JPH1150899A - 蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents
蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置Info
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Abstract
場合に、燃料圧力を効率良く低下させ、安定した燃焼を
確保しうる蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置を提供す
る。 【解決手段】ディーゼルエンジン1のインジェクタ2は
各気筒共通のコモンレール4に接続され、コモンレール
4は供給配管5を介してサプライポンプ6に接続されて
いる。インジェクタ2は、その電磁弁3が駆動されるこ
とにより、各気筒♯1〜♯4への燃料噴射を実行するの
みならず、電磁弁3が駆動された当初の間(無効噴射時
間)は、燃料を開放しコモンレール4内の燃料圧力を低
下させうる機構を有する。電子制御装置51は、最終噴
射量が「0」であり、かつ、実際の燃圧が目標燃圧を超
えている場合に、無効噴射制御時間の間、無効噴射制御
を実行し、これにより、コモンレール4内の燃圧は低下
する。無効噴射制御時間は、燃料温度が低いほど長い値
に設定される。
Description
ン等に用いられる蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置に
関するものである。
噴射装置の1つとして、蓄圧式燃料噴射装置が知られて
いる。この装置は、コモンレールと称される蓄圧配管
に、サプライポンプからの高圧燃料を蓄圧し、これをイ
ンジェクタの開弁によりエンジンの各気筒に噴射するも
のである。
−191865号公報に開示されたものが知られてい
る。この技術においては、サプライポンプから圧送され
る燃料量が制御されることでコモンレール内の燃料圧力
が制御され、また、インジェクタが所定時間開弁される
ことで、所定の燃料が噴射される。さらに、この技術に
おいては、燃料が噴射される過程において、インジェク
タにオン信号が出力されてから実際に噴射が開始される
までの間に、所定の遅延時間が発生する。つまり、この
遅延時間の間は噴射は実行されない(無効噴射時間)。
ルの下流側に方向切換弁が設けられている。そして、コ
モンレール内の燃料圧力が目標圧力よりも大きくなった
場合には、前記方向制御弁が制御されるとともに、無効
噴射時間未満たる一定時間の間(無効噴射制御時間)、
インジェクタにオン信号が出力される。このとき、イン
ジェクタからは燃料が噴射されず、逆に当該燃料は燃料
タンク側へリターンされる。これにより、コモンレール
内の燃料圧力は、速やかに低下することとなる。その結
果、目標圧力よりも大きい燃料圧力でもって噴射される
ことに起因する大きな燃焼音の発生等の抑制が図られ
る。
タにオン信号が出力されてから実際に噴射が開始される
までの間の時間(無効噴射時間)は、インジェクタ、方
向制御弁等の構成上、燃料の粘度や、燃料圧力等の運転
状態によって異なる。これは、燃料の粘度や、燃料圧力
等が異なれば、燃料の流れやすさが異なってくるからで
ある。例えば、燃料の粘度が高い(燃料温度が低い場
合)場合や、燃料圧力が低い場合には、無効噴射時間は
大きくなる傾向にある。これにもかかわらず、上記従来
技術においては、無効噴射制御時間は一定時間とされて
いた。そのため、そのときどきのエンジンの運転状態に
応じた無効噴射時間よりも、無効噴射制御時間が非常に
短いものとなってしまうおそれがあった。その結果、コ
モンレール内の燃料圧力の降圧時間が長くなってしま
い、効率良く燃料圧力を低下させることができなくなっ
てしまうおそれがあった。
のであって、その目的は、蓄圧式エンジンの燃料噴射制
御装置において、蓄圧配管内の燃料圧力が目標圧力以上
となった場合に、燃料圧力を効率良く低下させ、安定し
た燃焼を確保することのできる蓄圧式エンジンの燃料噴
射制御装置を提供することにある。
め、請求項1に記載の発明においては、サプライポンプ
から高圧燃料が供給され、該高圧燃料を蓄圧する蓄圧配
管と、前記蓄圧配管に接続され、自身が駆動されること
によりエンジンの気筒に燃料を噴射するとともに、自身
が駆動された当初の無効噴射時間の間は燃料を開放し前
記蓄圧配管内の燃料圧力を低下させうる機構を有する燃
