JP2000153502A - 木造建築用のほぞ加工装置 - Google Patents

木造建築用のほぞ加工装置

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JP2000153502A
JP2000153502A JP10328908A JP32890898A JP2000153502A JP 2000153502 A JP2000153502 A JP 2000153502A JP 10328908 A JP10328908 A JP 10328908A JP 32890898 A JP32890898 A JP 32890898A JP 2000153502 A JP2000153502 A JP 2000153502A
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cutting head
cutting
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revolving
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Takeshi Tanaka
武 田中
Masaharu Kanetaka
正治 兼高
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Shinx Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両端木口部と側面部にほぞ加工を行うほぞ加工
装置の構成を合理化し、小形化、操作性の向上を図り、
併せて排塵手段の簡素化を図る。 【解決手段】水平面で旋回する旋回体Dに切削ヘッドE
を設け、切削ヘッドEに備えたカッター24a(24
b、24c)を左右方向および前後方向に換向設定する
にあたって、上記の旋回体Dの旋回中心位置にカッター
24a(24b、24c)の刃先位置を合わせて設定す
る。切削ヘッドEをカッターの回転軸23方向と直交す
る水平方向と垂直方向の二軸方向に制御移動して切削加
工を行う。カッターを囲う切屑飛散防止カバー32から
立ち上る排塵筒34aを上記の旋回中心位置に合わせて
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木造建築用構造
材の長手方向端部(木口部)と幅方向端部(側面部)に種々
のほぞ加工を行う木造建築用のほぞ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】在来の軸組建築工法においては、構造材
として用いる土台、柱材、横架材などに各種のほぞ加工
を行う必要があり、例えば上記の横架材の木口部には図
11、図12の継手加工(ほぞ加工)を行い、また側面部
には、図13の仕口加工(ほぞ加工)を行う。
【0003】しかして、これらのほぞ加工は、本出願人
の提案した特開平9−239704号公報に係るほぞ加
工装置あるいは他の公知の機械装置により一般的に行わ
れている。上記の例示した発明では、左右一対のクラン
プ手段を用いて加工材をクランプ固定すると共に、加工
材の上方位置に水平面で旋回作動する切削ヘッドを設
け、この切削ヘッドに備えたカッターを前後または左右
方向に換向して前記図11〜図13のほぞ加工を行った
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のほぞ加
工装置は、平面視したとき切削ヘッドの旋回中心に対し
てカッター位置が大きく離れており、このため、同公報
の図2に見られるようにカッターを換向作動したとき、
切削加工位置が大きく変動してしまう。従って、二つの
クランプ手段を大きな空所を隔てて配設しなければなら
ず、全体構成の大形化を引き起すという問題点が指摘さ
れた。
【0005】また同公報の図2と図3に見られるよう
に、切削ヘッドを前後方向に換向したときと、左右方向
に換向したときとでは加工材の供給位置が前後方向で大
きく異なるため、作業の煩雑さを生じ、これらの加工に
対応するためには、クランプ手段を上記前後方向におい
て移動調整しなければならないなど構造的が複雑になる
という問題点があった。
【0006】また、この種の加工機械においては、切削
加工時に発生する切屑の飛散防止カバーがカッターを囲
うように配置され、このカバーには上方へ立ち上る排塵
用のダクトホースが取りつけられる。従って、このダク
