JPH10295910A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH10295910A
JPH10295910A JP12349197A JP12349197A JPH10295910A JP H10295910 A JPH10295910 A JP H10295910A JP 12349197 A JP12349197 A JP 12349197A JP 12349197 A JP12349197 A JP 12349197A JP H10295910 A JPH10295910 A JP H10295910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板収納ボックスを取付台に対して非可逆的
な固着状態で取り付けることにより、複製の基板収納ボ
ックスにすり替える不正を防止し得る遊技機を提供す
る。 【解決手段】 回路基板61を収納する回路基板ボック
ス62と、該回路基板ボックス62を弾球遊技機1に取
り付ける取付台150と、を備え、取付台150と回路
基板ボックス62とを非可逆的な固着(ワンウェイネジ
160による固着)状態で取り付ける取付片部156a
を設ける。これにより、回路基板ボックス62を取付台
150に対して非可逆的な固着状態で取り付けることが
できるので、正規外のROMを取り付けた複製の回路基
板ボックスにすり替える不正を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板を収納す
る基板収納ボックスを備えた遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機やスロットマシン
等の遊技機には、多くの回路基板が設けられている。特
に、遊技動作を制御する遊技制御回路基板には、マイク
ロコンピュータを構成するMPU、ROM、RAM等の
電子素子が多数実装されている。そして、遊技動作を制
御するプログラムが格納されるROMを交換することに
より、多くの場合、異なる遊技内容を実現することが可
能である。このため、遊技制御回路基板は、通常、不正
行為を防止するために樹脂製のボックス内に収納して設
けられていた。この基板収納ボックスは、回路基板を取
り付けたボックス本体と、その上方を覆う蓋体と、から
構成され、該蓋体がワンウェイネジでボックス本体に固
着されることにより、基板収納ボックス自体を破壊しな
い限り開放できない構成となり、回路基板に対する不正
(ジャンパー配線を接続したり、電子部品を実装したり
する不正工作)を防止する防犯効果を高めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
基板収納ボックスは、遊技機の裏面側に設けられた取付
台に対して着脱容易に取り付けられていた。このため、
基板収納ボックス自体の防犯効果を高めたにも拘らず、
正規の基板収納ボックスを取付台から取り外して、正規
外のROMを取り付けた複製の基板収納ボックスにすり
替える不正が行われていた。本発明は、上記した事情に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、基板収
納ボックスを取付台に対して非可逆的な固着状態で取り
付けることにより、複製の基板収納ボックスにすり替え
る不正を防止し得る遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、図1、図
3、図6、図11、図12、及び図14に示すように、
回路基板(遊技制御回路基板61・181)を収納する
基板収納ボックス(回路基板ボックス62・182)を
備えた遊技機(弾球遊技機1・170・180)におい
て、前記基板収納ボックスを当該遊技機に取り付ける取
付部(取付台150、取付基板190)を備え、該取付
部と前記基板収納ボックスとを固着手段(ワンウェイネ
ジ160・196、取付片部156a、取付突起148
a)により取り付け、非可逆的な固着状態にしたことを
特徴とする。このように構成することにより、基板収納
ボックスを取付部に対して非可逆的な固着状態で取り付
けることができるので、正規外のROMを取り付けた複
製の基板収納ボックスにすり替える不正を防止すること
ができる。
【0005】また、前記固着手段は、少なくとも第一及
び第二の固着手段を含み、その第一の固着手段による固
着状態を解除するための解除部(連結部157a・15
8a)を設け、該解除部の解除状態で前記取付部と前記
基板収納ボックスとを前記第二の固着手段により取り付
け、再び非可逆的な固着状態にした場合には、複製の基
板収納ボックスにすり替える不正を防止した上で、不慮
の故障等による基板収納ボックスの交換が行える。
【0006】また、図12乃至図14に示すように、前
記取付部を取付台150から構成し、遊技領域を形成す
る遊技盤40を備えると共に、該遊技盤40に前記取付
台(取付台150、取付基板190)を非可逆的な固着
(ワンウェイネジ178・192による固着)状態で取
り付けた場合には、遊技盤40の入れ替えと同時に基板
収納ボックスを交換することができる。このため、遊技
盤40の入れ替えによる基板収納ボックスの交換に伴っ
て余分な構成部材を交換する必要がなくなる。例えば、
基板収納ボックスを機構板に取り付けた場合には、交換
する必要のない機構板まで取り替えなければならなくな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照
して遊技機としての弾球遊技機1の全体の構成について
説明する。図1は、実施形態に係る弾球遊技機1の正面
図であり、図2は、弾球遊技機1の背面図である。
【0008】弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形
成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支さ
れ且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約し
て設けられる枠基体3と、該枠基体3の前面上部に開閉
自在に設けられるガラス板保持枠4と、から構成されて
いる。枠基体3に設けられる主要構成部としては、ガラ
ス板保持枠4、遊技盤40、上皿12、灰皿21を含む
下皿18、操作ハンドル22、機構板50、打球発射装
置71がある。また、図示の実施形態では、弾球遊技機
1の側方に遊技者に遊技玉を貸し出すためのユニット装
置としてのカードユニット装置30が付設されている。
【0009】ガラス板保持枠4には、後述する遊技盤4
0の遊技領域をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面からガラス板が装着されてい
る。また、ガラス板保持枠4には、円形透視窓5の外周
に沿って、その上部に装飾LED7が、その左右両側方
に装飾蛍光灯6a・6bが設けられている。この装飾L
ED7や装飾蛍光灯6a・6bは、遊技状態に応じて点
灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態の発生時
や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲気を盛り
上げるものである。また、ガラス板保持枠4の軸支側上
部には、払い出すべく景品玉が不足したことを報知する
玉切れLED8や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の
景品玉が払い出されたことを報知する払出LED9が設
けられ、更に、ガラス板保持枠4の上部左右に遊技の進
