JPH11510175A - ベンゼンスルホンアミド誘導体、その製法、およびその治療上の使用 - Google Patents
ベンゼンスルホンアミド誘導体、その製法、およびその治療上の使用Info
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- JPH11510175A JPH11510175A JP9508160A JP50816097A JPH11510175A JP H11510175 A JPH11510175 A JP H11510175A JP 9508160 A JP9508160 A JP 9508160A JP 50816097 A JP50816097 A JP 50816097A JP H11510175 A JPH11510175 A JP H11510175A
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Abstract
(57)【要約】
一般式(I):
[式中、R1は水素原子、または塩素もしくはフッ素といったようなハロゲン原子、または直鎖状もしくは分枝鎖状のC1-4アルキルもしくはC1-4アルコキシ基であり;R2、R3、およびR4は各々、同じであるか、または異なっており、水素原子、または直鎖状、分枝鎖状、もしくは環状のC1-4アルキル基であり;およびR5は水素原子、またはC1-2アルキル、C1-2フルオロアルキル、もしくはC1-2ペルフルオロアルキル基である]の、エナンチオマー、ジアステレオ異性体、またはラセミ混合物を含め、その混合物、さらにはまた、その医薬的に許容され得る酸付加塩の形でのベンゼンスルホンアミド化合物を、治療上の使用のために提供する。
Description
【発明の詳細な説明】
ベンゼンスルホンアミド誘導体、その製法、およびその治療上の使用
本発明は、ベンゼンスルホンアミド誘導体、それらの製法、およびそれらの治
療における適用に関する。
本発明の化合物は、一般式(I):
[式中、
R1は水素原子、塩素もしくはフッ素といったようなハロゲン原子、または直
鎖状もしくは分枝鎖状のC1-4アルキルもしくはC1-4アルコキシ基を示し;
R2、R3、およびR4は互い独立して、水素原子、または直鎖状、分枝鎖状、
もしくは環状のC1-4アルキル基を示し;および
R5は水素原子、またはC1-2アルキル、C1-2フルオロアルキル、もしくはC1 -2
ペルフルオロアルキル基を示す]
に対応する。
C1-4アルキルという用語は、炭素原子を4個まで有する直鎖状、分枝鎖状の
、または環化された基を含んでなり、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、イソブチル、およびtert−ブチル、好ましくはメチル並びにエチルと
いったようなC1-2アルキルを含んでなる。
C1-2フルオロアルキルという用語は、先に定義したように、炭素原子を1〜
2個有する直鎖状の基を含んでなり、この基では、水素原子が全てフッ素原子で
置換されているわけではないという理解に基づき、少なくとも1つの水素原子が
フッ素で置換されている。C1-2ペルフルオロアルキルという用語は、先に定義
したように、炭素原子を1〜2個有する直鎖状の基を含んでなり、この基では、
水素原子が全てフッ素で置換されている。
C1-4アルコキシという用語は、酸素原子を介して結合する、炭素原子を4個
まで有する直鎖状の基を含んでなり、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、およびtert−ブトキシ、好ましくはC1-2
アルコキシ、メトキシ並びにエトキシを含んでなる。
一般式(I)の化合物は、1個またはそれ以上の不斉炭素原子を含む。それら
は、従って、エナンチオマーまたはジアステレオ異性体の形で存在し得る。これ
らのエナンチオマーおよびジアステレオ異性体、さらにはまた、ラセミ混合物を
含め、その混合物は、本発明の一部を構成する。
一般式(I)の化合物は、医薬的に許容され得る酸と付加塩の形をとり得、こ
れもまた、本発明の一部を構成する。本発明により、好ましい塩は、シュウ酸塩
およびフマル酸塩である。
R5がC1-2アルキル、C1-2フルオロアルキル、またはC1-2ペルフルオロアル
キル基を示す一般式(I)の化合物は、シンまたはアンチ異性体の形で存在する
。これらの形、さらにはまた、その混合物は、本発明の一部を構成する。
好ましい化合物は、R5が水素原子、メチル、またはエチル、好ましくは水素
もしくはメチルを示す、エナンチオマー、またはジアステレオ異性体、またはラ
セミ混合物を含め、これらの異なった形の混合物、さらにはまた、医薬的に許容
され得る酸とのそれらの付加塩の形での化合物である。
他の好ましい化合物は、R1が水素原子、フッ素、塩素、またはC1-4アルコキ
シ基、好ましくはメトキシもしくはエトキシを示す、エナンチオマー、またはジ
アステレオ異性体、またはラセミ混合物を含め、これらの異なった形の混合物、
さらにはまた、医薬的に許容され得る酸とのそれらの付加塩の形での化合物であ
る。
選りすぐりの(of choice)他の化合物は、R2およびR3が互い独立して、水素
原子、メチル、エチル、またはイソプロピル、好ましくは水素を示す、エナンチ
オマー、またはジアステレオ異性体、またはラセミ混合物を含め、これらの異な
っ
た形の混合物、さらにはまた、医薬的に許容され得る酸とのそれらの付加塩の形
での化合物である。
これらのうち、
R1が水素原子、フッ素、塩素、またはC1-4アルコキシ基、好ましくはメトキ
シもしくはエトキシを示し;
R2およびR3が互い独立して、水素原子、メチル、エチル、またはイソプロピ
ル、好ましくは水素を示し;
R4が水素、または直鎖状、分枝鎖状、もしくは環状のC1-4アルキル基を示し
;および
R5が水素原子、メチル、またはエチル、好ましくは水素原子もしくはメチル
を示す;
エナンチオマー、またはジアステレオ異性体、またはラセミ混合物を含め、これ
らの異なった形の混合物、さらにはまた、医薬的に許容され得る酸とのそれらの
付加塩の形での化合物を述べることができ、
α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノール
、並びにその塩;
(+)−α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール、並びにその塩;
(−)−α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール、並びにその塩;
α−(アミノメチル)−2−クロロ−5−スルファモイルベンゼンメタノール、
並びにその塩;および
α−(アミノメチル)−2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタノール
、並びにその塩;
を非常に特別に述べることができる。
R1がアルコキシ基を示し、およびR2並びにR3が水素原子を示す一般式(I
)の化合物は、付録1に示す方法により製造することができ、この方法は、式(
V)[式中、R1は先に定義した通りである]のベンズアルデヒド誘導体を塩化
アン
モニウムの存在下にオルトギ酸エチルで処理した後、クロロスルホン酸で処理し
、式(IV)の5−クロロスルホニルベンズアルデヒド誘導体を式R4NH2[式中
、R4は一般式(I)に定義した通りである]のアミンで処理し、その後、式(I
II)の5−スルファモイルベンズアルデヒド誘導体をヨウ化亜鉛の存在下にシア
ン化トリメチルシリル(TMSCN)と反応させて、最後に、それによって得られ
た式(II)の化合物を塩化トリメチルシリル(TMSCl)の存在下にホウ水素化
リチウムで還元することからなる。
一般式(I)の化合物はまた、付録2に示す方法により、式(XII)のスルフ
ァモイルアセトフェノン誘導体から製造することもできる。
R1が、アルキルという意味を除いては、一般式(I)に定義した通りである
場合、この方法は、式(XII)の5−スルファモイルフェニルケトン誘導体を臭
素で処理した後、式(XI)の化合物を、塩化リチウムと反応させて式(X)の化
合物を得、その後、これをボランで還元して式(IX)の化合物を得た後、アジ化
ナトリウムで処理して式(VIII)の化合物を得るか、またはアジ化ナトリウムと
反応させた後、ホウ水素化ナトリウムと反応させて式(VIII)の化合物を得るか
、または炭酸カリウムの存在下にホウ水素化ナトリウムと反応させて式(VII)
の化合物を得て、最後に、式(VIII)の化合物を、R1が塩素原子ではない場合
には、炭素に担持したパラジウム(palladium on charcoal)のような触媒の存在
下に水素で処理し、もしくは、R1が塩素原子である場合には、トリフェニルホ
スフィンで処理した後、アンモニア水で処理して、R2およびR3が水素原子であ
る一般式(I)の化合物を得るか、または式(VII)の化合物を、式R2(R3)N
H[式中、R2は水素原子またはC1-4アルキル基を示し、およびR3はC1-4アル
キル基を示す]のアミンで処理して、R2およびR3が先に定義した通りである一
