JPH11513722A - 難燃性ポリケトンポリマーブレンド - Google Patents

難燃性ポリケトンポリマーブレンド

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JPH11513722A JP9515530A JP51553097A JPH11513722A JP H11513722 A JPH11513722 A JP H11513722A JP 9515530 A JP9515530 A JP 9515530A JP 51553097 A JP51553097 A JP 51553097A JP H11513722 A JPH11513722 A JP H11513722A
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Abstract

(57)【要約】 ポリケトンポリマーと、強化材と、亜鉛化合物以外の難燃剤と、亜鉛化合物及びシリコーン油から選ばれるトラッキング指数(CTI)改善性化合物とから成る難燃性強化ポリケトンポリマーブレンド;並びに、ポリケトンに、強化材と、亜鉛化合物以外の難燃剤と、亜鉛化合物及びシリコーン油から選ばれるCTI改善性化合物とを混合することから成る、難燃性強化ポリケトンのCTIの改善方法。

Description

【発明の詳細な説明】 難燃性ポリケトンポリマーブレンド 本発明はポリケトンポリマーに関する。本発明は、より詳しくは難燃性強化ポ リケトンポリマーブレンドに関する。 通常ポリケトン又はポリケトンポリマーと呼ばれる、一酸化炭素とエチレン性 不飽和化合物とのポリマーは公知であり、時折入手可能である。 高分子量の線状交互ポリケトンは、その良好な全般的物理的性質の故にかなり 大きな関心の対象となっている。この種のポリマーは多数の特許文献、例えばUS -A-4880865号及びUS-A-4818811号に開示されている。この線状交互ポリケトンは 、飲食品用容器及び自動車工業用部品のような成型品の製造に需要の多い熱可塑 性プラスチックとしての効用を確立した。これらの成型品はポリケトンポリマー を周知の方法により加工して製造することができる。ポリケトンの機械的性質の 或ものは、例えば強化材若しくは他ポリマーとブレンドすることにより、或いは また材料に添加剤を添加することにより改善することができる。例えば、ポリケ トンの剛性及び耐熱性は、グラスファイバーのような強化材を材料に添加するこ とにより改善される。 電子工業の興隆は、電気回路を支持するために使用できるポリマーの開発を奨 励することとなった。これに使用されるポリマーは変化する電場及び電流に近く 位置することにより好ましくない影響を受けたり、あるいはまたこのポリマーの 本来的性質がこのポリマーに曝される回路に好ましくない影響を与えたりしては ならない。これは、ポリマー製支持体上に有限な距離を隔てて分離保持された2 個の電導体の配置のような単純な電気回路を考えれば最も良く表現することがで きる。そしてこの2個の電導体間には電位差が見られる。このような場合、材料 に望まれる他の特性の中でも特に必要とされるのは、ポリマーがこれら2個の電 導体間の分離を物理的に保持して短絡を回避することである。 ポリマーを非無菌環境に曝すと、その表面上に数限りなく物質の沈積が起こる 。これらの物質はポリマーの表面上に貼着して表面抵抗を減少させる。そしてこ のことは電流が流れることを可能にし、それにより沈積点で発熱する。また、或 区域で他区域よりも沈積物が著しく多ければ、電圧勾配を生じ、最終的には表面 放電を起こす結果となる。このような表面放電はその出現地点で非常な高温を発 生させ、それにより表面を浸食する。この浸食作用はトラッキングと呼ばれる。 物質のトラッキングを生じ易い性質を比較する一つの方法は、物質のトラッキ ング指数(CTI)によるものである。物質のCTIは、故障を起こすに要する汚染物の 滴数が50のとき、トラッキングにより故障を起こす電圧の数値と定義される。 ポリマーの電気的及び電子的応用の多くの場合、350Vより大きな、殊に40 0Vよりも大きなCTIが望ましい。