以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した写真シール作成装置の一実施の形態の外観構成例を示す斜視図を示している。
図1に示される写真シール作成装置1は、撮影や編集等の作業の娯楽性を高め、それらの作業をユーザにゲーム(遊戯サービス)として行わせる代わりに、ユーザより代金を受け取るゲーム装置(遊戯サービス提供装置)であり、通常、ゲームセンターや観光地等の店舗等に設置される。つまり、写真シール作成装置1は、後述するように、写真シール作成ゲームをユーザに提供する。ユーザ(主に複数人のグループである場合が多い)は、その写真シール作成ゲームにおいて、硬貨投入後に筐体内に設置されたCCD(Charge Coupled Device)カメラでユーザ自身を撮影し、記録された利用者の画像を液晶パネル上で付属のペン等を用いて所定または任意の文字や図形等を書き込んで編集を行い、個性的な画像を作成してシール紙に分割印刷させる。このように作成され利用者に提供されたシール紙は、例えば、利用者によって、利用者の友人や知人と交換されたり、手帳に貼り付けてアルバムのようにしたり、ポストカードに貼り付けたりされる。
図1の写真シール作成装置1の筐体10は、複数のユニット等により構成されており、第1ユニット11と第2ユニット12が、所定の距離をおいて、フレーム14Aおよびフレーム14B並びに床部13により接続されるように構成されている。
図1に示されるように、直方体の形状の第1ユニット11の、地上面(床部13の上面)に対して垂直な4側面の内、第2ユニット12に対向する面を正面11−1と称し、その正面11−1の右側に隣接する側面を右側面11−2と称し、正面11−1に対向する側面を背面11−3と称し、正面11−1の左側に隣接する側面(右側面11−2に対向する側面)を左側面11−4と称する。各面の構成については後述する。
図1に示されるように、直方体の形状の第2ユニット12の、地上面(床部13の上面)に対して垂直な4側面の内、第1ユニット11に対向する面を正面12−1と称し、その正面12−1の右側に隣接する側面を右側面12−2と称し、正面12−1に対向する側面を背面12−3と称し、正面12−1の左側に隣接する側面(右側面12−2に対向する側面)を左側面12−4と称する。各面の構成については後述する。
第1ユニット11と第2ユニット12は、図1に示されるように、それらの左右上部において、フレーム14Aとフレーム14Bにより所定の距離を保つように連結されている。また、第1ユニット11と第2ユニット12は、その下部において、床部13により所定の距離を保つように連結されている。床部13は、第1ユニット11と第2ユニット12とを連結する部材であり、利用者が第1ユニット11と第2ユニット12との間において後述するように撮影を行う場合の床となる部材であり、かつ、所定の部位が格納される筐体である。床部13には例えば、第1ユニット11と第2ユニットを電気的に接続するケーブル等が格納される。もちろん、それ以外にも、どのような部材が格納されてもよい。
なお、第1ユニット11と第2ユニット12の形状は直方体でなくてももちろんよい。また、第1ユニット11と第2ユニット12とが1つのユニット(1個の筺体)として構成されるようにしてももちろんよい。
図2は、写真シール作成装置1の設置例を示す外観図である。
図2において、第1ユニット11と第2ユニット12の上部は、図1の場合と異なり、フレーム14Aとフレーム14Bの代わりに天井部21により連結されている。これにより、図1の場合よりも、第1ユニット11と第2ユニット12との間の(床部13上の空間)空間である撮影空間の閉鎖性を向上させることができ、より快適な撮影空間を利用者に提供することができる。なお、天井部21の左右(撮影空間の出入り口となる側面)からは、さらに閉鎖性を向上させるためのカーテン24−1およびカーテン24−2が吊設されている。このように撮影空間の閉鎖性を高めることにより、写真シール作成装置1は、環境の安定した撮影空間を形成することができるだけでなく、撮影空間の外部に位置する人物から撮影の様子を閲覧されることを抑制することができる。
第1ユニット11の背面11−3側の上部には、コの字型のカーテンフレーム22Aが設けられている。この背面11−3の前面近傍には、後述するように編集空間が設けられるが、その編集空間とその周囲の空間とを区切るように(編集空間を囲むように)、カーテン23A−1乃至23A−4が設けられている。これにより、編集空間の外に位置する人物により編集作業内容が閲覧されることを抑制することができる。
第2ユニット12の背面12−3側の上部には、コの字型のカーテンフレーム22Bが設けられている。この背面12−3の前面近傍にも、後述するように編集空間が設けられるが、その編集空間とその周囲の空間とを区切るように(編集空間を囲むように)、カーテン23B−1乃至23B−4が設けられている。これにより、編集空間の外に位置する人物により編集作業内容が閲覧されることを抑制することができる。
なお、このカーテンフレーム22Aおよびカーテンフレーム22Bは、それぞれ、第1ユニット11と第2ユニット12に対して可動したり、着脱したりするように設けられているようにしてもよい。例えば、カーテンフレーム22Aが、カーテン23A−1乃至カーテン23A−4毎スライドされたり、外されたりして、この編集空間を消去する(省略する)ようにしてもよい。なお、カーテンフレーム22A並びにカーテン23A−1乃至カーテン23A−4の一部または全部が第1ユニット内に格納されるようにしてももちろんよい。カーテンフレーム22B、並びに、カーテン23B−1乃至カーテン23B−4についても同様である。
図3は、図1の第1ユニット11の正面11−1の構成例を示す図である。
正面11−1には、例えば、照明部31A、照明部31B、照明部31C、撮影ユニット32、CCD(Charge Coupled Device)カメラ33、取り込み画像表示用モニタ34、撮影用モニタ35、音声出力部36A、音声出力部36B、および硬貨投入排出口37等の、撮影処理に関する構成が設けられている。
照明部31A、照明部31B、および照明部31Cは、ストロボ発光可能な照明装置により構成され、CCDカメラ32がユーザを撮影する(CCDカメラ32が取り込む画像より静止画像をキャプチャする)撮影タイミングに対応するタイミングでストロボ発光し、撮影を行う利用者に光を照射する。なお、以下において、照明部31A、照明部31B、および照明部31Cを特に分けて説明する必要の無い場合、照明部31と称する。また、照明部31は、それぞれ、正面11−1に対して所定の角度を有するように(利用者により効果的に光を照射することができるように傾いた状態で)設けられるようにしてもよい。また、照明部31の数は、照明部31A、照明部31B、および照明部31Cの3個に限らず、2個以下であっても4個以上であっても勿論良い。また、各照明部の発光タイミングは互いに同時でなくてもよい。
撮影ユニット32には、CCDカメラ33と取り込み画像表示用モニタ34が設けられている。CCDカメラ33は、利用者を撮像し、画像を得るためのCCDを利用した撮像素子等により構成される。なお、CCDカメラ33の代わりに、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラを用いるようにしてもよい。さらに、ユーザを撮像し、デジタル画像データを得られるものであればどのようなものであってもよい。CCDカメラ33近傍の、図中下側にある取り込み画像表示用モニタ34は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)により構成され、CCDカメラ33により撮像された利用者のライブビュー画像(動画像)を表示する。具体的には、取り込み画像表示用モニタ34は、利用者により設定されている合成用動画像を、利用者のライブビュー画像に適宜合成して表示する。このCCDカメラ近傍に設けられた取り込み画像表示用モニタ34に表示される画像により利用者は、撮影直前の自分自身の画像を、CCDカメラ32より大幅に視線をずらすことなく確認することができる。また、後述するように動画像の合成画像が合成されて表示されるため、娯楽性が増加し、利用者は、雰囲気を高めながら撮影作業を行うことができる。
撮影用モニタ35は、CRTディスプレイやLCDにより構成され、撮影作業の設定を行う画面や設定内容の確認画面等が表示されるモニタである。なお、後述するように、撮影用モニタ35の表示面には無色透明の感圧式のタッチパネルが重畳されており、利用者は、画面上を指等によりタップ(接触)することにより、撮影用モニタ35に表示されているGUI(Graphical User Interface)画面を操作することができる。なお、上述の感圧式のタッチパネルの代わりに、電磁誘導式のタッチペンおよびタッチパネルを用いるようにしても良いし、撮影用モニタ35とは別にスイッチ等の入力デバイスを用いるようにしてもよい。もちろんそれ以外の入力デバイスを用いるようにしてもよい。
音声出力部36Aおよび音声出力部36Bは、スピーカにより構成され、左右2チャンネル(互いに異なるチャンネル)の音声(例えば、撮影作業案内用音声やBGM(Back Ground Music))を出力する。以下において、音声出力部36Aおよび音声出力部36Bを区別して説明する必要の無い場合、それらをまとめて音声出力部36と称する。硬貨投入排出口37は、利用者がゲーム(後述するように撮影作業や編集作業等の、写真シールを写真シール作成装置1より提供されるまでの一連の作業)を開始するための、予め定められた所定の料金の硬貨を投入する開口部を有している。また、硬貨投入排出口37は、例えば、誤った金額の硬貨を投入された場合や、投入途中で利用者が料金の払い戻しを要求した場合に投入した硬貨が排出される排出口となる開口部も有している。なお、この硬貨投入排出口37は、正面11−1以外の面に設けるようにしてももちろんよいが、正面11−1に硬貨投入排出口37が設けられることにより、利用者が硬貨を投入した直後から、写真シール作成装置1は、ゲームに関する処理(撮影作業に関する処理)を開始することができる。なお、硬貨投入排出口37の代わりに、ユーザが紙幣によって代金を支払うことができるように紙幣を投入可能な紙幣投入(排出)口を設けるようにしてももちろんよい。その紙幣投入(排出)口上述の硬貨投入排出口37と併用するようにしてももちろんよい。また、ユーザが例えば、プリペイドカードやクレジットカード等により代金を支払うことができるような機構を設けるようにしてももちろんよい。
図4は、図1の第1ユニット11の背面11−3の構成例を示す図である。
図4において、背面11−3には、2つの編集ユニットである第1編集ユニット41−1および第2編集ユニット41−2が左右に並ぶように設置されている。
第1編集ユニット41−1は、編集入力用モニタ42−1、2本のタッチペン43−1−1および43−1−2、2つの音声出力部44−1−1および44−1−2を有しており、ユーザが後述する編集作業を行う場合に利用される。
編集入力用モニタ42−1は、CRTディスプレイやLCDにより構成され、後述するように、撮影空間における撮影作業により得られた撮影画像を編集するためのGUI画像等を表示する。この編集入力用モニタ42の画面上には無色透明のタッチパネルが重畳されている。また、この編集入力用モニタ42の左右近傍には、このタッチパネルに対応するタッチペン43−1−1とタッチペン43−1−2が左右1本ずつ所定のアタッチメントにより第1編集ユニット41−1に着脱可能に固定されている。
タッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2は、いずれも、第1編集ユニット41−1と有線(または無線)により電気的にも接続可能であり、第1編集ユニット41−1より着脱可能とされる。タッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2は、編集入力用モニタ42−1の画面上に重畳された無色透明のタッチパネルと連携して動作する。利用者がこれらのタッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2を操作して、タッチパネルをタップする(タッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2とタッチパネルを接触(または近接)させる)ことにより、これらは、利用者からの入力を受け付ける入力手段として動作する。以下において、左右のタッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2を区別して説明する必要の無い場合、それらをまとめてタッチペン43−1と称する。
また、編集入力用モニタ42−1の下側近傍には、左右に並ぶように、音声出力部44−1−1および音声出力部44−1−2が設けられている。音声出力部44−1−1および音声出力部44−1−2は、それぞれスピーカにより構成され、左右2チャンネル(互いに異なるチャンネル)の音声(例えば、編集作業案内用音声やBGM)を出力する。以下において、音声出力部44−1−1および音声出力部44−1−2を区別して説明する必要の無い場合、それらをまとめて音声出力部44−1と称する。
第2編集ユニット41−2は、第1編集ユニット41−1と同様に構成されており、編集入力用モニタ42−2、2本のタッチペン43−2−1および43−2−2、2つの音声出力部44−2−1および44−2−2を有しており、第1編集ユニット41−1と同様にユーザが後述する編集作業を行う場合に利用される。つまり、編集入力用モニタ42−2は、編集入力用モニタ42−1に対応し、タッチペン43−2−1およびタッチペン43−2−2は、それぞれ、タッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2に対応し、音声出力部44−2−1および音声出力部44−2−2は、それぞれ、音声出力部44−1−1および音声出力部44−1−2に対応する。すなわち、上述した第1編集ユニット41−1の各部についての説明は、それぞれ、第2編集ユニット41−2の各部に適用することができる。
なお、この第2編集ユニット41−2において、2本のタッチペン43−2−1および43−2−2を互いに区別して説明する必要のない場合、それらをまとめてタッチペン43−2と称し、2つの音声出力部44−2−1および44−2−2を互いに区別して説明する必要のない場合、それらをまとめて音声出力部44−2と称する。
図5は、図1の第2ユニット12の背面12−3の構成例を示す図である。
図5において、背面12−3には、背面11−3の場合と同様に、2つの編集ユニットである第3編集ユニット41−3および第4編集ユニット41−4が左右に並ぶように設置されている。
第3編集ユニット41−3および第4編集ユニット41−4は、ともに、上述した編集ユニット41−1(および編集ユニット41−2)と基本的に同様に構成される。
すなわち、第3編集ユニット41−3は、編集入力用モニタ42−3、2本のタッチペン43−3−1および43−3−2、2つの音声出力部44−3−1および44−3−2を有しており、第1編集ユニット41−1や第2編集ユニット41−2と同様にユーザが後述する編集作業を行う場合に利用される。つまり、編集入力用モニタ42−3は、編集入力用モニタ42−1に対応し、タッチペン43−3−1およびタッチペン43−3−2は、それぞれ、タッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2に対応し、音声出力部44−3−1および音声出力部44−3−2は、それぞれ、音声出力部44−1−1および音声出力部44−1−2に対応する。すなわち、上述した第1編集ユニット41−1の各部についての説明は、それぞれ、第3編集ユニット41−3の各部に適用することができる。
なお、この第3編集ユニット41−3において、タッチペン43−3−1およびタッチペン43−3−2を互いに区別して説明する必要のない場合、それらをまとめてタッチペン43−3と称し、音声出力部44−3−1および音声出力部44−3−2を互いに区別して説明する必要のない場合、それらをまとめて音声出力部44−3と称する。
