JPH1157171A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH1157171A
JPH1157171A JP23543097A JP23543097A JPH1157171A JP H1157171 A JPH1157171 A JP H1157171A JP 23543097 A JP23543097 A JP 23543097A JP 23543097 A JP23543097 A JP 23543097A JP H1157171 A JPH1157171 A JP H1157171A
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ball
circuit board
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board
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Nobuharu Yoshida
信晴 吉田
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動入賞玉検出手段と遊技制御回路基板との
間に不正な回路基板を接続することが不可能な弾球遊技
機を提供する。 【解決手段】 基板収納ボックス80には、始動入賞口
43に入賞した打玉を誘導し且つ始動入賞玉検出器93
が臨む玉通路90を形成する一方、始動入賞玉検出器9
3及び該始動入賞玉検出器93と遊技制御回路基板87
との接続部分を該基板収納ボックス80の内部に設けた
ので、始動入賞玉検出器93及びその配線の接続部分で
あるコネクタが基板収納ボックス80の内部にあるた
め、その途中に不正回路基板を介装することは困難とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動入賞口と、該
始動入賞口に入賞した打玉を検出する始動入賞玉検出手
段と、該始動入賞玉検出手段の出力に基づいて表示結果
を導出する可変表示装置と、該可変表示装置を含む遊技
装置の動作を制御する遊技制御回路基板を収納する基板
収納ボックスと、を備えた弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、打玉が始動入賞口に入賞したこと
を始動入賞玉検出器で検出し、その検出信号に基づいて
可変表示装置の表示結果を導出し、その表示結果が予め
定めた特定表示結果となったときに大当り遊技状態とな
って、例えば、可変入賞球装置を繰り返し開放して多数
の入賞玉を獲得できるチャンスを付与する弾球遊技機が
市場に多数提供されている。このような弾球遊技機にあ
っては、可変表示装置の表示結果が特定表示結果を表示
するか否かを打玉の始動入賞時(始動入賞玉検出器の検
出時)に抽出される大当り決定用のランダム数によって
決定されていた。この大当り決定用のランダム数は、電
源投入時から所定の速度(例えば、2msec)で刻々
と変化するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、始動
入賞玉検出器と遊技制御回路基板とを接続する配線の途
中に、前記大当り決定用のランダム数と同期して変化す
るカウンタを内蔵し且つ始動入賞玉検出器からの検出信
号を一旦記憶しておき、前記カウンタの値が所定値(前
記大当り決定用のランダム数の大当りの数と同じ値)と
なったときに遊技制御回路基板にその検出信号を送る不
正回路基板が接続される不正行為が行われていることが
わかった。また、上記のような不正回路基板と同じよう
な不正を働く目的で、例えば、所定の周波数の電波信号
があったときに始動信号があったかの如く遊技制御回路
基板に送る不正回路基板も用いられていることがわかっ
た。そして、それらの不正回路基板を配線の束の中に隠
したりして不正行為が発見され難いようにしていた。本
発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、始動入賞
玉検出手段と遊技制御回路基板との間に不正な回路基板
を接続することが不可能な弾球遊技機を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために請求項1の発明が採用した解決手段は、図1、図
3及び図4に示すように、始動入賞口43と、該始動入
賞口43に入賞した打玉を検出する始動入賞玉検出手段
としての始動入賞玉検出器93と、該始動入賞玉検出器
93の出力に基づいて表示結果を導出する可変表示装置
41と、該可変表示装置41を含む遊技装置の動作を制
御する遊技制御回路基板87を収納する基板収納ボック
ス80と、を備えた弾球遊技機1において、前記基板収
納ボックス80には、前記始動入賞口43に入賞した打
玉を誘導し且つ前記始動入賞玉検出器93が臨む玉通路
90を形成する一方、前記始動入賞玉検出器93及び該
始動入賞玉検出器93と前記遊技制御回路基板87との
接続部分を該基板収納ボックス80の内部に設けたこと
を特徴とするものである。このように構成することによ
り、始動入賞玉検出器93及びその配線94の接続部分
であるコネクタ95が基板収納ボックス80の内部にあ
