JPH1156245A - 油脂含有ゼリー状キャンディー及びその製造法 - Google Patents

油脂含有ゼリー状キャンディー及びその製造法

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JPH1156245A
JPH1156245A JP9241923A JP24192397A JPH1156245A JP H1156245 A JPH1156245 A JP H1156245A JP 9241923 A JP9241923 A JP 9241923A JP 24192397 A JP24192397 A JP 24192397A JP H1156245 A JPH1156245 A JP H1156245A
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oil
fat
candy
jelly
linolenic acid
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JP9241923A
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Tomohide Yamagami
知秀 山上
Takeshi Mogi
剛 茂木
Yoichi Monju
陽一 文字
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルの漏出が少なく、摂取しやすく、オイ
ルの安定性に優れるγ−リノレン酸含有ゼリー状キャン
ディー及びその製造法を提供する。 【解決手段】 油脂、ゲル化剤、水、乳化安定化剤及び
糖類からなるγ−リノレン酸含有ゼリー状キャンディー
及びその製造法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油脂含有ゼリー状
キャンディー及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】油脂のうち、高度不飽和脂肪酸は近年数
々の成人病疾患などで代表される現代病の治療や予防の
素材として注目されており、なかでも、γ−リノレン酸
(cis,cis,cis-6,9,12-octadecatrienoic acid)はカル
ボン酸末端から6,9,12番目の炭素シス型不飽和結
合をもつ炭素数18の脂肪酸でサクラソウ種子油、月見
草油、ボラージ油などにおいてその存在が認められてい
る。γ−リノレン酸はアトピー性皮膚炎、アレルギー性
鼻炎、アレルギー端息、動脈硬化、血栓症、月経前症候
群、リウマチ、花粉症及び高脂血症等の疾患に有効であ
り現在非常に注目されている物質である。従来より、γ
−リノレン酸のような高度不飽和脂肪酸の摂取法として
はそれらをカプセルに入れて摂取するのが一般的であ
り、γ−リノレン酸をカプセル化して食品に配合する方
法(特開昭62−22569号公報)や動植物油を加水
分解して得られる不飽和脂肪酸をカプセル化する方法
(特開昭61−21065号公報)や植物精油と可食性
高分子溶液を撹拌し、エマルジョンとしてから澱粉を加
えて乾燥する方法(特開昭52−128270号公報)
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の例
えば特開昭62−22569号公報、特開昭61−21
065号公報開示技術では、オイルの漏出はないもの
の、食品としての摂取に抵抗があり、特に子供や乳幼児
はその摂取に抵抗を示す傾向がある。又特開昭52−1
28270号公報開示技術では、得られた食品中のオイ
ルの漏出は少ないものの、水分が少ないため摂取しにく
く、水を加えるとオイルの漏出が起こり、製品の安定性
の面で満足のいく結果が出ていなかった。先に本出願人
は、かかる課題を解決するために、γ−リノレン酸を含
有する油脂、ゲル化剤、水、糖類からなるゼリー状キャ
ンディーについて出願した(特願平8−58455号公
報)。しかしながら該出願の開示技術では、高圧力下で
のオイルの漏出が見られ、また過酸化物価の上昇等の安
定性について問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
を解決するために、鋭意検討した結果、油脂、ゲル化
剤、水、糖類、乳化安定化剤からなるゼリー状キャンデ
ィーがオイルの漏出が少なく、オイルの安定性に優れる
食品となり、しかも摂取しやすいことを見いだし本発明
を完成した。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明のゼリー状キャンディーは油脂、ゲル化剤、水、
乳化安定化剤及び糖類からなるもので、油脂としては、
月見草、黒すぐり、ボラージ草由来のγ−リノレン酸を
