツールを用いた編集処理は、上述の図5のステップS150において実行されるものである。そのため、この全段階の処理において、編集処理に用いる撮影画像は選択され、描画領域200に表示されている。また、実際にスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合には、タブレットペン14で図6に示す編集画面上に備わるスタンプツールで使用する以外のボタン等にタッチすることも考えられ、その場合は必要な処理に移行するが、ここでは、スーパーチェンジボタン412にタッチされた場合の処理を簡潔に説明するために、不要な処理は省略している。
【0111】
図17を参照して、はじめに、タブレットペン14で、図6に示される編集用画面のツール選択領域400に示される「スタンプ」をタッチして、スタンプツールを選択する(S301)。
【0112】
次に、ツール選択領域400に表示された選択ボタン410のスーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしたか否かが検出される(S303)。スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしていない場合には(S303でNO)、ステップS305〜S309の処理を行なわず、ステップS311に処理を進める。すなわち、スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしていない状態では、表示されているスタンプ画像が使用できる状態で確定しているので、説明の便宜上、ステップS305〜S309の処理を行なわずにステップS311に処理を進めている。
【0113】
スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチすると(S303でYES)、スーパーチェンジボタン412の表示をストップボタン413の表示に変更する(S305)。
【0114】
さらに、その選択ボタン410のスタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像を変化させる(S307)。ここでの変化は、第1の実施の形態におけるスタンプ画像の変化と同様であるため、詳細な説明は繰返さない。
【0115】
上述のスタンプ画像の変化を、ストップボタン413にタブレットペン14がタッチするまで繰返し実行する(S309)。そして、ストップボタン413にタブレットペン14がタッチすると(S309でYES)、その時点でスタンプ画像ボタン411に表示されているスタンプ画像を、編集処理において利用可能なスタンプ画像として確定する(S311)。
【0116】
次に、編集処理に用いるスタンプ画像をツール選択領域400に表示された選択ボタン410のスタンプ画像ボタン411をタブレットペン14でタッチして選択する(S313)。
【0117】
さらに、選択したスタンプ画像を入力する位置を、タブレットペン14で描画領域200にタッチして選択する(S315)。
【0118】
そして、ステップS313で選択されたスタンプ画像と、ステップS315で選択された位置とを、編集処理における入力画像および入力位置として確定し(S317)、編集処理を行なう。
【0119】
以上で、本実施の形態におけるスタンプツールを用いた編集処理を終了し、図5のステップS160に処理を戻す。
【0120】
また、ステップS311でスタンプ画像が確定した後、他のスタンプ画像の選択や他の操作などでツール選択領域400を再度タブレットペン14でタッチしないかぎり、変化させたスタンプ画像を選択された状態とすることで、ステップS313におけるスタンプ画像ボタン411をタッチする操作を省略することができる。この場合は、上述の例よりもタッチ数が1回少なく、変化させたスタンプ画像をすぐに編集処理に使用する場合は操作性がよくなる。
【0121】
なお、上述の処理もまた、スタンプツールを用いた編集処理に限定されず、その他のツールを用いた場合も同様である。すなわち、ペンツールを用いた編集処理の場合には、選択されたペン種についての線種や線の太さや色などをスーパーチェンジボタンにタブレットペンが1回タッチしてから次にストップボタンにタッチするまで変化させることができ、フレームツールを用いた編集処理の場合には、選択されたフレーム画像についての色やサイズなどをスーパーチェンジボタンにタブレットペンが1回タッチしてから次にストップボタンにタッチするまで変化させることができる。
【0122】
本実施の形態における写真自動販売機で上述の処理が実行されることよって、限られた表示領域であるツール選択領域400に、多種多様なバリエーションの編集用画像を、操作性よく利用者に提供することができる。
【0123】
また、本実施の形態では、編集用画像を編集処理前にユーザの指示に応じてリアルタイムに変化させるため、編集処理前に、最適な編集用画像を導き出すことができる。さらに、編集処理前に編集用画像を1つの動的な画面で確認できるため、ユーザは、所望する編集用画像を直感的に確認しやすい。