料噴射手段と、前記蓄圧配管内の燃料圧力を検出する燃
圧検出手段を含んでなり、エンジンの状態を検出するた
めの状態検出手段と、前記状態検出手段の検出結果に基
づき、目標噴射時間を算出する目標噴射時間算出手段
と、前記目標噴射時間算出手段の算出結果に基づき、前
記燃料噴射手段を制御して、前記蓄圧配管からの燃料を
気筒に噴射する噴射制御手段と、前記状態検出手段の検
出結果に基づき、目標燃圧を算出する目標燃圧算出手段
と、前記燃圧検出手段により検出された実際の燃料圧力
が前記目標燃圧算出手段により算出された目標燃圧以上
となったとき、所定の無効噴射制御時間の間、前記燃料
噴射手段を制御して、前記蓄圧配管内の燃料圧力を低下
させる燃圧低下制御手段とを備えた蓄圧式エンジンの燃
料噴射制御装置であって、前記状態検出手段の検出結果
に基づき、前記無効噴射制御時間を設定する無効噴射制
御時間設定手段を設けたことをその要旨としている。
1に記載の蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置におい
て、前記無効噴射制御時間設定手段は、前記状態検出手
段により検出された燃料の粘度が高いほど、前記無効噴
射制御時間を長く設定するものであることをその要旨と
している。
項1又は2に記載の蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置
において、前記無効噴射制御時間設定手段は、前記燃圧
検出手段により検出された燃料圧力が低いほど、前記無
効噴射制御時間を長く設定するものであることをその要
旨としている。
項1から3のいずれかに記載の蓄圧式エンジンの燃料噴
射制御装置において、前記燃圧低下制御手段による前記
蓄圧配管内の燃料圧力の低下制御は、少なくともエンジ
ンのクランキング状態から完爆状態に切換わったときに
行われるものであることをその要旨としている。
項1から4のいずれかに記載の蓄圧式エンジンの燃料噴
射制御装置において、前記エンジンは、ディーゼルエン
ジンであることをその要旨としている。
ば、サプライポンプから蓄圧配管に高圧燃料が供給さ
れ、該高圧燃料が蓄圧配管に蓄圧される。蓄圧配管に接
続された燃料噴射手段が駆動されることにより、エンジ
ンの気筒に燃料が噴射される。また、燃料噴射手段が駆
動された当初の無効噴射時間の間は、燃料が開放され、
これにより、蓄圧配管内の燃料圧力が低下しうる。
燃料圧力が検出され、状態検出手段により、エンジンの
状態が検出される。さらに、状態検出手段の検出結果に
基づき、目標噴射時間算出手段では目標噴射時間が算出
され、その算出結果に基づき、噴射制御手段では、燃料
噴射手段が制御されて、蓄圧配管からの燃料が気筒に噴
射される。
づき、目標燃圧算出手段では目標燃圧が算出される。そ
して、前記燃圧検出手段により検出された実際の燃料圧
力が目標燃圧算出手段により算出された目標燃圧以上と
なったとき、燃圧低下制御手段によって、所定の無効噴
射制御時間の間、燃料噴射手段が制御される。これによ
り、蓄圧配管内の燃料圧力が低下させられる。
手段によって、状態検出手段の検出結果に基づき、前記
無効噴射制御時間が設定される。このため、無効噴射時
間は、エンジンの状態に応じて異なるが、本発明によれ
ば状態に応じて設定された最大限の無効噴射制御時間の
間、蓄圧配管内の燃料圧力が低下させられる。従って、
そのときどきの状態に応じた最大限の圧力低下が図られ
ることとなる。
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記無効噴射制御
時間設定手段では、状態検出手段により検出された燃料
の粘度が高いほど、前記無効噴射制御時間が長く設定さ
れる。ここで、燃料の粘度が高いほど、実際の無効噴射
時間は長くなる傾向にあるが、本発明によれば、その長
くなる無効噴射時間に合わせて無効噴射制御時間が長く
設定される。従って、その分だけ、より多くの単位時間
当たりの圧力低下が図られる。
請求項1、2に記載の発明の作用に加えて、前記無効噴
射制御時間設定手段では、燃圧検出手段により検出され
た燃料圧力が低いほど、無効噴射制御時間が長く設定さ
れる。ここで、燃料圧力が低いほど、実際の無効噴射時
間は長くなる傾向にあるが、本発明によれば、その長く
なる無効噴射時間に合わせて無効噴射制御時間が長く設
定される。従って、その分だけ、より多くの単位時間当
たりの圧力低下が図られる。
