JPH1150694A - 免震装置の設置方法 - Google Patents

免震装置の設置方法

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JPH1150694A
JPH1150694A JP9219099A JP21909997A JPH1150694A JP H1150694 A JPH1150694 A JP H1150694A JP 9219099 A JP9219099 A JP 9219099A JP 21909997 A JP21909997 A JP 21909997A JP H1150694 A JPH1150694 A JP H1150694A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 下部アンカープレートを省略することができ
る免震装置の設置方法を提供する。 【解決手段】 免震装置の下プレートにジグプレート7
と、ボルト10と、ボルト10のねじ部12に螺合され
た袋ナット13と、ジグプレート7を基礎床の上に支持
する支柱手段26、27とを具備した組み合わせ体2を
準備し、組み合わせ体2を、支柱手段26、27を介し
て基礎床の上に配置して、ジグプレート7の下面11下
にコンクリート又はモルタルを打ち込んで、袋ナット1
3が埋設された下部構造物を形成し、下部構造物の形成
後、各ボルト10を取り外してジグプレート7を下部構
造物の上面から除去し、ジグプレート7が除去された下
部構造物の上面に免震装置を載置して、免震装置の下プ
レート4に形成された貫通孔を介してボルトを下部構造
物中の袋ナット13に螺合させて、免震装置を下部構造
物上に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部構造物を免震
支持するために、積層ゴム等からなる免震装置を上部構
造物と下部構造物との間に設置する方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】免震装置は、通常、上
部構造物と下部構造物とのそれぞれに設置された上部及
び下部アンカープレートを介して上部構造物と下部構造
物との間に設置される。そして、この上部及び下部アン
カープレートのそれぞれには、袋ナット、アンカーボル
ト等が予め溶接されて固着されており、これらの袋ナッ
ト、アンカーボルト等は、上部構造物と下部構造物との
それぞれに埋設され、上部及び下部アンカーボルトによ
り上部及び下部アンカープレートのそれぞれを上部構造
物と下部構造物とのそれぞれにしっかりと固定し、上部
及び下部袋ナットのそれぞれにボルトを螺合させて、免
震装置を上部及び下部アンカープレートにボルト止めし
ている。
【0003】ところで、上部及び下部アンカープレート
に袋ナット、アンカーボルトを溶接すると、上部及び下
部アンカープレートに一旦熱を加えるため、冷却後に上
部及び下部アンカープレートに歪みを生じさせ、上部及
び下部アンカープレートの平坦度を低下させる。この平
坦度の低下は、免震装置を上部構造物と下部構造物との
間に設置した後において、上部構造物からの下部構造物
への鉛直荷重の伝達及び免震装置の機能に悪影響を及ぼ
し、結果として、所望に上部構造物を免震支持し得ない
虞がある。このため上部及び下部アンカープレートに歪
み修正を行うが、この歪み修正において所望の平坦度
(1.5mm/m以下)を確保することが極めて難し
く、多くの工数を費やして、コストアップの要因とな
る。
【0004】また、下部アンカープレートの下面にコン
クリート又はモルタルを打ち込んで、下部構造物に下部
アンカープレートを固定しているが、下部アンカープレ
ートは下部構造物の上面に設置したままとなるため、下
部アンカープレートの下面にコンクリート又はモルタル
が完全に充填されていることを確認することが困難であ
って、また、仮にコンクリート又はモルタルが未充填で
あることがコンクリート又はモルタルの乾燥後に確認し
得たとしても、その補充が困難である。下部アンカープ
レートの下面にコンクリート又はモルタルの未充填部が
存在すると、上記と同様に、免震装置の機能に悪影響を
及ぼし、免震装置に設計通りの免震、支承機能を発揮さ
せることができない虞が生じ得る。
