以下に、本技術の実施の形態について図面を参照して説明する。
[情報処理システムの構成例]
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図1の情報処理システムは、写真シール作成装置1、携帯端末2、および管理サーバ3から構成される。携帯端末2は、写真シール作成装置1が提供するゲームを行い、シール紙を受け取る利用者が携帯している携帯電話機などの端末装置であり、管理サーバ3は、例えば写真シール作成装置1のメーカーが管理する情報処理装置である。
写真シール作成装置1には、非接触型ICとの間で近接通信を行うリーダ/ライタが設けられ、携帯端末2には非接触型ICが内蔵されている。図1の情報処理システムにおいて、写真シール作成装置1と携帯端末2の間の情報の送受信は、携帯端末2が写真シール作成装置1のリーダ/ライタにかざされたときに、非接触型ICを用いた近接通信により行われる。写真シール作成装置1と管理サーバ3の間、携帯端末2と管理サーバ3の間の情報の送受信は、インターネットなどのネットワークを介して行われる。
写真シール作成装置1には携帯送信の機能が用意されている。携帯端末2の利用者は、写真シール作成装置1が提供する写真シール作成ゲームにおいて携帯送信の機能を利用することができる。
携帯送信は、写真シール作成装置1で作成した画像が携帯端末2で見ることができるように、写真シール作成装置1で作成した画像を管理サーバ3に送信する機能である。例えば撮影画像の編集が終了したとき、利用者は、写真シール作成装置1の画面に表示される画像の中から、管理サーバ3に保存しておく画像を選択する。
利用者により選択された画像は、利用者により入力されたメールアドレスとともに管理サーバ3に送信され、管理サーバ3が有する記憶媒体に保存(記憶)される。保存先を表すURLを含む電子メールが管理サーバ3から携帯端末2に送信され、利用者が携帯端末2を操作して電子メールに含まれるURLに対するアクセスを指示したとき、URLに基づいてアクセスが行われ、写真シール作成装置1から管理サーバ3に送信しておいた画像が携帯端末2のモニタに表示される。
携帯端末2の利用者は、携帯端末2のモニタに表示させた画像を待ち受け画面に設定したりすることができる。
情報処理システムの一連の動作については後述する。
[写真シール作成装置の構成例]
図2は、本発明の一実施形態に係る写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、撮影や編集等の作業を利用者にゲームとして行わせ、撮影画像や編集済み画像を提供する代わりに利用者より代金を受け取るゲーム機である。写真シール作成装置1はゲームセンタなどの店舗に設置される。利用者は1人であることもあるし、複数人であることもある。
写真シール作成装置1が提供するゲームで遊ぶ利用者は、代金を投入し、自身が被写体となって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した編集対象の画像に対して、手書きの線画やスタンプ画像を合成する編集機能を用いて編集を行うことにより、撮影画像を彩り豊かな画像にする。利用者は、編集済みの画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させることになる。
写真シール作成装置1は、主に、後述する撮影空間内に設けられた撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13から構成される。撮影ユニット11と編集部12が接した状態で設置され、編集部12と事後接客部13が接した状態で設置される。
撮影ユニット11は、撮影部21と背景部22から構成される。撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離れて設置され、撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において撮影処理が行われる。
撮影部21は撮影処理を利用者に行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影処理を行っている利用者の正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影処理時に利用者により用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいる利用者から見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aにより構成され、右側面が側面パネル42Bにより構成される。
なお、利用者の操作入力を受け付けるタッチパネルモニタとは別に、利用者のライブビュー(動画像)を表示するライブビューモニタが設けられるようにしてもよい。
背景部22は、正面を向いて撮影処理を行っている利用者の背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52Bから構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。出入り口G1の反対側に位置し、撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Aの反対側に位置する側面パネル52Bによって支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えば利用者により選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
なお、背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けるとともに、合成用の背景画像を複数種類用意し、後述する編集処理において、利用者が所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
編集部12は、撮影処理によって得られた画像を編集する処理である編集処理を利用者に行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図2に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組の利用者が同時に編集処理を行うことができるように、編集部12の正面側と背面側には編集処理に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集処理に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73Bが設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンにより囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、利用者が編集処理を行う編集空間となる。
図3は、写真シール作成装置1を別の角度から見た斜視図である。
事後接客部13は事後接客処理を利用者に行わせる装置である。事後接客処理には、撮影画像や編集済みの画像を携帯電話機などの携帯端末に送信する処理、ミニゲームを利用者に行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図3に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタや、撮影画像や編集済みの画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っている利用者が事後接客処理を行う事後接客空間となる。
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について図4を参照して説明する。図4は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
写真シール作成装置1の利用者は、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影処理を行う。
撮影処理を終えた利用者は、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2−2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。また、図示はしないが、撮影部1に設置のスピーカから移動先の案内がされてもよい。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は編集処理を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集処理を行うことができる。
編集処理が終了した後、撮影画像や編集済みの画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−1で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−1から事後接客空間A3に移動して事後接客処理を行う。また、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−2で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2−2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客処理を行う。
画像の印刷が終了したとき、利用者は、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
次に、装置の各部の構成について説明する。
図5は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD (Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91により取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。利用者により撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた画像は撮影画像(静止画像)として保存される。
カメラ91を囲むように発光面が設けられた正面ストロボ92は、他のストロボと同様にカメラ91による撮影に合わせて発光し、被写体としての利用者の顔付近を正面から照射する。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、利用者の選択操作をタッチパネルにより受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
上ストロボ82は、利用者を上前方から照射する。左ストロボ83は、利用者を左前方から照射し、右ストロボ84は、利用者を右前方から照射する。下ストロボ85は、利用者を下前方から照射する。
ベース部43には利用者の足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。
足元ストロボ86の右側には、利用者がお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影処理を行う利用者が手荷物等を置くための荷物置き場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
図6は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を後方中央から照射する背面中央ストロボ101−1および背面中央ストロボ101−2が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
図7は、編集部12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132Aまたは132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された撮影画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方の利用者により用いられ、タッチペン132Bは他方の利用者により用いられる。
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。
図8は、事後接客部13の正面側の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客処理に用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しや非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
シール紙排出口164には、編集空間A2−1の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2−2の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタにより行われる。
スピーカ165は、事後接客処理の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図9は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
制御部201はCPU (Central Processing Unit)などよりなり、ROM(Read Only Memory)206や記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM (Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部21、編集部12、事後接客部13、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201により適宜読み出される。
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によりリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムやデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
撮影部21は、撮影空間A1における撮影処理を行う構成である硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択が利用者により手動で行われるようにしてもよい。
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101−1、背面中央ストロボ101−2、背面左ストロボ102,背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
また、照明制御部223は、各ストロボの内部に設けられる蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、利用者が行っている撮影処理の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像を制御部201に出力する。
編集部12Aは、編集空間A2−1における編集処理を行う構成として編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ231から構成される。編集部12Bも編集部12Aと同一の構成を有しており、編集空間A2−2における編集処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を検出する。利用者の操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の撮影画像の編集が行われる。
事後接客部13は、事後接客空間A3における事後接客処理を行う構成であるタブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A,162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
印刷部211は、印刷処理を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、撮影画像、または編集処理によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部13と印刷部211が、事後接客空間A3にいる利用者を相手とした処理を行う構成となる。
なお、写真シール作成ゲームにおいて作成された画像の用途は、シール紙に印刷されるのみに限られない。例えば、通信部203、非接触型ICリーダ/ライタ163などを介して写真シール作成ゲームにおいて作成された画像の画像データが利用者の携帯端末などに送信され、携帯端末においてそれらの画像を表示させることも可能である。例えば、利用者は、写真シール作成ゲームにおいて作成された画像を、携帯電話機の待受け画面の画像として利用することもできる。
次に、制御部201について説明する。図10は、制御部201がROM206などに格納されているプログラムを実行することにより実現される機能ブロックの構成例を示している。
制御部201は、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金に関する処理や利用者グループを撮影する等の写真シール作成ゲームの撮影作業の工程に関する処理を行う撮影処理部282、撮影画像に対する落書き編集等の写真シール作成ゲームの編集作業の工程に関する処理を行う編集処理部283、シール紙の印刷等の写真シール作成ゲームの印刷の工程に関する処理を行う印刷処理部284、および、編集作業を終了した利用者グループを接客する写真シール作成ゲームの事後接客の工程に関する処理を行う事後接客処理部285を有する。
すなわち制御部201は、写真シール作成ゲームの各工程に関する処理の制御を行う。
[管理サーバの構成例]
図11は、管理サーバ3の構成例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)311、ROM312、RAM313は、バス314により相互に接続される。
バス314には、さらに、入出力インタフェース315が接続される。入出力インタフェース315には、キーボード、マウスなどよりなる入力部316、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部317が接続される。また、入出力インタフェース315には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成され、各種の情報を記憶する記憶部318、ネットワークインタフェースなどより構成され、写真シール作成装置1や携帯端末2と通信を行う通信部319、リムーバブルメディア321を駆動するドライブ320が接続される。
また、記憶部318には、写真シール作成装置1から送信されてきた画像、画像の識別情報である画像ID、携帯端末2のメールアドレスなどの情報が携帯端末IDと紐付けて記憶され、管理される。画像IDは、例えば写真シール作成装置1に割り当てられたID、日付、連番を組み合わせて構成される。
図12は、管理サーバ3の機能構成例を示すブロック図である。図12に示す機能部のうちの少なくとも一部は、図12のCPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。管理サーバ3においては、情報管理部351、投稿画像管理部352、大会管理部353、およびメール作成部354が実現される。
情報管理部351は、写真シール作成装置1から送信されてきた画像を取得し、取得した画像に保存先となるURLを割り当て、記憶部318に記憶させる。情報管理部351は、通信部319を制御し、画像保存先URLを含む電子メールを携帯端末2に送信する。また、情報管理部351は、上述したような画像ID、携帯端末2のメールアドレスなどの情報を記憶部318に記憶させ、携帯端末IDと紐付けて管理する。情報管理部351は、画像管理サイトを管理し、画像管理サイトにアクセスしてきた携帯端末2に写り画像を提供するなどの各種の処理を行う。
管理サーバ3は、後述するように、写真シール作成装置1に登録(投稿)され、投票され、その投票結果が上位となった複数の画像を管理する。投稿画像管理部352は、写真シール作成装置1側で投稿された投稿画像を管理する。大会管理部353は、全国大会などと称し、後述する大会に係わる処理を行う。メール作成部354は、大会に参加する利用者の携帯端末2にメールを作成し、送信する処理を行う。
[携帯端末の構成例]
図13は、携帯端末2の構成例を示すブロック図である。携帯端末2は、制御部401、アンテナ402、通信部403、記憶部404、表示部405、非接触型IC406、および操作部407から構成される。
制御部401は、CPU,ROM,RAMなどよりなり、所定のプログラムを実行し、携帯端末2の全体の動作を制御する。例えば、制御部401は、通信部403を制御して管理サーバ3と通信を行い、非接触型IC406を制御して写真シール作成装置1と通信を行う。
通信部403は、基地局から送信された電波が受信されることに応じてアンテナ402から供給された信号の復調処理を行い、復調処理を行うことによって得られた情報を制御部401に出力する。また、通信部403は、制御部401から供給された情報に対して変調処理を施し、得られた信号をアンテナ402から送信する。
記憶部404はフラッシュメモリなどよりなり、携帯端末ID、メールアドレスなどの各種の情報を記憶する。
表示部405はLCDなどよりなり、各種の情報を表示する。例えば表示部405には、管理サーバ3から送信されてきた画像であり、写真シール作成装置1から管理サーバ3に送信された画像であり、写りの調整が行われた画面が表示される。
非接触型IC406は、写真シール作成装置1の非接触型ICリーダ/ライタ163との通信可能範囲にあるとき、非接触型ICリーダ/ライタ163と近接通信を行う。非接触型IC406は、記憶部404から読み出され、制御部401から供給された携帯端末IDを非接触型ICリーダ/ライタ163に送信する。
操作部407は各種のボタンや表示部405に重ねて設けられたタッチパネルより構成され、利用者の操作の内容を表す信号を制御部401に出力する。
[情報処理システムの動作]
次に、図14のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の処理の概略について説明する。写真シール作成装置1は、利用者を被写体として撮影し、その画像を、最終的に利用者に提供する。提供する方法としては、以下に説明するように、シール紙に印刷して提供したり、携帯端末2に送信紙、携帯端末2で閲覧できるようにすることで提供したりする。また、撮影された画像であり、投稿された画像を利用者に提供したり、投稿された画像に対する投票結果を、画像とともに提供したりする。
また写真シール作成装置1は、撮影人数などにより処理のシーケンスを変更するため、その詳細については、図15以降を参照して説明するが、まず図14を参照して、基本的なゲームの流れについて説明する。
ステップS1において、写真シール作成装置1の制御部201の撮影処理部282は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを硬貨処理部221から供給される信号に基づいて判定し、投入されたと判定するまで待機する。
硬貨が投入されたとステップS1において判定した場合、ステップS2において、撮影処理部282は、撮影部208を制御し、撮影処理を実行する。このとき、例えば、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ93にライブビュー表示させ、撮影空間A1にいる利用者を被写体として撮影する撮影処理が行われる。
ステップS3において、撮影処理部282は、撮影空間A1にいる利用者に対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動を案内する。編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動の案内は、撮影部208のタッチパネルモニタ93に画面を表示させることによって、または音声をスピーカ224から出力させることによって行われる。
ステップS4において、編集処理部283は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部209を制御し、編集処理を行う。具体的には、編集処理部283は、編集対象画像として選択された撮影画像に合成する合成用画像を利用者に選択させ、選択された合成用画像を撮影画像に合成させ、得られた合成画像に対して、利用者による編集操作に従って編集を行う。
ステップS5において、編集処理部283は、編集空間A2−1または編集空間A2−2で編集処理を終えた利用者に対して事後接客空間A3への移動を案内する。事後接客空間A3への移動の案内は、タブレット内蔵モニタ131に画面を表示させることによって、または音声をスピーカ231から出力させることによって行われる。
ステップS6において、印刷処理部284は、利用者により選択された画像をプリンタ241に出力してシール紙に印刷させる印刷処理を行う。
ステップS7において、事後接客処理部285は、事後接客部210を制御し、印刷終了待機中の利用者に対する事後接客処理を行う。具体的には、事後接客処理部285は、例えば、撮影画像や編集済みの画像を携帯端末に送信する携帯送信処理を事後接客処理として行い、携帯端末の電子メールアドレスの入力画面や、送信する画像の選択画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、利用者による操作に応じて画像を送信する。
印刷が終了すると、ステップS8において、事後接客処理部285は、印刷が終了した旨をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、プリンタ241は、画像が印刷されたシール紙をシール紙排出口164に排出し、処理を終了させる。
[第1の撮影、編集、事後接客処理について]
次に、ステップS2で行われる撮影処理、ステップS4において行われる編集処理、およびステップS7において行われる事後接客処理の詳細について説明する。図15乃至図17のフローチャートを参照し、第1の撮影、編集、事後処理について説明する。
