JPH11505352A - データを収集し且つ患者医療を管理する方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 患者の医療管理を自動化する医療管理装置（３０）を提供する。病院情報装置は監視され、これらの装置からの情報は患者に対する医療の管理を証明するのに使用される。医療管理装置（３０）は進行している管理を監視し、記録を自動的に更新し、必要なときに警報を出す。医療管理は特徴がモジュールであるが、そのモジュールの中に完全に統合される。あらゆる進行している注入の終了時間のような特定のデータリストは計画する上での高い正確さ及び効率のために病院のスタッフの現在情報を提供する。特徴として、ポンプの正確且つ効率的な制御のためにポンプ（９２）に注入パラメータを自動的に提供し、注入の予定されてない停止が時間の所定長さを超えたときに警報を出す。

Description

【発明の詳細な説明】 データを収集し且つ患者医療を管理する方法及び装置 発明の背景 本発明は一般的には、健康管理しせつの患者医療を管理するための装置に関し 、特に、データを収集し、且つ患者医療の施しを制御するための装置に関する。 医療施設は、利益を絶えず維持し又は改善しなければならず、しかも同時に、患 者医療を改善しなければならない競争環境と直面している。いくつかの要因が、 健康管理が患者に病院で施されるか、院外患者臨床設備で施されるかで、絶えず 増える健康管理コストに寄与する。健康管理施行者は治療の種類及び利用できる サービスの増えた複雑さに直面するが、各患者について完全且つ詳細な医療記録 を維持しながら、複雑な治療を提供する施設の能力を奨励して、これらの複雑な 治療及びサービスを効率的に提供しなければならない。 健康管理施設の種々のサービス及びユニットのすべてを治療及び他の薬を患者 に時間通りに出す相互関連の自動装置に組み合わせる医療装置を有するのが有利 である。このような装置は、投薬を、知られたアレルギー反応のデータベースに 対して及び又は患者の薬の副作用を医療歴に対してチェックすることによって患 者に不適当な投薬を投与することを防止する。相互関連装置はまた医者、看護婦 、及び又は医療施与者にサイドベッドで最近の患者情報を与え、追加の薬を何時 要求するかを、或いは予定治療が何時予定から遅れているかを施設の薬局に知ら せ、投薬又は他の医療が与えられる毎に施設の会計データベースを自動的に更新 する。 患者の治療に伴われる薬の投与及び支給物の使用の不正確な記録により、実際 のコストの勘定機会を完全に捕捉し損ねることによって施設への総収入をげんず ることになる。不適当な管理はまた特定の病気を治療する際に伴われるあらゆる こすとの正確なレポートを出し損ねる。 多くの病院及び臨床試験所では、患者の名前を印刷したプレスレット具が、全 滞在中患者を識別するために、施設に入ったときに患者に恒久的に付けられる。 このセーフガードにも拘らず、患者の識別の誤りの機会が起こる。例えば、血液 サンプルが、患者の識別ブレスレットから患者の名前及び他の情報を手でうつす ことによって識別れれなければならない。患者の名前を転写する際には、看護婦 又は専門家は名前を誤って写すかもしれないし、或いは、患者のブレスレットを 実際に読まないで記憶又は異なるデータ源に頼るかもしれない。 その上、投薬を投与する注入ポンプを作動するパラメータのような他の情報を 手で転写することにより、薬の投与及び患者の医療の正確さ及び又は有効性をげ んずる誤りを生じさせるかもしれない。 病院及び他の施設は質のよい患者医療を提供するようよに絶えず努力しなけれ ばならない。間違った患者が間違った薬を間違った時間に、間違った投薬量で受 ける場合、或いは間違った手術が行われた場合のような医療の誤りはあらゆる健 康管理施設にとって重大な問題である。