また、第4編集ユニット41−4は、編集入力用モニタ42−4、2本のタッチペン43−4−1および43−4−2、2つの音声出力部44−4−1および44−4−2を有しており、第1編集ユニット41−1や第2編集ユニット41−2と同様にユーザが後述する編集作業を行う場合に利用される。つまり、編集入力用モニタ42−4は、編集入力用モニタ42−1に対応し、タッチペン43−4−1およびタッチペン43−4−2は、それぞれ、タッチペン43−1−1およびタッチペン43−1−2に対応し、音声出力部44−4−1および音声出力部44−4−2は、それぞれ、音声出力部44−1−1および音声出力部44−1−2に対応する。すなわち、上述した第1編集ユニット41−1の各部についての説明は、それぞれ、第4編集ユニット41−4の各部に適用することができる。
なお、この第4編集ユニット41−4において、タッチペン43−4−1およびタッチペン43−4−2を互いに区別して説明する必要のない場合、それらをまとめてタッチペン43−4と称し、音声出力部44−4−1および音声出力部44−4−2を互いに区別して説明する必要のない場合、それらをまとめて音声出力部44−4と称する。
以上のように、第1編集ユニット41−1乃至第4編集ユニット41−4の構成は互いに同様である。従って、編集入力用モニタ42−1乃至編集入力用モニタ42−4を互いに区別して説明する必要のない場合、編集入力用モニタ42と称し、タッチペン43−1乃至タッチペン43−4を互いに区別して説明する必要のない場合、タッチペン43と称し、音声出力部44−1乃至音声出力部44−4を互いに区別して説明する必要のない場合、音声出力部44と称する。また、第1編集ユニット41−1乃至第4編集ユニット41−4を互いに区別して説明する必要のない場合、編集ユニット41と称する。
なお、これらの編集ユニット41は、それぞれ、筐体10(第1ユニット11または第2ユニット12)の各背面(背面11−3または背面12−3)に対して着脱可能に設置されるようにしてももちろんよい。
図6は、第1ユニット11の右側面11−2の構成例を示す図である。
図6において、右側面11−2には、事後接客ユニット80が設けられている。事後接客ユニット80には、事後接客用モニタ81、音声出力部82A、および音声出力部82Bが設けられている。事後接客用モニタ81は、後述するように、ゲームや付加サービスに対する個人設定等の入力に関するGUI画像を表示し、それに対する入力を受け付ける。音声出力部82Aおよび音声出力部82Bは、スピーカにより構成され、左右2チャンネル(互いに異なるチャンネル)の音声(例えば、事後接客用音声やBGM)を出力する。以下において、音声出力部82Aおよび音声出力部82Bを区別して説明する必要の無い場合、それらをまとめて音声出力部82と称する。
このような事後接客ユニット80を設けることにより、編集作業を終了し、印刷処理が終了してシールシートが排出されるまでの間待機する利用者は、この事後接客ユニット80による事後接客処理(ゲームや追加サービス等)によって、退屈せずに時間を過ごすことができる。これにより利用者の満足度が向上する。
右側面11−2の事後接客ユニット80の下には、メンテナンス用ドア部83が設けられている。メンテナンス用ドア部83は、蝶番84Aおよび蝶番84Bを軸として回転するように開閉する。メンテナンス用ドア部83には、またノブ85も設けられており、メンテナンス用ドア部83の開閉を容易に行うことができるようになされている。また、このドアノブ85に鍵機構を設けることにより、利用者による不必要なメンテナンス用ドア部83の開閉を抑制することができる。
メンテナンス用ドア部83には、さらに、シール紙排出口86が設けられている。シール紙排出口86には、内部のプリンタで印刷された後排出されたシール紙が飛び出さないようにする止め部87も設けられている。
図7は、第2ユニット12の正面12−1側から見た場合の外観を示す斜視図である。
図7において、第2ユニット12は、正面12−1側からくり貫いたような構造になっている。すなわち、正面12−1のほぼ全体が開口しており、第2ユニット12の内部の一部も撮影空間として利用できるようになされている。
第2ユニット12の上部には、背景カーテンユニット101が設けられている。背景カーテンユニット101は、複数の背景カーテン(利用者を撮影時にその背景として利用されるカーテン)の出し入れを制御するユニットであり、複数の背景カーテンが巻きとられた状態で格納されている。カーテン出力穴103A乃至カーテン出力穴103Eのそれぞれより、互いに異なる色または模様のカーテンが、利用者の指示等に基づいて、図11の背景カーテン102のように下ろされ出力される。これによって、利用者は、様々な色または模様の背景の撮影画像を容易に得ることができる。なお、この背景カーテンユニット101が有し、出力を制御するカーテンの数はいくつであってもよい(カーテン出力穴の数もいくつであってもよい)。
なお、図7においては、上述したように、第2ユニット12の背面12−3には、第3編集ユニット41−3および第4編集ユニット41−4が設置されている。
以上のような筐体10を有する写真シール作成装置1は、上述した各部をユーザに利用させ、ユーザに自分自身等の撮影作業、その撮影作業によりキャプチャされた撮影画像の編集入力作業、その編集入力作業に基づいて編集された撮影画像の印刷に関する設定入力作業、およびその他の作業をゲームとして行わせ、ゲームの結果として編集済みの撮影画像が印刷されたシール紙等を出力し、ユーザに提供する。
その際、写真シール作成装置1は、このような撮影や編集の各作業を、ユーザに、図2に示されるようにカーテンや筐体等で仕切られて形成される各空間を利用させて行わせる。後述するように写真シール作成装置1は、3つの空間を有しており、ユーザを各空間に適宜案内し、作業を行わせることにより、複数組のユーザを同時に接客する(複数のゲームを同時に実行する)ことができる。
図8は、ゲーム中にユーザが、写真シール作成装置1が有する空間を移動する様子について説明する図である。
図8に示されるように、写真シール作成装置1は、1つの撮影空間(撮影空間111)と、2つの編集空間(第1編集空間112および第2編集空間113)を有する。
撮影空間111は、図2において、筐体10の第1ユニット11、第2ユニット12、床部13および天井部21により囲まれる空間である。この撮影空間111は、ゲーム中のユーザが、CCDカメラ32を用いて、自分自身を撮影する撮影作業をこの撮影空間で行うための空間である。ユーザは、写真シール作成装置1の案内等に従って、この撮影空間111に入場し、例えば代金を支払うことによってゲームを開始する。そして、ゲームを開始したユーザは、CCDカメラ32を用いて、自分自身を撮影する撮影作業をこの撮影空間で行う。なお、写真シール作成装置1は、この撮影空間111を形成し、この撮影空間111において撮影作業を行わせることにより、ユーザに好適な撮影環境を提供することができるので、ユーザの満足度を向上させることができる。なお、撮影空間111の広さは、少なくとも、数人のユーザが任意のポーズをとりながら撮影作業を行うことができる程度の広さである。
第1編集空間112は、第1ユニット11の背面11−3と、カーテン23A−1乃至23A−4によりある程度囲まれて形成される背面11−3近傍の空間である。この第1編集空間112は、ゲーム中のユーザが、背面11−3に設置されている第1編集ユニット41−1または第2編集ユニット41−2のいずれか一方または両方を利用して編集入力作業を行うための空間である。編集作業の場合、ユーザは編集ユニットの前から移動する必要がないので、この第1編集空間112は、撮影空間111と比較して狭く形成される。これにより、写真シール作成装置1の設置スペースが不要に増大するのを抑制することができる。
第2編集空間113は、第1編集空間112と同様の空間であり、第2ユニット12の背面12−3と、カーテン23B−1乃至23B−4によりある程度囲まれて形成される背面12−3近傍の空間である。この第2編集空間113は、ゲーム中のユーザが、背面12−3に設置されている第3編集ユニット41−3または第4編集ユニット41−4のいずれか一方または両方を利用して編集入力作業を行うための空間である。編集作業の場合、ユーザは編集ユニットの前から移動する必要がないので、この第2編集空間113は、撮影空間111と比較して狭く形成される。これにより、写真シール作成装置1の設置スペースが不要に増大するのを抑制することができる。
次に、この図8を参照して、ユーザが案内される様子(写真シール作成装置1の接客方法)を説明する。
上述したように、1つのゲームは、大きく分けて、利用者を撮影する撮影作業、撮影作業により得られた利用者の画像を編集する編集作業、および編集作業により編集した利用者の画像をシール紙に印刷する印刷作業(その待ち時間に行う事後接客も含む)の3つの行程により構成される。
まず、1組目のユーザ(A0)は、順番が回ってくると、矢印121のように、撮影空間111に入場し、ゲームを開始し、撮影ユニット32を利用して自分自身の撮影を行う(A1)。撮影作業が終了すると、この写真シール作成装置1は、撮影空間111のユーザ(A1)に対して第1編集空間112への移動案内の画像を表示したり、移動を促すメッセージを音声出力したりする。ユーザはその案内に従い、矢印122のように、撮影空間111から出場し、第1編集空間112に移動する。第1編集空間112に入場したユーザ(A2)は、第1編集ユニット41−1または第2編集ユニット41−2を利用して撮影画像に対する編集作業を行う。そして、編集作業が終了すると、写真シール作成装置1は、第1編集空間112のユーザ(A2)に対してシール紙排出口86近傍(事後接客ユニット80近傍)への移動案内(画像表示および音声出力による移動案内)を行う。ユーザはその案内に従い、矢印123のように、第1編集空間112から出場し、事後接客ユニット80近傍に移動する(A3)。事後接客ユニット80近傍に移動したユーザ(A3)は、事後接客ユニット80を操作して画像転送処理の設定作業等を行いながら、印刷されたシール紙が排出されるまで待機する。シール紙が排出されると、ユーザはそのシール紙を受け取り、ゲームが終了する。
1組目のユーザが撮影空間111から出場し、第1編集空間112に移動すると、撮影空間が空くので、次に順番待ちをしていたユーザ(B0)は、矢印124のように、撮影空間111に入場し、ゲームを開始することができる(B1)。撮影空間111に入場した2組目のユーザ(B1)は、代金を支払って、ゲームを開始し、撮影ユニット32を利用して自分自身の撮影を行う。撮影作業が終了すると、この写真シール作成装置1は、この時点で、第1編集空間112が使用中である(1組目のユーザA2が編集作業中であるので)、撮影空間111のユーザ(B1)に対して第2編集空間113への移動案内の画像を表示したり、移動を促すメッセージを音声出力したりする。ユーザはその案内に従い、矢印125のように、撮影空間111から出場し、第2編集空間113に移動する。第2編集空間113に入場したユーザ(B2)は、第3編集ユニット41−3または第4編集ユニット41−4を利用して撮影画像に対する編集作業を行う。
このように、写真シール作成装置1においては、第1編集空間112と第2編集空間113を用いて、2組のユーザがそれぞれ編集作業を同時に行うことができる。また、このとき、撮影空間111がさらに使用可能になるので、さらに次のユーザが撮影空間111に入場し、撮影作業を開始することができる。すなわち、写真シール作成装置1は、2つの編集空間と1つの撮影空間のそれぞれにおいて互いに異なる組のユーザを接客することができる。つまり写真シール作成装置1は、最大3組のユーザを同時に接客することができる。このことを以下において「3重接客」と称する。
そして、第2編集空間113における編集作業が終了すると、写真シール作成装置1は、第2編集空間113のユーザ(B2)に対してシール紙排出口86近傍(事後接客ユニット80近傍)への移動案内(画像表示および音声出力による移動案内)を行う。ユーザはその案内に従い、矢印126のように、第2編集空間113から出場し、事後接客ユニット80近傍に移動する(B3)。事後接客ユニット80近傍に移動したユーザ(B3)は、事後接客ユニット80を操作して画像転送処理の設定作業等を行いながら、印刷されたシール紙が排出されるまで待機する。シール紙が排出されると、ユーザはそのシール紙を受け取り、ゲームが終了する。
つまり、例えば、4名からなる1組目のユーザ131がゲームを開始する時刻を基準にすると、ゲーム処理のタイミングチャートは図9に示されるようになる。1つのゲームは、4分間の撮影(撮影設定を含む)、6分間の編集(印刷設定を含む)、および1分間の印刷(事後接客)の行程(合計11分)からなるものとする。
このとき、写真シール作成装置1においては、図9に示されるように、1組目のユーザ(4名)131が、タイミングチャート141のようにゲームを行い、2組目のユーザ(4名)132が、タイミングチャート142のようにゲームを行い、3組目のユーザ(4名)133が、タイミングチャート143のようにゲームを行う。つまり、各ゲームは11分間ずつ行われるものの、撮影空間111が使用可能になる度に新たなゲームが開始可能であるので、19分間で、1組目のユーザのゲームが開始されてから、3組目のユーザのゲームが終了することができる。
なお、図9においては、1組目のユーザ131乃至3組目のユーザ133の利用人数が全て4人の場合、つまり、1組目のユーザ131乃至3組目のユーザ133が全て後述する通常モードでゲームを行う場合のタイミングチャートが示されている。この写真シール作成装置1は、後述するように、通常モードと、通常モードより最大ゲームプレイ時間が短い時間短縮モードの2つのモードの内、いずれかのモードでゲーム(写真シール作成ゲーム)を実行することができる。この時間短縮モードでゲームを行う場合のタイミングチャートについては、図59乃至図65を参照して後述する。
図10は、図1の写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。以上において説明した部分と同じ部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。
図10において、写真シール作成装置1は、バス171を介して互いに接続された、制御部181、制御情報記憶部182、画像データ保持部184、プレイ情報記憶部185、ユーザ情報記憶部186、硬貨部187、撮影部188、第1編集ユニット41−1、第2編集ユニット41−2、第3編集ユニット41−3、第4編集ユニット41−4、印刷部190、事後接客部191、通信部192、およびドライブ193により構成される。
制御部181は、写真シール作成装置1の装置全体を制御する処理部であり、ゲーム管理部201、利用人数判定処理部202、モード制御部203、硬貨処理部204、撮影処理部205、編集処理部206、印刷処理部207、事後接客処理部208、および計時部209により構成される。
ゲーム管理部201は、写真シールを作成しユーザに提供するゲーム(写真シール作成ゲーム)の進行状況等の管理制御に関する処理を実行する。利用人数判定処理部202は、1つのゲームを実行するユーザの人数(利用人数)の判定に関する処理を行う。モード制御部203は、その利用人数判定処理部202により判定された利用人数に応じてゲームのモードを決定し(代金、ゲーム時間、または画像表示の設定等を行い)、そのモードに従ってゲームが進行するように、各処理部を制御する処理部である。硬貨処理部204は、利用者による硬貨投入に関する制御処理を行う。撮影処理部205は、主に第1ユニット11の正面11−1に設けられた各部を制御し、ゲーム処理中の利用者の撮影作業に関する処理を実行する。編集処理部206は、主に第1編集ユニット41−1乃至第4編集ユニット41−4に設けられた各部を制御し、ゲーム処理中の利用者の編集作業に関する処理を実行する。印刷処理部207は、印刷部190を制御する等して、写真シール作成ゲーム中の印刷作業に関する処理を制御する。事後接客処理部208は、利用者が印刷終了まで待機している間に行うサブゲームや追加サービスに関する処理を実行する。計時部209は、各部の要求に基づいて、あらゆる時刻情報を生成し、供給する等、時間制御に関する処理を行う。
