JP2004357018A - 写真自動販売機および写真自動販売機における写真の提供方法 - Google Patents

写真自動販売機および写真自動販売機における写真の提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客満足度の高い写真を生成する写真自動販売機を提供する。
【解決手段】本発明にかかる写真自動販売機は、スタンプ画像などの編集用画像(編集用画像01)を、撮影画像と合成する背景画像などの合成用画像(合成用画像01)と対応付けて記憶する。撮影の際に合成用画像01が選択されると、編集を行なう際には、編集画面に、先に選択された合成用画像01に対応した編集用画像01が選択可能に表示される。
【選択図】 図32

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は写真自動販売機および写真自動販売機における写真の提供方法に関し、特に、顧客満足度の高い写真を生成する写真自動販売機および写真自動販売機における写真の提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンタ等の遊戯を提供する店舗において、写真を撮影してシールプリント等にする写真自動販売機が数多く設置されている。このような写真自動販売機は、一般に利用者である被写体をカメラで撮影し、その撮影画像に対してフレーム画像を合成し、その合成画像を写真プリントとして印刷するものである。
【0003】
また、最近では、複数の撮影コースが用意されるなど、遊戯性の高い写真自動販売機が知られている。
【0004】
たとえば、特許文献1では、コース選択により異なる多様な演出に基づいて処理手順で進行し、異なる撮影方法で多様な撮影を行なうことのできる写真自動販売機(フォトボックス)が提案されている。
【0005】
また、特許文献2では、撮影に先だってゲームを提供し、ゲーム進行により取得したキャラクタと共に撮影する構成とすることで、ゲームの結果により異なる画像を使用して撮影ができる写真自動販売機(ゲームプリント機)が提案されている。
【0006】
また、特許文献3では、撮影に用いるフレーム画像として、動画状態で表示されたフレーム画像の中からストップボタンを押下した瞬間のフレーム画像を用いる構成とするような写真自動販売機(画像合成写真機)が提案されている。
【0007】
このように、従来の写真自動販売機において複数の撮影コースが用意されるなどして、複数のテーマの写真を同時に得ることができる。すなわち、従来の写真自動販売機においては、複数のテーマの合成用画像と合成された写真を得ることができる。そして、さらに、その写真に編集用画像を入力するなどして編集を行なうことができる。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−160785号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2000−147640号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平10−282571号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、写真を編集する際、編集用の画像アイテムのセットが数多く用意されるため、限られた操作時間の中で、そのテーマに合った編集用画像を見つけることが容易ではないという問題がある。そのため、時間切れになってしまったり、写真の雰囲気に合わない編集用画像を選んでしまったりする場合があり、顧客満足度の高い写真を提供できない場合もあるという問題があった。
【0012】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、容易な操作で撮影テーマにあった顧客満足度の高い写真を生成する写真自動販売機および写真自動販売機における写真の提供方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、写真自動販売機は、利用者から撮影画像と合成する合成用画像の選択を受付けて撮影画像と選択された合成用画像とを合成表示し、選択された合成用画像に応じた編集用画像を選択可能に利用者に提示することを特徴とする。
【0014】
また、写真自動販売機は、合成用画像の選択を受付ける際に、合成用画像と共に合成用画像に応じた編集用画像を案内表示することが好ましい。
【0015】
また、写真自動販売機は、合成表示の際に、合成表示されている合成用画像と共に、合成表示されている合成用画像に応じた編集用画像を案内表示することが好ましい。
【0016】
また、写真自動販売機は、合成表示に、合成用画像に応じた編集用画像をさらに合成表示することが好ましい。
【0017】
さらに、写真自動販売機は、合成表示の際に、合成表示された編集用画像の移動や削除を含む編集を受付けることがより好ましい。
【0018】
さらに、写真自動販売機は、選択された合成用画像に応じた編集用画像を選択可能に利用者に提示する際に、合成表示された編集用画像の移動や削除を含む編集を受付けることがより好ましい。
【0019】
また、写真自動販売機は、選択された合成用画像に応じた編集用画像を選択可能に利用者に提示する際に、選択された合成用画像の変更を受付け、選択された合成用画像に応じて提示されていた編集用画像を、変更された合成用画像に応じた編集用画像に切替えて提示することが好ましい。
【0020】
また、写真自動販売機は、合成表示の際に、利用者から手書き画像の入力を受付け、受付けた手書き画像を、合成表示にさらに合成表示することが好ましい。
【0021】
本発明の他の局面に従うと、写真自動販売機における写真の提供方法は、写真自動販売機を構成する撮影部で、被写体の撮影画像を取込む撮影ステップと、利用者から、撮影画像と合成する合成用画像の選択を受付ける選択ステップと、写真自動販売機を構成する表示装置において、撮影ステップで取込まれた撮影画像と利用者から選択された合成用画像とをリアルタイムに合成表示する表示ステップと、選択された合成用画像に応じた編集用画像を、合成用画像と編集用画像とを対応付けて記憶する記憶装置から読出して、選択可能に利用者に提示する提示ステップと、利用者から編集用画像の入力を受付ける入力ステップと、編集用画像と撮影画像と合成用画像とを合成し、写真自動販売機を構成する印刷装置で印刷媒体に印刷して提供する提供ステップとを備える。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0023】
図1は、本実施の形態における写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。写真自動販売機は、大きく分けて撮影操作を行なう側の面と、撮影後の画像にいわゆるお絵描きと言われる、画像やテキストの入力であるお絵描き操作を行なう側の面とを対にして備えており、図1は、撮影操作を行なう面から写真自動販売機を見たときの外観の具体例を示す図である。
【0024】
本実施の形態における写真自動販売機は、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)101やプリンタ12、制御部102(基盤)(共に図3参照)などの各種機器類を収める筐体1と、筐体1と共に撮影ブース4(図2参照)を形成するパネルとフレーム材とを含む。図1においては、説明のために、パネルとフレーム材とを外した状態である筐体1の撮影操作側が示されている。
【0025】
このような写真自動販売機において、被写体であるユーザは、筐体1、パネルおよびフレーム材にて構成される撮影スペースである撮影ブース4内に入り、筐体1に相対する向きで撮影を行なう。なお、以降の説明において、便宜上、筐体1の撮影操作側の面を正面とし、お絵描き操作側の面を背面とする。また、本実施の形態においては、被写体がユーザ(人)であるものとして説明を行なうが、被写体はユーザに限定されず、その他の物体であってもかまわない。また、被写体であるユーザは、1人であってもよいし、複数であってもよい。
【0026】
図1を参照して、写真自動販売機の筐体1の正面には、カメラ21と、カメラ21で撮影された画像やデモ画面、撮影中の操作手順、ユーザへのアナウンスなどを表示するモニタ22と、デモンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、BGM、操作方法などのアナウンスを出力する図示されないスピーカ23aと、対価である硬貨を投入するためのコイン投入口26と、前面のメンテナンスなどを行なうためのフロントドア28とが備えられる。
【0027】
また、筐体1のカメラ21の周囲には、蛍光灯やフラッシュなどを内蔵し、被写体の照明を行なうための照明ボックス18a〜18cが備えられている。また、筐体1の前面には、ユーザからの操作を入力する操作ボタン51が備えられている。
【0028】
モニタ22は、当該写真自動販売機で実行されるプレイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示する。ユーザは、操作ボタン51を押下して選択を行なう。操作ボタン51は、図1に示されるように、上下に選択肢の選択を移動させるカーソルボタンと、当該選択を決定する決定ボタンと、当該決定をキャンセルするキャンセルボタンとを含んで構成される。また、操作ボタン51に同じ機能を備える複数のボタンが含まれる場合、たとえば図1に示されるように上下に移動させるカーソルボタンが複数組ある場合、それらは複数のユーザから同時に操作入力を受付けるものであってもよいし、モニタ22の右側に表示している選択肢についての選択を右側の組の操作ボタンから受付けて、左側に表示している選択肢についての選択を左側の組の操作ボタンから受付けてもよい。
【0029】
カメラ21で撮影された画像はリアルタイムにモニタ22に表示され、これによりユーザは撮影により得られる画像を視覚確認することができる。
【0030】
カメラ21としては、一般にデジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタスピード、絞り値、露出補正、ホワイトバランスなど)の変更や、撮影タイミングは、PC101(図3参照)から指示される。
