JP2004048374A - 写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲームの時間配分を、ユーザにコントロールさせる。
【解決手段】写真シール自動販売機の撮影用モニタ16には、残り時間表示欄203に、撮影処理に割り当てられた残り時間が表示されている。また、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202−1乃至202−4が表示されている。撮影処理の残り時間がなくなりそうな場合、操作パネル上の延長ボタンが操作されると、残り時間表示欄203の残り時間に15秒だけ加算され、延長アイテム202−4の表示が消去される。ユーザは、延長ボタンを操作することにより、延長アイテムの数と同一回数だけ、残り時間を延長することができる。撮影処理を終えたユーザは、撮影した画像に落書きを施すことができる。この場合も同様に、残り時間が足りなくなりそうなとき、延長ボタンを操作して、残り時間を延長することができる。
【選択図】 図12
【解決手段】写真シール自動販売機の撮影用モニタ16には、残り時間表示欄203に、撮影処理に割り当てられた残り時間が表示されている。また、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202−1乃至202−4が表示されている。撮影処理の残り時間がなくなりそうな場合、操作パネル上の延長ボタンが操作されると、残り時間表示欄203の残り時間に15秒だけ加算され、延長アイテム202−4の表示が消去される。ユーザは、延長ボタンを操作することにより、延長アイテムの数と同一回数だけ、残り時間を延長することができる。撮影処理を終えたユーザは、撮影した画像に落書きを施すことができる。この場合も同様に、残り時間が足りなくなりそうなとき、延長ボタンを操作して、残り時間を延長することができる。
【選択図】 図12
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニットに関し、特に、遊戯全体における種々の処理の時間配分を、ユーザの望みに従って制御することができるようにした写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する写真シール自動販売機(例えば、プリントクラブ(商標))が知られている。そして、この写真シール自動販売機の中には、ユーザが、撮影した画像上に付属のペン(以下、タッチペンと称する)で任意の文字や図形などを書き込む(編集する)ことができるようになされているものも存在する。
【0003】
ユーザは、このような写真シール自動販売機でゲームを行う場合、まず、代金を支払い、次に自らを所定の回数だけ撮影し、次に撮影した画像に落書き(編集)を施し、最後に落書きされた画像が印刷されたシール紙を受け取る。
【0004】
写真シール自動販売機は、編集処理を行う際、色、太さ、および模様等が異なる複数のペンをディスプレイに表示して、これらの中から、ユーザに所望するペンを選択させる。そして、ディスプレイに表示した撮影画像上に、タッチペンによる落書きの入力を受け付ける。写真シール自動販売機は、受け付けた入力の軌跡に従って、ユーザにより選択されたペンに対応する線を撮影画像上に描画する。
【0005】
また、写真シール自動販売機は、編集処理を行う際、色、形、模様等が異なる複数のスタンプをディスプレイに表示して、これらの中から、ユーザに所望するスタンプを選択させる。そして、ディスプレイに表示した撮影画像上に、タッチペンによるスタンプの貼り付け位置の入力を受け付ける。写真シール自動販売機は、受け付けた入力位置に従って、ユーザにより選択されたスタンプを撮影画像上に描画する。さらに、タッチペンの軌跡上に、所定の間隔で異なるスタンプを描画する機能(コロコロスタンプ)も一般的である。
【0006】
また、写真シール自動販売機は、ディスプレイに、落書き消去用のボタンを表示しており、ユーザが描画された線やスタンプが気に入らない場合、落書き消去用のボタンにタッチペンでタッチした後、消去したい部分の落書きに触れることにより、消しゴムで絵を消すような感覚で、描画された落書きを消去することができる。
【0007】
ところで、このような従来の写真シール自動販売機において、1回のゲーム(1ユーザが、最初に代金を支払って遊戯を開始してから、画像が印刷されたシール紙を受け取るまで)における、撮影時間、および編集時間(ユーザからの落書きを受け付ける時間)の時間配分は、以下のような3種類のタイプに分類することができる。
【0008】
1つめは、撮影時間、および編集時間は、予め設定されており、変更することはできないタイプである。2つめは、撮影時間、および編集時間は、写真シール自動販売機の管理者のみが変更可能なタイプである。3つめは、ユーザが、代金を支払った直後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定するか、撮影時間を短く編集時間を長く設定するかのどちらかを選択することができるタイプである。なお、3つめのタイプにおいては、撮影時間を長く編集時間を短く設定する場合も、撮影時間を短く編集時間を長く設定する場合も、撮影時間と編集時間の合計時間は同一である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の写真シール自動販売機においては、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザは、1つ1つの操作に時間を要するにもかかわらず、写真シール自動販売機は、所定の時間が経過すると、次の処理を行うようにユーザに案内を提示するため、ユーザに充分に操作手順を理解させて、遊戯を進行させることができないという課題があった。
【0010】
また、ユーザは、制限時間を気にして遊戯を行うことになるため、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、充分に活用して遊戯をすることができない。結果的に、ユーザに、撮影結果や編集結果に満足させることができないことがあるという課題があった。
【0011】
また、2人以上の団体のユーザが写真シール自動販売機で遊戯を行う場合、あるユーザは、撮影結果に満足していても、他のユーザが撮影結果に満足していなかったり、あるユーザは、編集結果に満足していても、他のユーザが編集結果に満足していなかったりすることがあった。
【0012】
また、ユーザが、代金を支払った直後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定するか、撮影時間を短く編集時間を長く設定するかのどちらかを選択することができるタイプの場合、当初、撮影時間を長く編集時間を短く設定するほうを選択したユーザは、後に、撮影時間を短く編集時間を長く設定したいと思っても、そうすることはできない。同様に、当初、撮影時間を短く編集時間を長く設定するほうを選択したユーザは、後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定したいと思っても、そのような時間の制御はできない。
【0013】
写真シール自動販売機の主なユーザの年齢層の1つとして年少者が挙げられる。年少者の場合、当初、撮影時間を長く編集時間を短く設定するほうを選択した後に、撮影時間を短く編集時間を長く設定したいと思ったり、当初、撮影時間を短く編集時間を長く設定するほうを選択した後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定したいと思ったりすることが頻繁にある。
【0014】
しかしながら、上記したように、従来の写真シール自動販売機は、このような時間の制御はできなかった。
【0015】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、遊戯全体における種々の処理の時間配分を、ユーザの望みに従って制御することができるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の写真シール自動販売機は、予め設定された制限時間の延長の指示を受け付ける第1の受付手段と、第1の受付手段により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、制限時間を延長させる延長手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の写真シール自動販売機においては、第1の受付手段により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長手段により、制限時間が延長される。
【0018】
従って、ゲーム中の各処理の制限時間を、ユーザの所望する長さに設定することができる。
【0019】
なお、写真シール自動販売機は、例えば、被写体の撮影、編集操作の受け付けにおいて、ユーザからの制限時間の延長を受け付けることができる。また、それ以外でも、ユーザからの操作を受け付ける全ての処理について、制限時間の延長を受け付けるようにすることができる。
【0020】
この第1の受付手段は、例えば、撮影空間および編集空間に設置されたボタンにより構成され、延長手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0021】
前記制限時間は、前記被写体の撮影の制限時間を含むようにすることができる。
【0022】
これにより、ユーザは、撮影処理の制限時間を所望する長さに設定することができる。
【0023】
前記制限時間は、前記ユーザからの前記編集操作の受け付けの制限時間を含むようにすることができる。
【0024】
これにより、ユーザは、画像に編集操作を入力するための制限時間を所望する長さに設定することができる。
【0025】
前記第1の受付手段には、写真シール自動販売機を構成する筐体上に配置されたボタンを含むようにさせることができる。
【0026】
例えば、第1の受付手段に含まれるボタンは、撮影手順などを説明する撮影用モニタの近傍に配置することができる。また、第1の受付手段に含まれるボタンは、ユーザが撮影装置により自らを撮影する際にポーズを取る位置に配置することができる。また、第1の受付手段に含まれるボタンは、例えば、ユーザが撮影した画像を編集する編集用モニタの近傍に配置することができる。
【0027】
このように、第1の受付手段に含まれるボタンをユーザの手の届く範囲に設置することにより、操作性を向上させることができる。なお、第1の受付手段に含まれるボタンは、複数個設置するようにしても良い。
【0028】
前記第1の受付手段には、前記ユーザから、前記制限時間の延長の操作を受け付けるボタンを表示する表示手段と、表示手段により表示されたボタンを選択する操作を受け付ける第2の受付手段とを備えるようにさせることができる。
【0029】
これにより、ユーザは、表示手段の表示に従って、第2の受付手段を操作して、制限時間を延長することができる。
【0030】
この表示手段には、撮影手順の案内、または編集操作を受け付ける画面なども表示されるため、ユーザは、表示手段に表示される画面のみを注目すれば、撮影手順の案内(または編集操作を受け付ける画面)、および制限時間の延長の両方を行うことができる。
【0031】
表示手段は、例えば、撮影の案内を表示する撮影用モニタ、または編集用の画面を表示する編集用モニタにより構成され、受付手段は、例えば、操作パネル、またはタッチパネルとタッチペンにより構成される。
【0032】
前記第2の受付手段により、前記ボタンを選択する操作が受け付けられた場合、前記表示手段には、前記制限時間を延長するか否かの確認の案内を表示するようにさせ、前記第2の受付手段には、前記制限時間を延長するか否かの確認の操作を受け付けるようにさせることができる。
【0033】
これにより、ユーザの誤操作による、制限時間の延長を低減させることができる。
【0034】
前記制限時間が延長された回数が、予め設定された所定の値に達した場合、前記延長手段には、前記第1の受付手段により、前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられても、前記制限時間を延長させないようにさせることができる。
【0035】
これにより、制限時間が無制限に延長させることを防止することができる。
【0036】
予め設定された前記制限時間と、所定の処理が実行された時間の差が、予め設定された所定の長さ以上である場合、前記延長手段には、前記第1の受付手段により前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられても、前記制限時間を延長させないようにさせることができる。
【0037】
これにより、実行中の処理の残り時間が所定の時間未満になった場合にのみ、制限時間を延長させることができるようになる。
【0038】
前記所定の処理は、前記被写体の撮影を含むようにすることができる。
【0039】
これにより、撮影処理の残り時間が所定の時間未満になった場合にのみ、制限時間を延長させることができるようになる。
【0040】
前記所定の処理は、前記ユーザからの前記編集操作の受け付けを含むようにすることができる。
【0041】
これにより、ユーザからの編集操作の受け付けの残り時間が所定の時間未満になった場合にのみ、制限時間を延長させることができるようになる。
【0042】
前記ユーザからの前記編集操作に基づいて、前記被写体の画像を編集する編集手段と、編集手段により編集された前記画像を、前記写真シールに印刷する印刷手段とをさらに設けるようにすることができる。
【0043】
これにより、編集された画像が印刷された写真シールをユーザに提供することができる。
【0044】
編集手段は、例えば、CPUにより構成され、印刷手段は、例えば、プリンタにより構成される。
【0045】
前記所定の印刷媒体であって、装着された前記写真シールを識別するための識別情報を読み取る読み取り手段と、読み取り手段による読み取り結果に基づいて、前記写真シールへの印刷を制御する制御手段とをさらに設けるようにすることができる。
【0046】
これにより、本発明の写真シール自動販売機に対して生産された写真シールのみが使用可能となり、いわゆる純正品以外のものが使用されることを抑制することができる。
【0047】
読み取り手段は、例えば、ICタグ(制御タグ)リーダライタにより構成され、制御手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0048】
本発明の写真シールユニットは、印刷手段により画像が印刷される写真シールを格納するとともに、読み取り手段により読み取られる識別情報を保持することを特徴とする。
【0049】
識別情報は、例えば、ICタグ(制御タグ)、ICカード等のメモリにより構成され、ユニット識別情報としての固有のIDを記憶する。
【0050】
このように、識別情報が認証されたときにのみ写真シールユニットが使用可能とされることにより、本発明の写真シール自動販売機に対して生産されたユニットのみが使用可能となり、いわゆる純正品以外のものが使用されることを抑制することができる。また、写真シールユニットにバーコードなどが付されている場合、そのバーコードにより、純正品であるか否かを判断させるようにしてもよい。
【0051】
本発明の写真シールは、上述した写真シール自動販売機により画像が印刷された写真シールであることを特徴とする。
【0052】
本発明の第1の写真シール販売方法は、予め設定された制限時間の延長の指示を受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、制限時間を延長させる延長ステップとを含むことを特徴とする。
【0053】
本発明の第1の写真シール販売方法においては、受付ステップの処理により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長ステップにより、制限時間が延長される。
【0054】
この受付ステップは、例えば、撮影処理の制限時間を延長するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる受付ステップ、または編集処理の制限時間を延長するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる受付ステップにより構成され、延長ステップは、例えば、撮影処理、または編集処理の制限時間を延長するように制御するCPUによる延長ステップにより構成される。
【0055】
本発明の第2の写真シール自動販売機は、予め設定された被写体の撮影回数の追加の指示を受け付ける第1の受付手段と、予め設定された編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示を受け付ける第2の受付手段と、第1の受付手段により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、被写体の撮影回数を追加させると共に、第2の受付手段により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、編集操作の受け付けの制限時間を延長させる延長手段とを備えることを特徴とする。
【0056】
本発明の第2の写真シール自動販売機においては、第1の受付手段により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、延長手段により、被写体の撮影回数が追加され、第2の受付手段により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長手段により、編集操作の受け付けの制限時間が延長される。
【0057】
従って、ゲーム中の撮影回数をユーザの所望する回数に設定し、編集処理の制限時間を、ユーザの所望する長さに設定することができる。
【0058】
この第1の受付手段は、例えば、撮影空間に設置されたボタンにより構成され、第2の受付手段は、例えば、編集空間に設置されたボタンにより構成され、延長手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0059】
本発明の第2の写真シール販売方法は、予め設定された被写体の撮影回数の追加の指示を受け付ける第1の受付ステップと、予め設定された編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示を受け付ける第2の受付ステップと、第1の受付ステップの処理により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、被写体の撮影回数を追加させると共に、第2の受付ステップの処理により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、編集操作の受け付けの制限時間を延長させる延長ステップとを含むことを特徴とする。
【0060】
本発明の第2の写真シール販売方法においては、第1の受付ステップの処理により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、延長ステップにより、被写体の撮影回数が追加され、また、第2の受付ステップの処理により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長ステップにより、編集操作の受け付けの制限時間が延長される。
【0061】
この第1の受付ステップは、例えば、撮影回数を追加するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる第1の受付ステップにより構成され、第2の受付ステップは、例えば、編集処理の制限時間を延長するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる第2の受付ステップにより構成され、延長ステップは、例えば、撮影回数を追加するように制御し、編集処理の制限時間を延長するように制御するCPUによる延長ステップにより構成される。
【0062】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した写真シール自動販売機1の構成例を示す斜視図である。
【0063】
写真シール自動販売機1の垂直な面1Aには、保持部材13を介して撮影装置12が面1Aから突出した状態で設けられている。撮影装置12は、面1Aに垂直方向に配設されているレール14上を、所定の範囲内で上下方向に移動可能とされている。また、撮影装置12は、保持部材13との接合部を中心として、垂直平面内で上下方向に首振り自在に保持部材13に取り付けられている。
【0064】
従って、写真シール自動販売機1を利用するユーザは、撮影装置12をレール14に従って好みの高さに調節し、また、撮影装置12の正面(CCD(Charge Coupled Device)21および画像表示部22が設けられている面)を好みの角度に調節し、撮影を行うことができる。
【0065】
撮影装置12には、CCD21が設けられ、CCD21の下には画像表示部22が設けられている。CCD21により被写体の画像が取り込まれ、取り込まれている画像(動画像)がリアルタイムで画像表示部22に表示される。また、所定の撮影タイミングにおいて、CCD21による撮影が行われ、ユーザ(被写体)の画像が静止画像として写真シール自動販売機1に保存される。画像表示部22がCCD21の近傍に設けられているため、ユーザは、CCD21に視線を向けた状態で、画像表示部22に表示される自分自身の画像を確認しながら、撮影を行うことができる。
【0066】
撮影装置12(レール14)の左側にはフラッシュ照射部15−1が設けられており、また、右側にはフラッシュ照射部15−2が設けられている。フラッシュ照射部15−1,15−2は、撮影装置12(CCD21)により撮影されるタイミングで、写真シール自動販売機1の内部に設けられている照明装置から出射されるフラッシュ光を透過し、被写体を照射する。
【0067】
フラッシュ照射部15−2の下には、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode−Ray Tude)などにより構成される撮影用モニタ16が設けられている。撮影用モニタ16はまた、プロジェクタとスクリーンにより構成されるようにしても良い。
【0068】
撮影用モニタ16には、撮影処理の行程段階(進行段階)に応じて、撮影方法などを案内する各種のメッセージなどが表示される。また、撮影用モニタ16には、撮影された画像が表示されるため、ユーザは、表示される撮影画像の中から、編集(落書き)対象の画像を選択することができる。後述するように、ユーザは、撮影を終了した後、写真シール自動販売機1の裏側に移動し、撮影された画像に対して好みの文字や図形などを入力し、編集を施すことができる。
【0069】
撮影用モニタ16の下には、面1Aから突出した状態で操作部11が設けられている。操作部11の上面11Aは若干斜め上方を向いた状態で設けられており、そこに操作パネル17が設けられている。ユーザは、操作パネル17に設けられている各種のボタンにより、撮影処理を進行する。
【0070】
面1Aの左下には、硬貨投入口18が設けられている。ユーザは、写真シール自動販売機1を利用して撮影するとき、所定の代金を硬貨投入口18に投入する。
【0071】
写真シール自動販売機1の左側面1Bの下方には、シール取り出し口31が設けられている。撮影され、編集等が施された画像が所定の数だけ、所定の大きさでシール紙に印刷され、得られたシール紙がシール取り出し口31から排出される。
【0072】
図2は、写真シール自動販売機1の面1Aの反対側に相当する、面1C側の構成例を示す斜視図である。なお、以下において、適宜、面1Aが設けられている面を写真シール自動販売機1の正面として説明し、面1Aの反対側に相当する、面1Cが設けられて面を写真シール自動販売機1の背面として説明する。
【0073】
写真シール自動販売機1の面1Cには、編集用モニタ41−1および41−2が水平方向に並置されている。編集用モニタ41−1の下には収納部42−1が設けられ、そこに、編集用モニタ41−1に直接押し当てることで画像の編集などを行うためのタッチペン43−1が収納される。同様に、編集用モニタ41−2の下には収納部42−2が設けられ、そこに、編集用モニタ41−2に直接押し当てることで画像の編集などを行うためのタッチペン43−2が収納される。なお、以下の説明において、編集用モニタ41−1および41−2を、個々に区別する必要がない場合、まとめて編集用モニタ41と称する。また、以下の説明において、タッチペン43−1および43−2を、個々に区別する必要がない場合、まとめてタッチペン43と称する。
【0074】
撮影装置12により撮影され、編集対象の画像として選択された画像は、ユーザが撮影処理を終了した後、編集用モニタ41−1および41−2にそれぞれ表示される。編集用モニタ41−1および41−2には、タッチパネルが積層されており、ユーザは、表示されている画像に対し、任意の文字や図形などを、タッチペン43−1および43−2を利用して書き込む(入力する)ことができる。
【0075】
編集用モニタ41−1および41−2には、編集対象の画像とともに、様々な編集ツールを選択するためのボタンが表示される。そして、そのボタンが操作され、画像の編集が行われたとき、編集用モニタ41−1および41−2には、入力に応じて生成された編集済みの画像が表示される。
【0076】
タッチペン43−1および43−2は、編集用モニタ41−1および41−2に積層されるタッチパネルの位置検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成される。
【0077】
また、面1Cの中央には、延長ボタン44が設置されている。ユーザは、画像の編集中に(落書き中に)、編集時間として予め設定された制限時間が経過しそうな場合、延長ボタン44を押下することにより、制限時間を延長することができる。なお、詳細な説明は後述する。延長ボタン44が押下された場合、延長ボタン44は制御装置91(図6)に対して、延長ボタン44が押下された旨を通知するための操作信号を送信する。
【0078】
また、面1Cには、硬貨投入口45が設置されている。ユーザは、写真シール自動販売機1の使用時間を延長するとき、所定の代金を硬貨投入口45に投入する。
【0079】
図3は、写真シール自動販売機1の配置の例を示す図である。
【0080】
写真シール自動販売機1の正面(面1A)に対向する位置には、所定距離だけ離間して背景パネル61が設置され、ユーザは、写真シール自動販売機1と背景パネル61の間を撮影空間62として撮影を行う。なお、撮影空間62には、写真シール自動販売機1の上面と背景パネル61により支持される天井部材63、および、撮影空間62の内部が外側から見えないように、カーテン64−1と側面パネル65−1が設けられている。
【0081】
撮影を終了した後に移動し、画像の編集を行う空間として、面1Cに臨む位置に編集空間73が設けられている。編集空間73には、その内部が外部から覗かれるのを防止すべく、カーテンフレーム71にカーテン72−1が取り付けられている。カーテン72−1は、面1Bと略同一平面上に設けられ、カーテン72−2は、面1Cに対向して、所定の距離だけ離間して設けられる。なお、この例においては、カーテンフレーム71は、天井部材63とほぼ同一平面上に設けられている。
【0082】
図4は、写真シール自動販売機1の配置の例を、その上方から示す図である。
【0083】
図4に示されるように、写真シール自動販売機1の右側面1D側にも、面1B側と同様に、撮影空間62の内部が外側から覗かれることを防止すべく、カーテン64−2と側面パネル65−2が設けられている。撮影空間62の内部(背景パネル61、天井部材63、側面パネル65−1,65−2等の内側)は、撮影装置12により撮影された画像から、ユーザの画像のみをいわゆるクロマキ処理により抽出できるように、例えば、白色や青色などの単一色の面とされる。
【0084】
図4を参照し、撮影を開始してからシール紙を受け取るまでのユーザの移動について説明する。
【0085】
ユーザは、写真シール自動販売機1を利用するとき、白抜き矢印A1で示されるように撮影空間62に入場し、撮影処理を行う。従って、撮影空間62が使用されているとき、写真シール自動販売機1を利用することを所望するユーザは、例えば、側面パネル61の前方の順番待ち空間74において、撮影空間62が空くのを待機することになる。
【0086】
所定の数の画像を編集対象の画像として選択し、撮影を終えたとき、ユーザは、例えば、白抜き矢印A2で示されるようにして撮影空間62から退場し、白抜き矢印A3で示されるようにして写真シール自動販売機1の背面側に設けられる編集空間73に移動する。
【0087】
このとき、順番待ち空間74において順番待ちをしていたユーザ(撮影空間62が空くのを待機していたユーザ)は、撮影空間62を先に使用していたユーザの組が編集空間73に移動することに応じて、撮影空間62に入場する。
【0088】
上述したように、編集空間73から確認できる編集用モニタ41−1および41−2には、撮影空間62において撮影し、選択した画像が表示されるため、ユーザは、それに対して編集を行う。ユーザは、編集を終えたとき、次に、写真シール自動販売機1の面1Bに臨む場所である印刷待ち空間75に白抜き矢印A4で示されるようにして移動し、編集した画像がシール紙121にプリントされ、排出されるまで待機する。
【0089】
そして、シール取り出し口31にシール紙121が排出されたとき、ユーザは、それを受け取り、写真シール自動販売機1の利用を終える。これらの移動の案内は、撮影用モニタ16、編集用モニタ41−1および41−2、または図示せぬスピーカなどにより行われる。
【0090】
このように、撮影を行う空間、編集を行う空間、印刷が終了するのを待機する空間を、写真シール自動販売機1の異なる面の前方にそれぞれ設けることにより、撮影処理、編集処理、印刷処理を併行して実行させることができ、これらの処理を1つの空間で実行させる場合に較べて、後続のユーザの待ち時間を減らすと共に、単位時間あたりに写真シール自動販売機1を利用するユーザの人数を増加させることができる。従って、収益を向上させることができる。また、撮影処理に要する時間、編集処理に要する時間等を長く確保することができる。
【0091】
図5は、図1の操作パネル17を拡大した図である。操作パネル17上には、左側に、撮影用モニタ16に表示された種々の選択肢を選択するときに操作されるプラスボタン81、左ボタン82、右ボタン83、およびマイナスボタン84が設置されている。また、操作パネル17の右側には、上に、例えば、撮影用モニタ16に表示される各種の選択に対して、決定するときに操作されるマルボタン85、および決定したものをキャンセルするときに操作されるバツボタン86が設置され、下に、撮影を終了する際に操作される撮影終了ボタン87、および制限時間を延長する際に操作される延長ボタン88が設置されている。
【0092】
操作部11には、撮影用モニタ16に直接押し当てることで各種の選択を行うためのタッチペンなども適宜用意される。操作パネル17は、ユーザにより入力された操作に対応する操作信号を、制御装置91(図6)に送信する。
【0093】
図6は、写真シール自動販売機1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成について、その詳細な説明は適宜省略する。
【0094】
制御装置91は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどにより構成され、写真シール自動販売機1の全体の動作を制御する。具体的には、制御装置91に設けられているCPU(Central Processing Unit)131により、ROM(Read Only Memory)132やハードディスクなどにより構成される記憶部136(いずれも図7)に記憶されているプログラムに基づく処理が実行される。
【0095】
硬貨処理部92は、ユーザにより所定の代金が硬貨投入口18、または硬貨投入口45に投入されたとき、それを検出し、制御装置91に通知する。照明制御部93は、撮影装置12により被写体が撮影されるタイミングに併せて、制御装置91からの指示に基づいてフラッシュ光を出射する。出射されたフラッシュ光は、図1のフラッシュ照射部15−1および15−2を介して被写体(ユーザ)を照射する。
【0096】
写真シール自動販売機1の面1Cに設けられている編集用モニタ41−1にはタッチパネル94−1が、編集用モニタ41−2にはタッチパネル94−2がそれぞれ積層されている。タッチパネル94−1および94−2は、タッチペン43−1および43−2により入力されたユーザからの指示を制御装置91に出力する。なお、以下の説明において、タッチパネル94−1および94−2を、個々に区別する必要がない場合、まとめてタッチパネル94と称する。
【0097】
電源装置95は、写真シール自動販売機1の各部に電力を供給する。
【0098】
プリンタユニット96は、プリンタ部111と制御タグリーダライタ112により構成され、プリンタユニット96に装着されるシール紙ユニット97は、シール紙121と、個々のシール紙ユニット97を識別する識別情報等を管理する制御タグ122により構成される。
【0099】
プリンタ部111は、編集済みの画像が所定の配置に並べられた印刷用画像データが制御装置91から供給されたとき、供給された印刷用画像データに対応する印刷用画像をシール紙121に印刷し、シール紙121をシール取り出し口31に排出する。
【0100】
制御タグリーダライタ112は、制御タグ122に記憶されている識別情報を接触または非接触により読み出し、制御装置91に出力する。制御装置91は、制御タグリーダライタ112から供給された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット97が、写真シール自動販売機1において利用可能なユニットであるか否かを判定し、利用可能なユニットであると判定したときにのみ、プリンタ部111を動作可能にする。すなわち、制御装置91により、写真シール自動販売機1において利用可能とされるシール紙ユニットの識別情報が管理されている。
【0101】
これにより、写真シール自動販売機1に対応していない(純正のものでない)シール紙が利用されるのを抑制することができる。また、制御タグ122により、シール紙121の残量等も管理される。なお、シール紙ユニット97が純正のものであるか否かを、シール紙ユニット97にプリントされているバーコードなどにより確認させるようにしてもよい。
【0102】
図7は、図6の制御装置91の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0103】
CPU131は、ROM132に記憶されているプログラム、または、記憶部136からRAM(Random Access Memory)133にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0104】
CPU131、ROM132、およびRAM133は、バス134を介して相互に接続されている。バス134にはまた、入出力インタフェース135も接続されている。
【0105】
入出力インタフェース135には、図6に示される、撮影装置12、撮影用モニタ16、操作パネル17、編集用モニタ41−1および41−2、硬貨処理部92、照明制御部93、タッチパネル94−1および94−2(タッチパネル94)、延長ボタン44、並びにプリンタユニット96が接続されている。
【0106】
記憶部136は、CPU131により実行されるプログラムの他、撮影装置12により取り込まれている被写体の画像と合成する編集用の画像のデータや、撮影して得られた画像のデータなどを記憶する。記憶部136は、CPU131からの要求に応じて、それらのデータを適宜読み出し、提供する。
【0107】
入出力インタフェース135にはまた、必要に応じてドライブ137が接続され、磁気ディスク151、光ディスク152、光磁気ディスク153、或いは半導体メモリ154などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムや背景画像データが必要に応じて記憶部136に保存される。
【0108】
次に、図7のフローチャートを参照して、写真シール自動販売機1の顧客応対処理、すなわち、写真シール自動販売機1を利用する顧客(ユーザ)に応対する、写真シール自動販売機1の全体の処理について説明する。
【0109】
ステップS51において、制御装置91のCPU131は、硬貨処理部92からの通知に基づいて、代金が投入されたか否か、すなわち、撮影を開始するユーザがいるか否かを判定し、代金が投入されたと判定するまで待機する。
【0110】
CPU131は、ステップS51において、代金が投入されたと判定した場合、ステップS52に進み、撮影モードの選択を受け付ける。
【0111】
撮影モードについて説明する。写真シール自動販売機1には、予め、撮影時間を長く編集時間を短く割り当てる撮影重視モードと、撮影時間を短く編集時間を長く割り当てる編集重視モードの2つの撮影モードが設定されている。写真シール自動販売機1の処理は、大きく撮影モード選択受付処理(ステップS52)、撮影処理(ステップS53)、編集処理(ステップS55)、およびシール分割数選択受付処理(ステップS56)の4つの処理に分けることができる。
【0112】
撮影重視モードの場合、写真シール自動販売機1は、例えば、撮影モード選択受付処理の制限時間に20秒、撮影処理の制限時間に100秒、編集処理の制限時間に70秒、シール分割数選択受付処理の制限時間に20秒を、それぞれ割り当てる。制限時間の合計は210秒(3分30秒)である。なお、編集空間への移動処理(ステップS54)に、例えば、5秒間設けるようにしても良い。
【0113】
編集重視モードの場合、写真シール自動販売機1は、例えば、撮影モード選択処理の制限時間に20秒、撮影処理の制限時間に70秒、編集処理の制限時間に100秒、シール分割数選択処理の制限時間に20秒を、それぞれ割り当てる。撮影重視モードと同様、編集重視モードの場合も、制限時間の合計は210秒(3分30秒)である。なお、編集空間への移動処理(ステップS54)に、例えば、5秒間設けるようにしても良い。
【0114】
2つの撮影モードにおいて、撮影処理と編集処理の制限時間の設定に違いがある。撮影重視モードでは、撮影処理に対して、より長い制限時間が設定されている。編集重視モードでは、編集処理に対して、より長い制限時間が設定されている。2つの撮影モードにおいて、撮影処理と編集処理の制限時間の設定以外の時間設定は、同一である。
【0115】
そこで、ステップS52において、制御装置91のCPU131は、記憶部136より、例えば図9に示されるような撮影モードの選択を促す画面のデータを読み出し、撮影用モニタ16に表示させる。また、このとき、CPU131は、後述する図21のステップS232の処理により、撮影モード選択受付処理の制限時間として予め設定された時間(例えば20秒)のカウントダウンを開始する。
【0116】
図9に示されるように、撮影用モニタ16には、撮影モード選択ボタン204−1および204−2が表示されている。撮影モード選択ボタン204−1には、「撮影をいっぱい 落書きはほどほど」のメッセージが表示されている。ユーザは、このメッセージにより、撮影処理の時間を長く確保する撮影重視モードであることを知ることができる。撮影モード選択ボタン204−2には、「撮影はほどほど 落書きはいっぱい」のメッセージが表示されている。ユーザは、このメッセージにより、編集処理の時間を長く確保する編集重視モードであることを知ることができる。
【0117】
図9においては、撮影モード選択ボタン204−1に斜線が引かれている。この斜線は、撮影モード選択ボタン204−1にカーソルが合わせられていることを示している。実際の撮影用モニタ16においては、カーソルが合わせられているボタンに斜線は表示されず、カーソルが合わせられているボタンはそれ以外のボタンとは異なる色で強調的に表示される。
【0118】
また、図9において、右側に延長可能回数表示欄201が表示され、その中に、延長アイテム202−1乃至202−4(以下、延長アイテム202−1乃至202−4のそれぞれを、個々に区別する必要が無い場合、まとめて延長アイテム202と称する。以下、他の記述も同様とする。)の4つの延長アイテムが表示されている。延長アイテム202には「15秒」と表示されている。
【0119】
また、延長可能回数表示欄201の下には、撮影モード選択処理に割り当てられた残り時間を表示する残り時間表示欄203が表示されている。図9においては、「残り15秒」と表示されている。残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS52の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、20,19,18,17,16のように、0まで減少してゆく。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図21のステップS239の処理により、ステップS52の撮影モード選択処理を強制的に終了させる。