含有油脂やMortierelle属菌の生産する油脂があるが、
好ましくはボラージ草由来のγ−リノレン酸を含有する
油脂がよい。又該油脂中に含有されるγ−リノレン酸の
量としては4〜29重量%が好ましく、更には17〜2
7重量%が好ましい。本発明では油脂として純粋なγ−
リノレン酸を用いても良い。
【0006】油脂の種類は特に制限はなく、高度不飽和
脂肪酸のγ−リノレン酸、魚油に含まれるドコサヘキサ
エン酸、アラキドン酸などを用いることができる。γ−
リノレン酸を含有する油脂の配合量としては0.3〜3
0重量%が好ましく、更に好ましくは1〜15重量%で
ある。含有量が0.3重量%未満の場合は、本発明の効
果が十分発揮されず、30重量%を越えるとオイルの漏
出が起こる可能性があり好ましくない。
【0007】ゲル化剤としては、ゼラチン、ペクチン、
カラギーナン、寒天、でん粉等が挙げられ、好ましく
は、ゼラチン、ペクチンが用いられる。ゼラチンとして
は、馬、牛、豚、鯨由来のものが好ましく、分子量とし
て好ましくは10000〜70000であり、更に好ま
しくは10000〜15000である。
【0008】ペクチンとしては、柑橘類、リンゴ由来の
ものが好ましく、分子量としては60000〜8000
0が好ましい、
【0009】ゲル化剤の配合量としては0.5〜13重
量%が好ましく、更に好ましくは5〜7.5重量%であ
る。配合量が0.5重量%未満の場合はゲル形成能が低
下する傾向があり好ましくなく、13重量%を越えると
食感が悪くなり好ましくない。
【0010】水の配合量としては5〜23重量%が好ま
しく、更に好ましくは16〜18重量%である。配合量
が5重量%未満の場合は糖類、ゲル化剤、水の混合物が
均一に混ざらず、ゲル形成が起こりにくい傾向があり、
23重量%を越えるとキャンディーから離水する傾向が
あり好ましくない。
【0011】糖類としては、砂糖、水あめやグリセリ
ン、ソルビトール、キシリトールなどの糖アルコールが
単独または併用して用いらる。糖類の配合量としては2
6〜90重量%が好ましく、更に好ましくは70〜75
重量%である。配合量が26重量%未満及び90重量%
を越えるとゲル形成能が低下する傾向があり好ましくな
い。尚上記の水あめ等の重量は元来含まれる水分も含有
した重量である。
【0012】乳化安定化剤としては特に制限されない
が、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、ソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレング
リコール脂肪酸エステル等を用いることができ、好まし
くはショ糖脂肪酸エステルがよい。該乳化安定化剤は、
界面活性の指標であるHLB値が10〜20のものを用
いるのが好ましく、更に好ましくは14〜18のものを
用いるのがよい。HLB値が10以下では高圧下でのゼ
リー状キャンディーからのオイルの漏出が起こる傾向が
あり、20を越えると、乳化安定化剤の製造コストが高
くなるので好ましくない。
【0013】また、多糖類のような、増粘性のある乳化
安定化剤を用いる場合は、単独で1%水溶液とした場合
の粘度が100センチポイズ以上あるものがよく、好ま
しくは500センチポイズ以上あるものを用いるのがよ
い。
【0014】配合量は、0.1〜6重量%、好ましくは
0.2〜4重量%にするのがよい。
【0015】風味添加剤としてはりんご果汁、オレンジ
果汁、グレープ果汁、グレープフルーツ果汁等の果汁、
リンゴ酸、クエン酸等の酸味料、グレープ香料、リンゴ
香料、オレンジ香料、グレープフルーツ香料等の香料、
加える量は、油脂、ゲル化剤、水、乳化安定化剤の総量
100重量部に対して1〜20重量部が好ましい。
【0016】本発明の油脂含有ゼリー状キャンディーを
製造する方法として特に制限はなく、上記の4つの成分
を混合して、後述の如き一定時間を放置してゼリー状の
キャンディーになればいずれの方法で製造されてもよ
い。
【0017】本発明でいうゼリー状とは、糖類、水の存
在下でゲル化剤により、弾性、粘性、粘弾性、剛性など
の物性をもつ状態のことであり、糖類を65重量%以
上、水を10重量%以上、ゼラチンを含む場合は、弾力
性のあるゼリー状(グミ状)になり、嗜好性の点、物を
かむ能力を養う点からグミ状になるのが好ましい。
【0018】以下に好ましいゼリー状キャンディーの製
造法を具体的に記述する。まず糖類70〜75重量%、
水8〜9重量%、乳化安定化剤0.1〜1重量%混合し
て、蒸気釜等で加熱する、そこにあらかじめゲル化剤と
してゼラチンを5〜7重量%と水8〜10重量%を混合
してえられたゼラチン水溶液を添加し更に混合加熱す
る。ここで必要に応じて風味添加剤を、油脂、ゲル化
剤、水の総量100部に対して1〜20重量部加える。
次いでγ−リノレン酸を含有する油脂を1〜9重量%添
