JP5161354B2 - コモンレールシステムの異常判定装置 - Google Patents
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Description
図1は第1実施形態に係るエンジンシステムの概略構成図であり、図2は第1実施形態に係る各機器とエンジンECUとの接続状態を示すブロック図であり、図3は第1実施形態に係る異常判定部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態のエンジンシステム1は、直列4気筒ディーゼルエンジン(内燃機関:以下単にエンジンと記す)Eを中核に、エアクリーナ2や吸気管3、吸気マニホールド4等からなる吸気系と、排気マニホールド5や排気管6等からなる排気系と、コモンレール7や電子制御式の燃料噴射弁8等からなる燃料供給・噴射系(コモンレールシステム)とを備えている。本実施形態の自動車では、車室内にエンジンシステム1を統括制御するエンジンECU(Electronic Control Unit:以下、単にECUと記す)9が設置され、運転席には運転者によって操作されるアクセルペダル10が設置されている。また、エンジンEには、冷機時にシリンダヘッドを加熱するグロープラグ48が装着されている。
吸気管3と排気管6との間には可変容量型ターボチャージャ(Variable Geometry Turbocharger:以下、VGターボと記す)11が設置され、排気ガスのエネルギーによって加圧された空気がエンジンEに供給される。吸気管3に管路には、VGターボ11で加圧されて高温となった空気を冷却するインタクーラ12と、所定の運転領域でエンジンEの吸気量を絞る電動式のインテークシャッタ13とが設置されてる。また、吸気管3と吸気マニホールド4との間には、低回転低負荷運転域等で流路断面積を絞って吸気流速を高める電動式のスワールコントロール弁14が設けられている。
コモンレールシステムは、燃料タンク61内に設置されたフィードポンプ62と、燃料中の水分や不純物を分離する燃料フィルタ64と、燃料を加圧するエンジン駆動式のサプライポンプ(2気筒プランジャポンプ)65と、高圧の燃料を蓄えるコモンレール7とを主要構成要素としている。
エンジンECU9は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されている。図2に示すように、エンジンECU9には上述した各センサからの検出信号が入力する一方、エンジンECU9からは上述した各制御機器(燃料噴射弁8やVGターボ11、サプライポンプ65等)への駆動信号が出力される。なお、エンジンECU9には、上述したもの以外にも多数のセンサやエンジン制御機器が接続されているが、説明が煩雑になることを避けるためにそれらについての記載を省略する。
エンジンECU9には、図3にその概略構成を示す異常判定部(異常判定手段)91が収容されている。同図に示すように、異常判定部91は、レール圧低下判定部92と、ワキシング判定部(判定無効化手段)93と、レール圧低下判定部92およびワキシング判定部93の判定結果に基づいて燃料のリーク判定を行う燃料リーク判定部94とを有している。なお、レール圧低下判定部92は、目標レール圧とレール圧検出値との差圧が大きい場合にレール圧低下信号を出力する。ワキシング判定部93は、燃料温度が低い場合にワキシング判定信号を燃料リーク判定部94に出力するとともに吐出量低減フラグを吐出量制御部に出力する。
エンジンシステム1が起動されると、エンジンECU9は、運転者のキー操作に応じてエンジンEを始動した後、上述した各種センサの検出信号等に基づき、図示しないマップから目標燃料噴射量や目標過給圧、目標レール圧を検索/設定した後、燃料噴射弁8やVGターボ11、サプライポンプ65を駆動することでエンジンEを運転制御する。そして、本実施形態のエンジンECU9は、エンジンEの始動や運転制御と並行して、図4のフローチャートにその手順を示す燃料リーク判定処理を所定の処理インターバル(例えば、10ms)で繰り返し実行する。
