JP2017150437A - 内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法 - Google Patents

内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液化ガス燃料を燃料とする内燃機関で、吸気通路に備えたガス検出装置のゼロ点のシフトを考慮して、内燃機関の始動可否を適切に設定して始動時の異常燃焼を防止できる内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法を提供する。【解決手段】エンジン1の停止直前までにガス検出センサ30でDME燃料Fの濃度を検出して、この検出値を補正濃度Dcとして記憶するとともに、エンジン1の停止後、次のキーオン時に、キーオンの信号を受けて、ガス検出センサ30でDME燃料Fの濃度を検出して、この検出値を第1濃度D1として記憶した後、この第1濃度D1より補正濃度Dcを減算して、この減算して算出される値を第2濃度D2として記憶し、第1濃度D1と第2濃度D2に基づいて、エンジン1の始動可否を設定する制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、液化ガス燃料を燃料とする内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法に関する。
近年、ディーゼルエンジン等の内燃機関において、DME燃料(ジメチルエーテル)等の液化ガス燃料を燃料とする内燃機関が研究開発されている。
例えば、エンジンのスターター始動後に、正規の排気タイミングとは無関係に排気ポートを開閉することができる始動制御弁の下流側に備えたジメチルエーテル濃度の検出用のセンサの検出値が所定値以下になるまで、始動制御弁を開弁状態で維持しつつ、燃料噴射装置を無噴射状態に制御して、燃焼室内のジメチルエーテルをパージするジメチルエーテル用ディーゼルエンジンの始動制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この液化ガス燃料を燃料とする内燃機関において、液化ガス燃料の濃度検出用のガス検出装置を備える場合がある。
特開2001−115866号公報
本発明の目的は、液化ガス燃料を燃料とする内燃機関で、吸気通路に備えたガス検出装置のゼロ点のシフトを考慮して、内燃機関の始動可否を適切に設定して始動時の異常燃焼を防止できる内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の内燃機関は、液化ガス燃料を燃料とする内燃機関において、該内燃機関の吸気通路に液化ガス燃料の濃度を検出するガス検出装置を備えて、前記内燃機関を制御する制御装置が、前記内燃機関の停止直前までに前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を補正濃度として記憶するとともに、前記内燃機関の停止後、次のキーオン時に、キーオンの信号を受けて、前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を第1濃度として記憶した後、該第1濃度より前記補正濃度を減算して、この減算して算出される値を第2濃度として記憶し、前記第1濃度と前記第2濃度に基づいて、前記内燃機関の始動可否を設定する制御を行うように構成される。
また、上記の目的を達成するための本発明の内燃機関の制御方法は、液化ガス燃料を燃料とする内燃機関で、該内燃機関の吸気通路に備えたガス検出装置の検出値である液化ガス燃料の濃度に基づいて、内燃機関の始動可否を設定する内燃機関の制御方法において、前記内燃機関の停止直前までに前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を補正濃度として記憶するとともに、前記内燃機関の停止後、次のキーオン時に、キーオンの信号を受けて、前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を第1濃度として記憶した後、該第1濃度より前記補正濃度を減算して、この減算して算出される値を第2濃度として記憶し、前記第1濃度と前記第2濃度に基づいて、前記エンジンの始動可否を設定することを特徴とする方法である。
