JPH1150922A - 内燃機関用吸気系の支持構造 - Google Patents

内燃機関用吸気系の支持構造

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JPH1150922A
JPH1150922A JP22020797A JP22020797A JPH1150922A JP H1150922 A JPH1150922 A JP H1150922A JP 22020797 A JP22020797 A JP 22020797A JP 22020797 A JP22020797 A JP 22020797A JP H1150922 A JPH1150922 A JP H1150922A
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JP
Japan
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mounting
longitudinal direction
stiffener
cylinder block
internal combustion
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JP22020797A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、長くなりがちなスティフ
ナ自体の共振周波数を向上して振動を抑制し得て、内部
損失により共振周波数を減衰し得て、構造を大形化する
ことなくスティフナの剛性を高め得て、吸気マニホルド
の振動を低減し得て、軽量化を果たし得て、簡単な構造
により低コストに製造し得て、レイアウトの自由度を高
め得て、積み重ねやすく梱包においても有利とすること
にある。 【構成】 このため、この発明は、吸気マニホルドをシ
リンダブロックに支持するスティフナは、シリンダブロ
ック及び吸気マニホルド方向に向かって延びる長手方向
に長い中空部を形成して設け、中空部は長手方向中間部
位の中間断面積を長手方向各側端の各側端断面積よりも
大に形成して設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関用吸気系
の支持構造に係り、特に、長くなりがちなスティフナ自
体の共振周波数を上げることにより機関運転時に共振し
て振動が大となる周波数帯をはずし振動を抑制し得て、
大なる断面積の中間空間部による内部損失により共振周
波数の減衰を果たし得て、構造を大形化することなくス
ティフナの剛性を高め得て、吸気マニホルドの振動を低
減し得て、中空構造としたことにより軽量化を果たし得
て、簡単な構造により低コストに製造し得る内燃機関用
吸気系の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される内燃機関には、吸気系
としてスロットルボディや吸気マニホルドが取付けられ
ている。吸気マニホルドは、内燃機関のクランク軸線と
交差する幅方向一側のシリンダヘッドに各分岐管の下流
側を取付け、各分岐管の上流側をサージタンクに連通し
ている。サージタンクには、スロットルボディが取付ら
れている。
【0003】このように、吸気マニホルドは、内燃機関
の幅方向一側に突出するように取付けられる。このた
め、吸気マニホルドは、内燃機関の運転時に振動する問
題がある。また、吸気マニホルドの振動は、スロットル
ボディ及びマニホルド自体に取付けられたセンサ類に悪
影響を及ぼす問題がある。
【0004】そこで、吸気マニホルドは、内燃機関の運
転による振動を抑制するために、スティフナにより支持
している。
【0005】このような吸気系の支持構造としては、実
開平6−27553号公報、実用新案登録第25189
64号公報、特開平5−65857号公報に開示される
ものがある。
【0006】実開平6−27553号公報に開示される
支持構造は、吸気マニホルドの各吸気管路のうちの取付
けボス部を備えた吸気管路の下面に、前記取付けボス部
からシリンダヘッドとの接合用フランジに向かって延び
る補強用リブを設けたものである。
【0007】実用新案登録第2518964号公報に開
示される支持構造は、吸気マニホルドのクランク軸線方
向最外端に位置する分岐管の外側面にエンジン側の基端
部から中途部にかけて厚肉の補強部を設け、この補強部
の基端部側とサージタンク部の外端部との間に上部支持
用ステーを装架し、前記補強部の先端側とシリンダブロ
ックのスカート部またはミッションケースとの間に下部
支持用ステーを装架したものである。
【0008】特開平5−65857号公報に開示される
支持構造は、吸気マニホルドの各吸気通路部の上流側端
部を下方側に向かって湾曲して延びるように形成し、各
吸気通路部の上流側端部に集合部を設け、この集合部に
スロットルボディ取付用フランジを設け、一端側がエン
ジン本体に取付けられたステー部材の他端側を前記スロ
