JP2010242640A - 内燃機関の吸気漏れ検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、内燃機関の吸気漏れを検出するシステムにおいて、吸気の圧力変動に起因した検出精度の低下を抑制することを課題とする。
【解決手段】本発明は、内燃機関の吸気通路に設けられた第1スロットル弁と、第1スロットル弁より下流の吸気通路に配置された第2スロットル弁と、第2スロットル弁より下流の圧力を取得する吸気圧センサと、第1スロットル弁を全閉に制御して該第1スロットル弁より下流を負圧にする負圧処理を行うとともに、前記負圧処理実行中に吸気圧センサが検出した吸気圧に基づいて吸気漏れを検出する検出手段と、を備えた内燃機関の吸気漏れ検出システムであって、検出手段は、負圧処理を実行するときに、第2スロットル弁の開度を全開未満且つ全閉より大きな所定開度に制御することにより吸気脈動を減衰させるようにした。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、内燃機関の吸気通路に設けられた第1スロットル弁と、第1スロットル弁より下流の吸気通路に配置された第2スロットル弁と、第2スロットル弁より下流の圧力を取得する吸気圧センサと、第1スロットル弁を全閉に制御して該第1スロットル弁より下流を負圧にする負圧処理を行うとともに、前記負圧処理実行中に吸気圧センサが検出した吸気圧に基づいて吸気漏れを検出する検出手段と、を備えた内燃機関の吸気漏れ検出システムであって、検出手段は、負圧処理を実行するときに、第2スロットル弁の開度を全開未満且つ全閉より大きな所定開度に制御することにより吸気脈動を減衰させるようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、内燃機関の吸気系における吸気漏れを検出するシステムに関する。
内燃機関の吸気系における吸気漏れを検出する方法として、スロットル弁の開度を絞ることによって発生する吸気管負圧を検出し、検出された吸気管負圧が判定基準値まで低下しなければ吸気漏れが発生していると判定する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、吸気脈動による圧力変動が大きい場合は、圧力センサの検出値が吸気漏れにより判定基準値を上回っているのか、又は吸気脈動により判定基準値を上回っているのか判別することが困難となる。
本発明は、上記したような種々の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の吸気漏れを検出するシステムにおいて、吸気の圧力変動に起因した検出精度の低下を抑制することにある。
本発明は、上記した課題を解決するために、以下のような手段を採用した。すなわち、本発明に係わる内燃機関の吸気漏れ検出システムは、
内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
前記スロットル弁より上流の吸気通路に設けられた機構であり、該機構より下流の圧力を調整する調整機構と、
前記スロットル弁より下流の圧力を取得する取得手段と、
前記調整機構より下流の圧力が大気圧より低くなるように前記調整機構を制御する負圧処理を行うとともに、前記負圧処理実行中に前記取得手段が取得した圧力に基づいて吸気漏れを検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記負圧処理を実行するときに、前記スロットル弁の開度を全開未満且つ全閉より大きな所定開度に制御するようにした。
内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
前記スロットル弁より上流の吸気通路に設けられた機構であり、該機構より下流の圧力を調整する調整機構と、
前記スロットル弁より下流の圧力を取得する取得手段と、
前記調整機構より下流の圧力が大気圧より低くなるように前記調整機構を制御する負圧処理を行うとともに、前記負圧処理実行中に前記取得手段が取得した圧力に基づいて吸気漏れを検出する検出手段と、