【0031】
さらに、筐体1の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファンや、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスなどの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口などが備えられていることが好ましい。なお、このようなファンは、筐体1内部の熱を逃がす目的で備えられるものであるため、筐体1の上面に限定されず、熱を発生しやすい機器類の近傍などの他の場所に備えられても、また複数備えられてもかまわない。また、LANケーブル差込口が備えられる位置も、ケーブルの配線の取回しが容易な位置であれば筐体1の上面に限定されない。
【0032】
また、撮影ブース4を構成する図示されないパネルが木製である場合には、パネルは左側面、右側面、背面、および天井面などに大きく分割される。さらに、背面のパネルは大きいことから、上下または左右に2枚に分割されている場合がある。また、撮影ブース4の内部となるパネルの内面は、照明の反射による間接光を得ることを目的とする場合は白色、逆に光を吸収させたいときは黒色、クロマキー合成を行なう目的のときは青色などの色彩が施される。すなわち、パネルの内面の色は、写真自動販売機においてどのような撮影を行なうかによって、設計開発時に適宜選ばれる。また、パネルは、布またはビニール材等で代替することもでき、その場合には、フレーム材にたるみなく張られた状態で固定される。
【0033】
また、撮影ブース4内には図示されない背景カーテンが配備され、撮影時の背景として用いられる。背景の色によって、被写体の写り方、特に色調が変ってくるため、さまざまな色、柄のカーテンが複数枚用意されている。また、背景カーテンが備えられていなくても構わない。さらに、背景カーテンは、巻上げ式、引出し方式など、ユーザの手動操作によりセットされてもよいし、操作ボタン51等を操作することで自動でセットされてもよい。また、背景カーテンは、さまざまな種類が配備されることで、撮影における遊びの要素ともなり得る。
【0034】
また、ユーザが撮影ブース4内に出入りできるように写真自動販売機の側面は開けられているが、他の人に撮影している場面を見られたくないなどの利用者の気持ちに配慮するため、また外部光を遮断するためなどの目的で、その側面に図示されないサイドカーテンが備えられている。なお、撮影ブースへの出入りが一方の側面のみである場合には、その側面にのみサイドカーテンが備えられる。また、両側面から出入りできる場合には、両側面にサイドカーテンが備えられていてもよい。ユーザは、撮影を行なう際には、このサイドカーテンを開けて撮影ブース4に入り、撮影時はサイドカーテンを閉める。なお、サイドカーテンの裏面(撮影ブース4の内側)の色等は、背景カーテンやパネル内面と同様の理由で適宜選ばれる。
【0035】
次に、図2に、写真自動販売機を筐体1の背面(お絵描き操作を行なう面)から見たときの外観の具体例を示す。
【0036】
図2を参照して、写真自動販売機の筐体1の背面には、撮影により得られた画像を表示し、画像の編集を受付けるディスプレイ13と、画像入力を行なうためのタッチペン14と、ユーザに対し音楽や操作方法の説明などを音声で出力するスピーカ23bとが備えられる。
【0037】
ディスプレイ13は撮影後の画像を表示する。また、ユーザより、撮影により得られた画像に対してタッチペン14を用いた編集入力(落書き)を受付ける。
【0038】
タッチペン14は、ペン形状の入力装置であって、ディスプレイ13にタッチすることで、背景、スタンプ、フレームなどの画像や文字の入力、または使用する項目(ボタン)の選択、操作の選択などの入力をすることができる。タッチペン14は、写真自動販売機に1本備えられていてもよいし、図2に示されるように複数備えられ、同時に複数のユーザからの入力操作を可能にしてもよい。
【0039】
さらに図2を参照して、写真自動販売機の筐体1の側面には、箱型の形状を奏したプリント取出口9が備えられる。筐体1の内部にはプリンタ12が備えられ、プリンタ12でプリントされた写真は排出され、ここに落とされる。
【0040】
プリント取出口9は、そこに落とされた写真が、ユーザが手にするまで地面に落ちない等の作用を奏するものであればその形状は限定されない。たとえば、筐体1の内部方向に窪んだ箱状の空間と筐体1の側面に沿う方向に取付けられた蓋とで形成されていてもよい。なお、プリント取出口9付近には、印刷中LED(Light Emitting Diode)10および印刷エラーLED11が備えられ、それらが点灯あるいは点滅することによって、印刷中、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰り、メカニカルエラーなどのエラーが発生していることを通知する。
【0041】
プリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、本実施の形態においては、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、上に示す他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
【0042】
次に、図3に、本実施の形態における写真自動販売機の機能ブロック図を示し、写真自動販売機の機能について説明する。
【0043】
図3を参照して、写真自動販売機は、当該写真自動販売機を動作させるためのPC101と、基板から構成され動作中のPC101からの指示を受付けて、接続されている各種装置を制御する制御部102とを備える。
【0044】
上述のPC101は、PC101の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像、撮影画像に対して入力した編集画像、およびその他の各種画像などを記憶する記憶装置と、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、カメラ21、プリンタ12、ディスプレイ13、およびモニタ22などの周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部とを含んで構成され、記憶装置に記憶されているプログラムを読出して実行することで、カメラ21での撮影、プリンタ12での印刷、ディスプレイ13とタッチペン14とで構成される入力装置100からの検出信号の入力、モニタ22での表示、およびサウンドボードを介してスピーカ23での出力を制御する。また、その際、PC101は必要に応じてタイマ25に計時を行なわせ、計時された時間をタイマ25から取得する。なお、PC101は、電源スイッチ29が押され、当該写真自動販売機に電源プラグより電源が投入されると、上記プログラムが起動されて動作する。
【0045】
また、写真自動販売機は、電源を必要とするカメラ21、プリンタ12、および照明装置30などの電源系統を制御する電源制御部103を備え、外部からそれらの装置に対する電源の電圧を安定させるよう制御する。さらに、そのような電源の投入および切断は、電源スイッチ29を押すことで行なわれる。しかし、電源切断によりPC101で動作しているプログラムを強制的に終了させることは、動作を不安定にさせる原因となる。そのため、電源が落とされても、しばらくはUPS(Uninterrupted Power Supply)104が電源をバックアップし、PC101や制御部102などに停電信号を送信する。その間に、PC101はプログラムの終了の手続を行ない、プログラムを正常に終了させる。
【0046】
上述の制御部102は、サービスパネル105から制御信号を受付ける。サービスパネル105は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカ23から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみ、テストモードを行なうためのテストボタン、および対価を受付けなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、当該写真自動販売機の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。サービスパネル105は、テストボタン、サービスボタンが押下されたことを示す信号を制御部102に送る。逆に、制御部102からの制御信号により、コインカウンタ、プリントカウンタを動作させる(たとえばカウンタを1インクリメントする)。また、PC101からサウンドボードを介してスピーカ23に出力された音声信号は、サービスパネル105上の音量調整つまみで調整された音量でスピーカ23から出力される。
【0047】
また、制御部102は、操作ボタン51、サービスパネル105、およびコイン制御部107からの信号を受付けPC101に通知したり、逆に、PC101からの制御信号(指示コマンドなど)によりサービスパネル105、照明装置30、コイン制御部107、印刷中LED10、および印刷エラーLED11を制御したりする。
【0048】
コイン制御部107は、コイン投入口26に投入されたコインの正当性を検出し、制御部102にコインが投入されたことを示す信号を送る。逆に、コイン投入を禁止するときは、コイン制御部107は制御部102からの制御信号により、コインが投入されないようにコイン投入口26をブロックすることができる。あるいは、当該写真自動販売機がコイン投入口26に替わる対価の受付機能を備える場合(たとえば、電子的に対価を受付ける読取装置など)、コイン制御部107は上述の対価の受付機能により受付けた対価の正当性を検出して、対価を受付けたことを示す信号を制御部102に送る。
【0049】
操作ボタン51は、ユーザから受付けた指示内容を指示信号として制御部102に入力する。PC101では、操作ボタン51から指示信号を受付けて、操作内容に応じた処理を実行する。
【0050】