【0120】
ユーザが、操作パネル17上の延長ボタン88(図5)を1回、押下する毎に、延長可能回数表示欄201の延長アイテム202は、1つずつ減少してゆき、残り時間表示欄203に表示された残り時間が15秒だけ加算される。ユーザは、残り時間表示欄203に表示されている残り時間が残り少なくなった場合、延長ボタン88を押下することにより、残り時間に15秒加算することができる。図9においては、延長アイテム202が4個表示されているので、ユーザは、あと4回、残り時間を延長可能である。なお、詳細な説明は後述する。
【0121】
ユーザは、操作パネル17上の左ボタン82と右ボタン83を操作して、撮影モード選択ボタン204−1および204−2のいずれかにカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、カーソルが合わせられているほうの撮影モード選択ボタンに決定することができる。
【0122】
撮影モードが決定された後、CPU131は、撮影処理および編集処理にそれぞれ割り当てる制限時間を、選択された撮影モードに設定し、処理はステップS53に進む。
【0123】
ステップS53において、CPU131は、撮影処理を実行する。以下、撮影処理について具体的に説明する。
【0124】
制御装置91のCPU131は、各種の機能や撮影方法を説明する説明画面の画像データを記憶部136より読み出し、撮影用モニタ16に表示させる。なお、画像表示部22には、CCD21が撮影している動画像が表示される。また、CPU131は、撮影処理の開始時に、後述する図22のステップS262の処理により、撮影処理の制限時間として予め設定された時間(ステップS52で選択されたモードの場合の撮影処理に割り当てられた制限時間。例えば70秒)のカウントダウンを開始する。
【0125】
図10は、撮影用モニタ16に表示される説明画面の例を示す図であり、撮影する画像を縦長の画像とするか、横長の画像とするかを選択する画面とされている。なお、「+/−ボタンで選んでね」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル17のプラスボタン81を操作した場合、縦長の画像を撮影することができ、マイナスボタン84を操作した場合、横長の画像を撮影することができる。また、画面の右上には、残りの撮影可能枚数が「4枚」として表示されている。
【0126】
さらに、図10に示されるように、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。なお、ステップS53の撮影処理の開始当初に、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテムの個数は、ステップS52の撮影モードの選択受付処理が終了した時点の個数と同一である。例えば、ステップS52の処理が終了した時点で、延長可能回数表示欄201に、3個の延長アイテム202が表示されていた場合、ステップS53の開始時に、延長可能回数表示欄201には、ステップS52の終了時と同一の個数、すなわち3個の延長アイテム202が表示される。
【0127】
また、図10に示されるように、残り時間表示欄203には、「残り65秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が65秒であることを知ることができる。
【0128】
なお、以下のステップS53の説明中に引用する図においても、残り時間表示欄203が表示されている図があるが、残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS53の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、70,69,68,67,66,65のように、0まで減少してゆく(ただし、延長ボタン88を操作した場合、15秒加算される。詳細は後述する)。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図22のステップS271の処理により、撮影処理を強制的に終了し、次の処理に進む。
【0129】
図11は、撮影用モニタ16に表示される説明画面の他の例を示す図であり、例えば、図10において撮影する画像の方向が選択された後、表示される。この例においては、「ズームの調整を+/−ボタンでしてね。用意ができたらスタートボタンを押してね」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル17のプラスボタン81、およびマイナスボタン84を操作することにより、CCD21のズーム調整を行うことができる。
【0130】
さらに、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り62秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が62秒であることを知ることができる。
【0131】
制御装置91のCPU131は、図10および図11に示したような説明画面に応じて、ユーザからCCD21を調整することが入力されたとき、その入力に基づいて撮影装置12を制御する。例えば、図10に示すような説明画面においてプラスボタン81が選択されたとき、撮影装置12は、CPU131からの指示に基づいて、取り込む画像を縦長の画像とするようにCCD21を制御する。
【0132】
ユーザは、操作パネル17上のマルボタン85を操作して、自らの撮影を行うことができる。制御装置91のCPU131は、操作パネル17から、撮影を開始する旨の操作信号が送信されてくるまで、図10または図11に示されるような画面を撮影用モニタ16に表示させる。そして、操作パネル17から、撮影を開始する旨の操作信号が送信されてきた場合、CPU131は、撮影用モニタ16にカウントダウンインジケータを表示させ、撮影するタイミングとなったとき、CCD21により撮影されている画像をキャプチャし、作成された撮影画像の画像データを、記憶部136に記憶させる。
【0133】
図12は、撮影用モニタ16に表示される表示画面の例を示す図である。図に示すように、カウントダウンインジケータ221が表示され、例えば、左側の信号から順に点灯が開始され、1番右側の信号が点灯されたとき、CCD21により撮影されている画像がキャプチャされ、記憶部136に記憶される。なお、この例においては、撮影するタイミングと同時に、「はい、ポーズ!」のメッセージが表示されている。
【0134】
また、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り60秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が60秒であることを知ることができる。
【0135】
撮影するタイミングとなったとき、CPU131は、照明制御部93に指示して、照明装置15−1および15−2を発光させ、フラッシュを被写体に照射するとともに、その瞬間にCCD21により取り込まれている画像を、静止画像としてキャプチャ(保存)し、記憶部136に記憶させる。
【0136】
その後、制御装置91のCPU131は、撮影した画像の確認画面を撮影用モニタ16に表示させる。図13は、画像確認画面の例を示す図であり、撮影用モニタ16のほぼ中央に、撮影した画像が表示され、その上に、「これでいいかな?○/×ボタンを押してね」のメッセージが表示されている。ユーザは、表示されている画像を、編集用の画像として保存するか否かを、操作パネル17のマルボタン85またはバツボタン86を操作することにより選択することができる。
【0137】
また、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り47秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が47秒であることを知ることができる。
【0138】
そして、CPU131は、操作パネル17からの操作信号に基づいて、編集用の画像として保存することが指示されたか否かを判定し、指示されていない(バツボタン86が操作された)と判定した場合、記憶部136に記憶させた画像を消去する。そして、再度、上記したようにして、ユーザに撮影を行わせる。
【0139】
一方、CPU131は、編集用の画像として保存することが選択された(マルボタン85が操作された)と判定した場合、その画像を編集用の画像に追加する(画像は、記憶部136に保持される)。そして、CPU131は、編集用の画像として追加した画像の明るさを調整する明るさ調整画面を撮影用モニタ16に表示させる。
【0140】
図14は、撮影用モニタ16に表示される明るさ調整画面の例を示す図である。この例においては、編集用の画像として保存された画像が画面のほぼ中央に表示され、その下に、明るさのレベルを指定するボタンが表示されている。また、画面の上部には、「明るさを+/−ボタンで調整してね。よければ○ボタンを押してね。」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル17のプラスボタン81またはマイナスボタン84を操作し、カーソル231を移動させて明るさを調整する。なお、編集用の画像が選択されたため、図14の右上方に示すように、残り撮影可能枚数が1だけ減算されて、例えば、「3枚」とされる。
【0141】
さらに、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り42秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が42秒であることを知ることができる。
【0142】
CPU131は、操作パネル17からの入力に応じて、編集用の画像の明るさを調整し、マルボタン85が操作されたとき、そのレベルの明るさで編集用の画像を記憶部136に保存する。
【0143】
その後、CPU131は、記憶部136に記憶されている編集用の画像の枚数を確認し、残り撮影可能枚数が「0枚」となったか否かを判定する。そして、残り撮影可能枚数が「0枚」でないと判定した場合、再度、図10の画面を撮影用モニタ16に表示させ、ユーザに自らの撮影を行わせる。ただし、残り時間表示欄201に表示される残り時間は、CPU131のカウントダウンに従って表示される。そして、残り撮影可能枚数が「0枚」となったと判定した場合、撮影処理を終了する。
【0144】
ところで、ユーザが撮影処理を行っている最中に、撮影処理の残り時間が足りなくなってしまうことがある。残り時間が足りなくなりそうな場合の例を図15に示す。
【0145】
図15は、ユーザが自らを撮影した後、撮影用モニタ16に表示された、撮影した画像の確認画面の例である。図15に「残り1枚」と示されているように、ユーザは、既に3枚の画像の撮影を行っている(記憶部136に3枚の編集用の画像が記憶されている)。ユーザは、あと1枚、自らを撮影することができる。しかしながら、残り時間表示欄203に「残り7秒」と表示されているように、撮影処理の残り時間は7秒間しか残されていない。従って、ユーザは、再度、自らを撮影したい場合、残り時間7秒間で、まず、図14を参照して説明したような明るさ調整を行い、次に図10乃至図14を参照して上述したような一連の撮影手順を行わなくてはならず、時間が不足してしまう。
【0146】
このように時間が不足しそうな場合、ユーザは、操作パネル17上の延長ボタン88を押下することにより、撮影処理の残り時間を延長させることができる。すなわち、延長ボタン88が1回押下された場合、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を加算し、そこから、カウントダウンを再開する。それと同時に、延長アイテム202の表示を1つだけ減少させる。従って、撮影用モニタ16には、図16に示されるような画面が表示される。
【0147】
図16において、延長可能回数表示欄201に表示された延長アイテム202の個数は、図15の場合より1つ減少し、残り時間表示欄203に表示された残り時間は、7秒から22秒に増加している。ユーザは、7秒から22秒に増加した残り時間内に、再度の撮影を行えばよく、充分な時間をかけて、自らの撮影を行うことができる。なお、さらに残り時間が不足しそうな場合、ユーザは、再度、延長ボタン88を押下して、残り時間を延長することができる。その場合、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数が、さらに1つ減少する。
【0148】
ユーザは、延長可能回数表示欄201に、表示されている延長アイテム202の個数分、上記したような残り時間の延長を行うことができる。例えば、図16に示される画面が撮影用モニタ16に表示されている場合、ユーザにより延長ボタン88が操作されたとき、CPU131は、さらに15秒間、残り時間を延長し、残り時間表示欄203に「残り37秒」と表示させ、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数を、3個から2個に減少させる。
【0149】
なお、ユーザが、残り時間の延長を、予め設定された所定の回数(本実施の形態においては4回)行ってしまった場合、撮影用モニタ16には、図17に示されるような画面が表示される。
【0150】
図17において、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202が表示されていない。図17においては、延長可能回数表示欄201には、斜線が引かれているが、実際には、例えば所定の色(黒、青色など)で塗りつぶされている。または、例えば、延長可能回数表示欄201を点滅させるようにしても良い。
【0151】
また、図17に示されるように、撮影用モニタ16には、下方に、案内表示251「100円入れれば4回延長できるよ!」が表示さている。ユーザは、この案内表示251により、100円を追加投入すれば、4回延長できることを知ることができる。ユーザが、硬貨投入口18から100円を投入した場合、硬貨処理部92からの通知を受けて、CPU131は、延長可能回数を4回分追加し、延長可能回数表示欄201に、延長アイテム202を4個表示させる。
【0152】
以上で撮影処理の説明を終了する。
【0153】
撮影処理の終了後、処理は図8のステップS54に進む。
【0154】
ステップS54において、制御装置91のCPU131は、ユーザに、編集空間73に移動するように促すメッセージを記憶部136より読み出し、撮影用モニタ16に表示させる。ユーザは、このメッセージに従って、図4に示される、撮影空間62の出口から白抜き矢印A2で示されるようにして退場し、白抜き矢印A3で示されるようにして編集空間73に移動する。
【0155】
ステップS55において、制御装置91のCPU131は、編集空間73に移動したユーザからの入力に応じて、撮影した画像を編集する編集処理を実行する。
【0156】
すなわち、まず、制御装置91のCPU131は、記憶部136から、編集用の画像として記憶された撮影画像、および編集画面用の画像をRAM133にロードし、図18に示されるような編集画面を、編集用モニタ41−1および41−2に表示させる。また、CPU131は、後述する図23のステップS302の処理により、編集処理のために予め設定された制限時間(ステップS52で選択されたモードの場合の編集処理に割り当てられた制限時間。例えば、100秒)のカウントダウンを開始する。
【0157】
なお、以下の説明においては、編集用モニタ41−1、タッチペン43−1、およびタッチパネル94−1を代表として説明するが、以下の説明は、編集用モニタ41−2、タッチペン43−2、およびタッチパネル94−2にも適用される。すなわち、写真シール自動販売機1は、編集用モニタ41−1および41−2のそれぞれにおいて、別々にユーザからの編集操作の入力を受け付ける。
【0158】
図18は、編集用モニタ41−1に表示される編集画面の例を示す図である。基本的に同様の画面が、写真シール自動販売機1の面1Cに水平方向に並置して設けられている編集用モニタ41−2にも表示される。
【0159】
例えば、編集用モニタ41−1には、画像表示領域301が設けられ、画像表示領域301内に、撮影処理において記憶部136に記憶された編集用の画像302が拡大して表示される。ユーザは、画像選択部303に表示されている編集用の画像のサムネイルの中から、画像表示領域301に表示させる編集用の画像をタッチペン43−1により選択することができる。画像選択部303には、撮影処理において保存することが指示された画像が一覧表示されている。
【0160】
画像表示領域301の近傍には、編集ツールを選択するとき操作される各種のボタンが表示される。例えば、画像表示領域301の上には、編集用の画像に線や文字などを入力するための「ペンツール」を選択するとき操作されるペンメニュー304、編集用の画像に所定のスタンプ画像を配置する「スタンプツール」を選択するとき操作されるスタンプメニュー305、「ペンツール」により入力される文字などの色を選択するとき操作される色選択メニュー306が表示される。
【0161】
また、一度入力した落書き等を消すための「消しゴムツール」を選択するとき操作される消しゴムメニュー307、被写体の背景部分に好みのテクスチャを配置する「背景ブラシツール」と、その範囲を選択するとき操作される範囲調整メニュー308、および、「ペンツール」の太さを選択するとき操作される太さメニュー309が表示される。また、画像表示領域301の左下には、画像表示領域301内の編集用の画像302を90度傾けるとき操作される縦横切り替えボタン310、編集用の画像302上に、一旦、描画した線やスタンプを消去するとき操作されるやりなおしボタン311、および編集用の画像302上に今までに描画した線やスタンプを全て消去するとき操作されるはじめからやりなおしボタン312が表示される。また、画像表示領域301の右下には、編集処理を終了し、印刷を開始するとき操作される終了ボタン313が表示されている。終了ボタン313が操作された場合、CPU131は、ステップS55の編集処理を終了し、次の処理に進む。
【0162】
図18に示されるように、編集用モニタ41−1の右方には、さらに、撮影用モニタ16に表示されたもの同様の延長可能回数表示欄201、および残り時間表示欄203が表示されている。また、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202−1および202−2が表示されている。なお、ステップS55の編集処理の開始当初に、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテムの個数は、ステップS53の撮影処理が終了した時点の個数と同一である。例えば、ステップS53の撮影処理が終了した時点で、延長可能回数表示欄201に、2個の延長アイテム202が表示されていた場合、ステップS55の開始時に、延長可能回数表示欄201には、ステップS53の終了時と同一の個数、すなわち2個の延長アイテム202が表示される。
【0163】
また、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202がなくなった場合、編集用モニタ41−1には、図17の案内表示251と同様の案内表示「100円入れれば4回延長できるよ!」が表示される。そして、硬貨投入口45から追加の代金が投入された場合、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0164】
残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS55の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、100,99,98,97,96,95のように、0まで減少してゆく(ただし、延長ボタン44が操作された場合、15秒加算される)。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図23のステップS309の処理により、編集処理(ステップS55)を強制的に終了し、次の処理に進む。
【0165】
ユーザは、タッチペン43−1により、ペンメニュー304、またはスタンプメニュー305などの中から、所望するペンツール、またはスタンプツールを選択し、画像表示領域301内に表示されている編集用の画像302上に、線、文字、またはスタンプを描画することができる。
【0166】
CPU131は、編集用の画像302上に入力された編集操作(落書き)に対応する線、文字、およびスタンプなどを書き込んだ画像データをRAM133に記憶させ、編集用モニタ41−1の画像表示領域301の表示に反映させる。従って、画像表示領域301内の編集用の画像302上に、線、文字、およびスタンプなどの落書きが表示される。
【0167】
写真シール自動販売機1は、2つの編集用モニタ41−1および41−2のそれぞれに終了ボタン303を表示させている。従って、CPU131は、ステップS55において、編集用モニタ41−1および41−2にそれぞれ表示されている終了ボタン313のうち、いずれか一方がタッチペン43によりタッチされた場合、終了ボタン313がタッチされたと判定し、編集処理を終了する。
【0168】
そこで、編集処理の残り時間が0秒になった場合、タッチペン43−1により編集用モニタ41−1に表示された終了ボタン313がタッチされた場合、またはタッチペン43−2により編集用モニタ41−2に表示された終了ボタン313がタッチされた場合、CPU131は、RAM133に記憶させている編集された画像のデータを、編集済み画像として記憶部136に記憶させ、後述する図23のステップS309の処理により、編集処理を終了させる。その後、処理はステップS56に進む。
【0169】
なお、写真シール自動販売機1は、2つの編集用モニタ41−1および41−2にそれぞれ表示されている終了ボタン313のうち、いずれか一方がタッチペン43によりタッチされた場合、終了ボタン313がタッチされた側の編集用モニタ41で受け付けていた編集処理を終了し、タッチペン43により終了ボタン313がタッチされていない側の編集用モニタ41で受け付けている編集処理は続行するようにしても良い。
【0170】
ステップS56において、CPU131は、記憶部136より、シール紙121に印刷する画像の分割数選択画面を読み出し、編集用モニタ41−1に表示させる。図19に分割数選択画面の例を示す。また、CPU131は、後述する図24のステップS332の処理により、シール分割数の選択受付処理の制限時間として予め設定された時間(例えば20秒)のカウントダウンを開始する。
【0171】
図19に示されるように、編集用モニタ41−1の中央には、分割数選択ボタン351−1乃至351−6が表示されている。図19においては、分割数選択ボタン351−1に斜線が引かれているが、これは、カーソルが合わせられていることを表しており、実際の編集用モニタ41−1においては、その他の分割数選択ボタン351−2乃至351−6とは異なる色で強調的に表示されている。ユーザは、分割数選択ボタン351−1乃至351−6の中から、タッチペン43−1でタッチすることにより、所望する分割数選択ボタン351−1乃至351−6を選択することができる。
【0172】
また、図19に示される画面左下には、決定ボタン352が表示されている。ユーザは、タッチペン43−1により、分割数選択ボタン351−2乃至351−6の中から、いずれかの分割数選択ボタンを選択した後、タッチペン43−1で決定ボタン352にタッチすることにより、分割数を決定することができる。
【0173】
また、図19においては、編集用モニタ41−1の右方には、さらに、撮影用モニタ16に表示されたもの同様の延長可能回数表示欄201、および残り時間表示欄203が表示されている。また、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202−1が表示されており、ユーザは、あと1回、延長できることを知ることができる。なお、ステップS56の処理の開始当初に、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテムの個数は、ステップS55の編集処理が終了した時点の個数と同一である。例えば、ステップS55の処理が終了した時点で、延長可能回数表示欄201に、1個の延長アイテム202が表示されていた場合、ステップS56の開始時に、延長可能回数表示欄201には、ステップS55の終了時と同一の個数、すなわち1個の延長アイテム202が表示される。
【0174】
また、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202がなくなった場合、編集用モニタ41−1には、図17の案内表示251と同様の案内表示「100円入れれば4回延長できるよ!」が表示される。そして、硬貨投入口45から追加の代金が投入された場合、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0175】
残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS56の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、20,19,18,17,16,15のように、0まで減少してゆく(ただし、延長ボタン44が操作された場合、15秒加算される)。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、シール分割数の選択受付処理(ステップS56)を強制的に終了し、次の処理に進む。
【0176】
タッチペン43−1により決定ボタン352がタッチされた場合、またはシール分割数の選択受付処理の残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図24のステップS339の処理により、シール分割数の選択受付を終了し、処理はステップS57に進む。
【0177】
ステップS57において、CPU131は、ステップS55の編集処理で編集された画像を、ステップS56で選択された分割数で、シール紙121に印刷させる。すなわち、CPU131は、記憶部136からRAM133に、編集済み画像データをロードし、この編集済み画像データを、ステップS56の処理で決定された分割数に従ってに配列して、印刷用画像データを作成する。そして、CPU131は、作成した印刷用画像データを、プリンタ部111に供給し、シール紙121に印刷させる。印刷用画像データが印刷されたシール紙121は、シール取り出し口31から排出される。ユーザは、シール取り出し口31から排出された、印刷用画像データが印刷されたシール紙121を受け取ることができる。
【0178】
ステップS57の処理が終了した後、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が繰り返し実行される。
【0179】
以上で、写真シール自動販売機1の顧客応対処理の説明を終了する。
【0180】
なお、図8に示される処理は、記載された順序に従って時系列的に行われるだけでなく、そのときの写真シール自動販売機1の利用状況に応じて並列的にも行われる。例えば、第1のユーザが撮影空間62において撮影を終了させ、編集空間73に移動した後、第1のユーザが編集空間73で画像の編集を行っている最中に、第2のユーザが撮影空間62において撮影を開始した場合、図8のステップS52およびステップS53の処理(撮影空間62における第2のユーザの処理)とステップS55およびステップS56の処理(編集空間73における第1のユーザの処理)が並列して行われることになる。同様に、撮影処理、編集処理、および、ステップS57における印刷処理のそれぞれが状況に応じて並列して行われる。
【0181】
上記に説明したように、本発明によれば、ユーザは、ステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56の処理において、それぞれの処理に予め用意された制限時間では不足してしまう場合、延長ボタン88、または延長ボタン44を操作することにより、延長可能回数の範囲内で、任意に時間を延長することができる。
【0182】
従って、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザでも、操作手順を理解するための時間が不足しそうな場合、時間を延長して、充分に操作手順を理解して、遊戯を進行することができる。
【0183】
また、本発明によれば、ユーザは、制限時間を気にして遊戯を行うことになるため、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、充分に活用して遊戯をすることが可能になる。結果的に、ユーザに、撮影結果や編集結果に満足させることができる。
【0184】
また、従来、2人以上の団体のユーザが写真シール自動販売機で遊戯を行う場合、あるユーザは、撮影結果に満足していても、他のユーザが撮影結果に満足していなかったり、あるユーザは、編集結果に満足していても、他のユーザが編集結果に満足していなかったりすることがあった。
【0185】
そのような場合、本発明のように、撮影処理の残り時間、または編集処理の残り時間を延長することにより、全ユーザが満足するまで、撮影と編集を行えるようになる。
【0186】
また、従来の写真シール自動販売機は、最初に撮影モードを決定した後に、撮影モードを変更することができなかったため、実際に撮影処理、または編集処理を行っている最中に、時間が不足してしまうことがあった。結果的に、ユーザは満足な撮影、および編集を行えないことがあった。それに対して、本発明のように、実際に撮影処理、または編集処理を行っている最中に時間が不足しそうな場合、時間を延長させることができるようにすることにより、ユーザは、満足な撮影、および編集を行えるようになる。
【0187】
以上のような、顧客応対処理を実現するために、CPU131は、図8のステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56のそれぞれの制限時間(残り時間)を制御すると共に、顧客応対処理全体を通して、延長可能回数を管理、制御している。
【0188】
次に、写真シール自動販売機1の時間制御処理、すなわち、図8のステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56のそれぞれの制限時間(残り時間)の制御について、図20のフローチャートを参照して説明する。また、写真シール自動販売機1の延長可能回数制御処理、すなわち、延長可能な回数の制御処理について、図25のフローチャートを参照して説明する。
【0189】
まず、写真シール自動販売機1の時間制御処理について説明する。なお、CPU131は、図20の時間制御処理の処理を、図8の顧客応対処理と平行して実行する。すなわち、CPU131は、図20の時間制御処理に基づいて、図8の顧客応対処理におけるステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56の各処理の制限時間を制御している。
【0190】
図20のステップS201において、CPU131は、撮影モード選択受付時間制御処理を実行する。図21のフローチャートを参照して、撮影モード選択受付時間制御処理について、詳細に説明する。
【0191】
ステップS231において、CPU131は、撮影モードの選択受付処理(図8のステップS52)が開始されるまで待機し、撮影モードの選択受付処理が開始されたとき、ステップS232に進む。ステップS232において、CPU131は、撮影モード選択の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、20秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図9の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS233において、CPU131は、延長ボタン88からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS234に進む。
【0192】
ステップS234において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS235に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0193】
ステップS235において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。
【0194】
ステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されていないと判定した場合、ステップS234およびステップS235の処理はスキップされ、処理はステップS236に進む。また、ステップS234において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS235の処理はスキップされ、処理はステップS236に進む。
【0195】
ステップS236において、CPU131は、操作パネル17のマルボタン85が操作されたか否かを判定することにより、撮影モードが決定されたか否かを判定し、撮影モードが決定されていない(操作パネル17のマルボタン85が操作されていない)場合、処理はステップS237に進む。ステップS237において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS232でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS232でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない場合)、処理はステップS233に戻り、ステップS233以降の処理を繰り返し実行する。
【0196】
ステップS237において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS232でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS238に進む。
【0197】
ステップS238において、CPU131は、図9のような撮影モード選択画面で、カーソルが合わせられている撮影モードを選択する。すなわち、既に上記したように、図9の画面において、ユーザは、左ボタン82と右ボタン83を操作して、撮影モード選択ボタン204−1および204−2のいずれかにカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、カーソルが合わせられているほうの撮影モード選択ボタンに決定するようになっている。しかしながら、中には、いつまでもマルボタン85を操作しようとしないユーザがいる。そこで、残り時間が0秒になってもユーザが撮影モードを決定しない場合、CPU131が、カーソルが合わせられている撮影モードに決定し(ステップS238)、次の処理に進むことができる。
【0198】
ステップS238の処理の後、処理はステップS239に進む。
【0199】
ステップS236において、CPU131が、撮影モードが決定された(マルボタン85が操作された)と判定した場合、ステップS237およびステップS238の処理はスキップされ、処理はステップS239に進む。この場合、マルボタン85が操作された時点で、カーソルが合わせられていた撮影モード選択ボタン204に、撮影モードが決定される。
【0200】
ステップS239において、CPU131は、図8のステップS52の撮影モードの選択受付を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS53に進む)。
【0201】
以上で、撮影モード選択受付時間制御処理が終了すると、次に処理は図20のステップS202に進む。
【0202】
なお、図21のステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS234に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS236に進むようにしても良い。
【0203】
図20のステップS202において、CPU131は、撮影時間制御処理を実行する。図22のフローチャートを参照して、ステップS202の処理について詳細に説明する。
【0204】
図22のステップS261において、CPU131は、撮影処理(図8のステップS53)が開始されるまで待機し、撮影処理が開始されたとき、ステップS262に進む。ステップS262において、CPU131は、撮影処理の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、70秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図10乃至図14の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS263において、CPU131は、延長ボタン88からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS264に進む。
【0205】
ステップS264において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS265に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0206】
ステップS265において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。
【0207】
ステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されていないと判定した場合、ステップS264およびステップS265の処理はスキップされ、処理はステップS266に進む。また、ステップS264において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS265の処理はスキップされ、処理はステップS266に進む。
【0208】
ステップS266において、CPU131は、操作パネル17の撮影終了ボタン87が操作されたか否かを判定することにより、撮影処理の終了が指示されたか否かを判定し、撮影終了ボタン87が操作されていない場合、処理はステップS267に進む。ステップS267において、CPU131は、残り撮影可能枚数が0枚となったか否かを判定し、残り撮影可能枚数が0枚となっていない場合、処理はステップS268に進む。ステップS268において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS262でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS262でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない)場合、処理はステップS263に戻り、ステップS263以降の処理を繰り返し実行する。
【0209】
ステップS268において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS262でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS269に進む。
【0210】
ステップS269において、CPU131は、被写体の撮影が行われている最中である(撮影用モニタ16に図12の画面が表示されている)か否かを判定し、被写体の撮影が行われている最中である場合、処理はステップS270に進む。ステップS270において、CPU131は、CCD21により取り込まれている映像をキャプチャして得られた静止画像を、編集用の画像として記憶部136に記憶させる。この場合、CPU131は、図13および図14の画面を撮影用モニタ16に表示させない。すなわち、キャプチャされた静止画像は、自動的に編集用の画像として記憶部136に記憶され、明るさの調整は受け付けられない。このようにすることにより、撮影処理の残り時間が0秒になったタイミングで、ちょうど、ユーザが自らを撮影していた場合、撮影処理の制限時間は超過しているが、ユーザは、その画像を編集用の画像として採用することができる。また、図13および図14の画面を表示させないことにより、写真シール自動販売機1は、撮影処理の制限時間からの超過分を最小限に抑えることができる。
【0211】
なお、撮影用モニタ16に図12の画面を表示させている最中に、残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、強制的に撮影処理を終了させるようにしても良い。
【0212】
ステップS266において、CPU131が、撮影終了ボタン87が操作されたと判定した場合、ステップS267乃至ステップS270の処理はスキップされ、処理はステップS271に進む。
