JPH11508203A

JPH11508203A - 押出装置および押出装置を使用することによるプラスチック材料を延伸する方法

Info

Publication number: JPH11508203A
Application number: JP9504184A
Authority: JP
Inventors: キルジヤバイネン，カリ; イエルベンキレ，イリ
Original assignee: UPONOR BV
Current assignee: UPONOR BV
Priority date: 1995-06-26
Filing date: 1996-05-08
Publication date: 1999-07-21
Anticipated expiration: 2016-05-08
Also published as: CA2225402C; DE69617953T2; CA2225402A1; CN1058214C; AU5650796A; WO1997001428A1; CN1190924A; JP3843130B2; ATE210545T1; EP0835177A1; ES2169797T3; DE69617953D1; US6197239B1; AU706505B2; EP0835177B1

Abstract

(57)【要約】本発明は、筒状プラスチック製品を調製するためのもしくは当該製品を少なくとも一層のプラスチックで被覆するための押出装置に関する。当該押出装置は最低１個の円錐固定子（３、４、５）、最低１個の円錐ローター（１、２）および押出導管（10）に押出されるべきプラスチック材料（Ｍ）をプレスするためのそれらの間の最低１個の円錐供給開口部（６、７、８、９）を含んで成る。ローター（１、２）の端にはプラスチック材料（Ｍ）を脱繊維および／もしくは延伸するための手段（23；12、13；24；38、39）が存在する。本発明はまた、筒状プラスチック製品の調製もしくは被覆の間にプラスチック材料を脱繊維および／もしくは延伸するための方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】押出装置および押出装置を使用することによるプラスチック材料を延伸する方法本発明は、筒状プラスチック製品を調製するためのもしくは当該製品を少なくとも一層のプラスチックで被覆するための押出装置に関する。当該押出装置は、最低１個の円錐固定子、最低１個の円錐ローターおよび押出導管に押出されるべきプラスチック材料をプレスするためのそれらの間の最低１個の円錐供給開口部を含んで成る。本発明はまた、筒状プラスチック製品の前述の押出装置での製造もしくは被覆の間にプラスチック材料を脱繊維(defibering)および／もしくは延伸する方法にも関する。筒状プラスチック製品は例えばプラスチックパイプ、プラスチックフィルムもしくは若干の他の類似の製品でありうる。以前は、パイプが被覆される場合は、外側のパイプが被覆されるべきパイプの上に最初に形成された。こうした場合には、例えば所望の延伸をもつ外側のパイプを提供することが可能でなかった。さらに、長いスクリューが現在の様式で使用される場合、被覆されるべきパイプが温まる。ノルウェー国特許公開明細書第159,841号は、押出機と共に回転マンドレルを提供されるクロスヘッド成形型を開示する。この集成装置で、たとえコーティング層が少なくとも原則としてケーブルに圧でプレスされ得るとしても、被覆されるべき表面へのコーティングの接着が改善され得るようにケーブルの被覆の間に所望の延伸が形成されることが可能であるが、しかし維持されることは可能でない。本発明の目的は、従来技術の問題を避けること、および、主として所望の永続的延伸をもつ製品を提供する押出装置を作製することである。この目標は本発明の装置で達成され、それは主として、ローターの端にプラスチック材料を脱繊維および／もしくは延伸するための手段が存在することを特徴とする。前述の手段は、最も好ましくは、ローターの端に、押出導管に伸長する本質的に筒状の伸長を含んで成る。これらの手段はまた、ローターおよび／もしくはその伸長を通って伸長する開口部も含んで成ることができる。ローターの端もしくはその伸長に環状フランジが存在することができ、このフランジは好ましくはそれを通って伸長する内腔を含んで成る。