加し混合する。油脂は直接添加してもよいが、あらかじ
めショ糖脂肪酸エステルやキサンタンガム等の乳化安定
化剤を溶解させた水性分散液として添加することが好ま
しく、かかる水性分散液中の乳化安定化剤の量はγ−リ
ノレン酸を含有する油脂に対しての0.1〜1重量%と
なる様にすることが好ましい。
【0019】油脂を添加した後、混合加熱し、118℃
まで昇温したところで、加熱を止めスターチモールドに
流し込み、その後、温度20〜26℃、湿度50〜70
%で20〜30時間放置して型から取り出す。かくして
得られた本発明の油脂含有グミ状キャンディーは必要に
応じて、でん粉等の粉末をまぶしたり、オブラートフィ
ルムでくるんでもよい。又植物油脂をグミ状キャンディ
ーの1/1000〜1/100重量部をコーティングし
てアルミラミネートの小袋に包装される。
【0020】本発明の油脂含有グミ状キャンディーは、
油脂、ゲル化剤、水及び糖類と必要に応じて風味添加剤
からなるが、更に酸化防止剤、酒類、チョコレート等の
添加剤をくわえてもよい。
【0021】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて更に詳
しく説明する。尚、実施例中「%」、「部」とあるの
は、断りのない限り重量基準である。
【0022】実施例1 水あめ35.4部、砂糖27.1部、ソルビトール4.
5部(糖類全量67部)、ショ糖脂肪酸エステル(HL
B値16)0.7部、水7.5部、リンゴ果汁2.3部
(風味改良剤)を加熱混合させた後、あらかじめゼラチ
ン6.0部、水9.0部を混合して10分以上放置させ
たものを添加し、さらに加熱混合した。ここでクエン酸
(風味添加剤)1.5部とリンゴ香料(風味改良剤)
0.2部を加える。次いでγ−リノレン酸を20%含有
する油脂5.9部を添加し、更に撹拌、加熱を続け、1
18℃に達したところで加熱を止める。かかる混合物は
糖類69.7%、ゲル化剤6.2%、ショ糖脂肪酸エス
テル0.7%、水17.2%、γ−リノレン酸を含有す
る油脂6.2%の組成であった。スターチモールド中に
この混合物を流し込み、その後、温度25℃、湿度65
%で24時間放置して型から取り出し、一個あたり5g
のゼリー状(グミ状)キャンディーを得た。得られたゼ
リー状(グミ状)キャンディーについて以下の〜の
評価を行った。
【0023】オイルの漏出(その1) 得られたゼリー状キャンディーあるいはソフトゼラチン
カプセルに、テクスチャロメーター(株式会社全研製)
を用いて15、20kg/cm2の荷重をかけ、オイルの
漏出を25度の温度条件下のもと以下の様に評価した。 ○・・・25kg/cm2の荷重でオイルの漏出なし △・・・25kg/cm2の荷重でわずかにオイルの漏出
あり、15kg/cm2の荷重でオイルの漏出なし ×・・・15kg/cm2の荷重でオイルの漏出あり
【0024】オイルの漏出(その2) 得られたゼリー状キャンディーあるいはソフトゼラチン
カプセルを40度の温度条件下に2日保存後のオイルの
漏出を目視で確認した。 ○・・・キャンディーからのオイルの漏出なし △・・・キャンディー表面、及び底部に部分的にオイル
の漏出あり ×・・・キャンディーからのオイルの漏出あり
【0025】摂取の容易さ 5〜12才の子供20人に、5gのゼリー状キャンディ
ーを3個(γ−リノレン酸180mg含有)を毎日与え
て自由に摂取させ、4週間後に食べ続けている子供の数
を調べた。又ソフトゼラチンカプセルの場合についても
上記試験と同じ子供20人にソフトゼラチンカプセル3
個(γ−リノレン酸180mg含有)を同様に毎日与え
て自由に摂取させ、4週間後に食べ続けている子供の数
を調べた。 ◎・・・19〜20人 ○・・・16〜18人 △・・・10〜15人 ×・・・9人以下
【0026】キャンディー中のオイルの安全性得られ
たゼリー状キャンディーあるいはソフトゼラチンカプセ
ルを30度の温度条件下に3ヶ月間放置後、キャンディ
ー及びゼラチンソフトカプセル中のオイルを抽出し、基
準油脂分析試験法の常法にのっとりオイルの安全性の指
標である過酸化物価を測定した。 ◎・・・過酸化物価の値が1meq/kg以上3meq
/kg未満 ○・・・過酸化物価の値が3meq/kg以上5meq
/kg未満 △・・・過酸化物価の値が5meq/kg以上10me
q/kg未満 ×・・・過酸化物価の値が10meq/kg以上
【0027】実施例2 砂糖の量を35.4部に変更し、ゼラチンの替わりに、
ペクチン1.2部を用いた以外は実施例1と同様にし
て、ゼリー状キャンディーを作成し、同様に評価した。
【0028】実施例3 実施例1において、糖類の量を78部に変更した以外は
同様にして、糖類73.1%、ゲル化剤5.5%、ショ
糖脂肪酸エステル0.7%、水15.2%、γ−リノレ
ン酸を含有する油脂(γ−リノレン酸20%含有)5.