制御情報記憶部182は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ等により構成され、写真シール作成装置1全体を制御するプログラム(例えば、写真シール作成ゲームを実行するプログラム)やデータ等を記憶する。画像データ保持部184は、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、またはRAM(Random Access Memory)等により構成され、CCDカメラ33により撮影されて得られた画像データを保持する。プレイ情報記憶部185は、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、またはRAM等により構成され、写真シール作成ゲームの実行中(プレイ中)に発生した各種の情報(例えば、利用者が設定した、画像の明るさやサイズ等に関する設定情報)をプレイ情報としてそのプレイ毎に記憶し、管理する。つまり、プレイ情報記憶部185には、どのようなプレイが行われているかを示す情報(プレイ情報)と、各プレイにおいて必要な設定情報(プレイ情報ごとに管理される設定情報)が記憶される。ユーザ情報記憶部186は、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、またはRAM等により構成され、例えば、事後接客処理において利用者が入力したメールアドレス等の個人情報をセキュアに記憶する。
なお、これらの記憶部の一部または全部が1つの記憶媒体により構成されるようにしてももちろんよいし、上述した各記憶部のそれぞれが複数の記憶媒体により構成されるようにしてもよい。
硬貨部187は、硬貨処理部204に制御され、硬貨投入排出口37における硬貨投入や硬貨排出等の処理を実行する。撮影部188は、撮影ユニット32を有し、撮影処理部205に制御されて、CCDカメラ33による撮影処理を行ったり、撮影により得られた画像データを表示したり、得られた画像データを、バス171を介して画像データ保持部184に供給したりする。
印刷部190は、印刷処理部207等に制御され、供給された印刷用データの印刷に関する処理を行う。事後接客部191は、事後接客ユニット80を含み、事後接客処理部208に制御され、シール紙の印刷中に待機している利用者に対してゲームや追加サービス等を提供する。通信部192は、外部のネットワーク211(例えば、インターネット等)に接続され、例えば、撮影画像の配信等の際に、必要に応じて外部の装置と通信処理を行う。ドライブ193は、ドライブ193には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、および、半導体メモリなどのリムーバブルメディア212が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムやデータが、必要に応じて制御情報記憶部182に保存されたり、インストールされたりする。
次に、図10を参照して説明した各部の内、説明の必要がある処理部の詳細について適宜説明する。
図11は、モード制御部203の詳細な構成例を示すブロック図である。
図11において、モード制御部203は、代金制御部221、利用時間制御部222、撮影コース制御部223、および編集画面割り当て制御部224により構成される。
代金制御部221は、バス171を介して利用人数判定処理部202による判定結果を取得すると、その判定結果に基づいて、利用人数に応じて代金の設定に関する処理を行う。具体的な処理について後述する。利用時間制御部222は、バス171を介して利用人数判定処理部202による判定結果を取得すると、その判定結果に基づいて、利用人数に応じて利用時間(写真シール作成装置の最大プレイ時間)の設定に関する処理を実行する。具体的な処理について後述する。撮影コース制御部223は、撮影コースの設定に関する処理を実行する。具体的な処理について後述する。編集画面割り当て制御部224は、バス171を介して利用人数判定処理部202による判定結果を取得すると、その判定結果に基づいて、利用人数に応じて編集画面のモニタへの割り当て(表示方法)の設定に関する処理を実行する。具体的な処理について後述する。
図12は、図10の撮影部188の構成例を示す図である。撮影部188は、図12に示されるように、音声出力制御部241、音声出力部36、照明制御部242、照明部31、CCDカメラ33、CCDカメラ制御部243、表示制御部244、取り込み画像表示用モニタ34、VRAM(Video Random Access Memory)245、表示制御部246、撮影用モニタ35、VRAM247、タッチパネル248、およびタッチパネル制御部249を有している。
音声出力制御部241は、バス171を介して撮影処理部205より供給される音声データに基づいてアナログ音声信号を生成し、それを音声出力部36に供給し、音声出力部36より音声を出力させる。照明制御部242は、照明部31の発光や蓄電を制御し、バス171を介して撮影処理部205より供給される制御データに基づいて、撮影タイミング(静止画像をキャプチャするタイミング)に応じた所定のタイミングで照明部31をストロボ発光させる。
CCDカメラ制御部243は、CCDカメラ33の動作を制御し、フォーカス位置を制御して画像を1フレームずつ取り込ませ、取り込んだフレーム画像を、動画像としてバス171を介して表示制御部244に順次供給させたり、特定のフレーム画像を、撮影により得られた静止画像としてバス171を介して画像データ保持部184に供給させたりする。
表示制御部244は、取り込み画像表示用モニタ34の表示を制御する。その際、表示制御部244は、バス171を介してCCDカメラ33より供給される画像データを1フレームずつVRAM245に蓄積させ、必要に応じて撮影処理部205より供給される合成用動画像データの1フレームの画像と合成させ、その合成画像を取り込み画像表示用モニタ34に表示させる。
表示制御部246は、バス171を介して撮影処理部205より供給されるGUI画像データ、画像データ保持部184より供給される撮影画像データ、または、CCDカメラ33より供給される取り込み動画像データを、適宜、VRAM247を用いて合成し、その合成画像を撮影用モニタ35に表示させる。また、撮影用モニタ35の画面上には、タッチパネル248が重畳されている。そのタッチパネル248を制御するタッチパネル制御部249は、タッチパネル248を介して利用者が指定した位置を検知し、その位置情報を必要に応じてバス171を介して撮影処理部205に供給し、利用者により入力された指示情報を、撮影用モニタ35に表示される画像に反映させる。また、タッチパネル制御部249は、利用者により入力された位置情報により制御される情報が、例えば、カーソルの移動等のように簡易的な画像処理のみの場合、利用者により入力された位置情報を、直接表示制御部246に供給することもできる。その場合、表示制御部246は、供給された位置情報に基づいて、VRAM247に保持されている画像データを処理し、利用者の入力を簡易的に反映させた画像を撮影用モニタ35に表示させる。
図13は、図10の第1編集ユニット44−1の構成例を示す図である。第1編集ユニット44−1は、インタフェース処理部261、音声出力制御部264、音声出力部44−1、表示制御部265、VRAM266、編集入力用モニタ42−1、タッチペン43−1−1および43−1−2、タッチパネル267、並びに、タッチパネル制御部268を有している。
インタフェース処理部261は、バス171と接続され、第1編集ユニット41−1内の各部のインタフェース処理を実行する。
音声出力制御部264は、インタフェース処理部261を介して編集処理部206より供給される音声データに基づいてアナログ音声信号を生成し、それを音声出力部44−1に供給し、音声出力部44−1より音声を出力させる。
表示制御部265は、インタフェース処理部261を介して編集処理部206より供給されるGUI画像データ、または、画像データ保持部184より供給される撮影画像データ(編集対象画像)等を、適宜、VRAM266を用いて合成し、その合成画像を編集入力用モニタ42に表示させる。また、編集入力用モニタ42の画面上には、タッチパネル267が重畳されている。そのタッチパネル267とタッチペン43−1(タッチペン43−1−1および43−1−2)により入力される利用者からの指示は、タッチパネル制御部268に供給される。タッチパネル制御部268は、タッチパネル267において、利用者がタッチペン43−1を用いてタップすることにより指定した位置を検知し、その位置情報を必要に応じてインタフェース処理部261を介して編集処理部206に供給し、利用者により入力された指示情報を、編集入力用モニタ42−1に表示される画像に反映させる。
また、タッチパネル制御部268は、利用者により入力された位置情報により制御される情報が、例えば、カーソルの移動等のように簡易的な画像処理のみの場合、利用者により入力された位置情報を、直接表示制御部265に供給することもできる。その場合、表示制御部265は、供給された位置情報に基づいて、VRAM266に保持されている画像データを処理し、利用者の入力を簡易的に反映させた画像を編集入力用モニタ42−1に表示させる。
なお、このようにして利用者の入力に基づいて編集された撮影画像データ(編集済み画像データ)は、VRAM266より画像データ保持部184に供給され、一旦保持される。画像データ保持部184に保持された編集済み画像データは、後述するように、その後、印刷処理や事後接客処理等に利用される。
なお、第2編集ユニット41−2乃至第4編集ユニット41−4もこの第1編集ユニット41−1と同様に構成されており、同様の処理を行う。従って、これらについての説明は、上述した第1編集ユニット41−1の説明を適用することができるので、省略する。
図14は、図10の印刷部190の構成例を示すブロック図である。図14において、印刷部190は、IDタグリーダ/ライタ281、プリンタ部282、所定の位置に装着されたシール紙ユニット283により構成される。
IDタグリーダ/ライタ281は、シール紙ユニット283のIDタグ284に記憶されている識別情報を接触、または非接触により読み出し、それを、バス171を介して印刷処理部207に通知する。印刷処理部207は、IDタグリーダ/ライタ281から通知された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット283が、写真シール作成装置1において使用可能なユニットであるか否かを判定し、使用可能なユニットであると判定したときのみ、その使用を可能にする。印刷処理部207は、写真シール作成装置1において使用可能とされるシール紙ユニット283の識別情報を管理している。
これにより、写真シール作成装置1に対応していない(純正のものでない)シール紙285が利用されるのを防止することができる。また、印刷処理部207は、IDタグ284の識別情報を利用して、シール紙285の残量等も管理する。なお、印刷処理部207は、印刷処理部190を制御して、シール紙ユニット283が純正のものであるか否かを、例えば、シール紙ユニット283にプリントされているバーコード、シール紙285とセットで使用されるIC(Integrated Circuit)カードなどにより確認するようにしてもよいし、あるいは、シール紙ユニット283の寸法、形状などにより、機械的に装填可能とすることで確認するようにしてもよい。
プリンタ部282は、印刷処理部207の制御により画像データ保持部184より供給された編集済み画像データより印刷用画像データを生成し、その印刷用画像データに対応する画像を、シール紙ユニット283に格納されるシール紙285上に印刷する。なお、シール紙285は、例えばロール状に巻かれた状態で、シール紙ユニット283内に収められており、プリンタ部282は、シール紙ユニット283の駆動部を制御して、このロール状に巻かれたシール紙285を必要な長さ分だけ引き出させる。そして、プリンタ部282は、その引き出された部分に編集画像等を印刷し、その印刷した部分をカッタ等でロールから切り離し、排出口86から排出して、利用者に提供する。
シール紙ユニット283は、印刷部190(写真シール作成装置1)から着脱可能になっており、内部にシール紙285を格納している。またそのシール紙ユニット283のIDタグリーダ/ライタ281が読み取り可能な所定の位置には、IDタグ284が付加されている。IDタグ284は、例えば、ICタグ(制御タグ)、ICカードのメモリにより構成され、識別情報として固有のIDを記憶する。即ち、シール紙ユニット283に付加されているIDタグ284には、個々のシール紙ユニット283を識別する識別情報等を管理するIDが書き込まれている。なお、IDタグ284は、シール紙285と一体にし、分離不可能とするようにしてもよい。
図15は、図18の事後接客部191の構成例を示すブロック図である。図15において、事後接客部191は、音声出力制御部291、音声出力部82、表示制御部292、VRAM293、事後接客用モニタ81、タッチパネル294、およびタッチパネル制御部295により構成される。
音声出力制御部291は、バス171を介して事後接客処理部208より供給される、例えば、事後接客に関する案内やBGM等の音声データに基づいてアナログ音声信号を生成し、それを音声出力部82に供給し、音声出力部82より音声を出力させる。
表示制御部292は、バス171を介して事後接客処理部208より供給されるGUI画像データ、画像データ保持部184より供給される撮影画像データ若しくは編集済み画像データ、または、その他の処理部や記憶部より供給される各種データを、適宜、VRAM293を用いて合成し、その合成画像を事後接客用モニタ81に表示させる。また、事後接客用モニタ81の画面上には、タッチパネル294が重畳されている。そのタッチパネル294を制御するタッチパネル制御部295は、タッチパネル294を介して利用者が指定した位置を検知し、その位置情報を必要に応じてバス171を介して事後接客処理部208に供給する。また、タッチパネル制御部295は、利用者により入力された位置情報により制御される情報が、例えば、カーソルの移動等のように簡易的な画像処理のみの場合、利用者により入力された位置情報を、直接表示制御部292に供給することもできる。その場合、表示制御部292は、供給された位置情報に基づいて、VRAM293に保持されている画像データを処理し、利用者の入力を簡易的に反映させた画像を事後接客用モニタ81に表示させる。
次に、以上に説明したような写真シール作成装置1において実行される各種処理の具体的な流れについて説明する。
写真シール作成装置1に電源が投入されると、最初に制御部181のゲーム管理部202は、ゲーム管理処理を実行して営業を開始し、写真シール作成ゲームの受け付けを行う。
図16のフローチャートを参照して、ゲーム管理処理を説明する。
ゲーム管理処理を開始したゲーム管理部201は、ステップS1において、各部を制御し、例えば、撮影用モニタ35にデモンストレーション画面(デモ画面)を表示させる。ゲーム管理部201に制御された撮影用モニタ35は、デモ画面を表示する。ステップS2において、ゲーム管理部201は、ゲーム開始アクションを受け付ける。例えば、ユーザが撮影空間111に入場し、デモ画面が表示されている撮影用モニタ35をタップすることをゲーム開始アクションとすると、ゲーム管理部201は、撮影処理部205を制御し、ユーザが撮影用モニタ35をタップしたことをゲーム開始アクションとして受け付ける。なお、この場合、デモ画面に「画面をタッチしてゲームを開始してね」等のゲーム開始アクションを実行させるように促すメッセージが表示されるようにすると、ユーザは容易にゲームを開始させることができる。なお、ゲーム開始アクションは、どのような処理であってもよく、例えば、ユーザによる代金の投入であってもよいし、ユーザが撮影空間に入場することであってもよい。
ステップS3において、ゲーム管理部201は、ステップS2の受け付け処理の結果に基づいて、写真シール作成ゲームを開始するか否かを判定する。ゲーム開始アクションを受け付け、ゲームを開始すると判定した場合、ゲーム管理部201は、処理をステップS4に進め、プレイ情報記憶部185に記憶されているプレイ情報を確認する。そして、ゲーム管理部201は、ステップS5において、現在実行されている写真シール作成ゲームのプレイ情報を取得し、そのプレイ情報に基づいて、新たに写真シール作成ゲームのプレイを開始可能であるか否かを判定する。プレイ情報より、他のゲームも正常に実行されており、新たにプレイ可能であると判定した場合、ゲーム管理部201は、ステップS6に処理を進め、撮影空間111に入場したユーザに対して写真シール作成ゲーム処理を実行する。写真シール作成ゲーム処理の詳細については後述する。