ステップS51において、撮影空間A1に入室してきた利用者に対して撮影案内画面が、撮影部21のタッチパネルモニタ93に表示される。ステップS52において、写りの選択が行われる。写り選択画面がタッチパネルモニタ93に表示され、利用者による写り選択が受け付けられる。写り選択は、色合いやシャープネス等の、撮影画像の画質の選択である。利用者により選択された写りに応じて、カメラ91により撮影された画像の画質が調整される。
写りが利用者により選択されると、ステップS53に処理が進められる。なお、所定の時間内に利用者が写りを選択しなかった場合、デフォルトの写りが選択され、処理はステップS53に進められるように構成されている。
ステップS53において、通常撮影が行われる。通常撮影においては、まず合成用画像とカメラ91の取り込み画像が合成され、タッチパネルモニタ93に表示(ライブビュー表示)される。また、タッチパネルモニタ93等にカウントダウンインジケータが表示され、カメラ91が制御されて撮影が行われ、撮影画像が得られる。そして撮影画像に合成用画像が合成され、合成画像が生成される。
さらに、生成された合成画像がタッチパネルモニタ93等に表示され、利用者に合成画像(撮影結果)が提示される。なお、以下においては、撮影結果としての合成画像を、単に撮影画像ともいう。そのような撮影が所定回数行われたか否かが判定されるまで、繰り返し行われる。例えば、通常撮影においては、合計6回の撮影が行われ、6枚の撮影画像が取得される。
ステップS54において、撮影処理部282は、撮影人数を判断する判断部を有し、撮影人数は3人以上であるか否かを判断する。例えば、通常撮影において、撮影された画像を解析し、顔を検出し、その顔が何個あるかを判断することで、判断が行われる。また、そのような判断が行われる場合、6枚の撮影画像が取得されたときには、6枚の撮影画像の全てから、顔が検出され、撮影画像毎に撮影人数が割り出されることが好ましい。例えば、5人で撮影しているが、ある撮影画像には2人だけ撮影され、ある撮影画像には5人が撮影されているということも考えられる。よって、撮影された全ての画像を解析し、画像毎に撮影人数(写っている人数)を算出し、その数が最大の人数で、ステップS54の判断が行われるようにする。
また、好ましくは特開2009-17135号公報等の技術を利用して、それぞれの撮影画像内の検出された顔を識別し、何人撮影されているか算出されるようにしてもよい。例えば、4人の利用者が、2人ずつ撮影を行い、2人(利用者Aと利用者Bとする)の利用者が写った3枚の撮影画像と、2人(利用者Cと利用者Dとする)の利用者が写った3枚の撮影画像が取得されたとする。このとき、取得された6枚の撮影画像を解析すると、利用者A、利用者B、利用者C、利用者Dが検出される。よってこのような場合であっても、利用者は4人であると判断することができるようになる。
または、利用者により撮影人数が入力されるようにし、その入力された撮影人数に基づいてステップS54における判断が行われるようにしても良い。
ステップS54において、撮影人数は、3人以上ではないと判断された場合、ステップS55に処理が進められる。なおここでは、また、以下の説明においては、3人を1つの基準とし、3人以上であるか否かにより、後段の処理が異なるとして説明をするが、3人とは例示であり限定を示すものではない。よって、3人ではなく、5人などの人数を基準とし、例えば、ステップS54において、撮影人数は、5人以上であるか否かが判断されるように構成することも可能である。
ステップS54において、撮影人数は、3人以上ではないと判断された場合、換言すれば、撮影人数は、1人または2人であると判断された場合、ステップS55に処理が進められる。ステップS55において、投稿(投票)用撮影案内画面がタッチパネルモニタ93上に表示される。例えば、図18に示したような投稿(投票)用撮影案内画面が、タッチパネルモニタ93に表示される。
図18に示した投稿用撮影案内画面には、“次は「ヒロイン撮影」だよ!”というメッセージが表示される。このメッセージにより、通常撮影とは異なる撮影が行われることを利用者に認識させることが可能となる。投稿用撮影案内画面が表示された後に行われる撮影は、投稿するための画像の撮影である。詳細は後述するが、投稿とは、個々の写真シール作成装置1に登録することであり、写真シール作成装置1に登録することで、他の利用者が見られる状態、すなわち公開する対象の画像として利用者が設定することである。このような公開する画像を登録することを投稿と称する。
図18に示した投稿用撮影案内画面には、“3人以上で撮影する”といったボタン501も表示されている。図18に示した投稿用撮影案内画面は、顔検出により撮影人数が1人または2人のときに表示される画面であるが、例えば、顔検出により撮影人数を検出したが、その検出が誤検出であり、3人以上で撮影しているにもかかわらず、このような投稿用撮影案内画面が表示されてしまうことが考えられる。
また、利用者は、投稿用の撮影を行っても、投稿を行う気はなく、投稿用の撮影を望んでいないことも考えられる。
このようなことから、投稿用撮影案内画面には、“3人以上で撮影する”といったボタン501も表示される。このボタン501を利用者が操作することで、3人以上で撮影するときの撮影処理に移行させることができるように構成されている。よって、顔検出により誤検出が行われてしまった結果、3人以上で撮影するにも係わらず、投稿用撮影案内画面が表示されてしまったような場合であっても、利用者が、ボタン501を操作することで、3人以上での撮影を行うことができるようになる。
また、撮影人数が2人以下であるが、利用者が、投稿を行う気がなく、他の撮影(後述するボーナス撮影やブログデコ撮影など)を行いたいと所望している場合などであっても、利用者が、ボタン501を操作することで、他の撮影に移行することができるようになる。なお、ここでは、“3人以上で撮影する”というボタン501が表示されるとして説明を続けるが、このボタン501のメッセージは、このようなメッセージに限定されるわけではない。例えば、“ボーナス撮影を行う”というメッセージのボタン501としても良い。
なお、撮影人数が、2人以下のときに、投稿用撮影案内画面が表示されるのは以下のような理由からである。すなわち後段のステップS57において、投稿用の特別撮影が行われるが、投稿用の特別撮影は、2人が同時に撮影を行い、できあがる画像は、1人ずつ別々のものとされる。よって、2人以上の利用者が投稿用の特別撮影を行う構成とされていないため、2人以下のときに、投稿用撮影案内画面が表示されるように構成されている。
このような構成ではなく、後述するように、投稿用の特別撮影を2度繰り返し行うようにすれば、4人までの撮影人数に対応できるため、撮影人数が4人以下のときには投稿用撮影案内画面が表示されるように構成することも可能である。このようにした場合、例えば、ステップS54における判断では、撮影人数は5人以上であるか否かが判断される。
また、ここでは、投稿用の特別撮影は、2人が同時に撮影を行い、できあがる画像は、1人ずつ別々のものとされるとして説明を続けるが、例えば、3人が同時に撮影を行い、できあがる画像は、1人ずつ別々のものとされる構成とした場合、撮影人数が3人以下のときには投稿用撮影案内画面が表示されるように構成することも可能である。このようにした場合、例えば、ステップS54における判断では、撮影人数は4人以上であるか否かが判断される。
図15のフローチャートの説明に戻り、ステップS55において、投稿用撮影案内画面がタッチパネルモニタ93に表示されると、ステップS56において、“3人以上で撮影する”というボタン501が操作されたか否かが判断される。ステップS56において、例えば、所定の時間が経過したが、ボタン501は操作されていないと判断された場合、ステップS57に処理が進められる。
ステップS57において、投稿用の特別撮影が行われる。投稿用の特別撮影が行われるときのタッチパネルモニタ93に表示される画面を、図19に示す。図19Aは、ライブビューの画面であり、投稿用の特別撮影が行われているときに表示される画面である。画面の上部には、その時点で撮影されている利用者の顔が表示される利用者画像表示部521と、利用者画像表示部522が設けられている。
それらの下側には、ポーズの見本が表示されるポーズ表示部523が設けられている。利用者は、このポーズ表示部523に表示されているポーズを参考にして、投稿用の撮影を行うことができる。また、利用者画像表示部521,522に表示される自己の顔を見て、ポーズや表情を確認することができる。そして、撮影が行われると、例えば、図19Bに示したように撮影結果が表示される。
撮影結果表示部531と、撮影結果表示部532は、それぞれ、投稿用の特別撮影が行われた結果の画像が表示される。この後、編集などが行われる対象とされる画像にもなる。利用者は、このような画面から、撮影結果を確認することができる。
投稿用の画像が撮影され、その画像が投稿されると、他の利用者に対して公開される。公開されるとき、利用者のアップ画像(顔画像)と全身画像が公開されるようにしても良い。このように、アップ画像と全身画像が公開されるようにした場合、ステップS57においては、アップ画像と全身画像が撮影される。アップ画像と全身画像は、それぞれ別々のタイミングで行われても良いし、同一のタイミングで行われるようにしても良い。
別々のタイミングで行われる場合、例えば、アップ画像の次に全身画像の撮影が連続して行われるようにしても良い。また。同一のタイミングで行われる場合、上記したように、2人の利用者が同時に撮影され、1人ずつの画像に加工される際に、アップ画像と全身画像がそれぞれ生成されるようにしても良い。
また、投稿された写真シール作成装置1で公開され、投票の結果、上位の利用者の画像が、全国大会と後述する大会に進出し、携帯端末2で閲覧できる状態で公開される。写真シール作成装置1での公開時は、アップ画像または全身画像のいずれかの画像のみとし、全国大会に進出したときだけ、アップ画像と全身画像が公開されるようにしても良い。
また、利用者Aのアップ画像と全身画像が投稿されていたとき、アップ画像と全身画像の組み合わせで利用者Aに投票できるように構成しても良いし、利用者Aのアップ画像と利用者Aの全身画像のそれぞれに投票できるように構成しても良い。また、アップ画像部門と全身画像部門といったように、それぞれの部門を設け、それぞれの部門毎に投票が行われるようにすることも可能である。
このように、アップ画像と全身画像をそれぞれ投稿し、公開する対象の画像とすることで、顔とスタイルの両方で投票させることが可能となる。そのようなことにより、より面白味のある投票を行わせることができるようになる。
以下の説明においては、アップ画像が撮影され、投稿され、投票の対象とされるとして説明する。
このような投稿用の特別撮影が終了すると、処理は、ステップS58に進められる。ステップS58において、目のサイズや明るさが設定される。まず、撮影画像に写る利用者の目のサイズの選択に用いられる目サイズ選択画面(不図示)が、タッチパネルモニタ93に表示される。利用者が、目サイズ選択画面から所望の目のサイズを選択すると、利用者により選択されたサイズの目が写っている画像になるように、表示されている全ての撮影画像に写る利用者の目のサイズが一括して変更される。
目のサイズが変更された撮影画像タッチパネルモニタ93に表示され、目のサイズの変更結果が利用者に確認され、利用者がその目のサイズで良いと判断すると、目サイズ選択画面に表示されている決定ボタン(不図示)が操作される。そのような決定ボタンが操作されると、次に、明るさの選択に用いられる明るさ選択画面(不図示)がタッチパネルモニタ93に表示される。
利用者が、明るさ選択画面から所望する被写体の明るさを選択すると、利用者により選択された明るさの被写体になるように、表示されている全ての撮影画像の被写体の明るさが一括して変更される。被写体の明るさが変更された撮影画像がタッチパネルモニタ93に表示され、明るさの変更結果を利用者に確認され、利用者がその明るさでよいと判断すると、明るさ選択画面に表示されている決定ボタン(不図示)が操作される。そのような決定ボタンが操作されると、撮影に関する処理は終了され、編集に関する処理に移行する。
なお、投稿用の画像に対しては、上記した目のサイズや明るさの調整は反映されないようにしても良いし、反映されるようにしても良い。反映されないようにした場合、投稿用の画像に写し出されている利用者は、利用者そのままの状態であるようにすることができ、利用者のそのままの状態で、投稿(投票)ができるようになる。一方で、反映されるようにした場合、利用者が希望するより良い状態で投稿(投票)できるようになる。
また、投稿画像が公開される際、調整前の投稿画像と補整後の投稿画像が公開されるようにしても良い。このようにすることで、調整前後の投稿画像を比較することが可能となり、写真シール作成装置1で提供される画像(調整後の画像)が、いかによい仕上がりになるかを、利用者に認識させることが可能となるため、写真シール作成装置1でのリピート率を高めることが可能となる。
このように、撮影人数が、2人以下である場合、投稿用の撮影が行われる。一方、ステップS54において、撮影人数は3人以上であると判断された場合、ステップS59に処理が進められる。ステップS59において、ボーナス撮影案内画面がタッチパネルモニタ93に表示される。例えば、図20に示したようなボーナス撮影案内画面が、タッチパネルモニタ93に表示される。
図20に示したボーナス撮影案内画面には、“次は「ボーナス撮影」だよ!”というメッセージが表示される。このメッセージにより、通常撮影とは異なる撮影が行われることを利用者に認識させることが可能となる。ボーナス撮影案内画面が表示された後に行われる撮影は、通常撮影と同様の撮影であり、通常撮影時の画像と同様に扱われるが、通常撮影とは異なる撮影であるかのように扱われる。このことにより、利用者は、特別な撮影が行えるという満足感を得ることができる。
また、上記したように、撮影人数が2人以下のときには、投稿用画像の撮影が行われるが、3人以上のときには,投稿用画像の撮影は行われない。よって、仮に、3人以上のときにボーナス撮影が行われないとすると、2人以下で撮影するときとの不公平感がある。しかしながら、3人以上の時にはボーナス撮影が行われるようにすると、そのような不公平感を取り除くことができ、利用者の満足感を低下させてしまうようなことを防ぐことが可能となる。
図20に示したボーナス撮影案内画面には、“2人以内で撮影する”といったボタン551も表示されている。このボタン551は、図18に示した投稿用撮影案内画面のボタン501と同じ意味合いでもうけている。図20に示したボーナス撮影案内画面は、撮影人数が3人以上のときに表示される画面であるが、例えば、顔検出により撮影人数を検出したが、その検出が誤検出であり、2人以内で撮影しているにもかかわらず、このようなボーナス撮影案内画面が表示されてしまうことが考えられる。
また、3人以上の利用者であっても、そのうちの2人または1人は、投稿を行いたく、投稿撮影を望んでいることも考えられる。
このようなことから、ボーナス撮影案内画面には、“2人以内で撮影する”といったボタン551も表示される。このボタン551が操作されることで、2人以下で撮影するときの撮影処理に移行させることができる。よって、顔検出により誤検出が行われてしまった結果、2人以下で撮影するにも係わらず、ボーナス撮影案内画面が表示されてしまったような場合であっても、利用者が、ボタン551を操作することで、2人以下での投稿画像の撮影を行うことができるようになる。
また、撮影人数が3人以上であるが、利用者のうちの2人以下の利用者が、投稿を行いたいと所望し、投稿用の撮影を行いたいと所望している場合などであっても、利用者が、ボタン551を操作することで、他の撮影に移行することができるようになる。なお、ここでは、“2人以内で撮影する”というボタン551が表示されるとして説明を続けるが、このボタン551のメッセージは、このようなメッセージに限定されるわけではない。例えば、“投稿用の撮影を2人以内で行う”というメッセージのボタン551としても良い。
図15のフローチャートの説明に戻り、ステップS59において、ボーナス撮影案内画面がタッチパネルモニタ93に表示される。ステップS59における処理は、ステップS56において、投稿用撮影案内画面に表示されている“3人以上で撮影する”というボタン501が操作されたと判断されたときにも行われる。よって、上述したように、利用者によりボーナス撮影に移行させることもでき、利用者が所望とする撮影を行わせることが可能となる。
ステップS60において、“2人以内で撮影する”というボタン551が操作されたか否かが判断される。ステップS60において、“2人以内で撮影する”というボタン551が操作されたと判断された場合、ステップS55に処理が進められる。ステップS55以下の処理については上記したが、投稿用の撮影を行う処理である。このように、利用者により投稿用の画像の撮影に移行させることもでき、利用者が所望とする撮影を行わせることが可能となる。
一方、ステップS60において、例えば、所定の時間が経過したが、ボタン551は操作されていないと判断された場合、ステップS61に処理が進められる。ステップS61においてボーナス撮影が行われる。ボーナス撮影が行われるときのタッチパネルモニタ93に表示される画面を、図21に示す。図21Aは、ライブビューの画面であり、ボーナス撮影が行われているときに表示される画面である。画面の上部には、その時点で撮影されている利用者の顔が表示される利用者画像表示部571が設けられている。
それらの下側には、ポーズの見本が表示されるポーズ表示部572が設けられている。利用者は、このポーズ表示部572に表示されているポーズを参考にして、ボーナス撮影を行うことができる。また、利用者画像表示部521に表示される自己の顔などを見て、ポーズや表情を確認することができる。そして、撮影が行われる。撮影が行われると、例えば、図21Bに示したように撮影結果が表示される。
撮影結果表示部581は、ボーナス撮影が行われた結果の画像が表示される。この後、編集などが行われる対象とされる画像にもなる。利用者は、このような画面から、撮影結果を確認することができる。
このようなボーナス撮影が終了すると、処理は、ステップS62に進められる。ステップS62において、目のサイズや明るさが設定される。このステップS62において実行される処理は、ステップS58において実行される処理と同様であり、ステップS58において実行される処理については既に説明したので、ここではその説明を省略する。
このように、撮影人数が、3人以上である場合、ボーナス撮影が行われる。なおここではボーナス撮影が行われるとして説明したが、ボーナス撮影以外の撮影であっても良い。例えば、ブログデコ撮影などが行われるようにしても良い。ブログデコ撮影が行われるようにした場合、ステップS59における処理でタッチパネルモニタ93に表示され画面は、ブログデコ撮影案内画面であり、ステップS61における処理で行われる撮影は、ブログデコ撮影となる。
ブログデコ撮影が行われるようにした場合、ステップS59において、ブログデコ撮影案内画面として、例えば、図22Aに示したような画面がタッチパネルモニタ93に表示される。図22Aに示したブログデコ撮影案内画面には、“次はブログ画が簡単にできる「ブログデコ撮影」だよ!”というメッセージが表示される。また、ブログデコ撮影案内画面には、“2人以内で撮影する”といったボタン591も、上述したボーナス撮影案内画面と同様に表示される。よって、利用者は、投稿用画像の特別撮影に移行させることも可能とされている。
このようなブログデコ撮影案内画面が表示された後、ブログデコ撮影が行われるタイミングになると、例えば、図22Bに示すような画面に、タッチパネルモニタ93の画面が切り替えられる。図22Bに示した画面は、ライブビューの画面でありブログデコ撮影が行われているときに表示される画面である。画面の上部には、その時点で撮影されている利用者の顔が表示される利用者画像表示部592が設けられている。
それらの下側には、ポーズ(撮影結果)の見本が表示されるポーズ表示部593が設けられている。利用者は、このポーズ表示部593に表示されているポーズを参考にして、ブログデコ用の撮影を行うことができる。また、利用者画像表示部592に表示される自己の顔などを見て、ポーズや表情や枠内にきちんと収まっているか否かなどを確認することができる。そして、撮影が行われると、例えば、図22Cに示したように撮影結果が表示される。
ブログデコ撮影の場合も、ボーナス撮影や投稿用画像の撮影の場合と同じく、利用者が特別な撮影が行われているという感覚を味わうことができ、利用者の満足感を増す効果がある。
このように、2人以内での撮影のときと、3人以上での撮影のときとで、処理(撮影内容)が異なる。このような撮影が行われることで、2人以内、3人以上のいずれの撮影人数で撮影が行われても、撮影人数に適した特別感のある撮影を行わせることが可能となり、利用者間で不公平感のない撮影を行わせることが可能となる。
次に、編集に係わる処理について説明する。ステップS58またはステップS62の処理が終了されると、ステップS3(図14)の処理が実行され、利用者は、編集空間に案内される。まず、ステップS58の処理が終了し、ステップS63(図16)に処理が進められた場合について説明する。すなわちまず、投稿用の画像が撮影された場合における編集時の処理について説明する。
ステップS63において、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間のタブレット内蔵モニタ131に編集対象画像の選択画面を表示させ、利用者による選択を受け付ける。編集対象画像の選択画面には、例えば、撮影処理によって得られた撮影画像が一覧表示される。利用者は、表示されている撮影画像から、編集対象とする画像を選択する。そのような選択が受け付けられると、ステップS64において合成用画像の選択が行われる。
図23は、ステップS64において、タブレット内蔵モニタ131上に表示される、撮影画像に写されている被写体の背景に用いる撮影用合成用画像を選択するのに用いられる撮影用合成用画像の選択画面の例を示す図である。
撮影用合成用画像の選択画面には、撮影用合成用画像の分類ボタンの表示領域621、撮影合成画像の表示領域622、および、撮影画像および撮影合成画像の表示領域623が設けられている。撮影用合成用画像の分類ボタンの表示領域621には、ノーマルボタン624、柄ボタン625、およびセットボタン626が表示されている。図23の例では、黒色で反転表示されているノーマルボタン624が選択されている状態が示されている。
ノーマルボタン624および柄ボタン625は、予め用意された複数の撮影用合成用画像の中から、利用者が、所望の撮影用合成用画像を選択するときに操作される。ノーマルボタン624を選択することにより、各種の色からなる撮影用合成用画像の中から所望の撮影用合成用画像を選択することができる。また、柄ボタン625を選択することにより、各種の柄からなる撮影用合成用画像の中から所望の撮影用合成用画像を選択することができる。
セットボタン626は、複数の撮影用合成用画像のセットの中から、利用者が所望の撮影用合成用画像のセットを選択するときに操作される。撮影用合成用画像のセットは、例えば、各種の色および柄からなる複数種類の撮影用合成用画像の中から、撮影枚数(例えば、6枚)に従って、任意の種類の撮影用合成用画像が組み合わされて、予め用意されている。
撮影合成画像の表示領域622には、複数の撮影合成画像が表示される。撮影合成画像は、撮影画像の被写体と撮影用合成用画像とが一括で合成された画像である。また、撮影合成画像の表示領域622には、ノーマルボタン624、柄ボタン625、およびセットボタン626の選択に応じて分類された撮影用合成用画像が合成された撮影合成画像が表示される。図23の例では、ノーマルボタン624が選択されており、各種の色からなる撮影用合成用画像が、撮影画像の被写体である利用者自身の背景として合成された27枚(3行×9列)の撮影合成画像が示されている。
例えば、利用者が、撮影合成画像の表示領域622に表示されている複数の撮影合成画像の中から、任意の撮影合成画像を選択すると、その撮影合成画像に合成されている撮影用合成用画像が選択される。そして、利用者により選択された撮影合成画像には、既に選択されたことを示唆する「済」のマークが表示される。また、直前に選択された撮影合成画像には、利用者が選択したばかりであることを示唆する「SELECT」の文字が表示される。
撮影画像および撮影合成画像の表示領域623には、撮影合成画像627および撮影画像628が表示される。図23の例では、撮影画像および撮影合成画像の表示領域623には、4枚の撮影合成画像627−1乃至627−4、並びに、2枚の撮影画像628−5および628−6が表示されている。また、撮影合成画像627−1乃至627−4の下方には、キャンセルボタン629−1乃至629−4がそれぞれ表示されている。
例えば、撮影用合成用画像の選択画面が最初に表示されたときには、撮影画像および撮影合成画像の表示領域623には、6枚の撮影画像628が表示される。なお、撮影画像および撮影合成画像の表示領域623では、撮影処理によって撮影された順番で左側から順に撮影画像628が表示され、左端に表示された撮影画像628から順に撮影合成画像の選択が行われる。また、撮影画像628は、上述した被写体の画像処理により、被写体の目のサイズと明るさが変更された画像である。
そして、利用者が、1枚目の撮影画像628に対して、撮影合成画像の表示領域622に表示されている複数の撮影合成画像の中から、所望の撮影合成画像を選択することにより、その撮影合成画像に合成されている撮影用合成用画像が選択される。これに従って、1枚目の撮影画像628の表示が、利用者により選択された撮影合成画像627−1に更新される。すなわち、1枚目の撮影画像628に替えて、1枚目の撮影画像628の被写体の背景に、利用者により選択された撮影用合成用画像が合成された撮影合成画像627−1が表示される。さらに、撮影合成画像627−1の下方に、キャンセルボタン629−1が表示される。
以下、同様に、利用者が、2枚目の撮影画像628、3枚目の撮影画像628、および4枚目の撮影画像628に対して撮影用合成用画像を順番に選択すると、その選択に従って、撮影合成画像627−2乃至627−4がそれぞれ表示される。さらに、撮影合成画像627−2乃至627−4の下方に、キャンセルボタン629−2乃至629−4がそれぞれ表示される。
このように、図23には、4枚目の撮影画像628に対して撮影用合成用画像が選択されて、撮影合成画像627−4が表示された時点での撮影用合成用画像の選択画面が示されている。
従って、この撮影用合成用画像の選択画面では、撮影画像628−5に対する撮影用合成用画像の選択が行われる。そのことを示唆するため、撮影画像628−5を囲うように枠630が表示されるとともに、撮影画像および撮影合成画像の表示領域623の上方に「5枚目の背景を選んでね!」という文字が表示される。
