JP2002212201A - 海藻抽出多糖体、その製造方法及び用途 - Google Patents

海藻抽出多糖体、その製造方法及び用途

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JP2002212201A JP2001298872A JP2001298872A JP2002212201A JP 2002212201 A JP2002212201 A JP 2002212201A JP 2001298872 A JP2001298872 A JP 2001298872A JP 2001298872 A JP2001298872 A JP 2001298872A JP 2002212201 A JP2002212201 A JP 2002212201A
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Kazuhiro Morikawa
和浩 森川
Yukiko Yamamoto
由喜子 山本
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Taito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増粘剤として有用な多糖体;その製造方法;
該多糖体を含有する増粘剤、食品、化粧品及び医薬品を
提供すること。 【解決手段】 寒天製造に使用される原料海藻から得ら
れる多糖体で、0.5〜2w/w%濃度の溶液が10〜40℃の温
度範囲においてチキソトロピー挙動を示すことを特徴と
する多糖体、その製法及びこれを含む増粘剤、食品、化
粧品及び医薬品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多糖体、その製造
方法及びその用途に関し、さらに詳細には、寒天製造に
使用される原料海藻から抽出される多糖体、その製造方
法及びそれが有する特異的な性質を利用した、食品、化
粧品、医薬品に関する。
【0002】
【従来の技術】寒天は、主にテングサ目、カクレイト
目、スギノリ目、イギス目、ウシケノリ目等に属する紅
藻類から抽出製造される。従来、寒天は形成されるゲル
の強度の高いものが日本の食文化の中で評価され、独特
のテクスチャーが季節の料理や菓子類に求められてい
る。通常、 寒天は高温状態では寒天分子が緩やかなラン
ダムコイル状態で分散しており、冷却すると分子は次第
に集合して、ダブルヘリックス構造を作り始める。次に
これらが寄り合って三次元の網目状構造となりゲルが形
成される。寒天の構造はアガロースとアガロペクチンか
ら成り、アガロースは硫酸基などの酸性基を含まない中
性糖でゲル化力が強く寒天のゲル化力の中核となる成分
である。これに対して、アガロペクチンは硫酸基やピル
ビン酸基などのイオン性酸性基を含有する一群の酸性多
糖であるために、アガロースに比べて溶解性が高いもの
の溶解温度を下げた時にこれらの酸性基がダブルヘリッ
クス構造を取ることを阻害し、ゲル化力をほとんど持た
ない物質である。
【0003】スギノリ目オゴノリ科オゴノリ属のオゴノ
リから得られる寒天はゲル強度が低く、その強度を高め
る方法が先人達の研究目標とされた。その結果、硫酸基
を多数有するアガロペクチン成分が多いオゴノリ抽出多
糖体をアルカリ処理することにより、ほとんどの硫酸基
を脱硫酸しつつアンヒドロ化させてゲル強度を高める技
術が確立された。しかしながら、近年食生活の多様化に
伴い寒天についても従来と異なる機能が求められるよう
になり、特開平5-317008号公報や特開平6-38691号公報
等には酸で分解したゼリー強度の低い寒天の製造法及び
それを用いた食品用途が開示されている。更に従来とは
異なる機能として、特開昭62-83870号公報や特開平10-1
79095号公報には沸騰水を用いなくとも溶解可能な寒天
の製造法が開示されている。
【0004】一方、近年の培養技術の進歩により従来の
植物多糖体と異なった微生物由来の多糖体が増粘剤やゲ
ル化剤として食品加工に使用されるようになった。ジェ
ランガムやキサンタンガムはその一例である。これらの
ガムは既存の増粘剤、ゲル化剤にない優れた特徴を有し
ており、その特徴を活用すべく多種多様な食品に添加物
として添加されている。例えば、キサンタンガムはドレ
