JPH1154510A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
起こらず信頼性の高い半導体装置を提供する。 【解決手段】先ず、単結晶シリコンからなる基板11上
に薄い酸化膜12(膜厚5nm)を形成する。次いで窒
化タングステン膜13を全面に堆積し、さらにタングス
テン膜14(膜厚100nm)を全面に堆積する。次い
で、タングステン膜の堆積後、反応容器から大気中に取
り出すと、タングステン膜14と大気中の酸素とが反応
し、タングステン膜14上にタングステン酸化物層15
が形成される。次いで、例えば20%に希釈した硫化水
素酸水溶液に浸すことにより、選択的に酸化物層15を
除去する。そして、タングステン膜14上にCVD法に
よりシリコン窒化膜16を700〜800℃の基板温度
で堆積する。
Description
た配線或いは電極を有する半導体装置の製造方法に関す
る。
速化に対する要求が高まりつつある。これらの要求を実
現するために、素子間および素子寸法の縮小化、微細化
が進められる一方、内部配線材料の低抵抗化などが検討
されている。
では、低抵抗化が大きな課題となっている。そこで、最
近ではワード線の低抵抗化を図るため、多結晶シリコン
膜と金属シリサイド膜との2層構造からなるポリサイド
ゲートが広く採用されている。高融点金属シリサイド膜
は、多結晶シリコン膜に比べ抵抗が約1桁低いので、低
抵抗配線の材料として有望である。なお、高融点金属シ
リサイド膜としては、タングステンンリサイド(WS
i)が最も広く使われている。
配線に対応するためには、さらに配線の低抵抗化を図っ
て遅延時間を短縮することが求められている。ポリサイ
ド構造を用いてシート抵抗1Ω/□以下の抵抗を有する
ゲート電極を実現するためには、シリサイド層の膜厚を
厚くしなけれはならない。ゲート電極を厚くすると、加
工や電極上の層間絶縁膜の形成が困難になるため、電極
のアスペクト比を大きくすることなく、低いシート抵抗
を達成することが要求されている。
抗値の低い高融点金属を直接ゲート酸化膜上に形成する
メタルゲート電極の開発が必須である。しかし、高融点
金属膜は非常に酸化されやすく、450℃程度の温度で
酸化物となる。そのため、例えば層間絶縁膜の成膜に際
し酸化性雰囲気を用いるシリコン酸化膜を高融点金属膜
上に成膜すると、高融点金属膜表面或いは全てが酸化さ
れ、絶縁体となる。また、高融点金属の酸化は体積膨張
を伴い、高融点金属表面の凹凸が激しくなる。シリコン
酸化膜の表面は、金属膜表面の凹凸を反映し、モフォロ
ジ荒れという形で顕在化する。従って、高融点金属膜上
の層間絶縁膜は、非酸化性雰囲気で成膜が可能なシリコ
ン窒化膜が良く用いられる。
融点金属膜表面に酸化物が存在する場合、非酸化性雰囲
気でシリコン窒化膜の成膜を行っても、表面荒れが生じ
ることがある。具体的には、タングステン膜上に酸化物
層が存在すると、シリコン窒化膜形成後に表面荒れが起
きる。
℃付近で相転移が起こり針状結晶となる。シリコン窒化
膜は700〜800℃程度の基板温度で成膜されるた
め、成膜前の加熱段階でタングステン表面に針結晶が形
成され、その上に成膜を行うことによりシリコン窒化膜
の表面荒れが起きる。このような表面荒れは救μm単位
の大ささで起こるため、0.1μm世代のデバイスでは
無視できない問題であり、高融点金属膜を用いた配線あ
るいは電極の実現にあたり致命的な課題と言える。
℃以上に加熱すると相転移が起こるため、成膜以外の窒
素雰囲気中のアニール処理に際しても数μm単位の針状
の酸化物が発生してしまう。
点金属の表面に酸化物がある状態で加熱すると、該酸化
物が相転移を起こし、配線或いは電極の形状が変化する
という問題があった。本発明の目的は、高融点金属から
なる配線或いは電極の形状変化を防ぎ、信頼性の高い半
導体装置を形成し得る半導体装置の製造方法を提供する
ことにある。
うに構成されている。 (1) 本発明(請求項1)は、高融点金属膜を600
℃以上に加熱処理する工程を含む半導体装置の製造方法
において、前記高融点金属膜表面に形成された酸化物層
を除去した後、前記加熱処理を非酸化性雰囲気で行うこ
