以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
<1.全体構成>
図1は、本発明の一実施形態の基本となる形態(以下「基本形態」という)に係る遊戯用撮影装置である遊戯用写真作成装置の外観を示す図である。より詳細には、図1(a)は、この遊戯用写真作成装置を横から見た外観側面図であり、図1(b)は、上から見た外観平面図である。この遊戯用写真作成装置は、利用者が入る撮影室2と、利用者を撮影し背景画像および前景画像の選択を受け付ける撮影ユニット3と、利用者による落書き(描画操作)を含む編集操作を受け付け撮影画像に合成した合成画像を生成する編集ユニット4と、合成画像を出力する出力ユニット5とを備えている。図2は、撮影ユニット3の正面図であり、図3は、編集ユニット4の正面図であり、図4は、出力ユニット5の正面図である。以下、図1から図4を参照しつつ、本基本形態に係る遊戯用写真作成装置の全体構成について説明する。
撮影室2は、略直方体形状であって、撮影ユニット3は、内部に入る利用者から見て前の面である撮影室2の前面に沿って配置されている。なお、撮影室2の左右両側面の一部には、それぞれ利用者が出入りするための開口部と、当該開口部の一部または全部を覆う遮光カーテンとが設けられている。また、撮影室2の内部に入る利用者から見て後ろの面である背面には電動ロールカーテン装置25が配置されている。
撮影ユニット3は、利用者を撮影する撮像手段としてのカメラ10と、当該カメラ10の上下左右の位置に配置され閃光を発するストロボ11,12,13L,13R,14と、当該カメラ10の下方に配置され利用者からの操作の受け付けや撮影画像の表示等を行う撮影操作用タッチパネル20とを備えている。
カメラ10は、典型的には、CCD(電荷結合素子)を利用してデジタル画像信号を生成するデジタルカメラであって、利用者を撮影し、その撮影画像を表す画像信号を出力する。ストロボ11〜14は、撮影のための充分な光を得るために利用者に向かって閃光を発する。撮影操作用タッチパネル20は、撮影の際に利用者による各種操作を受け付けるための操作画面を提供するとともに、上記画像信号に基づく画像をリアルタイムで表示するように構成されている。
図5は、撮影操作用タッチパネル20の表示構成を示す模式図である。図5に示すように、撮影操作用タッチパネル20には、リアルタイムで撮影画像を表示するためのリアルタイムプレビュー領域201と、ポーズの見本を表示するためのポーズ見本表示領域202と、撮影によって得られる落書き対象画像を表示するための落書き対象画像表示領域203とが含まれている。
また撮影ユニット3は、コンピュータを中心に構成され各部の制御等を行う制御装置、I/O制御装置、および編集ユニット4と通信を行うためのネットワークアダプタ等を内蔵している。また、撮影ユニット3は、前面下方にコイン投入口26を備えている。
編集ユニット4は、撮影ユニット3と同様のコンピュータを中心に構成され各部の制御等を行う制御装置、および撮影ユニット3等と通信を行うためのネットワークアダプタ等を内蔵している。また、編集ユニット4は、図1(b)に示すように、2組の利用者がプレイ可能なように2つのユニット4a、4bに分かれている。そのうちの一方のユニット4aには、落書き領域や落書きのためのメニュー、ツール等を表示する領域を含みGUI(Graphical User Interface)表示手段として機能する編集操作用タッチパネル400と、当該編集操作用タッチパネル400に対する操作に使用されるポインティングデバイスとしてのタッチペン49L、49R、49Cとが設けられている。なお、他方のユニット4bについても同様の構成となっている。ここで図1(a)において手前に見えるユニット4aを「落書きブースA」と呼び、その反対側(図では裏側)のユニット4bを「落書きブースB」と呼ぶ。
本基本形態における編集操作用タッチパネル400は、各ユニット4a、4bにおいてそれぞれ2人または3人の利用者が同時に落書きを行えるような表示構成となっている。なお、本説明においては、左側の利用者が使用する構成要素には「L」を含む参照符号を付し、右側の利用者が使用する構成要素には「R」を含む参照符号を付している。また、3人の利用者が使用する場合には、これに加えて、中央の使用者が使用する構成要素に「C」を含む参照符号を付している。
また、本基本形態における編集操作用タッチパネル400は、複数のタッチペン49L、49R、49Cによる操作位置を同時に検出可能に構成されており、かつ、検出される各操作位置が、タッチペン49L、49R、49Cのうちのいずれの操作に対応するのかも検出可能となっている。例えば、編集操作用タッチパネル400として静電容量方式のタッチパネルを使用した場合には、このような複数の操作位置の同時検出と操作されたタッチペンの識別とが可能である。
出力ユニット5は、図4に示すように、典型的には携帯電話端末に内蔵されるICチップと無線を利用して行う通信のような近距離で接触を要しない通信(以下「非接触通信」という)により、詳しくは後述するデコメール(登録商標)画像等の素材画像やサーバのURL(Uniform Resource Locator)を利用者の携帯電話端末に転送する際に利用者によって操作される出力操作用タッチパネル30と、出力操作用タッチパネル30の下方に配置され上記素材画像等を無線信号として近接されている携帯電話端末に向けて直接送信するためのアンテナを含む非接触通信ポート31と、上記非接触通信の際に必要な操作方法や効果音などを音声によって利用者に知らせるスピーカ32とを備えている。また、出力ユニット5は、前面下方に、編集ユニット4で編集操作が行われた合成画像を印刷した写真シールや写真カード等を取り出す取出口33を備えている。
なおここでは、非接触通信ポート31の通信方式として、フェリカ(登録商標)が採用されるものとしその詳細な構成および動作の説明は省略するが、その他の例えば赤外線を利用した非接触通信方式が採用されてもよい。ただし、赤外線を利用した非接触通信方式は、通信を可能にするための操作等が一般的に煩瑣であるため、(ポートにかざすだけの)簡単な操作で通信が可能な、電波を利用した非接触通信方式が好ましい。また、利用者以外の他人が所持する携帯電話端末と誤って通信が行われてしまうことを防止するため、近距離型の非接触通信方式を採用することが好ましい。具体的には例えば、2mm以下の距離内で通信を行う(ISO10536で規定される)密着型、または10cm以下の距離内で通信を行う(ISO15693で規定される)近接型の非接触通信方式が好ましい。
出力操作用タッチパネル30は、利用者が合成画像を印刷された写真シール等だけでなくサーバからダウンロードして携帯電話端末でも見たい場合に、上記素材画像等を上記非接触通信機能を備えた携帯電話端末に送信するのに必要な各種操作を受け付けるための操作画面を提供するように構成されていている。なお、当該操作は主に合成画像の写真シール等が印刷されるまでの時間を利用して行われるので、利用者は写真シール等が印刷されるまでの時間を持て余すことなく有効に利用することができる。その詳しい表示例については後述する。
また出力ユニット5は、PHS(登録商標)端末装置55を内蔵しており、携帯電話端末によってサーバから当該合成画像をダウンロードできるよう、後述するように2枚の合成画像を画像データとしてPHS方式の無線通信方式で近傍の無線基地へ送信する。
このような出力ユニット5も、撮影ユニット3と同様のコンピュータを中心に構成され各部の制御等を行う制御装置および編集ユニット4等と通信を行うためのネットワークアダプタ等を内蔵しているほか、合成画像を写真シール等として印刷するネットワークプリンタ35を備えている。
以上のような構成において、利用者は、撮影室2において撮影を行った後、編集ユニット4の落書きブースAまたは落書きブースBの編集操作用タッチパネル400を使用することにより、撮影画像に基づいて生成された落書き対象画像に対して落書きを行う。そして、利用者は、落書きによって生成された合成画像をネットワークプリンタによって印刷したり、後述の無線通信部96から所定のサーバに向けて送信し当該サーバから携帯電話端末に配信したりすることができる。
<2.編集操作のための画面構成>
本基本形態に係る遊戯用写真作成装置は、撮影画像に基づいて生成された落書き対象画像(撮影画像を含む画像)に対して落書き等のための編集操作に使用する操作画面に特徴を有している。そこで以下では、その操作画面を表示する編集操作用タッチパネル400における表示構成について説明する。
図6は、編集操作用タッチパネル400の表示構成を示す模式図である。本基本形態では、2人の利用者が1組としてプレイをすることを多いことを考慮し、初期状態(各プレイにおける編集処理の開始直前の状態)において編集操作用タッチパネル400には、従来と同様の(仮想的な)落書きを行うために従来と同様に構成された2つの操作画面が表示される。具体的には、この編集操作用タッチパネル400には、左右の利用者がそれぞれ使用する構成要素として、撮影画像に基づいて生成された複数の落書き対象画像から選択された画像(以下「選択落書き対象画像」または単に「落書き対象画像」という)を表示し(仮想的な)落書きを行える領域である落書き領域41L、41Rと、利用者が落書きを行うためのツールすなわち(選択された)落書き対象画像に対する編集指示のためのツールの集合であって使用可能に表示したものとしてのパレット42L、42Rと、パレット42L、42Rに含まれるツール以外で落書きに関する操作を行うためのボタン群45L、45Rと、後述のように操作画面のサイズ(および構成)を変更するためのサイズ変更ボタン451L,451Rとが含まれている。以下では、このような構成の2つの操作画面のうち、図6において点線で囲まれた左側の領域IL(以下「左入力領域IL」という)に含まれる上記構成要素41L,42L,45L,451Lからなる操作画面を「左操作画面」といい、参照符号“SL”で示す。また、図6において点線で囲まれた右側の領域IR(以下「右入力領域IR」という)に含まれる上記構成要素41R,42R,45R,451Rからなる操作画面を「右操作画面」といい、参照符号“SR”で示す。
落書き領域41L,41Rに表示される(選択)落書き対象画像は、上記複数の落書き対象画像のうちの他の落書き対象画像に切り替えることができ、この切り替えのための操作手段も編集操作用タッチパネル400で実現することができる。具体的には、例えば、各操作画面SL,SR,SCに、落書き対象として編集可能な画像である上記複数の落書き対象画像をサムネイル画像として一覧表示し、それらの中から新たな落書き対象として各落書き領域41L,41R,41Cに表示すべき画像を選択する構成とすることができる。また、これに代えて、上記複数の落書き対象画像を2つの操作画面SL,SRまたは3つの操作画面SL,SR,SCに共通のサムネイル画像として一覧表示し、それらの中からの新たな落書き対象として各落書き領域41L,41R,41Cに表示すべき画像を選択する構成としてもよい。さらにまた、各操作画面SL,SR,SCに一覧表示ボタン(画像入替ボタン)を含めておき、当該ボタンの操作により、上記複数の落書き対象画像を縮小された一覧画像としてポップアップで表示し、それらの中からの新たな落書き対象として落書き領域41L,41Rに表示すべき画像を選択する構成としてもよい。
本基本形態では、上記の左操作画面SLおよび右操作画面SRに加えて、編集操作用タッチパネル400の中央における領域IC(以下「中央入力領域IC」という)に含まれる構成要素からなる「中央操作画面」が表示される。以下、この中央操作画面を参照符号“SC”で示す。この中央操作画面SCは、初期状態では、図6に示すように、編集操作用タッチパネル400の中央下部に、上記の左操作画面SLおよび右操作画面SRよりも十分に小さいサイズの操作画面として表示される。
具体的には、この編集操作用タッチパネル400における中央入力領域ICには、3人以上の利用者が1組としてプレイする場合において中央の利用者が使用する構成要素として、(選択された)落書き対象画像を表示し簡易な落書きを行う領域として使用可能な簡易落書き領域41Cと、利用者による簡易落書きや素材画像作成のためのツールの集合であって使用可能に表示したものとしてのパレット42Cと、後述のように操作画面のサイズ(および構成)を変更するためのサイズ変更ボタン451Cとが含まれている。簡易落書き領域41Cは、デコメール(株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標)等の所定の規格に沿った画像(以下「デコメール画像等」という)や自由なイラスト画等の素材画像を作成するための領域として使用することができる。
パレット42C内には、中央の利用者が上記の左操作画面SLまたは右操作画面SRにおいて落書きを行えるようにするためのCL割込ボタン42CLまたはCR割込ボタン42CRがそれぞれ含まれている。CL割込ボタン42CLは、中央のタッチペン49Cによる割込の編集操作が可能な操作画面として左操作画面SLを選択するためのボタンであり、CR割込ボタン42CRは、中央のタッチペン49Cによる割込の編集操作が可能な操作画面として右操作画面SRを選択するためのボタンである(詳細は後述)。
なお、編集操作用タッチパネル400に対する操作に使用されるタッチペン49L、49R、49Cは、図6に示すように、上記の左操作画面SL、右操作画面SR、中央操作画面SCにそれぞれ対応するポインティングデバイスとして配置されている。
上記の左操作画面SL、右操作画面SR、中央操作画面SCは、サイズ変更ボタン451L,451R,451Cをそれぞれ操作することによって通常サイズと縮小サイズとの間でサイズを変更できるようになっている。図6に示した初期状態の編集操作用タッチパネル400では、左入力領域IL内の左操作画面SLおよび右入力領域IR内の右操作画面SRは通常サイズで表示されており、中央入力領域IC内の中央操作画面SCは縮小サイズで表示されている。本基本形態では、操作画面のサイズが変更されると、その操作画面の構成も変更される。そこで以下では、通常サイズの操作画面の構成を「通常構成」といい、縮小サイズの操作画面の構成を「縮小構成」という。また、編集操作用タッチパネル400において、通常構成で表示された操作画面のサイズは通常サイズとなり、縮小構成で表示された操作画面のサイズは縮小サイズとなるものとする。ただし後述のように、通常サイズは、2画面モード(図6)の場合と3画面モードの場合(図7)とで若干大きさが異なる。
