JP4279026B2 - 写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機を制御するためのプログラム - Google Patents

写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機を制御するためのプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機を制御するためのプログラムに関し、特に、効率よく利用することのできる写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機を制御するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
対価を投入して撮影を行ない、撮影した画像を印刷して提供する写真自動販売機が従来より広く知られている。
【0003】
このような装置は、撮影を複数回行ない、撮影した写真の中から
(1)所望する複数枚の写真の選択を利用者から受付ける。
(2)さらに、選択された写真の明るさの調整等を行ない、
(3)これらの写真を1枚のシールに印刷するためのシールレイアウト(シール上の分割方法)の選択をユーザから受付け、
(4)明るさ調整された写真をディスプレイに表示して利用者からの任意の画像や文字などの書込み(一般的に「落書き」や「お絵描き」と言われる)を受付け、
選択された分割方法で写真をシールに印刷して提供する。
【0004】
上述のように、写真を撮影してから提供するまでに複数の行程を経ることより、たとえば特許文献1にも開示されているように、上述の複数の行程を複数の空間で行なうよう設計された写真自動販売機もある。
【0005】
このような複数の空間で所定の行程を行なう写真自動販売機では、撮影を行なうための撮影用ブースと、落書きを行なうための落書用ブースとを異なる場所に備え、同時に複数組の利用者に利用させることが一般的である。このような写真自動販売機を複数組の利用者が同時に利用する場合、まず、撮影用ブースにおいて撮影を含むいくつかの行程を実行し、次に、落書用ブースに移動して落書きを含むいくつかの行程を実行する。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−262199号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように複数組の利用者が複数の空間にて同時に写真自動販売機を利用する場合、撮影用ブースでの行程を実行した後、落書用ブースに移って次の行程を実行する際に、前の利用者が落書用ブースでの行程を実行中であると、待ち時間が発生する場合がある。そのような待ち時間は、写真自動販売機に掲示されているポスターなどを見て、落書きに用いる画像を予め検討する時間ともなり得るというメリットもあるが、待たされることによるイライラ感が募るなどのデメリットもあるという問題がある。
【0008】
一方、前の利用者が落書用ブースでの行程を終了した際に、次の利用者がまだ撮影用ブースでの行程を実行中である場合には、当該次の利用者が撮影用ブースから落書用ブースへ移動する際の待ち時間は発生しないものの、前の利用者が落書用ブースでの行程を終了してから次の利用者が落書用ブースでの行程を開始するまでの間、当該写真自動販売機自身の空き時間が発生し、回転率が低下してしまうという問題があった。
【0009】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、利用者の待ち時間を抑えることで利用者が快適に利用できるとともに、写真自動販売機の回転率を向上させることのできる写真自動販売機、写真自動販売機の制御方法、および写真自動販売機を制御するためのプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、写真自動販売機は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段で撮影された撮影画像に対して、編集用画像を入力する入力手段と、少なくとも撮影手段を備える第1の作業部と、少なくとも入力手段を備える、第1の作業部とは異なる第2の作業部とを含む複数の作業部と、撮影から画像プリントまでの一連のプロセスのうち、撮影手段における撮影および入力手段における編集用画像の入力以外のプロセスを、複数の作業部のうちのいずれで行なうかの設定をすることができる設定手段とを備える。
【0011】
また、上述の撮影および入力以外のプロセスは、撮影された撮影画像の中から、所定の撮影画像を選択するプロセスと、撮影画像の画像調整を行なうプロセスと、編集用画像が入力された撮影画像を出力するための出力レイアウトを選択するプロセスとの少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0012】
また、上述の設定手段は、上述のプロセスを行なう作業部の指定を受付け、指定された作業部で上述のプロセスを行なうよう設定することが望ましい。
【0013】
あるいは、写真自動販売機は、上述のプロセスにおける処理時間を取得する取得手段をさらに備え、設定手段は、取得された処理時間に基づいて決定された作業部で上述のプロセスを行なうよう設定することが望ましい。
【0014】
さらに、上述の設定手段は、取得された処理時間に基づいて、複数の作業部の各々の作業部における処理時間がほぼ同じとなるように、上述のプロセスをいずれで行なうかの設定をすることが望ましい。
【0015】
本発明の他の局面に従うと、写真自動販売機の制御方法は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段で撮影された撮影画像に対して、編集用画像を入力する入力手段と、少なくとも撮影手段を備える第1の作業部と、少なくとも入力手段を備える、第1の作業部とは異なる第2の作業部とを含む複数の作業部とを含む複数の作業空間とを備える写真自動販売機で実行される処理を制御する制御方法であって、撮影手段で撮影を行なう撮影ステップと、入力手段で、撮影画像に対して編集用画像を入力する入力ステップと、撮影から画像プリントまでの一連のプロセスのうち、撮影ステップにおける撮影および入力ステップにおける編集用画像の入力以外のプロセスを、複数の作業部のうちのいずれで行なうかの設定をすることができる設定ステップとを備える。
【0016】
また、上述の撮影および入力以外のプロセスは、撮影された撮影画像の中から、所定の撮影画像を選択するプロセスと、撮影画像の画像調整を行なうプロセスと、編集用画像が入力された撮影画像を出力するための出力レイアウトを選択するプロセスとの少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0017】
また、上述の設定ステップは、上述のプロセスを行なう作業部の指定を受付け、指定された作業部で上述のプロセスを行なうよう設定することが望ましい。
【0018】
あるいは、写真自動販売機の制御方法は、上述のプロセスにおける処理時間を取得する取得ステップをさらに備え、設定ステップは、取得された処理時間に基づいて決定された作業部で上述のプロセスを行なうよう設定することが望ましい。
【0019】
さらに、上述の設定ステップは、取得された処理時間に基づいて、複数の作業部の各々の作業部における処理時間がほぼ同じとなるように上述のプロセスをいずれで行なうかの設定をすることが望ましい。
【0020】