【0124】
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態においては、ツール選択領域400に、編集用ツールで編集処理を行なう際に用いる編集用画像を編集用ツールごとに一括して変化させる手段およびその変化を終了させる手段を備えることを特徴とする。
【0125】
本実施の形態においてスタンプツールで編集を行なう場合のツール選択領域400の具体例としては、第2の実施の形態において図11に示されるツール選択領域400と同様の具体例が挙げられる。
【0126】
図18に示されるように、タブレットペン14でツール選択領域400のスーパーチェンジボタン412に1回タッチすると、図19に示されるように、スーパーチェンジボタン412はストップボタン413に変化する。また、スタンプ画像ボタン領域421の複数のスタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像が一斉に変化を開始し、リアルタイムに変化し続ける。そして、図20に示されるように、タブレットペン14でツール選択領域400のストップボタン413に1回タッチすると、図13に示されるように、ストップボタン413はスーパーチェンジボタン412に変化する。また、スタンプ画像の変化が止まり、そのときのスタンプ画像がスタンプ画像ボタン領域421のスタンプ画像ボタン411に表示される。その後所望するスタンプ画像の表示にタッチすると、その変化したスタンプ画像を編集処理に用いることができる。
【0127】
第4の実施の形態における写真自動販売機でスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合の処理は、上述の図17のフローチャートに示された処理と同様である。すなわち、図17を参照して、ステップS301でスタンプツールが選択されて、ツール選択領域400のスタンプ画像ボタン領域421に各スタンプ画像を選択するための複数のスタンプ画像ボタン411が表示されると、さらに、ステップS303で、スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチしたか否かが検出される。スーパーチェンジボタン412にタブレットペン14がタッチすると、ステップS305でスーパーチェンジボタン412の表示をストップボタン413の表示に変更させ、さらに、ステップS307でスタンプ画像ボタン領域421の複数のスタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像を一斉に変化させる。ここでの変化は、上述の変化と同様であるため、説明を繰返さない。そして、ステップS309で、ストップボタン413にタブレットペン14がタッチしたことが検出されるまで、上述のスタンプ画像の変化を続け、ストップボタン413にタブレットペン14がタッチした時点(S309でYES)でスタンプ画像ボタン411のスタンプ画像ボタン411に表示されているスタンプ画像を、編集処理において利用可能なスタンプ画像として確定する(S311)。
【0128】
さらに、ステップS313およびS315で、編集処理に用いるスタンプ画像と、その入力位置との選択を受付けて、ステップS317で、選択されたスタンプ画像と選択された位置とを、編集処理における入力画像および入力位置として確定し、編集処理を行なう。
【0129】
なお、上述の処理もまた、スタンプツールを用いた編集処理に限定されず、その他のツールを用いた場合も同様である。すなわち、ペンツールを用いた編集処理の場合には、全ての、あるいは所定のペン種についての線種や線の太さや色などをスーパーチェンジボタンにタブレットペンが1回タッチしてから次にストップボタンにタッチするまで変化させることができ、フレームツールを用いた編集処理の場合には、全ての、あるいは所定のフレーム画像についての色やサイズなどをスーパーチェンジボタンにタブレットペンが1回タッチしてから次にストップボタンにタッチするまで変化させることができる。
【0130】
本実施の形態における写真自動販売機で上述の処理が実行されることよって、1度の操作で複数の編集用画像を変化させることができ、ユーザは、編集処理前に、多種多様なバリエーションの編集用画像を一目で確認することができる。
【0131】
なお、以上の第1〜第4の実施の形態においては、写真自動販売機は、タブレットディスプレイ13に表示される編集用画面のツール選択領域400に、編集用ツールで編集処理を行なう際に用いる属性を変化させるためのスーパーチェンジボタン412を表示し、タブレットペン14をタッチすることで、その入力を受付ける。しかし、スーパーチェンジボタン412の位置は、タブレットディスプレイ13に表示される編集用画面のツール選択領域400に限定されず、その他の位置であってもよい。すなわち、図21に示されるように、タブレットディスプレイ13外にスーパーチェンジボタン412を備え、機械的にスーパーチェンジボタン412が押下されることで上述の処理を実行しても構わない。また、図22に示すように、複数のユーザによって利用可能なように、複数のスーパーチェンジボタン412が備えられていても構わない。さらに、写真自動販売機の本体(筐体1)に限定されず、図23に示すようにタブレットペン14にスーパーチェンジボタン412が備えられていても構わない。