行に応じた効果音を発生するスピーカ10a・10bが
設けられている。なお、上記した構成のうち、装飾LE
D7や玉切れLED8及び払出LED9は、複数のLE
Dがプリント配線基板上に実装されるように構成される
ものであるが、このプリント配線基板を金属ベースプリ
ント配線基板で構成することにより、LEDから発生さ
れる熱の放熱効果を高めることができる。
【0010】次に、ガラス板保持枠4の下部で開閉自在
に取り付けられる上皿12の構成について説明すると、
上皿12は、合成樹脂製の上皿開閉板11の表面に複数
の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することによ
り構成されている。上皿開閉板11には、その開放側の
上端に玉抜き操作レバー16が設けられている。この玉
抜き操作レバー16は、左右方向に移動可能に設けら
れ、図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移
動させることにより、上皿12に貯留されていた玉を上
皿開閉板11の裏面に形成される玉抜き路(図示しな
い)を流下させて下皿18に誘導するものである。ま
た、上皿12には、その内部に圧電ブザー17が内蔵さ
れている。この圧電ブザー17は、遊技玉の貸出異常が
生じたとき(例えば、ピッ、ピッ、ピッという連続
音)、あるいは遊技玉の貸出時(例えば、100円相当
の遊技玉が払い出される毎にピーという音)に、その旨
を報知する報知音が発生されるものである。
【0011】上記した上皿12について、さらに詳細に
説明すると、上皿12は、その上流側に形成される賞球
払出口14とその下流側に形成される打球供給口15と
を連絡するように貯留整列路13が形成されており、そ
の貯留整列路13の中程底面裏面に上皿玉検出器(図示
しない)が設けられている。この上皿玉検出器は、上皿
12に残留する打玉を検出するものである。また、上皿
12には、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユ
ニット装置30を介して遊技玉を借り受ける際に操作す
る操作部が設けられている。なお、この操作部は、玉貸
スイッチ、返却スイッチ、自動玉貸スイッチ、度数表示
LED、及び自動玉貸表示LED(共に図示しない)か
ら構成されている。玉貸スイッチは、カードユニット装
置30によって遊技玉を借り受ける際に操作するもので
ある。返却スイッチは、遊技終了の際にカードユニット
装置30のカード挿入口33に差し込まれたカードを返
却するためのものである。度数表示LEDは、カードユ
ニット装置30のカード挿入口33に差し込まれたカー
ドの残額が表示されるものである。また、自動玉貸スイ
ッチは、借り受けるべき遊技玉を前記玉貸スイッチを操
作して行うマニュアルモードと、上皿12の打玉の残量
が前記上皿玉検出器によって検出されなくなったときに
自動的に遊技玉を払い出す自動モードと、のいずれかの
モードに設定するものであり、自動モータが選択設定さ
れているときには、自動玉貸表示LEDが点灯してい
る。
【0012】しかして、後述する遊技盤40の遊技内容
において大当り遊技状態が発生すると、短時間に多量の
入賞玉を獲得するチャンスがある。このように大当り遊
技状態という遊技者にとって極めて大きなチャンスは、
上皿12の残留玉がほとんどなくなった時点で発生する
場合もあり、このような場合、続けて打玉を発射させて
打玉を可変入賞球装置42の特定入賞領域に入賞させる
必要があるにも拘らず、打玉が上皿12に残存しないの
で、慌てて玉貸スイッチを操作して遊技玉を借り受けな
ければならない。しかし、玉貸スイッチを操作してから
遊技玉が払い出され、しかもその玉が発射されて可変入
賞球装置42の特定入賞領域に到達するまでに多少の時
間がかかるため、その時間の間に有利なチャンス(継続
権の成立)を逃してしまうという不都合があるが、本実
施形態においては、自動玉貸スイッチを自動モードに設
定しておけば、上皿玉検出器が打玉の不存在を検出した
時点で自動的に遊技玉を上皿12に払い出すので、上記
したような不都合は生じない。なお、上皿12として上
記した制御を行わないならば、上皿玉検出器及び自動玉
貸スイッチを省略したものでも良い。
【0013】また、枠基体3の下部に取り付けられる下
皿18は、前記上皿12から溢れた賞球であって余剰玉
通路(図示しない)を介して余剰玉払出口19から排出
される余剰の賞球を貯留するものであり、その下皿18
の前面壁には、玉抜き操作レバー20がスライド可能に
取り付けられるようになっている。この玉抜き操作レバ
ー20を操作することにより、下皿18に貯留されてい
た賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に移し替
えることができる。また、下皿の左側には、灰皿21が
設けられ、右側には、操作ハンドル22が設けられてい
る。操作ハンドル22は、後述する打球発射装置71の
発射装置モータ72の駆動を開始せしめるメインスイッ
チ及びタッチアンテナ(共に図示しない)を内蔵してい
ると共に、弾発力を調節するものである。
【0014】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置30が隣接されている。このカードユ
ニット装置30は、前記上皿12の上面に設けられる前
述した操作部を操作することにより作動されるものであ
る。しかして、カードユニット装置30は、使用可能状
態であるか否かを表示する使用可能表示器31と、当該
カードユニット装置30がいずれの側の弾球遊技機1に
対応しているか否かを表示する連結台方向表示器32
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード投入
口33とが設けられている。そして、このように構成さ
れるカードユニット装置30は、独自の制御回路によっ
て制御されるものであるが、上皿12に設けられる玉貸
スイッチ、返却スイッチ、及び度数表示LEDや、後述
する制御基板ボックス64内に収納された賞球払出制御
基板63と接続されている。なお、カードユニット装置
30を弾球遊技機1に内蔵しても良い。なお、本実施形
態においては、遊技者に遊技玉を貸し出すためのユニッ
ト装置としてカードユニット装置30を例示したが、例
えば、紙幣等を挿入し得るユニット装置であっても良
い。
【0015】次に、遊技盤40の正面構造について説明
すると、遊技盤40は、前記枠基体3の裏面側に一体的
に形成される遊技盤収納枠(図示しない)に収納固定さ
れるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表
面には、円形うず巻き状に誘導レール(図示しない)が
取り付けられ、該誘導レールの内側が遊技領域とされて
発射された打玉が落下するものである。遊技領域には、
図示の場合、ドラム状可変表示装置41や可変入賞球装
置42やドラム状可変表示装置41の可変表示を許容す
る始動入賞口43が設けられると共に、単に打玉を入賞
とする入賞口44・45、打玉の流下方向及び速度を変
化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、また、遊
技領域の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない
打玉が取り込まれるアウト口46が設けられている。
【0016】一方、弾球遊技機1の裏面側には、図2に
示すように、機構板50が開閉自在に設けられている。
機構板50の中央には窓開口51が開設され、該窓開口
51からは、前記遊技盤40の裏面に取り付けられた入
賞玉集合カバー体52が貫通されている。入賞玉集合カ