本発明の方法は、順に、主として、ローター（１個もしくは複数）が、螺旋延伸が円周とほぼ同じ方向を有するように迅速に回転されること、および、押出装置を出る筒状プラスチック製品が、円周の方向のプラスチック分子の延伸が完成した製品の延伸角がより小さい、好ましくは約50ないし60°であるように減少されるような方法で圧伸成形装置で圧伸成形されることを特徴とする。本発明の様式で形成されたローターで、押出されるべきプラスチック材料は、被覆されるべきパイプもしくは一片(piece)を適する様式で冷却することにより、そしておそらく外側から押出装置を冷却することによってもまた永続的にされ得る螺旋延伸を提供され得る。螺旋延伸は主として回転ローターの動きにより生み出され、そして螺旋性は筒状伸長によって維持され得る。延伸は押出されるべき材料の可能性のある内部冷却により向上される。本発明の本質的な特色は、押出製品がそれが結晶化されると同じ時点で製品の形態に冷却され得ることである。すなわち、当該装置は、その後、その強さを増大させるためにいずれかの操作に必ずしもさらされる必要のない完成した製品を排出する。しかしながら、半径方向の延伸は好ましくはマンドレルでの処理により向上され、また、軸方向の延伸は圧伸成形装置で所望のレベルに調整され、これは好ましくは半径方向でより約50％小さい。本発明の利点は、いくつかの比較的薄い層が調製される場合、それらが冷却され得そして延伸がかように凍結され得るということである。これは慣習的押出技術で非常に高価および困難の双方である。本発明の集成装置で、例えば、２個の薄層を調製すること、また、一機械で中間冷却を実行しそして別の機械でより多くの層を製造することが可能である。当該機械のかさばらない構造により、空間および金銭の節約は大きい。好ましくはプラスチックのいくつかの薄層を供給する目的のため、押出装置は例えば筒状伸長を提供された最低２個のローターおよびローターを取り巻く固定子を含んで成り、連続するローターの回転方向は相互に反対である。こうした場合、ローターの間に、薄層の延伸が凍結されることを確実にするための中間冷却装置が存在することもまた好ましいことができる。とりわけ、プラスチック材料が、紡糸、結晶化もしくは架橋されている場合、最低１個のローターの筒状伸長がプラスチック材料の流れの方向に本質的に円錐形に広がること、および、ローターの背部の供給開口部に流れ込むプラスチック材料を伸長の外側表面に導きそして従ってローターの前の供給開口部に流れ込むプラスチック材料と混合されるための手段が存在すること、そして、伸長の外側表面上のプラスチック材料を伸長を通ってさらに先にそしてその内部へ導くための手段が存在することが有利である。当該押出装置が、現存する製品例えばケーブルを被覆することを意図される場合、押出導管の入口端は、好ましくは、導管に導かれた製品の初期冷却のための冷却装置を含んで成る。他方、押出装置がプラスチックパイプの作製を意図される場合、押出導管は冷却マンドレルを提供される。本発明の方法の好ましい態様において、押出装置を出る筒状のプレフォームは、円周方向のプラスチック分子の延伸がさらに増大するような方法で押出装置に続く焼戻マンドレル上で圧伸成形装置で圧伸成形されるが、しかし同時の軸方向の延伸により、延伸角は初めより下、好ましくは前述の50ないし60°である値を有する。プラスチック材料ファイバーは、冷マンドレルもしくは押出装置を通って動く製品上で紡糸および結晶化され得る。架橋されたおよび架橋されないプラスチック材料の混合物は熱マンドレルによって架橋温度に加熱され得る。当該方法をより高温で開始すること、および、製造ラインで冷却たらいのような他の装置に吹き込まれる標準的な直径をもつ製品が形成され、その後、製品の製造温度が、延伸が永続的にされ得るように延伸温度近くに低下されることもまた可能である。以下で、本発明は付随する図面に関してより詳細に記述されることができ、その中で第１図は２個のローターを提供された押出装置を示す、第２図は本発明の押出装置を伴う過程の始動を示す、第３図は１個のローターを提供された押出装置を示す、第４ないし６図はローターの伸長およびその周囲の態様を示す、第７および８図は本発明の押出装置の付加的応用を示す、そして第９ないし１３図はローターの代替の態様を示す。第１図は、いくつかの薄いプラスチック層を含んで成るプラスチックパイプを調製するためのもしくはいくつかの薄いプラスチック層でケーブルもしくはチューブのような製品を被覆するための本発明の押出装置を示す。この押出装置は、２個の円錐ローター１および２、ローターを相互から分離しかつそれらを取り巻く固定子３、４および５、ならびに、押出導管10に押出されるべきプラスチック材料Ｍをプレスするためのローターと固定子との間の供給開口部６、７、８および９を含んで成る。