般式(I)の化合物を得るか、または式R2(Bn)NH[式中、R2はC1-4アル
キル基であり、およびBnはベンジル基である]のアミンで処理して式(VI)の
化合物を得、その後、これを炭素に担持したパラジウムのような触媒の存在下に
水素で還元して、R2がアルキル基である一般式(I)の化合物を得ることから
なる。
R1がアルキル基である場合、この方法は、式(XII)の化合物をベンジルトリ
メチルアンモニウムジクロロヨウ素酸塩で処理して式(X)[式中、R1はアル
キル基である]の化合物を得、その後、これを先に記載したように処理し、対応
する式(IX)および(VIII)の中間化合物を経て、R2およびR3が水素原子であ
り、およびR1がアルキル基である一般式(I)の化合物を得ることからなる。
式(XII):
[式中、R1、R4、およびR5は一般式(I)に定義した通りである]
の化合物は、式(XIV):
[式中、R1は一般式(I)に定義した通りである]
のフェニルケトン誘導体をクロロスルホン酸と反応させて、式(XIII):
のクロロスルホニルフェニルケトン誘導体を得、その後、これを式R4NH2[式
中、R4は一般式(I)に定義した通りである]のアミンで処理することにより
製造することができる。
R4が水素原子を示す式(XII)の化合物はまた、式(XVII):
[式中、Aは一般式(I)に定義したR1と同一であるか、あるいはまた、ヒド
ロキシル基を示す]
の化合物を硝酸と反応させて、式(XVI):
のニトロフェニルケトン誘導体を得、Aがヒドロキシル基を示す場合には、適当
な場合、ヨウ化アルキルで処理した後、これを、炭素に担持したパラジウムの存
在下に水素で、または塩化スズでアミノフェニルケトン誘導体に還元して、対応
する2−アルコキシフェニルケトン誘導体を得、最後に、式(XV):
の化合物を硝酸ナトリウム、塩化銅、および二酸化硫黄で処理することにより製
造することもできる。
一般式(I)の化合物のエナンチオマーは、式(VIII):
の化合物のエナンチオマーから製造され、このエナンチオマー自体は、式(XI)
:
の化合物をアジ化ナトリウムで処理し、それによって得られた式(XVIII):
の化合物を(+)もしくは(−)−B−クロロジイソピノカンフェイルボラン(chlor
odiisopinocampheylborane)(DIP−Cl)と反応させて、式(VIII)の化合物の
(+)および(−)エナンチオマーを各々得ることを含んでなるエナンチオ選択的合
成により;または式(IX)のラセミ化合物を酢酸で処理し、それによって形成さ
れた式(XIX):
の化合物をリパーゼSP523(組換えDNA技術によりAspergillus orysaeか
ら得られたリパーゼ)で選択的に酵素加水分解して、式(IX)の化合物の(+)エ
ナンチオマーおよび加水分解されていない式(XIX)の化合物の(−)エナンチオマ
ーをもたらし、式(IX)の化合物の(+)エナンチオマーおよび式(XIX)の化合物
の(−)エナンチオマーをクロマトグラフィーにより分離し、式(XIX)の化合物の(
−)エナンチオマーを加水分解して、式(IX)の化合物の(−)エナンチオマーを
得て、最後に、式(IX)の化合物の(+)および(−)エナンチオマーをアジ化ナト
リウムと反応させることを含んでなる化合物(IX):
の酵素分割により;または式(VIII)の化合物をN−カルボベンジルオキシ−L
−アラニン(N−CBZ−アラニン)と反応させ、クロマトグラフィーにより分離
した後、式(XX):
の化合物のエナンチオマーを加水分解することを含んでなる化学分割により得ら
れる。
一般式(I)の化合物の塩は、塩基形の一般式(I)の化合物を医薬的に許容
され得る酸と反応させることにより得られる。
出発物質は文献で知られており、または市場で直接入手できる。
次の実施例は、本発明の製法に適当である方法および技術を説明するが、請求
の範囲を限定するものではない。微量元素分析、およびNMR並びにIRスペク
トルは、得られた化合物の構造を確認する。
実施例1
α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈1.1〉 2−メトキシ−5−スルファモイルベンズアルデヒド
この化合物は、特許 FR 73/35277に記載されている方法により、2
−メトキシ−5−クロロスルホニルベンズアルデヒドのクロロホルム溶液にアン
モニア流を通すことにより得られる。
同じ方法により、10当量の式R4NH2のアミンを用いて、2−メトキシ−5
−クロロスルホニルベンズアルデヒドを室温で3時間処理することにより、次の
化合物が得られた:
− 2−メトキシ−5−メチルスルファモイルベンズアルデヒド。
融点:118℃。
− 2−メトキシ−5−シクロプロピルスルファモイルベンズアルデヒド。
融点:162℃。
− 2−メトキシ−5−イソプロピルスルファモイルベンズアルデヒド。
融点:125℃。
− 2−メトキシ−5−t−ブチルスルファモイルベンズアルデヒド。
融点:99℃。
〈1.2〉 α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール
2−メトキシ−5−スルファモイルベンズアルデヒド10.4g(48.3mmol)
およびシアン化トリメチルシリル18.4ml(96.6mmol)を100mlの丸底フラ
スコに入れた後、ヨウ化亜鉛0.5g(1.56mmol)を加えて、その混合物を室温
で10分間撹拌する。次いで、無水テトラヒドロフラン20mlを加えて、その溶
液を滴下漏斗に移す。
これとは別に(Separately)、無水テトラヒドロフラン100mlおよびホウ水
素化リチウム2.6g(119mmol)を500mlの丸底フラスコに入れる。その溶
液を撹拌した後、塩化トリメチルシリル30ml(236mmol)を滴加して、その混
合物を室温で10分間撹拌する。
次いで、先に調製したトリメチルシリルシアノヒドリンの溶液を滴加する。そ
の混合物を16時間撹拌した後、エタノール20mlを滴加して、その溶液を濃縮
する。次いで、20%水酸化カリウム溶液120mlを滴加して、その溶液を濃縮
する。ジクロロメタン、メタノール、およびアンモニア水の90:9:1混合物
を用いて、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製した後、エタノール中
で再結晶化して、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させる。生
成物0.3gが得られる。
融点:217−220℃。
〈1.3〉 α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール メタンスルホン酸塩
工程1.2で得られた生成物に、2M メタノール溶液中の1当量のメタンスル
ホン酸を加える。メタノールおよびジエチルエーテル中で再結晶化して、デシケ
ーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させた後、生成物0.370gが得
られる。
融点:210−212℃。
実施例2
( −)−α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈2.1〉 2−メトキシ−5−クロロスルホニルアセトフェノン
クロロスルホン酸951g(8.16mol)を1リットルの丸底フラスコに入れる
。その混合物を約−5℃まで冷却した後、0℃を越えることないよう、2−メト
キシアセトフェノン81.5g(0.544mol)を滴加する。次いで、その混合物
を室温で16時間撹拌して、その後、破砕した氷上に撹拌しながらゆっくりと注
ぐ。生成物を濾取し、氷冷水で洗浄した後、デシケーター中、五酸化リンによっ
て減圧下に乾燥させる。生成物87.5gが得られる。
融点:85−86℃。
〈2.2〉 2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン
2−メトキシ−5−クロロスルホニルアセトフェノン86g(0.344mol)お
よびクロロホルム690mlを1リットルの丸底フラスコに入れる。その混合物を
溶解が起こるまで撹拌した後、氷浴中で0℃まで冷却して、その溶液にアンモニ
ア流を1時間通す。その後、その混合物を室温まで戻した後、溶媒を蒸発させて
取り除き、1M 塩酸250mlを加える。得られた懸濁液を3時間撹拌した後、
生成物を濾取し、氷冷水で洗浄して、デシケーター中、五酸化リンによって減圧
下に乾燥させる。生成物72.8gが得られる。
融点:161−162℃。
同じ方法により、2−メチル−5−スルファモイルアセトフェノンが得られた
。
融点:215℃。
〈2.3〉 α−ブロモ−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン
2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン60.36g(0.262mol
)および酢酸530mlを1リットルの3ツ口フラスコに入れる。その混合物を撹
拌して、50℃まで加熱する。次いで、臭素41.95g(0.262mol)を滴加