本発明の内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法によれば、吸気通路に備えたガス検出装置のゼロ点のシフトを考慮して、内燃機関の始動可否を適切に設定して始動時の異常燃焼を防止できる。
本発明に係る実施の形態の内燃機関の構成を模式的に示す図である。 本発明に係る実施の形態の内燃機関の制御方法の制御フローを示す図である。 第1濃度及び第2濃度と設定閾値の関係を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明に係る実施の形態の車両は、本発明に係る実施の形態の内燃機関を備えて構成され、後述する内燃機関が奏する作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
図1に示すように、本発明に係る実施の形態のエンジン(内燃機関)1は、エンジン本体10と吸気通路12と排気通路13を備えており、さらに、ターボ式過給システムのターボチャージャ(ターボ式過給器)15と、排気通路13を通過する排気ガスGの一部をEGRガスGeとして、高圧EGR通路14を経由して吸気通路12に還流させる高圧EGRシステムを備えている。
吸気通路12は、吸気マニホールド11aに接続し、上流側より順に、空気流量(MAF)センサ(図示しない)、ターボチャージャ15のコンプレッサ15b、インタークーラー16が備えられている。そして、高圧EGR通路14は、タービン15aの上流側の排気通路13とインタークーラー16の下流側の吸気通路12とを接続して備えられ、上流側より順に、EGRクーラー17、EGRバルブ18が備えられている。
大気から導入される新気Aが、必要に応じて、高圧EGR通路14から吸気通路12に流入するEGRガスGeを伴って、吸気マニホールド11aに送られて、気筒(シリンダ)内の燃焼室に燃料噴射装置(図示しない)より噴射されたDME燃料(液化ガス燃料)Fと混合圧縮されて、DME燃料Fが燃焼することで、エンジン1に動力を発生させる。そして、エンジン1での燃焼により発生した排気ガスGが、排気通路13に流出し、その一部は高圧EGR通路14にEGRガスGeとして流れ、残りの排気ガスGa(=G−Ge)は、タービン15aを経由して、排気ガス浄化処理装置(図示しない)により浄化処理された後、マフラー(図示しない)を経由して大気へ放出される。
また、エンジン本体10のクランク室10a内のブローバイガスGbを吸気通路12に還流するブローバイ還流路20が備えられている。
また、本発明の内燃機関を制御する制御装置40が備えられる。この制御装置40は、アクセル開度センサ(図示しない)やエンジン回転数検出センサ(図示しない)等の各種センサより送信された信号に基づいて、エンジン1の運転状態を制御する装置である。
本発明に係る実施の形態のエンジン1は、DME燃料(液化ガス燃料)を燃料Fとし、吸気通路12にDME燃料(液化ガス燃料)Fの濃度(単位:ppm等)を検出するガス検出センサ(ガス検出装置)30を備えたエンジン1である。
このガス検出センサ30には、炭化水素用の接触燃焼式のセンサを用いることができ、ブローバイ還流路20の接続部より下流側の吸気通路12または吸気マニホールド11aであればどの位置に備えてもよいが、吸気マニホールド11aに備えると、気筒内への吸気に含まれるDME燃料Fを確実に検出することができるのでより好ましい。なお、本実施形態では、液化ガス燃料としてDME燃料Fを用いているが、燃料として採用する液化ガス燃料の性状(比重等)に応じて、空気より軽い場合は吸気通路12または吸気マニホールド11aを構成する配管内の上側に、重い場合は下側にガス検出センサ30を備える。
本発明では、制御装置40が、エンジン1の停止直前にガス検出センサ30でDME燃料Fの濃度を検出して、この検出値を補正濃度(ゼロ点補正濃度)Dcとして記憶する。そして、エンジン1の停止後、次のキーオン時に、キーオンの信号を受けて、ガス検出センサ30でDME燃料Fの濃度を検出して、この検出値を第1濃度D1として記憶した後、この第1濃度D1より補正濃度Dcを減算して、この減算して算出される値を第2濃度D2(=D1−Dc)として記憶する。この第1濃度D1と第2濃度D2に基づいて、エンジン1の始動可否を設定する制御を行う。