押出導管10は、この場合、押出装置を通って伸長する開口部と開口部を強引に通される冷却マンドレル11との間に位置を定められた環状の空間から形成される。冷却マンドレル11は、少なくとも、新しい多層パイプがその上で形成されている場合に使用され得る。ローター１および２は反対方向に回転するように計画され、そして各ローターは、供給開口部６、７、８および９から来るプラスチック材料Ｍを延伸かつ結晶化するための押出導管10に伸長する筒状伸長12、13を含んで成る。供給開口部を出る熱プラスチック材料は、伸長12、13と冷冷却マンドレル11との間で延伸かつ結晶化される。貼り付けられるべきでありそして各供給開口部から到着するプラスチック材料の層の厚さは好ましくは約１mmである。押出導管10の始まりは断熱材14で閉じられ、また、押出導管の出口端には、プラスチック材料Ｍが溶融状態にあるべきである押出装置の領域で熱損失が起こらないように別の断熱材15が存在する。第二の断熱材15の後、押出装置の出口端は、順に、装置を出る完成した製品を冷却するための冷却ノズル 16を含んで成る。第１図に関して、いくつかの場合は、十分な冷却がプラスチック材料の異なる層の間に提供され得るように、１個のローターを提供されたいくつかの連続する押出装置を採用しかつ押出装置の間に中間冷却装置を含んで成る集成装置を使用することが好ましいことができることが言及されるべきである。第２図は、第１図の装置においてそれでパイプを製造する過程が始動され得る集成装置を示す。マンドレル11の端は、その場合、例えばアルミニウムから作られかつマンドレル11が適所にあるまで押出装置の端に連結された圧伸成形装置18 で圧伸成形される冷始動棒材17を含んで成り、そこでマンドレル11と始動棒材17 との間に連結されたコネクタ19が始動棒材をマンドレル11から解放し、その後、結晶化されたパイプＰが形成され始める。マンドレル11はその端に配置される水循環によって冷却され得、そこで水の入口は参照数字20により、そして出口は参照数字21により示される。押出装置から到着する製品を冷却する目的のため、圧伸成形装置の前に冷却たらい37が存在する。現存する製品が被覆される場合、マンドレル11の使用は可能でなく、そして従って被覆されるべき製品の初期冷却は例えば押出装置の入口端に置かれる冷却装置によって実行されなければならない。これはこの図面に示されない。本発明の装置は、とりわけ、ローター１および２がプラスチック材料の螺旋延伸が円周とほぼ同じ方向を有するように速く回転される方法を実行するために応用でき、その後、押出装置を出るプラスチックパイプが、円周方向のプラスチック分子の延伸が、完成した製品の延伸角がより小さく、好ましくは約50ないし60 °となることができるように減少されるような方法で圧伸成形装置18で圧伸成形され、そこで半径方向の強さは軸方向の強さのほぼ２倍であることができる。第３図の装置は、それが１個のローター（ローター１）および対応して２個の固定子（固定子３および４）を含んで成ることにおいてのみ第１図の装置と異なる。この装置で２層のパイプのみを調製することが可能である一方、第１図の装置で４層のパイプが製造され得る。第４ないし６図はローターの伸長およびその周囲のいくつかの態様を示す。全てのこれらの態様において、ローター１、２の筒状伸長12、13はプラスチック材料Ｍの流れの方向に本質的に円錐形に広がる。ローターの背部の供給開口部６、７に流れ込むプラスチック材料を伸長12、13の外側表面に導き、そして従ってローターの前の供給開口部８、９に流れ込むプラスチック材料と混合されるための手段22、23、および、伸長の外側表面上のプラスチック材料を伸長12、13を通ってさらに先にそしてその内部へ導くための手段24もまた存在する。前述の手段は背部に位置を定められた供給開口部６、７を閉じる固定子の伸長22、ローター１、２を通過しかつ固定子の伸長に隣接する開口23、および、ローターの伸長12を通過しそしてプラスチック材料の流れの方向にすなわち押出機の軸に向かって先細になる開口24から成る。伸長22の端は、伸長22の上流のプラスチック材料の流れ全体が、単に伸長22の開口24を介して調製もしくは被覆されるべき製品に移動されるような方法で押出装置の枠にシールされる。いくつかのローターをもつ装置ではこうした集成装置が１個の（例えば最後の）ローターもしくはいくつかのローターに提供され得ることが言及されなければならない。