本発明のさらに他の局面に従うと、写真自動販売機を制御するためのプログラムは、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段で撮影された撮影画像に対して、編集用画像を入力する入力手段と、少なくとも撮影手段を備える第1の作業部と、少なくとも入力手段を備える、第1の作業部とは異なる第2の作業部とを含む複数の作業部とを備える写真自動販売機における処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、撮影手段で撮影を行なう撮影ステップと、入力手段で、撮影画像に対して編集用画像を入力する入力ステップと、撮影から画像プリントまでの一連のプロセスのうち、撮影ステップにおける撮影および入力ステップにおける編集用画像の入力以外のプロセスを、複数の作業部のうちのいずれで行なうかの設定をすることができる設定ステップとを実行させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0022】
図1は、本実施の形態における写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態における写真自動販売機は、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)101(図4参照)、プリンタ12、および制御部102(基盤)(図4参照)などの各種機器類を収める筐体1と、筐体1と共に撮影ブース4を形成するパネル2と、フレーム材3とを含む。
【0023】
このような写真自動販売機において、被写体であるユーザ15は、筐体1、パネル2およびフレーム材3にて構成される撮影スペースである撮影ブース4内に入り、筐体1に相対する向きで撮影を行なう。なお、以降の説明において、便宜上、筐体1の紙面に対して左側の面(ユーザ15から遠い側の面)を背面とする。また、筐体1の紙面に対して右側の面(ユーザ15が相対する面)を正面とする。また、本実施の形態においては、被写体がユーザ15であるものとして説明を行なうが、被写体はユーザ15に限定されず、その他の物体であってもかまわない。また、被写体であるユーザ15は、図1においては、1人であるものとして示されているが、複数のユーザ15でプレイを実行することも可能である。
【0024】
上述のパネル2が木製である場合には、パネル2は左側面(図1の手前側)、右側面(図1の奥側)、背面(図1の右側)、および天井面(図1の上側)などに大きく分割される。さらに、背面のパネル2は大きいことから、上下または左右に2枚に分割されている場合がある。また、撮影ブース4の内部となる、パネル2の内面は、照明の反射による間接光を得ることを目的とする場合は白色、逆に光を吸収させたいときは黒色、クロマキー合成を行なう目的のときは青色などの色彩が施される。すなわち、パネル2の内面の色は、写真自動販売機がどのような撮影を行なうかによって、設計開発時に適宜選ばれる。また、パネル2は、布またはビニール材等で代替することもでき、その場合には、フレーム材3にたるみなく張られた状態で固定される。
【0025】
プリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスチックなどの印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタやサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)等のプリンタが一般的に用いられる。なお、本実施の形態においては、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、上に示す他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
【0026】
さらに、撮影ブース4内には背景カーテン5が配備され、撮影時の背景として用いられる。背景の色によって、被写体の写り方、特に色調が変ってくるため、さまざまな色、柄のカーテンが複数枚用意されている。また、背景カーテン5が備えられていなくても構わない。さらに、背景カーテン5は、巻上げ式、引出し方式など、ユーザ15の手動操作によりセットされてもよいし、操作ボタン51(図2参照)等を操作することで自動でセットされてもよい。また、背景カーテン5は、さまざまな種類が配備されることで、撮影における遊びの要素ともなり得る。
【0027】
また、ユーザ15が撮影ブース4内に出入りできるように、写真自動販売機の側面は開けられているが、撮影が妨げられないよう、また外部光を遮断するためなどの理由で、その側面にサイドカーテン6が備えられている。なお、撮影ブース4への出入りが一方の側面のみである場合には、その側面にのみサイドカーテン6が備えられる。また、両側面から出入りできる場合には、両側面にサイドカーテン6が備えられていてもよい。ユーザ15は、撮影を行なう際には、このサイドカーテン6を開けて撮影ブース4に入り、撮影時はサイドカーテン6を閉める。なお、サイドカーテン6の裏面(撮影ブース4の内側)の色等は、背景カーテン5やパネル2内面と同様の理由で適宜選ばれる。
【0028】
さらに、写真自動販売機の外側には、お絵描きブース53とプリント取出口9とが備えられる。
【0029】
お絵描きブース53は、筐体1の背面に備えられる。お絵描きブース53は、撮影により得られた画像を表示し、画像の編集を受付けるタブレットディスプレイ13と、画像入力を行なうためのタブレットペン14と、ユーザに対し音楽や操作方法の説明などを音声で出力するスピーカ23cとを含んでいる。
【0030】
プリント取出口9は、筐体1の側面に備えられ、箱型の形状を奏している。プリンタ12でプリントされた写真は排出され、ここに落とされる。プリント取出口9は、そこに落とされた写真が、ユーザが手にするまで地面に落ちない等の作用を奏するものであれば、その形状は限定されない。たとえば、筐体1の内部方向に窪んだ箱状の空間と筐体1の側面に沿う方向に取りつけられた蓋とで形成されていてもよい。そして、ユーザ15は、プリント取出口9よりプリントされた写真を取出す。なお、プリント取出口9付近には、印刷中LED(Light Emitting Diode)10および印刷エラーLED11が備えられ、それらが点灯あるいは点滅することによって、ユーザ15は、印刷中であるという状態、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰り、メカニカルエラーなどのエラーが発生しているという状態を知ることができる。
【0031】
次に、図2に、上述の筐体1を正面(撮影ブース4内方向)から見た具体例を示す。
【0032】
図2を参照して、筐体1の正面、すなわち被写体であるユーザ15と相対する面には、カメラ21と、カメラ21で撮影された画像やデモ画面、撮影中の操作手順、ユーザ15へのアナウンスなどを表示するモニタ22と、デモンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、BGM、操作方法などのアナウンスを出力する図示されないスピーカ23a,23bと、対価である硬貨を投入するためのコイン投入口26と、前面のメンテナンスなどを行なうためのフロントドア28とが備えられる。
【0033】
また、筐体1のカメラ21の周囲には、蛍光灯やフラッシュなどを内蔵し、被写体の照明を行なうための照明ボックス18a〜18cが備えられている。また、筐体1の前面には、ユーザ15からの操作を入力する操作ボタン51が備えられている。
【0034】
モニタ22は、当該写真自動販売機で実行されるプレイ方法(コース)の選択などの選択肢を表示する。ユーザ15は、操作ボタン51を押下して選択を行なう。操作ボタン51は、図2に示されるように、上下に選択肢の選択を移動させるカーソルボタンと、当該選択を決定する決定ボタンと、当該選択をキャンセルするキャンセルボタンとを含んで構成される。また、操作ボタン51に同じ機能を備える複数のボタンが含まれる場合、たとえば図2においては上下に移動させるカーソルボタンが複数組ある場合、それらは複数のユーザ15から同時に操作入力を受付けるものであってもよいし、モニタ22の右側に表示している選択肢についての選択を右側の組の操作ボタンから受付けて、左側に表示している選択肢についての選択を左側の組の操作ボタンから受付けてもよい。
【0035】
カメラ21で撮影された画像はリアルタイムにモニタ22に表示され、これによりユーザ15は撮影により得られる画像を知ることができる。