ディスプレイ13はPC101から入力された表示情報を表示すると共に、タッチペン14と対になって入力装置100として機能する。ディスプレイ13とタッチペン14とを含む入力装置100は、上述の電磁誘導方式あるいは静電結合方式を採用した入力装置であって、タッチペン14でタッチされた位置を検出して検出された位置に応じた指示信号をPC101に対して入力する。
【0051】
さらに、プリンタ12は、当該プリンタ12の状態をPC101に通知する。PC101は、その状態に応じて制御部102に信号を送出する。制御部102は、PC101から入力された信号によって、印刷中LED10または印刷エラーLED11を点灯または点滅させる。
【0052】
なお、言うまでもなく、写真自動販売機の形態は図1〜図3に示される具体例に限定されるものではない。すなわち、図1〜図3に記載されない他の機能が備えられていてもよいし、図1〜図3に記載されている機能の必ずしもすべてが備えられていなくても構わない。たとえば、プリンタ12は写真自動販売機に含まれていなくてもよく、その場合、写真自動販売機は、LAN等の専用回線や無線通信等を介して印刷制御信号をプリンタ12に出力するものとする。
【0053】
また、本実施の形態においては、図3に示されるように、写真自動販売機が1台のPC101を含んで構成され、以降に説明する処理はすべてPC101のCPUがプログラムを実行することで行なわれるものとするが、写真自動販売機に含まれるPCの数は1台に限定されず、2台以上の複数含まれていてもよい。すなわち、複数組の利用者が撮影操作側とお絵描き操作側とを同時に利用する場合に、撮影や編集等の操作を制御するPC101が1台では処理に負荷がかかってしまう場合もある。このため、撮影操作側での操作を制御するPCとお絵描き操作側での操作を制御するPCとをそれぞれ設け、利用者の操作性を向上させることもできる。この場合、図3に示す機能ブロック図において、カメラ21、モニタ22など撮影にのみ必要なものは撮影操作側のPCに接続されて制御され、ディスプレイ13、プリンタ12など編集にのみ必要なものはお絵描き操作側のPCに接続されて制御されることが好ましい。また、制御部102、操作ボタン51、およびサービスパネル105など両方の操作に必要なものは、機能を分割して撮影操作側とお絵描き操作側とのそれぞれのPCに接続されて制御されてもよいし、どちらか一方のPCに接続されて制御されてもよい。この場合、撮影操作側のPCとお絵描き操作側のPCとでは別個に動作プログラムが実行されることが好ましい。
【0054】
次に、図4および図5のフローチャートを用いて、本実施の形態における写真自動販売機での処理について説明する。図4のフローチャートに示される処理は、主に写真自動販売機の撮影操作側での操作に応じて行なわれる処理であって、図5のフローチャートに示される処理は、写真自動販売機のお絵描き操作側での操作に応じて行なわれる処理である。これらの処理は、PC101のCPUが、記憶装置に記憶される各々のプログラム(撮影操作側のプログラムとお絵描き操作側のプログラムと)をメモリに読出して並列的に実行することによって、並列的に行なわれる。
【0055】
始めに、図4を用いて、主に写真自動販売機の撮影操作側での操作に応じた処理について説明する。
【0056】
まず、当該写真自動販売機に備わる電源スイッチ29が投入されると、各種装置の電源が投入される。すると、PC101の記憶装置に格納された撮影操作側の動作を処理する動作プログラムと、お絵描き操作側の操作を処理する動作プログラムとが起動する。PC101は動作プログラムを実行することで、始めに各種装置が正常に動作可能かをチェックし、初期化が必要な装置に対しては初期化を実行する。その後、撮影操作側のモニタ22には、当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモが表示される(S100)。また、お絵描き操作側のディスプレイ13には、撮影を先に行なう旨の待機画面が表示される(図5のS175)。また同時に、音声をスピーカ23またはスピーカ23bから出力する。
【0057】
タイトルデモが表示されている状態で、サービスパネル105において、テストボタンが押下されたことを検出すると(S105でYES)、当該写真自動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードを起動し、種々の設定を受付ける(S110)。
【0058】
テストモードは、写真自動販売機の設置者が写真自動販売機を操作するためのモードであり、このモードにおいては当該写真自動販売機の利用状況(たとえばコイン投入数など)の確認や、カメラ21、プリンタ12など周辺機器の調整ができる。ここで写真自動販売機の設置者とは、当該写真自動販売機を設置し営業を行なっている店舗などの経営者、管理者、および従業員であり、営業中に、利用者に対応できるものである。
【0059】
一方、コイン制御部107において当該写真自動販売機を利用するためのコインがコイン投入口26から投入されたことなど、対価の受付を検出すると(S105でNO、かつS115でYES)、PC101は、以降のプレイを開始する。
【0060】
始めに、PC101のCPUはジャンル選択画面をモニタ22に表示し、以降の撮影方法であるジャンルの選択を受け付ける(S120)。選択は操作ボタン51を用いて行なう。カーソルボタンでジャンルを選択し、決定ボタンで決定する。
【0061】
ステップS120で選択されるジャンルには、たとえばジャンルAとジャンルBとがあるものとし、ここではより具体的に、ジャンルAを、予め決められた合成用画像で9回撮影を行なう「バリューセット」、ジャンルBを、利用者が好みの合成用画像を選択し6回撮影を行なう「チョイスセット」とする。
【0062】
図6および図7に、ステップS120でモニタ22に表示されるジャンル選択画面の具体例を示す。図6に示されるジャンル選択画面は「バリューセット」とするジャンルAが選択された場合のジャンル選択画面を表わし、図7に示されるジャンル選択画面は「チョイスセット」とするジャンルBが選択されている場合のジャンル選択画面を表わしている。図6および図7を参照して、ジャンル選択画面には、ジャンルを選択するための選択肢を表示する領域と、現在選択されているジャンルがどのような撮影モードであるかの案内を表示する領域とが含まれる。また、ジャンルの選択は規定時間内で行なうように処理され、ジャンル選択画面には選択可能な残り時間を表示する領域も含まれる。残り時間がなくなると、現在選択されているジャンルが決定され、次の処理へ進む。以降の説明においても、特に説明しない限り、残り時間の表示は同様のものである。
【0063】
ステップS120において「バリューセット」(ジャンルA)が選択された場合(S120で「ジャンルA」)の撮影操作側での処理について説明する。
【0064】
「バリューセット」は、利用者が合成用画像を1種類づつ選択する手間をかけることなく、効率的に色々な合成用画像を用いた撮影を提供することを特徴とするジャンルである。具体的には、予め所定枚数(ここでは9枚)ずつにグループ分けされた合成用画像のグループ(セット)の中から任意のグループを1グループ選択し、そのグループに含まれるそれぞれの合成用画像を用いた撮影を1回ずつ、合成9回の撮影を行なう処理であるものとして説明する。
【0065】
ステップS120で「バリューセット」が選択された場合には、最初に、PC101のCPUは合成用画像(背景フレーム)セット選択画面をモニタ22に表示し、合成用画像の選択を受付ける(S125)。
【0066】
ここでは、たとえば100種類程度の合成用画像がPC101の記憶装置に用意されている場合、合成用画像は予め9種類ずつにグループ(セット)分けされている。ステップS125では、各セットごとに、含まれる合成用画像を利用者に提示してセットの選択を受付ける。
【0067】
図8に、ステップS125でモニタ22に表示される合成用画像セット選択画面の具体例を示す。図8を参照して、合成用画像セット選択画面には、合成用画像のセットをユーザに提示するために表示する領域が含まれる。利用者は操作ボタン51を用いて撮影に用いる合成用画像のセットを選択する。
【0068】
具体的な合成用画像のセットの選択方法について、図9に示す。すなわち、図9を参照して、あるセットが選択されている状態で(図9(a))操作ボタン51を構成するカーソルボタンを1回押すと、表示される合成用画像のセットが次のセットである別の9種類の合成用画像のセットに変わる(図9(b))。その状態で、操作ボタン51を構成する決定ボタンを押すことで、その領域に表示されている合成用画像のセットが、本処理において用いられる合成用画像として決定される。
【0069】
なお、「バリューセット」は、利用者が合成用画像を1種類づつ選択する手間を省き、色々な合成用画像を用いた撮影を提供することを目的としているため、合成用画像の選択方法は9種類の合成用画像のセット単位での選択方法に限定されるものではない。他の選択方法の具体例としては、たとえば図10に示されるように、あるセットが選択されている状態で(図10(a))カーソルボタンを1回押すと、選択領域が1行ずれて9種類の合成用画像の中から3種類の合成用画像だけが他の合成用画像に変わる(図10(b))ような選択方法であってもよい。また、1枚ずつルーレットのような演出を伴なってランダムに選択される方法などが考えられる。
【0070】
ステップS125での合成用画像の選択が終了すると、CPUは撮影画面をモニタ22に表示し、撮影を実行する(S130)。ステップS130における撮影は、ステップS125で選択された9種類の合成用画像のそれぞれに対して1回づつ行なわれ、合計9回実行される。
【0071】
図11に、ステップS130でモニタ22に表示される撮影画面の具体例を示す。図11を参照して、撮影画面には、カメラ21が取得する撮影画像と今回の撮影で用いられる合成用画像とを合成表示する中央の領域と、ステップS125で選択された9種類の合成用画像を表示する画面左側の領域とが含まれる。
【0072】