【0132】
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態においては、ツール選択領域400に、編集用ツールで編集処理を行なう際に用いる編集用画像を変化させる手段を、当該編集用ツールで用いるスタンプ画像やフレーム画像やペン種ごとに備え、さらに、その変化を表示するための領域を備えることを特徴とする。
【0133】
図24〜図26に、本実施の形態においてスタンプツールで編集を行なう場合の編集用画面の具体例を示す。図24〜図26に示される編集用画面は、編集処理に用いる編集用ツールとしてスタンプツールを選択した際に表示されるものである。第5の実施の形態においては、図24〜図26に示すように、ツール選択領域400に、スタンプ画像を選択するためのスタンプ画像ボタン411と、選択されたスタンプ画像の変化を表示するためのスタンプ画像変化領域422とを含む。
【0134】
図24に示されるように、タブレットペン14でツール選択領域400に表示されるスタンプ画像ボタンのうち画像を変化させたいスタンプ画像ボタン411にタッチすると、スタンプ画像ボタン411付近にスタンプ画像変化領域422が表示される。そして、タブレットペン14がスタンプ画像ボタン411にタッチしている間、スタンプ画像変化領域422において当該スタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像が変化を開始し、リアルタイムに変化し続ける。次に、図25に示されるように、タブレットペン14をスタンプ画像ボタン411から離すと、スタンプ画像変化領域422におけるスタンプ画像の変化が止まり、そのときのスタンプ画像がスタンプ画像変化領域422に表示される。また、そのときのスタンプ画像がスタンプ画像ボタン411に同時に表示されてもよい。その後、図26に示されるように、変化後のスタンプ画像を入力したい位置を描画領域200にタブレットペン14でタッチすると、その変化したスタンプ画像をタッチした位置に入力することができる。
【0135】
第5の実施の形態における写真自動販売機でスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合の処理は、上述の図10のフローチャートに示された処理と同様であるため、ここでの説明は繰返さない。
【0136】
本実施の形態における写真自動販売機で上述の処理が実行されることよって、限られた表示領域であるツール選択領域400に、多種多様なバリエーションの編集用画像を、操作性よく利用者に提供することができる。さらに、描画領域以外の領域に編集用画像の変化を表示するため、編集用画像のバリエーションが描画領域に表示されている撮影画像やすでに編集処理に用いている(撮影画像に入力した)編集用画像などに重なることなく、多種多様なバリエーションの編集用画像を見やすく利用者に提示することができる。
【0137】
なお、上述のスタンプ画像変化領域422が表示される位置は選択されたスタンプ画像ボタン411付近に限定されず、描画領域200以外の位置であれば他の位置であっても構わない。例えば、描画領域200以外に予めスタンプ画像変化領域422を設けてあっても構わない。
【0138】
また、本実施の形態においても、第1の実施の形態あるいは第3の実施の形態と同様にスーパーチェンジボタン412をスタンプ画像ボタン411付近に備え、スーパーチェンジボタン412をタブレットペン14でタッチすることでスタンプ画像ボタン411に表示されるスタンプ画像がスタンプ画像変化領域422内で変化しても構わない。
【0139】
言うまでもなく、上述の第1〜第5の実施の形態における編集用画像等の変化は、1プレイ中に複数の編集用画像に対して行なわれても構わない。上述の変化は、タブレットペン14がスーパーチェンジボタン412にタッチしている間、あるいは、次にストップボタン413にタッチするまでの間リアルタイムに行なわれ、変化後の編集用画像は、以降のそのプレイにおける編集処理の任意のタイミングで利用可能なように保存される。また、1度変化させた編集用画像に対して、再度変化を行なわせることもできる。さらにまた、1コマずつ絵が切替わるようなアニメーション風のスタンプなどの場合に、1コマずつ画像を確認しながら入力できるようにするために、スーパーチェンジボタンまたはスタンプ画像ボタンを1回タッチするごとに、編集用画像が1度変化するようにしてもよい。
【0140】
