JPH0552146A - デイーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents

デイーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置

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JPH0552146A
JPH0552146A JP4022693A JP2269392A JPH0552146A JP H0552146 A JPH0552146 A JP H0552146A JP 4022693 A JP4022693 A JP 4022693A JP 2269392 A JP2269392 A JP 2269392A JP H0552146 A JPH0552146 A JP H0552146A
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fuel
target
pressure
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fuel injection
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英生 杉本
Hiromi Sakai
宏実 酒井
Yasuhiro Takeuchi
保弘 竹内
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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    • F02D41/3809Common rail control systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置におい
て、燃料供給ポンプからコモンレールを通って燃料噴射
弁に至る燃料供給系にて燃料洩れが発生した場合に、燃
料漏れを抑制して、ディーゼル機関を安全に運転できる
ようにする。 【構成】 コモンレール圧が目標圧PFとなるよう燃料
供給ポンプからの燃料吐出量をフィードバック制御する
ための目標通電開始時期TFが基準値TL未満となった
か否かによって燃料洩れの判定を行ない(260)、燃
料洩れが発生している場合には目標通電開始時期TFと
基準値とから燃料洩れ程度△Tを求め(290)、その
値△Tが大きくなる程小さくなるよう上限値PLを決定
して(300)、コモンレールの目標圧PFの上限を制
限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料供給ポンプから圧
送されてくる燃料を蓄圧室(コモンレール)内に一旦高
圧状態で蓄え、蓄圧室内の高圧燃料をディーゼル機関に
噴射供給するディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓄圧式燃料噴射装置で
は、ディーゼル機関の運転状態(回転速度,負荷等)に
基づき、コモンレール内の燃料圧力(コモンレール
圧),燃料噴射量,及び燃料噴射時期の目標値を算出
し、コモンレール圧がその算出した目標値となるように
燃料供給ポンプからの燃料吐出量をフィードバック制御
すると共に、上記算出した燃料噴射量及び燃料噴射時期
に応じて、高圧燃料をディーゼル機関に噴射供給するイ
ンジェクタを開閉制御している(例えば、特公昭60−
60020号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置によれ
ば、コモンレール圧により燃料噴射圧を、またインジェ
クタの開弁時間及び開弁時期により燃料噴射量及び燃料
噴射時期を、夫々制御できるため、燃料噴射ポンプとノ
ズルからなる一般的な燃料噴射装置に比べて、燃料噴射
制御を緻密に行なうことができるのであるが、燃料供給
ポンプからコモンレールを通ってインジェクタに至る燃
料供給系にて燃料洩れが発生した場合、コモンレール圧
が低下するため、上記フィードバック制御により燃料供
給ポンプからの燃料の吐出量が増加し、これにより燃料
の洩れ量が更に増加する、といった悪循環に陥ることが
考えられる。
【0004】そこで本発明は、こうした燃料供給系での
燃料洩れを特別なセンサを使用することなく速やかに検
出して、燃料噴射を安全に行なうことのできる蓄圧式燃
料噴射装置を提供することを目的としてなされた。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置
は、図1に例示する如く、燃料吐出制御弁により燃料の
吐出量を調節可能な燃料供給ポンプと、該燃料供給ポン
プから吐出された燃料を高圧状態で蓄える燃料の蓄圧室
と、該蓄圧室に蓄えられた高圧燃料をディーゼル機関の
各気筒に噴射供給する燃料噴射弁と、ディーゼル機関の
回転速度及び負荷を検出する運転状態検出手段と、該運
転状態検出手段にて検出されたディーゼル機関の回転速
度及び負荷に基づき、上記燃料噴射弁からの目標燃料噴
射量及び上記蓄圧室内の目標燃料圧力を算出する制御目
標算出手段と、該算出された目標燃料圧力に基づき上記
燃料供給ポンプに備えられた燃料吐出制御弁の基本制御
量を算出する基本制御量算出手段と、上記蓄圧室内の実
燃料圧力を検出する圧力検出手段と、該検出された実燃
料圧力と上記目標燃料圧力との偏差に基づき上記基本制
御量の補正量を算出する補正量算出手段と、該算出され
た補正量と上記基本制御量とに基づき上記燃料吐出制御
弁の目標制御量を算出する目標制御量算出手段と、を備
え、上記燃料吐出制御弁及び燃料噴射弁を夫々上記目標
制御量及び目標燃料噴射量に応じて駆動するよう構成し
てなるディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置において、
上記燃料吐出制御弁の目標制御量及び上記補正量の少な
くとも一つと予め設定された基準値とを比較して、上記
燃料供給ポンプから燃料噴射弁への燃料供給系での燃料
洩れを判定する判定手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0006】また請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置
は、請求項1に記載の装置に、ディーゼル機関の定常運
転時に、上記補正量算出手段にて算出された補正量に基
づき、上記基本制御量算出手段が基本制御量を算出する