【0005】更に、上部及び下部アンカープレートは、
比較的その価格が高く、このため価格についての要求が
厳しい、いわゆるマンションのような集合住宅に免震装
置を適用することにつての障害要因の一つにもなってい
る。
【0006】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、下部アンカープレ
ートを省略することができ、下部アンカープレートに起
因する上記の種々の不都合をなくし得る免震装置の設置
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の免震装置の設置
方法は、免震装置の下プレートに形成された貫通孔に対
応して複数の貫通孔が形成されたジグプレートと、この
ジグプレートの各貫通孔に挿通されており、頭部がジグ
プレートの一方の面に配されたボルトと、ジグプレート
の他方の面から突出した各ボルトのねじ部に螺合された
袋ナットと、ジグプレートを基礎床の上に支持する支柱
手段とを具備した組み合わせ体を準備し、この組み合わ
せ体を、支柱手段を介して基礎床の上に配置して、ジグ
プレートの下面下にコンクリート又はモルタルを打ち込
んで、袋ナットが埋設された下部構造物を形成し、この
下部構造物の形成後、各ボルトを取り外してジグプレー
トを下部構造物の上面から除去し、ジグプレートが除去
された下部構造物の上面に免震装置を載置して、免震装
置の下プレートに形成された貫通孔を介してボルトを下
部構造物中の袋ナットに螺合させて、免震装置を下部構
造物上に固定する。
【0008】本発明の設置方法において、支柱手段は、
複数の袋ナットのうちの少なくとも一部の袋ナットの一
端に固着されたスタッドを具備している。本発明では、
このスタッドを伸縮自在として、基礎床からのジグプレ
ートの高さをスタッドにより調整してもよい。また、支
柱手段は、上記のスタッドに代えて又はこれと共に、頭
部がジグプレートの一方の面に配されて、ジグプレート
に螺合された長尺ボルトを具備している。支柱手段が長
尺ボルトを具備する場合、基礎床からのジグプレートの
高さをこの長尺ボルトにより調整し、下部構造物の形成
後、ジグプレートからこの長尺ボルトを除去する。以上
の方法によれば、ジグプレートの水平度を調整し得る結
果、正確にジグプレートを水平に配し得、したがって、
下部構造物の上面の水平度を容易に確保し得る。なお、
スタッドは、ジグプレートの他方の面に配された全ての
袋ナットに固着してもよいが、組み合わせ体を基礎床の
上に倒れないように配置して、ジグプレートを水平に配
し得るように、少なくとも一部の袋ナット、例えば3個
の袋ナットの一端に固着されていればよい。長尺ボルト
の場合も同様である。
【0009】また、本発明の設置方法においては、組み
合わせ体のジグプレートの下面並びに免震装置の下プレ
ート及び上プレートの下面及び上面に離型材を予め付与
する。組み合わせ体のジグプレートの下面に離型材を予
め付与する方法によれば、下部構造物の上面からのジグ
プレートの除去を容易に行い得、また、免震装置の下プ
レート及び上プレートの下面及び上面に離型材を予め付
与する方法によれば、免震装置の取換えの際に、下部構
造物と上部構造物との間から容易に免震装置を除去し得
る。
【0010】上記方法において、ジグプレートを下部構
造物の上面から除去した後に、当該上面にコンクリート
又はモルタルの未充填部がある場合又は当該上面の平坦
度若しくは水平度が不備の場合、下部構造物の上面にコ
ンクリート又はモルタルを充填して、下部構造物の上面
を平坦若しくは水平にする。これにより、下部構造物の
上面の平坦度とこれに加えて水平度とを確実に確保し得
る。
【0011】本発明方法では、免震装置を下部構造物上
に固定した後、免震装置の上プレートの上面上にコンク
リート又はモルタルを打ち込んで、免震装置によって免
震支持される上部構造物を形成する。この場合、下部構
造物の上面に載置する免震装置の上プレートの上面に
は、袋ナットが当該上プレートに形成された複数の貫通
孔に挿通されたボルトに螺合されて予め取り付けられて
おり、免震装置の上プレートの上面上へのコンクリート
又はモルタルの打ち込みにより、上プレートの上面に取
り付けられた袋ナットを埋設した上部構造物を形成す