なお、ステップS130の撮影画像と合成用画像との合成表示の方法について説明する。合成用画像は、被写体の前面に合成する前景画像と被写体の後面に合成する後景画像とを含んで構成される。PC101のCPUは、カメラ21からの映像と前景合成用画像とをいわゆるオーバーレイ合成を行ない、モニタ22に出力して合成表示する。また、後景合成表示は、PC101のCPUは、カメラ21からの映像よりクロマキー手法などで被写体部分のみを抽出し、抽出した映像と後景合成用画像とをいわゆるアンダーレイ合成を行ないモニタ22に出力して合成表示する。この、オーバーレイ合成とアンダーレイ合成とをCPUにおいて同時に行なうことで、被写体画像と合成用画像との合成映像がモニタ22に表示される。
【0073】
CPUにおいてこのような処理が実行されることで、ステップS130では、カメラ21からの被写体の映像と合成用画像との合成画像をリアルタイムにモニタ22で確認しながら撮影を行なうことができる。オーバーレイ合成またはアンダーレイ合成は一般に用いられる合成手法であって、ここでの詳細な説明は行なわない。本写真自動販売機においては、PC101のCPUがこの合成処理を行なうとしたが、PC101以外の他のハードウェアで合成処理を実現しても構わない。またたとえば、PC101のCPUではオーバーレイ合成を行ない、他のハードウェアではアンダーレイ合成を行なうなど、組合せて行なっても構わない。つまり、合成処理を行なう主体はいずれであっても構わない。また、カメラ21で取得する映像を、非常に短い間隔(たとえば1秒間に60回の間隔)でキャプチャし、デジタル画像にした上で、上記オーバーレイ合成またはアンダーレイ合成を行なってもよい。
【0074】
なお、ステップS130での撮影で用いている合成用画像は、図11に示されているように、画面左側の合成用画像を表示する領域においては、「撮影中」などと表示されて現在使用中である旨が示されることが好ましい。さらに、図11画面右側に示されるように、撮影画像には、ステップS130での撮影に用いている合成用画像に対応した編集用画像(スタンプ画像)を表示する領域がさらに含まれることが好ましい。モニタ22に、撮影に用いている合成用画像と同時に編集用画像を表示することで、ステップS130においては後の編集処理で利用できる編集用画像を見ながら撮影できる。そのため、利用者は編集用画像を使った編集を行なうことを想定したポーズをとりやすくなる。なお、合成用画像に対応した編集用画像については、後に説明を行なう。
【0075】
利用者は、撮影画面を見ながら合成用画像に合うポーズなど好みのポーズをとり、ポーズが決まったら操作ボタン51を構成する決定ボタンを押す。PC101のCPUは、制御部102を介して操作ボタン51からの信号を受付けると、カメラ21にシャッタ動作を指示する。同時に、サウンドボードを介してスピーカ23に対して、合成用画像に関連するBGMまたは効果音などの音声を出力するように指示する。カメラ21からの撮影画像が固定され、記憶装置に記憶される。これがステップS130で実行される1回の撮影処理である。
【0076】
なお、上述の合成用画像に関連する音声は、後述の「特別タイプ」の合成用画像、すなわち面白みのあるユニークな内容のできあがり効果のある合成用画像に対応した音声である。このような音声をスピーカ23から出力することは、撮影時の雰囲気を演出できて遊戯性が高まり効果的である。たとえば、ジェットコースターに乗っているような合成写真が撮影できる合成用画像が選択された場合にはジェットコースターの走行音や「キャー」などの歓声音を出力する、合成用画像に太鼓の図柄が含まれる場合には太鼓の音を出力する、などが挙げられる。
【0077】
ステップS130における1回の撮影が終了すると、今回撮影された撮影画像と合成用画像とが合成されたイメージを確認するために、CPUは撮影画像表示画面をモニタ22に表示する(S135)。図12に、ステップS135でモニタ22に表示される撮影画像表示画面の具体例を示す。図12を参照して、撮影画像表示画面には、撮影画像と合成用画像とを合成されたイメージを表示する領域が含まれ、複数回撮影が行なわれた場合には、撮影ごとに各撮影での撮影画像と合成用画像とを合成されたイメージを順に表示する。
【0078】
そして、CPUは規定回数(この場合9回)の撮影が終了したか確認し(S140)、規定回数の撮影が終了していなければ(S140でNO)、合成用画像をステップS125で選択された合成用画像のセットのうち次の合成用画像に切換えて、再度上述のステップS130,S135の撮影処理を繰返す。
【0079】
規定回数の撮影が終了すると(S140でYES)、CPUは写真選択画面をモニタ22に表示し、撮影した9枚の画像から以降の編集処理で用いる規定枚数(たとえば4枚)の写真の選択を受付ける(S145)。図13に、ステップS145でモニタ22に表示される写真選択画面の具体例を示す。図13を参照して、写真選択画面には、撮影した9枚の画像であって各々の撮影に用いた合成用画像と合成されたイメージ(画像)を選択可能に表示する画面左側の領域と、現在選択されている画像を大きく表示する画面中央の領域と、以降の編集処理に用いる画像として決定された画像を表示する画面右側の領域とが含まれる。
【0080】
ステップS145においては、利用者はモニタ22に表示される図13に示されるような写真選択画面に沿って操作ボタン51を用いて選択を行なう。具体的には、画面左に表示される撮影した9枚の画像の中から、操作ボタン51を構成するカーソルボタンを用いて所望の画像を選択する。現在選択されている画像は画面中央に大きく表示され、その状態で操作ボタン51を構成する決定ボタンを押すと、その画像が以降の編集処理に用いる画像として決定され、画面右に表示される。また、操作ボタン51を構成するキャンセルボタンを押すことで、以降の編集処理に用いる画像として決定された画像の決定状態をキャンセルすることができる。
【0081】
なお、写真選択画面に表示される画像は、撮影画像と合成用画像とが合成されたイメージであってもよいし、撮影画像であってもよい。
【0082】
以上が、ステップS120で「バリューセット」(ジャンルA)が選択された場合の、撮影操作側における処理である。
【0083】
次に、ステップS120で「チョイスセット」(ジャンルB)が選択された場合(S120で「ジャンルB」)の撮影操作側での処理について説明する。
【0084】
「チョイスセット」は、利用者の好みの合成用画像を自由に選択できることを特徴とするジャンルである。具体的には、すべての合成用画像の中から任意の合成用画像を3種類選択し、それぞれの合成用画像を用いた撮影を2回、合計6回の撮影を行なう処理であるものとして説明する。
【0085】
ステップS120で「チョイスセット」が選択された場合には「バリューセット」が選択された場合と同様に、まず最初にPC101のCPUは合成用画像選択画面をモニタ22に表示し、合成用画像の選択を受付ける(S150)。
【0086】
図14に、ステップS150でモニタ22に表示される合成用画像選択画面の具体例を示す。図14を参照して、合成用画像選択画面には、合成用画像を選択可能に表示する画面左側の領域と、現在選択されている合成用画像とカメラ21からの画像とのリアルタイムな合成映像を表示する画面中央の領域とが含まれる。
【0087】
ステップS150において、利用者はモニタ22に表示される図14に示されるような合成用画像選択画面に沿って操作ボタン51を用いて選択を行なう。具体的には、画面左側の領域に表示される合成用画像を、操作ボタン51を構成するスクロールボタンを操作してスクロールする。現在選択されている合成用画像とカメラ21からの画像とは、画面中央の領域にリアルタイムに合成表示される。このとき、合成用画像選択画面には、図14の画面右側に示されるように、現在選択されている合成用画像に対応した編集用画像を合成用画像に同期して切替表示する領域がさらに含まれることが好ましい。モニタ22に、合成用画像と同期して編集用画像を表示することで、ステップS150においては後の編集処理で利用できる編集用画像を確認しながら合成用画像を選択することができる。そのため、利用者は合成用画像を選びやすくなる。なお、合成用画像に対応した編集用画像については、後に説明を行なう。
【0088】
そして、画面中央の領域に現在選択されている合成用画像がカメラ21からの画像とリアルタイムに合成表示されている状態で、操作ボタン51を構成する決定ボタンを押すことで、現在選択されている合成用画像の選択が決定される。
【0089】
ステップS150において1種類の合成用画像の選択が決定すると、CPUは撮影画面をモニタ22に表示し、撮影を実行する(S155)。
【0090】
図15に、ステップS155でモニタ22に表示される撮影画面の具体例を示す。図15を参照して、撮影画像には、被写体の映像と合成用画像とが合成表示する画面中央の領域と、「5,4,3,2,1,0」のシャッタ動作までのカウントを表示する領域とが含まれる。また、シャッタ動作までのカウント表示と共に、撮影のタイミングを案内する音声案内がスピーカ23aから出力されることが好ましい。さらに、編集用画像を同時に表示しておくと、前述同様ポーズがとりやすい。なお、シャッタ動作のタイミングを指示する方法は、ここで具体例が示されたカウントダウンによる方法に限定されず、「バリューセット」の説明において述べたような、操作ボタン51を構成する決定ボタンを用いて行なう方法でも構わない。さらに、別の場所に設けた操作ボタンを用いて行なってもよい。
【0091】
またさらに、上述の音声案内と併せて、「バリューセット」の説明において述べたような合成用画像に関連するBGMまたは効果音などの音声をスピーカ23aから出力しても構わない。
【0092】
前述のように、「チョイスセット」では同じ合成用画像を用いて2回連続して撮影を行なう。ステップS155における2回の撮影が終了すると、今回撮影された撮影画像と合成用画像とが合成されたイメージを確認するために、CPUは撮影画像表示画面をモニタ22に表示する(S160)。図16に、ステップS160でモニタ22に表示される撮影画像表示画面の具体例を示す。図16を参照して、撮影画像表示画面には、撮影画像と合成用画像とを合成されたイメージを表示する領域が含まれ、複数の合成用画像を用いて撮影が行なわれた場合には、各合成用画像における撮影での撮影画像と合成用画像とを合成されたイメージを順に表示する。
【0093】
そして、CPUは規定回数(この場合6回)の撮影が終了したか確認し(S165)、規定回数の撮影が終了していなければ(S165でNO)、処理をステップS150に戻して、再度上述のステップS150〜S160の処理を繰り返す。
