JP2006329135A - 燃料供給系の診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン燃料供給系の燃料圧力センサ、燃料遮断弁、燃料噴射弁の故障を混同することなく正確に診断する。
【解決手段】 イグニッションスイッチをオフからオンとした瞬間から出力値がP0またはP1の一定値のままであれば燃料圧力センサが故障と判断する。イグニッションスイッチをオン−オフ−オンとし、燃料圧力センサの出力値のオフの瞬間の値P1とオンの瞬間の値P2との差Paとオフの時間長Taとの比が基準値よりも大きければ燃料遮断弁が故障と判断する。イグニッションスイッチをオン−オフ−オンとし燃料圧力センサの出力値のオフの瞬間の値P1とオンから或る時間後の到達値P5との差Pdとオフ時間長Tbとの比が基準値よりも大きければ燃料噴射弁が故障と判断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両、一般には自動車のエンジンに燃料を供給する系の異常、詳しくは燃料供給系の燃料圧力センサ、燃料遮断弁、燃料噴射弁の故障、劣化を診断する方法に関するものである。
燃料タンク内の燃料をエンジン停止時に閉弁し運転時に開弁する燃料遮断弁を設けた供給管を通って燃料噴射弁に送り、これよりエンジン運転状態に応じた要求流量の燃料を吸気管内に噴射することによりエンジンに供給する周知の燃料供給系において、燃料としてLPGが使用されこれを液相状態で噴射するものにおいては温度や燃料組成による燃料圧力の変動、CNGが使用されるものにおいては温度による燃料圧力の変動を検出して噴射量補正を行なう必要があるので燃料圧力センサが使用される。
前記の燃料圧力センサおよび燃料遮断弁を具えた燃料供給系が故障したとき、故障個所を適確に知ることは車両はもとより運転者や同乗者の安全を図るうえで重要であり、そのための故障診断技術が多数提案されている。
即ち、燃料圧力センサについては、エンジン始動後所定時間内における出力値変化が所定値よりも小さいときに故障と判断するようにしたもの(特許文献1参照)、エンジン停止後の燃料供給系内が大気圧に低下していると判断される条件での出力値が同条件で予め設定した大気圧相当出力値範囲から外れているとき低出力側に異常があると判断するようにしたもの(特許文献2参照)、出力値が使用設定値範囲内に入っていないとき故障と判断するようにしたもの(特許文献3参照)がある。
また、燃料遮断弁については、閉弁後の燃料圧力センサ出力値と閉弁経過時間とに基いて算出した圧力低下率が予め設定した圧力低下率しきい値よりも小さいとき、故障と判断するようにしたものがある(特許文献4参照)。
前記特許文献1,2に記載されている燃料圧力センサの故障診断はそれのみの診断を行なうものであり、また前記特許文献4に記載されている燃料遮断弁の故障診断もそれのみの診断を行なうものであって、一つの燃料供給系についてこれらの診断を行なう場合、互いに無関係の診断システムで行なわれるものとなる。従って、例えば燃料圧力センサの出力値を利用する前記特許文献4記載の燃料遮断弁診断において、燃料圧力センサが故障していることを知らずに診断を行なって誤診することになる、という心配がある。
これに対して、特許文献3に記載されている故障診断は、出力値が予め設定した範囲に入っていないときは故障と判断する燃料圧力センサの故障診断において、出力値が予め設定した範囲に入っていると判断されたときに、燃料遮断弁と燃料噴射弁との間に設置した減圧弁の故障診断を行なうものとしている。この診断は減圧弁二次側に設定した燃料圧力センサが検出した燃料圧力と吸気管圧力との差を算出して予め設定した燃料噴射弁の燃料差圧と比較し、算出した燃料差圧が許容範囲上限を越えたとき故障と判断するものである。しかしながら、このものはボンベのCNGを減圧弁で減圧して燃料噴射弁より噴射させる、という特定の燃料供給系について、燃料圧力センサと減圧弁との診断を行なうものであって、一般的な燃料供給系に設置されている燃料圧力センサ、燃料遮断弁、燃料噴射弁の診断を行なうものではない。
特許第2688674号公報 特開2003−22204号公報 特開平11−324807号公報 特開2000−274311号公報