5%からなるゼリー状キャンディーを作製し同様に評価
した。
【0029】実施例4 実施例1において、ゼラチンの量を5.0部に変更した
以外は同様にして、糖類70.5%、ゲル化剤5.3
%、水17.4%、ショ糖脂肪酸エステル0.7%、γ
−リノレン酸を含有する油脂(γ−リノレン酸20%含
有)6.1%からなるゼリー状キャンディーを作製し同
様に評価した。
【0030】実施例5 実施例1において、水の量を13部に変更した以外は同
様にして、糖類72.4%、ゲル化剤6.5%、ショ糖
脂肪酸エステル0.7%、水14.0%、γ−リノレン
酸を含有する油脂(γ−リノレン酸20%含有)6.4
%からなるゼリー状キャンディーを作製し同様に評価し
た。
【0031】実施例6 実施例1において、γ−リノレン酸20%を含有する油
脂の量を7.0部に変更して、糖類68.9%、ゲル化
剤6.2%、ショ糖脂肪酸エステル0.7%、水17.
0%、γ−リノレン酸を含有する油脂(γ−リノレン酸
20%含有)7.2%からなるゼリー状キャンディーを
作製し同様に評価した。
【0032】実施例7 実施例1において、γ−リノレン酸20%を含有する油
脂の量を9.0部に変更して、糖類66.9%、ゲル化
剤6.2%、ショ糖脂肪酸エステル0.7%、水17.
0%、γ−リノレン酸を含有する油脂(γ−リノレン酸
20%含有)9.2%からなるゼリー状キャンディーを
作製し同様に評価した。
【0033】実施例8 実施例1において、γ−リノレン酸20%を含有する油
脂の量を11.0部に変更して、糖類64.9%、ゲル
化剤6.2%、ショ糖脂肪酸エステル0.7%、水1
7.0%、γ−リノレン酸を含有する油脂(γ−リノレ
ン酸20%含有)11.2%からなるゼリー状キャンデ
ィーを作製し同様に評価した。
【0034】実施例9 実施例1において、リンゴ果汁(風味添加剤)、クエン
酸(風味添加剤)とリンゴ香料(風味改良剤)を加えな
い以外は同様にゼリー状キャンディーを作成し、同様に
評価した。
【0035】実施例10 実施例2において、リンゴ果汁(風味添加剤)、クエン
酸(風味添加剤)とリンゴ香料(風味改良剤)を加えな
い以外は同様にゼリー状キャンディーを作成し、同様に
評価した。
【0036】実施例11 実施例1において、ショ糖脂肪酸エステルの替わりに、
同量の増粘性を有する乳化安定化剤カルボキシメチルセ
ルロース(CMC)を添加して、糖類69.4%、ゲル
化剤6.2%、CMC0.7%、水17.0%、γ−リ
ノレン酸を含有する油脂(γ−リノレン酸20%含有)
6.2%からなるゼリー状キャンディーを作製し同様に
評価した。
【0037】実施例12 実施例1において、ショ糖脂肪酸エステルの替わりに、
同量の増粘性を有する乳化安定化剤キサンタンガムを、
糖類69.4%、ゲル化剤6.2%、ショ糖脂肪酸エス
テル0.7%、水17.0%、γ−リノレン酸を含有す
る油脂(γ−リノレン酸20%含有)6.2%からなる
ゼリー状キャンディーを作製し同様に評価した。
【0038】実施例13 実施例1において、ショ糖脂肪酸エステルの替わりに、
同量の増粘性を有する乳化安定化剤ジェランガムを添加
して、糖類69.4%、ゲル化剤6.2%、ショ糖脂肪
酸エステル0.7%、水17.0%、γ−リノレン酸を
含有する油脂(γ−リノレン酸20%含有)6.2%か
らなるゼリー状キャンディーを作製し同様に評価した。
【0039】実施例14 実施例1において、ショ糖脂肪酸エステルの替わりに、
同量の増粘性を有する乳化安定化剤β−グルカンを添加
して、糖類69.4%、ゲル化剤6.2%、ショ糖脂肪
酸エステル0.7%、水17.0%、γ−リノレン酸を
含有する油脂(γ−リノレン酸20%含有)6.2%か
らなるゼリー状キャンディーを作製し同様に評価した。
【0040】実施例15 実施例1において、ショ糖脂肪酸エステルの替わりに、
ショ糖脂肪酸エステルと増粘性を有する乳化安定化剤カ
ルボキシメチルセルロース(CMC)の等量混合物を同
量添加して、糖類69.4%、ゲル化剤6.2%、CM
