JPH1158318A - 木口切削用加工装置 - Google Patents

木口切削用加工装置

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JPH1158318A
JPH1158318A JP22155097A JP22155097A JPH1158318A JP H1158318 A JPH1158318 A JP H1158318A JP 22155097 A JP22155097 A JP 22155097A JP 22155097 A JP22155097 A JP 22155097A JP H1158318 A JPH1158318 A JP H1158318A
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Miyagawa Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被加工材を加工ユニットの左右いずれの側から
でも送り込むことを可能とし、かつ被加工材を反転する
ことなく、その両木口の加工を可能とするとともに、二
種類以上の切削加工を一工程で行うことを可能とする。 【解決手段】 加工ユニット30のカッター34,35
を回転駆動させつつ、この加工ユニット30を被加工材
の木口に対するカッター34,35の切り込み方向及び
送り方向へ移動制御することにより、木口に所定の切削
加工を施すことが可能な木口切削用加工装置であって、
前記加工ユニット30の駆動軸上に二種類以上のカッタ
ー34,35が取り付けられているとともに、この加工
ユニット30がこれらのカッター34,35を選択可能
な方向へ移動制御可能で、かつ各カッター34,35の
切り込み方向及び送り方向へそれぞれ往復移動制御可能
に設けられているとともに、前記カッター34,35の
切り込み方向に関する加工ユニット30の両側から被加
工材を送り込みを可能とし、かつ加工ユニット30の両
側には被加工材の把持可能なクランプ機構40,41が
それぞれ配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として木造軸組
み住宅の構造材である梁などの横架材の木口に対して所
定の切削加工を施すための木口切削用加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、木造軸組み住宅の構造材である横
架材と通し柱との接合をより強力にするために、接合金
具を用いる技術が実施されている。この接合金具を使用
するためには、横架材の木口に対して金具差し込み用の
スリットやボルトを通すための溝といった所定の切削加
工を施す必要がある。なおこのような木造軸組み住宅の
構造材に対する機械加工のことを、最近ではプレカット
加工と呼んでいる。
【0003】そこで従来のプレカット加工は、切削加工
用のカッターを備えた加工ユニットに対して前記横架材
(被加工材)を、その木口を前にして送り込むことで前
記のような切削加工を行っている。そして被加工材の両
側の木口にそれぞれ加工を施す場合は、まず片側の木口
の加工を行った後、被加工材の左右を反転して反対側の
木口の加工を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように被加工材の
両木口を切削加工するには、加工ユニットに対して被加
工材を反転して送り込む作業が必要であり、作業性が悪
い。
【0005】請求項1記載の発明の目的は、被加工材を
加工ユニットの左右いずれの側からでも送り込むことを
可能とし、かつ被加工材を反転することなく、その両木
口の切削加工を可能とするとともに、二種類以上の切削
加工を一工程で行うことを可能として加工装置としての
構造のシンプル化を図ることである。
【0006】請求項2記載の発明の目的は、前記目的に
加えて加工ユニットの箇所での被加工材の切削加工に伴
う切削屑の飛散を効果的に抑えることを可能とすること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
加工ユニットのカッターを回転駆動させつつ、この加工
ユニットを被加工材の木口に対するカッターの切り込み
方向及び送り方向へ移動制御することにより、木口に所
定の切削加工を施すことが可能な木口切削用加工装置で
あって、前記加工ユニットの駆動軸上に二種類以上のカ
ッターが取り付けられているとともに、この加工ユニッ
トがこれらのカッターを選択可能な方向へ移動制御可能
で、かつ各カッターの切り込み方向及び送り方向へそれ
ぞれ往復移動制御可能に設けられており、各カッターの
切り込み方向に関する加工ユニットの両側から被加工材
を送り込みを可能とし、しかも加工ユニットの両側には
被加工材の把持可能なクランプ機構がそれぞれ配置され
ている。