るため、その途中に不正回路基板を介装することは困難
となる。
【0005】また、請求項2の発明は、図3に示すよう
に、前記始動入賞玉検出器93及び該始動入賞玉検出器
93と前記遊技制御回路基板87との接続部分を該基板
収納ボックス80の外部から視認可能な状態で内部に設
けたことを特徴とするものである。このように構成する
ことにより、仮に不正が行われていても、外部から始動
入賞玉検出器93、配線94、及びコネクタ95を視認
できるので、容易に不正が行われたか否かを発見するこ
とができる。
【0006】また、請求項3の発明は、図3、図5乃至
図7に示すように、前記基板収納ボックス80は、前記
遊技制御回路基板87を収納する取付基体81と蓋体8
2とで構成されると共に、該取付基体81と蓋体82と
を取り外したことが容易にわかる封止手段(例えば、封
印シール102)又は取り外すことが困難な封止手段
(例えば、溶着部105、ワンウェイネジ140)で封
止したことを特徴とするものである。このように構成す
ることにより、基板収納ボックス80内に存在する始動
入賞玉検出器93、配線94、及びコネクタ95への不
正回路基板の取付を行うことが困難となり、仮に、封止
手段102,105,140が破損されていれば、不正
行為が行われた可能性が高く、不正行為を容易に発見す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照
して弾球遊技機1の全体の構成について説明する。図1
は、実施形態に係る弾球遊技機1の正面図であり、図2
は、弾球遊技機1の背面図である。
【0008】弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形
成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支さ
れ且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約し
て設けられる枠基体3と、該枠基体3の前面上部に開閉
自在に設けられるガラス板保持枠4と、から構成されて
いる。枠基体3に設けられる主要構成部としては、ガラ
ス板保持枠4、遊技盤40、上皿12、灰皿21を含む
下皿18、操作ハンドル22、機構板50、打球発射装
置71がある。また、図示の実施形態では、弾球遊技機
1の側方に遊技者に遊技玉を貸し出すためのカードユニ
ット装置30が付設されている。
【0009】ガラス板保持枠4には、後述する遊技盤4
0の遊技領域をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面からガラス板が装着されてい
る。また、ガラス板保持枠4には、円形透視窓5の外周
に沿って、その上部に装飾LED7が、その左右両側方
に装飾蛍光灯6a・6bが設けられている。この装飾L
ED7や装飾蛍光灯6a・6bは、遊技状態に応じて点
灯又は点滅されるものであり、大当り遊技状態の発生時
や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気を盛り
上げるものである。また、ガラス板保持枠4の軸支側上
部には、払い出すべく景品玉が不足したことを報知する
玉切れLED8や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の
景品玉が払い出されたことを報知する払出LED9が設
けられ、更に、ガラス板保持枠4の上部左右に遊技の進
行に応じた効果音を発生するスピーカ10a・10bが
設けられている。なお、上記した構成のうち、装飾LE
D7や玉切れLED8及び払出LED9は、複数のLE
Dがプリント配線基板上に実装されるように構成される
ものであるが、このプリント配線基板を金属ベースプリ
ント配線基板で構成することにより、LEDから発生さ
れる熱の放熱効果を高めることができる。
【0010】次に、ガラス板保持枠4の下部で開閉自在
に取り付けられる上皿12の構成について説明すると、
上皿12は、合成樹脂製の上皿開閉板11の表面に複数
の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することによ
り構成されている。上皿開閉板11には、その開放側の
上端に玉抜き操作レバー16が設けられている。この玉
抜き操作レバー16は、左右方向に移動可能に設けら
れ、図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移
動させることにより、上皿12に貯留されていた玉を上
皿開閉板11の裏面に形成される玉抜き路(図示しな
い)を流下させて下皿24に誘導するものである。ま
た、上皿12には、その内部に圧電ブザー17が内蔵さ
れている。この圧電ブザー17は、遊技玉の貸出異常が
生じたとき(例えば、ピッ、ピッ、ピッという連続
音)、あるいは遊技玉の貸出時(例えば、100円相当
の遊技玉が払い出される毎にピーという音)に、その旨
を報知する報知音が発生されるものである。
【0011】上記した上皿12について、さらに詳細に
説明すると、上皿12は、その上流側に形成される賞球
払出口14とその下流側に形成される打球供給口15と