測定可能なCTIの最大値は600Vである。 特定のポリマーを電気又は電子分野の用途に供する際の他の重要な考慮事項は 易燃性である。多くのポリマー及びポリマーブレンドは、易燃性に対して所望の 抵抗度を得るため、難燃剤を添加して改良する必要がある。例えば、US-A-47614 49号は、難燃性ブレンドを形成するため、ポリケトンにアルカリ土金属炭酸塩を 添加することを提案している。US-A-4885328号はポリケトン用難燃剤として水酸 化マグネシウムの使用を提案している。US-A-4921897号はポリケトン用難燃剤と してホウ酸亜鉛又はホウ酸バリウムの添加を提案している。 不幸にも、複数の添加剤を組み合わせてポリマーに添加することは必ずしもポ リマーの性質を一様に改良することにはならない。例えば、無添加ポリケトン、 強化ポリケトン及び難燃性ポリケトンのCTI値は600Vである。これは一般に 優秀な性能と考えられている。しかし、ポリケトンと、強化材と、難燃剤とを組 み合わせた材料は、例えば250Vといった、満足できないような低いCTI値を 示す。顔料のような他の添加剤を添加することもまた、ポリマーが最終的に表す 全般的な物理的性質に不確実さを持ち込むことになる。 電気的最終用途に有用な範囲のCTIを有する難燃性強化ポリケトンは、このよ うなポリマーブレンドの応用域に大いに貢献するであろう。このようなポリケト ンブレンドは、もし顔料のような他添加剤の1種若しくはそれ以上の必要性を除 去或いは低減することができれば、特に有利であろう。このような材料は電気的 コネクターやスイッチ装置において、また電気回路の支持体材料やファスナーと して、他の用途では電線の絶縁用として有用である。 今般意外にも、難燃性強化ポリケトンポリマーのCTIが、適当な化合物の添加 により改善できることが判明した。また意外にも、本発明に使用される有用なCT I改善性化合物は、ポリケトン中でそれ自体、難燃剤として働くことが公知な亜 鉛化合物であり、そして他のCTI改善性化合物はシリコーン油である。この亜鉛 化合物はまた難燃性強化ポリケトンポリマーにとって効果的な顔料でもある。 従って本発明は、ポリケトンポリマーと、強化材と、亜鉛化合物以外の難燃剤 と、亜鉛化合物及びシリコーン油から選ばれるトラッキング指数(CTI)改善性化 合物とから成る難燃性強化ポリケトンポリマーブレンドに関する。 本発明はまた、該ポリケトンに、強化材と、亜鉛化合物以外の難燃剤と、亜鉛 化合物及びシリコーン油から選ばれるCTI改善性化合物とを混合することから成 る、難燃性強化ポリケトンのCTIの改善方法にも関する。 本発明はまた、ASTM D 3638-93号準拠のCTI測定値が375V、好ましくは4 00Vを超える難燃性強化ポリケトンポリマーブレンドにも関する。 ここで「難燃性強化ブレンド」なる用語は、ブレンドが強化材と難燃剤とを含 むことを示すために使われている。 本発明によるブレンドは特に、1.6mm試片を使用してUL 94垂直燃焼試験によ り測定した難燃性の値が少なくともV−1、より特別には少なくともV−0であ る。殆どの用途には、ブレンドの0.8mm試片を使用して測定した難燃性の値が V−0より大きくなければ十分である。このUL 94垂直燃焼試験は、1996年1月 1日現在有効な規格版による試験である。 本発明のブレンドは通常のポリマー添加剤を含むことができる。例えば、増量 材、滑剤、顔料、可塑剤及び他の高分子物質を組成物に添加してこの組成物の特 性を改良したり、又は変えたりする。一般に本発明の実施に当たって、本発明の ブレンドを形成するのに十分量の有用材料を適当に接触させることを要する。 主成分として本発明に好適に使用されるポリケトンは、典型的には一酸化炭素 と、少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物との線状交互共重合体である。よ って該ポリケトンポリマーは典型的には線状交互構造を持ち、従って典型的には このエチレン性不飽和化合物の1モルにつき1モルの一酸化炭素を含む。