JPH08232740A - ディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents

ディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置

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JPH08232740A
JPH08232740A JP7040300A JP4030095A JPH08232740A JP H08232740 A JPH08232740 A JP H08232740A JP 7040300 A JP7040300 A JP 7040300A JP 4030095 A JP4030095 A JP 4030095A JP H08232740 A JPH08232740 A JP H08232740A
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fuel
pressure
fuel injection
cylinder
diesel engine
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Hideo Naruse
英生 成瀬
Masahiko Miyaki
正彦 宮木
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コモンレール内の高圧燃料をディーゼル機関
各気筒に順次噴射供給する装置において、機関の急減速
後に生じる加速ショックを確実に防止する。 【構成】 蓄圧式燃料噴射装置では、機関の急減速時に
は燃料噴射が実行されず、コモンレール圧が低下しない
ため、加速運転移行時に機関に大量の燃料が供給されて
加速ショックが生じる。そこで、機関が加速状態に入り
(S320:YES)、低速回転状態でなく(S360:NO) 、しかも実
コモンレール圧PAが目標コモンレール圧PAより所定
値K以上大きい場合(S450:YES)には、その偏差△Pが大
きいほど燃料噴射を実行しない確率が高くなるように減
筒パターンMを設定し(S490)、燃料噴射の度に減筒パタ
ーンMに従い減筒フラグGをセット・リセットして(S42
0)、G=1のときにインジェクタからの燃料噴射を禁止
させる、減筒制御を実行する。この結果、機関の出力ト
ルクが抑制されて、加速ショックは発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料供給ポンプから圧
送されてくる燃料を蓄圧室(コモンレール)内に一旦高
圧状態で蓄え、蓄圧室内の高圧燃料をディーゼル機関に
噴射供給するディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓄圧式燃料噴射装置で
は、ディーゼル機関の運転状態(回転速度,負荷等)に
基づき、制御目標となるコモンレール内の燃料圧力(コ
モンレール圧),燃料噴射量及び燃料噴射時期を算出
し、コモンレール圧がその算出した目標コモンレール圧
力となるように燃料供給ポンプからの燃料吐出量をフィ
ードバック制御すると共に、その算出した燃料噴射量及
び燃料噴射時期に応じて、コモンレール内の高圧燃料を
ディーゼル機関に噴射供給するインジェクタを開閉制御
している。
【0003】ところで、この種の装置においては、例え
ばディーゼル機関を急減速させるために、運転者がアク
セルペダルの操作(踏込み)を一時中止すると、上記制
御目標として算出される燃料噴射量がゼロとなり、燃料
噴射弁からの燃料噴射が中止される。そして、その後、
運転者のアクセル操作によって加速状態に移行すると、
そのときの運転状態に応じて燃料噴射量及び燃料噴射時
期が設定され、燃料噴射が再開される。
【0004】ところが、このときのコモンレール圧は、
急減速に伴う燃料噴射の中止によって減圧されておら
ず、減速前の目標圧力近傍に保持されているため、減速
前と燃料噴射再開時のディーゼル機関の運転状態にもよ
るが、通常は、燃料噴射再開時のコモンレール圧が目標
コモンレール圧より高くなってしまい、インジェクタの
開弁と同時に大量の燃料が噴射されるといった問題があ
った。
【0005】そして、この状態は、コモンレール圧が目
標コモンレール圧に低下するまで継続し、その間、ディ
ーゼル機関の各気筒に順次必要以上に高い圧力の燃料が
供給されることになるため、ディーゼル機関の出力トル
クが運転者の要求に対して大きくなりすぎ、ディーゼル
機関を搭載した車両等に加速ショックが発生して、運転
者に不快感を与えてしまう。
【0006】一方、こうした急減速後の加速ショックを
防止するために、特開平2−191865号公報に開示
された装置では、インジェクタに、コモンレール側から
供給される燃料を燃料低圧室側に溢流させる経路を設
け、インジェクタ内の電磁弁をインジェクタが開弁しな
い無効噴射時間内で駆動することにより、この経路を連
通させて、コモンレール圧を低下させるようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにイ
ンジェクタから燃料を溢流させる手法では、コモンレー
ル圧を高圧から低圧まで低下させるには、インジェクタ
をその無効噴射時間内で何度も繰返し通電しなければな
らず、コモンレール圧を速やかに減圧することはできな
かった。また、その減圧特性も燃料噴射弁毎にばらつき
があるため、コモンレール圧を低下させるのに要する時
間にもばらつきがあった。
【0008】従って、上記従来の手法では、燃料噴射が
停止される減速運転が長く続く場合には、燃料噴射再開
前にコモンレール圧を低下させて、加速ショックの発生
を防止することはできるものの、例えば、高負荷運転状
態から一旦減速運転に入り、その後速やかに加速運転に
移行する、というように、ディーゼル機関の運転状態が
急変するような場合には、燃料噴射再開前にコモンレー
ル圧を充分低下させることができず、加速ショックを防
止することができないといった問題があった。
【0009】また、このようにインジェクタから燃料を
溢流させるようにした場合、通常の燃料噴射実行時にも
燃料が低圧室側に漏れ出すことから、減圧速度を早める
ためにインジェクタ内の溢流経路を大きくすると、コモ