【0036】
カメラ21としては、一般にデジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタスピード、絞り値、露出補正、ホワイトバランスなど)の変更や、撮影タイミングは、PC101(図4参照)から指示される。
【0037】
さらに、筐体1の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファンや、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスなどの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口などが備えられていることが好ましい。なお、このようなファンは、筐体1内部の熱を逃がす目的で備えられるものであるため、筐体1の上面に限定されず、熱を発生しやすい機器類の近傍などの他の場所に備えられても、また複数備えられてもかまわない。また、LANケーブル差込口が備えられる位置も、ケーブルの配線の取回しが容易な位置であれば筐体1の上面に限定されない。
【0038】
次に、図3に、筐体1を背面(お絵描きブース53方向)から見た具体例を示す。
【0039】
図3を参照して、筐体1の背面側には、タブレットディスプレイ13と、タブレットペン14とが備えられる。さらに、スピーカ23c(図1参照)が備えられていてもよい。
【0040】
タブレットディスプレイ13は、筐体1の撮影を行なう面とは逆の面に備えられるディスプレイであって、撮影後の画像を表示する。また、ユーザ15より、撮影により得られた画像に対してタブレットペン14を用いた編集入力(落書き)を受付ける。なお、タブレットペン14は、ペン形状の入力装置であって、タブレットディスプレイ13にタッチすることで、背景、スタンプ、フレームなどの画像や文字の入力、または使用する項目(ボタン)の選択、操作の選択などの入力をすることができる。また、タブレットペン14は、複数のタブレットペンを含み、同時に複数のユーザからの入力を受付けてもよい。
【0041】
次に、図4に、本実施の形態における写真自動販売機の機能ブロック図を示し、写真自動販売機の機能について説明する。
【0042】
図4を参照して、写真自動販売機は、当該写真自動販売機を動作させるためのPC101と、基板から構成され、動作中のPC101からの指示を受付けて、接続されている各種装置を制御する制御部102とを備える。
【0043】
上述のPC101は、PC101の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像や撮影画像に対して入力した編集画像その他の各種画像などを記憶する記憶装置と、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、カメラ21、プリンタ12、タブレットディスプレイ13、モニタ22などの周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部とを含んで構成され、記憶装置に記憶されているプログラムを読出して実行することで、カメラ21での撮影、プリンタ12での印刷処理、タブレットディスプレイ13での表示処理、およびモニタ22での表示処理を制御する。なお、PC101は、電源スイッチ29が押され、当該写真自動販売機に電源プラグより電源が投入されると、上記プログラムが起動されて動作する。
【0044】
また、写真自動販売機は、電源を必要とするモニタ22、スピーカ23、および照明装置30などの電源系統を制御する電源制御部103を備え、外部からそれらの装置に対する電源の電圧を安定させるよう制御する。さらに、そのような電源の投入および切断は、電源スイッチ29を押すことで行なわれる。しかし、電源切断によりPC101で動作しているプログラムを強制的に終了させることは、動作を不安定にさせる原因となる。そのため、電源が落とされても、しばらくはUPS(Uninterrupted Power Supply)104が電源をバックアップし、PC101に停電信号を送信する。その間に、PC101はプログラムの終了の手続を行ない、プログラムを正常に終了させる。
【0045】
上述の制御部102は、サービスパネル105から制御信号を受付ける。サービスパネル105は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカ23から出力する音声のボリュームを調整する音量調整つまみ、テストモードを行なうためのテストボタン、コインを投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、当該写真自動販売機の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。
【0046】
また、制御部102は、操作ボタン51、サービスパネル105、コイン制御部107からの信号を受付けPC101に通知したり、逆に、PC101からの制御信号(指示コマンドなど)によりサービスパネル105、フラッシュ制御部(図示せず)、フラッシュ(図示せず)、コイン制御部107、印刷中LED10、印刷エラーLED11を制御したりする。
【0047】
コイン制御部107は、コイン投入口26に投入されたコインの正当性を検出し、制御部102にコインが投入されたことを示す信号を送る。逆に、コイン投入を禁止するときは、コイン制御部107は制御部102からの制御信号により、コインが投入されないようにコイン投入口26をブロックすることができる。
【0048】
サービスパネル105は、テストボタン、サービスボタンが押下されたことを示す信号を制御部102に送る。逆に、制御部102からの制御信号により、コインカウンタ、プリントカウンタを動作させる(たとえばカウンタを1インクリメントする)。また、PC101から出力される音声は、サービスパネル105上の音量調整つまみで調整された音量でスピーカ23から出力される。
【0049】
操作ボタン51は、ユーザから受付けた指示内容を指示信号として制御部102に入力する。PC101では、操作ボタン51から指示信号を受付けて、操作内容に応じた処理を実行する。
【0050】
タブレットディスプレイ13は、PC101から入力された表示情報を表示すると共に、タブレットペン14でタッチされた位置を検出し、検出された位置に応じた指示信号をPC101に対して入力する。
【0051】
さらに、プリンタ12は、当該プリンタ12の状態をPC101に通知する。PC101は、その状態に応じて制御部102に信号を送出する。制御部102は、PC101から入力された信号によって、印刷中LED10または印刷エラーLED11を点灯または点滅させる。
【0052】
なお、言うまでもなく、写真自動販売機の形態は図1〜図4に示される具体例に限定されるものではない。すなわち、図1〜図4に記載されない他の機能が備えられていてもよいし、図1〜図4に記載されている機能の必ずしもすべてが備えられていなくても構わない。たとえば、プリンタ12は写真自動販売機に含まれていなくてもよく、その場合、写真自動販売機は、LAN等の専用回線や無線通信等を介して印刷制御信号をプリンタ12に出力するものとする。
【0053】
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施の形態における写真自動販売機での処理について説明する。図5のフローチャートに示される処理は、PC101のCPUが、記憶装置に記憶されるプログラムをメモリに読出して実行することによって実現される。
【0054】
まず、当該写真自動販売機に備わる電源スイッチ29が投入されると、各種装置の電源が投入される。すると、PC101の記憶装置に格納された動作プログラムが起動する。動作プログラムは、各種装置が正常に接続されているかチェックし、初期化が必要な装置に対しては初期化を実行させる。その後、当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモをモニタ22およびディスプレイ13に表示し、同時に音声をスピーカ23a,23bから出力させる(S101)。