ッシング、マヨネーズ、ソース類、タレ類に用いられて
いる。しかしながら、その安全性は食品添加物として確
認されているものの、人類歴史上の継代の食経験は未だ
短い。
【0005】当業者間ではオゴノリ抽出多糖体はゲル強
度に乏しいことが知られており、1%濃度のゼリー強度
は測定不能であることが寒天ハンドブック(林 金雄、岡
崎彰夫共著、光琳書院)P.231 にも記載されている。 そ
こで、 オゴノリ抽出多糖体にゼリー強度を付与する試み
が積み重ねられ、アルカリ処理を行うことによりオゴノ
リ抽出多糖体が有するほとんどの硫酸基を脱硫酸しつつ
アンヒドロ化させてゲル強度を高める技術が確立され
た。以来、オゴノリ抽出多糖体は主として食品用のゲル
化剤として利用されてきており、オゴノリ単独で抽出処
理時にアルカリ処理、酸分解を行わず、そのままゲル強
度の乏しい多糖体として得て、増粘剤として利用するこ
とは省みられないまま今日に至っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、増粘剤として有用な多糖体を提供することである。
本発明の第2の他の目的は、増粘剤として有用な多糖体
の製造方法を提供することである。本発明の第3の目的
は、多糖体を含有する増粘剤を提供することである。本
発明の第4の目的は、多糖体を含有する食品を提供する
ことである。本発明の第5の目的は、多糖体を含有する
化粧品を提供することである。本発明の第6の目的は、
多糖体を含有する医薬品を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、オゴノリに
含まれる寒天分子をそのまま抽出して得られる、ゲル化
能の乏しい多糖体に着眼し、その特性を調べた。その結
果、オゴノリ海藻をアルカリ処理を行うことなく、熱水
で抽出して得られる多糖体が、その水溶液をかき混ぜた
り振り混ぜたりすると流動性が高くなる性質、いわゆる
チキソトロピー挙動を示すこと、従って、この新規多糖
体が食品加工における増粘剤、安定剤として有効に利用
できることを見出し本発明を完成するに至った。
【0008】本発明は、寒天製造に使用される原料海藻
から抽出により得ることができ、0.5〜2w/v%濃度の水
溶液が10〜40℃の温度範囲においてチキソトロピー挙動
を示すことを特徴とする海藻抽出多糖体を提供するもの
である。本発明の多糖体は、好ましくは、平均分子量が
80,000〜360,000の範囲にあり、構成糖がガラクトース及
びその誘導体から成る。本発明の多糖体の製造に使用さ
れる原料海藻として好ましいものは、オゴノリ、イタニ
グサ、エゴノリ、フノリ及びこれらの2種以上の混合物
からなる群から選択されたものである。本発明の海藻抽
出多糖体は、例えば、原料海藻をアルカリ処理すること
なく60〜100℃の範囲で熱水抽出して、原料海藻由来の
多糖体を抽出後、多糖体抽出液の温度を10〜40℃の範囲
に保持しながら有機溶媒を添加して、該多糖体を析出沈
澱させることにより製造することができる。本発明はま
た、上記海藻抽出多糖体を含有する増粘剤を提供するも
のである。本発明はさらに、上記海藻抽出多糖体を含有
する食品、化粧品、医薬品を提供するものである。なお
この明細書において「食品、医薬品」とは、ヒト用の食
品、ヒト用の医薬品のみならず、動物用の飼料(例え
ば、ペットフード等)、動物用の医薬品も包含するもの
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。従来の寒天は、食品加工において多くの場合ゲル
化剤として用いられている。又、低濃度で増粘剤、安定
剤として用いられる場合もある。これらの寒天は0.5〜2
%濃度範囲では常温においてゲル体を形成するが、例え
ばゲル体を50℃以上で加熱すると溶解しはじめ完全にゾ
ル状態になる。しかしながら、寒天製造に用いる海藻か
ら抽出された多糖体で、0.5〜2%の濃度範囲で、しかも
10〜40℃の温度範囲において常にゾル状態で存在し、チ
キソトロピー挙動を示すものはこれまでに知られていな
い。そこで、そのような性質を有する多糖体を得るた
め、寒天製造に用いる海藻のうちゼリー強度の乏しいオ
ゴノリ、イタニグサ、エゴノリ、フノリに着目し、これ
らの海藻から抽出される多糖体をゼリー強度を高めない
ように抽出分取することを鋭意検討した。