いま、図6に示す表示構成の編集操作用タッチパネル400(初期状態の編集操作用タッチパネル400)において、縮小構成の中央操作画面SCにおけるサイズ変更ボタン451Cが中央操作画面用のタッチペン(以下「中央ペン」という)49Cで操作されると、中央操作画面SCが通常構成で表示される。このとき、左操作画面SLおよび右操作画面SRは通常構成のままで中央操作画面用のサイズが大きくなるが、編集操作用タッチパネル400の表示面のサイズ(全体画面サイズ)は固定である。このため、通常構成で表示される3つの操作画面SL,SR,SCのそれぞれの(水平方向の)サイズが、図6に示す表示構成における通常サイズよりも若干小さくなった状態で、当該3つの操作画面SL,SR,SCが表示される。すなわち、編集操作用タッチパネル400の全体的な表示構成(以下、単に「全体表示構成」という)が、図6に示す構成から図7に示す構成へと変更される。一方、図7に示す表示構成の編集操作用タッチパネル400において、通常構成の中央操作画面SCにおけるサイズ変更ボタン451Cが中央ペン49Cで操作されると、図6に示すように中央操作画面SCが縮小構成で表示される。
以下では、編集ユニット4を構成する2つのユニット4a、4bのそれぞれにおいて、図6に示すように左操作画面SLおよび右操作画面SRからなる2つの操作画面が通常構成で表示される動作モードを「2画面モード」といい、図7に示すように3つの操作画面SL,SR,SCが通常構成で表示される動作モードを「3画面モード」という。ただし、図8に示すように右操作画面SRのみが通常構成で表示される場合も、その右操作画面SRのサイズは、図6に示す通常構成の操作画面SL,SRのサイズと同じであるので、全体表示構成が図8に示すような構成となる動作モードも2画面モードと呼ぶものとする(左操作画面SLのみが通常構成で表示される場合も同様)。また、図9に示すように中央操作画面SCおよび右操作画面SRのみが通常構成で表示される場合も、それらの操作画面SC,SRのサイズは、図7に示す通常構成の操作画面SL,SR,SCのサイズと同じであるので、全体表示構成が図9に示すような構成となる動作モードも3画面モードと呼ぶものとする(中央操作画面SCおよび左操作画面SLのみが通常構成で表示される場合も同様)。本基本形態では、このような2画面モードと3画面モードとの間での動作モードの切替に応じて、通常構成の各操作画面SL,SR,SCにつき画面サイズのみならず画面構成も若干変更されるが、画面構成を変更しないようにしてもよい。なお、図6〜図9において各操作画面SL,SR,SCにおける対応する構成要素には同一の参照符号が付されている。
なお、図6に示す2画面モードの編集操作用タッチパネル400において、通常構成の左操作画面SLにおけるサイズ変更ボタン451Lが左操作画面用のタッチペン(以下「左ペン」という)49Lで操作されると、図8に示すように2画面モードのままで左操作画面SLが縮小構成で表示される。また、図6に示す2画面モードの編集操作用タッチパネル400において、通常構成の右操作画面SRにおけるサイズ変更ボタン451Rが右操作画面用のタッチペン(以下「右ペン」という)49Rで操作されると、2画面モードのままで右操作画面SRが縮小構成で表示される(不図示)。一方、図7に示す3画面モードの編集操作用タッチパネル400において、通常構成の左操作画面SLにおけるサイズ変更ボタン451Lが左ペン49Lで操作されると、図9に示すように3画面モードのままで左操作画面SLが縮小構成で表示される。また、図7に示す3画面モードの編集操作用タッチパネル400において、通常構成の右操作画面SRにおけるサイズ変更ボタン451Rが右ペン49Rで操作されると、3画面モードのままで右操作画面SRが縮小構成で表示される(不図示)。このように本基本形態では、各操作画面SL,SR,SCにつき通常構成と縮小構成の間での切替が可能となっているが、中央操作画面SCについてのみ通常構成と縮小構成の間での切替が可能なように構成されていてもよい。
上記からわかるように本基本形態では、中央操作画面SCが通常構成か否かに応じて、すなわち通常構成の中央操作画面SCの個数が1か0かに応じて、通常構成で表示される操作画面のサイズが変更される(図6〜図9参照)。なお本基本形態では、左操作画面SLと右操作画面SRの間に1つの操作画面が中央操作画面SCとして表示されるが、左操作画面SLと右操作画面SRの間に2つ以上の操作画面が表示される場合には、当該2つ以上の操作画面のうち通常構成で表示される操作画面の個数に応じて、通常構成で表示される操作画面のサイズが変更される(通常サイズの大きさが変更される)。すなわち、本基本形態において編集操作用タッチパネル400につき採用されている表示構成の手法では、左操作画面SLと右操作画面SRの間において通常構成で表示される操作画面の個数に応じて通常サイズの大きさが変更される。
編集操作用タッチパネル400に表示される上記のような操作画面(図6〜図9)を用いた利用者による編集操作が終了すると、出力ユニット5から出力されるべき写真(当該編集操作により得られる合成画像を印刷した写真シールや写真カード等)の分割パターンを選択するための画面が編集操作用タッチパネル400に表示される。利用者は、その画面を用いて、予め用意された複数の分割パターンの中からいずれかの分割パターンを選択するための操作を行う。これにより得られる選択情報は、出力ユニット5から写真を出力する際に使用される。
このような写真の分割パターンの選択が終了すると、編集操作用タッチパネル400の表示構成は、上記編集操作により得られる合成画像や素材画像(デコメール画像等)を利用者の携帯電話端末等の通信端末に転送するのに必要な通信端末指定情報としてのメールアドレスを入力するための画面(以下「アドレス入力画面」)の構成に切り替わる。このアドレス入力画面を編集操作用タッチパネル400に表示して利用者からのアドレス入力を受け付けるための(編集ユニット4の)動作モードについても「2画面モード」と「3画面モード」とがある。図10は、2画面モードでアドレス入力を受け付けるときの編集操作用タッチパネル400の表示構成(2画面モード入力画面構成)を示す模式図であり、図11は、3画面モードでアドレス入力を受け付けるときの編集操作用タッチパネル400の表示構成(3画面モード入力画面構成)を示す模式図である。
後述のように本基本形態では、編集操作用タッチパネル400に表示される中央操作画面SCに対する所定操作に基づき、当該編集操作用タッチパネル400での編集操作が2人以下の利用者によって行われたか、3人以上の利用者によって行われたのかを推定する(編集操作を行った利用者数を推定する)。当該編集操作が終了してアドレス入力を受け付けるときには、この利用者数の推定値が2以下のときには、図10に示すように2画面モードでアドレス入力画面が表示され、3以上のときには、図11に示すように3画面モードでアドレス入力画面が表示される。これにより、プレイ中の各利用者は、それぞれ個別にかつ並行して携帯電話端末のメールアドレスを入力することができる。
<3.機能的構成>
図12は、本基本形態に係る遊戯用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。この遊戯用写真作成装置は、PHS基地局装置である無線基地部200へ上述した合成画像や素材画像等の画像データを後述のメールアドレスと共に典型的にはデータパケットの形で無線送信する。無線基地部200は図示されない周知の通信装置を介してインターネットに接続されており、このインターネットを介して上記画像データを画像配信サーバ装置である画像配信サーバ部500に送信する。この画像配信サーバ部500は、受け取った画像データを、受け取ったメールアドレスにより特定される端末装置に配信する(この端末装置は典型的には利用者により使用される携帯電話端末であり、以下では、配信先は利用者の携帯電話端末であるとして説明を進める)。
また、図12に示すようにこの遊戯用写真作成装置は、機能的には、主として利用者を撮影する処理(撮影処理)を行うための撮影処理部7と、主として落書き対象画像に対する利用者の落書き操作に応じて当該落書き対象画像の編集処理を行うための編集処理部8と、編集処理が行われた落書き対象画像を写真シール等として出力したり、作成された素材画像等を非接触通信を利用して携帯電話端末に出力したりする処理(出力処理)を行う出力処理部9とから構成されている。
撮影処理部7は、第1の制御部70と、撮像部71と、第1の表示・操作部72と、I/O制御部73と、照明部74と、第1の通信部75とによって構成されている。編集処理部8は、第2の制御部80と、第2の表示・操作部81,82と、第2の通信部83とによって構成されている。出力処理部9は、第3の制御部90と、第3の表示・操作部91と、印刷出力部92と、音声出力部93と、非接触通信部94と、第3の通信部95と、無線通信部96とによって構成されている。ネットワークアダプタである第1、第2および第3の通信部75,83,95は、LAN(Local Area Network)であるネットワーク6を介してそれぞれ相互に通信可能となっている。なお本基本形態では、第1、第2および第3の制御部70,80,90はそれぞれ別個の構成要素となっているが、これら3つの制御部70,80,90のうちいずれかの制御部が他の制御部の機能を兼ねる構成としてもよい。また、これら3つの制御部70,80,90をCPUやメモリ等からなる1つのコンピュータで実現してもよいし、2つの制御部(第1および第2の制御部70,80、または、第1および第3の制御部70,90、または、第2および第3の制御部80,90)を1つのコンピュータで実現してもよい。
撮像部71は、CCD等の撮像素子を用いて構成されるカメラ10に相当し、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像(撮影画像)を表す画像信号を出力する。この画像信号は第1の制御部70に入力されて、その内部のメモリに撮影画像データとして一時的に記憶される。また、この撮影画像データは撮影画像信号として第1の制御部70から第1の表示・操作部72に供給され、当該撮影画像信号に基づく撮影画像がリアルタイムに表示される。
第1の表示・操作部72は、撮影操作用タッチパネル20に相当し、撮影画像に付加されるべき背景画像および前景画像を選択する操作や、出力されるべき写真のレイアウトを決定するための利用者の操作やシャッター操作等を受け付ける。これらの操作を示す信号は、操作信号として第1の制御部70に入力される。ここで、利用者を撮影するための(選択された撮影メニューに対応する)所定の処理が開始されると、第1の表示・操作部72に利用者のための案内が表示され、その後の第1の制御部70からの指示に基づき、数秒程度の予め決められた時間の経過後にカメラ10の撮影方向にストロボ11〜14から閃光が放たれる。そのとき、利用者の撮影画像を表す信号として撮像部71から出力される画像信号が第1の制御部70に入力され、第1の制御部70内のメモリまたは補助記憶装置としてのハードディスク装置等に撮影画像データとして格納される。
照明部74は、カメラ10の上下左右の位置に配置されたストロボ11,12,13L,13R,14に相当し、第1の制御部70からの指示に基づきI/O制御部73によって点灯/消灯および調光が制御される。I/O制御部73は、撮影ユニット3に内蔵されるI/O制御装置に相当し、第1の制御部70からの指示に基づき、照明部74を制御する。また、後述のコイン検出部(不図示)からの検出信号等の入力信号を第1の制御部70へ転送する。第1の通信部75は、撮影ユニット3に内蔵されるネットワークアダプタに相当し、ネットワーク6を介したデータ送受信の際のインタフェースとして機能する。
第1の制御部70は、撮影ユニット3に内蔵され、CPU、メモリ、フレームバッファ、タイマー、補助記憶装置等を含むコンピュータを中心に構成される制御装置に相当し、内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することにより、上述のようにして入力される操作信号等に基づき各部を制御するために、上述のように各部に指示を出す。また、撮影された画像に背景画像や前景画像の付加等を行うことにより落書き対象画像を生成する。生成された落書き対象画像はフレームバッファに書き込まれることにより、第1の表示・操作部72に表示される。こうして撮影および落書き対象画像の生成が終了すると、生成された落書き対象画像からいくつかの落書き画像が利用者の入力操作に応じて適宜選択された後、第1の通信部75を介して、編集ユニット4に対応する第2の制御部80へ送られる。
上記の構成要素の他、撮影ユニット3におけるコイン投入口26に投入されたコインを検出するためのコイン検出部(不図示)が更に撮影ユニット3に設けられており、第1の制御部70は、コイン検出部での検出結果に基づき、利用者に所定時間だけ撮影や背景画像および前景画像の選択や落書き等、本遊戯用写真作成装置によるプレイを許容するように各部を制御する。このコイン検出部による検出動作やその検出結果に基づく第1の制御部70による制御動作は、従来の遊戯用写真作成装置と同様であって周知であるので、その詳しい説明を省略する。
第2の制御部80は、編集ユニット4に内蔵され、CPU、メモリ、フレームバッファ、および補助記憶装置等を含むコンピュータを中心に構成される制御装置に相当し、内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することにより、編集処理に関する全体の制御を行う。すなわち第2の制御部80は、第2の表示・操作部を制御するGUI制御手段として機能する。また、第2の制御部80は、第1の制御部70から送られてきた落書き対象画像(撮影画像を含む画像)に対する落書き処理を行うための操作信号に基づき、その落書き対象画像に所定画像を描画した画像である合成画像を生成したり、縮小構成の操作画面(例えば図6の中央操作画面SC)に対する編集操作を示す操作信号に基づきデコメール画像等の素材画像を生成したりする。すなわち第2の制御部80は、上記操作信号に基づき合成画像や素材画像を生成するための画像処理手段としても機能する。なお、ここでは6枚の撮影画像に基づき6枚の合成画像を生成することができるものとする。生成された合成画像や素材画像は利用者の指示に応じて対応する第2の表示・操作部81,82に表示される。また後述するように、利用者は、生成された6枚の合成画像から選択された2枚の合成画像や、生成された複数の素材画像から選択された素材画像をサーバへ送信することができる。上記のような合成画像の生成が終了すると、当該合成画像は出力ユニット5に送られる。なお、印刷出力部92が別の合成画像を出力中である場合には、その旨が表示されるとともに終了を待って送られる。
第2の表示・操作部81、82は、落書きのためのGUI表示手段として機能する編集操作用タッチパネル400に相当し、タッチペンを用いた利用者の操作を受け付ける。第2の通信部83は、編集ユニット4に内蔵されるネットワークアダプタに相当し、ネットワーク6を介したデータ送受信の際のインタフェースとして機能する。
第3の制御部90は、出力ユニット5に内蔵され、CPU、メモリ、フレームバッファ、タイマー、および補助記憶装置等を含むコンピュータを中心に構成される制御装置に相当し、内部メモリに格納された所定プログラムをCPUが実行することにより、出力処理に関する全体の制御を行う。第3の制御部90は、第2の制御部80から送られてきた合成画像を合成画像データとしてメモリに格納する。印刷出力部92は出力ユニットに内蔵されるネットワークプリンタ35に相当し、メモリに格納された6枚の合成画像データを(適宜にレイアウトした)写真シール(または写真カード)として印刷する。印刷された写真シール等は、出力ユニット5の正面下方に設けられた取出口33から取り出される。