とを特徴とする。 (2) 本発明(請求項2)の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に高融点金属膜の表面に形成された酸
化物層を除去する除去工程と、前記半導体基板を600
℃以上に加熱し、前記高融点金属膜上に成膜を行う工程
とを含むことを特徴とする。
ポリシリコン,TiN,Al,或いはWのような導電性
被膜、又はシリコン窒化膜のような絶縁性被膜が成膜さ
れる。
物層の水和物を形成する溶液に浸す。前記溶液が、硫化
水素酸,フッ化水素酸,塩化水素酸,アンモニア或いは
コリンを含む溶液である。
と反応して水和物を形成する研磨液を用いた化学的機械
研磨法による。前記研磨液が、希硫酸,希フッ酸或いは
希硝酸を含む溶液である。
記高融点金属膜上に非酸化性雰囲気をソースガスとして
用いた化学気相成長法によって成膜を行う。またさらに
は、イオン注入を行って拡散層を形成し、前記酸化物層
を除去した後、非酸化性雰囲気中で拡散層の活性化のた
めのアニールを行う。
の作用・効果を有する。高融点金属の酸化物は、600
〜700℃で相転移を起こし、針状結晶となる。そこ
で、600℃以上に過熱する前に針状結晶を形成する酸
化物を除去することによって、加熱してもシリコン窒化
膜の表面荒れが起こることがない。
点金属の酸化物を除去する際、該酸化物は直接溶液に溶
けるのではないことが発明者の研究に判明した。高融点
金属の酸化物は、溶液と反応し水和物が生成され、この
水和物が溶けて除去される。従って、酸化物の除去に
は、該酸化物と反応し水和物を生成する溶液を用い、且
つ該溶液の水溶液を用いることが好ましい。
の除去においても、該酸化物と反応し水和物を形成する
研磨液を用いることによって、効率よく該酸化物を除去
することができる。
を参照して説明する。 [第1実施形態]本実施形態では、20%に希釈した硫
化水素酸水溶液と硫化水素酸(99%)とのタングステ
ン酸化物の除去効果を比較結果について述べる。
マにさらすことによって、その表面に約10nmのタン
グステン酸化物を形成した試料を、それぞれの溶液に浸
してエッチングを行った。
す。図から分かるように、タングステン表面の酸化物
は、処理時間とともにエッチングされその膜厚が減少し
ていくが、20%に希釈した硫酸の方がそのエッチング
効果が大きいことが分かる。
に関わっているのではないということが導き出される。
つまり、酸化物の除去は、硫酸を仲介して水溶性のタン
グステン酸水和物(WO3 ・H2 O)が形成され、タン
グステン酸水和物が水に溶けることによって行われてい
ると考えられる。
化水素酸水溶液に限らず、フッ化水素酸や塩化水素酸に
も起こっていることが確認された。また、酸系の薬品に
限らずアルカリ系の薬品でも同様な除去作用が起こって
おり、アンモニアやコリン(TMAH)等でも希釈する
ことで、酸化物の除去効果が高くなることが確認され
た。 なお、好ましい硫酸の希釈率は、10〜80%の
範囲である。
同様に、溶液を希釈することでよりエッチング効果が高
まることが確認された。 [第2実施形態]次いで、高融点金属膜上の酸化物を除
去した後にシリコン窒化物を成膜し、該シリコン窒化膜
の表面荒れを観察した。
の製造工程を示す工程断面図である。先ず、図2(a)
に示すように、単結晶シリコン基板11上に薄い酸化膜
12(膜厚5nm)を形成する。次いで、タングステン
・ターゲット及びArとN2との混合ガスをスパッタリ
ングガスとして用いた反応性スパッタリング法によって
窒化タングステン膜13(膜厚5nm)を全面に堆積
し、さらにスパッタリング法によってタングステン膜1
4(膜厚100nm)を全面に堆積する。
ら大気中に取り出すと、タングステン膜14と大気中の
酸素とが反応し、図2(b)に示すように、タングステ
ン膜14上にタングステン酸化物層15が形成される。
20%に希釈した硫化水素酸水溶液に浸すことにより、
選択的に酸化物層15を除去する。そして、図2(d)
に示すように、水素のような非酸化性雰囲気中で、シリ
コン基板11を700〜800℃の温度に加熱し、シラ
ンとアンモニアガスを流し、タングステン膜14上にC
VD法によりシリコン窒化膜16を堆積する。