請求項1から3に記載の発明の作用に加えて、前記燃圧
低下制御手段による前記蓄圧配管内の燃料圧力の低下制
御は、少なくともエンジンのクランキング状態から完爆
状態に切換わったときに行われる。ここで、エンジンの
クランキング状態にあるときには、高い燃料圧力が要求
されるが、完爆状態に切換われば、エンジンの始動は完
了しており、燃料圧力を低くする必要性がある。本発明
によれば、かかる必要性の下において上記作用が確実に
奏される。
請求項1から4に記載の発明の作用に加えて、前記エン
ジンは、ディーゼルエンジンである。このため、始動時
等において、特に高圧の燃料が必要とされるディーゼル
エンジンにおいて、上記作用が奏されることとなる。
ジンの燃料噴射制御装置をディーゼルエンジンのそれに
具体化した一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
された蓄圧式ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置を
示す概略構成図である。ディーゼルエンジン1には、複
数の気筒(本実施の形態では4つの気筒)♯1〜♯4が
設けられており、各気筒♯1〜♯4の燃焼室に対して燃
料噴射手段を構成するインジェクタ2が配設されてい
る。インジェクタ2からディーゼルエンジン1の各気筒
♯1〜♯4への燃料噴射は、噴射制御用の電磁弁3のオ
ン・オフにより制御される。
としてのコモンレール4に接続されており、前記噴射制
御用の電磁弁3が開いている間、コモンレール4内の燃
料がインジェクタ2より各気筒♯1〜♯4に噴射される
ようになっている。前記コモンレール4には、連続的に
燃料噴射圧に相当する比較的高い圧力が蓄積される必要
があり、特に始動時においてはなおさらである。そのた
め、コモンレール4は、供給配管5を介してサプライポ
ンプ6の吐出ポート6aに接続されている。また、供給
配管5の途中には、逆止弁7が設けられている。この逆
止弁7の存在により、サプライポンプ6からコモンレー
ル4への燃料の供給が許容され、かつ、コモンレール4
からサプライポンプ6への燃料の逆流が規制されるよう
になっている。
を介して燃料タンク8に接続されており、その途中には
フィルタ9が設けられている。サプライポンプ6は、燃
料タンク8からフィルタ9を介して燃料を吸入する。ま
た、これととともに、サプライポンプ6は、ディーゼル
エンジン1の回転に同期する図示しないカムによってプ
ランジャを往復運動せしめて、燃料圧力を要求される所
定圧にまで高める。そして、サプライポンプ6は、高圧
燃料をコモンレール4に供給する。
a近傍には、圧力制御弁10が設けられている。この圧
力制御弁10は、吐出ポート6aからコモンレール4の
方へ吐出される燃料圧力(ひいては吐出量)を制御する
ためのものである。この圧力制御弁10が開かれること
により、吐出ポート6aから吐出されない分の余剰燃料
が、サプライポンプ6に設けられたリターンポート6c
からリターン配管11を経て燃料タンク8へと戻される
ようになっている。
吸気通路13及び排気通路14がそれぞれ接続されてい
る。吸気通路13には図示しないスロットルバルブが設
けられており、該バルブの開閉により、燃焼室内に導入
される吸入空気の流量が調整されるようになっている。
は、グロープラグ16が配設されている。このグロープ
ラグ16は、エンジン1の始動直前にグローリレー16
aに電流を流すことにより自身を赤熱させ、これに燃料
噴霧の一部を吹きつけて着火・燃焼を促進させる始動補
助装置のことである。
2は、その電磁弁3が駆動されることにより、各気筒♯
1〜♯4への燃料噴射を実行するのみならず、電磁弁3
が駆動された当初の間(以下、これを「無効噴射時間」
と称する)は、燃料を開放し前記コモンレール4内の燃
料圧力を低下させうる機構を有している。ここで、当該
機構について説明する。
のケーシング61には、供給ポート62が設けられてお
り、前記コモンレール4からの燃料が供給配管63を通
って、ケーシング61の下部に形成された下部燃料溜ま
り室64に導入されるようになっている。また、ケーシ
ング61の最下部には、下部燃料溜まり室64に連通し
うるノズル孔65が形成されている。さらに、前記供給
ポート62は、オリフィス66を介して、上部燃料溜ま
り室67に連通されている。そして、下部燃料溜まり室
64及び上部燃料溜まり室67には、1本のノズルニー
ドル68が摺動可能に設けられている。