【0055】
タイトルデモが表示されている状態で、サービスパネル105において、テストボタンが押下されたことを検出すると(S103でYES)、当該写真自動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードを起動し、種々の設定を受付ける(S105)。
【0056】
テストモードは、写真自動販売機の設置者が写真自動販売機を操作するためのモードであり、このモードにおいては当該写真自動販売機の利用状況(たとえばコイン投入数など)の確認や、カメラ21、プリンタ12など周辺機器の調整ができる。ここで写真自動販売機の設置者とは、当該写真自動販売機を設置し営業を行なっている店舗などの経営者、管理者、および従業員であり、営業中に、利用者に対応できるものである。なお、本テストモードにおける種々の設定のうちの1つは、本発明の特徴とする点であるため、その詳細については後に詳細に説明する。
【0057】
一方、コイン制御部107において、当該写真自動販売機を利用するためのコインがコイン投入口26から投入されたことを検出すると(S103でNO、かつS107でYES)、動作プログラムは、PC101に対して以降のプレイを開始させる。
【0058】
始めに、動作プログラムは、PC101のCPUに、図6に示されるコース選択画面をモニタ22に表示させ、以降のプレイの方法であるコースの選択を受付けさせる(S109)。コースとしては、たとえば、図6に示されるような「ノーマル」コースと「ストーリー」コースとが予め用意されており、それらを選択肢として表示する。そして、操作ボタン51でいずれかのコースの選択を受付ける。なお、いうまでもなく、本発明においてコースは図6に示されるコースに限定されるものでもなく、コース数も図6に示される2に限定されるものではない。たとえば、図7に示されるように、コースは、以降に行なわれる撮影のイメージや編集に用いられる編集用画像のイメージなどを表わすようなコースであってもよい。
【0059】
動作プログラムには、各々のコースに対応する処理が用意されており、動作プログラムは、ステップS109での選択結果に応じた処理に分岐してPC101に実行させる。
【0060】
次に、動作プログラムは、PC101にステップS109で選択されたコースに応じた処理を実行させて、カメラ21が取得する撮影画像を、モニタ22にリアルタイムに表示させる(S111)。ステップS111でモニタ22に表示される撮影画面の具体例を図8に示す。図8に示されるように、ステップS111では撮影画像がモニタ22にリアルタイムに表示され、ユーザ15は、モニタ22に表示される画像を見ながら、好みの表情やポーズをとることができる。なお、ここではカメラ21が取得した画像をそのままモニタ22に表示してもかまわないし、左右に反転処理して表示してもかまわない。左右に反転処理して表示した場合、ユーザ15の姿を鏡に写す方向と同じ方向でモニタ22に表示することができる。そのため、ユーザ15は、モニタ22を見ながら好みの表情やポーズをとることが容易になる。
【0061】
さらにユーザ15は、モニタ22に表示される操作画面(図示せず)およびスピーカ23a,23bから流れる音声に従って、背景カーテン5の選択をしたり、カメラ21を好みの位置に移動させたり、カメラ21を回転、または向きを調整したりすることができる。これらの指示は、操作ボタン51などで受付ける。さらに、カメラ21の近傍などにカメラ21の向きやズーム等の指示を行なうボタンなどが備えられる場合には、それによってカメラ21の向きやズーム等の指示を受付ける。
【0062】
動作プログラムはカメラ21に撮影信号を送信させ、カメラ21がその撮影信号に応じてシャッタを切ることで、カメラ21からPC101の記憶装置に静止画像が取込まれる。撮影のタイミングは、動作プログラムがPC101に所定のタイミングで自動的に撮影信号をカメラ21に送信させ、時間経過とともに「3、2、1」などのカウントダウンをモニタ22あるいはスピーカ23a,23bに出力してユーザ15に通知してもよい。あるいは、図8に示されるような撮影画面を見ながら任意のタイミングでユーザ15が操作ボタン51を押すことで、動作プログラムは、PC101に制御部102を介して操作ボタン51からの指示信号を受信させ、指示信号を受信したタイミングで撮影信号をカメラ21に送信してもよい。ステップS111では、このような撮影を所定回数繰返し行なう。
【0063】
なお、ステップS111において、図8の撮影画像に示されるように、フレームや背景の選択も同時に受付けてもよい。あるいは、ステップS111以前に編集用画像である背景画像やフレーム画像(前景画像)の選択を受付けている場合、動作プログラムはモニタ22に撮影画像と共に表示させてもよい。これは、CPUが記憶装置から所定の編集用画像を読出し、モニタ22に表示するためのメモリ上の画層であって、撮影画像を表示するための画層とは異なる画層に編集用画像を置くことで実現される。また、動作プログラムが、撮影画像と編集用画像との合成処理を実行させて表示させてもよい。
【0064】
図8に示される撮影画面では、左側に選択肢として示される編集用画像から任意の編集用画像の選択を受付けることで、撮影画面中央に、選択された編集用画像とリアルタイムの撮影画像とを重ねて表示している。また、右側には、すでに撮影された画像を表示している。
【0065】
さらに、他の具体例として、図9に示される撮影画面では、リアルタイムに表示している撮影画像に対して、左右に選択肢として示される編集用画像(背景、フレーム)の選択を受付けて、撮影画面中央に選択された編集用画像とリアルタイムの撮影画像とを重ねて表示している。なお、図9に示される撮影画面では、図2に示される操作ボタン51のうち、左側のカーソルボタンの組で背景画像の選択を受付け、右側のカーソルボタンの組でフレーム画像の選択を受付けることが好ましい。
【0066】
ステップS111において所定枚数、あるいは所定時間の撮影が終了すると、動作プログラムは、PC101に制御部102を介して、撮影された複数の撮影画像の中から、以降の処理に用いる画像の選択を受付けさせる(S113)。ステップS113では、図10に示されるような写真選択画面をモニタ22に表示させて、ユーザ15からの選択を受付けさせる。
【0067】
図10に示される写真選択画面の具体例では、左側に選択肢として撮影画像を表示する。動作プログラムは、制御部102を介して操作ボタン51を構成するカーソルボタンからユーザ15の撮影画像の選択を示す指示信号を受付けると、選択された撮影画像を撮影画面の中央に大きく表示させる。そして、その状態で操作ボタン51を構成する決定ボタンが押されたこと示す指示信号を受付けると、当該撮影画像を以降の処理に用いる画像(キープ画像)として撮影画面の右側に表示させる。また、動作プログラムは、PC101に制御部102を介して操作ボタン51を構成するカーソルボタンから、ユーザ15の選択済みの撮影画像の中からの選択を示す指示信号を受付けさせる。PC101は、選択済みの撮影画像が選択された状態で、操作ボタン51を構成するキャンセルボタンが押されたこと示す指示信号を受付けると、その撮影画像の選択状態を解除する。なお、このような場合には、図2に示される操作ボタン51のうち、左側のカーソルボタンの組で撮影画像の選択を受付け、右側のカーソルボタンの組で選択済みの撮影画像の選択(選択状態を解除する撮影画像の選択)を受付けることが好ましい。
【0068】
次に、動作プログラムは、PC101にステップS113で選択された各撮影画像に対して明るさ調整を実行させる(S115)。ステップS115では、動作プログラムは、図11に示されるような明るさ調整画面をモニタ22あるいはタブレットディスプレイ13に表示させ、PC101にユーザ15から各撮影画像に対する明るさの選択を受付けさせる。
【0069】
