JPH1157835A - ストリッププロセスラインにおけるライン速度制御方法 - Google Patents

ストリッププロセスラインにおけるライン速度制御方法

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JPH1157835A
JPH1157835A JP22630997A JP22630997A JPH1157835A JP H1157835 A JPH1157835 A JP H1157835A JP 22630997 A JP22630997 A JP 22630997A JP 22630997 A JP22630997 A JP 22630997A JP H1157835 A JPH1157835 A JP H1157835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央ラインの停止や減速を防止し、より高い
生産性を確保できるストリッププロセスラインにおける
ライン速度制御方法を提供すること。 【解決手段】 入り側ラインの減速、停止時に、ルーパ
ー設備におけるルーパーの有効残長XE と、入り側ライ
ンの自動減速後から加速開始可までの残時間TEとか
ら、加速開始から完了までに払い出されるストリップ量
を残して前記加速開始時にルーパー長が最短となるよ
う、入り側ライン速度と中央ライン速度との差速VCEE
が一定となるように制御する。入り側ラインでの処理を
複数のブロックに分割し、各ブロック毎の標準処理時間
と実績処理時間との差より前記制御を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーパー設備を備
えたストリッププロセスラインにおけるライン速度制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、入り側と出側にルーパー設備
を備えたストリッププロセスラインにおいては、入り側
設備でコイル溶接を行うために、入り側ラインを減速し
たり、停止したりする時には、入り側ルーパー設備に貯
えていたストリップを払い出すことにより、また、出側
設備でコイルの巻き取り終了や巻き付けをするために出
側ラインを減速したり、停止したりする時には、出側ル
ーパー設備にストリップを溜め込むことにより、中央ラ
インを停止することなく操業できるように制御してい
る。
【0003】従来のライン速度制御、例えば特開昭63
−157709号で提案されたライン速度制御では、入
り側設備又は出側設備が、ラインを減速したり停止した
時に、通常時における中央ライン速度、中央ライン減速
率、入り側ライン減速率、ループカー位置、入り側設備
又は出側設備がライン加速を開始するまでの時間等よ
り、演算式で中央ライン速度を計算し、中央ラインの速
度制御を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−157709号で提案されたライン速度制御方法
は、入り側ラインでの溶接時には入り側ラインが停止し
ている仮定のもとに考えられているので、入り側ライン
が運転されることによる外乱に弱く、ほとんどラインが
停止しない出側ラインにおけるコイル巻き取り終了時
や、巻き付け処理時の中央ライン速度制御には適用でき
ないという問題がある。
【0005】また、特開昭63−157709号で提案
されたライン速度制御方法では、入り側設備でのコイル
溶接処理時や、出側設備でのコイル巻き取り終了時、巻
き付け処理時にトラブル等が発生し、設定した時間以上
に処理時間がかかった場合における詳細な制御方法は記
載されていないが、記載内容から判断すると、事前に設
定された工程での処理実績時間が決まるまでライン速度
を下げる等の処理が行われないので、ループカーストレ
ージ量を最大限に活用することが出来ず、最悪の場合に
は、中央ラインを停止せざるを得ない場合が起こり得る
と考えられる。
【0006】すなわち、上記したようなライン速度制御
では、設定した時間以上に処理時間がかかった場合等に
は、中央ラインを停止せざるを得ないので、例えば酸
洗、焼鈍、表面処理等の中央ラインにおける処理設備で
製品品質を劣化させたり、中央ラインの停止中や立ち上
げ後の不経済な作業処理等を伴うという問題がある。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、中央ラインの停止や減速を防止
し、より高い生産性を確保できるストリッププロセスラ