に、先端部69、大径部70、小径部71及びピストン
部72によって構成されており、大径部70は下部燃料
溜まり室64の上側部分を、ピストン部72は上部燃料
溜まり室67の下側部分を上下方向に摺動しうる。小径
部71の周囲には、ニードル用スプリング73が設けら
れており、該スプリング73の付勢力により、ノズルニ
ードル68は、常には図の下方に付勢されている。これ
により、常にはノズルニードル68の先端部69は、ノ
ズル孔65の近傍の着座部74に当接した状態となって
いる。
フィス75を介して電磁弁収容室76に連通されてい
る。前記電磁弁3は、弁体77、ソレノイド78及び弁
体用スプリング79等によって構成されており、これら
は電磁弁収容室76に収容されている。すなわち、弁体
77は、電磁弁収容室76の下部に設けられているとと
もに、弁体用スプリング79は、この弁体77及び電磁
弁収容室76の天井部分に当接するようにして設けられ
ており、常には、弁体77を下方に付勢している。これ
により、常には、この付勢された弁体77によってオリ
フィス75が塞がれており、上部燃料溜まり室67及び
電磁弁収容室76間の連通が遮断されている。ソレノイ
ド78は、自身が励磁された際に、弁体用スプリング7
9の付勢力に抗して弁体77を図の上方に引き上げるた
めのものである。弁体77の上部はフランジ状に形成さ
れており、該フランジ部分に透孔77aが形成されてい
る。また、前記ケーシング61には、電磁弁収容室76
からの燃料を逃がすためのリターンポート80が形成さ
れており、所定条件下において、このリターンポート8
0から、余剰燃料がリターン配管11を経て燃料タンク
8へと戻されるようになっている。なお、前記ニードル
用スプリング73が設けられている空間と、電磁弁収容
室76との間は連通路81によって連通されている。こ
のため、ニードル用スプリング73が設けられている空
間に少しずつ洩れ出る燃料は、該連通路81を通って電
磁弁収容室76に流れ、ひいては透孔77、リターンポ
ート80を通ってリターン配管11の方へと少しずつ流
れるようになっている。
の動作について説明すると、図2(a)に示すように、
まず、ソレノイド78が励磁されていない状態において
は、弁体用スプリング79の付勢力によって弁体77が
下方に付勢され、上部燃料溜まり室67及び電磁弁収容
室76間の連通が遮断される。このため、かかる状況下
においては、供給ポート62からの燃料は、下部燃料溜
まり室64及び上部燃料溜まり室67に対し均等に供給
されることとなり、圧力のバランスが保たれる。従っ
て、ノズルニードル68は、ニードル用スプリング73
の付勢力によって下方に付勢され、ノズルニードル68
の先端部69は、ノズル孔65の近傍の着座部74に当
接した状態が維持される。そのため、この場合には、ノ
ズル孔65から燃料が噴射されることがなく、かつ、上
部燃料溜まり室67からの燃料がリターンポート80を
通って速やかに流れ出ることはない。
弁体用スプリング79の付勢力に抗して弁体77が上方
へ移動し、上部燃料溜まり室67及び電磁弁収容室76
間が連通される。そして、その後しばらくの間は、イン
ジェクタ2は図2(b)に示すような挙動を示す。すな
わち、弁体77が上方へ移動することから、上部燃料溜
まり室67内の燃料は、透孔77aを通ってリターンポ
ート80からリターン配管11へと流れる。このとき、
ソレノイド78が励磁されてからしばらくの間は、下部
燃料溜まり室64の燃料圧力と上部燃料溜まり室67の
燃料圧力との差は、未だニードル用スプリング73の付
勢力よりも小さい。このため、ノズルニードル68は移
動することなく、その先端部69は着座部74に当接し
たままとなる。従って、この状態においては、ノズル孔
65から燃料が噴射されることがなく、かつ、上部燃料
溜まり室67からの燃料がリターンポート80を通って
速やかに流れ出る。この期間が、無効噴射時間である。
んどん抜けて、下部燃料溜まり室64の燃料圧力と上部
燃料溜まり室67の燃料圧力との差が、ニードル用スプ
リング73の付勢力よりも大きくなった場合には、図2
(c)に示すように、下部燃料溜まり室64の燃料圧力
によってノズルニードル68が上動する。これにより、
その先端部69は着座部74から離間し、下部燃料溜ま
り室64とノズル孔65とが連通する。その結果、ノズ
ル孔65から高圧燃料が噴射されることとなる。
ることにより、インジェクタ2は再度図2(a)の状態