し、
その混合物を室温まで戻しながら16時間撹拌して、濾過する。沈澱を最少量の
エタノールで洗浄して、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させ
る。生成物49gが得られる。
融点:154−156℃。
〈2.4〉 α−アジド−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン
α−ブロモ−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン7g(0.02
3mol)、酢酸2.6ml(0.045mol)、およびエタノール23mlを100mlの3
ツ口フラスコに入れる。その懸濁液を撹拌しながら50℃まで加熱した後、水8
ml中のアジ化ナトリウム2.94g(0.045mol)の溶液を滴加する。その懸濁
液を50℃で45分間撹拌した後、室温まで戻す。沈澱を濾取し、最少量の冷エ
タノールで洗浄した後、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させ
る。生成物5.46gが得られる。
融点:155−160℃(分解を伴う)。
〈2.5〉 (−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール
α−アジド−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン16.2g(0
.060mol)および無水テトラヒドロフラン240mlを500mlの3ツ口フラス
コに入れる。その溶液を−25℃まで冷却して、無水テトラヒドロフラン30ml
中の(−)−DIP−Cl 38.5g(0.12mol)の溶液を流速1.5ml/分で加え
る。90分後、その溶液を室温まで戻して、メタノール10mlを加える。次いで
、その反応混合物を濃縮し、石油エーテルおよび酢酸エチルの40:60混合物
を用いて、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製する。イソプロパノー
ル中で再結晶化して、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させた
後、生成物11.55g(ee=99.9%)が得られる。
融点:122−125℃。
[α]20 D=−147.7°(c=1、ジメチルスルホキシド)。
〈2.6〉 (−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール
(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール11g(0.040mol)、エタノール500ml、および10%炭素に担持した
パラジウム2.2gを1リットルの反応器に入れる。その反応器を密閉し、窒素
でパージして、その混合物を400kPaの水素下に室温で3時間撹拌する。次い
で、その反応混合物をWhatman濾紙に通して濾過し、回収された触媒をメタノー
ル200mlに懸濁させて、その混合物を沸点まで30分間加熱する。次いで、そ
れをWhatman濾紙に通して濾過し、濾液を合わせ、濃縮して、残留物を、デシケ
ーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させる。(−)−α−アミノメチル−
2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノール9.4gが得られる。
生成物をメタノール388ml中で再結晶化すると、生成物5.46gが得られ
る。さらに、母液を濃縮して、残留物をエタノール400ml中で再結晶化するこ
とにより、生成物1.93gが得られ、すなわち、生成物は合計で7.39gであ
る。
融点:217−220℃。
[α]20 D=−85.2°(メタノール)。
〈2.7〉 (−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール メタンスルホン酸塩
前述の工程で得られた生成物に、2M メタノール溶液中の1当量のメタンス
ルホン酸を加える。メタノールおよびジエチルエーテル中で再結晶化して、生成
物を、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させた後、(−)−α−
アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノール メタン
スルホン酸塩が得られる。
融点:232−233℃。
[α]20 D=−41.0°(c=0.796、水)。
実施例3
( +)−および(−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈3.1〉 α−クロロ−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン
α−ブロモ−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン4.36g(1
4.1mmol)、無水アセトン200ml、および塩化リチウム50gを500mlの丸
底フラスコに入れる。その混合物を還流温度まで16時間加熱した後、その溶液
を濃縮し、水200mlを加えて、その混合物を酢酸エチル80mlで3回抽出する
。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させて、濃縮する。生成物3.56
gが得られる。
融点:162℃。
〈3.2〉 α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール
無水テトラヒドロフラン10mlおよび1M ボランのテトラヒドロフラン溶液
4mlを100mlの丸底フラスコに入れる。テトラヒドロフラン10ml中のα−ク
ロロ−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン1.0g(3.8mmol)の
溶液を滴加する。その混合物を室温で10時間撹拌した後、メタノール10mlを
加える。その溶液を濃縮し、水40mlを加えて、その混合物を酢酸エチル60ml
で3回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させて、濃縮する。
生成物1.0gが得られる。
融点:112℃。
〈3.3〉 (±)−α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンジ
ル酢酸塩
α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノール2
.64g(9.9mmol)およびジクロロメタン100mlを250mlの丸底フラスコに
入れる。次いで、ジメチルホルムアミド10ml、続いて、酢酸852μl、ジシ
ク
ロヘキシルカルボジイミド2.56g、およびジメチルアミノピリジン121mg
を撹拌しながら加える。その混合物を室温で1時間反応させた後、濾過して、5
%炭酸水素ナトリウム溶液50mlで濯いだ後、水50mlで濯ぐ。その洗浄液を酢
酸20mlで2回抽出した後、有機相を合わせ、乾燥させて、濃縮する。酢酸エチ
ルおよびシクロヘキサンの25:75混合物を用いて、残留物をシリカカラムで
のクロマトグラフィーにかけると、生成物1.9gが得られる。
融点:131℃。
〈3.4〉 (+)−および(−)−α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファ
モイルベンゼンメタノール
(±)−α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンジル酢酸塩
2.86g(9.3mmol)およびt-ブチルメチルエーテル110mlを500mlの三ツ
口フラスコに入れる。その混合物を15分間撹拌した後、リン酸緩衝液170ml
を加えて、エマルションが得られるまで、その混合物を激しく撹拌する。次いで
、リパーゼ SP 523 0.57g(20%)を加え、pHスタット(1M 水酸化
ナトリウムの添加)を使用して、またキラルカラムでのHPLCにより、その反
応を室温でモニターして、エステルの転換度、およびエステル並びにアルコール
のエナンチオマー過剰率を測定する。反応から45時間後、エステルおよびアル
コールのエナンチオマー過剰率が95%を越えたら、その反応媒体を酢酸エチル
800mlで希釈し、有機相を分離して、水相を酢酸エチル500mlで3回再抽出
する。有機相を合わせ、乾燥させ、濃縮し、酢酸エチルおよびシクロヘキサンの
30:70混合物を用いて、フラッシュクロマトグラフィーをシリカカラムで2
回連続行うことにより、残留物を精製する。(−)−α−クロロメチル−2−メト
キシ−5−スルファモイルベンジル酢酸塩1.32g(ee=99%)および(+)−
α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノール1.