ンレールに燃料を供給する燃料供給ポンプからの燃料吐
出量を多くしなければならず、燃料供給ポンプの大型化
を招くといった問題があり、逆に、燃料供給ポンプを小
型化するために、インジェクタ内の溢流経路を小さくす
ると、コモンレール圧の減圧に要する時間が長くなっ
て、加速ショックを更に抑制できなくなるといった問題
がある。
【0010】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
で、ディーゼル機関が急減速状態から加速運転に移行し
て燃料噴射を開始したときに生じる加速ショックを、イ
ンジェクタ等を介してコモンレール内の燃料を低圧室側
に溢流させることなく、確実に防止することのできる装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、図1に例示する
如く、燃料の吐出量を制御可能な燃料供給ポンプと、該
燃料供給ポンプから吐出された燃料を高圧状態で蓄える
蓄圧室と、該蓄圧室に蓄えられた高圧燃料をディーゼル
機関の各気筒に噴射供給する燃料噴射弁と、少なくとも
ディーゼル機関の回転速度及び負荷を検出する運転状態
検出手段と、上記蓄圧室内の実燃料圧力を検出する圧力
検出手段と、上記運転状態検出手段により検出されたデ
ィーゼル機関の運転状態に基づき、上記燃料噴射弁から
の燃料噴射量及び燃料噴射時期と上記蓄圧室内の目標燃
料圧力とを算出する制御目標算出手段と、該算出された
目標燃料圧力と上記実燃料圧力とに基づき、該実燃料圧
力が目標燃料圧力となるように上記燃料供給ポンプから
燃料を吐出させるための制御量を算出するポンプ制御量
算出手段と、を備え、上記燃料噴射弁を上記制御目標算
出手段にて算出された燃料噴射量及び燃料噴射時期に応
じて駆動制御すると共に、上記燃料供給ポンプを上記ポ
ンプ制御量算出手段にて算出された制御量に応じて駆動
制御するディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置におい
て、上記ディーゼル機関の加速時に、上記実燃料圧力が
目標燃料圧力より所定値以上高いか否かを判定し、実燃
料圧力が目標燃料圧力より所定値以上高い場合には、上
記各気筒に設けられた全燃料噴射弁のうちの任意の燃料
噴射弁からの燃料噴射を禁止する減筒制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置におい
て、減筒制御手段は、実燃料圧力と目標燃料圧力との差
圧に応じて、該差圧が大きいほど燃料噴射を禁止する燃
料噴射弁の割合が多くなるように、燃料噴射を禁止する
燃料噴射弁を設定する減筒気筒設定手段を備えたことを
特徴とする。
【0013】また次に、請求項3に記載の発明は、請求
項2に記載のディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置にお
いて、減筒気筒設定手段は、特定気筒の燃料噴射弁の燃
料噴射が連続して禁止されることのないように予め設定
された減筒パターンに従い、燃料噴射を禁止する燃料噴
射弁を設定することを特徴とする。
【0014】一方、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜請求項3のいずれか記載のディーゼル機関の蓄圧式燃
料噴射装置において、ディーゼル機関の回転速度が所定
回転速度以下の低回転時には、上記減筒制御手段による
減筒制御の実行を禁止する、減筒制御禁止手段を設けた
ことを特徴とする。
【0015】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載の蓄圧式燃料噴射装置においては、まず制御目
標算出手段が、制御目標値として、運転状態検出手段に
て検出されたディーゼル機関の回転速度及び負荷等に基
づき、燃料噴射弁からの燃料噴射量及び燃料噴射時期
と、蓄圧室内の目標燃料圧力とを算出する。すると、ポ
ンプ制御量算出手段が、その算出された目標燃料圧力
と、圧力検出手段にて検出された蓄圧室内の実燃料圧力
とに基づき、実燃料圧力が目標燃料圧力となるように燃
料供給ポンプから燃料を吐出させるための制御量を算出
する。そして、燃料噴射弁が、制御目標算出手段にて算
出された燃料噴射量及び燃料噴射時期に応じて駆動制御
され、燃料供給ポンプが、ポンプ制御量算出手段にて算
出された制御量に応じて駆動制御される。
【0016】この結果、ディーゼル機関の通常運転時に
は、蓄圧室内の実燃料圧力が、制御目標値として算出さ
れた目標燃料圧力に制御され、ディーゼル機関各気筒に
設けられた燃料噴射弁が、制御目標値として算出された
燃料噴射量及び燃料噴射時期に応じて順次開弁されて、
各気筒にはディーゼル機関の運転状態に応じた所定時期
に所定量だけ燃料が噴射供給されることになる。
【0017】一方、ディーゼル機関の加速時には、減筒
制御手段が、圧力検出手段にて検出された実燃料圧力が
目標燃料圧力より所定値以上高いか否かを判定し、実燃
料圧力が目標燃料圧力より所定値以上高い場合には、デ
ィーゼル機関の各気筒に設けられた全燃料噴射弁のうち
の任意の燃料噴射弁からの燃料噴射を禁止する。
【0018】これは、ディーゼル機関の加速運転が急減
速運転からの復帰によるものである場合には、急減速運
転中に燃料噴射が実行されずに、蓄圧室内の燃料圧力が
目標燃料圧力に比べて非常に高くなっていることがあ
り、このような場合に、燃料噴射弁を通常通り駆動制御
すると、ディーゼル機関へ必要以上に高い圧力の燃料が
供給され、その出力トルクが必要以上に高くなって加速
ショックが発生するためである。
【0019】つまり、本発明では、こうしたディーゼル
機関の運転状態の急変時に生じる加速ショックを防止す
るために、ディーゼル機関の加速時に、実燃料圧力が目
標燃料圧力より所定値以上高いか否かによって、ディー
ゼル機関が加速ショックが発生する運転状態かどうかを
判定し、加速ショックが発生する運転状態であれば、各
気筒に設けられた全燃料噴射弁のうちの任意の燃料噴射
弁からの燃料噴射を禁止する減筒制御を行なうことによ
って、ディーゼル機関の出力トルクが必要以上に高くな
るのを防止するのである。
【0020】従って、本発明によれば、ディーゼル機関