果、表面荒れが起きておらず、均一に成膜されているこ
とが確認された。 [第3実施形態]次に、本先明をMOS型トランジスタ
のゲート電極の形成に適用した例について説明する。
トランジスタの製造工程を示す工程断面図である。先
ず、第2実施形態と同様に、P型の単結晶シリコンから
なる基板11上に薄い酸化膜11(膜厚5nm),窒化
タングステン膜13(膜厚5nm)及びタングステン膜
14(膜厚100nm)を全面に順次堆積する。そし
て、反応容器から取り出し大気中にさらすと、図3
(a)に示すように、表面のタングステン膜14と大気
中の酸素と反応し、タングステン膜14上にタングステ
ン酸化物層15が形成される。
液に浸すことにより、酸化物層15を除去した後、図3
(b)に示すように、水素のような非酸化性雰囲気中で
シリコン基板11を700〜800℃の温度に加熱し、
シランとアンモニアガスを流し、タングステン膜14上
にCVD法を用いてシリコン窒化膜16(膜厚200n
m)を700〜800℃の基板温度で堆積する。シリコ
ン窒化膜16の成膜に先立ち、酸化物層を選択的に除去
することによってシリコン窒化膜16は表面荒れを起こ
すことなく均一に成膜される。
ート法により約1μmの膜厚でフォトレジストを塗布
し、露光・現像処理して例えば0.15μm幅のレジス
トパターンを形成する。次いで、レジストパターンをマ
スクとし、シリコン窒化膜16をエッチングした後、レ
ジストパターンを酸素プラズマアッシングを用いて除去
する。そして、シリコン窒化膜をマスクとして、タング
ステン膜14及び窒化タングステン膜13をエッチング
し、図3(c)に示すように、配線を形成する。
した後、例えば加速エネルギー30keV、ドーズ量5
×1014cm-2程度でAsをイオン注入し、N- 型拡散
層17を形成する。そして、レジストパターンを酸素プ
ラズマアッシングを用いて除去する。
ングステンが酸化されるため、図4(d)に示すよう
に、タングステン膜の側面にタングステン酸化物層18
が形成される。
態でN- 型拡散層17を活性化させるためアニールを行
うと、相転移を起こし針状結晶が形成される。そこで、
図4(e)に示すように、タングステン膜表面の酸化物
層15の除去と同様に、希硫酸に浸しタングステン膜1
4側面のタングステン酸化物層18を選択的に除去す
る。そして、窒素や水素のような非酸化性雰囲気中で9
50℃30秒の短時間加熱処理(RTP)を施し、N-
型拡散層17を活性化させる。
シリコン基板11を700〜800℃に加熱し、シラン
とアンモニアガスを流し、シリコン窒化膜16を含むシ
リコン基板11の表面にシリコン窒化膜20を堆積した
後(図4(f))、シリコン窒化膜20をエッチングす
ることによって、タングステン膜14および窒化タング
ステン膜13からなるゲート電極がシリコン窒化膜1
6,20で囲まれた構造を形成する(図5(g))。
圧60KeV,ドーズ量7×1016cm-2程度でAsの
イオン注入を行い、N+ 型拡散層21を形成する。そし
て最後に、アニールしてN+ 型領域21を活性化させる
ことによって、LDD構造のトランジスタが形成され
る。
シリコン基板11を700〜800℃に加熱し、シラン
とアンモニアガスを流し、全面にシリコン窒化膜22を
堆積する。そして、タングステン膜14上に開口部を有
するレジストパターンを形成し、シリコン窒化膜22を
RIE法を用いてエッチングすることによって、タング
ステン膜14に接続するコンタクトホール23を形成す
る。そして、レジストパターンをプラズマアッシングに
よって除去する。このプラズマアッシングの際、タング
ステン膜14が酸化され、タングステン膜14上にタン
グステン酸化物層24が形成される(図5(i))。
ングステン酸化物層24を除去する。そして、水素のよ
うな非酸化性雰囲気中でシリコン基板11を700〜8
00℃に加熱し、シランガスを流し、ポリシリコン膜2
5をCVD法によって全面に堆積した後、CMP法を用
いてシリコン窒化膜22上のポリシリコン膜25を除去
し、コンタクトホール23中にポリシリコン膜25を埋
め込み形成する( 図5(j)) 。
面の酸化物層を除去した後、成膜,アニールを行うこと