05gが得られる。
その(+)エナンチオマーを、酢酸エチル10mlに溶解し、ヘキサンを加えて再
結晶化することにより精製する(ee=98%)。
融点:117−118℃。
[α]20 D=+40°(c=0.305、メタノール)。
塩化アセチル61μlをメタノール100mlに加えて、その混合物を15分間
撹拌する。次いで、(−)−α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンジル酢酸塩1.32gを加えて、その混合物を還流温度まで1時間加熱す
る(HPLCにより97%の転換度が示される)。その後、その混合物を蒸発させ
た後、残留物を酢酸エチル100mlにとって、媒体を2%炭酸水素エチル5mlで
中和する。炭酸相を酢酸エチル5mlで2回抽出した後、有機相を合わせ、乾燥さ
せ、30mlまで濃縮して、シクロヘキサン30mlを加える。室温で一晩経過した
後、結晶化した生成物を濾取する。(−)−α−クロロメチル−2−メトキシ−5
−スルファモイルベンゼンメタノール1gが得られる。
融点:114−115℃。
[α]20 D=−41.4°(c=0.295、メタノール)。
〈3.5〉 (+)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール
(+)−α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール1.58g(5.9mmol)、ジメチルホルムアミド20ml、およびアジ化ナトリ
ウム1.54gを250mlの丸底フラスコに入れる。その反応混合物を110℃
まで16時間加熱した後、水200mlを加えて、その混合物を酢酸エチル80ml
で3回抽出する。次いで、有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させて、濃
縮する。生成物1.2gが得られる。
融点:122℃。
[α]20 D=+144°(c=1、ジメチルスルホキシド)。
同じ方法により、(−)−α−クロロメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンゼンメタノールから出発して、(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−
5−スルファモイルベンゼンメタノールが得られた。
融点:122℃。
[α]20 D=−147.7°(c=1、ジメチルスルホキシド)。
〈3.6〉 (+)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール
(+)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ールから出発し、実施例2の工程6に記載した条件下に処理して、(+)−α−ア
ミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノールが得られた
。
融点:217−220℃。
[α]20 D=+40°(c=1、ジメチルスルホキシド)。
同じ方法により、(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンゼンメタノールから出発して、(−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−
5−スルファモイルベンゼンメタノールが得られた。
融点:217−220℃。
[α]20 D=−44°(c=1、ジメチルスルホキシド)。
〈3.7〉 (+)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール メタンスルホン酸塩
(+)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ールから出発し、2M メタノール溶液中の1当量のメタンスルホン酸で処理し
、メタノールおよびジエチルエーテル中で再結晶化し、デシケーター中、五酸化
リンによって減圧下に乾燥させて、(+)−α−アミノメチル-2−メトキシ−5
−スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩が得られた。
融点:234℃。
[α]20 D=+41°(c=0.9945、水)。
同じ方法により、(−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンゼンメタノールから出発して、(−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−
5−スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩が得られた。
融点:235℃。
[α]20 D=−37.3°(c=0.969、メタノール/水80:20)。
実施例4
( +)−および(−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈4.1〉 (±)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール
α−アジド−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン5g(18.5
mmol)およびメタノール150mlを500mlの丸底フラスコに入れる。その溶液
を0℃まで冷却した後、ホウ水素化ナトリウム0.963g(16.6mmol)を加え
る。その溶液を10分間撹拌した後、室温まで戻して、5%塩酸溶液15mlを加
える。その後、その反応混合物を濃縮した後、石油エーテルおよび酢酸エチルの
40:60混合物を用いて、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して
、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させる。生成物3.85g
が得られる。
融点:123℃。
〈4.2〉 (+)−および(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファ
モイルベンゼンメタノール N−カルボベンジルオキシ−L−アラニンエステル
N−カルボベンジルオキシ−L−アラニン4.66g(20.9mmol)、ジクロロ
メタン25ml、および1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド3.58g(17.