多くの処方薬及び注射は、単に、患者の 名前や識別番号を、治療を施す事になっている看護婦又は専門家が手書きした紙 切れによぇんて識別される。異なるベッドに患者を移すことの誤りや、紙切れを 作る際の誤りのような種々の理由のために、患者に正しくない治療を与える可能 性が起こる。これは、患者及び病院に対して高い費用をもたらし、このような費 用は、患者が正しい医療を受けていることを証明する自動装置を使用して防ぐこ とができる。 これらの問題に対する種々の解決策、例えば患者及び投薬を識別するバーコー ド、又は患者のデータをベットサイドで入れることができる装置が開発されてき た。これらの装置は技術を著しく進歩させたけれども、さらにもっと包括的な装 置がより大きい価値のものであることが分かる。 必要とされたもので、従来入手できなかったものは、患者医療を追跡し且つ制 御するためのそして患者への健康管理の信頼できて効率的なコスト効果の施しを 達成するために、患者医療情報を他の施設のデータベースと統合させるための集 中モジュール装置である。本発明はこれらの要望及び他の要望を満たす。 発明の概要 概略的には、本発明は健康管理施設の医療の管理を監視し、制御し、且つ追跡 することのできる新規且つ改良された患者管理装置を提供する。 一般的には、患者管理装置は患者データを受けための及びレポートを作成し、 或いはこれを表示するための種々の入力及び出力装置を有する多数のＣＰＵから なる。ソフトウェアプログラムの装置はＣＰＵで作動して、データが、患者が施 設で受ける医療を表すデータベースからレポートを記録し、処理し、そして作成 する。ＣＰＵは少なくとも１つの専用のファイルサーバと一緒に、互いにせつぞ くされてネットワークを形成する。患者データはパーソナルコンピュータの使用 によって入力され、そしてファイルサーバに接続されたデータ記憶装置に記憶さ れる。 ともっと詳細には、例示であって必ずしも限定ではない詳細な観点では、患者 管理装置は薬局コンピュータと、ビデオディスプレー及びプリンターを含むナー スステーションＣＰＵと、患者に投薬を与えるための注入ポンプのような種々の 臨床装置に接続されたベットサイドＣＰＵと、患者識別ブレスレットに付けられ たバーコードラベルか薬容器に付けられたラベルのいずれかをよむためのバーコ ードリーダとを含む。作動中、患者管理装置は、患者、患者の状態、及び患者の 病気を治療するように処方された治療コースに関する情報のデータベースを維持 することによって、正しい投薬が正しい患者に、正しい配送ルートを経て正しい 投薬量で、正しい時間に投与されていることを証明する。 患者はベットサイドＣＰＵに接続されたバーコードリーダによって読まれるバ ーコードを含む識別装置を付ける。患者の治療過程で患者に投与すべき投薬は薬 局でバーコードプリンターによって印刷されたラベルで、或いは単位投薬包装に 付けられた製造者の供給バーコードによって識別される。投薬が医療施与者によ って患者に投与されたとき、医療施与者はベットサイドＣＰＵに接続されたバー コードリーダを使って患者識別装置のバーコード及び投与すべき投薬を識別する ラベルのバーコードを読む。患者管理装置は患者識別を投薬と比較し、それが患 者にとって正しい投薬であることを証明する。加えて、医療施与者はまた医療施 与者の名前及び他の情報をもったバーコードを付けた識別装置を有してもよい。 かくして、バーコードリーダを使うと、医療施与者の識別はデータベースに記憶 され、そして患者に与えられた治療にリンクされて患者に与えられたあらゆる治 療の完全且つ正確な追跡を確保する。 更なる観点では、患者管理装置はまた施設の各臨床装置の現在の場所を記録す る能力を有し、且つ装置の使用及び結果データベースに装置の使用の履歴を維持 する。このデータベースはまた装置の保守及び較正の履歴を含む。 