図11に示される明るさ調整画面が、モニタ22に表示される場合には、ユーザ15は、操作ボタン51を押して、各撮影画像に対する明るさを選択する。動作プログラムは、PC101に制御部102を介して操作ボタン51からの指示信号を受取らせ、各撮影画像に対して明るさを調整するような画像処理を実行させ、モニタ22に表示させる。
【0070】
また、図11に示される明るさ調整画面が、タブレットディスプレイ13に表示される場合には、ユーザ15は、タブレットペン14でタッチして、各撮影画像に対する明るさを選択する。動作プログラムは、PC101にタブレットディスプレイ13からの指示信号を受取らせ、各撮影画像に対して明るさを調整するような画像処理を実行させ、タブレットディスプレイ13に表示させる。
【0071】
次に、動作プログラムは、ステップS113で選択された撮影画像であって、以降の編集処理を行なった後に印刷するためのシールレイアウトを決定させる(S117)。ステップS117では、動作プログラムは、PC101に、ステップS113で選択された撮影画像の枚数に応じて、予め決められた複数のシールレイアウトを記憶装置から読出させ、図12に示されるようなシールレイアウト選択画面をモニタ22あるいはタブレットディスプレイ13に表示させ、ユーザ15の選択を受付けさせる。
【0072】
次に、動作プログラムは、PC101に、ステップS113で選択された各撮影画像に対する編集入力を受付けさせる(S119)。ステップS119では、動作プログラムは、PC101に、図13に示されるような編集画面をタブレットディスプレイ13に表示させ、ユーザ15から、編集入力に用いる編集の種類(ツール)の選択や、編集用画像の選択や、編集用画像を入力する位置の指定などをタブレットペン14で受付けさせる。それらは、タブレットディスプレイ13において指示信号に変換され、PC101に入力される。
【0073】
図13に示される編集画面において、ステップS113で選択された撮影画像のうちの2つの撮影画像を編集可能に表示し、撮影画像と共に、当該編集入力のツールである「ペン」および「スタンプ」で用いられる編集用画像や線種を表示する。また、入力した画像を消すための「ケシゴム」、すでに選択されている背景画像を消すための「背景ケシゴム」、入力操作を1つ前の状態に戻すための「ひとつもどる」、画像入力を最初からやり直すための「はじめから」などのボタンを表示する。なお、編集画面は図13に示される画面に限定されるものではなく、たとえば、さらに編集入力のツールとして「フレーム」や「ライン」などが表示されていてもよい。
【0074】
ユーザ15は、これらのボタンをタブレットペン14でタッチすることで使用するツールを選択する。なお、当該写真自動販売機が複数のタブレットペン14を備える場合には、図13に示される編集画面の左右の両方の編集が各々のタブレットペン14で同時になされてもよい。それらは、タブレットディスプレイ13において指示信号に変換され、PC101に入力される。動作プログラムは、PC101に、撮影された画像と、タブレットディスプレイ13からの指示信号に基づいた編集用の画像とを、メモリ上のそれぞれ別の画層に展開させ、タブレットディスプレイ13上にそれら画層を重ねて表示させる。それぞれの画層のどちらを上に表示するかは、用途により設定されている。たとえば、編集入力された画像を撮影された画像の前景画像とする場合には、編集入力された画像が上の画層となる。さらに編集入力された画像は、スタンプ画像の層、フレーム画像の層など、それぞれ複数の画層で構成されていてもよい。
【0075】
このような編集を行なうための編集入力時間は、予め設定されている。そして、タブレットディスプレイ13上に残り時間を表示し、カウントダウンを行なう。残り時間が0になると編集入力が終了する。または、画面に用意された「おしまい」ボタンを押すことで強制的に終了させることもできる。
【0076】
編集入力を終了すると、動作プログラムは、PC101に撮影された画像と編集入力された画像とを合成させ、ステップS117で選択されたシールレイアウトにしたがって印刷画像データを生成してプリンタ12に出力させる(S121)。なお、その際、ユーザ15から、シール等の印刷媒体に印刷する画像の選択を受付けてもよい。また、編集入力に失敗した画像などを印刷しないような選択を受付けてもよい。
【0077】
以上の処理が、1組のユーザ15が本実施の形態の写真自動販売機で行なう一連のプレイである。そして、上述の処理を終了すると、次にコインが投入されるまで、再度タイトルデモをスピーカ23、モニタ22、およびディスプレイ13から出力し、コインが投入されると再び上述の処理を繰返す。
【0078】
なお、上述のプレイ順においてはステップS119の編集入力以前にステップS117のシールレイアウトの選択を行なうものとしているが、プレイ順はこの順に限定されるものではなく、編集入力終了後にシールレイアウトの選択を行なってもよい。
【0079】
ところで、本実施の形態の写真自動販売機は、図1〜図3にも示されるように、撮影を行なうための作業空間である撮影ブース4と、編集入力を行なうための作業空間であるお絵描きブース53とを異なる場所に備え、同時に複数組の利用者に利用させることを想定している。そのような場合、上述の一連のプレイを構成する各プレイのうち、ステップS111の撮影を含む所定のプレイを撮影ブース4側で実行し、ステップS119の編集入力を含む所定のプレイをお絵描きブース53で実行する。各プレイがいずれのブースで実行されるかは、各プレイに表示される画面(撮影画面等)をモニタ22あるいはタブレットディスプレイ13のいずれに表示するか、それに対応して、操作ボタン51あるいはタブレットペン14のいずれの指示信号を受付けるかを、PC101のCPUが動作プログラムを実行することで、記憶装置格納されている情報に基づいて決定される。
【0080】
各プレイでの表示画面をいずれの画面(モニタ22あるいはタブレットディスプレイ13)に表示するかの情報は予め各画面に対応付けられて記憶装置に格納されている。動作プログラムは、PC101のCPUに、撮影ブース4側の制御とお絵描きブース53側の制御とを並列的に処理させ実行させている。動作プログラムは、CPUに、その各制御のための処理を実行させる際に、各画面ごとにその対応する情報を読出させて、当該画面(モニタ22あるいはタブレットディスプレイ13)で表示するか否かを判断している。
【0081】
なお、上述の例では、図4に示されるように、1台のPC101において上述の処理が実行されるものとしている。しかしながら、このように複数組の利用者が同時に利用する場合に、撮影や編集等の操作を制御するPC101が1台では処理に負荷がかかってしまう場合もある。このため、撮影ブース4側の制御を行なうPCと、お絵描きブース53側の操作を制御するPCとをそれぞれ設け、利用者の操作性を向上させることもできる。この場合、図4に示す機能ブロック図において、カメラ21、モニタ22など撮影にのみ必要なものは撮影ブース4側のPCに接続されて制御され、タブレットディスプレイ13、プリンタ12など編集にのみ必要なものはお絵描きブース53側のPCに接続されて制御される。また、制御部102、操作部51、およびサービスパネル105など両方の操作に必要なものは、機能を分割して撮影側と編集側とのそれぞれのPCに接続されて制御されてもよいし、どちらか一方のPCに接続されて制御されてもよい。この場合、撮影側のPCと編集側のPCとでは別個に動作プログラムが実行される。
【0082】
本実施の形態の写真自動販売機は、上述の一連のプレイのうちの所定のプレイについて、撮影ブース4側とお絵描きブース53とのどちらのブースででも実行可能に設計されており、所定のプレイについていずれのブースで実行するか(操作場所)を、上述のステップS105でのテストモードにおいて設定できることを特徴とする。以下に、その設定について説明する。
【0083】