によって、針状の酸化物が形成されず、ゲート電極の形
状変化が起こらない。
を形成した直後にRTPを行って電気的に活性化させて
いるが、イオン注入後すぐに活性化を行わず、N+ 型拡
散層形成後に両方の拡散層を活性化させても良い。但
し、N- 型拡散層17形成後、ゲート電極側壁のシリコ
ン窒化膜を成膜する際に基板が600℃以上に加熱され
るので、この場合もタングステン膜14側面の酸化物層
18を予め除去する必要がある。
MOSFET(CMOSFET)の形成に適用した例に
ついて説明する。
るCMOSFETの製造方法を示す工程断面図である。
先ず、シリコン基板30表面の所定領域に、フォトリソ
グラフィ技術を用いてレジストパターンを形成する。そ
して、レジストパターンをマスクとしてシリコン基板3
0にB,Ga或いはInをイオン注入し、Pウェル領域
31を形成する。そして、所定領域のシリコン基板30
の表面にレジストパターンを形成し、該レジストパター
ンをマスクとしてシリコン基板30にAs,P或いはS
bをイオン注入し、Nウェル領域32を形成する。その
後、アニールを行い、図6(a)に示すように、基板3
0表面に深さ1μm程度のPウェル領域31とNウェル
領域32を活性化させる。
ン基板30のPウェル領域31とNウェル領域32の境
界部に膜厚600nm程度の酸化膜33を形成し、素子
分離領域を形成する。
を、Pウェル領域31及びNウェル領域32の表面に形
成する。そして、トランジスタのしきい値に合わせるた
めのイオン注入を行う。次いで、保護酸化膜を剥離し、
図6(c)に示すように、Pウェル領域31及びNウェ
ル領域32の表面に数10nm程度の膜厚のゲート酸化
膜34を形成する。
多結晶シリコン膜35を形成する。そして、フォトリソ
グラフィ法を用いてNウェル領域32上にレジストパタ
ーンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてP
ウェル領域31の多結晶シリコン膜35にB,Ga又は
Inを注入する。同様にPウェル領域31上にレジスト
パターンを形成し、Nウェル領域32の多結晶シリコン
35にAs,PまたはSbをイオン注入する。
x ターゲット及びAr+N2 雰囲気を用いた反応性スパ
ッタリングを行うことにより、多結晶シリコン膜35上
に膜厚1nm程度のWSix Ny 膜36を堆積する。W
Six Ny 膜36は、Pウェル及びNウェル領域31,
32にドープされている不純物が後に形成するW膜中に
拡散することを抑制する効果がある。なお、WSix N
y 膜36は上記のスパッタリングによる成膜以外に、C
VD法等を用いて形成する事も可能である。
ゲット及びAr雰囲気を用いたスパッタリング法、若し
くはCVD法等により膜厚100nm程度のW膜37を
形成する。タングステン膜37成膜後、成膜装置から取
り出し大気にさらすことによって、図7(f)に示すよ
うに、タングステン膜37が大気中の酸素と反応し、1
nm程度のタングステン酸化物層38が形成される。
機械研磨法を用いて、タングステン酸化物層38を選択
的に除去する。ここで、化学的機械研磨で用いる研磨液
(スラリー)には、タングステン酸化物と反応してタン
グステン酸水和物(WO3 ・H2 O)を生成する薬液を
含む研磨液を用いる。こめような薬液には例えば硫酸、
フッ酸等がある。又タングステン酸化物層の除去は、C
MP法以外にも、CDE(Chemical Dry Etching)やR
IE(Reactive Ion Etching)のようなエッチングを用
いることも可能である。また、1,2,第3実施形態と
同様に希硫酸を用いて除去するようなウエットエッチン
グを用いることも可能である。
ると、タングステン膜37上に再び十分な量の自然酸化
膜が形成される。そのため酸化物層38除去後数時間以
内に、図8(h)に示すように、水素のような非酸化性
雰囲気中でシリコン基板30を約800℃程度に加熱
し、シランとアンモニアガスを流して、タングステン膜
37上にCVD法により膜厚250nm程度のシリコン
窒化膜39を堆積する。シリコン窒化膜39の成膜温度
はおよそ800℃程度であるが、タングステン膜37上