このエ チレン性不飽和化合物は、好適には20個までの炭素原子を含有すると共に、炭 素と水素とだけから成る化合物、及び更にヘテロ原子を追加して含有する、不飽 和エステル、エーテル及びアミド等の化合物を含む。不飽和炭化水素が好ましい 。このエチレン性不飽和化合物の好適例は、エテン、プロペン、ブテン−1、ヘ キセン−1等の脂肪族α−オレフィン;シクロペンテン等の環状オレフィン;ス チレン、α−メチルスチレン等の芳香族化合物;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ ル等のビニルエステルである。好ましいポリケトンポリマーは、一酸化炭素とエ テンとの線状交互ポリマー、又は一酸化炭素と、エテンと、少なくとも3個の炭 素原子を持つもう一つほかのエチレン性不飽和化合物、特にプロペン、ブテン− 1若しくはヘキセン−1のようなα−オレフィンとの線状交互ポリマーである。 この一酸化炭素と、エテンと、もう一つほかのエチレン性不飽和化合物との、 好ましいポリケトンポリマーが用いられるとき、このポリマー内には典型的に、 このもう一つほかのエチレン性不飽和化合物の部分を組み入れた単位の各1につ き、エテンの部分を組み入れた少なくとも2単位が存在するであろう。好ましく は、このもう一つほかのエチレン性不飽和化合物の部分を組み入れた単位の各1 につき、エテンの部分を組み入れた10〜100単位が存在するであろう。よっ てこの好ましいポリケトンポリマーの高分子鎖は次の繰り返し式で表される。 ここでGは上記エチレン性不飽和化合物の部分であって少なくとも3個の炭素原 子がエチレン性不飽和を介して重合しており、またy:x比は典型的には0.5 を超えることはない。一酸化炭素とエテンとの線状交互ポリマーが本発明の組成 物に用いられるとき、第2のエチレン性不飽和化合物は存在せず、このポリマー はy=0であるような上記式で表される。yが零以外のとき、 及び は高分子鎖内でランダムに分布しており、好ましいy:x比は0.01〜0.1で あ る。末端基の細かな性質が該ポリマーの性質に顕著には影響するように思われな いので、該ポリマーは上記高分子鎖式でかなり的確に表現されている。 ゲル透過クロマトグラフィーで測定された数平均分子量が1000〜200,000、特 に20,000〜90,000のポリケトンポリマーは特に興味深い。このポリマーの物理的 性質は、一部には分子量に、そしてまたこのポリマーがエチレン性不飽和化合物 の単一種か又は複数種を基にしているかに、さらにまたこのエチレン性不飽和化 合物の性質及び比率に依存するであろう。示差走差熱量分析で測定された、この ポリマーの典型的な融点は175〜300℃、より典型的には210〜270℃ である。標準毛管粘度計でm−クレゾール中60℃で測定された、このポリマー の極限粘度数(LVN)は典型的に0.5〜10dl/g、より典型的には0.8〜4dl/g である。 該ポリケトンポリマーの好ましい製造方法はUS-A-4808699号およびUS-A-48682 82号で公知である。US-A-4808699号は、VII族金属化合物と、pKaが6より小さな 非ハロゲン化水素酸の陰イオンと、燐、ヒ素若しくはアンチモンの二座配位子と から成る触媒の存在下でエテンと一酸化炭素とを接触させてポリケトンポリマー を製造することを教示している。US-A-4868282号は、エチレン性不飽和基を持つ 炭化水素の1種若しくは複数種の存在下で一酸化炭素とエテンとを上記に同等の 触媒と接触させてポリケトンポリマーを製造することを教示している。 本発明のブレンドは、典型的には少量の、強化材を含む。適した強化材は無機 材料であって、雲母、滑石等の粒状充填材や、グラスファイバー、珪灰石等の繊 維性強化材がある。グラスファイバー強化材が好ましい。 「ガラス」なる用語は慣習的意味の範囲内でガラスと通常呼ばれる複雑な金属 珪酸塩の部類を指すために使われる。希土類金属酸化物若しくは遷移金属酸化物 を金属珪酸塩に添加して珍しい性質のガラスを製造することも時折あるが、本発 明に関連するグラスファイバーが製造される元のガラスは、典型的にはより一般 的なアルカリ金属珪酸塩ガラス、特にホウ珪酸塩ガラスである。 