の運転状態の急変時に生じる加速ショックを確実に防止
することができる。また本発明の蓄圧式燃料噴射装置
は、従来装置のように、蓄圧室内の燃料を燃料噴射弁を
介して溢流させることによって加速ショックを防止する
ものではなく、燃料噴射弁に燃料溢流用の経路を設けた
り、燃料の溢流による蓄圧室の燃料圧力低下を補うため
に燃料供給ポンプの燃料吐出性能を上げる(換言すれ
ば、燃料供給ポンプを大きくする)必要はないため、シ
ステム全体の構成を変更することなく容易に実現でき
る。
【0021】また減筒制御は、一部の燃料噴射弁からの
燃料噴射を禁止するだけでよく、簡単且つ速やかに実行
できるため、ディーゼル機関が加速運転に入った直後か
らその出力トルクを速やかに抑制でき、従来装置に比べ
て、加速ショック防止のための制御の応答性を向上する
こともできる。
【0022】次に、請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装
置においては、減筒制御手段が減筒制御を実行するに当
たって、減筒気筒設定手段が、実燃料圧力と目標燃料圧
力との差圧に応じて、その差圧が大きいほど燃料噴射を
禁止する燃料噴射弁の割合が多くなるように、燃料噴射
を禁止する燃料噴射弁を設定する。
【0023】即ち、ディーゼル機関の運転状態の急変時
に生じる加速ショックは、減筒制御によってディーゼル
機関の出力トルクを抑えることによって、抑制できる
が、この場合、減筒制御を行なう気筒数を固定すると、
出力トルクの抑制割合が一定となり、蓄圧室の実燃料圧
力によっては、ディーゼル機関の出力トルクを充分抑制
できずに、加速ショックを充分抑制できなかったり、逆
にディーゼル機関の出力トルクを抑制し過ぎて、加速シ
ョックは発生しないものの、ディーゼル機関の加速性が
低下することがある。そこで、本発明では、実燃料圧力
と目標燃料圧力との差圧に応じて、その差圧が大きいほ
ど、燃料噴射を禁止する気筒数が多くなるように、減筒
制御を行なう燃料噴射弁を設定するのである。
【0024】この結果、本発明によれば、減筒制御を実
行しない場合に生じる加速ショックの程度に応じて、燃
料噴射を禁止する気筒数を設定することが可能となり、
加速ショックの発生を、より確実に、しかもディーゼル
機関の加速性を低下させることなく、防止することがで
きる。
【0025】また次に、請求項3に記載の蓄圧式燃料噴
射装置においては、減筒気筒設定手段が、燃料噴射を禁
止する燃料噴射弁(つまり減筒気筒)を設定するに当た
って、特定気筒の燃料噴射弁の燃料噴射が連続して禁止
されることのないように設定された減筒パターンを使用
する。
【0026】この結果、本発明によれば、減筒制御を行
なう際に、ディーゼル機関の複数の気筒のうちの特定の
気筒に対する燃料供給が禁止されて、その気筒の内壁温
度が低下し、その気筒への燃料噴射が再開されたときに
燃料が良好に燃焼せずに、排気中のHC(ハイドロカー
ボン)が増加するのを防止できる。つまり、排気中のH
Cは、ディーゼル機関のシリンダ内壁温度の低下に伴い
増加するため、減筒制御実行時に、特定気筒への燃料供
給を禁止するようにしていると、その気筒の内壁温度が
低下して、燃料噴射再開時には、その気筒からHCを多
く含む排気が排出されることになるが、本発明によれ
ば、減筒制御終了後の排気中のHCの増加を防止するこ
とができるのである。
【0027】一方、請求項4に記載のディーゼル機関の
蓄圧式燃料噴射装置においては、減筒制御禁止手段が、
運転状態検出手段にて検出されたディーゼル機関の回転
速度が所定回転速度以下の低回転時には、減筒制御手段
による減筒制御の実行を禁止する。
【0028】即ち、ディーゼル機関が急減速されてから
加速運転に入った直後には、回転速度が低下し過ぎて、
減筒制御を行なうと、エンジン停止に至ることも考えら
れる。そこで本発明では、ディーゼル機関が、減筒制御
を行なうとエンジン停止に至るような低回転状態である
とき(つまり回転速度が所定回転速度以下であるとき)
には、減筒制御を禁止するようにしているのである。
【0029】従って、本発明によれば、ディーゼル機関
の運転状態の急変時に、加速ショック防止のために減筒
制御を実行することによって、ディーゼル機関がエンジ
ン停止に至るのを防止でき、その運転を継続させること
ができる。
【0030】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は実施例の蓄圧式燃料噴射装置全体の構成
を表す概略構成図である。図2に示す如く本実施例の蓄
圧式燃料噴射装置1は、6気筒のディーゼル機関2の各
気筒に燃料を噴射供給する燃料噴射弁(インジェクタ)
3と、このインジェクタ3に供給する高圧燃料を蓄圧す
る蓄圧室(コモンレール)4と、コモンレール4に高圧
燃料を圧送する燃料供給ポンプ5と、これらを制御する
電子制御装置(ECU)6とを備える。
【0031】ECU6は、運転状態検出手段としての回
転速度センサ7及びアクセルセンサ8にて検出されるデ
ィーゼル機関2の回転速度NEやエンジン負荷を表すア
クセル開度ACCを取り込み、ディーゼル機関2の燃焼状
態がこの検出された運転状態に応じて最適となるような
燃料噴射圧を実現するための目標燃料圧力(目標コモン
レール圧PS)を算出し、コモンレール4に設けた圧力
検出手段としてのコモンレール圧センサ9にて検出され
た実燃料圧力(実コモンレール圧PA)が目標コモンレ
ール圧PSと一致するように燃料供給ポンプ5を駆動制
御する、コモンレール圧のフィードバック制御を行う。
【0032】燃料供給ポンプ5は、このECU6からの
制御指令に従って、燃料タンク10に蓄えられた燃料を
低圧ポンプ11を経て吸入し、自身の内部にて高圧に加
圧し、この加圧された高圧燃料を供給配管12を介して
コモンレール4に圧送する。一方、各インジェクタ3
は、配管13によって、高圧燃料を蓄圧したコモンレー
ル4と連結されている。そして、各インジェクタ3に配
設されたコントロール弁14を開閉動作することで、こ
のコモンレール4にて蓄圧されて目標燃料圧力となった
高圧燃料が、ディーゼル機関2の各気筒の燃焼室へ噴射
される。このインジェクタ3のコントロール弁14の開
閉動作は、ECU6からのインジェクタ制御指令に基づ
いて実行される。このインジェクタ制御指令は燃料噴射