【0094】
規定回数の撮影が終了すると(S165でYES)、S145における処理と同様に、CPUは写真選択画面をモニタ22に表示し、撮影した6枚の画像から以降の編集処理で用いる規定枚数(たとえば4枚)の写真の選択を受付ける(S170)。図17に、ステップS170でモニタ22に表示される写真選択画面の具体例を示す。なお、図17に示される写真選択画面の具体例は、図13に示される「バリューセット」における写真選択画面と撮影した画像の枚数が異なるだけで同様の構成であるため、その構成および操作方法についてここでの説明は繰返さない。
【0095】
以上が、ステップS120で「チョイスセット」(ジャンルB)が選択された場合の、撮影操作側における処理である。
【0096】
撮影操作側での操作に応じて撮影処理が終了すると、モニタ22に「編集側に移動してください」などの案内を表示し、利用者をお絵描き操作側に移動するように誘導する。このとき、お絵描き操作側で他の利用者が操作しているなど、お絵描き操作側で直ちにお絵描き操作を行なうことが不可能な場合は、ゲームや所定の案内表示などをモニタ22を用いて行ない、利用者の待ち時間を退屈させないようにすることが好ましい。
【0097】
撮影操作側での処理が終了し、撮影操作側からお絵描き操作側に処理が移ると、撮影操作側では上記案内表示を終了し処理をステップS100へ戻す。すなわち、再びモニタ22にタイトルデモを表示し、次の利用者を待機する。また、CPUは、上述の撮影操作側の処理で得られた撮影画像と選択された合成用画像の情報とをお絵描き操作側の動作プログラムに引き渡す。また、先に述べたように本写真自動販売機にPCが2台含まれる場合には、撮影操作側のPCは上述の撮影操作側の処理で得られた撮影画像と選択された合成用画像の情報とをお絵描き操作側のPCに対して出力する。
【0098】
なお、撮影操作側での処理の他の具体例を変形例として以下に述べる。
(変形例1)
変形例1として、上述のステップS130またはステップS155での撮影時モニタ22に表示される撮影画像の他の具体例を図18に示す。変形例1においては、ステップS130またはステップS155での処理において、選択された合成用画像に応じた編集用画像が自動的に記憶装置から読出され、シャッタタイミング以前に被写体映像と合成表示される(図18では、まゆげ、星、月などの部分)。このように、シャッタタイミング以前に選択された合成用画像に応じた編集用画像と被写体映像とを撮影操作側のモニタ22に合成表示することにより、後述するお絵描き操作側での編集用画像の入力の手間を省くことができ、短時間で、望みの合成写真を得ることができる。
【0099】
さらに、モニタ22に図示されない入力受付可能な装置(たとえば、タブレットなど)を備えて、シャッタタイミング以前、または、シャッタタイミング以降でお絵描き操作側でお絵描き操作を行なう以前に、撮影操作側にて合成表示した編集用画像の移動または削除を行なうようにすることが好ましい。このようにすることで、多少の構図の違いなど、被写体の立ち位置やポーズなどに柔軟に対応して編集用画像を配置できるので、より完成度の高い合成写真を得ることができる。
【0100】
この場合、編集用画像を、合成用画像および被写体画像と異なるレイヤに表示することで、編集用画像の移動や削除を行なうことが可能となる。たとえば具体的な操作としては、モニタ22上の移動したい編集用画像をタッチペンや指などでタッチし、編集用画像にタッチしたままタッチペンや指を移動させる。また、編集用画像の削除は、タッチペンや指などで編集用画像にタッチしたままモニタ22の外部方向に早いスピードで動かすことにより行なうなどが考えられる。
【0101】
(変形例2)
変形例2においては、上述のように写真自動販売機がモニタ22に図示されない入力受付可能な装置(たとえば、タブレットなど)を備える。そして、上述のステップS125またはステップS150での合成用画像選択時、あるいはステップS130またはステップS155での撮影時に、CPUはモニタ22に図19に示されるような合成用画像選択画面または撮影画面を表示し、合成用画像選択時または撮影時に手書き画像入力を受付ける。
【0102】
図19を参照して、変形例2における合成用画像選択画面または撮影画面には、合成用画像と撮影画像とを手書き画像入力可能に合成表示する画面中央の領域と、手書き画像入力を行なうための手書き画像であるスタンプ画像やペン画像を選択可能に表示する領域とが含まれる。利用者は、表示されるスタンプ画像やペン画像をタッチペンや指などでタッチして選択する。そして、画面中央の、合成用画像と撮影画像とが合成表示されている領域の入力したい位置にタッチペンや指をタッチまたは走らせることで、手書き画像を入力する。
【0103】
なお、変形例2において選択可能に表示される手書き画像であるスタンプ画像やペン画像は、後述する合成用画像に対応した画像であってもよいし、通常の編集処理で用いられる編集用画像であってもよい。
【0104】
このように、撮影操作側で手書き画像の入力を受付けることで、お絵描き操作側での編集時間を短縮でき、撮影時の遊戯性が高まる。
【0105】
次に、図5を用いて、写真自動販売機のお絵描き操作側での操作に応じた処理について説明する。
【0106】
前述のとおり、撮影が終了し編集を行なう画像が装置に存在しない間は、ディスプレイ13には待機画面が表示される(S175)。
【0107】
図4に示す処理が終了して撮影操作側からの指示により、編集対象となる画像が準備されると、まず、CPUはディスプレイ13に明るさ調整画面を表示し、明るさの選択を受付ける(S180)。利用者は、タッチペン14を用いて撮影された画像を好みの色調の画像に調整する。
【0108】
ここで、明るさ調整とは、画像の明るさだけを調整するのでなく、たとえば、彩度、濃度、色合い、など画像に係わる色調を調整することを含み、さらに、肌色のみを補正するなど写真自動販売機特有の画像処理を施すことも含む。
【0109】
図20に、ステップS180でディスプレイ13に表示される明るさ調整画面の具体例を示す。図20を参照して、明るさ調整画面には、ステップS145またはステップS170で選択された各撮影画像と合成用画像とが明るさ調整可能に合成表示される領域と、各合成表示の明るさ調整の操作を行なうためのボタンを表示する領域とが含まれる。このような明るさ調整操作もまた規定の時間内で行なう必要がある。そこで、明るさ調整の操作を容易にするために、撮影画像と合成用画像とが合成表示される領域には、図20に示されるような「超美白」などの明るさ調整用のボタンを押すことで、各ボタンに対応した明るさ調整の画像処理が施された画像が表示されることが好ましい。
【0110】
さらに、明るさ調整の画像処理には時間がかかることがある。そのため、図20に示されるような明るさ調整画面の表示に先だって、予め各調整用のボタンに対応した画像処理を施した画像を作成し、メモリに置くことが好ましい。このようにすることで、利用者がボタンを押してから画像が切替わるまでの時間を短縮でき、操作性をよくすることができる。
【0111】
ステップS180での明るさ調整が終了すると、CPUはディスプレイ13に編集画面を表示し、画像の編集入力を受付ける(S185)。
【0112】
図21に、ステップS180でディスプレイ13に表示される編集画面の具体例を示す。図21を参照して、編集用画面には、編集対象画像である撮影画像と合成用画像とを編集入力可能に合成表示する画面左右の2つの領域が含まれ、左側の領域は、左側のタッチペン14で入力を受付け、右側の領域は右側のタッチペン14で入力を受付ける。
【0113】
また、画面上部には、編集可能な残り時間を表示する領域が含まれ、残り時間がカウントダウン表示される。残り時間が少なくなったときに、スピーカ23bにより「あと10秒だよ」などを案内すると、入力に夢中な利用者に終了を喚起でき、親切である。
【0114】
また、画面中央には、S170で選択された撮影画像と合成用画像とを縦に4枚合成表示する領域が含まれ、ここを左のペンでタッチすることで左側の編集入力可能な領域に表示される編集対象画像が切替わり、右のペンでタッチすることで右側の編集入力可能な領域に表示される編集対象画像が切替わる。また、現在編集対象となっている画像はこの領域に「らくがき中」などと表示され、選択できないようになっている。
【0115】
また、画面の下側には、編集入力で必要なアイテムを表示する左右2つの領域が含まれる。具体的なアイテムとして、「ひとつもどる」は現在の編集対象画像に対する編集入力操作を1つ取消し、「はじめから」は現在の編集対象画像に対する編集入力操作をすべて取消し最初からやり直すためのアイテム(ボタン)である。また、「ケシゴム」は、タッチペン14を走らせた部分の編集入力画像を消すことができ、「背景ケシゴム」は編集入力画像のうち、背景部分だけを消すことができる。また、「極細」「細」などは、ペンやスタンプのサイズを変えて入力するときに用いる。
【0116】
編集入力用のアイテムは「ペン」「スタンプ」「フレーム」などの機能ごとに分けられており、それらを押すことで、それらの詳細な機能や入力画像の一覧が表示される。「ペン」は文字や線図などの手書き入力画像を入力する時に用いられ、ペンの種類、色、太さなどが選択できる。
【0117】
より具体的に図21においては、編集入力用のアイテムを表示する左側の領域には「スタンプ」を押したときに表示される内容を示しており、本発明の特徴とする合成用画像に応じた編集用画像が利用可能に表示されている。また、右側の領域には、「ペン」が選択されたときに表示される内容を示している。また、「フレーム」が選択されたときには、編集入力用のアイテムを表示する領域には画像の周囲を装飾する画像が表示される。
【0118】
編集入力用のアイテムの詳細な機能のうち、特徴的な内容について以下に具体的に説明する。特徴的なアイテムとしては、「ペン」機能のうちの「ふでペン」、「ひきずりペン」、「瞳ぱっちりペン」、および「フレアビームペン」を挙げる。
【0119】
「ふでペン」は、描画時にペン先の形状に特徴のあるペン機能である。ここでペン先の形状とは、タッチペン14のペン先の形状でなく、描画レイヤ上に描画される線を構成する点の形状、または線を描画する場合の描画スタイルを指す。