第４図は、開口24を通過するプラスチック材料ファイバーＦが冷パイプＰ上で紡糸される状況を示す。紡糸はまた冷マンドレル（例えばマンドレル11）上でも実行されうる。この場合、純粋なポリマーを使用することもまた可能でありうる。第５図の場合、プラスチック材料の混合物Ｓが固定子に続く冷マンドレル26上で結晶化され、そして結果として生じる層もしくは製品はそれからそれが引き出される押出導管25に到着する。この場合、プラスチック材料混合物Ｓは好ましくはＬＤおよびＨＤのプラスチックの組成物から形成される。マトリックスのプラスチックとともに焼戻されるべき有利な混和剤は、例えば容易に脱繊維され得る液体結晶性ポリマー（ＬＣＰプラスチック）である。この図面はまた、プラスチック粒子が伸長22の開口24を通過する際にそれらがどのようにファイバー様になるかも示す。第６図の実施例は、第５図では架橋されたおよび架橋されないプラスチック材料好ましくはポリエチレンの混合物Ｓ’が熱マンドレル26によって架橋温度に加熱されることにおいて前の図と異なる。速度が例えば100倍に増大する開口24すなわち脱繊維開口において、延伸は対応して増大し、また、回転剪断作用が延伸をさらに増大させる。プラスチックは、流れ方向の側により小さな圧が存在するような方法で開口23 および24を通って流れるようにされ得る。これは、その流れが圧側で抑えられるもしくはこの側の供給開口部が完全に閉じられるような方法で達成される。第５および６図の凍結線Ｂおよび架橋線Ｃが前述の脱繊維開口24に非常に近いことが言及されなくてはならない。ファイバーが紡糸される第４図において、接着および凍結線Ａはこれらの開口からわずかにより遠くに位置を定められる。第４ないし６図の場合での本質的な特色は、プラスチックの粘度は異なる必要はないがしかし滴は増大された速度により延伸するということである。関連する円錐押出機の場合には、収量および回転速度の比が、ファイバーが所望の様式で延伸され得るように調整され得るということもまた言及されるべきである。第７および８図は本発明の円錐押出機のいくつかの付加的な応用を示す。本質的に第３図に示される種類のものである押出装置を通って伸長する中央の穴すなわちこの場合は中央の押出導管10は、押出されるべき製品すなわちパイプＰの内側表面に対し置かれかつ端にマンドレル円錐29を含んで成る最低１個の膨脹シール28を提供される、軸方向に移動可能な空洞の棒材すなわちマンドレル27を含んで成る。第７図は、収縮する直径を有しかつマンドレル円錐29に続く制御円錐30、ならびに、マンドレル円錐29および制御円錐30ならびにそれらを通り越すプラスチック材料を加熱および／もしくは冷却するための円錐29および30に含有される加熱／冷却回路35および36を示す。押出装置のノズル区分(section)40は上昇する(as cending)円錐29の一部の上、当該円錐の最高点の上もしくはその上にさえ伸長しうる。ノズル区分40と円錐 29との間に位置を定められたダクト41は厚くさえあることができるか、もしくはそれは円錐29の上部に向かってわずかに先細になりうる。円錐30の後にもう１個のシール28があることができ、その上に潤滑液の循環が最初と最後のシールとの間に配置されうる。第８図はまた２個のシール28の間の焼戻帯の可能性のある形成も示す。これは、マンドレル27で形成される液体の入口および出口の開口部32、34ならびにそれに連結される環状溝33によってシール28の間に液体を循環させることにより実現される。環状溝33の目的は可能な限り十分に液体を循環させることである。これらの焼戻手段は明快のため第７図に示されない。第７および８図のマンドレル27はまたパイプＰの延伸でも使用され、そこでマンドレル27は部分的に内部焼戻マンドレルとして作用し、また、その動きはとりわけ始動の間に利用される。従って、第７図はパイプ製造の始動段階を示し、そして第８図はすでに冷却されているパイプがマンドレル円錐29上を滑る後の段階を示す。縦方向に動かされるマンドレル27は、好ましくは適正温度を調整するのにもまた使用され得る。押出速度が大きい場合、例えば適する架橋時間が加熱されるべきマンドレル27の長さを増大させることにより達成され得る。温度は、マンドレル27の外側表面とパイプＰの内側表面との間の直接の対流でか、もしくはその後、帯がシール28の間で分離され得、その帯で冷却液が適する温度で循環されるかのいずれかで調整され得る。