さらに、上述の第1〜第5の実施の形態における写真自動販売機で行なわれる編集用画像の提示方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0141】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0142】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における写真撮影装置である、写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。
【図2】筐体1を正面(撮影ブース4内方向)から見た具体例を示す図である。
【図3】筐体1を背面(お絵描きブース53方向)から見た具体例を示す図である。
【図4】本実施の形態における写真自動販売機の機能ブロック図である。
【図5】本実施の形態における写真自動販売機での処理を示すフローチャートである。
【図6】編集(お絵描き)用画面の具体例を示す図である。
【図7】第1の実施の形態における選択ボタン410の具体例を示す図である。
【図8】第1の実施の形態における選択ボタン410の具体例を示す図である。
【図9】第1の実施の形態における選択ボタン410の具体例を示す図である。
【図10】第1の実施の形態における写真自動販売機でスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合の処理を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態におけるツール選択領域400の具体例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態におけるツール選択領域400の具体例を示す図である。
【図13】第2の実施の形態におけるツール選択領域400の具体例を示す図である。
【図14】第3の実施の形態における選択ボタン410の具体例を示す図である。
【図15】第3の実施の形態における選択ボタン410の具体例を示す図である。
【図16】第3の実施の形態における選択ボタン410の具体例を示す図である。
【図17】第3の実施の形態における写真自動販売機でスタンプツールを用いて編集処理を行なう場合の処理を示すフローチャートである。
【図18】第4の実施の形態におけるツール選択領域400の具体例を示す図である。
【図19】第4の実施の形態におけるツール選択領域400の具体例を示す図である。
【図20】第4の実施の形態におけるツール選択領域400の具体例を示す図である。
【図21】第1〜第4の実施の形態におけるスーパーチェンジボタン412の位置の他の具体例を示す図である。
【図22】第1〜第4の実施の形態におけるスーパーチェンジボタン412の位置の他の具体例を示す図である。
【図23】第1〜第4の実施の形態におけるスーパーチェンジボタン412の位置の他の具体例を示す図である。
【図24】第5の実施の形態における編集用画面の具体例を示す図である。
【図25】第5の実施の形態における編集用画面の具体例を示す図である。
【図26】第5の実施の形態における編集用画面の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体、12 プリンタ、13 タブレットディスプレイ、13a ディスプレイ、14 タブレットペン、15 ユーザ、21 カメラ、22 モニタ、101 パーソナルコンピュータ、102 制御部、200 描画領域、300撮影画像選択領域、400 ツール選択領域、410 選択ボタン、411 スタンプ画像ボタン、412 スーパーチェンジボタン、413 ストップボタン、421 スタンプ画像ボタン領域、422 スタンプ画像変化領域。

Claims (12)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影された画像を編集する編集手段と、
    前記撮影された画像を含む第1の領域と前記編集用の画像を含む第2の領域とを表示する表示手段とを備える写真自動販売機であって、
    ユーザの指示を受付けて、前記編集用画像の変化を開始する変化手段と、
    前記編集用画像の変化を開始した後に、前記ユーザより前記変化した編集用画像の前記撮影された画像上の入力位置を受付ける入力位置受付手段とをさらに備え、
    前記表示手段は、前記変化した編集用画像を前記第2の領域に表示し、
    前記編集手段は、前記撮影された画像の前記受付けた入力位置に、前記変化した編集用画像を入力する、写真自動販売機。
  2. 前記変化手段は、選択された編集用画像の変化を開始する、請求項1に記載の写真自動販売機。
  3. 前記変化手段は、前記ユーザの指示を受付けている間、時間と共に前記編集用画像を変化させ、
    前記表示手段は、前記時間と共に変化する編集用画像を前記第2の領域に表示する、請求項1または2に記載の写真自動販売機。
  4. 前記ユーザより前記編集用画像の変化の停止の指示を受付ける停止手段をさらに備え、
    前記変化手段は、前記ユーザの指示を受付けてから前記停止の指示を受付けるまで、時間と共に前記編集用画像を変化させ、