になり、燃料噴射が終了する。つまり、ソレノイド78
の励磁時間が無効噴射時間未満の間であれば、上記図2
(b)の状態から図2(c)の状態に移行することはな
いため、燃料が噴射されることがなく、上部燃料溜まり
室67からの燃料がリターンポート80を通って速やか
に流れ出るのみとなる。
態を検出するために、以下の各種センサ等が設けられて
おり、これらは、本実施の形態において、状態検出手段
を構成している。すなわち、図1に示すように、アクセ
ルペダル15の近傍には、アクセル開度ACCPを検出
するためのアクセルセンサ21が設けられ、該センサ2
1の近傍には、アクセルペダル15の踏込量がゼロの場
合に全閉信号を出力する全閉スイッチ22が設けられて
いる。
びバキュームスイッチングバルブ(VSV)18を介し
て、吸気圧センサ23が設けられている。この吸気圧セ
ンサ23により、吸気通路13の内部における吸気の圧
力(吸気圧PM)が検出される。
ブロックには、その冷却水の温度(冷却水温THW)を
検出するための水温センサ24が設けられている。併せ
て、ディーゼルエンジン1には、同エンジン1を始動さ
せるためのスタータ19が設けられている。このスター
タ19には、その作動状態を検知するスタータスイッチ
25が設けられている。スタータスイッチ25は、ディ
ーゼルエンジン1の始動時において運転者によりイグニ
ッションスイッチ(図示略)がOFF位置の状態からス
タート位置まで操作され、スタータが作動しているとき
(クランキング状態にあるとき)にスタータ信号STA
を「オン」として出力する。また、ディーゼルエンジン
1の始動が完了して(完爆状態となって)、イグニッシ
ョンスイッチがスタート位置からON位置まで戻される
と、スタータスイッチ25は、スタータ信号STAを
「オフ」として出力する。
温度THFを検出するための燃温センサ26が設けられ
ている。本実施の形態において、燃温センサ26によっ
て、燃料の粘度に相当するパラメータが検出されるよう
になっている。また、前記コモンレール4には、該コモ
ンレール4内の燃料の圧力(燃圧PC)を検出するため
の燃圧検出手段としての燃圧センサ27が設けられてい
る。
ルエンジン1のクランクシャフト(図示略)に設けられ
たパルサの近傍には、NEセンサ28が設けられてい
る。さらに、クランクシャフトの回転は、吸気弁31及
び排気弁32を開閉動作させるためのカムシャフト(図
示略)にタイミングベルト等を介して伝達される。この
カムシャフトは、クランクシャフトの1/2回転の回転
速度で回転するよう設定されている。このカムシャフト
に設けられたパルサの近傍には、Gセンサ29が設けら
れている。そして、本実施の形態では、これら両センサ
28,29から出力されるパルス信号により、エンジン
回転数NE、クランク角CA、各気筒♯1〜♯4の上死
点(TDC)が算出されるようになっている。
エンジン1の各種制御を司るための電子制御装置(EC
U)51が設けられており、このECU51により、目
標噴射時間算出手段、噴射制御手段、目標燃圧算出手
段、燃圧低下制御手段及び無効噴射制御時間設定手段が
構成されている。
3のブロック図に従って説明する。ECU51は、中央
処理制御装置(CPU)52、所定のプログラムやマッ
プ等を予め記憶した読出専用メモリ(ROM)53、C
PU52の演算結果等を一時記憶するランダムアクセス
メモリ(RAM)54、予め記憶されたデータ等を保存
するバックアップRAM55、タイマカウンタ56等を
備えているとともに、入力インターフェース57及び出
力インターフェース58等を備えている。また、上記各
部52〜56と入力インターフェース57及び出力イン
ターフェース58とは、バス59によって接続されてい
る。
サ23、水温センサ24、燃温センサ26、燃圧センサ
27等は、それぞれバッファ、マルチプレクサ、A/D
変換器(いずれも図示せず)を介して入力インターフェ
ース57に接続されている。また、NEセンサ28、G
センサ29は、波形整形回路を介して入力インターフェ
ース57に接続されている。さらに、全閉スイッチ2
2、スタータスイッチ25は入力インターフェース57
に直接接続されている。
の信号を入力インターフェース57を介して読み込むよ
うになっている。また、電磁弁3、圧力制御弁10及び
VSV18は、それぞれ駆動回路(図示せず)を介して
出力インターフェース58に接続されている。CPU5
2は、入力インターフェース58を介して読み込んだ入