量や燃料噴射時期を調節するためのものであって、回転
速度センサ7やアクセルセンサ8等からの検出信号に基
づいて算出され、回転速度センサ7や後述の気筒判別セ
ンサ38等の検出値に基づいて、所定のタイミングでE
CU6から出力される。なお、燃料供給ポンプ5に対す
る制御指令も回転速度センサ7や気筒判別センサ38等
からの検出値に基づいた所定のタイミングで出力され
る。
【0033】次に、燃料供給ポンプ5の構成を図3及び
図4に基づき説明する。燃料供給ポンプ5は、ハウジン
グ20と、その下端部に配設されたカム室30と、ハウ
ジング20内に配設されたポンプシリンダ21と、ポン
プシリンダ21に連通し、前記低圧ポンプ11から低圧
燃料の供給を受ける導入管22と、ポンプシリンダ21
の上端部に螺着された電磁弁60とを備える。
【0034】ポンプシリンダ21の内部にはプランジャ
23が液密を保って摺動自在に嵌挿されている。プラン
ジャ23は円柱形状をなし、その上端面はポンプシリン
ダ21の内周面とによりポンプ室24を形成する。ポン
プシリンダ21には、コモンレール4への供給配管12
が連結される吐出孔41が穿設されている。
【0035】また、ポンプシリンダ21とハウジング2
0との間には燃料溜26が形成され、導入管22からハ
ウジング20内へ導入された低圧燃料はここへ溜るよう
になっている。なお、燃料溜26は、ポンプ室24から
溢流する燃料の逃がしとしても作用する。
【0036】吐出孔41は、逆止弁42を介して吐出口
45に連通している。ポンプ室24で加圧された燃料
は、この逆止弁42の弁体43を、リターンスプリング
44の付勢力やコモンレール圧に抗して押し開くこと
で、吐出口45から供給配管12を通り、コモンレール
4に圧送されるのである。
【0037】プランジャ23の下端部は弁座35に連結
され、弁座35はプランジャスプリング27によりカム
ローラ33を備えたタペット34に押圧されている。カ
ム室30内には、ディーゼル機関2の回転速度の1/2
で回転するカム軸31が挿通され、カム軸31にはカム
ローラ33と接触するカム32が固定されている。そし
て、カム軸31の回転によりプランジャ23は、カムロ
ーラ33,タペット34を介してカム32のカムプロフ
ィルに沿って上下に往復動する。
【0038】カム32は、カムプロフィルのプランジャ
23の下死点をカム角度0度とすると、カム角度0度か
ら約30度程度までの間をカム32の外側に中心を有す
る曲率R1 の円弧状の凹曲面32cと、カム32の内側
に曲率の中心を有する曲面32dとからなり、カム角度
90度でプランジャ23が上死点に至る様なカムプロフ
ィルを有するほぼ楕円形状のものである。
【0039】ポンプシリンダ21の上端に螺着された電
磁弁60は、ポンプ室24に開口する低圧通路61を開
閉する弁体62を備えている。弁体62は、いわゆる外
開弁である。従って、弁体62は、通常はスプリング6
5によりポンプ室24内へ開いた状態となって低圧通路
61を開口する状態にあり、通電されるとスプリング6
5の付勢力に抗して移動し、低圧通路61とポンプ室2
4とを遮断する状態になる。また、弁体62は、ポンプ
室24の内部の燃料圧力を閉弁方向の圧力として受ける
ことになるので、燃料圧力が高くなるほど閉弁時のシー
ル性が良くなる。
【0040】この弁体62によって開閉される低圧通路
61は、ギャラリー63及び通路64を介して燃料溜2
6に連通している。一方、プランジャ23は、カム軸3
1の回転に伴ってポンプシリンダ21内を上下動する。
なお、プランジャ23の下降は、プランジャスプリング
27の復帰力によってなされる。
【0041】プランジャ23が下降する際に、通常開弁
状態にある電磁弁60を介して、低圧燃料が燃料溜26
からポンプ室24へと吸入される。ポンプ室24へ吸入
された燃料はプランジャ23の上昇に伴って加圧傾向に
なるが、電磁弁60が通電されていない場合は、低圧通
路61,ギャラリー63及び通路64を通って燃料溜2
6に溢流し、ポンプ室24内の燃料の実質的な加圧は行
われない。
【0042】これに対し、プランジャ23の上昇中に電
磁弁60に通電がなされると、弁体62が低圧通路61
を遮断するため、ポンプ室24内の燃料は溢流すること
ができなくなり、加圧され始める。そして、ポンプ室2
4内の燃料圧力が上昇して、逆止弁42のリターンスプ
リング44の付勢力及び弁体43に加わっているコモン
レール4の圧力に打ち勝つと、逆止弁42が押し開か
れ、高圧燃料が吐出孔41,吐出口45及び供給配管1
2を通ってコモンレール4へ圧送される。
【0043】カム軸31には、図4に示す様に、一つの
タイミングギヤ36と、ディーゼル機関2の気筒数の1
/2の個数の燃料供給ポンプ5(本実施例においては3
個)とが配設される。なお、図では便宜的に、燃料供給
ポンプの一つは省略し、2個の燃料供給ポンプ5a,5
bだけを示している。また、図3に示したものと同じ構
成には、それぞれ添字a,bを付してあるので、それら
添字a,bの付された構成の詳細な構造等は図3を参照
されたい。
【0044】タイミングギヤ36には、合計6個の突起
37が配設されている。また、タイミングギヤ36と近
接対向して、電磁ピックアップからなる気筒判別センサ
38が設けられている。タイミングギヤ36に設けられ
た突起37は、カム軸31が1回転する間の各カム32
a,32b、…の作用によって、各高圧ポンプ5a,5
b,…で実行されるプランジャ23a,23b,…の上
昇行程の開始タイミング(即ち、下死点到達時期)を気
筒判別センサ38にて検出するためのものである。この
気筒判別センサ38で検出されたタイミング信号は、E
CU6に入力される。
【0045】ECU6は、この気筒判別センサ38によ
るタイミング信号に基づいて電磁弁60a,60b,…
へ駆動パルスを出力する。この駆動パルスは、図5に示
す様に、プランジャ23の下死点位置で検出されるタイ
ミング信号を基準として、所定期間(後述の通電開始時
期)TFだけ遅れて出力される。この駆動パルスによっ
て、電磁弁60への通電が開始され、電流の立上がりの
関係で期間TCだけ遅れて弁体62の閉弁が実行され
る。その後は、プランジャ23の上昇に伴うポンプ室2
4の圧力上昇によって弁体62の閉弁状態が維持される