適する液体は例えば水、シリコーン油もしくはグリコールを包含する。この集成装置はまた、パイプの内側表面がフィルムを提供され得るという利点も提供する。このフィルムはパイプＰとマンドレルの伸長29との間の摩擦を低下させる。本質的な特色は、マンドレル27の外側直径が、プラスチックパイプＰがマンドレル27の外側表面に沿って滑ることが可能にされ得そしてパイプＰの区分がかようにマンドレルで広げられ得るように押出導管10を出るパイプＰの内側直径にほぼ等しいということである。マンドレル27の長さならびに従って焼戻および反応の時間は、押出速度によって調整される。膨脹シール28はまた、パイプＰの壁厚の変動が考慮に入れられ得る、および、必要とされる場合はパイプＰがシール28でビードをつけられ得るすなわち延伸され得るという目的も意図される。これらのシールは従って、等しくない内側直径をもつパイプの生産(run)で使用されることを意図されない。第７および８図に関して、その中に開示される集成装置は、もちろんまた本発明の他の押出機でも適用され得、そして第３図の例証的押出機でのみに適用され得ないこともまた言及されるべきである。第９ないし１３図はいくつかの代替のローターの態様を示す。第９ないし１１図は、ローターおよび／もしくはその伸長12が、プラスチック材料を脱繊維および／もしくは延伸するためのローターもしくは伸長を通過する開口23、24をどのように含みうるかを示す。本質的に水平な伸長を提供されたローターに開口23、 24もまた存在しうる。第９ないし１１図のローターはまた、第１２図に示されるように環状フランジ38によっても伸長されることができ、これは脱繊維および／もしくは延伸の開口部39を含んで成ることができる。フランジ38はまた、第１３図に示されるように、伸長を含まないローターにも取り付けられうる。本発明は実施例としてのみ上に記述され、そして、当業者は付録として付けられる請求の範囲内でいくつかの代替の態様でその詳細を実行し得る。従って、例えば、ローターの数は必要が生じる際に変化することができ、また、必要な場合は、薄いプラスチック層の延伸が凍結されることを確実にするためにローター間に中間冷却装置が存在しうる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年１月２３日【補正内容】請求の範囲１．筒状プラスチック製品を調製するためのもしくは当該製品を少なくとも一層のプラスチックで被覆するための押出装置であって、当該押出装置が、最低１個の円錐固定子（３、４、５）、最低１個の円錐ローター（１、２）およびそれらの間の最低１個の円錐供給開口部（６、７、８、９）を含んで成り、固定子（３、４、５）およびローター（１、２）は供給開口部（６、７、８、９）から押出導管（10、25）に押出されるべきプラスチック材料（Ｍ）をプレスするための手段であり、円錐ローター（１、２）の端にプラスチック材料（Ｍ）を脱繊維および／もしくは延伸するための手段（23；12、13；24；38、39）が存在することを特徴とする装置。２．前述の手段がローター（１、２）を通過する開口（23）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１の押出装置。３．前述の手段が、押出導管（10、25）に伸長しかつローター（１、２）の端に位置を定められる本質的に筒状の伸長（12、13）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１もしくは２の押出装置。４．前述の手段が筒状伸長を通過する開口（24）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲３の押出装置。５．ローター（１、２）の端もしくはその伸長（12、13）に環状フランジ（38）が存在することを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。６．環状フランジ（38）がそれを通過する開口部（39）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲５の押出装置。７．