を連絡するように貯留整列路13が形成されており、そ
の貯留整列路13の中程底面裏面に上皿玉検出器(図示
しない)が設けられている。この上皿玉検出器は、上皿
12に残留する打玉を検出するものである。また、上皿
12には、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユ
ニット装置30を介して遊技玉を借り受ける際に操作す
る操作部が設けられている。なお、この操作部は、玉貸
スイッチ、返却スイッチ、自動玉貸スイッチ、度数表示
LED、及び自動玉貸表示LED(共に図示しない)か
ら構成されている。玉貸スイッチは、カードユニット装
置30によって遊技玉を借り受ける際に操作するもので
ある。返却スイッチは、遊技終了の際にカードユニット
装置30のカード挿入口33に差し込まれたカードを返
却するためのものである。度数表示LEDは、カードユ
ニット装置30のカード挿入口33に差し込まれたカー
ドの残額が表示されるものである。また、自動玉貸スイ
ッチは、借り受けるべき遊技玉を前記玉貸スイッチを操
作して行うマニュアルモードと、上皿12の打玉の残量
が前記上皿玉検出器によって検出されなくなったときに
自動的に遊技玉を払い出す自動モードと、のいずれかの
モードに設定するものであり、自動モードが選択設定さ
れているときには、自動玉貸表示LEDが点灯してい
る。
【0012】しかして、後述する遊技盤40の遊技内容
において大当り遊技状態が発生すると、短時間に多量の
入賞玉を獲得するチャンスがある。このように大当り遊
技状態という遊技者にとって極めて大きなチャンスは、
上皿12の残留玉がほとんどなくなった時点で発生する
場合もあり、このような場合、続けて打玉を発射させて
打玉を可変入賞球装置42の特定入賞領域に入賞させる
必要があるにも拘らず、打玉が上皿12に残存しないの
で、慌てて玉貸スイッチを操作して遊技玉を借り受けな
ければならない。しかし、玉貸スイッチを操作してから
遊技玉が払い出され、しかもその玉が発射されて可変入
賞球装置42の特定入賞領域に到達するまでに多少の時
間がかかるため、その時間の間に有利なチャンス(継続
権の成立)を逃してしまうという不都合があるが、本実
施形態においては、自動玉貸スイッチを自動モードに設
定しておけば、上皿玉検出器が打玉の不存在を検出した
時点で自動的に遊技玉を上皿12に払い出すので、上記
したような不都合は生じない。なお、上皿12として上
記した制御を行わないならば、上皿玉検出器及び自動玉
貸スイッチを省略したものでも良い。
【0013】また、枠基体3の下部に取り付けられる下
皿18は、前記上皿12から溢れた賞球であって余剰玉
通路(図示しない)を介して余剰玉払出口19から排出
される余剰の賞球を貯留するものであり、その下皿18
の前面壁には、玉抜き操作レバー20がスライド可能に
取り付けられるようになっている。この玉抜き操作レバ
ー20を操作することにより、下皿18に貯留されてい
た賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に移し替
えることができる。また、下皿の左側には、灰皿21が
設けられ、右側には、操作ハンドル22が設けられてい
る。操作ハンドル22は、後述する打球発射装置71の
発射装置モータ72の駆動を開始せしめるメインスイッ
チ及びタッチアンテナ(共に図示しない)を内蔵してい
ると共に、打玉の弾発力を調節するものである。
【0014】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置30が隣接されている。このカードユ
ニット装置30は、前記上皿12の上面に設けられる前
述した操作部を操作することにより作動されるものであ
る。しかして、カードユニット装置30は、使用可能状
態であるか否かを表示する使用可能表示器31と、当該
カードユニット装置30がいずれの側の弾球遊技機1に
対応しているか否かを表示する連結台方向表示器32
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード投入
口33とが設けられている。そして、このように構成さ
れるカードユニット装置30は、独自の制御回路によっ
て制御されるものであるが、上皿12に設けられる玉貸
スイッチ、返却スイッチ、及び度数表示LEDや、後述
する制御基板カバー65内に収納された賞球払出制御基
板64と接続されている。なお、カードユニット装置3
0を弾球遊技機1に内蔵しても良い。また、本実施形態
においては、遊技者に遊技玉を貸し出すためのユニット
装置としてカードユニット装置30を例示したが、例え
ば、紙幣等を挿入し得るユニット装置であっても良い。
【0015】次に、遊技盤40の正面構造について説明
すると、遊技盤40は、前記枠基体3の裏面側に一体的
に形成される遊技盤収納枠(図示しない)に収納固定さ
れるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表
面には、円形うず巻き状に誘導レール(図示しない)が
取り付けられ、該誘導レールの内側が遊技領域とされて
発射された打玉が落下するものである。遊技領域には、