C1.4%、水17.0%、γ−リノレン酸を含有する
油脂(γ−リノレン酸20%含有)6.2%からなるゼ
リー状キャンディーを作製し同様に評価した。
【0041】実施例16 実施例1において、乳化安定化剤をグリセリン脂肪酸エ
ステル(HLB値5)に置き換えた以外は同様にキャン
ディーを作成し、実施例1と同様に評価した。
【0042】実施例17 実施例1において、γ−リノレン酸を含有する油脂をド
コサヘキサエン酸含有油脂(ドコサヘキサエン酸20%
含有油)に置き換えた以外は同様にキャンディーを作成
し、実施例1と同様に評価した。
【0043】比較例1 γ−リノレン酸を含有する油脂(γ−リノレン酸20%
含有)66.3部をゼラチンカプセル33.7部(ゼラ
チン74.2%、グリセリン25.8%)に入れてカプ
セル化し実施例1と同様に評価した。得られたカプセル
について実施例1と同様に評価した。
【0044】比較例2 実施例1において、γ−リノレン酸を含有する油脂を含
まないこと以外は同様にキャンディーを作製し、実施例
1と同様に評価した。
【0045】比較例3 実施例1において、ゼラチンを含まないこと以外は同様
にキャンディーを作製し、実施例1と同様に評価した。
【0046】比較例4 実施例1において、水分を含まないこと以外は同様にキ
ャンディーを作成し、実施例1と同様に評価した。
【0047】比較例5 実施例1において、糖類を含まないこと以外は同様にキ
ャンディーを作成し、実施例1と同様に評価した。
【0048】比較例6 実施例1において、乳化安定化剤を含まないこと以外は
同様にキャンディーを作成し、実施例1と同様に評価し
た。実施例1〜17、比較例1〜6の結果を表1に示し
た。
【0049】
【表1】 *比較例2では、オイルが含まれていない為、、、
の評価ができず、比較例3〜5では、ゼリー状になら
なかったため、評価できず。
【0050】
【発明の効果】本発明の油脂含有ゼリー状キャンディー
はオイルの漏出が少なく、安定性が高く、しかも摂取し
やすいので有用である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油脂、ゲル化剤、水、乳化安定化剤、及
    び糖類からなることを特徴とする油脂含有ゼリー状キャ
    ンディー。
  2. 【請求項2】 油脂、ゲル化剤、水、乳化安定化剤、糖
    類、風味添加剤からなることを特徴とする油脂含有ゼリ
    ー状キャンディー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の油脂含有ゼリー状キャン
    ディーを製造するにあたり、糖類、ゲル化剤、乳化安定
    化剤、及び水の混合物に油脂を添加することを特徴とす
    る油脂含有ゼリー状キャンディーの製造法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の油脂含有ゼリー状キャン
    ディーを製造するにあたり、糖類、ゲル化剤、水、乳化
    安定化剤、風味添加剤の混合物に油脂を添加することを
    特徴とする油脂含有ゼリー状キャンディーの製造法。
  5. 【請求項5】 油脂を分散液として添加することを特徴
    とする請求項3あるいは4記載の油脂含有ゼリー状キャ
    ンディーの製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の油脂がγ−
    リノレン酸を含有する油脂であることを特徴とするγ−
    リノレン酸含有ゼリー状キャンディーの製造法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか記載の乳化安定化
    剤がHLB値10以上の乳化安定化剤及び又は増粘作用
    のある乳化安定化剤であることを特徴とする油脂含有ゼ
    リー状キャンディーの製造法。
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