【0213】
ステップS267において、CPU131が、残り撮影可能枚数が0枚になったと判定した場合、ステップS268乃至ステップS270の処理はスキップされ、処理はステップS271に進む。
【0214】
ステップS271において、CPU131は、図8のステップS53の撮影処理を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS54に進む)。
【0215】
以上で、撮影時間制御処理が終了されると、次に処理は図20のステップS203に進む。
【0216】
なお、図22のステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS264に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS266に進むようにしても良い。
【0217】
図20のステップS203において、CPU131は、編集時間制御処理を実行する。図23のフローチャートを参照して、ステップS203の処理について詳細に説明する。
【0218】
図23のステップS301において、CPU131は、編集処理(図8のステップS55)が開始されるまで待機し、編集処理が開始されたとき、ステップS302に進む。ステップS302において、CPU131は、編集処理の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、100秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図18の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS303において、CPU131は、延長ボタン44からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS304に進む。
【0219】
ステップS304において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS305に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0220】
ステップS305において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。
【0221】
ステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されていないと判定した場合、ステップS304およびステップS305の処理はスキップされ、処理はステップS306に進む。また、ステップS304において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS305の処理はスキップされ、処理はステップS306に進む。
【0222】
ステップS306において、CPU131は、図18の終了ボタン313が、タッチペン43により操作されたか否かを判定することにより、編集処理の終了が指示されたか否かを判定し、終了ボタン313が操作されていない場合、処理はステップS307に進む。なお、終了ボタン313は、編集用モニタ41−1および41−2の両方に表示されている。本実施の形態においては、ステップS306で、編集用モニタ41−1および41−2のうち、いずれかの編集用モニタに表示された終了ボタン313が操作された場合、CPU131は、終了ボタン313が操作されたと判定する。
【0223】
ステップS307において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS302でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS302でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない)場合、処理はステップS303に戻り、ステップS303以降の処理を繰り返し実行する。
【0224】
ステップS307において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS302でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS308に進む。
【0225】
ステップS308において、CPU131は、編集用モニタ41における編集操作の受け付けを終了し、その時点で、RAM133に記憶されている編集操作(落書き)に対応する線、文字、およびスタンプなどを書き込んだ画像データを編集済み画像として、記憶部136に記憶させる。ステップS308の処理の後、処理はステップS309に進む。
【0226】
ステップS306において、CPU131が、終了ボタン313が、タッチペン43により操作されたと判定した場合、ステップS307およびステップS308の処理はスキップされ、処理はステップS309に進む。この場合、CPU131は、終了ボタン313がタッチペン43により操作されたと判定した時点でRAM133に記憶されている、編集操作(落書き)に対応する線、文字、およびスタンプなどを書き込んだ画像データを、編集済み画像として記憶部136に記憶させる。
【0227】
ステップS309において、CPU131は、図8のステップS55の編集処理を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS56に進む)。
【0228】
以上で、編集時間制御処理が終了されると、次に処理は図20のステップS204に進む。
【0229】
なお、図23のステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS304に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS306に進むようにしても良い。
【0230】
図20のステップS204において、CPU131は、シール分割数選択受付時間制御処理を実行する。図24のフローチャートを参照して、ステップS204の処理について詳細に説明する。
【0231】
図24のステップS331において、CPU131は、シール分割数選択受付処理(図8のステップS56)が開始されるまで待機し、シール分割数選択受付処理が開始されたとき、ステップS332に進む。ステップS332において、CPU131は、シール分割数選択受付処理の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、20秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図19の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS333において、CPU131は、延長ボタン44からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS334に進む。
【0232】
ステップS334において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS335に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0233】
ステップS335において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。その後、処理はステップS336に進む。
【0234】
ステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されていないと判定した場合、ステップS334およびステップS335の処理はスキップされ、処理はステップS336に進む。また、ステップS334において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS335の処理はスキップされ、処理はステップS336に進む。
【0235】
ステップS336において、CPU131は、図19の決定ボタン352が、タッチペン43−1により操作されたか否かを判定することにより、シール分割数が決定されたか否かを判定し、決定ボタン352が操作されていない場合、処理はステップS337に進む。ステップS337において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS332でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS332でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない)場合、処理はステップS333に戻り、ステップS333以降の処理を繰り返し実行する。
【0236】
ステップS337において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS332でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS338に進む。
【0237】
ステップS338において、CPU131は、図19のようなシール分割数選択画面で、カーソルが合わせられている分割数を選択する。すなわち、既に上記したように、図19の画面において、ユーザは、タッチペン43−1により分割数選択ボタン351−1乃至351−6のいずれかにカーソルを合わせ、決定ボタン352を操作して、カーソルが合わせられている分割数選択ボタンに決定するようになっている。しかしながら、中には、いつまでも決定ボタン352を操作しようとしないユーザがいる。そこで、残り時間が0秒になってもユーザが分割数を決定しない場合、CPU131が、カーソルが合わせられている分割数に決定し(ステップS338)、次の処理に進むことができる。ステップS338の処理の後、処理はステップS339に進む。
【0238】
ステップS336において、CPU131が、決定ボタン352が、タッチペン43−1により操作されたと判定した場合、ステップS337およびステップS338の処理はスキップされ、処理はステップS339に進む。この場合、CPU131は、決定ボタン352がタッチペン43−1により操作された時点でカーソルが合わせられていた分割数選択ボタンに対応する分割数に決定する。
【0239】
ステップS339において、CPU131は、図8のステップS56の編集処理を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS57に進む)。
【0240】
なお、図24のステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS334に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS336に進むようにしても良い。
【0241】
以上で、シール分割数選択受付時間制御処理(図20のステップS204)が終了されると、写真シール自動販売機1の時間制御処理が終了する。
【0242】
以上のようにして、写真シール自動販売機1は、撮影モードの選択の受付時間、撮影処理の時間、編集処理の時間、およびシール分割数の選択の受付時間を制御する。
【0243】
以上、図20乃至図24を参照して説明した時間制御処理によれば、ユーザは、操作中の任意のタイミングで延長ボタン88または延長ボタン44を操作して、制限時間(残り時間)を延長させることができる。
【0244】
なお、図21の撮影モード選択受付時間制御処理においては、延長ボタン88が操作された場合、撮影モード選択受付の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン88が操作された時点で、撮影モード選択受付の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0245】
CPU131は、図21のステップS233において、延長ボタン88が操作されたと判定した後、撮影モード選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、撮影モード選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS234およびステップS235の処理はスキップして、ステップS236に進む。結果的に、延長ボタン88が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、撮影モード選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS234に進み、ステップS234以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0246】
以上のようにしてもよい。
【0247】
同様に、図22の撮影時間制御処理においては、延長ボタン88が操作された場合、撮影処理の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン88が操作された時点で、撮影処理の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0248】
CPU131は、図22のステップS263において、延長ボタン88が操作されたと判定した後、撮影処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、撮影処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS264およびステップS265の処理はスキップして、ステップS266に進む。結果的に、延長ボタン88が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、撮影処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS264に進み、ステップS264以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0249】
さらに同様に、図23の編集時間制御処理においては、延長ボタン44が操作された場合、編集処理の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン44が操作された時点で、編集処理の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0250】
CPU131は、図23のステップS303において、延長ボタン44が操作されたと判定した後、編集処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、編集処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS304およびステップS305の処理はスキップして、ステップS306に進む。結果的に、延長ボタン44が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、編集処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS304に進み、ステップS304以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0251】
同様に、図24のシール分割数選択受付時間制御処理においては、延長ボタン44が操作された場合、シール分割数選択受付処理の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン44が操作された時点で、シール分割数選択受付処理の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0252】
CPU131は、図24のステップS333において、延長ボタン44が操作されたと判定した後、シール分割数選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、シール分割数選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS334およびステップS335の処理はスキップして、ステップS336に進む。結果的に、延長ボタン44が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、シール分割数選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS334に進み、ステップS334以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0253】
以上のようにすることにより、延長ボタン88または延長ボタン44が操作された時点で、実行中の処理の残り時間が充分にあった場合、制限時間(残り時間)を延長しないようにすることができる。これにより、延長された制限時間(残り時間)をユーザに有効に利用させることが可能となる。
【0254】
すなわち、実行中の処理の残り時間が充分にある場合、ユーザは、各種の処理(例えば、撮影モードの選択、自らの撮影、編集操作の入力、またはシール分割数の選択)を、比較的時間をかけてゆっくり行う。従って、実行中の処理の残り時間が充分にある場合に制限時間を延長させても、ユーザは、延長させた時間を有効に使用せず、無駄に浪費してしまう傾向がある。
【0255】
それに対して、実行中の処理の残り時間が少ない(例えば10秒未満)の場合、ユーザは、残り時間を有効に使用して、各種の処理を実行する傾向がある。
【0256】
従って、上記したように、実行中の処理の残り時間が充分にある場合、制限時間(残り時間)の延長をできないようにし、実行中の処理の残り時間が少なくなった場合、制限時間(残り時間)を延長できるようにすることにより、ユーザに、延長された時間を、より有効に利用させることができる。
【0257】
なお、延長ボタン44および延長ボタン88に電球を内蔵させておき、各処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)未満になり、制限時間(残り時間)の延長が可能になった場合、延長ボタンに内蔵された電球を点灯(点滅)させることにより、ユーザに、制限時間(残り時間)を延長可能である旨を通知するようにすることが可能である。また、図31乃至図38を参照して後述する画面が、撮影用モニタ16または編集用モニタ41に表示されていた場合、各処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上で、制限時間(残り時間)の延長が不可能なとき、延長ボタンを表示させず、各処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)未満になり、制限時間(残り時間)の延長が可能になったとき、延長ボタンを表示させるようにすることが可能である。
【0258】
ところで、図21のステップS234、図22のステップS264、図23のステップS304、および図24のステップS334の処理において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定している。この延長可能回数とは、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一であり、ユーザが、残り時間を延長させることができる回数を表している。
【0259】
次に、図25のフローチャートを参照して、写真シール自動販売機1の延長可能回数制御処理について説明する。
【0260】
なお、上記したように、写真シール自動販売機1は、図8に示される顧客応対処理を、記載された順序に従って時系列的に行うだけでなく、そのときの写真シール自動販売機1の利用状況に応じて並列的にも実行する。例えば、第1のユーザが撮影空間62において撮影を終了させ、編集空間73に移動した後、第1のユーザが編集空間73で画像の編集を行っている最中に、第2のユーザが撮影空間62において撮影を開始した場合、図8のステップS52およびステップS53の処理(撮影空間62における第2のユーザの処理)とステップS55およびステップS56の処理(編集空間73における第1のユーザの処理)が並列して行われる。
【0261】
従って、CPU131は、図25の延長可能回数制御処理を、第1のユーザと、第2のユーザ、それぞれに対応して独立して実行する。以下の説明においては、あるユーザ(ユーザAとする)に対する延長可能回数制御処理を例にして説明する。
【0262】
ステップS361において、CPU131は、硬貨処理部92から、代金の投入が通知されるまで待機し、代金が投入された場合、処理はステップS362に進む。なお、ステップS361の処理は、図8のステップS51と同一の処理である。すなわち、CPU131は、ステップS51で代金が投入されたと判定したとき、ステップS361においても、代金が投入されたと判定する。
【0263】
ステップS362において、CPU131は、延長可能回数の初期値を設定し、RAM133に記憶させる。本実施の形態においては、例として、延長可能回数の初期値n=4を設定するものとする。なお、このことは、延長可能回数が4回に限定されることを意味するものではない。延長可能回数は、写真シール自動販売機1の製造者、または管理者が、予め任意の正の整数に設定することが可能である。延長可能回数n=4が設定されたとき、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0264】
ステップS363において、CPU131は、ユーザAに対応する顧客応対処理において、延長ボタン88、または延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88、または延長ボタン44が操作された場合、ステップS364に進む。すなわち、ユーザAが、ステップS52またはステップS53の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS364に進む。また、ユーザAがステップS55またはステップS56の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS364に進む。なお、ステップS363の処理は、図21のステップS233、図22のステップS263、図23のステップS303、および図24のステップS333のいずれかの処理に対応している。
【0265】
すなわち、ユーザAに対応する顧客応対処理の時間制御において、図21のステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図22のステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図23のステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、または図24のステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、CPU131は、図25のステップS363においても、延長ボタンが操作されたと判定し、処理はステップS364に進む。
【0266】
ステップS364において、CPU131は、RAM133に記憶させている延長可能回数を1だけデクリメントさせて、RAM133の記憶を更新させる。そして、CPU131は、RAM133の記憶の更新に対応して、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数を、1つ減少させる。例えば、RAM133に延長可能回数n=4が記憶されていた場合、ステップS364において、CPU131は、RAM133の記憶を、延長可能回数n=3に更新する。そして、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させている延長アイテム202の個数を、4個から3個に減少させる。その後、処理はステップS365に進む。
【0267】
ステップS363において、CPU131が、延長ボタン88、および延長ボタン44のいずれも操作されてはいないと判定した場合、ステップS364の処理はスキップされ、処理はステップS365に進む。
【0268】
ステップS365において、CPU131は、延長可能回数が0回(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない(RAM133に記憶されている延長可能回数n>0である)場合、処理はステップS363に戻り、ステップS363以降の処理を繰り返し実行する。
【0269】
ステップS365において、CPU131が、延長可能回数が0回である(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)と判定した場合、処理はステップS366に進む。
【0270】
ステップS366において、CPU131は、ユーザAに対する顧客応対処理における延長ボタン88、または延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。すなわち、ユーザAが、ステップS52、またはステップS53の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS366において、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定し、ユーザAが、ステップS55、またはステップS56の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS366において、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。これ以降、CPU131は、無効になるように設定した延長ボタンが操作されても、残り時間を延長しない。
【0271】
なお、ユーザAがステップS52、またはステップS53の処理を実行中に、CPU131が、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定した場合、その後、ユーザAが、ステップS53の処理を終了し、ステップS55の処理を開始した時点で、CPU131は、延長ボタン88の操作を有効になるように自らを設定しなおし、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。
【0272】
このようにすることにより、ユーザAが、撮影空間62において、延長アイテム202を使い切った場合、その後、ユーザAが編集空間73に移動した後も、延長ボタン44により、制限時間を延長することができないようにすることができる。また、ユーザAの後に、撮影空間62でステップS52およびステップS53の処理を実行するユーザ(ユーザBとする)は、延長ボタン88を利用して、制限時間を延長させることができるようになる。
【0273】
ステップS366の処理の後、ステップS367において、CPU131は、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41に、例えば、図17の案内表示251のように、代金の追加投入の案内を表示させる。ユーザは、この案内表示251により、代金を追加投入すれば、さらに延長可能であることを知ることができる。
【0274】
ステップS368において、CPU131は、硬貨処理部92からの、代金投入の通知の有無に基づいて、追加代金が投入されたか否かを判定し、追加代金が投入された場合、処理はステップS369に進む。
【0275】
ステップS369において、CPU131は、延長可能回数を所定の値に設定し、RAM133の記憶を更新する。例えば、CPU131は、RAM133に記憶されていた延長可能回数n=0を、n=4に更新する。また、CPU131は、ステップS366で設定した、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を無効にする設定を解除し、これ以降、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を有効にする。また、CPU131は、延長可能回数表示欄201に、延長アイテム202を4個、表示させる。その後、処理はステップS363に戻り、ステップS363以降の処理を繰り返し実行する。
【0276】
ステップS368において、CPU131が、追加代金が投入されていないと判定した場合、処理はステップS370に進む。ステップS370において、CPU131は、図8のステップS56の処理、すなわち、シール分割数の選択の受付処理が終了したか否かを判定し、シール分割数の選択の受付処理が終了していない場合(すなわち、図8のステップS52乃至ステップS56のいずれかの処理を実行中の場合)、処理はステップS368に戻り、ステップS368以降の処理を繰り返し実行する。
【0277】
ステップS370において、CPU131が、シール分割数の選択の受付処理が終了したと判定した場合、CPU131は、延長可能回数制御処理を終了する。
【0278】
以上のようにして、CPU131は、延長可能回数を制御する。
【0279】
なお、上記したように、写真シール自動販売機1においては、ユーザAが編集空間73でステップS55またはステップS56の処理を実行し、ユーザBが撮影空間62でステップS52またはステップS53の処理を実行する場合がある。この場合、CPU131は、ユーザAの延長可能回数、およびユーザBの延長可能回数を、それぞれ、別々にRAM133に記憶させて管理している。
【0280】
ところで、以上の説明においては、例えば、前の処理において、残り時間が余った場合、その余り時間を次の処理にまわすことはしていない。例えば、撮影処理の残り時間が、図26の残り時間表示欄203に示されるように、32秒残った状態で、撮影処理が終了されても、その32秒間は、次の編集処理の残り時間として加算されない。
【0281】
しかしながら、この余り時間を、次の処理に加算させるようにすることもできる。例えば、図26に示されるように、32秒間残った状態で、撮影処理が終了された場合、図27に示されるように、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数を増加させることにより、余り時間を次の処理に加算するようにしても良い。
【0282】
すなわち、図26においては、延長アイテムは、延長アイテム202−1乃至202−4の合計4個、表示されている。そして、図27においては、延長アイテムは、延長アイテム202−1乃至202−6の合計6個、表示されている。CPU131は、撮影処理で余った残り時間32秒を、15で割り算した商と同数の延長アイテム202を、編集処理の延長可能回数表示欄201に追加させている。
【0283】
次に、図28のフローチャートを参照して、上記のような余り時間の制御処理について説明する。
【0284】
図28のステップS401において、CPU131は、図8のステップS52の撮影モードの選択の受付処理、同図8のステップS53の撮影処理、または、同図8のステップS55の編集処理が終了するまで待機し、図8のステップS52の撮影モードの選択の受付処理、同図8のステップS53の撮影処理、または、同図8のステップS55の編集処理が終了した場合、処理はステップS402に進む。
【0285】
ステップS402において、CPU131は、ステップS401で終了したと判定された処理(図8のステップS52、ステップS53、またはステップS55)が、終了した時点での余り時間m秒を取得する。例えば、ステップS53の撮影処理が、図26に示される画面が撮影用モニタ16に表示されているときに終了された場合、CPU131は、余り時間として、残り時間表示欄203に表示されている32秒を、余り時間として取得する。
【0286】
ステップS403において、CPU131は、ステップS402で取得した余り時間mを15で割り算して、商xを算出する。例えば、ステップS402で、余り時間として32秒が取得された場合、32を15で割り算して、商x=2を算出する。
【0287】
ステップS404において、CPU131は、ステップS403で算出された商xを、延長可能回数に追加すべきとして決定する。
【0288】
以上のようにして、写真シール自動販売機1の余り時間制御処理が実行される。
【0289】
上記のように、余り時間を、以降の処理の延長アイテムに加算する場合の、写真シール自動販売機1の延長可能回数制御処理について、図29および図30のフローチャートを参照して説明する。
【0290】
なお、先に説明したように、写真シール自動販売機1は、例えば、第1のユーザが撮影空間62において撮影を終了させ、編集空間73に移動した後、第1のユーザが編集空間73で画像の編集を行っている最中に、第2のユーザが撮影空間62において撮影を開始した場合、図8のステップS52およびステップS53の処理(撮影空間62における第2のユーザの処理)とステップS55およびステップS56の処理(編集空間73における第1のユーザの処理)を並列して実行する。従って、CPU131は、図29および図30の延長可能回数制御処理を、第1のユーザと、第2のユーザ、それぞれに対応して独立して実行する。以下の説明においては、あるユーザ(ユーザAとする)に対する延長可能回数制御処理を例にして説明する。
【0291】
ステップS431において、CPU131は、硬貨処理部92から、代金の投入が通知されるまで待機し、代金が投入された場合、処理はステップS432に進む。なお、ステップS431の処理は、図8のステップS51と同一の処理である。すなわち、ステップS51でCPU131が代金が投入されたと判定したとき、ステップS431においても、代金が投入されたと判定する。
【0292】
ステップS432において、CPU131は、延長可能回数の初期値を設定し、RAM133に記憶させる。本実施の形態においては、例として、延長可能回数の初期値n=4を設定するものとする。延長可能回数n=4が設定されたとき、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0293】
ステップS433において、CPU131は、ユーザAに対応する顧客応対処理において、延長ボタン88、または延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88、および延長ボタン44のいずれかが操作された場合、ステップS434に進む。すなわち、ユーザAが、ステップS52またはステップS53の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS434に進む。また、ユーザAがステップS55またはステップS56の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS434に進む。なお、ステップS433の処理は、図21のステップS233、図22のステップS263、図23のステップS303、および図24のステップS333のいずれかの処理に対応している。
【0294】
すなわち、ユーザAに対応する顧客応対処理の時間制御において、図21のステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図22のステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図23のステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、または図24のステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、CPU131は、図25のステップS433においても、延長ボタンが操作されたと判定し、処理はステップS434に進む。
【0295】
ステップS434において、CPU131は、RAM133に記憶させている延長可能回数を1だけデクリメントさせて、RAM133の記憶を更新させる。そして、CPU131は、RAM133の記憶の更新に対応して、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数を、1つ減少させる。例えば、RAM133に延長可能回数n=4が記憶されていた場合、ステップS434において、CPU131は、RAM133の記憶を、延長可能回数n=3に更新する。そして、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させている延長アイテム202の個数を、4個から3個に減少させる。その後、処理はステップS435に進む。
【0296】
ステップS433において、CPU131が、延長ボタン88、および延長ボタン44のいずれも操作されてはいないと判定した場合、ステップS434の処理はスキップされ、処理はステップS435に進む。
【0297】
ステップS435において、CPU131は、図28のフローチャートの余り時間制御処理の結果、延長可能回数の追加が決定されたか否か(商xが算出されたか否か)を判定し、延長可能回数の追加が決定された(商xが算出された)場合、処理はステップS436に進む。ステップS436において、CPU131は、延長可能回数nに、図28のフローチャートの余り時間制御処理により算出された商xを足し算する。すなわち、RAM133に記憶されている延長可能回数nを、n+xとして、記憶を更新する。例えば、延長可能回数n=4がRAM133に記憶されている状態において、余り時間制御処理により商x=2が算出された場合、ステップS436において、CPU131は、n+x=4+2=6で、RAM133の記憶を更新する。結果的に、編集処理における延長可能回数が2個増加し、対応して、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数も、図27に示されるように、撮影処理の時より2個増加する。
【0298】
ステップS436の処理の後、処理はステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0299】
ステップS435において、CPU131が、図28のフローチャートの余り時間制御処理により、延長可能回数の追加が決定されてはいない(商xが算出されてはいない)と判定した場合、処理はステップS437に進む。
【0300】
ステップS437において、CPU131は、延長可能回数が0回(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない(RAM133に記憶されている延長可能回数n>0である)場合、処理はステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0301】
ステップS437において、CPU131が、延長可能回数が0回である(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)と判定した場合、処理は図30のステップS438に進む。
【0302】
ステップS438において、CPU131は、ユーザAに対する顧客応対処理における延長ボタン88、または延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。すなわち、ユーザAが、ステップS52、またはステップS53の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS438において、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定し、ユーザAが、ステップS55、またはステップS56の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS438において、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。これ以降、CPU131は、無効になるように設定した延長ボタンが操作されても、残り時間を延長しない。
【0303】
なお、ユーザAがステップS52、またはステップS53の処理を実行中に、CPU131が、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定した場合、その後、ユーザAが、ステップS53の処理を終了し、ステップS55の処理を開始した時点で、CPU131は、延長ボタン88の操作を有効になるように自らを設定しなおし、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。
【0304】
このようにすることにより、ユーザAが、撮影空間62において、延長アイテム202を使い切った場合、その後、ユーザAが編集空間73に移動した後も、延長ボタン44により、制限時間を延長することができないようにすることができる。また、ユーザAの後に、撮影空間62でステップS52およびステップS53の処理を実行するユーザ(ユーザBとする)は、延長ボタン88を利用して、制限時間を延長させることができるようになる。
【0305】