バー体52には、中継基板53と、ドラム表示制御回路
基板54を備えた前記ドラム状可変表示装置41と、が
設けられている。なお、各基板53・54は、相互間で
接続されている。また、中継基板53には、遊技盤40
上の各種電気部品が接続されると共に、後述する遊技制
御回路基板61が接続されている。一方、ドラム表示制
御回路基板54には、前記可変表示装置41を構成する
各種電気部品(ドラムモータ、ドラムランプ、ドラムセ
ンサ等)が接続されると共に、遊技制御回路基板61が
接続されている。
【0017】また、前記機構板50には、発生した入賞
玉に基づいて所定個数の賞球を払い出す玉タンク55
と、賞球払出装置56と、玉タンク55内の玉を賞球払
出装置56に送る玉整列レール57、カーブ樋58、及
び通路体59と、玉止め部材60a及び入賞玉排出ソレ
ノイド60bを備えた入賞玉処理装置60と、遊技制御
回路基板61を収納した回路基板ボックス62と、賞球
払出制御基板63を収納した制御基板ボックス64と、
ユニット中継基板65を収納した中継基板ボックス66
と、ターミナル基板67を収納したターミナル基板ボッ
クス68と、が設けられている。遊技制御回路基板61
は、CPU、RAM、及びROMを備えてドラム式可変
表示装置41や可変入賞球装置42等の遊技装置の遊技
動作を制御するものである。賞球払出制御基板63は、
賞球払出装置56の動作を制御するものである。ユニッ
ト中継基板65は、弾球遊技機1とカードユニット装置
30との配線を中継するものである。ターミナル基板6
7は、遊技制御回路基板61に電源を供給するものであ
る。また、弾球遊技機1の裏面には、上記した機構板5
0以外の領域に、装飾制御基板69を収納した制御基板
ボックス70と、発射装置モータ72を備えた打球発射
装置71とが設けられている。装飾制御基板69は、遊
技制御回路基板61からの指令又はデータに基づいて弾
球遊技機1の前面に設けられる電気的装飾部品(ランプ
等)の動作を制御するものである。
【0018】なお、上記した各種基板及び装置には、所
定の配線を接続するためのコネクタが設けられており、
特に、ターミナル基板ボックス68に収納されるターミ
ナル基板67は、遊技制御回路基板61に電源を供給す
るだけでなく、弾球遊技機1に設けられる各種電気的装
置、例えば、上記した各基板及び打球発射装置71にも
電源を供給すると共に、弾球遊技機1の内部での信号線
の中継、あるいは弾球遊技機1と外部との信号線の中継
を行うための端子も設けられている。
【0019】次に、各種制御用の回路基板を収納してな
る基板ボックスの構成について回路基板ボックス62を
例に挙げて説明する。回路基板ボックス62は、図3に
示すように、前記遊技制御回路基板61を内部に収納す
る蓋体80及びボックス本体110の組付体からなり、
この組付体が取付台150を介して前記機構板50に取
り付けられて構成される。先ず、ボックス62内に収納
される遊技制御回路基板61について図6を参照して説
明する。回路基板61は、図6に示すように、長方形状
のプリント配線基板によって構成されており、その上面
の大部分はROM等の電子部品73を実装する電子部品
実装領域74として形成される一方、幅方向一側の領域
がコネクタ75を実装するコネクタ実装領域76として
形成されている。また、回路基板61には、幅方向一側
の両端に止め穴77が穿設される一方、幅方向他側の両
端には係合穴78が穿設されている。なお、回路基板6
1の上面及び下面における止め穴77の外周には、メッ
キ部(図示しない)が設けられている。このメッキ部
は、回路基板61を後述の本体枠116にビス119止
めする際、回路基板61のグランドライン61aと本体
枠116とを導通させるためのものであり、ボックス6
2内で発生する静電気から回路基板61を保護するよう
になっている。
【0020】蓋体80は、図4に示すように、透視性を
有する上板81と、金属製の蓋枠93と、透視性及び導
電性を有する導電板100と、を備えている。上板81
は、透明合成樹脂の長方形板からなり、その下面側の外
周端部には、所定間隔を置いて複数の溶着突起82が突
設されている。また、上板81の長手方向の両端側に
は、複数(実施形態中では、3つ)の取付片部83a〜
83cが並設されている。取付片部83a〜83cは、
各々、上板81の側壁を構成する部分と、上板81の上
壁を構成する部分と、を有した断面L字状をなし、上板
81の側壁構成部分においては、各取付片部83a〜8
3c間を連結する連結部84a〜84cが一体成形さ
れ、上板81の上壁構成部分においては、各取付片部8
3a〜83c間を連結する連結部85a〜85cが一体
成形されている。なお、各取付片部83a〜83c間に
は、スリット状の溝が形成されており、連結部84a〜
84c・85a〜85cは、取付片部83a〜83cの
外壁面から突出した状態で設けられている(図8参
照)。また、取付片部83a〜83cの上壁構成部分に
は、それぞれ取付穴86a〜86cが穿設されており、
取付片部83cの隣接部であり且つ上板81の幅方向一
側の両端隅角部には、取付穴86dが穿設されている。
一方、上板81の幅方向他側の中央部には、取付穴88
を穿設した取付突起87が突設されている。上板81の
上面には、凹部90・92が形成されており、凹部90
には、弾球遊技機1の機種名を記した機種名シール84
が貼着され、凹部92には、回路基板ボックス62を交
換した際に書き込む「交換者」「交換日」の各項目を記
した交換履歴シール91が貼着されている。
【0021】なお、上記した各取付穴86a〜86d・
88の上方部分は、ボックス本体110との組み付け状
態で組み付け用のビスを蓋枠93の外壁面に入り込ませ
るような凹形状をなしている(図8(A)参照)。この
ため、ビスの頭部を切断してビス止めを解除する不正行
為が防止できる。また、各連結部84a〜84c・85
a〜85cには、それぞれ回路基板ボックス62の開放
手順を示唆するための刻印「1〜3」が施されている
(図7及び図10参照)。具体的には、取付片部83a
に対応する連結部84a・85aには「1」の刻印が施
され、取付片部83bに対応する連結部84b・85b
には「2」の刻印が施され、取付片部83cに対応する
連結部84c・85cには「3」の刻印が施されてい
る。
【0022】蓋枠93は、上面に開口部94を有し、該
開口部94以外となる残りの上面領域には、上板81側
の複数の溶着突起82を個々に挿通する挿通穴95が複
数穿設され、幅方向一側の中央部には、ビス104によ
って取付穴88と共締めされる取付穴96が穿設されて
いる。また、蓋枠93の外周縁部には、全周に亘って側
壁が垂下形状されている。蓋枠93の長手方向両端の側
壁は、ボックス本体110との組み付け状態で後述する
取付片130の先端部分と当接する当接壁97として形
成されている(図8参照)。蓋枠93の幅方向一側の側
壁は、回路基板ボックス62内に収納される回路基板6
1の電子部品実装領域74とコネクタ実装領域76とを
蓋枠93の内外に仕切る仕切り壁98として形成されて
いる(図7参照)。また、仕切り壁98の両端側には、
ボックス本体110との組み付け状態で後述する係合爪
138を係止する係止穴99が穿設されている。
【0023】導電板100は、上板81と同様に透明合
成樹脂の長方形板からなり、その上面側には黒色塗装を
施した導電性繊維101が全域に接合して設けられてい
る。導電板100の外周端部には、蓋枠93に穿設され
た挿通穴95と同様に、上板81側の溶着突起82を個
々に挿通する挿通穴102が複数穿設されている。ここ
で、導電性繊維について簡単に説明すると、導電性繊維
は、大きく分けて金属製(銅、黄銅、ニッケル、アルミ