から、駆動パルスは短い期間TONが経過するとオフに
され、消費電力の節約がなされている。外開弁故の利点
である。
【0046】こうして弁体62が閉弁した後、プランジ
ャ23が上死点に至るまでの期間がポンプ室24内の燃
料加圧期間となり、図示ハッチングの部分の面積に比例
する量の燃料がコモンレール4へと圧送されることにな
る。従って、この図において、ハッチング面積が大きく
なるように、駆動パルスの出力時期を早くすればより多
くの燃料がコモンレール4へ圧送され、逆に出力時期を
遅くすればコモンレール4への燃料圧送量が減少する。
つまり、コモンレール4の圧力は、駆動パルスの出力時
期(通電開始時期TF)によって調節することができる
のである。
【0047】次に、このコモンレール圧,燃料噴射量,
及び燃料噴射時期を制御するためにECU6にて実行さ
れる演算処理について図6〜図8に示すフローチャート
に沿って説明する。まず図6は、ECU6おいてメイン
ルーチンとして繰り返し実行される制御量算出処理を表
わしている。
【0048】図6に示すように、この処理が開始される
と、まずS110(S:ステップを表わす)にて、回転
速度センサ7からの検出信号に基づきディーゼル機関2
の回転速度NEを算出し、続くS120にてアクセルセ
ンサ8からの検出信号をA/D変換してアクセル開度A
CCを算出する。
【0049】次にS130では、上記算出した回転速度
NEとアクセル開度ACCとに基づき、図9に示す如き目
標燃料噴射量算出マップを用いて目標燃料噴射量QSを
算出し、続くS140では、この算出された目標燃料噴
射量QSと回転速度NEとに基づいて、図10に示す如
き目標コモンレール圧算出マップを用いてコモンレール
4内の目標燃料圧力,即ち目標コモンレール圧PSを算
出する。そして最後に、S150にて、上記算出した回
転速度NEとアクセル開度ACCとに基づき、目標燃料噴
射時期を算出する周知の燃料噴射時期算出処理を実行
し、再度S110に移行する。
【0050】このように制御量算出処理では、ディーゼ
ル機関2の運転状態,即ち回転速度NE及びアクセル開
度ACCに基づき、燃料噴射制御のための目標燃料噴射量
QS,目標コモンレール圧PS及び目標燃料噴射時期を
算出する。なお、上記S130〜S150の処理は、制
御目標算出手段に相当する。
【0051】次に図7は、ディーゼル機関2の回転に同
期した割込ルーチンとして実行されるコモンレール圧制
御処理を表わしている。図7に示す如く、この処理が開
始されると、まずS210を実行し、上記制御量算出処
理にて求められた目標コモンレール圧PSと目標燃料噴
射量QSとに基づき、図11に示す如き基本通電開始時
期算出マップを用いて、電磁弁60の基本通電開始時期
TSを算出する。
【0052】また続くS220では、コモンレール圧セ
ンサ9からの検出信号に基づき実コモンレール圧PAを
検出し、この値PAと上記制御量算出処理にて求められ
た目標コモンレール圧PSとの偏差(PA−PS)に基
づき、予め設定された演算式{TB=f(PA−P
S)}を用いて、上記基本通電開始時期TSに対するフ
ィードバック補正量TBを算出する。
【0053】そして最後に、S230では、この算出さ
れたフィードバック補正量TBとS210にて算出され
た基本通電開始時期TSとを加算することにより、電磁
弁60を実際に駆動するのに使用する目標通電開始時期
TFを算出し、当該処理を一旦終了する。
【0054】つまり、このコモンレール圧制御処理は、
実コモンレール圧PAが目標コモンレール圧PSとなる
ように、燃料供給ポンプ5の制御量である目標通電開始
時期TFを算出する。なお、このコモンレール圧制御処
理はポンプ制御量算出手段に相当する。そして、ECU
6は、既述したように、気筒判別センサ38からタイミ
ング信号が入力されると、このコモンレール圧制御処理
で算出された目標通電開始時期TFだけ遅れたタイミン
グで所定パルス幅TONの駆動パルスを発生することに
より、燃料供給ポンプ5の電磁弁60への通電を開始し
て弁体62を閉弁させ、その後、プランジャ23が上死
点に至るまでの間、コモンレール4に燃料を圧送させ
る。
【0055】次に、図8は、上記制御量算出処理にて算
出された目標燃料噴射量QS及び目標燃料噴射時期に従
いインジェクタ制御指令を出力するのに先だって(換言
すれば各気筒のインジェクタ3からの燃料噴射タイミン
グに同期して)実行される、減筒制御手段としての加速
時減筒制御処理を表わしている。なお、本実施例ではデ
ィーゼル機関2の気筒数が6気筒であり、インジェクタ
制御指令は、ディーゼル機関2の2回転に6回の割りで
各気筒のインジェクタ3に順次出力されるので、この加
速時減筒制御処理は、上記気筒判別センサ38からのタ
イミング信号に同期して、ディーゼル機関2の120℃
A毎に実行される。
【0056】図8に示す如く、この処理が開始される
と、まずS310にて、現在減筒制御を実行中であるか
否かを表わす減筒制御実行フラグFがセット(F=1)
されているか否かを判断する。そして、減筒制御実行フ
ラグFがリセット(F=0)されており、現在、減筒制
御の実行中でなければ、S320に移行して、現在、デ
ィーゼル機関2が加速状態であるか否かを判断する。
【0057】このS320におけるディーゼル機関2の
加速状態の判定は、制御量算出処理にて前回算出された
目標燃料噴射量QS(i-1) が予め設定された低噴射量Q
Low以下で、しかも制御量算出手段にて算出された最新
の目標燃料噴射量QS(i) がその前回の目標燃料噴射量
QS(i-1) と比べて所定値QK以上大きいか否かを判断
することにより実行され、QS(i-1) ≦QLow 、且つ、
QS(i) >{QS(i-1)+QK} であれば、ディーゼル
機関2は加速状態にあると判断して、S330に移行
し、この条件を満足せず、ディーゼル機関2は加速状態
にないと判断すると、当該処理を一旦終了する。
【0058】次に、S330では、以降の当該処理の実
行時に減筒制御を行なうべく、減筒制御実行フラグFを
セットする。そして、続くS340にて、以降の減筒制
御を実行するのに必要な減筒フラグGをリセット(G=
0)し、更に続くS350にて、減筒ステップ番号Nに
初期値0をセットして、当該処理を一旦終了する。