また、撮影画像および撮影合成画像の表示領域623の左方には、キャンセルボタン629により選択済みの撮影用合成用画像のキャンセルができることを示唆する「キャンセルボタンで選んだ背景をキャンセルできるよ」という文字が表示されている。即ち、キャンセルボタン629を操作することで、その上方に表示されている撮影合成画像627に合成されている撮影用合成用画像の選択をキャンセルして、撮影用合成用画像を選び直すことができる。また、撮影用合成用画像の選択画面の右上側の「Time」と表示されている箇所には、撮影用合成用画像の選択を行うことができる制限時間がカウントダウン方式で表示される。
撮影合成画像の表示領域622の右側には、人を消すボタン631が表示されている。人を消すボタン631は、撮影合成画像の表示領域622に表示されている撮影合成画像を、被写体が合成されていない状態に表示を変更する際に、即ち、撮影合成画像の表示領域622の表示を撮影用合成用画像とする際に操作される。例えば、通常、撮影合成画像の表示領域622には、撮影画像の被写体と撮影用合成用画像とが合成された撮影合成画像が表示されるが、被写体によって撮影用合成用画像の色や柄を確認し難い場合があると想定される。そのような場合には、利用者が人を消すボタン631を操作することで、撮影合成画像の表示領域622には撮影用合成用画像(すなわち、背景のみ)が表示されることになり、利用者が、撮影用合成用画像の色や柄を確認し易くなる。
また、人を消すボタン631が操作されて、撮影合成画像の表示領域622に撮影用合成用画像が表示されるのと同時に、人を消すボタン631に表示されていた文字は「人を表示する」に変更される。そして、撮影合成画像の表示領域622の表示が撮影用合成用画像であるときに、利用者が人を消すボタン631を操作すると、撮影合成画像の表示領域622が元に戻り、図23に示すように、被写体の背景に合成用画像が合成された撮影合成画像が表示される。
このような合成用画像の選択画面から、合成用画像が選択されると、ステップS65に処理が進められる。ステップS65において、編集処理部283は、利用者の名前の入力を受け付け名前入力処理を実行する。ここで入力される利用者の名前は、例えば、「お名前スタンプ」と称される編集ツールに用いられる。「お名前スタンプ」は、例えば、写真シールとして印刷される画像に利用者の名前をスタンプするためのツール、もしくは、フレームの柄になる文字やシール紙のふちに印字される文字とされる。
ステップS65において実行される名前入力処理について、図24のフローチャートを参照して説明する。ステップS91において、2人ようの名前入力画面が表示される。図25に、ステップS91で表示される名前入力画面の例を示す。タブレット内蔵モニタ131には、図25に示されるような、2人の利用者が、右側と左側とで同時にそれぞれの名前を入力可能な名前入力画面が表示される。この場合、2人以下の撮影人数であることが、撮影処理により確定されているため、2人の利用者がそれぞれ名前を入力できる画面が表示される。
具体的には、名前入力画面の左側半分には、ひらがな入力で入力された文字(名前)を表示する名前表示部651Lが表示される。名前表示部651Lの右側には、名前表示部651Lに表示されている文字の最後の一文字を消去するひとつ戻るボタン653L、その右に、名前表示部651Lに表示されている全ての文字を消去する全部消すボタン654Lが表示される。
そして、名前表示部651Lの下側には、ひらがなの各文字を入力する際に押下されるひらがな文字入力部652L、その下側に表示されている画像のさらに下側に、名前入力を決定するときに操作される決定ボタン657L、および名前入力を中止するキャンセルボタン658Lが表示される。
画面の右側にも同様の構成を有する画面が表示される。
ひらがな文字入力部652Lの下側には、画像表示部655Lと画像表示部656Lが設けられている。同じく、ひらがな文字入力部652Rの下側には、画像表示部655Rと画像表示部656Rが設けられている。これらの画像は、投稿用の画像として特別撮影されたときの画像である。投稿用の画像は、上記したように2人が同時に1枚ずつ撮影された画像である。
よって、2名分の投稿用の画像がある。この2名分の投稿用の画像が、画像表示部655Lと画像表示部656Lにそれぞれ表示される。例えば、画像表示部655Lには、利用者Aの投稿用の画像が表示され、画像表示部656Lには、利用者Bの投稿用の画像が表示される。同様に、画像表示部655Rと画像表示部656Rにも、2名分の投稿用の画像がそれぞれ表示される。このようなことから、画像表示部655Lと画像表示部655Rには、同一の利用者、例えば、利用者Aの投稿用の画像が表示される。同じく、画像表示部656Lと画像表示部656Rには、同一の利用者、例えば、利用者Bの投稿用の画像が表示される。
例えば、左側の画面を用いて名前を入力するのが、利用者Aとし、右側の画面を用いて名前を入力するのが、利用者Bとする。利用者Aは、自己の画像である画像表示部655Lを選択し、ひらがな文字入力部652Lを操作して、自己の名前を入力する。同じく、利用者Bは、自己の画像である画像表示部656Rを選択し、ひらがな文字入力部652Rを操作して、自己の名前を入力する。
このように、利用者に、自己の投稿用画像を選択させ、その上で、名前を入力させることで、投稿者の名前と画像を間違いなく一致させることが可能となる。すなわち、後段の処理で、投稿される可能性のある画像と、その画像の利用者の名前を、利用者自身が確認し、名前と画像を入力することができるため、名前と画像の信頼性を高めることが可能となる。なお、ここでは名前と記述しているが、利用者の本当の名前であっても良いし、ニックネームなどであっても勿論良い。
この名前入力画面により入力された名前は、「お名前スタンプ」と称される編集ツールや「お名前フレーム」と称される編集ツールに用いられる他、投稿画像の人物の名前として、投稿画像が表示されるときに表示される。また、入力された名前は、管理サーバ3にも送信され、後述する全国大会のときなども利用される。
このような画面において2人の利用者が名前を入力するわけだが、両方の利用者が同時に入力を終えるわけではい。よって一方の利用者が、名前の入力と画像の選択を終了しても、他方の利用者がまだ名前の入力と画像の選択を終了していないこともある。そこで、まず、ステップS92において、一方の利用者が決定ボタン657L(657R)を操作したか否かが判断される。
そして、ステップS92において、決定ボタン657Lまたは決定ボタン657Rのどちらか一方が操作されたと判断された場合、ステップS93に処理が進められる。ステップS93において、画像が選択されているか否かが判断される。この判断は、決定ボタン657が押された側の画像表示部656または画像表示部656のどちらか一方の画像が選択されているか否かが判断されることで行われる。例えば、決定ボタン657Lが操作された場合、画像表示部655Lまたは画像表示部656Lのどちらかが選択されているか否かが判断されることで行われる。
ステップS93において、画像は選択されていると判断された場合、ステップS94に処理が進められ、メッセージAが表示される。図26に示した画面は、左画面を用いて名前を入力している利用者Aが、名前の入力と画像の選択を終わらせ、決定ボタン657Lを操作したが、右画面を用いて名前を入力している利用者Bが、まだ決定ボタン657Rを操作していないときの画面である。図26に示した画面においては、“となりの子が終わるまでちょっと待っててね!”というメッセージ671がメッセージAとして表示されている。
仮に、このようなメッセージ671が表示されない場合、利用者Aと利用者Bの両方が入力を終わらなければ、先の処理に進められないため、画面は切り替えられない。このような状況の場合、一方の利用者は、自分は入力が終わっているのになぜ次の編集画面に移行しないのかなどの不安や不満が起こる可能性がある。そこで、図26に示すようなメッセージ671を表示する
このようなメッセージ671が表示されることで、利用者Aは、自己の入力は受け付けられていることを確認することができ、また、状況を把握することができるため、安心することができる。このようなメッセージ673は、利用者Bが、決定ボタン657Rを操作すると消え、次の画面にタブレット内蔵モニタ131の画面が切り替えられる。
このようなメッセージ671に表示されると、ステップS95に処理が進められ、他方の決定ボタンも操作されたか否かが判断される。ステップS95において他方の決定ボタンも操作されたと判断されるまで、ステップS95の判断が継続される。そして、ステップS95において、他方の決定ボタンも操作されたと判断された場合、ステップS96に処理が進められる。ステップS96において、異なる画像が選択されているか否かが判断される。
利用者が、自己の投稿用画像を選択し、名前を入力することで、投稿用画像と名前が関連付けられるため、例えば、同一の投稿用画像に利用者Aと利用者Bがそれぞれ名前を入力したり、投稿用画像が特定されずに、名前だけが入力されたりすることは好ましくない。このようなことから、ステップS96において、異なる画像が選択されているか否かが判断され、異なる画像が選択されていると判断された場合、図24に示した名前入力処理に関わるフローチャートの処理は終了され、処理は、ステップS66(図16)に進められる。
他方、ステップS93において、一方の決定ボタン657は操作されたが、その操作された側の画像は選択されていないと判断された場合、ステップS97に処理が進められる。この場合、画像が選択されずに、決定ボタン657Lまたは決定ボタン657Rが操作された場合であり、このような場合、投稿用画像と名前を関連付けることができないため、このような状態をなくすために、ステップS97においてメッセージBが表示される。
図27に示したようなメッセージBが利用者に提示される。図27に示した画面は、左画面を用いて名前を入力している利用者Aが、画像表示部656Lと画像表示部656Lのどちらの画像も選択しない状態で、決定ボタン657Lを操作したときの画面例である。
図27に示した画面においては、“ごめんね!自分の画像を選択してね!”というメッセージ672がメッセージBとして表示されている。このようなメッセージ672が表示されることで、利用者は、自己の画像を選択してないことに気付き、自己の画像を選択する。よって、画像表示部656Lまたは画像表示部656Lのどちらかの画像が選択されるので、選択された投稿用画像と名前を関連付けて管理することが可能となる。
一方、ステップS96において、異なる画像は選択されていないと判断された場合、換言すれば、例えば、同一の投稿用画像に利用者Aと利用者Bがそれぞれ名前を入力しているような状況の場合、ステップS98に処理が進められ、メッセージCが表示される。
図29に示した画面は、利用者Aと利用者Bが、共に同様の投稿画像、例えば、画像表示部655Lに表示されている画像と、画像表示部655Rに表示されている画像が選択されたときの画面である。そのような同じ画像が選択されていることを利用者に認識させるために、“となりの子と同じ画像だよ! もう一度選択してね!”といったメッセージ673がメッセージCとして表示される。このメッセージ673は、例えば、画像表示部655Lに表示されている画像が利用者Aにより既に選択されている状態のときに、利用者Bが、画像表示部655Rに表示されている画像を選択したタイミングで表示される。
なお、図25の名前入力画面において、名前入力画面のいずれか一方で、画像表示部655L、画像表示部655R、画像表示部656L、または画像表示部656Rのいずれかが、利用者により選択された場合、名前入力画面の画像が選択されていない方の画像表示部655L、画像表示部655R、画像表示部656L、または画像表示部656Rの中で選択された画像と異なる画像が、利用者の選択を待たずに、選択されるようにしてもよい。
具体的には、例えば、名前入力画面の左側で、画像表示部655Lが選択された場合、この画像表示部655Lの画像と異なる名前入力画面の右側の画像表示部656Rが選択されるようにしてもよい。このように、一方の利用者が自己の画像として選択した画像と異なる画像を、他方の利用者が選択しなくても選択されるようにすることで、他方の利用者が画像を選択する手間数を少なくすることができ、時間の短縮になる。また、一方の利用者が自己の画像を選択することで、他方の利用者の画像が選択された状態となることで、使い勝手が向上する。
このように、1人または2人の利用者に対する名前入力画面が提示され、名前の入力が行われると、処理は、ステップS66(図16)に進められる。
図16のフローチャートの説明に戻る。ステップS65において、上述したような画面が参照されて、名前の入力が行われると、ステップS66に処理が進められる。ステップS66において、投稿用の画像が編集される。なおここでは、投稿用の画像が編集されると記載したが、投稿用の画像も含めて編集が行えるという意味であり、通常撮影により取得された画像も編集対象として編集は行われる。
図29に、編集処理においてタブレット内蔵モニタ131に表示される撮影画像の編集画面の例を示す。撮影画像の編集画面は、基本的に、同じ構成の画面が左右に対称に並べて配置されることによって構成される。例えば、タブレット内蔵モニタ131に対して左側に立っている利用者は、タッチペン132−Aを用いて編集画面の左半分において撮影画像の編集を行い、右側に立っている利用者は、左側に立っている利用者による編集と並行して、タッチペン132−Bを用いて編集画面の右半分において撮影画像の編集を行うことになる。
編集画面の左側の上方には画像選択部713Lが形成され、ここには、撮影処理後に編集対象として選択された4〜6枚の撮影画像がそれぞれ縮小して表示される。また、画像選択部713Lの右側にも画像選択部714Lと画像選択部715Lが設けられている。この画像選択部714Lと画像選択部715Lには、投稿用の画像を撮影する特別撮影において撮影された画像が表示される。よって、図29に示すように、それぞれ1人の利用者が撮影されている画像とされる。
また、撮影時に、左側で撮影された利用者の画像は、画像選択部714Lに表示され、撮影時に、右側で撮影された利用者の画像は、画像選択部715Lに表示される。これらの画像も、他の画像と同じく選択され、編集される対象とされている。
画像選択部713L,714L,715Lから選択された撮影画像が、画像選択部713Lの下に形成された編集対象画像表示部711Lに拡大して表示される。図29の例においては、投稿用の画像を含む8枚の撮影画像のうち、左端の撮影画像が編集対象としてカーソルCによって選択され、「落書き中」の文字が画像に重ねて表示されている。また、右端の撮影画像がカーソルC’によって選択され、「落書き中」の文字が画像に重ねて表示されている。画像選択部713LにおいてカーソルC’によって選択され、「落書き中」の文字が画像に重ねて表示されていることは、8枚の撮影画像のうちの右端の撮影画像が編集画面の右側において編集対象とされており、それと同じ画像を左側において編集対象として選択できないことを表す。
同様に、編集画面の右側の上方に画像選択部713R,714R,715Rが設けられ、画像選択部713R,714R,715Rには、画像選択部713L,714L,715Lに表示されている画像と同じ8枚の画像が同じ並びで表示される。画像選択部713R,714R,715Rにおいては、8枚の撮影画像のうち、右端の撮影画像が編集対象としてカーソルC’によって選択され、「落書き中」の文字が画像に重ねて表示されている。
また、左端の撮影画像がカーソルCによって選択され、「落書き中」の文字が画像に重ねて表示されている。画像選択部713RにおいてカーソルCによって選択され、「落書き中」の文字が画像に重ねて表示されていることは、8枚の撮影画像のうちの左端の撮影画像が編集画面の左側において編集対象とされており、それと同じ画像を右側において編集対象として選択できないことを表す。すなわち、編集画面においては、左右の一方の画面で編集対象として選択されている画像は、他方の画面で編集対象として選択不可となる。
なお、画像選択部714R(L)、715R(L)について、名前入力画面での画像選択により、編集画面の左右いずれかが判別されるため、編集画面の左右それぞれに表示されるようにしてもよい。これにより利用者は、自分の特別撮影において撮影された画像に編集できるので、より利用者の満足度が向上する。
編集対象画像表示部711Lの下にはコンテンツパレット712Lが表示される。コンテンツパレット712Lには手書き画像を入力するときに選択されるペンツール、スタンプ画像を入力するときに選択されるスタンプツールなどの各種の編集ツールのタブが表示されており、タブを選択することによって、編集ツールを切り替えることができるようになされている。利用者は、コンテンツパレット712Lから編集ツールを選択し、編集対象画像表示部711Lに表示されている編集対象の撮影画像に文字や絵柄などを入力することができる。
編集対象画像表示部711Lの右側には、各種のボタンが表示されるボタン表示部716Lが表示される。図29の例においては、撮影画像の編集を終了するときに操作される終了ボタン、編集対象画像表示部711Lに入力した画像を部分的に消去するときに用いられる消しゴムボタン、編集をはじめからやり直すときに操作されるボタン、1セット前に戻るときに操作されるボタン、編集の内容を一操作後の状態に戻すときに操作されるボタン、および、編集の内容を一操作前の状態に戻すときに操作されるボタンがボタン表示部716Lに表示されている。
編集画面の右側には、左側に表示される編集対象画像表示部711L、コンテンツパレット712L、画像選択部713L、およびボタン表示部716Lに対応して、編集対象画像表示部711R、コンテンツパレット712R、画像選択部713R,714R,715R、およびボタン表示部716Rが表示される。編集画面の中央上方には、編集作業に割り当てられた制限時間の残り時間(図中のTime)と、BGMの選択に用いられるGUIが表示される。編集部209は、このような編集画面に対する編集操作を受け付け、撮影画像の編集を行う。
編集画面の中央部分に表示されている専用待ち画の作成ボタン717L(717R)を利用者が押下すると、携帯端末の待ち受け画像などの作成を行うことができる。また、オリジナルデコメの作成ボタン718L(718R)を利用者が押下すると、テキストデータに添付される装飾画像の作成を行うことができる。
ステップS66(図16)においては、利用者は、このような編集画面において、投稿用の画像を含めた撮影画像を編集することができる。すなわち編集対象画像として選択された撮影画像と投稿用の画像が、タブレット内蔵モニタ131に表示され、利用者による編集入力が受け付けられる。これにより、タッチペン132A、タッチペン132Bが用いられた、いわゆる落書き編集が行われる。このとき、利用者は、スタンプツールやペンツールなどの編集ツールを用いて編集対象画像に落書きする。
特別撮影において撮影された画像、すなわち、画像選択部714R(L)、715R(L)の画像用の編集ツールを用意し、コンテンツパレット712R(L)に表示してもよい。例えば、フレームの柄になる文字「お名前フレーム」と称される、利用者の名前が入っている、枠状の前景画像を合成するためのツールを表示してもよい。特別撮影において撮影された画像は、投稿や投票に用いられるので、利用者の顔が認識でき、かつ、その利用者の名前が入った簡素な編集を行うことにより、投稿や投票に望ましい編集の仕上がりにすることができる。
このような編集が行われている間、所定の時間(制限時間)が経過したか、または、終了ボタンが操作されたか否かが判定され、制限時間にも達しておらず、終了ボタンも操作されていないと判定されている間は、編集作業が継続される。一方で、制限時間にも達した、または終了ボタンが操作されたと判定されたときには、編集作業は終了され、ステップS67に処理が進められる。
ステップS67において、編集処理部283は、コラージュ画像を生成する。コラージュ画像は、複数の被写体の画像を組み合わせたものを1枚のシールの画像としてシール紙に印刷するための画像とされる。すなわち、コラージュ画像は、撮影された撮影画像から所定の領域がトリミングされるなどした画像を含む画像が複数組み合わせられて得られた1枚の画像とされる。
また編集処理部283は、利用者にコラージュ画像を選択させる。このとき、例えば、タブレット内蔵モニタ131に、複数のデザインパターンに対応するコラージュ画像がそれぞれ表示される。そして利用者により、複数のデザインパターンのコラージュ画像うちのいずれかが選択される。
ステップS68において、編集処理部283は、利用者に写真シールの分割数を選択させる。このとき、例えば、タブレット内蔵モニタ131に、複数の分割パターンが表示される。そして、利用者により、複数の分割パターンのうちのいずれかが選択される。
図30は、分割パターンが選択されるときに、タブレット内蔵モニタ131に表示される画面の一例を示す図である。まず、図30に示した画面の上部には、4つのタブ751乃至754が表示される。タブ751には“2人用”、タブ752には“3人用・4人用”、タブ753には“小分割/大分割”、タブ754には“記念日分割”という項目が記載されている。図30に示した画面では、“2人用”のタブ751が開かれている状態である。
2人用の分割パターンとして、パターン表示部756Lに、複数、図30の例では、6種類のパターンが例示されている。利用者は、これらの例示されているパターンの中から好みの分割パターンを選択する。選択されているパターンには、アンカなどが表示され、利用者は、どのパターンが選択されている状態であるかを認識できるように構成されている。
また、選択されているパターンだと、どのように印刷されるかを例示するサンプル表示部755Lが、パターン表示部756Lの左側に設けられている。利用者は、サンプル表示部755Lを見ることで、印刷される自己の画像をイメージしつつ、所望の分割パターンを選択することができる。
利用者は、選択されている分割パターンで決定するとき、パターン表示部756Lの下側に表示されているOKボタン757Lを操作する。このようにして分割パターンが選択される。
図30に示した画面例においては、右側にも、サンプル表示部755R、パターン表示部756R、OKボタン757Rが表示されている。撮影人数が2人以下の場合(分割パターンとして2人用が選択された場合)、2人の利用者がそれぞれ左右に設けられた画面を用いて、所望の分割パターンを選択することができる。
ステップS68においては、このような2人用の分割パターンのタブ751が選択された状態の画面、すなわち図30に示した画面が、利用者に提示される。この場合、2人以下で撮影されていることが判定済であるので、2人用の分割パターンが利用者に提示される。
提示されるのは2人用の分割パターンであるが、他の分割パターンも選択できるようにも構成されている。最初に提示されるのが、2人用の分割パターンとすることで、2人の撮影時に最も適した分割パターンを、利用者の手を煩わすことなく提示することが可能となる。
ここで、他の分割パターンついても説明を加える。図31に示した画面は、“3人用・4人用”のタブ752が開かれている状態である。3人用・4人用の分割パターンとして、パターン表示部762に、複数(図31の例では、2種類)のパターンが例示されている。この2種類のパターンは、3人用の分割パターンと、4人用の分割パターンである。このように、3人用・4人用の分割パターンの選択画面においては、3人で撮影したのか、4人で撮影したのかによりパターンが決定される。
このような3人用・4人用の分割パターンが、仮に、2人で撮影した利用者達に提示されると、利用者は、2人用のパターンを表示させるために、タブ751を操作しなくてはならない。しかしながら、上記したように、2人で撮影したことが検出されているときには、タブ751が選択され、2人用の分割パターンが表示されている図30に示したような画面が、利用者に提示される。よって、上記したように、2人の撮影時に最も適した分割パターンを、利用者の手を煩わすことなく提示することが可能となる。
図31に示した画面においても、図30に示した画面と同じく、選択されているパターンだと、どのように印刷されるかを例示するサンプル表示部761が、パターン表示部762の左側に設けられている。利用者は、選択されている分割パターンで決定するとき、パターン表示部762の下側に表示されているOKボタン763を操作する。このようにして分割パターンが選択される。
図31に示した画面は、後述するステップS74の処理において、3人以上の利用者が撮影したと検出されているときに、分割パターンの選択画面として最初に利用者に提示される。よって、3人以上の撮影人数のときでも、利用者の手を煩わすことなく最適な分割パターンが選択できるようになっている。
さらに、“小分割・大分割”というタブ753が操作されたときに表示される画面について、図32を参照して説明する。小分割・大分割の分割パターンとして、パターン表示部772には、小分割の分割パターンと、大分割の分割パターンの2種類のパターンが表示されている。この小分割・大分割のパターンは、5人以上の撮影人数で撮影したときなどに用いると最適なパターンとされている。
図32に示した画面においても、図30に示した画面と同じく、選択されているパターンだと、どのように印刷されるかを例示するサンプル表示部771が、パターン表示部772の左側に設けられている。利用者は、選択されている分割パターンで決定するとき、パターン表示部772の下側に表示されているOKボタン773を操作する。このようにして分割パターンが選択される。
図32に示した画面は、例えば、5人以上の撮影人数であるかを検出するようにした場合であり、5人以上の撮影人数であると検出されたときに、分割パターンの選択画面として最初に提示される。このような実施の形態についても、後述する。
なお、ここでは上記したように、撮影人数に応じた分割パターンの選択画面が最初に提示されるとして説明するが、撮影人数によらず、図30に示した選択画面(2人以下のときの選択画面)が、最初に利用者に提示されるようにしても良い。このような仕様とすることで、例えば、利用者が3人で、そのうちの2人が特別撮影を行い、3人用の分割パターンを選択したいような場合にも対応できる。
このようにして、撮影人数が2人以下であり、投稿用の特別撮影が行われたときには、投稿用の画像の選択と名前の入力が行われ、投稿用画像と名前の紐付けが行われる。そして、編集処理の対象として、投稿用の画像も通常撮影された画像とともに表示され、編集対象とされる。
次に、撮影人数が3人以上のときで、ボーナス撮影が行われたときの編集時の処理について説明する。なお、ボーナス撮影ではなく、ブログデコ撮影が行われたときも、基本的に同様の処理が行われるため、ここでは、ボーナス撮影が行われたとして説明を続ける。
撮影人数が3人以上のときで、ボーナス撮影が行われたときには、ステップS62(図15)の処理から、ステップS69(図16)の処理に、処理が進められる。ステップS69において、編集対象画像が選択され、ステップS70において、合成用画像が選択される。このステップS69とステップS70の処理は、ステップS63とステップS64の処理と同様に行われるため、その説明は省略する。