【0008】この構成によれば、被加工材を加工ユニッ
トの左右いずれの側からでも送り込んでも、この被加工
材を前記クランプ機構の一方で把持し、かつ加工ユニッ
トによって木口に所定の加工を施すことができる。また
被加工材の両側の木口を加工する場合には、片側の木口
の加工を終えたら被加工材をそのまま送り込んで反対側
の木口を加工ユニットの位置に合わせることにより、被
加工材を反転することなく両木口を切削加工できる。
【0009】さらに加工ユニットの移動制御によって二
種類以上のカッターを選択的に使用することにより、被
加工材の木口に対する二種類以上の切削加工を一工程で
行うことができる。これにより、多種類の切削加工が要
求される加工装置をシンプルな構造にすることが可能と
なる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の木
口切削用加工装置であって、前記加工ユニットの外周部
位が集塵カバーで覆われているとともに、被加工材を通
過させるために集塵カバーの両側にあけられている開放
部が個々のシャッターによって個別に閉塞可能となって
おり、しかも両シャッターは前記クランプ機構における
昇降クランパーと共に昇降するようになっている。
【0011】この場合には、被加工材を前記クランプ機
構によって把持することにより、このクランプ機構にお
ける昇降クランパーと共に昇降するシャッターによって
前記集塵カバーの開放部が閉塞される。このため被加工
材の切削加工に伴って発生する切削屑の飛散防止機能が
高められる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は接合金具を使用するための切削加工が施さ
れた横架材(梁)の木口を表した斜視図である。切削加
工の種類には、接合箇所の態様や使用金具の種類に応じ
て例えば図1(A)で示すように横架材80の木口に形
成された二種類の木口スリット81,82と、横架材8
0の上下両側にそれぞれ形成されたボルト溝84とを組
み合わせたものがある。また図1(B)で示すように横
架材80の下側にのみボルト溝84がある場合と、図1
(C)で示すように横架材80の上側にのみボルト溝8
4がある場合とがある。なおボルト溝84に連通して形
成されている箱穴86は、つぎに説明する加工装置によ
る加工としては対象外である。
【0013】図2は図1(A)で示す切削加工を施した
横架材80と柱88とのジョイント状態を表した説明図
である。横架材80の木口には、図2(A)で示すよう
にコの字状に曲げ形成された接合金具90が前記木口ス
リット81,82を利用して組み付けられている。この
接合金具90は柱88に対し、図2(B)で示すように
二本のボルト92によって取り付けられている。また接
合金具90は横架材80に対し、前記の両ボルト溝84
の中にそれぞれ配置された引き合いボルト94によって
結合されている。これによって横架材80と柱88とは
接合金具90を通じて強固にジョイントされることとな
る。
【0014】図3は前記横架材80を「被加工材」とし
てプレカット加工を行うための加工装置の正面図、図4
は図3の平面図、図5は同じく図3の左側面図である。
これらの図面で示すようにベース10の上面には左右一
対のテーブル12,13が配置されており、両テーブル
12,13の上面には横架材80を送るためのローラー
14,15がそれぞれ設けられている。なお両テーブル
12,13の相対向する内側には、短材受け16,17
がそれぞれ固定されている。
【0015】前記の両テーブル12,13のほぼ中間位
置におけるベース10の上面にはストッパーフレーム1
8が配置されており、このストッパーフレーム18の上
部寄りの両側にはそれぞれストッパー20,21がシャ
フト22の軸線回りに回転可能に支持されている。そし
て両ストッパー20,21は個々のストッパーシリンダ
ー24,25の作動制御によって回転するようになって
いる。
【0016】前記横架材80の木口を切削加工するため
の加工ユニット30は、前記の両テーブル12,13の
間の空間スペースに配置されている。この加工ユニット
30は切削加工の回転駆動源となるモーター32を備え
ているとともに、このモーター32の駆動軸33に対
し、その軸線に沿って並列に取り付けらたスリット用カ
ッター34及び溝用カッター35を備えている。このス
リット用カッター34は2枚のチップソーの間に1枚の
溝付きカッターが設けられた構成であり、溝用カッター
35は溝付きカッター1枚で構成されている。また加工
ユニット30の外周部位は集塵カバー36で覆われてい
るとともに、この集塵カバー36において前記テーブル
12,13と対向する側は、それぞれ横架材80を通す
ための開放部となっている。なお加工ユニット30の支
持構造については後で説明する。
【0017】前記加工ユニット30に対しては、その両