【0120】
図35を用いて、従来のペン先の形状とその場合に描画される線とを説明する。ペン先の形状が図35(a)に示すように円である場合、このペン先の形状で線を描画すると、図35(b)に示すように線を横または縦にひいても太さが一定で、図35(c)に示すように特徴のない文字となる。
【0121】
そこで、本発明の写真自動販売機においては、図36(a)に示すようにペン先の形状を楕円形状として描画する。さらに、図36(a)に示すように、ペン先の形状を時計回りに約60度傾いた楕円形状とすることがより好ましい。
【0122】
このような形状のペン先で線を描画した場合には、図36(b)に示されるように、横の線は楕円の略長軸の太さとなり、縦の線は楕円の略短軸の太さとなり、縦の線と横の線との太さが異なることになる。すると、図36(c)に示されるように、いわゆる「止め」「はね」に特徴のある筆で書いたような趣のある文字となり、特徴的な文字を入力することが可能となる。
【0123】
このように、編集入力用のアイテムとして「ふでペン」が選択された場合、CPUが対応する画像処理プログラムを実行することでペン先の形状が楕円形状となり、そのペン先の形状で線や文字などの入力を行なうことが可能になる。なお、ここでは「ふでペン」を選択した時にのみ、ペン先の形状が楕円形状になるようにしたが、その他の「ペン」を選択した場合であっても適宜ペン先の形状を楕円にしても構わない。
【0124】
「ひきずりペン」は、撮影画像中の、タッチペンで指定した部分に、ひきずったような特殊な効果を有する編集を施すペン機能である。具体的には、図37(a)に示すように入力開始位置としてタッチペン14を撮影画像のある位置にタッチすると、CPUはそのタッチした入力開始位置の撮影画像の色を検出し、取得する。
【0125】
次に、タッチペン14を撮影画像にタッチしたまま図37(b)に示される位置に移動させる(ひきずる)と、CPUはタッチペン14の移動軌跡上にある撮影画像の色を順次検出し、検出した複数の画素の色を予め決められた画像処理により計算して描画色を決定する。そして、この決められた描画色を撮影画像の軌跡上に入力する。このような処理により、タッチペン14の軌跡上の色を干渉しつつ、グラデーション効果のある特殊な編集を行なうことができる。
【0126】
編集の具体例としては、撮影画像上で髪の毛の一部を指定して、頭部から外向きにタッチペン14を移動させることによって、髪の毛をはねさせるような編集が可能となる。また、撮影画像上で頬の一部を指定して、顔部から外向きにタッチペン14を引っ張り出すように移動させることによって、頬を引張ったような編集が可能となる。
【0127】
「瞳ぱっちりペン」は、撮影画像中の、タッチペン14で指定した部分に所定の画像処理を施すペン機能である。指定の方法としては、撮影画像中の画像処置を施したい部分をタッチペン14でなぞる、などの方法が挙げられる。また、所定の画像処理としては、タッチペン14で指定された部分の画像コントラストを上げてシャープにする画像処理や、逆にコントラストを下げ境界をやわらげてソフトにする画像処理などが挙げられる。このような処理により、目などのぱっちりと見せないような箇所の画像の鮮明度を高めることができ、しみ、そばかすなどの隠したい箇所にはぼかしたような効果をかけることができる。そのため、ユーザは、好みの美しい顔の画像が得られる。
【0128】
なお、このような「ひきずりペン」や「瞳ぱっちりペン」のような編集を行なう場合、編集に失敗したときに編集前の撮影画像に戻しやすくするために、撮影画像と異なるレイヤを編集用のレイヤとして撮影画像より前面に設け、その編集用のレイヤ上にて編集入力処理を展開することが好ましい。さらに、「瞳ぱっちりペン」での編集を行なう場合には、予め撮影画像に対して所定の画像処理を施した変換画像を準備しておき、タッチペン14で指定された部分に対応する位置の変換画像を上述の編集用のレイヤに入力するようにすれば、編集時間を短縮でき操作性がよくなる。
【0129】
「フレアビームペン」は、撮影画像中に対して、タッチペンで指定した位置に応じたフレア画像を配置する編集を施すペン機能である。編集入力用のアイテムとして「フレアビームペン」が選択された場合、CPUは対応する画像処理プログラムを実行し、編集用のレイヤを初期化する。そしてCPUは、利用者により指定されたスタンプの種類、色などを選択し、「フレアビームペン」用のマスク画像を編集用のレイヤに配置させる。
【0130】
「フレアビームペン」描画時は、予め内部処理として描画領域を図38(a)に示されるように左上領域A、右上領域B、左下領域C、右下領域D、および中心領域Eの5領域に分割区分し、描画領域の四隅を左上頂点F、右上頂点G、左下頂点H、および右下頂点Iと定める。
【0131】
タッチペン14で指示入力された位置の座標(x,y)が中心領域Eに含まれる場合には、図38(b)に示されるように入力された位置の座標(x,y)を中心にして円方向にフレア画像を描画する。また、座標(x,y)が左上領域A、右上領域B、左下領域C、または右下領域Dに含まれる場合には、図38(c),(d)に示されるように、それぞれ入力座標(x,y)が含まれる領域に応じて、入力座標(x,y)が含まれる領域の全描画領域の中心に対して対向である領域の入力座標(x,y)から遠い頂点と入力座標(x,y)とを終点とする仮想的な直線を形成し、その仮想的な直線上にフレアビーム画像を描画する。より具体的には、図38(c)に示されるように入力座標(x,y)が領域Cに含まれる場合には、対応する領域が領域Bとなり、入力座標(x,y)と頂点Gとを終点とする仮想的な直線が形成される。そして、その仮想的な直線上にフレアビーム画像が描画される。
【0132】
ステップS185の編集入力処理においてこのような「フレアビームペン」を用いる場合の描画処理について、図39のフローチャートを用いて説明する。すなわち、図39を参照して、始めに、タッチペン14で編集入力で必要なアイテムを表示する領域に示されるアイテムの中から「フレアビームペン」(図示せず)を選択し(S401)、続いてタッチペン14で編集入力可能な領域に表示される編集対象画像の描画領域をタッチして入力を開始する(S403)。タッチペン14とディスプレイ13とからなる入力装置100はタッチペン14がタッチしているディスプレイ13上の位置を入力座標(x,y)として検出し、CPUにその情報を出力する(S405)。
【0133】
CPUは、入力装置100から受取った入力座標(x,y)と先に説明した中心領域Eとを比較し、入力座標(x,y)が中心領域Eに含まれるか否かを判断する(S407)。そして入力座標(x,y)が中心領域Eに含まれる場合(S407でYES)、CPUは、入力された位置の座標(x,y)を中心にして円方向にフレア画像を描画する(S411)。ステップS411でのフレア画像の描画について、図40を用いて説明する。すなわち、図40(a),(b)を参照して、ステップS411でCPUは、編集用のレイヤにおいて、入力座標(x,y)を中心にして一定の真円状に外方向に向かってフレアが拡大するようなフレア画像を展開する。
【0134】
一方、入力座標(x,y)が中心領域Eに含まれない場合(S407でNO)、CPUは、入力座標(x,y)が含まれる各領域A〜Dに応じてフレアビーム画像を描画する(S409)。ステップS409でのフレアビーム画像の描画について、図40を用いて説明する。すなわち、図40(c),(d)を参照して、ステップS409でCPUは、編集用のレイヤにおいて、図40(c)に示されるような、入力座標(x,y)が含まれる領域の全描画領域の中心に対して対向である領域の入力座標(x,y)から遠い頂点と入力座標(x,y)とを終点とする直線を算出し、図40(d)に示されるように、算出された直線に沿って、入力座標(x,y)に向かって伸張するフレアビーム画像を展開する。
【0135】
CPUは、上述のステップS405〜S411の処理を、タッチペン14がディスプレイ13から離れたことを検出するまで繰返す。そして、入力装置100からタッチペン14がディスプレイ13から離れたことを示す信号を受取ると(S413でYES)、CPUは、そのときの入力座標(x,y)をフレアビーム画像の入力位置として確定し、その表示方法を確定する(S415)。
【0136】
なお、上記ステップS405〜S413における処理中に、タッチペン14がディスプレイ13上で示す位置が移動した場合について、図40を用いて説明をする。すなわち、図40(c)に示される状態でタッチペン14をディスプレイ13にタッチさせたまま移動すると、タッチペン14での入力座標(x,y)が左下領域Cに存在する間は、CPUは移動後の入力座標(x,y)と頂点Gとを結ぶ線上にフレアビーム画像を描画する。さらにこの状態でタッチペン14が、たとえば左上領域Aに移動した場合は、その入力座標(x,y)と右下の頂点Iとを結ぶ線上にフレアビーム画像を描画する。つまり、入力開始後、入力座標(x,y)が現在位置より他の領域に移動したときには、フレアビーム画像の始点とする頂点が変わることになる。
【0137】
また、フレアビーム画像の始点とする仮想的な直線の終点を固定とせず、入力開始時の入力座標(x,y)を基準に、タッチペン14が移動する方向に応じて仮想的な直線の終点を移動するようにしてもよい。たとえば、図40(c)が入力開始時の状態としてその状態からタッチペン14を右方向に移動すると、仮想的な直線の終点を上辺(頂点Fと頂点Gとを結ぶ辺)に沿うように移動させ、移動後の入力座標(x,y)と移動後の終点とを結ぶ仮想的な直線上にフレアビーム画像を形成する。さらに、この場合に、入力座標(x,y)が他の領域(たとえば、右下領域Dなど)に移動しても、仮想的な直線の終点を上述の位置に応じて決められた4隅の点とせずに連続的に移動するようにすると、フレアビーム画像の描画方向が入力座標(x,y)に応じて突然変わることがなく、好ましい。
【0138】
このように「フレアビームペン」は、現在のタッチペン14の位置(始点)に応じてフレアビーム画像の描画方向の終点を決定する方法に特徴がある。さらに、始点と終点とを結ぶ仮想的な線上にフレアビーム画像を描画し、タッチペン14の移動に応じて始点と終点とを結ぶ線の位置または長さを自動で変化させることを特徴とする。したがって、その仮想的な線上に描画するフレアビーム画像の種類は、スタンプ画像、光を放ったような特殊画像、など特に限定するものではない。