ステップS71において、グループ名が入力される。ステップS71に処理が来るときには、3人以上の複数の利用者が撮影を行ったときであるので、それぞれの利用者の名前を入力させるのではなく、利用者のグループ名を入力させるようにする。入力されたグループ名は、例えば、「お名前スタンプ」と称される編集ツールに用いられる。「お名前スタンプ」は、例えば、写真シールとして印刷される画像に利用者の名前をスタンプするためのツールである。
図33に、ステップS71で表示される名前入力画面の例を示す。タブレット内蔵モニタ131には、図33に示されるような、1組の利用者が、名前(グループ名)を入力可能なグループ名入力画面が表示される。具体的には、グループ名入力画面には、ひらがな入力で入力された文字(グループ名)を表示するグループ名表示部791が表示される。グループ名表示部791の右側には、グループ名表示部791に表示されている文字の最後の一文字を消去するひとつ戻るボタン793、その右に、グループ名表示部791に表示されている全ての文字を消去する全部消すボタン794が表示される。
そして、グループ名表示部791の下側には、ひらがなの各文字を入力する際に押下されるひらがな文字入力部792が表示される。利用者は、このような画面を用いて、グループ名を入力することができる。また、図33に示した画面においては、グループ名表示部791に表示されているグループ名で決定するときに操作されるボタン795と、キャンセルするときに操作されるボタン796も表示されている。
なお、このようなグループ名を入力させる画面を表示するのではなく、例えば、お名前スタンプの紹介画面などを表示するように構成することも可能である。例えば、図24に示したような画面が表示されるが、画像表示部655L、画像表示部656L、画像表示部655R、画像表示部656Rの部分に、お名前スタンプの紹介画像が表示されるようにしても良い。図24に示した画面によれば、2人の利用者がそれぞれ名前を入力できる。
このような画面を、利用者に提示することで、例えば、2人の利用者であるが、投稿用の特別撮影を行わず、ボーナス撮影の特別撮影を行ったような場合に、グループ名ではなく、名前を入力できるようになるため、そのような利用者に対しても対応できるようになる。
ステップS71において、グループ名が入力されると、ステップS72に処理が進められる。ステップS72において、ボーナス撮影のときの画像も含めた撮影画像に対する編集が行われる。この編集が行われるときに、タブレット内蔵モニタ131に表示される画面は、上記した図29に示した画面である。図29に示した画面については既に説明したのでその説明は省略するが、画像選択部714L、画像選択部715L、画像選択部714R、画像選択部715Rにそれぞれ表示される画像は、ボーナス撮影時の画像であり、ボーナス撮影時の画像も、画像選択部713L、画像選択部713Rと同様に、編集画面の左右一方の画面で編集対象画像として選択されている場合は、編集画面の他方では選択不可である点が、上記した場合と異なる。
なお、ボーナス撮影が行われる状況は、基本的に撮影人数が多いときである。よって編集に係る時間も長くなると考えられる。そこで、ボーナス撮影が行われたときには、換言すれば、ステップS72に処理が来たときには、その編集時間を、通常よりも長い時間に設定されるようにしても良い。通常の時間を、投稿撮影が行われたときの編集時間とすることができ、そのようなときには、投稿撮影が行われた時の編集時間よりも、ボーナス撮影が行われた時の編集時間の方が長い時間となる。
また次の利用者がいないとき、例えば、撮影空間A1で撮影を行っている利用者がいないときには、編集時間を設定されている所定の時間よりも長い時間に設定されるようにしても良い。このように編集時間を長くすることで、利用者の人数が多くても、全員で編集を行わせるのに十分な時間を提供できるようになり、利用者の満足度の向上につなげることが可能となる。
ステップS72において、編集が行われ、ステップS73において、コラージュが選択され、ステップS74において、分割数が選択される。このステップS72乃至S74の各処理は、ステップS66乃至S68の各処理と同様に行われるため、ここではその説明を省略する。ただし、ステップS74において、分割数が選択される際、既に判別済の撮影人数に応じた分割パターンがまず利用者に提示される。よって、ここでは、図31に示した3人用・4人用の分割パターンが、まず利用者に提示される。
なお、図24に示した2人用の分割パターンが利用者に提示され、利用者が好みの分割パターンを選択できるようにしても良い。
このように、撮影者が2人以内のときと、3人以上のときとで、編集時の処理が異なるようにしたため、撮影人数に応じた名前(グループ名)の入力や編集を行わせることが可能となる。よって、利用者は、撮影人数に適した編集を、利用者側が意識しなくても行うことができ、編集作業に対する満足度を高くすることが可能となる。
次に、事後接客に係わる処理について説明する。ステップS68またはステップS74の処理が終了されると、ステップS5(図14)の処理が実行され、利用者は、事後接客空間に案内される。まず、ステップS68の処理が終了し、ステップS75(図17)に処理が進められた場合について説明する。すなわちまず、投稿用の画像が撮影された場合における事後接客時の処理について説明する。
ステップS75において、投稿するか否かの選択が行われる。ステップS75に処理が来るときには、ステップS57(図15)で、投稿用の特別撮影が行われたときであるので、その特別撮影において撮影された画像を投稿するか否かの選択が、利用者により行われる。また、そのような選択を行うための画面が、事後接客部13のタブレット内蔵モニタ161に表示される。
図34は、投稿するか否かの選択を利用者に行わせるために、タブレット内蔵モニタ161に表示される画面例である。図34に示した画面の上部には、“ヒロインフェイスコンテスト!!”というメッセージと、“この画像を応募してヒロインになる?”というメッセージが表示されている。このメッセージは、このようなメッセージに限らず、“画像を投稿する?”といったメッセージでも良い。
メッセージの下側には、画像表示部が設けられている。画面の左側に設けられている画像表示部801Lと、画面の右側に設けられている画像表示部801Rには、それぞれ投稿用として撮影された利用者の画像が表示される。画像表示部801Lに表示される画像は、名前入力画面の左側で選択された画像であり、画像表示部801Rに表示される画像は、名前入力画面の右側で選択された画像である。
なお、画像表示部801L、801Rに表示される画像は、編集前の画像でもよいし、編集後の画像でもよい。編集前の画像が表示される場合、顔がよく分かり易いため、より良い。また、編集前の画像と編集後の画像のいずれかを選択できるようにしてもよい。
画像表示部801Lの下側には、画像表示部801Lに表示されている画像を投稿(応募)するときに操作される投稿ボタン802Lと、投稿(応募)しないときに操作される否投稿ボタン803Lが表示される。同様に、画像表示部801Rの下側には、画像表示部801Rに表示されている画像を投稿(応募)するときに操作される投稿ボタン802Rと、投稿(応募)しないときに操作される否投稿ボタン803Rが表示される。
例えば、画像表示部801Lの画像の利用者Aは、画像表示部801Lに表示されている画像を投稿すると選択した場合、投稿ボタン802Lを操作し、投稿しないと選択した場合、否投稿ボタン803Lを操作する。このように投稿ボタン802Lまたは否投稿ボタン803Lが操作されたときに、画像表示部801Rの画像の利用者Bが、まだ投稿ボタン802Rまたは否投稿ボタン803Rのいずれのボタンも操作していない場合、図35に示したようなメッセージが、利用者Aに対して提示される。
図35に示した画面には、画像表示部801L、投稿ボタン802L、および否投稿ボタン803Lの上に重畳されてメッセージ821が表示されている。メッセージ821は、“となりの子が終わるまでちょっと待っててね!”というメッセージである。このようなメッセージを利用者Aが見ることで、自分の投稿または否投稿は正常に受け付けられ、隣の利用者の入力待ちであることを認識することができる。
そして、利用者Bが、投稿ボタン802Rまたは否投稿ボタン803Rのどちらかを操作すると、処理は、ステップS76(図17)に進められる。ステップS76において、投票が行われる。
写真シール作成装置1は、投稿された撮影画像の人気ランキングを表示したり、投稿画像に対する人気投票をさせたり、新たな撮影画像を投稿させたりすることができる構成とされている。このうち投稿する際の処理に関しては、上述した。投稿後、利用者は投票することができる。
図36は、タブレット内蔵モニタ161に表示される投票画面の一例である。図36に示した画面の上部には、“この中で一番“ヒロインフェイス”な子を1人ずつ選んでね!”というメッセージが表示されている。このメッセージを見た利用者は、投票が行えることを認識し、投票を行う。このようなメッセージの下側には、投稿画像表示部831が設けられており、複数の投票対象となる投稿画像が表示されている。
図36に示した例では、投稿画像表示部831には、横4人、縦4人の合計16人分の投稿画像が表示される。この場合、1ページに16人分の投稿画像が表示される設定とされている。16人分の投稿画像は、投票結果の1位から16位までの順位で並べられて表示される。図36に示すように、各画像の下側に、順位が“1位”、“2位”、・・・“16位”といったように表示されている。
なお、図36には、各画像の下側に、順位しか表示されていない例を示したが、投稿画像と関連付けられている名前(上記した処理で入力された名前)も、順位とともに表示されるようにしても良い。
この投稿画像表示部831の右側には、三角形上の次ボタン832が表示されている。この次ボタン832が操作されることで、投稿画像表示部831内の画像を、次のページの投稿画像に表示を切り換えることができるように構成されている。なお、2ページ目が表示されると、1ページ目に戻るための戻るボタン(不図示)が、投稿画像表示部831の左側に表示される。
このように、投稿画像表示部831は、複数のページを有し、利用者は、それらのページを切り換えながら、好きな画像への投票を行うことができるように構成されている。ページ数が増えれば、表示される投稿画像の総数も増えることになる。例えば、1ページであれば、16人分、2ページであれば、32人分、3ページであれば、48人分の投稿画像が、投稿画像表示部831に表示されることになる。
投稿画像表示部831のページ数は何ページに設定されていても良い。換言すれば、投稿され、表示される投稿画像の枚数は、何枚に設定されていても良い。しかしながら、投票する時間に制限があるために、あまり多い枚数が表示されるようになっていると、全ての画像を見てから投票することができない。また、多くの投稿画像が登録されるように設定しておくと、その分の記憶容量が写真シール作成装置1側で必要となり、管理もしづらくなる。
そこで、例えば、2ページ、32人分の投稿画像が登録できるように構成する。この32人の投稿画像は、図36に示すように1位から順に並べられている。よって、1ページ目には、1位から16位までの16人分の投稿画像が並べられ、2ページ目には、17位から32位までの16人分の投稿画像が並べられて表示される。
写真シール作成装置1には、この画面において表示される32人分の投稿画像が記憶されている。33位の投稿画像は、表示されることがないため、投票される機会がない。よって、33位以下の投稿画像は、順位が上がり、投稿画像表示部831に表示されるようになることがないため、写真シール作成装置1において記憶しておく必要はない。よって、33位以下の投稿画像のデータは、記憶されずに削除される。
ところで、ステップS75において、投稿するか否かの選択が利用者により行われた。利用者が投稿すると判断した場合、投稿(登録)が行われるが、その投稿が終わった後に、ステップS76において、図36に示した投票の画面が表示される。よって、ステップS75において投稿された結果は、ステップS76の投票の画面に反映される必要がある。
利用者により新たに投稿された投稿画像は、所定の順位に設定され、その順位に対応する投稿画像表示部831内の位置に表示される。例えば、所定の順位として8位が設定されており、新たに投稿された投稿画像は、8位の位置に表示される。このような順位の変動に伴い、新たに投稿画像が投稿される前の時点で8位から32位までの投稿画像は、その順位が、9位から33位に変更される。よって、33位に順位が変更された投稿画像のデータは削除される。
また、図34や図35を参照して説明したように、2人の利用者が投稿画像を撮影し、それぞれ投稿する可能性がある。2人の利用者が投稿した場合、投稿の処理を先にした利用者(応募するというボタンを先に操作した利用者)の投稿画像が8位に設定され、もう1人の利用者の投稿画像は9位に設定される。よってこの場合、順位は2個ずらされることになるため、投稿前に8位から32位の投稿画像は、投稿がされた後には、10位から34位に変更される。そして、33位と34位に順位が変更された投稿画像のデータは、削除される。
なお、ここでは削除するとして説明するが、所定の順位までの投稿画像は、たとえ32位以下になったとしても、所定枚数分を記憶しておくようにしても、勿論良い。
このように、新たに投稿された投稿画像は、所定の順位に設定され、投票用の画面に表示される。この所定の順位は、何位に設定されるようにしてもよいが、通常の場合、ランキング全体の中間の順位にする方が、前から登録されている投稿画像と、後から登録された投稿画像との間で公平性が増す(不公平感が削減される)。
また、このように、投票される度にその投稿画像の順位を変動させるようにする。このようにすることにより、投票回数の累積値が少ない、投稿直後の画像であっても、容易に上位にランクアップさせることができる。すなわち、この投票サービスが開始されてから時間が経過しても、ランキング第1位の投稿画像と最下位の投稿画像の実質的な差(例えば、投票回数の累積値)は一定であるので、画像の投稿時期による不公平感を削減することができる。
すなわち、このようにすることにより、後から投稿された画像が不利にならないようにすることができ、利用者の投票ゲームへの参加意欲を低下させることを抑制することができる。これにより、投稿画像を投票するために利用者が再度写真シール作成ゲームをプレイする意欲を向上させることができる。
また、換言すると、上述したように投稿画像の順位を管理することにより、投票されなかった投稿画像は、その順位が低下しやすくなる。例えば、仮に投票回数の累積値が多くても、最近において投票されていないような場合、その投稿画像の順位はどんどん低下し、ランキング表示から削除される可能性が高くなる。従って、ランキング表示に残っている投稿画像は、最近利用者に投票された投稿画像が多くなる。すなわち、上述したように投稿画像の順位を管理することにより、ランキング表示を参照する利用者により正確な最近の流行のポーズや落書き編集の機能等を把握させることができる。
このように投稿画像を管理することにより、投票回数の累積値等を管理する必要はなくなるが、投票回数の累積値は後述の全国版での順位付け(全国大会での順位付け)のために管理される。
このような投票は、写真シール作成装置1における写真シール作成ゲーム(撮影、編集、事後接客までの一連の処理)の1ゲームにつき、1回行えるように構成され、1回の投票において2人まで投票できるように構成されている。すなわちこの場合、写真シール作成ゲームの1ゲームにつき、2人まで投稿することができ、2人にまで投票できるように構成されている。
なお、写真シール作成ゲームの1ゲームにつき、何人まで投票できるかは、2人に限定されるわけではなく、1人や3人などに設定することも勿論可能である。また、撮影人数に応じて、投票できる人数が変更されるようにしても良い。例えば、2人で撮影したときには、1人、3人以上で撮影したときには、2人まで投票できるといったように構成することも可能である。
図36を再度参照するに、1位の投稿画像には、ハートマークの中に数字が表示される。この数字は、図36に示した例では、“5”とされている。この数字は、2位の投稿画像との投票回数の累積値の差である。1位の投稿画像に対して投票が行われると、この数字が1だけ増加される。例えば、図36に示した状態のときに、1位の投稿画像に対して投票が行われると、ハートマーク内の数字は“6”に変更される。
一方で、2位の投稿画像に対して投票が行われると、ハートマーク内の数字は1だけ減算される。図36に示した状態のときに、2位の投稿画像に対して投票が行われると、ハートマーク内の数字は“4”に変更される。このハートマーク内の数字が“0”になると、すなわち、1位の投稿画像と2位の投稿画像との投票回数の累積値の差が0となると、1位と2位が入れ替えられる。その結果、2位の投稿画像が、1位の投稿画像に変更され、1位の位置に表示され、1位の投稿画像が、2位の投稿画像に変更され、2位の位置に表示される。
このように、1位と2位の投票回数の累積値の差を表示することで、1位の投稿画像と2位の投稿画像が接戦状態なのか、ダントツであるのかなど、投票しようとしている利用者に認識させることができ、ゲームの興奮度、このような投稿への関心度などを向上させることが可能となる。また、このような表示の仕方は、利用者にとってわかりやすい表示である。
1位または2位の画像に対して投票が行われた場合の順位は、上記したように行われ、3位以下の画像に対して投票が行われた場合、以下のようにして順位が変動する。すなわち、投票されると、その投票された投稿画像の順位は、1つ上の順位に変更され、それと入れ替わりに、1つ上の順位にあった投稿画像の順位は、1つ下の順位に変更される。
例えば、5位の投稿画像に対して投票が行われた場合、その5位の投稿画像が4位の投稿画像に変更され、4位の投稿画像は、5位の投稿画像へと変更される。3位以下の順位は、このように、投票が行われるたびに変動される。
また、投票回数の累積値は管理されており、その累積値は、全国大会の開始時の順位づけ(全国大会のスタート前に、表示される順位)のために管理されている。具体的には、写真シール作成装置1でのランキング1位の投稿画像Aの投票回数の累積値が180であり、他の写真シール作成装置1でのランキング1位の投稿画像Bの投票回数の累積値が150である場合、全国大会の開始時には、投票回数の累積値が大きい投稿画像Aが投稿画像Bよりも順位が高く表示される。
なお、全国大会の開始後(全国大会の投票開始後)は、写真シール作成装置1での投票回数の累積値で順位が決定されるのではなく、全国大会の投票回数の累積で、全国大会の順位が決定される。
写真シール作成装置1における、このような順位は、例えば、月1回などのペースで更新される。これは、月1回などの所定の期間毎に、全国大会が開かれるようにするためである。例えば、1ヶ月の間、所定の写真シール作成装置1において、投稿と投票が行われた結果、1位になった投稿画像は、管理サーバ2に送信され、全国大会に進出する投稿画像として管理される。このようなことに関する処理については、再度後述する。
このような、1位の投稿画像が、管理サーバ2に送信される処理が実行されると、1位が空くので、2位以降の順位が、繰り上げられる。すなわち、2位の投稿画像が1位に繰り上げられ、3位の投稿画像が2位に繰り上げられ、・・・、32位の投稿画像が31位に繰り上げられるといった処理が実行される。
この処理が行われることで、32位が空き、32位の位置に表示させる画像がない状態になる。また、写真シール作成装置1において、このような投稿や投票が開始された時点などには、32人分の投稿画像が記憶されておらず、投票画像表示部831に表示される画像がない時がある。そのようなときには、空いている順位のところは空欄とするのではなく、予め用意されている画像が表示される。
予め用意されている画像は、女の人のアップ画像であり、その写真シール作成装置1において実際に撮影等が行われた画像ではない画像である。例えば、仮に、投稿用画像がない順位のところを空欄とした場合、初めて画像が投稿されると、その投稿画像は、8位のところに表示される。また、8位以外のところは空欄とされている状態である。このような画面を、投稿した利用者が見た場合、投票する対象となる画像が、自分が今投稿した画像しかないので、自分の画像に投票するしかなくなる。このようなことでは、利用者は投票を楽しめないことになる。
また、そのような画面を見た利用者は、なぜ自分が投稿した画像しか表示されないのか不安になったり、苛立ちを感じたりと、ゲームを楽しめないことになる。よって、空欄を表示するのは好ましくないため、そのような空欄がないようにするために、予め画像を用意し、空欄となる順位のところには、その用意されている画像が表示されるようにする。
よって、例えば上記した32位が空いたようなときには、32位のところに、予め用意されている画像が表示される。なお、このようなことを考慮し、33位の投稿画像は、削除せずに記憶しておくようにしても良い。そして、32位が空いたときには、その33位の投稿画像が32位の投稿画像として表示されるようにしても良い。
また、投稿や投票が開始された時点などには、予め用意されている画像が表示されているが、次の日の筐体起動時に、投稿画像を予め用意されている画像より上位に表示するような並べ替え処理を行う。すなわち、投稿画像を上位に表示し、その後に予め用意されている画像を表示する。これにより、投稿や投票の開始日の次の日には、より現実に即した状態で投稿や投票の画面を表示できる。
このような図36に示したような画面を見て、利用者は投票を行い、投票というゲームを楽しむことができる。なお、上記したように、利用者が投稿した画像は、8位または9位に表示されるため、自分の投稿画像に投票することも可能である。よって、利用者は、自分の投稿画像の順位を上げるために、再度ゲームをしたりすることも考えられ、写真シール作成装置1の利用率を高めることが可能となる。
図17のフローチャートの説明に戻り、ステップS76において投票が行われると、ステップS77に処理が進められる。ステップS77において、携帯送信処理1が実行される。この携帯送信処理1について、図37のフローチャートを参照して説明する。携帯送信処理1は、携帯端末2に撮影画像(編集済の画像)を送信するために、利用者にメールアドレスまたはメールアドレスを後の処理で取得できるようにするための情報を入力させるための処理である。
詳細は後述するが、写真シール作成装置1から、管理サーバ3に、撮影画像(投稿画像も含まれる)が、送信され、管理サーバ3で管理される。写真シール作成装置1に、利用者から携帯端末2のメールアドレスが入力された場合、そのメールアドレス宛に、撮影画像が送信され、携帯端末2でも撮影画像が閲覧できるようになる。
または、写真シール作成装置1から携帯端末2に、管理サーバ3で管理されている画像にアクセスすることができるURLが非接触型ICを用いた通信で供給され、そのURLに、携帯端末2がアクセスすることで撮影画像が取得され、携帯端末2でも撮影画像が閲覧できるようにしてもよい。
このように、携帯端末2が撮影画像を取得するために、写真シール作成装置1において、メールアドレスを取得する処理が行われる。一方で、後述するように、例えば、投稿画像が1位になり、全国大会に進出するときなど、利用者の携帯端末2に、そのようなお知らせのメールが送信される。よって、投稿を行った利用者の携帯端末2のメールアドレスは、取得する必要がある。
そこで、まずステップS101において、投稿が行われたか否かが判断される。この場合、1人または2人の利用者が、投稿画像を撮影し、ステップS75の処理において、投稿するか否かの判断をそれぞれ行っている。その結果、2人とも投稿した場合、1人だけ投稿した場合、および2人とも投稿しなかった場合がある。ステップS101においては、少なくとも1人の利用者が投稿したか否かが判断される。ステップS101において、少なくとも1人の利用者が投稿したと判断された場合、ステップS102に処理が進められる。
ステップS102において、投稿された画像を含む画像選択画面が、タブレット内蔵モニタ161上に表示される。図38は、画像選択画面の一例を示す図である。画像選択画面の上部には、投稿画像表示部901が設けられている。その下側にはメッセージが表示されている。このメッセージは、図38に示した例では、“まずはあきちゃんからケータイ送信してね!”というメッセージである。このメッセージ中の“あきちゃん”との文字列の内、“あき”との文字列は、ステップS65の処理で利用者により入力された名前に該当する。
ステップS65の処理として説明したように、利用者は、自己の特別撮影で撮影された画像を選択し、名前を入力している。このときに入力された名前が、投稿画像表示部901に表示されている投稿画像の下のメッセージに含まれ、表示される。このようなメッセージが表示されることで、利用者は、自分の名前で呼ばれていることに喜びを覚えたり、親しみを感じたり、特別感を感じたりすることができ、ゲームをさらに楽しむことができるようになる。
なお、投稿画像表示部901には、投稿画像を投稿したか否かに係わらず、投稿画像の特別撮影において撮影された画像が表示される。
メッセージの下側には、通常撮影時に撮影された画像(編集済画像)が表示される通常画像表示部902が設けられている。また、通常画像表示部902の右側には、投稿画像が表示される投稿画像表示部904と投稿画像表示部905も設けられている。利用者は、通常画像表示部902、投稿画像表示部904、または投稿画像表示部905のいずれかに表示されている画像から、自己の携帯端末2に送信したい画像を選択する。利用者が、通常画像表示部902、投稿画像表示部904,905から選択した画像には、アンカが表示されるなど、他の選択されていない画像と区別がつく表示がされる。
そして、OKボタン903が操作されると、タブレット内蔵モニタ161の画面が切り換えられ、処理は、ステップS103に進められる。ステップS103において、メールアドレスの入力が受け付けられる。このステップS103においてタブレット内蔵モニタ161に表示される画面例を、図39に示す。
図39は、ステップS103においてタブレット内蔵モニタ161上に表示されるメールアドレス入力画面の一例を示す図である。図39に示した画面においては、画面の上部に、“1人目の携帯アドレスを入力してね”というメッセージが表示されている。このメッセージを利用者が見ることで、携帯端末2のメールアドレスを入力することを理解し、アルファベット表示部921に表示されているアルファベットなどを用いて、自己の携帯端末2のメールアドレスを入力する。
メールアドレス入力画面には、画像表示部922も設けられている。画像表示部922には、携帯端末2に送信するとして選択された画像が表示される。アルファベット表示部921が操作されることで入力されたメールアドレスは、メールアドレス表示部923に表示される。利用者は、メールアドレス表示部923に表示される文字列を確認しながら、自己のメールアドレスを入力する。メールアドレス表示部923に表示されているメールアドレスで良ければ、OKボタン924が操作される。