上述のステップS101でのタイトルデモ表示中にテストボタンが押下されたことを検出すると(S103でYES)、動作プログラムは、ステップS105でPC101にテストモードを起動させ、図14に示すようなテストモード画面をモニタ22に表示させる。図14を参照して、テストモード画面においては、「カメラ設定」、「プリンタ設定」を選択することで、カメラ21およびプリンタ12のなど周辺機器の調整を行なうことができる。また、「機器テスト」を選択することで、周辺機器や当該写真自動販売機自身のテストを行なうことができる。また、「日時設定」を選択することで、当該写真自動販売機に日時を設定することができる。また、「タイムアウト設定」を選択することで、各処理ごとの制限時間を設定することができる。そして、「操作場所設定」を選択することで、所定のプレイを撮影ブース4側、あるいはお絵描きブース53側で実行させるかを設定することができる。また、「インカム情報表示」を選択することで、当該写真自動販売機の利用回数やコイン投入枚数などが表示される。
【0084】
さらに、上述の「操作場所設定」が選択されると、動作プログラムは、PC101に、図15に示すような操作場所設定画面をモニタ22に表示させる。図15に示される操作場所設定画面においては、上述の各ステップのうち、ステップS113の写真選択、ステップS115の明るさ調整、およびステップS117のシールレイアウト選択をいずれのブース(撮影側あるいは編集側)で行なわせるかの設定を行なうことができる。
【0085】
動作プログラムは、PC101が操作ボタン51から各プレイの操作場所についての指示信号を受付けると、PC101に、指示信号にしたがって、各画面の画面情報と、当該画面の表示場所(操作場所)とを対応付けて、記憶装置に格納させる。この設定された情報を、以降において操作場所設定情報という。そして、プレイを実行する際には、動作プログラムは、CPUに、図16および図17のフローチャートに示されるような処理を実行させて、撮影ブース4側の制御処理とお絵描きブース53側の制御処理とを別個に実行させる。
【0086】
すなわち、PC101での撮影ブース4側の制御処理としては、図16を参照して、始めに、モニタ22にタイトルデモの表示を行ない(S201)、コインの投入を検知すると(S203でYES)、コース選択(S205)、および撮影(S207)を実行する。ここまでの処理は、上述の図5のステップS101〜S111に示される処理と同様であるため、説明を繰返さない。
【0087】
次に、動作プログラムは、PC101に、テストモードで設定された操作場所設定情報を記憶装置から取得させる(S209)。そして、PC101に、取得した操作場所設定情報に基づいて、上述の図5のステップS113に示される写真選択、ステップS115の明るさ調整、およびステップS117のシールレイアウト選択の各処理について、撮影ブース4で実行するか否かを判断させる(S211,S215,S219)。
【0088】
各判断の結果、撮影ブース4で実行すると判断された処理がある場合には、その処理に必要な写真選択画面(図10)、明るさ調整画面(図11)、あるいはシールレイアウト選択画面(図12)をモニタ22に表示し、ユーザ15からの指示を操作ボタン51にて受付ける(S213,S217,あるいはS221)。
【0089】
以上で撮影ブース4側の処理を終了し、最後に、編集入力を行なうための準備処理を実行して撮影ブース4側の制御処理を終了する。なお、ここでの準備処理とは、上述の処理のうち撮影ブース4側で実行するよう設定されているいずれかの処理を実行した結果にしたがって撮影画像の画像処理を実行し、編集入力に用いることができるよう所定の画層に置く、などの処理が該当する。また、モニタ22に、ユーザ15をお絵描きブース53側に誘導するような表示を行なってもよい。
【0090】
PC101でのお絵描きブース53側の制御としては、図17を参照して、始めに、タブレットディスプレイ13にタイトルデモの表示を行ない(S301)、編集入力の開始まで待機する(S303)。ステップS303において、動作プログラムは、PC101に、上述のステップS223での処理の結果、編集入力を行なうための所定の画層に編集入力に用いる撮影画像が置かれたことによって編集入力の開始を検出させてもよい。あるいは、お絵描きブース53に入ったユーザ15が所定の操作を行なうことで発生した指示信号を検出することで編集入力の開始を検出させてもよい。
【0091】
編集入力が開始すると、まず、動作プログラムは、PC101にテストモードで設定された操作場所設定情報を記憶装置から取得させる(S305)。ここでの処理は、上述のステップS209での処理と同様である。そして、PC101に、取得した操作場所設定情報に基づいて、上述の図5のステップS113に示される写真選択、ステップS115の明るさ調整、およびステップS117のシールレイアウト選択の各処理について、お絵描きブース53で実行するか否かを判断させる(S307,S311,S315)。ここでの処理は、上述のステップS211,S215,S219での処理と同様である。
【0092】
各判断の結果、お絵描きブース53で実行すると判断された処理がある場合には、その処理に必要な写真選択画面(図10)、明るさ調整画面(図11)、あるいはシールレイアウト選択画面(図12)をタブレットディスプレイ13に表示させ、ユーザ15からの指示を、タブレットペン14でタブレットディスプレイ13がタッチされることで受付けさせる(S309,S313,あるいはS317)。
【0093】
次に、上述のステップS119に示される編集入力と、ステップS121の印刷とを実行させ(S319,S321)、お絵描きブース53側の制御処理を終了する。
【0094】
本実施の形態の写真自動販売機のPC101がこのような処理を実行することによって、当該写真自動販売機の設置者は、営業状態や、時間帯、混雑状況、利用者層の違いなどに応じて、所定のプレイを撮影ブース4側あるいはお絵描きブース53側の最適な方で行なわせるよう設定することができる。このように設定することによって、店舗ごとの状況に応じて、撮影ブース4側でのプレイ時間とお絵描きブース53側でのプレイ時間との配分を同じように設定することができる。このことは、撮影ブース4側でプレイを行なっているユーザ15と、お絵描きブース53側でプレイを行なっている前のユーザ15とがほぼ同時にプレイを終了することにつながる。そのため、前の利用者がお絵描きブース53でのプレイを行なっているため次の利用者がお絵描きブース53でのプレイを開始するまでに待つ時間が短くなり、利用者は、イライラ感なく快適に当該写真自動販売機を利用することができる。また、前のユーザ15がお絵描きブース53でのプレイを終了してから次のユーザ15がお絵描きブース53でのプレイを開始するまでの間の当該写真自動販売機自身の空き時間が短くなり、写真自動販売機の回転率を向上させることができる。
【0095】
さらに、撮影ブース4側で他の利用者がプレイ中である場合にはお絵描きブース53側のタブレットディスプレイ13に、お絵描きブース53側で他の利用者がプレイ中である場合には撮影ブース4側のモニタ22に、他方のブースにて現在他の利用者がプレイ中である旨を表示することが好ましい。これは、PC101が上述の撮影ブース4側の制御処理あるいはお絵描きブース53側の制御処理を実行している際に、他方のブースのタブレットディスプレイ13あるいはモニタ22にその旨の表示を行なうよう表示データを送信することで実現される。上述の図5に示される一連のプレイにおける各プレイは、予め設定された制限時間で実行されるものであるが、ユーザ15は、制限時間内にそのプレイが終了した場合には、図示しないスキップボタンを押すことでそのプレイを強制的に終了して次のプレイに進むこともできる。
【0096】
しかしながら、撮影ブース4側での処理を早く終了させた場合でも、前の利用者がまだお絵描きブース53側でプレイ中である場合にはそこに待ち時間が発生するため、早く終了させるメリットはない。そのため、上述のような表示をモニタ22に行なうことは、利用者に無用な待ち時間を強制させることなく効果的である。また逆に、お絵描きブース53側でプレイ中に、撮影ブース4側で次の利用者がプレイ中である場合には、制限時間内にそのプレイを終了することで次の利用者にとってメリットがある。そのため、上述のような表示をモニタ22に行なうことは、次の利用者の待ち時間を抑える可能性が高くなり効果的である。