ニューム等)のフィラメントを網状に織ったものと、合
成繊維に導電性粒子(銅、カーボン等)を塗布又は含浸
させたものと、があり、いずれの種類の導電性繊維にお
いても、電磁シールド効果及び光線透過率の見地から、
50〜250メッシュ(特に、100〜200メッシュ
がよい)程度で、その開口率10〜90%(特に、30
〜80%がよい)であることが望ましい。そして、メッ
シュという構造上、どうしても透視性が悪くなるが、本
実施形態では、これを抑制するために、導電性繊維10
1を金属色を避けた濃色(実施形態中では、黒色)にす
ることで透視性を向上させている。
【0024】なお、本実施形態では、透明合成樹脂板に
導電性繊維101を接合することで導電板100を構成
しているが、導電板の構成はこれに限定するものではな
く、透明合成樹脂板に導電性繊維を埋設して導電板(俗
にCRTフィルターなどともいう)を構成してもよい。
この場合、その透明合成樹脂板を濃色とすることにより
透視性を向上させることができる。また、透明導電層の
形成によって導電板を構成してもよい。この透明導電層
について簡単に説明すると、透明導電層は、金、白金、
銀、錫、アルミニウム、ニッケル、パラジウム、あるい
はアンチモン等の金属や酸化インジウムあるいは酸化錫
等の金属酸化物、又はこれらの混合物を真空蒸着、スパ
ッタリング、イオンプレーティング、CVD等の方法に
より導電性と透視性を有する厚みの層として樹脂材等の
表面に形成されるものである。透明導電層の厚みは、通
常5〜1000nm程度であり、その電気伝導性は、1
0000Ω/□以下、好ましくは1000Ω/□以下の
電気抵抗率が適当である。
【0025】しかして、蓋体80は、図5(A)(B)に
示すように、蓋枠93の挿通穴95及び導電板100の
挿通穴102を挿通した上板81の溶着突起82が超音
波溶着されることで、上板81、蓋枠93、及び導電板
100の組付体として構成されている。また、このよう
な溶着突起82の溶着により、導電板100の導電性繊
維101は、蓋枠93と確実に導通される。なお、溶着
突起82の溶着において、上板81(溶着突起82)と
導電板100とを同一素材で形成した場合には、溶着突
起82の溶着部分が導電板100に混じり合い、より一
層強固な溶着が可能になる。また、蓋体80の組み付け
方法は、超音波溶着以外にも熱溶着したり、溶剤又は接
着剤を用いてもよい。また、このような蓋体80の組み
付け状態において、上板81の上面と蓋枠93の側面と
の間には、長方形状のホログラムシール106aが貼着
され、これによって蓋体80の組み付け状態が担保され
るようになっている。
【0026】一方、ボックス本体110は、図6に示す
ように、透視性を有する底板111と、金属製の本体枠
116と、を備えている。底板111は、透明合成樹脂
の長方形板からなり、その上面側には、回路基板61の
下面を支承するためのフランジ片112が四隅近傍部及
び幅方向両端の中央部に立設されている。なお、幅方向
一側の二隅近傍部に立設されたフランジ片112には、
後述する係合片124との干渉を逃がすためのスリット
部113が形成されている。一方、幅方向他側の二隅近
傍部に立設されたフランジ片112の近傍には、後述す
る取付片122を貫通する貫通穴114が穿設されてい
る。また、長手方向一側のほぼ中央部には、切欠部11
5が穿設されている。この切欠部115は、回路基板ボ
ックス62を取付台150に取り付けた状態で後述する
係合突起154との干渉を逃がすための切り欠きであ
る。
【0027】本体枠116は、下面に開口部117を有
すると共に、その外周縁部には全周に亘って側壁を有す
る形状となっている。開口部117の内周縁部には、そ
の幅方向両側に断面L字状をなす係合片118が所定の
条設長さで形成され、内周縁部の長手方向一側には、係
止穴120を穿設した係止片119が形成されている。
また、開口部117以外となる残りの下面領域には、複
数の軽減穴121が穿設されている。下面領域における
幅方向一側の両端には、取付穴123を穿設した取付片
122が形成され、下面領域における幅方向他側の両端
には、係合突起125を備えた係合片124が形成され
ている。また、上記した係合片118は、後で詳述する
取付台150への取り付け時に取付台150側の係合レ
ール151と係合し易いように先端部分が若干下方に折
曲されている。
【0028】一方、本体枠116の幅方向一側壁には、
蓋体80側の取付穴88と対応する取付穴127を穿設
した取付突片126が内向側に折曲形成されると共に、
複数の放熱穴128が穿設されている。本体枠116の
幅方向の両側壁には、その長手方向の両端部に補強片1
29が延設されている。この補強片129は、延設部分
から内向側に折曲されることで本体枠116の長手方向
両側壁を内側から押さえ、本体枠116の強度を向上す
るようになっている。また、側壁間の隙間を塞ぐので、
側壁間を広げて不正に改造しようとしてもできない。な
お、このような補強片は、本体枠116に限らず蓋枠9
3側に設けてもよい。本体枠116の長手方向の両側壁
の上端部分は、内向側に折曲された取付片130として
形成されており、該取付片130には、蓋体80側の取
付穴86a〜86dと個々に対応する取付穴131〜1
34が穿設されている。取付穴132〜134の近傍に
は、それぞれ装備用のワンウェイネジ140を挿通状態
で装備しておく装備穴135〜137が穿設されてい
る。また、取付片130の一側端部には、蓋体80側の
係止穴99と係合する係合爪138が形成されている。
さらに、本体枠116の長手方向一側の下端部分には、
回路基板ボックス62を取付台150に固着状態で取り
付けるための取付穴149a〜149dを個々に穿設し
た取付突起148a〜148dが形成されている。
【0029】しかして、上記した蓋体80及びボックス
本体110は、以下に示す組み付けによって回路基板6
1を収納した組付体(回路基板ボックス62)として構
成される。先ず、回路基板61と底板111とを重畳し
て本体枠116に装着する。そして、回路基板61の係
合穴78に係合片124の係合突起125を挿通する一
方、回路基板61の止め穴77を取付片122の取付穴
123にビス139止めすることで、底板111を挟ん
で本体枠116に回路基板61を固定する。また、この
ような回路基板61の取り付け固定において、止め穴7
7と取付穴123との穴位置を合せる際、回路基板61
が若干ズレることで係合突起125と係合穴78とが係
合し、ビス止めされない回路基板61の幅方向一側も固
定される。
【0030】次に、上面が開放しているボックス本体1
10に蓋体80を被せる。このとき、ボックス本体11
0側の係合爪138は、図4及び図6に示すように、D
方向への挿入によって蓋体80側の係止穴99に係止さ
れ、ボックス本体110及び蓋体80の位置決め的な取
り付けが行われる。また、蓋体80の仕切り壁98は、
回路基板61の電子部品実装領域74とコネクタ実装領
域76とを蓋枠93の内外に仕切った状態にある。これ
により、蓋体80を取り外すことなく、コネクタ75へ
の配線取り付け及び配線取り外しが可能になる。そし
て、図4及び図6に示すB方向において、上板81の取
付穴88及び蓋枠93の取付穴96を本体枠116の取
付穴127にビス104止めし、そのビス104止め部
分を長方形状のホログラムシール106bで封印する。
また、図4及び図6に示すA・C方向において、取付片
部83aの取付穴86aを本体枠116の取付穴131
にワンウェイネジ(ビス)140で止め(図8(A)参
照)、そのビス140止め部分を長方形状のホログラム
シール106cで封印する。これにより、蓋体80とボ
ックス本体110との内部空間に回路基板61を止着状