【0059】なお、減筒フラグGは、次に燃料噴射すべ
き気筒のインジェクタ3に対して、実際にインジェクタ
制御指令を出力して、燃料噴射を実行させるか否かを表
わすフラグであり、ECU6は、フラグGがリセットさ
れているときには、インジェクタ制御指令を出力してイ
ンジェクタ3から燃料を噴射させ、フラグGがセット
(G=1)されているときには、インジェクタ制御指令
の出力を中止してインジェクタ3からの燃料噴射を禁止
する。
【0060】そして、本実施例では、S340にて減筒
フラグGをリセットするため、S320にてディーゼル
機関2が加速状態にあると判定された直後には、必ずイ
ンジェクタ制御指令が出力されて、次に燃料噴射すべき
気筒に対して燃料が噴射供給されることになる。これ
は、ディーゼル機関2が減速運転から加速運転に移行し
た直後に、初回から燃料噴射を禁止してしまうと、回転
速度NEを上昇させる必要があるにも関わらず、回転速
度NEが更に低下してしまい、回転速度NEのアンダー
シュートが大きくなるためである。
【0061】次に、S310にて、減筒制御実行フラグ
Fがセットされていると判断された場合には、S360
にて、ディーゼル機関2の回転速度NEが予め設定され
た基準回転速度NEL以下であるか否か、換言すればディ
ーゼル機関2が基準回転速度NEL以下の低回転で運転さ
れているか否かを判断する。そして、NE≦NELであ
り、ディーゼル機関2が低回転状態であれば、減筒制御
を実行するとエンジン停止に至る虞があるので、エンジ
ン停止を阻止するために、S460及びS470にて、
減筒制御実行フラグF及び減筒フラグGを夫々リセット
すると共に、S480にて、減筒ステップ番号Nに初期
値0を設定し、当該処理を終了する。
【0062】この結果、減筒制御を実行すべく減筒制御
実行フラグFがセットされても、ディーゼル機関2が低
回転状態で減筒制御を実行するとエンジン停止に至る虞
があるときには、減筒制御は禁止されて、ディーゼル機
関2の全気筒に順次燃料が噴射供給されることになる。
尚、このS360の処理は、減筒制御禁止手段に相当す
る。
【0063】次にS370では、減筒ステップ番号Nが
初期値0であり、現在、減筒制御の開始直後であるか否
かを判断する。そして、減筒ステップ番号Nが初期値0
で、減筒制御の開始直後であれば、S380に移行し
て、減筒パターンMのパターン番号として値4を仮設定
した後、S390に移行し、減筒ステップ番号Nが初期
値0でなく、減筒制御が既に開始されている場合には、
そのままS390に移行する。
【0064】次にS390では、減筒ステップ番号Nに
値1を加えて(インクリメント)、減筒ステップ番号N
を更新する。そして続くS400では、その更新された
減筒ステップ番号Nが8になったか否かを判断し、N=
8であれば、S410にて減筒ステップ番号Nに1をセ
ットし直した後、S420に移行し、N=8でなければ
(換言すればN≦7であれば)、そのままS420に移
行する。
【0065】ここで、減筒パターンMは、減筒制御を行
なうにあたって、各気筒のインジェクタ3を順次駆動し
てゆく噴射タイミングの何回にどれだけの割りで、しか
もどのタイミングで燃料噴射を禁止するかを表わすもの
であり、図12に示す如く、本実施例では、噴射タイミ
ングの7回分を一周期とし、そのうちの何回目の噴射タ
イミングで燃料噴射を禁止するかを表わす4種(パター
ン番号1〜4)の減筒パターンMが予め設定されてい
る。
【0066】なお、図12の各減筒パターンM(1〜
4)において、符号1は燃料噴射を禁止する噴射タイミ
ング(減筒フラグG:セット)を、符号0は燃料噴射を
実行する噴射タイミング(減筒フラグG:リセット)
を、夫々表わしており、各減筒パターンMは、そのパタ
ーン番号が大きい程、燃料噴射を禁止する噴射タイミン
グの割合が高くなるように設定されている。つまり、本
実施例では、パターン番号が4であれば、噴射タイミン
グ7回のうちの1,3,6回目の合計3回燃料噴射を禁
止し、パターン番号が3であれば1,4回目の合計2回
燃料噴射を禁止し、パターン番号が2であれば1回目だ
け燃料噴射を禁止し、パターン番号が1であれば燃料噴
射の禁止は行なわず、全ての噴射タイミングで燃料噴射
を実行するように設定されている。
【0067】また、本実施例では、一周期を噴射タイミ
ング7回分として減筒パターンMが設定されているが、
これは、一周期をディーゼル機関2の気筒数6と一致さ
せると、減筒制御実行時に特定の気筒に対する燃料噴射
が繰返し禁止されてしまうためである。つまり、減筒パ
ターンMの一周期を、ディーゼル機関2の気筒数6と互
いに素の関係にある噴射回数(本実施例では7)とする
ことにより、特定気筒に対する燃料噴射が連続して禁止
されるのを防止しているのである。
【0068】一方、減筒ステップ番号Nは、図12から
明らかな如く、現在、減筒パターンMの一周期のうちの
何番目の噴射タイミングにあるかを表わす値であり、減
筒制御開始後は、上記S390〜S410の処理によっ
て、1から7までの値に順次設定される。
【0069】次に、S420では、現在設定されている
減筒パターンM及び減筒ステップ番号Nに基づき、図1
2に示した減筒パターンのマップを用いて、減筒フラグ
Gを設定する。つまり、減筒パターンMからみて、現
在、燃料噴射を実行するタイミングであれば減筒フラグ
Gをリセットし、燃料噴射を禁止するタイミングであれ
ば減筒フラグGをセットする。そして、続くS430で
は、減筒フラグGがセットされているか否かを判断し、
減筒フラグGがセットされておらず、燃料噴射を実行す
る際には、そのまま当該処理を一旦終了し、逆に、減筒
フラグGがセットされている場合には、S440に移行
する。
【0070】S440では、実コモンレール圧PAか
ら、目標コモンレール圧PSに余裕分PKを加えた値
(PS+PK)を減じることにより、実コモンレール圧
PAと目標コモンレール圧PSとの偏差を表わす偏差デ
ータ△P{△P=PA−(PS+PK)}を算出する。
そして、続くS450では、この偏差データ△Pと、予
め設定された判定データKとを大小比較し、偏差データ
△Pが判定データKより大きい場合には、ディーゼル機
関2に加速ショックが発生すると判断して、続くS49
0に移行する。また、逆に偏差データ△Pが判定データ