を備え、
前記検出手段は、前記負圧処理を実行するときに、前記スロットル弁の開度を全開未満且つ全閉より大きな所定開度に制御するようにした。
本発明によると、吸気漏れを検出するとき、言い換えれば負圧処理が実行されるときに、スロットル弁の開度が所定開度まで絞られる。所定開度は、吸気脈動による圧力変動幅が可及的に小さくなる開度であり、且つスロットル弁下流の圧力がスロットル弁上流の圧力より低くなる開度である。このような所定開度は、予め実験的に求めておくことが望ましい。
スロットル弁の開度が所定開度まで絞られると、吸気脈動に伴う圧力波がスロットル弁に干渉して減衰される。そのため、調整機構より下流の吸気通路において圧力変動が可及的に小さくなる。
その結果、取得手段が取得する圧力の変動幅も小さくなる。よって、吸気漏れが発生していないときに取得手段が取得する圧力と吸気漏れが発生しているときに取得手段が取得する圧力との差が明確となり、微量の吸気漏れであっても検出することができる。
ところで、スロットル弁より上流の吸気通路には、過給機やブローバイガス通路などの吸気系部品が配置される場合がある。そのような場合にスロットル弁上流の吸気通路内が過度の負圧になると、吸気系部品から吸気通路へ潤滑油が吸い出される等の不具合を生じる可能性がある。
そこで、負圧処理実行時に吸気通路内の負圧度合を低く(圧力を高く)する方法も考えられる。しかしながら、吸気通路内の負圧度合が低くされると、吸気脈動による圧力変動が大きくなり、微量の吸気漏れを検出し難くなる可能性がある。
これに対し、本発明は、負圧処理の実行時にスロットル弁の開度を絞ることにより吸気脈動を減衰させるため、スロットル弁上流の圧力を過度に低下させることなく、微量の吸気漏れを検出可能である。よって、スロットル弁と調整機構との間の吸気通路に過給機やブローバイガス通路などの吸気系部品が配置されている場合であっても、それら吸気系部品から吸気通路へ潤滑油が吸い出される等の不具合を回避することも可能となる。
なお、本発明の検出手段は、負圧処理を実行する前にスロットル弁を閉弁させることにより該スロットル弁より下流の圧力を大気圧未満に低下させ、次いで負圧処理を実行するとともにスロットル弁を前記所定開度に制御するようにしてもよい。
このような手順によると、負圧処理の実行開始時点において、スロットル弁より下流の吸気通路内は既に負圧になっている。このため、調整機構は、スロットル弁と調整機構との間の吸気通路内のみを大気圧より低圧にすればよいことになる。その結果、負圧処理の実行期間が短縮される。負圧処理の実行期間が短縮されると、吸気系部品が負圧に曝される期間も短縮されるため、吸気系部品から吸気通路へ潤滑油が吸い出される等の不具合が一層発生し難くなる。
また、本発明に係わる検出手段は、スロットル弁を閉弁させたときに取得手段が取得した圧力に基づいて、負圧処理実行中に取得手段が取得した圧力を補正することもできる。
取得手段として圧力センサが用いられた場合等は、圧力センサの出力特性が温度などの環境によって変化する可能性がある。これに対し、スロットル弁が閉弁されたときに取得手段が取得した圧力に基づいて、負圧処理実行中に取得手段が取得した圧力が補正されると、圧力センサの検出値と実際の圧力との差が緩和され、吸気漏れの検出精度を一層高めることができる。
本発明に係わる検出手段は、スロットル弁が閉弁されたときに取得された圧力(以下、「第1圧力」と称する)と負圧処理実行中に取得された圧力(以下、「第2圧力」と称する)との差を判定基準値と比較して吸気漏れの発生の有無を判定してもよい。その場合は、第1圧力と第2圧力との双方に同等の誤差が含まれているため、上記した補正を行う必要がなくなる。なお、上記した判定基準値は、吸気漏れが発生していない状況下で取得された第1圧力と第2圧力との差と同等或いは若干高い値である。
本発明において、調整機構としては、吸気通路の通路断面積を調整する流量調整弁や、吸気通路内のガスを吸い出すポンプ機構などを例示することができる。調整機構として流量調整弁が用いられる場合は、流量調整弁を閉弁させる処理を負圧処理とすることができ