態にて収納した組付体(回路基板ボックス62)が構成
される。
【0031】また、上記した蓋体80とボックス本体1
10との組み付け状態において、各装備穴135〜13
7に挿通されたワンウェイネジ140は、その上方から
蓋体80が覆いかぶさるようにして取り付けられること
で、装備穴135〜137から外れることなくボックス
62内に収納されている。即ち、このような収納状態
で、蓋体80の各取付片部83b・83c及び取付穴8
6d近傍の上壁面が個々にワンウェイネジ140の飛び
出しを阻止している。なお、ワンウェイネジ140の装
備方法は、実施形態中に記載のものに限定しない。例え
ば、ボックス62の組み付け状態で、ワンウェイネジ1
40の頭部を蓋体80(取付片部など)によって完全に
押え込む構成としたり、あるいはワンウェイネジ140
の径と装備穴135〜137の径をほぼ同じ構成として
もよい。このような構成とした場合には、回路基板ボッ
クス62の閉塞状態で、装備されたワンウェイネジ14
0のガタ付きを押えることができる。
【0032】ここで、ワンウェイネジ140について説
明する。ワンウェイネジ140は、ネジ締め方向にしか
回らない特殊なネジであり、一旦締め付けるとネジを破
壊しない限り取り外すことができない。具体的には、図
9(A)(B)に示すように、その頭部141に設けられ
たネジ溝が当接面部142と凹部143と中心穴部14
4とから構成されている。そして、図9(C)(D)に示
す特殊マイナスドライバー145でネジ140締めを行
う場合には、ドライバー145の中心軸部146を中心
穴部144に差し込み、この状態からドライバー145
の当接片部147を当接面部142に当接させて一方向
(図9(A)の時計回り方向)に頭部141を回転させ
ることでネジ140締めを行う。一方、ドライバー14
5で頭部141を他方向(図9(A)の反時計回り方
向)に回転させてネジ140を取り外そうとした場合に
は、ドライバー145が凹部143に入り込んで滑って
しまい頭部141を回転させることができずにネジ14
0の取り外しが行えない。なお、通常のマイナスドライ
バーでも頭部141を一方向に回転させてネジ140締
めすることは可能であるが、特殊マイナスドライバー1
45のように、中心軸部146をワンウェイネジ140
の中心穴部144に差し込んでワンウェイネジ140と
の位置決めを行った方が締め付け作業が容易に行える。
【0033】また、上記した蓋体80及びボックス本体
110の組み付けを行うビス104・140は、それぞ
れ螺着状態で蓋枠93の外壁面に入り込む構成となって
いる。このため、ビス104・140止め部分を封印す
るホログラムシール106b・106cは、突起のない
平坦面上に貼付され、シール106b・106cの剥れ
及び損傷が防止できると共に、シール106b・106
cに対する不正行為の判別が容易になる。ここで、ホロ
グラムシールについて簡単に説明すると、ホログラムシ
ールは、ホログラム層と光反射層と接着剤層とを備え、
ホログラム層に形成されるホログラム図柄を偽造困難な
図柄に構成することで、不正行為に伴うシールの貼り替
えを防止するようになっている。このホログラム図柄
は、ホログラムシールの表面に入射したコヒーレント光
(レーザー光)がホログラム層のエンボス面を透して光
反射層に入り、光反射層からホログラム干渉光としてホ
ログラムシールの外方に反射されることで形成される。
また、ホログラムシールを剥した場合は、もう一度貼り
直してもホログラム図柄が元の形状にならないので、剥
した痕跡が残る。
【0034】以上のように、回路基板ボックス62は、
蓋体80とボックス本体110とのビス104・140
止め部分をホログラムシール106b・106cで封印
することにより回路基板61の被覆状態を担保してい
る。また、ボックス62内に設けられた導電板100に
よって電磁シールド効果を奏し得るようになっている。
さらに、回路基板ボックス62は、その上壁面を構成す
る上板81と導電板100、及び下壁面を構成する底板
111をそれぞれ透視性を有する素材から形成すること
で、回路基板61の実装面(上面)及びハンダ面(下
面)を外部から透視できるようにしている。このため、
回路基板61に不正な工作(例えば、ジャンパー配線を
接続したり、電子部品を実装したりする不正工作)が施
された場合には、直ちにその不正工作が判るようになっ
ている。
【0035】次に、上記した回路基板ボックス62を機
構板50に取り付けるための取付台150について図3
を参照して説明する。取付台150は、図3に示すよう
に、合成樹脂(金属でもよい)によって形成された長方
形板からなり、その基板中央には断面逆L字状をなす一
対の係合レール151が所定間隔を置いて条設されてい
る。なお、係合レール151の条設方向は、取付台15
0の長辺部に沿った左右方向となっている。取付台15
0の各長辺部(前後端縁)には、基板面に対して直交す
るガイド片152が突設されている。取付台150の右
側端部には、弾性変形する解除レバー153が形成され
ており、該解除レバー153の基部には、ボックス本体
110側の係止穴120と係合する係合突起154が突
設されている。また、取付台150の基板面には、機構
板50側の取付ボス(図示しない)に取付台150をビ
ス止めするための止め穴155が穿設されている。
【0036】一方、上記した取付台150の左側端部に
は、複数(本実施形態では、3つ)の取付片部156a
〜156cが並設されている。取付片部156a〜15
6cには、それぞれ取付台150の基板面との間を連結
する連結部157a〜157c・158a〜158cが
一体成形されている。なお、各取付片部156a〜15
6cと取付台150の基板面との間には、スリット状の
溝が形成されており、連結部157a〜157c・15
8a〜158cは、取付台150の基板面から上方に突
出した状態で設けられている。また、取付片部156a
〜156cには、それぞれ取付穴159a〜159cが
穿設されており、取付片部156cに隣接する取付台1
50の基板面には、取付穴159dが穿設されている。
これらの取付穴159a〜159dは、本体枠116の
取付穴149a〜149dと個々に対応するようになっ
ている。
【0037】しかして、上記した取付台150は、止め
穴155を介して機構板50にワンウェイネジでビス止
めされることで機構板50上の所定部位に取り付けられ
る。また、この取付台150に回路基板ボックス62を
取り付けるときには、取付台150に対してボックス6
2を左側方からスライド装着させる。このとき、取付台
150側の係合レール151は、ボックス62側の係合
片118と係合した状態にあり、ガイド片152は、ボ
ックス62のスライド移動を案内する。その後、このよ
うなボックス62のスライド移動によって取付台150
側の解除レバー153が下方に弾性変形し、遂には、ボ
ックス62側の係止穴120が取付台150側の係合突
起154と係合してボックス62が装着される。そし
て、回路基板ボックス62の取付突起148aに穿設さ
れた取付穴149aを取付片部156aの取付穴159
aにワンウェイネジ160で共締めすることにより、回
路基板ボックス62を取付台150に対して非可逆的な
固着状態で取り付ける。
【0038】次に、上記した回路基板ボックス62を回
路基板61の検査(出荷納入後にROMが正規のものか
否かを検査する)のために開放し、その後再度閉塞状態
に復元する手順を図10に基づいて説明する。先ず、図
10(A)に示す回路基板ボックス62の閉塞状態にお
いて、ホログラムシール106bを剥してビス104を
取り外す。また、取付片部83aのビス140止め部分
に貼着されたホログラムシール106cを剥した後、刻