のタングステン酸化物層が除去されているため針状結晶
が成長することはない。
リソグラフィ技術を用いて所望のゲート電極或いはゲー
ト配線の形状にレジストパターン40を形成する。次い
で、レジストパターンパターン40をマスクとしてシリ
コン窒化膜39をRIE法を用いてパターニングする。
次にレジストパターン40をアッシャーを用いて除去
し、シリコン窒化膜39をマスクとしてタングステン膜
37,WSix Ny 膜36及び多結晶シリコン膜35を
RIE法を用いてエッチングし、図9(j)に示すよう
なゲート電極あるいは配線を形成する。ここで、タング
ステン膜37の側面には自然酸化膜41が存在する。
に浸すことによって自然酸化膜41を選択的に除去す
る。自然酸化膜の除去後直ちに、N2 ,H2 ,H2 O
で、H2とH2 Oとの分圧比を制御した雰囲気で800
℃60分程度のアニールを行うことで多結晶シリコン膜
35を選択的に酸化して、酸化シリコン42を形成す
る。この選択酸化工程は、タングステン膜37を酸化せ
ず多結晶シリコン膜35のみ酸化することによって、ゲ
ート端での電界集中やダメージを緩和して信頼性を向上
させるためのものである。
Pウェル領域31上にレジストパターンを形成し、レジ
ストパターンをマスクとしてNウェル領域32に加速電
圧20KeV,ドーズ量5×10-2cm-2程度でAsを
イオン注入し、図9(l)に示すように、P- 型拡散層
43を形成する。Pウェル領域31のレジストパターン
を酸素アッシャーを用いて除去した後、同様にNウェル
領域32にレジストパターンを形成し、レジストパター
ンをマスクとしてPウェル領域31に加速電圧20Ke
V,ドーズ量5×1014cm-2程度でBF2 のイオン注
入を行い、N-型領域44を形成する。そして、Nウェ
ル領域32上のレジストパターンを酸素アッシャーを用
いて除去する。酸素アッシャーによるレジストの除去の
際、タングステン膜の側面にタングステン酸化物層が形
成されるので、希硫酸に浸すことによって、タングステ
ン酸化物層を選択的に除去する。
シリコン基板を800℃に加熱し、シランとアンモニア
ガスを流して、膜厚6nm程度のシリコン窒化膜をシリ
コン基板の全面にCVD法により堆積した後、RIE法
を用いてエッチングを行うことで、図10(m)に示す
ようにゲート側壁にシリコン窒化膜45が形成された構
造を得る。次いで、図10(n)に示すように、フォト
リソグラフィ技術を用いてPウェル領域31上にレジス
トパターンを形成し、レジストパターンをマスクとし
て、Nウェル領域32に加速電圧60KeV,ドーズ量
7×1016cm-2程度でAsのイオン注入を行い、P+
型領域46を形成する。同様にNウェル領域32にレジ
ストパターンを形成し、レジストパターンをマスクとし
てPウェル領域31にBF2 60KeV,6×1015c
m-2程度のイオン注入を行い、N+型領域47を形成す
る。そして、最後に、アニールすることによって、P-
型領域43,N- 型領域44,P+ 型領域46及びN+
型領域47を活性化させる。
配線を形成し、CMOSFETが形成される。以上説明
したように、高温熱処理中に針状生成物が発生すること
がなく、ゲート電極が加工当初の形態を保つので、高信
頼性の低抵抗ゲート電極を有するCMOSFETを得る
ことができる。
るものではない。例えば、高融点金属は、タングステン
以外にも、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、白金
(Pt)もしくはそれら金属の合金を用いることができ
る。また酸化物以下にも、それらの金属の炭化物或いは
ホウ化物に対しても除去することができる。
ても用いることかできる。また、高融点金属膜上の成膜
としてCVD法によるシリコン窒化膜を例に挙げたが、
シリコン膜,窒化チタン膜或いはタングステン膜を成膜
しても良い。その他、本発明は、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
融点金属膜の表面に形成されている酸化膜を予め除去し
た後に、加熱することによって表面モフォロジの悪化等
が起こらず、信頼性の高い半導体装置を提供することが