る。また、調整機構としてポンプ機構が用いられる場合は、ポンプを作動させる処理を負圧処理とすることができる。
る。また、調整機構としてポンプ機構が用いられる場合は、ポンプを作動させる処理を負圧処理とすることができる。
なお、流量調整弁としては、低圧EGR機構(排気系の触媒下流から吸気系の過給機上流へ排気を還流させる機構)の吸気絞り弁を利用することもできる。また、上記したポンプ機構としては、2次エア供給装置のポンプを利用することができる。さらに、吸気通路に配置された電動式の過給機を逆転させることにより、ポンプ機構として機能させることもできる。
本発明において、検出手段が負圧処理を実行する時期としては、内燃機関がフューエルカット運転状態にある時期を例示することができる。
本発明によれば、内燃機関の吸気漏れを検出するシステムにおいて、吸気の圧力変動に起因した検出精度の低下を抑制することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
先ず、本発明の第1の実施例について図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。
先ず、本発明の第1の実施例について図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、4つの気筒2を備えた圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)である。内燃機関1の各気筒2には、各気筒2内へ直接燃料を噴射可能な燃料噴射弁3が取り付けられている。燃料噴射弁3は、コモンレール30において昇圧された燃料を気筒2内へ直接噴射する。
各気筒2には、吸気通路4が連通している。吸気通路4の途中には、遠心過給機(ターボチャージャ)5のコンプレッサハウジング50とインタークーラ6が配置されている。コンプレッサハウジング50により過給された吸気は、インタークーラ6で冷却された後に各気筒2内へ導入される。各気筒2内へ導かれた吸気は、燃料噴射弁3から噴射された燃料とともに気筒2内で着火及び燃焼される。
また、各気筒2には、排気通路7が連通している。排気通路7の途中には、ターボチャージャ5のタービンハウジング51が配置されている。タービンハウジング51より下流の排気通路7には、吸蔵還元型NOx触媒やパティキュレートフィルタなどを具備した排気浄化装置8が配置されている。各気筒2内で燃焼されたガス(既燃ガス)は、排気通路7へ排出される。排気通路7へ排出された排気は、タービンハウジング51及び排気浄化装置8を経由して大気中へ排出される。
次に、内燃機関1は、低圧EGR機構と高圧EGR機構とを備えている。高圧EGR機構は、タービンハウジング51より上流の排気通路7からインタークーラ6より下流の吸気通路4へ排気の一部を導く高圧EGR通路9、高圧EGR通路9の流路断面積を変更する高圧EGR弁10、及び高圧EGR通路9を流れる排気(高圧EGRガス)を冷却する高圧EGRクーラ11を具備している。
高圧EGR機構により再循環させられる高圧EGRガスの量は、吸気通路4のインタークーラ6より下流且つ高圧EGR通路9の接続部より上流の部位に配置された第2スロットル弁12の開度、および/または高圧EGR弁10の開度により調量される。なお、第2スロットル弁12は、本発明に係わるスロットル弁に相当する。
低圧EGR機構は、排気浄化装置8より下流の排気通路7からコンプレッサハウジング50より上流の吸気通路へ排気の一部を導く低圧EGR通路13、低圧EGR通路13の流路断面積を変更する低圧EGR弁14、及び低圧EGR通路13を流れる排気(低圧EGRガス)を冷却する低圧EGRクーラ15を具備している。
低圧EGR機構により再循環させられる低圧EGRガスの量は、低圧EGR通路13の接続部より上流の吸気通路4に配置された第1スロットル弁16の開度、および/または低圧EGR弁14の開度により調量される。なお、第1スロットル弁16は、本発明に係わる流量調整弁(調整機構)の一実施態様である。