のに使用する制御量算出データを更新する制御量算出デ
ータ更新手段、を設けたことを特徴としている。
【0007】また次に請求項3に記載の蓄圧式燃料噴射
装置は、請求項1又は請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射
装置に、上記判定手段にて燃料洩れが判定されると、上
記目標制御量及び補正量の少なくとも一つと予め設定さ
れた基準値との差に応じて、上記制御目標算出手段にて
算出される目標燃料圧力及び目標燃料噴射量の少なくと
も一つの上限を制限する制御目標制限手段、を設けたこ
とを特徴としており、更に請求項4に記載の蓄圧式燃料
噴射装置は、請求項1又は請求項2に記載の蓄圧式燃料
噴射装置に、上記判定手段にて燃料洩れが判定される
と、上記制御目標算出手段における目標燃料噴射量の算
出動作を、ディーゼル機関の回転速度がアイドル回転速
度近傍の所定値になるよう目標燃料噴射量を算出する回
転制御動作に切り替える噴射量算出動作変更手段、を設
けたことを特徴としている。
【0008】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載の蓄圧式燃料噴射装置においては、まず制御目
標算出手段が、運転状態検出手段にて検出されたディー
ゼル機関の回転速度及び負荷に基づき、燃料噴射弁から
の目標燃料噴射量及び蓄圧室内の目標燃料圧力を算出す
る。すると基本制御量算出手段が、その算出された目標
燃料圧力に基づき燃料供給ポンプに備えられた燃料吐出
制御弁の基本制御量を算出し、補正量算出手段が、圧力
検出手段にて検出された蓄圧室内の実燃料圧力と目標燃
料圧力との偏差に基づき基本制御量の補正量を算出し、
目標制御量算出手段が、その算出された補正量と基本制
御量とに基づき燃料吐出制御弁の目標制御量を算出す
る。そしてこの算出された目標制御量に応じて燃料吐出
制御弁が駆動され、目標燃料噴射量に応じて燃料噴射弁
が駆動される。また判定手段が、燃料吐出制御弁の目標
制御量及び補正量の少なくとも一つと予め設定された基
準値とを比較することにより、燃料供給ポンプから燃料
噴射弁への燃料供給系での燃料洩れを判定する。
【0009】即ち、請求項1に記載の装置は、燃料圧力
が目標燃料圧力となるように燃料吐出制御弁の基本制御
量を補正して、燃料吐出制御弁を実際に駆動するための
目標制御量を算出する、所謂フィードバック制御系を構
成しており、燃料供給系に燃料洩れが発生した場合に
は、燃料の洩れ量が多くなる程、補正量が増大し、延い
ては吐出制御弁の目標制御量が増加するため、これらの
値から燃料洩れを判定することにより、燃料洩れを検出
するためのセンサを不要としているのである。
【0010】このため請求項1に記載の装置によれば、
燃料供給ポンプから燃料噴射弁への燃料供給系での燃料
洩れを、特別なセンサを使用することなく正確に検出す
ることができるようになる。なお、例えば燃料噴射弁の
動作不良等により、燃料噴射弁から制御目標算出手段に
て算出された目標燃料噴射量の燃料を噴射できなくなっ
た場合には、燃料噴射に伴う蓄圧室内の燃料の減少割合
が小さくなるため、燃料圧力が減少せず、補正量が燃料
洩れの場合とは逆方向に増大する。従って判定手段によ
り、こうした異常を検出するようにすることもできる。
【0011】次に請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置
は、請求項1に記載の装置に制御量算出データ更新手段
を設けたものであるため、請求項1に記載の各構成要素
が上記と同様に動作する他、ディーゼル機関の定常運転
時に、制御量算出データ更新手段が、補正量算出手段に
て算出された補正量に基づき基本制御量算出手段が基本
制御量を算出するのに使用する制御量算出データを更新
する。
【0012】即ち請求項2に記載の装置は、所謂学習制
御系を構成しており、請求項1に記載の装置のように燃
料吐出制御弁を単にフィードバック制御するのではな
く、補正量に基づき制御量算出データを補正することに
より、基本制御量算出手段において当該装置の経時的特
性変化等によって生じる制御誤差を含んだ最適な基本制
御量を算出できるようになる。
【0013】従って請求項2に記載の装置では、基本制
御量算出手段で目標燃料圧力に基づき算出した基本制御
量により、燃料圧力を略目標燃料圧力に制御することが
でき、補正量算出手段で算出される補正量は、通常、補
正を行なわない初期値(例えば0)から大きくずれるこ
とはなく、燃料洩れ,燃料噴射弁の動作不良等の異常発
生時にのみ、補正量が初期値から大きくずれるようにな
る。
【0014】このため請求項2に記載の装置によれば、
判定手段により、燃料供給ポンプから燃料噴射弁への燃
料供給系での燃料洩れを、特別なセンサを使用すること
なく正確に検出することができるだけでなく、判定手段
において、補正量に基づき燃料洩れを判定するようにす
れば、燃料洩れをより速やかに検出することができるよ
うになる。
【0015】また次に請求項3に記載の蓄圧式燃料噴射
装置では、請求項1又は請求項2に記載の装置におい
て、判定手段が燃料洩れを判定したとき、制御目標制限
手段により、目標制御量及び補正量の少なくとも一つと
予め設定された基準値との差に応じて、制御目標算出手
段にて算出される目標燃料圧力及び目標燃料噴射量の少
なくとも一つの上限を制限するようにしている。この理
由は以下の通りである。
【0016】まず燃料洩れが発生した場合には、蓄圧室
の目標燃料圧力が大きく、燃料供給ポンプからの燃料の
吐出量が多くなる程、燃料の洩れ量も増大する。また目
標燃料噴射量が大きくなって、燃料噴射弁からディーゼ
ル機関に噴射供給される燃料量が多くなる程、蓄圧室の
圧力が大きく低下し、蓄圧室内の燃料圧力を目標燃料圧
力に制御するための燃料供給ポンプからの燃料の吐出量
が多くなるため、燃料洩れが発生した場合には、目標燃
料噴射量が大きくなる程、燃料の洩れ量が増大する。そ
こで請求項3に記載の装置では、燃料洩れ発生時に、燃
料洩れ量に対応している目標制御量或いは補正量を用い
て、燃料洩れ量の増大の原因となる目標燃料圧力或いは
目標燃料噴射量の上限を制限することにより、燃料洩れ
を抑制する。このため請求項3に記載の装置によれば、
燃料洩れを抑制して、ディーゼル機関運転時の安全性を
向上することができる。
【0017】また更に請求項4に記載の蓄圧式燃料噴射
装置では、請求項1又は請求項2に記載の装置におい
て、判定手段が燃料洩れを判定したとき、噴射量算出動