【0010】即ち、寒天製造に供する海藻原料、例え
ば、オゴノリのアガロペクチンを優先的に抽出するため
に通常よりも低い温度で熱水抽出を行う。海藻(乾燥質
量)1質量部に対して抽出用の水の量は10〜25質量部程
度が好ましい。抽出温度は60〜100℃、好ましくは85〜95
℃がよい。抽出時間は1〜3時間程度で充分である。海藻
原料(例えば、オゴノリ)由来の多糖体を抽出後、藻体
を濾別除去し、濾液を40℃以下まで放冷する。本発明の
海藻原料由来の海藻抽出多糖体の該濾液は10〜40℃では
ゲルを形成しない。濾液は必要に応じて濃縮してもよ
く、更に漂白剤(例えば、次亜塩素酸ソーダ、さらし
粉)等で漂白してもよい。
【0011】次に、溶液中の多糖体を得る常法に従い、
この海藻抽出多糖体を含む抽出濾液にアルコール、アセ
トン等の有機溶媒を加えて多糖体を析出せしめる。しか
し本発明の多糖体の製法が、この方法に限定されるもの
ではない。添加する溶媒としては一般的に食品の処理に
用いられるエタノール、イソプロパノール等でよい。溶
媒の添加量は、この海藻抽出多糖体を含む抽出濾液1質
量部に対して2〜4質量部が適当である。次に、 溶媒添加
により析出した海藻抽出多糖体を遠心分離等の処理によ
り回収し、更に乾燥機で乾燥し、必要があれば粉砕処理
を行い、本発明の海藻抽出多糖体粉末を得る。
【0012】従来の寒天及び特開平5-317008号公報や特
開平6-38691号公報に開示されているゼリー強度の低い
寒天は、例えば0.5〜2.0%濃度ではゲルを形成する。し
かしながら、上記製造方法により得られた本発明の海藻
抽出多糖体の水溶液は、加温溶解後冷却しても通常のゼ
リー強度測定ができるほどのゲルを形成せず、図1に示
すチリ産オゴノリ抽出多糖体のように、25℃において0.
5〜2.0%濃度でずり速度が大きくなると見かけ粘度が低
下し、 流動化液状化しやすい所謂チキソトロピー挙動を
示す。チキソトロピー挙動の測定には、 レオメトリック
ス社製 Fluid Spectrometer RFS IIを使用した。同様の
傾向はキサンタンガム水溶液についても観察される(図
2)。 因みに、 通常の寒天ゲルは強固なゲル体であるた
めに、このような粘度測定はできない。一方、同じ紅藻
類の海藻から得られるが、分子構造の異なる多糖の一種
であるλ-カラギーナンの0.5%及び1.0%濃度溶液の、
ずり速度を変化させたところ図3に示すように顕著な見
かけ粘度の低下は観察されず、 本発明の海藻抽出多糖体
とλ-カラギーナンとでは流体力学的特徴を異にするこ
とが理解される。
【0013】なお、この明細書において「チキソトロピ
ー挙動を示す」とは、25℃において濃度0.5%で、レオ
メトリック社製RFS IIのずり速度を1(1/秒)から100
(1/秒)に変化させたとき、又はB型粘度計等の回転粘
度計の場合回転数を0.6(rpm)から60(rpm)に変化させた
とき、すなわち、ずり速度や回転速度を100倍にした場
合に、いずれか少なくとも一方の方法において、粘度が
少なくとも1/3以下に低下する場合を意味するものとす
る。
【0014】更に、本発明の海藻抽出多糖体の平均分子
量について、HPLCによりプルランを標準として測定した
ところ10.5万から30.8万との結果を得た。尚、本法によ
る一般の寒天の平均分子量は10万から30万位に測定され
る。又、本発明の海藻抽出多糖体のアンヒドロ化率はア
ルジトールアセテート法により分析することができる。
この方法は、ガスクロマトグラフィー法で構成糖を分析
し、ガスクロマトグラム上のガラクトース、6-メチル-
ガラクトース等のメチル化ガラクトース、アンヒドロガ
ラクトースのピークの面積比よりアンヒドロ化率を算出
するものである。本発明の海藻抽出多糖体のアンヒドロ
化率は、好ましくは25〜35%、さらに好ましくは約27〜
32%であり、一般の寒天のアンヒドロ化率40〜45%に比
べると明らかに少なく、アガロペクチン含量が多いこと
がわかる。更に、水に対する溶解性に関して、従来の寒
天を溶解する場合煮沸を必要とするのに対し、本発明の
海藻抽出多糖体は1%濃度、60℃、5分で溶解し、従来の
寒天とは異なる溶解性を示す。
【0015】そこで本発明者は、本発明の海藻抽出多糖
体がチキソトロピー挙動を示す知見により、該多糖体を
食品に増粘剤又は安定剤として添加して液状様食品の液