異常判定部91は、燃料リーク判定処理を開始すると、先ず、図4のステップS1で、図示しないレール圧設定部から入力した目標レール圧Prtgtと、レール圧センサ75から入力したレール圧検出値Prrとの差圧ΔPrを算出した後、ステップS2で差圧ΔPrが所定のレール圧低下判定閾値(異常判定閾値)Prthを超えているか否かを判定する。そして、この判定がNoであれば、異常判定部91は、燃料系に異常が発生していないとして、ステップS3で初期値0の吐出量低減フラグFfc(後述)を0にリセットし、ステップS4で初期値0の燃料リークフラグFfl(後述)を0にリセットし(この場合、ステップS3,S4では、実際には何ら処理を行わない)、スタートに戻る。
エンジンEの運転に伴ってフィードポンプ62からサプライポンプ65に送給された燃料は、コモンレール7から燃料噴射弁8に供給された分を除いて、吐出量制御弁72やレール圧制御弁74からドレインパイプ86を経由して燃料タンク61に還流する。還流した燃料は、燃料フィルタ64に付設された燃料ヒータ71等によって加熱されているため、エンジンEの運転が継続されると燃料温度Tfは次第に上昇してくる。
第2実施形態については、燃料リーク判定処理の手順の一部を除いて上述した第1実施形態と同様の構成を採っているため、燃料リーク判定処理におけるフラグ等を含めて重複する説明を省略する。
異常判定部91は、燃料リーク判定処理を開始すると、先ず、図5のステップS11で、目標レール圧Prtgtとレール圧検出値Prrとの差圧ΔPrを算出する。次に、異常判定部91は、ステップS2で差圧ΔPrが所定のレール圧低下判定閾値(異常判定閾値)Prthを超えているか否かを判定し、この判定がNoであれば、ステップS13で吐出量低減フラグFfcを0にリセットし、ステップS14で燃料リークフラグFflも0にリセットしてスタートに戻る。
燃料温度Tfの上昇によってワキシングが解消され、差圧ΔPrが小さくなってステップS12の判定がNoになると、異常判定部91は、ステップS13で吐出量低減フラグFfcを0にリセットしてスタートに戻る。これにより、吐出量制御弁72に対する吐出量低減指令の出力が中止され、サプライポンプ65が目標レール圧Prtgt等に応じた適切な燃料の吐出を行うようになる。
7 コモンレール
8 燃料噴射弁
9 エンジンECU
65 サプライポンプ
71 燃料ヒータ
72 吐出量制御弁
73 燃温センサ
91 常判定部(異常判定手段)
92 レール圧低下判定部
93 ワキシング判定部(判定無効化手段)
94 燃料リーク判定部
E エンジン
Claims (1)
- 燃料を所定の圧力に加圧するサプライポンプと、前記サプライポンプで加圧された燃料を蓄えるコモンレールと、前記コモンレール内の燃料を内燃機関の燃焼室に噴射する燃料噴射弁と、前記コモンレール内の圧力をレール圧として検出するレール圧検出手段と、前記レール圧検出手段の検出結果と目標レール圧との比較結果に応じて前記サプライポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段とを有するコモンレールシステムに設けられるコモンレールシステムの異常判定装置において、
前記レール圧検出手段の検出結果と目標レール圧との差が所定のレール圧低下判定閾値を超えた場合、前記吐出量制御手段に前記サプライポンプの吐出量を低減させる吐出量低減手段と、
燃料の温度を検出する燃温検出手段と、
燃料リークが生じたか否かを判定する燃料リーク判定手段と
を備え、
前記燃料リーク判定手段は、
前記レール圧検出手段の検出結果と目標レール圧との差が前記レール圧低下判定閾値を超えていない場合には燃料リークが生じていないと判定し、
前記レール圧検出手段の検出結果と目標レール圧との差が前記レール圧低下判定閾値を超え、かつ前記燃温検出手段の検出結果が所定のワキシング判定閾値を超えた場合には燃料リークが生じたと判定し、
前記レール圧検出手段の検出結果と目標レール圧との差が所定のレール圧低下判定閾値を超え、かつ前記燃温検出手段の検出結果が前記ワキシング判定閾値を超えていない場合、その状態が所定時間が継続していなければ燃料リークが生じていないと判定し、その状態が所定時間が継続した場合には燃料リークが生じたと判定することを特徴とするコモンレールシステムの異常判定装置。
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