側に位置するテーブル12,13からそれぞれ横架材8
0を送り込むことができる。そしてこの加工ユニット3
0の両側には、横架材80を個々に把持することが可能
なクランプ機構40,41が配置されている。このクラ
ンプ機構40,41は、横架材80をその両側から把持
するためのバイス42,43と、前記横架材80をその
上側から加圧して前記ローラー14,15との間で把持
することが可能な昇降クランパー46,47とを備えて
いる。
【0018】ここで前記クランプ機構40,41におけ
る昇降クランパー46,47の構成について説明する
と、前記テーブル12,13の上面には、個々の昇降ク
ランパー46,47を昇降動作可能に支持したクランプ
スタンド44が、それぞれ一対ずつ設けられている。そ
して両昇降クランパー46,47は、クランプシリンダ
ー48,49の作動制御によって昇降するようになって
いる。また昇降クランパー46,47には、材高検出プ
レート50,51及びシャッター54,55がそれぞれ
昇降クランパー46,47と共に昇降するように設けら
れている。
【0019】図6は図3の左側に位置する昇降クランパ
ー46とその関連部分を表した構成図である。図6
(A)からも明らかなように前記材高検出プレート50
は、その昇降方向に沿って一定の間隔で溝を切ることに
より形成された凹凸状の部分を有している。一方、この
材高検出プレート50の昇降動作に対する固定側の部材
には、材高検出プレート50の昇降動作に伴う前記凹凸
部分の通過によってオン・オフを繰り返す検出スイッチ
52が取り付けられている。また前記シャッター54
は、図6(B)(C)で示すように集塵カバー36の一
方の側部にはまり込んだ状態のまま昇降できるようにな
っており、それによって集塵カバー36の開放部を開閉
可能である。
【0020】なお図3の右側に位置する昇降クランパー
47とその関連部材である材高検出プレート51、シャ
ッター55の構成についても前記昇降クランパー46と
その関連部材と同じであるので、その説明は省略する。
また前記検出スイッチ52については昇降クランパー4
7の側にも当然設けられており、横架材80を把持した
側の昇降クランパー46,47の検出スイッチ52によ
る検出信号が有効となる。
【0021】つぎに前記加工ユニット30の支持構造に
ついて説明すると、図4,5で示すようにベース10の
上面に配置されているX軸ガイドレール56の上には、
サドル58がX軸シリンダー60の作動制御によって図
4の左右方向(X軸方向)へ往復移動するように支持さ
れている。このサドル58の上面にはコラム66が設け
られており、このコラム66に沿って配置されているY
軸ガイドレール67には、クロススライダー68が支持
されている。このクロススライダー68はY軸シリンダ
ー70の作動制御によって図5の上下方向(Y軸方向)
へ往復移動することが可能である。
【0022】前記クロススライダー68の前面には、モ
ーターベース74がZ軸シリンダー76の作動制御によ
って図5の左右方向(Z軸方向)へ往復移動できるよう
に支持されている。そしてこのモーターベース74に対
して加工ユニット30の前記モーター32が支持されて
いる。したがって加工ユニット30は、ベース10の左
右方向(X軸方向)、上下方向(Y軸方向)及び前後方
向(Z軸方向)へそれぞれ移動可能である。なお図4,
5で示すように前記コラム66に固定されている刃物カ
バー37及びクロススライダー68に固定されている刃
物カバー38は、集塵カバー36の後部側の切削屑の噴
出防止と安全を保つ。
【0023】図4で示すように前記X軸シリンダー60
には、X軸方向の位置を検出するための四個のリードス
イッチ61,62,63,64が設けられている。また
前記Y軸シリンダー70には、Y軸方向の原位置を検出
するリードスイッチ73及びこのY軸シリンダー70の
移動(上昇)ストロークを検出するエンコーダ72を備
えている。
【0024】つづいて前記のように構成された加工装置
によって横架材80(被加工材)の木口を切削加工(プ
レカット)する手順について説明する。まず横架材80
の右の木口を加工するか左の木口を加工するかによって
スイッチパネル(図示外)上の加工方向ボタンを選択し
て押した後、ストッパーボタンを押す。これにより、例
えば左木口を加工する場合にはストッパーシリンダー2
4が作動制御され、それに伴うストッパー20の回転に
よってこのストッパー20が前記の両テーブル12,1
3の間の空間スペースに突出する。ここで図3、4の右
側に位置するテーブル13から横架材80を送り込み、
その左木口がストッパー20に当たった状態でクランプ
ボタンを押す。
【0025】その結果、図3、4の右側に位置するクラ
ンプ機構41のバイス43によって横架材80がその両
側から把持されるとともに、クランプシリンダー49の
作動に伴う昇降クランパー47の下降によって横架材8