補正濃度Dcは、DME燃料Fの濃度がゼロに近い値になって、ガス検出センサ30のゼロ点のシフト量が反映される値である。
また、第1濃度D1は、エンジン1の始動前にガス検出センサ30により検出される濃度であるので、ガス検出センサ30を配置した吸気マニホールド11a等に滞留し、エンジン1を始動した際に気筒内に吸引される吸気における液化ガス燃料Fの濃度となる。
また、第2濃度D2は、第1濃度D1より補正濃度Dcを減算して算出される値であるので、ガス検出センサ30のゼロ点のシフト量を考慮して算出されるエンジン1の始動前の吸気における液化ガス燃料Fの濃度となる。
次に、制御装置40が行う、第1濃度D1と第2濃度D2に基づくエンジン1の始動可否の設定制御について説明する。第1濃度D1及び第2濃度D2がともに実験等により予め設定した設定閾値Dt以上である場合(図3のケース1)には、ガス検出センサ30のゼロ点のシフトは不明であるが、吸気通路12へのDME燃料Fの漏出が発生していると判定して、エンジン1の始動(スターターモーター(図示しない)によりエンジン1を回転させて燃料噴射すること)を中止する。このとき、この燃料漏出を警告する警報(第1の警報)を発生させて、燃料漏出の情報を運転者に知らせることで、運転者が修理業者への修理手配等の対応を即時に行うことができるので好ましい。警報(第1の警報)の発生手段としては、例えば、車両の運転席に燃料漏出用の警報ランプを備えて、この警報ランプを点灯または点滅させる等がある。なお、図3では、ガス検出センサ30のゼロ点時の濃度をD0として示している。
第1濃度D1が設定閾値Dt以上で、かつ、第2濃度D2が設定閾値Dt未満である場合(図3のケース2)には、ガス検出センサ30のゼロ点のシフトを考慮して算出された第2濃度D2が基準を満たしており、吸気通路12へのDME燃料Fの漏出の虞は極めて低いが、第1濃度D1が基準を満たしておらず、ガス検出センサ30のゼロ点のシフトが発生していると判定する。この判定時には、エンジン1の始動を許可する一方で、ガス検出センサ30のゼロ点のシフトを警告する警報(第2の警報)を発生させて、ガス検出センサ30のゼロ点の調整が必要であることを運転者に知らせる。このように運転者に知らせることで、運転者はガス検出センサ30のゼロ点の調整のための対応を即時に行うことができる。警報(第2の警報)の発生手段としては、例えば、車両の運転席にガス検出センサ30のゼロ点の調整用の警報ランプを備えて、この警報ランプを点灯または点滅させる等がある。
第1濃度D1が設定閾値Dt未満で、かつ、第2濃度D2が設定閾値Dt以上である場合(図3のケース3)には、第1濃度D1が基準を満たしており、ガス検出センサ30のゼロ点のシフトが発生している虞は低いが、第1濃度D1が基準を満たしているにもかかわらず第2濃度D2が基準を満たしていないため、ガス検出センサ30が故障していると判定する。この判定時には、エンジン1の始動を中止する一方で、ガス検出センサ30の異常を警告する警報(第3の警報)を発生させて、ガス検出センサ30の修理または交換が必要であることを運転者に知らせる。このように運転者に知らせることで、運転者はガス検出センサ30の修理または交換の対応を即時に行うことができる。警報(第3の警報)の発生手段としては、例えば、車両の運転席にガス検出センサ30の故障(異常)用のランプを備えて、この警報ランプを点灯または点滅させる等がある。
なお、この場合は、第2濃度D2が基準を満たしていないことから、吸気通路12へのDME燃料Fの漏出の虞もあるので、上記の燃料漏出を警告する警報(第1の警報)も同時に発生させておくことが好ましい。
第1濃度D1及び第2濃度D2がともに設定閾値Dt未満である場合(図3のケース4)には、第1濃度D1が基準を満たしており、ガス検出センサ30のゼロ点のシフトが発生している虞はなく、かつ、第2濃度D2が基準を満たしており、ガス検出センサ30の故障や吸気通路12へのDME燃料Fの漏出の虞もないと判定する。この判定時には、エンジン1の始動を許可する。
なお、上記の設定閾値Dtは、可燃ガスの爆発下限界を考慮して設定されるのが好ましく、例えば、可燃ガスの爆発下限界を0.25倍した値に設定する。