本発明は燃料供給系に設置されている燃料圧力センサ、燃料遮断弁、燃料噴射弁の診断を総合的に行なう診断システムがなかった、という点を解決しようとするものであって、これらについて故障の判定、故障または劣化の判定を系統立てて行ない、それぞれに対する診断を総合的に行なうことができる診断方法を提供することを目的とする。
本発明は燃料噴射弁入口側燃料圧力を検出する燃料圧力センサ、イグニッションスイッチのオン・オフに連動してエンジン停止時に閉弁し運転時に開弁する燃料遮断弁、およびエンジン運転状態に応じた要求流量の燃料を噴射する燃料噴射弁の診断を次の手順で行なうことによって前記課題の解決を図ったものである。
即ち、先ず燃料圧力センサについて、エンジンのイグニッションスイッチをオフ状態からオンとし、オンの瞬間から出力値が正常状態でのオフ時およびオン時の各設定出力値のいずれかとほぼ同一のままであるとき故障と判断し、出力値がオフ時の設定出力値またはその附近からオン時の設定出力値またはその附近まで変化したとき正常と判断するものとした。
このように、イグニッションスイッチをオンとしたとき燃料圧力センサの出力値がオフ時の値からオン時の値へと増加するきわめて短かい時間における出力値の変化の様子を調べる、という簡単な手法で燃料圧力センサの故障を正確に知ることができる。
次に、前述の診断によって燃料圧力センサが正常と判断されたとき、或いはこれに加えて後述する燃料噴射弁の診断を行なって燃料圧力センサおよび燃料噴射弁がともに正常と判断されたとき、燃料遮断弁について、イグニッションスイッチをオンの状態からオフとして或る時間経過後に再びオンとし、オフとした瞬間およびオンとした瞬間における燃料圧力センサの各出力値の差を算出してオフ時間長との比を求め、この比の値が予め設定した基準値よりも大きいとき故障と判断し、小さいとき正常と判断するものとした。
イグニッションスイッチをオフとし燃料遮断弁が閉弁しているときに、閉弁不良などによる燃料漏れがあればこれより燃料噴射弁に至る区間の圧力が低下する。従って、オフとした瞬間およびオンとした瞬間の圧力差、即ち燃料圧力センサの出力値の差が正常状態での差よりも大きい値となるので、この差の値とオフ時間長との比を求めることによって圧力低下の度合い、即ち燃料漏れの程度を知ることができ、故障の判断を適確に下すことができるものである。
更に、前述の診断によって燃料圧力センサが正常と判断されたとき、或いは燃料圧力センサおよび燃料遮断弁がともに正常であると判断されたとき、燃料遮断弁について、イグニッションスイッチをオンの状態からオフとして或る時間経過後に再びオンとし、燃料圧力センサのオフとした瞬間における出力値とオンして或る時間後の到達出力値との差を算出してオフ時間長との比を求め、この比の値が予め設定した基準値よりも大きいとき故障と判断し、小さいとき正常と判断するものとした。
イグニッションスイッチをオフとし燃料噴射弁が閉弁しているときに、閉弁不良などによる燃料漏れがあればこれより燃料遮断弁に至る区間の圧力が低下する。従って、オフとした瞬間における出力値およびオンとして或る時間後、一般には正常状態で設定出力値に達したときと同じ時間後における到達出力値の差が正常状態での一般にはゼロとなる差よりも大きい値となるので、この差の値とオフ時間長との比を求めることによって圧力低下の度合い、即ち燃料漏れの程度を知ることができ、故障の判断を適確に下すことができる。
更にまた、前述の診断によって燃料圧力センサが正常と判断されたとき、或いは燃料圧力センサおよび燃料遮断弁がともに正常と判断されたとき、燃料噴射弁について、燃料圧力センサのイグニッションスイッチをオンの状態からオフとした瞬間における出力値と、或る時間経過後に再びオンとした瞬間における出力値およびそれより或る時間後の到達出力値とのそれぞれの差を算出してそれらとオフ時間長との比を求め、これらの比がともに予め設定した基準値よりも大きいとき故障とし、小さいとき正常と判断するものとした。
このことにより、燃料噴射弁の故障をより適確に下すことができるものとなる。