0が上下から把持される。この後、ストッパーシリンダ
ー24の作動によって前記ストッパー20が元の待機位
置に戻される。そして前記昇降クランパー47の下降に
より、材高検出プレート51及びシャッター55が共に
下降し、シャッター55は集塵カバー36の一方の開放
部において横架材80の上面までを閉塞する。またこれ
と同時に、もう一方のクランプシリンダー48も作動さ
せ、それに伴う昇降クランパー46の下降によって材高
検出プレート50及びシャッター54が共に下降し、シ
ャッター54は集塵カバー36の他方の開放部を完全に
閉塞する。
【0026】前記材高検出プレート51の下降に伴って
前記検出スイッチ52がオン・オフを繰り返し、それに
よって横架材80の高さ(材高)が検出される。なお梁
などの横架材80の高さは一般に30mm間隔であるの
で、前記検出スイッチ52も材高検出プレート50が3
0mm移動する毎にオン・オフを繰り返して横架材80の
高さを30mmおきに検出できるようになっている。横架
材80の高さは、後で説明するように加工ユニット30
のスリット用カッター34が横架材80から抜けきって
からの停止位置を決定するときと、溝用カッター35の
切り込み深さ、つまり前記ボルト溝84の深さを決定す
るときとの制御に必要である。
【0027】つぎに加工種類の選択ボタンを押すことに
より、図1(A),(B),(C)のうちのいずれの種
類の切削加工を行うか決定する。この後に自動運転のス
タートボタンを押すことにより、横架材80の木口に対
して加工ユニット30による所定の切削加工が行われ、
加工の完了に伴ってクランプ機構41による横架材80
の把持が自動解除される。
【0028】なお横架材80の右木口を加工する場合
は、図3、4の左側に位置するテーブル12から横架材
80を送り込み、その右木口がストッパー21に当たっ
た状態においてクランプ機構40で横架材80を把持す
る。そしてこの場合もクランプ機構40の昇降クランパ
ー46が下降することにより、材高検出プレート50及
びシャッター54が共に下降し、シャッター54によっ
て集塵カバー36の開放部を閉塞するとともに、材高検
出プレート50の下降に伴う検出スイッチ52のオン・
オフによって横架材80の高さ(材高)が検出される。
【0029】つづいて前記加工ユニット30による切削
加工の工程を詳細に説明する。ただし各切削加工は横架
材80の右木口に行うものとする。
【0030】まず図1(A)で示す種類の切削加工につ
いてはつぎの工程で行う。 (1)Y軸シリンダー70によって加工ユニット30を
図面の実線で示す原位置からコラム66のY軸ガイドレ
ール67に沿って上昇させ、前記エンコーダ72によっ
て加工ユニット30を横架材80の下側のボルト溝84
の加工位置に位置決めする(図8)。
【0031】(2)X軸シリンダー60によって加工ユ
ニット30を図4の左方向へ移動させることにより、す
でにモーター32で回転駆動されている溝用カッター3
5が図8で示す位置から左方向へ移動して下側のボルト
溝84が切削加工される。このときの加工ユニット30
の移動は、ボルト溝84の長さを検出するための前記リ
ードスイッチ63によって位置決めされて停止する。
【0032】(3)加工ユニット30をX軸シリンダー
60によって図4の右方向へ移動させると同時に、Y軸
シリンダー70によって下降させる。このときのX軸シ
リンダー60による加工ユニット30の移動は、リード
スイッチ64によって検出され、加工ユニット30がX
軸方向に関する原位置に位置決めされる。またY軸シリ
ンダー70による加工ユニット30の下降はリードスイ
ッチ73で検出され、加工ユニット30はY軸方向に関
しても原位置に位置決めされる。
【0033】(4)Z軸シリンダー76によって加工ユ
ニット30をZ軸方向に関して図5の右方向へ前進さ
せ、溝用カッター35からスリット用カッター34に変
更してZ軸シリンダー76の作動を停止させる。
【0034】(5)Y軸シリンダー70によって加工ユ
ニット30を原位置から上昇させることにより、スリッ
ト用カッター34が図7で示す位置から上昇して木口ス
リット81,82が切削加工される。このとき、前記材
高検出プレート50の移動量によって検出された横架材
80の高さに基づき、前記エンコーダ72によって加工
ユニット30のスリット用カッター34が横架材80か
ら抜けきったことを検出し、その位置でY軸シリンダー
70の作動を停止させる。
【0035】(6)Z軸シリンダー76によって加工ユ
ニット30を前記(4)のときとは逆方向へ後退させ、
再び溝用カッター35に変更してZ軸シリンダー76の
作動を停止させる。
【0036】(7)Y軸シリンダー70によって加工ユ
ニット30を下降させ、エンコーダ72によって加工ユ
ニット30を横架材80の上側のボルト溝84の加工位
置に位置決めする。