このようなガラスから製造されたファイバーは従来型のものであり、多数の供 給先から商業的に入手できる。このファイバーは高分子材料用強化材として有用 であり、そのように商業的に使用されている。円形断面を持つ短いチョップトグ ラスファイバーが好ましい。例えば、直径の範囲が5.1〜20.3μm(2×1 0-4〜8×10-4inch)で、長さが少なくとも1.5mm、特に2.54〜12.7m m(0.1〜0.5inch)の範囲のファイバーが好結果を以って使用可能である。 ポリウレタンサイジング等でポリケトンポリマーと相性良い表面状態に処理され たグラスファイバーを製造業者から入手するのが好ましい。 強化材、特にグラスファイバーは本発明のブレンド中に、ブレンドの全重量を 基準にして5〜40重量%存在する。7〜30重量%が好ましく、11〜25重 量%が最も好ましい。 種々の難燃剤が、典型的に少量で本発明に使用されることができる。例として は、デカブロモジフェニルオキサイド、ビス(1,2,3,4,7,7−ヘキサクロロ−2 −ノルボルネノ)−[a,e]−シクロオクタン等のハロゲン化難燃剤、三酸化ア ンチモン、アルカリ土金属水酸化物及びアルカリ土金属炭酸塩がある(例えば、 US-A-4921897、US-A-4885328及びUS-A-4761449を参照)。なお、これらの難燃剤 の或もの同士を組み合わせて共働(synergistic)混合物を形成することができる 。例えば、ハロゲン化難燃剤と三酸化アンチモンとの組み合わせがそれである。 アルカリ土金属水酸化物又は炭酸塩(これらは好ましい難燃剤群の一角を占め る)なる表現をもって、元素周期率表のIIA族金属水酸化物又は炭酸塩を意味す る。ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウムの水 酸化物は適当であるが、好ましいアルカリ土金属水酸化物成分は水酸化マグネシ ウムである。水酸化マグネシウムが最も好ましい。好ましいアルカリ土金属炭酸 塩は炭酸カルシウム及び部分水和炭酸マグネシウムカルシウムである。部分水和 炭酸マグネシウムカルシウムが最も好ましい。 難燃剤化合物の量は該ブレンドの重量を基準にして10〜70重量%、より適 切には20〜55重量%、特に25〜40重量%に選択される。 該CTI改善性化合物は亜鉛化合物及びシリコーン油から選ばれることができる 。 該亜鉛化合物は好ましくはホウ酸亜鉛又は酸化亜鉛の化合物である。ホウ酸亜 鉛が最も好ましい。ホウ酸亜鉛の典型的な組成はpZnO・qB2O3(ここでp/qはZnO のB2O3に対するモル比)であり、通常水和した形で入手できる。好ましいホ ウ酸亜鉛は2ZnO・3B2O3・3〜4H2O、特に2ZnO・3B2O3・3.3〜3.7H2Oなる式で表さ れる。好ましいホウ酸亜鉛調製品は商業的に入手可能な2ZnO・3B2O3・3.5H2Oで ある。以下に説明するように、実質的に無水のホウ酸亜鉛を使用するのが有利で ある。ここで「実質的に無水」なる用語は、H2OのZnOに対するモル比として算出 された含水量が典型的に1より小さく、より典型的には0.5より小さいことを 表す。非常に好適な無水ホウ酸亜鉛は2ZnO・3B2O3なる式で表される。 有用なシリコーン油は、ヒドロカルビル基が同一又は相違するポリジヒドロカ ルビルシロキサン鎖から成ると記述することができる。この鎖は典型的には線状 である。該ヒドロカルビル基は特に8個までの炭素原子を有する。これらは好ま しくはアルキル基、特にメチル基である。メチル基若しくはエチル基、特にメチ ル基と、フェニル等のアリール基との組み合わせ、又は3個若しくはそれ以上の 炭素原子を持つアルキル基との組み合わせを採用するのが有利である。該ヒドロ カルビル基はハロゲン原子を含むことができる。これらの例は、ポリジメチルシ ロキサン;典型的には85〜95モル%の(CH3)2SiO反復単位と5〜15モル% の(CH3)(C6H5)SiO反復単位とを含むポリ[ジメチルシロキサン−co−(メチル)( フェニル)−シロキサン)];ポリ[(メチル)(3,3,3-トリフルオロプロピル)シロキ サン)];及び典型的には10モル%迄の(CH3)2SiO反復単位と少なくとも90モ ル%の(CH3)(CF3-CH2-CH2)SiO反復単位とを含むポリ[ジメチルシロキサン−co −(メチル)(3,3,3-トリフルオロプロピル)シロキサン)]である。