切れの改善の検討を行った。流動させる応力を緩和する
と急速に見かけ粘度が高くなることから、液状食品とし
ては、ドレッシング、ソース、タレ類への利用が適して
いる。即ち、該多糖体を添加したドレッシング、ソー
ス、タレ類は、注ぎ入れを止めると液滴の粘度が増加し
流動しにくい状態となる。この目的には、本発明の海藻
抽出多糖体の添加量は、乾燥質量基準で0.2〜1.0質量%
が適当である。同様の効果を、咀嚼・嚥下機能が充分で
はない老人や乳児を対象とした咀嚼・嚥下困難者用食や
離乳食に対しても求めることができる。即ち、飲み下し
の際、流下量又は流下速度が呼吸と合わない場合むせる
ようになるが、本発明の海藻抽出多糖体を添加した咀嚼
・嚥下困難者用食や離乳食は適度な粘度が付与されるた
め、飲み込みや飲み下しが容易になり、むせることがな
くなる。この目的には、本発明の海藻抽出多糖体の添加
量は乾燥質量基準で0.3〜1.5質量%が適当である。
【0016】本発明の海藻抽出多糖体は、上述のとお
り、2%濃度以下ではゲルを形成せず、0.5〜2%濃度で
はチキソトロピー挙動を示す特徴を有するものである
が、さらにこのような特性に加えて、一般の寒天が具備
している特性も兼ね備えている。例えば、保湿効果、更
に撹拌して分離離水しない保水効果、澱粉の老化を抑制
する効果、食物繊維としての機能、血糖値上昇抑制効
果、血清コレステロール値上昇抑制効果、及び血清中性
脂肪値低下効果を有する。更に、本発明の海藻抽出多糖
体は、小腸内粘膜のアルカリ性ホスファターゼを阻害し
てカゼインホスホペプチドの脱リン酸化を防ぐことによ
り、小腸内におけるカゼインホスホペプチドのミネラル
可溶化効果を維持する作用を有する。カゼインホスホペ
プチドは、ミルクカゼインにタンパク質分解酵素を作用
させて得られるペプチドで、カルシウムや鉄などのミネ
ラルの可溶化作用があり、これらミネラルの吸収を促進
する物質として知られている。しかし、カゼインホスホ
ペプチドは小腸内粘膜のアルカリ性ホスファターゼによ
り脱リン酸化し、脱リン酸化したカゼインホスホペプチ
ドはこれらのミネラル可溶化効果を消失する。従って、
本発明の海藻抽出多糖体は、カルシウム及び/又は鉄で
強化されて、且つカゼインホスホペプチドを含有する食
品に添加することにより、上記効果をより効果的に発現
することができる。カゼインホスホペプチドを含有する
食品としては、例えば、カルシウム及び/又は鉄を強化
した菓子、健康食品、ウエハース、牛乳、デザート、ハ
ム類等が挙げられる。
【0017】上述のとおり本発明の海藻抽出多糖体は、
寒天が具備している食物繊維としての機能(便秘改善や
血糖値上昇抑制効果、血清コレステロール値上昇抑制効
果、及び血清中性脂肪値低下効果等)を有しているの
で、これらの機能を期待して健康食品、医薬品等への利
用も可能であるし、本発明の海藻抽出多糖体が有してい
るチキソトロピー挙動を示す機能や保湿機能及び保水機
能等を期待して乳液、クリーム、軟膏、シロップ剤、パ
ップ剤等の化粧品、医薬品に利用することも可能であ
る。これらの目的には、本発明の海藻抽出多糖体の添加
量は、乾燥質量基準で0.2〜1.0質量%が適当である。医
薬品の剤形としては、例えば、錠剤、液状、顆粒状、粉
末状、カプセル状等種々の形態が可能である。また、便
秘改善、血糖値上昇抑制効果、血清コレステロール値上
昇抑制効果、血清中性脂肪値低下効果等を目的とした医
薬品の成人1日当たりの投与量は乾燥質量基準で10〜1,
000mg/kg体重が適当である。
【0018】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明する。 実施例1.海藻抽出多糖体の製造 寒天製造に供するチリ産オゴノリ100gを2Lの水道水を
入れた容器に取り、90〜95℃でアルカリ処理は行わず2
時間熱水抽出を行った。オゴノリ由来の多糖体を抽出
後、藻体を濾別除去し、濾液を35℃まで放冷した。次
に、この海藻抽出多糖体を含む抽出濾液に次亜塩素酸ソ
ーダ6mlを加え漂白した後、 イソプロパノール6Lを加え
て多糖体を析出させた。次に、 溶剤添加により析出した
海藻抽出多糖体を遠心分離により回収し、乾燥し、粉砕
処理を行い本発明のオゴノリ由来の海藻抽出多糖体粉末
23.1gを得た。得られた該多糖体の物性を測定したとこ