ステップS438の処理の後、ステップS439において、CPU131は、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41に、例えば、図17の案内表示251のように、代金の追加投入の案内を表示させる。ユーザは、この案内表示251により、代金を追加投入すれば、さらに延長可能であることを知ることができる。
【0306】
ステップS440において、CPU131は、硬貨処理部92からの、代金投入の通知の有無に基づいて、追加代金が投入されたか否かを判定し、追加代金が投入された場合、処理はステップS441に進む。
【0307】
ステップS441において、CPU131は、延長可能回数を所定の値に設定し、RAM133の記憶を更新する。例えば、CPU131は、RAM133に記憶されていた延長可能回数n=0を、n=4に更新する。また、CPU131は、ステップS438で設定した、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を無効にする設定を解除し、これ以降、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を有効にする。また、CPU131は、延長可能回数表示欄201に延長アイテム202を4個、表示させる。その後、処理は図29のステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0308】
ステップS440において、CPU131が、代金が投入されていないと判定した場合、処理はステップS442に進む。ステップS442において、CPU131は、図28のフローチャートの余り時間制御処理の結果、延長可能回数の追加が決定されたか否か(商xが算出されたか否か)を判定し、延長可能回数の追加が決定された(商xが算出された)場合、処理はステップS443に進む。ステップS443において、CPU131は、延長可能回数n=0に、図28のフローチャートの余り時間制御処理により算出された商xを足し算する。すなわち、RAM133に記憶されている延長可能回数n=0を、0+xとして、記憶を更新する。例えば、余り時間制御処理により商x=2が算出された場合、ステップS443において、CPU131は、n+x=0+2=2で、RAM133の記憶を更新する。結果的に、編集処理における延長可能回数が0回から2回になる。
【0309】
ステップS443の処理の後、処理は図29のステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0310】
ステップS442において、CPU131が、図28のフローチャートの余り時間制御処理により、延長可能回数の追加が決定されてはいない(商xが算出されてはいない)と判定した場合、処理はステップS444に進む。
【0311】
ステップS444において、CPU131は、図8のステップS56の処理、すなわち、シール分割数の選択の受付処理が終了したか否かを判定し、シール分割数の選択の受付処理が終了していない場合(すなわち、図8のステップS52乃至ステップS56のいずれかの処理を実行中の場合)、処理はステップS440に戻り、ステップS440以降の処理を繰り返し実行する。
【0312】
ステップS444において、CPU131が、シール分割数の選択の受付処理が終了したと判定した場合、CPU131は、延長可能回数制御処理を終了する。
【0313】
ある処理における余り時間を、それ以降の処理の延長可能回数に加算する場合、以上のようにして、CPU131は延長可能回数を制御する。
【0314】
ところで、以上の説明においては、延長ボタン88は、操作パネル17上に配置されているが、延長を指示するボタンを、撮影モニタ16上に表示するようにしても良い。また、延長ボタン44も、同様に、編集用モニタ41−1および41−2上に表示するようにしても良い。
【0315】
例えば、図8のステップS52において、図31に示されるような画面を撮影モニタ16上に表示させるようにしても良い。図31においては、図9に示される画面に、さらに延長ボタン401が表示されている。ユーザは、左ボタン82や右ボタン83により、カーソルを移動させて、延長ボタン401にカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、延長ボタン401を選択することができる。延長ボタン401が選択された場合、CPU131は、延長ボタン88が選択された場合と同様の処理を実行する。
【0316】
なお、図31の画面を撮影用モニタ16に表示している場合、CPU131が、延長ボタン401が選択されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、制限時間を延長させ、ユーザがバツボタン86を操作した場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0317】
これにより、ユーザが、誤って延長ボタン401を選択した場合にも、撮影モード選択受付処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0318】
また、例えば図8のステップS53において、図32乃至図36に示されるような画面を、撮影用モニタ16に表示させるようにしても良い。図32においては、図10に示される画面に、さらに延長ボタン411と完了ボタン412が表示されている。ユーザは、プラスボタン81やマイナスボタン84により、カーソルを移動させて、延長ボタン411または完了ボタン412にカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、延長ボタン411または完了ボタン412を選択することができる。延長ボタン411が選択された場合、CPU131は、延長ボタン88が選択された場合と同様の処理を実行する。また、完了ボタン412が選択された場合、CPU131は、撮影終了ボタン87が操作された場合と同様の処理を実行する。
【0319】
同様に、図33においては、図11に示される画面に、さらに延長ボタン421と完了ボタン422が表示され、図34においては、図12に示される画面に、さらに延長ボタン431と完了ボタン432が表示され、図35においては、図13に示される画面に、さらに延長ボタン441と完了ボタン442が表示され、図36においては、図14に示される画面に、さらに延長ボタン451と完了ボタン452が表示されている。
【0320】
ユーザは、プラスボタン81やマイナスボタン84により、カーソルを移動させて、延長ボタン421,431,441,451や完了ボタン422,432,442,452を選択することができる。延長ボタン421,431,441,451のうちいずれかの延長ボタンが選択された場合、CPU131は、延長ボタン88が選択された場合と同様の処理を実行する。また、完了ボタン422,432,442,452のうちいずれかの完了ボタンが選択された場合、CPU131は、撮影終了ボタン87が操作された場合と同様の処理を実行する。
【0321】
なお、図32乃至図36の画面のうちいずれかの画面を撮影用モニタ16に表示している場合、CPU131が、延長ボタン411,421,431,441,451のうちいずれかの延長ボタンが選択されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、制限時間を延長させ、ユーザがバツボタン86を操作した場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0322】
これにより、ユーザが、誤って延長ボタン411,421,431,441,451を選択した場合にも、撮影処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0323】
同様に、図32乃至図36の画面のうちいずれかの画面を撮影用モニタ16に表示している場合、CPU131が、完了ボタン412,422,432,442,452のうちいずれかの完了ボタンが選択されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「撮影を完了しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、撮影処理を終了させ、ユーザがバツボタン86を操作した場合、撮影処理を終了しないようにしても良い。
【0324】
これにより、ユーザが、誤って完了ボタン412,422,432,442,452を選択した場合にも、撮影処理を終了しないようにすることができる。
【0325】
さらに、図8のステップS55において、図37に示されるような画面を編集用モニタ41上に表示させるようにしても良い。図37においては、図18に示される画面に、さらに延長ボタン461が表示されている。ユーザは、タッチペン43で延長ボタン461にタッチすることにより、延長ボタン461を選択することができる。延長ボタン461が選択された場合、CPU131は、延長ボタン44が選択された場合と同様の処理を実行する。
【0326】
なお、図37の画面を編集用モニタ41に表示している場合、CPU131が、延長ボタン461がタッチペン43によりタッチされたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? はい いいえ」のような確認画面を表示させ、ユーザがタッチペン43により「はい」にタッチした場合、制限時間を延長させ、ユーザがタッチペン43により「いいえ」にタッチした場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0327】
これにより、ユーザが、誤ってタッチペン43で延長ボタン461にタッチした場合にも、編集処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0328】
また、図8のステップS56において、図38に示されるような画面を編集用モニタ41−1上に表示させるようにしても良い。図38においては、図19に示される画面に、さらに延長ボタン471が表示されている。ユーザは、タッチペン43で延長ボタン471にタッチすることにより、延長ボタン471を選択することができる。延長ボタン471が選択された場合、CPU131は、延長ボタン44が選択された場合と同様の処理を実行する。
【0329】
なお、図38の画面を編集用モニタ41に表示している場合、CPU131が、延長ボタン471がタッチペン43によりタッチされたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? はい いいえ」のような確認画面を表示させ、ユーザがタッチペン43により「はい」にタッチした場合、制限時間を延長させ、ユーザがタッチペン43により「いいえ」にタッチした場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0330】
これにより、ユーザが、誤ってタッチペン43で延長ボタン471にタッチした場合にも、シール分割数選択受付処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0331】
なお、図31乃至図38に示されている延長ボタン401,411,421,431,441,451,461,471は、常に表示させるようにしても良いし、延長可能回数が0回になった場合、表示しないようにしても良い。また、延長可能回数が0回の場合と、1回以上ある場合とで、異なる色で表示させるようにしても良い。また、延長可能回数が0回の場合に点滅させ、1回以上ある場合に点灯させるようにしても良い。その他、延長可能回数が0回の場合と、1回以上の場合で、延長ボタン401,411,421,431,441,451,461,471の表示を変化させるその他の方法を採用するようにしても良い。さらに、延長可能回数が2回以上の場合、延長ボタン401,411,421,431,441,451,461,471を青色で表示させ、延長可能回数が1回の場合、黄色で表示させ、延長可能回数が0回の場合、赤色で表示させるようにしても良い。
【0332】
ところで、撮影空間62において、延長ボタン88は、操作パネル17上に配置されているが、延長ボタンは、操作パネル17上以外の場所に設置するようにしても良い。例えば、図39に示されるように、延長ボタン501を側面パネル65−2の近傍に設けるようにしても良い。図39は、図4と同様の視点から、写真シール自動販売機1の配置の例を見た図であり、図4と対応する部位には同一の符号が付されている。
【0333】
図39に示されるように、延長ボタン501を、操作パネル17上ではなく、背景パネル61側に設けるようにすることにより、ユーザは、写真シール自動販売機1の筐体から離れてポーズを取り、自らを撮影している場合に時間を延長したいとき、近傍に設置されている延長ボタン501を押下することにより、時間を延長することができる。
【0334】
本発明の写真シール自動販売機1においては、以上に説明したようにして、制限時間を延長可能なようにすることにより、より多くのユーザに、満足の行く遊戯を提供することが可能となる。
【0335】
すなわち、従来、写真シール自動販売機における遊戯の中で、ユーザが行う操作は、撮影モードの選択、撮影、落書き(編集操作)、シール分割数の選択などがあるが、各操作には制限時間があり、操作に習熟していない初心者、または制限時間の表示を見ることで焦りを感じるユーザに対して、充分な操作環境を提供しているとは言えなかった。
【0336】
そこで、本発明の写真シール自動販売機1のように、制限時間を延長するための延長ボタン88および延長ボタン44を設けるようにし、残り時間が少なくなった場合、延長ボタン88または延長ボタン44の操作に応じて残り時間を延長させることにより、操作に習熟していない初心者や、制限時間の表示を見ることで焦りを感じるユーザにも、充分な操作環境を提供することが可能となる。結果的に、より多くのユーザに対して、満足の行く遊戯を提供することが可能となる。
【0337】
なお、以上に説明した本実施の形態においては、1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、15秒間、残り時間が増加する場合を例にして説明しているが、このことは、本発明が、1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、15秒間、残り時間を増加することに限定されることを意味するものではない。1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、増加させる残り時間は、写真シール自動販売機1の製造者、または管理者が任意に設定することが可能である。1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、増加させる残り時間は、例えば、10秒、20秒、または30秒に設定するようにしても良い。
【0338】
また、以上に説明した本実施の形態においては、ステップS53の撮影処理において、延長ボタン88を操作すると、残り時間に15秒が加算されているが、延長ボタン88を操作した場合、残り時間に15秒加算する代わりに、撮影回数を1回増加させるようにしても良い。すなわち、撮影処理においてユーザが撮影することができる回数は、予め設定されているが(本実施の形態においては、例として4回)、延長ボタン88が操作されたとき、撮影回数を1回分増やす(例えば、予め撮影回数が4回に設定されていた場合、撮影回数を5回に増やす)ようにしても良い。このようにすることにより、ユーザは、より多くの画像を撮影することができる。なお、この場合も、延長ボタン88を1回操作したとき、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202を1個減少させる。また、この場合も、ステップS52の撮影モード選択受付処理、ステップS55の編集処理、およびステップS56のシール分割数選択受付処理に関する制限時間の制御は、それぞれ、ステップS201、ステップS203、およびステップS204の処理と同様である。
【0339】
また、以上に説明した本実施の形態においては、延長可能回数表示欄201内に表示されている延長アイテム202は、全て「15秒」と表示されているが、例えば、延長アイテム202−1内に「15秒」と表示させ、延長アイテム202−2内に「30秒」と表示させ、延長アイテム202−3内に「45秒」と表示させ、延長アイテム202−4内に「60秒」と表示させるようにしても良い。
【0340】
すなわち、延長アイテム202−2には、延長アイテム202−1に表示されている15秒に、15秒が加算された値「30秒」が表示され、延長アイテム202−3には、延長アイテム202−2に表示されている30秒に、15秒が加算された値「45秒」が表示され、延長アイテム202−4には、延長アイテム202−3に表示されている45秒に、15秒が加算された値「60秒」が表示されている。このように、延長アイテム202−1乃至202−4に、延長時間を順番に加算させた値を表示させても良い。
【0341】
これにより、ユーザは、延長することができる合計の時間を容易に把握することができる。なお、この場合も、上記した実施の形態の場合と同様、残り時間が延長される度に、延長アイテムの表示が1個ずつ消去される。
【0342】
また、上記のように、延長アイテム202−1内に「15秒」と表示させ、延長アイテム202−2内に「30秒」と表示させ、延長アイテム202−3内に「45秒」と表示させ、延長アイテム202−4内に「60秒」と表示させるようにした場合、例えば、タッチペン43により、延長アイテム202−4「60秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を60秒延長するようにしても良い。同様に、延長アイテム202−3「45秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を45秒延長し、延長アイテム202−2「30秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を30秒延長するようにし、延長アイテム202−1「15秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を15秒延長するようにしても良い。
【0343】
このように、延長アイテム202が選択されたとき、延長アイテム202内に表示されている時間だけ、実行中の処理の残り時間(制限時間)を延長するようにすることにより、ユーザは、延長させる時間を、1度の操作で選択することができ、操作性が改善される。例えば、先に説明した本実施の形態において、45秒間、時間を延長する場合、ユーザは、延長ボタン44、または延長ボタン88を3回操作しなくてはならなかった。それに対して、延長させたい時間が表示されている延長アイテムを選択できるようにした場合、1回の操作で、「45秒」と表示された延長アイテムを選択することにより、残り時間を45秒延長させることができるようになる。
【0344】
なお、この場合、選択された延長アイテム202に表示されている秒数だけ、実行中の処理の制限時間が延長されると共に、延長可能な時間は減少され、対応して、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数、および延長アイテム202内に表示される秒数が変更される。
【0345】
すなわち、例えば、延長アイテム202−1内に「15秒」と表示され、延長アイテム202−2内に「30秒」と表示され、延長アイテム202−3内に「45秒」と表示され、延長アイテム202−4内に「60秒」と表示されており、タッチペン43により、延長アイテム202−4「45秒」がタッチ(選択)された場合、CPU131は、実行中の処理の残り時間を45秒延長させると共に、延長可能回数表示欄201に、延長アイテム202−1(「15秒」と表示されている延長アイテム)だけを表示させる。
【0346】
なお、上記のように、延長アイテム202−1乃至202−4のそれぞれの中に、異なる秒数(15秒、30秒、45秒、および60秒)を表示させ、ユーザに所望する時間が表示されている延長アイテムを選択させる場合、撮影用モニタ16にタッチパネルを積層させ、対応するタッチペンを備えるようにすると良い。
【0347】
また、上記のようにして、実行中の処理の残り時間を延長したものの、結果的に、残り時間が余ってしまう場合がある。例えば、残り時間を60秒延長した後、ユーザが実行中の処理を終了させた時点で残り時間が30秒以上余ってしまう場合がある。このような場合、余った残り時間を、次の処理の際に、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202に加算させても良い。すなわち、例えば、撮影処理の残り時間を60秒延長した場合、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数は0個になる。その後、ユーザが撮影処理を終了させた時点で残り時間が30秒以上余ってしまった場合、編集処理において、延長可能回数表示欄201に、「15秒」と記された延長アイテム202−1、および「30秒」と記された延長アイテム202−2を表示させるようにしても良い。
【0348】
また、写真シール自動販売機1に、写真シール自動販売機1が提供するゲーム、すなわち、本実施の形態で説明した顧客応対処理とは異なるゲームのプログラムを保持させ、そのゲームをユーザに実行させ、その得点により、延長アイテム202の個数を増減させるようにしてもい。
【0349】
すなわち、例えば、シューティングゲーム、またはもぐら叩き、スロットマシーン、またはパチンコを模したテレビゲームのプログラムを、予め記憶部136に記憶させておく。そして、ユーザが撮影処理、または編集処理を実行中に、CPU131は、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41の所定の位置に、「延長アイテムを増やす? はい いいえ」のような案内を表示させる。ユーザが、操作パネル17、またはタッチペン43を操作して「はい」を選択した場合、CPU131は、「ゲームに勝ったら延長アイテムを2倍にするよ。ゲームに負けたら、延長アイテムを半分にするよ。いいかな? はい いいえ」のような案内を撮影用モニタ16、または編集用モニタ41の所定の位置に表示させる。
【0350】
ユーザが、操作パネル17、またはタッチペン43を操作して「はい」を選択した場合、CPU131は、記憶部136より、ゲームのプログラムをRAM133にロードし、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41において、ユーザにそのゲームで遊ばせる。ユーザがゲームで得点した点数が、予め設定された基準値より高い場合、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の2倍にさせる。また、ユーザがゲームで得点した点数が、予め設定された基準値より低い場合、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の半分にさせる。
【0351】
これにより、写真シール自動販売機1に、さらに娯楽性をもたせることができる。なお、上記においては、ユーザがゲームで所定の基準値以上の点数を得点した場合、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の2倍にさせるようにしたが、2倍にする代わりに、予め設定された所定の個数(例えば、1個)だけ増やすようにしても良い。また、上記においては、ユーザがゲームで所定の基準値以下の点数を得点した場合、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の半分にさせるようにしたが、半分にする代わりに、予め設定された所定の個数(例えば、1個)だけ減らすようにしたり、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を0個にしても良い。
【0352】
また、以上に説明した本実施の形態においては、延長可能な回数は、延長可能回数表示欄201内に延長アイテム202の個数として表示しているが、延長可能な回数は、例えば、「1」、「2」、「3」、および「4」のように、数字で表示するようにしても良い。
【0353】
また、本発明の写真シール自動販売機においては、ユーザが延長ボタン44および延長ボタン88を1度も操作しない場合、すなわち、1度も残り時間を延長しない場合の、1回のゲームに要する時間(以下、1回のゲームに要する時間をゲーム時間とも称する)を、従来の写真シール自動販売機のゲーム時間より短く設定しておき、延長可能回数分だけ残り時間を延長した場合に、従来の写真シール自動販売機と同様のゲーム時間になるように設定しても良い。このようにすることにより、ユーザが延長ボタン44および延長ボタン88を操作した場合、ユーザに、ゲーム時間が延長したように感じさせ、より満足感を感じさせることができる。
【0354】
また、例えば、ステップS53の撮影処理、およびステップS55の編集処理の合計の制限時間を設定しておき、ユーザがステップS53の撮影処理の際に、延長ボタン88を操作する度に、撮影処理の制限時間を延長し、その分、編集処理の時間を減らすようにしても良い。
【0355】
すなわち、
編集時間=(合計の制限時間)−(撮影処理に要した時間)
のようにしても良い。この場合、ユーザは、合計時間に達するまで、撮影処理の制限時間を延長することができる。
【0356】
また、上記した本発明の実施の形態においては、ステップS52の撮影モード選択受付処理、ステップS53の撮影処理、ステップS55の編集処理、およびステップS56のシール分割数選択受付処理において、ユーザからの制限時間の延長を受け付ける場合を例にして説明したが、このことは、ユーザからの制限時間の延長を受け付ける処理が、上記した処理に限定されることを意味するものではない。すなわち、上記した処理以外でも、ユーザからの操作を受け付ける全ての処理の制限時間を、上記したようにして制御するようにすることができる。
【0357】
また、上記した本発明の実施の形態においては、ユーザが、延長可能な回数だけ、延長ボタン44および延長ボタン88を操作した場合、延長可能回数表示欄201に表示された延長アイテム202の個数を0個にすることにより、ユーザに、これ以上延長することができないことを知らせていた。しかしながら、このようにする代わりに、例えば、延長ボタン44および延長ボタン88の近傍に、それぞれ電球を配置しておき、延長可能な場合だけ、その電球を点灯(または点滅)させ、延長不可能な場合、延長ボタン44および延長ボタン88の近傍に設置された電球を消灯するようにして、これ以上延長することができないことをユーザに知らせるようにしても良い。
【0358】
なお、電球は、延長ボタン44および延長ボタン88の近傍に設置させる代わりに、延長ボタン44および延長ボタン88に内蔵するようにしても良い。この場合、電球が点灯(または点滅)すると、その電球を内蔵した延長ボタン44、または延長ボタン88が点灯(または点滅)する。
【0359】
ところで、写真シール自動販売機1の管理者は、写真シール自動販売機1内に装填しているシール紙121がなくなりそうになった場合、新しいシール紙ユニット97に交換することにより、シール紙121を補充する。シール紙121の補充に際し、写真シール自動販売機1のCPU131は、シール紙ユニット97に付されている制御タグ122を照合することにより、補充されたシール紙が、写真シール自動販売機1に適合したものか否かを判別することができる。次に、図40のフローチャートを参照して、写真シール自動販売機1のID検出処理について説明する。
【0360】
ステップS501において、CPU131は、写真シール自動販売機1の所定の位置に、シール紙ユニット97が装着されたか否かを監視し、シール紙ユニット97が装着された場合、ステップS502に進む。
【0361】
ステップS502において、CPU131は、制御タグリーダライタ112を制御して、シール紙ユニット97に付されている制御タグ122のIDを読み取り、供給させる。
【0362】
ステップS503において、CPU131は、ステップS502において制御タグリーダライタ112より取得したIDと、予めROM132に記憶しているシール紙IDを照合し、両IDが同一であった場合、ステップS504に進む。ステップS504において、CPU131は、記憶部136から、写真シール自動販売機1が使用可能である旨のメッセージを含む画面の画像データをRAM133にロードし、撮影用モニタ16、並びに編集用モニタ41−1および41−2のうち、少なくともいずれか1つのモニタにRAM133にロードした画面を表示させる。
【0363】
ステップS505において、CPU131は、写真シール自動販売機1を通常のゲーム可能な状態(図7のステップS51の状態)に復帰させる。
【0364】
ステップS503において、CPU131が、制御タグリーダライタ112より取得したIDと、予めROM132に記憶しているシール紙IDが一致しないと判定した場合、CPU131は、ステップS506に進み、記憶部136から、写真シール自動販売機1が使用不可能である旨のメッセージを含む画面の画像データをRAM133にロードし、撮影用モニタ16、並びに編集用モニタ41−1および41−2のうち、少なくともいずれか1つのモニタにRAM133にロードした画面を表示させる。
【0365】
そして、ステップS507において、CPU131は、写真シール自動販売機1が使用不可能(ゲーム不可能)に設定する。その方法としては、例えば、硬貨投入口18から硬貨を投入されないように、硬貨投入口18にシャッタを下ろすことなどが可能である。
【0366】
なお、本実施の形態においては、シール紙ユニット97に制御タグ122を付すようにしたが、シール紙ユニット97に装填されているシール紙121の種類を識別することが可能であれば、その他の方法により、シール紙121を識別するようにしても構わない。
【0367】
例えば、制御タグ122の代わりに、バーコード、ICカード等の方法を用いて、シール紙ユニット97を識別するようにしてもよい。また、シール紙ユニット97の写真シール自動販売機への装着部分の形状を、写真シール自動販売機の機種毎に異なるものにし、適合するシール紙ユニット97だけ、写真シール自動販売機1に装着可能なようにしても良い。
【0368】
また、シール紙121とシール紙ユニット97を分離可能に構成することも可能であり、また、一体的に構成することも可能である。
【0369】
以上において、印刷媒体はシール紙として説明したが、シール紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙などに印刷するようにしてもよい。また、撮影した画像データを、ユーザが自ら用意したフロッピディスクなどの記録媒体に記録させることができるようにしてもよい。
【0370】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0371】
この記録媒体は、図7に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク151(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク152(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク153(MD(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ154などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM132や、記憶部136に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0372】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0373】
【発明の効果】
以上のように、第1の本発明によれば、ユーザは、制限時間内で、写真シールを作成することができる。
【0374】
また、第1の本発明によれば、ユーザは、遊戯全体の中における種種の操作の時間配分を、コントロールすることができる。また、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザにも、充分に操作手順を理解させて、遊戯を進行させることが可能となる。
【0375】
また、第1の本発明によれば、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、ユーザに充分に活用させて遊戯をさせることが可能となる。
【0376】
また、第1の本発明によれば、ユーザが、代金を支払った後、一旦、撮影モードを選択した後に、撮影処理の制限時間、および編集処理の制限時間を変更することが可能となる。
【0377】
第2の本発明によれば、ユーザは、制限時間内で、写真シールを作成することができる。
【0378】
また、第2の本発明によれば、ユーザは、撮影回数および編集操作の制限時間を、コントロールすることができる。また、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザにも、充分に操作手順を理解させて、遊戯を進行させることが可能となる。
【0379】
また、第2の本発明によれば、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、ユーザに充分に活用させて遊戯をさせることが可能となる。
【0380】
また、第2の本発明によれば、ユーザが、代金を支払った後、一旦、撮影モードを選択した後に、撮影回数、および編集処理の制限時間を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した写真シール自動販売機の外観の例を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用した写真シール自動販売機の他の外観の例を示す斜視図である。
【図3】図1の写真シール自動販売機の配置の例を示す図である。
【図4】図1の写真シール自動販売機の配置の例を上方から示す図である。
【図5】操作パネル上のボタン配置の例を示す図である。
【図6】図1の写真シール自動販売機の内部構成の例を示すブロック図である。
【図7】図6の制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】写真シール自動販売機の顧客応対処理を説明するフローチャートである。
【図9】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図10】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図11】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図12】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図13】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図14】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図15】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図16】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図17】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図18】編集用モニタの表示例を示す図である。
【図19】編集用モニタの表示例を示す他の図である。
【図20】写真シール自動販売機の時間制御処理を説明するフローチャートである。
【図21】図20のステップS201の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図22】図20のステップS202の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図23】図20のステップS203の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図24】図20のステップS204の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図25】写真シール自動販売機の延長可能回数制御処理を説明するフローチャートである。
【図26】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図27】編集用モニタの表示例を示す図である。
【図28】写真シール自動販売機の余り時間制御処理を説明するフローチャートである。
【図29】写真シール自動販売機の延長可能回数制御処理を説明するフローチャートである。
【図30】写真シール自動販売機の延長可能回数制御処理を説明する図29に続くフローチャートである。
【図31】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図32】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図33】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図34】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図35】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図36】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図37】編集用モニタの表示例を示す図である。
【図38】編集用モニタの表示例を示す他の図である。
【図39】図1の写真シール自動販売機の配置の例を上方から示す、図4とは異なる図である。
【図40】写真シール自動販売機のID検出処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 写真シール自動販売機
12 撮影装置
16 撮影用モニタ
17 操作パネル
18 硬貨投入口
41−1,41−2 編集用モニタ
43−1,43−2 タッチペン
44 延長ボタン
45 硬貨投入口
87 撮影終了ボタン
88 延長ボタン
91 制御装置
92 硬貨処理部
97 シール紙ユニット
131 CPU
133 RAM
136 記憶部
201 延長可能回数表示欄
202 延長アイテム
203 残り時間表示欄
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニットに関し、特に、遊戯全体における種々の処理の時間配分を、ユーザの望みに従って制御することができるようにした写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザの画像を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する写真シール自動販売機(例えば、プリントクラブ(商標))が知られている。そして、この写真シール自動販売機の中には、ユーザが、撮影した画像上に付属のペン(以下、タッチペンと称する)で任意の文字や図形などを書き込む(編集する)ことができるようになされているものも存在する。
【0003】
ユーザは、このような写真シール自動販売機でゲームを行う場合、まず、代金を支払い、次に自らを所定の回数だけ撮影し、次に撮影した画像に落書き(編集)を施し、最後に落書きされた画像が印刷されたシール紙を受け取る。
【0004】
写真シール自動販売機は、編集処理を行う際、色、太さ、および模様等が異なる複数のペンをディスプレイに表示して、これらの中から、ユーザに所望するペンを選択させる。そして、ディスプレイに表示した撮影画像上に、タッチペンによる落書きの入力を受け付ける。写真シール自動販売機は、受け付けた入力の軌跡に従って、ユーザにより選択されたペンに対応する線を撮影画像上に描画する。
【0005】
また、写真シール自動販売機は、編集処理を行う際、色、形、模様等が異なる複数のスタンプをディスプレイに表示して、これらの中から、ユーザに所望するスタンプを選択させる。そして、ディスプレイに表示した撮影画像上に、タッチペンによるスタンプの貼り付け位置の入力を受け付ける。写真シール自動販売機は、受け付けた入力位置に従って、ユーザにより選択されたスタンプを撮影画像上に描画する。さらに、タッチペンの軌跡上に、所定の間隔で異なるスタンプを描画する機能(コロコロスタンプ)も一般的である。
【0006】
また、写真シール自動販売機は、ディスプレイに、落書き消去用のボタンを表示しており、ユーザが描画された線やスタンプが気に入らない場合、落書き消去用のボタンにタッチペンでタッチした後、消去したい部分の落書きに触れることにより、消しゴムで絵を消すような感覚で、描画された落書きを消去することができる。