ポリジメチルシ ロキサンが好ましい。非常に有用なのは、該シリコーン油、特にポリジメチルシ ロキサンの25℃での粘度が1,000〜300,000mm2/s、好ましくは5,000〜100,000m m2/sの範囲にあることである。 本発明のブレンドのシリコーン油又は他成分はマスターバッチの形態で適用す ることができる。このマスターバッチはポリケトンポリマーをベースとすること ができるが、ポリアミド若しくはポリエテン等の他ポリマーをベースとすること もできる。該マスターバッチ中のシリコーン油又はこのような他ポリマーの量は 、該マスターバッチの重量を基準にしてしばしば10〜90重量%、典型的には 30〜70重量%の範囲にある。 CTI改善性化合物が難燃剤、特にアルカリ土金属水酸化物と組み合わされたと き、該ブレンドの難燃性が少し低下することがある。これは特に水和したホウ酸 亜鉛がCTI改善性化合物として使用された場合により多い。意外なことにこうい った難燃性の低下は、シリコーン油又は実質的に無水のホウ酸亜鉛がCTI改善性 化合物として使用されたとき、僅少であるか又は全く検知できないことが判明し た。よってシリコーン油又は実質的に無水のホウ酸亜鉛をCTI改善性化合物とし て優先して使用する理由はある。 ポリケトンポリマーと実質的に無水のホウ酸亜鉛とから成るブレンドは新規で ある。故に本発明はまた、そのようなブレンド自体にも関する。このようなブレ ンドは、本発明に係わる難燃性強化ブレンドの製造用の原料として使うことがで きる。 本発明のブレンド中に存在するCTI改善性化合物の量は広範囲に選択すること ができる。該CTI改善性化合物はしばしば少量で使用される。該CTI改善性化合物 の量は該ブレンドの重量を基準として典型的に0.2〜30重量%に選ばれる。 該CTI改善性化合物が亜鉛化合物のとき、その量が該ブレンドの重量を基準とし て3〜15重量%存在するように計らうことが特に優先される。しかし、好まし くは実質的に無水のホウ酸亜鉛を0.2〜10重量%、より好ましくは0.5〜5 重量%使用する。該CTI改善性化合物がシリコーン油のとき、その量が該ブレン ドの重量を基準として0.2〜5重量%,特に0.5〜3重量%存在するように計 らうことが優先される。 本発明のブレンドは各種の材料を該ポリケトンポリマーと混合して製造する。 これをいかなる方法で達成するかは本発明にとってあまり重要ではない。該難燃 剤を十分に分散させることは良好な難燃性及びCTI性能の獲得に貢献する。ブレ ンド製造手順の一例では、該成分を粒状の形態で乾式混合し、例えば押出により 実質的に均一な組成物に転化する。別の手順では、該ポリケトンポリマーを加熱 して溶融し、例えば高せん断ミキサー又は押出機を使って他の成分を該ポリマー とくまなく混合する。 難燃性強化ポリケトンポリマーブレンドはしばしば際立って着色している。ま た、本発明のブレンドに亜鉛化合物を使用すると、或種の応用に非常に望まれる 完全かつ均一の淡色が得られることが判明した。つまりある種の用途については 、このブレンドは顔料の添加が不要である。更に、このブレンドの淡色の故に、 このブレンドでは顔料による広範囲の着色が実現可能である。 本発明のブレンドは押出及び射出成型等の従来法により、電気的コネクターや スイッチ装置等、電気回路の支持体材料やファスナー等、及び他の用途では電線 の絶縁用等の各種の製品に加工することができる。 以下更に本発明の実施例につき説明する。実施例1(ポリケトンの生成) 一酸化炭素、エチレン及びプロピレンの線状ターポリマーを、酢酸パラジウム 、トリフルオロ酢酸の陰イオン及び1,3-ビス(ジフェニルフォスフィノ)−プロ パンから形成された触媒組成物の存在下で製造した。このターポリマーの融点は 220℃であり、m-クレゾール中60℃で測定された極限粘度数(LVN)は1.1で あった。