ろ、平均分子量が17.7万で、 その濃度が0.5〜2w/w%の
範囲でチキソトロピー挙動を示すことが確認された。
【0019】実施例2.フレンチドレッシング 本発明の海藻抽出多糖体をドレッシングまたはマヨネー
ズの乳化安定のために含有させたものであり、 例えば次
のような処方で家庭用ドレッシングを調製できる。
【0020】
【表1】
【0021】従来、フレンチドレッシング、サラダドレ
ッシング等はキサンタンガムやグアガム等の安定剤を使
用して、水や食酢と食用植物油脂との乳化や安定化を行
っている。本処方で調製された比較例2の家庭で一般的
に調製されているドレッシングは、撹拌混合後5分も経
過しないうちに油分と水層に分離した。 キサンタンガム
を用いて調製された比較例1のドレッシングは 一般的
な調製法より油滴が細かく形成されていることが確認さ
れた(図4)。 本発明の海藻抽出多糖体を用いて調製され
たドレッシングはキサンタンガムを用いて調製した場合
よりも更に油滴が細かく分散され、水層部と分離しない
で油滴状態が1日以上維持され、乳化安定性に改善が認
められた(図5)。 更に、 チキソトロピー挙動が付与され
るために液だれを抑制することができる。
【0022】実施例3.ソース 本発明に係わるタレまたはソースは、本発明の海藻抽出
多糖体を粘性付与のために含有させたものであり、例え
ば次のような処方で濃厚ソースを調製することができ
る。 (処方) 本発明品 1.5 市販ウスターソース 90.0 水 8.5 合計 100 質量%
【0023】日本農林規格によると、ウスターソースと
は粘度が0.2パスカル・秒未満のソースを指し、 粘度が0.
2〜1.5パスカル・秒のものは中濃ソース、 1.5パスカル・
秒以上のものは濃厚ソースと分類されている。本処方で
製造されるソースの20℃における粘度は2.1パスカル・秒
(B型粘度計、 ローター3、 12rpm)であり、本発明の海
藻抽出多糖体を増粘剤として使用し、ウスターソースを
濃厚ソースにすることができることがわかる。
【0024】実施例4.ヨーグルト製品 本発明に係わるヨーグルト製品またはゼリー菓子は、本
発明の海藻抽出多糖体をテクスチャー改善のために含有
させたものであり、舌触りのよいゼリー菓子を調製する
ことができる。例えば次のような処方でヨーグルト製品
を製造することができる。本処方で得られたヨーグルト
製品は、従来のソフトタイプヨーグルトに比べ、ソフト
なテクスチャーに加え、ねっとり感やなめらかさに優れ
ている。10名のパネラーによるヨーグルト製品のねっと
り感、なめらかさについての評価(10点満点)を表2に合
わせて示す。
【0025】
【表2】
【0026】実施例5.アイスクリーム 本発明に係わるアイスクリーム類は、本発明の海藻抽出
多糖体をテクスチャー改善のために含有させたものであ
り、例えば次のような処方でアイスクリームを調製でき
る。
【0027】
【表3】
【0028】アイスクリームの製造において、安定剤は
オーバーランの安定やアイスクリームミックスの粘度を
適度に保たせる目的で添加される。種々の安定剤は、ア
イスクリーム製品の多様化に伴い従来にない特性を有す
るものが求められている。本発明の海藻抽出多糖体を添
加して製造されたアイスクリームは、口当たりがなめら
かでオーバーラン、保形性、食感とも向上した。
【0029】実施例6.咀嚼・嚥下困難者用飲料 本発明に係わる咀嚼・嚥下困難者用食及び介護食は、本
発明の海藻抽出多糖体をテクスチャー改善剤として含有
させたものであり、例えば次のような処方で咀嚼・嚥下
困難者用食を調製できる。 (処方) 海藻抽出多糖体 1 市販ほうじ茶 66 水 33 合計 100 質量% 咀嚼・嚥下困難者に水等の液体を飲用させる場合、健常
者が飲用するサラサラした状態の液体では流量及び流速
のコントロールが難しい。本処方で調製された咀嚼・嚥
下困難者用飲料は、適度な粘性とチキソトロピー挙動を
示すため、咀嚼・嚥下困難者に飲用させやすい。本処方
で調製された咀嚼・嚥下困難者用飲料について、レオメ
トリックス社製Fluid Spectrometer RFS IIで粘度測定
を行うと、ずり速度1/秒(回転速度0.38rpm)では5.14パ
スカル・秒、 ずり速度10/秒(回転速度3.82rpm)では1.50
パスカル・秒、 ずり速度100/秒(回転速度38.2rpm)では0.