写真シール作成ゲーム処理を開始したゲーム管理部201は、ステップS7に処理を進める。ステップS7において、ゲーム管理部201は、営業を終了する(写真シール作成装置の開始受け付けを終了する)か否かを判定し、例えば管理者の指示により営業を終了すると判定した場合、ステップS8に処理を進め、終了処理を行い、各部の処理を停止し、電源を切断するなどして、ゲーム管理処理を終了する。
また、ステップS3において、ステップS2においてゲーム開始アクションを受け付けておらず、写真シール作成ゲームを開始しないと判定した場合、ゲーム管理部201は、ステップS1に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
さらに、ステップS5において、取得したプレイ情報等により、新たなプレイを開始不可能であると判定した場合、ゲーム管理部201は、ステップS9に処理を進め、ユーザを待機させるように接客する待機処理を行った後、ステップS1に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS7において、営業を終了しないと判定した場合、ゲーム管理部201は、ステップS1に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
以上のように、ゲーム処理管理部202がゲーム管理処理を実行することにより、写真シール作成装置1は、写真シール作成ゲームの受け付けを正常に行うことができる。
次に、以上のようにして制御されて実行される写真シール作成ゲーム処理を、図17乃至図24のフローチャートを参照して説明する。また、必要に応じて図25乃至図58の画面表示例を参照して説明する。
上述したように、この写真シール作成ゲーム処理は、ユーザの各組に対して実行される。つまり、写真シール作成装置1は、「3重接客」が可能であるので、この写真シール作成ゲーム処理を最大3つ並行して実行することができる。この1つの写真シール作成ゲーム処理の実行をプレイと称する。
写真シール作成ゲーム処理が開始されると、最初に、利用人数判定処理部202は、ユーザの人数(利用人数)の確認に関する処理を実行し、利用人数を確認するためのGUI画像である利用人数確認画面のデータを撮影部188の表示制御部246に供給し、利用人数確認画面を撮影用モニタ35に表示させる。撮影用モニタ35は、ステップS21において、表示制御部246に制御されて、その利用人数確認画面を表示する。
図25は、利用人数確認画面の表示例を示す図である。
図25において、撮影用モニタ35に表示された利用人数確認画面301には、ゲームの残り時間(残り最大プレイ時間)、ユーザに実行すべき作業内容を説明する案内メッセージ、ユーザが利用人数を選択するためのGUIボタンである人数選択ボタン302、並びに、作業を次に進めるためのGUIボタンである次へボタン303が設けられている。
図25の場合、残り時間は秒数で表示され、案内メッセージは「利用する人数を選んで「次へ」を押して下さい。人数によって編集画面が変わります。」というメッセージが表示され、人数選択ボタン302は、プレイするユーザ数が「1人」であることを示す1人選択ボタン302−1、プレイするユーザ数が「2人」であることを示す2人選択ボタン302−2、プレイするユーザ数が「3人」であることを示す3人選択ボタン302−3、並びに、プレイするユーザ数が「4人以上」であることを示す4人以上選択ボタン302−4が表示されている。
ユーザは、メッセージ通り、人数選択ボタン302の中から当てはまる人数のボタンをタップして選択し、次へボタン303をタップしてその選択を決定する。なお、この人数選択ボタンの数やその選択方法は上述した以外の方法であってももちろんよい。
このような利用人数確認画面301を表示させた利用人数判定処理部202は、ステップS22に処理を進め、タッチパネル制御部249を制御して、利用人数決定入力を受け付ける。ユーザが上述したように利用人数確認画面301において利用人数を決定し、入力すると、利用人数判定処理部202は、タッチパネル制御部249よりその情報を取得し、ステップS23において、利用人数は2人以下であるか否かを判定する。利用人数確認画面301においてユーザが1人選択ボタン302−1または2人選択ボタン302−2を選択し、利用人数が2人以下であると判定した場合、利用人数判定処理部202は、利用人数に関する情報をモード制御部203に供給し、処理をステップS24に進める。
ステップS24において、モード制御部203の利用時間制御部222は、撮影部188の表示制御部246を制御し、撮影用モニタ35に利用時間選択画面を表示させる。撮影用モニタ35は、表示制御部246に制御され、図26に示されるような利用時間選択画面305を表示する。
図26において、利用時間選択画面305には、残り時間、「利用する時間を選んで「次へ」を押して下さい。」という案内メッセージ、利用時間を選択するGUIボタンであり、標準として設定されている最大ゲームプレイ時間により写真シール作成ゲームを行いたい場合にユーザが選択する通常プレイ選択ボタン306−1、標準として設定されている最大ゲームプレイ時間よりも短い時間で最大プレイ時間を制限する時間短縮プレイ選択ボタン306−2、並びに、作業を次に進める次へボタン307が表示されている。
この写真シール作成装置1においては、1組のユーザの利用人数を通常1人乃至4人程度で想定している。従って、標準として設定されている最大ゲームプレイ時間も4人でプレイした場合でも短すぎることが無いような長さで設定されている。従って、利用人数が2人以下の場合、全員の総作業量も減るので、最大ゲームプレイ時間(制限時間)が長すぎてしまう場合がある。そのような場合に備えて時間短縮プレイが設けられている。時間短縮プレイにおいては、最大ゲームプレイ時間が短く設定されている代わりに代金が安く設定されている。この時間短縮プレイを利用することにより利用人数の少ないユーザは、安い代金で写真シール作成ゲームをプレイすることができる。
図26の利用時間選択画面305において、ユーザは、通常プレイ選択ボタン306−1若しくは時間短縮プレイ選択ボタン306−2のいずれか一方をタップして選択し、次へボタン307をタップしてその選択を決定する。
図17に戻り、利用時間選択画面305を表示させた利用時間制御部222は、ステップS25に処理を進め、タッチパネル制御部249を制御して、ユーザによる利用時間決定入力を受け付ける。ユーザが利用時間選択画面305に基づいて、上述したように利用時間を選択し、その選択の決定を入力すると、利用時間制御部222は、その利用時間決定入力を取得し、その取得した利用時間決定入力に基づいて、ステップS26において、ユーザが時間短縮モードを選択したか否かを判定する。
利用時間選択画面305においてユーザが時間短縮プレイ選択ボタン306−2を選択することにより、時間短縮モードが選択されたと判定した場合、利用時間制御部222は、その結果を代金制御部221に供給し、処理をステップS27に進める。
ステップS27において、代金制御部221は、ユーザが時間短縮モードを選択したので、撮影部188の表示制御部246を制御し、図27に示されるような短縮モード用代金投入指示画面311−1を撮影用モニタ35に表示させる。撮影用モニタ35は、表示制御部246に制御され、短縮モード用代金投入指示画面311−1を表示する。図27に示されるように、時間短縮モードの場合、ゲームの代金は例えば300円である。
ステップS27の処理が終了すると、代金制御部221は、処理をステップS29に進める。また、ステップS26において、利用時間選択画面305においてユーザが通常プレイ選択ボタン306−1を選択することにより、通常モードが選択されたと判定した場合、利用時間制御部222は、その結果を代金制御部221に供給し、処理をステップS28に進める。
ステップS28において、代金制御部221は、ユーザが通常モードを選択したので、撮影部188の表示制御部246を制御し、図28に示されるような通常モード用代金投入指示画面311−2を撮影用モニタ35に表示させる。撮影用モニタ35は、表示制御部246に制御され、通常モード用代金投入指示画面311−2を表示する。図28に示されるように、通常モードの場合、ゲームの代金は例えば400円である。
図17に戻り、ステップS28の処理が終了すると、代金制御部221は、処理をステップS29に進める。ステップS29において、硬貨処理部204は、代金制御部221より代金の設定に関する情報を取得し、その設定に基づいて硬貨部187を制御し、ユーザによる代金の投入を受け付ける。そしてステップS30において、予め設定された所定の金額の代金が投入されたか否かを判定し、投入されていないと判定した場合、ステップS29に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、代金が投入されたと判定した場合、硬貨処理部204は、図18のステップS41に処理を進める。
図18のステップS41において、モード制御部203の撮影コース制御部223は、撮影部188の表示制御部246を制御し、図29に示されるような撮影コース選択画面315を撮影用モニタ35に表示させる。撮影用モニタ35は、表示制御部246に制御され、撮影コース選択画面315を表示する。図29に示されるように、撮影コース選択画面315には、残り時間、「撮影コースを選んで「次へ」を押して下さい」の案内メッセージ、画質を重視し、より綺麗な撮影画像を得ることができるように撮影作業を行うコースであるキラツヤ撮影コースを選択するキラツヤ撮影ボタン316−1、ゲーム性を重視し、遊びながら撮影作業を行うコースであるリゾート撮影コースを選択するリゾート撮影ボタン316−2、および、ユーザが操作することにより、その選択を決定し、作業を次に進めるGUIボタンである次へボタン317が表示されている。ユーザは、キラツヤ撮影ボタン316−1若しくはリゾート撮影ボタン316−2のいずれか一方をタップして撮影コースを選択してから、次へボタン317をタップして撮影コースの選択を決定する。
図18のステップS41において撮影コース選択画面315を表示させた撮影コース制御部223は、ステップS42においてタッチパネル制御部249を制御して、撮影コース決定入力を受け付ける。ユーザが上述したように撮影コース選択画面315において撮影コースを選択して決定し、入力すると、撮影コース制御部223は、タッチパネル制御部249よりその情報を取得し、その決定入力により選択された撮影コースの情報を撮影処理部205に供給し、ステップS43に処理を進める。
撮影処理部205は、ステップS43において、供給された撮影コースで撮影処理を実行する。ユーザは、この撮影処理に応じて撮影作業を行い、撮影画像を取得する。このとき、取り込み画像表示用モニタ34には、図30に示されるような取り込み画像320が表示され、例えばユーザにより撮影が指示されると、図31に示されるようなカウントダウン画面323が撮影用モニタ35に表示され、撮影画像として静止画像がキャプチャされると、図32に示されるように撮影用モニタ35に明るさ調整画面324が表示される。
図30は、取り込み画像表示用モニタ34の表示例を示す図である。図29に示される取り込み画像320は、取り込み画像表示用モニタ34が、CCDカメラ33により取り込まれたフレーム画像を順次表示した取り込み動画像である。このとき、取り込み画像表示用モニタ34には、取り込まれた動画像に、ユーザが設定した撮影のテーマに沿った動画像が合成されて表示される。図29の場合、被写体であるユーザ321の画像に、ユーザが設定した撮影のテーマである「雪」に沿った動画像として、雪322−1乃至雪322−6が降る様子を示す動画像が合成される。なお、このような取り込み画像320に合成する画像は、予め制御情報記憶部182に記憶されている。また、このユーザが設定したテーマに沿って、撮影処理部205は、背景カーテンユニット101の動作を制御し、テーマに応じた背景カーテンを背景となるように降ろす。
図31は、撮影タイミングを利用者に通知するためのカウントダウン画面323であり、取り込み画像とともに、「はい、ポーズ」のメッセージや、撮影タイミングを明確に示すカウントダウンインジケータ323A等も表示される。この画像にはさらに、残り撮影可能枚数が表示されるようにしてもよい。
図32は、撮影して得られた撮影画像の明るさを調整する明るさ調整画面324である。利用者は、撮影用モニタ35の画面上に重畳されたタッチパネルを操作して、カーソル324Aの位置を制御し、撮影画像の明るさを調整する。もちろん、例えば、シール紙に画像を印刷する際のレイアウト、画像サイズ、撮影画像の取捨選択等のような、他の設定作業を行うことができるようにしてもよい。
図17に戻り、ステップS43の処理を終了した撮影処理部205は、ステップS44に処理を進め、撮影部188の表示制御部246を制御し、図33に示されるような撮影画像保存確認画面325を撮影用モニタ35に表示させる。撮影用モニタ35は、表示制御部246に制御され、撮影画像保存確認画面325を表示する。
図33に示されるように、撮影画像保存確認画面325には、残り時間、「この画像を保存する場合は「保存」を、撮り直しする場合は「消去」を選んでください。」の案内メッセージ、撮影により得られた撮影画像326、ユーザがタップすることにより撮影画像326の保存を選択する保存ボタン327−1、ユーザがタップすることにより撮影画像326の消去を選択する消去ボタン327−2、および、ユーザがタップすることにより選択を決定し、作業を次に進めるGUIボタンである次へボタン328が表示されている。ユーザは、撮影画像326により撮影画像の出来栄えを確認し、保存ボタン327−1または消去ボタン327−2のいずれか一方をタップしてその撮影画像を保存するか消去するかを選択し、次へボタン328をタップしてその選択を決定する。
図18のステップS44において撮影画像保存確認画面325を表示させた撮影処理部205は、ステップS45においてタッチパネル制御部249を制御して、撮影画像保存確認指示を受け付ける。ユーザが上述したように撮影画像保存確認画面325において撮影画像を保存するか否かを選択して決定し、入力すると、撮影処理部205は、タッチパネル制御部249よりその情報を取得し、その入力に基づいて、ステップS46において撮影画像を保存するか否かを判定し、保存すると判定した場合、ステップS47において、撮影画像を画像データ保持部184に供給して、保存する。撮影画像を保存した撮影処理部205は、ステップS48に処理を進める。また、ステップS46において、撮影画像を保存しないと判定した場合、撮影処理部205は、その撮影画像を保存せずに、ステップS47の処理を省略して、ステップS48に処理を進める。
ステップS48において、撮影処理部205は、計時部209が計測する撮影制限時間が経過したか、撮影画像の枚数が制限枚数に達したか、または、ユーザにより撮影終了が指示されたか否かを判定する。撮影制限時間が経過しておらず、撮影画像の枚数が制限枚数に達しておらず、かつ、ユーザにより撮影終了が指示されていないと判定した場合、撮影処理部205は、処理をステップS43に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS48において、撮影制限時間が経過したか、撮影画像の枚数が制限枚数に達したか、または、ユーザにより撮影終了が指示されたと判定した場合、撮影処理部205は、ステップS49に処理を進め、プレイ情報記憶部185に記憶されているプレイ情報を参照し、ユーザをどの編集空間に移動させるか(振り分けるか)を決定する編集空間振り分け処理を行う。
そして、ステップS50において、撮影処理部205は、撮影空間111のユーザを移動可能であるか否かを判定する。プレイ情報記憶部185に記憶されているプレイ情報に基づいて、撮影処理部205は、第1編集空間112および第2編集空間113の両方とも使用中であり、移動不可能であると判定した場合、撮影処理部205は、ステップS51に処理を進め、ユーザを待機させるために行う処理である待機時接客処理を行い、所定の画像を撮影用モニタ35に表示させるなどの処理を行う。そして、ステップS51の処理を終了すると、撮影処理部205は、ステップS50に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。つまり、撮影処理部205は、ステップS50において撮影空間111のユーザを第1編集空間112または第2編集空間113に移動可能であると判定するまで、待機時接客処理を行いながら待機する。