実施例2 実施例1のターポリマー、Owens-Corning,Inc.社から商業的に入手可能な「 OCF 408BC」(商標)チョップトグラス、Martinswerk GmbH社製「MAGNIFIN HIO 」(商標)水酸化マグネシウム、US Borax,Inc.社製「FIREBRAKE ZB」(商標) ホウ酸亜鉛(2ZnO・3B2O3・3.5H2O)、及びEastman Chemical Co.社から商業的に 入手可能な「MYVAPLEX 600」(商標)グリセリンモノステアラート加工助剤から ブレンドを調製した。 該ブレンドは、表1に示すように約250〜270℃の融体加工温度で稼働す る25mm二軸スクリュー押出機でブレンドすることによって調製した。試料Aは (本発明にはよらない)比較用のものである。 該ブレンドを射出成型機内で射出成型して3.2mm(1/8inch)引張及び曲げ試験 片とした。また押出ストランドを極限酸素指数(LOI)で表される難燃性の評価用 に使用した。実施例3(CTI) 実施例2の各ブレンドのCTIをASTM D 3638-93号に準拠して測定した。CTI値を 表1に示す。 この実施例は、ホウ酸亜鉛を含まないブレンドと比較して、本発明によって作 られた(ホウ酸亜鉛とアルカリ土金属水酸化物若しくは炭酸塩とを含む)ブレン ドのCTIが大幅に改善されることを示す。実施例4(燃焼試験) 実施例2のブレンドの燃焼挙動を評価するため、標準試験法ASTM D 2863-77を 使用した。この試験は、酸素−窒素雰囲気中で試験片に火炎を発生しかつ180 秒持続させるために必要な最小酸素濃度を測定する。この試験の結果は、酸素− 窒素雰囲気中の酸素%として表され、該組成物の極限酸素指数(LOI)と呼ばれる 。LOIを以下の表1に示す。LOI>28%が立証するように、該ブレンドは各々良 好な難燃性を現わすことが分かる。実施例5(物理的試験) 実施例2のブレンドの耐衝撃性、曲げ特性及び引張特性を以下の表2に示す。 本実施例は、機械的性質に大きな損失を蒙ることなく本発明の利点が得られる ことを示す。 *試料はすべて、 15重量% 「OCF 408BC」チョップトグラスファイバー 25重量% 水酸化マグネシウム 0.5 重量% 「MYVAPLEX 600」グリセリンモノステアラート 1重量% メルトスタビライザーとしての燐酸三カルシウム を含む。 **H10 = 「MAGNIFIN H10」水酸化マグネシウム 実施例6 一酸化炭素、エテン及びプロペンの線状ターポリマーを、酢酸パラジウム、ト リフルオロ酢酸の陰イオン及び1,3−ビス[ビス(2−メトキシ−フェニル)フォス フィノ]プロパンから形成された触媒の存在下で該モノマーを重合することによ り製造した。このポリマーの融点は220℃であり、m-クレゾール中60℃で測定 されたLVNは1.1dl/gであった。実施例7〜10 (実施例7は比較用) Owens-Corning,Inc.社から商業的に入手可能な「OCF 429 YZ」チョップトグ ラス、Martinswerk GmbH社製「MAGNIFIN H5」(商標)水酸化マグネシウム、ホウ 酸亜鉛(2ZnO・3B2O3・3.5H2O)(FIREBRAKE 290(商標)、Borax Consolidated Ltd.社製)及びポリジメチルシロキサン(MB 50-011シリコーン油マスターバッチ (50重量%、50重量%ポリアミド-6と共存)、Dow Corning社製)をブレンド成分 として使用して、実施例6のターポリマーからブレンドを調製した。表3に示し た該ブレンドは、約250℃の融体温度で稼働する二軸スクリュー押出機でブレ ンドすることによって調製した。CTI値はASTM D 3638-93号に準拠して測定し、 難燃性はUL 94垂直燃焼試験(1.6mm試片)により試験した。試験結果を表3に 示す。 a)比較用b )即ち、2重量%マスターバッチc )1.6mm試片