ットルボディ取付用フランジに係合して設けたものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の吸気
マニホルド等の吸気系の支持構造においては、パイプ素
材によるスティフナや単純なプレス成型によるスティフ
ナにより支持している。
【0010】しかし、このような構造のスティフナによ
る支持では、内燃機関の運転時の振動による曲げやねじ
れに対する剛性を十分に得ることができず、吸気マニホ
ルドの振動を抑えることができない不都合がある。この
吸気マニホルドの振動は、スロットルボディに取付られ
たセンサ類に取付状態やセンサ機能に不備を生じる等の
悪影響を与える不都合がある。
【0011】スティフナの剛性を高めるためには、パイ
プ素材やプレス加工により形成する際に、複雑な成型・
加工を必要とすることになり、また、型治具費を含めて
製造コストが高くなる不都合がある。
【0012】また、スティフナの剛性を高めるために、
スティフナの幅が広くなるよう形成した場合には、レイ
アウト的に他部品との干渉を招く不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、このような不都
合を解消するために、この発明は、内燃機関用吸気系の
吸気マニホルドをスティフナによりシリンダブロックに
支持して設けた内燃機関用吸気系の支持構造において、
前記スティフナは前記内燃機関のシリンダブロック及び
吸気マニホルド方向に向かって延びる長手方向に長い中
空部を形成して設け、この中空部は長手方向中間部位の
中間断面積を長手方向各側端の各側端断面積よりも大に
形成して設けたことを特徴とする。
【0014】前記スティフナは、前記シリンダブロック
及び吸気マニホルド方向に向かって延びる長手方向中間
部位をこの長手方向と交差する前記シリンダブロックに
近接する側に突出させて設けたことを特徴とし、また、
前記スティフナは、前記シリンダブロック及び吸気マニ
ホルドに夫々取付けられる取付部材とこの取付部材に固
着される補強部材との2部材により形成して設け、前記
取付部材は前記シリンダブロック及び吸気マニホルド方
向に向かって延びる長手方向に長い一定幅の取付用平板
部を設け、この取付用平板部の長手方向各側端に夫々ブ
ロック用取付部及びマニホルド用取付部を設け、前記ブ
ロック用取付部に近接する取付用平板部の長手方向中間
部位を前記シリンダブロックに近接する側に突出させて
突出部を設け、前記補強部材は前記シリンダブロック及
び吸気マニホルド方向に向かって延びる長手方向に長い
一定幅の補強用平板部を設け、この補強用平板部の幅方
向両側から長手方向全長にわたり前記取付用平板部に向
かって突出される各側固着部を設け、前記取付部材の取
付用平板部に前記補強部材の各側固着部を固着して設け
たことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の内燃機関用吸気系の支
持構造は、スティフナの内部に形成した中空部の長手方
向中間部位の中間断面積を長手方向各側端の各側端断面
積よりも大に形成したことにより、曲げやねじれに対す
る剛性を高めて軽量化することができるとともに大なる
中間断面積を有する空間部によりスティフナ自体の共振
周波数を上げることにより機関運転時に共振して振動が
大となる周波数帯をはずし共振周波数の振幅を小さくす
ることができる。
【0016】また、この発明の内燃機関用吸気系の支持
構造は、スティフナの長手方向中間部位をシリンダブロ
ックに近接する側に突出させて設け、単純な曲げ構造の
取付部材と補強部材との2部材を固着してスティフナを
形成していることにより、簡単な構造で剛性を高めるこ
とができるとともに振動を抑制することができ、簡単な
構造により製造が容易であり、シリンダブロックから離
間する側に突出していないことにより他部品との干渉を
回避することができる。
【0017】
【実施例】次に、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1〜図7は、この発明の実施例を示すものであ
る。図6・図7において、2は内燃機関、4はシリンダ
ブロック、6はシリンダヘッド、8はヘッドカバー、1
0はオイルパンである。内燃機関2には、シリンダヘッ
ド6のクランク軸線Cと交差する方向の一側に吸気系を
構成する吸気マニホルド12を取付けて設けている。
【0018】吸気マニホルド12は、各分岐管14〜2
0の下流側にヘッド用取付フランジ22を設けてシリン
ダヘッド6に取付け、各分岐管14〜20の上流側をク
ランク軸線C方向に指向するサージタンク24に連設し
ている。このサージタンク24は、図7に示す如く、内
燃機関2のクランク軸線C方向の一側に偏倚させて設け
られている。サージタンク24のクランク軸線C方向に
指向する長手方向一端側には、ボディ用取付フランジ2
6を設け、スロットルボディ28を取付けている。
【0019】前記内燃機関2には、シリンダブロック4
のクランク軸線Cと交差する方向の一側に機関側取付部
30を設けている。また、前記吸気マニホルド12に