34パスカル・秒の粘度を示す(図6)。このため、咀嚼・嚥
下困難者に摂取させやすく、飲み込む時の喉越しも改善
されている。
【0030】実施例7.離乳食 本発明に係わる乳児離乳食は、本発明の海藻抽出多糖体
をテクスチャー改善剤として含有させたものであり、例
えば次のような処方で離乳食を調製できる。 (処方) 海藻抽出多糖体 1.5 市販オレンジジュース 66 水 32.5 合計 100 質量% 乳児の成育に伴い、母乳やミルク以外のものに慣れさせ
るために離乳食が与えられる。離乳は時間をかけて無理
のないように完了する必要がある。母乳、ミルクの液状
栄養源から固形状の栄養物を摂取させるステップとして
離乳初期に流動性のある栄養食が与えられる。 本処方で
調製された離乳食は適度な粘度を有し、乳児が飲み込み
やすい形態である。
【0031】実施例8.健康食品 本発明に係わる飲料のうちダイエットまたは健康向上を
目的とした食品は、本発明の海藻抽出多糖体を食物繊維
補給のために含有させたものであり、例えば次のような
処方で健康食品を調製することができる。 (処方) 海藻抽出多糖体 3 砂糖 20 クエン酸 1 水 76 合計 100 質量% 食物繊維は人の消化酵素で消化されないものである。食
物繊維には大腸癌や糖尿病等の予防効果があることが近
年確認されている。本発明の海藻抽出多糖体には80%以
上の食物繊維が含まれていることが確認された。本処方
で調製された健康食品には高濃度の寒天成分が含まれ、
便秘症、血糖値、血中コレステロール値の改善に効果が
認められた。便秘症の改善を目的に本発明の海藻抽出多
糖体を含有させた上記健康飲料を、無作為に抽出した10
名の女性パネラーに2週間毎日100g飲用させた。飲用
前、飲用中、及び飲用中止2週間後の平均排便回数を表
4に示す。
【0032】
【表4】
【0033】実施例9.パン 本発明に係わるパンは、本発明の海藻抽出多糖体をパン
の老化抑制やテクスチャー改善のために含有させたもの
であり、例えば次のような組成で製パンできる。
【0034】
【表5】
【0035】従来のパンは澱粉の老化のために経時的に
固くなる。 そのためシュガーエステルや多糖を添加して
老化を抑制している。本処方で製造されたパンは老化が
抑制され、従来のパンにはない、もちっとした食感を有
する。上記処方で製造したパンのやわらかさ、もちっと
した食感を3日間、10名のパネラーにより評価 (10点満
点)した結果を、表6に示す。
【0036】
【表6】
【0037】実施例10. 乳液 本発明に係わる化粧品、医薬品は、本発明の海藻抽出多
糖体の有するチキソトロピー挙動を示す機能や保水性・
保湿性機能を利用して、乳液、クリーム、軟膏、シロッ
プ剤、パップ剤等の本発明に係わる化粧品、医薬品を調
製することができる。例えば、次のような処方で乳液を
調製することができる。
【0038】
【表7】
【0039】水分蒸散量測定装置(TEWAMETER TM210)を
用いて経表皮水分損失を測定することにより、皮膚に対
する保湿機能を評価した。空調した部屋で女性5名の左
手甲部に乳液を0.2ml塗布し、 30分後測定部位の経表皮
水分損失量を測定することにより皮膚の保湿状態を評価
した。本発明品を用いた乳液に保湿効果があることが確
認された。結果を表7に合わせて示す。
【0040】実施例11.血糖値上昇抑制効果 一晩絶食したICR系の7週齢雄マウス(n=5)に、
実施例1で製造した海藻抽出多糖体とスクロースの混合
物の水溶液を、各成分の投与量が100mg/kgBW、2g/
kgBWとなるように胃ゾンデを使って経口投与した。投与
後、0分、15分、30分、60分、及び120分にヘ
マトクリット管で眼静脈より採血し、和光純薬工業
(株)社製グルコースCII−テストワコーの測定キット
を用いて血糖値を測定した。尚、コントロール群(n=
5)には、スクロースの水溶液を該成分の投与量が2g/
kgBWとなるように与えた。その結果を表8に示す(平均
値±標準誤差)。
【0041】
【表8】 血糖値 (単位mg/dl) *p<0.01 表8から、本発明に係わる海藻抽出多糖体の投与は、ス
クロースを摂取時の急激な血糖値の上昇を抑制する効果
があることが確認された。
【0042】実施例12.血清コレステロール値、血清中