また、第3の制御部90は、第2の制御部80から送られてきた合成画像に基づいて写真シール等の印刷処理を開始する。なお、第2の制御部80により実行される後述の編集処理において画像データが画像配信サーバ部500に送信されるときには(図14のステップS290参照)、第3の制御部90は、第2の制御部80から送られてくる合成画像等(合成画像または合成画像および素材画像)の画像データを受け取り、その画像データを画像配信サーバ部500へ送信する処理を開始するよう無線通信部96を制御する。
無線通信部96は、出力ユニット5に内蔵されるPHS端末装置55に相当し、第2の制御部80による編集処理中に送られてきた合成画像等が画像配信サーバ部500から利用者の携帯電話端末に配信できるように、当該合成画像等を画像データとしてPHS方式の無線通信方式で無線基地部200へ送信する送信手段として機能する。このとき、図10または図11に示すアドレス入力画面で入力された各利用者の携帯電話端末のメールアドレスも当該画像データと共に無線基地部200へ送信される。
ここでこのデータ通信ではデータ(パケット)量に応じた所定の料金がかかるので、画像配信サーバ部500に送信できる合成画像(アップロードできる合成画像)はここでは2枚とされているが、上記通信料金のほか、データ転送速度が遅いことによるアップロード時間の制約や、画像配信サーバ部において蓄積可能なデータ量の上限による制約などを勘案して、アップロードできる合成画像を1枚としてもよいし、すべての合成画像をアップロードする構成であってもよい。また、無線通信部96は、画像データの送信が可能であれば、電話線や光ファイバーなどを使用した周知の通信回線に接続することにより通信を行う構成であってもよい。
また、第3の制御部90は、第2の制御部80から送られてきた合成画像に基づいて写真シール等の印刷処理を開始すると同時に、利用者の入力操作を受け付けるための後述する操作画面を第3の表示・操作部91に表示する。この第3の表示・操作部91は出力操作用タッチパネル30に相当し、入力手段として機能する。出力操作用タッチパネル30は、液晶ディスプレイまたはCRT(Cathode Ray Tube)等の表示手段として機能するモニタと、その上面に積層され、入力座標を認識することができる1人用のタッチパネルから構成される。モニタは複数の画面に分割された操作画面を表示することができ、タッチパネルは分割された複数の画面ごとに利用者のタッチペンを用いた入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を操作信号として第3の制御部90に入力する。
第3の通信部95は、出力ユニット5に内蔵されるネットワークアダプタに相当し、ネットワーク6を介したデータ送受信の際のインタフェースとして機能する。
ここで、第3の制御部90は、落書きを終えてから操作を始めるまでの間、補助記憶装置に予め記憶されているデモ画像(デモンストレーション用の画像)をフレームバッファに書き込むことにより第3の表示・操作部91に表示する。また音声出力部93は、スピーカ32に相当する。音声出力部93は、第3の表示・操作部91に表示される操作画面と連動して入力操作方法を利用者に説明し、また第3の表示・操作部91にデモ画像が表示されているときにデモ画像に応じた楽曲等を流す。なお、入力操作方法の説明や楽曲等は補助記憶装置としてのハードディス装置等に予め格納されている。
その後、第3の制御部90は、第3の表示・操作部91の表示や音声出力部93による音声や効果音等により合成画像の印刷が完了するまで後述するミニゲームを利用者に提供し続ける。このミニゲームの内容も同様にハードディス装置等に予め格納されている。
ここで、各制御装置において実行される上記所定プログラムは、例えば、そのプログラムを記録した記録媒体であるDVD−ROMによって提供される。すなわち、上記所定プログラムの記録媒体としてのDVD−ROMが補助記憶装置として制御装置内に内蔵されたDVD−ROM駆動装置に装着され、そのDVD−ROMから所定プログラムが読み出されて補助記憶装置としてのハードディスク装置にインストールされる。また、上記所定プログラムは、DVD−ROM以外の記録媒体(CD−ROM等)や通信回線を介して提供されてもよい。そして、本遊戯用写真作成装置の起動のための操作がなされると、ハードディスク装置にインストールされた所定プログラムは、制御装置内のメモリに転送されてそこに一時的に格納され、制御装置内のCPUによって実行される。これにより、制御装置による上記各部の制御処理が実現される。
画像配信サーバ部500は、本遊技用写真作成装置を始めとして各地に設置されている複数の遊戯用写真作成装置から上記の合成画像等がメールアドレスと共に送られてくると、それらの合成画像等とメールアドレスを受け取って一時的に蓄積する。次に、そのメールアドレスで特定される携帯電話端末に送信する。このようにして、本遊戯用写真作成装置の各利用者が作成した合成画像等が当該利用者の携帯電話端末に配信される。このような配信を受けた利用者は、配信された合成画像等を携帯電話端末に表示したり、配信された画像に含まれる所定の素材画像をデコメール画像として使用したりすることができる。
<4.遊戯用写真作成装置における処理手順>
上述したように、この遊戯用写真作成装置には、撮影ユニット3と編集ユニット4と出力ユニット5とが含まれている。撮影ユニット3では撮影処理が行われ、編集ユニット4では編集処理が行われ、出力ユニット5では出力処理が行われる。なお、或る利用者が撮影ユニット3でプレイしている時に他の利用者は編集ユニット4でプレイし、さらに他の利用者は出力ユニット5で合成画像を出力することができるように構成されている。すなわち、この遊戯用写真作成装置は、撮影処理と編集処理と出力処理とを並行して行うことができる。以下に、撮影処理、編集処理、および出力処理の手順の概要について説明する。
<4.1 撮影処理>
図13は、本基本形態における撮影処理の手順を示すフローチャートである。この遊戯用写真作成装置が使用されていない時(プレイが行われていない時)には、撮影操作用タッチパネル20にはデモ画像が表示されている。デモ画像の表示中に利用者がコイン投入口26にコインを投入すると、プレイが開始される(ステップS100)。
プレイが開始されると、第1の制御部70は、利用者による撮影モードの選択を受け付ける(ステップS110)。ステップS110では、例えば画質(具体的にはコントラストが高いくっきりとした画質、柔らかなふんわりとした画質、または透明感のあるクールな画質のうちのいずれか)を選択し、明るさを選択し、自動で撮影するか手動で撮影するかを選択し、自動で撮影する場合には撮影用テーマの選択が行われる。この場合、第1の制御部70は、予め用意された複数の撮影用テーマの中から1つ以上の撮影用テーマを利用者に選択させるための画面を撮影操作用タッチパネル20に表示し、利用者による選択操作を受け付ける。そして、第1の制御部70は、利用者の選択操作に基づいて選択情報を取得し、選択された撮影用テーマに基づいて、撮影の際に使用するフレームと背景との組み合わせを決定する。また手動で撮影する場合は、上記フレームと背景とを利用者が自由に決定する。その後、ステップS120に進み、撮影が行われる。この撮影により、撮影画像データが第1の制御部70のメモリに格納される。
ステップS130では、撮影画像に基づいて生成された落書き対象画像(撮影画像を含む画像)が、撮影操作用タッチパネル20に表示される。詳しくは、ステップS130の処理が行われる都度、図5に示した撮影操作用タッチパネル20の落書き対象画像表示領域203に落書き対象画像が順次追加表示される。その後、ステップS140に進み、第1の制御部70は、予め定められた枚数の撮影が終了したか否かを判定する。判定の結果、当該枚数の撮影が終了していればステップS150に進み、当該枚数の撮影が終了していなければステップS120に戻る。なお、実際には撮影のための制限時間(例えば3分)が設けられる。
ステップS150では、複数の落書き対象画像の中から実際の落書き対象となる画像の(利用者による)選択が行われる。具体的には、第1の制御部70は、落書きおよび印刷に使用する画像を利用者に選択させるために、落書き対象画像の一覧を撮影操作用タッチパネル20に表示し、利用者による選択操作を受け付ける。そして、第1の制御部70は、利用者によって選択された画像を実際の落書き対象画像として第2の制御部80に送る。ステップS150の終了後、ステップS160に進む。ステップS160では、案内画面の表示が行われる。具体的には、第1の制御部70は、利用者を編集ユニット4のいずれか(4aまたは4b)に導くための画面を撮影操作用タッチパネル20に表示する。これにより、撮影処理が終了する。
<4.2 編集処理>
図14は、本基本形態における編集処理の手順を示すフローチャートである。第2の制御部80が所定のプログラムに基づき図14に示すように動作することで、この編集処理が実現される。この編集処理では、上述した撮影処理の終了後、第2の制御部80は、ネットワーク(LAN)6を介して第1の制御部70から送られる落書き対象画像(図13のステップS150で利用者によって選択された画像)を取得する(ステップS200)。その後、タイマー46が所定の時間(利用者に落書きを許可する時間)に設定され、カウントダウンが開始される(ステップS210)。
タイマー46のカウントダウン開始後、編集ユニット4では、利用者による落書き操作(描画操作)が受け付けられる(ステップS220〜S226)。なお、編集ユニット4では、撮影画像に基づく落書き対象画像に対する編集操作の他に、デコメール画像等の素材画像を作成するための編集操作も受け付けられるが、以下では、特に区別する必要のない場合には、両編集操作を併せて単に「落書き操作」という。
上記の落書き操作の受け付けでは、まず、編集ユニット4を構成するユニット4a(落書きブースA)およびユニット4b(落書きブースB)のそれぞれにおいて編集操作用タッチパネル400に表示された操作画面SL,SR,SC(図6等参照)に対し、タッチペン(左ペン49L、右ペン49R,中央ペン49C)でそれぞれ操作がなされると、その操作位置(タッチされた位置)が検出され、その操作位置を示す座標値が入力座標値として取得される(S220)。次に、この入力座標値に基づき、操作位置が編集操作用タッチパネル400における左入力領域IL内か否かが判定される(ステップS222)。判定の結果、操作位置が左入力領域IL内である場合には、左操作画面SLに対する操作が行われたとして後述の左操作画面処理(S230)が実行される。
ステップS222での判定の結果、操作位置が左入力領域IL内でない場合には、ステップS224へ進み、上記入力座標値に基づき、操作位置が編集操作用タッチパネル400における右入力領域IR内か否かが判定される。判定の結果、操作位置が右入力領域IR内である場合には、右操作画面SRに対する操作が行われたとして後述の右操作画面処理(S240)が実行される。
ステップS224での判定の結果、操作位置が右入力領域IR内でない場合には、ステップS226へ進み、上記入力座標値に基づき、操作位置が編集操作用タッチパネル400における中央入力領域IC内か否かが判定される。判定の結果、操作位置が中央入力領域IC内である場合には、中央操作画面SCに対する操作が行われたとして後述の中央操作画面処理(S250)が実行される。
ステップS226での判定の結果、操作位置が中央入力領域IC内でない場合には、ステップS258へ進み、タイマー46に基づき落書き操作の許可時間が終了したか否かが判定される。判定の結果、落書き許可時間が終了していない場合には、ステップS220へ戻り、既述のステップS220以降のステップが実行される。
このようにしてステップS220〜S258の処理が繰り返し実行されることで上記の落書き操作の受け付けが行われ、その間に落書き時間が0となって、ステップS258において、落書き操作の許可時間が終了したと判定されると、ステップS260へ進む。
ステップS260では、出力される写真の分割パターンの選択が行われる。具体的には、第2の制御部80は、予め用意された複数の分割パターンの中からいずれかの分割パターンを利用者に選択させるための画面を編集操作用タッチパネル400に表示し、利用者による選択操作を受け付ける。そして、第2の制御部80は、利用者の選択操作に基づいて、選択情報を取得する。ステップS260の終了後、ステップS270に進む。
ステップS270では、後述のアドレス入力処理(図18)が行われる。これにより、合成画像等の画像データを画像配信サーバ部500から各利用者の携帯電話端末に配信するためのメールアドレスが取得される。
次のステップS280では、第2の制御部80は、落書き済みの落書き対象画像である合成画像等を利用者の携帯電話端末に配信するか否かの判定を行う。具体的には、第2の制御部80は、2枚の合成画像等を画像配信サーバ部500に送信するか否かを利用者に選択させるための画面を編集操作用タッチパネル400に表示し、利用者による選択操作を受け付ける。そして、第2の制御部80は、利用者が6枚のうちのいずれの2枚を選択したのか判定する。判定の結果、画像配信サーバ部500に送信する旨の選択が行われていればステップS290に進み、画像配信サーバ部500に送信しない旨の選択が行われていればステップS295に進む。
ステップS290では、画像配信サーバ部500への合成画像等(合成画像または合成画像および素材画像)の画像データの送信が行われる。このとき、その画像データと共に、ステップS270で取得されたメールアドレスも画像配信サーバ部500に送信される。この画像配信サーバ部500への送信は、ネットワーク(LAN)6を介して出力処理部9の無線通信部(PHS端末装置)96から行われる(図12参照)。ステップS290の終了後、ステップS295に進む。ステップS295では、案内画面の表示が行われる。具体的には、第2の制御部80は、利用者を出力ユニット5に導くための画面を編集操作用タッチパネル400に表示する。これにより、編集処理が終了する。
なお、上記のように本基本形態では、2枚の送信されるべき合成画像の選択をキャンセルする(選択をしない)ことができる(S280→S295)。この場合には、通信費用を節約できると共に、画像配信サーバ部500の記憶容量を削減することができる。また本基本形態では、上記合成画像等の画像データは、画像配信サーバ部500を介して各利用者の携帯電話端末に配信されるが、これに代えて、出力処理部9の無線通信部(PHS端末装置)96から各利用者の携帯電話端末に直接に配信するようにしてもよい。
<4.2.1 左操作画面処理および右操作画面処理>