本発明によると、イグニッションスイッチをオン・オフしてそのときの燃料圧力センサの出力値の変化の様子や大きさ、所定時点における出力値の差の大きさ、オフ時間長との比を計算する、という簡単な手順で燃料圧力センサ、燃料遮断弁、燃料噴射弁の総合的な診断を混同することなくそれぞれ正確に行なうことができるものである。
図1は本発明による診断が行なわれる燃料供給系を含むエンジンの配置図であって、燃料タンク1の燃料は燃料ポンプ2で加圧されて供給管3より燃料ギャラリ4に入り、燃料噴射弁5に分配されてエンジン11の吸気管12に噴射させられる。燃料の噴射圧力は圧力レギュレータ6によって一定圧力に調整され、燃料噴射弁5で噴射されなかった余剰の燃料は戻し管7より燃料タンク1に戻る。供給管3にはエンジン11の停止時、即ちイグニッションスイッチ15のオフ時に閉弁しエンジン11の運転時、即ちイグニッションスイッチ15のオン時に開弁する燃料遮断弁8が設けられている。
一方、電子式コントロールユニット16は周知のように吸気空気流量センサ17、エンジン冷却水温度センサ18、絞り弁開度センサ19、排気酸素センサ20などエンジン11の運転状態を検知するセンサの出力信号が入力され、エンジン運転状態に応じた要求流量の燃料を吸気管12内に噴射するように燃料噴射弁5に駆動信号を送る。尚、本実施の形態ではLPGを燃料に使用してこれを液体の状態で噴射させるものとしており、温度の圧力への影響が大きいのでこれらの関係を予めコントロールユニット16に入力、記憶させておき、供給管3の燃料遮断弁8から燃料噴射弁5に至る区間に設置した燃料圧力センサ21、燃料温度センサ22が検知した値に基いて燃料噴射量を補正するようにしている。
図2の(A),(B),(C)は燃料遮断弁8、燃料圧力センサ21、燃料噴射弁5を具えた燃料供給系が正常であるときのイグニッションスイッチ15のオン・オフ操作、およびそれに伴う燃料噴射弁5の入力電圧値、燃料圧力センサ21の出力値を示す波形図であって、イグニッションスイッチ15の最初のオンによりエンジン11を始動させた場合のシミュレーション結果に基いている。燃料圧力センサ21の出力値は燃料圧力に換算して表示してあり、イグニッションスイッチ15のオフ時にP0であったものがオン時にP1となり、これが設定出力値としてコントロールユニット16に入力、記憶される。
次に、図2(D),(E),(F)の波形図と図3,図4,図5のフローチャートとを参照して、燃料供給系の診断手順の一形態を説明する。
最初に、燃料圧力センサ21について、図2(D)および図3を参照して、イグニッションスイッチ15をオフとした状態(ステップ31)からステップ32でオンとし、ステップ33でオンとした瞬間から出力値が正常状態でのP0またはP1とほぼ同一のままであるか(ステップ34)、或いはP0から増加してP1に達したか否かを調べ、P0またはP1とほぼ同一のままであるとき燃料圧力センサ21が故障していると判断する(ステップ35)。一方、P0からP1またはその近くまで変化したとき、このことをステップ36で確認して、燃料圧力センサ21が正常であると判断する(ステップ37)。
前述の診断によって燃料圧力センサ21が正常と判断されたとき、燃料遮断弁8についての診断を行なう。即ち、図2(E)および図4を参照して、イグニッションスイッチ15をオンとした状態(ステップ38)からステップ39でオフとし、オフとした瞬間における出力値P1を検知してコントロールユニット16に記憶させる(ステップ40)。そして、或る時間経過後にイグニッションスイッチ15を再びオンとし(ステップ41)、オンとした瞬間における出力値P2を検知してコントロールユニット16に記憶させる(ステップ42)とともに、コントロールユニット16でオフ時間長Taを算出し記憶させ(ステップ43)、続いて正常状態でオンしたときに出力値がP0からP1となるのに要する時間Tcと同一の時間後における到達出力値P3を検知してコントロールユニット16に記憶させる(ステップ44)。そして、ステップ45でP1とP2との差Paを算出し、ステップ46でPaとTaとの比Aaを計算し、ステップ47でP2とP3との差Pbを算出する。