そして、ステップS50においてユーザを移動可能であると判定した場合、撮影処理部205は、撮影部188の表示制御部246を制御し、図34に示されるような、その移動可能な編集空間への移動を案内する移動案内画面331を撮影用モニタ35に表示させる。撮影用モニタ35は、表示制御部246に制御され、移動案内画面331を表示する。
図33に示されるように、移動案内画面331には、残り時間、「矢印の示す編集空間へ移動してください。」の案内メッセージ、および移動方法および移動先の編集空間を示す移動案内図が表示される。ユーザは、この移動案内画面331に従って、案内された編集空間に移動する。
ステップS52の処理を終了すると、撮影処理部205は、処理を図19のステップS61に進める。図19のステップS61において、編集処理部206は、利用人数(ユーザの人数)が1人であるか否かを判定する。利用人数判定処理部202の判定結果に基づいて利用人数が1人であると判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS62に進める。
ステップS62において、編集処理部206は、表示制御部265を制御し、ユーザを案内した編集空間に設けられた編集入力用モニタ42に図35に示されるような1人用表示方法選択画面335−1を表示する。
図35に示されるように、1人用表示方法選択画面335−1には、残り時間、「標準の編集画面「パターンA」で良ければ「次へ」を、変更する場合はパターンを選んで「次へ」を押して下さい。」の案内メッセージ、ユーザがタップすることにより、編集画面の表示パターンを選択するパターン選択ボタン336−1乃至パターン選択ボタン336−4、並びに、ユーザがタップすることにより、その選択を決定し、次の作業へ進めるGUIボタンである次へボタン337が表示されている。
ユーザは、この1人用表示方法選択画面335−1を操作することにより、編集画面の表示方法、すなわち、編集画面をどの編集入力用モニタ42に表示させるかを選択決定することができる。図35の場合、ユーザ数が1人の場合に適しているパターンA、ユーザ数が2人の場合に適しているパターンB、ユーザ数が3人の場合に適しているパターンC、そして、ユーザ数が4人の場合に適しているパターンDの、4つのパターンが設けられている。
パターンAは、1つの撮影空間に設けられた2つの編集入力用モニタ42(第1編集空間112の場合、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1と、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2)(第2編集空間113の場合、第3編集ユニット41−3の編集入力用モニタ42−3と、第4編集ユニット41−4の編集入力用モニタ42−4)の内、いずれか一方に1つの編集画面が表示され(100%使用)、他方のモニタの表示が停止される(未使用)。つまり、合計1つの編集画面が表示される。
パターンBは、1つの撮影空間に設けられた2つの編集入力用モニタ42の両方に1つずつ編集画面が表示される(100%使用)。つまり、合計2つの編集画面が表示される。パターンCは、1つの撮影空間に設けられた2つの編集入力用モニタ42の内、いずれか一方に2つの編集画面が表示され(50%+50%使用)、他方に1つの編集画面が表示される(100%使用)。つまり、合計3つの編集画面が表示される。パターンDは、1つの撮影空間に設けられた2つの編集入力用モニタ42の両方に2つずつ編集画面が表示される(50%+50%使用)。つまり、合計4つの編集画面が表示される。
ユーザはパターン選択ボタン336−1乃至パターン選択ボタン336−4のいずれかをタップすることにより、これらのパターンからいずれか1つを選択し、次へボタン337をタップしてその選択を決定する。
なお、図35に示される画面は1人用表示方法選択画面335−1であるので、パターンAがデフォルトで選択されている(選択されたパターンは色反転表示で示されている)。このデフォルトで選択されているパターンは、後述するように、利用人数に応じて変更するようにしてもよい。また、利用人数によって選択不可能なパターンを設けるようにしてもよい。例えば、図35の1人用表示方法選択画面335−1において、ユーザは、パターンAしか選択することができないようにしてもよい。
このような画面を表示させた編集処理部206は、ステップS63に処理を進め、タッチパネル制御部268を制御して、表示方法選択入力を受け付ける。そして、編集処理部206は、ステップS64において、表示方法が選択されたか否かを判定し、選択されていないと判定した場合、処理をステップS62に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS64においてユーザにより表示方法が選択されたと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS65に進める。
ステップS65において、編集処理部206は、各編集ユニット41の表示制御部265を制御し、選択された方法で編集画面を編集入力用モニタ42に割り当て、表示させる。編集画面を割り当てられた編集入力用モニタ42は、その割り当てに従い、編集画面を表示する。
例えば、ユーザが第1編集空間112に移動を案内され、パターンAをユーザが選択した場合、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1には、図36に示されるような編集画面341−1が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2には、図37に示されるような非表示画面345が表示される。
図36において、編集画面341−1は、編集対象画像を表示する領域342Aと編集ツールおよび編集する撮影画像の一覧を表示する領域342Bとにより構成される。領域342Aには、ユーザに選択された撮影画像が編集対象画像(落書き対象画像)として編集対象画像表示欄343に表示されている。領域342Bは、ユーザが保存した撮影画像のサムネイル画像が表示されるサムネイル画像表示欄344Aとペンツールやスタンプツール等の編集ツール(落書きツール)の選択ボタン等が表示される編集ツール表示欄344Bにより構成される。
この編集画面341−1において、ユーザは、サムネイル画像表示欄344Aに表示されたサムネイル画像の中から1つの画像を選択する(タップ)と、そこに「編集中」の文字が表示され、さらに、その画像が編集対象画像表示欄343に表示される。ユーザは、編集ツール表示欄344Bより任意のツールを選択し(タップし)、タッチペン43を操作して編集対象画像表示欄343に表示されている編集対象画像にペン入力やスタンプ入力等の落書き入力を行う。
図37に示されるように非表示画面345には、残り時間と、「モニタ1を使って落書きして下さい。」のメッセージが表示される。この非表示画面においてユーザは編集を行うことができない。図37においては、斜め斜線模様の画像が表示されているがこの非表示画面345には、どのような画像が表示されるようにしても良い。
例えば、編集入力用モニタ42−2に、編集前の撮影画像と編集済みの撮影画像の少なくとも一方を含む撮影画像の一覧が非表示画面345の代わりに表示されるようにしてもよいし、何らかのデモ画面(動画像または静止画像)が非表示画面345の代わりに表示されるようにしてもよい。また、例えば、ユーザ(編集入力作業を行っていない他のユーザ)が編集入力用モニタ42−2において、編集入力用モニタ42−1において行われる編集入力作業の進行状況をモニタリングすることができるように、編集入力用モニタ42−1に表示されている編集画面341−1(図36)が、編集入力用モニタ42−2に、入力不可能な状態でリアルタイムに反映されて表示されるようにしてもよい。
さらに、例えば、編集入力用モニタ42−1と編集入力用モニタ42−2の両方に、図36に示されるような同じ1つの編集画面341−1を表示するようにしてもよい。この場合、編集入力用モニタ42−1に表示されている編集画面341−1と、編集入力用モニタ42−2に表示されている編集画面341−1は、同じ1つの(共通の)編集画面であり、一方のモニタにおいて入力された編集入力は、そのモニタに表示されている編集画面341−1に反映されるとともに、リアルタイムに他方のモニタに表示されている編集画面341−1に反映される。このように表示することにより、複数のモニタを利用して複数のユーザが互いに邪魔し合ったり、協力し合ったりしながら編集入力作業を行うことができるので、写真シール作成装置1は、編集入力作業の娯楽性をより向上させることができる。
図19に戻り、ステップS66において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示された編集画面毎に編集入力を受け付け、ステップS67において、表示された編集画面毎に編集入力に応じて撮影画像を編集し、ステップS68において、編集入力に応じて撮影画像を編集して編集結果を生成し、ステップS69において、撮影画像の編集結果を編集画面に反映させ、ステップS70においてその編集結果を画像データ保持部184に保存する。そしてステップS71において、編集処理部206は、編集作業に関する制限時間が経過したか、または、ユーザにより編集終了指示が入力されたか否かを判定し、計時部209の計測に基づいて制限時間が経過していないと判定し、かつ、ユーザからの編集終了指示も受け付けていないと判定した場合、処理をステップS66に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS71において、計時部209の計測に基づいて制限時間が経過したと判定したか、または、ユーザからの編集終了指示を受け付けたと判定した場合、編集処理部206は、図20のステップS101に処理を進める。
図20のステップS101において、編集処理部206は、ユーザが設定した編集画面の表示方法に従って、図38に示される1人用印刷画像選択画面351−1を編集入力用モニタ42に表示させる。
図38に示されるように、1人用印刷画像選択画面351−1には、残り時間、「シール印刷する画像を選んで「次へ」を押して下さい。」の案内メッセージ、残り選択可能枚数、ユーザが印刷する画像を選択するためのGUIボタンである、各撮影画像の編集結果のサムネイル画像ボタン352−1乃至サムネイル画像ボタン352−6、並びに、GUIボタンである次へボタン353が表示されている。
ユーザは、タッチペン43を操作する等して、サムネイル画像ボタン352−1乃至サムネイル画像ボタン352−6の中から、印刷させる任意の画像を選択し、次へボタン353を操作(タップ)する。
図20のステップS102において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示された1人用印刷画像選択画面351−1に基づいて入力される印刷画像選択入力を受け付け、ステップS103においてその受け付けた選択入力に応じて印刷用画像を設定する。
そして、編集処理部206は、処理をステップS104に進め、選択が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合、ステップS101に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS104において、選択が終了したと判定した場合、ステップS121に処理を進める。
ステップS121において、編集処理部206は、表示制御部265を制御して、図39に示されるシール分割枚数選択画面355を編集入力用モニタ42に表示させる。
図39に示されるように、シール分割枚数選択画面355は、残り時間、「シールの分割パターンを選んで「次へ」を押して下さい。」の案内メッセージ、ユーザがシールの分割パターン(編集済み撮影画像の印刷レイアウトパターン)を選択するためのGUIボタンであるパターン選択ボタン356−1乃至パターン選択ボタン356−4、並びに、選択を決定して次の処理を進めるためのGUIボタンである次へボタン357が表示されている。
パターン選択ボタン356−1乃至パターン選択ボタン356−4は、それぞれ、互いに異なる編集済み撮影画像の印刷レイアウトパターンの画像により構成されており、ユーザがその画像を比較することにより、好みの画像を容易に選択することができるようになされている。ユーザは、タッチペン43を操作する等して、パターン選択ボタン356−1乃至パターン選択ボタン356−4より任意のボタンを選択し、次へボタン357を操作してその選択を決定する。
図20に戻り、ステップS122において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示されたシール分割枚数選択画面355に基づいて入力されるシール分割枚数選択入力を受け付け、ステップS123においてその選択が終了したか否かを判定する。編集処理部206は、選択が終了していないと判定した場合、処理をステップS121に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS123において選択が終了したと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS124に進め、受け付けた選択入力に応じて印刷用画像の印刷レイアウトを設定する。
そして、編集処理部206は、ステップS125において、プレイ情報記憶部185に記憶されているプレイ情報を参照し、プリンタが使用中であるか否かを確認し、その確認結果に基づいて、印刷が可能であるか否かを判定する。現在他のプレイにおいて印刷中であり、印刷不可能であると判定した場合、編集処理部206は、ステップS126に処理を進め、待機時接客処理を実行し、所定の画像を編集入力用モニタ42に表示したり、ユーザにサブゲームを行わせたりして、ユーザを待機させる処理を行い、処理をステップS125に戻す。すなわち、編集処理部125は、待機時接客処理を行いながら印刷可能になるまで待機する。
ステップS125において印刷可能であると判定した場合、印刷処理部207は、ステップS127において、印刷処理の実行を開始する。ステップS128において、編集処理部206は、編集入力用モニタ42に図40に示されるような移動指示画面361を表示し、ユーザに移動を促す。図40の移動指示画面361には、残り時間、「矢印の示す印刷空間へ移動してください。」の案内メッセージ、および、その移動を説明する画像が表示される。ユーザは、この移動指示画面361に従って、シール紙排出口86近傍に移動する。
ステップS128の処理を終了すると、編集処理部206は、処理を図21のステップS131に進める。
以上のステップS62以降の処理はユーザが1人の場合の編集作業に関する処理である。ここで、ユーザが2人の場合の編集作業に関する処理について説明する。図19のステップS61において、利用人数が2人であると判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS82に進める。ステップS82において編集処理部206は、表示制御部265を制御し、編集入力用モニタ42に、図41に示される2人用表示方法選択画面335−2を表示させる。2人用表示方法選択画面335−2は、図35の1人用表示方法選択画面335−1と同様に構成されるので、その説明は省略する。ただし、2人用表示方法選択画面335−2の場合、デフォルトで設定されているパターンがパターンB(2つの編集入力用モニタ42のそれぞれに1つずつ編集画面を表示するパターン)である。
図19のステップS83において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示方法選択入力を受け付け、ステップS84において、表示方法が選択されたか否かを判定する。表示方法が選択されていないと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS82に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS84においてユーザにより表示方法が選択されたと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS85に進め、各編集ユニット41の表示制御部265を制御し、選択された方法で編集画面を編集入力用モニタ42に割り当て、表示させる。編集画面を割り当てられた編集入力用モニタ42は、その割り当てに従い、編集画面を表示する。