図15は、編集処理における左操作画面処理(図14のステップS230)の詳細手順を示すフローチャートである。この左操作画面処理では、まず、図14のステップS220で取得された入力座標値は左ペン49Lの操作によるものか否か(左ペン49Lで入力されたものか否か)が判定される(ステップS232)。判定の結果、左ペン49Lで入力されたものである場合にはステップS302へ進み、左ペン49Lで入力されたものでない場合にはステップS234へ進む。ステップS234では、上記入力座標値は中央ペン49Cの操作によるものか否か(中央ペン49Cで入力されたものか否か)が判定される。判定の結果、中央ペン49Cで入力されたものでない場合には左操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。一方、中央ペン49Cで入力されたものである場合にはステップS236へ進む。ステップS236では、縮小構成の中央操作画面SCのCL割込ボタン42CLの操作により後述のCL割込状態が設定されているか否かが判定される。判定の結果、CL割込状態が設定されていない場合には左操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。一方、CL割込状態が設定されている場合、すなわち中央ペン49Cによる割込の編集操作が可能な操作画面として左操作画面が選択されている場合には、ステップS302へ進む。
ステップS302へ進んだ場合には、左操作画面SLに対して入力操作が行われたものとして扱われ、上記入力座標値に基づき、左操作画面SLに対して行われた入力操作の種類が決定される(入力操作の識別)。次のステップS304では、この入力操作がサイズ変更ボタン451Lの操作すなわちサイズ変更操作か否かが判定される(図6等参照)。判定の結果、サイズ変更操作である場合にはステップS306へ進み、サイズ変更操作でない場合にはステップS312へ進む。
ステップS306では、左操作画面SLが通常構成か否かが判定される。判定の結果、通常構成である場合には、左操作画面SLが縮小化されて縮小構成に変更され(ステップS308)、通常構成でない場合すなわち縮小構成である場合には、左操作画面SLが拡大化されて通常構成に変更される(ステップS310)。その後、左操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。
ステップS312では、ステップS302で識別された入力操作がパレット42L内のツールの操作か否かが判定される。判定の結果、パレット42L内のツールの操作である場合にはステップS314へ進んで、そのツール操作に対応する編集・画像処理が行われ、その後、左操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。一方、パレット42L内のツールの操作でない場合にはステップS316へ進む。
ステップS316では、ステップS302で識別された入力操作がボタン群45L等の他のボタン群等における操作か否かが判定される。判定の結果、他のボタン群等における操作である場合にはステップS318へ進んで、操作されたボタン等の操作に対応する処理が行われ、その後、左操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。一方、他のボタン群等における操作でない場合には、上記入座標値は左操作画面SLにおけるいずれの操作にも対応しないとして、そのまま左操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。
上記のような左操作画面処理によれば、図14のステップS220で取得された入力座標値が左ペン49Lで入力されたものであるか、または、中央ペン49Cで入力されたものであってかつCL割込状態が設定されている場合には、その入力座標値を与える入力操作が左操作画面に対する操作として受け付けられ(ステップS232〜S236)、その操作に対応する処理がなされる(S302〜S318)。したがって、左操作画面SLに対しては、右ペン49Rによる入力操作は受け付けられず、中央ペン49Cによる操作はCL割込状態が設定されている場合に限り受け付けられる。
ここで、上記入力操作がサイズ変更操作である場合には、左操作画面SLの構成が通常構成と縮小構成との間で切り替わる(ステップS306〜S310)。例えば、図6に示す2画面モードの編集操作用タッチパネル400において、通常構成の左操作画面SLにおけるサイズ変更ボタン451Lの操作が上記入力操作として行われると、図8に示すように左操作画面SLが縮小構成で表示される。一方、図8に示す表示構成の編集操作用タッチパネル400において、縮小構成の左操作画面SLにおけるサイズ変更ボタン451Lの操作が上記入力操作として行われると、図6に示すように左操作画面SLが通常構成で表示される。
なお本基本形態では、CL割込状態が設定されている場合、左ペン49Lのみならず中央ペン49Cによっても左操作画面SLのパレット42Lのツール操作ができるように構成されているが(ステップS236,S312,S314)、これに代えて、中央ペン49Cによる左操作画面SLのパレット42Lのツールの操作を無効とし、中央ペン49Cを使用する場合には中央操作画面SCのパレット42Cのツールの操作によって左操作画面SLの落書き領域41Lでの編集作業(落書き)を可能とするように構成されていてもよい(CR割込状態が設定されている場合に中央ペン49Cを使用して右操作画面SRの落書き領域41Rで編集作業(落書き)をする際においても同様の変形が可能である(図16のステップS246,S332,S334参照)。
図16は、本基本形態の編集処理における右操作画面処理(図14のステップS240)の詳細手順を示すフローチャートである。このフローチャートを図15のフローチャートと比較すればわかるように、右操作画面処理の詳細手順は、「右」と「左」の相違を除けば、左操作画面処理の詳細手順と同様であって同様の作用を奏するので、その説明を省略する。
<4.2.2 中央操作画面処理>
図17は、本基本形態の編集処理における中央操作画面処理(図14のステップS250)の詳細手順を示すフローチャートである。この中央操作画面処理では、まず、図14のステップS220で取得された入力座標値は中央ペン49Cの操作によるものか否か(中央ペン49Cで入力されたものか否か)が判定される(ステップS252)。判定の結果、中央ペン49Cで入力されたものである場合にはステップS254へ進み、中央ペン49Cで入力されたものでない場合には、そのまま中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。
ステップS254へ進んだ場合には、中央操作画面SCに対して入力操作が行われたものとして扱われ、上記入力座標値に基づき、中央操作画面SCに対して行われた入力操作の種類が決定される(入力操作の識別)。この入力操作の識別情報は、後述の図18におけるステップS382での利用者数の推定に使用するために保存される(ステップS342)。すなわち、このステップS342が実行される毎に、中央操作画面SCで受け付けられた入力操作の識別情報が第2の制御部80内のメモリまたは補助記憶装置に蓄積されていく。ステップS342の実行後は、ステップS344において、この入力操作がサイズ変更ボタン451Cの操作すなわちサイズ変更操作か否かが判定される(図6等参照)。判定の結果、サイズ変更操作である場合にはステップS346へ進み、サイズ変更操作でない場合にはステップS356へ進む。
ステップS346では、中央操作画面SCが通常構成か否かが判定される。判定の結果、通常構成である場合には、編集操作用タッチパネル400の表示構成(全体表示構成)は、図7または図9に示すような3画面モードの構成となっている。この場合、中央操作画面SCが縮小化されて縮小構成に変更される(ステップS348)だけでなく、全体表示構成が、図6または図8に示すような2画面モードの構成となる(ステップS350)。一方、その判定の結果、中央操作画面SCが通常構成でない場合すなわち縮小構成である場合には、全体表示構成が2画面モードの構成となっているので(図6、図8参照)、中央操作画面SCのサイズ変更の前に、全体表示構成が3画面モードの構成に変更され(ステップS352)、その後に、中央操作画面SCが拡大化されて、図7または図9に示すように通常構成となる(ステップS354)。このようなステップS350またはS354の実行後は、中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。
ステップS356では、ステップS254で識別された入力操作がパレット42C内のツールの操作か否かが判定される。判定の結果、パレット42C内のツールの操作である場合にはステップS358へ進んで、その入力操作がCL割込ボタン42CLの操作か否か、すなわちCL割込状態を設定または解除する操作が行われたか否かが判定される(図6等参照)。本基本形態では、CL割込状態においてCL割込ボタン42CLが操作されるとCL割込状態が解除され、CL割込状態が解除されているときにCL割込ボタン42CLが操作されるとCL割込状態が設定される。このようにCL割込ボタン42CLが操作される毎にCL割込につき設定状態と解除状態とが交互に切り替わるという機能を実現するために、CL割込フラグFCLが導入されている。すなわち、その入力操作時点でCL割込状態が解除されていて(FCL=0)、上記判定の結果、その入力操作がCL割込ボタン42CLの操作である場合には、CL割込フラグFCLに1を代入することでCL割込状態が設定され(ステップS360)、一方、その入力操作時点でCL割込状態が設定されていて(FCL=1)、上記判定の結果、その入力操作がCL割込ボタン42CLの操作である場合には、CL割込フラグFCLに0を代入することでCL割込状態が解除される(ステップS362)。
ステップS358での判定の結果、上記入力操作はCL割込ボタン42CLの操作ではない場合には、ステップS364へ進んで、上記入力操作がCR割込ボタン42CRの操作か否か、すなわちCR割込状態を設定または解除する操作が行われたか否かが判定される(図6等参照)。本基本形態では、CR割込状態においてCR割込ボタン42CRが操作されるとCR割込状態が解除され、CR割込状態が解除されているときにCR割込ボタン42CRが操作されるとCR割込状態が設定される。このようにCR割込ボタン42CRが操作される毎にCR割込につき設定状態と解除状態とが交互に切り替わるという機能を実現するために、CR割込フラグFCRが導入されている。すなわち、上記入力操作時点でCR割込状態が解除されていて(FCR=0の場合)、上記判定の結果、上記入力操作がCR割込ボタン42CRの操作である場合には、CR割込フラグFCRに1を代入することでCR割込状態が設定され(ステップS366)、一方、上記入力操作がCR割込ボタン42CRの操作であって、その入力操作時点でCR割込状態が設定されていた場合(FCR=1の場合)には、CR割込フラグFCRに0を代入することでCR割込状態が解除される(ステップS368)。なお本基本形態では、中央操作画面SCが縮小構成のときのみCL割込ボタン42CLおよびCR割込ボタン42CRが表示され(図6、図8参照)、中央操作画面SCが通常構成のときには、ステップS254では、入力操作がCL割込ボタン42CLの操作として識別されることはなくCR割込ボタン42CRの操作として識別されることもない。
ステップS364での判定の結果、上記入力操作はCR割込ボタン42CRの操作ではない場合には、ステップS370へ進む。この場合、上記入力操作は、CL割込ボタン42CLの操作およびCR割込ボタン42CRの操作以外のパレット42C内のツールの操作であり、そのツール操作に対応する編集・画像処理が行われる。その後、中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。
ステップS356での判定の結果、上記入力操作がパレット42C内のツールの操作ではない場合には、ステップS372へ進んで、他のボタン群等における操作か否かが判定される。判定の結果、他のボタン群等における操作である場合にはステップS374へ進んで、操作されたボタン等の操作に対応する処理が行われ、その後、中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻り、図14のステップS258へ進む。
上記のような中央操作画面処理によれば、図14のステップS220で取得された入力座標値が中央ペン49Cで入力されたものである場合にのみ、その入力座標値を与える入力操作が中央操作画面SCに対する操作として受け付けられ(図17のステップS252)、中央操作画面SCに対しては、左ペン49Lによる入力操作も右ペン49Rによる入力操作も受け付けられない。
ここで、上記入力操作がサイズ変更操作である場合には、中央操作画面SCの構成が通常構成と縮小構成との間で切り替わると共に、これに連動して、全体表示構成が2画面モードの構成と3画面モードの構成との間で切り替わる(S346〜S354)。例えば、図6に示す2画面モードの編集操作用タッチパネル400において、縮小構成の中央操作画面SCにおけるサイズ変更ボタン451Cが中央ペン49Cで操作されると、図7に示すように、全体表示構成が3画面モードの構成に変更されると共に中央操作画面SCが通常構成で表示される。一方、図7に示す3画面モードの編集操作用タッチパネル400において、通常構成の中央操作画面SCにおけるサイズ変更ボタン451Cが中央ペン49Cで操作されると、図6に示すように、中央操作画面SCが縮小構成で表示されると共に全体表示構成が2画面モードの構成になる。したがって、3人以上の利用者が1組としてプレイする場合には、3人の利用者が3画面モードの通常構成の操作画面SL,SR,SC(図7参照)をそれぞれ使用して撮影画像(を含む落書き対象画像)に対する落書きのための編集操作を同時に行うことができ、一方、2人の利用者が1組としてプレイする場合には、2人の利用者が、3画面モードよりもサイズの大きい2画面モードの通常構成の操作画面SL,SR(図6参照)をそれぞれ使用して撮影画像に対する落書きのための編集操作を同時に行うことができる。この場合、その2人の利用者に対し、3画面モードの場合よりも大きな落書き領域41L,41Rを提供できるだけでなく、3画面モードの場合よりも多くの落書きツールを提供することができる。なお、利用者が1人でプレイする場合には、その利用者は、サイズの大きい2画面モードの通常構成の操作画面SL,SRのいずれかを使用して撮影画像に対する落書きのための編集操作を行うことになる。