できる。
する特性図。
図。
造工程を示す工程断面図。
造工程を示す工程断面図。
造工程を示す工程断面図。
程を示す工程断面図。
程を示す工程断面図。
程を示す工程断面図。
程を示す工程断面図。
工程を示す工程断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】高融点金属膜を600℃以上に加熱処理す
る工程を含む半導体装置の製造方法において、 前記高融点金属膜表面に形成された酸化物層を除去した
後、前記加熱処理を非酸化性雰囲気で行うことを特徴と
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】半導体基板上の高融点金属膜の表面に形成
された酸化物層を除去する除去工程と、 前記半導体基板を600℃以上に加熱し、前記高融点金
属膜上に成膜を行う工程とを含むことを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項3】前記成膜において、導電性被膜、又は絶縁
性被膜が形成されることを特徴とする請求項2に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】前記酸化物を除去する工程として、該酸化
物層の水和物を形成する溶液に浸すことを特徴とする請
求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】前記溶液が、硫化水素酸,フッ化水素酸,
塩化水素酸,アンモニア或いはコリンを含む溶液である
ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】前記酸化物を除去する工程は、該酸化物層
と反応して水和物を形成する研磨液を用いた化学的機械
研磨法によることを特徴とする請求項1又は2に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】前記研磨液が、希硫酸,希フッ酸或いは希
硝酸を含む溶液であることを特徴とする請求項6記載の
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20909497A JP3660474B2 (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP20909497A JP3660474B2 (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
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JPH1154510A true JPH1154510A (ja) | 1999-02-26 |
JP3660474B2 JP3660474B2 (ja) | 2005-06-15 |
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ID=16567195
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20909497A Expired - Lifetime JP3660474B2 (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
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WO2022202646A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | 三菱瓦斯化学株式会社 | メモリ素子用半導体基板の製造方法 |
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1997
- 1997-08-04 JP JP20909497A patent/JP3660474B2/ja not_active Expired - Lifetime
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