力値に基づき、前記電磁弁3、圧力制御弁10及びVS
V18等を好適に制御するようになっている。
により実行される制御のうち、燃料噴射制御について説
明する。まず、図4は、ECU51により実行される
「無効噴射制御時間算出ルーチン」を示すフローチャー
トである。このルーチンは、無効噴射が実行されるに際
し採用される無効噴射制御時間τVを算出するためのも
のであって、例えばクランク角毎の割り込みで実行され
る。
1は、まずステップ101において、別途のルーチン
(後述する「電磁弁制御ルーチン」)で算出されている
現在の目標噴射量QFINCが「0」であるか否かを判
断する。そして、目標噴射量QFINCが「0」でない
場合には、通常時の燃料噴射制御を実行するべく、無効
噴射制御時間τVを算出することなく、その後の処理を
一旦終了する。
「0」の場合には、現在燃料を噴射する必要がないもの
と判断してステップ102へ移行する。ステップ102
においては、燃温センサ26から読み込んだ燃料温度T
HFに基づき、燃温補正係数KTHFを算出する。ここ
で、燃温補正係数KTHFの算出に際しては、図5に示
すようなマップが参酌される。すなわち、そのときどき
の燃料温度THFが低い場合には、燃料の粘度は高い。
この場合には、燃料は流れにくくなる傾向にあり上述し
た無効噴射時間が長くなる傾向にあることから、燃温補
正係数KTHFは大きい値に設定される。また、燃料温
度THFが高い場合には、燃料の粘度は低い。この場合
には、燃料は流れやすくなる傾向にあり上述した無効噴
射時間が短くなる傾向にあることから、燃温補正係数K
THFは小さい値に設定される。
51は、燃圧センサ27から読み込んだ燃圧PCに基づ
き、燃圧補正係数KPCを算出する。ここで、燃圧補正
係数KPCの算出に際しては、図6に示すようなマップ
が参酌される。すなわち、そのときどきの燃圧PCが低
い場合には、燃料は流れにくくなる傾向にあり上述した
無効噴射時間が長くなる傾向にあることから、燃圧補正
係数KPCは大きい値に設定される。また、燃圧PCが
高い場合には、燃料は流れやすくなる傾向にあり上述し
た無効噴射時間が短くなる傾向にあることから、燃圧補
正係数KPCは小さい値に設定される。
51は、予め定められた基準無効噴射制御時間τV0に
対し、今回算出した燃温補正係数KTHF及び燃圧補正
係数KPCを乗算した値を、最終的な無効噴射制御時間
τVとして設定し、その後の処理を一旦終了する。
ルーチン」においては、燃料温度THFが低いほど、無
効噴射制御時間τVは長い値に設定される。次に、EC
U51により実行される上記電磁弁3(ソレノイド7
8)の制御内容について説明する。すなわち、図7は、
ECU51により実行される「電磁弁制御ルーチン」を
示すフローチャートであって、例えば所定クランク角毎
の割り込みで実行される。
51は、まずステップ201において、そのときどきの
運転状態に応じた目標燃圧PFINを算出する。また、
ステップ202においては、そのときどきのエンジン回
転数NE、アクセル開度ACCP等に基づき、基準噴射
量QBASEを算出するとともに、続くステップ203
において、エアコンの作動状況、冷間始動時か否か、パ
ワーステアリングの作動状況等に応じた噴射補正項QC
ORを算出する。
1は、今回算出した基準噴射量QBASE及び噴射補正
項QCORに基づき、最終噴射量QFINCを算出す
る。また、続くステップ205においては、燃圧センサ
27の検出結果に基づき、実際の燃圧PCを読み込む。
1は、現在算出されている最終噴射量QFINCが
「0」よりも大きいか否かを判断する。そして、最終噴
射量QFINCが「0」よりも大きくない、つまり
「0」の場合には、ステップ207へ移行する。
だ実際の燃圧PCが、今回算出された目標燃圧PFIN
を超えているか否かを判断する。そして、実際の燃圧P
Cが目標燃圧PFINを超えている場合には、実際の燃
圧PCを速やかに低下させる必要があるものとしてステ
ップ208に移行する。
[図2(b)参照]を実行するべく、上記「無効噴射制
御時間算出ルーチン」で算出された無効噴射制御時間τ
Vを最終的な電磁弁3(ソレノイド78)の通電時間T
QFINとして設定し、その後の処理を一旦終了する。
合、或いは、ステップ207で否定判定された場合、す
なわち、最終噴射量QFINCが「0」よりも大きい場
合、或いは、実際の燃圧PCが目標燃圧PFINを超え
ていない場合には、実際の燃料噴射[図2(c)参照]