は、ボディ用取付フランジ26に近接する側の分岐管1
8・20の図6・図7における下側に位置させて、マニ
ホルド側取付部32・34を設けている。機関側取付部
30及びマニホルド側取付部32・34には、吸気マニ
ホルド12を支持するスティフナ36を機関用取付ボル
ト38及びマニホルド用取付ボルト40・42により取
付けている。
【0020】スティフナ36は、図1〜図5に示す如
く、シリンダブロック4及び吸気マニホルド12に夫々
取付けられる取付部材44とこの取付部材44に固着さ
れる補強部材46との2部材により形成して設けてい
る。
【0021】前記取付部材44は、シリンダブロック4
及び吸気マニホルド12方向に向かって延びる長手方向
に長い一定幅W1の長四角板形状の取付用平板部48を
設けている。取付用平板部48の長手方向各側端には、
夫々前記機関側取付部30及びマニホルド側取付部32
・34に取付けられるブロック用取付部50及びマニホ
ルド用取付部52・54を設けている。
【0022】前記ブロック用取付部50は、取付用平板
部48の幅W1の内側に設けられている。前記マニホル
ド用取付部52・54は、取付用平板部48の幅W1の
外側に夫々突出させて設けられている。ブロック用取付
部50及びマニホルド用取付部52・54には、前記機
関用取付ボルト38及びマニホルド用取付ボルト40・
42を挿通する機関用取付孔56及びマニホルド用取付
孔58・60を設けている。
【0023】前記取付用平板部48は、取付用平板部4
8の長手方向中間部位をシリンダブロック4に近接する
側に突出させて突出部62を設けている。突出部62
は、取付用平板部48の長手方向中心から前記ブロック
用取付部50に近接する側に偏倚させて設けられてい
る。
【0024】このとき、取付用平板部48は、図6に示
す如く、機関側取付部30の機関側取付面30Pとマニ
ホルド側取付部32・34のマニホルド側取付面32P
・34Pとのなす角度θに、取付用平板部48の長手方
向各側端のブロック用取付部50とマニホルド用取付部
52・54とのなす角度が合致するように、長手方向中
間部位をシリンダブロック4に近接する側に湾曲突出さ
せて突出部62を形成する。
【0025】前記補強部材46は、シリンダブロック4
及び吸気マニホルド12方向に向かって延びる長手方向
に長い一定幅W2の長四角板形状の補強用平板部64を
設けている。補強用平板部64の幅W2は、前記取付用
平板部48の幅W1よりもわずかに小さく設定してい
る。この補強用平板部64の前記ブロック用取付部50
に近接する側の端部には、前記機関側取付ボルト38の
締付座を確保し得るように切除部66を設けている。
【0026】この補強用平板部64には、幅方向両側か
ら長手方向全長にわたり前記取付用平板部48に向かっ
て突出される各側固着部68・70を設けている。各側
固着部68・70は、長手方向中間部位をシリンダブロ
ック4に近接する側に湾曲突出された取付用平板部48
に沿うように略不等辺三角形形状に形成されている。各
側固着部68・70は、取付用平板部48に溶接等によ
り固着して設ける。
【0027】これにより、スティフナ36は、取付部材
44及び補強部材46の間に、シリンダブロック4及び
吸気マニホルド12方向に向かって延びる長手方向に長
い中空部72を形成して設けている。
【0028】この中空部72は、図1に示す如く、長手
方向中間部位の中間断面積S1を、長手方向各側端の各
側端断面積S2・S3よりも大に形成して設けている
(S1>S2、S1>S3)。また、この中空部72
は、最大断面積となる中間断面積S1の部分を、長手方
向中心からブロック用取付部50側に偏倚させて設けて
いる。これにより、スティフナ36は、中空部72の断
面積を長手方向に連続的に変化させて設けている。
【0029】スティフナ36は、中空部72の長さL1
に対して、最大断面積の中間断面積S1の部分から長手
方向一側端の一側端断面積S2の部分までの長さL2と
長手方向他側端の他側端断面積S3の部分までの長さL
3と関係をL2<L3に設定している。
【0030】スティフナ36は、機関側取付ボルト38
及びマニホルド用取付ボルト40・42の夫々締付座を
確保し得るように、切除部66内端の一側端断面積S2
の部分から機関用取付孔56までの長さL4及び他側端
断面積S3の部分からマニホルド用取付孔58・60ま
での長さL5を夫々設定している。
【0031】また、スティフナ36は、図6に示す如
く、シリンダブロック4及び吸気マニホルド12に取付
けた状態において、シリンダブロック4及び吸気マニホ
ルド13方向に向かって延びる長手方向中間部位を、こ
の長手方向と交差するシリンダブロック4に近接する側
に突出させて設けている。
【0032】次に作用を説明する。
【0033】この内燃機関2の吸気系を構成する吸気マ
ニホルド12は、スティフナ36によりシリンダブロッ
ク4に支持して設けている。
【0034】スティフナ36は、長手方向各側端のブロ
ック用取付部50及びマニホルド用取付部52・54の