る。上プレートに袋ナットが予め取り付けられた免震装
置を用いことにより、上部アンカープレートを省くこと
ができてコスト低減を図り得る。
【0012】本発明により設置する免震装置としては、
ゴム層と補強鋼板とを交互に積層した積層ゴム体と、こ
の積層ゴム体の両端面に一体的に固着された下プレート
及び上プレートとを主として具備したもの、又は上記の
積層ゴム体の内部に鉛支柱を配したもの等のいずれであ
ってもよく、更には、積層ゴム体に代えて、ゴム支柱か
らなる免震装置であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図に
示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。な
お、本発明はこれら実施例に何等限定されないのであ
る。
【0014】
【実施例】図1に示すように、まず、基礎床31の上に
鋼筋からなる配筋1を溶接等により組み立てる。そし
て、次に、図2及び図3に示す組み合わせ体2を準備す
る。組み合わせ体2は、免震装置3(図6参照)の円盤
状の下プレート4に形成された複数個の貫通孔5のそれ
ぞれに対応して複数の貫通孔6が形成された矩形のジグ
プレート7と、ジグプレート7の各貫通孔6に挿通され
ており、頭部8がジグプレート7の一方の面9に配され
たボルト10と、ジグプレート7の他方の面11から突
出した各ボルト10のねじ部12に螺合された袋ナット
13と、複数の袋ナット13のうちの少なくとも一部の
袋ナット13、本例では軸対称に配された4個の袋ナッ
ト13の一端14に固着された伸縮自在なスタッド15
とを具備している。
【0015】本例の複数個の貫通孔5は、免震装置3の
下プレート4に、その周方向に等間隔に形成されてお
り、免震装置3の円盤状の上プレート21にも同様に、
その周方向に等間隔に複数個の貫通孔22が形成されて
いる。なお、免震装置3は、本例では、図6に示すよう
に、積層ゴム体23と、積層ゴム体23の両端面にそれ
ぞれ固着された上記の上下プレート4及び21とを具備
している。
【0016】複数の貫通孔6が形成された鋼板等からな
るジグプレート7には、更に、その中央に大径の貫通孔
25が形成されており、貫通孔25を介して後述するコ
ンクリートの打ち込み(打設)がなされる。なお、ジグ
プレート7の下面11には、離型材を予め付与してお
く。
【0017】支柱手段としての伸縮自在なスタッド15
は、袋ナット13の一端14に溶接により固着された長
ナット26と、長ナット26に螺合したボルト27とか
らなり、ボルト27を回転させることにより、支柱とし
て用いるスタッド15の高さ(長さ)を調整することが
できる。
【0018】次に、組み合わせ体2を、図4に示すよう
に、袋ナット13に固着された各スタッド15を支柱と
して配筋1が配された基礎床31の上に配置する。この
配置において、各ボルト27の頭部32と基礎床31と
の間にそれぞれ鋼板33を敷き、頭部32に鋼板33を
溶接により固定するとよい。配置後、各スタッド15を
伸縮させて、ジグプレート7の高さを調節すると共にジ
グプレート7を水平に配置する。この際、組み合わせ体
2の水平位置を調整、設定するために、L型金具35
と、L型金具35に螺合したボルト36とからなる調整
具37を、ボルト36の先端がジグプレート7の側面に
当接し得るようにして、組み合わせ体2の周囲の基礎床
31に仮固定して、ボルト36を回転させジグプレート
7を水平方向に移動させてもよい。
【0019】組み合わせ体2の配置、調整後、図4及び
図5に示すように、組み合わせ体2を取り囲んで型枠4
1を組み立てる。型枠41の組み立て後、貫通孔25を
介してジグプレート7の下面11下にコンクリートを打
ち込んで、各袋ナット13が埋設された下部構造物45
(図6参照)を形成する。なお、ジグプレート7の下面
11下へのコンクリートの打ち込みは、上記のように貫
通孔25を介して行ってもよいが、ジグプレート7の周
囲に隙間ができるようにして型枠41を組み立てて、こ
の隙間からジグプレート7の下面11下にコンクリート
を打ち込んでもよい。このようにすると、貫通孔25を
有しないジグプレート7を用いることができ、しかも、
下部構造物45の上面46をジグプレート7の下面11
全体で容易に平坦に形成できる。