作変更手段により、制御目標算出手段における目標燃料
噴射量の算出動作を、ディーゼル機関の回転速度と負荷
とに応じて目標燃料噴射量を算出する通常の算出動作か
ら、回転速度がアイドル回転速度近傍の所定値になるよ
うに目標燃料噴射量を算出する回転制御用の算出動作に
切り替えるようにしている。
【0018】つまり請求項4に記載の蓄圧式燃料噴射装
置においては、燃料洩れ発生時に、目標燃料噴射量の算
出を、周知のアイドル回転制御と同様の算出動作に切り
替えることにより、ディーゼル機関をアイドル回転速度
程度の低回転で運転させる。この結果、ディーゼル機関
への燃料噴射量は、ディーゼル機関を運転するのに最低
限必要な燃料量となり、目標燃料噴射量の上限を制限し
た場合と同様、燃料洩れを抑制して、安全性を向上する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は実施例の蓄圧式燃料噴射装置全体の構成
を表す概略構成図である。図に示す如く本実施例の蓄圧
式燃料噴射装置1は、6気筒のディーゼルエンジン2
と、ディーゼルエンジン2の各気筒に燃料を噴射供給す
る燃料噴射弁(インジェクタ)3と、このインジェクタ
3に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧室(コモンレー
ル)4と、コモンレール4に高圧燃料を圧送する燃料供
給ポンプ5と、これらを制御する電子制御装置(EC
U)6とを備える。
【0020】ECU6は、運転状態検出手段としての回
転速度センサ7及びアクセルセンサ8にて検出されるエ
ンジン回転速度NEやエンジン負荷を表すアクセル開度
ACCを取り込み、ディーゼルエンジン2の燃焼状態がこ
の検出された運転状態に応じて最適となるような燃料噴
射圧を実現するための目標燃料圧力(後述の最終目標コ
モンレール圧PF)を算出し、コモンレール4に設けた
圧力検出手段としてのコモンレール圧センサ9にて検出
された実燃料圧力(実コモンレール圧PA)が目標燃料
圧力と一致するように燃料供給ポンプ5を駆動制御す
る、コモンレール圧のフィードバック制御を行う。
【0021】燃料供給ポンプ5は、このECU6からの
制御指令に従って、燃料タンク10に蓄えられた燃料を
低圧ポンプ11を経て吸入し、自身の内部にて高圧に加
圧し、この加圧された高圧燃料を供給配管12を介して
コモンレール4に圧送する。各インジェクタ3は、配管
13によって、高圧燃料を蓄圧したコモンレール4と連
結されている。そして、各インジェクタ3に配設された
コントロール弁14を開閉動作することで、このコモン
レール4にて蓄圧されて目標燃料圧力となった高圧燃料
が、ディーゼルエンジン2の各気筒の燃焼室へ噴射され
る。このインジェクタ3のコントロール弁14の開閉動
作は、ECU6からのインジェクタ制御指令に基づいて
実行される。このインジェクタ制御指令は燃料噴射量や
燃料噴射時期を調節するためのものであって、回転速度
センサ7やアクセルセンサ8等からの検出信号に基づい
て算出され、回転角度センサ7や後述の気筒判別センサ
38等の検出値に基づいて、所定のタイミングでECU
6から出力される。なお、燃料供給ポンプ5に対する制
御指令も回転角度センサ7や気筒判別センサ38等から
の検出値に基づいた所定のタイミングで出力される。
【0022】次に、燃料供給ポンプ5の構成を図3及び
図4に基づき説明する。燃料供給ポンプ5は、ハウジン
グ20と、その下端部に配設されたカム室30と、ハウ
ジング20内に配設されたポンプシリンダ21と、ポン
プシリンダ21に連通し、前記低圧ポンプ11から低圧
燃料の供給を受ける導入管22と、ポンプシリンダ21
の上端部に螺着された燃料吐出制御弁としての電磁弁6
0とを備える。
【0023】ポンプシリンダ21の内部にはプランジャ
23が液密を保って摺動自在に嵌挿されている。プラン
ジャ23は円柱形状をなし、その上端面はポンプシリン
ダ21の内周面とによりポンプ室24を形成する。ポン
プシリンダ21には、コモンレール4への供給配管12
が連結される吐出孔41が穿設されている。
【0024】また、ポンプシリンダ21とハウジング2
0との間には燃料溜26が形成され、導入管22からハ
ウジング20内へ導入された低圧燃料はここへ溜るよう
になっている。なお、燃料溜26は、ポンプ室24から
溢流する燃料の逃がしとしても作用する。
【0025】吐出孔41は、逆止弁42を介して吐出口
45に連通している。ポンプ室24で加圧された燃料
は、この逆止弁42の弁体43を、リターンスプリング
44の付勢力やコモンレール圧に抗して押し開くこと
で、吐出口45から供給配管12を通り、コモンレール
4に圧送されるのである。
【0026】プランジャ23の下端部は弁座35に連結
され、弁座35はプランジャスプリング27によりカム
ローラ33を備えたタペット34に押圧されている。カ
ム室30内には、ディーゼルエンジン2の回転速度の1
/2で回転するカム軸31が挿通され、カム軸31には
カムローラ33と接触するカム32が固定されている。
そして、カム軸31の回転によりプランジャ23は、カ
ムローラ33,タペット34を介してカム32のカムプ
ロフィルに沿って上下に往復動する。
【0027】カム32は、カムプロフィルのプランジャ
23の下死点をカム角度0度とすると、カム角度0度か
ら約30度程度までの間をカム32の外側に中心を有す
る曲率R1 の円弧状の凹曲面32cと、カム32の内側
に曲率の中心を有する曲面32dとからなり、カム角度
90度でプランジャ23が上死点に至る様なカムプロフ
ィルを有するほぼ楕円形状のものである。
【0028】ポンプシリンダ21の上端に螺着された電
磁弁60は、ポンプ室24に開口する低圧通路61を開
閉する弁体62を備えている。弁体62は、いわゆる外
開弁である。従って、弁体62は、通常はスプリング6
5によりポンプ室24内へ開いた状態となって低圧通路
61を開口する状態にあり、通電されるとスプリング6
5の付勢力に抗して移動し、低圧通路61とポンプ室2
4とを遮断する状態になる。また、弁体62は、ポンプ
室24の内部の燃料圧力を閉弁方向の圧力として受ける
ことになるので、燃料圧力が高くなるほど閉弁時のシー
ル性が良くなる。
【0029】この弁体62によって開閉される低圧通路
61は、ギャラリー63及び通路64を介して燃料溜2
6に連通している。一方、プランジャ23は、カム軸3
1の回転に伴ってポンプシリンダ21内を上下動する。
なお、プランジャ23の下降は、プランジャスプリング