機関用取付孔56及びマニホルド用取付孔58・60に
機関用取付ボルト38及びマニホルド用取付ボルト40
・42を夫々挿通し、機関側取付部30及びマニホルド
側取付部32・34の図示しない機関側取付孔及びマニ
ホルド側取付孔に螺着することにより、夫々シリンダブ
ロック4及び吸気マニホルド12に取付けられる。これ
により、吸気マニホルド12は、スティフナ36により
シリンダブロック4に支持される。
【0035】このスティフナ36は、取付部材44と補
強部材46との2部材により形成され、これら取付部材
44と補強部材46とを曲げ加工して固着することによ
り内部に中空部72を形成している。
【0036】スティフナ36は、内部に形成した中空部
72の長手方向中間部位の中間断面積S1を長手方向各
側端の各側端断面積S2・S3よりも大に形成したこと
により、曲げやねじれに対する剛性を高めて軽量化する
ことができるとともに、大なる中間断面積S1の中空部
72によりスティフナ36自体の共振周波数を上げるこ
とにより機関運転時に共振して振動が大となる周波数帯
をはずし共振周波数の振幅を小さくすることができ、セ
ンサ類(図示せず)への悪影響を排除することができ
る。
【0037】また、スティフナ36は、図6に示す如
く、長手方向各側端のブロック用取付部50及びマニホ
ルド用取付部52・54を結ぶ線L6よりも、長手方向
中間部位をシリンダブロック4に近接する側に突出させ
て設けていることにより、シリンダブロック4から離間
する側に突出されることがなく、他部品との干渉を回避
することができ、レイアウト的に有利である。
【0038】また、スティフナ36は、単純な曲げ構造
の取付部材44と補強部材46との2部材を固着して形
成している簡単な構造であることにより、複雑な型や高
圧のプレス加工機を要することなく容易に製造でき、簡
単な構造であるにもかかわらかず剛性を高めて吸気マニ
ホルド12の振動を抑制することができる。
【0039】さらに、スティフナ36は、図7に示す如
く、内燃機関2のクランク軸線C方向の一側に偏倚させ
て設けられたサージタンク24に連設される各分岐管1
4〜20の、ボディ用取付フランジ26に近接する側の
分岐管18・20に取付けて支持していることにより、
ボディ用取付フランジ26に取付けられたスロットルボ
ディ28の振動を抑制し得て、このスロットルボディ2
8に設けられたセンサ類(図示せず)への悪影響を回避
することができる。
【0040】また、スティフナ36のブロック用取付部
50は、補強用平板部64に設けた締付座を確保する切
除部66両側の各側固着部68・70によって壁構造が
形成されることにより、平板形状であるにもかかわらず
剛性を高めることができる。スティフナ36のマニホル
ド用取付部52・54については、この実施例において
は各側固着部68・70によって壁構造を形成していな
いが、ブロック用取付部50と同様の壁構造を形成する
ことにより剛性を高めることができる。
【0041】なお、この実施例においては、スティフナ
36をブロック用取付部50とマニホルド用取付部52
・54との下側1点及び上側2点により取付けている
が、スティフナ36を下側1点及び上側1点、または、
下側2点及び上側2点、あるいは、下側2点及び上側1
点により取付けることもできる。
【0042】また、この実施例においては、吸気マニホ
ルド12を1つのスティフナ36によりシリンダブロッ
ク4に支持したが、図8・図9に示す如く、サージタン
ク24のボディ用取付フランジ26をシリンダヘッド6
に第2のスティフナ74によって支持することもでき
る。この場合には、サージタンク24を、その軸線C1
に対して、第1のスティフナ36の軸線C2と第2のス
ティフナ74の軸線C3とシリンダヘッド6に取付けら
れた分岐管20の軸線C4との3方向から支持すること
により、支持剛性をさらに高めて振動の抑制を向上する
ことができる。
【0043】さらに、この実施例においては、スティフ
ナ36の取付用平板部48の長手方向各側端に夫々取付
用平板部48と同一平面上にブロック用取付部50及び
マニホルド用取付部52・54を設けているが、図10
〜図13に示す如く、取付用平板部48の面に対してマ
ニホルド用取付部52・54の各面が夫々交差するよう
に傾斜させて設けることもできる。
【0044】
【発明の効果】このように、この発明の内燃機関用吸気
系の支持構造は、スティフナの曲げやねじれに対する剛
性を高めて軽量化することができるとともにスティフナ
自体の共振周波数を上げることにより機関運転時に共振
して振動が大となる周波数帯をはずし共振周波数の振幅
を小さくすることができ、また、簡単な構造で剛性を高
めることができるとともに振動を抑制することができ、
簡単な構造により製造が容易であり、他部品との干渉を
回避することができる。
【0045】このため、この支持構造は、長くなりがち
なスティフナ自体の共振周波数を上げることにより機関
運転時に共振して振動が大となる周波数帯をはずし振動
を抑制し得て、大なる中間断面積を有する空間部による