なお、第1スロットル弁16とコンプレッサハウジング50との間の吸気通路4には、ブローバイガス通路60が接続されている。ブローバイガス通路60は、内燃機関1から排出されたブローバイガスを吸気通路4へ導く通路である。
上記した燃料噴射弁3、高圧EGR弁10、第2スロットル弁12、低圧EGR弁14、第1スロットル弁16は、ECU17により電気的に制御される。ECU17は、CPU、ROM、RAM等を備えた電子制御ユニットである。ECU17は、エアフローメータ18、吸気圧センサ19、水温センサ20、クランクポジションセンサ21、アクセルポジションセンサ22等の各種センサと電気的に接続され、各種センサの出力信号がECU17へ入力されるようになっている。
前記エアフローメータ18は、第1スロットル弁16より上流の吸気通路4に配置され、吸気通路4を流れるガス量を測定する。吸気圧センサ19は、第2スロットル弁12より下流の吸気通路4(例えば、インテークマニフォルド)に配置され、吸気通路4内の圧力を測定するセンサであり、本発明にかかる取得手段に相当する。水温センサ20は、内燃機関1を循環する冷却水の温度を測定する。クランクポジションセンサ21は、内燃機関1のクランクシャフトの回転位置を測定する。アクセルポジションセンサ22は、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)を測定する。
ECU17は、上記した各種センサの測定値に基づいて燃料噴射弁3、高圧EGR弁10、第2スロットル弁12、低圧EGR弁14、第1スロットル弁16を制御する。
例えば、ECU17は、内燃機関1がフューエルカット運転状態にあるときに吸気系の吸気漏れ検出処理を実行する。吸気漏れ検出処理は、吸気通路4内を大気圧より低くしたときの吸気圧センサ19の検出値に基づいて吸気漏れが発生しているか否かを判別する処理である。
なお、低圧EGR機構を備えた内燃機関1においては、排気が吸気通路4(インターク
ーラ6やコンプレッサハウジング50などの吸気系部品を含む)を循環するため、酸性の凝縮水が吸気系に溜まる場合がある。そのような場合は、吸気系部品が凝縮水によって腐食する可能性がある。吸気系部品の腐食が進行すると、腐食箇所から吸気が漏れる可能性もある。
ーラ6やコンプレッサハウジング50などの吸気系部品を含む)を循環するため、酸性の凝縮水が吸気系に溜まる場合がある。そのような場合は、吸気系部品が凝縮水によって腐食する可能性がある。吸気系部品の腐食が進行すると、腐食箇所から吸気が漏れる可能性もある。
そこで、本実施例における吸気漏れ検出処理は、第2スロットル弁12下流の吸気通路4に加え、第2スロットル弁12と第1スロットル弁16との間の吸気通路4も検出対象として行われるようにした。
詳細には、ECU17は、内燃機関1がフューエルカット運転状態にあるときに、第1スロットル弁16より下流の吸気通路4内を大気圧未満に低下させるための負圧処理を実行する。
負圧処理の実行方法としては、高圧EGR弁10及び低圧EGR弁14を全閉に制御するとともに、第1スロットル弁16を全閉に制御する方法を例示することができる。なお、第1スロットル弁16を全閉に制御するとは、第1スロットル弁16を物理的な最小開度まで閉弁させる制御に加え、第1スロットル弁16より下流の吸気通路4内が大気圧未満となる開度まで閉弁させる制御も含むものとする。
続いて、ECU17は、負圧処理実行中に吸気圧センサ19が検出した吸気圧と判定基準値とを比較する。上記した判定基準値は、吸気漏れが発生していない状況下で負圧処理が実行されたときに吸気圧センサ19が検出した値(正常値)と同等、又は正常値より若干高い値である。
吸気通路4に吸気漏れが発生していなければ、負圧処理実行中の吸気圧は判定基準値以下に低下する。一方、吸気通路4に吸気漏れが発生していれば、漏れ箇所から吸気通路4内へ空気が吸い込まれることになる。そのため、負圧処理実行中の吸気圧は判定基準値より高くなる。