27の復帰力によってなされる。
【0030】プランジャ23が下降する際に、通常開弁
状態にある電磁弁60を介して、低圧燃料が燃料溜26
からポンプ室24へと吸入される。ポンプ室24へ吸入
された燃料はプランジャ23の上昇に伴って加圧傾向に
なるが、電磁弁60が通電されていない場合は、低圧通
路61,ギャラリー63及び通路64を通って燃料溜2
6に溢流し、ポンプ室24内の燃料の実質的な加圧は行
われない。
【0031】これに対し、プランジャ23の上昇中に電
磁弁60に通電がなされると、弁体62が低圧通路61
を遮断するため、ポンプ室24内の燃料は溢流すること
ができなくなり、加圧され始める。そして、ポンプ室2
4内の燃料圧力が上昇して、逆止弁42のリターンスプ
リング44の付勢力及び弁体43に加わっているコモン
レール4の圧力に打ち勝つと、逆止弁42が押し開か
れ、高圧燃料が吐出孔41,吐出口45及び供給配管1
2を通ってコモンレール4へ圧送される。
【0032】カム軸31には、図4に示す様に、一つの
タイミングギヤ36と、ディーゼルエンジン2の気筒数
の1/2の個数の燃料供給ポンプ5(本実施例において
は3個)とが配設される。なお、図では便宜的に、燃料
供給ポンプの一つは省略し、2個の燃料供給ポンプ5
a,5bだけを示している。また、図3に示したものと
同じ構成には、それぞれ添字a,bを付してあるので、
それら添字a,bの付された構成の詳細な構造等は図3
を参照されたい。
【0033】タイミングギヤ36には、合計6個の突起
37が配設されている。また、タイミングギヤ36と近
接対向して、電磁ピックアップからなる気筒判別センサ
38が設けられている。タイミングギヤ36に設けられ
た突起37は、カム軸31が1回転する間の各カム32
a,32b、…の作用によって、各高圧ポンプ5a,5
b,…で実行されるプランジャ23a,23b,…の上
昇行程の開始タイミング(即ち、下死点到達時期)を気
筒判別センサ38にて検出するためのものである。この
気筒判別センサ38で検出されたタイミング信号は、E
CU6に入力される。
【0034】ECU6は、この気筒判別センサ38によ
るタイミング信号に基づいて電磁弁60a,60b,…
へ駆動パルスを出力する。この駆動パルスは、図5に示
す様に、プランジャ23の下死点位置で検出されるタイ
ミング信号を基準パルスとして、所定期間(後述の通電
開始時期)TFだけ遅れて出力される。この駆動パルス
によって、電磁弁60への通電が開始され、電流の立上
がりの関係で期間TCだけ遅れて弁体62の閉弁が実行
される。その後は、プランジャ23の上昇に伴うポンプ
室24の圧力上昇によって弁体62の閉弁状態が維持さ
れるから、駆動パルスは短い期間TONが経過するとオ
フにされ、消費電力の節約がなされている。外開弁故の
利点である。
【0035】こうして弁体62が閉弁した後、プランジ
ャ23が上死点に至るまでの期間がポンプ室24内の燃
料加圧期間となり、図示ハッチングの部分の面積に比例
する量の燃料がコモンレール4へと圧送されることにな
る。従って、この図において、ハッチング面積が大きく
なるように、駆動パルスの出力時期を早くすればより多
くの燃料がコモンレール4へ圧送され、逆に出力時期を
遅くすればコモンレール4への燃料圧送量が減少する。
つまり、コモンレール4の圧力は、駆動パルスの出力時
期(通電開始時期TF)によって調節することができる
のである。
【0036】次に、このコモンレール圧,燃料噴射量,
及び燃料噴射時期を制御するためにECU6にて実行さ
れる制御量算出処理及びコモンレール圧制御処理につい
て図6及び図7に示すフローチャートに沿って説明す
る。制御量算出処理は、ECU6にて繰り返し実行され
るメインルーチンであり、図6に示すように、まずステ
ップ110にて回転速度センサ7からの検出信号に基づ
きエンジン回転速度NEを算出し、続くステップ120
にてアクセルセンサ8からの検出信号をA/D変換して
アクセル開度ACCを算出する。
【0037】次にステップ130では、上記算出したエ
ンジン回転速度NEとアクセル開度ACCとに基づき、図
8に示す如き目標燃料噴射量算出マップを用いて目標燃
料噴射量QSを算出する。また続くステップ140で
は、この算出された目標燃料噴射量QSとエンジン回転
速度NEとに基づいて、図9に示す如き目標コモンレー
ル圧算出マップを用いてコモンレール4内の目標燃料圧
力,即ち目標コモンレール圧(図には目標圧力と記載)
PSを算出する。なお、このステップ130及びステッ
プ140の処理は、制御目標算出手段に相当する。
【0038】次にステップ150では、後述のコモンレ
ール圧制御処理にて燃料洩れを判定したときにセットさ
れる燃料洩れ判定フラグKがセットされているか否かを
判断する。そしてこの燃料洩れ判定フラグKがリセット
状態であれば、ステップ160に移行して、上記ステッ
プ140にて求めた目標コモンレール圧PSを、制御に
実際に用いる最終目標コモンレール圧(図には最終目標
圧力と記載)PFとして設定する。
【0039】一方燃料洩れ判定フラグKがセットされて
おり、現在燃料供給系にて燃料洩れが発生している場合
には、ステップ170に移行する。そしてステップ17
0では、上記ステップ140にて求めた目標コモンレー
ル圧PSと、後述のコモンレール圧制御処理にて設定さ
れたコモンレール圧の上限値PLとを比較し、その小さ
い方を制御に用いる最終目標コモンレール圧PFとして
設定する、制御目標制限手段としての処理を実行する。
【0040】また次に続くステップ180では、上記算
出したエンジン回転速度NEとアクセル開度ACCとに基
づき、燃料噴射時期を算出する周知の燃料噴射時期算出
処理を実行し、再度ステップ110に移行する。このよ
うに制御量算出処理では、ディーゼルエンジン2の運転
状態,即ちエンジン回転速度NE及びアクセル開度ACC
に基づき、燃料噴射制御のための目標燃料噴射量QS,
最終目標コモンレール圧PF,及び燃料噴射時期を算出
する。
【0041】次にコモンレール圧制御処理は、ディーゼ
ルエンジン2の回転に同期して実行される割込ルーチン
であり、図7に示す如く、処理が開始されると、まずス
テップ210を実行し、上記制御量算出処理にて求めら
れた最終目標コモンレール圧PFと目標燃料噴射量QS
とに基づき、図10に示す如き基本通電開始時期算出マ
ップを用いて、電磁弁60の基本通電開始時期TSを算
出する、基本制御量算出手段としての処理を実行する。