また、3人の利用者が1組としてプレイする場合であっても、そのうちの1人の利用者が中央ペン49Cで縮小構成の中央操作画面SCを使用して簡易落書きや素材画像作成(デコメール画像の作成等)のための編集操作を行うときには、他の2人の利用者は、サイズの大きい2画面モードの通常構成の操作画面SL,SR(図6参照)をそれぞれ使用して撮影画像に対する落書きのための編集操作を同時に行うことができる。さらに、この場合、上記1人の利用者は、縮小構成の中央操作画面SCのCL割込ボタン42CLを操作することで、中央ペン49Cにより左操作画面SLを使用して編集操作を行えるようになり、また、縮小構成の中央操作画面SCのCR割込ボタン42CRを操作することで、中央ペン49Cにより右操作画面SRを使用して編集操作を行えるようになる(図17のステップS358〜S368、図15のステップS234,S236、図16のステップS244,S246参照)。なお本基本形態では、中央ペン49Cによる割込の編集操作が可能となる操作画面がCL割込ボタン42CLおよびCR割込ボタン42CRによって選択されるが、これに代えて、中央ペン49Cによる割込の編集操作が可能となる操作画面として左操作画面SLおよび右操作画面SRの双方が1つの割込ボタンによって同時に選択されるようにしてもよい。
<4.2.3 アドレス入力処理>
図18は、本基本形態の編集処理におけるアドレス入力処理(図14のステップS270)の詳細手順を示すフローチャートである。このアドレス入力処理では、まず、図17のステップS342で取得されて保存されている入力操作識別情報、すなわち撮影画像(を含む落書き対象画像)に対する編集操作の終了までに受け付けられた操作を示す情報に基づき、現プレイにおける利用者数が推定され、利用者数推定値が決定される(ステップS382)。本基本形態では、編集操作用タッチパネル400は、動作モードとして2画面モード(図6、図8)と3画面モード(図7、図9)とを有していることから、1プレイの利用者数について推定できるのは、2人以下と3人以上のいずれであるかである。すなわち、可能な推定結果は2通りである。そこで以下では、便宜上、現プレイの利用者数が2人以下と推定される場合には利用者数推定値を「2」(推定される利用者数を「2人」)として説明し、3人以上と推定される場合には利用者数推定値を「3」(推定される利用者数を「3人」)として説明するものとする。
ここで、入力操作識別情報は、編集操作用タッチパネル400に表示された中央操作画面SCに対する入力操作を識別する情報であり、現プレイにおける当該入力操作の識別情報がすべて保存されているが、利用者数推定値の決定方法に応じて適宜選択された特定の入力操作についてのみ識別情報を保存するようにしてもよい。このような入力操作識別情報に基づく利用者数推定値の決定方法として、例えば下記(1)〜(3)のいずれかの方法を採用することができる。なお以下では、各プレイの編集処理の開始時点(初期状態)において、編集操作用タッチパネル400の表示構成(全体表示構成)は図6に示す2画面モードの構成になっているものとする。
(1)中央ペン49Cによる入力操作の有無により利用者数推定値を決定する。
具体的には、現プレイにおいて中央ペン49Cにより入力操作が全く行われなかった場合には、利用者数推定値を2とし、中央ペン49Cによりいずれかの入力操作が行われた場合には、利用者数推定値を3とする。
(2)中央ペン49Cで中央操作画面SCを通常構成にする(拡大化する)操作が行われたか否かにより利用者数推定値を決定する。
具体的には、現プレイにおいてサイズ変更ボタン451Cの操作により中央操作画面SCが通常構成に変更された場合には、利用者数推定値を3とし、サイズ変更ボタン451Cが操作されなかった場合(3画面モードに変更されなかった場合)には、利用者数推定値を2とする。この決定方法は、一般に2人の利用者が1組としてプレイすることが多いことや、2人の利用者が1組としてプレイする場合であっても、縮小構成の中央操作画面SCがデコメール画像等の素材画像の作成に使用されることがあることを考慮したものである。
(3)CL割込状態またはCR割込状態が設定されたか否かにより利用者数推定値を決定する。
具体的には、現プレイにおいて中央操作画面SCのCL割込ボタン42CLとCR割込ボタン42CRのいずれもが操作されなかった場合には、利用者数推定値を2とし、CL割込ボタン42CLとCR割込ボタン42CRのいずれかが操作された場合には、利用者数推定値を3とする。この決定方法は、中央ペン49Cで左右のいずれかの操作画面SL,SRに対して割込の編集操作により落書きが行われた場合に、利用者数を3人と推定するものである。
なお、利用者数推定値の決定方法は上記決定方法(1)〜(3)に限定されるものではなく、利用者数に関連性を有する入力操作に基づくものであれば他の方法であってもよい。また、上記決定方法(1)〜(3)では特定の入力操作の有無で利用者数推定値が決定されるが、これに代えて、当該特定の入力操作の回数をも考慮して決定するようにしてもよい。さらに、上記決定方法(1)〜(3)のうちいずれかの方法を組み合わせて決定してもよい。
上記のようにして現プレイにおける利用者数推定値が決定されると、次に、その利用者数推定値が2か3かが判定される(ステップS384)。判定の結果、利用者数推定値が2の場合にはステップS386へ進んで、図10に示すように2画面モードでアドレス入力画面が編集操作用タッチパネル400に表示され、この2画面モードで利用者からのアドレス入力が受け付けられる(ステップS378)。これにより、現プレイにおける2人の利用者のうち一方の利用者が左入力領域IL内のキーまたはボタンを左ペン49Lで操作することにより当該一方の利用者の携帯電話端末のメールアドレスを入力し、この入力の操作と並行して、他方の利用者が右入力領域IR内のキーまたはボタンを右ペン49Rで操作することにより当該他方の利用者の携帯電話端末のメールアドレスを入力することができる。
ステップS384での判定の結果、利用者数推定値が3の場合にはステップS390へ進んで、図11に示すように3画面モードでアドレス入力画面が編集操作用タッチパネル400に表示され、この3画面モードで利用者からのアドレス入力が受け付けられる(ステップS392)。これにより、現プレイにおける3人の利用者のうち1人目の利用者が左入力領域IL内のキーまたはボタンを左ペン49Lで操作することにより当該1人目の利用者の携帯電話端末のメールアドレスを入力し、この入力の操作と並行して、2人目の利用者が右入力領域IR内のキーまたはボタンを右ペン49Rで操作することにより当該2人目の利用者の携帯電話端末のメールアドレスを入力し、さらに、これら2人の入力の操作と並行して、3人目の利用者が中央入力領域IC内のキーまたはボタンを中央ペン49Cで操作することにより当該3人目の利用者の携帯電話端末のメールアドレスを入力することができる。
上記のようなアドレス入力処理によれば、現プレイにおける編集処理での中央操作画面SCに対する入力操作に基づき利用者数推定値が決定され、その利用者数推定値に応じた個数のアドレス入力画面が編集操作用タッチパネル400に表示される。これにより、利用者数推定値が2の場合には、2人の利用者が比較的大きいサイズの左右のアドレス入力画面をそれぞれ使用してメールアドレスを同時に入力することができ(図10)、一方、利用者数推定値が3の場合には、各アドレス入力画面のサイズが若干小さくなるが、3人の利用者が左、右、中央のアドレス入力画面をそれぞれ使用してメールアドレスを同時に入力することができる(図11)。
<4.3 出力処理>
出力ユニット5における出力処理について説明する。出力処理の管理は、第3の制御部90によって行われ、出力操作用タッチパネル30は第3の制御部90からの指示に従って画面表示を行ったり、利用者からの入力操作を受け付け、操作信号として第3の制御部に入力したりする。
図19および図20は、出力操作用タッチパネルに表示される操作画面例を示す図である。なお、これらの画面とともに、またはこれに代えて音声の案内が行われてもよい。
まず、編集ユニット4から合成画像が送られてくるまではデモ画面が表示されており、合成画像が送られてくると、図19に示すように、出力処理を開始するためのボタンが表示され、利用者の入力操作を受け付ける。このボタンには「画面にタッチして下さい」という表示がなされており、利用者によってこのボタンが押下されると、合成画像の出力処理が開始される。なお、編集ユニット4から合成画像が送られてくる時点を起点として、編集ユニット4から移動して来る場合に通常必要な最長時間(例えば30秒)が経過した後に、上記表示画面から他の表示画面に遷移するようなタイムアウト処理がなされてもよい。
既述のように本基本形態では、編集処理において編集操作用タッチパネル400に表示される縮小構成の操作画面(例えば図6に示す中央操作画面SCまたは図9に示す左操作画面SLなど)を使用してデコメール画像等の素材画像を作成することができ、ここで作成された素材画像は、合成画像と共に画像配信サーバ部500を介して利用者の携帯電話端末に配信することができる。しかし、これに代えて又はこれと共に、作成された素材画像を、上記の出力処理中において、出力ユニット5の非接触通信ポート31から利用者の携帯電話端末へ非接触通信により送るようにしてもよい。この場合には、第3の制御部90は、そのような非接触通信のための操作画面を出力操作用タッチパネル30に表示させ、利用者の入力操作を受け付ける。この非接触通信によって素材画像を受け取った利用者は、その素材画像を携帯電話端末に表示したり、その素材画像に含まれる所定画像をデコメール画像として使用したりすることができる。
上記の出力処理の開始後(非接触通信による素材画像の携帯電話端末への転送が行われる場合にはその転送終了後)、第3の制御部90は、ネットワークプリンタ35によって写真シール等に印刷され、利用者が取出口33から写真シール等の取り出しが可能になっているか否か、すなわち印刷が完了したか否かを判定し、印刷が完了している場合には図20に示されるように、写真シールが出ている旨の案内を表示して処理を終了する。また、印刷が完了していない場合には、例えば印刷が完了するまでの間印刷中である旨を表示し、印刷が完了すればその旨を表示して処理を終了してもよいし、印刷が完了するまで、出力操作用タッチパネル30を使用してミニゲームを利用者に提供するようにしてもよい(後述の図24〜図26参照)。
<5.効果>
以上のように本基本形態によれば、編集処理において編集操作用タッチパネル400に表示された中央操作画面SCのサイズ変更ボタン451Cが操作されると、編集操作用タッチパネル400の表示構成(全体表示構成)が図6または図8に示すような2画面モードの構成と図7または9に示すような3画面モードとの間で切り替わる。したがって、3人以上の利用者が1組としてプレイする場合においても、3人の利用者が3画面モードの通常構成の操作画面SL,SR,SC(図7参照)をそれぞれ使用して撮影画像に対する落書きのための編集操作を同時に行うことができ、一方、2人の利用者が1組としてプレイする場合には、2人の利用者が、3画面モードよりもサイズの大きい2画面モードの通常構成の操作画面SL,SR(図6参照)をそれぞれ使用して撮影画像に対する落書きのための編集操作を同時に行うことができる。また、2画面モードの通常構成の操作画面では、3画面モードの通常構成の操作画面よりも多くの落書きツールを提供することができる。
また、3人の利用者が1組としてプレイする場合であっても、そのうちの1人の利用者が中央ペン49Cで縮小構成の中央操作画面SCを使用して簡易落書きや素材画像作成のための編集操作を行うときには、他の2人は利用者は、サイズの大きい2画面モードの通常構成の操作画面SL,SR(図6参照)をそれぞれ使用して撮影画像に対する落書きのための編集操作を同時に行うことができる。さらに、この場合、上記1人の利用者は、縮小構成の中央操作画面SCのCL割込ボタン42CLを操作することで、中央ペン49Cにより左操作画面SLを使用して編集操作を行えるようになり、また、縮小構成の中央操作画面SCのCR割込ボタン42CRを操作することで、中央ペン49Cにより右操作画面SRを使用して編集操作を行えるようになる(図17のステップS358〜S368、図15のステップS234,S236、図16のステップS244,S246参照)。
また、2人の利用者が1組としてプレイする場合において、2画面モードで通常構成の左操作画面SLおよび右操作画面SRを使用して落書きを行いつつ、縮小構成の中央操作画面SCを使用して簡易落書きや素材画像作成のための編集操作を行うこともできる。この場合において、左ペン49Lおよび右ペン49Rの一方または双方により中央操作画面SCを使用して編集操作をできる構成とするのが好ましい(後述の実施形態参照)。このようにして本基本形態によれば、中央操作画面を利用することで、2人でプレイする場合においても、通常の落書きに加えて素材画像等も作成できるので、従来よりも利用者の満足度を向上させることができる。
また、本基本形態によれば、編集処理での中央操作画面SCに対する入力操作に基づき利用者数推定値が決定され、その利用者数推定値に応じた個数のアドレス入力画面が編集操作用タッチパネル400に表示される。これにより、1つのプレイの利用者数が2人以下の場合には、各利用者は、比較的大きいサイズの左右のアドレス入力画面を使用してメールアドレスを同時に入力することができ(図10)、一方、1つのプレイの利用者数が3人以上の場合には、各アドレス入力画面のサイズが若干小さくなるが、3人の利用者が左、右、中央のアドレス入力画面をそれぞれ使用してメールアドレスを同時に入力することができる(図11)。したがって、1つのプレイの利用者数に応じて効率よくかつ良好にメールアドレスの入力を行うことができる。
以上のようにして、本基本形態によれば、2人以下の利用者でプレイされる場合での利用者の満足度を低下させることなく、3人以上でプレイされる場合での利用者の満足度を向上させることができる。
なお、編集処理においてデコメール画像等の素材画像を作成する場合には、操作画面を縮小構成で使用する方が好都合である。これに対応すべく本基本形態によれば、左操作画面SLまたは右操作画面SRで素材画像を作成する場合には、図8および図9に示すように、左操作画面SLまたは右操作画面SRを縮小構成にして使用できるようになっている。また、既述のように、縮小構成の中央操作画面SC、左操作画面SL、または右操作画面SRにおいて、素材画像の作成の他に簡易落書きが可能である。これら縮小構成の操作画面における簡易落書きでは、例えば、撮影画像を使用した合成画像を携帯電話端末の待ち受け画面として作成することができる。このような縮小構成の操作画面での編集作業のために、サイズの小さい落書き領域において撮影画像(を含む落書き対象画像)に所定画像を合成できる機能(編集用画像がセットになったワンタッチでの合成機能やフレーム画像の合成機能)のみをツールとしてパレットに表示して編集操作をできるようにしてもよい。
<6.第1の変形例>
上記基本形態は、編集処理(図14)において生成される合成画像等を画像配信サーバ部500を介して各利用者の携帯電話端末に配信できるように構成されているが(図12参照)、これに代えてまたはこれと共に、当該合成画像等を上記基本形態に係る遊戯用写真作成装置から所定の画像蓄積サーバ装置にアップロードしておき、各利用者がその画像蓄積サーバ装置から携帯電話端末に当該合成画像等をダウンロードできるように構成されていてもよい。以下、このような構成の遊戯用写真作成装置を上記基本形態の第1の変形例として説明する。ただし、本変形例は、編集処理において生成される合成画像等の画像蓄積サーバ装置へのアップロードに関連する構成および動作が上記基本形態と異なるが、他の部分は上記基本形態と同様であるので、以下では、同一または対応する構成要素や処理ステップに同一の参照符号(ステップ番号)を付して詳しい説明を省略する。