K以下であれば、加速ショックは発生しないと判断し
て、減筒制御を終了すべく上記S460〜S480の処
理を実行した後、当該処理を一旦終了する。
【0071】次に、S490では、上記偏差データ△P
に基づき、偏差データ△Pが大きいほど、パターン番号
が大きくなるように、減筒パターンMを設定する。そし
て、続くS500にて、この設定された減筒パターンM
(i) が、今まで設定されていた減筒パターンM(i-1) と
一致しているか否かを判断し、一致している場合には、
そのまま当該処理を一旦終了し、逆に、一致していない
場合には、S510にて、減筒ステップ番号Nを1にセ
ットした後、当該処理を一旦終了する。
【0072】尚、このようにS490にて設定した減筒
パターンM(i) が今まで設定されていた減筒パターンM
(i-1) と一致していない場合に減筒ステップ番号Nを1
にセットするのは、現在、減筒フラグGがセットされて
おり、次に燃料噴射すべき気筒への燃料噴射が禁止され
るためである。つまり、図12に示す如く、減筒パター
ンMは、燃料噴射の禁止を行なわないパターン番号1を
除いて、減筒ステップ番号N=1の噴射タイミングで燃
料噴射を禁止するように設定されているため、減筒パタ
ーンMの変更後は、必ず減筒ステップ番号N=2の噴射
タイミングから減筒制御が実行されるようにすることに
よって、燃料噴射の禁止が連続して実行されることな
く、また変更後の減筒パターンMに正確に移行できるよ
うにしているのである。以上説明したように、本実施例
の蓄圧式燃料噴射装置1においては、目標燃料噴射量Q
Sの変化からディーゼル機関2の加速状態を判定し、デ
ィーゼル機関2が加速状態に入ると、インジェクタ3か
らの燃料噴射を間引く減筒制御を開始する。そして、減
筒制御では、減筒制御では、実コモンレール圧PAと目
標コモンレール圧PSとの偏差を表わす偏差データ△P
が判定データKより大きいとき、つまり実コモンレール
圧PAが目標コモンレール圧PSに比べて所定値(PK
+K)以上大きいときに、偏差データ△Pに応じて、偏
差データ△Pが大きいほど燃料噴射を禁止する頻度が大
きくなるように、減筒パターンMを設定し、この設定し
た減筒パターンMに従い、インジェクタ3からの燃料噴
射を禁止する。
【0073】従って、本実施例によれば、ディーゼル機
関2の運転状態が急減速状態から加速状態に変化した場
合に生じる加速ショックを確実に防止することができ
る。即ち、例えば図13に示す如く、ディーゼル機関2
が、アクセルペダルが大きく(アクセル開度ACC:大)
踏み込まれた定常運転状態aから、その踏込み量が極め
て小さい(アクセル開度ACC:小)減速状態bに急変
し、その後、アクセルペダルが除々に踏み込まれて、加
速状態c〜dに変化したような場合には、目標燃料噴射
量QSは、図9にa→b→c→dで示す如く、一旦、噴
射量0まで急変し、その後除々に増加することになり、
目標コモンレール圧PSも、図10にa→b→c→dで
示す如く、この目標燃料噴射量QSの変化と略同様に変
化する。そして、この場合、図13に示す如く、ディー
ゼル機関2の減速運転中には、実コモンレール圧(図で
は実圧力と記載)PAは、燃料供給ポンプ5内での燃料
のリークによって若干低下するものの、目標コモンレー
ル圧(図では目標圧と記載)PSの変化に追従できず、
減速運転から加速運転に移行するタイミングcでは、実
コモンレール圧PAが目標コモンレール圧PSに比べて
大きくなる。
【0074】従って、ディーゼル機関2が加速状態c〜
dに変化してから、通常通り各気筒のインジェクタ3か
ら燃料噴射を実行させると、ディーゼル機関2の出力ト
ルクが大きくなりすぎ、図13に点線で示す如く、回転
速度(図ではエンジン回転数と記載)NEが急上昇する
加速ショックが発生するが、本実施例では、ディーゼル
機関2が加速状態c〜dにあるとき、上記のように、実
コモンレール圧PAと目標コモンレール圧PSとの偏差
を表わす偏差データ△Pに従い、インジェクタ3からの
燃料噴射を間引く減筒制御を実行するので、実コモンレ
ール圧PAが目標コモンレール圧PSに比べて大きくな
っていても、それに応じて、ディーゼル機関2の出力ト
ルクを抑制でき、加速ショックの発生を防止できるよう
になるのである。
【0075】また本実施例によれば、こうしたディーゼ
ル機関2の運転状態の急変時に生じる加速ショックを防
止するために、従来装置のように、インジェクタ3に燃
料溢流用の経路を設けて、インジェクタ3をコモンレー
ル4内の燃料を溢流可能に構成するとか、燃料の溢流に
よるコモンレール4内の燃料圧力低下を補うために燃料
供給ポンプ5を大型化する、といった必要はない。従っ
て、システム全体の構成を変更することなく容易に実現
できる。
【0076】また減筒制御は、インジェクタ3を駆動す
るか否か(換言すればインジェクタ制御指令を出力する
か否か)を制御することにより、簡単且つ速やかに実現
でき、従来装置のように、コモンレール圧低減のために
時間がかかるといったことはないので、加速ショック防
止のための制御の応答性を向上することもできる。
【0077】また更に、本実施例では、減筒制御を実行
するに当たって、噴射タイミングの7回分を一周期とし
て、そのうちの何回目の噴射タイミングで燃料噴射を禁
止するかを表わす減筒パターンMを使用しているため、
減筒制御が長く続くような場合であっても、特定気筒に
対する燃料噴射が連続して禁止されるのを防止でき、特
定気筒の内壁温度が低下して、その気筒からHCを多く
含む排気が排出されるのを防止することができる。
【0078】また、減筒制御の実行条件が成立する場合
であっても、ディーゼル機関2が加速状態に入った直後
は、必ず燃料噴射を実行するようにしているので、ディ
ーゼル機関2の加速状態への復帰時であるにも関わらず
回転速度NEが低下して、そのアンダーシュートが大き
くなるのを防止することもできる。
【0079】また次に、本実施例では、ディーゼル機関
2が加速状態にあると判断しても、ディーゼル機関2が
低回転状態であれば、減筒制御を禁止して、各気筒のイ
ンジェクタ3を通常通り駆動するようにされているの
で、減筒制御の実行によりディーゼル機関2がエンジン
停止に至るようなことを防止でき、ディーゼル機関2の
運転を継続させることができる。