トホースが換向時にヘッド外回りに大きく膨出して旋回
移動することになり、図示省略の集塵配管への接続が難
しいという問題があった。さらにこの配管構造では、巻
き付きによって切削ヘッドを360度の範囲で自在に換
向することができないという問題もあった。
【0007】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたものであり、合理的な構成により全体構
成を簡単化することができ、併せて操作性を向上するこ
とができる木造建築用のほぞ加工装置を提供しようとす
るものである。
【0008】上記の目的を達成するために、本発明に係
るほぞ加工装置は次のように構成したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、その要旨とす
るところは、切削ヘッドを水平面で旋回動作し、この切
削ヘッドに備えたカッターを前後または左右方向に換向
すると共に、上記切削ヘッドをカッターの回転軸心方向
と直交する水平方向および垂直方向の二軸方向に移動制
御して加工材の両端木口部および側面部にほぞ加工を行
う加工機械において、上記切削ヘッドの旋回中心位置
を、カッター位置付近に設定すると共に、カッターを囲
繞する切屑飛散防止カバーを設けて、このカバーから立
ち上る排塵筒の中心位置を上記の旋回中心位置に合わせ
て配置したことにある。
【0010】切削ヘッドを旋回作動したとき、カッター
位置が前後方向および左右方向において大きく変動する
ことがない。カッターが前方または後方に向くとき、切
削ヘッドを左右方向および垂直方向に制御移動して加工
材の木口部にほぞ加工を行う。またカッターが左方また
は右方に向くとき、切削ヘッドを前後方向および垂直方
向に制御移動して加工材の側面部にほぞ加工を行う。
【0011】切削ヘッドの旋回動作と共に、一緒に切屑
飛散防止カバーと排塵筒が同方向に旋回移動する。両者
は切削ヘッドの旋回中心位置に配置されているので、そ
れらが外回りに大きく膨出することがない。また排塵筒
においては、巻き付くこともなく360度の範囲で自在
に旋回することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る木造建築用
のほぞ加工装置を一実施例について具体的に説明する。
図1は全体構成を示す正面図 図2は旋回作動して示す
平面図 図3は同じく側面図である。なお説明の便宜
上、図1の紙面表裏方向(図2の上下方向)を前後方向と
し、同図の左右方向を左右方向、上下方向を昇降または
垂直方向として最初に決めておく。
【0013】上記の図1〜図3において、1はベースフ
レーム 2はベースフレーム1の前側上部に配設した左
右方向のガイドレール 3はガイドレール2に移動自在
に配設した移動ベース Aは移動ベース3の上部に備え
たクランプ手段 このクランプ手段Aは、一対のバイス
片4、4と、このバイス片4、4を求心的に開閉する送
りねじ手段(図示省略)および送りねじ手段を回転操作
するハンドル車5によって構成する。
【0014】7はガイドレール2に対して移動ベース3
を締め付け、クランプ手段Aの左右のスライド移動を停
止する固定ハンドル 7a、7bはクランプ手段Aの左
右移動位置を規制するストッパ片 8はクランプ手段A
における両バイス片4、4の間に配設した加工材Wの受
けロール 9、10はベースフレーム1の左右両側に接
続したローラテーブルである。また上記のクランプ手段
Aは、前後スライド機構(図示省略)を介して移動ベース
3に配設されており、その移動量はハンドル車6の回転
操作で行われる。
【0015】11はベースフレーム1の後側上部に樹立
した左右一対の垂直コラム Bはスライド筒12を垂直
コラム11に係合すると共に、取付プレート13を前方
に張り出して設けた昇降体 Cは垂直コラム11の上方
に設けた下向きのサーボモータ14、サーボモータ14
に回転駆動される送りねじ軸15、送りねじ軸15に螺
合する昇降体B側の受動ナット26によって構成した昇
降送り手段 この昇降送り手段Cは昇降体Bを昇降方向
に制御移動する。
【0016】17は昇降体Bにおける取付プレート13
の先端部に設けた中空の垂直支軸 Dは水平面で旋回で
きるように垂直支軸17に配設した旋回体 この旋回体
Dは、ベアリング17aを介して垂直支軸17に取りつ
けた旋回盤18と、この旋回盤18に取りつけた下向き
の取付フレーム19によって構成する。20は取付フレ
ーム19の下端部に設けた水平方向のガイドロッド 2
1はスライド筒を上記ガイドロッド20に係合して移動