インにおけるライン速度制御方法を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のストリッププロセスラインにおけるラ
イン速度制御方法は、ラインの減速、停止時に、ルーパ
ー設備におけるルーパーの有効残長と、ラインの自動減
速後から加速開始可までの残時間とから、加速開始から
完了までに払い出されるストリップ量を残して前記加速
開始時にルーパー長が最短或いは最長となるよう、ライ
ン速度と中央ライン速度との差速が一定となるように制
御すると共に、ラインでの処理を複数のブロックに分割
し、各ブロック毎の標準処理時間と実績処理時間との差
より前記制御を補正することとしている。そして、この
ように制御することで、加速開始時におけるルーパー長
を最適長さに設定でき、中央ラインの停止や減速を防止
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】ストリッププロセスラインにおけ
る入り側設備で、入り側ラインでコイルを溶接するため
に、入り側ラインを減速したり、停止したりする時、入
り側ラインにおけるルーパーの有効残長をXE と、入り
側ラインを自動減速した後から加速開始可までの残時間
をTE とすると、これらの有効残長XE と残時間TE と
で下記の数式1によって、入り側ラインと中央ラインと
の差速計算値VCEE が計算できる。
【0010】そして、この数式1で計算した差速計算値
VCEE に下記の数式2に示すように、入り側ラインの実
績速度VE を加算することにより、得られる中央ライン
の設定速度VCEは、入り側ラインの速度をも考慮した入
り側ラインと中央ラインとの差速一定制御とすることが
出来る。
【0011】
【数1】 VCEE (mpm)=60×XE (m)/TE (sec)
【0012】
【数2】 VCE(mpm)=VCEE (mpm)+VE (mpm)
【0013】また、入り側ラインを自動減速した後から
加速開始可までの残時間TE は、入り側ラインでのコイ
ルの溶接処理をいくつかの処理ブロックに分割し、ま
ず、初期値として夫々のブロックの標準処理時間を合計
する。そして、入り側ラインの自動減速後は、一定のサ
ンプリングタイム毎に残時間TEを減算カウントしてゆ
く。
【0014】そして、各処理ブロックにおいて、そのブ
ロックが標準処理時間を減算カウントし終わっても、ま
だ処理が終了していない場合は、処理が終了するまで減
算カウントを中止する。反対に、標準処理時間を減算カ
ウントし終わる前にそのブロックの処理が終了した場合
は、そのブロックの残処理時間をゼロとし、次ブロック
の減算カウントを開始する。
【0015】上記した様に、入り側ラインと中央ライン
との差速一定制御と、入り側ラインを自動減速した後の
加速開始可までの残時間TE の処理により、トラブル等
により残時間が減算されない時は計算される差速VCEE
は小さくなり、反対に、予定よりも早く処理が完了すれ
ば残時間が大幅に減算されて、計算される差速VCEEは
大きくなり、入り側ラインで全てのコイルの溶接処理が
終了した時にはルーパーの残長が常に最小値LEminに近
い値となる。これが、本発明の請求項1である。
【0016】本発明の請求項1のライン速度制御方法を
適用して、ほぼ標準処理時間内に入り側ラインでコイル
の溶接処理が終了した通常パターンにおける中央ライン
速度制御のタイムチャートを図5に、また、溶接トラブ
ル等によりA点、B点にて自動減速が行われたパターン
における中央ライン速度制御のタイムチャートを図6に
示している。また、この時の中央ラインの速度設定アル
ゴリズムを図2に示す。
【0017】また、ストリッププロセスラインにおける
出側設備で、出側ラインでコイルの巻き取りが終了した
り、巻き付けをするために、出側ラインを減速したり、
停止したりする時、出側ラインにおけるルーパーの有効
残長をXD と、出側ラインを自動減速した後から加速開
始可までの残時間をTD とすると、これらの有効残長X
D と残時間TD とで下記の数式3によって、出側ライン
と中央ラインとの差速計算値VCDD が計算できる。
【0018】そして、この数式3で計算した差速計算値
VCDD に下記の数式4に示すように、出側ラインの実績
速度VD を加算することにより、得られる中央ラインの
設定速度VCDは、出側ラインの速度をも考慮した出側ラ
インと中央ラインとの差速一定制御とすることが出来
る。
【0019】
【数3】VCDD (mpm)=60×[XDmax(m)−XD
(m)]/TD (sec) 但し、XDmaxは出側ルーパーの最大溜め込み量
【0020】