このように画像が選択され、メールアドレスが入力されると、入力されたメールアドレスに対して、選択された画像が送信される。このような送信が行われることで、利用者は、携帯端末2においても、写真シール作成装置1で撮影し、編集した画像を楽しむことが可能となる。
上記したように、投稿した利用者には、後日、投稿画像に関するさまざまな案内などのメールが送信される可能性がある。よって、投稿が行われた場合、その投稿を行った利用者の携帯端末2のメールアドレスが確実に取得されるのが好ましい。上記したように、ステップS101において、投稿が行われたと判断された場合、ステップS102の処理において、送信される画像が選択され、ステップS103において、メールアドレスが入力されるため、投稿した利用者の携帯端末2のメールアドレスを取得することが可能となる。
しかしながら、利用者の中には、メールアドレスを入力するのではなく、非接触型ICによる通信で、撮影画像を携帯端末2で取得したいという要望もある。そこで、再度図39を参照するに、メールアドレス入力画面の下部には、“非接触型IC利用へ”というボタン925も設けられている。このボタン925が操作されると、非接触型ICによる通信で、画像収録が可能となる。なお、図示はしていないが、このボタン925が操作された場合、処理はステップS110に進められ、ステップS110における処理が実行される。
図37に示したフローチャートの説明に戻る。ステップS103の処理において表示された図39に示したメールアドレス入力画面において、OKボタン924が操作されると、ステップS104に処理は進められる。このように、ステップS103からステップS104に処理が進められた場合、既に1人目の利用者に対する処理は終了されているため、ステップS104以降の処理は、2人目の利用者に対する処理である。
ステップS104の処理には、ステップS101において、投稿は行われていないと判断されたときにも来る。ステップS101から、ステップS104に処理が来たときには、ステップS104以降の処理は、1人目の利用者に対する処理となる。
ステップS104において、送信方法の選択画面がタブレット内蔵モニタ131に表示される。この送信方法の選択画面は、例えば、図40に示される画像取得方法選択画面が表示される。図40の画像取得方法選択画面には、非接触型IC利用の画像取得を利用者に選択させる「非接触型IC」ボタンと、メールアドレス入力を利用者に選択させる「アドレス入力」ボタンとが表示される。
ステップS105において、非接触通信が選択されていないと判定された場合、すなわち、画像取得方法選択画面において、「アドレス入力」ボタンが選択された場合、ステップS106に処理が進められる。ステップS106において、タブレット内蔵モニタ161に携帯送信用画像選択画面が表示される。このとき表示される画面は、例えば、上記した図38に示したような画面である。ただし、投稿画像表示部901には、2人目の投稿画像が表示され、メッセージ内の名前が表示される部分は、2人目の利用者が入力した名前とされている。このような画面を提示し、利用者に携帯送信用画像を選択させて、利用者の選択が受け付けられる。
そして、画像の選択が終了されると、処理は、ステップS107に進められる。ステップS107において、メールアドレスの入力が受け付けられる。このステップS106、ステップS107の処理は、上記したステップS102、ステップS103の処理と同様に行われるため、その説明は省略する。
なお、ステップS101において、2人とも投稿したと判断された場合には、ステップS104とステップS105の処理が省略され、ステップS103からステップS106へと処理が進められるようにしても良い。すなわち、投稿されたときには、メールアドレスを入力させるための処理が優先的に行われるようにしても良い。
また、2人とも投稿したと判断されるときには、2人の利用者が同時に画像の選択を行える画像選択画面を表示し、2人の利用者が同時にメールアドレスを入力できる画面を表示し、2人の利用者が同タイミングでメールアドレスを入力できるようにしても良い。
図41に、2人の利用者が同時に画像を選択し、メールアドレスを入力できるようにしたときの画面例を示す。図41Aに示したように、2人の利用者が同時に画像を選択できるようにした画面の場合、左右に同じ構成を有する画面とされる。
すなわち、図41Aを参照するに、画像選択画面の略中央部分に、複数の選択対象となる画像が表示される選択画像表示部941Lが設けられている。その下側には、選択した画像を送信対象とするときに操作されるOKボタン942Lが表示されている。この選択画像表示部941LとOKボタン942Lの間には、投稿画像表示部943Lが設けられ、投稿画像が表示される。
このような構成の画面が右側にも表示される。すなわち、選択画像表示部941R、OKボタン942R、および投稿画像表示部943Rが構成される画面が、右側にも表示される。
このような画面においては、2人の利用者が同じタイミングで、それぞれが自己の携帯端末2に送信したい画像を選択することが可能とされている。利用者は、選択画像表示部941、投稿画像表示部943にそれぞれ表示されている画像から、自己の携帯端末2に送信したい画像を選択することができる。また、専用待ち画を作成している場合、その専用待ち画(最大2枚)も表示され、その最大2枚表示される専用待ち画からも選択できるように構成されている。
そして、図41Bは、2人の利用者が、それぞれ自己の携帯端末2のメールアドレスを入力する画面である。画面の左側には、アルファベット表示部951L、画像表示部952L、メールアドレス表示部953L、OKボタン954L、および“非接触型IC利用へ”というボタン955Lが表示されている。
これらの構成は、図39に示したメールアドレス入力画面の構成と同様である。また、図41Bに示した画面においては、右側にも同様の構成を有する画面が表示される。すなわち、画面の右側には、アルファベット表示部951R、画像表示部952R、メールアドレス表示部953R、OKボタン954R、および“非接触型IC利用へ”というボタン955Rが表示されている。
2人の利用者は、図41Bに示したような画面において、同タイミングで、自己の携帯端末2のメールアドレスを、それぞれ入力することができる。このように2人で画像の選択やメールアドレスの入力ができるように構成することで、1人ずつで行うときよりも時間を短縮することができるため、他の処理に、その分の時間を割り当てることが可能となる。
ここで、画面の遷移についてさらに説明を続ける。まず、少なくとも1人の利用者が投稿を行った場合、図34に示した投稿するか否かの選択を利用者に行わせるための画面において、画像表示部801Lと画像表示部801Rに表示され得いる画像の入れ替えは可能に構成されている。これにより、編集画面左右で編集していた利用者が、事後接客画面で右左になった場合にも対応できるようになる。
図34に示した投稿するか否かを選択する選択画面において、少なくとも一方の利用者が応募するというボタン802を操作すると、画面は、図41Bに示したような画面に遷移する。図41Bで、画像表示部952Lと画像表示部952Rに特別撮影画像(投稿用画像)が表示され、その画像に対応した人にメールアドレスを入力させる。
そして、メールアドレスの入力が行われた後、図41Aに示した画面に遷移される。図41Aに示した画面は、画像を選択する選択画面であるが、上記したように、特別撮影で得られた画像(左右の利用者2枚分)+通常の撮影で得られた画像+(作成していれば専用待ち画最大2枚)の中から1枚の画像が選択される。
次に、2人とも投稿しない場合や、ボーナス撮影が行われた場合の画面の遷移について説明する。まず図40に示した画像取得方法選択画面においてメールアドレスの入力が選択された場合、図41Bに画面が遷移する。図41Bにおいて、画像表示部952L,952Rに特別撮影で得られた画像が表示され、表示された特別撮影画像に応じた利用者にメールアドレスを入力させる。
そして、上記した場合と同じく、メールアドレスの入力が行われた後、図41Aに示した画面に遷移される。図41Aに示した画面は、画像を選択する選択画面であるが、上記したように、特別撮影で得られた画像(左右の利用者2枚分)+通常の撮影で得られた画像+(作成していれば専用待ち画最大2枚)の中から1枚の画像が選択される。
また、2人とも投稿しない場合や、ボーナス撮影が行われた場合であり、非接触型ICが選択された場合、後述する。
図37のフローチャートの説明に戻る。ステップS108において、メールアドレスの入力または非接触型ICでの通信を行っていない他の利用者が残っているか否かが判断される。ステップS108において、他の利用者が残っていると判断された場合、ステップS104に処理が戻され、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS105において、非接触通信が選択されたと判定された場合、すなわち、画像取得方法選択画面において、「非接触型IC」ボタンが選択された場合、ステップS109に処理は進められる。ステップS109において、タブレット内蔵モニタ161に携帯送信用画像選択画面を表示させ、利用者に携帯送信用画像を選択させて、利用者の選択が受け付けられる。このとき、タブレット内蔵モニタ161には、図42に示した画像選択画面が表示される。
図42に示した画像選択画面は、図38に示した画像選択画面とほぼ同様の構成とされている。しかしながら、図42に示した画像選択画面は、非接触型ICでの通信が選択されたときの画面であるため、“アドレス入力”というボタン961が設けられている点と、投稿画像表示部901がない点が異なる。
まず“アドレス入力”というボタン961が設けられているのは、利用者は、非接触型IC通信を選択したが、その後、メールアドレスの入力に切り替えたいと所望することも考えられるため、そのような要望に応えられるようにするためである。
また、画像を投稿した利用者の場合、その利用者の携帯端末2のメールアドレスは、上記したように取得される必要がある。よって、メールアドレスの入力を促すためにも、“アドレス入力”といったボタン961が表示される。このボタン961が操作された場合、画面は、図39に示したような画面に切り替えられ、上記したメールアドレスの入力の処理が実行される。
また、図42に示した画像選択画面においては、図38に示した画像選択画面には表示されていた投稿画像表示部901が表示されず、その下に表示されていた“まずはあきちゃんからケータイ送信してね”というメッセージも表示されない画面とされている。これは、“あきちゃん”という利用者が、携帯端末2の用意に時間を要してしまい、画像選択に与えられる所定時間が経過してしまい、画像を選択できない可能性があるためである。このようなことを防ぐために、2人のうちいずれの利用者から始めても良いようにするために、投稿画像表示部901やメッセージは表示されない構成とされている。
図42に示した画像選択画面において、利用者により、携帯送信用画像のうちの1枚が選択され、OKボタン903が押下されると、ステップS110において、非接触型ICリーダ/ライタ163が、非接触通信可能な状態にされる。このとき、タブレット内蔵モニタ161には、図43Aに示される非接触通信利用画面が表示される。ここでは、利用者に、1枚目に選択された携帯送信用画像の取得情報(URL)を取得させることができる。その結果、URLの授受が正常に終了されると、タブレット内蔵モニタ161には、図43Bに示される非接触通信利用画面が表示される。
このようなURLの送信が行われると、ステップS108に処理が進められる。なお、所定の時間内であれば、1枚目の画像を取得するためのURLだけが送受信されるのではなく、2枚目、3枚目・・・の画像を取得するためのURLも、所定の時間内で行われるようにしても良い。ステップS108においては、上記したように、他の利用者が残っているか否かが判断される。
ステップS108において、他の利用者は残っていないと判断された場合、携帯送信処理1は終了される。携帯送信処理1が終了されると、処理は、ステップS78(図17)に進められる。また、このような画像送信係わる処理に割り当てる時間として設定されている所定の時間が経過したときも、携帯送信処理1は終了される。
ステップS78において、ヒロインフェイスコンテストの結果が表示される。このヒロインフェイスコンテストについて説明を加える。なお、管理サーバ3側の処理として、詳細は後述するので、ここでは簡略化した説明を行う。
写真シール作成装置1は、複数存在し、それぞれの写真シール作成装置1において、上述してきた投稿や投票が行われる。そして、所定の期間毎に、管理サーバ3にて、集計が行われる。この集計は、例えば、各写真シール作成装置1における投票結果が、1位になった利用者の投稿画像が集められることで行われる。
1位になった利用者の複数の投稿画像から、さらに、順位付けの投票が行われる。ここでは、この投票を全国大会における投票と記述する。また、全国大会とは、ヒロインフェイスコンテスト、またはヒロインフェイスコンテストのことである。この全国大会における投票は、写真シール作成装置1ではなく、携帯端末2から所定のサイトにアクセスすることで行われる。所定のサイトとは、管理サーバ3が管理するサイトであるようにすることができる。
全国大会での投票は、携帯端末2からできるように構成されている。携帯端末2からの投票は、所定の期間行われ、その投票結果は、随時管理サーバ3で累積保管されている。その所定の期間が終了後、全国大会での投票結果が発表される。この全国大会での投票結果は、管理サーバ3から、各写真シール作成装置1に送信され、各写真シール作成装置1において、写真シール作成装置1の利用者に発表される。この発表が、ステップS78におけるヒロインフェイスコンテストの結果の表示とされる。
ヒロインフェイスコンテストの結果として、タブレット内蔵モニタ161に表示される画面例を,図44に示す。図44に示した画面においては、まず上部に、“ヒロインフェイスコンテスト!”といったメッセージが表示され、その下側に、“○月分のヒロインフェイスコンテスト!結果発表!”とのメッセージが表示されている。この“○月”の○の部分には、集計していた期間に対応する月が表示される。
利用者は、このようなメッセージを見ることで、ヒロインフェイスコンテストの結果が表示されていることを認識することができる。そのコンテストの結果として、メッセージの下側であり、画面の中央に、結果画像表示部971が設けられ、図44に示した例では3枚の投稿画像が表示されている。
結果画像表示部971に表示されるのは、全国大会による投票で、1位、2位、そして3位になった利用者の投稿画像である。順位、投稿画像、そして名前が、関連付けられて表示されている。
結果画像表示部971の下側には、“全国版で10位までに入ると豪華景品がもらえるよ!!みんなもどんどん参加してね”というメッセージが表示されている。このように、投稿を促すメッセージが表示される。また、このメッセージは、全国大会がまだ行われているときに表示されるメッセージである。例えば、年に3回、全国大会が開かれると設定されており、その3回目の結果発表であった場合、次回の応募は終了しているため、このようなメッセージではなく、他のメッセージが表示される。
このような画面が、ステップS78において、利用者に提供される。このようにして全国大会の結果を利用者に提示することで、投稿した画像による大会(オーディション、コンテストなど)が行われることや、どんな人がグランプリをとったのか、どのようなポーズが上位に来るのかなど、いろいろな楽しみがあり、ゲーム機へのリピート率を高めることが可能となる。
図17のフローチャートの説明に戻る。撮影人数が3人以上である場合、ステップS76に処理が進められる。ステップS76において、投票が行われるが、この投票に係わる処理については既に説明したので、その説明は省略する。
撮影人数が3人の場合、上記したように、投稿用画像の特別撮影は行われていない。よって、撮影人数が3人以上の場合には投稿するか否かを選択するというステップS75に該当する処理は行われない。このように、投稿用画像の特別撮影が行われていないときには、投稿という処理が省略されるため、その分、他の処理にかけられる時間を長くすることができ、例えば、投票の時間を長くすることができる。
また、ステップS76における投票の処理が終了されると、処理は、ステップS77に進められる。ステップS77においては、上記したように、携帯送信処理1が行われる。この携帯送信処理1については、既に説明したので、その説明は省略するが、ステップS74から、この携帯送信処理1に処理が来たときには、異なる処理を含むため、その説明だけ付け加える。
まず、ステップS101において、投稿は行われたかが判断されるが、この場合、投稿は行われていないと判断されるため、処理はステップS104に進められる。そしてステップS104において、送信方法の選択画面が表示され、ステップS105において非接触通信が選択されたか否かが判断される。
ステップS105において、非接触通信は選択されていないときには、ステップS106において画像選択画面が表示され、非接触通信が選択されたときには、ステップS109において画像選択画面が表示される。このステップS106またはステップS109において表示される画像選択画面は、図45に示すような画面となる。
図45に示した画面は、3人以上で撮影が行われたときに、画像選択画面として利用者に提示される画面である。図45に示した画像選択画面は、上部に“1人目の送信する画像を選んでね!”といったメッセージが表示されている。なお、2人目に対する処理である場合、”2人目の送信する画像を選んでね!”といったメッセージに変更される。
メッセージの下側には、複数の選択対象となる画像が表示される選択画像表示部981が設けられている。この選択画像表示部981には、通常撮影のときに撮影された画像と、ボーナス撮影のときに撮影された画像が表示される。利用者が、選択した画像で良い場合に操作されるOKボタン982と、アドレス入力に切り替えたいときに操作される“アドレス入力”というボタン983も表示されている。
図38または図42に示した画像選択画面と、図45に示した画像選択画面を比較するに、図45に示した画像選択画面には、投稿画像を表示する投稿画像表示部901がない点が異なる。このように、投稿画像が撮影されたときには、その投稿画像が通常画像と異なる形で表示されるとともに、通常画像と同じく表示され、投稿画像が撮影されなかったときには、ボーナス撮影の画像も、通常画像と同じく表示される。
このように、携帯送信処理1も、2人以下で撮影されたとき(投稿画像が撮影されたとき)と、3人以上で撮影されたとき(ボーナス撮影が行われたとき)とで、異なる処理となり、異なる画面が表示される。すなわち、それぞれの撮影人数により、適した画面が利用者に提供され、適した処理が行われる。
ボーナス撮影の代わりに、ブログデコ撮影を行った場合は、携帯送信用の画像選択画面において表示せずに、利用者の携帯端末2に、ブログデコ撮影で得た画像を添付したメールを送信することで、利用者に提供することができる。
このようにして、第1の撮影、編集、事後接客処理は行われる。
なお、編集処理および事後接客処理での利用者の操作時間が限られているため、上述の実施の形態では2人以下の場合に、特別撮影を行い、ヒロインフェイスコンテストへの応募ができるとして説明したが、例えば、3人以上で特別撮影を行い、編集および事後接客での利用者の入力が3人以上であれば、その人数分が応募できるようにしてもよい。
[事後接客処理の他の処理について]
ここで、事後接客処理について、図17に示したフローチャートの処理とは異なる処理について、図46のフローチャートを参照して説明する。図46に示したフローチャートは、図15、図16にそれぞれ示したフローチャートに基づいて、撮影、編集の処理が行われた後に、事後接客処理として行われる。
図46に示した事後接客の処理では、まず、携帯送信処理2が行われる。この携帯送信処理2は、2人以内で撮影し、投稿用画像を撮影したときには、ステップS151の処理として行われ、3人以上で撮影し、ボーナス撮影を行ったときには、ステップS155の処理として行われる。
ステップS151において、携帯送信処理2が行われた後、ステップS152において、投稿するか否かの選択が行われる。このステップS152において行われる投稿するか否かの処理は、上記した図17のフローチャートに基づく処理では、ステップS75において行われる処理に該当する。
すなわち、図17を参照して説明した事後接客に係わる処理においては、ステップS75において、投稿するか否かの判断が行われ、その判断結果が得られた後に、ステップS77において携帯送信処理1が行われるのに対し、図46を参照して説明する事後接客に係わる処理においては、ステップS151において携帯送信処理2が行われた後、ステップS152において投稿するか否かの判断が行われる。
このように携帯送信処理2が行われるときには、投稿されたか否かの結果は取得できていない状態である。よって、携帯送信処理2は、図47に示したフローチャートに基づき処理が行われる。ステップS171乃至S177の各処理は、図37に示した携帯送信処理1のステップS104乃至S110の処理と基本的に同様である。すなわち、携帯送信処理2の処理の流れは、図37に示した携帯送信処理1において、投稿が行われたと判断されたときに行われるステップS101乃至S103の処理が省略された処理の流れとされている。
よって、携帯送信処理2のステップS171乃至S177の各処理は、携帯送信処理1のステップS104乃至S110の各処理と同様に行われ、各処理において利用者側に提示される画面なども携帯送信処理1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
このようにして携帯送信処理2がステップS151において実行されると、ステップS152に処理が進められる。ステップS152において、投稿するか否かの選択が行われる。タブレット内蔵モニタ161上には、例えば、図48に示すような画面が表示される。図48に示した画面は、図34に示した画面と同じく、上部に“ヒロインフェイスコンテスト!!”というメッセージと、“この画像を応募してヒロインになる?”というメッセージが表示されている。
メッセージの下側には、画像表示部が設けられている。画面の左側に設けられている画像表示部1011Lと、画面の右側に設けられている画像表示部1011Rには、それぞれ投稿用として撮影された利用者の画像が表示される。画像表示部1011Lの下側には、“あなたのメールアドレスを選んでね”といったメッセージが表示され、そのメッセージの下に、メールアドレス選択欄1014Lが表示されている。
図48に示したメールアドレス選択欄1014Lには、“AAA@XXX.jp”というメールアドレスと、“BBB@YYY.jp”という2つのメールアドレスが表示されている。この2つのメールアドレスは、ステップS151において携帯送信処理2が実行された結果、入力されたメールアドレスである。同様に、右側の画面にも、画像表示部1011Rの下側に、メールアドレス選択欄1014Lが表示され、メールアドレス選択欄1014Lに表示されている2つのメールアドレスと同じメールアドレスが表示される。
画像表示部1011Lに表示されている画像の利用者は、メールアドレス選択欄1014Lに表示されている2つのメールアドレスのうち、自己のメールアドレスを選択する。同様に、画像表示部1011Rに表示されている画像の利用者は、メールアドレス選択欄1014Rに表示されている2つのメールアドレスのうち、自己のメールアドレスを選択する。
メールアドレス選択欄1014Lの下側には、画像表示部1011Lに表示されている画像を投稿(応募)するときであり、メールアドレス選択欄1014Lに表示されているメールアドレスの内、選択したメールアドレスで正しいときに操作される投稿ボタン1012Lと、投稿(応募)しないときに操作される否投稿ボタン1013Lが表示される。同様に、画像表示部1011Rの下側には、投稿ボタン1012Rと否投稿ボタン1013Rが表示される。
例えば、画像表示部1011Lの画像の利用者Aが、画像表示部1011Lに表示されている画像を投稿すると選択し、メールアドレス選択欄1014Lに表示されている“AAA@XXX.jp”という利用者Aのメールアドレスを選択した状態で、投稿ボタン1012Lを操作すると、次の処理に処理は進められる。その際、隣の画像表示部1011Rの画像の利用者Bが、まだ投稿ボタン1012Rまたは否投稿ボタン1013Rのいずれのボタンも操作していない場合、既に説明した図35に示したようなメッセージが、利用者Aに対して提示される。
また、例えば、画像表示部1011Rの画像の利用者Bが、画像表示部1011Rに表示されている画像を投稿すると選択したが、メールアドレス選択欄1014Rに表示されている利用者Bのメールアドレスを選択しない状態で、投稿ボタン1012Lを操作すると、図49に示したようなメッセージが利用者Bに対して提示される。
図49を参照するに、画像表示部1011Rの位置に、“あなたのアドレスを選択してね”といったメッセージが、画像表示部1011Rに表示されている投稿画像に重畳されて表示される。このようなメッセージを利用者Bが見ることで、メールアドレスを選択していないために、応募が受け付けられないことを認識することができ、メールアドレス選択欄1014Rから、自己のメールアドレスを選択し、応募を完了させることが可能となる。
また、メールアドレス選択欄1014Lとメールアドレス選択欄1014Rで、同一のメールアドレスが選択されていた場合、“2人とも同じメールアドレスを選択してるよ”といったようなメッセージ(不図示)が表示され、正しいメールアドレスが選択されるように促される。
このような画面において、投稿画像が利用者により確認され、その投稿画像に関連付けるべきメールアドレスが、利用者により選択され、確認されることで、投稿画像とメールアドレスを確実に結びつけ、管理することが可能となる。このようにして取得されたメールアドレスに対して、後述するように、全国大会における投票URLや、全国大会での上位者となった場合の連絡メールなどが送信される。
このような画面において、投稿または否投稿が選択されると、処理は、ステップS153に進められる。ステップS153において投票が行われる。ステップS153の処理には、ステップS155において、3人以上の撮影を行った利用者達に対する携帯送信処理2が行われた後にも来る。ステップS153において、投稿された画像に対する投票が行われ、ステップS154において、ヒロインフェイスコンテストの結果が表示される。
ステップS153とステップS154において実行される各処理は、図17に示したフローチャートのステップS76、ステップS78において実行される各処理と同様に行われるため、ここではその説明を省略する。