【0097】
[変形例]
変形例として、写真自動販売機において上述の操作場所の設定を、当該写真自動販売機の利用状況に応じて自動的に行なうこともできる。その場合、上述の図14に示すようなテストモード画面において「操作場所設定」を選択すると、図18に示されるような操作場所設定画面がモニタ22に表示される。図18に示される操作場所設定画面において、当該写真自動販売機の設置者は、各プレイごとに、操作場所を設定することもできるし、その設定を自動にすることを設定することもできる。
【0098】
また、テストモード画面において「操作場所設定」を選択すると、図19に示されるような操作場所設定画面がモニタ22に表示されてもよい。図19に示される操作場所設定画面において、当該写真自動販売機の設置者は、操作場所の設定が可能なすべてのプレイについて一括して操作場所の設定を自動にすることを設定することができる。
【0099】
このような操作場所を自動設定するために、変形例の写真自動販売機のPC101においては、当該写真自動販売機の利用状況を取得する処理を実行する。図20に利用状況取得処理についてのフローチャートを示し、説明を行なう。
【0100】
図20を参照して、始めに、電源が投入されると、各取得情報や利用状況のデータをクリアして初期化する(S401)。そして、硬貨の投入を検出すると(S403でYES)、そのときの時刻を撮影開始時刻として取得し、記憶装置の所定領域に格納する(S405)。
【0101】
次に、前回の撮影開始時刻が記憶されている場合、今回の撮影開始時刻から前回の撮影開始時刻を減じることで、当該写真自動販売機の利用間隔を示す利用間隔時間を算出して、記憶装置の所定領域に格納する(S407)。
【0102】
次に、上述のステップS111に示される撮影操作が終了すると(S409でYES)、そのときの時刻を撮影終了時刻として取得し、記憶装置の所定領域に格納する(S411)。そして、撮影終了時刻からステップS405で取得した撮影開始時刻を減じることで、そのユーザ15が撮影操作に要した撮影操作時間を算出して、記憶装置の所定領域に格納する(S413)。
【0103】
次に、撮影が終了して編集入力可能な状態になると(S415でYES)、そのときの時刻を編集開始時刻として取得し、記憶装置の所定領域に格納する(S417)。そして、編集開始時刻からステップS411で取得した撮影終了時刻を減じることで、そのユーザ15が撮影終了後から編集開始までに要した編集待ち時間を算出して、記憶装置の所定領域に格納する(S419)。
【0104】
次に、当該ユーザ15の編集操作が終了すると(S421でYES)、そのときの時刻を編集操作終了時刻として取得し、記憶装置の所定領域に格納する(SS423)。そして、編集終了時刻からステップS417で取得した編集開始時刻を減じることで、そのユーザ15が編集入力に要した編集操作時間を算出して、記憶装置の所定領域に格納する(S425)。
【0105】
以上の処理を所定の回数、あるいは所定時間繰返すことで、当該写真自動販売機における上述の一連のプレイの中の所定のプレイに要する時間を、当該写真自動販売機の利用状況として取得することができる。すなわち、PC101において、各ステップに実際に利用者が要する時間の統計データを得ることができる。
【0106】
PC101では、この統計データに基づいて、所定のプレイの操作場所を自動的に設定する。具体的には、操作場所が初期設定で、撮影ブース4での処理時間の統計データが90秒、お絵描きブース53での処理時間の統計データが110秒である場合、それぞれ100秒に調整できることが好ましい。そこで、お絵描きブース53で実行されるよう設定されているプレイのうち、その統計データが10秒程度であるプレイを撮影ブース4で実行するよう操作場所を自動的に変更する。
【0107】
たとえば、図18に示されるような操作場所設定画面において、写真選択の操作場所を自動で設定するよう設定された場合には、PC101は、記憶装置の所定領域に格納されている各プレイの所要時間の統計データを用いて、写真選択を撮影ブース4で実行する場合、およびお絵描きブース53で実行する場合の、撮影ブース4側でのプレイ時間の合計とお絵描きブース53側でのプレイ時間の合計とを各々算出する。そして、写真選択の操作場所を、両ブースでのプレイ時間がより同じである側のブースに操作場所を自動的に設定する。
【0108】
あるいは、図19に示されるような操作場所設定画面において、操作場所が設定可能なすべてのプレイについてその操作場所を一括して自動で設定するよう設定された場合には、PC101は、記憶装置の所定領域に格納されている各プレイの所要時間の統計データを用いて、各プレイを撮影ブース4で実行する場合、およびお絵描きブース53で実行する場合の、撮影ブース4側でのプレイ時間の合計とお絵描きブース53側でのプレイ時間の合計とを各々算出する。そして、各プレイについて、両ブースでのプレイ時間がより同じである側のブースに操作場所を自動的に設定する。
【0109】
なお、操作場所が設定可能なすべてのプレイについてその操作場所を一括して自動で設定する場合には、各ブースで実行するプレイについて優先度を設定してもよい。具体的には、複数のプレイのプレイに要する時間の統計データがほぼ同じである場合には、当該ブースにおいて、優先的に実行するプレイを予め指定しておくことで、その優先度の低いプレイから順に他方のブースで行なうようPC101において設定することができる。そのような優先度は、予め設定されているものであってもよいし、図示しない優先度設定画面などにおいて、設置者から受付けてもよい。そして、そのような各プレイの各ブースに対する優先度は、各プレイごとに対応付けられて記憶装置の所定領域に格納され、PC101で上述の操作場所の設定を行なう際に、所定の係数として用いることができる。
【0110】
先の実施例において説明したように、当該写真自動販売機の設置者が撮影ブース4側でのプレイ時間とお絵描きブース53側でのプレイ時間とが同じになるように設定しても、利用者によっては各プレイについて操作時間を早める(スキップする)ことができるため、実際の各ブースでのプレイ時間にはばらつきが発生する。しかし、そのばらつきは、写真自動販売機やその設置されている店舗や利用者の年齢層などの特性が現われている場合が多い。すなわち、ある写真自動販売機によっては、利用者が写真選択を容易に行なうことができる(=写真選択の操作時間が短い)場合や、明るさ調整を容易に行なうことができる(=明るさ調整操作時間が短い)場合などがある。そのような場合には、たとえ設置者が撮影ブース4側でのプレイ時間とお絵描きブース53側でのプレイ時間とが同じになるように設定しても、撮影ブース4側のプレイが早く終了しがち、あるいはお絵描きブース53側でのプレイが早く終了しがちという傾向が現われ、利用者あるいは写真自動販売機がうまく回転しない場合がある。
【0111】
そこで、変形例における写真自動販売機のPC101で上述の処理を実行することによって、当該写真自動販売機における所定のプレイでの実際の操作時間の統計データを得ることができ、実際の使用状況に即して、撮影ブース4側でのプレイ時間とお絵描きブース53側でのプレイ時間とが同じになるように設定することが可能になる。そのため、利用者より快適に当該写真自動販売機を利用することができる。また、写真自動販売機の回転率をより向上させることができる。
【0112】
なお、本実施の形態においては、写真自動販売機が図1〜図3に示されるように撮影を行なう撮影ブース4と編集(落書き)を行なうお絵描きブース53とのことなる2つの作業空間を備えるものとしているが、作業空間は2つに限定されるものではなく、2つ以上のいくつであってもよい。たとえば、写真自動販売機の側面にもう1つの作業空間を備えることで、3つの作業空間を備えていてもよい。そのような場合であっても、本発明の写真自動販売機では所定のプレイの操作場所がいずれの作業空間でも行なえるように設計されており、上述の処理が実行されることで設置者がその作業場所を任意の作業空間に設定することが可能であるものとする。あるいは、PC101が上述の処理を行なって、各作業空間でのプレイ時間がほぼ同じになるように自動的に所定のプレイの操作場所を設定するものとする。