【数4】VCD(mpm)=VCDD (mpm)+VD (mpm)
【0021】また、出側ラインを自動減速した後から加
速開始可までの残時間TD は出側ラインでのコイルの巻
き取り終了や、次コイルの巻き付け処理をいくつかの処
理ブロックに分割し、まず、初期値として夫々のブロッ
クの標準処理時間を合計する。そして、出側ラインの自
動減速後は、一定のサンプリングタイム毎に残時間TD
を減算カウントしてゆく。
【0022】そして、各処理ブロックにおいて、そのブ
ロックが標準処理時間を減算カウントし終わっても、ま
だ処理が終了していない場合は、処理が終了するまで減
算カウントを中止する。反対に、標準処理時間を減算処
理し終わる前にそのブロックの処理が終了した場合は、
そのブロックの残処理時間をゼロとし、次ブロックの減
算カウントを開始する。
【0023】この出側ラインと中央ラインとの差速一定
制御と、出側ラインを自動減速した後から加速開始可ま
での残時間TD の処理により、トラブル等により残時間
TDが減算されない時は、計算される差速VCDD は小さ
くなり、反対に、予定よりも早く処理が完了すれば残時
間TD が大幅に減算されて、計算される差速VCDD は大
きくなり、出側ラインにおける次コイルの巻き付け処理
が終了した時には、ルーパーの残長が常に最大値XDmax
に近い値となる。これが、本発明の請求項2である。
【0024】本発明の請求項2のライン速度制御方法を
適用して、ほぼ標準処理時間内に出側ラインにおける次
コイルの巻き付け処理が終了した通常パターンにおける
中央ライン速度制御のタイムチャートを図7に、ノッチ
ャー・トリマーとシャー切断の処理作業時間短縮によ
り、C点、D点にて自動加速が行われたパターンにおけ
る中央ライン速度制御のタイムチャートを図8に示して
いる。また、この時の中央ラインの速度設定アルゴリズ
ムを図3に示す。
【0025】ストリッププロセスラインにおける入り側
設備で、入り側ラインにおいてコイルを溶接するための
入り側ラインの減速や停止と、出側設備で、出側ライン
においてコイルの巻き取り終了や巻き付けをするための
出側ラインの減速や停止が同時に発生した時は、中央ラ
インの実績速度VC は上記した数式2で計算される入り
側の中央ライン設定速度VCEと、上記した数式4で計算
される出側の中央ライン設定速度VCDのどちらか小さい
ほうの速度設定値で差速一定制御する。これが、本発明
の請求項3である。この時の中央ラインの速度設定アル
ゴリズムを図4に示す。
【0026】
【実施例】以下、本発明のストリッププロセスラインに
おけるライン速度制御方法を図1及び図4に示す一実施
例に基づいて説明する。図1は本発明のストリッププロ
セスラインにおけるライン速度制御方法を実施する連続
酸洗ライン設備の概略構成図、図4は請求項3に相当す
る本発明のストリッププロセスラインにおけるライン速
度制御方法における中央ラインの速度設定アルゴリズム
を示す図である。
【0027】図1において、1はペイオフリール、2は
溶接機、3はNo.1ブライドルロールであり、これらで入
り側設備が構成され、入り側ライン速度は、No.1ブライ
ドルロール3で制御されている。
【0028】4は入り側ループカー、5はNo.3ブライド
ルロール、6は酸洗槽、7は出側ループカーであり、こ
れらで中央設備が構成され、中央ライン速度は、No.3ブ
ライドルロール5で制御されている。図1に示す実施例
では、入り側ループカー4は図1における紙面右方向に
移動することにより、また、反対に出側ループカー7は
図1における紙面左方向に移動することにより、ストリ
ップSを溜め込み、それぞれ6ストランドでループカー
移動量の6倍の長さのストリップSを溜め込むようにな
っている。
【0029】8はノッチャー・トリマー設備、9はNo.8
ブライドルロール、10は出側シャー、11はカローゼ
ルテンションリールであり、これらで出側設備が構成さ
れ、出側ライン速度は、No.8ブライドルロール9で制御
されている。
【0030】上記した連続酸洗ライン設備において、入
り側コイルを溶接するため、入り側ラインを減速した
り、停止する時には、上記した数式1及び数式2と、図
4の紙面左側の中央ライン速度設定アルゴリズムにて、
中央ライン速度の設定を行っており、入り側ラインを自
動減速した後の加速開始可までの残時間TE (秒)は、
図5及び図6に示すように、入り側ラインの自動減速
時、シャー切断時、溶接時(全11ブロック)、
溶接完了後の検査時、の全14ブロック処理に分割設定
されている。
【0031】すなわち、入り側ラインにおいて、自動減