他の観点では、患者管理装置は健康管理施設の種々のユニット内の消費支給物 の使用を追跡する能力を有する。これは、支給物が常に入手できるようにするた めに消費支給物の在庫を管理するのを助ける。更なる利点は、施設の管理が支給 物の使用を映し、過剰な在庫コストを掛けることなく、コストの減少を確保する 量で支給物を購入することを可能にすることである。 更に他の観点では、患者管理装置は装置の種々のハードウェア要素をローカル エリアネットワークに一緒に接続するために、ＲＦ（無線周波数）エミッター及 びレシーバを採用する。この観点は、施設全体にわたってコストのかかるネット ワーク配線の必要性を除去しながら、ネットワークのハードウェア要素の位置決 めに大きな融通性をもたらす点で有利である。 本発明のこれら及び他の利点は例示の実施形態の添付図面についてなされる以 下の詳細な説明から明らかになろう。 図面の簡単な説明 図１は本発明の原理を有し且つハードウェア要素及びローカルエリアネットワ ークの詳細を示す医療管理装置の図式図である。 図２は他の施設情報管理装置とのインターフェースを追加的に示す、図１の医 療管理装置の機能的なブロックダイヤグラムである。 図３は図１及び図２の医療管理装置からなるソフトウェアモジュールの機能的 なブロックダイヤグラムである。 図４はバーコードリーダによって読まれるバーコードを有する患者識別ブレス レットの図式図である。 図５はバーコードリーダによって読まれる、投薬容器に付けられたバーコード ラベルの図である。 図６は種々の容器又は装置に付けることができるバーコードラベルのシートを 示す図である。 図７は注入すべき薬の名前を、注入に関する他の情報と一緒に示す注入ポンプ のディスプレーの図式図である。 図８は投与すべき薬、残り時間、及び患者の名前を示す、進行中の注入のコン ピュータスクリーンリストを表す。 図９は予定時間ごろの予定投薬及びウインドウズを示す患者のＩＭＡＲ（集中 投薬投与記録）を示す。 図１０は或る時間に投与するための時間が患者の名前及び投与すべき薬ととも に記載される、病院の部分的な階についてのコンピュータスクリーンタスクを示 す。 図１１は注文の管理を再び予定するのに使用されるコンピュータスクリーンを 示す。 図１２は種々の患者の室を患者の名前で示す病院の部分的な階のオーバビュー を含むコンピュータスクリーンを表す。 図１３はローカルエリアネットワークにベットサイドデータ集中器を介して接 続された臨床装置を示す医療管理装置のこの実施形態の図式図である。 図１４は情報をローカルエリアネットワークからＲＦ伝送／受信機器を介して 伝送し且つ受信する臨床装置を示す医療管理装置の更に他の実施形態の図式図で ある。 図１５はローカルエリアネットワークのハードウェア要素のすべてがＲＦ伝送 ／受信機器を使用して互いに通信する、図９の医療管理装置の他の実施形態の図 式図である。 好ましい実施形態の説明 今、図面、特に図１を参照すると、本発明の看護点管理の１つの実施形態を含 む集中式病院全情報及び看護管理装置３０を全体的に示す。図１に示す看護管理 装置の実施形態をファイルサーバ４５を有するローカルエリアネットワークとし て構成されているものとして示し、このファイルサーバにはＣＰＵ_sのほかに、 薬局コンピュータ６０、ナースステーション７０が接続されている。ファイルサ ーバ４５はプログラム及びローカルエリアネットワークの種々のコンピュータに よって入力され且つ集められたデータを記憶する。患者管理装置の種々の応用モ ジュールはネットワークのコンピュータの各々にあり、以下でもっと詳細に説明 される。イーサネットケーブル５０が種々のＣＰＵ_sをファイルサーバに接続す るのに使用される。ファイルサーバ４５はネットワークで集められたデータのみ ならずプログラムをも記憶するためのローカルとネットワーク両方のハードディ スク記憶装置を有する。 