【0042】また続くステップ220では、コモンレー
ル圧センサ9からの検出信号に基づき実コモンレール圧
PAを検出し、この値PAと上記制御量算出処理にて求
められた最終目標コモンレール圧PFとの偏差(PA−
PF)に基づき、予め設定された演算式{TB=f(P
A−PF)}を用いて上記基本通電開始時期TSに対す
るフィードバック補正量TBを算出する、補正量算出手
段としての処理を実行し、次ステップ230に移行す
る。
【0043】そしてステップ230では、この算出され
たフィードバック補正量TBとステップ210にて算出
された基本通電開始時期TSとを加算することにより、
電磁弁60を実際に駆動するのに使用する目標通電開始
時期TFを算出する、目標制御量算出手段としての処理
を実行する。
【0044】このように燃料供給ポンプ5からの燃料吐
出量を制御する電磁弁60の目標通電開始時期TFが算
出されると、今度はステップ240に移行し、現在ディ
ーゼルエンジン2を始動するスタータがON状態で、エ
ンジン回転速度NEが所定値以下であるか否かによっ
て、ディーゼルエンジン2の始動時を判定する。そして
このステップ240にてディーゼルエンジン2の始動時
が判定されると、ステップ310にて、燃料洩れの判定
に使用する燃料洩れ判定カウンタNをクリアし、更にス
テップ320にて燃料洩れ判定フラグKをリセットした
後、当該コモンレール圧制御処理を一旦終了する。
【0045】次にステップ240にてディーゼルエンジ
ン2の始動時が判定されなければ、続くステップ250
に移行し、現在ディーゼルエンジン2は加速中であるか
否かを判定する。この加速判定は、アクセル開度ACCの
時間当りの変化率△ACCが所定値を超えたか否かによっ
て加速突入を検出し、その加速突入から所定時間経過す
るまでの期間を、ディーゼルエンジン2が加速中である
と判定する、といった手順で行なわれ、このステップ2
50にて、ディーゼルエンジン2が加速中であると判定
されると、ステップ320にて燃料洩れ判定カウンタN
をクリアした後、当該コモンレール圧制御処理を一旦終
了する。
【0046】一方このステップ250にて、ディーゼル
エンジン2が加速中でないと判定されると、ステップ2
60に移行し、ステップ230にて求めた電磁弁60の
目標通電開始時期TFが予め設定された燃料洩れ判定用
の基準値TL未満であるかを判定する、判定手段として
の処理を実行する。そして目標通電開始時期TFが基準
値TL未満でなければ、燃料洩れは発生していないと判
断して、上記ステップ310及びステップ320を実行
した後、当該コモンレール圧制御処理を終了し、逆に目
標通電開始時期TFが基準値TL未満であれば、燃料洩
れがあると判断して、ステップ270に移行する。
【0047】なお上記ステップ240及びステップ25
0の処理は、ディーゼルエンジン2の始動時や加速時に
は目標コモンレール圧PSが急変(増加)し、最終目標
コモンレール圧PFと実コモンレール圧PAとの差が大
きくなって、ステップ260の燃料洩れ判定処理にて燃
料洩れを誤判定する可能性があるので、こうしたディー
ゼルエンジン2の運転条件下では、ステップ260の燃
料洩れ判定処理を禁止するために実行される処理であ
る。
【0048】次にステップ270では、燃料洩れ判定カ
ウンタNが所定値10であるか否かを判断し、燃料洩れ
判定カウンタNが所定値10でなければ、ステップ34
0にて燃料洩れ判定カウンタNをインクリメントした
後、当該コモンレール圧制御処理を終了し、燃料洩れ判
定カウンタNが所定値10であれば、ステップ280に
て燃料洩れ判定フラグKをセットする。
【0049】このステップ270の処理は、上記ステッ
プ240及びステップ250の処理と同様、燃料洩れの
誤判定を防止するための処理であり、本実施例では、こ
のステップ270の処理により、ステップ260にて燃
料洩れが10回判定されたとき、換言すればディーゼル
エンジン2の回転に同期した割込ルーチンである当該コ
モンレール圧制御処理が10回実行される時間燃料洩れ
が判定されたときに、燃料洩れが確実に発生していると
判定して、燃料洩れ判定フラグKをセットするようにし
ている。なおステップ270にて使用する燃料洩れ確認
用の所定値は、燃料洩れ判定の遅れ時間を決定する値と
なるため、燃料噴射装置の特性等に応じて最適値を選定
する必要がある。
【0050】こうしてステップ280にて燃料洩れ判定
フラグKがセットされると、今度はステップ290に移
行し、ステップ260にて用いた燃料洩れ判定用の基準
値TLから目標通電開始時期TFを減じることにより、
燃料洩れ程度△Tを求め、続くステップ300にて、こ
の燃料洩れ程度△Tに基づき、予め設定された演算式
{PL=f(△T)}を用いて、燃料洩れ程度△Tが大
きくなる程小さな値となるようにコモンレール圧の上限
値PLを算出し、当該コモンレール圧制御処理を終了す
る。
【0051】以上説明したように本実施例の蓄圧式燃料
噴射装置1においては、目標通電開始時期TFが予め設
定された基準値TL未満となったか否かによって燃料洩
れの判定を行ない、燃料洩れが発生している場合には、
目標通電開始時期TFと基準値とから燃料洩れ程度△T
を求め、その値△Tに基づき、燃料洩れ程度△Tが大き
くなる程小さくなるよう上限値PLを決定して、最終目
標コモンレール圧PFの上限を制限するようにされてい
る。このため、本実施例の蓄圧式燃料噴射装置1によれ
ば、燃料洩れ発生時には、コモンレール圧PAの上昇、
延いては燃料供給ポンプ5からの燃料吐出量を抑制し
て、燃料の洩れ量を減少させることができ、安全性を確
保することが可能となる。
【0052】また本実施例では、目標コモンレール圧P
Sが急変するような運転条件下,即ちディーゼルエンジ
ン2の始動時及び加速時には、燃料洩れ判定を禁止し、
しかも燃料洩れが判定された場合には、その判定回数を
カウントすることにより燃料洩れの発生を確認するよう
にしているので、燃料洩れの誤判定を防止することがで
き、燃料洩れが発生した場合にのみ、最終目標コモンレ
ール圧PFの上限を制限して燃料洩れを抑制することが
できる。
【0053】一方実コモンレール圧PAはインジェクタ
3のコントロール弁14を開いてディーゼルエンジン2
に燃料噴射を行なう度に一時的に変動するが、本実施例
では、実コモンレール圧PAの検出を行なうコモンレー
ル圧制御処理を、ディーゼルエンジン2の回転に同期し
た割込ルーチンとして実行するようにしているので、こ
の割り込みタイミングを燃料噴射タイミングからずらし