【0007】
ところで、このような従来の写真シール自動販売機において、1回のゲーム(1ユーザが、最初に代金を支払って遊戯を開始してから、画像が印刷されたシール紙を受け取るまで)における、撮影時間、および編集時間(ユーザからの落書きを受け付ける時間)の時間配分は、以下のような3種類のタイプに分類することができる。
【0008】
1つめは、撮影時間、および編集時間は、予め設定されており、変更することはできないタイプである。2つめは、撮影時間、および編集時間は、写真シール自動販売機の管理者のみが変更可能なタイプである。3つめは、ユーザが、代金を支払った直後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定するか、撮影時間を短く編集時間を長く設定するかのどちらかを選択することができるタイプである。なお、3つめのタイプにおいては、撮影時間を長く編集時間を短く設定する場合も、撮影時間を短く編集時間を長く設定する場合も、撮影時間と編集時間の合計時間は同一である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の写真シール自動販売機においては、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザは、1つ1つの操作に時間を要するにもかかわらず、写真シール自動販売機は、所定の時間が経過すると、次の処理を行うようにユーザに案内を提示するため、ユーザに充分に操作手順を理解させて、遊戯を進行させることができないという課題があった。
【0010】
また、ユーザは、制限時間を気にして遊戯を行うことになるため、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、充分に活用して遊戯をすることができない。結果的に、ユーザに、撮影結果や編集結果に満足させることができないことがあるという課題があった。
【0011】
また、2人以上の団体のユーザが写真シール自動販売機で遊戯を行う場合、あるユーザは、撮影結果に満足していても、他のユーザが撮影結果に満足していなかったり、あるユーザは、編集結果に満足していても、他のユーザが編集結果に満足していなかったりすることがあった。
【0012】
また、ユーザが、代金を支払った直後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定するか、撮影時間を短く編集時間を長く設定するかのどちらかを選択することができるタイプの場合、当初、撮影時間を長く編集時間を短く設定するほうを選択したユーザは、後に、撮影時間を短く編集時間を長く設定したいと思っても、そうすることはできない。同様に、当初、撮影時間を短く編集時間を長く設定するほうを選択したユーザは、後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定したいと思っても、そのような時間の制御はできない。
【0013】
写真シール自動販売機の主なユーザの年齢層の1つとして年少者が挙げられる。年少者の場合、当初、撮影時間を長く編集時間を短く設定するほうを選択した後に、撮影時間を短く編集時間を長く設定したいと思ったり、当初、撮影時間を短く編集時間を長く設定するほうを選択した後に、撮影時間を長く編集時間を短く設定したいと思ったりすることが頻繁にある。
【0014】
しかしながら、上記したように、従来の写真シール自動販売機は、このような時間の制御はできなかった。
【0015】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、遊戯全体における種々の処理の時間配分を、ユーザの望みに従って制御することができるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の写真シール自動販売機は、予め設定された制限時間の延長の指示を受け付ける第1の受付手段と、第1の受付手段により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、制限時間を延長させる延長手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の写真シール自動販売機においては、第1の受付手段により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長手段により、制限時間が延長される。
【0018】
従って、ゲーム中の各処理の制限時間を、ユーザの所望する長さに設定することができる。
【0019】
なお、写真シール自動販売機は、例えば、被写体の撮影、編集操作の受け付けにおいて、ユーザからの制限時間の延長を受け付けることができる。また、それ以外でも、ユーザからの操作を受け付ける全ての処理について、制限時間の延長を受け付けるようにすることができる。
【0020】
この第1の受付手段は、例えば、撮影空間および編集空間に設置されたボタンにより構成され、延長手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0021】
前記制限時間は、前記被写体の撮影の制限時間を含むようにすることができる。
【0022】
これにより、ユーザは、撮影処理の制限時間を所望する長さに設定することができる。
【0023】
前記制限時間は、前記ユーザからの前記編集操作の受け付けの制限時間を含むようにすることができる。
【0024】
これにより、ユーザは、画像に編集操作を入力するための制限時間を所望する長さに設定することができる。
【0025】
前記第1の受付手段には、写真シール自動販売機を構成する筐体上に配置されたボタンを含むようにさせることができる。
【0026】
例えば、第1の受付手段に含まれるボタンは、撮影手順などを説明する撮影用モニタの近傍に配置することができる。また、第1の受付手段に含まれるボタンは、ユーザが撮影装置により自らを撮影する際にポーズを取る位置に配置することができる。また、第1の受付手段に含まれるボタンは、例えば、ユーザが撮影した画像を編集する編集用モニタの近傍に配置することができる。
【0027】
このように、第1の受付手段に含まれるボタンをユーザの手の届く範囲に設置することにより、操作性を向上させることができる。なお、第1の受付手段に含まれるボタンは、複数個設置するようにしても良い。
【0028】
前記第1の受付手段には、前記ユーザから、前記制限時間の延長の操作を受け付けるボタンを表示する表示手段と、表示手段により表示されたボタンを選択する操作を受け付ける第2の受付手段とを備えるようにさせることができる。
【0029】
これにより、ユーザは、表示手段の表示に従って、第2の受付手段を操作して、制限時間を延長することができる。
【0030】
この表示手段には、撮影手順の案内、または編集操作を受け付ける画面なども表示されるため、ユーザは、表示手段に表示される画面のみを注目すれば、撮影手順の案内(または編集操作を受け付ける画面)、および制限時間の延長の両方を行うことができる。
【0031】
表示手段は、例えば、撮影の案内を表示する撮影用モニタ、または編集用の画面を表示する編集用モニタにより構成され、受付手段は、例えば、操作パネル、またはタッチパネルとタッチペンにより構成される。
【0032】
前記第2の受付手段により、前記ボタンを選択する操作が受け付けられた場合、前記表示手段には、前記制限時間を延長するか否かの確認の案内を表示するようにさせ、前記第2の受付手段には、前記制限時間を延長するか否かの確認の操作を受け付けるようにさせることができる。
【0033】
これにより、ユーザの誤操作による、制限時間の延長を低減させることができる。
【0034】
前記制限時間が延長された回数が、予め設定された所定の値に達した場合、前記延長手段には、前記第1の受付手段により、前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられても、前記制限時間を延長させないようにさせることができる。
【0035】
これにより、制限時間が無制限に延長させることを防止することができる。
【0036】
予め設定された前記制限時間と、所定の処理が実行された時間の差が、予め設定された所定の長さ以上である場合、前記延長手段には、前記第1の受付手段により前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられても、前記制限時間を延長させないようにさせることができる。
【0037】
これにより、実行中の処理の残り時間が所定の時間未満になった場合にのみ、制限時間を延長させることができるようになる。
【0038】
前記所定の処理は、前記被写体の撮影を含むようにすることができる。
【0039】
これにより、撮影処理の残り時間が所定の時間未満になった場合にのみ、制限時間を延長させることができるようになる。
【0040】
前記所定の処理は、前記ユーザからの前記編集操作の受け付けを含むようにすることができる。
【0041】
これにより、ユーザからの編集操作の受け付けの残り時間が所定の時間未満になった場合にのみ、制限時間を延長させることができるようになる。
【0042】
前記ユーザからの前記編集操作に基づいて、前記被写体の画像を編集する編集手段と、編集手段により編集された前記画像を、前記写真シールに印刷する印刷手段とをさらに設けるようにすることができる。
【0043】
これにより、編集された画像が印刷された写真シールをユーザに提供することができる。
【0044】
編集手段は、例えば、CPUにより構成され、印刷手段は、例えば、プリンタにより構成される。
【0045】
前記所定の印刷媒体であって、装着された前記写真シールを識別するための識別情報を読み取る読み取り手段と、読み取り手段による読み取り結果に基づいて、前記写真シールへの印刷を制御する制御手段とをさらに設けるようにすることができる。
【0046】
これにより、本発明の写真シール自動販売機に対して生産された写真シールのみが使用可能となり、いわゆる純正品以外のものが使用されることを抑制することができる。
【0047】
読み取り手段は、例えば、ICタグ(制御タグ)リーダライタにより構成され、制御手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0048】
本発明の写真シールユニットは、印刷手段により画像が印刷される写真シールを格納するとともに、読み取り手段により読み取られる識別情報を保持することを特徴とする。
【0049】
識別情報は、例えば、ICタグ(制御タグ)、ICカード等のメモリにより構成され、ユニット識別情報としての固有のIDを記憶する。
【0050】
このように、識別情報が認証されたときにのみ写真シールユニットが使用可能とされることにより、本発明の写真シール自動販売機に対して生産されたユニットのみが使用可能となり、いわゆる純正品以外のものが使用されることを抑制することができる。また、写真シールユニットにバーコードなどが付されている場合、そのバーコードにより、純正品であるか否かを判断させるようにしてもよい。
【0051】
本発明の写真シールは、上述した写真シール自動販売機により画像が印刷された写真シールであることを特徴とする。
【0052】
本発明の第1の写真シール販売方法は、予め設定された制限時間の延長の指示を受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、制限時間を延長させる延長ステップとを含むことを特徴とする。
【0053】
本発明の第1の写真シール販売方法においては、受付ステップの処理により、制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長ステップにより、制限時間が延長される。
【0054】
この受付ステップは、例えば、撮影処理の制限時間を延長するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる受付ステップ、または編集処理の制限時間を延長するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる受付ステップにより構成され、延長ステップは、例えば、撮影処理、または編集処理の制限時間を延長するように制御するCPUによる延長ステップにより構成される。
【0055】
本発明の第2の写真シール自動販売機は、予め設定された被写体の撮影回数の追加の指示を受け付ける第1の受付手段と、予め設定された編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示を受け付ける第2の受付手段と、第1の受付手段により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、被写体の撮影回数を追加させると共に、第2の受付手段により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、編集操作の受け付けの制限時間を延長させる延長手段とを備えることを特徴とする。
【0056】
本発明の第2の写真シール自動販売機においては、第1の受付手段により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、延長手段により、被写体の撮影回数が追加され、第2の受付手段により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長手段により、編集操作の受け付けの制限時間が延長される。
【0057】
従って、ゲーム中の撮影回数をユーザの所望する回数に設定し、編集処理の制限時間を、ユーザの所望する長さに設定することができる。
【0058】
この第1の受付手段は、例えば、撮影空間に設置されたボタンにより構成され、第2の受付手段は、例えば、編集空間に設置されたボタンにより構成され、延長手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0059】
本発明の第2の写真シール販売方法は、予め設定された被写体の撮影回数の追加の指示を受け付ける第1の受付ステップと、予め設定された編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示を受け付ける第2の受付ステップと、第1の受付ステップの処理により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、被写体の撮影回数を追加させると共に、第2の受付ステップの処理により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、編集操作の受け付けの制限時間を延長させる延長ステップとを含むことを特徴とする。
【0060】
本発明の第2の写真シール販売方法においては、第1の受付ステップの処理により、被写体の撮影回数の追加の指示が受け付けられた場合、延長ステップにより、被写体の撮影回数が追加され、また、第2の受付ステップの処理により、編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示が受け付けられた場合、延長ステップにより、編集操作の受け付けの制限時間が延長される。
【0061】
この第1の受付ステップは、例えば、撮影回数を追加するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる第1の受付ステップにより構成され、第2の受付ステップは、例えば、編集処理の制限時間を延長するための延長ボタンからの操作信号を受け付けるCPUによる第2の受付ステップにより構成され、延長ステップは、例えば、撮影回数を追加するように制御し、編集処理の制限時間を延長するように制御するCPUによる延長ステップにより構成される。
【0062】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した写真シール自動販売機1の構成例を示す斜視図である。
【0063】
写真シール自動販売機1の垂直な面1Aには、保持部材13を介して撮影装置12が面1Aから突出した状態で設けられている。撮影装置12は、面1Aに垂直方向に配設されているレール14上を、所定の範囲内で上下方向に移動可能とされている。また、撮影装置12は、保持部材13との接合部を中心として、垂直平面内で上下方向に首振り自在に保持部材13に取り付けられている。
【0064】
従って、写真シール自動販売機1を利用するユーザは、撮影装置12をレール14に従って好みの高さに調節し、また、撮影装置12の正面(CCD(Charge Coupled Device)21および画像表示部22が設けられている面)を好みの角度に調節し、撮影を行うことができる。
【0065】
撮影装置12には、CCD21が設けられ、CCD21の下には画像表示部22が設けられている。CCD21により被写体の画像が取り込まれ、取り込まれている画像(動画像)がリアルタイムで画像表示部22に表示される。また、所定の撮影タイミングにおいて、CCD21による撮影が行われ、ユーザ(被写体)の画像が静止画像として写真シール自動販売機1に保存される。画像表示部22がCCD21の近傍に設けられているため、ユーザは、CCD21に視線を向けた状態で、画像表示部22に表示される自分自身の画像を確認しながら、撮影を行うことができる。
【0066】
撮影装置12(レール14)の左側にはフラッシュ照射部15−1が設けられており、また、右側にはフラッシュ照射部15−2が設けられている。フラッシュ照射部15−1,15−2は、撮影装置12(CCD21)により撮影されるタイミングで、写真シール自動販売機1の内部に設けられている照明装置から出射されるフラッシュ光を透過し、被写体を照射する。
【0067】
フラッシュ照射部15−2の下には、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode−Ray Tude)などにより構成される撮影用モニタ16が設けられている。撮影用モニタ16はまた、プロジェクタとスクリーンにより構成されるようにしても良い。
【0068】
撮影用モニタ16には、撮影処理の行程段階(進行段階)に応じて、撮影方法などを案内する各種のメッセージなどが表示される。また、撮影用モニタ16には、撮影された画像が表示されるため、ユーザは、表示される撮影画像の中から、編集(落書き)対象の画像を選択することができる。後述するように、ユーザは、撮影を終了した後、写真シール自動販売機1の裏側に移動し、撮影された画像に対して好みの文字や図形などを入力し、編集を施すことができる。
【0069】
撮影用モニタ16の下には、面1Aから突出した状態で操作部11が設けられている。操作部11の上面11Aは若干斜め上方を向いた状態で設けられており、そこに操作パネル17が設けられている。ユーザは、操作パネル17に設けられている各種のボタンにより、撮影処理を進行する。
【0070】
面1Aの左下には、硬貨投入口18が設けられている。ユーザは、写真シール自動販売機1を利用して撮影するとき、所定の代金を硬貨投入口18に投入する。
【0071】
写真シール自動販売機1の左側面1Bの下方には、シール取り出し口31が設けられている。撮影され、編集等が施された画像が所定の数だけ、所定の大きさでシール紙に印刷され、得られたシール紙がシール取り出し口31から排出される。
【0072】
図2は、写真シール自動販売機1の面1Aの反対側に相当する、面1C側の構成例を示す斜視図である。なお、以下において、適宜、面1Aが設けられている面を写真シール自動販売機1の正面として説明し、面1Aの反対側に相当する、面1Cが設けられて面を写真シール自動販売機1の背面として説明する。
【0073】
写真シール自動販売機1の面1Cには、編集用モニタ41−1および41−2が水平方向に並置されている。編集用モニタ41−1の下には収納部42−1が設けられ、そこに、編集用モニタ41−1に直接押し当てることで画像の編集などを行うためのタッチペン43−1が収納される。同様に、編集用モニタ41−2の下には収納部42−2が設けられ、そこに、編集用モニタ41−2に直接押し当てることで画像の編集などを行うためのタッチペン43−2が収納される。なお、以下の説明において、編集用モニタ41−1および41−2を、個々に区別する必要がない場合、まとめて編集用モニタ41と称する。また、以下の説明において、タッチペン43−1および43−2を、個々に区別する必要がない場合、まとめてタッチペン43と称する。
【0074】
撮影装置12により撮影され、編集対象の画像として選択された画像は、ユーザが撮影処理を終了した後、編集用モニタ41−1および41−2にそれぞれ表示される。編集用モニタ41−1および41−2には、タッチパネルが積層されており、ユーザは、表示されている画像に対し、任意の文字や図形などを、タッチペン43−1および43−2を利用して書き込む(入力する)ことができる。
【0075】
編集用モニタ41−1および41−2には、編集対象の画像とともに、様々な編集ツールを選択するためのボタンが表示される。そして、そのボタンが操作され、画像の編集が行われたとき、編集用モニタ41−1および41−2には、入力に応じて生成された編集済みの画像が表示される。
【0076】
タッチペン43−1および43−2は、編集用モニタ41−1および41−2に積層されるタッチパネルの位置検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成される。
【0077】
また、面1Cの中央には、延長ボタン44が設置されている。ユーザは、画像の編集中に(落書き中に)、編集時間として予め設定された制限時間が経過しそうな場合、延長ボタン44を押下することにより、制限時間を延長することができる。なお、詳細な説明は後述する。延長ボタン44が押下された場合、延長ボタン44は制御装置91(図6)に対して、延長ボタン44が押下された旨を通知するための操作信号を送信する。
【0078】
また、面1Cには、硬貨投入口45が設置されている。ユーザは、写真シール自動販売機1の使用時間を延長するとき、所定の代金を硬貨投入口45に投入する。
【0079】
図3は、写真シール自動販売機1の配置の例を示す図である。
【0080】
写真シール自動販売機1の正面(面1A)に対向する位置には、所定距離だけ離間して背景パネル61が設置され、ユーザは、写真シール自動販売機1と背景パネル61の間を撮影空間62として撮影を行う。なお、撮影空間62には、写真シール自動販売機1の上面と背景パネル61により支持される天井部材63、および、撮影空間62の内部が外側から見えないように、カーテン64−1と側面パネル65−1が設けられている。
【0081】
撮影を終了した後に移動し、画像の編集を行う空間として、面1Cに臨む位置に編集空間73が設けられている。編集空間73には、その内部が外部から覗かれるのを防止すべく、カーテンフレーム71にカーテン72−1が取り付けられている。カーテン72−1は、面1Bと略同一平面上に設けられ、カーテン72−2は、面1Cに対向して、所定の距離だけ離間して設けられる。なお、この例においては、カーテンフレーム71は、天井部材63とほぼ同一平面上に設けられている。
【0082】
図4は、写真シール自動販売機1の配置の例を、その上方から示す図である。
【0083】
図4に示されるように、写真シール自動販売機1の右側面1D側にも、面1B側と同様に、撮影空間62の内部が外側から覗かれることを防止すべく、カーテン64−2と側面パネル65−2が設けられている。撮影空間62の内部(背景パネル61、天井部材63、側面パネル65−1,65−2等の内側)は、撮影装置12により撮影された画像から、ユーザの画像のみをいわゆるクロマキ処理により抽出できるように、例えば、白色や青色などの単一色の面とされる。
【0084】
図4を参照し、撮影を開始してからシール紙を受け取るまでのユーザの移動について説明する。
【0085】
ユーザは、写真シール自動販売機1を利用するとき、白抜き矢印A1で示されるように撮影空間62に入場し、撮影処理を行う。従って、撮影空間62が使用されているとき、写真シール自動販売機1を利用することを所望するユーザは、例えば、側面パネル61の前方の順番待ち空間74において、撮影空間62が空くのを待機することになる。
【0086】
所定の数の画像を編集対象の画像として選択し、撮影を終えたとき、ユーザは、例えば、白抜き矢印A2で示されるようにして撮影空間62から退場し、白抜き矢印A3で示されるようにして写真シール自動販売機1の背面側に設けられる編集空間73に移動する。
【0087】
このとき、順番待ち空間74において順番待ちをしていたユーザ(撮影空間62が空くのを待機していたユーザ)は、撮影空間62を先に使用していたユーザの組が編集空間73に移動することに応じて、撮影空間62に入場する。
【0088】
上述したように、編集空間73から確認できる編集用モニタ41−1および41−2には、撮影空間62において撮影し、選択した画像が表示されるため、ユーザは、それに対して編集を行う。ユーザは、編集を終えたとき、次に、写真シール自動販売機1の面1Bに臨む場所である印刷待ち空間75に白抜き矢印A4で示されるようにして移動し、編集した画像がシール紙121にプリントされ、排出されるまで待機する。
【0089】
そして、シール取り出し口31にシール紙121が排出されたとき、ユーザは、それを受け取り、写真シール自動販売機1の利用を終える。これらの移動の案内は、撮影用モニタ16、編集用モニタ41−1および41−2、または図示せぬスピーカなどにより行われる。
【0090】
このように、撮影を行う空間、編集を行う空間、印刷が終了するのを待機する空間を、写真シール自動販売機1の異なる面の前方にそれぞれ設けることにより、撮影処理、編集処理、印刷処理を併行して実行させることができ、これらの処理を1つの空間で実行させる場合に較べて、後続のユーザの待ち時間を減らすと共に、単位時間あたりに写真シール自動販売機1を利用するユーザの人数を増加させることができる。従って、収益を向上させることができる。また、撮影処理に要する時間、編集処理に要する時間等を長く確保することができる。
【0091】
図5は、図1の操作パネル17を拡大した図である。操作パネル17上には、左側に、撮影用モニタ16に表示された種々の選択肢を選択するときに操作されるプラスボタン81、左ボタン82、右ボタン83、およびマイナスボタン84が設置されている。また、操作パネル17の右側には、上に、例えば、撮影用モニタ16に表示される各種の選択に対して、決定するときに操作されるマルボタン85、および決定したものをキャンセルするときに操作されるバツボタン86が設置され、下に、撮影を終了する際に操作される撮影終了ボタン87、および制限時間を延長する際に操作される延長ボタン88が設置されている。
【0092】
操作部11には、撮影用モニタ16に直接押し当てることで各種の選択を行うためのタッチペンなども適宜用意される。操作パネル17は、ユーザにより入力された操作に対応する操作信号を、制御装置91(図6)に送信する。
【0093】
図6は、写真シール自動販売機1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成について、その詳細な説明は適宜省略する。
【0094】
制御装置91は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどにより構成され、写真シール自動販売機1の全体の動作を制御する。具体的には、制御装置91に設けられているCPU(Central Processing Unit)131により、ROM(Read Only Memory)132やハードディスクなどにより構成される記憶部136(いずれも図7)に記憶されているプログラムに基づく処理が実行される。
【0095】
硬貨処理部92は、ユーザにより所定の代金が硬貨投入口18、または硬貨投入口45に投入されたとき、それを検出し、制御装置91に通知する。照明制御部93は、撮影装置12により被写体が撮影されるタイミングに併せて、制御装置91からの指示に基づいてフラッシュ光を出射する。出射されたフラッシュ光は、図1のフラッシュ照射部15−1および15−2を介して被写体(ユーザ)を照射する。
【0096】
写真シール自動販売機1の面1Cに設けられている編集用モニタ41−1にはタッチパネル94−1が、編集用モニタ41−2にはタッチパネル94−2がそれぞれ積層されている。タッチパネル94−1および94−2は、タッチペン43−1および43−2により入力されたユーザからの指示を制御装置91に出力する。なお、以下の説明において、タッチパネル94−1および94−2を、個々に区別する必要がない場合、まとめてタッチパネル94と称する。
【0097】
電源装置95は、写真シール自動販売機1の各部に電力を供給する。
【0098】
プリンタユニット96は、プリンタ部111と制御タグリーダライタ112により構成され、プリンタユニット96に装着されるシール紙ユニット97は、シール紙121と、個々のシール紙ユニット97を識別する識別情報等を管理する制御タグ122により構成される。
【0099】
プリンタ部111は、編集済みの画像が所定の配置に並べられた印刷用画像データが制御装置91から供給されたとき、供給された印刷用画像データに対応する印刷用画像をシール紙121に印刷し、シール紙121をシール取り出し口31に排出する。
【0100】
制御タグリーダライタ112は、制御タグ122に記憶されている識別情報を接触または非接触により読み出し、制御装置91に出力する。制御装置91は、制御タグリーダライタ112から供給された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット97が、写真シール自動販売機1において利用可能なユニットであるか否かを判定し、利用可能なユニットであると判定したときにのみ、プリンタ部111を動作可能にする。すなわち、制御装置91により、写真シール自動販売機1において利用可能とされるシール紙ユニットの識別情報が管理されている。
【0101】
これにより、写真シール自動販売機1に対応していない(純正のものでない)シール紙が利用されるのを抑制することができる。また、制御タグ122により、シール紙121の残量等も管理される。なお、シール紙ユニット97が純正のものであるか否かを、シール紙ユニット97にプリントされているバーコードなどにより確認させるようにしてもよい。
【0102】
図7は、図6の制御装置91の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0103】
CPU131は、ROM132に記憶されているプログラム、または、記憶部136からRAM(Random Access Memory)133にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0104】
CPU131、ROM132、およびRAM133は、バス134を介して相互に接続されている。バス134にはまた、入出力インタフェース135も接続されている。
【0105】
入出力インタフェース135には、図6に示される、撮影装置12、撮影用モニタ16、操作パネル17、編集用モニタ41−1および41−2、硬貨処理部92、照明制御部93、タッチパネル94−1および94−2(タッチパネル94)、延長ボタン44、並びにプリンタユニット96が接続されている。
【0106】
記憶部136は、CPU131により実行されるプログラムの他、撮影装置12により取り込まれている被写体の画像と合成する編集用の画像のデータや、撮影して得られた画像のデータなどを記憶する。記憶部136は、CPU131からの要求に応じて、それらのデータを適宜読み出し、提供する。
【0107】
入出力インタフェース135にはまた、必要に応じてドライブ137が接続され、磁気ディスク151、光ディスク152、光磁気ディスク153、或いは半導体メモリ154などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムや背景画像データが必要に応じて記憶部136に保存される。
【0108】
次に、図7のフローチャートを参照して、写真シール自動販売機1の顧客応対処理、すなわち、写真シール自動販売機1を利用する顧客(ユーザ)に応対する、写真シール自動販売機1の全体の処理について説明する。
【0109】
ステップS51において、制御装置91のCPU131は、硬貨処理部92からの通知に基づいて、代金が投入されたか否か、すなわち、撮影を開始するユーザがいるか否かを判定し、代金が投入されたと判定するまで待機する。
【0110】
CPU131は、ステップS51において、代金が投入されたと判定した場合、ステップS52に進み、撮影モードの選択を受け付ける。
【0111】
撮影モードについて説明する。写真シール自動販売機1には、予め、撮影時間を長く編集時間を短く割り当てる撮影重視モードと、撮影時間を短く編集時間を長く割り当てる編集重視モードの2つの撮影モードが設定されている。写真シール自動販売機1の処理は、大きく撮影モード選択受付処理(ステップS52)、撮影処理(ステップS53)、編集処理(ステップS55)、およびシール分割数選択受付処理(ステップS56)の4つの処理に分けることができる。
【0112】
撮影重視モードの場合、写真シール自動販売機1は、例えば、撮影モード選択受付処理の制限時間に20秒、撮影処理の制限時間に100秒、編集処理の制限時間に70秒、シール分割数選択受付処理の制限時間に20秒を、それぞれ割り当てる。制限時間の合計は210秒(3分30秒)である。なお、編集空間への移動処理(ステップS54)に、例えば、5秒間設けるようにしても良い。
【0113】
編集重視モードの場合、写真シール自動販売機1は、例えば、撮影モード選択処理の制限時間に20秒、撮影処理の制限時間に70秒、編集処理の制限時間に100秒、シール分割数選択処理の制限時間に20秒を、それぞれ割り当てる。撮影重視モードと同様、編集重視モードの場合も、制限時間の合計は210秒(3分30秒)である。なお、編集空間への移動処理(ステップS54)に、例えば、5秒間設けるようにしても良い。
【0114】
2つの撮影モードにおいて、撮影処理と編集処理の制限時間の設定に違いがある。撮影重視モードでは、撮影処理に対して、より長い制限時間が設定されている。編集重視モードでは、編集処理に対して、より長い制限時間が設定されている。2つの撮影モードにおいて、撮影処理と編集処理の制限時間の設定以外の時間設定は、同一である。
【0115】
そこで、ステップS52において、制御装置91のCPU131は、記憶部136より、例えば図9に示されるような撮影モードの選択を促す画面のデータを読み出し、撮影用モニタ16に表示させる。また、このとき、CPU131は、後述する図21のステップS232の処理により、撮影モード選択受付処理の制限時間として予め設定された時間(例えば20秒)のカウントダウンを開始する。
【0116】
図9に示されるように、撮影用モニタ16には、撮影モード選択ボタン204−1および204−2が表示されている。撮影モード選択ボタン204−1には、「撮影をいっぱい 落書きはほどほど」のメッセージが表示されている。ユーザは、このメッセージにより、撮影処理の時間を長く確保する撮影重視モードであることを知ることができる。撮影モード選択ボタン204−2には、「撮影はほどほど 落書きはいっぱい」のメッセージが表示されている。ユーザは、このメッセージにより、編集処理の時間を長く確保する編集重視モードであることを知ることができる。
【0117】
図9においては、撮影モード選択ボタン204−1に斜線が引かれている。この斜線は、撮影モード選択ボタン204−1にカーソルが合わせられていることを示している。実際の撮影用モニタ16においては、カーソルが合わせられているボタンに斜線は表示されず、カーソルが合わせられているボタンはそれ以外のボタンとは異なる色で強調的に表示される。
【0118】
また、図9において、右側に延長可能回数表示欄201が表示され、その中に、延長アイテム202−1乃至202−4(以下、延長アイテム202−1乃至202−4のそれぞれを、個々に区別する必要が無い場合、まとめて延長アイテム202と称する。以下、他の記述も同様とする。)の4つの延長アイテムが表示されている。延長アイテム202には「15秒」と表示されている。
【0119】
また、延長可能回数表示欄201の下には、撮影モード選択処理に割り当てられた残り時間を表示する残り時間表示欄203が表示されている。図9においては、「残り15秒」と表示されている。残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS52の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、20,19,18,17,16のように、0まで減少してゆく。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図21のステップS239の処理により、ステップS52の撮影モード選択処理を強制的に終了させる。
【0120】
ユーザが、操作パネル17上の延長ボタン88(図5)を1回、押下する毎に、延長可能回数表示欄201の延長アイテム202は、1つずつ減少してゆき、残り時間表示欄203に表示された残り時間が15秒だけ加算される。ユーザは、残り時間表示欄203に表示されている残り時間が残り少なくなった場合、延長ボタン88を押下することにより、残り時間に15秒加算することができる。図9においては、延長アイテム202が4個表示されているので、ユーザは、あと4回、残り時間を延長可能である。なお、詳細な説明は後述する。
【0121】
ユーザは、操作パネル17上の左ボタン82と右ボタン83を操作して、撮影モード選択ボタン204−1および204−2のいずれかにカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、カーソルが合わせられているほうの撮影モード選択ボタンに決定することができる。
【0122】
撮影モードが決定された後、CPU131は、撮影処理および編集処理にそれぞれ割り当てる制限時間を、選択された撮影モードに設定し、処理はステップS53に進む。
【0123】
ステップS53において、CPU131は、撮影処理を実行する。以下、撮影処理について具体的に説明する。
【0124】
制御装置91のCPU131は、各種の機能や撮影方法を説明する説明画面の画像データを記憶部136より読み出し、撮影用モニタ16に表示させる。なお、画像表示部22には、CCD21が撮影している動画像が表示される。また、CPU131は、撮影処理の開始時に、後述する図22のステップS262の処理により、撮影処理の制限時間として予め設定された時間(ステップS52で選択されたモードの場合の撮影処理に割り当てられた制限時間。例えば70秒)のカウントダウンを開始する。
【0125】
図10は、撮影用モニタ16に表示される説明画面の例を示す図であり、撮影する画像を縦長の画像とするか、横長の画像とするかを選択する画面とされている。なお、「+/−ボタンで選んでね」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル17のプラスボタン81を操作した場合、縦長の画像を撮影することができ、マイナスボタン84を操作した場合、横長の画像を撮影することができる。また、画面の右上には、残りの撮影可能枚数が「4枚」として表示されている。
【0126】
さらに、図10に示されるように、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。なお、ステップS53の撮影処理の開始当初に、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテムの個数は、ステップS52の撮影モードの選択受付処理が終了した時点の個数と同一である。例えば、ステップS52の処理が終了した時点で、延長可能回数表示欄201に、3個の延長アイテム202が表示されていた場合、ステップS53の開始時に、延長可能回数表示欄201には、ステップS52の終了時と同一の個数、すなわち3個の延長アイテム202が表示される。
【0127】
また、図10に示されるように、残り時間表示欄203には、「残り65秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が65秒であることを知ることができる。
【0128】
なお、以下のステップS53の説明中に引用する図においても、残り時間表示欄203が表示されている図があるが、残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS53の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、70,69,68,67,66,65のように、0まで減少してゆく(ただし、延長ボタン88を操作した場合、15秒加算される。詳細は後述する)。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図22のステップS271の処理により、撮影処理を強制的に終了し、次の処理に進む。
【0129】