自在とした支持板 18aは旋回盤18の中心部に空け
た通孔である。
【0017】Eは支持板21の下部に固定して設けた切
削ヘッド この切削ヘッドEは、駆動モータ22、駆動
モータ22における回転軸23の先端部に交換自在に取
りつけたカッター24a(24b、24c)によって構成
する。上記の回転軸23は、前記のガイドロッド20と
直交する向きにして水平に配設する。切削ヘッドEは、
取付フレーム19の一側に設けたサーボモータ25、サ
ーボモータ25によって回転駆動される送りねじ軸など
から構成した水平送り手段Fによって制御移動される。
【0018】図2に示すように、回転軸23の軸心と旋
回体Dの旋回中心P(垂直支軸17の中心)とが一致す
る位置を切削ヘッドEの原点位置とする。カッター24
a(24b、24c)は、加工すべきほぞ形状に対応して
種々のものを用意し、これを回転軸23に取り替えて使
用する。
【0019】28は旋回体Dにおける旋回盤18の外周
部に突出して設けた旋回操作用のレバーハンドル 29
は90度の角度単位をもって旋回盤18の外周部に設け
た切欠孔 30は切欠孔29に対応して取付プレート1
3側に設けたストッパねじである。上記のストッパねじ
30が切欠孔29に嵌合する位置にあるとき、切削ヘッ
ドEの回転軸23は左右方向および前後方向のうち何れ
か一方向に設定される。
【0020】31は旋回体Dにおける取付フレーム19
に設けた昇降方向のガイドレール 32はスライドベア
リング33を介してガイドレール31に昇降自在に配設
した切屑飛散防止カバー この防止カバー32は、常時
はその重量によってガイドレール31の下端位置に垂下
し、カッター24a(24b、24c)の外周部を囲繞す
る。防止カバー32の下端は、垂下位置にあってカッタ
ー24a(24b、24c)より下方に位置する。
【0021】34は防止カバー32の上部に開口した排
塵口 34aは下端を排塵口34に取りつけ、上端を旋
回盤18の通孔18aを通して上方に開口した伸縮ホー
スからなる排塵筒 この排塵筒34aの上端にはロータ
リ継手を介して集塵ダクト(共に図示省略)を連結す
る。
【0022】次に図4において、Sは取付ステイを介し
て防止カバー32に取りつけたリミットスイッチ 35
は取付フレーム19に取りつけたスイッチ作動片であ
り、これら両者によって加工材Wの上面位置を検出する
検出手段Hを構成する。この検出手段Hは、切削ヘッド
Eの継続した下降動作の中でカバー体32が加工材Wの
上面に当接して停止し、続いてこのカバー体32に対し
て切削ヘッドEが相対動作するとき、スイッチ接点を閉
じて検出信号を出力する。
【0023】上記の検出信号を基点として二つのサーボ
モータ14、25が所定のNCプログラムに従って制御
駆動される。この運転プログラムは、加工対象となるほ
ぞ形状によって個別に用意されるものであり、図示省略
の制御盤に配置したセレクトスイッチによって選択設定
する。一例として、木口部の雄ほぞ加工の場合は図8、木
口部の雌ほぞ加工の場合は図9、側面部の雌ほぞ加工の
場合は図10に示すプログラム運転を行う。
【0024】上記の図8〜図10において、P1はカッ
ター24a〜24cの原点位置 P2は検出手段Hによ
る上面検出信号の出力位置 P3はカッター24a〜2
4cによる加工材Wの切削開始基準位置である。P1〜
P2間は加工材Wの高さ寸法などによって一定ではない
が、P2〜P3間は常に一定であり、P3〜P4間およ
びそれ以降は設定値によって与えられる。なお、図にお
いての切削加工時以外は、カッター24a〜24cを早
送りして作業時間の短縮を図るようにする。
【0025】一実施例に係る木造建築用のほぞ加工装置
の構成は上記の通りであり、次のようにしてほぞの切削
加工を行う。一例として両端木口部のうち、左端へ雄ほ
ぞ(図11参照)を、右端へ雌ほぞ(図12参照)を加工
し、続いて長手方向側面部へ雌ほぞ(図13参照)加工を
行う場合について順に説明する。
【0026】それには、まず切削ヘッドEに付いている
カッターの種類と向きおよびクランプ手段Aの配設位置
を確認する。左端への雄ほぞ加工の場合は、図5のよう
にそれに適合するカッター24aを回転軸23に取りつ
ける。そして、旋回体Dを旋回操作してカッター24a
の向きを右向きに換向する。この設定状態において、カ
ッター24aは昇降および同図に矢印で示す前後の二軸
方向への制御移動が可能である。
【0027】また他方においては、クランプ手段Aを右