速が開始すると、通常時における中央ラインの設定速度
VCNと、前回の入り側ラインと中央ラインとの差速計算
値VCEEFr が等しいかどうかを比較する。そして、等し
ければ数式1及び数式2によって、入り側ラインの減
速、停止時における中央ラインの設定速度VCEを求め
る。
【0032】次に、求めた設定速度VCEを通常時におけ
る中央ラインの設定速度VCNと比較し、求めた設定速度
VCEのほうが大きければ、通常時における中央ラインの
設定速度VCNを中央ラインの実績速度VC と、また、今
回求めた差速計算値VCEE を前回の差速計算値VCEEFr
として、数式1及び数式2の演算部に戻す。反対に、通
常時における中央ラインの設定速度VCNのほうが大きけ
れば、今回求めた差速計算値VCEE と前回の差速計算値
VCEEFr の差の絶対値が、今回求めた差速計算値VCEE
の速度許容偏差αE より小さいか否かを判断する。
【0033】そして、絶対値が速度許容偏差αE より小
さければ、前回の差速計算値VCEEFr に入り側ラインの
実績速度VE を加算した値を減速、停止時における設定
速度VCE[=中央ラインの実績速度VC ]とする。反対
に、速度許容偏差αE より大きければ、前記求めた設定
速度VCEを中央ラインの実績速度VC とし、また、今回
求めた差速計算値VCEE を前回の差速計算値VCEEFr と
する。
【0034】また、出側ラインにおいてコイル巻き取り
終了のため、出側ラインを減速したり、停止する時に
は、上記した数式3及び数式4と、図4の紙面右側の中
央ライン速度設定アルゴリズムにて、中央ラインの速度
設定を行っており、出側ラインを自動減速した後の加速
開始可までの残時間TD (秒)は、図7及び図8に示す
ように、出側ラインの自動減速時、ノッチャー・ト
リマー処理時(全4ブロック)、シャー切断時、リ
ール巻き付け時、の全7ブロック処理に分割設定されて
いる。
【0035】すなわち、出側ラインにおいて、自動減速
が開始すると、通常時における中央ラインの設定速度V
CNと、前回の出側ラインと中央ラインとの差速計算値V
CDDFr が等しいかどうかを比較する。そして、等しけれ
ば数式3及び数式4によって、出側ラインの減速、停止
時における中央ラインの設定速度VCDを求める。
【0036】次に、求めた設定速度VCDを通常時におけ
る中央ラインの設定速度VCNと比較し、求めた設定速度
VCDのほうが大きければ、通常時における中央ラインの
設定速度VCNを中央ラインの実績速度VC と、また、今
回求めた差速計算値VCDD を前回の差速計算値VCDDFr
として、数式3及び数式4の演算部に戻す。反対に、通
常時における中央ラインの設定速度VCNのほうが大きけ
れば、今回求めた差速計算値VCDD と前回の差速計算値
VCDDFr の差の絶対値が、今回求めた差速計算値VCDD
の速度許容偏差αD より小さいか否かを判断する。
【0037】そして、絶対値が速度許容偏差αD より小
さければ、前回の差速計算値VCDDFr に出側ラインの実
績速度VD を加算した値を減速、停止時における設定速
度VCD[=中央ラインの実績速度VC ]とする。反対
に、速度許容偏差αD より大きければ、前記求めた設定
速度VCDを中央ラインの実績速度VC とし、また、今回
求めた差速計算値VCDD を前回の差速計算値VCDDFr と
する。
【0038】以上のようにして、夫々求めた設定速度V
CEとVCDは、夫々入り側ライン又は出側ラインが自動減
速、停止中であれば、設定速度VCEとVCDを比較し、自
動減速、停止中でなければ、数式1及び数式2、又は数
式3及び数式4の演算部に戻す。一方、設定速度VCEと
VCDを比較し、設定速度VCEのほうが大きければ設定速
度VCDを中央ラインの実績速度VC とし、反対に、設定
速度VCDのほうが大きければ設定速度VCEを中央ライン
の実績速度VC とする。
【0039】本実施例では連続酸洗ラインに請求項3に
相当する本発明を適用したものについて説明したが、適
用するラインは、連続焼鈍ラインでも、各種表面処理ラ
インでも良く、また、入り側設備にのみルーパー設備を
備えたものについては、請求項1に相当する本発明を適
用し、また、出側設備にのみルーパー設備を備えたもの
については、請求項2に相当する本発明を適用すれば良
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば連続酸洗ライン設備において、入り側ラインでコ
イルを溶接するために入り側ラインを減速したり、停止
したりする時、また、出側ラインでコイルの巻き取り終