<6.1 画像データのアップロード>
本変形例では、図14に示す編集処理において、落書き済みの落書き対象画像である合成画像等を利用者の携帯電話端末に配信するか否かの判定を行うステップ(以下「第1ステップ」という)と、利用者の携帯電話端末に配信すると判定された場合に当該合成画像等の画像データを所定の画像蓄積サーバ装置である画像蓄積サーバ部600(図12参照)に送信するステップ(以下「第2ステップ」という)とが含まれる。すなわち、図14に示す編集処理において、画像配信サーバ500へのアップロードのためのステップS280およびS290に代えて画像蓄積サーバ部600へのアップロードのための上記第1ステップおよび第2ステップが挿入されるか、または、上記ステップS280およびS290に加えて上記第1ステップおよび第2ステップが追加される。なお、図12では、画像蓄積サーバ部600は、画像配信サーバ部500とは別のサーバ装置として示されているが、両サーバ部500,600を1つの画像サーバ装置として実現してもよい。
次に、図21を参照して、画像蓄積サーバ部600の詳細な構成を説明する。図21は、画像蓄積サーバ部600の構成を示すブロック図である。この画像蓄積サーバ部600は、本変形例に係る遊戯用写真作成装置を始めとして各地に設置されている複数の遊戯用写真作成装置から送られてくる合成画像等を受け付け蓄積するとともに、利用者からの要求に応じてインターネットを介して蓄積されている合成画像等を提供する。
図21に示すように、画像蓄積サーバ部600は、アップロード用ルータ310と、アップロード処理サーバ320と、ロードバランサ330と、ウェブサーバ341,342と、データベースサーバ350とを備えている。なおこれらの一部または全ては、専用のハードウェアであってもよいし、これらの機能を実現するためのソフトウェアがインストールされたコンピュータであってもよい。またこれらの機能のうちの複数または全てが1つのコンピュータにより実現されてもよい。
アップロード用ルータ310は、前述のように遊戯用写真作成装置からインターネットを介して送られてくる、すなわち遊戯用写真作成装置からアップロードされる合成画像等のデータおよびその識別番号を受信するためのアップロード回線ULと接続されており、これらのデータのアドレス変換などを行った後、アップロード処理サーバ320へ転送する。アップロード処理サーバ320は、受け取った合成画像等の画像データをその識別番号と関連付けて、データベースサーバ350に与える。データベースサーバ350は、アップロード処理サーバ320から受け取った合成画像等の画像データをその識別番号と関連付けて蓄積する。
ロードバランサ330は、利用者の携帯電話端末と通信を行うためのダウンロード回線DLと接続されており、アップロード用ルータ310と同様のルータ機能を有するとともに、多数の利用者へ比較的大きな画像データを転送する負荷により処理速度が低下しないよう、ウェブサーバ341,342に対して処理を適宜に分散して割り当てる機能を有している。
ウェブサーバ341,342は、ロードバランサ330から割り当てられた利用者からの処理要求に応じて、合成画像等をダウンロードさせるための後述する操作画面を利用者の携帯電話端末に表示させ、さらに利用者によるダウンロードの要求に応じて合成画像データを送信する。なお、これらのウェブサーバ341,342は、3つ以上であってもよいし、1つであってロードバランサ330が(ルータ機能を除き)省略されてもよい。
さらに具体的に説明すると、携帯電話端末からの上記処理要求は、画像蓄積サーバ部600に対応するURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする形で行われる。このURLは後述のように、遊戯用自動写真作成装置に備えられる出力ユニット5の非接触通信ポート31から利用者の携帯電話端末へ非接触通信により送られる。このURLは、画像蓄積サーバ部600に対応するURL部分と、ダウンロードしたい合成画像等に対応するURL部分とを含むものであって、例えば、"http://decopika.jp/〜/select.aspx?did=012345678901" というように表記される。この表記例では、数字の部分がダウンロードしたい合成画像等に対応するURL部分であり、前述した2枚の合成画像等に関連付けられたユニークな識別番号である。この画像蓄積サーバ部600に対応するURL部分は予め定まっており、上記識別番号は遊戯用自動写真作成装置によって付されるので、非接触通信部94はこのURLを容易に作成し携帯電話端末へ送信することができる。なお、上記識別番号に代えて、ファイル名やフォルダ名など他の画像データと区別することができる識別データが使用される構成であってもよい。
ウェブサーバ341,342は、上記URLを示すデータを受け取ると、利用者の携帯電話端末に、対応する2枚の合成画像等をダウンロードすることができる操作画面を表示する。例えば、この操作画面は2枚の合成画像等の縮小画像(サムネイル画像)を含み、また当該合成画像等をダウンロードしたり、アルバムに登録するなどの各種指示を利用者が選択できるようにするための文字列を含む。なお、この操作画面は、携帯電話端末に内蔵されるインターネット用ブラウザなどのアプリケーションにより表示される。
<6.2 出力処理>
本変形例では、遊戯用写真作成装置の利用者がプレイ後に画像蓄積サーバ600から上記合成画像等をダウンロードできるように、出力処理において当該画像蓄積サーバ600のURLを非接触通信により利用者の携帯電話端末に転送できるようになっている。以下、このような非接触通信によるURLに転送処理を含む本変形例の出力処理について説明する。
本変形例においても、出力ユニット5での出力処理の管理は、第3の制御部90によって行われ、出力操作用タッチパネル30は第3の制御部90からの指示に従って画面表示を行ったり、利用者からの入力操作を受け付け、操作信号として第3の制御部に入力したりする(図4、図12参照)。
図22から図30は、非接触通信を利用した出力処理を行う際に、出力操作用タッチパネルに表示される操作画面例を示す図である。なお、これらの画面とともに、またはこれに代えて音声の案内が行われてもよい。
まず、編集ユニット4から合成画像が送られてくるまではデモ画面が表示されており、合成画像が送られてくると、図22に示すように、出力処理を開始するためのボタンが表示され、利用者の入力操作を受け付ける。このボタンには「画面にタッチして下さい」という表示がなされており、利用者によってこのボタンが押下されると、合成画像の出力処理が開始される。なお、編集ユニット4から合成画像が送られてくる時点を起点として、編集ユニット4から移動して来る場合に通常必要な最長時間(例えば30秒)が経過した後に、次の図23に示す表示画面に上記表示画面から遷移するようなタイムアウト処理がなされてもよい。
次に、図23に示すように、合成画像を画像蓄積サーバ部600からダウンロードするための上記URLを携帯電話端末へ送信するか否かを選択させるため、「する」ボタンと「しない」ボタンとが表示され、利用者の入力操作を受け付ける。利用者によってこのボタンのいずれかが押下されると、それに応じて上記URLを携帯電話端末へ送信するか否かが決定される。
なお、このとき非接触通信機能を備えた携帯電話端末を持っている人に「プリ待ち受け」(写真シール等に印刷される合成画像のうちサーバに送信され非接触通信によってその所在を示すURLを取得できる画像)を利用者の携帯電話端末に送信可能なことを説明した画面が表示されてもよい。
また、前述した編集処理に含まれる第1ステップにおいて、合成画像を画像蓄積サーバ部600に送信しない選択がなされた場合には、上記入力操作は省略されるが、合成画像を画像蓄積サーバ部600に送信する選択がなされた場合であっても、上記URLを携帯電話端末へ送信しない選択がなされる可能性がある。画像蓄積サーバ部600のURLを既に知っている(例えばブックマークに登録されている)場合や、非接触通信機能が当該利用者の携帯電話端末に備えられていない場合があるからである。そのため、この入力操作を要求することが好適である。なお、上記URLは出力される写真シール(の裏面)に文字列や2次元バーコード等の形で印刷されるものとする。そうすれば、上記のように携帯電話端末へ送信しない選択がなされる場合であっても、印刷されたURLを使用することにより後で画像蓄積サーバ部600から合成画像をダウンロードすることができる。
続いて、図24に示すように、例えば目玉スロットのようなミニゲームを行うための「START」ボタンと「STOP」ボタンとが表示され、利用者の入力操作を受け付ける。この目玉スロットとは、利用者により「START」ボタンが押下されると、画面に表示されているキャラクタの2つの目の位置に2つの文字または図形が(スロットのドラムのようにアニメーションしながら)ランダムに変化し、利用者により「STOP」ボタンが押下されるとその変化が停止する。
そして、図25に示すように、上記変化が停止した時の上記2つの文字または図形が同一であれば、ミニゲームが当たり状態となる。この図25に示す当たり状態になると、利用者にはcHTML形式のメールであるデコメール(登録商標)において使用可能なスペシャルデコメと呼ばれる所定の画像がプレゼントされる。このスペシャルデコメ画像は、多くの種類が画像蓄積サーバ部600や他のサーバに用意されており、その画像を取得可能なURLが遊戯用自動写真作成装置に備えられる出力ユニット5の非接触通信ポート31から利用者の携帯電話端末へ非接触通信により送られる。利用者はこの画像をダウンロードして携帯電話端末でのメール作成などに利用することができる。
そこで例えば数秒程度、図25に示される画面が表示された後、図26に示されるように、非接触通信ポート31に利用者の携帯電話端末を近づけるよう案内表示がなされる。非接触通信ポート31は、例えは13.56MHzの周波数帯の電波を発しており、利用者の携帯電話端末が近づけられると、携帯電話端末に内蔵される非接触通信用ICを検知し相互認証を行った後に上記URLを送信する。これらの通信処理は約0.1秒で終了し、終了を告知するためのピピッという確認音がスピーカ32から出力される。
そうしてURLの送信が終了すると、図27に示すように、画面上には「次へ」ボタンが表示され、利用者の入力操作を受け付ける。なお、一定時間入力操作がない場合にはボタンが押下されたものとして取り扱うタイムアウト処理がなされてもよい。利用者によってこのボタンが押下されると、第3の制御部90は、上記URLを携帯電話端末へ送信することができる時点であるか否かを判定する。
この判定は、典型的には現時点が無線通信部96による2枚の合成画像等のデータ送信が完了した時点以降であるか否かでなされるのが好ましい。このデータ送信が完了していれば、画像蓄積サーバ部600は利用者に当該合成画像等を提供可能な状態となっているので、上記URLを携帯電話端末へ送信した場合、直ちに利用者が上記URLを使用することによってダウンロード要求を行ったとしても問題は生じないが、もしデータ送信が完了していなければ、利用者のダウンロード要求に応えることができないからである。
しかし、一般的に写真シールを出力するのに必要な時間は毎回ほぼ2分であるのに対して、上記データ送信に必要な時間は通常状態では1分ないし1分30秒程度であるが、通信状態の変化等により、データ送信時間が2分を大きく超えることもある。この場合に、データ送信完了まで上記URLを送信しないとすると、利用者は上記URLを受け取るまで印刷が終了した後も待ち続けなければならないことになるため好ましくない。そこで、上記データ送信が完了する以前であっても、写真シールが出力されるのに必要な時間を制限時間として、この制限時間を経過した場合には上記URLを送信することができる時点であると判定されることが好ましい。なお、この時点の判定は印刷の終了時点を検知または予測することにより行われてもよい。
そして第3の制御部90により上記URLを携帯電話端末へ送信することができる時点ではないと判定されると、図24に示すようなミニゲームが再開され、送信することができる時点になるまで上記処理が繰り返される。なお、上記ミニゲームの内容は一例であって、利用者が印刷完了までの待ち時間内に行うのに適したものであればよい。
そうして上記URLを携帯電話端末へ送信することができる時点であると判定されると、図28に示すように、非接触通信ポート31に利用者の携帯電話端末を近接させるよう案内表示がなされる。ここで行われる通信処理や出力音などは、図26を参照して前述したと同様であるため説明を省略する。
ここで、上記データ送信が完了する以前であっても、写真シールが出力されるのに必要な時間を経過したことにより、上記URLが送信された場合には、画像蓄積サーバ部600は利用者に当該合成画像を提供可能な状態とはなっていないので、直ちに利用者が上記URLを使用することによりダウンロード要求を行っても画像を取得することができない。そこで、この場合には、未だアップロードが完了していない旨を示す案内表示、例えば「まだアップロードが完了していません」という案内や、「もう少し待って下さい」などといった案内を出力操作用タッチパネル30に表示される操作画面内で行うことが好ましい。そうすれば、この時点では不能であるダウンロードの要求を利用者が行うことを予め防止することができる。なお、同様の案内を携帯電話端末に表示させてもよいことについては前述したとおりであるが、携帯電話端末によるインターネット経由でのダウンロード要求には一般的には所定の通信費用がかかるため、上記のように出力操作用タッチパネル30に案内を表示することがより好ましい。
続いて、上記URLの送信が終了すると、図29に示すように、画面上には「次へ」ボタンが表示され、利用者の入力操作を受け付ける。なおここでもタイムアウト処理がなされてもよい。利用者によってこのボタンが押下されると、第3の制御部90は、ネットワークプリンタ35によって写真シール等に印刷され、利用者が取出口33から写真シール等の取り出しが可能になっているか否か、すなわち印刷が完了したか否かを判定し、印刷が完了している場合には図30に示されるように、写真シールが出ている旨の案内を表示して処理を終了する。また、印刷が完了していない場合には、例えば印刷が完了するまでの間印刷中である旨を表示し、印刷が完了すればその旨を表示して処理を終了してもよいし、印刷が完了するまで上記ミニゲームを利用者に再び提供してもよい。
なお、上記の出力処理では、画像蓄積サーバ部600にアクセスするためのULRを非接触通信によって利用者の携帯電話端末に転送することができるが、編集処理において作成されたデコメール画像等の素材画像を、このURLの転送と同様に非接触通信により利用者の携帯電話端末へ送るようにしてもよい。
<7.本発明の一実施形態>