図11は、撮影用モニタ16に表示される説明画面の他の例を示す図であり、例えば、図10において撮影する画像の方向が選択された後、表示される。この例においては、「ズームの調整を+/−ボタンでしてね。用意ができたらスタートボタンを押してね」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル17のプラスボタン81、およびマイナスボタン84を操作することにより、CCD21のズーム調整を行うことができる。
【0130】
さらに、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り62秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が62秒であることを知ることができる。
【0131】
制御装置91のCPU131は、図10および図11に示したような説明画面に応じて、ユーザからCCD21を調整することが入力されたとき、その入力に基づいて撮影装置12を制御する。例えば、図10に示すような説明画面においてプラスボタン81が選択されたとき、撮影装置12は、CPU131からの指示に基づいて、取り込む画像を縦長の画像とするようにCCD21を制御する。
【0132】
ユーザは、操作パネル17上のマルボタン85を操作して、自らの撮影を行うことができる。制御装置91のCPU131は、操作パネル17から、撮影を開始する旨の操作信号が送信されてくるまで、図10または図11に示されるような画面を撮影用モニタ16に表示させる。そして、操作パネル17から、撮影を開始する旨の操作信号が送信されてきた場合、CPU131は、撮影用モニタ16にカウントダウンインジケータを表示させ、撮影するタイミングとなったとき、CCD21により撮影されている画像をキャプチャし、作成された撮影画像の画像データを、記憶部136に記憶させる。
【0133】
図12は、撮影用モニタ16に表示される表示画面の例を示す図である。図に示すように、カウントダウンインジケータ221が表示され、例えば、左側の信号から順に点灯が開始され、1番右側の信号が点灯されたとき、CCD21により撮影されている画像がキャプチャされ、記憶部136に記憶される。なお、この例においては、撮影するタイミングと同時に、「はい、ポーズ!」のメッセージが表示されている。
【0134】
また、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り60秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が60秒であることを知ることができる。
【0135】
撮影するタイミングとなったとき、CPU131は、照明制御部93に指示して、照明装置15−1および15−2を発光させ、フラッシュを被写体に照射するとともに、その瞬間にCCD21により取り込まれている画像を、静止画像としてキャプチャ(保存)し、記憶部136に記憶させる。
【0136】
その後、制御装置91のCPU131は、撮影した画像の確認画面を撮影用モニタ16に表示させる。図13は、画像確認画面の例を示す図であり、撮影用モニタ16のほぼ中央に、撮影した画像が表示され、その上に、「これでいいかな?○/×ボタンを押してね」のメッセージが表示されている。ユーザは、表示されている画像を、編集用の画像として保存するか否かを、操作パネル17のマルボタン85またはバツボタン86を操作することにより選択することができる。
【0137】
また、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り47秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が47秒であることを知ることができる。
【0138】
そして、CPU131は、操作パネル17からの操作信号に基づいて、編集用の画像として保存することが指示されたか否かを判定し、指示されていない(バツボタン86が操作された)と判定した場合、記憶部136に記憶させた画像を消去する。そして、再度、上記したようにして、ユーザに撮影を行わせる。
【0139】
一方、CPU131は、編集用の画像として保存することが選択された(マルボタン85が操作された)と判定した場合、その画像を編集用の画像に追加する(画像は、記憶部136に保持される)。そして、CPU131は、編集用の画像として追加した画像の明るさを調整する明るさ調整画面を撮影用モニタ16に表示させる。
【0140】
図14は、撮影用モニタ16に表示される明るさ調整画面の例を示す図である。この例においては、編集用の画像として保存された画像が画面のほぼ中央に表示され、その下に、明るさのレベルを指定するボタンが表示されている。また、画面の上部には、「明るさを+/−ボタンで調整してね。よければ○ボタンを押してね。」のメッセージが表示されており、ユーザは、操作パネル17のプラスボタン81またはマイナスボタン84を操作し、カーソル231を移動させて明るさを調整する。なお、編集用の画像が選択されたため、図14の右上方に示すように、残り撮影可能枚数が1だけ減算されて、例えば、「3枚」とされる。
【0141】
さらに、画面の右側には、延長可能回数表示欄201および残り時間表示欄203が表示されている。延長可能回数表示欄201には、4つの延長アイテム202−1乃至202−4が表示されており、ユーザは、あと4回、延長可能であることを知ることができる。残り時間表示欄203には、「残り42秒」と表示されており、ユーザは、撮影処理の残り時間が42秒であることを知ることができる。
【0142】
CPU131は、操作パネル17からの入力に応じて、編集用の画像の明るさを調整し、マルボタン85が操作されたとき、そのレベルの明るさで編集用の画像を記憶部136に保存する。
【0143】
その後、CPU131は、記憶部136に記憶されている編集用の画像の枚数を確認し、残り撮影可能枚数が「0枚」となったか否かを判定する。そして、残り撮影可能枚数が「0枚」でないと判定した場合、再度、図10の画面を撮影用モニタ16に表示させ、ユーザに自らの撮影を行わせる。ただし、残り時間表示欄201に表示される残り時間は、CPU131のカウントダウンに従って表示される。そして、残り撮影可能枚数が「0枚」となったと判定した場合、撮影処理を終了する。
【0144】
ところで、ユーザが撮影処理を行っている最中に、撮影処理の残り時間が足りなくなってしまうことがある。残り時間が足りなくなりそうな場合の例を図15に示す。
【0145】
図15は、ユーザが自らを撮影した後、撮影用モニタ16に表示された、撮影した画像の確認画面の例である。図15に「残り1枚」と示されているように、ユーザは、既に3枚の画像の撮影を行っている(記憶部136に3枚の編集用の画像が記憶されている)。ユーザは、あと1枚、自らを撮影することができる。しかしながら、残り時間表示欄203に「残り7秒」と表示されているように、撮影処理の残り時間は7秒間しか残されていない。従って、ユーザは、再度、自らを撮影したい場合、残り時間7秒間で、まず、図14を参照して説明したような明るさ調整を行い、次に図10乃至図14を参照して上述したような一連の撮影手順を行わなくてはならず、時間が不足してしまう。
【0146】
このように時間が不足しそうな場合、ユーザは、操作パネル17上の延長ボタン88を押下することにより、撮影処理の残り時間を延長させることができる。すなわち、延長ボタン88が1回押下された場合、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を加算し、そこから、カウントダウンを再開する。それと同時に、延長アイテム202の表示を1つだけ減少させる。従って、撮影用モニタ16には、図16に示されるような画面が表示される。
【0147】
図16において、延長可能回数表示欄201に表示された延長アイテム202の個数は、図15の場合より1つ減少し、残り時間表示欄203に表示された残り時間は、7秒から22秒に増加している。ユーザは、7秒から22秒に増加した残り時間内に、再度の撮影を行えばよく、充分な時間をかけて、自らの撮影を行うことができる。なお、さらに残り時間が不足しそうな場合、ユーザは、再度、延長ボタン88を押下して、残り時間を延長することができる。その場合、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数が、さらに1つ減少する。
【0148】
ユーザは、延長可能回数表示欄201に、表示されている延長アイテム202の個数分、上記したような残り時間の延長を行うことができる。例えば、図16に示される画面が撮影用モニタ16に表示されている場合、ユーザにより延長ボタン88が操作されたとき、CPU131は、さらに15秒間、残り時間を延長し、残り時間表示欄203に「残り37秒」と表示させ、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数を、3個から2個に減少させる。
【0149】
なお、ユーザが、残り時間の延長を、予め設定された所定の回数(本実施の形態においては4回)行ってしまった場合、撮影用モニタ16には、図17に示されるような画面が表示される。
【0150】
図17において、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202が表示されていない。図17においては、延長可能回数表示欄201には、斜線が引かれているが、実際には、例えば所定の色(黒、青色など)で塗りつぶされている。または、例えば、延長可能回数表示欄201を点滅させるようにしても良い。
【0151】
また、図17に示されるように、撮影用モニタ16には、下方に、案内表示251「100円入れれば4回延長できるよ!」が表示さている。ユーザは、この案内表示251により、100円を追加投入すれば、4回延長できることを知ることができる。ユーザが、硬貨投入口18から100円を投入した場合、硬貨処理部92からの通知を受けて、CPU131は、延長可能回数を4回分追加し、延長可能回数表示欄201に、延長アイテム202を4個表示させる。
【0152】
以上で撮影処理の説明を終了する。
【0153】
撮影処理の終了後、処理は図8のステップS54に進む。
【0154】
ステップS54において、制御装置91のCPU131は、ユーザに、編集空間73に移動するように促すメッセージを記憶部136より読み出し、撮影用モニタ16に表示させる。ユーザは、このメッセージに従って、図4に示される、撮影空間62の出口から白抜き矢印A2で示されるようにして退場し、白抜き矢印A3で示されるようにして編集空間73に移動する。
【0155】
ステップS55において、制御装置91のCPU131は、編集空間73に移動したユーザからの入力に応じて、撮影した画像を編集する編集処理を実行する。
【0156】
すなわち、まず、制御装置91のCPU131は、記憶部136から、編集用の画像として記憶された撮影画像、および編集画面用の画像をRAM133にロードし、図18に示されるような編集画面を、編集用モニタ41−1および41−2に表示させる。また、CPU131は、後述する図23のステップS302の処理により、編集処理のために予め設定された制限時間(ステップS52で選択されたモードの場合の編集処理に割り当てられた制限時間。例えば、100秒)のカウントダウンを開始する。
【0157】
なお、以下の説明においては、編集用モニタ41−1、タッチペン43−1、およびタッチパネル94−1を代表として説明するが、以下の説明は、編集用モニタ41−2、タッチペン43−2、およびタッチパネル94−2にも適用される。すなわち、写真シール自動販売機1は、編集用モニタ41−1および41−2のそれぞれにおいて、別々にユーザからの編集操作の入力を受け付ける。
【0158】
図18は、編集用モニタ41−1に表示される編集画面の例を示す図である。基本的に同様の画面が、写真シール自動販売機1の面1Cに水平方向に並置して設けられている編集用モニタ41−2にも表示される。
【0159】
例えば、編集用モニタ41−1には、画像表示領域301が設けられ、画像表示領域301内に、撮影処理において記憶部136に記憶された編集用の画像302が拡大して表示される。ユーザは、画像選択部303に表示されている編集用の画像のサムネイルの中から、画像表示領域301に表示させる編集用の画像をタッチペン43−1により選択することができる。画像選択部303には、撮影処理において保存することが指示された画像が一覧表示されている。
【0160】
画像表示領域301の近傍には、編集ツールを選択するとき操作される各種のボタンが表示される。例えば、画像表示領域301の上には、編集用の画像に線や文字などを入力するための「ペンツール」を選択するとき操作されるペンメニュー304、編集用の画像に所定のスタンプ画像を配置する「スタンプツール」を選択するとき操作されるスタンプメニュー305、「ペンツール」により入力される文字などの色を選択するとき操作される色選択メニュー306が表示される。
【0161】
また、一度入力した落書き等を消すための「消しゴムツール」を選択するとき操作される消しゴムメニュー307、被写体の背景部分に好みのテクスチャを配置する「背景ブラシツール」と、その範囲を選択するとき操作される範囲調整メニュー308、および、「ペンツール」の太さを選択するとき操作される太さメニュー309が表示される。また、画像表示領域301の左下には、画像表示領域301内の編集用の画像302を90度傾けるとき操作される縦横切り替えボタン310、編集用の画像302上に、一旦、描画した線やスタンプを消去するとき操作されるやりなおしボタン311、および編集用の画像302上に今までに描画した線やスタンプを全て消去するとき操作されるはじめからやりなおしボタン312が表示される。また、画像表示領域301の右下には、編集処理を終了し、印刷を開始するとき操作される終了ボタン313が表示されている。終了ボタン313が操作された場合、CPU131は、ステップS55の編集処理を終了し、次の処理に進む。
【0162】
図18に示されるように、編集用モニタ41−1の右方には、さらに、撮影用モニタ16に表示されたもの同様の延長可能回数表示欄201、および残り時間表示欄203が表示されている。また、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202−1および202−2が表示されている。なお、ステップS55の編集処理の開始当初に、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテムの個数は、ステップS53の撮影処理が終了した時点の個数と同一である。例えば、ステップS53の撮影処理が終了した時点で、延長可能回数表示欄201に、2個の延長アイテム202が表示されていた場合、ステップS55の開始時に、延長可能回数表示欄201には、ステップS53の終了時と同一の個数、すなわち2個の延長アイテム202が表示される。
【0163】
また、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202がなくなった場合、編集用モニタ41−1には、図17の案内表示251と同様の案内表示「100円入れれば4回延長できるよ!」が表示される。そして、硬貨投入口45から追加の代金が投入された場合、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0164】
残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS55の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、100,99,98,97,96,95のように、0まで減少してゆく(ただし、延長ボタン44が操作された場合、15秒加算される)。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図23のステップS309の処理により、編集処理(ステップS55)を強制的に終了し、次の処理に進む。
【0165】
ユーザは、タッチペン43−1により、ペンメニュー304、またはスタンプメニュー305などの中から、所望するペンツール、またはスタンプツールを選択し、画像表示領域301内に表示されている編集用の画像302上に、線、文字、またはスタンプを描画することができる。
【0166】
CPU131は、編集用の画像302上に入力された編集操作(落書き)に対応する線、文字、およびスタンプなどを書き込んだ画像データをRAM133に記憶させ、編集用モニタ41−1の画像表示領域301の表示に反映させる。従って、画像表示領域301内の編集用の画像302上に、線、文字、およびスタンプなどの落書きが表示される。
【0167】
写真シール自動販売機1は、2つの編集用モニタ41−1および41−2のそれぞれに終了ボタン303を表示させている。従って、CPU131は、ステップS55において、編集用モニタ41−1および41−2にそれぞれ表示されている終了ボタン313のうち、いずれか一方がタッチペン43によりタッチされた場合、終了ボタン313がタッチされたと判定し、編集処理を終了する。
【0168】
そこで、編集処理の残り時間が0秒になった場合、タッチペン43−1により編集用モニタ41−1に表示された終了ボタン313がタッチされた場合、またはタッチペン43−2により編集用モニタ41−2に表示された終了ボタン313がタッチされた場合、CPU131は、RAM133に記憶させている編集された画像のデータを、編集済み画像として記憶部136に記憶させ、後述する図23のステップS309の処理により、編集処理を終了させる。その後、処理はステップS56に進む。
【0169】
なお、写真シール自動販売機1は、2つの編集用モニタ41−1および41−2にそれぞれ表示されている終了ボタン313のうち、いずれか一方がタッチペン43によりタッチされた場合、終了ボタン313がタッチされた側の編集用モニタ41で受け付けていた編集処理を終了し、タッチペン43により終了ボタン313がタッチされていない側の編集用モニタ41で受け付けている編集処理は続行するようにしても良い。
【0170】
ステップS56において、CPU131は、記憶部136より、シール紙121に印刷する画像の分割数選択画面を読み出し、編集用モニタ41−1に表示させる。図19に分割数選択画面の例を示す。また、CPU131は、後述する図24のステップS332の処理により、シール分割数の選択受付処理の制限時間として予め設定された時間(例えば20秒)のカウントダウンを開始する。
【0171】
図19に示されるように、編集用モニタ41−1の中央には、分割数選択ボタン351−1乃至351−6が表示されている。図19においては、分割数選択ボタン351−1に斜線が引かれているが、これは、カーソルが合わせられていることを表しており、実際の編集用モニタ41−1においては、その他の分割数選択ボタン351−2乃至351−6とは異なる色で強調的に表示されている。ユーザは、分割数選択ボタン351−1乃至351−6の中から、タッチペン43−1でタッチすることにより、所望する分割数選択ボタン351−1乃至351−6を選択することができる。
【0172】
また、図19に示される画面左下には、決定ボタン352が表示されている。ユーザは、タッチペン43−1により、分割数選択ボタン351−2乃至351−6の中から、いずれかの分割数選択ボタンを選択した後、タッチペン43−1で決定ボタン352にタッチすることにより、分割数を決定することができる。
【0173】
また、図19においては、編集用モニタ41−1の右方には、さらに、撮影用モニタ16に表示されたもの同様の延長可能回数表示欄201、および残り時間表示欄203が表示されている。また、延長可能回数表示欄201には、延長アイテム202−1が表示されており、ユーザは、あと1回、延長できることを知ることができる。なお、ステップS56の処理の開始当初に、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテムの個数は、ステップS55の編集処理が終了した時点の個数と同一である。例えば、ステップS55の処理が終了した時点で、延長可能回数表示欄201に、1個の延長アイテム202が表示されていた場合、ステップS56の開始時に、延長可能回数表示欄201には、ステップS55の終了時と同一の個数、すなわち1個の延長アイテム202が表示される。
【0174】
また、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202がなくなった場合、編集用モニタ41−1には、図17の案内表示251と同様の案内表示「100円入れれば4回延長できるよ!」が表示される。そして、硬貨投入口45から追加の代金が投入された場合、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0175】
残り時間表示欄203に表示された残り時間は、ステップS56の処理の開始当初からCPU131が開始した制限時間のカウントダウンに合わせて、20,19,18,17,16,15のように、0まで減少してゆく(ただし、延長ボタン44が操作された場合、15秒加算される)。残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、CPU131は、シール分割数の選択受付処理(ステップS56)を強制的に終了し、次の処理に進む。
【0176】
タッチペン43−1により決定ボタン352がタッチされた場合、またはシール分割数の選択受付処理の残り時間が0秒になった場合、CPU131は、後述する図24のステップS339の処理により、シール分割数の選択受付を終了し、処理はステップS57に進む。
【0177】
ステップS57において、CPU131は、ステップS55の編集処理で編集された画像を、ステップS56で選択された分割数で、シール紙121に印刷させる。すなわち、CPU131は、記憶部136からRAM133に、編集済み画像データをロードし、この編集済み画像データを、ステップS56の処理で決定された分割数に従ってに配列して、印刷用画像データを作成する。そして、CPU131は、作成した印刷用画像データを、プリンタ部111に供給し、シール紙121に印刷させる。印刷用画像データが印刷されたシール紙121は、シール取り出し口31から排出される。ユーザは、シール取り出し口31から排出された、印刷用画像データが印刷されたシール紙121を受け取ることができる。
【0178】
ステップS57の処理が終了した後、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が繰り返し実行される。
【0179】
以上で、写真シール自動販売機1の顧客応対処理の説明を終了する。
【0180】
なお、図8に示される処理は、記載された順序に従って時系列的に行われるだけでなく、そのときの写真シール自動販売機1の利用状況に応じて並列的にも行われる。例えば、第1のユーザが撮影空間62において撮影を終了させ、編集空間73に移動した後、第1のユーザが編集空間73で画像の編集を行っている最中に、第2のユーザが撮影空間62において撮影を開始した場合、図8のステップS52およびステップS53の処理(撮影空間62における第2のユーザの処理)とステップS55およびステップS56の処理(編集空間73における第1のユーザの処理)が並列して行われることになる。同様に、撮影処理、編集処理、および、ステップS57における印刷処理のそれぞれが状況に応じて並列して行われる。
【0181】
上記に説明したように、本発明によれば、ユーザは、ステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56の処理において、それぞれの処理に予め用意された制限時間では不足してしまう場合、延長ボタン88、または延長ボタン44を操作することにより、延長可能回数の範囲内で、任意に時間を延長することができる。
【0182】
従って、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザでも、操作手順を理解するための時間が不足しそうな場合、時間を延長して、充分に操作手順を理解して、遊戯を進行することができる。
【0183】
また、本発明によれば、ユーザは、制限時間を気にして遊戯を行うことになるため、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、充分に活用して遊戯をすることが可能になる。結果的に、ユーザに、撮影結果や編集結果に満足させることができる。
【0184】
また、従来、2人以上の団体のユーザが写真シール自動販売機で遊戯を行う場合、あるユーザは、撮影結果に満足していても、他のユーザが撮影結果に満足していなかったり、あるユーザは、編集結果に満足していても、他のユーザが編集結果に満足していなかったりすることがあった。
【0185】
そのような場合、本発明のように、撮影処理の残り時間、または編集処理の残り時間を延長することにより、全ユーザが満足するまで、撮影と編集を行えるようになる。
【0186】
また、従来の写真シール自動販売機は、最初に撮影モードを決定した後に、撮影モードを変更することができなかったため、実際に撮影処理、または編集処理を行っている最中に、時間が不足してしまうことがあった。結果的に、ユーザは満足な撮影、および編集を行えないことがあった。それに対して、本発明のように、実際に撮影処理、または編集処理を行っている最中に時間が不足しそうな場合、時間を延長させることができるようにすることにより、ユーザは、満足な撮影、および編集を行えるようになる。
【0187】
以上のような、顧客応対処理を実現するために、CPU131は、図8のステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56のそれぞれの制限時間(残り時間)を制御すると共に、顧客応対処理全体を通して、延長可能回数を管理、制御している。
【0188】
次に、写真シール自動販売機1の時間制御処理、すなわち、図8のステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56のそれぞれの制限時間(残り時間)の制御について、図20のフローチャートを参照して説明する。また、写真シール自動販売機1の延長可能回数制御処理、すなわち、延長可能な回数の制御処理について、図25のフローチャートを参照して説明する。
【0189】
まず、写真シール自動販売機1の時間制御処理について説明する。なお、CPU131は、図20の時間制御処理の処理を、図8の顧客応対処理と平行して実行する。すなわち、CPU131は、図20の時間制御処理に基づいて、図8の顧客応対処理におけるステップS52、ステップS53、ステップS55、およびステップS56の各処理の制限時間を制御している。
【0190】
図20のステップS201において、CPU131は、撮影モード選択受付時間制御処理を実行する。図21のフローチャートを参照して、撮影モード選択受付時間制御処理について、詳細に説明する。
【0191】
ステップS231において、CPU131は、撮影モードの選択受付処理(図8のステップS52)が開始されるまで待機し、撮影モードの選択受付処理が開始されたとき、ステップS232に進む。ステップS232において、CPU131は、撮影モード選択の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、20秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図9の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS233において、CPU131は、延長ボタン88からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS234に進む。
【0192】
ステップS234において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS235に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0193】
ステップS235において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。
【0194】
ステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されていないと判定した場合、ステップS234およびステップS235の処理はスキップされ、処理はステップS236に進む。また、ステップS234において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS235の処理はスキップされ、処理はステップS236に進む。
【0195】
ステップS236において、CPU131は、操作パネル17のマルボタン85が操作されたか否かを判定することにより、撮影モードが決定されたか否かを判定し、撮影モードが決定されていない(操作パネル17のマルボタン85が操作されていない)場合、処理はステップS237に進む。ステップS237において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS232でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS232でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない場合)、処理はステップS233に戻り、ステップS233以降の処理を繰り返し実行する。
【0196】
ステップS237において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS232でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS238に進む。
【0197】
ステップS238において、CPU131は、図9のような撮影モード選択画面で、カーソルが合わせられている撮影モードを選択する。すなわち、既に上記したように、図9の画面において、ユーザは、左ボタン82と右ボタン83を操作して、撮影モード選択ボタン204−1および204−2のいずれかにカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、カーソルが合わせられているほうの撮影モード選択ボタンに決定するようになっている。しかしながら、中には、いつまでもマルボタン85を操作しようとしないユーザがいる。そこで、残り時間が0秒になってもユーザが撮影モードを決定しない場合、CPU131が、カーソルが合わせられている撮影モードに決定し(ステップS238)、次の処理に進むことができる。
【0198】
ステップS238の処理の後、処理はステップS239に進む。
【0199】
ステップS236において、CPU131が、撮影モードが決定された(マルボタン85が操作された)と判定した場合、ステップS237およびステップS238の処理はスキップされ、処理はステップS239に進む。この場合、マルボタン85が操作された時点で、カーソルが合わせられていた撮影モード選択ボタン204に、撮影モードが決定される。
【0200】
ステップS239において、CPU131は、図8のステップS52の撮影モードの選択受付を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS53に進む)。
【0201】
以上で、撮影モード選択受付時間制御処理が終了すると、次に処理は図20のステップS202に進む。
【0202】
なお、図21のステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS234に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS236に進むようにしても良い。
【0203】
図20のステップS202において、CPU131は、撮影時間制御処理を実行する。図22のフローチャートを参照して、ステップS202の処理について詳細に説明する。
【0204】
図22のステップS261において、CPU131は、撮影処理(図8のステップS53)が開始されるまで待機し、撮影処理が開始されたとき、ステップS262に進む。ステップS262において、CPU131は、撮影処理の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、70秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図10乃至図14の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS263において、CPU131は、延長ボタン88からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS264に進む。
【0205】
ステップS264において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS265に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0206】
ステップS265において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。
【0207】
ステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されていないと判定した場合、ステップS264およびステップS265の処理はスキップされ、処理はステップS266に進む。また、ステップS264において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS265の処理はスキップされ、処理はステップS266に進む。
【0208】
ステップS266において、CPU131は、操作パネル17の撮影終了ボタン87が操作されたか否かを判定することにより、撮影処理の終了が指示されたか否かを判定し、撮影終了ボタン87が操作されていない場合、処理はステップS267に進む。ステップS267において、CPU131は、残り撮影可能枚数が0枚となったか否かを判定し、残り撮影可能枚数が0枚となっていない場合、処理はステップS268に進む。ステップS268において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS262でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS262でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない)場合、処理はステップS263に戻り、ステップS263以降の処理を繰り返し実行する。
【0209】
ステップS268において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS262でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS269に進む。
【0210】
ステップS269において、CPU131は、被写体の撮影が行われている最中である(撮影用モニタ16に図12の画面が表示されている)か否かを判定し、被写体の撮影が行われている最中である場合、処理はステップS270に進む。ステップS270において、CPU131は、CCD21により取り込まれている映像をキャプチャして得られた静止画像を、編集用の画像として記憶部136に記憶させる。この場合、CPU131は、図13および図14の画面を撮影用モニタ16に表示させない。すなわち、キャプチャされた静止画像は、自動的に編集用の画像として記憶部136に記憶され、明るさの調整は受け付けられない。このようにすることにより、撮影処理の残り時間が0秒になったタイミングで、ちょうど、ユーザが自らを撮影していた場合、撮影処理の制限時間は超過しているが、ユーザは、その画像を編集用の画像として採用することができる。また、図13および図14の画面を表示させないことにより、写真シール自動販売機1は、撮影処理の制限時間からの超過分を最小限に抑えることができる。
【0211】
なお、撮影用モニタ16に図12の画面を表示させている最中に、残り時間表示欄203に表示された残り時間が0秒になった場合、強制的に撮影処理を終了させるようにしても良い。
【0212】
ステップS266において、CPU131が、撮影終了ボタン87が操作されたと判定した場合、ステップS267乃至ステップS270の処理はスキップされ、処理はステップS271に進む。
【0213】
ステップS267において、CPU131が、残り撮影可能枚数が0枚になったと判定した場合、ステップS268乃至ステップS270の処理はスキップされ、処理はステップS271に進む。
【0214】
ステップS271において、CPU131は、図8のステップS53の撮影処理を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS54に進む)。
【0215】
以上で、撮影時間制御処理が終了されると、次に処理は図20のステップS203に進む。
【0216】
なお、図22のステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS264に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS266に進むようにしても良い。
【0217】
図20のステップS203において、CPU131は、編集時間制御処理を実行する。図23のフローチャートを参照して、ステップS203の処理について詳細に説明する。
【0218】
図23のステップS301において、CPU131は、編集処理(図8のステップS55)が開始されるまで待機し、編集処理が開始されたとき、ステップS302に進む。ステップS302において、CPU131は、編集処理の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、100秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図18の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS303において、CPU131は、延長ボタン44からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS304に進む。
【0219】
ステップS304において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS305に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0220】
ステップS305において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。
【0221】
ステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されていないと判定した場合、ステップS304およびステップS305の処理はスキップされ、処理はステップS306に進む。また、ステップS304において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS305の処理はスキップされ、処理はステップS306に進む。
【0222】
ステップS306において、CPU131は、図18の終了ボタン313が、タッチペン43により操作されたか否かを判定することにより、編集処理の終了が指示されたか否かを判定し、終了ボタン313が操作されていない場合、処理はステップS307に進む。なお、終了ボタン313は、編集用モニタ41−1および41−2の両方に表示されている。本実施の形態においては、ステップS306で、編集用モニタ41−1および41−2のうち、いずれかの編集用モニタに表示された終了ボタン313が操作された場合、CPU131は、終了ボタン313が操作されたと判定する。
【0223】
ステップS307において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS302でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS302でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない)場合、処理はステップS303に戻り、ステップS303以降の処理を繰り返し実行する。
【0224】
ステップS307において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS302でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS308に進む。
【0225】