性脂肪値上昇抑制効果 Wistar系の7週齢雄ラット(n=7)を、コレステロー
ル1%、コール酸ナトリウム0.25%を添加した高コ
レステロール飼料に海藻抽出多糖体を5%添加した飼料
を自由摂取させて3週間飼育した。コントロール群(n
=7)には、同様の高コレステロール飼料にセルロース
5%又は寒天5%を添加した飼料を摂取させた。飼育開
始3週間後に、尾静脈より採血し、和光純薬工業(株)
社製コレステロールE−テストワコーを使って血清コレ
ステロール含量を、和光純薬工業(株)社製トリグリセ
ライドG−テストワコーを使って血清中性脂肪含量を測
定した。この結果を、表9、表10に示す(平均値±標
準誤差)。
【0043】
【表9】 血清コレステロール含量 (単位mg/dl)
【0044】
【表10】 血清中性脂肪含量 (単位mg/dl)
【0045】表9、表10から、本発明に係わる海藻抽
出多糖体には、セルロースや寒天に比べて血清コレステ
ロール値や血清中性脂肪値の上昇を有意(p<0.0
5)に抑える効果があることが確認された。
【0046】実施例13.カゼインホスホペプチド分解阻
害効果 5.5mM塩化マグネシウムを含む55mMトリス塩酸緩衝液10m
lに、本発明の海藻抽出多糖体をそれぞれ2mg、10mg、20
mg、100mg加え、攪拌しながら約60℃で溶解した。これ
を約40℃まで冷却した後、0.2%カゼインホスホペプチド
溶液を10mlずつ添加した(試験液の総量は20ml)。各反応
液を0.5mlずつ別の試験管に分取してアルカリ性ホスフ
ァターゼを20ユニット加え、37℃の水浴中にて20分間反
応させ、10%トリクロロ酢酸を0.5mlずつ添加して反応を
停止させた。続いて、各反応液に1%TritonX-100溶液50
μlとモリブデン酸アンモニウム溶液(モリブデン酸ア
ンモニウム2.5gを5N-硫酸100mlに溶解したもの)0.5ml
を加え室温で20分間発色させて、各反応液の660nm吸光
度を測定した。そして、各反応液のカゼインホスホペプ
チド分解阻害率を、次式により求めた。結果を表11に
示す。 カゼインホスホペプチド分解阻害率(%)=(1−B/
A)×100 A:ブランク(海藻抽出多糖体無添加の反応液)の吸光度 B:反応液の吸光度
【0047】
【表11】 カゼインホスホペプチド分解阻害率 表11に示すように、本発明の海藻抽出多糖体は、κ−
カラギーナンよりやや効果が劣るものの一般の寒天とは
異なり、カゼインホスホペプチド分解を阻害することが
確認された。
【0048】実施例14.錠剤の製造 本発明の海藻抽出多糖体80質量部と結晶セルロース20質
量部を混合し、打錠して錠剤を製造した。 実施例15.液剤の製造例 本発明の海藻抽出多糖体2gとショ糖3g及びアスコル
ビン酸1gを94mlの蒸留水に溶解し、液剤を製造し
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海藻抽出多糖体のチキソトロピー挙動
を示す図面である。
【図2】キサンタンガムのチキソトロピー挙動を示す図
面である。
【図3】λ−カラギーナンのチキソトロピー挙動を示す
図面である。
【図4】キサンタンガムを添加したドレッシングの乳化
状態(倍率60倍)を示す図面である。
【図5】本発明の海藻抽出多糖体を添加したドレッシン
グの乳化状態(倍率60倍)を示す図面である。
【図6】本発明の海藻抽出多糖体を添加したほうじ茶の
チキソトロピー挙動を示す図面である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23G 9/02 A23G 9/02 4B036 A23L 1/05 A23L 1/06 4B041 1/06 1/22 D 4B047 1/22 1/24 A 4B064 1/24 1/30 B 4C083 1/30 1/39 4C086 1/39 A61K 7/00 J 4C090 2/52 31/715 A61K 7/00 A61P 1/10 31/715 1/14 A61P 1/10 3/06 1/14 3/10 3/06 43/00 111 3/10 C12P 19/04 Z 43/00 111 (C12P 19/04 Z C12P 19/04 C12R 1:89) //(C12P 19/04 A23L 