本基本形態では、編集処理において、左ペン49Lと右ペン49Rのいずれのタッチペンを使用しても中央操作画面SCに対する操作は受け付けられないが(図17のステップS252,S254)、左ペン49Lまたは右ペン49Rによる中央操作画面SCの落書き領域41Cでの編集作業を許容する構成としてもよい。この場合、例えば左ペン49Lを使用したときに中央操作画面SCのパレット42Cのツール操作を許容せずに左操作画面SLのパレットのツール操作によって落書き領域41Cでの編集作業を行える構成としてもよいが、これに代えて、左ペン49Lを使用しても中央操作画面SCのパレット42Cのツール操作を許容するように構成されていてもよい(右ペン49Rを使用するときにおいても同様)。
以下、上記のような構成の遊戯用写真作成装置の一例を本発明の一実施形態として説明する。ただし、本実施形態の構成は、編集処理における中央操作画面処理以外の部分については上記基本形態と基本的には同様であるので、以下では編集処理における中央操作画面処理を中心に説明し、同一または対応する構成要素や処理ステップについては同一の参照符号(ステップ番号)を付して詳しい説明を省略する。なお、本実施形態では、中央操作画面SCに対する編集操作は、中央ペン49Cを使用する利用者(以下「中央利用者」という)には常に許容されているが、左ペン49Lを使用する利用者(以下「左利用者」という)と右ペン49Rを使用する利用者(以下「右利用者」という)についてはいずれか一方にのみに許容され、左利用者と右利用者が同時に中央操作画面SCに対して編集操作を行うことができないものとする。このために本実施形態では、中央操作画面が左利用者と右利用者のいずれに占有されているかを示す占有フラグFLRが導入されており、この占有フラグFLRは、編集処理の直前には0に初期化されている。
図31および図32は、本実施形態における中央操作画面処理の手順を示すフローチャートであり、図14のステップS250の詳細手順を示している。この中央操作画面処理では、上記基本形態の場合(図17)と同様に、図14のステップS220で取得された入力座標値は中央ペン49Cの操作によるものか否か(中央ペン49Cで入力されたものか否か)が判定される(ステップS412)。判定の結果、中央ペン49Cで入力されたものである場合には、上記基本形態の場合と同様、ステップS254へ進み、中央操作画面SCに対して入力操作が行われたものとして扱われる。
一方、上記判定の結果、中央ペン49Cで入力されたものでない場合には、ステップS414へ進み、上記入力座標値は左ペン49Lで入力されたものか否かが判定される。判定の結果、左ペン49Lで入力されたものである場合には、ステップS416へ進んで、中央操作画面SCが右利用者に占有されている状態(以下「R占有状態」という)か否かが判定される。ここで、R占有状態であると判定された場合(占有フラグFLG=2の場合)には、そのまま中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻る。一方、R占有状態ではないと判定された場合(占有フラグFLGの値が0または1の場合)には、占有フラグFLRに1を代入することにより、中央操作画面SCが左利用者に占有されている状態(以下「L占有状態」という)に設定し(ステップS418)、その後にステップS254へ進む。既述のように占有フラグFLRの初期値は0であるので、初期状態において左ペン49Lによる中央操作画面SCに対する入力操作が受け付けられるとL占有状態となる。本実施形態では、左操作画面SL(左入力領域IL)と右操作画面SR(右入力領域IR)とは背景色が互いに異なっており、中央操作画面SCの背景色は、初期状態では左操作画面SLおよび右操作画面SRのいずれの背景色とも異なっているが、L占有状態のときには左操作画面SLの背景色と同じものとなり、R占有状態のときには右操作画面SRの背景色と同じものとなる。
ステップS414での判定の結果、上記入力座標値は左ペン49Lで入力されたものでない場合には、ステップS420へ進み、上記入力座標値は右ペン49Rで入力されたものか否かが判定される。判定の結果、右ペン49Rで入力されたものである場合には、ステップS422へ進んで、中央操作画面SCが左利用者に占有されている状態すなわちL占有状態か否かが判定される。ここで、L占有状態であると判定された場合(占有フラグFLG=1の場合)には、そのまま中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチンに戻る。一方、L占有状態ではないと判定された場合(占有フラグFLGの値が0または2の場合)には、占有フラグFLRに2を代入することにより、中央操作画面SCが右利用者に占有されている状態すなわちR占有状態に設定し(ステップS424)、その後にステップS254へ進む。既述のように占有フラグFLRの初期値は0であるので、初期状態において右ペン49Rによる中央操作画面SCに対する入力操作が受け付けられるとR占有状態となる。R占有状態になると、中央操作画面SCの背景色は右操作画面SRの背景色と同じものとなる。
ステップS254では、上記基本形態の場合と同様、上記入力座標値に基づき、中央操作画面SCに対して行われた入力操作の種類が決定される(入力操作の識別)。本実施形態では、次に、上記入力座標値が中央ペン49Cで入力されたものか否かが判定される(ステップS430)。判定の結果、中央ペン49Cで入力されたものである場合には、その入力操作の識別情報が、図18のステップS382での利用者数の推定に使用するために保存され(ステップS342)、その後に、図32のステップS344へ進む。一方、中央ペン49Cで入力されたものない場合には、その入力操作の識別情報は保存されることなく、図32のステップS344へ進む。これにより、図18のステップS382において、中央ペン49Cによる入力操作の識別情報のみが使用され左ペン49Lおよび右ペン49Rによる入力操作の識別情報が排除されるので、利用者数を適切に推定することができる。
図32に示すように、ステップS344以降の処理については、上記入力座標値が中央ペン49Cで入力されたものか否かを判定するステップS432およびS434が追加されている点を除き、上記基本形態の場合(図17)と同様の手順となっている。そこで以下では、同内容のステップについては同一のステップ番号を付して詳しい説明を省略し、上記基本形態と異なる点を中心に説明する。
ステップS344においてYesと判定された場合、すなわち、図31のステップS254で識別された入力操作がサイズ変更操作である場合(サイズ変更ボタン451Cの操作である場合)、まず、上記入力座標値が中央ペン49Cで入力されたものか否かが判定される(ステップS432)。ここで、中央ペン49Cで入力されたものであると判定された場合には、ステップS346へ進んで上記基本形態と同様の処理が実行されるが(S346〜S354)、中央ペン49Cで入力されたものでないと判定された場合には、そのまま中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチン(図14)に戻る。これにより、中央操作画面SCのサイズを変更するための操作、すなわち編集処理における動作モードを2画面モードと3画面モードとの間で切り替えるための操作は、中央ペン49Cによってのみ可能となる。
ステップS356においてYesと判定された場合、すなわち、図31のステップS254で識別された入力操作がパレット42C内のツールの操作である場合においても、まず、上記入力座標値が中央ペン49Cで入力されたものか否かが判定される(ステップS434)。ここで、中央ペン49Cで入力されたものであると判定された場合には、ステップS358へ進んで上記基本形態の場合と同様の処理が実行されるが(S358〜S370)、中央ペン49Cで入力されたものでないと判定された場合には、ステップS370へ進んで、そのツール操作に対応する編集・画像処理が行われる。ただし、このとき上記入力操作がCL割込ボタン42CLまたはCR割込ボタン42CRのいずれかの操作であれば、無効な操作として何らの処理を行うことなくステップS370を終了し、中央操作画面処理のルーチンから編集処理のルーチン(図14)に戻る。これにより、中央ペン49Cによる割込の編集操作が可能な操作画面を選択するための操作(CL割込操作およびCR割込操作)は、中央ペン49Cによってのみ可能となる。
上記のような本実施形態では、2人以下でプレイする場合であっても、利用者(左利用者または右利用者)は、図6に示すような2画面モードの構成の編集操作用タッチパネル400における中央操作画面SCにおいて、素材画像の作成や簡易落書きのための編集作業を行うことができる。例えば、2人の利用者が左利用者および右利用者としてプレイする場合に、左利用者および右利用者は、それぞれ、左操作画面SLおよび右操作画面SRにおいて撮影画像(を含む落書き対象画像)に対して落書きのための編集作業をすると共に、左利用者および右利用者のうち一方は、中央操作画面SCでデコメール画像等の素材画像を作成することができる。なお本実施形態では、左利用者および右利用者のうち一方が中央操作画面SCに対して操作した場合には他方の利用者は中央操作画面SCに対する操作ができなくなるので(ステップS416,S422)、当該一方の利用者は中央操作画面SCでの編集操作を当該他方の利用者に妨げられることがない。しかし、これに代えて、既述のL占有状態やR占有状態を中央操作画面SCに設定せずに(占有フラグFLRを導入せずに)、左利用者および右利用者の双方が中央操作画面SCで同時に操作を行えるようにしてもよい。また、L占有状態やR占有状態を中央操作画面SCに設定する上記構成においても、L占有状態またはR占有状態が設定された後にその設定を解除するための操作ボタン等を設けるようにしてもよい。
このようにして本実施形態によれば、2人以下でプレイする場合においても、2画面モードの構成における左操作画面SLや右操作画面SRでの通常の落書きに加えて、中央操作画面SCで素材画像の作成や簡易落書きを行えるので、2人以下でプレイする場合における利用者の満足度を中央操作画面SCの利用によって従来よりも向上させることができる。
なお本実施形態では、左利用者および右利用者のいずれか一方が中央入力領域IC内の任意の箇所に左ペン49Lまたは右ペン49Rでタッチすれば、L占有状態またはR占有状態となり、他方の利用者による中央操作画面SCに対する操作は受け付けられなくなる(ステップS414〜S424)。しかし、これに代えて、中央操作画面SCに設けられた特定の操作ボタンが左利用者または右利用者により操作された場合にのみL占有状態またはR占有状態となるように構成されていてもよいし、また、中央操作画面SCにおける簡易落書き領域41C内の任意の箇所が左ペン41Lまたは右ペン41RでタッチされたときにL占有状態またはR占有状態となるように構成されていてもよい。
また本実施形態では、左利用者(右利用者)が中央操作画面SCで編集作業を行う場合、その利用者の操作画面SL(SR)のパレット42L(42R)のツール操作と中央操作画面SCのパレット42Cのツール操作との双方が許容されるが、いずれか一方のツール操作のみ許容するようにしてもよい。この場合、双方のツール操作のうちいずれを許容するかは、固定的に決められていてもよいが、切り替えられるようにしてもよい。
<8.第2の変形例>
上記基本形態では、編集処理において、中央操作画面SCが通常構成か否かに応じて(通常構成の中央操作画面SCの個数が1か0かに応じて)、通常構成で表示される操作画面のサイズが変更される(図6〜図9参照)。すなわち、中央操作画面SCのサイズ変更ボタン451Cの操作により、編集操作用タッチパネル400の表示構成(全体表示構成)は2画面モードの構成(図6等)と3画面モードの構成(図7等)との間で交互の切り替えられる(図17のステップS344〜S354参照)。
しかし、このような手法に代えて、全体表示構成は、初期状態では図6に示す2画面モードの構成であり、2画面モードにおいて縮小構成の中央操作画面SCのサイズ変更ボタン451Cが操作されると動作モードが3画面モードに変更されるが(図6→図7の変更または図8→図9の変更等)、3画面モードにおいて通常構成の中央操作画面SCのサイズ変更ボタン451Cが操作されても編集処理の動作モードは2画面モードには変化せず3画面モードのままとなるように構成されてもよい。これを実現すべく本変形例では、上記基本形態における図17に示す中央操作画面処理においてステップS350が省略されている。これにより、ステップS348の実行後は中央操作画面処理を終了して編集処理のルーチン(図14)に戻るので、中央操作画面SCが通常構成から縮小構成に変更されても全体表示構成は3画面モードのままとなる(図33参照)。
このような本変形例によれば、例えば図7に示す3画面モードの編集操作用タッチパネル400において、通常構成の中央操作画面SCにおけるサイズ変更ボタン451Cが中央ペン49Cで操作されると、図33に示すように3画面モードのままで(通常構成の操作画面SL,SRのサイズおよび構成を変更することなく、したがって落書き領域41L,41Rのサイズおよび位置も変更することなく)中央操作画面SCが縮小構成で表示される。操作画面サイズの拡大により編集操作性を向上させて2人以下でプレイされる場合の利用者の満足度の低下を防止するという点では、上記基本形態のように、通常構成の中央操作画面SCのサイズ変更ボタン451Cが操作されると全体表示構成が3画面モードの構成から2画面モードの構成に変更されるのが好ましい。しかし、左操作画面SLまたは右操作画面SRで他の利用者が落書きのための編集作業をしている最中に、全体表示構成が3画面モードの構成から2画面モードの構成に変更されると、当該他の利用者は、その編集作業を一時的に中断せざるを得ず、編集作業を妨げられる。したがって、左操作画面SLまたは右操作画面SRでの編集作業の良好な継続性を重視する場合には、本変形例の方が好ましい。
なお、本変形例では、動作モードを3画面モードから2画面モードに変更できないことから、図18のアドレス入力処理におけるステップS382での利用者数の推定に際し、現プレイにおいてサイズ変更ボタン451Cの操作により中央操作画面SCが通常構成に変更されたか否か(全体表示構成が2画面モードから3画面モードに変更されたか否か)により利用者数推定値を決定するという方法(上記基本形態で採用可能な既述の決定方法(1)〜(3)のうち(2)の決定方法)を採用するとよい。これにより利用者数を適切に推定することができる。
<9.第3の変形例>
上記基本形態では、編集処理において2画面モードと3画面モードとの間で動作モードが切り替わると、通常構成のままの操作画面SL,SRについても、この切替に応じて、画面サイズおよび画面構成が若干変更される。このときの画面サイズの変更に応じて、落書き対象画像を表示して落書きを行うための領域すなわち落書き領域41L,41Rのサイズや位置も若干変更される(図6および図7参照)。これに対し本変形例では、操作画面SL,SRのサイズを変更しても、落書き領域41L,41Rのサイズを変更しないようにしている。