従って、ECU17は、負圧処理実行中の吸気圧センサ19の検出値が判定基準値より高ければ、第1スロットル弁16より下流の吸気通路4に吸気漏れが発生していると判定することができる。
ところで、吸気脈動による吸気圧の変動幅が大きくなると、吸気圧センサ19の検出値も大きく変動する。このため、吸気圧センサ19の検出値が正常値と相違する場合に、その要因が吸気脈動にあるのか、又は吸気漏れにあるのか判別することが困難となる。
これに対し、判定基準値を吸気圧の変動幅を見込んだ値にする方法が考えられる。すなわち、吸気圧の変動幅以上の値を正常値に加算した数値を判定基準値とする方法が考えられる。この方法によると、誤検出を回避することはできるが、微量の吸気漏れを検出することができず、検出精度が低下するという問題がある。
そこで、本実施例の吸気漏れ検出処理では、ECU17は、負圧処理実行中に第2スロットル弁12の開度を全開未満且つ全閉より大きな所定開度まで絞るようにした。所定開度は、吸気脈動に起因した圧力変動の振幅が可及的に小さくなる開度であって、第2スロットル弁12下流の圧力が第2スロットル弁12上流の圧力より低くなる開度である。このような所定開度は、予め実験的に求めておくものとする。
負圧処理実行中に第2スロットル弁12の開度が所定開度まで絞られると、吸気脈動に伴う圧力波が第2スロットル弁12と干渉して減衰される。そのため、第1スロットル弁
16下流の吸気通路4において圧力変動の振幅が小さくなる。
16下流の吸気通路4において圧力変動の振幅が小さくなる。
図2は、第2スロットル弁12が全開にされた状態で負圧処理が実行されたときの吸気圧(図2中の一点鎖線)と、第2スロットル弁12が所定開度に絞られた状態で負圧処理が実行されたときの吸気圧(図2中の実線)とを計測した結果を示す図である。なお、吸気圧の計測は、吸気漏れが発生していない条件下で行った。
図2において、第2スロットル弁12が全開にされた状態で負圧処理が実行されると、吸気圧の変動幅△P0が大きくなる。このため、変動幅△P0を見込んで判定基準値が決定されると、判定基準値と正常値との差が大きくなり、微量の吸気漏れを検出することができなくなる。
一方、第2スロットル弁12が所定開度に絞られた状態で負圧処理が実行されると、吸気圧の変動幅△P1は前記した変動幅△P0に比して極めて小さくなる。このため、変動幅△P1を見込んで判定基準値が決定されても、判定基準値と正常値との差が小さくなり、微量の吸気漏れを検出することができる。
また、第1スロットル弁16より下流の吸気通路4には、コンプレッサハウジング50が配置されるとともに、ブローバイガス通路60が接続されている。このため、第1スロットル弁16より下流の吸気通路4が過度の負圧にされると、コンプレッサハウジング50の軸受部やブローバイガス通路60から吸気通路4内へ潤滑油が吸い込まれる等の不具合を生じる可能性がある。
これに対し、第2スロットル弁12が所定開度に絞られた状態で負圧処理が行われれば、第1スロットル弁16と第2スロットル弁12との間の吸気通路4内を過度の負圧にすることなく吸気漏れを検出することができるため、上記した不具合を回避することもできる。
以下、本実施例における吸気漏れ検出処理の実行手順について図3に沿って説明する。図3は、本実施例における吸気漏れ検出処理ルーチンを示すフローチャートである。吸気漏れ検出処理ルーチンは、予めECU17のROMに記憶されており、ECU17によって周期的に実行される。
吸気漏れ検出処理ルーチンでは、ECU17は、先ずS101において内燃機関1の運転状態を取得する。具体的には、ECU17は、アクセルポジションセンサ22の検出信号(アクセル開度)、機関回転数、車速等を読み込む。
S102では、ECU17は、S101で取得された運転状態がフューエルカット条件(F/C条件)を満たすか否かを判別する。例えば、ECU17は、アクセル開度が全閉である、機関回転数が一定回転数以上である、車速が一定速度以上である、などの条件が成立しているか否かを判別する。