このように、携帯端末2に画像を送信するための携帯送信処理が、画像を投稿するか否かの選択が行われる前に行われる処理の流れにしても良い。
[事後接客処理のさらに他の処理について]
ここで、事後接客処理について、図17または図46に示したフローチャートの処理とは異なる処理について、図50のフローチャートを参照して説明する。図50に示したフローチャートは、図15、図16にそれぞれ示したフローチャートに基づいて、撮影、編集の処理が行われた後に、事後接客処理として行われる。
図50に示した事後接客の処理は、図46に示したフローチャートの処理と同じく、まず携帯送信処理2が行われる。携帯送信処理2が行われることで、メールアドレスや携帯端末IDが取得されるため、それらの情報を用いて利用者を特定することができる。利用者を特定できることで、例えば、利用者が1日に写真シール作成装置1を複数回利用しているか否かを判断することができる。
複数回、写真シール作成装置1を利用した利用者に対しては、1回目は、投稿を行わせ、2回目は投票を行わせるといったように、利用回数により処理が分けられるようにしても良い。図50に示したフローチャートの処理は、そのような利用回数により処理が分けられる場合の処理の流れを示している。
ステップS201において、携帯送信処理2が実行されることで、メールアドレスや携帯端末IDが取得されると、ステップS202において、2回以上利用した利用者であるか否かが判断される。後述するように、写真シール作成装置1から管理サーバ3に、入力されたメールアドレスや携帯端末IDが送信され、管理サーバ3側では、送信されてきたメールアドレスや携帯端末IDを管理している。
このことを利用し、ステップS202における処理は、例えば、管理サーバ3に、ステップS201の処理で取得されたメールアドレスまたは携帯端末IDが、既に登録されており、今日既にゲームを楽しんだか否かを問い合わすことにより行うことができる。また、“今日既にゲームを楽しんだか否か”は、撮影日時を参照することで行うことができる。
管理サーバ3に問い合わせることで、ステップS202の処理が行われるようにした場合、複数の異なる写真シール作成装置1で利用者がゲームを楽しんだ場合であっても対応できる。
管理サーバ3に問い合わせることなく写真シール作成装置1内で処理されるように構成することも可能である。写真シール作成装置1は、所定期間(例えば、1日)、取得されたメールアドレスや携帯端末IDを記憶し、メールアドレスや携帯端末IDが取得されたとき、既に記憶されているか否かを判断することで、ステップS202における処理を実行するようにしても良い。
ここでは1日に複数回、ゲームを楽しんだか否かを判断するとして説明を続けるが、1日ではなく1週間などの他の期間でも勿論良い。
ステップS202において、メールアドレスまたは携帯端末IDなどの利用者を識別できる情報を用いて、2回以上、ゲームを利用した利用者ではないと判断された場合、換言すれば、1回目の利用であると判断された場合、ステップS203に処理が進められる。ステップS203において、投稿するか否かの選択が行われる。このように、1回目の利用者に対しては、投稿を行わせるために、投稿するか否かの選択画面が提示される。
一方で、ステップS202において、2回以上、ゲームを行った利用者であると判断された場合、ステップS203の処理はスキップされ、ステップS204に処理が進められる。ステップS204において、投票が行われる。このように、2回目以上の利用者に対しては、投稿を行わせずに、投票に進むような処理とされる。
ステップS202以外の処理は、基本的に、図46に示したフローチャートの各処理と同様に行われるため、その詳細な説明は省略する。
このように、複数回利用した利用者に対しては、その利用回数により投稿させるか否かが決定されるようにすることで、利用者1人につき、1枚の画像のみ投稿させることができ、管理サーバ3の容量負荷を低減できる。また、利用者1人につき、1回のみ投稿するように制御できるので、管理が煩雑にならずに全国大会(投票)を行わせることができる。
このように、投稿回数を制限すると、例えば、既に投稿した投稿画像よりも、良い画像が撮影できたので、再度投稿し直したいといった利用者の要望に応えることができない。そこで、図51に示したようなフローチャートに基づき、事後接客の処理が行われるようにしても良い。
図51に示したフローチャートの処理のうち、ステップS233乃至S236の処理以外は、図50に示したフローチャートの対応するステップの処理と同様に行われるため、ここでは、ステップS232乃至S236の処理について説明を加える。
ステップS232において、2回以上利用した利用者であると判断された場合、ステップS233に処理が進められる。ステップS233において、既に投稿されている画像が、管理サーバ3で管理されているか否かが判断される。この処理は、管理サーバ3に対して、メールアドレスまたは携帯端末IDなどの利用者を識別できる情報を用いて、照会をかけることで行われる。
なお、ステップS232において、2回以上利用した利用者か否かを判断するとき、既に投稿されている画像が管理されているか否かの判断を、合わせて行うようにしても良い。ステップS233において、既に投稿されていた画像が管理されていたと判断された場合、ステップS234に処理が進められる。
ステップS234において、既に投稿されていた画像と、今回の特別撮影の画像が表示されている投票選択画面または投票画面が表示される。利用者は、既に投稿されていた画像と、今回の特別撮影の画像のうちのどちらかを投稿することができる。また、投稿をせずに、投票に移ることも可能とされている。
管理サーバ3側で、1利用者に対して、1枚の投稿画像のみを関連付けて管理するようにした場合、新たな投稿画像が投稿される場合、管理されている投稿画像は削除される。このような構成とした場合、投稿済の画像は削除されてしまうため、投稿済の画像があった場合、利用者に投稿済の画像を確認させ、新たな画像で上書きしても良いかどうかを問うメッセージが表示されるようにしても良い。
一方、ステップS233において、既に投稿されていた画像は管理サーバ3で管理はされていないと判断された場合、ステップS235に処理が進められる。ステップS235において、投稿または投票を選択するための画面が表示される。例えば、“投稿する”というボタンと、“投票する”というボタンが表示される画面が利用者に提示される。このステップS235の処理で表示される画面は、ステップS234で表示される画面と異なり、既に投稿された画像は表示されず、今回の特別撮影の画像が表示されている画像とされる。
ステップS234またはステップS235における処理で、タブレット内蔵モニタ161に表示された、投稿または投票を選択する画面において、利用者が投稿を選択したか否かが、ステップS236において判断される。ステップS236において、投稿が選択されたと判断された場合、ステップS237に処理が進められ、投稿するか否かを選択する画面、例えば、図48に示したような画面が表示される。図48に示したような画面が利用者に提示されることで、利用者は、投稿を行うことが可能となる。よって、投稿画像を、利用者が望んだタイミングで更新させることが可能となる。
一方、ステップS236において、投稿は選択されていないと判断された場合、換言すれば、投票が選択されたと判断された場合、ステップS237の処理はスキップされ、ステップS238に処理は進められる。ステップS238において、利用者による投票が受け付けられる。
このような処理によれば、複数回、写真シール作成装置1を利用した利用者に対して、投稿か投票かを選択する機会を与えることが可能となる。このことにより、上記したように、1回目に利用した際の投稿(投票)用撮影画像の表情が気に入らなかった場合などに、よりよい表情の画像を投稿させることができ、利用者の投稿画像に対する満足度を向上させることができ、ゲーム自体の満足度も向上させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態においては、投稿した利用者は、投稿後、投票もできるとして説明をしたが、投稿した利用者は、投票はできないように構成することも可能である。換言すれば、1回の事後接客においては、投稿か投票のどちらか一方だけできるように構成することも可能である。
[第2の撮影、編集、事後接客処理について]
次に、ステップS2で行われる撮影処理、ステップS4において行われる編集処理、およびステップS7において行われる事後接客処理の詳細について、上記した第1の撮影、編集、事後接客処理とは異なる処理を含む第2の撮影、編集、事後接客処理について説明する。
図52は、第2の撮影、編集、事後接客処理について説明するためのフローチャートであり、撮影処理に係わる処理について説明するためのフローチャートである。図15に示した第1の撮影、編集、事後接客処理における撮影処理と、同様の処理については適宜説明を省略する。
ステップS401乃至S407の各処理は、図15のステップS51乃至S58(ステップS56を除く)の各処理と同様に行われるため、その説明は省略する。すなわち、2人以下の撮影人数で、投稿用の画像の撮影が行われる処理については、上記した第1の撮影、編集、事後接客処理における場合と同様に行われる。
ステップS404において、撮影人数は、3人以上であると判断された場合、ステップS408に処理が進められる。ステップS408において、投稿画像の撮影を希望する人数を選択するための画面が、タッチパネルモニタ93に表示される。例えば、図53に示したような画面が、タッチパネルモニタ93に表示される。
図53に示した画面においては、“ヒロイン撮影の希望人数を選択してね!”というメッセージが表示され、そのメッセージの下にさらに、“2人以下ならヒロイン撮影ができるよ!”、“3人以上ならもう1枚撮影できるよ!”というメッセージが表示されている。これらのメッセージを利用者は見ることで、2人以下なら、ヒロイン撮影、ここでいう投稿用画像の撮影を行えることを認識し、3人以上なら、もう1枚撮影できること、ここでいうボーナス撮影を行えることを認識する。
そのようなメッセージの下側には、投稿用画像を行いたいときに操作される“2人以下”との表示がされたボタン1041と、ボーナス撮影を行いたいときに操作される“3人以上”との表示がされたボタン1042が表示されている。
撮影人数が3人以上であっても、そのうちの1人または2人が、投稿画像を撮影したいと所望していることがある。そのような場合、“2人以下”というボタン1041を操作することで、投稿用画像の撮影を行えるようになるため、そのような利用者に対しても満足行く対応をとることが可能となる。
ステップS409において、“2人以下”というボタン1041が操作されたか否かが判断される。ステップS409において、“2人以下”というボタン1041が操作されたと判断された場合、ステップS405に処理が進められる。ステップS405において、投稿(投票)用撮影案内画面が表示され、ステップS406において、投稿用の特別撮影が行われる。よって、上記したように、撮影人数が3人以上であっても、所望した利用者に対しては、投稿用画像を撮影させることが可能となる。
一方、ステップS409において、“2人以下”というボタン1041は操作されてはいないと判断された場合、換言すれば、“3人以上”というボタン1042が操作されたと判断された場合、ステップS410に処理が進められる。ステップS410において、ボーナス撮影が行われる。このように、利用者により、投稿用画像の撮影を行うか、ボーナス撮影を行うかを選択させることが可能となる。
図52に示したフローチャートに基づき撮影処理が行われた後の編集処理および事後接客処理は、上記した場合と同様に行うことが可能である。すなわち編集処理は、図16に示したフローチャートに基づき行い、事後接客処理は、図17、図50、または図51のいずれかに示したフローチャートに基づき行われるため、ここではその説明を省略する。
[第3の撮影、編集、事後接客処理について]
次に、ステップS2で行われる撮影処理、ステップS4において行われる編集処理、およびステップS7において行われる事後接客処理の詳細について、上記した第1、第2の撮影、編集、事後接客処理とは異なる処理を含む第3の撮影、編集、事後接客処理について説明する。
図54、図55は、第3の撮影、編集、事後接客処理について説明するためのフローチャートであり、撮影処理と編集処理に係わる処理について説明するためのフローチャートである。図15に示した第1の撮影、編集、事後接客処理における撮影処理と、同様の処理については適宜説明を省略する。
ステップS501,S502の各処理は、図15のステップS51,S52の各処理と同様に行われる。そして、ステップS503において、撮影人数選択画面がタッチパネルモニタ93に表示される。図56は、タッチパネルモニタ93に表示される撮影人数選択画面の一例を示す図である。
図56に示した撮影人数選択画面の上部には、“撮影人数を選択してね!”というメッセージが表示される。このメッセージを利用者が見ることで、利用者は、撮影人数に該当するボタンを操作すればよいことを認識する。図56に示した画面例では、“2人以下”というボタン1071、“3〜4人”というボタン1072、および“5人以上”というボタン1073が表示されている。
この画面例からもわかるように、以下に説明する第3の撮影、編集、事後処理に関する撮影処理においては、2人以下、3〜4人、5人以上の3つに撮影人数を分け、それぞれの撮影人数に応じて最適な処理フローとなるようにされている。このような画面において、利用者が、“2人以下”というボタン1071を操作すると、ステップS504(図54)において、撮影人数は2人以下であると判断され、処理はステップS505に進められる。
ステップS505において、通常撮影が行われる。ここでは、6回の通常撮影が行われるとして説明を続ける。後述するように、2人以下の撮影人数の場合には、6回の通常撮影と1回の投稿画像の特別撮影が行われることで、合計7回撮影されることになる。また3、4人の撮影人数の場合には、5回の通常撮影と2回の投稿画像の特別撮影が行われることで、合計7回の画像が撮影されることになる。また、5人以上の撮影人数の場合には、6回の通常撮影と1回のボーナス撮影が行われることで、合計7回の画像が撮影されることになる。
このように、撮影人数により撮影内容は異なるが、撮影回数は、合計7回と同じにされている。撮影回数を同じにすることで、撮影人数により不公平にならないようにすることができる。不公平感があると、利用者にゲームを楽しませることができなくなるため、不公平感を利用者に持たせないことは大切なことである。
なお、ここでは、7回の撮影回数との具体的な回数を例示したが、例示であり、限定を示すものではない。同じく6回の通常撮影が行われるといったような記載も、例示であり、通常撮影の回数を限定する記載ではない。
ステップS505において、撮影人数が2人以下の利用者に対する6回の通常撮影が行われると、ステップS506に処理が進められる。ステップS506において、投稿(投票)用撮影案内画面が表示される。この投稿用撮影案内画面は、図57に示したような画面である。図57に示した画面は、既に説明した図18に示した投稿用撮影案内画面と同じ画面であるが、ボタン501が、ボタン1091にされている点が異なる。
ボタン1091には、“ボーナス撮影へ”といった表示され、このボタン1091を操作することで、投稿画像の撮影ではなく、ボーナス撮影を行うことができることを利用者に認識させるための表示がなされている。ステップS507においては、このようなボタン1091が操作されたか否かが判断される。
ステップS506において、投稿用撮影案内画面が表示されると、ステップS507において、“ボーナス撮影へ”というボタン1091が操作されたか否かが判断される。ステップS507において、“ボーナス撮影へ”というボタン1091は操作されていないと判断された場合、ステップS508に処理が進められ、投稿用の特別撮影が1回だけ行われる。そして、特別撮影終了後、ステップS509において、目のサイズや明るさが設定される。
このステップS508とステップS509の処理は、図15のステップS57とステップS58の処理と同様に行われるため、その説明は省略する。
一方、ステップS504において、撮影人数は、2人以下ではないと判断された場合、ステップS510に処理が進められる。ステップS510において、撮影人数は、5人以上であるか否かが判断される。すなわち、図56に示した撮影人数選択画面において、“5人以上”というボタン1073が操作されたか否かが判断される。ステップS510において、撮影人数は、5人以上ではないと判断された場合、換言すれば、“3〜4人”というボタン1072が操作されたと判断された場合、処理は、ステップS511に進められる。
ステップS511において、通常撮影が行われる。ここでは、5回の通常撮影が行われるとして説明を続ける。5回の通常撮影が終了されると、ステップS512において、投稿(投票)用撮影案内画面がタッチパネルモニタ93に表示される。このとき表示される投稿用撮影案内画面は、上記した図57に示した投稿用撮影案内画面である。
ステップS512において、投稿用撮影案内画面が表示されると、ステップS513において、“ボーナス撮影へ”というボタン1091が操作されたか否かが判断される。ステップS513において、“ボーナス撮影へ”というボタン1091は操作されていないと判断された場合、ステップS514に処理が進められ、投稿用の特別撮影が2回行われる。
1回の特別撮影が行われると、2人の人の投稿画像が生成されるため、2回の特別撮影が行われると、最大4人の人の投稿画像が生成されることになる。ステップS514において、タッチパネルモニタ93に表示される画面の一例を図58に示す。図58に示した画面は、図19Aに示した画面と同じく、ライブビューの画面であり、投稿用の特別撮影が行われているときに表示される画面である。
画面の上部には、その時点で撮影されている利用者の顔が表示される利用者画像表示部1101と、利用者画像表示部1102が設けられている。それらの下側には、メッセージ表示部1104があり、そのメッセージ表示部1104の下側に、ポーズの見本が表示されるポーズ表示部1103が設けられている。
利用者は、このポーズ表示部1103に表示されているポーズを参考にして、投稿用の撮影を行うことができる。また、利用者画像表示部1101,1102に表示される自己の顔を見て、ポーズや表情を確認することができる。メッセージ表示部1104には、“1〜2人目の人が撮影してね”といった文言が表示されている。この場合、上記したように、最大4人の利用者が投稿用の特別撮影を行うため、1回目の撮影で1〜2人目の利用者に対する撮影が行われ、2回目の撮影で3〜4人目の利用者に対する撮影が行われる。
メッセージ表示部1104には、何人目の撮影であるのかを、明確に利用者に認識させるためのメッセージが表示される。ステップS514において実行される特別撮影は、2回特別撮影が行われる点以外は、ステップS508において行われる投稿用の特別撮影と同様に行われる。
このような画面を参照しながら、3人もしくは4人の利用者が、投稿用の特別撮影を行うと、処理は、ステップS515に進められ、目のサイズや明るさの設定が行われる。
一方、ステップS510において、撮影人数は、5人以上であると判断された場合、換言すれば、図56に示した撮影人数選択画面において、“5人以上”というボタン1073が操作されたと判断された場合、処理は、ステップS516に進められる。
ステップS516において、通常撮影が行われる。ここでは、6回の通常撮影が行われるとして説明を続ける。6回の通常撮影が終了されると、ステップS517において、ボーナス撮影案内画面が表示される。このボーナス撮影案内画面は、図59に示したような画面である。図59に示した画面は、既に説明した図20に示したボーナス撮影案内画面と同じ画面であるが、ボタン501が、ボタン1111にされている点が異なる。
ボタン1111には、“ヒロイン撮影へ”という表示がされ、このボタン1111を操作することで、ボーナス撮影ではなく、投稿用の特別撮影を行うことができることを利用者に認識させるための表示がなされている。ステップS518においては、このようなボタン1111が操作されたか否かが判断される。
ステップS517において、ボーナス撮影案内画面が表示されると、ステップS518において、“ヒロイン撮影へ”というボタン1111が操作されたか否かが判断される。ステップS518において、“ヒロイン撮影へ”というボタン1111は操作されていないと判断された場合、ステップS519に処理が進められ、ボーナス撮影が1回または2回行われる。そして、ボーナス撮影終了後、ステップS520において、目のサイズや明るさが設定される。
ステップS519において、ボーナス撮影が1回だけ行われるのは、ステップS516において6回の通常撮影が行われた後、ステップS519に処理が来た場合である。またはステップS519において、ボーナス撮影が1回だけ行われるのは、ステップS505において6回の通常撮影が行われ、ステップS507において、“ボーナス撮影へ”というボタン1091(図57)が操作されたと判断された後に、ステップS519に処理が来た場合である。
また、ステップS519において、ボーナス撮影が2回行われるのは、ステップS511において5回の通常撮影が行われ、ステップS513において、“ボーナス撮影へ”というボタン1091(図57)が操作されたと判断された後に、ステップS519に処理が来た場合である。
このように、既に撮影されている通常撮影の回数により、ステップS519において撮影されるボーナス撮影の回数が設定される。
一方、ステップS518において、図59に示したボーナス撮影案内画面に表示されている“ヒロイン撮影へ”というボタン1111が操作されたと判断された場合、ステップS506に処理が進められ、それ以降の処理が実行される。ステップS506以降の処理については既に説明したので、ここではその説明を省略する。
このようにして、撮影人数に応じた撮影処理が行われると、編集処理に処理は移行される。次に、図55のフローチャートを参照し、図54のフローチャートに続いて行われる編集処理について説明する。
まず、ステップS509の処理が終了し、ステップS521(図154)に処理が進められた場合について説明する。すなわちまず、投稿用の画像が撮影された場合における編集時の処理について説明するが、ステップS521乃至S526において実行される各処理は、図16に示したフローチャートのステップS63乃至S68において実行される各処理と同様に行われるため、ここでは、その説明を省略する。
次に、撮影人数が3〜4人であると選択されたときにステップS527乃至S534で実行される編集処理について説明する。ステップS527において、図16のステップS69と同様に、編集対象画像が選択される。そして、ステップS528において、図16のステップS70と同様に、合成用画像が選択される。
ステップS529において、撮影人数は、3人であるか否かが判断される。例えば、撮影時に、顔検出し、その顔が、3人分であった場合、ステップS529において、撮影人数は、3人であると判断され、ステップS530に処理が進められる。ステップS530において、3人の利用者が略同時に名前入力できる名前入力画面がタブレット内蔵モニタ131上に表示される。
図60は、ステップS530の処理が実行されたときに、タブレット内蔵モニタ131に表示される名前入力画面の一例を示す図である。図60に示した名前入力画面には、利用者Aが名前を入力するための入力画面1201、利用者Bが名前を入力するための入力画面1202、および利用者Cが名前を入力するための入力画面1203が、横並びで表示されている。
入力画面1201乃至1203の各入力画面は、図24に従えば、左側の画面を構成する、入力された文字(名前)を表示する名前表示部651L、ひらがなの各文字を入力する際に押下されるひらがな文字入力部652L、名前表示部651Lに表示されている文字の最後の一文字を消去するひとつ戻るボタン653L、名前表示部651Lに表示されている全ての文字を消去する全部消すボタン654L、撮影された投稿画像を表示する画像表示部655L、画像表示部656L、名前入力を決定するときに操作される決定ボタン657L、および名前入力を中止するキャンセルボタン658Lが表示されている。
このような画面においては、利用者A、利用者B、および利用者Cは、入力画面1201乃至1203をそれぞれ用いて、同じタイミングで自己の名前を入力することができるため、名前の入力にかかる処理時間を短くすることが可能となり、他の処理にその分の時間を割り当てることが可能となる。
一方で、ステップS529において、撮影人数は、3人ではないと判断された場合、換言すれば、この場合、撮影人数は、4人であると判断された場合、処理は、ステップS531に進められる。
図61Aは、ステップS531の処理が実行されたときに、タブレット内蔵モニタ131に表示される名前入力画面の一例を示す図である。図61Aに示した名前入力画面は、1,2人目の利用者に対する画面であり、利用者Aが名前を入力するための入力画面1221、利用者Bが名前を入力するための入力画面1222が、横並びで表示されている。
この図61Aに示した名前入力画面は、図24に示した名前入力画面と同様の構成とされている。但し、図61Aに示した名前入力画面には、何人目の利用者の名前を入力すべきかを利用者に知らせるために、投稿画像が表示される投稿画像表示部1231Lの下側には“1人目”との表示がされ、投稿画像が表示される投稿画像表示部1232Lの下側には“2人目”との表示がされている。
また、図61Aに示した名前入力画面の右側には、次の画面に遷移するためのボタン1223が表示されている。この次へボタン1223が操作されると、図61Bの画面にタブレット内蔵モニタ131の画面が切り替えられる。図61Bに示した画面においても、図61Aに示した名前入力画面と同じく、利用者Cが名前を入力するための入力画面1224、利用者Dが名前を入力するための入力画面1225が、横並びで表示されている。
また、図61Bに示した3,4人目の利用者に対する画面であるため、投稿画像が表示される投稿画像表示部1234Lの下側には“3人目”との表示がされ、投稿画像が表示される投稿画像表示部1235Lの下側には“4人目”との表示がされている。
このように、4人の利用者が名前を入力する場合、2人の利用者が同時に名前を入力できる画面を2回、利用者に提示することで行われる。このようにすることで、名前の入力にかかる処理時間を短くすることが可能となり、他の処理にその分の時間を割り当てることが可能となる。
なお、上記した実施の形態においては、撮影人数が3人の場合、図60に示したような名前入力画面が表示され、3人の利用者が同時に名前の入力を行うとして説明した。撮影人数が3人の場合においても、図61に示したように、2名分の名前を同時に入力できる画面を、2回利用者に提示することで3人分の名前が入力されるようにしても良い。