印「1」を目印に各連結部84a・85aをニッパー等
の切断工具で切断する。これにより、取付片部83a
は、蓋体80から完全に分離され且つワンウェイネジ1
40によってボックス本体110に固着された状態とな
る。即ち、ボックス本体110に対する蓋体80の固着
が全て解除されて、回路基板ボックス62の開放が可能
になる。そして、図10(B)に示すように、ボックス
本体110から蓋体80を取り外して回路基板61の検
査を行う。また、このような蓋体80の取り外し(連結
部84a・85aの切断)によって、各装備穴135〜
137に挿通されたワンウェイネジ140は、取り出し
可能な状態となり、このうち装備穴135に挿通された
ワンウェイネジ140をボックス62の復元用に取り出
す。その後、回路基板ボックス62を閉塞するときに
は、図10(C)に示すように、蓋体80をボックス本
体110に被せた状態で、取付穴88・96・127を
ビス104で共締めし、そのビス104止め部分に新し
いホログラムシール106bを貼着する。また、取り出
したワンウェイネジ140を刻印「2」を目印に取付片
部83bの取付穴86bに螺着する。これにより、取付
片部83bの取付穴86bとこれに対応する本体枠11
6の取付穴132とがワンウェイネジ140によって共
締めされる。そして、この取付片部83bのビス140
止め部分に新しいホログラムシール106cを貼着する
ことで、回路基板ボックス62が再度閉塞状態に復元さ
れる。
【0039】その後、回路基板ボックス62を再度検査
(2回目の検査)する場合には、ホログラムシール10
6bを剥してビス104を取り外すと共に、刻印「2」
を目印に各連結部84b・85bを切断する。これによ
り、取付片部83bを蓋体80から分離させて回路基板
ボックス62を開放する。後は同様に、ビス104で共
締めした部分に新しいホログラムシール106bを貼着
し、また、各連結部84b・85bの切断に伴って取り
出したワンウェイネジ140(装備穴136のワンウェ
イネジ140)を刻印「3」を目印に取付片部83cの
取付穴86cに螺着して新しいホログラムシール106
cを貼着する。これにより、回路基板ボックス62が再
度閉塞状態に復元される。それ以降、回路基板ボックス
62を検査(3回目の検査)する場合には、ホログラム
シール106bを剥してビス104を取り外すと共に、
刻印「3」を目印に各連結部84c・85cを切断する
ことで、取付片部83cを蓋体80から分離させて回路
基板ボックス62を開放する。また、回路基板ボックス
62の復元時には、ビス104で共締めした部分に新し
いホログラムシール106bを貼着し、各連結部84c
・85cの切断に伴って取り出したワンウェイネジ14
0(装備穴137のワンウェイネジ140)を最後に残
った取付穴86dに螺着して新しいホログラムシール1
06cを貼着する。
【0040】ところで、上記した回路基板ボックス62
の閉塞状態においては、連結部84a〜84c・85a
〜85cを切断して取付片部83a〜83cと上板81
との連結を解除しない限り、回路基板ボックス62が開
放できないようになっている。従って、回路基板61の
検査以外で連結部84a〜84c・85a〜85cが切
断されるような場合は、この切断により回路基板61に
不正が行われたことが即座に且つ確実に判別できるた
め、回路基板ボックス62の防犯効果を高めることがで
きる。また、回路基板ボックス62の構成では、上板8
1の溶着突起82を切り離しても、導電板100が回路
基板61上に落ち込むため、溶着突起82を切り離した
隙間から回路基板61に細工をしようとしても導電板1
00がそれを阻止する。また、ホログラムシール106
a〜106cを剥した場合には、ホログラムシール10
6a〜106cの痕跡がしっかりと残るため不正が行わ
れたことが即座に分かる。
【0041】次に、回路基板61の不慮の故障等によっ
て回路基板ボックス62を交換する手順を図11に基づ
いて説明する。先ず、図11(A)に示す回路基板ボッ
クス62と取付台150との固着状態において、各連結
部157a・158aをニッパー等の切断工具で切断す
る。これにより、取付片部156aは、取付台150か
ら完全に分離され且つワンウェイネジ160によって回
路基板ボックス62に固着された状態となる。即ち、回
路基板ボックス62は、取付台150との固着が解除さ
れて取付台150からの取り外しが可能になる。そし
て、解除レバー153を下方に押して係止穴120と係
合突起154との係合を解除し、この状態からボックス
62を図11(B)に示すB方向にスライドさせること
で取付台150から取り外す。その後は、図11(C)
に示すように、新しい回路基板ボックス62’を取付台
150にスライド装着し、取付突起148bを取付片部
156bにワンウェイネジ160で止めることにより、
回路基板ボックス62’を取付台150に対して非可逆
的な固着状態で取り付ける。
【0042】なお、上記した回路基板ボックスの交換作
業は、回路基板ボックスのメーカー側の営業マンが行
い、その営業マンは、図11(D)に示すように、交換
履歴シール91に自分の氏名(交換者「佐久間」)と交
換日「H9年4月1日」を記入することで、交換した旨
を回路基板ボックス62’に明記するようになってい
る。さらには、古いボックス62を営業マンが持ち帰っ
た際、交換日、製造番号、遊技店名等をメーカー側の保
守管理用コンピューターにインプットしておけば、回路
基板ボックスが不正にすり替えられたか否かの判断を容
易にすることができる。即ち、メーカー側にその記録が
なければ偽造ということになる。当然、交換履歴シール
91に交換の記述がなくボックスの固着が解除されてい
れば、このことから不正を判断することもできる。ま
た、製造番号は、シール89・91に書かれていてもよ
いし、封印用のシール106a〜106cに書かれてい
てもよい。また、交換履歴シール91は、交換時に貼り
付けられるものでもよいし、交換時に新しい回路基板ボ
ックスに貼り替えられるものでもよい。さらに、履歴シ
ールは、検査履歴を記入するものであってもよい。
【0043】その後、回路基板ボックス62’を再度交
換(2回目の交換)する場合には、各連結部157b・
158bを切断して回路基板ボックス62’と取付台1
50との固着を解除し、回路基板ボックス62’を取付
台150から取り外す。次に、新しい回路基板ボックス
を取付台150にスライド装着し、その後、新しい回路
基板ボックスの取付突起148cを取付片部156cに
ワンウェイネジ160で止めることにより、回路基板ボ
ックスを取付台150に対して非可逆的な固着状態で取
り付ける。それ以降、回路基板ボックスを交換(3回目
の交換)する場合には、各連結部157c・158cの
切断によって古い回路基板ボックスを取付台150から
取り外す。そして、新しい回路基板ボックスを取付台1
50にスライド装着して、取付突起148dを取付片部
156dにワンウェイネジ160で止める。これによ
り、回路基板ボックスの3回目の交換が完了する。
【0044】以上のように、本実施形態に係る弾球遊技
機1は、回路基板61を収納する回路基板ボックス62
と、該回路基板ボックス62を弾球遊技機1に取り付け
る取付台150と、を備え、取付台150と回路基板ボ
ックス62とを非可逆的な固着(ワンウェイネジ160
による固着)状態で取り付ける取付片部156aを設け
たことを特徴とする。このように構成することにより、
回路基板ボックス62を取付台150に対して非可逆的
な固着状態で取り付けることができるので、正規外のR
OMを取り付けた複製の回路基板ボックスにすり替える
不正を防止することができる。
【0045】また、前記取付片部156aを切り離して