前記S102において否定判定された場合は、ECU17は、吸気漏れ検出処理を実行せずに本ルーチンの実行を終了する。一方、前記S102において肯定判定された場合は、ECU17は、S103−S108において吸気漏れ検出処理を実行する。
先ずS103では、ECU17は、高圧EGR弁10及び低圧EGR弁14を全閉に制御する。続いて、ECU17は、S104において第2スロットル弁12の開度を所定開度まで絞る。さらに、ECU17は、S105において第1スロットル弁16を全閉に制御する。
なお、上記したS103−S105の処理が実行される順序は図3に記載された順序に限られず、同時に実行されるようにしてもよい。ただし、高圧EGR弁10及び低圧EGR弁14が全閉になる前に第1スロットル弁16および/または第2スロットル弁12の開度が小さくなると、吸気通路4内に流入するEGRガスが増加する可能性があるため、高圧EGR弁10及び低圧EGR弁14を全閉に制御する処理(S103)が最先に実行されることが望ましい。
S106では、ECU17は、吸気圧センサ19の検出信号(吸気圧)Pimを読み込む。次いで、ECU17は、S107において、前記S106で読み込まれた吸気圧Pimが判定基準値より高いか否かを判別する。
前記S107において否定判定された場合(Pim≦判定基準値)は、ECU17は、本ルーチンの実行を終了する。一方、前記S107において肯定判定された場合(Pim>判定基準値)は、ECU17は、S108へ進み、吸気漏れが発生していると判定するとともに、車室内に設けられた警告灯や表示装置などの出力装置を介して運転者へ異常を報知する。
このようにECU17が図3の吸気漏れ検出処理ルーチンを実行することにより、本発明にかかる検出手段が実現される。
以上述べた実施例によると、吸気脈動に起因した吸気圧の変動が減衰された状態で負圧処理が行われるため、吸気漏れの有無が誤検出される事態や、微量の吸気漏れが検出されない事態等を回避することができる。その結果、吸気漏れの検出精度を高めることができる。
さらに、第2スロットル弁12より上流の吸気通路4が過度の負圧に曝されないため、コンプレッサハウジング50の軸受部やブローバイガス通路60から吸気通路4へ潤滑油が吸い込まれる等の不具合も回避することができる。
<実施例2>
次に、本発明の第2の実施例について図4に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施例について図4に基づいて説明する。ここでは、前述した第1の実施例と異なる構成について説明し、同様の構成については説明を省略する。
前述した第1の実施例と本実施例との差違は、負圧処理が開始される前に第2スロットル弁12より下流の吸気通路4内を負圧にする予備負圧処理が行われる点にある。予備負圧処理は、高圧EGR弁10及び低圧EGR弁14を全閉に制御した上で、第1スロットル弁16を全開に制御するとともに第2スロットル弁12を全閉に制御する処理である。
なお、第1スロットル弁16を全開に制御するとは、第1スロットル弁16の開度を物理的な最大開度まで開弁させる制御のみならず、第1スロットル弁16の前後差圧が略零となる開度まで開弁させる制御も含むものとする。また、第2スロットル弁12を全閉に制御するとは、第2スロットル弁12の開度を物理的な最小開度まで閉弁させる制御のみならず、第2スロットル弁12より下流の吸気通路4内が大気圧未満となる開度まで閉弁させる制御も含むものとする。
このような予備負圧処理が実行されると、第2スロットル弁12より上流の吸気通路4内が大気圧又は正圧に保たれた状態で、第2スロットル弁12より下流の吸気通路4内が負圧になる。その後の負圧処理では、ECU17は、先ず第1スロットル弁16を全閉に制御し、次いで第2スロットル弁12を所定開度に制御すればよい。
予備負圧処理が実行された後の負圧処理では、第1スロットル弁16と第2スロットル弁12との間の吸気通路4内のみを負圧にすればよいことになる。その結果、予備負圧処理を行わずに負圧処理を実行する場合(第1スロットル弁16より下流の吸気通路4内を一気に負圧にする場合)に比べ、負圧処理の実行時間を短くすることができる。これは、第1スロットル弁16と第2スロットル弁12との間の吸気通路4内が負圧に曝される期間の短縮を意味する。