すなわち、図61Aに示した画面において、1人目と2人目が名前の入力を行い、次へボタン1223が操作されることで、図61Bに示した画面が表示され、3人目の名前の入力が行われるようにしても良い。このようにした場合、図61Bに示した4人目に該当する投稿画像表示部1235Lは表示されず、また、画面右側の名前入力画面も表示されないようにすることができる。
図60に示した名前入力画面、または図61に示した名前入力画面を用いて、利用者が、自己の画像を選択し、名前を入力すると、処理は、ステップS532に進められる。ステップS532において、投稿用の画像の編集が行われる。このとき、タブレット内蔵モニタ131に表示される編集画面は、図29に示したような画面である。図29に示した画面については既に説明したのでその説明は省略するが、3または4人の利用者が投稿用の画像を撮影した場合、画像選択部714L,715L,714R,715Rに表示される画像は、3または4人の利用者の投稿用の画像とされる。
比較のため、再度、2人の利用者が投稿用の画像を特別撮影したときの、画像選択部714L,715L,714R,715Rに表示される画像について説明する。利用者Aと利用者Bの2人の利用者が投稿用の画像を特別撮影した場合、画像選択部714Lと画像選択部714Rには、利用者Aの投稿用画像が表示される。また、画像選択部715Lと画像選択部715Rには、利用者Bの投稿用画像が表示される。このように、左右の画面のそれぞれに、利用者Aと利用者Bの両方の投稿用画像が表示される。
これに対して、4人の利用者が投稿用の画像を特別撮影した場合、4人の投稿用画像のそれぞれが、画像選択部714L,715L,714R,715Rに表示される。ここで、1回目の特別撮影で、左側で撮影した利用者を利用者Aとし、右側で撮影した利用者を利用者Bとする。同様に、2回目の特別撮影で、左側で撮影した利用者を利用者Cとし、右側で撮影した利用者を利用者Dとする。
このようなとき、画像選択部714Lには、利用者Aの投稿用画像が表示され、画像選択部715Lには、利用者Cの投稿用画像が表示される。すなわち、撮影時に左側で撮影した利用者は、編集画面の左側の選択画像表示部に表示される。同様に、画像選択部714Rには、利用者Bの投稿用画像が表示され、画像選択部715Rには、利用者Dの投稿用画像が表示される。すなわち、撮影時に右側で撮影した利用者は、編集画面の右側の選択画像表示部に表示される。
このように、撮影時の利用者の立ち位置と、編集時の投稿用画像の表示位置を一致させることで、4人で撮影や編集を行ったときであっても、タブレット内蔵モニタ131に表示された編集画面の左側の画面を用いて編集を行うのか、右側の画面を用いて編集を行うのかを、利用者に直感的に認識させることが可能となる。
なお、3人の利用者が、投稿用画像の特別撮影をした場合、画像選択部714L,715L,714R,715Rのうちの、いずれかの選択画像表示部は空欄とされる。または、例えば、画像選択部714L,715Lには、同一の利用者の投稿用画像が表示され、画像選択部714Rと画像選択部715Rには、それぞれ異なる利用者の投稿用画像が表示されることで、3人分の投稿用画像が表示されるようにしても良い。
このような編集画面において利用者が編集を楽しむと、処理は、ステップS533に進められる。ステップS533において、図16のステップS73で説明したようにしてコラージュが選択され、ステップS534において、図16のステップS74で説明したようにして3、4人用の分割数が選択される。
このように、3人または4人の利用者のときであっても、投稿用画像を撮影することができる。また、3人のときと4人のときとで、名前を入力するための画面を異ならせることで、3人のときであっても、4人のときであっても、適切な画面を提示し、名前を入力させることが可能となる。よって、名前の入力にかかる時間を短縮することができ、写真シール作成装置1の回転率を上げることも可能となる。
また、編集画面においても、投稿用画像を適切な位置に表示させることが可能となるので、利用者が編集作業を効率良く行うことが可能となる。
次に、撮影人数が5人以上であると選択されたときにステップS535乃至S540で実行される編集処理について説明する。ステップS535乃至S540において実行される各処理は、図16に示したフローチャートのステップS69乃至S74において実行される各処理と基本的に同様に行われるため、ここでは、異なる処理を含むステップについて説明を加える。
ステップS535乃至S540で実行される編集処理は、撮影人数が5人以上であるときに実行されるため、ステップS540において分割パターンを利用者に選択させる際、タブレット内蔵モニタ131に表示される画面は、図32に示したような画面である。図32に示した画面は、“小分割・大分割”というタブ753が開かれているときに表示される画面である。
図32に示したように、小分割・大分割の分割パターンとして、パターン表示部772には、小分割の分割パターンと、大分割の分割パターンの2種類のパターンが表示されている。この小分割・大分割のパターンは、5人以上の撮影人数で撮影したときなどに用いると最適なパターンとされている。よって、ステップS540において、5人以上で撮影した利用者に対しては、図32に示したような小分割・大分割の分割パターンが、デフォルトとして提示される。
このように、5人以上の利用者に対しても、5人以上の利用者に適した処理が行われるため、利用者が満足する編集作業を提供することが可能となる。
図54、図55に示したフローチャートに基づき撮影処理が行われ、編集作業が行われた後の事後接客処理は、上記した場合と同様に行うことが可能である。すなわち事後接客処理は、図17、図50、または図51のいずれかに示したフローチャートに基づき行われるため、ここではその説明を省略する。
[第4の撮影、編集、事後接客処理について]
次に、ステップS2で行われる撮影処理、ステップS4において行われる編集処理、およびステップS7において行われる事後接客処理の詳細について、上記した第1、第2、第3の撮影、編集、事後接客処理とは異なる処理を含む第4の撮影、編集、事後接客処理について説明する。
図62は、第4の撮影、編集、事後接客処理について説明するためのフローチャートであり、撮影処理に係わる処理について説明するためのフローチャートである。図15に示した第1の撮影、編集、事後接客処理における撮影処理と、同様の処理については適宜説明を省略する。
ステップS601において、撮影案内画面がタッチパネルモニタ93に表示され、ステップS602において、写り選択が行われると、ステップS603において、通常撮影が行われる。そして通常撮影が終了されると、ステップS604において、特別撮影の案内画面が表示される。ここまでの処理は、例えば、図15のステップS51乃至S54と同様に行われる。
ステップS605において、特別撮影が行われる。特別撮影が行われる際、例えば、図63Aに示すような画面が、タッチパネルモニタ93に表示される。図63Aに示した画面の中央付近には、顔画像表示部1301−1および1301−2が設けられている。そして顔画像表示部1301−1の上部には「男の子はこっち」、顔画像表示部1301−2の上部には「女の子はこっち」のメッセージが示されている。
また、画面の上部には、2名の利用者それぞれに、撮影時における立ち位置の注意を促すメッセージ「枠の中に入って、ためし撮りするよ!立ち位置によって画像処理が変わるから間違えないでね!」が表示されている。
そして撮影が行われると、図63Bに示されるように、顔画像表示部1301−1には、撮影された静止画像における被写体Aの顔画像に対して、男性用画像処理(例えば、顔をシャープな色味にする)を施した顔画像(被写体A’)が表示され、顔画像表示部1301−2には、撮影された静止画像における被写体Bの顔画像に対して、女性用画像処理(例えば、顔を明るくする)を施した顔画像(被写体B’)が表示される。
すなわち、顔画像表示部1301−1に表示され、撮影された顔画像に対しては、男性用画像処理が施され、顔画像表示部1301−2に表示され、撮影された顔画像に対しては、女性用画像処理が施されるようになる。
このように、撮影時の立ち位置に応じた性別の画像処理が、撮影画像における被写体に対して施されるようになるので、利用者は、立ち位置を決めるだけで、面倒な選択操作をする必要なく、利用者の意図した画像処理を行わせることができ、写真シール作成作業における撮影作業に対する利用者の満足度を向上させることが可能となる。
また、このような画面に従って撮影された女性用の画像処理が施された顔画像が、上述してきた投稿用の画像として後段処理で扱われるようにすることができる。この第4の撮影、編集、事後接客処理においては、このようにして撮影時の立ち位置に応じた性別の画像処理が行われることを前提とし、女性用の画像処理が施された顔画像が、投稿用の画像として扱われる。
なお、このような撮影が行われるようにするために、例えば、ステップS601における処理で、タッチパネルモニタ93に表示される撮影案内画面において、撮影コースを選択させるようにしても良い。例えば撮影コースとして、男性と女性のカップルが撮影を行うカップル撮影コースや、友達同士が撮影を行うフレンドコースなどが設定されていても良い。そして、図63に示した画面は、カップル撮影コースが選択されたときの画面である。
このように、撮影時に女性または男性であることが判別できる撮影を行うことで、例えば、投稿に関して女性のみが投稿できるという条件を設けた場合に、その条件を満たしている画像であるか否かを、撮影時の上記した処理が行われることで判定することができるようになる。
また、例えば、複数の投稿部門を設け、それらの部門に該当するか否かの判定も、上記した処理が行われることで可能となる。例えば、カップル部門があるような場合、カップルで撮影された画像が投稿対象の画像となるが、カップルで撮影された画像であるか否かの判断は、上記したような処理が行われることで可能となり、その結果、カップルであると判断されたとき、その画像を投稿用画像として扱うようにすることが可能となる。
また、部門として、男性部門もあるような場合、上記した処理で、男性用の画像処理が施された画像は、男性部門用の投稿用画像として扱われ、一緒に撮影された女性の画像であり、女性用の画像処理が施された画像は、女性部門用の投稿用画像として扱われるようにすることも可能である。
図64に他の特別撮影時の画面例を示す。図64Aに示した画面の中央付近には、顔画像表示部1311−1および1311−2が設けられている。顔画像表示部1311−1および1311−2においては、それぞれ、カメラ91からの被写体Aおよび被写体Bのライブビュー画像における顔の領域が表示されている。また、画面の下部には、例えば「3,2,1,0」等と撮影のシャッタータイミングまでの残り秒数を示す撮影カウントダウンインジケータ1312が表示されている。
画面の右上部には、撮影作業に予め割り当てられた制限時間の残り時間(残時間)を表示する残時間表示部1313が設けられている。さらに、画面の上部には、2名の利用者それぞれに、撮影の準備を促すメッセージ「枠の中に入って、ためし撮りするよ!」が表示されている。
利用者は、顔画像表示部1311−1および1311−2それぞれに、ライブビュー画像における利用者(被写体)それぞれの顔が表示されるように移動し、撮影カウントダウンインジケータ1312に表示されている数字が「0」になったときに撮影が行われる。
撮影が行われると、タッチパネルモニタ93に表示されていた図64Aで示された画面は、図64Bに示される性別選択画面1320に切り替わる。図64Bに示されるように、性別選択画面1320の中央付近には、画面と同様に、顔画像表示部1311−1および1311−2が設けられている。ただし、ここでは、撮影の結果得られた、被写体Aおよび被写体Bの静止画像における顔の領域(顔画像)が顔画像表示部1311−1および1311−2それぞれに表示されている。
顔画像表示部1311−1および1311−2それぞれの下部には、男女選択ボタン1321−1および1321−2が設けられている。男女選択ボタン1321−1および1321−2は、利用者が自己の性別を決定するために設けられている。
また、性別選択画面1320の右上部には、画面と同様、残時間表示部1313が設けられている。さらに、性別選択画面1320の上部には、2名の利用者それぞれに、男女選択ボタン1321−1および1321−2による性別の選択を促すメッセージ「それぞれの性別を選択してね!」が表示されている。
図64Bに示される性別選択画面1320において、被写体Aに対応する利用者によって男女選択ボタン1321−1の「男の子」ボタンが選択され、被写体Bに対応する利用者によって男女選択ボタン1321−2の「女の子」ボタンが選択されると、図64Cに示されるように、男女選択ボタン1321−1の「男の子」ボタンが強調表示されるとともに、男女選択ボタン1321−2の「女の子」ボタンが強調表示される。
また、顔画像表示部1311−1には、撮影された静止画像における被写体Aの顔画像に対して、男性用画像処理を施した顔画像(被写体A’)が撮影画像として表示され、顔画像表示部1311−2には、撮影された静止画像における被写体Bの顔画像に対して、女性用画像処理を施した顔画像(被写体B’)が撮影画像として表示される。
このように、撮影時に、撮影される利用者の性別を選択させるようにすることで、撮影された画像が、男性であるか、女性であるかを識別することが可能となる。すなわち、図64に示した例では、男性同士、女性同士、男女の組み合わせのいずれの場合でも男女の判定が行えるようになる。
このようなことが可能となることで、上記したように、投稿条件を満たしている画像であるか否かを判定し、満たしている画像である場合には、投稿用の画像として扱うようにすることができる。
図62のフローチャートに説明を戻し、ステップS605においては、図62または図63を参照して説明したように、性別が判定できるような特別撮影が行われる。特別撮影が行われると、ステップS606において、目のサイズや明るさが設定され、撮影処理は終了され、編集処理へと処理は移行される。
このようにして撮影処理が行われるようにした場合、投稿条件を満たしている画像であるか否かが判別できるため、撮影処理の後段の編集処理や事後接客処理において、投稿条件を満たしている画像は、投稿画像として扱い、投稿条件を満たしていない画像は、例えば、上記した通常撮影時の画像やボーナス撮影時の画像と同等に扱うようにすることができる。
よって、図62のフローチャートに基づき撮影処理が行われた後の編集処理および事後接客処理は、上記した場合と同様に行うことが可能である。すなわち編集処理は、図16に示したフローチャートに基づき行い、事後接客処理は、図17、図50、または図51のいずれかに示したフローチャートに基づき行われるため、ここではその説明を省略する。
[全国大会の通知などについて]
このようにして、写真シール作成装置1において撮影、編集された画像のなかには、投稿(登録)される画像がある。投稿された画像は、写真シール作成装置1を利用した利用者により投票が行われ、ランキング付けされる。所定の期間でのランキングの上位、例えば、1位の利用者の投稿画像は、管理サーバ3側で管理される。管理サーバ3は、上記した全国大会を管理する。すなわち、全国の利用者からの投票を受け付け、ランキングを作成し、その結果を、全国の写真シール作成装置1に配信する。
このようなことについてさらに説明を加える。まず、図65のフローチャートを参照し、写真シール作成システムにおいて行われる処理について説明する。写真シール作成装置1と管理サーバ3が通信を行うのは、主に写真シール作成装置1が事後接客処理を行っているときである。
図65のフローチャートにおいて、写真シール作成装置1は、事後接客処理を実行しており、その前の段階で実行されている撮影処理や編集処理については、上述したようにして既に行われているとして説明を続ける。また、写真シール作成装置1は、ステップS701乃至S709において、事後接客処理を行うが、この詳細な処理に関しては、図17、図46、図50、図51のいずれかに示したフローチャートに基づいて行われるため、以下の説明においては、主に、管理サーバ3との通信に係わる処理について説明を加える。
ステップS701において、事後接客処理部285は、事後接客部13を制御し、印刷終了待機中の利用者に対する事後接客処理を行う。具体的には、事後接客処理部285は、撮影画像や編集済みの画像を携帯端末2に送信する携帯送信処理を事後接客処理として行い、携帯端末の電子メールアドレスの入力画面や、送信する画像の選択画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、利用者による操作に応じて画像を送信する。
ステップS702において、事後接客処理部285は、記憶部202から編集済み画像を読み出し、その編集済み画像をサーバ送信用画像として、それぞれのサーバ送信用画像にIDを設定する。事後接客処理部285は、サーバ送信用画像の画像IDとサーバ送信用画像を管理サーバ3に送信する。このとき、管理サーバ3に送信される編集済み画像には、通常撮影時の画像と投稿用の画像として特別撮影された投稿用画像、ボーナス撮影時の画像が含まれる。
管理サーバ3においては、ステップS721において、写真シール作成装置1から送信されてきたサーバ送信用画像とサーバ送信用画像の画像IDを受信し、それぞれを対応付けて記憶部318に記憶させる。
ステップS703において、写真シール作成装置1の事後接客処理部285は、タブレット内蔵モニタ161に携帯送信用画像選択画面を表示させ、利用者に携帯送信用画像を選択させて、利用者の選択を受け付ける。
ステップS704において、事後接客処理部285は、携帯送信用画像選択画面において、利用者により選択された携帯送信用画像選択フラグ、例えば“1”を管理サーバ3に送信する。管理サーバ3においては、ステップS722において、情報管理部351が、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯送信用画像選択フラグを受信する。情報管理部351は、受信した携帯送信用画像フラグに対応するサーバ送信用画像を携帯送信用画像として記憶部318から読み出す。
ステップS705において、写真シール作成装置1の事後接客処理部285は、タブレット内蔵モニタ161にメールアドレス入力画面を表示させ、利用者による携帯端末2のメールアドレスの入力を受け付ける。なお、上述したように、携帯端末2のメールアドレスの入力は、写真シール作成装置1の非接触型ICリーダ/ライタ163と、携帯端末2の非接触型IC406との近接通信により受け付けられる場合もある。
利用者によってメールアドレス入力画面に携帯端末2のメールアドレスが入力されると、ステップS707において、事後接客処理部285は、入力された携帯端末2のメールアドレスと携帯端末IDを管理サーバ3に送信する。この際、投稿用画像を投稿したか否かを表す投稿フラグも送信される。例えば、投稿した場合には、フラグとして“1”が、投稿していない場合には、フラグとして“0”が送信される。
管理サーバ3においては、ステップS723において、情報管理部351が、記憶部318から読み出した携帯送信用画像に対して、保存先URLを割り当て、写真シール作成装置1から送信されてきた携帯端末2のメールアドレスと携帯端末IDとを対応付けて記憶部318に記憶させる。さらに、投稿フラグも対応付けられて記憶部318に記憶される。
このとき、情報管理部351は、画像管理情報を生成または更新する。具体的には、携帯端末2の携帯端末IDに紐付けられている画像管理情報が存在しない場合、すなわち、利用者が会員登録されていない場合、情報管理部351は、その携帯端末IDに紐付けた画像管理情報を生成する。
ここで、図66を参照して、画像管理情報の例について説明する。図66に示した画像管理情報は、画像ID、送信フラグ、携帯端末ID、メールアドレス、投稿フラグ、名前1、全国大会フラグ、ニックネーム、ブログURL、名前2、住所、店舗得票ポイント、全国大会得票ポイントから構成されている。また画像IDは、撮影日時、機器ID、連番から構成され、住所は、都道府県と市町村から構成され、全国大会得票ポイントは、第1回、・・・、最終回から構成されている。
画像IDは、携帯送信用画像を特定する情報である。撮影日時は、携帯送信用画像が写真シール作成装置1において作成された年月日を表す情報である。機器IDは、携帯送信用画像を作成した写真シール作成装置1を特定する情報である。連番は、写真シール作成装置1で撮影された撮影画像に対してシーケンシャルに振られる番号である。
送信フラグは、その画像を携帯端末2に送信済か否かを示すフラグである。携帯端末IDは、携帯端末2のIDであり、メールアドレスは、携帯端末2のメールアドレスである。投稿フラグは、その画像を投稿したか否かを表すフラグである。名前1は、投稿画像に対して利用者が、写真シール作成装置1において、例えば、図24に示したような画面を用いて入力した名前である。この名前1は、写真シール作成装置1で、投票画面が表示されるときに、投稿画面とともに表示される名前(ニックネーム)である。
全国大会参加フラグは、全国大会に進出する許諾を得た画像であるか否かを表すフラグである。ニックネーム、ブログURL、名前2、住所は、それぞれ、全国大会に進出したときに、全国大会に進出した利用者が、新たに携帯端末2により入力したニックネーム、ブログURL、名前2、住所である。店舗投票ポイントは、店舗(写真シール作成装置1)において、その投稿画像が得た投票数である。全国大会得票ポイントは、投稿画像が、全国大会の回数毎に得た投票数である。このような情報を、管理サーバ3は管理する。
ステップS723において、写真シール作成装置1からの情報が、受信され、図66に示したようなデータベースに書き込まれる。
ステップS708において、写真シール作成装置1の事後接客処理部285は、タブレット内蔵モニタ161に携帯送信用画像の送信確認画面を表示させ、携帯送信用画像の送信の指示を受け付け、その旨の情報を管理サーバ3に送信する。
管理サーバ3においては、ステップS724において、情報管理部351が、携帯端末2のメールアドレスに、ステップS723において割り当てた携帯送信用画像の保存先URLを含む電子メールを送信する。また、大会管理部353は、全国大会(投票)のサイトのURLも、保存先URLと共に送信する。
全国大会のサイトのURLに、利用者が携帯端末2でアクセスすると、全国各地に設置された写真シール作成装置1における投票結果の上位にランキングされた投稿画像のみが集められた全国大会における投票を行うことができる。
携帯端末2においては、ステップS741において、携帯端末2の制御部401が、管理サーバ3から送信されてきた、割り当てた携帯送信用画像の保存先URLを含む電子メールを受信する。ステップS742において、制御部401は、電子メールの内容を確認した利用者により携帯送信用画像へのアクセスが指示された場合、携帯送信用画像にアクセスするためのアクセス情報である、受信した電子メールに含まれるURLに基づいてアクセスを行う。
管理サーバ3においては、ステップS725において、携帯端末2からのアクセスに応じて、携帯送信用画像の保存先を指定する。ステップS726において、管理サーバ3は、指定された保存先の携帯送信用画像を読み出し、携帯端末2に送信する。
携帯端末2においては、ステップS743において、管理サーバ3から送信されてきた携帯送信用画像が受信され、表示部405に表示される。
ステップS744において、携帯端末2は、全国大会(投票)のサイトにアクセスする。このアクセスは、上記した処理において、管理サーバ3から送信されてきたサイトのURLに基づき行われる。管理サーバ3は、ステップS727において、指定した全国大会(投票)のサイトを読み出し、携帯端末2に対して送信する。
携帯端末2は、ステップS745において、全国大会(投票)のサイトのページを受信し、その受信したページを表示部405に表示する。図67を参照し、表示部405に表示される全国大会(投票)のサイトのページの一例について説明する。
図67に示した全国大会投票画面2010の上部には、“ヒロインフェイスコンテスト”との表記があり、その下にコンテストのイメージ画像が表示されている。イメージ画像の下側には、リンク2011が表示されている。このリンク2011は“ヒロインフェイスコンテストとは?”というメッセージが表示されており、このメッセージ自体がリンク先に移動するためのボタンとされている。このリンク2011が操作されると、全国大会の説明画面が表示される(不図示)。
リンク2011の下側には、“第3回ヒロインフェイス”との表記があり、利用者に3回目のコンテストであることを認識させる表記がされている。この下側には、タブが設けられている。1つめのタブには、“第3”という項目が記載されたタグ2012であり、このタブ2012が開かれているときには、第3回目のヒロインフェイスの投稿画像が表示され、投票するための画面が表示される。
タブ2012が開かれた状態だと、その時点で1位の投稿画像から順に閲覧でき、また投票できる画面が表示される。図67に示した例では、“1位 りょうこ@滋賀県”といった表示の下側に、投稿画像表示部2015が設けられ、この投稿画像表示部2015に投稿画像が表示されている。この“1位 りょうこ@滋賀県”との表示のうち、“りょうこ”、“滋賀県”は、投稿画像表示部2015に表示されている投稿画像の利用者が、全国大会に進出することを承諾したときに入力したニックネームと住所である。
後述するように、全国大会に進出が決定した利用者に対しては、メールが送信され、そのメールにおいて、全国大会への進出が決定した通知がされ、承諾を得た後、新たに名前や住所と入った情報が携帯端末2を用いて入力される。このとき入力され、管理サーバ3により管理されている情報が、図67に示した全国大会投票画面2010に表示される。
投稿画像表示部2015の下側には、”投票!“というボタン2016が表示されている。利用者(閲覧者)は、ボタン2016を操作することで、投稿画像表示部2015に表示されている投稿画像に1票投票することができる。
ボタン2016の下側には、(3500)との数字が表示されているが、この数字は、投稿画像表示部2015の画像に対する投票総数である。このように、投票総数を表示させることで、コンテストのリアリティを出すことが可能となる。この投票総数の下側には、2位の投稿画像を表示する投稿画像表示部2017が設けられ、さらにその下側に、”投票“というボタン2018が設けられている。
このように、順位順に、全国大会に進出した投稿画像が表示される。また、投稿画像に投票するためのボタンも表示され、好みの投稿画像に投票できるように構成されている。例えば、1ページには、10人分の投稿画像が、スクロールすることで閲覧できるように構成されている。そして、10人目の投稿画像が表示され、さらに次の順位の人の投稿画像を閲覧する場合、“もっと見る”というボタン2019が操作される。