て設定することにより、燃料噴射に伴う圧力変動の影響
を受けることなくコモンレール圧制御処理を実行でき
る。
【0054】また本実施例では、エンジン停止時には、
目標通電開始時期TFが最大値となって燃料洩れ判定用
の基準値TLよりも必ず大きくなり、しかもディーゼル
エンジン2の回転と同期して燃料洩れの判定を行なうた
め、ディーゼルエンジン2の停止時に燃料洩れを誤判定
することはない。
【0055】ところで、本実施例では、3個の燃料供給
ポンプ5によりコモンレール4に高圧燃料を圧送するよ
うにしているため、特定の燃料供給ポンプ5の電磁弁6
0に断線或いは短絡等の故障が発生した場合には、他の
燃料供給ポンプ5がコモンレール4への燃料供給を補う
ように働き、目標通電開始時期TFが通常より大きな値
になって、燃料洩れを誤判定してしまうことが考えられ
る。
【0056】このためこうした誤判定を防止するため
に、例えば電磁弁60の故障数に応じて燃料洩れ判定用
の基準値TLを小さい値に変更するか、或いは電磁弁6
0の故障時には、燃料洩れの判定を禁止するようにして
もよい。なお電磁弁60の断線及び短絡は、例えば電磁
弁60への通電電流を制御する回路内に、制御電流検出
用の抵抗器を設け、その抵抗器の両端電圧を検出して、
この電圧値が所定値より大きいときを短絡、この電圧値
が所定値より小さいときを断線、と判定することにより
検出できる。また電磁弁60の断線又は短絡を検出した
場合には、その電磁弁60への通電を禁止するようにす
ればよい。
【0057】ここで上記実施例では、燃料洩れ判定時に
は、単に燃料洩れ程度△Tに応じてコモンレール圧の上
限値PLを設定するものとして説明したが、例えば図1
1に示すマップを用いて、燃料洩れ程度△TがT1 未満
の場合には上限値PLを最大値PLmax としてコモンレ
ール圧の制限は行わず、燃料洩れ程度△TがT1 以上T
2 未満の場合には燃料洩れ程度△Tの増加に対応して上
限値PLを減少させてコモンレール圧の制限を行ない、
燃料洩れ程度△TがT2 以上となると上限値PLを0と
して燃料供給ポンプ5からコモンレール4への燃料供給
を停止するようにしてもよい。
【0058】そしてこの場合、上記算出動作と同期し
て、例えば燃料洩れ程度△TがT1 未満のときには、黄
色ランプの点燈にて燃料洩れ警告を行ない、燃料洩れ程
度△TがT1 以上T2 未満のときには、赤色ランプの点
燈にて燃料洩れ警告を行ない、燃料洩れ程度△TがT2
以上のときには、赤色ランプの点滅にて燃料洩れ警告を
行なうようにすれば、燃料洩れの発生及びその程度を運
転者に報知することができるようになり、より安全性を
向上できる。なお運転者への警告は、こうしたランプの
点燈以外に、ブザーや文字表示等によっても行なうこと
ができる。
【0059】また次に上記実施例では、目標通電開始時
期TFを用いて燃料洩れを判定したが、フィードバック
補正量TBが所定値以上か否かによって燃料洩れを判定
するようにしてもよく、またこれらの組み合わせによ
り、燃料洩れを判定するようにしてもよい。
【0060】また更に上記実施例では、燃料洩れ判定時
に、制御目標となる最終目標コモンレール圧PFがこの
上限値PL以下になるように制限することにより、燃料
の洩れを抑制するようにしたが、燃料洩れ判定時には、
目標燃料噴射量QSの上限を制限するようにしてもよ
く、またこの目標燃料噴射量QSの算出動作を、エンジ
ン回転速度NEが所定のアイドル回転速度となるように
算出する、周知のアイドルスピードコントロール(IS
C)或いはファーストアイドル制御等のエンジン回転フ
ィードバック制御に切り替えるようにしてもよく、更に
これら各制御を組み合わせて実行するようにしてもよ
い。
【0061】なお、目標燃料噴射量QSの上限を制限す
る場合には、例えば上記実施例と同様に、燃料洩れ程度
△Tに基づき目標燃料噴射量QSの上限値QLを設定
し、目標燃料噴射量QSがこの上限値QLを越えないよ
うにする方法、図8に示した目標燃料噴射量算出マップ
を用いて目標燃料噴射量QSを求める際に使用するアク
セル開度ACCの上限を例えば50%以下に制限する方
法、或いは目標燃料噴射量算出マップの特性を変更する
方法等、種々の方法が適用できる。
【0062】また上記のように目標燃料噴射量QSの算
出動作をエンジン回転フィードバック制御に切り替える
ようにした場合、ディーゼルエンジン2の加速は禁止さ
れるが、低速回転できるので、ディーゼルエンジン2が
車両に搭載されている場合には、燃料洩れ発生時に車両
を待避走行させることができる。
【0063】また次に上記実施例では、基本通電開始時
期TSをフィードバック補正量TBにて補正して目標通
電開始時期TFを求めることにより、燃料吐出制御弁と
しての電磁弁60を制御する、本発明の請求項1に対応
したフィードバック制御系について説明したが、本発明
の請求項2に対応した学習制御を行なう場合には、コモ
ンレール圧制御処理を、例えば図12に示す如く実行す
ることにより実現できる。以下この処理について詳しく
説明する。
【0064】図12に示す如く、処理が開始されると、
前述のステップ210〜ステップ230の処理と同様、
まずステップ410にて、最終目標コモンレール圧PF
と目標燃料噴射量QSとに基づき、制御量算出データと
しての基本通電開始時期算出マップを用いて、基本通電
開始時期TSを算出し、続くステップ420にて、実コ
モンレール圧PAと最終目標コモンレール圧PFとの偏
差(PA−PF)に基づきフィードバック補正量TBを
算出し、続くステップ430にて、この算出されたフィ
ードバック補正量TBと基本通電開始時期TSとを加算
して目標通電開始時期TFを算出する。
【0065】そして続くステップ440では、上記ステ
ップ240と同様、ディーゼルエンジン2の始動時を判
定し、現在ディーゼルエンジン2の始動時であれば、ス
テップ450にて、燃料洩れの判定(但し、本実施例で
は燃料洩れ以外の異常も判定する)に使用する燃料洩れ
判定カウンタNをクリアし、更にステップ460にて燃
料洩れ判定フラグKをリセットした後、当該コモンレー
ル圧制御処理を一旦終了する。
【0066】次にステップ440にてディーゼルエンジ
ン2の始動時が判定されなければ、ステップ470に移
行し、上記ステップ250と同様、現在ディーゼルエン
ジン2は加速中であるか否かを判定する。そしてこのス
テップ470にて、ディーゼルエンジン2が加速中であ
ると判定されると、ステップ480にて燃料洩れ判定カ
ウンタNをクリアした後、当該コモンレール圧制御処理