上記のように、第1濃度D1及び第2濃度D2に基づいてエンジン1の始動可否の設定を行うことで、吸気通路12に備えたガス検出センサ30のゼロ点のシフトを考慮して、エンジン1の始動可否をより適切かつ確実に設定することができる。また、ガス検出センサ30のゼロ点の調整や修理対応等を即時に運転者に促すことができる。
次に、上記の内燃機関の構成を基にした、本発明の内燃機関の制御方法について、図2の制御フローを参照しながら説明する。図2の制御フローは、エンジン1の燃料噴射の停止時で、かつ、エンジン1の回転数Neが予め設定されている測定回転数Nem以下の場合に、上級の制御フローから呼ばれる制御フローとして示している。
図2の制御フローについて説明する。図2の制御フローがスタートすると、ステップS10にて、ガス検出センサ30で、エンジン1の停止直前におけるDME燃料Fの濃度を検出して、この検出した値を補正濃度Dcとして制御装置40に記憶する。ステップS10の制御を実施後、ステップS20に進む。
ステップS20にて、車両の運転席に備えたイグニッションキー(図示しない)がオン(キーオン)になるまで待機する。イグニッションキーがオン(キーオン)のときに、ステップS30に進む。
ステップS30にて、ガス検出センサ30で液化ガス燃料Fの濃度を検出して、この検出値を第1濃度D1として制御装置40に記憶するとともに、制御装置40が、この第1濃度D1よりステップS10で制御装置40に記憶した補正濃度Dcを減算して、この減算して算出される値を第2濃度D2として記憶する。ステップS30の制御を実施後、ステップS40に進む。
ステップS40にて、ステップS30で制御装置40に記憶した第1濃度D1が実験等により予め設定される設定閾値Dt以上であるか否かを判定する。第1濃度D1が設定閾値Dt以上である場合(YES)には、ステップS50に進む。第1濃度D1が設定閾値Dt未満である場合(NO)には、ステップS80に進む。
ステップS40からステップS50に進んだ場合、ステップS50にて、第2濃度D2が設定閾値Dt以上であるか否かを判定する。第2濃度D2が設定閾値Dt以上である場合(YES)には、ステップS60に進む。第2濃度D2が設定閾値Dt未満である場合(NO)には、ステップS70に進む。
ステップS50からステップS60に進んだ場合、ステップS60にて、エンジン1の始動を中止するとともに、吸気通路12への燃料漏出を警告する第1の警報を発生させる(図3のケース1)。ステップS60の制御を実施後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
ステップS50からステップS70に進んだ場合、ステップS70にて、エンジン1の始動を許可するとともに、ガス検出センサ30のゼロ点のシフトを警告する第2の警報を発生させる(図3のケース2)。ステップS70の制御を実施後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
一方、ステップS40からステップS80に進んだ場合、ステップS80にて、第2濃度D2が設定閾値Dt以上であるか否かを判定する。第2濃度D2が設定閾値Dt以上である場合(YES)には、ステップS90に進む。第2濃度D2が設定閾値Dt未満である場合(NO)には、ステップS100に進む。
ステップS80からステップS90に進んだ場合、ステップS90にて、エンジン1の始動を中止するとともに、ガス検出センサ30の異常を警告する第3の警報を発生させる(図3のケース3)。ステップS90の制御を実施後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
ステップS80からステップS100に進んだ場合、ステップS100にて、エンジン1の始動を許可する(図3のケース4)。ステップS100の制御を実施後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
以上より、本発明の実施の形態の内燃機関の制御方法は、液化ガス燃料を燃料Fとする内燃機関1で、この内燃機関1の吸気通路12に備えたガス検出装置30の検出値である液化ガス燃料の濃度に基づいて、内燃機関1の始動可否を設定する内燃機関の制御方法において、内燃機関1の停止直前にガス検出装置30で液化ガス燃料Fの濃度を検出して、この検出値を補正濃度Dcとして記憶するとともに、内燃機関1の停止後、次のキーオン時に、キーオンの信号を受けて、ガス検出装置30で液化ガス燃料Fの濃度を検出して、この検出値を第1濃度D1として記憶した後、この第1濃度D1より補正濃度Dcを減算して、この減算して算出される値を第2濃度D2(=D1−Dc)として記憶し、第1濃度D1と第2濃度D2に基づいて、エンジン1の始動可否を設定することを特徴とする方法となる。