“もっと見る”とぃうボタン2019が操作されると、さらに次の順位の、例えば10人分の投稿画像が表示される(不図示)。このようにして、“もっと見る”というボタン2019を操作することで、次々に、投稿画像を順位順に閲覧することができ、好みの画像を探し出し、投票できるように構成されている。
しかしながら、全国大会の場合、投稿画像の数が多くなることが考えられる。例えば、写真シール作成装置1において、1位になった投稿画像だけが集められて全国大会が開催されるようにした場合であっても、全国に設置されている写真シール作成装置1の数だけ投稿画像が集められることになる。そのような多くの投稿画像から、例えば全国大会に進出した自己の投稿画像や友人の投稿画像を探し出すことは、困難であるときもある。
そこで、図67に示したように、“検索する”というボタン2020を設け、投稿画像を検索できるようにする。“検索する”というボタン2020が操作されると、画面は図68に示した画面に切り替えられる。図68に示した画面を参照するに、画面上部には、“画像を検索できるよ!検索ワードを入力してね!”といったメッセージが表示されている。このメッセージを利用者が見ることで、画像を検索できることを認識する。
まず検索ワードとして、ニックネームを入力する欄2031が設けられ、この欄2031に入力されたニックネームで検索をかけるときに操作される“検索”というボタン2032が表示されている。次に検索ワードとして、名前を入力する欄2033が設けられ、この欄2033に入力された名前で検索をかけるときに操作される“検索”というボタン2034が表示されている。
さらに、検索ワードとして、メールアドレスを入力する欄2035が設けられ、この欄2035に入力されたメールアドレスで検索をかけるときに操作される“検索”というボタン2036が表示されている。利用者(閲覧者、投票者)は、このような検索画面において、検索キーワードを入力し、所望の投稿画像を検索することができる。検索結果は、例えば、図69に示すように表示される。
図69に示した画面は、検出結果を表示した画面である。図69に示した画面においても、上部に“1位 りょうこ@滋賀県”といった表示がされ、その下側に投稿画像が表示される投稿画像表示部2041が設けられている。このようにして、検索結果が利用者に提示される。複数の検索結果がある場合には、同様の画面構成を有する画面で、利用者に順次提示される。
利用者は、検索の結果、提示された投稿画像に対して投票することもできるように、図69に示した画面は構成されている。すなわち、図69に示した画面には、“投票する”というボタン2042も表示され、このボタン2042を利用者は操作することで、投票できるように構成されている。
図67に示した全国大会投票画面2010の“一覧”というタブ2013が開かれているときには、図70Aに示すような画面が表示される。図70Aを参照するに、横3列で、小さな投稿画像(サムネイル画像)が並べられて、一覧で表示される画面とされる。利用者はスクロールすることで、このようなサムネイル画像を次々に閲覧することができる。また利用者は、サムネイル画像をクリックすることで、図69に示したようなサムネイル画像が拡大されて表示され、投票できる画面を表示させることができるように構成されている。利用者は、このような一覧画面からも、好みの投稿画像を探し出し,投票できるようになされている。なお、この投票により順位が更新される場合は、それに応じた順位も表示される。
図67に示した全国大会投票画面2010の“前回まで”というタブ2014が開かれているときには、図70Bに示すような画面が表示される。図70Bを参照するに、画面の上部に“第2回”といった表示があり、その下側には、“第1位 なつ@京都”といった表示がある。そして、投稿画像表示部2051に投稿画像が表示されている。このような表示から、利用者は、第2回大会の第1位は、「なつ」という人で、その画像が、投稿画像表示部2051に表示されていることがわかる。
2位以下の順位の投稿画像も閲覧したい場合、“他の順位もみる”というボタン2052が操作される。図示はしないが、ボタン2052が操作されると、図67に示した画面と同様に、1位から順に投稿画像が掲載された画面が表示される。
図70Bに示した画面においては、第2回大会の結果の下に、さらに第1回大会の結果も表示されている。第2回大会の結果と同じく、投稿画像表示部2053に第1回大会の第1の利用者の投稿画像が表示され、その下側に“他の順位もみる”というボタン2054が表示されている。
このような全国大会投票画面2010が、ステップS745(図65)において、携帯端末2に表示される。利用者は、自己の携帯端末2で全国大会の投票を行うことができる。よって、全国大会の投票は、どこでもいつでも行えるため、利用者の全国大会への参加意欲が向上させることができ、それにより写真シール作成装置1における画像の投稿への参加意欲も向上させることができるので、最終的に、写真シール作成装置1の利用者のリピート率が向上する。
また、現在開催されているコンテストの順位や、過去のコンテストの順位も閲覧できることで、それらの上位の投稿画像を見ることで、例えば、どのようなポーズや写りが人気があるのかなどを、自己の携帯端末2でチェックすることができる。このことにより、次回の撮影時にそのチェックを生かしたポーズや写りを実践しようという、写真シール作成装置1により提供されるゲームに対する期待度などを増すことが可能となる。
次に、このような全国大会の投票を管理する管理サーバ3の処理について、図71のフローチャートを参照して説明する。ステップS801において、各写真シール作成装置1からの情報が取得される。例えば、写真シール作成装置1は、所定の期間毎、例えば1ヶ月毎に、管理サーバ3に情報を送信し、その送信されてきた情報を、管理サーバ3は、受信し、図66に示したようなデータベースの該当する欄に書き込む。
写真シール作成装置1は、上述したように、投稿画像を記憶し、その投稿画像に対する投票を受け付け、ランキングなどを管理している。この投票の結果のうち、上位にランキングされている投稿画像の情報が送信される。例えば、1位にランキングされている投稿画像の情報が、管理サーバ3に送信される。送信される情報は、画像ID、携帯端末ID、メールアドレス、名前、得票数(ポイント)である。
ここでは、1位にランキングされている投稿画像の情報が、管理サーバ3に送信されるとして説明を続けるが、例えば、1位から3位までにランキングされている投稿画像の情報が、管理サーバ3に送信されるようにしても良い。また、ランキングではなく、得票数に応じ、所定の得票数以上の得票数を得た投稿画像の情報が、送信されるようにしても良い。
ステップS802において、メールが送信される。写真シール作成装置1から情報が送信されてきた投稿画像(利用者)には、全国大会に出る権利が与えられる。この全国大会に進出が決定したことを知らせるメールが、投稿画像の利用者のメールアドレスに基づいて、利用者の携帯端末2に送信される。
なお、写真シール作成装置1からの情報を受信し、メールが利用者に送信されるまでの間に、管理サーバ3側で、全国大会に出しても良い画像であるか否かのチェックが行われるようにしても良い。例えば、1人で写っている、顔が認識できる、公序良俗に反しない、などの条件を満たしているか否かがチェックされるようにしても良い。また、同一人物の複数の投稿画像が全国大会に出ることがないように、重複していないか否かのチェックも行われるようにしても良い。
これらのチェックは、管理サーバ3側で、顔認識ソフトなどを用いて行われるようにしても良いし、人間によるチェックであっても良い。またチェックが終了し、全国大会に出しても良いと判断された投稿画像の利用者だけにメールが出される。
ステップS803において、メールを送信した利用者から、そのメールに対する返信を受信する。返信には複数の情報が含まれており、その情報が受信され、記憶される。ここで、ステップS802で利用者に送信されるメールについて説明する。図72は、携帯端末2の表示部405に表示される画面例を示す図である。
図72Aは、管理サーバ3からのメールを開いたときに、まず利用者の携帯端末2に表示される画面である。図72Aに示した画面は、全国大会に出場予定の投稿画像を、その投稿画像の利用者に確認させるための画面である。そのため、図72Aに示した画面には、“ヒロインキャンペーンに参加してくれてありがとう! ヒロインフェイスで撮影してくれたあなたのプリが見事お店のグランプリに輝いたよ!”といった文面が表示され、その下側に“あなたのプリであるかを○/○までに確認してね”といったメッセージとリンク2101が表示されている。
利用者は、この文面を読み、自己の投稿画像が1位を獲得したことを認識し、その投稿画像を確認して欲しいとの依頼であることを読み取る。そして、リンク2101が操作されると、図72Bに示したような画面に、表示部405の表示が遷移する。画面が遷移する際、リンク先にアクセスされ、画面データが受信される。
図72Bを参照するに、画面上部には、“ヒロインフェイスコンテスト”、“間違いなければ、参加してヒロインになろう!”といったメッセージの下側に、投稿画像表示部2111が設けられ、投稿画像が表示されている。利用者は、このメッセージを読んで、投稿画像表示部2111に表示されている投稿画像を確認する。その確認の結果、リンク2112乃至2115のいずれかを操作する。
リンク2112は、“ヒロインキャンペーンとは?”といった表示がされているリンクであり、このリンク2112が操作されると、ヒロインキャンペーンについての説明がされているページ(不図示)に遷移する。リンク2113は、“個人情報規約を確認”といった表示がされているリンクであり、このリンク2113が操作されると、個人情報規約を確認するためのページ(不図示)に遷移する。
リンク2114は、“個人情報規約に同意して参加する”といった表示がされているリンクであり、このリンク2114が操作されると、全国大会に進む意志があると確認され、図72Cに示したような利用者の情報を入力させる画面に表示が切り換えられる。図72Cに示した画面を参照するに、画面の上部には、“上位に入ったらプレゼントを贈ったり、モデルになれるかもしれない案内をするから、連絡先を教えてね”というメッセージが表示されている。このようなメッセージを利用者が見ることで、メッセージの下側に表示されている各欄に、自己の連絡先を入力すれば良いことを理解する。
まずニックネームを入力する欄2121が設けられている。図72Cに示した画面例では、欄2121に“あき”とのニックネームがデフォルトで表示されている。この“あき”とのニックネームは、写真シール作成装置1で利用者がゲームを楽しんだときに、例えば、ステップS65(図16)の処理で、利用者が入力した名前である。このように、ニックネームに関しては、既に取得されている名前の情報が表示される。なお、デフォルトで既に入力されている名前が表示されるが、利用者により変更可能とされているために、ニックネームを新たに入力できる欄2121が設けられている。
欄2121の下側には、ブログのURL(Blog URL)を入力する欄2122が設けられている。この欄2122には、利用者がブログを利用しているときには、そのブログのURLが入力される。欄2122の下側には、名前を入力する欄2123が設けられている。この欄2123には、利用者の名前が入力される。欄2121に入力されるニックネームは、投票画面において表示されるが、欄2123に入力される名前は、投稿画面においては表示されない。
この欄2123に入力される名前は、上記したメッセージに含まれるように、プレゼントを贈ったりすることがあり、その送り先の名前として用いられる。また、ニックネームや名前は、上記したように、例えば、図68を参照して説明したように、投稿画像を検索する際の検索キーワードとして用いられる。
欄2123の下側に設けられている欄2124には、利用者の住所が入力され、さらに下側に設けられている欄2125には、利用者の電話番号が入力される。これらの住所や電話番号も、連絡用に入力させるのであり、投票画面において表示されるものではない。ただし、図67に示した全国大会投票画面2010のように、例えば、“1位 りょうこ@滋賀県”といった表示がされるため、入力された住所のうち、都道府県名だけは表示される。よって、図66に示したデータベースのように、住所は、都道府県名が書き込まれる欄と、市町村以下が書き込まれる欄とに分けられている。
これらの欄2121乃至2125のそれぞれの欄に情報が入力され、決定ボタン2126が操作されると、その各欄2121乃至2125に入力された情報は、携帯端末2から管理サーバ3に対して送信される。なお、欄2121乃至2125の全てに情報が入力されている必要はなく、例えば、ブログURLを入力する欄2122が空欄とされている状態であっても、決定ボタン2126は操作できるように構成されており、入力されている情報のみが、管理サーバ3に送信されるように構成されている。
このとき送信される情報が、ステップS803の処理として、管理サーバ3で取得され、図66に示したデータベースの対応する欄に書き込まれる。
決定ボタン2126が操作されると、利用者の携帯端末2の表示部405の表示は、図72Dに示したような画面に切り換えられる。図72Dに示した画面を参照するに、画面上部には、応募が正常に完了したこと利用者に認識させる“応募完了”という文字列が表示されている。また、その下には、“○/○に第3回としてアップされるから楽しみにしててね!”といった表示もされている。利用者は、このメッセージを見ることで、自分が、第3会大会に応募したことや、○/○にアップされることを認識することができる。このことにより、利用者に、○/○以降に全国大会投票画面にアクセスを促すことが可能となる。
このようなメッセージの下側には、“前回までの投票はこちら”という表示がされたリンク2131が表示されている。このリンク2131が操作されると、図70Bに示した前回までの大会の結果を表示する画面に、表示部405の表示が切り換えられる。
また、図72Dに示した画面には、“ヒロインフェイスコンテストTop”という表示がされたリンク2132も表示されている。このリンク2132が操作されると、図67に示した全国大会投票画面2010に、表示部405の表示が切り換えられる。
図72Bに示した画面の説明に戻り、図72Bに示した画面には、“今回は参加しない”というリンク2115も表示されている。利用者は、全国大会(ヒロインフェイスコンテスト)に出場しないと選択した場合、このリンク2115を操作する。この場合、利用者に全国大会に進む意志はないため、利用者の情報は取得されることなく、表示部405の表示は、図72Eに示したような画面に切り換えられる。
図72Eに示した画面は、全国大会に進まないと判断した利用者に提示される画面であり、画面の上部には、“ここまで参加してくれてありがとう”というメッセージと、“またヒロインフェイスで遊んでね!”というメッセージが表示されている。
これらのメッセージの下側には、図72Dに示した画面と同じく、“前回までの投票はこちら”という表示がされたリンク2141と、“ヒロインフェイスコンテストTop”という表示がされたリンク2142が表示されている。このリンク2141が操作された場合は、上記した場合と同じく、図70Bに示した画面に、表示部405の表示が切り換えられる。またリンク2142が操作された場合は、上記した場合と同じく、図72Eに示した画面に、表示部405の表示が切り換えられる。
また、全国大会に進むことを承諾した利用者には、図73に示したようなメールが、後日管理サーバ3から、配信される。後日とは、図72Dに示した画面において、“○/○に第3回としてアップされるから楽しみにしててね!”とのメッセージが表示されているが、この“○/○”日以降である。
図73に示した画面を参照するに、画面の上部には、“第3回ヒロインキャンペーンスタート!!”、“あなたが応募してくれた画像がUPされたよ!”、“どんどん投票して豪華賞品やモデルになれる権利をGETしてね”といったメッセージが表示されている。そして、それらのメッセージの下側に、URL2161が表示されている。利用者は、メッセージを見ることで、自己の画像が、全国大会の投票画面に掲載されたことを認識し、その投票画面で投票を行いたいと誘導される。
そして、URL2161がクリックされると、図67に示した“ヒロインフェイスコンテストTop”の画面(全国大会投票画面2010)に、表示部405の表示が切り換えられる。利用者は、全国大会投票画面2010に掲載された自己の画像を確認することができるとともに、自己の画像または他の画像に対して投票を行うことができる。また、自己の画像を確認する際、図68に示した検索画面において、ニックネームなどにより検索を行うことができるため、容易に自己の画像を探し出すことができる。また、そのまま投票することも可能とされている。
このようにして、全国大会へ進む権利を有した利用者に対してメールが送信され、全国大会に出場するか否かの利用者の意志が確認される。そして、全国大会に出場する意志がある利用者に対しては、連絡先などの利用者の情報が取得される。このような処理が、ステップS802、ステップS803(図71)において実行される。
ステップS804において、投票が受け付けられる。この投票は、携帯端末2からアクセスできるサイト上で行われる。携帯端末2がその所定のサイトにアクセスすることで、図67に示した全国大会投票画面2010が、その利用者の携帯端末2に表示されるため、利用者は、全国大会投票画面2010を見ながら、投票を楽しむことができる。このように、写真シール作成装置1以外でも、ゲームの続きを楽しませることが可能となる。
ステップS804における投票は、所定の期間、例えば、1ヶ月の間行われ、投票数の集計が行われる。投票が受け付けられている期間、投票が行われる毎にランキングは更新される。所定の期間が経過し、投票の受け付けが締め切られると、ステップS805において、その集計結果が、写真シール作成装置1に送信される。写真シール作成装置1においては、上記したように、事後接客の1処理として、例えば、ステップS78(図17)において、図44に示した画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させることで、利用者に全国大会の結果を知らせる。
図44に示したように、全国大会の結果として上位3名の投稿画像が表示されるようにした場合、管理サーバ3から写真シール作成装置1には、上位3名分の情報、ここでは、投稿画像のデータ、ニックネームが少なくとも含まれる情報が送信される。
このように、全国大会の結果の通知は、写真シール作成装置1の事後接客処理の1処理として行われる。よって、全国大会に出場した利用者や、その知人、また、投票した利用者は、結果を知りたくて、写真シール作成装置1におけるゲームを行うようになり、写真シール作成装置1のリピーターを増やすことが可能となる。
全国大会の結果が、写真シール作成装置1に送信される際、上位者が、写真シール作成装置1で撮影や編集時に利用していた写りや合成用画像の情報も配信され、写真シール作成装置1において表示されるようにしてもよい。このようにすることで、それを見た利用者が、次回、写真シール作成装置1で遊ぶ際に、上位者の写りや合成画像を参考にし、撮影や編集を行うことが可能となる。よって、写真シール作成装置1に対するリピート率を向上させることが可能となる。
また、上位者の公開サイトURLが配信されるようにし、アクセスできるようにしても良い。アクセスは非接触型ICでサイトに直接的にアクセスしたり、メールにURLを含めて配信し、そのメール内のURLにアクセスしたり、QRコード(登録商標)を読み込むことでアクセスしたりするように構成できる。このように、上位者の公開サイトが閲覧できるようにすることで、写真シール作成装置1で遊んだ後も、利用者を楽しませることが可能となる。
また、上位者が撮影した写真シール作成装置1に、その旨を通知するようにしても良い。例えば、通知することで、写真シール作成装置1において、“1位の人はここで撮影したんだよ”といったような表示を行うことが可能となる。このように、上位者が撮影した写真シール作成装置1に、その旨を通知するようにした場合、利用者に興味を持たせることができ、その写真シール作成装置1でのリピート率を向上させることが可能となる。
また、上位者が撮影した写真シール作成装置1に、撮影前に上位者の画像をサンプル表示し、表情やポージングの参考にさせてもよい。このようにした場合、例えば、3位までの画像の中から選択して参考にさせたり、1位の画像を表示して参考にさせたりするように構成することができる。このようにすることで、写真シール作成装置1で遊ぶ際に、上位者の表情やポージングを参考にできるので、写真シール作成装置1に対するリピート率を向上させることが可能となる。
全国大会に参加し、上位に入賞した利用者には、特典を付与するようにしても良い。例えば、全国大会の各回上位10名に、貴金属などの賞品プレゼントが行われるようにしても良い。また、全国大会の一定期間毎の上位3名に、最終オーディション参加資格を付与して、最終オーディション上位者に商品・賞金などを贈るようにしても良い。
このように、賞品を送るようにした場合、そのようなことをメールで利用者に通知しても良い。例えば、図74に示すようなメールが、上位に入賞した利用者の携帯端末2に送信される。図74Aの画面を参照するに、“第3回ヒロインフェイスコンテストに参加してくれてありがとう!”、“あなたのプリが見事上位30人に入ったよ、おめでとうございます”、“商品をお送りするためにあなたの情報を、○/○までに入力してね”といったメッセージが表示されている。
そしてそのメッセージの下側には、“入力する”というボタン2221が設けられており、このボタン2221が操作されると、図74Bに示した画面に、携帯端末2の表示部405の表示が切り換えられる。図74Bに示した画面の上部には、利用者の投稿画像2222が表示される。その下側に、名前、住所、電話番号を、それぞれ入力させるための欄2223乃至2225が設けられている。
欄2223乃至2225の各欄には、例えば図72Cに示した画面において、既に全国大会に進むことを承諾したときに、名前、住所、電話番号が入力されていた場合、その情報が、デフォルトとして入力されている状態で表示されるようにしても良い。また、上位入賞者にのみ配信される図74Bに示す画面で、名前、住所、電話番号が入力されるようにした場合、全国大会に進むことを承諾した利用者に対しては、このような名前、住所、電話番号といった情報を入力させないようにしても良い。すなわち、図72Cに示した画面において、ニックネームとブログURLのみが入力されるようにしても良い。
図74Bに示した画面において、決定ボタン2226が操作されると、図74Cに示した画面に、携帯端末2の表示部405の表示が切り換えられる。図74Cに示した画面においては、“登録完了”との表示がなされ、利用者に商品の配送先としての名前、住所、電話番号の登録を受け付けたことを認識させる表示がなされる。
このように、上位入賞者には、メールでのお知らせが配信されるようにすることができる。また上位入賞者以外の全国大会進出者に対しても、大会に参加してくれたことに対するお礼のメッセージを含むメールや、最終的な順位を知らせるメールが配信されるようにしても良い。
また、上位入賞者や、全国大会に進出した人だけにメールや、何らかの景品を送るのではなく、投稿した人や投票した人にも景品の交換のチャンスが与えられるようにしても良い。例えば、全国大会時に、どの利用者がどの投稿画像に投票したかの履歴を管理するようにし、全国大会で上位、例えば、1位になった投稿画像に投票した人の中から、抽選で、景品の交換を行えるようにしても良い。
このようにすることで、全国大会に進めなかった利用者であっても、投票を行った人であれば、景品の交換のチャンスがあり、投票に対する参加意欲を高めることが可能となる。
また、上位者、例えば、1位の利用者には、写真シール作成装置1でのモデルの見本画像にさせ、そのメイキング画像を配信するようにしてもよい。モデルの見本画像とは、例えば、図19Aのポーズ表示部523に表示されるポーズ見本の画像のことである。このようなモデル見本画像になることにより、写真シール作成装置1のリピート率を向上させることが可能となる。
このように、全国大会の投票は、携帯端末2で行えるようにしたので、利用者は、何時でも、何処でも、投票画面を閲覧でき、投票することが可能となる。よって、このような投稿、投票ゲームに参加する利用者の意欲を高めることが可能となる。
また、全国大会の投票結果を、写真シール作成装置1に配信するので、写真シール作成装置1において、どのようなポーズや写り方に人気があるのかを、利用者が認識できるようになり、このような投稿、投票ゲームに参加する利用者の意欲を高めることが可能となる。
なお、上記した実施の形態においては、全国大会の投票は、利用者の携帯端末2から行えるとして説明した。携帯端末2は、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどが含まれる。またパーソナルコンピュータは、携帯可能なタイプでなくても良い。すなわち、全国大会の投票は、利用者側の端末で行われ、その端末自体に制限はない。よって、例えば、ネットワーク通信を行えるテレビジョン受像機なども、上記した実施の形態における携帯端末2の代わりに用いることができる。
また、全国大会の投票を行う専用の端末が設けられるようにしても良い。そのような専用端末は、写真シール作成装置1と同じ施設内に設置されていても良いし、異なる場所に設置されていても良い。専用端末を設置することで、投票自体を、その専用端末で利用者に楽しませることが可能となり、投稿や投票に対する参加意欲を高め、写真シール作成装置1へのリピート率を高めることが可能となる。
[記録媒体について]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアは、図11に示した管理サーバ3のような構成とすることが可能である。CPU311が、例えば、記憶部318に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース315及びバス314を介して、RAM313にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU311)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア311に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア311をドライブ320に装着することにより、入出力インタフェース315を介して、記憶部318にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部319で受信し、記憶部318にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM312や記憶部318に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。