を実行するべくステップ209へ移行する。
れた燃圧PC及び今回算出された目標噴射量QFINC
に基づき、最終的な電磁弁3(ソレノイド78)の通電
時間TQFINを算出し、設定する。なお、この場合の
通電時間TQFINの算出に際しては、燃圧PC及び目
標噴射量QFINCに対し、予め通電時間TQFINが
設定されている図示しないマップが参酌される。そし
て、ECU51はその後の処理を一旦終了する。
においては、最終噴射量QFINCが「0」であり、か
つ、実際の燃圧PCが目標燃圧PFINを超えている場
合に、無効噴射制御が実行される。
て説明する。 ・本実施の形態によれば、最終噴射量QFINCが
「0」であり、かつ、実際の燃圧PCが目標燃圧PFI
Nを超えている場合に、無効噴射制御が実行され、これ
により、コモンレール4内の燃圧PCは低下しうる。
51によって、無効噴射制御時間τVが最終的な電磁弁
3(ソレノイド78)の通電時間TQFINとして設定
される。本実施の形態では、この無効噴射制御時間τV
は、燃料温度THFが低いほど長い値に設定される。こ
こで、そのときどきの燃料温度THFが低い場合には、
燃料の粘度は高い。この場合には、燃料は流れにくくな
る傾向にあり、構成上の無効噴射時間が長くなる傾向に
ある。従って、本実施の形態によれば、構成上長くなる
無効噴射時間に合わせて、最大限の無効噴射制御時間τ
Vが確保されることとなる。つまり、最大限の無効噴射
制御時間τVの間、それだけ多くの燃料がリターンポー
ト80を通ってリターン配管11へと速やかに流れ出
る。従って、コモンレール4内の燃圧PCはより速やか
に、効率良く低下しうることとなる。その結果、大きな
燃焼音の発生等を抑制することができ、燃焼状態の安定
化を図ることができる。
グ状態から完爆状態に切換わったときに、上記制御が行
われた場合には、より有効となる。すなわち、クランキ
ング状態にあるときには、高い燃料圧力が要求される
が、完爆状態に切換われば、ディーゼルエンジン1の始
動は完了しており、燃圧PCをそれまでよりも低くする
必要性がある。従って、かかる必要性の下において上記
作用効果が確実に奏される。
タ2を上記の構成とし、無効噴射制御を実行すること
で、実際の燃圧PCが目標燃圧PFINを超えている場
合に、コモンレール4内の燃圧PCを速やかに低下させ
ることができる。そのため、別途リリーフ弁等を設ける
必要がない。そのため、コストの増大を抑制することが
できる。
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の
一部を適宜に変更して次のように実施することもでき
る。 (1)上記実施の形態では、燃料温度THFに基づき、
燃温補正係数KTHFを算出し、これを基準無効噴射制
御時間τV0に乗算することで、最終的な無効噴射制御
時間τVを算出するようにした。これに対し、燃料温度
THFに基づき、直接的にマップを参照して無効噴射制
御時間τVを算出するようにしてもよい。また、燃料の
粘度に関連するパラメータとして、燃料温度THFに代
えて、他のパラメータを用いてもよい。例えば、実際の
粘度を検出してもよいし、冷却水温、吸気温等を用いて
もよい。
Cに基づいて無効噴射制御時間τVを算出するようにし
てもよい。この場合、燃圧PCが低いほど、無効噴射制
御時間τVが長く設定される。つまり、燃圧PCが低い
ほど、実際の無効噴射時間は長くなる傾向にあるが、こ
のような設定によれば、その長くなる無効噴射時間に合
わせて無効噴射制御時間τVが長く設定される。従っ
て、その分だけ、より多くの単位時間当たりの圧力低下
が図られ、効率良く燃圧PCの低下を図ることができ
る。
パラメータ)及び燃圧PCの双方によって無効噴射制御
時間τVを算出するようにしてもよい。 (3)上記実施の形態では、ディーゼルエンジン1の運
転状態下において無効噴射制御を実行するようにした
が、エンジン1の非運転時においても、実行することが
できる。例えば、イグニッションがオフの状態にあり、
かつ、メインリレー(ECU51の電源)がオン状態に
ある場合には、無効噴射制御時間τVを算出し、無効噴
射制御を実行するようにしてもよい。かかる場合におい
ても、コモンレール4内の燃圧PCを効率良く低下させ
ることができる。
ンジン1に本発明を具体化したが、ディーゼルエンジン
1に限定されず、ガソリンエンジンにおいても本発明を
具体化できる。
2内部に電磁弁3を設ける構成としたが、外部に設ける