内部損失により共振周波数の減衰を果たし得て、構造を
大形化することなくスティフナの剛性を高め得て、吸気
マニホルドの振動を低減し得て、大きな配設スペースを
要することなく取付け得て、中空構造としたことにより
軽量化を果たし得て、簡単な構造により低コストに製造
し得て、シリンダブロックから離間する側に突出される
ことがなく、レイアウトの自由度を高め得て、積み重ね
やすく梱包においても有利となし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すスティフナの側面図で
ある。
【図2】スティフナの正面図である。
【図3】図2のIII−III線による断面図である。
【図4】スティフナの斜視図である。
【図5】スティフナの分解斜視図である。
【図6】内燃機関の背面図である。
【図7】図6の内燃機関の側面図である。
【図8】この発明の変形例を示す内燃機関の正面図であ
る。
【図9】図8の内燃機関の側面図である。
【図10】この発明の別の実施例を示すスティフナの平
面図である。
【図11】図10のスティフナの正面図である。
【図12】図11の矢印XIIによる部分側面図であ
る。
【図13】スティフナの側面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 12 吸気マニホルド 14〜20 分岐管 24 サージタンク 28 スロットルボディ 30 機関側取付部 32 ・34 マニホルド側取付部 36 スティフナ 44 取付部材 46 補強部材 48 取付用平板部 50 ブロック用取付部 52・54 マニホルド用取付部 62 突出部 64 補強用平板部 66 切除部 68・70 固着部 72 中空部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用吸気系の吸気マニホルドをス
    ティフナによりシリンダブロックに支持して設けた内燃
    機関用吸気系の支持構造において、前記スティフナは前
    記内燃機関のシリンダブロック及び吸気マニホルド方向
    に向かって延びる長手方向に長い中空部を形成して設
    け、この中空部は長手方向中間部位の中間断面積を長手
    方向各側端の各側端断面積よりも大に形成して設けたこ
    とを特徴とする内燃機関用吸気系の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記スティフナは、前記シリンダブロッ
    ク及び吸気マニホルド方向に向かって延びる長手方向中
    間部位をこの長手方向と交差する前記シリンダブロック
    に近接する側に突出させて設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の内燃機関用吸気系の支持構造。
  3. 【請求項3】 前記スティフナは、前記シリンダブロッ
    ク及び吸気マニホルドに夫々取付けられる取付部材とこ
    の取付部材に固着される補強部材との2部材により形成
    して設け、前記取付部材は前記シリンダブロック及び吸
    気マニホルド方向に向かって延びる長手方向に長い一定
    幅の取付用平板部を設け、この取付用平板部の長手方向
    各側端に夫々ブロック用取付部及びマニホルド用取付部
    を設け、前記ブロック用取付部に近接する取付用平板部
    の長手方向中間部位を前記シリンダブロックに近接する
    側に突出させて突出部を設け、前記補強部材は前記シリ
    ンダブロック及び吸気マニホルド方向に向かって延びる
    長手方向に長い一定幅の補強用平板部を設け、この補強
    用平板部の幅方向両側から長手方向全長にわたり前記取
    付用平板部に向かって突出される各側固着部を設け、前
    記取付部材の取付用平板部に前記補強部材の各側固着部
    を固着して設けたことを特徴とする請求項1に記載の内
    燃機関用吸気系の支持構造。
JP22020797A 1997-07-31 1997-07-31 内燃機関用吸気系の支持構造 Pending JPH1150922A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6619148B2 (en) 2000-03-15 2003-09-16 Thk Co., Ltd. Lubricant supply device and rolling member screw apparatus using same

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US6619148B2 (en) 2000-03-15 2003-09-16 Thk Co., Ltd. Lubricant supply device and rolling member screw apparatus using same

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