例えば、ユーザが第1編集空間112に移動を案内され、パターンBをユーザが選択した場合、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1には、図42に示されるような編集画面341−2が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2にも同様に、図43に示されるような編集画面341−2が表示される。
図42および図43の編集画面341−2の構成は、図36の編集画面341−1と基本的に同様であり、編集画面341−1の説明を適用することができるのでその説明を省略する。
図19に戻り、編集処理部206は、ステップS86乃至ステップS91の処理を、ユーザが1人の場合に実行するステップS66乃至ステップS71と同様に実行する。従って、ステップS86乃至ステップS91の処理については、ステップS66乃至ステップS71の処理についての説明を適用することができるので、その説明を省略する。
このように編集入力を受け付け、その入力に基づいて撮影画像の編集に関する処理を行った編集処理部206は、ステップS91において、計時部209の計測に基づいて制限時間が経過したと判定したか、または、ユーザからの編集終了指示を受け付けたと判定した場合、図20のステップS111に処理を進める。
図20のステップS111において、編集処理部206は、ユーザが設定した編集画面の表示方法に従って、図44に示される2人用印刷画像選択画面351−2を編集入力用モニタ42に表示させる。
図44に示される2人用印刷画像選択画面351−2の構成は、図38の1人用印刷画像選択画面351−1の構成と同様であり、図38の1人用印刷画像選択画面351−1の説明を適用することができるので、2人用印刷画像選択画面351−2の説明は省略する。ユーザは、タッチペン43を操作する等して、サムネイル画像ボタン352−1乃至サムネイル画像ボタン352−6の中から、印刷させる任意の画像を選択し、次へボタン353を操作(タップ)する。
図20のステップS112において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示された2人用印刷画像選択画面351−2に基づいて入力される印刷画像選択入力を受け付け、ステップS113においてその受け付けた選択入力に応じて印刷用画像を設定する。
そして、編集処理部206は、処理をステップS114に進め、選択が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合、ステップS111に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS114において、選択が終了したと判定した場合、ステップS121に処理を進め、上述したようにそれ以降の処理を行う。
以上のステップS81以降の処理は、ユーザが2人の場合の編集作業に関する処理である。続いて、図21のステップS131以降の処理について説明する。
図21のステップS131において、事後接客処理部208は、表示制御部292を制御し、図45に示されるような画像転送選択画面371を事後接客用モニタ81に表示させる。事後接客用モニタ81は、表示制御部292に制御されて、画像転送選択画面371を表示する。
図45の画像転送選択画面371には、残り時間、「撮影した画像を携帯電話等に送る場合は「画像転送する」を、送らない場合は「画像転送しない」を選んで「次へ」を押して下さい。」の案内メッセージ、ユーザが選択することにより画像転送処理の設定が行われるGUIボタンである画像転送選択ボタン372−1および画像非転送選択ボタン372−2、並びに、その選択を決定し、次の処理へ進めるGUIボタンである次へボタン373が表示されている。
ユーザは、編集済み撮影画像を携帯電話機等に転送する場合、画像転送選択ボタン372−1を選択し、次へボタン373を操作し、その選択を決定する。また、編集済み撮影画像を携帯電話機等に転送しない場合、ユーザは、画像非転送選択ボタン372−2を選択し、次へボタン373を操作し、その選択を決定する。
事後接客処理部208は、図21のステップS132において、タッチパネル制御部295を制御して、画像転送選択入力を受け付け、ステップS133において、その選択入力に基づいて、画像を転送するか否かを判定する。画像を転送すると判定した場合、事後接客処理部208は、図46に示されるような転送画像選択画面を事後接客用モニタ81に表示させる。
図46に示されるように、転送画像選択画面には、撮影作業および編集入力作業により得られた編集済み撮影画像375−1乃至375−8が一覧として表示され、これらの内、利用者が選択した画像にフォーカスするカーソル376がGUI画像として表示され、さらに、画面上部には、「携帯(電話機)に送信する画像を1枚選んでね」のメッセージと、ゲーム(または事後接客処理)の残り時間377が表示されている。また、画面右下には、選択を決定するためのOKボタン378が設けられている。この画面において、利用者は、カーソル376を移動させることにより、撮影画像一覧の中から、携帯電話機に送信する画像を選択し、OKボタン378を操作することにより選択を決定する。
以上の画面において、ユーザが転送する画像を選択すると、事後接客処理部208は、処理をステップS134に進め、表示制御部292を制御して、図47に示されるようなメールアドレス入力画面381を表示させる。
図47に示されるように、メールアドレス入力画面381には、残り時間、「画像を転送するメールアドレスを入力して「次へ」を押して下さい。携帯電話へ転送する場合、会社を選んで@マーク以降を入力して下さい。携帯電話以外へ転送する場合、@マークの前後を全て入力して下さい。」の案内メッセージ、ユーザが携帯電話会社を選択することにより、@マーク以降のアドレスを容易に入力することができるGUIボタンである携帯電話会社選択ボタン382、入力されたメールアドレスを表示するメールアドレス表示欄383、メールアドレスを入力するためにユーザが操作するGUIであるメールアドレス入力ツール384、並びに、ユーザが操作(タップ)することにより、入力されたアドレスを決定し、処理を次に進める次へボタン385が表示される。
ユーザは、携帯電話会社選択ボタン382を選択したり、メールアドレス入力ツール384を用いたりして、編集済み撮影画像を転送する転送先のメールアドレスを入力する。
事後接客処理部208は、図21のステップS135において、タッチパネル制御部295を制御して、メールアドレス入力を受け付け、ステップS136において、その入力が終了したか否かを判定する。終了していないと判定した場合、事後接客処理部208は、処理をステップS134に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS136において、メールアドレス入力が終了したと判定した場合、事後接客処理部208は、処理をステップS137に進め、表示制御部292を制御して、図48に示されるような入力内容確認画面391を表示させる。
入力内容確認画面391には、図48に示されるように、残り時間、「表示されている内容で良ければ「次へ」を、再入力する場合は「再入力」を押して下さい。」の案内メッセージ、入力されたメールアドレスと携帯電話会社名(ユーザが自分で選択した会社名をメールアドレスで確認するよりも容易に確認することができるようにするために携帯電話会社名も表示される)、並びにGUIボタンである再入力ボタン392と次へボタン393が表示される。図48の場合、入力内容確認画面391には、ユーザが選択した携帯電話会社名として「A社」が表示され、ユーザが入力したメールアドレスとして「******@******.ne.jp」が表示されている。なお、このメールアドレス「******@******.ne.jp」は、あくまでも一例であり、実際には、上述したようにユーザがメールアドレス入力画面381において入力したメールアドレスが表示される。従って、通常、このメールアドレスの「@」マークの右側のアドレス「******.ne.jp」は、このメールアドレスと同時に表示されている、ユーザが選択した携帯電話会社名に対応するアドレスとなる。
ユーザは、表示されているメールアドレスと携帯電話会社名が意図したものであれば、次へボタン393を操作して処理を次に進め、表示されているメールアドレスと携帯電話会社名が意図したものでなければ、再入力ボタン392を操作して図47のメールアドレス入力画面381を再度表示させ、アドレスの入力から再度やり直させる。
図21のステップS138において、事後接客処理部208は、タッチパネル制御部295を制御して、入力内容に関する確認入力を受け付け、ステップS139において、確認されたか否かを判定する。ユーザが再入力ボタン392を操作し、確認しなかったと判定した場合、事後接客処理部208は、処理をステップS137に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS139において、ユーザが次へボタン393を操作し、入力内容を確認したと判定した場合、事後接客処理部208は、処理をステップS140に進め、画像転送処理を実行し、通信部192を制御して指定された画像を指定されたメールアドレスに転送する。そして、事後接客処理部208は、ステップS141において、計時部209の制御に基づいて、現在、制限時間内であるか否かを判定し、制限時間が経過し印刷処理が終了したと判定した場合、処理をステップS142に進める。
ステップS142において、事後接客処理部208は、表示制御部292を制御し、図49に示されるようなゲーム終了画面401を事後接客用モニタ81に表示させ、ステップS143において印刷部190を制御して印刷が終了したシール紙を排出させ、写真シール作成ゲーム処理を終了する。
図49に示されるように、ゲーム終了画面401には、残り時間、「シール印刷が完了しました。取り出し口からシール紙を取り出して下さい。ありがとうございました。」のようにゲームが終了したことを通知するメッセージ、および、例えば次回作等の広告情報が表示される。ユーザは、このゲーム終了画面401を見ることにより、写真シール作成ゲームが終了したことを把握し、排出されたシール紙を受け取り、ゲームに対する作業を終了する。
また、図21のステップS141において、まだ制限時間内であり、例えば印刷部190による印刷が終了していないと判定した場合、事後接客処理部208は、処理をステップS144に進め、表示制御部292を制御し、図50に示されるようなサブゲーム開始画面405を事後接客用モニタ81に表示させ、ステップS145においてそのサブゲームをユーザに行わせるサブゲーム処理を実行する。サブゲームが終了すると、事後接客処理部208は、処理をステップS142に戻し、それ以降の処理を行う。
なお、上述した事後接客サービスの提供方法は、上述した以外の方法であっても勿論良い。例えば、上述したように利用者が選択した画像(落書き編集等を行った撮影画像)を送信する場合、利用者は複数の送信先を指定することができるようにしてもよいし、複数の画像を送信するようにしてもよい。
また、画像を携帯電話機以外の装置(例えば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)等のように、上述の携帯電話機と同様のデータ通信機能を有し、電子メール(Eメール)や画像データ等を受信したり、表示したりすることができる装置)に送信することができるようにしてもよい。すなわち、利用者が携帯電話機のアドレス以外のアドレスを指定することができるようにしてもよい。
さらに、このとき、画像データが写真シール作成装置1から、直接(ネットワークを介して)、利用者に指定された装置に送信されるようにしてもよいし、専用のサーバを介して配信されるようにしてもよい。例えば、利用者に指定された画像の画像データは専用サーバに蓄積され、利用者が配信先に指定した装置には、専用サーバのアクセス先アドレスの情報を含む電子メールが配信されるようにする。電子メールが配信された装置の利用者は、その電子メールに含まれるアクセス先にアクセスし、目的の画像データをダウンロードする。このようにすることにより、写真シール作成装置1は、画像データの送信をサーバに任せることができるので、複数の装置に対して画像データを配信する場合の通信効率を向上させることができる。
なお、事後接客サービスとして利用者に提供されるサービスは、上述したような画像の配信サービス以外のサービスであってももちろんよく、例えば、商品の販売サービス(例えば、提携する企業の商品の販売)であっても良いし、コンテンツの提供サービス(例えば、映画や新曲の紹介、新商品情報、広告、占い、天気、交通情報、ニュース、またはワンポイントアドバイス等の提供)であってもよいし、ライセンスやチケットの販売・提供サービス(例えば、商品、イベント、テーマパーク等の入場チケット、参加チケット、割引チケット、整理券等の販売および提供)であっても良いし(電子データとして提供しても良いし、シール紙に画像とともに印刷しても良い)、試供品やプレゼントの提供等であってもよい。もちろん、これら以外であってもよい。
以上が、利用人数2人以下(ユーザの人数が2人以下)の場合の写真シール作成ゲーム処理についての説明である。次に、利用人数が3人以上である場合の写真シール作成ゲーム処理について説明する。
図17のステップS23において、利用人数が3人以上であると判定した場合、利用人数判定処理部202は、処理を図22のステップS151に進める。
利用人数が3人以上の場合、利用時間の選択に関する処理が省略され、通常モードに限定される。すなわち、硬貨処理部204は、図22のステップS151において、表示制御部246を制御して、図28に示される代金投入指示画面311−2を撮影用モニタ35に表示させる。
そしてステップS152において硬貨処理部204は、硬貨部187を制御して代金の投入を受け付け、ステップS153において代金が投入されたか否かを判定し、投入されていないと判定した場合、ステップS152に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS153において代金が投入されたと判定した場合、硬貨処理部204は、処理をステップS154に進める。
ステップS154において、撮影処理部205は、表示制御部246を制御して、図29に示される撮影コース選択画面315を撮影用モニタ35に表示させる。そして、撮影処理部205は、ステップS155においてタッチパネル制御部249を制御して撮影コース決定入力を受け付け、ステップS156において、指定されたコースで撮影処理を行う。このときの処理は、上述した利用人数が2人以下の場合と基本的に同様に実行される。なお、利用人数が3人以上の場合、撮影処理は1組のユーザを2グループに分けて、グループ毎に交互に撮影を行わせるように音声や画像で案内するようにしてもよい。
そして、撮影画像がキャプチャされると、撮影処理部205は、ステップS157において、上述したように撮影画像保存確認画面325を撮影用モニタ35に表示させ、ステップS158において、タッチパネル制御部249を制御して撮影画像保存確認指示を受け付け、ステップS159においてキャプチャされた撮影画像を保存するか否かを判定する。保存すると判定した場合、撮影処理部205は、ステップS160において撮影画像を画像データ保持部184に保存させ、処理をステップS161に進める。また、ステップS159において撮影画像を保存しないと判定した場合、撮影処理部205は、ステップS160の処理を省略し、ステップS161に処理を進める。
ステップS161において、撮影処理部205は、計時部209が計測する撮影制限時間が経過したか、保存した撮影画像の枚数が制限枚数に達したか、または、ユーザが撮影終了を指示したか否かを判定し、いずれにも当てはまらない場合、処理をステップS156に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS161において、計時部209が計測する撮影制限時間が経過したか、保存した撮影画像の枚数が制限枚数に達したか、または、ユーザが撮影終了を指示したと判定した場合、撮影処理部205は、ステップS162に処理を進め、編集空間振り分け処理を行い、ステップS163において移動可能であるか否かを判定し、移動可能でない場合は、ステップS164において待機時接客処理を行いながらユーザを待機させ、ステップS163において移動可能であると判定した場合、ステップS165に処理を進め、移動案内画面を表示し、図23のステップS171に処理を進める。