を一旦終了する。
【0067】一方、ステップ470にて、ディーゼルエ
ンジン2が加速中でないと判定されると、ステップ49
0に移行し、ディーゼルエンジン2の冷却水温を検出す
る水温センサ等の検出結果から、現在ディーゼルエンジ
ン2が暖機中であるか否かを判断する。そしてこのステ
ップ490にて、ディーゼルエンジン2が暖機中である
と判断された場合は、ステップ500に移行し、ステッ
プ430で求めた電磁弁60の目標通電開始時期TF
が、予め設定された燃料洩れ判定用の基準値TL未満で
あるかを判定する。そして目標通電開始時期TFが基準
値TL未満でなければ、燃料洩れは発生していないと判
断して、上記ステップ450とステップ460を実行し
た後、当該処理を一旦終了し、逆に目標通電開始時期T
Fが基準値TL未満であれば、燃料洩れがあると判断し
て、ステップ510へ移行する。
【0068】ステップ510では、燃料洩れ判定カウン
タNが所定値10であるか否かを判断し、燃料洩れ判定
カウンタNが所定値10でなければ、ステップ520に
て燃料洩れ判定カウンタNをインクリメントした後、当
該処理を終了し、燃料洩れ判定カウンタNが所定値10
であれば、前述のステップ280〜ステップ300の処
理と同様、ステップ530にて燃料洩れ判定フラグKを
セットし、ステップ540にて燃料洩れ程度△Tを求
め、ステップ550にてコモンレール圧の上限値PLを
算出し、当該処理を終了する。
【0069】なお上記ステップ490からステップ55
0に至る一連の処理は、ディーゼルエンジン2の暖機過
程に対応するもので、エンジン暖機中は、燃料の温度が
低く、図2のポンプ5やインジェクタ3における摺動部
の隙間からの燃料のリーク量が安定しないため、暖機完
了後とは異なった判定条件を用いて燃料洩れを判定する
ことを目的としている。即ち、当該コモンレール圧制御
処理では、暖機完了後の燃料洩れの判定をフィードバッ
ク補正量TBを用いて行なうようにしている(後述す
る)が、上記のように暖機過程では燃料のリーク量が安
定せず、フィードバック補正量TBを用いると、燃料洩
れを誤判定する虞があるため、その判定条件を目標通電
開始時期TFに変更しているのである。
【0070】次にステップ490にて、ディーゼルエン
ジン2が暖機中でない判断された場合には、ステップ5
60に移行して、ステップ420で求めたフィードバッ
ク補正量TBの絶対値が所定値αよりも大きいか否かを
判断する。そしてこのステップ560で、フィードバッ
ク補正量TBの絶対値が所定値αより小さいと判断され
ると、燃料の洩れはないと判定して、ステップ570に
移行する。ステップ570は、学習制御を実現する前述
の制御量算出データ更新手段に相当する処理であり、ス
テップ420で求めたフィードバック補正量TBを用い
て、基本通電開始時期算出マップを更新する。なおこの
更新手順については後で詳しく説明する。そしてこのス
テップ570で基本通電開始時期算出マップが更新され
ると、ステップ500に移行し、上述したステップ50
0以降の処理を実行する。
【0071】一方、ステップ560でフィードバック補
正量TBの絶対値が所定値αより大きいと判定された場
合には、燃料供給ポンプ5からの燃料吐出量が異常に多
いか逆に異常に少ない状態である(即ち、燃料の洩れが
発生しているか、逆に噴射が行われていない可能性があ
る)ため、ディーゼルエンジン2を安全側に制御する必
要がある。そこでステップ560にて、フィードバック
補正量TBの絶対値が所定値αより大きいと判定された
場合には、上記ステップ510〜ステップ550の一連
の処理を実行する。
【0072】次にステップ570にて実行される基本通
電開始時期算出マップの更新動作について説明する。本
実施例のコモンレール圧制御処理を実行するに当たって
は、ECU6の内部に、データを書換え可能なE2 PR
OMが装着され、この中に図10に示した基本通電開始
時期算出マップの数値データ(以下マップデータとい
う)が書き込まれる。このマップデータは、図13
(a)に示す如く、目標燃料噴射量QSと最終目標コモ
ンレール圧PFとをパラメータとした2次元の表になっ
ており、目標燃料噴射量QSと最終目標コモンレール圧
コモンレール圧PFが与えられると、周知の補間計算に
より基本通電開始時期TSが得られるようにされてい
る。
【0073】即ち、例えば、目標燃料噴射量QSが表中
のQSjとQSj+1の間にあり、最終目標コモンレール
圧PFがPFiとPFi+1 の間にある場合、上記ステッ
プ420では、このマップデータから、該当点を取り囲
む4つの点、TS(i,j)、TS(i+1,j)、TS(i,j+1)、
TS(i+1,j+1)を読み込み、周知の4点補間を行なうこ
とにより基本通電開始時期TSが求められる。図14
(a)は、その算出状態を表している。
【0074】また目標通電開始時期TFは、図14
(b)に示す如く、ステップ430にて、上記のように
求めた基本通電開始時期TSにフィードバック補正量T
Bを加算することにより求められる。そこでステップ5
70では、図14(c)に示す如く、フィードバック補
正量TBに基づき、基本通電開始時期TSを取り囲む4
つの点の補正値C1,C2,C3,C4を求め、これら
各補正値C1〜C4を、各点の値TS(i,j)、TS(i+1,
j)、TS(i,j+1)、TS(i+1,j+1)に加えることにより、
基本通電開始時期算出マップを更新する。更新後のマッ
プデータを図13(b)に示す。
【0075】即ち、本実施例では、基本通電開始時期T
Sを求めた点からそれを取り囲む4つの点までの距離を
D1〜D4とし、この距離D1〜D4に応じて、フィー
ドバック補正量TBを配分して、補正値C1〜C4を求
め、各点の値を更新する。例えば、TS(i,j)点の補正
値C1は、 C1=(TB/D4)/(1/D1+1/D2+1/D3+1/D4) TS(i+1,j)点の補正値C2は、 C2=(TB/D2)/(1/D1+1/D2+1/D3+1/D4) となる。
【0076】なお上記マップデータの修正方法は、TB
に近い格子点の補正値程大きくするようにTBを内分す
る、学習制御のマップ補正方法であり、従来より多くの
方法が知られている。以上説明したように、図12のコ
モンレール圧制御処理によれば、基本通電開始時期算出
マップがフィードバック補正量TBに基づき時々刻々更
新され、常に最新の基本通電開始時期算出マップを用い
て基本通電開始時期TSが算出される。このため、イン