従って、負圧処理の実行前に予備負圧処理が実行されると、コンプレッサハウジング50の軸受部やブローバイガス通路60から吸気通路4へ潤滑油が吸い込まれる等の不具合をより確実に回避することが可能となる。
以下、本実施例における吸気漏れ検出処理の実行手順について図4に沿って説明する。図4は、本実施例における吸気漏れ検出処理ルーチンを示すフローチャートである。なお、図4において、前述した図3の吸気漏れ検出処理ルーチンと同様の処理には同一の符号が付されている。
図4の吸気漏れ検出処理ルーチンと図3の吸気漏れ検出処理ルーチンとの差違は、S1
03の後にS201−S204の予備負圧処理が挿入された点、並びにS104とS105の順序が逆転している点にある。
03の後にS201−S204の予備負圧処理が挿入された点、並びにS104とS105の順序が逆転している点にある。
ECU17は、S103において高圧EGR弁10及び低圧EGR弁14を全閉に制御した後にS201へ進み、第1スロットル弁16を全開に制御する。続いて、ECU17は、S202において第2スロットル弁12を全閉に制御することにより、第2スロットル弁12より下流の吸気通路4内を負圧にする。
S203では、ECU17は、吸気圧センサ19の検出信号(吸気圧)Pimを読み込む。次いで、ECU17は、前記S203で読み込まれた吸気圧Pimが大気圧より低い負圧であるか否かを判別する。すなわち、ECU17は、第2スロットル弁12より下流の吸気通路4内が負圧になったか否かを判別する。なお、ECU17は、S204において、吸気圧Pimが大気圧に対して所定値以上低いか否か判別してもよい。これは、第2スロットル弁12より下流の吸気通路4内が大気圧に近い負圧下で負圧処理が開始されると、負圧処理の実行時間が長くなるためである。
前記S204で否定判定された場合は、ECU17は、S203へ戻る。一方、前記S204で肯定判定された場合は、ECU17は、負圧処理を実行する。その際、第1スロットル弁16が全閉に制御される前に第2スロットル弁12が所定開度に制御されると、予備負圧処理で発生させた負圧が緩和されてしまう可能性がある。よって、ECU17は、S204の実行後に先ずS105の処理を実行し、次いでS104の処理を実行するようにした。
このような手順により吸気漏れ検出処理が実行されると、前述した第1の実施例と同様の効果が得られる上、負圧処理の実行期間を短縮することができるという効果を得ることも可能となる。その結果、コンプレッサハウジング50の軸受部やブローバイガス通路60から吸気通路4へ潤滑油が吸い出される事態をより確実に回避しつつ、吸気漏れの検出精度を高めることが可能となる。
なお、ECU17は、予備負圧処理の実行時に吸気圧センサ19の検出誤差を補正するようにしてもよい。吸気圧センサ19の出力特性は、温度等の環境によって変化する場合がある。
そこで、予備負圧処理実行時に吸気圧センサ19が検出した吸気圧(第1吸気圧)Pim1と予め求められた基準圧力との差を求め、その差によって負圧処理実行時に吸気圧センサ19が検出した吸気圧(第2吸気圧)Pim2又は判定基準値が補正されるようにしてもよい。なお、基準圧力は、吸気圧センサ19の検出値が実際の吸気圧と一致する環境下において、予備負圧処理が実行された際に吸気圧センサ19が検出した値であり、予め実験的に求められている。
また、ECU17は、第1吸気圧Pim1と第2吸気圧Pim2との差(=Pim2−Pim1)を判定基準値と比較して吸気漏れが発生しているか否かを判別するようにしてもよい。その場合の判定基準値は、吸気漏れが発生していない状況下で求められた第1吸気圧Pim1と第2吸気圧Pim2との差と同等、或いは若干大きな値である。
このような方法により吸気漏れ検出処理が行われると、第1吸気圧Pim1と第2吸気圧Pim2との双方に同等の誤差が含まれているため、上記した補正を行うことなく検出精度の向上を図ることができる。