前記取付台150と前記回路基板ボックス62との固着
状態を解除する連結部157a・158aと、該連結部
157a・158aの切断状態で前記取付台150と前
記回路基板ボックス62とを再び固着状態に取り付ける
取付片部156b・156cと、該取付片部156b・
156cを切り離して前記取付台150と前記回路基板
ボックス62との固着状態を解除する連結部157b・
157c・158b・158cと、を設けたので、複製
の回路基板ボックスにすり替える不正を防止した上で、
不慮の故障等による回路基板ボックスの交換が複数回行
える。
【0046】なお、上記した実施形態は、本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。例えば、上記実施形態では、締まる方向にしか
回らないワンウェイネジ160で取付片部156a〜1
56cを締め付ける構成となっているが、これに代えて
破断取付ネジやリベット等の締結部材で取付片部156
a〜156cを締め付ける構成としてもよい。さらに
は、回路基板ボックス62と取付台150とを非可逆的
な固着状態で取り付ける手段は、溶着用の溶剤あるいは
接着剤としてもよい。回路基板ボックス62と取付台1
50とを可逆的に固着する手段としては、例えば施錠装
置が考えられるが、この場合では、鍵を偽造(コピー)
されると交換された形跡が残らないので、不正の判別が
付きにくく望ましくない。つまり、非可逆的な固着状態
とは、固着状態を解除した場合、その形跡が残る固着で
あり、固着手段は、そのように固着するものであればな
んでもよい。また、ワンウェイネジ160は、ワンウェ
イネジ140と同様に予備的なワンウェイネジを例えば
取付台150の表面又は回路基板ボックス62の裏面
(固着状態の解除により取り出せる)に収納される構成
としてもよく、こうすることで、回路基板ボックスの交
換毎にワンウェイネジ160を用意する必要がなく、回
路基板ボックス62の交換作業が行い易くなる。また、
本発明に係る取付片部と切断部の配設位置及び設定個数
は、実施形態中に記載のものに限定しない。即ち、切断
部の設定をなくすことでボックスの交換を不可にしても
よいし、切断部を1個乃至複数個設けることでボックス
交換を1回乃至複数回行えるようにしてもよい。また、
取付片部156a〜156c及び取付突起148a〜1
48dの材質は、金属や合成樹脂などいずれの材質であ
ってもよい。但し、取付片部は切断させ易い合成樹脂が
望ましく、取付突起は切断され難く且つ不正切断後の接
着等による復元が難しい金属が望ましい。また、取付片
部が取付台に設けられ、取付突起が基板ボックスに設け
られているが、逆の構成でもよいし、取付片部と取付突
起が固着されたままで切断されるものでもよい。
【0047】また、上記した実施形態(第一実施形態)
では、取付台150を介して回路基板ボックス62を機
構板50に取り付けると共に、取付台150と機構板5
0との取り付けをワンウェイネジでビス止めしている
が、着脱自在なビスを用いてもよいし、この構成に限定
するものではない。以下、その他の構成を第二実施形態
として説明する。なお、以下の説明では、第一実施形態
と同様の構成部材には同一の符号を付記すると共にその
詳細な説明は省略する。第二実施形態の弾球遊技機17
0では、図12及び図13に示すように、回路基板ボッ
クス62を取り付けるための取付台150が取付基板1
73を介して遊技盤40に取り付けられている。取付基
板173は方形状の平板からなり、その左右両端には、
折曲形状をなすフランジ部174が形成されている。取
付基板173の平板部分には、取付穴177が穿設され
ており、フランジ部174には、取付穴175が穿設さ
れている。しかして、取付基板173は、フランジ部1
74の取付穴175にワンウェイネジ176が螺着され
て遊技盤40の裏面に非可逆的な固着状態で取り付けら
れる。
【0048】また、上記した取付基板173に対して
は、その取付穴177に取付台150の止め穴155が
ワンウェイネジ178で共締めされることにより、取付
台150が非可逆的な固着状態で取付基板173に取り
付けられる。そして、このようにして取り付けられた取
付台150に、回路基板ボックス62が前記第一実施形
態と同様に取り付けられる。また、弾球遊技機170の
裏面側には、機構板171が開閉自在に設けられ、該機
構板171の中央には、遊技盤40の裏面側に突出して
設けられるドラム式可変表示装置41と前述の回路基板
ボックス62を貫通する窓開口172が開設されてい
る。
【0049】以上のように、第二実施形態に係る弾球遊
技機170は、取付基板173を遊技盤40にワンウェ
イネジ176で固着し、その取付基板173にワンウェ
イネジ178で固着した取付台150に回路基板ボック
ス62を取り付けている。このため、遊技盤40の入れ
替えと同時に回路基板ボックス62を交換することがで
き、ひいては回路基板ボックス62の交換に伴って余分
な構成部材を交換する必要がなくなる。例えば、前記第
一実施形態のように回路基板ボックス62を機構板50
に取り付けた場合には、交換する必要のない機構板50
まで取り替えなければならなくなる。また、第二実施形
態では、取付台150と取付基板173を介して遊技盤
40に回路基板ボックス62を取り付けると共に、回路
基板ボックス62の取付部をワンウェイネジによる固着
部分(取付片部156a〜156c)のみとしている
が、この構成に限定するものではなく、以下に示す第三
実施形態の構成でもよい。なお、第三実施形態では、第
一及び第二の実施形態と同様の構成部材には同一の符号
を付記すると共にその詳細な説明は省略する。
【0050】第三実施形態の弾球遊技機180では、図
14に示すように、遊技制御回路基板181を収納した
回路基板ボックス182が取付基板190を介して遊技
盤40に取り付けられている。取付基板190は方形状
の平板からなり、その左右両端には、折曲形状をなすフ
ランジ部191が形成されている。取付基板190の平
板部分には、前記取付台150と同様に切断可能な取付
片部193a〜193cが形成されている。また、取付
基板190には、回動自在な係止レバー194と、左右
一対の係止部195a・195bと、が形成されてい
る。一方、回路基板ボックス182には、前記回路基板
ボックス62の取付突起148a〜148dと同様な取
付突起183a〜183dが形成されると共に、係止レ
バー194と係合する係合片部184と、係止部195
a・195bと係合する左右一対の係合爪185a・1
85bと、が形成されている。
【0051】しかして、上記した取付基板190は、フ
ランジ部191の取付穴(図示しない)にワンウェイネ
ジ192が螺着されて遊技盤40の裏面に非可逆的な固
着状態で取り付けられる。また、回路基板ボックス18
2は、係合爪185a・185bが係止部195a・1
95bに係止されると共に、係合片部184が係止レバ
ー194に係止され、この状態で取付突起183aが取
付片部193aにワンウェイネジ196で止められてい
る。
【0052】以上のように、第三実施形態に係る弾球遊
技機180は、取付基板190を遊技盤40にワンウェ
イネジ192で固着し、その取付基板192に回路基板
ボックス182を固着状態で取り付けている。即ち、第
三実施形態では、取付基板190を本発明の取付台とし
て構成としている。また、回路基板ボックス182の取
付部は、ワンウェイネジによる固着部分(取付片部19
3a〜193c)のみならず、係止レバー194及び係
止部195a・195bを設けている。
【0053】なお、上記した第二及び第三の実施形態で
は、回路基板ボックスを取付台乃至取付基板を介して遊