    前記表示手段は、前記時間と共に変化する編集用画像を前記第2の領域に表示する、請求項1または2に記載の写真自動販売機。
  5. 被写体を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影された画像を編集する編集ステップと、
    前記撮影された画像を含む第1の領域と前記編集用の画像を含む第2の領域とを表示する表示ステップとを備える写真自動販売機における編集用画像提示方法であって、
    ユーザの指示を受付けて、前記編集用画像の変化を開始する変化ステップと、
    前記編集用画像の変化を開始した後に、前記ユーザより前記変化した編集用画像の前記撮影された画像上の入力位置を受付ける入力位置受付ステップとをさらに備え、
    前記表示ステップは、前記変化した編集用画像を前記第2の領域に表示し、
    前記編集ステップは、前記撮影された画像の前記受付けた入力位置に、前記変化した編集用画像を入力する、写真自動販売機における編集用画像提示方法。
  6. 前記変化ステップは、選択された編集用画像の変化を開始する、請求項5に記載の写真自動販売機における編集用画像提示方法。
  7. 前記変化ステップは、前記ユーザの指示を受付けている間、時間と共に前記編集用画像を変化させ、
    前記表示ステップは、前記時間と共に変化する編集用画像を前記第2の領域に表示する、請求項5または6に記載の写真自動販売機における編集用画像提示方法。
  8. 前記ユーザより前記編集用画像の変化の停止の指示を受付ける停止ステップをさらに備え、
    前記変化ステップは、前記ユーザの指示を受付けてから前記停止の指示を受付けるまで、時間と共に前記編集用画像を変化させ、
    前記表示ステップは、前記時間と共に変化する編集用画像を前記第2の領域に表示する、請求項5または6に記載の写真自動販売機における編集用画像提示方法。
  9. 写真自動販売機における編集用画像提示方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    被写体を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影された画像を編集する編集ステップと、
    前記撮影された画像を含む第1の領域と前記編集用の画像を含む第2の領域とを表示する表示ステップと、
    ユーザの指示を受付けて、前記編集用画像の変化を開始する変化ステップと、
    前記編集用画像の変化を開始した後に、前記ユーザより前記変化した編集用画像の前記撮影された画像上の入力位置を受付ける入力位置受付ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記表示ステップは、前記変化した編集用画像を前記第2の領域に表示し、
    前記編集ステップは、前記撮影された画像の前記受付けた入力位置に、前記変化した編集用画像を入力する、写真自動販売機における編集用画像提示プログラム。
  10. 前記変化ステップは、選択された編集用画像の変化を開始する、請求項9に記載の写真自動販売機における編集用画像提示プログラム。
  11. 前記変化ステップは、前記ユーザの指示を受付けている間、時間と共に前記編集用画像を変化させ、
    前記表示ステップは、前記時間と共に変化する編集用画像を前記第2の領域に表示する、請求項9または10に記載の写真自動販売機における編集用画像提示プログラム。
  12. 前記ユーザより前記編集用画像の変化の停止の指示を受付ける停止ステップをさらにコンピュータに実行させ、
    前記変化ステップは、前記ユーザの指示を受付けてから前記停止の指示を受付けるまで、時間と共に前記編集用画像を変化させ、
    前記表示ステップは、前記時間と共に変化する編集用画像を前記第2の領域に表示する、請求項9または10に記載の写真自動販売機における編集用画像提示プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008103873A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Tatsumi Denshi Kogyo Kk 自動写真作成装置および自動写真作成方法
KR100947900B1 (ko) 2007-11-29 2010-03-17 한국전자통신연구원 우표/엽서 제공 장치 및 그 제공 방법
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JP2016173501A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 フリュー株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム

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