ジェクタ3やポンプ5における摺動部の隙間からの燃料
のリーク量が、経年変化によって大きく変化しても、ま
た燃料の性状が異なっても、これらの影響による基本通
電開始時期TSの誤差を回避することができ、フィード
バック補正量TBは常に小さい値となる。このためフィ
ードバック補正量TBの量が大きくなった場合には、こ
れは配管のゆるみや亀裂による燃料の吹出、高圧ポンプ
の異常、噴射弁の異常等、高圧ポンプの吐出すべき量と
噴射すべき量の何れかが異常ということになる。
【0077】従って図12のコモンレール圧制御処理に
よれば、フィードバック補正量TBの量が正常か異常か
を判定する基準を容易に設定でき、システムの異常が軽
微なうちに、異常を速やかに検出できる。なお図12の
コモンレール圧制御処理では、フィードバック補正量T
Bの絶対値が所定値αより大きいか否かを判定すること
により、燃料洩れを含む装置全体の異常を判定できるよ
うにしたが、フィードバック補正量TBが正の場合と負
の場合とで判定基準を異なる値に設定してもよい。また
このようにフィードバック補正量TBを正・負に分けて
異常判定を行なった場合、異常原因も特定できるため、
その原因に対応したフェイルセーフ処理を実行すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】 実施例のシステムを示す構成図である。
【図3】 燃料供給ポンプの構成を示す断面図である。
【図4】 燃料供給ポンプの構成を模式化した模式図で
ある。
【図5】 燃料供給ポンプの作動を説明するタイミング
チャートである。
【図6】 ECUにて実行される制御量算出処理を表す
フローチャートである。
【図7】 ECUにて実行されるコモンレール圧制御処
理を表すフローチャートである。
【図8】 目標燃料噴射量算出用のマップを表す線図で
ある。
【図9】 目標コモンレール圧算出用のマップを表す線
図である。
【図10】 基準通電開始時期算出用のマップを表す線
図である。
【図11】 上限値算出用のマップを表す線図である。
【図12】 学習制御を行なう場合のコモンレール圧制
御処理の一例を表すフローチャートである。
【図13】 ECU内に格納される基準通電開始時期算
出用マップの数値データを表す説明図である。
【図14】 基準通電開始時期算出用マップの更新動作
を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…蓄圧式燃料噴射装置 2…ディーゼルエンジン
3…インジェクタ 4…コモンレール 5…燃料供給ポンプ 60…電
磁弁 6…ECU 7…回転速度センサ 8…アクセルセンサ 9…コ
モンレール圧センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料吐出制御弁により燃料の吐出量を調
    節可能な燃料供給ポンプと、 該燃料供給ポンプから吐出された燃料を高圧状態で蓄え
    る燃料の蓄圧室と、 該蓄圧室に蓄えられた高圧燃料をディーゼル機関の各気
    筒に噴射供給する燃料噴射弁と、 ディーゼル機関の回転速度及び負荷を検出する運転状態
    検出手段と、 該運転状態検出手段にて検出されたディーゼル機関の回
    転速度及び負荷に基づき、上記燃料噴射弁からの目標燃
    料噴射量及び上記蓄圧室内の目標燃料圧力を算出する制
    御目標算出手段と、 該算出された目標燃料圧力に基づき上記燃料供給ポンプ
    に備えられた燃料吐出制御弁の基本制御量を算出する基
    本制御量算出手段と、 上記蓄圧室内の実燃料圧力を検出する圧力検出手段と、 該検出された実燃料圧力と上記目標燃料圧力との偏差に
    基づき上記基本制御量の補正量を算出する補正量算出手
    段と、 該算出された補正量と上記基本制御量とに基づき上記燃
    料吐出制御弁の目標制御量を算出する目標制御量算出手
    段と、 を備え、上記燃料吐出制御弁及び燃料噴射弁を夫々上記
    目標制御量及び目標燃料噴射量に応じて駆動するよう構
    成してなるディーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置におい
    て、 上記燃料吐出制御弁の目標制御量及び上記補正量の少な
    くとも一つと予め設定された基準値とを比較して、上記
    燃料供給ポンプから燃料噴射弁への燃料供給系での燃料
    洩れを判定する判定手段を設けたことを特徴とするディ
    ーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 ディーゼル機関の定常運転時に、上記補
    正量算出手段にて算出された補正量に基づき、上記基本
    制御量算出手段が基本制御量を算出するのに使用する制
    御量算出データを更新する制御量算出データ更新手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のディーゼル
    機関の蓄圧式燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 上記判定手段にて燃料洩れが判定される
    と、上記目標制御量及び補正量の少なくとも一つと予め
    設定された基準値との差に応じて、上記制御目標算出手
    段にて算出される目標燃料圧力及び目標燃料噴射量の少
    なくとも一つの上限を制限する制御目標制限手段、を備
    えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄
    圧式燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 上記判定手段にて燃料洩れが判定される
    と、上記制御目標算出手段における目標燃料噴射量の算
    出動作を、ディーゼル機関の回転速度がアイドル回転速
    度近傍の所定値になるよう目標燃料噴射量を算出する回
    転制御動作に切り替える噴射量算出動作変更手段、を備
    えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデ
    ィーゼル機関の蓄圧式燃料噴射装置。
JP02269392A 1991-04-26 1992-02-07 内燃機関の燃料噴射装置 Expired - Lifetime JP3147460B2 (ja)

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