図23のステップS171において、編集処理部206は、利用人数(1組のユーザ数)が3人であるか否かを判定し、3人であると判定した場合、ステップS172に処理を進める。
ステップS172において、編集処理部206は、表示制御部265を制御し、図51に示されるような3人用表示方法選択画面335−3を編集入力用モニタ42に表示させる。3人用表示方法選択画面335−3は、図35の1人用表示方法選択画面335−1と同様に構成されるので、その説明は省略する。ただし、3人用表示方法選択画面335−3の場合、デフォルトで設定されているパターンがパターンC(2つの編集入力用モニタ42の一方に2つの編集画面を表示し、他方に1つの編集画面を表示するパターン)である。
図23のステップS173において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示方法選択入力を受け付け、ステップS174において、表示方法が選択されたか否かを判定する。表示方法が選択されていないと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS172に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS174においてユーザにより表示方法が選択されたと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS175に進め、各編集ユニット41の表示制御部265を制御し、選択された方法で編集画面を編集入力用モニタ42に割り当て、表示させる。編集画面を割り当てられた編集入力用モニタ42は、その割り当てに従い、編集画面を表示する。
例えば、ユーザが第1編集空間112に移動を案内され、パターンCをユーザが選択した場合、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1には、図52に示されるような編集画面411−1が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2には、図53に示されるような編集画面341−3が表示される。
図52に示される編集画面411−1には、2つの編集画面が表示される。すなわち、編集画面411−1は、領域412Aと領域412Bにより構成され、領域412Aには、編集対象画像表示部413A、サムネイル画像表示部414A、および編集ツール表示欄415Aが表示され、領域412Bには、編集対象画像表示部413B、サムネイル画像表示部414B、および編集ツール表示欄415Bが表示される。従って、編集画面411−1は、図36の編集画面341−1の構成が2画面分表示されており、2人のユーザが同時に互いに独立して編集作業を行うことができるようになされている。
図53の編集画面341−3の構成は、図36の編集画面341−1と基本的に同様であり、編集画面341−1の説明を適用することができるのでその説明を省略する。
図23に戻り、編集処理部206は、ステップS176乃至ステップS181の処理を、ユーザが1人の場合に実行するステップS66乃至ステップS71と同様に実行する。従って、ステップS176乃至ステップS181の処理については、ステップS66乃至ステップS71の処理についての説明を適用することができるので、その説明を省略する。
このように編集入力を受け付け、その入力に基づいて撮影画像の編集に関する処理を行った編集処理部206は、ステップS181において、計時部209の計測に基づいて制限時間が経過したと判定したか、または、ユーザからの編集終了指示を受け付けたと判定した場合、図24のステップS211に処理を進める。
図24のステップS211において、編集処理部206は、ユーザが設定した編集画面の表示方法に従って、図54に示される3人用印刷画像選択画面351−3を編集入力用モニタ42に表示させる。
図54に示される3人用印刷画像選択画面351−3の構成は、図38の1人用印刷画像選択画面351−1の構成と同様であり、図38の1人用印刷画像選択画面351−1の説明を適用することができるので、3人用印刷画像選択画面351−3の説明は省略する。ユーザは、タッチペン43を操作する等して、サムネイル画像ボタン352−1乃至サムネイル画像ボタン352−6の中から、印刷させる任意の画像を選択し、次へボタン353を操作(タップ)する。
図20のステップS212において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示された3人用印刷画像選択画面351−3に基づいて入力される印刷画像選択入力を受け付け、ステップS213においてその受け付けた選択入力に応じて印刷用画像を設定する。
そして、編集処理部206は、処理をステップS214に進め、選択が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合、ステップS211に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS214において、選択が終了したと判定した場合、編集処理部206は、ステップS231に処理を進める。
編集処理部206は、ステップS231乃至ステップS238の各処理を、図20のステップS121乃至ステップS128の各処理の場合と同様に実行する。従って、ステップS231乃至ステップS238の各処理の説明は、上述した図20のステップS121乃至ステップS128の各処理の説明を適用することができるので、その説明を省略する。
ステップS238の処理を終了すると、編集処理部206は、処理を図21のステップS131に戻し、それ以降の処理を実行させる。
以上が利用人数が3人の場合の撮影および編集入力に関する処理についての説明である。次に、利用人数が4人の場合の編集入力に関する処理について説明する。
図23のステップS171において、利用人数が4人であると判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS192に進める。
ステップS192において編集処理部206は、表示制御部265を制御し、編集入力用モニタ42に、図55に示される4人用表示方法選択画面335−4を表示させる。4人用表示方法選択画面335−4は、図35の1人用表示方法選択画面335−1と同様に構成されるので、その説明は省略する。ただし、4人用表示方法選択画面335−4の場合、デフォルトで設定されているパターンがパターンD(2つの編集入力用モニタ42のそれぞれに2つずつ編集画面を表示するパターン)である。
図23のステップS193において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示方法選択入力を受け付け、ステップS194において、表示方法が選択されたか否かを判定する。表示方法が選択されていないと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS192に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS194においてユーザにより表示方法が選択されたと判定した場合、編集処理部206は、処理をステップS195に進め、各編集ユニット41の表示制御部265を制御し、選択された方法で編集画面を編集入力用モニタ42に割り当て、表示させる。編集画面を割り当てられた編集入力用モニタ42は、その割り当てに従い、編集画面を表示する。
例えば、ユーザが第1編集空間112に移動を案内され、パターンDをユーザが選択した場合、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1には、図56に示されるような編集画面411−2が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2にも同様に、図57に示されるような編集画面411−2が表示される。
図56および図57の編集画面411−2の構成は、図52の編集画面411−1と基本的に同様であり、編集画面411−1の説明を適用することができるのでその説明を省略する。
図23に戻り、編集処理部206は、ステップS196乃至ステップS201の処理を、ユーザが1人の場合に実行するステップS66乃至ステップS71と同様に実行する。従って、ステップS196乃至ステップS201の処理については、ステップS66乃至ステップS71の処理についての説明を適用することができるので、その説明を省略する。
このように編集入力を受け付け、その入力に基づいて撮影画像の編集に関する処理を行った編集処理部206は、ステップS201において、計時部209の計測に基づいて制限時間が経過したと判定したか、または、ユーザからの編集終了指示を受け付けたと判定した場合、図24のステップS221に処理を進める。
図24のステップS221において、編集処理部206は、ユーザが設定した編集画面の表示方法に従って、図58に示される4人用印刷画像選択画面351−4を編集入力用モニタ42に表示させる。
図58に示される4人用印刷画像選択画面351−4構成は、図38の1人用印刷画像選択画面351−1の構成と同様であり、図38の1人用印刷画像選択画面351−1の説明を適用することができるので、4人用印刷画像選択画面351−4の説明は省略する。ユーザは、タッチペン43を操作する等して、サムネイル画像ボタン352−1乃至サムネイル画像ボタン352−6の中から、印刷させる任意の画像を選択し、次へボタン353を操作(タップ)する。
図24のステップS222において、編集処理部206は、タッチパネル制御部268を制御して、表示された4人用印刷画像選択画面351−4に基づいて入力される印刷画像選択入力を受け付け、ステップS223においてその受け付けた選択入力に応じて印刷用画像を設定する。
そして、編集処理部206は、処理をステップS224に進め、選択が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合、ステップS111に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS224において、選択が終了したと判定した場合、ステップS231に処理を進め、上述したようにそれ以降の処理を行う。
以上のように写真シール作成ゲーム処理が実行される。すなわち、この写真シール作成装置1の写真シール作成ゲームにおいては、最初に利用人数(1組のユーザの人数)が確認され、その人数によってゲーム処理の進行が変化する。
例えば、ユーザが2人以下の場合、ユーザは、写真シール作成ゲームを、最大ゲームプレイ可能時間が通常モードより短く設定される時間短縮モードで実行することができる。時間短縮モードの場合、提供するサービスの量が少なくなるので(ゲームプレイ時間が短くなるので)、その分代金が低く設定されている。すなわち、2人以下の1組のユーザは、時間短縮モードで写真シール作成ゲームを行うことにより、支出を抑制する(安くゲームをプレイする)ことができる。つまり、写真シール作成装置1は、ユーザの満足度を向上させることができるのでそれによりリピータ率を向上させ、収益率を向上させることが可能になる。また、ユーザが時間短縮モードで写真シール作成ゲームを行うと、その分、ユーザの回転率が向上するので、ユーザの待ち時間を短縮させ、ユーザの満足度を向上させるだけでなく、代金の設定によってさらに収益率を向上させることも可能になる。
図59乃至図65は、時間短縮モードで写真シール作成ゲームを行うユーザ、若しくは、通常モードで写真シール作成ゲームを行うユーザにより構成される3組のユーザが写真シール作成ゲームを行う場合のタイミングチャートである。なお、これらのタイミングチャートは、図9に示したタイミングチャート(1組目のユーザ131乃至3組目のユーザ133の利用人数が全て4人の場合のタイミングチャート)を基本としており、1プレイの最大プレイ時間を、通常モードの場合、撮影制限時間4分、編集制限時間6分、および印刷(事後接客)制限時間1分の合計11分とし、時間短縮モードの場合、撮影制限時間3分、編集制限時間4分、および印刷(事後接客)制限時間1分の合計8分とする。また、1組のユーザの利用人数は2人若しくは4人とし、利用人数が2人の場合、必ず時間短縮モードを選択するものとする。なお、1組目のユーザ131乃至3組目のユーザ133の利用人数が全て4人の場合のタイミングチャートについては、図9を参照して上述したので、ここではその説明を省略する。
1組目のユーザ131の利用人数が2人で、2組目のユーザ132と3組目のユーザ133の利用人数が4人の場合、タイミングチャートは図59に示されるようになる。すなわち、ユーザ131のゲームは、タイミングチャート441のように8分間で終了し、ユーザ132のゲームは、タイミングチャート142のように11分間で終了し、ユーザ133のゲームは、タイミングチャート143のように11分間で終了する。そして、図9において説明したように並行処理が可能であるので、この3組のユーザが実行するゲームの合計最大プレイ時間は、図59に示されるように18分間となる。
1組目のユーザ131の利用人数が4人で、2組目のユーザ132の利用人数が2人で、3組目のユーザ133の利用人数が4人の場合、タイミングチャートは図60に示されるようになる。すなわち、ユーザ131のゲームは、タイミングチャート141のように11分間で終了し、ユーザ132のゲームは、タイミングチャート442のように8分間で終了し、ユーザ133のゲームは、タイミングチャート143のように11分間で終了する。そして、図9において説明したように並行処理が可能であるので、この3組のユーザが実行するゲームの合計最大プレイ時間は、図60に示されるように18分間となる。
1組目のユーザ131の利用人数が4人で、2組目のユーザ132の利用人数が4人で、3組目のユーザ133の利用人数が2人の場合、タイミングチャートは図61に示されるようになる。すなわち、ユーザ131のゲームは、タイミングチャート141のように11分間で終了し、ユーザ132のゲームは、タイミングチャート142のように11分間で終了し、ユーザ133のゲームは、タイミングチャート443のように8分間で終了する。そして、図9において説明したように並行処理が可能であるので、この3組のユーザが実行するゲームの合計最大プレイ時間は、図61に示されるように16分間となる。
1組目のユーザ131の利用人数が4人で、2組目のユーザ132の利用人数が2人で、3組目のユーザ133の利用人数が2人の場合、タイミングチャートは図62に示されるようになる。すなわち、ユーザ131のゲームは、タイミングチャート141のように11分間で終了し、ユーザ132のゲームは、タイミングチャート442のように8分間で終了し、ユーザ133のゲームは、タイミングチャート443のように8分間で終了する。そして、図9において説明したように並行処理が可能であるので、この3組のユーザが実行するゲームの合計最大プレイ時間は、図62に示されるように15分間となる。
1組目のユーザ131の利用人数が2人で、2組目のユーザ132の利用人数が4人で、3組目のユーザ133の利用人数が2人の場合、タイミングチャートは図63に示されるようになる。すなわち、ユーザ131のゲームは、タイミングチャート441のように8分間で終了し、ユーザ132のゲームは、タイミングチャート142のように11分間で終了し、ユーザ133のゲームは、タイミングチャート443のように8分間で終了する。そして、図9において説明したように並行処理が可能であるので、この3組のユーザが実行するゲームの合計最大プレイ時間は、図63に示されるように15分間となる。
1組目のユーザ131の利用人数が2人で、2組目のユーザ132の利用人数が2人で、3組目のユーザ133の利用人数が4人の場合、タイミングチャートは図64に示されるようになる。すなわち、ユーザ131のゲームは、タイミングチャート441のように8分間で終了し、ユーザ132のゲームは、タイミングチャート442のように8分間で終了し、ユーザ133のゲームは、タイミングチャート143のように11分間で終了する。そして、図9において説明したように並行処理が可能であるので、この3組のユーザが実行するゲームの合計最大プレイ時間は、図64に示されるように17分間となる。