【0113】
さらに、上述の写真自動販売機のPC101が行なう操作場所の設定方法、あるいは利用状況取得方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0114】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0115】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。
【図2】 筐体1を正面(撮影ブース4内方向)から見た具体例を示す図である。
【図3】 筐体1を背面(お絵描きブース53方向)から見た具体例を示す図である。
【図4】 本実施の形態における写真自動販売機の機能を示すブロック図である。
【図5】 本実施の形態における写真自動販売機での処理を示すフローチャートである。
【図6】 コース選択画面の具体例を示す図である。
【図7】 コース選択画面の他の具体例を示す図である。
【図8】 撮影画面の具体例を示す図である。
【図9】 撮影画面の他の具体例を示す図である。
【図10】 写真選択画面の具体例を示す図である。
【図11】 明るさ調整画面の具体例を示す図である。
【図12】 シールレイアウト選択画面の具体例を示す図である。
【図13】 編集画面の具体例を示す図である。
【図14】 テストモード画面の具体例を示す図である。
【図15】 操作場所設定画面の具体例を示す図である。
【図16】 撮影ブース4側の制御処理を示すフローチャートである。
【図17】 お絵描きブース53側の制御処理を示すフローチャートである。
【図18】 操作場所設定画面の具体例を示す図である。
【図19】 操作場所設定画面の他の具体例を示す図である。
【図20】 利用状況取得処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 筐体、2 パネル、3 フレーム材、4 撮影ブース、5 背景カーテン、6 サイドカーテン、9 プリント取出口、10 印刷中LED、11 印刷エラーLED、12 プリンタ、13 タブレットディスプレイ、14 タブレットペン、18a,18b,18c 照明ボックス、21 カメラ、22 モニタ、23,23a,23b,23c スピーカ、15 ユーザ、26 コイン投入口、28 フロントドア、29 電源スイッチ、30 照明装置、51 操作ボタン、53 お絵描きブース、101 PC、102 制御部、103 電源制御部、104 UPS、105 サービスパネル、107 コイン制御部。

Claims (11)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影された撮影画像に対して、編集用画像を入力する入力手段と、
    少なくとも前記撮影手段を備える第1の作業部と、少なくとも前記入力手段を備える、前記第1の作業部とは異なる第2の作業部とを含む複数の作業部と、
    撮影から画像プリントまでの一連のプロセスのうち、前記撮影手段における撮影および前記入力手段における編集用画像の入力以外のプロセスを、前記複数の作業部のうちのいずれで行なうかの設定をすることができる設定手段とを備える、写真自動販売機。
  2. 前記撮影および入力以外のプロセスは、
    前記撮影された撮影画像の中から、所定の撮影画像を選択するプロセスと、
    前記撮影画像の画像調整を行なうプロセスと、
    前記編集用画像が入力された撮影画像を出力するための出力レイアウトを選択するプロセスとの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の写真自動販売機。
  3. 前記設定手段は、前記プロセスを行なう作業部の指定を受付け、前記指定された作業部で前記プロセスを行なうよう設定する、請求項1または2に記載の写真自動販売機。
  4. 前記プロセスにおける処理時間を取得する取得手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記取得された処理時間に基づいて決定された作業部で前記プロセスを行なうよう設定する、請求項1または2に記載の写真自動販売機。
  5. 前記設定手段は、前記取得された処理時間に基づいて、前記複数の作業部の各々の作業部における処理時間がほぼ同じとなるように、前記プロセスをいずれで行なうかの設定をする、請求項4に記載の写真自動販売機。
  6. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影された撮影画像に対して、編集用画像を入力する入力手段と、
    少なくとも前記撮影手段を備える第1の作業部と、少なくとも前記入力手段を備える、前記第1の作業部とは異なる第2の作業部とを含む複数の作業部とを含む複数の作業空間とを備える写真自動販売機で実行される処理を制御する制御方法であって、
    前記撮影手段で撮影を行なう撮影ステップと、
    前記入力手段で、前記撮影画像に対して前記編集用画像を入力する入力ステップと、
    撮影から画像プリントまでの一連のプロセスのうち、前記撮影ステップにおける撮影および前記入力ステップにおける編集用画像の入力以外のプロセスを、前記複数の作業部のうちのいずれで行なうかの設定をすることができる設定ステップとを備える、写真自動販売機の制御方法。
  7. 前記撮影および入力以外のプロセスは、
    前記撮影された撮影画像の中から、所定の撮影画像を選択するプロセスと、
    前記撮影画像の画像調整を行なうプロセスと、
    前記編集用画像が入力された撮影画像を出力するための出力レイアウトを選択するプロセスとの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の写真自動販売機の制御方法。
  8. 前記設定ステップは、前記プロセスを行なう作業部の指定を受付け、前記指定された作業部で前記プロセスを行なうよう設定する、請求項6または7に記載の写真自動販売機の制御方法。
  9. 前記プロセスにおける処理時間を取得する取得ステップをさらに備え、
    前記設定ステップは、前記取得された処理時間に基づいて決定された作業部で前記プロセスを行なうよう設定する、請求項6または7に記載の写真自動販売機の制御方法。
  10. 前記設定ステップは、前記取得された処理時間に基づいて、前記複数の作業部の各々の作業部における処理時間がほぼ同じとなるように、前記プロセスをいずれで行なうかの設定をする、請求項9に記載の写真自動販売機の制御方法。
  11. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影された撮影画像に対して、編集用画像を入力する入力手段と、
    少なくとも前記撮影手段を備える第1の作業部と、少なくとも前記入力手段を備える、前記第1の作業部とは異なる第2の作業部とを含む複数の作業部とを備える写真自動販売機における処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮影手段で撮影を行なう撮影ステップと、
    前記入力手段で、前記撮影画像に対して前記編集用画像を入力する入力ステップと、
    撮影から画像プリントまでの一連のプロセスのうち、前記撮影ステップにおける撮影および前記入力ステップにおける編集用画像の入力以外のプロセスを、前記複数の作業部のうちのいずれで行なうかの設定をすることができる設定ステップとを実行させる、写真自動販売機を制御するためのプログラム。
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