前述した第1、第2の実施例では、本発明にかかる調整機構として、第1スロットル弁16を例示したが、第2スロットル弁12より上流の吸気通路4からガスを吸い出すポンプ機構を用いてもよい。このようなポンプ機構としては、2次エア供給装置のポンプを利用してもよく、或いは吸気通路4に配置された電動式の過給機を逆転させることによりポンプ機構として機能させることもできる。
1 内燃機関
2 気筒
3 燃料噴射弁
4 吸気通路
5 ターボチャージャ
6 インタークーラ
7 排気通路
8 排気浄化装置
9 高圧EGR通路
10 高圧EGR弁
12 第2スロットル弁
13 低圧EGR通路
14 低圧EGR弁
16 第1スロットル弁
19 吸気圧センサ
21 クランクポジションセンサ
22 アクセルポジションセンサ
50 コンプレッサハウジング
51 タービンハウジング
60 ブローバイガス通路
2 気筒
3 燃料噴射弁
4 吸気通路
5 ターボチャージャ
6 インタークーラ
7 排気通路
8 排気浄化装置
9 高圧EGR通路
10 高圧EGR弁
12 第2スロットル弁
13 低圧EGR通路
14 低圧EGR弁
16 第1スロットル弁
19 吸気圧センサ
21 クランクポジションセンサ
22 アクセルポジションセンサ
50 コンプレッサハウジング
51 タービンハウジング
60 ブローバイガス通路
Claims (5)
- 内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
前記スロットル弁より上流の吸気通路に設けられた機構であり、該機構より下流の圧力を調整する調整機構と、
前記調整機構より下流の圧力を取得する取得手段と、
前記調整機構より下流の圧力が大気圧より低くなるように前記調整機構を制御する負圧処理を行うとともに、前記負圧処理実行中に前記取得手段が取得した圧力に応じて吸気漏れを検出する検出手段と、を備え、
前記検出手段は、前記負圧処理を実行するときに、前記スロットル弁の開度を全開未満且つ全閉より大きな所定開度に制御することを特徴とする内燃機関の吸気漏れ検出システム。 - 請求項1において、前記検出手段は、前記負圧処理を実行する前に前記スロットル弁を閉弁させて該スロットル弁より下流の圧力を大気圧未満に低下させ、続いて前記負圧処理を実行するとともに前記スロットル弁を前記所定開度に制御することを特徴とする内燃機関の吸気漏れ検出システム。
- 請求項2において、前記検出手段は、前記スロットル弁を閉弁させたときに前記取得手段が取得した圧力に基づいて、前記負圧処理実行中に前記取得手段が取得した圧力を補正することを特徴とする内燃機関の吸気漏れ検出システム。
- 請求項1乃至3の何れか一において、前記調整機構は、吸気通路の通路断面積を調整する流量調整弁であり、
前記負圧処理は、前記流量調整弁を閉弁させる処理であることを特徴とする内燃機関の吸気漏れ検出システム。 - 請求項1乃至4の何れか一において、前記検出手段は、内燃機関がフューエルカット運転状態にあるときに、負圧処理を実行することを特徴とする内燃機関の吸気漏れ検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009092991A JP2010242640A (ja) | 2009-04-07 | 2009-04-07 | 内燃機関の吸気漏れ検出システム |
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ID=43095897
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JP (1) | JP2010242640A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2009
- 2009-04-07 JP JP2009092991A patent/JP2010242640A/ja not_active Withdrawn
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