上記の構成のエンジン(内燃機関)1、車両、及び内燃機関の制御方法によれば、吸気通路12に備えたガス検出センサ30のゼロ点のシフトを考慮して、エンジン1の始動可否を適切に設定して始動時の異常燃焼を防止できる。
1 エンジン(内燃機関)
10 エンジン本体
11a 吸気マニホールド
12 吸気通路
20 ブローバイ還流路
30 ガス検出センサ(ガス検出装置)
A 新気
A+Ge+Gb 吸気ガス
Gb ブローバイガス
F DME燃料(液化ガス燃料)
Ne 内燃機関の回転数
Nem 測定回転数
D1 第1濃度
D2 第2濃度
Dc 補正濃度
Dt 設定閾値

Claims (5)

  1. 液化ガス燃料を燃料とする内燃機関において、
    該内燃機関の吸気通路に液化ガス燃料の濃度を検出するガス検出装置を備えて、
    前記内燃機関を制御する制御装置が、
    前記内燃機関の停止直前までに前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を補正濃度として記憶するとともに、
    前記内燃機関の停止後、次のキーオン時に、キーオンの信号を受けて、前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を第1濃度として記憶した後、該第1濃度より前記補正濃度を減算して、この減算して算出される値を第2濃度として記憶し、
    前記第1濃度と前記第2濃度に基づいて、前記内燃機関の始動可否を設定する制御を行うように構成される内燃機関。
  2. 前記制御装置が、
    前記第1濃度及び前記第2濃度がともに予め設定した設定閾値以上である場合に、前記内燃機関の始動を中止し、
    前記第1濃度が前記設定閾値以上で、かつ、前記第2濃度が前記設定閾値未満である場合に、前記内燃機関の始動を許可し、
    前記第1濃度が前記設定閾値未満で、かつ、前記第2濃度が前記設定閾値以上である場合に、前記内燃機関の始動を中止し、
    前記第1濃度及び前記第2濃度がともに前記設定閾値未満である場合に、前記内燃機関の始動を許可する制御を行うように構成される請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記制御装置が、
    前記第1濃度及び前記第2濃度がともに前記設定閾値以上である場合に、前記吸気通路への燃料漏出を警告する第1の警報を発生させ、
    前記第1濃度が前記設定閾値以上で、かつ、前記第2濃度が前記設定閾値未満である場合に、前記ガス検出装置のゼロ点のシフトを警告する第2の警報を発生させ、
    前記第1濃度が前記設定閾値未満で、かつ、前記第2濃度が前記設定閾値以上である場合に、前記ガス検出装置の異常を警告する第3の警報を発生させる制御を行うように構成される請求項2に記載の内燃機関。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関を備えた車両。
  5. 液化ガス燃料を燃料とする内燃機関で、該内燃機関の吸気通路に備えたガス検出装置の検出値である液化ガス燃料の濃度に基づいて、内燃機関の始動可否を設定する内燃機関の制御方法において、
    前記内燃機関の停止直前までに前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を補正濃度として記憶するとともに、
    前記内燃機関の停止後、次のキーオン時に、キーオンの信号を受けて、前記ガス検出装置で液化ガス燃料の濃度を検出して、この検出値を第1濃度として記憶した後、該第1濃度より前記補正濃度を減算して、この減算して算出される値を第2濃度として記憶し、
    前記第1濃度と前記第2濃度に基づいて、前記エンジンの始動可否を設定することを特徴とする内燃機関の制御方法。
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