【0139】
ステップS185において、CPUは編集画面にて、撮影画像と選択された合成用画像と入力された編集用画像と手書き入力画像とを、メモリ上のそれぞれ別のレイヤに展開しディスプレイ13上にそれらレイヤを重ねて表示する。それぞれのレイヤのどちらを上に表示するかは、用途により設定されている。たとえば、合成用画像のうち前景となる画像のレイヤは撮影画像のレイヤより上に表示する。また、合成用画像のうち背景となる画像のレイヤは撮影画像のレイヤより下に表示する。合成用画像が前景と後景とを含む画像である場合には、各々のレイヤを撮影画像のレイヤの上下に表示する。また、編集画像を撮影画像の前景画像とする場合には、編集画像が上のレイヤとなる。さらに編集画像は、スタンプ画像のレイヤ、フレーム画像のレイヤなど、それぞれ複数のレイヤで構成されていてもよい。このように編集画面にて、編集用画像を表示するレイヤを撮影画像を表示するレイヤや合成用画像を表示するレイヤと分けることにより、編集用画像の移動または削除を受付けるようにできる。そのため、撮影後に、手書き入力画像などとの配置を考慮して、より完成度の高い合成写真を得ることができる。
【0140】
なお、上述の変形例1または変形例2に述べたように撮影操作側で編集用画像と被写体画像とを合成表示して撮影を行なった場合、または撮影画像と編集用画像とを合成表示した場合、そのときに編集用画像を表示するレイヤに置かれた編集用画像の情報もお絵描き操作側の動作プログラムに引き渡され、編集用画像を表示するレイヤに置かれることが好ましい。
【0141】
さらに、ステップS185において、編集画面で撮影操作側で選択した合成用画像を変更する操作を受付けることが好ましい。また、合成用画像を撮影操作側で選択した合成用画像から変更した場合には、編集用画像を表示する領域には、変更後の合成用画像に対応する編集用画像に切替えて表示することがより好ましい。このようにすることで、撮影後に合成用画像が気に入らない場合にもお絵描き操作側で合成用画像の変更が可能となり、利用者に親切である。
【0142】
ステップS185での編集操作が終了すると、CPUはディスプレイ13にシールレイアウト選択画面を表示し、4枚の画像を1枚のシールにどのように印刷するかの選択を受付ける(S190)。
【0143】
図22に、ステップS190でディスプレイ13に表示されるシールレイアウト選択画面の具体例を示す。図22を参照して、シールレイアウト選択画面には、シールレイアウトのサンプルを選択可能に表示する領域と、選択したシールレイアウトを決定するための決定ボタンを表示する領域とが含まれる。利用者は、シールレイアウト選択画面に表示されるシールレイアウトの中から好みのシールレイアウトをタッチペン14で選択し、決定する。
【0144】
CPUは、タッチペン14とディスプレイ13とからなる入力装置100からシールレイアウトの選択の入力を受付けると、選択されたシールレイアウトに沿って、撮影画像、合成用画像、編集用画像、および手書き入力画像を合成し、合成した画像をプリンタ12に送出する。そして、プリンタ12で印刷を実行させ利用者に提供する(S195)。
【0145】
なお、プリント取り出し口9がディスプレイ13の側面側にある場合は、印刷を開始するタイミングでディスプレイ13に「印刷中です。プリントは横から出ます。外に出て待ってね」などの案内を表示することが好ましい。
【0146】
そしてその後、処理をステップS175に戻し、待機画面をディスプレイ13に表示して次の利用者の利用を待機する。
【0147】
以上が本写真自動販売機における処理の説明である。
次に、本発明にかかる写真自動販売機の特徴とする合成用画像と編集用画像との対応について説明する。
【0148】
まず、合成用画像について説明する。
本実施の形態の本写真自動販売機における1つの合成用画像は、前景合成用画像と、前景合成マスク画像と、後景合成用画像と、合成済サムネイル画像とを含んで構成される。それらの画像の組である合成用画像は、PC101の記憶装置に、画像の色、柄などの違いにより複数組(合成用画像01、02、03・・)記憶されている。
【0149】
図23に前景合成用画像および後景合成用画像と被写体画像との合成方法の概要を示す。図23に示されるように、前景合成用画像は被写体画像より手前の面に合成される画像であり、その具体例を図24に示す。また、図23に示されるように、後景合成用画像は被写体画像より後ろの面に合成される画像であり、その具体例を図25に示す。なお、後景合成用画像は一般に背景画像と呼ばれることもある。なお、ここでいう被写体画像とは撮影画像のことであって、撮影処理中にカメラ21から取込まれている動画像であり、撮影後においては撮影されて固定された静止画像である。その具体例を図26に示す。
【0150】
また、前景合成マスク画像は、前景合成用画像の画像の存在する部分と画像の存在しない部分とを区別する画像(たとえば2値化画像)であり、合成用画像が不自然に見えないようにきれいに合成するために用いられる。その具体例を図27に示す。図27に示される前景合成マスク画像は、前景合成用画像の画像が存在する部分の領域は白(R=255、G=255、B=255)で表わされ、画像が存在しない部分の領域は黒(R=0、G=0,B=0)で表わされる。
【0151】
また、合成済サムネイル画像は、前景合成用画像と後景合成用画像とが合成された画像であり、その具体例を図28に示す。図28に示される合成済サムネイル画像は、図24に示される前景合成用画像と図25に示される後景合成用画像とが合成された画像である。合成済サムネイル画像は、被写体画像との合成に用いられる画像ではなく、ステップS125またはステップS150での合成用画像選択時に、利用者が選択しやすいように合成イメージをディスプレイ13に表示するために用いられる画像である。
【0152】
また、ステップS130またはステップS155での撮影時などに被写体画像と合成用画像とを合成した後のイメージを確認するためや、撮影時のポーズを確認または誘導するために、図29に示されるような、合成済サムネイル画像に人物(たとえば実写画像またはアニメ、イラスト等の画像)を合成した合成済サムネイル画像を予め生成しておくことが好ましい。また、図24〜図29においては合成済サムネイル画像を同じ画像サイズで表わしているが、合成済サムネイル画像は前述の通り画像の選択や確認に用いる画像であるため、被写体画像などより小さいサイズで記憶されている場合もある。
【0153】
次に編集用画像について説明する。
本実施の形態の本写真自動販売機における編集用画像は、図30に示されるように、合成用画像にマッチしたユニークな図柄などの複数の画像であって、タッチペンなどで利用者が選択して入力し得る画像で構成される。ここでは、編集用画像に含まれる個別の画像をスタンプ画像として説明するが、ペン入力で用いるペンの太さや模様などの属性等、被写体映像を編集する編集処理に用いるものであれば、特に限定するものではない。
【0154】
より具体的には、編集用画像に含まれるスタンプ画像は、画像の大・中・小の大きさにより3種類の画像(スタンプ画像01−B1,01−M1,01−S1)の画像で構成される。
【0155】
また、編集用画像には、図31に示すような、スタンプ画像を選択するために用いられる表示用画像が含まれる。図31を参照して、表示用画像は、編集用画像に含まれる各スタンプ画像を示すイメージを一覧表示する1つの画像であって、図21に示される編集画面の編集入力で必要なアイテムを表示する領域に表示される。図31に示される表示用画像は、ステップS185での編集入力時にディスプレイ13に表示され、利用者は表示された表示用画像の中から入力したいスタンプ画像をタッチペン14などでタッチして選択できる。
【0156】
本発明にかかる写真自動販売機は、このような合成用画像と編集用画像とを対応付けて記憶することを特徴とする。図32に、PC101の記憶装置に記憶されている画像の構成の具体例を示す。図32に示すように、本発明において、写真自動販売機のPC101の記憶装置には、合成用画像と編集用画像とが対応付けられて記憶されており、編集用画像に含まれるスタンプ画像は、対応する合成用画像にマッチしたものである。
【0157】
合成用画像と編集用画像との対応は1対1の対応に限定されない。具体的には、ステップS130またはステップS155での撮影に用いる合成用画像と編集用画像と組合せ、ステップS185での編集処理に用いる合成用画像と編集用画像と組合せ、およびステップS195での印刷処理に用いる合成用画像と編集用画像と組合せなど、各処理における出力形態(たとえば、解像度、出力特性など)に応じた合成用画像と編集用画像と組合せが複数セット用意されていてもよい。またその場合、編集処理や印刷処理のための合成用画像には、必要に応じて合成済サムネイル画像が含まれていなくてもよい。
【0158】
さらに、本写真自動販売機における合成用画像と編集用画像との対応付けの具体例を図33に示す。本具体例において合成用画像は、標準タイプと特別タイプとの2タイプに大別されるものとする。
【0159】
標準タイプである合成用画像は、シンプルな飾りや柄の画像を含んで構成される合成用画像であって、図33の合成用画像04に示されるように、編集用画像が対応付けされていない合成用画像である。
【0160】
特別タイプである合成用画像は、面白みのあるユニークな内容の出来上がり効果のある画像を含んで構成される合成用画像であって、当該合成用画像に関連している道具やアイテムなどを含む編集用画像が対応づけられている。図33においては、合成用画像01〜03の特別タイプの合成用画像は、それぞれ編集用画像01〜03が対応づけられている。また、合成用画像05のように、他の合成用画像に対応づけられている編集用画像と同じ編集用画像が対応づけられていてもよい。これは、テーマは同じであるが合成用画像の図柄などの種類が違うときなどが該当する。特別タイプである合成用画像が選択されているときには、編集画面に編集用画像を表示する際に、合成用画像に対応づけされた編集用画像が表示画面上の上部、または1ページ目などの比較的利用者の目につきやすい箇所に表示される。
【0161】