4mmol)を250mlの丸底フラスコに入れる。その混合物を室温で20分間撹拌
した後、α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール3.8g(13.9mmol)およびジメチルアミノピリジン0.17g(0.14mmo
l)を加える。その反応媒体を2時間撹拌した後、減圧下に濃縮し、ジクロロメタ
ンおよびアセトンの99:1混合物を用いて、クロマトグラフをシリカカラムで
数回行うことにより、残留物を精製する。(+)−α−アジドメチル−2−メトキ
シ−5−スルファモイルベンゼンメタノール N−カルボベンジルオキシ−L−
アラニンエステル1.58gおよび(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5
−スルファモイルベンゼンメタノール N−カルボベンジルオキシ−L−アラニ
ンエステル2.92gが得られる。
融点:170℃(分解を伴う)。
〈4.3〉 (+)−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメ
タノール
(+)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール N−カルボベンジルオキシ−L−アラニンエステル0.91g(1.9mmol)
、エタノール20ml、およびエタノール並びに水の1:1混合物中の1M 水酸
化カリウム溶液3mlを100mlの丸底フラスコに入れる。その反応混合物を室温
で25分間撹拌した後、減圧下に濃縮して、ジクロロメタンおよびメタノールの
95:5混合物を用いて、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製する。
生成物0.41gが得られる。
融点:122℃。
同じ方法により、(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンゼンメタノール N−カルボベンジルオキシ−L−アラニンエステルから
出発して、(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノールが得られた。
融点:122℃。
〈4.4〉 (+)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール メタンスルホン酸塩
(+)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ールから出発し、実施例2の工程6に記載した条件下に水素化した後、1当量の
メタンスルホン酸で処理して、(+)−α−アミノメチル−2−メトキシ−5−ス
ルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩が得られた。
融点:235℃。
[α]20 D=+35°(c=1、メタノール/水80:20)。
同じ方法により、(−)−α−アジドメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンゼンメタノールから出発して、(−)−α−アミノメチル−2−メトキシ−
5−スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩が得られた。
融点:233℃。
[α]20 D=−41.8°(c=1、メタノール/水80:20)。
実施例5
α−ジエチルアミノメチル−2−メトキシ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈5.1〉 2−メトキシ−5−スルファモイルスチレンオキシド
α−ブロモ−2−メトキシ−5−スルファモイルアセトフェノン2g(6.5mm
ol)、無水エタノール20ml、および炭酸カリウム1.0g(7.0mmol)を100m
lの丸底フラスコに入れる。次いで、ホウ水素化ナトリウム0.41g(10.8mm
ol)を加え、その混合物を室温で20分間撹拌し、その後、0.1M 水酸化ナト
リウムを加えて、その混合物を30分間撹拌する。その溶液を濃縮し、水30ml
を加えて、その混合物を酢酸エチル30mlで3回抽出する。有機相を合わせ、硫
酸マグネシウムで乾燥させて、濃縮する。生成物1.41gが得られる。
融点:118℃。
〈5.2〉 α−ジエチルアミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベン
ゼンメタノール メタンスルホン酸塩
2−メトキシ−5−スルファモイルスチレンオキシド1.41g(6.1mmol)、
無水エタノール10ml、およびジエチルアミン17.8g(244mmol)を100m
lの丸底フラスコに入れる。その混合物を撹拌しながら還流温度まで16時間加
熱した後、その溶液を濃縮する。ジクロロメタン、メタノール、およびアンモニ
ア水の90:9:1混合物を用いて、残留物をカラムクロマトグラフィーにより
精製した後、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させる。生成物
1.42gが油状物質の形で得られ、これを2M メタノール溶液中の1当量のメ
タンスルホン酸で処理する。メタノールおよびジエチルエーテル中で再結晶化し
て、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させた後、α−ジエチル
アミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノール メタン
スルホン酸塩0.875gが得られる。
融点:90−92℃。
実施例6
α−メチルアミノメチル−2−メトキシ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈6.1〉 α−ベンジルメチルアミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンゼンメタノール
実施例5の工程1で得られた2−メトキシ−5−スルファモイルスチレンオキ
シドを、実施例5の工程2に記載した条件下にベンジルメチルアミンで処理して
、α−ベンジルメチルアミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノールを油状物質の形で与える。
〈6.2〉 α−メチルアミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール メタンスルホン酸塩
α−ベンジルメチルアミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノール1.90g(5.4mmol)を実施例2の工程6に記載した条件下に水素
化すると、α−メチルアミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼ
ンメタノールが得られる。酢酸エチルおよびメタノール中で再結晶化した後、得
られた生成物を2M メタノール溶液中の1当量のメタンスルホン酸で処理して
、
その塩をメタノール、ジクロロメタン、およびジエチルエーテルから再結晶化す
る。それによって、α−メチルアミノメチル−2−メトキシ−5−スルファモイ
ルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩0.396gが得られる。
融点:194−196℃。
実施例7
α−アミノメチル−2−フルオロ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈7.1〉 2−フルオロ−5−ニトロアセトフェノン
−5℃まで冷却した濃硫酸60mlを含む100mlの三ツ口フラスコに、2−フ
ルオロアセトフェノン25ml(180mmol)を滴下して入れる。次いで、0℃を越
えることないよう、硝酸14ml(d=1.42)および濃硫酸20mlの混合物を
滴加する。その混合物を−5℃で30分間撹拌した後、破砕した氷上に注ぐ。そ
の後、その結果得られた混合物を酢酸エチル60mlで3回抽出した後、有機相を
合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させて、濃縮する。ヘキサンおよび酢酸エチル
の70:30混合物を用いて、残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し
た後、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥させる。生成物26g
が得られる。
融点:72℃。
同じ方法により、次の化合物が得られた:
− 2−クロロ−5−ニトロアセトフェノン。
融点:65℃。
− 2−ヒドロキシ−5−ニトロアセトフェノン。
融点:98℃。
ヨウ化イソプロピルを用いての相移動触媒反応により、これを2−イソプロ
ポキシ−5−ニトロアセトフェノンに転換する。
融点:78℃。