技盤に取り付けているが、この構成に限定するものでは
なく、直接的に回路基板ボックスを遊技盤に取り付ける
構成としてもよい。但し、この場合、本発明に係る取付
部は遊技盤となり、取付片部はボックス側に設けられる
構成となる。また、第一乃至第三の実施形態では、本発
明の基板収納ボックスを弾球遊技機用の遊技制御回路基
板を収納する回路基板ボックスとしているが、これに限
定するものではない。例えば、賞球払出制御基板などを
収納する基板収納ボックスでもよい。即ち、内部の回路
基板に対する不正行為を防止する必要がある基板収納ボ
ックスであればよい。また、遊技機としては、弾球遊技
機以外の遊技機(例えば、スロットマシンやコインゲー
ム等)であってもよい。
【0054】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記第二の取付片部における非可逆的な固着を締
結部材(ワンウェイネジ)で行うと共に、その締結部材
を前記基板収納ボックス又は前記取付部に装備したこと
を特徴とする。このように構成することにより、基板収
納ボックスの交換毎に締結部材を用意する必要がなく、
基板収納ボックスの交換作業が行い易くなる。 (2)前記取付部とは異なり且つ前記解除部の解除状態
で前記基板収納ボックスを前記第二の固着手段により再
び非可逆的な固着状態で取り付ける複数の第二の取付部
と、前記第二の固着手段による固着状態を解除するため
の複数の第二の解除部と、を設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、複製の基板収納ボック
スにすり替える不正を防止した上で、不慮の故障等によ
る基板収納ボックスの交換が複数回行える。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、回路基板を収納する
基体収納ボックスを備えた遊技機において、前記基板収
納ボックスを当該遊技機に取り付ける取付部を備え、該
取付部と前記基板収納ボックスとを固着手段により取り
付け、非可逆的な固着状態にしたことを特徴とする。こ
のように構成することにより、基板収納ボックスを取付
台に対して非可逆的な固着状態で取り付けることができ
るので、正規外のROMを取り付けた複製の基板収納ボ
ックスにすり替える不正を防止することができる。
【0056】また、本発明の請求項2においては、前記
固着手段は、少なくとも第一及び第二の固着手段を含
み、その第一の固着手段による固着状態を解除するため
の解除部を設け、該解除部の解除状態で前記取付部と前
記基板収納ボックスとを前記第二の固着手段により取り
付け、再び非可逆的な固着状態にしたことを特徴とす
る。このように構成することにより、複製の基板収納ボ
ックスにすり替える不正を防止した上で、不慮の故障等
による基板収納ボックスの交換が行える。
【0057】また、本発明の請求項3においては、前記
取付部を取付台から構成し、遊技領域を形成する遊技盤
を備えると共に、該遊技盤に前記取付台を非可逆的な固
着状態で取り付けたことを特徴とする。このように構成
することにより、遊技盤の入れ替えと同時に基板収納ボ
ックスを交換することができる。このため、基板収納ボ
ックスの交換に伴って余分な構成部材を交換する必要が
なくなる。例えば、基板収納ボックスを遊技機の機構板
に取り付けた場合には、交換する必要のない機構板まで
取り替えなければならなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す
正面図である。
【図2】弾球遊技機を示す背面図である。
【図3】回路基板ボックス及び取付台を示す斜視図であ
る。
【図4】蓋体を示す分解斜視図である。
【図5】同図(A)(B)はそれぞれ溶着突起の溶着状態
を示す説明図である。
【図6】回路基板とボックス本体を示す分解斜視図であ
る。
【図7】回路基板ボックスを示す平面図である。
【図8】同図(A)は蓋体の取付片部がボックス本体に
ビス止めされた状態を示す部分断面図であり、同図
(B)は回路基板ボックス内に装備用のワンウェイネジ
が収納された状態を示す部分断面図である。
【図9】同図(A)(B)はそれぞれワンウェイネジを示
す説明図であり、同図(C)(D)はそれぞれ特殊マイナ
スドライバーを示す説明図である。
【図10】同図(A)〜(C)はそれぞれ回路基板ボッ
クスの復元手順を示す側面図である。
【図11】同図(A)〜(C)はそれぞれ回路基板ボッ
クスの交換手順を示す部分平面図であり、同図(D)は
交換者と交換日が記入された交換履歴シールを示す平面
図である。
【図12】第二実施形態の弾球遊技機を示す背面図であ
る。
【図13】第二実施形態の弾球遊技機を示す分解斜視図
である。
【図14】第三実施形態の弾球遊技機を示す背面図であ
る。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 40 遊技盤 50 機構板 61 遊技制御回路基板(回路基板) 62 回路基板ボックス(基板収納ボックス) 80 蓋体 81 上板 82 溶着突起 83a〜83c 取付片部 84a〜84c・85a〜85c 連結部 86a〜86d 取付穴 89 機種名シール 91 交換履歴シール 93 蓋枠 100 導電板 101 導電性繊維 106a〜106c ホログラムシール 110 ボックス本体 111 底板 116 本体枠 130 取付片 131〜134 取付穴 135〜137 装備片 140 ワンウェイネジ(固着手段) 145 特殊マイナスドライバー 148a 取付突起(固着手段) 148b〜148d 取付穴 150 取付台(取付部) 155 止め穴 156a 取付片部(固着手段) 156b・156c 取付片部 157a・158a 連結部(解除部) 157b・157c・158b・158c 連結部(第
二の解除部) 159a〜159d 取付穴 160 ワンウェイネジ(固着手段) 170 弾球遊技機 171 窓開口 173 取付基板 176・178 ワンウェイネジ 180 弾球遊技機 181 遊技制御回路基板(回路基板) 182 回路基板ボックス(基板収納ボックス) 183a〜183d 取付突起 184 係合片部 185a・185b 係合爪 190 取付基板 192・196 ワンウェイネジ 193a 取付片部 193b・193c 取付片部 194 係止レバー 195a・195b 係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板を収納する基板収納ボックスを
    備えた遊技機において、 前記基板収納ボックスを当該遊技機に取り付ける取付部
    を備え、 該取付部と前記基板収納ボックスとを固着手段により取
    り付け、非可逆的な固着状態にしたことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記固着手段は、少なくとも第一及び第
    二の固着手段を含み、その第一の固着手段による固着状
    態を解除するための解除部を設け、 該解除部の解除状態で前記取付部と前記基板収納ボック
    スとを前記第二の固着手段により取り付け、再び非可逆
    的な固着状態にしたことを特徴とする請求項1記載の遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記取付部を取付台から構成し、遊技領
    域を形成する遊技盤を備えると共に、該遊技盤に前記取
    付台を非可逆的な固着状態で取り付けたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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