【0037】(8)X軸シリンダー60によって加工ユ
ニット30を図4の左方向へ移動させることにより、溝
用カッター35で上側のボルト溝84が切削加工され
る。このときの加工ユニット30の移動も、前記(2)
の場合と同様にリードスイッチ63によって位置決めさ
れて停止する。
【0038】(9)X軸シリンダー60によって加工ユ
ニット30を図4の右方向へ移動させ、リードスイッチ
64によってX軸方向に関する原位置に位置決めする。
【0039】(10)Y軸シリンダー70によって加工
ユニット30を下降させ、リードスイッチ73によって
Y軸方向に関する原位置に位置決めする。
【0040】図1(B)で示す種類の切削加工について
は、前記(1)〜(6)までの工程は前記の場合と同じ
であり、(7)〜(9)の工程をとばして(10)の工
程を行う。また図1(C)で示す種類の切削加工につい
ては、前記(1)〜(3)までの工程をとばして(4)
〜(10)までの工程を行う。
【0041】なお横架材80の左木口に切削加工を行う
場合も、右木口の切削加工の場合とほぼ同工程となる
が、横架材80の上下にボルト溝84を加工するときの
X軸シリンダー60による加工ユニット30の送り方向
及び戻し方向が、左木口の切削加工では右木口の切削加
工の場合の左右逆となる。
【0042】このように本実施の形態では、前記加工ユ
ニット30の箇所に対して横架材80を左右いずれのテ
ーブル12,13の側からでも送り込んで通過させるこ
とができるため、横架材80を反転することなく左右の
木口を切削加工することができる。また前記Z軸シリン
ダー76による加工ユニット30の移動制御によってス
リット用カッター34及び溝用カッター35を選択する
だけで、横架材80の木口に対して二種類の切削加工を
一工程で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切削加工が施された横架材(被加工材)の木口
を表した斜視図。
【図2】横架材と柱とのジョイント状態を表した説明
図。
【図3】加工装置の正面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】同じく図3の左側面図。
【図6】図3の左側に位置する昇降クランパーとその関
連部分を表した構成図。
【図7】横架材に対して木口スリットを切削加工する直
前の様子を表した斜視図。
【図8】横架材に対して下側のボルト溝を切削加工する
直前の様子を表した斜視図。
【符号の説明】
30 加工ユニット 34,35 カッター 36 集塵カバー 40,41 クランプ機構 46,47 昇降クランパー 80 横架材(被加工材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工ユニットのカッターを回転駆動させ
    つつ、この加工ユニットを被加工材の木口に対するカッ
    ターの切り込み方向及び送り方向へ移動制御することに
    より、木口に所定の切削加工を施すことが可能な木口切
    削用加工装置であって、 前記加工ユニットの駆動軸上に二種類以上のカッターが
    取り付けられているとともに、この加工ユニットがこれ
    らのカッターを選択可能な方向へ移動制御可能で、かつ
    各カッターの切り込み方向及び送り方向へそれぞれ往復
    移動制御可能に設けられており、各カッターの切り込み
    方向に関する加工ユニットの両側から被加工材を送り込
    みを可能とし、しかも加工ユニットの両側には被加工材
    の把持可能なクランプ機構がそれぞれ配置されているこ
    とを特徴とする木口切削用加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の木口切削用加工装置であ
    って、 前記加工ユニットの外周部位が集塵カバーで覆われてい
    るとともに、被加工材を通過させるために集塵カバーの
    両側にあけられている開放部が個々のシャッターによっ
    て個別に閉塞可能となっており、しかも両シャッターは
    前記クランプ機構における昇降クランパーと共に昇降す
    るようになっていることを特徴とする木口切削用加工装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111923169A (zh) * 2020-09-02 2020-11-13 衡东振好木制品有限公司 一种便捷的新型开榫机

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CN111923169A (zh) * 2020-09-02 2020-11-13 衡东振好木制品有限公司 一种便捷的新型开榫机

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