方位置へ移動して固定し、カッター24aに対向して配
置する。そして、この状態において右側のローラテーブ
ル9に供給した加工材Wの左端をクランプ手段Aから切
削加工位置に適宜に突出して位置決めする。この加工材
Wの位置決めにあたっては、加工材Wに描いた返り墨を
使用するか、或いは加工材Wの先端ストッパ定規を使用
するかなど周知の手法によって適切に行う。
【0028】またクランプ手段Aにより求心的に保持さ
れた加工材Wの中心とカッター24aにおける回転軸心
が幅方向において一致していることを確認する。この確
認操作にあたっては、上記の回転軸心位置を照射光線に
よって表示するレーザマーキング装置(周知につき図示
省略)を用いるのが好適である。心ズレがあるときは、
ハンドル車6により加工材Wごとクランプ手段Aを前後
方向に移動して調整する。
【0029】このようにして切削加工の準備がなされた
ならば、図示省略のセレクトスイッチによって木口部の
雄ほぞ加工に適合する運転プログラムを選定し、切削加
工を実行する。カッター24aは昇降と前後の二軸方向
において制御移動し、図8のように最初に原点位置P1
から左方向(後方向)に早送りされ、続いて加工材Wの
中心位置に対して所定値に達するとき下方へ早送りされ
る。
【0030】下方への早送りは切削ヘッドEの下降動作
によって行われ、その下降途中に切屑飛散防止カバー3
2の下端が加工材Wの上面に当接する。そして、これ以
降検出手段Hの上面検出信号を基点として所定の切削送
りが行われる。切削送りは、上下動作および上下前後動
作を補間した半円弧動作によって与えられるものであ
り、加工材Wの左端に図11の雄ほぞを削成することが
できる。
【0031】この切削加工中において、切削ヘッドEは
ベースフレーム1の上部に接近する位置にまで下降する
が、干渉するものがないので、加工作業を支障なく行う
ことができる。なお、切削加工が終了すると、カッター
24aは上昇して原点位置P1に早戻しされる。加工済
の製品または半製品は、クランプ手段Aの固定を開放す
ることにより取り出すことができる。
【0032】上記の左端加工に引き続いて右端加工を行
う場合について説明する。このときは、図6のようにク
ランプ手段Aを右方から左方位置に移動して設置し、切
削ヘッドEを180度旋回してカッターを左向きに換向
する。カッターは、雌ほぞ加工用のもの(24b)に交
換する。切削ヘッドEが旋回動作するとき、切屑飛散防
止カバー32と排塵筒34aも一緒に180度旋回する
が、排塵筒34aが旋回中心にあるので、操作の支障に
ならずスムーズに行うことができる。
【0033】この状態において、加工材Wを左側のロー
ラテーブル10から供給し、右端を切削加工位置に臨ま
せた状態で位置決めし、クランプ固定する。このように
して切削加工の準備がなされたならば、所要の雌ほぞ加
工に適合する運転プログラムを選択して切削加工を開始
する。
【0034】この雌ほぞ加工は、図9のようにして行わ
れるものであり、原点位置P1から早送りを経て下降方
向の切削送りが行われる。運転中における検出手段Hの
動作などは前記した雄ほぞ加工と同様にして行われるも
のであり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0035】次に加工材Wにおける側面部に雌ほぞ加工
を行う場合について説明する。それには、まず図7のよ
うに切削ヘッドEを旋回操作し、カッターを前向きに換
向設定する。カッターは雌ほぞ加工用のもの(24c)
に交換する。カッター交換が済んだならば、切削加工位
置に接近してクランプ手段Aを横移動して配置し、両側
のローラテーブル9、10に跨って加工材Wを供給す
る。上記の旋回動作時において排塵筒34aは支障なく
回動する。
【0036】この加工材Wの長手方向の位置決めは、前
述のレーザマーキング装置(図示省略)から照射される
表示光線を目視して行い、終了後にクランプ手段Aによ
ってクランプ固定する。また加工材Wにおける幅方向の
調整はハンドル車6によってクランプ手段Aを前後動作
して行う。このようにして加工準備が済んだならば、雌
ほぞ加工に適合する運転プログラムを実行して切削加工
を行う。カッター24cは上下と左右の二軸方向に制御
移動し、図10の動作によって加工材Wに所要のほぞ加
工を行う。
【0037】以上のようにして側面部への雌ほぞ加工が
終了したならば、クランプ手段Aを開放して加工済の製
品または半製品を搬出する。搬出後は最初に戻って、次
の加工材Wに対応するカッターの選定、運転プログラム