図示の場合、可変表示装置としてのドラム式可変表示装
置41や遊技装置としての可変入賞球装置42やドラム
式可変表示装置41の可変表示を許容する始動入賞口4
3が設けられると共に、単に打玉を入賞とする入賞口4
4・45、打玉の流下方向及び速度を変化せしめる風車
又は多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域の最下方
には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込ま
れるアウト口46が設けられている。なお、可変表示装
置としては、上記した機械的なドラム式可変表示装置4
1に限定されるものではなく、液晶やドットマトリック
スタイプの電気的な可変表示装置であってもよい。
【0016】一方、弾球遊技機1の裏面側には、図2に
示すように、機構板50が開閉自在に設けられている。
機構板50の中央には、窓開口51が開設され、該窓開
口51からは、前記遊技盤40の裏面に取り付けられた
入賞玉集合カバー体52が貫通されている。入賞玉集合
カバー体52には、中継基板53と、前記ドラム式可変
表示装置41の駆動態様を制御するドラム表示制御回路
基板54と、が設けられている。なお、各基板53・5
4は、相互間で電気的に接続されている。また、中継基
板53には、遊技盤40上の各種電気部品が接続される
と共に、後述する遊技制御回路基板87が接続されてい
る。一方、ドラム表示制御回路基板54には、前記可変
表示装置41に含まれる各種電気部品(ドラムモータ、
ドラムランプ、ドラムセンサ等)が接続されると共に、
遊技制御回路基板87が接続されている。
【0017】また、前記機構板50には、発生した入賞
玉に基づいて所定個数の賞球を払い出す玉タンク55
と、賞球払出装置56と、玉タンク55内の玉を賞球払
出装置56に送る玉整列レール57、カーブ樋58、及
び通路体59と、玉止め部材61、入賞玉排出ソレノイ
ド62及び入賞玉検出器63を備えた入賞玉処理装置6
0と、遊技制御回路基板87を収納した基板収納ボック
ス80と、賞球払出制御基板64を被覆した制御基板カ
バー65と、ユニット中継基板66を被覆した中継基板
カバー67と、ターミナル基板68を収納したターミナ
ル基板ボックス69と、が設けられている。遊技制御回
路基板87は、CPU、RAM、及びROMを備えてド
ラム式可変表示装置41や可変入賞球装置42等の遊技
装置の遊技動作を制御するものである。賞球払出制御基
板64は、賞球払出装置56の動作を制御するものであ
る。ユニット中継基板66は、弾球遊技機1とカードユ
ニット装置30との配線を中継するものである。ターミ
ナル基板68は、遊技制御回路基板87に電源を供給す
るものである。また、弾球遊技機1の裏面には、上記し
た機構板50以外の領域に、装飾制御基板70を収納し
た装飾制御基板ボックス71と、発射装置モータ73を
備えた打球発射装置72とが設けられている。装飾制御
基板70は、遊技制御回路基板87からの指令又はデー
タに基づいて弾球遊技機1の前面に設けられる電気的装
飾部品(前記装飾蛍光灯6a,6b、装飾LED7、ス
ピーカ10a,10b等)の動作を制御するものであ
る。
【0018】なお、上記した各種基板及び装置には、所
定の配線を接続するためのコネクタが設けられており、
特に、ターミナル基板ボックス69に収納されるターミ
ナル基板68は、遊技制御回路基板87に電源を供給す
るだけでなく、弾球遊技機1に設けられる各種電気的装
置、例えば、上記した各基板及び打球発射装置72にも
電源を供給すると共に、弾球遊技機1の内部での信号線
の中継、あるいは弾球遊技機1と外部との信号線の中継
を行うための端子も設けられている。
【0019】機構板50に設けられる上記した構成のう
ち、遊技制御回路基板87を収納する基板収納ボックス
80は、本実施形態の要部を構成するもので、前記始動
入賞口43に入賞した打玉をその内部に導いて検出する
構造となっている。この構造について、以下、図3及び
図4を参照して説明する。図3は、基板収納ボックス8
0の取付状態を示す斜視図であり、図4は、基板収納ボ
ックス80を機構板50に取り付けた状態での断面図で
ある。
【0020】基板収納ボックス80は、図3に示すよう
に、前記遊技制御回路基板87を内部に収納する蓋体8
2及び取付基体81の組付体からなり、この組付体が取
付台110を介して前記機構板50に取り付けられて構
成される。取付基体81は、導電性の合成樹脂によって
上面が開放したボックス状に形成され、その底面裏側に
取付台110に形成される係合レール111と係合する
係合レール83が突設形成されている。また、取付基体
81の底面には、内部を透視し得る開口(図示しない)
が形成されるが、その開口を閉塞するように底面の内側
に透明底板84が積層状に設けられている。図示の場合
には、細長い開口(図4の縦方向に沿った開口が複数個
設けられている)を閉塞するように透明底板84が積層
状に設けられているが、この透明底板84は、取付基体
81の内側四隅に突設される取付ボス85を貫通させた
後、該取付ボス85に間隔保持筒86を遊嵌し、更にそ
の後、遊技制御回路基板87を取付ボス85に当接させ