【0020】下部構造物45の形成後、各ボルト10を
取り外してジグプレート7を下部構造物45の上面46
から除去すると共に、必要によりこの時点で調整具37
をも除去する。ジグプレート7の除去において、引っ掛
け具51をジグプレート7の上面9に溶接して、引っ掛
け具51にワイヤを掛けてクレーン等により持ち上げる
とよい。ジグプレート7の除去後、下部構造物45の上
面46にコンクリートの未充填部等が存在する場合に
は、そこにコンクリート又はモルタルを打ち込んで充填
して、下部構造物45の上面46の平坦度及び水平度を
確保する。
【0021】次に、図6に示すように、上プレート21
の上面61に袋ナット62が当該上プレート21に形成
された複数の貫通孔22に挿通された各ボルト63に螺
合されて取り付けられた免震装置3を準備し、この免震
装置3をジグプレート7が除去された下部構造物45の
上面46にクレーン等を用いて載置して、図7に示すよ
うに、免震装置3の下プレート4に形成された貫通孔5
を介してボルト65を下部構造物5中の袋ナット13に
螺合させて、免震装置3を下部構造物45上に固定す
る。
【0022】免震装置3を下部構造物5上に固定した
後、免震装置3の上プレート21の周りに型枠71を配
置して、免震装置3の上プレート21の上面61上にモ
ルタルを打ち込んでモルタル層72を、次にコンクリー
トを打ち込んでコンクリート層73をそれぞれ形成す
る。このモルタル及びコンクリートの打ち込みにより、
袋ナット62を埋設した上部構造物74を形成する。
【0023】以下、型枠71を除去することにより、図
8に示すように、免震装置3によって免震支持される上
部構造物74が形成される。
【0024】なお、免震装置3の下部構造物45の上面
46への載置前に、免震装置3の下プレート4及び上プ
レート21の下面75及び上面61に、離型材を付与し
ておくことにより、免震装置3の交換時、下部構造物4
5と上部構造物74との間から容易に免震装置3を除去
し得る。
【0025】上記の設置方法では、上部及び下部アンカ
ープレートを用いないのでコストを低減し得る上に、下
プレート4及び上プレート21が歪むこともなく、歪み
修正のための経費も必要としない。更に、ジグプレート
7を除去するので、下部構造物45の上面46にコンク
リート又はモルタルを再打ち込みでき、下部構造物45
の上面46の平坦度及び水平度を調整でき、したがって
下部構造物45の上面46の平坦度及び水平度を容易に
確保できる。
【0026】なお、上記の設置方法ではジグプレート7
を再利用できるので、この点からもコストを低減し得
る。
【0027】支柱手段として、上記では伸縮自在なスタ
ッド15で実施したが、これに代えて又はこれと共に、
それぞれの頭部がジグプレート7の一方の面9に配され
て、それぞれのねじ部がジグプレート7に螺合され、そ
れぞれの先端が基礎床31に当接し得る以上の長さをそ
れぞれ有した複数の長尺ボルトから支柱手段を構成し、
基礎床31からのジグプレート7の高さ及びその水平度
をこの長尺ボルトを適宜回転させることにより調整し、
下部構造物45の形成後、各長尺ボルトを回転させて下
部構造物45及びジグプレート7から各長尺ボルトを除
去するようにしてもよい。この場合、各長尺ボルトのね
じ部に離型材を付与しておくと、下部構造物45からの
その除去を容易に行い得る。また、除去後、下部構造物
45の上面46に除去穴が生じるが、適宜にコンクリー
ト又はモルタルを打ち込んで当該穴を埋めるようにすれ
ばよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下部アン
カープレートを省略することができ、下部アンカープレ
ートに起因する種々の不都合をなくし得、免震装置を設
置する下部構造物の上面を平坦に且つ水平に形成し得る
結果、免震装置に設計通りの免震、支承機能を発揮させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の説明のための配筋
組み立ての斜視図である。
【図2】本発明の好ましい一実施例の説明のための組み
合わせ体の斜視図である。
【図3】図2に示す組み合わせ体の側面図である。
【図4】図1及び図2に示す配筋組み立て及び組み合わ
せ体と型枠との配置の側面図である。