筒状伸長（12、13）がプラスチック材料（Ｍ）の流れの方向に本質的に円錐状に広がること、また、ローターの背部の供給開口部（６、７）に流れ込むプラスチック材料を伸長（12、13）の外側表面に導き、そしてローターの前の供給開口部（８、９）に流れ込むプラスチック材料と混合されるための手段（ 22、23）ならびに伸長の外側表面上のプラスチック材料を伸長（12、13）を通ってさらに先にそしてその内部に導くための手段（24）が存在することを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。８．プラスチック材料の流れを導くための前述の手段が、背部に位置を定められた供給開口部（６、７）を閉じる固定子の伸長（22）、ローター（１、２）を通過しかつ固定子の伸長に隣接する開口（23）およびローターの伸長（12）を通過する開口（24）から成ることを特徴とする、請求の範囲７の押出装置。９．プラスチックのいくつかの薄層を供給する目的のために、当該装置が、取り囲む固定子（３、４、５）をもつ最低２個のローター（１、２）を含んで成り、連続するローター（１、２）の回転方向が常に反対であること、および、最低１個のローター（１、２）が前述の脱繊維および／もしくは延伸する手段を含んで成ることを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。１０．ローター（１、２）の間に、薄層の延伸が凍結されることを確実にするための中間冷却装置が存在することを特徴とする、請求の範囲９の押出装置。１１．押出導管（10）の入口端が、導管に導かれる製品の初期冷却のための冷却装置を含んで成ることを特徴とする、存在する製品例えばケーブルを被覆するための先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。１２．加熱および／もしくは冷却され得るマンドレル（11、26、27）が押出導管（12、25）と共に置かれることを特徴とする、筒状プラスチック製品を調製するための請求の範囲１ないし１０のいずれかひとつの押出装置。１３．マンドレルが、中央の穴、もしくは押出装置を通って伸長する押出導管（ 10）中に置かれ、かつ、その端に加熱および／もしくは冷却され得るマンドレル円錐（29）を含んで成る軸方向に移動可能な棒材（27）であることを特徴とする、請求の範囲１２の押出装置。１４．棒材（27）が、押出装置もしくは押出されるべき製品のいずれかの内側表面に対して膨脹され得る最低１個のシール（28）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１３の押出装置。１５．棒材（27）が、空洞であり、そして、棒材を温めるおよび／もしくは冷却するための手段（35、36）、最低１個のシール（28）を膨張させるための手段ならびに２個のシール（28）の間に焼戻帯を形成するための手段（28、32、33、34 ）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１４の押出装置。１６．押出導管（10）の出口端に、断熱材（16）および断熱材に続く冷却ノズルが存在することを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。１７．最低１個の円錐固定子（３、４、５）、最低１個の円錐ローター（１、２）およびそれらの間の最低１個の円錐供給開口部（６、７、８、９）を含んで成る押出装置を使用することによる、筒状プラスチック製品の調製もしくは被覆の間にプラスチック材料を延伸する方法であって、固定子（３、４、５）およびローター（１、２）は供給開口部（６、７、８、９）から押出導管（10、25）に押し出されるべきプラスチック材料（Ｍ）をプレスし、円錐ローター（１、２）中にプラスチック材料（Ｍ）を脱繊維および／もしくは延伸するための手段（23；12、13；24；38、39）が存在すること、ローター（１個もしくは複数）（１、２）が、螺旋延伸が円周とほぼ同じ方向を有するように迅速に回転されること、ならびに、押出装置を出る筒状プラスチック製品が、円周の方向のプラスチック分子の延伸が完成した製品の延伸角がより小さい、好ましくは約50ないし60°であるように減少されるような方法で圧伸成形装置（18）で圧伸成形されることを特徴とする方法。１８．押出装置から出る筒状プレフォームが、円周方向のプラスチック分子の延伸がさらに増大するような方法で押出装置に続く焼戻マンドレル上で圧伸成形装置（18）で圧伸成形されるが、しかし同時の軸方向の延伸により、延伸角それ自身が初めより小さい、好ましくは50ないし60°になることができることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。