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月26日 【補正内容】 補正請求の範囲 1.ポリケトンポリマーと、グラスファイバー強化材と、亜鉛化合物以外の難燃 剤と、亜鉛化合物及びシリコーン油から選ばれるトラッキング指数(CTI)改善性 化合物とから成る難燃性強化ポリケトンポリマーブレンド。 2.該難燃剤としてアルカリ金属の水酸化物又は炭酸塩を含むことを特徴とする 請求項1のブレンド。 3.該ポリケトンとして一酸化炭素とエチレン性不飽和化合物との線状交互共重 合体を含むことを特徴とする請求項1又は2のブレンド。 4.該共重合体は、一酸化炭素とエテンとの共重合体、又は、一酸化炭素と、エ テンと、プロペン、ブテン−1若しくはヘキセン−1のような少なくとも3個の 炭素原子を有する他のエチレン性不飽和化合物との共重合体であることを特徴と する請求項3のブレンド。 5.5〜40重量%のグラスファイバー強化材と、20〜55重量%の難燃剤化 合物と、0.2〜30重量%の該CTI改善性化合物を含むことを特徴とする請求項 1〜4のうちのいずれか1つのブレンド。 6.ASTM D 3638-93号準拠のCTI測定値が375Vを超えることを特徴とする難 燃性グラスファイバー強化ポリケトンポリマーブレンド。 7.ASTM D 3638-93号準拠のCTI測定値が400Vを超えることを特徴とする請 求項6のブレンド。 8.1.6mm試片を使用したUL 94垂直燃焼試験による難燃性測定値が少なくとも V−1、好ましくは少なくともV−0であることを特徴とする請求項6又は7の ブレンド。 9.ポリケトンに、グラスファイバー強化材と、亜鉛化合物以外の難燃剤と、亜 鉛化合物及びシリコーン油から選ばれるCTI改善性化合物とを混合することから 成る、難燃性強化ポリケトンのCTIの改善方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 コルメリンク,ヘンドリツク,ゲールト− ヤン ベルギー国ベー−1348 オツテイグニー ズ・ローヴアイン−ラ−ノイヴエ、アヴエ ニユー・ヤーン−モネ 1 (72)発明者 ロンダ,ミツシエル アメリカ合衆国テキサス州77479 シユガ ー・ランド、ウオーター・レスト 2522

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリケトンポリマーと、強化材と、亜鉛化合物以外の難燃剤と、亜鉛化合物 及びシリコーン油から選ばれるトラッキング指数(CTI)改善性化合物とから成る 難燃性強化ポリケトンポリマーブレンド。 2.該強化材としてグラスファイバー、該難燃剤としてアルカリ金属の水酸化物 又は炭酸塩を含むことを特徴とする請求項1のブレンド。 3.該ポリケトンとして一酸化炭素とエチレン性不飽和化合物との線状交互共重 合体を含むことを特徴とする請求項1又は2のブレンド。 4.該共重合体は、一酸化炭素とエテンとの共重合体、又は、一酸化炭素と、エ テンと、プロペン、ブテン−1若しくはヘキセン−1のような少なくとも3個の 炭素原子を有する他のエチレン性不飽和化合物との共重合体であることを特徴と する請求項3のブレンド。 5.5〜40重量%の強化材と、20〜55重量%の難燃剤化合物と、0.2〜 30重量%の該CTI改善性化合物を含むことを特徴とする請求項1〜4のうちの いずれか1つのブレンド。 6.ASTM D 3638-93号準拠のCTI測定値が375Vを超えることを特徴とする難 燃性強化ポリケトンポリマーブレンド。 7.ASTM D 3638-93号準拠のCTI測定値が400Vを超えることを特徴とする請 求項6のブレンド。 8.1.6mm試片を使用したUL 94垂直燃焼試験による難燃性測定値が少なくとも V−1、好ましくは少なくともV−0であることを特徴とする請求項6又は7の ブレンド。 9.ポリケトンポリマーと、実質的に無水のホウ酸亜鉛とを含むブレンド。 10.ポリケトンに、強化材と、亜鉛化合物以外の難燃剤と、亜鉛化合物及びシリ コーン油から選ばれるCTI改善性化合物とを混合することから成る、難燃性強化 ポリケトンのCTIの改善方法。
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