てビスで止着することにより、取付基体81の底面に当
接した状態で取り付けられるものである。
【0021】上記した取付ボス85に取り付けられる遊
技制御回路基板87は、周知のように、その一側面にマ
イクロコンピュータを構成するCPU、ROM、RAM
等の電子部品やコネクタ104等の接続部品が実装され
ている。図示の実施形態の場合には、幅方向の上部領域
がコネクタ実装領域として構成され、そのコネクタ実装
領域の下方部が電子部品実装領として形成されている。
そして、蓋体82を取付基体81に組み付けた状態で
は、コネクタ実装領域が外部に露出した状態であるコネ
クタ接続領域103となるものである。
【0022】ところで、本実施形態における遊技制御回
路基板87には、幅方向垂直状に打玉が通過し得る玉通
路90が取り付けられている。具体的には、玉通路90
は、平板長方形状の玉通路構成第1部材88と、該玉通
路構成第1部材88によってその一側が閉塞される断面
コ字状の玉通路構成第2部材89とによってパチンコ玉
が内部を上から下に向かって落下する通路として構成さ
れる。玉通路構成第1部材88は、透明な合成樹脂で形
成されその上下に突設される取付片96によって遊技制
御回路基板87から僅かに浮いた状態でビス止めされ、
また、玉通路構成第2部材89も透明な合成樹脂で形成
されその上下に突設される取付片97によって遊技制御
回路基板87から僅かに浮いた状態でビス止めされてい
る。また、玉通路90は、遊技制御回路基板87の幅方
向にほぼ全長に亘って形成されている。そして、上記の
ように構成される玉通路90のほぼ中程には、始動入賞
玉検出手段としての始動入賞玉検出器93が玉通路構成
第1,第2部材88,89の凹部91,92に係止され
て取り付けられている。図示の実施形態においては、始
動入賞玉検出器93として近接スイッチを使用している
が、マイクロスイッチやフォトスイッチ等であってもよ
い。特に、フォトスイッチの場合には、遊技制御回路基
板87に直接実装することができるので、その途中に不
正回路基板を接続することがより困難となる。また、始
動入賞玉検出器93から延びる配線94は、コネクタ9
5によって遊技制御回路基板87に接続されている。
【0023】上記のように構成される遊技制御回路基板
87が取付基体81に取り付けられた状態で蓋体82が
コネクタ接続領域103を除く電子部品実装領域を被覆
するように組み付けられる。蓋体82は、内部が透視し
得る透明な合成樹脂によって平板状に形成され、その上
辺に沿って折り曲げられた折曲辺部82aによって電子
部品実装領域とコネクタ実装領域とが区画されている。
折曲辺部82aには、前記玉通路90に対応する位置に
切欠開口98が形成され、蓋体82を取付基体81にス
ムーズに取付得るようになっている。
【0024】ところで、蓋体82の取付基体81への取
付構造は、蓋体82の両側辺及び下辺の外側に適宜間隔
を置いて直角状に折り曲げ形成される係止片101と該
係止片101とで取付基体81の上辺部を挟持するよう
に蓋体82の内面外周に沿って適宜間隔を置いて突設さ
れる案内リブ100とによって取り付けられるものであ
る。場合によっては、案内リブ100の外側面に接着剤
等を塗布した後に案内リブ100と係止片101とで取
付基体81の上辺を挟持させることにより、その後、蓋
体82を取り外すことが困難となるようにしてもよい。
接着剤を使用する場合であっても使用しない場合であっ
ても、蓋体82を取付基体81に取り付けた状態では、
蓋体82と取付基体81との間に差し渡される封印シー
ル102を貼付することが望ましい。封印シール102
としては、剥した痕跡が明確に残存するホログラムシー
ル等が考えられる。ホログラムシールは、ホログラム層
と光反射層と接着剤層とを備え、ホログラム層に形成さ
れるホログラム図柄を偽造困難な図柄に構成すること
で、不正行為に伴うシールの貼り替えを防止するように
なっている。このホログラム図柄は、ホログラムシール
の表面に入射したコヒーレント光(レーザー光)がホロ
グラム層のエンボス面を透して光反射層に入り、光反射
層からホログラム干渉光としてホログラムシールの外方
に反射されることで形成される。また、ホログラムシー
ルを剥した場合は、もう一度貼り直してもホログラム図
柄が元の形状にならないので、剥した痕跡が確実に残
る。もちろん、痕跡が残存するシールであれば、ホドグ
ラムシール以外のものでも良い。
【0025】上記のようにして蓋体82を取付基体81
に取り付けた状態では、始動入賞玉検出器93とその配
線94、及び始動入賞玉検出器93と遊技制御回路基板
87とを接続するコネクタ95とが取付基体81と蓋体
82とで構成される空間の内部に収納配置された状態と
なるため、外部からそれらに触れることはできない。こ
のため、始動入賞玉検出器93と遊技制御回路基板87
とを結ぶ配線94の途中に不正回路基板を介装すること
ができない。仮に、不正回路基板を介装しようとすれ
ば、蓋体82を取付基体81から取り外さなければなら
ないが、蓋体82を取り外した場合には、封印シール1
02にその痕跡が残るため、不正行為が行われたか否か
が容易にわかる。また、蓋体82が透明な合成樹脂で形
成されているので、始動入賞玉検出器93の配線94と