1/04 C12R 1:89) 2/00 E Fターム(参考) 4B001 AC03 EC04 4B014 GB18 GK08 GL11 4B017 LC02 LK13 LL04 4B018 MD33 MD67 ME14 MF01 4B032 DB01 DK14 4B036 LF03 LH11 LH33 4B041 LC03 LD02 LH10 LP05 4B047 LB09 LE01 LG26 LG42 LG66 4B064 AF11 CA08 CE03 CE08 DA01 DA10 DA20 4C083 AA11 AD21 CC01 4C086 AA01 AA02 EA20 MA03 MA05 MA52 NA14 ZA72 ZC20 ZC33 ZC35 4C090 BA91 BB13 BB52 BC04 BD07 DA03 DA09 DA23 DA26 DA27

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寒天製造に使用される原料海藻から抽出
    により得ることができ、0.5〜2w/w%濃度の水溶液が10
    〜40℃の温度範囲においてチキソトロピー挙動を示すこ
    とを特徴とする海藻抽出多糖体。
  2. 【請求項2】 平均分子量が80,000〜360,000の範囲に
    あり、構成糖がガラクトース及びその誘導体から成る、
    請求項1記載の多糖体。
  3. 【請求項3】 寒天製造に使用される原料海藻が、オゴ
    ノリ、イタニグサ、エゴノリ、フノリ及びこれらの2種
    以上の混合物からなる群から選択されたものである、請
    求項1記載の多糖体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の海藻抽出多糖体の製造方
    法において、原料海藻をアルカリ処理することなく60〜
    100℃の範囲で熱水抽出して、原料海藻由来の多糖体を
    抽出後、多糖体抽出液の温度を10〜40℃の範囲に保持し
    ながら有機溶媒を添加して、該多糖体を析出沈澱させる
    ことを特徴とする海藻抽出多糖体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項記載の海藻
    抽出多糖体を含有する増粘剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項記載の海藻
    抽出多糖体を含有する食品。
  7. 【請求項7】 ドレッシング、ソース、又はタレ類であ
    る請求項6記載の食品。
  8. 【請求項8】 ヨーグルト製品、乳製品、又はゼリー菓
    子である請求項6記載の食品。
  9. 【請求項9】 アイスクリーム類である請求項6記載の
    食品。
  10. 【請求項10】 飲料である請求項6記載の食品。
  11. 【請求項11】 咀嚼・嚥下困難者用食、又は離乳食で
    ある請求項6記載の食品。
  12. 【請求項12】 便秘改善効果、血糖値上昇抑制効果、
    血清コレステロール値上昇抑制効果、及び血清中性脂肪
    値低下効果の少なくとも1つを有する請求項6記載の食
    品。
  13. 【請求項13】 パン製品である請求項6記載の食品。
  14. 【請求項14】 アルカリ性ホスファターゼ阻害効果を
    有する請求項1〜3のいずれか1項記載の海藻抽出多糖
    体を含有する食品。
  15. 【請求項15】 カゼインホスホペプチドを含有し、カ
    ルシウム及び/又は鉄の人体への吸収効率を高める効果
    を有する請求項14記載の海藻抽出多糖体を含有する食
    品。
  16. 【請求項16】 請求項1〜3のいずれか1項記載の海
    藻抽出多糖体を含有する化粧品。
  17. 【請求項17】 請求項1〜3のいずれか1項記載の海
    藻抽出多糖体を含有する医薬品。
  18. 【請求項18】 便秘改善効果、血糖値上昇抑制効果、
    血清コレステロール値上昇抑制効果、及び血清中性脂肪
    値低下効果の少なくとも1つを有する請求項17記載の
    医薬品。
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