了のために出側ラインを減速したり、停止したりするた
めの、中央ライン速度の減速による生産性(TON/
H)の阻害を年間で約8%改善できた。また、入り側ラ
インでコイルを溶接処理したり、出側ラインでコイルの
巻き取り終了や、次コイルの巻き付け処理等のトラブル
による、中央ライン停止トラブルの回数を年間で約60
%低減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストリッププロセスラインにおけるラ
イン速度制御方法を実施する連続酸洗ライン設備の概略
構成図である。
【図2】請求項1に相当する本発明のストリッププロセ
スラインにおけるライン速度制御方法における中央ライ
ンの速度設定アルゴリズムを示す図である。
【図3】請求項2に相当する本発明のストリッププロセ
スラインにおけるライン速度制御方法における中央ライ
ンの速度設定アルゴリズムを示す図である。
【図4】請求項3に相当する本発明のストリッププロセ
スラインにおけるライン速度制御方法における中央ライ
ンの速度設定アルゴリズムを示す図である。
【図5】入り側ラインでコイルを溶接するために入り側
ラインの減速、停止時の中央ライン速度制御のタイムチ
ャート(通常パターン)を示す図である。
【図6】溶接トラブル等によるA点、B点での自動減速
パターンの図5と同様の図である。
【図7】出側ラインでコイルの巻き取り終了のために出
側ラインの減速、停止時の中央ライン速度制御のタイム
チャート(通常パターン)を示す図である。
【図8】作業時間短縮によるC点、D点での自動減速パ
ターンの図7と同様の図である。
【符号の説明】
2 溶接機 3 No.1ブライドルロール 4 入り側ループカー 5 No.3ブライドルロール 7 出側ループカー 9 No.8ブライドルロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入り側にルーパー設備を備えたストリッ
    ププロセスラインにおけるライン速度制御方法におい
    て、入り側ラインの減速、停止時に、前記ルーパー設備
    におけるルーパーの有効残長と、入り側ラインの自動減
    速後から加速開始可までの残時間とから、加速開始から
    完了までに払い出されるストリップ量を残して前記加速
    開始時にルーパー長が最短となるよう、入り側ライン速
    度と中央ライン速度との差速が一定となるように制御す
    ると共に、入り側ラインでの処理を複数のブロックに分
    割し、各ブロック毎の標準処理時間と実績処理時間との
    差より前記制御を補正することを特徴とするストリップ
    プロセスラインにおけるライン速度制御方法。
  2. 【請求項2】 出側にルーパー設備を備えたストリップ
    プロセスラインにおけるライン速度制御方法において、
    出側ラインの減速、停止時に、前記ルーパー設備におけ
    るルーパーの有効残長と、出側ラインの自動減速後から
    加速開始可までの残時間とから、加速開始から完了まで
    に払い出されるストリップ量を残して前記加速開始時に
    ルーパー長が最長となるよう、出側ライン速度と中央ラ
    イン速度との差速が一定となるように制御すると共に、
    出側ラインでの処理を複数のブロックに分割し、各ブロ
    ック毎の標準処理時間と実績処理時間との差より前記制
    御を補正することを特徴とするストリッププロセスライ
    ンにおけるライン速度制御方法。
  3. 【請求項3】 入り側と出側にルーパー設備を備えたス
    トリッププロセスラインにおけるライン速度制御方法に
    おいて、入り側においては請求項1にかかる制御を、ま
    た、出側においては請求項2にかかる制御を行い、どち
    らか小さいほうの値で差速が一定となるように制御する
    ことを特徴とするストリッププロセスラインにおけるラ
    イン速度制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103253539A (zh) * 2013-04-22 2013-08-21 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 防止镀锌机组带钢运行跑偏断带的控制方法
CN111618107A (zh) * 2020-07-17 2020-09-04 佛山市君诚宇机械设备有限公司 一种带钢产线出入口公用活套

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