以上により得られたデータを基に、ステップ48で、Aaを予め設定されている基準値A0と比較させ、Aa>A0であれば燃料遮断弁8が劣化または故障と推定する。更に、ステップ49でPbを予め設定されている基準値Pmと比較させ、Pb>Pmでなければ燃料遮断弁が正常であると判断する(ステップ50)。一方、Aa>A0であり且つPb≦Pmであれば、このことをステップ51で確認して燃料遮断弁8が劣化していると判断し、(ステップ52)、Aa≦A0であっても、Pb>Pmであればステップ53で、或いは、Aa>A1且つPb>Pmであればこのことをステップ54で確認してステップ55でそれぞれ燃料遮断弁8が故障していると判断する。
燃料遮断弁8が正常であればイグニッションスイッチ15をオフとしたときの閉弁時に、供給管3を完全に閉止していればAaはA0よりも小さく、また閉弁不良などによる燃料漏れがあってもAaとA0との差が微少であれば正常と判断して差支えない。そして、PaとTaとの比Aa、即ち単位時間当りの供給管3内の燃料圧力低下割合いを基準値A0と比較することにより、燃料遮断弁8に異常があるか否か、即ち故障しているか正常であるかの判断を正確に下すことができるものである。
尚、AaがA0よりも大きいときは常に故障と判断させてもよいが、A0よりも大きい領域に或る判定値を予め設定しておき、AaがA0と判定値との間であれば劣化と判定し、判定値を越えていれば故障と判定させることもできる。このようにすると、燃料遮断弁8についてきめこまかい診断を行なうことができる。
前述の診断によって燃料圧力センサ21が正常と判断されたとき、或いは燃料圧力センサ21および燃料遮断弁8がともに正常と判断されたとき、燃料噴射弁5についての診断を行なう。即ち、図2(F)および図5を参照して、イグニッションスイッチ15をオンとした状態(ステップ56)からステップ57でオフとし、オフとした瞬間における出力値P1を検知してコントロールユニット16に記憶させる(ステップ58)。そして、或る時間経過後にイグニッションスイッチ15を再びオンとし(ステップ59)、オンとした瞬間における出力値P4を検知してコントロールユニット16に記憶させる(ステップ60)とともに、コントロールユニット16でオフ時間長Tbを算出し記憶させ(ステップ61)、続いて正常状態でオンしたときに出力値がP0からP1となるのに要する時間Tcと同一の時間後における到達出力値P5を検知してコントロールユニット16に記憶させる(ステップ62)。
そして、ステップ63でP1とP4との差Pcを算出し、ステップ64でP1とP5との差Pdを算出し、更にステップ65でPcとTbとの比Abを計算し、ステップ66でPdとTbとの比Acを計算し、ステップ67でAbを予め設定されている基準値A1と比較させてAbがA1よりも大きくないときは、更にステップ68でAcを予め設定されている基準値A2と比較させてAcがA2よりも大きくないとき燃料噴射弁5が正常であると判断する(ステップ69)。一方、ステップ67でAbがA1よりも大きいと判断し、ステップ68でAcがA2よりも大きいと判断したとき、ステップ70でこれらを確認して燃料噴射弁5が故障していると判断する(ステップ71)。
燃料噴射弁5が正常であればイグニッションスイッチ15をオフとしたときの不作動時に燃料漏れがないのでAb,AcはそれぞれA1,A2よりも小さく、また燃料漏れがあってもAbとA1,AcとA2との差がともに微少であれば正常と判断して差支えない。そして、AbおよびAc、即ち単位時間当たりの供給管3内の燃料圧力低下割合を基準値A1およびA2とそれぞれ比較することにより、燃料噴射弁5に異常があるか否か、即ち故障しているか否かの判断を適確に下すことができるものである。
尚、Ab,AcがA1,A2よりも大きいときは常に故障と判断させてもよいが、A1,A2よりも大きい領域に或る判定値を設定しておき、Ab,AcがともにA1,A2と判定値との間であれば劣化と判定し、少なくとも一方が判定値を越えていれば故障と判定させることもできる。このようにすると燃料噴射弁5についても前述の燃料遮断弁8と同様のきめこまかい診断を行なうことができる。