ステップS308において、CPU131は、編集用モニタ41における編集操作の受け付けを終了し、その時点で、RAM133に記憶されている編集操作(落書き)に対応する線、文字、およびスタンプなどを書き込んだ画像データを編集済み画像として、記憶部136に記憶させる。ステップS308の処理の後、処理はステップS309に進む。
【0226】
ステップS306において、CPU131が、終了ボタン313が、タッチペン43により操作されたと判定した場合、ステップS307およびステップS308の処理はスキップされ、処理はステップS309に進む。この場合、CPU131は、終了ボタン313がタッチペン43により操作されたと判定した時点でRAM133に記憶されている、編集操作(落書き)に対応する線、文字、およびスタンプなどを書き込んだ画像データを、編集済み画像として記憶部136に記憶させる。
【0227】
ステップS309において、CPU131は、図8のステップS55の編集処理を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS56に進む)。
【0228】
以上で、編集時間制御処理が終了されると、次に処理は図20のステップS204に進む。
【0229】
なお、図23のステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS304に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS306に進むようにしても良い。
【0230】
図20のステップS204において、CPU131は、シール分割数選択受付時間制御処理を実行する。図24のフローチャートを参照して、ステップS204の処理について詳細に説明する。
【0231】
図24のステップS331において、CPU131は、シール分割数選択受付処理(図8のステップS56)が開始されるまで待機し、シール分割数選択受付処理が開始されたとき、ステップS332に進む。ステップS332において、CPU131は、シール分割数選択受付処理の残り時間(予め設定された制限時間。例えば、20秒)のカウントダウンを開始する。このカウントダウンに従って、図19の残り時間表示欄203に表示されている残り時間もカウントダウンしてゆく。ステップS333において、CPU131は、延長ボタン44からの操作信号の有無に基づいて、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS334に進む。
【0232】
ステップS334において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない場合、ステップS335に進む。なお、延長可能回数は、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一である。延長可能回数の制御については、図25のフローチャートを参照して後述する。
【0233】
ステップS335において、CPU131は、カウントダウン中の残り時間に15を足し算して、残り時間を延長する。その後、処理はステップS336に進む。
【0234】
ステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されていないと判定した場合、ステップS334およびステップS335の処理はスキップされ、処理はステップS336に進む。また、ステップS334において、CPU131が、延長可能回数が0回であると判定した場合、ステップS335の処理はスキップされ、処理はステップS336に進む。
【0235】
ステップS336において、CPU131は、図19の決定ボタン352が、タッチペン43−1により操作されたか否かを判定することにより、シール分割数が決定されたか否かを判定し、決定ボタン352が操作されていない場合、処理はステップS337に進む。ステップS337において、CPU131は、制限時間が経過したか否か(ステップS332でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になったか否か)を判定し、制限時間が経過していない(ステップS332でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になっていない)場合、処理はステップS333に戻り、ステップS333以降の処理を繰り返し実行する。
【0236】
ステップS337において、CPU131が、制限時間が経過した(ステップS332でカウントダウンを開始した残り時間が0秒になった)と判定した場合、処理はステップS338に進む。
【0237】
ステップS338において、CPU131は、図19のようなシール分割数選択画面で、カーソルが合わせられている分割数を選択する。すなわち、既に上記したように、図19の画面において、ユーザは、タッチペン43−1により分割数選択ボタン351−1乃至351−6のいずれかにカーソルを合わせ、決定ボタン352を操作して、カーソルが合わせられている分割数選択ボタンに決定するようになっている。しかしながら、中には、いつまでも決定ボタン352を操作しようとしないユーザがいる。そこで、残り時間が0秒になってもユーザが分割数を決定しない場合、CPU131が、カーソルが合わせられている分割数に決定し(ステップS338)、次の処理に進むことができる。ステップS338の処理の後、処理はステップS339に進む。
【0238】
ステップS336において、CPU131が、決定ボタン352が、タッチペン43−1により操作されたと判定した場合、ステップS337およびステップS338の処理はスキップされ、処理はステップS339に進む。この場合、CPU131は、決定ボタン352がタッチペン43−1により操作された時点でカーソルが合わせられていた分割数選択ボタンに対応する分割数に決定する。
【0239】
ステップS339において、CPU131は、図8のステップS56の編集処理を終了させる(よって、図8のフローチャートにおいては、処理はステップS57に進む)。
【0240】
なお、図24のステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、ステップS334に進み、ユーザがバツボタン86を操作した場合、ステップS336に進むようにしても良い。
【0241】
以上で、シール分割数選択受付時間制御処理(図20のステップS204)が終了されると、写真シール自動販売機1の時間制御処理が終了する。
【0242】
以上のようにして、写真シール自動販売機1は、撮影モードの選択の受付時間、撮影処理の時間、編集処理の時間、およびシール分割数の選択の受付時間を制御する。
【0243】
以上、図20乃至図24を参照して説明した時間制御処理によれば、ユーザは、操作中の任意のタイミングで延長ボタン88または延長ボタン44を操作して、制限時間(残り時間)を延長させることができる。
【0244】
なお、図21の撮影モード選択受付時間制御処理においては、延長ボタン88が操作された場合、撮影モード選択受付の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン88が操作された時点で、撮影モード選択受付の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0245】
CPU131は、図21のステップS233において、延長ボタン88が操作されたと判定した後、撮影モード選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、撮影モード選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS234およびステップS235の処理はスキップして、ステップS236に進む。結果的に、延長ボタン88が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、撮影モード選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS234に進み、ステップS234以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0246】
以上のようにしてもよい。
【0247】
同様に、図22の撮影時間制御処理においては、延長ボタン88が操作された場合、撮影処理の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン88が操作された時点で、撮影処理の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0248】
CPU131は、図22のステップS263において、延長ボタン88が操作されたと判定した後、撮影処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、撮影処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS264およびステップS265の処理はスキップして、ステップS266に進む。結果的に、延長ボタン88が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、撮影処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS264に進み、ステップS264以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0249】
さらに同様に、図23の編集時間制御処理においては、延長ボタン44が操作された場合、編集処理の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン44が操作された時点で、編集処理の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0250】
CPU131は、図23のステップS303において、延長ボタン44が操作されたと判定した後、編集処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、編集処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS304およびステップS305の処理はスキップして、ステップS306に進む。結果的に、延長ボタン44が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、編集処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS304に進み、ステップS304以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0251】
同様に、図24のシール分割数選択受付時間制御処理においては、延長ボタン44が操作された場合、シール分割数選択受付処理の残り時間が充分にあっても、時間を延長するようになされているが、延長ボタン44が操作された時点で、シール分割数選択受付処理の残り時間が充分にあった場合、時間を延長しないようにすることもできる。この場合のCPU131の具体的な動作について下記に示す。
【0252】
CPU131は、図24のステップS333において、延長ボタン44が操作されたと判定した後、シール分割数選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であるか否かを判定する。そして、CPU131が、シール分割数選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上であると判定した場合、ステップS334およびステップS335の処理はスキップして、ステップS336に進む。結果的に、延長ボタン44が操作されても、残り時間(制限時間)は延長されない。一方、CPU131が、シール分割数選択受付処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上ではない(所定の時間未満である)と判定した場合、処理はステップS334に進み、ステップS334以降の処理を実行する。従って、この場合、延長可能回数が0回でなければ、残り時間(制限時間)が延長される。
【0253】
以上のようにすることにより、延長ボタン88または延長ボタン44が操作された時点で、実行中の処理の残り時間が充分にあった場合、制限時間(残り時間)を延長しないようにすることができる。これにより、延長された制限時間(残り時間)をユーザに有効に利用させることが可能となる。
【0254】
すなわち、実行中の処理の残り時間が充分にある場合、ユーザは、各種の処理(例えば、撮影モードの選択、自らの撮影、編集操作の入力、またはシール分割数の選択)を、比較的時間をかけてゆっくり行う。従って、実行中の処理の残り時間が充分にある場合に制限時間を延長させても、ユーザは、延長させた時間を有効に使用せず、無駄に浪費してしまう傾向がある。
【0255】
それに対して、実行中の処理の残り時間が少ない(例えば10秒未満)の場合、ユーザは、残り時間を有効に使用して、各種の処理を実行する傾向がある。
【0256】
従って、上記したように、実行中の処理の残り時間が充分にある場合、制限時間(残り時間)の延長をできないようにし、実行中の処理の残り時間が少なくなった場合、制限時間(残り時間)を延長できるようにすることにより、ユーザに、延長された時間を、より有効に利用させることができる。
【0257】
なお、延長ボタン44および延長ボタン88に電球を内蔵させておき、各処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)未満になり、制限時間(残り時間)の延長が可能になった場合、延長ボタンに内蔵された電球を点灯(点滅)させることにより、ユーザに、制限時間(残り時間)を延長可能である旨を通知するようにすることが可能である。また、図31乃至図38を参照して後述する画面が、撮影用モニタ16または編集用モニタ41に表示されていた場合、各処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)以上で、制限時間(残り時間)の延長が不可能なとき、延長ボタンを表示させず、各処理の残り時間が、予め設定された所定の時間(例えば10秒)未満になり、制限時間(残り時間)の延長が可能になったとき、延長ボタンを表示させるようにすることが可能である。
【0258】
ところで、図21のステップS234、図22のステップS264、図23のステップS304、および図24のステップS334の処理において、CPU131は、延長可能回数が0回であるか否かを判定している。この延長可能回数とは、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数と同一であり、ユーザが、残り時間を延長させることができる回数を表している。
【0259】
次に、図25のフローチャートを参照して、写真シール自動販売機1の延長可能回数制御処理について説明する。
【0260】
なお、上記したように、写真シール自動販売機1は、図8に示される顧客応対処理を、記載された順序に従って時系列的に行うだけでなく、そのときの写真シール自動販売機1の利用状況に応じて並列的にも実行する。例えば、第1のユーザが撮影空間62において撮影を終了させ、編集空間73に移動した後、第1のユーザが編集空間73で画像の編集を行っている最中に、第2のユーザが撮影空間62において撮影を開始した場合、図8のステップS52およびステップS53の処理(撮影空間62における第2のユーザの処理)とステップS55およびステップS56の処理(編集空間73における第1のユーザの処理)が並列して行われる。
【0261】
従って、CPU131は、図25の延長可能回数制御処理を、第1のユーザと、第2のユーザ、それぞれに対応して独立して実行する。以下の説明においては、あるユーザ(ユーザAとする)に対する延長可能回数制御処理を例にして説明する。
【0262】
ステップS361において、CPU131は、硬貨処理部92から、代金の投入が通知されるまで待機し、代金が投入された場合、処理はステップS362に進む。なお、ステップS361の処理は、図8のステップS51と同一の処理である。すなわち、CPU131は、ステップS51で代金が投入されたと判定したとき、ステップS361においても、代金が投入されたと判定する。
【0263】
ステップS362において、CPU131は、延長可能回数の初期値を設定し、RAM133に記憶させる。本実施の形態においては、例として、延長可能回数の初期値n=4を設定するものとする。なお、このことは、延長可能回数が4回に限定されることを意味するものではない。延長可能回数は、写真シール自動販売機1の製造者、または管理者が、予め任意の正の整数に設定することが可能である。延長可能回数n=4が設定されたとき、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0264】
ステップS363において、CPU131は、ユーザAに対応する顧客応対処理において、延長ボタン88、または延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88、または延長ボタン44が操作された場合、ステップS364に進む。すなわち、ユーザAが、ステップS52またはステップS53の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS364に進む。また、ユーザAがステップS55またはステップS56の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS364に進む。なお、ステップS363の処理は、図21のステップS233、図22のステップS263、図23のステップS303、および図24のステップS333のいずれかの処理に対応している。
【0265】
すなわち、ユーザAに対応する顧客応対処理の時間制御において、図21のステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図22のステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図23のステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、または図24のステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、CPU131は、図25のステップS363においても、延長ボタンが操作されたと判定し、処理はステップS364に進む。
【0266】
ステップS364において、CPU131は、RAM133に記憶させている延長可能回数を1だけデクリメントさせて、RAM133の記憶を更新させる。そして、CPU131は、RAM133の記憶の更新に対応して、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数を、1つ減少させる。例えば、RAM133に延長可能回数n=4が記憶されていた場合、ステップS364において、CPU131は、RAM133の記憶を、延長可能回数n=3に更新する。そして、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させている延長アイテム202の個数を、4個から3個に減少させる。その後、処理はステップS365に進む。
【0267】
ステップS363において、CPU131が、延長ボタン88、および延長ボタン44のいずれも操作されてはいないと判定した場合、ステップS364の処理はスキップされ、処理はステップS365に進む。
【0268】
ステップS365において、CPU131は、延長可能回数が0回(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない(RAM133に記憶されている延長可能回数n>0である)場合、処理はステップS363に戻り、ステップS363以降の処理を繰り返し実行する。
【0269】
ステップS365において、CPU131が、延長可能回数が0回である(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)と判定した場合、処理はステップS366に進む。
【0270】
ステップS366において、CPU131は、ユーザAに対する顧客応対処理における延長ボタン88、または延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。すなわち、ユーザAが、ステップS52、またはステップS53の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS366において、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定し、ユーザAが、ステップS55、またはステップS56の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS366において、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。これ以降、CPU131は、無効になるように設定した延長ボタンが操作されても、残り時間を延長しない。
【0271】
なお、ユーザAがステップS52、またはステップS53の処理を実行中に、CPU131が、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定した場合、その後、ユーザAが、ステップS53の処理を終了し、ステップS55の処理を開始した時点で、CPU131は、延長ボタン88の操作を有効になるように自らを設定しなおし、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。
【0272】
このようにすることにより、ユーザAが、撮影空間62において、延長アイテム202を使い切った場合、その後、ユーザAが編集空間73に移動した後も、延長ボタン44により、制限時間を延長することができないようにすることができる。また、ユーザAの後に、撮影空間62でステップS52およびステップS53の処理を実行するユーザ(ユーザBとする)は、延長ボタン88を利用して、制限時間を延長させることができるようになる。
【0273】
ステップS366の処理の後、ステップS367において、CPU131は、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41に、例えば、図17の案内表示251のように、代金の追加投入の案内を表示させる。ユーザは、この案内表示251により、代金を追加投入すれば、さらに延長可能であることを知ることができる。
【0274】
ステップS368において、CPU131は、硬貨処理部92からの、代金投入の通知の有無に基づいて、追加代金が投入されたか否かを判定し、追加代金が投入された場合、処理はステップS369に進む。
【0275】
ステップS369において、CPU131は、延長可能回数を所定の値に設定し、RAM133の記憶を更新する。例えば、CPU131は、RAM133に記憶されていた延長可能回数n=0を、n=4に更新する。また、CPU131は、ステップS366で設定した、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を無効にする設定を解除し、これ以降、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を有効にする。また、CPU131は、延長可能回数表示欄201に、延長アイテム202を4個、表示させる。その後、処理はステップS363に戻り、ステップS363以降の処理を繰り返し実行する。
【0276】
ステップS368において、CPU131が、追加代金が投入されていないと判定した場合、処理はステップS370に進む。ステップS370において、CPU131は、図8のステップS56の処理、すなわち、シール分割数の選択の受付処理が終了したか否かを判定し、シール分割数の選択の受付処理が終了していない場合(すなわち、図8のステップS52乃至ステップS56のいずれかの処理を実行中の場合)、処理はステップS368に戻り、ステップS368以降の処理を繰り返し実行する。
【0277】
ステップS370において、CPU131が、シール分割数の選択の受付処理が終了したと判定した場合、CPU131は、延長可能回数制御処理を終了する。
【0278】
以上のようにして、CPU131は、延長可能回数を制御する。
【0279】
なお、上記したように、写真シール自動販売機1においては、ユーザAが編集空間73でステップS55またはステップS56の処理を実行し、ユーザBが撮影空間62でステップS52またはステップS53の処理を実行する場合がある。この場合、CPU131は、ユーザAの延長可能回数、およびユーザBの延長可能回数を、それぞれ、別々にRAM133に記憶させて管理している。
【0280】
ところで、以上の説明においては、例えば、前の処理において、残り時間が余った場合、その余り時間を次の処理にまわすことはしていない。例えば、撮影処理の残り時間が、図26の残り時間表示欄203に示されるように、32秒残った状態で、撮影処理が終了されても、その32秒間は、次の編集処理の残り時間として加算されない。
【0281】
しかしながら、この余り時間を、次の処理に加算させるようにすることもできる。例えば、図26に示されるように、32秒間残った状態で、撮影処理が終了された場合、図27に示されるように、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数を増加させることにより、余り時間を次の処理に加算するようにしても良い。
【0282】
すなわち、図26においては、延長アイテムは、延長アイテム202−1乃至202−4の合計4個、表示されている。そして、図27においては、延長アイテムは、延長アイテム202−1乃至202−6の合計6個、表示されている。CPU131は、撮影処理で余った残り時間32秒を、15で割り算した商と同数の延長アイテム202を、編集処理の延長可能回数表示欄201に追加させている。
【0283】
次に、図28のフローチャートを参照して、上記のような余り時間の制御処理について説明する。
【0284】
図28のステップS401において、CPU131は、図8のステップS52の撮影モードの選択の受付処理、同図8のステップS53の撮影処理、または、同図8のステップS55の編集処理が終了するまで待機し、図8のステップS52の撮影モードの選択の受付処理、同図8のステップS53の撮影処理、または、同図8のステップS55の編集処理が終了した場合、処理はステップS402に進む。
【0285】
ステップS402において、CPU131は、ステップS401で終了したと判定された処理(図8のステップS52、ステップS53、またはステップS55)が、終了した時点での余り時間m秒を取得する。例えば、ステップS53の撮影処理が、図26に示される画面が撮影用モニタ16に表示されているときに終了された場合、CPU131は、余り時間として、残り時間表示欄203に表示されている32秒を、余り時間として取得する。
【0286】
ステップS403において、CPU131は、ステップS402で取得した余り時間mを15で割り算して、商xを算出する。例えば、ステップS402で、余り時間として32秒が取得された場合、32を15で割り算して、商x=2を算出する。
【0287】
ステップS404において、CPU131は、ステップS403で算出された商xを、延長可能回数に追加すべきとして決定する。
【0288】
以上のようにして、写真シール自動販売機1の余り時間制御処理が実行される。
【0289】
上記のように、余り時間を、以降の処理の延長アイテムに加算する場合の、写真シール自動販売機1の延長可能回数制御処理について、図29および図30のフローチャートを参照して説明する。
【0290】
なお、先に説明したように、写真シール自動販売機1は、例えば、第1のユーザが撮影空間62において撮影を終了させ、編集空間73に移動した後、第1のユーザが編集空間73で画像の編集を行っている最中に、第2のユーザが撮影空間62において撮影を開始した場合、図8のステップS52およびステップS53の処理(撮影空間62における第2のユーザの処理)とステップS55およびステップS56の処理(編集空間73における第1のユーザの処理)を並列して実行する。従って、CPU131は、図29および図30の延長可能回数制御処理を、第1のユーザと、第2のユーザ、それぞれに対応して独立して実行する。以下の説明においては、あるユーザ(ユーザAとする)に対する延長可能回数制御処理を例にして説明する。
【0291】
ステップS431において、CPU131は、硬貨処理部92から、代金の投入が通知されるまで待機し、代金が投入された場合、処理はステップS432に進む。なお、ステップS431の処理は、図8のステップS51と同一の処理である。すなわち、ステップS51でCPU131が代金が投入されたと判定したとき、ステップS431においても、代金が投入されたと判定する。
【0292】
ステップS432において、CPU131は、延長可能回数の初期値を設定し、RAM133に記憶させる。本実施の形態においては、例として、延長可能回数の初期値n=4を設定するものとする。延長可能回数n=4が設定されたとき、延長可能回数表示欄201には、4個の延長アイテム202が表示される。
【0293】
ステップS433において、CPU131は、ユーザAに対応する顧客応対処理において、延長ボタン88、または延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88、および延長ボタン44のいずれかが操作された場合、ステップS434に進む。すなわち、ユーザAが、ステップS52またはステップS53の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン88が操作されたか否かを判定し、延長ボタン88が操作された場合、ステップS434に進む。また、ユーザAがステップS55またはステップS56の処理を実行中である場合、CPU131は、延長ボタン44が操作されたか否かを判定し、延長ボタン44が操作された場合、ステップS434に進む。なお、ステップS433の処理は、図21のステップS233、図22のステップS263、図23のステップS303、および図24のステップS333のいずれかの処理に対応している。
【0294】
すなわち、ユーザAに対応する顧客応対処理の時間制御において、図21のステップS233において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図22のステップS263において、CPU131が、延長ボタン88が操作されたと判定した場合、または図23のステップS303において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、または図24のステップS333において、CPU131が、延長ボタン44が操作されたと判定した場合、CPU131は、図25のステップS433においても、延長ボタンが操作されたと判定し、処理はステップS434に進む。
【0295】
ステップS434において、CPU131は、RAM133に記憶させている延長可能回数を1だけデクリメントさせて、RAM133の記憶を更新させる。そして、CPU131は、RAM133の記憶の更新に対応して、延長可能回数表示欄201に表示されている延長アイテム202の個数を、1つ減少させる。例えば、RAM133に延長可能回数n=4が記憶されていた場合、ステップS434において、CPU131は、RAM133の記憶を、延長可能回数n=3に更新する。そして、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させている延長アイテム202の個数を、4個から3個に減少させる。その後、処理はステップS435に進む。
【0296】
ステップS433において、CPU131が、延長ボタン88、および延長ボタン44のいずれも操作されてはいないと判定した場合、ステップS434の処理はスキップされ、処理はステップS435に進む。
【0297】
ステップS435において、CPU131は、図28のフローチャートの余り時間制御処理の結果、延長可能回数の追加が決定されたか否か(商xが算出されたか否か)を判定し、延長可能回数の追加が決定された(商xが算出された)場合、処理はステップS436に進む。ステップS436において、CPU131は、延長可能回数nに、図28のフローチャートの余り時間制御処理により算出された商xを足し算する。すなわち、RAM133に記憶されている延長可能回数nを、n+xとして、記憶を更新する。例えば、延長可能回数n=4がRAM133に記憶されている状態において、余り時間制御処理により商x=2が算出された場合、ステップS436において、CPU131は、n+x=4+2=6で、RAM133の記憶を更新する。結果的に、編集処理における延長可能回数が2個増加し、対応して、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数も、図27に示されるように、撮影処理の時より2個増加する。
【0298】
ステップS436の処理の後、処理はステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0299】
ステップS435において、CPU131が、図28のフローチャートの余り時間制御処理により、延長可能回数の追加が決定されてはいない(商xが算出されてはいない)と判定した場合、処理はステップS437に進む。
【0300】
ステップS437において、CPU131は、延長可能回数が0回(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)であるか否かを判定し、延長可能回数が0回ではない(RAM133に記憶されている延長可能回数n>0である)場合、処理はステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0301】
ステップS437において、CPU131が、延長可能回数が0回である(RAM133に記憶されている延長可能回数n=0)と判定した場合、処理は図30のステップS438に進む。
【0302】
ステップS438において、CPU131は、ユーザAに対する顧客応対処理における延長ボタン88、または延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。すなわち、ユーザAが、ステップS52、またはステップS53の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS438において、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定し、ユーザAが、ステップS55、またはステップS56の処理を実行中であれば、CPU131は、ステップS438において、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。これ以降、CPU131は、無効になるように設定した延長ボタンが操作されても、残り時間を延長しない。
【0303】
なお、ユーザAがステップS52、またはステップS53の処理を実行中に、CPU131が、延長ボタン88の操作を無効になるように自らを設定した場合、その後、ユーザAが、ステップS53の処理を終了し、ステップS55の処理を開始した時点で、CPU131は、延長ボタン88の操作を有効になるように自らを設定しなおし、延長ボタン44の操作を無効になるように自らを設定する。
【0304】
このようにすることにより、ユーザAが、撮影空間62において、延長アイテム202を使い切った場合、その後、ユーザAが編集空間73に移動した後も、延長ボタン44により、制限時間を延長することができないようにすることができる。また、ユーザAの後に、撮影空間62でステップS52およびステップS53の処理を実行するユーザ(ユーザBとする)は、延長ボタン88を利用して、制限時間を延長させることができるようになる。
【0305】
ステップS438の処理の後、ステップS439において、CPU131は、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41に、例えば、図17の案内表示251のように、代金の追加投入の案内を表示させる。ユーザは、この案内表示251により、代金を追加投入すれば、さらに延長可能であることを知ることができる。
【0306】
ステップS440において、CPU131は、硬貨処理部92からの、代金投入の通知の有無に基づいて、追加代金が投入されたか否かを判定し、追加代金が投入された場合、処理はステップS441に進む。
【0307】
ステップS441において、CPU131は、延長可能回数を所定の値に設定し、RAM133の記憶を更新する。例えば、CPU131は、RAM133に記憶されていた延長可能回数n=0を、n=4に更新する。また、CPU131は、ステップS438で設定した、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を無効にする設定を解除し、これ以降、延長ボタン44、または延長ボタン88の操作を有効にする。また、CPU131は、延長可能回数表示欄201に延長アイテム202を4個、表示させる。その後、処理は図29のステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0308】
ステップS440において、CPU131が、代金が投入されていないと判定した場合、処理はステップS442に進む。ステップS442において、CPU131は、図28のフローチャートの余り時間制御処理の結果、延長可能回数の追加が決定されたか否か(商xが算出されたか否か)を判定し、延長可能回数の追加が決定された(商xが算出された)場合、処理はステップS443に進む。ステップS443において、CPU131は、延長可能回数n=0に、図28のフローチャートの余り時間制御処理により算出された商xを足し算する。すなわち、RAM133に記憶されている延長可能回数n=0を、0+xとして、記憶を更新する。例えば、余り時間制御処理により商x=2が算出された場合、ステップS443において、CPU131は、n+x=0+2=2で、RAM133の記憶を更新する。結果的に、編集処理における延長可能回数が0回から2回になる。
【0309】
ステップS443の処理の後、処理は図29のステップS433に戻り、ステップS433以降の処理を繰り返し実行する。
【0310】
ステップS442において、CPU131が、図28のフローチャートの余り時間制御処理により、延長可能回数の追加が決定されてはいない(商xが算出されてはいない)と判定した場合、処理はステップS444に進む。
【0311】
ステップS444において、CPU131は、図8のステップS56の処理、すなわち、シール分割数の選択の受付処理が終了したか否かを判定し、シール分割数の選択の受付処理が終了していない場合(すなわち、図8のステップS52乃至ステップS56のいずれかの処理を実行中の場合)、処理はステップS440に戻り、ステップS440以降の処理を繰り返し実行する。
【0312】
ステップS444において、CPU131が、シール分割数の選択の受付処理が終了したと判定した場合、CPU131は、延長可能回数制御処理を終了する。
【0313】
ある処理における余り時間を、それ以降の処理の延長可能回数に加算する場合、以上のようにして、CPU131は延長可能回数を制御する。
【0314】
ところで、以上の説明においては、延長ボタン88は、操作パネル17上に配置されているが、延長を指示するボタンを、撮影モニタ16上に表示するようにしても良い。また、延長ボタン44も、同様に、編集用モニタ41−1および41−2上に表示するようにしても良い。
【0315】
例えば、図8のステップS52において、図31に示されるような画面を撮影モニタ16上に表示させるようにしても良い。図31においては、図9に示される画面に、さらに延長ボタン401が表示されている。ユーザは、左ボタン82や右ボタン83により、カーソルを移動させて、延長ボタン401にカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、延長ボタン401を選択することができる。延長ボタン401が選択された場合、CPU131は、延長ボタン88が選択された場合と同様の処理を実行する。
【0316】
なお、図31の画面を撮影用モニタ16に表示している場合、CPU131が、延長ボタン401が選択されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、制限時間を延長させ、ユーザがバツボタン86を操作した場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0317】
これにより、ユーザが、誤って延長ボタン401を選択した場合にも、撮影モード選択受付処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0318】