【0080】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、こうした実施例に限定されることなく、
種々の態様をとることができる。例えば、本実施例で
は、6気筒ディーゼル機関に対して燃料供給を行なう蓄
圧式燃料噴射装置について説明したが、4気筒ディーゼ
ル機関であっても、また8気筒ディーゼル機関であって
も、本発明を適用して、上記実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0081】また、本実施例では、減筒パターンMとし
て、予め4種の減筒パターンを設定しておき、偏差デー
タ△Pの大きさに応じて、制御に使用する減筒パターン
を選択するように構成したが、減筒パターンMは、その
種類を更に増やして、減筒パターンMを偏差データ△P
に応じてより細かく切り替えるようにしてもよい。そし
てこの場合、ディーゼル機関2の出力トルクを、実コモ
ンレール圧PAと目標コモンレール圧PSとの偏差に応
じて、より高精度に抑制することができるようになり、
加速ショックの発生を防止しつつ、ディーゼル機関2の
加速性をより向上することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】 実施例のシステムを示す構成図である。
【図3】 燃料供給ポンプの構成を示す断面図である。
【図4】 燃料供給ポンプの構成を模式化した模式図で
ある。
【図5】 燃料供給ポンプの作動を説明するタイミング
チャートである。
【図6】 ECUにて実行される制御量算出処理を表す
フローチャートである。
【図7】 ECUにて実行されるコモンレール圧制御処
理を表すフローチャートである。
【図8】 ECUにて実行される加速時減筒制御処理を
表わすフローチャートである。
【図9】 目標燃料噴射量算出用のマップを表す線図で
ある。
【図10】 目標コモンレール圧算出用のマップを表す
線図である。
【図11】 基準通電開始時期算出用のマップを表す線
図である。
【図12】 減筒パターンを説明する説明図である。
【図13】 ディーゼル機関が減速運転から加速運転に
移行する際の制御動作を説明するタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1…蓄圧式燃料噴射装置 2…ディーゼル機関 3
…インジェクタ 4…コモンレール 5…燃料供給ポンプ 6…EC
U(電子制御装置) 7…回転速度センサ 8…アクセルセンサ 9…コ
モンレール圧センサ 38…気筒判別センサ 60…電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/10 380 F02D 41/10 380A F02M 47/00 F02M 47/00 E 55/02 350 55/02 350E 63/00 63/00 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の吐出量を制御可能な燃料供給ポン
    プと、 該燃料供給ポンプから吐出された燃料を高圧状態で蓄え
    る蓄圧室と、 該蓄圧室に蓄えられた高圧燃料をディーゼル機関の各気
    筒に噴射供給する燃料噴射弁と、 少なくともディーゼル機関の回転速度及び負荷を検出す
    る運転状態検出手段と、 上記蓄圧室内の実燃料圧力を検出する圧力検出手段と、 上記運転状態検出手段により検出されたディーゼル機関
    の運転状態に基づき、上記燃料噴射弁からの燃料噴射量
    及び燃料噴射時期と上記蓄圧室内の目標燃料圧力とを算
    出する制御目標算出手段と、 該算出された目標燃料圧力と上記実燃料圧力とに基づ
    き、該実燃料圧力が目標燃料圧力となるように上記燃料
    供給ポンプから燃料を吐出させるための制御量を算出す
    るポンプ制御量算出手段と、 を備え、上記燃料噴射弁を上記制御目標算出手段にて算
    出された燃料噴射量及び燃料噴射時期に応じて駆動制御
    すると共に、上記燃料供給ポンプを上記ポンプ制御量算
    出手段にて算出された制御量に応じて駆動制御するディ
    ーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置において、 上記ディーゼル機関の加速時に、上記実燃料圧力が目標
    燃料圧力より所定値以上高いか否かを判定し、実燃料圧
    力が目標燃料圧力より所定値以上高い場合には、上記各
    気筒に設けられた全燃料噴射弁のうちの任意の燃料噴射
    弁からの燃料噴射を禁止する減筒制御手段を設けたこと
    を特徴とするディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 減筒制御手段は、実燃料圧力と目標燃料
    圧力との差圧に応じて、該差圧が大きいほど燃料噴射を
    禁止する燃料噴射弁の割合が多くなるように、燃料噴射
    を禁止する燃料噴射弁を設定する減筒気筒設定手段を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載のディーゼル機関
    の蓄圧式燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 減筒気筒設定手段は、特定気筒の燃料噴
    射弁の燃料噴射が連続して禁止されることのないように
    予め設定された減筒パターンに従い、燃料噴射を禁止す
    る燃料噴射弁を設定することを特徴とする請求項2に記
    載のディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 ディーゼル機関の回転速度が所定回転速
    度以下の低回転時には、上記減筒制御手段による減筒制
    御の実行を禁止する、減筒制御禁止手段を設けたことを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載のディー
    ゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置。
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