コネクタ95部分が外部から容易に視認できるため、仮
にこの部分に不正回路基板が介装されていれば、外部か
ら容易に発見することができる。なお、蓋体82の透明
な部分は、必ずしも全体である必要はなく、例えば、始
動入賞玉検出器93と配線94とコネクタ95が視認で
きる部分だけ(その他にROMも視認できる必要があ
る)でも良い。
【0026】次に、上記した基板収納ボックス80を機
構板50に取り付けるための取付台110について図3
を参照して説明する。取付台110は、図3に示すよう
に、合成樹脂(金属でもよい)によって形成された長方
形板からなり、その基板中央には断面逆L字状をなす一
対の係合レール111が所定間隔を置いて条設されてい
る。なお、係合レール111の条設方向は、取付台11
0の長辺部に沿った左右方向となっている。取付台11
0の各長辺部(前後端縁)には、基板面に対して直交す
るガイド片112が突設されている。取付台110の右
側端部には、弾性変形する解除レバー114が形成され
ており、該解除レバー114の基部には、取付基体81
に形成される係止穴(図示しない)と係合する係合突起
113が突設されている。また、取付台110の基板面
には、機構板50側の取付ボス116に取付台110を
ビス止めするための止め穴115が穿設されている。
【0027】しかして、上記した取付台110は、止め
穴115及び取付ボス116を介して機構板50にビス
止めされることで機構板50上の所定部位に固定され
る。また、この取付台110に基板収納ボックス80を
取り付けるときには、取付台110に対してボックス8
0を左側方からスライド装着させる。このとき、取付台
100側の係合レール111は、ボックス80側の係合
レール83と係合した状態にあり、ガイド片112は、
ボックス80のスライド移動を案内する。そして、この
ようなボックス80のスライド移動によって取付台11
0側の解除レバー114が下方に弾性変形し、遂には、
ボックス80側の係止穴が取付台110側の係合突起1
13と係合してボックス80の装着が完了する。一方、
基板収納ボックス80を取付台110から取り外すとき
には、解除レバー114を下方に押して係止穴と係合突
起113との係合を解除し、この状態からボックス80
を左側方にスライドさせることで簡単に取り外すことが
できる。即ち、基板収納ボックス80は、機構板50に
ビス止め固定された取付台110に対して着脱自在な構
成となっている。
【0028】上記のようにして、基板収納ボックス80
を機構板50に取り付けた状態では、前記始動入賞口4
3に入賞した打玉が基板収納ボックス80に形成される
前記玉通路90に導かれて始動入賞玉検出器93を作動
させる。この構成について図2及び図4を参照して説明
すると、前記始動入賞口43の配設位置に対応する裏面
には、前記入賞玉集合カバー体52に連絡通路124が
形成され、該連絡通路124の後端開口に上部玉誘導通
路体120が連通するように取り付けられている。上部
玉誘導通路体120は、導電性合成樹脂又は通常の合成
樹脂によって成形されるコ字状に形成される第1構成部
材121の開放面を平板状の第2構成部材122で閉塞
して断面正方形状の通路体として構成されるものであ
り、その基部に形成される取付片123(図2参照)を
入賞玉集合カバー体52の裏面に止着することにより固
定されている。なお、上部玉誘導通路体120の末端
は、ほぼ直角状に折曲されて前記玉通路90の上端に臨
むようになっている。
【0029】一方、前記玉通路90の下端開口が臨む切
欠開口99(この切欠開口99は、前記取付基体81の
下部側壁に形成されている)に対応する位置には、下部
玉誘導通路体130が取り付けられている。この下部玉
誘導通路体130は、導電性合成樹脂又は通常の合成樹
脂によって成形されるコ字状に形成される第1構成部材
131の開放面を平板状の第2構成部材132で閉塞し
て断面正方形状の通路体として構成されるものであり、
その基部に形成される取付片133(図2参照)を機構
板50の裏面に止着することにより固定されている。な
お、下部玉誘導通路体130の末端は、機構板50の前
面側の下部に傾斜状に突設されて発生した入賞玉の全て
を前記入賞玉処理装置60に導く入賞玉集合樋74の上
方に開設された出口134に連通するようになってい
る。なお、下部玉誘導通路体130の末端を必ずしも機
構板50に臨ませる必要はなく、例えば、入賞玉集合カ
バー体52に臨ませてもよく、最終的に入賞玉集合樋7
4に導かれるようにすれば良い。
【0030】しかして、基板収納ボックス80を機構板
50に取り付けた状態では、始動入賞口43に入賞した
打玉が連絡通路124、上部玉誘導通路体120を介し
て基板収納ボックス80内に位置する玉通路90に導か
れ、その玉通路90の途中に臨んでいる始動入賞玉検出
器93を作動させた後、下部玉誘導通路体130を介し
て機構板50の入賞玉集合樋74に放出され、その後、
入賞玉処理装置60に導かれて所定の賞球が払い出され
るようになっている。
【0031】以上、本実施形態の構成及び作用について
説明してきたが、本実施形態によれば、基板収納ボック
ス80には、始動入賞口43に入賞した打玉を誘導し且
つ始動入賞玉検出器93が臨む玉通路90を形成する一