の選択、クランプ手段の移動操作などを行うようにす
る。
【0038】なお、上記の一実施例では加工材Wの一側
面部だけに雌ほぞ加工を行ったが、切削ヘッドを旋回し
てカッター24cを後向きに換向設定すれば、他側面部
へのほぞ加工を行うことができる。排塵筒34aは旋回
中心に位置しているので、この場合も巻き付き、外側へ
の膨出などの問題がなく、従って、切削ヘッドEを36
0度の範囲において支障なく旋回し、カッター24a〜
24cを換向設定することができる。
【0039】また一実施例では、クランプ手段Aを一基
だけ配設して、これを左右方向に移動設定して両端木口
部のほぞ加工に対応したものであるが、切削加工位置の
左右に各別に配設しても良い。この場合には、何れか使
用しない側のものと切削ヘッドとの干渉を生じないよう
に、退避手措置を講ずることが必要である。
【0040】また一実施例では、旋回体Dおよびクラン
プ手段Aを手動操作によって移動設定したものである
が、電動モータあるいは空圧シリンダなどによって自動
的に行うようにすることは設計上容易であり、適宜に採
択することができる。
【0041】また一実施例では、排塵筒34aを伸縮性
としているが、単なる円筒体または角筒体であっても良
いことは勿論である。この場合は、その上端に可撓性ホ
ース或いはロータリ継手を介して集塵ダクトを接続す
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明に係る木造建築用の
ほぞ加工装置は、旋回操作によりカッターを左右および
前後に換向設定としたとき、そのカッターの位置が大き
く変動しないものである。このため、従来のものと比較
して大幅な構成の小形化を図ることができる。また加工
位置が常に一定であり、作業性を向上するという優れた
効果を発揮することができる。
【0043】加えて、切屑を排出する排塵筒を旋回中心
に配置したので、旋回作動によっても位置が変動せず、
集塵配管への接続を容易に行うことができる。また旋回
に伴う巻き付き、膨出などがないので旋回体を360度
の範囲で支障なく旋回設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る木造建築用のほぞ加工装置の一
実施例を示す正面図である。
【図2】同じく、このほぞ加工装置の動作状態を示した
平面図である。
【図3】同じく、動作状態を示した側面図である。
【図4】ほぞ加工装置の要部の構成を示す一部縦断側面
図である。
【図5】木口部の左端へ雄ほぞ加工を行う場合の説明図
である。
【図6】木口部の右端へ雌ほぞ加工を行う場合の説明図
である。
【図7】側面部へ雌ほぞ加工を行う場合の説明図であ
る。
【図8】木口部の左端へ雄ほぞ加工を行う場合の制御動
作の説明図である。
【図9】木口部の右端へ雌ほぞ加工を行う場合の制御動
作の説明図である。
【図10】側面部へ雌ほぞ加工を行う場合の制御動作の
説明図である。
【図11】木口部に削成した雄ほぞの形状を示す説明図
である。
【図12】木口部に削成した雌ほぞの形状を示す説明図
である。
【図13】側面部に削成した雌ほぞの形状を示す説明図
である。
【符号の説明】
A クランプ手段 B 昇降体 C 昇降送り手段 D 旋回体 E 切削ヘッド F 水平送り手段 H 検出手段 3 移動ベース 4 バイス片 5 ハンドル車 6 ハンドル車 14 サーボモータ 17 垂直支軸 18 旋回盤 18a 通孔 22 駆動モータ 23 回転軸 24a カッター 24b カッター 24c カッター 32 切屑飛散防止カバー 34a 排塵筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削ヘッドを水平面で旋回動作し、この
    切削ヘッドに備えたカッターを前後または左右方向に換
    向すると共に、上記切削ヘッドを少なくともカッターの
    回転軸心方向と直交する水平方向および垂直方向の二軸
    方向に移動制御して加工材の両端木口部および側面部に
    ほぞ加工を行う加工機械において、 上記切削ヘッドの旋回中心位置を、カッター位置付近に
    設定すると共に、カッターを囲繞する切屑飛散防止カバ
    ーを設けて、このカバーから立ち上る排塵筒の中心位置
    を上記の旋回中心位置に合わせて配置するようにしたこ
    とを特徴とする木造建築用のほぞ加工装置。
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