今図１及び２の両方を参照すると、図１の患者医療管理装置３０の機能ブロッ クダイヤグラムを図２に示し、集中情報及び医療管理装置を形成するために他の 病院情報管理装置と連結し且つそれに接続する。この情報及び医療管理装置はネ ットワーク５及び適当なインターフェース１０を介して相互に接続された薬局情 報装置２０、及び病院管理装置４０のような個々の病院装置の組み合わせと統合 されている。種々の装置２０、３０、及び４０の各々は一般的には、デジタルコ ンピュータのようなハードウェアの組み合わせからなり、該コンピュータは１つ 又はそれ以上の集中処理ユニットと、高速指示及びデータ記憶装置と、ハードウ ェアを作動するオンライン超大容量記憶装置及びデータの短語記憶装置と、取り 外し可能なディスクドライブプラッタ、ＣＤ、ＲＯＭ_s、又は磁気テープのよう なデータのオフライン長語記憶装置と、モデム、ネットワーク５のようなローカ ルエリア又は広域ネットワーク、及びレポートを生じさせるためのプリンタに接 続するための通信ポートと、を含む。このような装置はまたビデオディスプレー 及びキーボード、タッチスクリーン、プリンタ及び種々の臨床装置とのインター フェースを含むリモートターミナルを有する。作動装置及び特別のソフトウェア アプリケーションを以下にもっと詳細に説明する。 図１及び２の医療管理装置の点は、ローカルハードドライブ、ＣＤ ＲＯＭ、 磁気テープ、又は他の媒体のような充分な超大容量記憶装置を有するＩＢＭ、又 はＩＢＭ互換性パーソナルコンピュータのようなファイルサーバ４５と、医療管 理装置の点からなる他のハードウェアと相互接続するのに適当な通信インターフ ェース能力と、を有する。多くの形態が可能であるが、１つの実施形態では、フ ァイルサーバはデータ通信ルータのようなハードウェアと、ネットワーク全体の ためのデータを記憶する大型ハードドライブと、病院ネットワークと通信するた めの通信ハードウェアとを含む。加えて、別個のコンピュータ（ＣＰＵ）２７が 病院ネットワーク５と通信し、病院ネットワークを制御し且つ病院ネットワーク とのゲートウエイを作るのに使用される。 細かいネット、又はイーサネットケーブルからなるローカルエリアネットワー ク５０が中央ファイルサーバ４５を、医療管理装置からなるハードウェアに接続 するのに使用される。 本実施形態では、医療管理装置のファイルサーバ４５は、病院の薬局に、病院 全体にわたって置かれたナースステーションに、及び患者のそばに設置されたコ ンピュータ及び他の周辺機器にローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）５０によ って接続される。図示した実施形態では、薬局に設置されたモジュールは中央処 理ユニット６０からなり、患者情報及び薬パラメータのエントリ及びディスプレ ーのためのビデオディスプレー６４及びキーボード６２がこの中央処理ユニット に取り付けられる。薬局ＣＰＵには、バーコードリーダ６８が取り付けられ、バ ーコードリーダは、以下にもっと完全に述べるように、薬の容器、機器、又は介 護人身分証明バッチに付けられるバーコードラベルを読み取るようになっている 。薬局ＣＰＵ６０にはまた、バーコードプリンタ６９及び患者の病歴及び又は患 者の治療に関する情報を含むレポートを生じさせるのに使用されるプリンタ６６ が接続される。プリンタ６６はまた、患者又は薬のデータがキーボード６２又は 他の手段を使用して専門家又は薬剤師によって薬局コンピュータ６０に入力され た後、ＣＰＵ６０によって発生されたバーコードラベルをプリントするのに使用 される。 ここでは、ナースコンピュータＣＰＵ７０と称される他のコンピュータがナー スステーションに設置される。