方、始動入賞玉検出器93及び該始動入賞玉検出器93
と遊技制御回路基板87との接続部分を該基板収納ボッ
クス80の内部に外部から視認可能な状態で設けたの
で、始動入賞玉検出器93及びその配線94の接続部分
であるコネクタ95が基板収納ボックス80の内部にあ
るため、その途中に不正回路基板を介装することは困難
であり、仮に不正が行われていても、外部から始動入賞
玉検出器93、配線94、及びコネクタ95を視認でき
るので、容易に不正が行われたか否かを発見することが
できる。
【0032】また、基板収納ボックス80は、遊技制御
回路基板87を収納する取付基体81と蓋体82とで構
成されると共に、該取付基体81と蓋体82とを取り外
したことが容易にわかる封印シール102で封止したの
で、基板収納ボックス80内に存在する始動入賞玉検出
器93、配線94、及びコネクタ95への不正回路基板
の取り付けを行うことが困難となり、仮に、封止シール
102が破損されていれば、不正行為が行われた可能性
が高く、不正行為を容易に発見することができる。
【0033】なお、上記した実施形態においては、基板
収納ボックス80の取付基体81と蓋体82とを封止す
る封止手段として封印シール102を例示したが、この
封印シール102の機能としては、取付基体81と蓋体
82とを取り外したことが痕跡から容易にわかるという
ことであるのに対し、取付基体81と蓋体82とを取り
外すことが困難な封止手段でも良い。このような封止手
段として図5に示す溶着部105や図6及び図7に示す
ワンウェイネジ140がある。図5は、取付基体81と
蓋体82との封止手段としての溶着部105の概略を示
す断面図であり、図6は、取付基体81と蓋体82との
封止手段としてワンウェイネジ140を用いたときの断
面図であり、図7は、ワンウェイネジ140の作用を説
明するための図面である。
【0034】図5において、封止手段として溶着部10
5によって取付基体81と蓋体82とを封止する場合に
は、取付基体81と蓋体82との当接部である案内リブ
100の部分を溶剤によって溶着又は超音波溶着装置
(図示しない)によって超音波を当てて当接部分を熱溶
着させて溶着部105を形成するものである。この場合
には、溶着部105を破壊しない限り取付基体81と蓋
体82とを取り外すことができないので、それらの取り
外しが困難であると共に、破壊されていれば、不正行為
を行われた蓋然性が高く、不正行為を容易に発見するこ
とができる。
【0035】一方、図6に示すように、封止手段として
のワンウェイネジ140を蓋体82に穿設された貫通穴
82aに差し込んで取付基体81の取付穴81aに螺合
することにより、蓋体82と取付基体81とを封止する
ことができる。この場合において、ワンウェイネジ14
0は、ネジ締め方向にしか回らない特殊なネジであり、
一旦締め付けるとネジを破壊しない限り取り外すことが
できない。具体的には、図7(A)(B)に示すように、
その頭部141に設けられたネジ溝が当接面部142と
凹部143と中心穴部144とから構成されている。そ
して、図7(C)(D)に示す特殊マイナスドライバー1
45でネジ140締めを行う場合には、ドライバー14
5の中心軸部146を中心穴部144に差し込み、この
状態からドライバー145の当接片部147を当接面部
142に当接させて一方向(図7(A)の時計回り方
向)に頭部141を回転させることでネジ140締めを
行う。一方、ドライバー145で頭部141を他方向
(図7(A)の反時計回り方向)に回転させてネジ14
0を取り外そうとした場合には、ドライバー145が凹
部143に入り込んで滑ってしまい頭部141を回転さ
せることができずにネジ140の取り外しが行えない。
なお、通常のマイナスドライバーでも頭部141を一方
向に回転させてネジ140締めすることは可能である
が、特殊マイナスドライバー145のように、中心軸部
146をワンウェイネジ140の中心穴部144に差し
込んでワンウェイネジ140との位置決めを行った方が
締め付け作業が容易に行えるものである。このように、
ワンウェイネジ140を使用した場合にもネジ140を
破壊しない限り取付基体81と蓋体82とを取り外すこ
とができないので、それらの取り外しが困難であると共
に、破壊されていれば、不正行為を行われた蓋然性が高
く、不正行為を容易に発見することができる。
【0036】なお、上記した溶着部105及びワンウェ
イネジ140によって蓋体82と取付基体81との取り
外しが困難である場合には、監督官庁によるROM等の
検査も行えなくなるため、この検査を行うことができる
ように、当初の溶着部105及びワンウェイネジ140
締着部を破壊し易い構造としておき、正当な検査のとき
には、当初の溶着部105及びワンウェイネジ140締
着部を破壊して検査し、その後、予備的に形成される溶
着部を溶着し又は締着部をワンウェイネジ140で締着
して、破壊した部分に検査済である証明シールを貼付す
ることができるようにしてもよい。つまり、複数回固着
できる構造としても良い。
【0037】また、上記した実施形態では、玉通路90
を基板収納ボックス80の中央部を貫通するように形成
したものを示したが、基板収納ボックス80の外周に沿