１９．プラスチック材料ファイバー（Ｆ）が冷マンドレル（11）もしくは押出装置を通って移動する製品上で紡糸かつ結晶化されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２０．架橋されたおよび架橋されないプラスチック材料の混合物（Ｓ'）が熱マンドレル（26）によって架橋温度に加熱されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２１．マンドレルの長さならびに従って焼戻および／もしくは反応の時間が押出速度によって調整されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２２．方法がより高温で始動され、そして、標準的な直径を有する製品が調製されかつ製造ラインの冷却たらいのような他の装置に吹き込まれ、その後、製品の製造温度が延伸が永続的にされ得るように延伸温度近くに低下されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２３．温度が、焼戻区分を増加させることにより低下されることを特徴とする、請求の範囲２２の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号９６１８２２ (32)優先日 1996年４月29日 (33)優先権主張国フィンランド（ＦＩ） (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims

【特許請求の範囲】１．筒状プラスチック製品を調製するためのもしくは当該製品を少なくとも一層のプラスチックで被覆するための押出装置であって、当該押出装置が、最低１個の円錐固定子（３、４、５）、最低１個の円錐ローター（１、２）および押出導管（10、25）に押出されるべきプラスチック材料（Ｍ）をプレスするためのそれらの間の最低１個の円錐供給開口部（６、７、８、９）を含んで成り、ローター（１、２）の端にプラスチック材料（Ｍ）を脱繊維および／もしくは延伸するための手段（23；12、13；24；38、39）が存在することを特徴とする装置。２．前述の手段がローター（１、２）を通過する開口（23）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１の押出装置。３．前述の手段が、押出導管（10、25）に伸長しかつローター（１、２）の端に位置を定められた本質的に筒状の伸長（12、13）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１もしくは２の押出装置。４．前述の手段が筒状伸長を通過する開口（24）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲３の押出装置。５．ローター（１、２）の端もしくはその伸長（12、13）に環状フランジ（38）が存在することを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。６．環状フランジ（38）がそれを通過する開口部（39）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲５の押出装置。７．筒状伸長（12、13）がプラスチック材料（Ｍ）の流れの方向に本質的に円錐形に広がること、また、ローターの背部の供給開口部（６、７）に流れ込むプラスチック材料を伸長（12、13）の外側表面に導き、そしてローターの前の供給開口部（８、９）に流れ込むプラスチック材料と混合されるための手段（22、23）ならびに伸長の外側表面上のプラスチック材料を伸長（ 12、13）を通ってさらに先にそしてその内部に導くための手段（24）が存在することを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。８．プラスチック材料の流れを導くための前述の手段が、背部に位置を定められた供給開口部（６、７）を閉じる固定子の伸長（22）、ローター（１、２）を通過しかつ固定子の伸長に隣接する開口（23）およびローターの伸長（12）を通過する開口（24）から成ることを特徴とする、請求の範囲７の押出装置。９．