【図5】図4に示す配筋組み立て及び組み合わせ体と型
枠との配置の斜視図である。
【図6】本発明の好ましい一実施例の説明のための免震
装置及び下部構造物の配置の側面図である。
【図7】本発明の好ましい一実施例の説明のための免震
装置及び下部構造物と型枠との配置の側面図である。
【図8】本発明の好ましい一実施例により下部構造物と
上部構造物との間に設置された免震装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
2 組み合わせ体 3 免震装置 4 下プレート 5、6 貫通孔 7 ジグプレート 10 ボルト 13 袋ナット 15 スタッド 45 下部構造物 65 ボルト

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免震装置の下プレートに形成された貫通
    孔に対応して複数の貫通孔が形成されたジグプレート
    と、このジグプレートの各貫通孔に挿通されており、頭
    部がジグプレートの一方の面に配されたボルトと、ジグ
    プレートの他方の面から突出した各ボルトのねじ部に螺
    合された袋ナットと、ジグプレートを基礎床の上に支持
    する支柱手段とを具備した組み合わせ体を準備し、この
    組み合わせ体を、支柱手段を介して基礎床の上に配置し
    て、ジグプレートの下面下にコンクリート又はモルタル
    を打ち込んで、袋ナットが埋設された下部構造物を形成
    し、この下部構造物の形成後、各ボルトを取り外してジ
    グプレートを下部構造物の上面から除去し、ジグプレー
    トが除去された下部構造物の上面に免震装置を載置し
    て、免震装置の下プレートに形成された貫通孔を介して
    ボルトを下部構造物中の袋ナットに螺合させて、免震装
    置を下部構造物上に固定する免震装置の設置方法。
  2. 【請求項2】 支柱手段は、複数の袋ナットのうちの少
    なくとも一部の袋ナットの一端に固着されたスタッドを
    具備している請求項1に記載の免震装置の設置方法。
  3. 【請求項3】 スタッドは伸縮自在であって、基礎床か
    らのジグプレートの高さをスタッドにより調整する請求
    項2に記載の免震装置の設置方法。
  4. 【請求項4】 支柱手段は、頭部がジグプレートの一方
    の面に配されて、ジグプレートに螺合された長尺ボルト
    を具備しており、基礎床からのジグプレートの高さを長
    尺ボルトにより調整し、下部構造物の形成後、ジグプレ
    ートから長尺ボルトを除去する請求項1から3のいずれ
    か一項に記載の免震装置の設置方法。
  5. 【請求項5】 組み合わせ体のジグプレートの下面に離
    型材を予め付与する請求項1から4のいずれか一項に記
    載の免震装置の設置方法。
  6. 【請求項6】 ジグプレートを下部構造物の上面から除
    去した後に、下部構造物の上面にコンクリート又はモル
    タルを充填して、下部構造物の上面を平坦にする請求項
    1から5のいずれか一項に記載の免震装置の設置方法。
  7. 【請求項7】 免震装置を下部構造物上に固定した後、
    免震装置の上プレートの上面上にコンクリート又はモル
    タルを打ち込んで、免震装置によって免震支持される上
    部構造物を形成する請求項1から6のいずれか一項に記
    載の免震装置の設置方法。
  8. 【請求項8】 下部構造物の上面に載置する免震装置の
    上プレートの上面には、袋ナットが当該上プレートに形
    成された複数の貫通孔に挿通されたボルトに螺合されて
    予め取り付けられており、免震装置の上プレートの上面
    上へのコンクリート又はモルタルの打ち込みにより、上
    プレートの上面に取り付けられた袋ナットを埋設した上
    部構造物を形成する請求項7に記載の免震装置の設置方
    法。
  9. 【請求項9】 免震装置の下プレート及び上プレートの
    下面及び上面に離型材を予め付与する請求項1から8の
    いずれか一項に記載の免震装置の設置方法。
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