って形成されていてもよい。また、基板収納ボックス8
0を取付台110を介して機構板50に着脱自在に装着
するものを示したが、機構板50に形成される取付部に
基板収納ボックス80を直接装着できるような構造のも
のでも良い。この場合、着脱字材も取り付けるようにし
てもよいが、基板収納ボックス80全体をよく似た贋物
と交換される不正を防止するために、機構板50と基板
収納ボックス80との取付状態が困難となる構造(例え
ば、上記したワンウェイネジ等)としてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、始動入賞口と、該始
動入賞口に入賞した打玉を検出する始動入賞玉検出手段
と、該始動入賞玉検出手段の出力に基づいて表示結果を
導出する可変表示装置と、該可変表示装置を含む遊技装
置の動作を制御する遊技制御回路基板を収納する基板収
納ボックスと、を備えた弾球遊技機において、前記基板
収納ボックスには、前記始動入賞口に入賞した打玉を誘
導し且つ前記始動入賞玉検出手段が臨む玉通路を形成す
る一方、前記始動入賞玉検出手段及び該始動入賞玉検出
手段と前記遊技制御回路基板との接続部分を該基板収納
ボックスの内部に外部から視認可能な状態で設けたの
で、始動入賞玉検出手段及びその配線の接続部分が基板
収納ボックスの内部にあるため、その途中に不正回路基
板を介装することは困難となる。
【0039】また、請求項2の発明は、前記始動入賞玉
検出手段及び該始動入賞玉検出手段と前記遊技制御回路
基板との接続部分を該基板収納ボックスの外部から視認
可能な状態で内部に設けたので、仮に不正が行われてい
ても、外部から始動入賞玉検出手段、配線、及び接続部
分を視認できるので、容易に不正が行われたか否かを発
見することができる。
【0040】また、請求項3の発明は、前記基板収納ボ
ックスは、前記遊技制御回路基板を収納する取付基体と
蓋体とで構成されると共に、該取付基体と蓋体とを取り
外したことが容易にわかる又は取り外すことが困難な封
止手段で封止したので、基板収納ボックス内に存在する
始動入賞玉検出手段、配線、及び接続部分への不正回路
基板の取付を行うことが困難となり、仮に、封止手段が
破損されていれば、不正行為が行われた可能性が高く、
不正行為を容易に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す
正面図である。
【図2】弾球遊技機を示す背面図である。
【図3】基板収納ボックスの取付状態を示す斜視図であ
る。
【図4】基板収納ボックスを機構板に取り付けた状態で
の断面図である。
【図5】取付基体と蓋体との封止手段としての溶着部の
概略を示す断面図である。
【図6】取付基体と蓋体との封止手段としてワンウェイ
ネジを用いたときの断面図である。
【図7】ワンウェイネジの作用を説明するための図面で
ある。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 40 遊技盤 41 ドラム式可変表示装置(可変表示装置) 43 始動入賞口 50 機構板 80 基板収納ボックス 81 取付基体 82 蓋体 87 遊技制御回路基板 88 玉通路構成第1部材 89 玉通路構成第2部材 90 玉通路 93 始動入賞玉検出器(始動入賞玉検出手段) 94 配線 95 コネクタ(接続部分) 102 封印シール(封止手段) 105 溶着部(封止手段) 120 上部玉誘導通路体 130 下部玉誘導通路体 140 ワンウェイネジ(封止手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動入賞口と、該始動入賞口に入賞した
    打玉を検出する始動入賞玉検出手段と、該始動入賞玉検
    出手段の出力に基づいて表示結果を導出する可変表示装
    置と、該可変表示装置を含む遊技装置の動作を制御する
    遊技制御回路基板を収納する基板収納ボックスと、を備
    えた弾球遊技機において、 前記基板収納ボックスには、前記始動入賞口に入賞した
    打玉を誘導し且つ前記始動入賞玉検出手段が臨む玉通路
    を形成する一方、前記始動入賞玉検出手段及び該始動入
    賞玉検出手段と前記遊技制御回路基板との接続部分を該
    基板収納ボックスの内部に設けたことを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記始動入賞玉検出手段及び該始動入賞
    玉検出手段と前記遊技制御回路基板との接続部分を該基
    板収納ボックスの外部から視認可能な状態で内部に設け
    たことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記基板収納ボックスは、前記遊技制御
    回路基板を収納する取付基体と蓋体とで構成されると共
    に、該取付基体と蓋体とを取り外したことが容易にわか
    る又は取り外すことが困難な封止手段で封止したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
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