本発明が実施される燃料供給系を具えたエンジンの配置図。 (A)は燃料供給系が正常であるときのイグニッションスイッチのオン・オフ操作、(B)はそれに伴う燃料圧力センサの出力値、(C)はそのときの燃料噴射弁の入力電圧値の各波形図、(D)は燃料圧力センサの故障時におけるイグニッションスイッチのオン・オフ操作に伴う燃料圧力センサの出力値の波形図、(E)は燃料遮断弁の故障時におけるイグニッションスイッチのオン・オフ操作に伴う燃料圧力センサの出力値の波形図、(F)は燃料噴射弁の故障時におけるイグニッションスイッチのオン・オフ操作に伴う燃料圧力センサの出力値の波形図。 燃料圧力センサ診断のフローチャート。 燃料遮断弁診断のフローチャート。 燃料噴射弁診断のフローチャート。
符号の説明
3 供給管、 5 燃料噴射弁、 8 燃料遮断弁、 11 エンジン、 15 イグニッションスイッチ、 16 コントロールユニット、 21 燃料圧力センサ

Claims (6)

  1. 燃料タンクからの燃料をエンジンに送るための供給管に、エンジン停止時に閉弁し運転時に開弁する燃料遮断弁を備えた燃料供給系において、エンジンのイグニッションスイッチをオフ状態からオンとした瞬間に、前記燃料噴射弁の入口側燃料圧力を検出する燃料圧力センサの出力値が正常状態でのオフ時およびオン時における燃料圧力センサの出力値のいずれかとほぼ同一のままであるときに前記燃料圧力センサが故障していると判断し、前記燃料圧力センサの出力値が前記オフ時における出力値またはその附近から前記オン時の出力値またはその附近まで変化したときに前記燃料圧力センサが正常であると判断することを特徴とする燃料供給系の診断方法。
  2. 請求項1に記載した燃料供給系の診断方法を行なって燃料圧力センサが正常と判断された場合において、前記イグニッションスイッチをオンからオフの状態として一定時間経過後に再びオンの状態とし、前記イグニッションスイッチをオンからオフとした瞬間および次にオフからオンとした瞬間における前記燃料圧力センサの各出力値の差を算出して前記オフ時間長との比を求め、この比の値が予め設定した基準値よりも大きいとき前記燃料遮断弁が故障していると判断し、小さいとき前記燃料遮断弁が正常であると判断することを特徴とする燃料供給系の診断方法。
  3. 前記請求項2に記載した比の値が前記基準値よりも大きい領域に予め設定した判定値内の大きさのとき前記燃料遮断弁が劣化していると判断し、それ以上の大きさのとき前記燃料遮断弁が故障していると判断することを特徴とする燃料供給系の診断方法。
  4. 請求項1に記載した燃料供給系の診断方法を行なって前記燃料圧力センサが正常と判断された場合、或いは請求項2に記載した燃料供給系の診断方法を行なって前記燃料圧力センサおよび燃料遮断弁がともに正常であると判断された場合において、前記イグニッションスイッチをオンの状態からオフの状態として一定時間経過後に再びオンの状態とし、前記イグニッションスイッチをオフとした瞬間における前記燃料圧力センサの出力値と一定時間経過後に再びオンとしたときの到達出力値との差を算出して前記オフ時間長との比を求め、この比の値が予め設定した基準値よりも大きいとき前記燃料噴射弁が故障していると判断し、小さいとき前記燃料噴射弁が正常と判断することを特徴とする燃料供給系の診断方法。
  5. 請求項1に記載した燃料供給系の診断方法を行なって前記燃料圧力センサが正常と判断されたとき、或いは請求項2に記載した燃料供給系の診断方法を行なって前記燃料圧力センサおよび燃料遮断弁がともに正常であると判断された場合において、前記イグニッションスイッチをオンの状態からオフの状態として一定時間経過後に再びオンの状態とし、前記イグニッションスイッチをオフとした瞬間
    における前記燃料圧力センサの出力値と、それより一定の時間経過後に再びオンとした瞬間における前記燃料圧力センサの出力値およびそれより一定の時間後の到達出力値とのそれぞれの差を算出してそれらとオフ時間長との比を求め、これらの比の値がともに予め設定した基準値よりも大きいとき前記燃料噴射弁が故障している判断し、小さいとき前記燃料噴射弁が正常であると判断することを特徴とする燃料供給系の診断方法。
  6. 前記比の値が前記基準値よりも大きい領域に予め設定した判定値内の大きさのとき前記燃料噴射弁が劣化と判定し、それ以上の大きさのとき故障と判定する請求4または5に記載した燃料供給系の診断方法。

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