1組目のユーザ131の利用人数が2人で、2組目のユーザ132の利用人数が2人で、3組目のユーザ133の利用人数が2人の場合、タイミングチャートは図65に示されるようになる。すなわち、ユーザ131のゲームは、タイミングチャート441のように8分間で終了し、ユーザ132のゲームは、タイミングチャート442のように8分間で終了し、ユーザ133のゲームは、タイミングチャート443のように8分間で終了する。そして、図9において説明したように並行処理が可能であるので、この3組のユーザが実行するゲームの合計最大プレイ時間は、図65に示されるように14分間となる。
このようにユーザが時間短縮モードを利用することにより、ユーザの回転率を向上させることができる。
また、利用人数によって、編集画面の表示を変更するので、ユーザが編集するのに適した状態で編集画面を表示させることができるとともに、装置のリソースを有効に利用することができる。
例えば、第1編集空間112において編集作業をするユーザの人数が1人の場合、図66に示されるように、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1に1つの編集画面が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2は非表示にされる。これにより1人のユーザ451は、タッチペン43−1−1またはタッチペン43−1−2を操作して、第1編集ユニット41−1に表示された編集画面を用いて編集入力作業を行うことができる。第2編集ユニット41−2を使用不可にすることにより、ユーザ451は、迷わずに第1編集ユニット41−1を使用することができる。
また、例えば、第1編集空間112において編集作業をするユーザの人数が2人の場合、図67に示されるように、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1に1つの編集画面が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2に1つの編集画面が表示されるようにする。これによりユーザ452−1とユーザ452−2は、それぞれ、第1編集ユニット41−1または第2編集ユニット41−2を占有し、2人同時に編集作業を行うことができる。
さらに、例えば、第1編集空間112において編集作業をするユーザの人数が3人の場合、編集ユニットは2つしかないので、図68に示されるように、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1に2つの編集画面が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2に1つの編集画面が表示されるようにする。これによりユーザ453−1とユーザ453−2で、第1編集ユニット41−1に表示される2つの編集画面を1つずつ占有し、また、ユーザ453−3が第2編集ユニット41−2を占有し、3人同時に編集作業を行うことができる。
また、例えば、第1編集空間112において編集作業をするユーザの人数が4人の場合、編集ユニットは2つしかないので、図69に示されるように、第1編集ユニット41−1の編集入力用モニタ42−1に2つの編集画面が表示され、第2編集ユニット41−2の編集入力用モニタ42−2に2つの編集画面が表示されるようにする。これによりユーザ453−1とユーザ453−2で、第1編集ユニット41−1に表示される2つの編集画面を1つずつ占有し、また、ユーザ453−3とユーザ453−4で、第2編集ユニット41−2に表示される2つの編集画面を1つずつ占有し、4人同時に編集作業を行うことができる。
以上のように、写真シール作成装置1は、利用人数を確認し、その利用人数に応じてゲーム処理の進行方法を変更するので、サービスの提供方法を制御することができ、ユーザの人数に応じた方法でサービスを提供することができる。これにより、多人数のユーザが同時に利用する場合であっても、ユーザの満足度の低下を抑制することができる。また、装置の設備をより有効に利用することもできる。
なお、以上に説明した代金の価格の設定はいくらであってももちろんよい。また、ゲームプレイ時間の設定も、上述した以外の時間であってもよい。さらに、編集画面の表示方法(モニタの割り当てかた)も、上述した以外の方法を適用するようにしてもよい。
なお、両方の編集空間が空いているような閑散時である場合、ユーザ1組の人数(利用人数)が3人以上の場合、第1編集空間112および第2編集空間113の両方の編集空間へ同時に利用者を振り分け、2組のユーザを同時に接客可能な2重接客タイプのように運用できるようにしてもよい。
この場合、図70に示されるように、モード制御部203には、編集空間への移動案内に関する設定を行い、その設定に基づいて移動案内を制御する移動案内設定制御部461が設けられる。
そして、この移動案内設定制御部461は、任意のタイミングで、図71のフローチャートに示されるように接客数制御処理を行い、移動案内に関する設定を行う。
接客数制御処理を開始した移動案内設定制御部461は、最初に、ステップS301において集客状況判定処理を実行し、例えば、計時部209の計時処理により示される現在時刻等の情報に基づいて現在が閑散期であるかまたは繁忙期かを確認する。そして、移動案内設定制御部461は、ステップS302に処理を進め、その確認結果に基づいて、現在が閑散期であるか否かを判定する。閑散期であると判定した場合、移動案内設定制御部461は、処理をステップS303に進め、利用人数が3人以上のときに第1の編集空間112と第2の編集空間113の両方にユーザを案内するように、移動案内モードを多人数2重接客モードに設定する。
図72は、多人数2重接客モードの場合のユーザの移動の様子の例を示す図である。図72において、例えば、1つの組の4人のユーザ(A10、A20、A30、およびA40)は、全員撮影空間111において撮影を行うが(A11、A21、A31、およびA41)、多人数2重接客モードであるので、2人のユーザ(A21およびA41)は、第1編集空間112に案内されて移動し(A22およびA42)、残りの2人のユーザ(A11およびA31)は、第2編集空間113に案内されて移動する(A12およびA32)。編集が終了すると、第1編集空間112のユーザ(A22およびA42)も第2編集空間のユーザ(A12およびA32)もシール紙排出口86(事後接客ユニット80)近傍に案内されて移動する。
図73は、1組の4人のユーザが第1編集空間112および第2編集空間113に案内されて移動し、編集入力作業を行っている様子の例を示す図である。図73において、4つの編集画面は、4つの編集入力用モニタ42−1乃至編集入力用モニタ42−4に1つずつ割り当てられる。つまり、編集入力用モニタ42−1乃至編集入力用モニタ42−4は、それぞれ、1つずつ編集画面を表示する。従って、4人のユーザは、編集入力用モニタ42を1人1つずつ占有して編集入力作業を行う。図73においては、ユーザ454−1が第1編集ユニット41−1を占有して編集入力作業を行い、ユーザ454−2が第2編集ユニット41−2を占有して編集入力作業を行い、ユーザ454−3が第3編集ユニット41−3を占有して編集入力作業を行い、ユーザ454−4が第4編集ユニット41−4を占有して編集入力作業を行っている。このように、1人1つずつ編集ユニットを占有して編集入力作業を行うことができるので、ユーザは、より容易に編集入力作業を行うことができる。すなわち、写真シール作成装置1は、ユーザの満足度を向上させることができる。ただし、この多人数2重接客モードの場合、ユーザの回転率が低下してしまうので、この多人数2重接客モードは、順番待ちをしているユーザが存在しないような閑散期にのみ、行うようにするのが望ましい。
図71に戻り、ステップS302において、閑散期でないと判定した場合、移動案内設定制御部461は、処理をステップS304に進め、利用人数が3人以上であっても1組のユーザを1つの編集空間に案内する3重接客固定モードに設定し、接客数制御処理を終了する。
このように閑散期であるか否かを判定することにより、写真シール作成装置1は、閑散期にのみ多人数2重接客モードで接客するので、ユーザの回転率を実質的に低下させることなく、ユーザの満足度を向上させることができる。
また、事後接客時に設ける画像転送の選択機能を、編集空間で行うようにも設定できるようにし、画像転送する場合はメールアドレスの入力をし、時間が余ればゲームを実施するようにしてもよい。また、画像転送をしない場合は、編集時間を増やすようにし、ゲームは実施しないようにしてもよい。
図74は、その場合のモード制御部203の構成例を示すブロック図である。図74において、モード制御部203は、図11に示される場合の構成に加えて、編集空間内事後接客制御部471が設けられている。編集空間内事後接客制御部471は、編集空間内に設けられた編集ユニット41を制御して、事後接客ユニット80における接客処理と同等の事後接客処理を行う。
その場合の写真シール作成ゲーム処理について、図75のフローチャートを参照して説明する。
写真シール作成ゲーム処理が開始されると、利用人数判定処理部202、代金制御部221、利用時間制御部222、および撮影コース制御部223等が、ステップS321において各種の設定処理を行う。この設定処理は、図17のステップS21乃至図18のステップS42の処理、並びに、図22のステップS151乃至ステップS155の処理に対応するのでその詳細についての説明は省略する。
設定処理が終了すると、次に、撮影処理部205は、ステップS322において撮影処理を行う。この撮影処理は、図18のステップS43乃至ステップS52の処理、並びに、図22のステップS156乃至ステップS165の処理に対応するのでその詳細についての説明は省略する。
撮影処理が終了すると、次に、編集処理部206は、ステップS323において編集処理を行う。この編集処理は、図19のステップS61乃至ステップS71の処理、図19のステップS82乃至ステップS91の処理、図23のステップS171乃至ステップS181の処理、並びに、図23のステップS192乃至ステップS201の処理に対応するのでその詳細についての説明は省略する。
編集処理が終了すると、次に、編集処理部206は、ステップS324において印刷設定処理を行う。この印刷設定処理は、図20のステップS101乃至ステップS124の処理、並びに、図24のステップS211乃至ステップS234の処理に対応するのでその詳細についての説明は省略する。
印刷設定処理が終了すると、編集処理部206は、ステップS325において、計時部209の制御に基づいて、編集作業の制限時間が経過したか否かを判定する。制限時間が経過したと判定した場合、ステップS326に処理を進め、印刷処理部207は、印刷処理を行い、事後接客処理部208は、ステップS327において事後接客処理を行い、写真シール作成ゲーム処理を終了する。
また、ステップS325において、制限時間が経過していないと判定した場合、編集空間内事後接客制御部471は、処理をステップS328に進め、例えば、撮影画像を携帯電話機等に転送するか否かをユーザに確認する確認画面を編集入力用モニタ42に表示させる等して、画像転送するか否かを判定し、ユーザの指示に基づいて、画像転送すると判定した場合、処理をステップS329に進める。ステップS329において、編集空間内事後接客制御部471は、画像転送処理を行う。この画像転送処理は、図21のステップS134乃至ステップS140に対応し、事後接客ユニット80において実行される事後接客処理の場合と同様に行われる。
画像転送処理を行うと、編集空間内事後接客制御部471は、ステップS330に処理を進め、編集作業の制限時間が経過したか否かを判定し、経過したと判定した場合、処理をステップS326に戻し、それ以降の処理を実行させる。
また、ステップS330において、編集作業の制限時間が経過していないと判定した場合、編集空間内事後接客制御部471は、処理をステップS331に進め、サブゲーム処理を行い、そのサブゲーム処理が終了すると、ステップS330に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。このサブゲーム処理は、図21のステップS144およびステップS145の処理に対応し、同様のサブゲームが実行される。
また、ステップS328において、画像転送しないと判定した場合、編集空間内事後接客制御部471は、処理をステップS332に進め、編集処理を延長する(編集入力作業の制限時間を延長させて、さらに編集入力作業を継続する)延長編集処理を行う。その延長編集処理が終了すると、編集空間内事後接客制御部471は、処理をステップS325に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
このように編集空間内において事後接客処理を実行することにより、画像転送等の事後接客処理と編集処理をユーザが選択することができる。これによりユーザの嗜好に応じたゲームをユーザに提供することができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
以上のように、本発明を適用した写真シール作成装置1は、ユーザがゲームをプレイする人数を指定することができる。また、2人以下で遊ぶユーザの不公平感を低減させることができる。さらに、ユーザ1組の人数が2人以下の時、1人当たりに換算した時の撮影時間及び編集時間の合計時間を短縮させ、3人以上で遊んだ時との差を見せて、3人以上で遊ぶユーザの不公平感を低減させることができる。また、同時に回転率も向上させることができる。さらに、ユーザが奇数の場合に、モニタの未使用領域をなくすか、または、モニタが2台以上ある時はモニタ自体の空きをなくし、編集装置がフル活用することができるようになる。さらに、閑散時に多人数で利用しても、通常時や繁忙時と比べて、1つのモニタに対して1人が占有できる作業領域が広くなるようにすることができる。画像転送を必要としないユーザには、編集時間をより多く使ってもらい、シール紙の仕上がりを高めてもらうことができる。以上の結果として、本発明の写真シール作成装置は、収益率を向上させることができる。
なお、撮影空間や編集空間の数はいくつであってもよく、最大同時接客数も4重以上にすることも可能である。また、1つの編集ユニットに複数のモニタや3本以上のタッチペンが設けられるようにしてももちろんよい。また、各編集ユニットが有する機能が互いに異なるようにしてもよい。また、表示しない編集ユニットの電源を切断し、「停止」させるようにしてもよい。
さらに、例えば、各編集空間の色を互いに異なる色とし、その各色を各編集空間の指標とすることにより、利用者は、容易に各編集空間を識別することができる。また、写真シール作成装置1が、撮影作業を終了した利用者に移動を促す際に、案内画面において、その色を用いて案内することにより、利用者は、容易に移動先とする編集空間を識別することができる。さらに、写真シール作成装置1が撮影作業中に移動先を決定する場合は、決定後の撮影作業中に、撮影空間の色を移動先の編集空間の色に合わせることにより、利用者は、さらに、容易に移動先とする編集空間を識別することができる。なお、色以外にも、例えば、柄(模様)、マーク(装飾品)、空間(壁面)の形状、BGM、明度、温度、または匂い等を、利用者が各空間を識別するための指標とするようにしてもよい。
また、上述した各画像の表示例は、1つの例であり、上述した以外の構成であってももちろんよい。さらに、例えば、事前入力部等、写真シール作成装置1が上述した以外の構成を有するようにしてもよい。また、筐体10を構成するユニット数もいくつであってもよい。
また、以上においてシール分割枚数を選択することができるように説明したが、選択可能なシール分割枚数の設定(撮影画像の印刷レイアウト)がユーザの人数(利用人数)によって異なるようにしてももちろんよい。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークやリムーバブルメディア等の記録媒体からインストールされる。
以上において、印刷媒体は、シール紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙、テレホンカードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに印刷するようにしてもよい。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従って、例えば、図17のフローチャートにおいて、利用人数判定処理部202が利用人数選択画面を表示させる前に、代金を徴収するようにしてもよい。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。