合成用画像と編集用画像とを対応付ける方法は、画像ファイル名の一部分を共通にする、同じ記憶部領域(フォルダなど)に記憶しておく、合成用画像と編集用画像とを対応づけるテーブルを用いる、などが適宜組合わされた方法が挙げられる。具体的には、図32,33に示されるように、対応を示す同じ識別子を含む画像ファイル名(図32では「01」「02」…)を合成用画像と編集用画像とに付与し、ステップS185の編集処理を実行する際にCPUは選択されている合成用画像のファイル名に含まれる識別子を判定して、当該識別子を含むファイル名の編集用画像を記憶装置から読出してディスプレイ13の所定の領域に表示する。
【0162】
本発明にかかる写真自動販売機においてこのように合成用画像と編集用画像とを対応付けることで、ステップS185で編集処理を行なう際に、ステップS125またはステップS150で選択された合成用画像に適した編集用画像が編集用画面に利用可能に表示される。すなわち、ステップS185においてCPUは、選択されている合成用画像に応じた編集用画像を記憶装置から読出し、編集用画面の所定の領域に表示する。
【0163】
ステップS185での編集処理において利用可能とする編集用画像について図34を用いて説明する。図34は、所定の合成用画像が選択されているときの、編集処理において利用可能な編集用画像の構成を示している。
【0164】
図34を参照して、編集処理において、利用可能に表示される編集用画像は、標準編集用画像と特別編集用画像とに大別される。
【0165】
標準編集用画像は合成用画像に関わらず各編集処理において利用可能な編集用画像であって、記憶装置には、合成用画像に対応付けられずに記憶されている。より具体的には、標準編集用画像は、ハート型、星型など形がデザインされた画像、顔を象った絵文字画像、および「きゃ〜」「ハロー」などの文字をデザインした画像などの、標準的に用いられるスタンプ画像を含んで構成される編集用画像である。標準編集用画像は、図柄、形、機能ごとに分類された複数カテゴリに分類されている。
【0166】
CPUは、ステップS185で編集処理を実行する際に、選択されている合成用画像に関わらず標準編集用画像を記憶装置から読出して、編集用画面の所定領域に利用可能に表示する。
【0167】
一方、特別編集用画像は、特定の合成用画像に対応付けられて記憶されている編集用画像であって、特定の合成用画像が選択されいているときに利用可能な編集用画像である。より具体的には、特別編集用画像は、合成用画像の色、柄、構図、テーマなどに合った画像を含んで構成される編集用画像であって、特定の合成用画像と共に用いられることで演出効果のあるスタンプ画像を含んで構成される編集用画像である。
【0168】
さらに、特別編集用画像は、可変編集用画像と複数の固定編集用画像とを含んで構成される。すなわち、選択されている合成用画像に対応付けられている複数の編集用画像のうち、現在選択されている編集用画像が可変編集用画像とよばれ、たとえば編集画面の最初に表示されるなど、利用者の目に付きやすい箇所に表示される。また、現在選択されていないその他の編集用画像が固定編集用画像とよばれ、標準編集用画像と同様に、図柄、形、機能ごとに分類された複数のカテゴリに分類されている。
【0169】
このように、本発明にかかる写真自動販売機において、編集処理時に選択された合成用画像に対応した編集用画像が選択可能に表示されることで、利用者は撮影テーマの雰囲気にあったスタンプ画像などの編集用画像を探すことが容易になる。このため、限られた操作時間内であっても、満足のできる写真が得られる。
【0170】
さらに、本写真自動販売機のPC101の制御方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0171】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0172】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真自動販売機を筐体1の正面(撮影操作を行なう面)から見たときの外観の具体例を示す図である。
【図2】写真自動販売機を筐体1の背面(お絵描き操作を行なう面)から見たときの外観の具体例を示す図である。
【図3】写真自動販売機の機能ブロック図である。
【図4】写真自動販売機での処理を表わすフローチャートである。
【図5】写真自動販売機での処理を表わすフローチャートである。
【図6】ジャンル選択画面の具体例を示す図である。
【図7】ジャンル選択画面の具体例を示す図である。
【図8】合成用画像セット選択画面の具体例を示す図である。
【図9】合成用画像のセットの選択方法の具体例を示す図である。
【図10】合成用画像のセットの選択方法の他の具体例を示す図である。
【図11】撮影画面の具体例を示す図である。
【図12】撮影画像表示画面の具体例を示す図である。
【図13】写真選択画面の具体例を示す図である。
【図14】合成用画像選択画面の具体例を示す図である。
【図15】撮影画面の具体例を示す図である。
【図16】撮影画像表示画面の具体例を示す図である。
【図17】写真選択画面の具体例を示す図である。
【図18】変形例1における撮影画像の具体例を示す図である。
【図19】変形例2における合成用画像選択画面または撮影画面の具体例を示す図である。
【図20】明るさ調整画面の具体例を示す図である。
【図21】編集画面の具体例を示す図である。
【図22】シールレイアウト選択画面の具体例を示す図である。
【図23】前景合成用画像および後景合成用画像と被写体画像との合成方法の概要を示す図である。
【図24】前景合成用画像の具体例を示す図である。
【図25】後景合成用画像の具体例を示す図である。
【図26】被写体画像の具体例を示す図である。
【図27】前景合成マスク画像の具体例を示す図である。
【図28】合成済サムネイル画像の具体例を示す図である。
【図29】合成済サムネイル画像の他の具体例を示す図である。
【図30】編集用画像の具体例を示す図である。
【図31】表示用画像の具体例を示す図である。
【図32】PC101の記憶装置に記憶されている画像の構成の具体例を示す図である。
【図33】合成用画像と編集用画像との対応付けの具体例を示す図である。
【図34】所定の合成用画像が選択されているときの、編集処理において利用可能な編集用画像の構成を示す図である。
【図35】従来のペン先の形状とその場合に描画される線との具体例を示す図である。
【図36】本発明の写真自動販売機におけるペン先の形状とその場合に描画される線との具体例を示す図である。
【図37】「ひきずりペン」が選択された場合の編集入力の具体例を示す図である。
【図38】「フレアビームペン」が選択された場合の編集入力の具体例を示す図である。
【図39】「フレアビームペン」を用いる場合の描画処理を示すフローチャートである。
【図40】「フレアビームペン」を用いる場合の描画方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 筐体、4 撮影ブース、9 プリント取出口、10 印刷中LED、11印刷エラーLED、12 プリンタ、13 ディスプレイ、14 タッチペン、18a,18b,18c 照明ボックス、21 カメラ、22 モニタ、23,23a,23b スピーカ、26 コイン投入口、28 フロントドア、29電源スイッチ、30 照明装置、51 操作ボタン、100 入力装置、101 PC、102 制御部、103 電源制御部、104 UPS、105 サービスパネル、107 コイン制御部。

Claims (9)

  1. 利用者から撮影画像と合成する合成用画像の選択を受付けて前記撮影画像と前記選択された合成用画像とを合成表示し、前記選択された合成用画像に応じた編集用画像を選択可能に前記利用者に提示することを特徴とする、写真自動販売機。
  2. 前記合成用画像の選択を受付ける際に、合成用画像と共に前記合成用画像に応じた編集用画像を案内表示する、請求項1に記載の写真自動販売機。
  3. 前記合成表示の際に、前記合成表示されている合成用画像と共に、前記合成表示されている合成用画像に応じた編集用画像を案内表示する、請求項1または2に記載の写真自動販売機。
  4. 前記合成表示に、前記合成用画像に応じた編集用画像をさらに合成表示する、請求項1〜3のいずれかに記載の写真自動販売機。
  5. 前記合成表示の際に、前記合成表示された前記編集用画像の移動や削除を含む編集を受付ける、請求項4に記載の写真自動販売機。
  6. 前記選択された合成用画像に応じた編集用画像を選択可能に前記利用者に提示する際に、前記合成表示された前記編集用画像の移動や削除を含む編集を受付ける、請求項4または5に記載の写真自動販売機。
  7. 前記選択された合成用画像に応じた編集用画像を選択可能に前記利用者に提示する際に、前記選択された合成用画像の変更を受付け、前記選択された合成用画像に応じて提示されていた編集用画像を、前記変更された合成用画像に応じた編集用画像に切替えて提示する、請求項1〜6のいずれかに記載の写真自動販売機。
  8. 前記合成表示の際に、前記利用者から手書き画像の入力を受付け、前記受付けた手書き画像を、前記合成表示にさらに合成表示することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の写真自動販売機。
  9. 写真自動販売機を構成する撮影部で、被写体の撮影画像を取込む撮影ステップと、
    利用者から、撮影画像と合成する合成用画像の選択を受付ける選択ステップと、
    写真自動販売機を構成する表示装置において、前記撮影画像と前記合成用画像とをリアルタイムに合成表示する表示ステップと、
    前記選択された合成用画像に応じた編集用画像を、合成用画像と編集用画像とを対応付けて記憶する記憶装置から読出して、選択可能に前記利用者に提示する提示ステップと、
    前記利用者から編集用画像の入力を受付ける入力ステップと、
    前記編集用画像と前記撮影画像と前記合成用画像とを合成し、写真自動販売機を構成する印刷装置で印刷媒体に印刷して提供する提供ステップとを備える、写真自動販売機における写真の提供方法。
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