また、例えば図8のステップS53において、図32乃至図36に示されるような画面を、撮影用モニタ16に表示させるようにしても良い。図32においては、図10に示される画面に、さらに延長ボタン411と完了ボタン412が表示されている。ユーザは、プラスボタン81やマイナスボタン84により、カーソルを移動させて、延長ボタン411または完了ボタン412にカーソルを合わせ、マルボタン85を操作して、延長ボタン411または完了ボタン412を選択することができる。延長ボタン411が選択された場合、CPU131は、延長ボタン88が選択された場合と同様の処理を実行する。また、完了ボタン412が選択された場合、CPU131は、撮影終了ボタン87が操作された場合と同様の処理を実行する。
【0319】
同様に、図33においては、図11に示される画面に、さらに延長ボタン421と完了ボタン422が表示され、図34においては、図12に示される画面に、さらに延長ボタン431と完了ボタン432が表示され、図35においては、図13に示される画面に、さらに延長ボタン441と完了ボタン442が表示され、図36においては、図14に示される画面に、さらに延長ボタン451と完了ボタン452が表示されている。
【0320】
ユーザは、プラスボタン81やマイナスボタン84により、カーソルを移動させて、延長ボタン421,431,441,451や完了ボタン422,432,442,452を選択することができる。延長ボタン421,431,441,451のうちいずれかの延長ボタンが選択された場合、CPU131は、延長ボタン88が選択された場合と同様の処理を実行する。また、完了ボタン422,432,442,452のうちいずれかの完了ボタンが選択された場合、CPU131は、撮影終了ボタン87が操作された場合と同様の処理を実行する。
【0321】
なお、図32乃至図36の画面のうちいずれかの画面を撮影用モニタ16に表示している場合、CPU131が、延長ボタン411,421,431,441,451のうちいずれかの延長ボタンが選択されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「時間を延長しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、制限時間を延長させ、ユーザがバツボタン86を操作した場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0322】
これにより、ユーザが、誤って延長ボタン411,421,431,441,451を選択した場合にも、撮影処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0323】
同様に、図32乃至図36の画面のうちいずれかの画面を撮影用モニタ16に表示している場合、CPU131が、完了ボタン412,422,432,442,452のうちいずれかの完了ボタンが選択されたと判定した場合、撮影用モニタ16に、「撮影を完了しますか? ○ボタンと×ボタンで決めてね」のような確認画面を表示させ、ユーザがマルボタン85を操作した場合、撮影処理を終了させ、ユーザがバツボタン86を操作した場合、撮影処理を終了しないようにしても良い。
【0324】
これにより、ユーザが、誤って完了ボタン412,422,432,442,452を選択した場合にも、撮影処理を終了しないようにすることができる。
【0325】
さらに、図8のステップS55において、図37に示されるような画面を編集用モニタ41上に表示させるようにしても良い。図37においては、図18に示される画面に、さらに延長ボタン461が表示されている。ユーザは、タッチペン43で延長ボタン461にタッチすることにより、延長ボタン461を選択することができる。延長ボタン461が選択された場合、CPU131は、延長ボタン44が選択された場合と同様の処理を実行する。
【0326】
なお、図37の画面を編集用モニタ41に表示している場合、CPU131が、延長ボタン461がタッチペン43によりタッチされたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? はい いいえ」のような確認画面を表示させ、ユーザがタッチペン43により「はい」にタッチした場合、制限時間を延長させ、ユーザがタッチペン43により「いいえ」にタッチした場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0327】
これにより、ユーザが、誤ってタッチペン43で延長ボタン461にタッチした場合にも、編集処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0328】
また、図8のステップS56において、図38に示されるような画面を編集用モニタ41−1上に表示させるようにしても良い。図38においては、図19に示される画面に、さらに延長ボタン471が表示されている。ユーザは、タッチペン43で延長ボタン471にタッチすることにより、延長ボタン471を選択することができる。延長ボタン471が選択された場合、CPU131は、延長ボタン44が選択された場合と同様の処理を実行する。
【0329】
なお、図38の画面を編集用モニタ41に表示している場合、CPU131が、延長ボタン471がタッチペン43によりタッチされたと判定した場合、編集用モニタ41に、「時間を延長しますか? はい いいえ」のような確認画面を表示させ、ユーザがタッチペン43により「はい」にタッチした場合、制限時間を延長させ、ユーザがタッチペン43により「いいえ」にタッチした場合、制限時間を延長しないようにしても良い。
【0330】
これにより、ユーザが、誤ってタッチペン43で延長ボタン471にタッチした場合にも、シール分割数選択受付処理の制限時間を延長しないようにすることができる。
【0331】
なお、図31乃至図38に示されている延長ボタン401,411,421,431,441,451,461,471は、常に表示させるようにしても良いし、延長可能回数が0回になった場合、表示しないようにしても良い。また、延長可能回数が0回の場合と、1回以上ある場合とで、異なる色で表示させるようにしても良い。また、延長可能回数が0回の場合に点滅させ、1回以上ある場合に点灯させるようにしても良い。その他、延長可能回数が0回の場合と、1回以上の場合で、延長ボタン401,411,421,431,441,451,461,471の表示を変化させるその他の方法を採用するようにしても良い。さらに、延長可能回数が2回以上の場合、延長ボタン401,411,421,431,441,451,461,471を青色で表示させ、延長可能回数が1回の場合、黄色で表示させ、延長可能回数が0回の場合、赤色で表示させるようにしても良い。
【0332】
ところで、撮影空間62において、延長ボタン88は、操作パネル17上に配置されているが、延長ボタンは、操作パネル17上以外の場所に設置するようにしても良い。例えば、図39に示されるように、延長ボタン501を側面パネル65−2の近傍に設けるようにしても良い。図39は、図4と同様の視点から、写真シール自動販売機1の配置の例を見た図であり、図4と対応する部位には同一の符号が付されている。
【0333】
図39に示されるように、延長ボタン501を、操作パネル17上ではなく、背景パネル61側に設けるようにすることにより、ユーザは、写真シール自動販売機1の筐体から離れてポーズを取り、自らを撮影している場合に時間を延長したいとき、近傍に設置されている延長ボタン501を押下することにより、時間を延長することができる。
【0334】
本発明の写真シール自動販売機1においては、以上に説明したようにして、制限時間を延長可能なようにすることにより、より多くのユーザに、満足の行く遊戯を提供することが可能となる。
【0335】
すなわち、従来、写真シール自動販売機における遊戯の中で、ユーザが行う操作は、撮影モードの選択、撮影、落書き(編集操作)、シール分割数の選択などがあるが、各操作には制限時間があり、操作に習熟していない初心者、または制限時間の表示を見ることで焦りを感じるユーザに対して、充分な操作環境を提供しているとは言えなかった。
【0336】
そこで、本発明の写真シール自動販売機1のように、制限時間を延長するための延長ボタン88および延長ボタン44を設けるようにし、残り時間が少なくなった場合、延長ボタン88または延長ボタン44の操作に応じて残り時間を延長させることにより、操作に習熟していない初心者や、制限時間の表示を見ることで焦りを感じるユーザにも、充分な操作環境を提供することが可能となる。結果的に、より多くのユーザに対して、満足の行く遊戯を提供することが可能となる。
【0337】
なお、以上に説明した本実施の形態においては、1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、15秒間、残り時間が増加する場合を例にして説明しているが、このことは、本発明が、1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、15秒間、残り時間を増加することに限定されることを意味するものではない。1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、増加させる残り時間は、写真シール自動販売機1の製造者、または管理者が任意に設定することが可能である。1回、延長ボタン44、または延長ボタン88を操作する毎に、増加させる残り時間は、例えば、10秒、20秒、または30秒に設定するようにしても良い。
【0338】
また、以上に説明した本実施の形態においては、ステップS53の撮影処理において、延長ボタン88を操作すると、残り時間に15秒が加算されているが、延長ボタン88を操作した場合、残り時間に15秒加算する代わりに、撮影回数を1回増加させるようにしても良い。すなわち、撮影処理においてユーザが撮影することができる回数は、予め設定されているが(本実施の形態においては、例として4回)、延長ボタン88が操作されたとき、撮影回数を1回分増やす(例えば、予め撮影回数が4回に設定されていた場合、撮影回数を5回に増やす)ようにしても良い。このようにすることにより、ユーザは、より多くの画像を撮影することができる。なお、この場合も、延長ボタン88を1回操作したとき、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202を1個減少させる。また、この場合も、ステップS52の撮影モード選択受付処理、ステップS55の編集処理、およびステップS56のシール分割数選択受付処理に関する制限時間の制御は、それぞれ、ステップS201、ステップS203、およびステップS204の処理と同様である。
【0339】
また、以上に説明した本実施の形態においては、延長可能回数表示欄201内に表示されている延長アイテム202は、全て「15秒」と表示されているが、例えば、延長アイテム202−1内に「15秒」と表示させ、延長アイテム202−2内に「30秒」と表示させ、延長アイテム202−3内に「45秒」と表示させ、延長アイテム202−4内に「60秒」と表示させるようにしても良い。
【0340】
すなわち、延長アイテム202−2には、延長アイテム202−1に表示されている15秒に、15秒が加算された値「30秒」が表示され、延長アイテム202−3には、延長アイテム202−2に表示されている30秒に、15秒が加算された値「45秒」が表示され、延長アイテム202−4には、延長アイテム202−3に表示されている45秒に、15秒が加算された値「60秒」が表示されている。このように、延長アイテム202−1乃至202−4に、延長時間を順番に加算させた値を表示させても良い。
【0341】
これにより、ユーザは、延長することができる合計の時間を容易に把握することができる。なお、この場合も、上記した実施の形態の場合と同様、残り時間が延長される度に、延長アイテムの表示が1個ずつ消去される。
【0342】
また、上記のように、延長アイテム202−1内に「15秒」と表示させ、延長アイテム202−2内に「30秒」と表示させ、延長アイテム202−3内に「45秒」と表示させ、延長アイテム202−4内に「60秒」と表示させるようにした場合、例えば、タッチペン43により、延長アイテム202−4「60秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を60秒延長するようにしても良い。同様に、延長アイテム202−3「45秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を45秒延長し、延長アイテム202−2「30秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を30秒延長するようにし、延長アイテム202−1「15秒」がタッチ(選択)された場合、その時点で実行中の処理の残り時間を15秒延長するようにしても良い。
【0343】
このように、延長アイテム202が選択されたとき、延長アイテム202内に表示されている時間だけ、実行中の処理の残り時間(制限時間)を延長するようにすることにより、ユーザは、延長させる時間を、1度の操作で選択することができ、操作性が改善される。例えば、先に説明した本実施の形態において、45秒間、時間を延長する場合、ユーザは、延長ボタン44、または延長ボタン88を3回操作しなくてはならなかった。それに対して、延長させたい時間が表示されている延長アイテムを選択できるようにした場合、1回の操作で、「45秒」と表示された延長アイテムを選択することにより、残り時間を45秒延長させることができるようになる。
【0344】
なお、この場合、選択された延長アイテム202に表示されている秒数だけ、実行中の処理の制限時間が延長されると共に、延長可能な時間は減少され、対応して、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数、および延長アイテム202内に表示される秒数が変更される。
【0345】
すなわち、例えば、延長アイテム202−1内に「15秒」と表示され、延長アイテム202−2内に「30秒」と表示され、延長アイテム202−3内に「45秒」と表示され、延長アイテム202−4内に「60秒」と表示されており、タッチペン43により、延長アイテム202−4「45秒」がタッチ(選択)された場合、CPU131は、実行中の処理の残り時間を45秒延長させると共に、延長可能回数表示欄201に、延長アイテム202−1(「15秒」と表示されている延長アイテム)だけを表示させる。
【0346】
なお、上記のように、延長アイテム202−1乃至202−4のそれぞれの中に、異なる秒数(15秒、30秒、45秒、および60秒)を表示させ、ユーザに所望する時間が表示されている延長アイテムを選択させる場合、撮影用モニタ16にタッチパネルを積層させ、対応するタッチペンを備えるようにすると良い。
【0347】
また、上記のようにして、実行中の処理の残り時間を延長したものの、結果的に、残り時間が余ってしまう場合がある。例えば、残り時間を60秒延長した後、ユーザが実行中の処理を終了させた時点で残り時間が30秒以上余ってしまう場合がある。このような場合、余った残り時間を、次の処理の際に、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202に加算させても良い。すなわち、例えば、撮影処理の残り時間を60秒延長した場合、延長可能回数表示欄201に表示される延長アイテム202の個数は0個になる。その後、ユーザが撮影処理を終了させた時点で残り時間が30秒以上余ってしまった場合、編集処理において、延長可能回数表示欄201に、「15秒」と記された延長アイテム202−1、および「30秒」と記された延長アイテム202−2を表示させるようにしても良い。
【0348】
また、写真シール自動販売機1に、写真シール自動販売機1が提供するゲーム、すなわち、本実施の形態で説明した顧客応対処理とは異なるゲームのプログラムを保持させ、そのゲームをユーザに実行させ、その得点により、延長アイテム202の個数を増減させるようにしてもい。
【0349】
すなわち、例えば、シューティングゲーム、またはもぐら叩き、スロットマシーン、またはパチンコを模したテレビゲームのプログラムを、予め記憶部136に記憶させておく。そして、ユーザが撮影処理、または編集処理を実行中に、CPU131は、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41の所定の位置に、「延長アイテムを増やす? はい いいえ」のような案内を表示させる。ユーザが、操作パネル17、またはタッチペン43を操作して「はい」を選択した場合、CPU131は、「ゲームに勝ったら延長アイテムを2倍にするよ。ゲームに負けたら、延長アイテムを半分にするよ。いいかな? はい いいえ」のような案内を撮影用モニタ16、または編集用モニタ41の所定の位置に表示させる。
【0350】
ユーザが、操作パネル17、またはタッチペン43を操作して「はい」を選択した場合、CPU131は、記憶部136より、ゲームのプログラムをRAM133にロードし、撮影用モニタ16、または編集用モニタ41において、ユーザにそのゲームで遊ばせる。ユーザがゲームで得点した点数が、予め設定された基準値より高い場合、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の2倍にさせる。また、ユーザがゲームで得点した点数が、予め設定された基準値より低い場合、CPU131は、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の半分にさせる。
【0351】
これにより、写真シール自動販売機1に、さらに娯楽性をもたせることができる。なお、上記においては、ユーザがゲームで所定の基準値以上の点数を得点した場合、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の2倍にさせるようにしたが、2倍にする代わりに、予め設定された所定の個数(例えば、1個)だけ増やすようにしても良い。また、上記においては、ユーザがゲームで所定の基準値以下の点数を得点した場合、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を、ゲームの前における個数の半分にさせるようにしたが、半分にする代わりに、予め設定された所定の個数(例えば、1個)だけ減らすようにしたり、延長可能回数表示欄201に表示させる延長アイテム202の個数を0個にしても良い。
【0352】
また、以上に説明した本実施の形態においては、延長可能な回数は、延長可能回数表示欄201内に延長アイテム202の個数として表示しているが、延長可能な回数は、例えば、「1」、「2」、「3」、および「4」のように、数字で表示するようにしても良い。
【0353】
また、本発明の写真シール自動販売機においては、ユーザが延長ボタン44および延長ボタン88を1度も操作しない場合、すなわち、1度も残り時間を延長しない場合の、1回のゲームに要する時間(以下、1回のゲームに要する時間をゲーム時間とも称する)を、従来の写真シール自動販売機のゲーム時間より短く設定しておき、延長可能回数分だけ残り時間を延長した場合に、従来の写真シール自動販売機と同様のゲーム時間になるように設定しても良い。このようにすることにより、ユーザが延長ボタン44および延長ボタン88を操作した場合、ユーザに、ゲーム時間が延長したように感じさせ、より満足感を感じさせることができる。
【0354】
また、例えば、ステップS53の撮影処理、およびステップS55の編集処理の合計の制限時間を設定しておき、ユーザがステップS53の撮影処理の際に、延長ボタン88を操作する度に、撮影処理の制限時間を延長し、その分、編集処理の時間を減らすようにしても良い。
【0355】
すなわち、
編集時間=(合計の制限時間)−(撮影処理に要した時間)
のようにしても良い。この場合、ユーザは、合計時間に達するまで、撮影処理の制限時間を延長することができる。
【0356】
また、上記した本発明の実施の形態においては、ステップS52の撮影モード選択受付処理、ステップS53の撮影処理、ステップS55の編集処理、およびステップS56のシール分割数選択受付処理において、ユーザからの制限時間の延長を受け付ける場合を例にして説明したが、このことは、ユーザからの制限時間の延長を受け付ける処理が、上記した処理に限定されることを意味するものではない。すなわち、上記した処理以外でも、ユーザからの操作を受け付ける全ての処理の制限時間を、上記したようにして制御するようにすることができる。
【0357】
また、上記した本発明の実施の形態においては、ユーザが、延長可能な回数だけ、延長ボタン44および延長ボタン88を操作した場合、延長可能回数表示欄201に表示された延長アイテム202の個数を0個にすることにより、ユーザに、これ以上延長することができないことを知らせていた。しかしながら、このようにする代わりに、例えば、延長ボタン44および延長ボタン88の近傍に、それぞれ電球を配置しておき、延長可能な場合だけ、その電球を点灯(または点滅)させ、延長不可能な場合、延長ボタン44および延長ボタン88の近傍に設置された電球を消灯するようにして、これ以上延長することができないことをユーザに知らせるようにしても良い。
【0358】
なお、電球は、延長ボタン44および延長ボタン88の近傍に設置させる代わりに、延長ボタン44および延長ボタン88に内蔵するようにしても良い。この場合、電球が点灯(または点滅)すると、その電球を内蔵した延長ボタン44、または延長ボタン88が点灯(または点滅)する。
【0359】
ところで、写真シール自動販売機1の管理者は、写真シール自動販売機1内に装填しているシール紙121がなくなりそうになった場合、新しいシール紙ユニット97に交換することにより、シール紙121を補充する。シール紙121の補充に際し、写真シール自動販売機1のCPU131は、シール紙ユニット97に付されている制御タグ122を照合することにより、補充されたシール紙が、写真シール自動販売機1に適合したものか否かを判別することができる。次に、図40のフローチャートを参照して、写真シール自動販売機1のID検出処理について説明する。
【0360】
ステップS501において、CPU131は、写真シール自動販売機1の所定の位置に、シール紙ユニット97が装着されたか否かを監視し、シール紙ユニット97が装着された場合、ステップS502に進む。
【0361】
ステップS502において、CPU131は、制御タグリーダライタ112を制御して、シール紙ユニット97に付されている制御タグ122のIDを読み取り、供給させる。
【0362】
ステップS503において、CPU131は、ステップS502において制御タグリーダライタ112より取得したIDと、予めROM132に記憶しているシール紙IDを照合し、両IDが同一であった場合、ステップS504に進む。ステップS504において、CPU131は、記憶部136から、写真シール自動販売機1が使用可能である旨のメッセージを含む画面の画像データをRAM133にロードし、撮影用モニタ16、並びに編集用モニタ41−1および41−2のうち、少なくともいずれか1つのモニタにRAM133にロードした画面を表示させる。
【0363】
ステップS505において、CPU131は、写真シール自動販売機1を通常のゲーム可能な状態(図7のステップS51の状態)に復帰させる。
【0364】
ステップS503において、CPU131が、制御タグリーダライタ112より取得したIDと、予めROM132に記憶しているシール紙IDが一致しないと判定した場合、CPU131は、ステップS506に進み、記憶部136から、写真シール自動販売機1が使用不可能である旨のメッセージを含む画面の画像データをRAM133にロードし、撮影用モニタ16、並びに編集用モニタ41−1および41−2のうち、少なくともいずれか1つのモニタにRAM133にロードした画面を表示させる。
【0365】
そして、ステップS507において、CPU131は、写真シール自動販売機1が使用不可能(ゲーム不可能)に設定する。その方法としては、例えば、硬貨投入口18から硬貨を投入されないように、硬貨投入口18にシャッタを下ろすことなどが可能である。
【0366】
なお、本実施の形態においては、シール紙ユニット97に制御タグ122を付すようにしたが、シール紙ユニット97に装填されているシール紙121の種類を識別することが可能であれば、その他の方法により、シール紙121を識別するようにしても構わない。
【0367】
例えば、制御タグ122の代わりに、バーコード、ICカード等の方法を用いて、シール紙ユニット97を識別するようにしてもよい。また、シール紙ユニット97の写真シール自動販売機への装着部分の形状を、写真シール自動販売機の機種毎に異なるものにし、適合するシール紙ユニット97だけ、写真シール自動販売機1に装着可能なようにしても良い。
【0368】
また、シール紙121とシール紙ユニット97を分離可能に構成することも可能であり、また、一体的に構成することも可能である。
【0369】
以上において、印刷媒体はシール紙として説明したが、シール紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙などに印刷するようにしてもよい。また、撮影した画像データを、ユーザが自ら用意したフロッピディスクなどの記録媒体に記録させることができるようにしてもよい。
【0370】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0371】
この記録媒体は、図7に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク151(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク152(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク153(MD(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ154などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM132や、記憶部136に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0372】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0373】
【発明の効果】
以上のように、第1の本発明によれば、ユーザは、制限時間内で、写真シールを作成することができる。
【0374】
また、第1の本発明によれば、ユーザは、遊戯全体の中における種種の操作の時間配分を、コントロールすることができる。また、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザにも、充分に操作手順を理解させて、遊戯を進行させることが可能となる。
【0375】
また、第1の本発明によれば、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、ユーザに充分に活用させて遊戯をさせることが可能となる。
【0376】
また、第1の本発明によれば、ユーザが、代金を支払った後、一旦、撮影モードを選択した後に、撮影処理の制限時間、および編集処理の制限時間を変更することが可能となる。
【0377】
第2の本発明によれば、ユーザは、制限時間内で、写真シールを作成することができる。
【0378】
また、第2の本発明によれば、ユーザは、撮影回数および編集操作の制限時間を、コントロールすることができる。また、例えば初めてゲームを行うユーザのような、写真シール自動販売機の操作手順に慣れていないユーザにも、充分に操作手順を理解させて、遊戯を進行させることが可能となる。
【0379】
また、第2の本発明によれば、写真シール自動販売機に備えられた機能(例えば、多彩な落書き機能)を、ユーザに充分に活用させて遊戯をさせることが可能となる。
【0380】
また、第2の本発明によれば、ユーザが、代金を支払った後、一旦、撮影モードを選択した後に、撮影回数、および編集処理の制限時間を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した写真シール自動販売機の外観の例を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用した写真シール自動販売機の他の外観の例を示す斜視図である。
【図3】図1の写真シール自動販売機の配置の例を示す図である。
【図4】図1の写真シール自動販売機の配置の例を上方から示す図である。
【図5】操作パネル上のボタン配置の例を示す図である。
【図6】図1の写真シール自動販売機の内部構成の例を示すブロック図である。
【図7】図6の制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】写真シール自動販売機の顧客応対処理を説明するフローチャートである。
【図9】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図10】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図11】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図12】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図13】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図14】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図15】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図16】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図17】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図18】編集用モニタの表示例を示す図である。
【図19】編集用モニタの表示例を示す他の図である。
【図20】写真シール自動販売機の時間制御処理を説明するフローチャートである。
【図21】図20のステップS201の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図22】図20のステップS202の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図23】図20のステップS203の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図24】図20のステップS204の処理を詳細に説明するフローチャートである。
【図25】写真シール自動販売機の延長可能回数制御処理を説明するフローチャートである。
【図26】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図27】編集用モニタの表示例を示す図である。
【図28】写真シール自動販売機の余り時間制御処理を説明するフローチャートである。
【図29】写真シール自動販売機の延長可能回数制御処理を説明するフローチャートである。
【図30】写真シール自動販売機の延長可能回数制御処理を説明する図29に続くフローチャートである。
【図31】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図32】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図33】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図34】撮影用モニタの表示例を示す図である。
【図35】撮影用モニタの表示例を示す他の図である。
【図36】撮影用モニタの表示例を示すさらに他の図である。
【図37】編集用モニタの表示例を示す図である。
【図38】編集用モニタの表示例を示す他の図である。
【図39】図1の写真シール自動販売機の配置の例を上方から示す、図4とは異なる図である。
【図40】写真シール自動販売機のID検出処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 写真シール自動販売機
12 撮影装置
16 撮影用モニタ
17 操作パネル
18 硬貨投入口
41−1,41−2 編集用モニタ
43−1,43−2 タッチペン
44 延長ボタン
45 硬貨投入口
87 撮影終了ボタン
88 延長ボタン
91 制御装置
92 硬貨処理部
97 シール紙ユニット
131 CPU
133 RAM
136 記憶部
201 延長可能回数表示欄
202 延長アイテム
203 残り時間表示欄
Claims (17)
- 被写体を撮影した後、ユーザからの編集操作に基づいて編集した前記被写体の画像を印刷した写真シールを前記ユーザに提供する写真シール自動販売機において、
予め設定された制限時間の延長の指示を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段により、前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられた場合、前記制限時間を延長させる延長手段と
を備えることを特徴とする写真シール自動販売機。 - 前記制限時間は、前記被写体の撮影の制限時間を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール自動販売機。 - 前記制限時間は、前記ユーザからの前記編集操作の受け付けの制限時間を含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の写真シール自動販売機。 - 前記第1の受付手段は、写真シール自動販売機を構成する筐体上に配置されたボタンを含む
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の写真シール自動販売機。 - 前記第1の受付手段は、
前記ユーザから、前記制限時間の延長の操作を受け付けるボタンを表示する表示手段と、
前記表示手段により表示された前記ボタンを選択する操作を受け付ける第2の受付手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の写真シール自動販売機。 - 前記第2の受付手段により、前記ボタンを選択する操作が受け付けられた場合、前記表示手段は、前記制限時間を延長するか否かの確認の案内を表示し、
前記第2の受付手段は、前記制限時間を延長するか否かの確認の操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項5に記載の写真シール自動販売機。 - 前記制限時間が延長された回数が、予め設定された所定の値に達した場合、前記延長手段は、前記第1の受付手段により、前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられても、前記制限時間を延長させない
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の写真シール自動販売機。 - 予め設定された前記制限時間と、所定の処理が実行された時間の差が、予め設定された所定の長さ以上である場合、前記延長手段は、前記第1の受付手段により前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられても、前記制限時間を延長させない
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の写真シール自動販売機。 - 前記所定の処理は、前記被写体の撮影を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の写真シール自動販売機。 - 前記所定の処理は、前記ユーザからの前記編集操作の受け付けを含む
ことを特徴とする請求項8または9に記載の写真シール自動販売機。 - 前記ユーザからの前記編集操作に基づいて、前記被写体の画像を編集する編集手段と、
前記編集手段により編集された前記画像を、前記写真シールに印刷する印刷手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の写真シール自動販売機。 - 前記写真シールであって、装着された前記写真シールを識別するための識別情報を読み取る読み取り手段と、
前記読み取り手段による読み取り結果に基づいて、前記写真シールへの印刷を制御する制御手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の写真シール自動販売機。 - 前記印刷手段により画像が印刷される前記写真シールを格納するとともに、前記読み取り手段により読み取られる前記識別情報を保持することを特徴とする請求項12に記載の写真シール自動販売機により使用される写真シールユニット。
- 写真シール自動販売機により画像が印刷された写真シールであって、
請求項1乃至12のいずれかに記載の写真シール自動販売機により画像が印刷された
ことを特徴とする写真シール。 - 被写体を撮影した後、ユーザからの編集操作に基づいて編集した前記被写体の画像を印刷した写真シールを前記ユーザに提供する写真シール自動販売機の写真シール販売方法において、
予め設定された制限時間の延長の指示を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップの処理により、前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられた場合、前記制限時間を延長させる延長ステップと
を含むことを特徴とする写真シール販売方法。 - 被写体を撮影した後、ユーザからの編集操作に基づいて編集した前記被写体の画像を印刷した写真シールを前記ユーザに提供する写真シール自動販売機において、
予め設定された前記被写体の撮影回数の追加の指示を受け付ける第1の受付手段と、
予め設定された前記編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示を受け付ける第2の受付手段と、
前記第1の受付手段により、前記被写体の撮影回数の追加の前記指示が受け付けられた場合、前記被写体の撮影回数を追加させると共に、前記第2の受付手段により、前記編集操作の受け付けの前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられた場合、前記編集操作の受け付けの前記制限時間を延長させる延長手段と
を備えることを特徴とする写真シール自動販売機。 - 被写体を撮影した後、ユーザからの編集操作に基づいて編集した前記被写体の画像を印刷した写真シールを前記ユーザに提供する写真シール自動販売機の写真シール販売方法において、
予め設定された前記被写体の撮影回数の追加の指示を受け付ける第1の受付ステップと、
予め設定された前記編集操作の受け付けの制限時間の延長の指示を受け付ける第2の受付ステップと、
前記第1の受付ステップの処理により、前記被写体の撮影回数の追加の前記指示が受け付けられた場合、前記被写体の撮影回数を追加させると共に、前記第2の受付ステップの処理により、前記編集操作の受け付けの前記制限時間の延長の前記指示が受け付けられた場合、前記編集操作の受け付けの前記制限時間を延長させる延長ステップと
を含むことを特徴とする写真シール販売方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002202935A JP2004048374A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002202935A JP2004048374A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004048374A true JP2004048374A (ja) | 2004-02-12 |
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ID=31708981
Family Applications (1)
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JP2002202935A Withdrawn JP2004048374A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 写真シール自動販売機および方法、写真シール、並びに写真シールユニット |
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Country | Link |
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