〈7.2〉 5−アミノ−2−フルオロアセトフェノン
2−フルオロ−5−ニトロアセトフェノン25.4g(152mmol)、塩化スズ
二水和物343g(1.52mol)、および酢酸エチル250mlを1リットルの3ツ
口フラスコに入れる。その反応混合物を70℃まで30分間加熱した後、1リッ
トルの破砕した氷上に注ぎ、30%水酸化ナトリウム溶液を加えて、その混合物
を酢酸エチル350mlで3回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾
燥させて、濃縮する。生成物11.26gが油状物質の形で得られる。
同じ方法により、次の化合物が得られた:
− 5−アミノ−2−クロロアセトフェノン、油状物質の形で。
− 5−アミノ−2−イソプロポキシアセトフェノン、油状物質の形で。
〈7.3〉 2−フルオロ−5−スルファモイルアセトフェノン
5−アミノ−2−フルオロアセトフェノン15.3g(100mmol)および酢酸
50mlを250mlの三ツ口フラスコに入れた後、濃塩酸50mlを加える。その反
応混合物を0℃まで冷却した後、水25ml中の硝酸ナトリウム10.3g(15
0mmol)の溶液を滴加して、その混合物を0℃で30分間放置する。次いで、−
15℃まで冷却した、酢酸75ml中の塩化銅二水和物5g(29mmol)および二酸
化硫黄30g(470mmol)の懸濁液を加える。その混合物を0℃で48時間保持
した後、水20mlを加え、その結果得られた混合物をジクロロメタン120mlで
3回抽出した後、有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させて、濃縮する。
残留物をテトラヒドロフラン100mlに溶解した後、28%アンモニア水溶液
を0℃で滴加する。その反応混合物を室温で16時間撹拌した後、濃縮する。ヘ
キサンおよび酢酸エチルの60:40混合物を用いて、残留物をカラムクロマト
グラフィーにより精製し、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥さ
せる。生成物11.23gが得られる。
融点:112℃。
同じ方法により、次の化合物が得られた:
− 2−クロロ−5−スルファモイルアセトフェノン。
融点:106℃。
− 2−イソプロポキシ−5−スルファモイルアセトフェノン。
融点:85℃。
− 3−スルファモイルアセトフェノン。
融点:144℃。
〈7.4〉 α−ブロモ−2−フルオロ−5−スルファモイルアセトフェノン
2−フルオロ−5−スルファモイルアセトフェノンから出発し、実施例2の工
程3に記載した条件下に処理して、α−ブロモ−2−フルオロ−5−スルファモ
イルアセトフェノンが得られた。
融点:122℃。
同じ方法により、次の化合物が得られた:
− α−ブロモ−2−クロロ−5−スルファモイルアセトフェノン。
融点:126℃。
− α−ブロモ−2−イソプロポキシ−5−スルファモイルアセトフェノン。
融点:105℃。
− α−ブロモ−3−スルファモイルアセトフェノン。
融点:130℃。
〈7.5〉 α−クロロ−2−フルオロ−5−スルファモイルアセトフェノン
α−ブロモ−2−フルオロ−5−スルファモイルアセトフェノンから出発し、
実施例3の工程1に記載した条件下に処理して、α−クロロ−2−フルオロ−5
−スルファモイルアセトフェノンが得られた。
融点:114℃。
同じ方法により、次の化合物が得られた:
− α−クロロ−2−クロロ−5−スルファモイルアセトフェノン。
融点:124℃。
− α−クロロ−2−イソプロポキシ−5−スルファモイルアセトフェノン。
融点:98℃。
− α−クロロ−3−スルファモイルアセトフェノン。
融点:128℃。
〈7.6〉 α−クロロメチル−2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール
α−クロロ−2−フルオロ−5−スルファモイルアセトフェノンから出発し、
実施例3の工程2に記載した条件下に処理して、α−クロロメチル−2−フルオ
ロ−5−スルファモイルベンゼンメタノールが得られた。
融点:112℃。
同じ方法により、次の化合物が得られた:
− α−クロロメチル−2−クロロ−5−スルファモイルベンゼンメタノール。
融点:115℃。
− α−クロロメチル−2−イソプロポキシ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール。
融点:93℃。
− α−クロロメチル−3−スルファモイルベンゼンメタノール。
融点:122℃。
〈7.7〉 α−アジドメチル−2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール
α−クロロメチル−2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタノールか
ら出発し、実施例3の工程4に記載した条件下に処理して、α−アジドメチル−
2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタノールが得られた。
融点:86℃。
同じ方法により、次の化合物が得られた:
− α−アジドメチル−2−クロロ−5−スルファモイルベンゼンメタノール。
融点:122℃。
− α−アジドメチル−2−イソプロポキシ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール。
融点:95℃。
− α−アジドメチル−3−スルファモイルベンゼンメタノール。
融点:118℃。
〈7.8〉 α−アミノメチル−2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタ
ノール メタンスルホン酸塩
α−アジドメチル−2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタノールか
ら出発し、実施例2の工程6の条件下に処理して、α−アミノメチル−2−フル
オロ−5−スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩が得られた
。
融点:164℃。
実施例8
α−アミノメチル−2−メチル−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
〈8.1〉 α−クロロ−2−メチル−5−スルファモイルアセトフェノン
ベンジルトリメチルアンモニウム ジクロロヨウ素酸塩26.4g(76.0mmol
)(Synthesis 7、(1988)、545に記載されている方法により製造した)
、2−メチル−5−スルファモイルアセトフェノン9.25g(43.4mmol)、メ
タノール90ml、および1,2−ジクロロエタン220mlを500mlの丸底フラ
スコに入れる。その反応媒体を還流温度まで16時間加熱した後、濃縮して、飽
和重炭酸ナトリウム溶液200mlを加える。その混合物を酢酸エチル120mlで
3回抽出した後、有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させて、濃縮する。
ヘキサンおよび酢酸エチルの60:40混合物を用いて、残留物をカラムクロマ
トグラフィーにより精製し、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥
させる。生成物1.7gが得られる。
融点:114℃。
〈8.2〉 α−クロロメチル−2−メチル−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール
α−クロロ−2−メチル−5−スルファモイルアセトフェノンから出発し、実
施例3の工程2の条件下に処理して、α−クロロメチル−2−メチル−5−スル
ファモイルベンゼンメタノールが得られた。
融点:126℃。
〈8.3〉 α−アジドメチル−2−メチル−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール
α−クロロメチル−2−メチル-5−スルファモイルベンゼンメタノールから
出発し、実施例3の工程4に記載した条件下に処理して、α−アジドメチル−2
−メチル−5−スルファモイルベンゼンメタノールが得られた。
融点:98℃。
〈8.4〉 α−アミノメチル−2−メチル−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール メタンスルホン酸塩
α−アジドメチル−2−メチル−5−スルファモイルベンゼンメタノールから
出発し、実施例6の工程6に記載した条件下に処理して、α−アミノメチル−2
−メチル−5−スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩が得ら
れた。
融点:185℃。
実施例9
α−アミノメチル−2−クロロ−5−
スルファモイルベンゼンメタノール メタンスルホン酸塩
α−アジドメチル−2−クロロ−5−スルファモイルベンゼンメタノール1.