プラスチックのいくつかの薄層を供給する目的のために、当該装置が、取り囲む固定子（３、４、５）をもつ最低２個のローター（１、２）を含んで成り、連続するローター（１、２）の回転方向が常に反対であること、および、最低１個のローター（１、２）が前述の脱繊維および／もしくは延伸する手段を含んで成ることを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。１０．ローター（１、２）の間に、薄層の延伸が凍結されることを確実にするための中間冷却装置が存在することを特徴とする、請求の範囲９の押出装置。１１．押出導管（10）の入口端が、導管に導かれる製品の初期冷却のための冷却装置を含んで成ることを特徴とする、存在する製品例えばケーブルを被覆するための先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。１２．加熱および／もしくは冷却され得るマンドレル（11、26、27）が押出導管（12、25）と共に置かれることを特徴とする、筒状プラスチック製品を調製するための請求の範囲１ないし１０のいずれかひとつの押出装置。１３．マンドレルが、中央の穴、もしくは押出装置を通って伸長する押出導管（ 10）中に置かれ、かつ、その端に加熱および／もしくは冷却され得るマンドレル円錐（29）を含んで成る軸方向に移動可能な棒材（27）であることを特徴とする、請求の範囲１２の押出装置。１４．棒材（27）が、押出装置もしくは押出されるべき製品のいずれかの内側表面に対して膨脹され得る最低１個のシール（28）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１３の押出装置。１５．棒材（27）が、空洞であり、そして、棒材を温めるおよび／もしくは冷却するための手段（35、36）、最低１個のシール（28）を膨張させるための手段ならびに２個のシール（28）の間に焼戻帯を形成するための手段（28、32、33、34 ）を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲１４の押出装置。１６．押出導管（10）の出口端に、断熱材（16）および断熱材に続く冷却ノズルが存在することを特徴とする、先行する請求の範囲のいずれかひとつの押出装置。１７．最低１個の円錐固定子（３、４、５）、最低１個の円錐ローター（１、２）および押出導管（10、25）に押出されるべきプラスチック材料（Ｍ）をプレスするためのそれらの間の最低１個の円錐供給開口部（６、７、８、９）を含んで成る押出装置を使用することによる、筒状プラスチック製品の調製もしくは被覆の間にプラスチック材料を延伸する方法であって、ローター（１個もしくは複数）（１、２）が、螺旋延伸が円周とほぼ同じ方向を有するように迅速に回転されること、および、押出装置を出る筒状プラスチック製品が、円周の方向のプラスチック分子の延伸が完成した製品の延伸角がより小さい、好ましくは約50ないし60°であるように減少されるような方法で圧伸成形装置（18）で圧伸成形されることを特徴とする方法。１８．押出装置から出る筒状プレフォームが、円周方向のプラスチック分子の延伸がさらに増大するような方法で押出装置に続く焼戻マンドレル上で圧伸成形装置（18）で圧伸成形されるが、しかし同時の軸方向の延伸により、延伸角それ自身が初めより小さい、好ましくは50ないし60°になることができることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。１９．プラスチック材料ファイバー（Ｆ）が冷マンドレル（11）もしくは押出装置を通って移動する製品上で紡糸かつ結晶化されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２０．架橋されたおよび架橋されないプラスチック材料の混合物（Ｓ'）が熱マンドレル（26）によって架橋温度に加熱されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２１．マンドレルの長さならびに従って焼戻および／もしくは反応の時間が押出速度によって調整されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２２．方法がより高温で始動され、そして、標準的な直径を有する製品が調製されかつ製造ラインの冷却たらいのような他の装置に吹き込まれ、その後、製品の製造温度が延伸が永続的にされ得るように延伸温度近くに低下されることを特徴とする、請求の範囲１７の方法。２３．温度が、焼戻区分を増加させることにより低下されることを特徴とする、請求の範囲２２の方法。