ようにしてもよい。また、例えば、特開平2−1918
65号公報に開示されたインジェクタ及び方向制御弁を
用いることとしてもよい。
蓄圧配管からサプライポンプへの燃料の逆流を規制する
逆流規制手段を備えた蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装
置において、蓄圧配管内の燃料圧力が高い状態から低い
状態に制御される際に、大きな燃焼音の発生が発生して
しまうのを抑制することができるという優れた効果を奏
する。
式エンジンの燃料噴射制御装置を示す概略構成図。
はソレノイドが励磁されない状態を、(b)は無効噴射
状態を、(c)実際の噴射状態をそれぞれ示す断面図。
出ルーチン」を示すフローチャート。
すマップ。
プ。
ン」を示すフローチャート。
インジェクタ、3…電磁弁、4…蓄圧配管としてのコモ
ンレール、5…供給配管、6…サプライポンプ、10…
圧力制御弁、11…リターン配管、21…運転状態検出
手段としてのアクセルセンサ、22…運転状態検出手段
としての全閉スイッチ、23…運転状態検出手段として
の吸気圧センサ、24…運転状態検出手段としての水温
センサ、25…運転状態検出手段としてのスタータスイ
ッチ、26…運転状態検出手段としての燃温センサ、2
7…運転状態検出手段及び燃圧検出手段としての燃圧セ
ンサ、28…運転状態検出手段としてのNEセンサ、2
9…運転状態検出手段としてのGセンサ、51…目標噴
射時間算出手段、噴射制御手段、目標燃圧算出手段、燃
圧低下制御手段及び無効噴射制御時間設定手段を構成す
る電子制御装置(ECU)。
Claims (5)
- 【請求項1】 サプライポンプから高圧燃料が供給さ
れ、該高圧燃料を蓄圧する蓄圧配管と、 前記蓄圧配管に接続され、自身が駆動されることにより
エンジンの気筒に燃料を噴射するとともに、自身が駆動
された当初の無効噴射時間の間は燃料を開放し前記蓄圧
配管内の燃料圧力を低下させうる機構を有する燃料噴射
手段と、 前記蓄圧配管内の燃料圧力を検出する燃圧検出手段を含
んでなり、エンジンの状態を検出するための状態検出手
段と、 前記状態検出手段の検出結果に基づき、目標噴射時間を
算出する目標噴射時間算出手段と、 前記目標噴射時間算出手段の算出結果に基づき、前記燃
料噴射手段を制御して、前記蓄圧配管からの燃料を気筒
に噴射する噴射制御手段と、 前記状態検出手段の検出結果に基づき、目標燃圧を算出
する目標燃圧算出手段と、 前記燃圧検出手段により検出された実際の燃料圧力が前
記目標燃圧算出手段により算出された目標燃圧以上とな
ったとき、所定の無効噴射制御時間の間、前記燃料噴射
手段を制御して、前記蓄圧配管内の燃料圧力を低下させ
る燃圧低下制御手段とを備えた蓄圧式エンジンの燃料噴
射制御装置であって、 前記状態検出手段の検出結果に基づき、前記無効噴射制
御時間を設定する無効噴射制御時間設定手段を設けたこ
とを特徴とする蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の蓄圧式エンジンの燃料
噴射制御装置において、 前記無効噴射制御時間設定手段は、前記状態検出手段に
より検出された燃料の粘度が高いほど、前記無効噴射制
御時間を長く設定するものであることを特徴とする蓄圧
式エンジンの燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の蓄圧式エンジン
の燃料噴射制御装置において、 前記無効噴射制御時間設定手段は、前記燃圧検出手段に
より検出された燃料圧力が低いほど、前記無効噴射制御
時間を長く設定するものであることを特徴とする蓄圧式
エンジンの燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の蓄圧
式エンジンの燃料噴射制御装置において、 前記燃圧低下制御手段による前記蓄圧配管内の燃料圧力
の低下制御は、少なくともエンジンのクランキング状態
から完爆状態に切換わったときに行われるものであるこ
とを特徴とする蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の蓄圧
式エンジンの燃料噴射制御装置において、 前記エンジンは、ディーゼルエンジンであることを特徴
とする蓄圧式エンジンの燃料噴射制御装置。
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