35g(4.9mmol)、無水ピリジン90ml、および担体に担持したトリフェニル
ホスフィン(triphenylphosphine on a carrier)9.67g(29.0mmol)を25
0mlの丸底フラスコに入れる。その混合物を室温で9時間撹拌した後、28%ア
ンモニア水100mlを加え、その懸濁液を16時間撹拌して、濾過する。濾液を
濃縮して、残留物をメタノール中で再結晶化する。α−アミノメチル−2−クロ
ロ−5−スルファモイルベンゼンメタノール0.523gが得られる。2M メタ
ノール溶液中の1当量のメタンスルホン酸を加える。メタノールおよびジエチル
エーテル中で再結晶化して、デシケーター中、五酸化リンによって減圧下に乾燥
させた後、α−アミノメチル−2−クロロ−5−スルファモイルベンゼンメタノ
ール メタンスルホン酸塩0.439gが得られる。
融点:206−208℃。
実施例10
シン−およびアンチ−(2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフェニル)−
2−アミノ−1−プロパノール
〈10.1〉 2−メトキシ−5−クロロスルホニルプロピオフェノン
2−メトキシプロピオフェノンから出発し、実施例2の工程1の条件下に処理
して、2−メトキシ−5−クロロスルホニルプロピオフェノンが得られた。
融点:86−89℃。
〈10.2〉 2−メトキシ−5−スルファモイルプロピオフェノン
2−メトキシ−5−クロロスルホニルプロピオフェノンから出発し、実施例2
の工程2の条件下に処理して、2−メトキシ−5−スルファモイルプロピオフェ
ノンが得られた。
融点:162−165℃。
〈10.3〉 2−ブロモ−2'−メトキシ−5'−スルファモイルプロピオフェノ
ン
2−メトキシ−5−スルファモイルプロピオフェノンから出発し、実施例2の
工程3の条件下に処理して、2−ブロモ−2'−メトキシ−5'−スルファモイル
プロピオフェノンが得られた。
融点:108−110℃。
〈10.4〉 2−アジド−2'−メトキシ−5'−スルファモイルプロピオフェノ
ン
α−ブロモ−2−メトキシ−5−スルファモイルプロピオフェノンから出発し
、実施例2の工程4の条件下に処理して、2−アジド−2'−メトキシ−5'−ス
ルファモイルプロピオフェノンが得られた。
融点:113−114℃。
〈10.5〉 (2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフェニル)−2−アジド−
1−プロパノール
2−アジド−2'−メトキシ−5'−スルファモイルプロピオフェノンから出発
し、実施例4の工程1の条件下に処理して、(2'−メトキシ−5'−アミノスル
ホニルフェニル)−2−アジド−1−プロパノールが得られた。
融点:109−110℃。
〈10.6〉 シン−およびアンチ−(2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフ
ェニル)−2−アミノ−1−プロパノール
(2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフェニル)−2−アジド−1−プロパ
ノールから出発し、実施例2の工程6の条件下に処理して、シン−およびアンチ
−(2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフェニル)−2−アミノ−1−プロパ
ノールの混合物が得られ、95:5:0.5のジクロロメタン/メタノール/ア
ンモニア溶離溶媒を用いて、クロマトグラフをシリカカラムで連続的に行うこと
により、この生成物を分離して、シン−およびアンチ−ジアステレオ異性体を得
る。
イソプロパノール中で再結晶化して、デシケーター中、五酸化リンによって減
圧下に乾燥させた後、シン−(2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフェニル)
−2−アミノ−1−プロパノールが得られた。
融点:176−177℃。
またアンチ−(2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフェニル)−2−アミノ
−1−プロパノールが得られた。
融点:233−237℃。
実施例11
( −)−シン−(2'−メトキシ−5'−スルファモイルフェニル)−
2−アミノ−1−プロパノール
〈11.1〉 (−)−シン−(2'−メトキシ−5'−スルファモイルフェニル)−2
−アジド−1−プロパノール
2−アジド−2'−メトキシ−5'−スルファモイルプロピオフェノンから出発
し、実施例2の工程5の条件下に処理して、イソプロパノール中で2回再結晶化
した後、(−)−シン−(2'−メトキシ−5'−スルファモイルフェニル)−2−ア
ミノ−1−プロパノールが得られた。
融点:143−145℃。
[α]20 D=−125°(メタノール)。
〈11.2〉 (−)−シン−(2'−メトキシ−5'−スルファモイルフェニル)−2
−アミノ−1−プロパノール
(−)−シン−(2'−メトキシ−5'−アミノスルホニルフェニル)−2−アジド
−1−プロパノールから出発し、実施例2の工程6の条件下に処理して、イソプ
ロパノール中で2回再結晶化した後、(−)−シン−(2'−メトキシ−5'−スル
ファモイルフェニル)−2−アミノ−1−プロパノールが得られた。
融点:190−191℃。
[α]20 D=−34.1°(メタノール)。
本発明の化合物を、それらの物理的性質と共に、次の表で対照する。
MeSO3Hは、メタンスルホン酸塩を示す。
OMeは、メトキシを示す。
O−iPrは、イソプロポキシを示す。
i−Prは、イソプロピルを示す。
本発明の化合物を、それらのα1−アドレナリン受容体アゴニスト活性を実証
することを意図する生物学的試験にかけた。
それらを特に、α1a、α1b、およびα1dサブ受容体への結合試験にかけ、各々
、ラット唾液腺組織で、ラット肝組織で、およびトランスフェクトしたCHO細
胞で行った。
IC50([3H]プラゾシンへの結合を50%まで阻害する濃度)として表す、各
々のタイプのサブ受容体に対する親和性を測定して、IC50値の比率、[α1b/
α1a]および[α1d/α1a]として表す、α1bおよびα1d受容体に対する親和性に
関してのα1a受容体に対する親和性の相対値を計算した。
本発明の化合物に関して、これらの比率は、各々、9.3〜21.6、および7
.8〜20.9と変化し、α1a受容体に対する実質的な選択性を示す。
本発明の化合物のインビトロにおける活性を、尿道および動脈の平滑筋で調べ
た。
これらの実験を、体重が3〜3.5kgである雌のNew Zealandウサギで行った
。その動物を脊椎脱臼により屠殺した後、組織リングを腸間膜動脈から、および
尿道から摘出した。これらの組織リングを、改良したクレブス溶液に浸漬して、
95% O2および5% CO2の混合物で酸素化した。各々の組織試料を1gの伸
張にかけた後、フェニレフリンを累積用量で導入して、その用量/応答曲線を確
立した。その試料を濯いだ後、試験化合物を累積用量で導入して、その用量/応
答曲線を確立した。pD2(アゴニストの用量効果がアンタゴニストの存在下にお
いて二分される、アンタゴニスト濃度の負の対数)を計算することにより、さら
にはまた、フェニレフリンで得られた最大収縮のパーセンテージを示す最大効果
(% Emax)により、各々の化合物のα1−アドレナリン作動性効果を評価する。
本発明の化合物に関して、尿道および動脈のpD2値は、各々、4.18〜4.9
3(pD2フェニレフリン=5.2−5.5)の間、および3.73〜4.55(pD2
フェニレフリン=5.2−5.5)の間で変化し、尿道および動脈の% Emax値は
、各々、58.4〜76の間、および76〜94.6の間で変化する。
血圧および尿道圧に関する本発明の化合物のインビボにおける活性をウサギで
調べた。
これらの実験を、体重が3〜4kgである雌のNew Zealandウサギで行った。
ペントバルビタールで麻酔した後、カテーテルを、大腿動脈を経て腹部大動脈に
、頸静脈に、および尿道(膀胱頸部より1cm下)に導入した。
試験化合物を、手術後5〜15日に静脈内または経口投与した。
静脈内投与の場合には、その化合物を5分にわたり単回用量で、または各々の
用量の間が15分間隔での累積方法で、3〜100μg/kgの用量で投与した。
各々の用量に関して、血圧(BP)および尿道圧(UP)を連続的に測定した。