既述のように、操作画面サイズの拡大により編集操作性を向上させて2人以下でプレイされる場合の利用者の満足度の低下を防止するという点では、上記基本形態のように、落書き領域41L,41Rのサイズを3画面モードの場合よりもの2画面モードの場合の方が大きくなるように変更するのがよい。しかし、左操作画面SLまたは右操作画面SRで他の利用者が落書きのための編集作業をしている最中に、全体表示構成が3画面モードの構成から2画面モードの構成に変更されると、落書き領域41L,41Rのサイズや位置が変化するので、当該他の利用者は、その編集作業を一時的に中断せざるを得ず、編集作業を妨げられる。したがって、左操作画面SLまたは右操作画面SRでの編集作業の良好な継続性を重視する場合には、本変形例のように、編集処理において2画面モードと3画面モードの間での動作モードの切替により操作画面SL,SRのサイズが変更されても落書き領域41L,41Rのサイズおよび位置を不変とするのが好ましい。なお本変形例では、2画面モードにおいて、通常構成の操作画面SL,SRにおける落書き領域41L,41Rのサイズが上記基本形態における2画面モードの場合よりも若干小さくなるが、編集用ツール等の数を3画面モードの場合よりも多くすることができる。
<10.その他の変形例>
上記基本形態における入力アドレス処理(図18)では、編集処理において撮影画像(を含む落書き対象画像)に対する編集操作の終了までに受け付けられた操作を示す入力操作情報(図17のステップS342参照)に基づき、現プレイにおける利用者数が推定され(図18のステップS382)、この推定結果である利用者数推定値に応じた個数のアドレス入力画面が編集操作用タッチパネル400に表示される(ステップS386〜S392)。しかし、これに代えて、プレイの開始時点(または編集処理の開示時点)で利用者の人数を利用者に入力させるための入力画面を表示し、そこで入力された人数に応じて、アドレス入力処理におけるアドレス入力画面の構成を2画面モードの構成と3画面モードの構成のいずれかに設定するようにしてもよい(図10、図11参照)。また、この場合、そこで入力された人数に応じて、編集処理において落書きなどの編集操作を受け付けるときの編集操作用タッチパネル400の表示構成(全体表示構成)を2画面モードの構成と3画面モードの構成のいずれかに設定するようにしてもよい(図6、図7参照)。
<11.付記>
<付記1>
利用者を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により得られる撮影画像に対する前記利用者の編集操作を受け付けるGUI手段と、前記GUI手段により受け付けられる編集操作に基づき合成画像を生成する画像処理手段と、前記画像処理手段により生成される合成画像を写真として印刷する印刷手段とを備える自動写真作成装置であって、
前記GUI手段は、
GUI表示手段と、
前記利用者の編集操作のための3つ以上の操作画面を前記GUI表示手段に表示させ、各操作画面に対する入力操作を並行して受け付けるGUI制御手段と
を含み、
前記GUI制御手段は、
前記3つ以上の操作画面のうち少なくとも所定の操作画面を各操作画面の構成として予め用意された通常構成と当該通常構成よりもサイズの小さい縮小構成との2種類の構成で前記GUI表示手段に表示可能に構成されており、
前記所定の操作画面のうち前記GUI表示手段に前記通常構成で表示させるべき操作画面の数に応じて、前記GUI表示手段に前記通常構成で表示させる前記操作画面のサイズを変えることを特徴とする自動写真作成装置。
このような付記1に記載の自動写真作成装置によれば、GUI表示手段に表示される3つ以上の操作画面における所定の操作画面のうち通常構成で表示されるべき操作画面の数に応じて、通常構成で表示される操作画面のサイズが変更される。これにより、1つのプレイの利用者数が多い場合(例えば3人以上の場合)には、その利用者数に応じた数(例えば3個)の操作画面が通常構成で表示され、各利用者はそれらの操作画面のいずれかを使用して他の利用者と並行して撮影画像に対する編集操作(落書き等)を行うことができる。一方、1つのプレイの利用者数が少ない場合(例えば2人以下の場合)には、その利用者数に応じた数(例えば2個の)操作画面が比較的大きなサイズの通常構成で表示され、利用者はそのような大きなサイズの操作画面を使用して撮影画像に対する編集操作(落書き等)を行うことができる。また、利用者数が多い場合であっても、上記3つ以上の操作画面のうち所定数の操作画面を比較的サイズの大きな通常構成で表示させ、残りの操作画面を縮小構成で表示させておき、そのプレイの利用者のうち所定数の利用者は比較的サイズの大きな通常構成の操作画面を使用して上記編集操作を行い、他の利用者は縮小構成の操作画面を用いて簡易な落書きや素材画像の作成等を行うこともできる。したがって、少ない人数(例えば2人以下)でプレイされる場合での利用者の満足度を低下させることなく、多い人数(例えば3人以上)でプレイされる場合での利用者の満足度を向上させることができる。
<付記2>
付記1に記載の自動写真作成装置において、
前記GUI制御手段は、
左操作画面と中央操作画面と右操作画面からなる3つの操作画面を前記GUI表示手段に左から右に順に表示させ、
前記左操作画面および前記右操作画面のうち前記通常構成で表示すべき操作画面を、前記中央操作画面が前記縮小構成で表示されている場合には前記中央操作画面が前記通常構成で表示されている場合よりも大きいサイズで前記GUI表示手段に表示させることを特徴とする自動写真作成装置。
このような付記2に記載の自動写真作成装置によれば、3人以上でプレイされる場合には、GUI表示手段に表示される左操作画面と中央操作画面と右操作画面からなる3つの操作画面を通常構成で表示させ、3人の利用者がそれら3つの操作画面をそれぞれ使用して撮影画像に対する編集操作(落書き等)を同時に行うことができる。一方、2人でプレイされる場合や1人でプレイされる場合には、中央操作画面を縮小構成で表示させることで、各利用者は、比較的大きなサイズの通常構成で表示された左操作画面または右操作画面を使用して撮影画像に対する編集操作(落書き等)を行うことができる。また、3人以上でプレイされる場合であっても、左操作画面および右操作画面を比較的サイズの大きな通常構成で表示させ、中央操作画面を縮小構成で表示させておき、そのプレイの利用者のうち2人は比較的サイズの大きな通常構成の操作画面を使用して上記編集操作を行い、他の1人は縮小構成の操作画面を用いて簡易な落書きや素材画像の作成等を行うこともできる。したがって、2人以下でプレイされる場合での利用者の満足度を低下させることなく、3人以上でプレイされる場合での利用者の満足度を向上させることができる。なお、2人以下でプレイされる場合においても、左操作画面や右操作画面での上記編集操作に加えて、中央操作画面を使用して簡易な落書きや素材画像の作成等を行うことができる。このため、2人以下でプレイされる場合における利用者の満足度を中央操作画面の利用によって従来よりも向上させることもできる。
<付記3>
付記2に記載の自動写真作成装置において、
前記左操作画面と前記中央操作画面と前記右操作画面にそれぞれ対応するポインティングデバイスとしての左操作手段と中央操作手段と右操作手段からなる、前記利用者の編集操作のための3つの入力操作手段を更に備え、
前記GUI制御手段は、
前記中央操作画面が前記縮小構成で表示されている場合に、前記左操作画面と前記右操作画面のうち少なくとも一方を選択するための前記中央操作手段による選択操作を受け付け、
前記左操作画面と前記右操作画面のいずれも前記選択操作によって選択されていないときには、前記3つの操作画面のそれぞれにつき対応する入力操作手段による編集操作のみを受け付け、
前記左操作画面と前記右操作画面のうち少なくとも一方が前記選択操作によって選択されているときには、当該選択された操作画面につき対応する入力操作手段による編集操作と前記中央操作手段による編集操作との双方を受け付けることを特徴とする自動写真作成装置。
このような付記3に記載の自動写真作成装置によれば、3人以上でプレイされる場合において、GUI表示手段に表示される3つの操作画面のうち中央操作画面を縮小構成で表示させておき、2人が撮影画像に対する編集操作(落書き等)を行っているときに、他の1人が、中央操作手段による所定の選択操作で左操作画面および右操作画面の少なくとも一方を選択し、選択された(サイズの大きな通常構成の)操作画面に対して中央操作手段により上記編集操作(割込の編集操作)を行うことができる。一方、上記選択操作による左操作画面の選択も右操作画面の選択も行われない場合には、各操作画面につき対応する入力操作手段による編集操作のみが受け付けられるので、各利用者は、1つの操作画面を使用して他の利用者に干渉されることなく、対応する入力操作手段により編集操作を行うことができる。以上により、2人以下でプレイされる場合での利用者の満足度を低下させることなく、3人以上でプレイされる場合での利用者の満足度を更に向上させることができる。
<付記4>
付記1〜付記3に記載の自動写真作成装置のいずれかにおいて、
前記画像処理手段によって生成される画像データを装置外部に送信するための送信手段を更に備え、
前記GUI制御手段は、
前記利用者の編集操作の終了までに受け付けた所定操作に基づき前記利用者の数を推定し、
前記利用者の編集操作の終了後に、前記送信手段により送信される前記画像データを受信すべき外部の通信端末を指定する端末指定情報を入力するための入力画面を、前記利用者の数の推定値に応じた数だけ前記GUI表示手段に表示させ、
前記送信手段は、前記画像データを前記入力画面に入力される前記端末指定情報により指定される通信端末において受信可能なように装置外部に送信することを特徴とする自動写真作成装置。
このような付記4に記載の自動写真作成装置によれば、撮影画像に対する編集操作の終了までに受け付けられた所定操作に基づき利用者数が推定され、当該編集操作の終了後に、送信手段により送信される画像データを受信すべき外部の通信端末を指定する端末指定情報(典型的にはメールアドレス)を入力するための入力画面が、利用者数の当該推定値に応じた数だけGUI表示手段に表示される。これにより、1つのプレイの利用者数が少ない場合には、各利用者は、比較的大きいサイズの入力画面をそれぞれ使用して端末指定情報を同時に入力することができ、一方、1つのプレイの利用者数が多い場合には、各入力画面のサイズが若干小さくなるが、多くの利用者のそれぞれが端末指定情報を同時に入力することができる。したがって、1つのプレイの利用者数に応じて効率よくかつ良好に端末指定情報を入力することができる。このことも、2人以下でプレイされる場合での利用者の満足度を低下させることなく3人以上でプレイされる場合での利用者の満足度を向上させることに寄与する。
<付記5>
付記2または付記3に記載の自動写真作成装置において、
前記画像処理手段によって生成される画像データを装置外部に送信するための送信手段を更に備え、
前記GUI制御手段は、
前記利用者の編集操作の終了までに受け付けた操作のうちの前記中央操作画面に対する所定操作に基づき前記利用者の数が3以上か否かを推定し、
前記利用者の数が3以上であると推定される場合には、前記利用者の編集操作の終了後に、前記送信手段により送信される前記画像データを受信すべき外部の通信端末を指定する端末指定情報を入力するための入力画面を前記GUI表示手段に3つ表示させ、
前記利用者の数が3以上ではないと推定される場合には、前記利用者の編集操作の終了後に前記入力画面を前記GUI表示手段に2つ表示させることを特徴とする自動写真作成装置。
このような付記5に記載の自動写真作成装置によれば、撮影画像に対する編集操作の終了までに受け付けられた操作のうちの中央操作画面に対する所定操作に基づき利用者の数が3以上か否かが推定される。これにより、GUI表示手段に3つの操作画面が表示される場合において、1つのプレイの利用者数を適切に推定することができ、この推定結果に基づき、GUI表示手段に表示される(端末指定情報の入力のための)入力画面の数が適切に変更されることで、上記付記4に記載の自動写真作成装置と同様の効果が得られる。
<付記6>
付記4または付記5に記載の自動写真作成装置において、
前記画像処理手段は、前記GUI表示手段に表示された操作画面のうち前記縮小構成で表示された操作画面に対する前記利用者の入力操作に基づき素材画像を生成し、
前記送信手段は、前記画像処理手段によって生成された素材画像のデータを、前記入力画面に入力される前記端末指定情報により指定される通信端末において受信可能なように装置外部に送信することを特徴とする自動写真作成装置。
このような付記6に記載の自動写真作成装置によれば、縮小構成で表示された操作画面に対する編集操作によって素材画像が生成され、この素材画像のデータは、上記入力画面に入力される端末指定情報により指定される通信端末において受信可能なように装置外部に送信される。したがって、3人以上でプレイされる場合に、2人は比較的サイズの大きい通常構成の操作画面を使用して上記編集操作を行う一方で、他の1人は、デコメール画像等の素材画像をその編集操作に好適な縮小構成の操作画面を使用して作成し、その素材画像を当該利用者の携帯電話端末に転送して使用することができる。このことも、2人以下でプレイされる場合での利用者の満足度を低下させることなく3人以上でプレイされる場合での利用者の満足度を向上させることに寄与する。なお、2人以下でプレイされる場合においても、通常構成の左操作画面や右操作画面での上記編集操作に加えて、利用者の携帯電話端末に転送すべき素材画像を縮小構成の中央操作画面を使用して作成することができる。このため、2人以下でプレイされる場合における利用者の満足度も従来よりも向上させることもできる。
<付記7>
利用者を撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップにより得られる撮影画像に対する前記利用者の編集操作を受け付けるGUIステップと、前記GUIステップにより受け付けられる編集操作に基づき合成画像を生成する画像処理ステップと、前記画像処理ステップにより生成される合成画像を写真として印刷する印刷ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記GUIステップは、
前記利用者の編集操作のための3つ以上の操作画面を所定のGUI表示手段に表示させる表示ステップと、
前記GUI表示手段に表示された各操作画面に対する入力操作を並行して受け付ける操作受付ステップと
を含み、
前記表示ステップでは、
前記3つ以上の操作画面のうち少なくとも所定の操作画面は、各操作画面の構成として予め用意された通常構成と当該通常構成よりもサイズの小さい縮小構成との2種類の構成で前記GUI表示手段に表示可能であり、
前記所定の操作画面のうち前記GUI表示手段に前記通常構成で表示させるべき操作画面の数に応じて、前記GUI表示手段に前記通常構成で表示させる前記操作画面のサイズが変更されることを特徴とする自動写真作成方法。