本発明の化合物に関して、BPの上昇は、10μg/kgの用量で約5mmHg、並
びに100μg/kgの用量で15mmHgであり、またUPの上昇は、10μg/kg
の用量で約14cmH2O、並びに100μg/kgの用量で54cmH2Oである。
試験した異なる用量で、本発明の化合物は、それらが、血圧を著しく変えるこ
となく、尿道圧を非常に実質的に上昇させることから、強いウロ選択性を示す。
経口投与の場合には、その化合物をガバージュにより300および1000μ
g/kgの単回用量で、1ml/kgの容積で投与した。そのBPおよびUPを、ガバ
ージュ後5、10、30、45、および60分に測定した。
本発明の化合物に関して、BPの変化は、30分後には、300並びに100
0μg/kgの用量で各々約−0.2並びに−0.9mmHgであり、60分後には、各
々約−5.3並びに1.1mmHgであり、またUPの変化は、30分後には、30
0並びに1000μg/kgの用量で各々約1.6並びに7.8cmH2Oであり、およ
び60分後には、各々約3.7並びに8.3cmH2Oである。
経口投与の場合には、本発明の化合物は、血圧を変えることなく、尿道圧を著
しく上昇させることから、完全なウロ選択性を示す。
得られた結果は、本発明の化合物が強い尿道作用および弱い動脈作用を有する
ことを集約的に示す。それらは、α1a受容体に選択的なα1−アドレナリン受容
体アゴニストである。従って、それらは、尿失禁の処置に使用することができる
。
この目的として、それらは、医薬品賦形剤と共に、腸内または非経口投与に適
当な全ての形態、例えば、錠剤、糖衣剤、硬ゼラチンカプセル剤を含め、カプセ
ル剤、経口により摂取される、または注射される溶液剤、および坐剤の形態で存
在して、活性物質0.001〜1000mgの一日用量が可能となるよう投薬され
得る。
付録1
付録2
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07C 303/44 C07C 303/44
// C07M 9:00
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.一般式(I): [式中、 R1は水素原子、塩素もしくはフッ素といったようなハロゲン原子、または直 鎖状もしくは分枝鎖状のC1-4アルキルもしくはC1-4アルコキシ基を示し; R2、R3、およびR4は互い独立して、水素原子、または直鎖状、分枝鎖状、 もしくは環状のC1-4アルキル基を示し;および R5は水素原子、またはC1-2アルキル、C1-2フルオロアルキル、もしくはC1 -2 ペルフルオロアルキル基を示す] の、エナンチオマー、またはジアステレオ異性体、またはラセミ混合物を含め、 これらの異なった形の混合物、さらにはまた、医薬的に許容され得る酸とのそれ らの付加塩の形でのベンゼンスルホンアミド化合物。 2.R5が水素原子、メチル、またはエチルを示すことを特徴とする、請求項 1に記載の化合物。 3.R1が水素原子、フッ素、塩素、またはC1-4アルコキシ基を示すことを特 徴とする、請求項1に記載の化合物。 4.R2およびR3が互い独立して、水素原子、メチル、エチル、またはイソプ ロピルを示すことを特徴とする、請求項1に記載の化合物。 5.R1が水素原子、フッ素、塩素、またはC1-4アルコキシ基を示し; R2およびR3が互い独立して、水素原子、メチル、エチル、またはイソプロピ ルを示し; R4が水素原子、または直鎖状、分枝鎖状、もしくは環状のC1-4アルキル基を 示し;および R5が水素原子、メチル、またはエチルを示す; ことを特徴とする、請求項1に記載の化合物。 6.R1が水素原子、フッ素、塩素、メトキシ、またはエトキシを示し; R2およびR3が水素原子を示し; R4が水素原子、または直鎖状、分枝鎖状、もしくは環状のC1-4アルキル基を 示し;および R5が水素原子またはメチルを示す; ことを特徴とする、請求項1に記載の化合物。 7.α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼンメタノ ール、その医薬的に許容され得る塩、およびそれらのエナンチオマー。 8.(+)−α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼン メタノール、およびその医薬的に許容され得る塩。 9.(−)−α−(アミノメチル)−2−メトキシ−5−スルファモイルベンゼン メタノール、およびその医薬的に許容され得る塩。 10.α−(アミノメチル)−2−クロロ−5−スルファモイルベンゼンメタノ ール、その医薬的に許容され得る塩、およびそれらのエナンチオマー。 11.α−(アミノメチル)−2−フルオロ−5−スルファモイルベンゼンメタ ノール、その医薬的に許容され得る塩、およびそれらのエナンチオマー。 12.請求項1に記載の一般式(I)の化合物を含むことを特徴とする医薬品 。 13.いずれかの適当な賦形剤と共に、請求項1に記載の一般式(I)の化合 物を含むことを特徴とする医薬組成物。 14.一般式(I): [式中、 R1は直鎖状または分枝鎖状のC1-4アルコキシ基を示し; R2およびR3は水素原子を示し; R4は水素原子、または直鎖状、分枝鎖状、もしくは環状のC1-4アルキル基を 示し;および R5は水素原子を示す] の化合物を、エナンチオマー、またはジアステレオ異性体、またはラセミ混合物 を含め、これらの異なった形の混合物、さらにはまた、医薬的に許容され得る酸 とのそれらの付加塩の形で製造する方法であって、 (a)式(III): [式中、R1およびR4は先に定義した通りである] の化合物をヨウ化亜鉛の存在下にシアン化トリメチルシリルと反応させて、式( II): [式中、R1およびR4は先に定義した通りである] の誘導体を得、 (b)その結果得られた誘導体(II)を塩化トリメチルシリルの存在下にホウ水 素化リチウムで還元して、結果的に一般式(I)の化合物を得、 (c)場合により、この結果得られた化合物(I)を、そのエナンチオマーもし くはジアステレオ異性体、またはその医薬的に許容され得る塩に転換することを 含んでなる方法。 15.一般式(I): [式中、 R1は水素原子、塩素もしくはフッ素といったようなハロゲン原子、または直 鎖状もしくは分枝鎖状のC1-4アルキルもしくはC1-4アルコキシ基を示し; R2、R3、およびR4は互い独立して、水素原子、または直鎖状、分枝鎖状、 もしくは環状のC1-4アルキル基を示し;および R5は水素原子、またはC1-2アルキル、C1-2フルオロアルキル、もしくはC1 -2 ペルフルオロアルキル基を示す] の化合物を、エナンチオマー、またはジアステレオ異性体、またはラセミ混合物 を含め、これらの異なった形の混合物、さらにはまた、医薬的に許容され得る酸 とのそれらの付加塩の形で製造する方法であって、 (a)式(VIII): [式中、R4およびR5は先に定義した通りである] の、エナンチオマー、またはジアステレオ異性体、またはラセミ混合物を含め、 これらの異なった形の混合物の形での誘導体を、R1が塩素を除いて先に定義し た通りである場合には、炭素に担持したパラジウムのような触媒の存在下に水素 と可能な反応をさせるか;もしくは、R1が塩素原子である場合には、トリフェ ニルホスフィンと反応させた後、アンモニア水と可能な反応をさせて、R1、R4 、およびR5が先に定義した通りであり、およびR2およびR3が水素原子である 一 般式(I)の化合物を製造するか;または (b)式(VII): [式中、R1、R4、およびR5は先に定義した通りである] の誘導体を、式R2(R3)NH[式中、R2は水素原子、またはC1-4アルキル基 を示し、およびR3はC1-4アルキル基を示す]のアミンと可能な反応をさせて、 R2およびR3が先に定義した通りである一般式(I)の化合物を得るか;または 式R2(Bn)H[式中、R2はアルキル基であり、およびBnはベンジル基である] のアミンと反応させて式(VI)の誘導体を得、その後、これを炭素に担持したパ ラジウムのような触媒の存在下に水素で還元して、R2がC1-4アルキル基である 一般式(I)の化合物を得; (c)場合により、この結果得られた化合物(I)を、そのエナンチオマーもし くはジアステレオ異性体、またはその医薬的に許容され得る塩に転換する ことを含んでなる方法。
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