ナースステーションは典型的には病院又はクリニ ックの種々のセクション及びフロアに設置され、そして典型的には多数の患者の ベッドの登録記憶及び監視のため集中場所を提供する。ナースステーションに設 置されたナースＣＰＵ７０は典型的には病院の特定のユニットの操作に関する患 者又は他の情報を表示するためのビデオディスプレー７４と、患者の医療歴か個 々の患者の治療コース及び経過かのいずれかに関するレポートを、取り付けたプ リンタ７６で又はビデオディスプレー７４で発生させるためにナースＣＰＵ７０ に指示する患者のデータ又は特別な命令を入れるためのキーボード７２、マウス 、タッチスクリーン又は他の手段と、を有する。いかにもっと詳細に説明するよ うに、ナースステーションＣＰＵ７０はまた、例えば、患者に投与するように予 定される薬のプリントアウトのような他のレポート、例えば、看護婦が患者と費 や す時間の量のような生産性の測定値、特定なユニット又は病院の効率的な作業を 助けるのに有用なたのレポートを発生させる。例えば、実際の投与時間対投与予 定時間をリストしているレポートがスタッフの要求の評価を助けるのに準備され る。 ナースステーションと関連した各看護ユニットは典型的には個室、共有病室、 又はオープン又はセミオープン共同病室に設置される多くの患者ベットの１つを 有し、オープン又はセミオープン共同病室は多数のベッドを収容する。本発明の 実施形態によれば、各個室、セミ個室、又は共同病室は１人又はそれ以上の患者 を監視し且つ治療するための少なくとも１つのベッドサイドＣＰＵ８０を有する 。各ベッドサイドＣＰＵ８０はキーボード、マウス、タッチスクリーン８２、又 は他の手段を有する。ベッドサイドＣＰＵ８０は種々の病院データベースにアク セスして特定の患者の種々の情報を表示するために看護婦、医者、又は専門家に よって使用される。この情報は、病院の薬局情報装置２０によって維持される患 者の医療プロファイルから由来されるオンライン、リアルタイム、グラフの患者 医療管理記録（ＭＡＲ）を含むのが良い。ベッドサイドＣＰＵ８０により、患者 の医療歴を表示するためにファイルサーバ４５によって記憶された患者の記録に リモートアクセスすることができる。この医療歴は患者への過去、現在及び将来 の施しのためのあらゆる薬又は他の治療のリストを含む。加えて、病院の管理装 置４０の管理記録へのアクセスはネットワーク５を通して得られる。 各ベッドサイドＣＰＵ８０は適当なインターフェースを介して種々の周辺機器 に接続することができる。例えば、患者の腕輪又は医療容器のバーコードを読む ことの出来るバーコードリーダ９０、所定の一定な方法で患者に医療を施すため の注入ポンプ９２、又は患者の生命徴候を自動的に監視してこれらの生命徴候を 表す信号を、治療の過程の間患者の生命徴候信号をグラフで表示するために、選 択されたソフトウェアアプリケーションによる記憶及び後の検索に適当なインタ ーフェースを介してコンピュータに送ることができる種々のセンサー９４である 。 図面には複数のベットサイドＣＰＵが示してあるが、特定の装置及び病院の要 求に応じてもっと多くても少なくてもよい。 今、図３を参照すると、医療管理装置３０からなる種々のアプリケーションソ フトウェアモジュールを示すブロックダイヤグラムを示す。医療管理装置３０の アプリケーションソフトウェアは構造がモジュールであり、存在するアプリケー ションソフトウェア群のたった１つ又はそれ以上を備えた装置の据えつけ及び操 作を可能にする。これは、コスト及び複雑さが問題になるかもしれない場合又は 完全な装置を必要としない場合個々の施設の広範囲に変わる要求を満たす点で融 通性をもたらす。しかしながら、モジュールアプリケーションの各々は装置に完 全に統合できる。 医療管理装置３０のプログラムはモジュールアプリケーションの１つによって 発生される警報を制御する。警報は適当なビデオディスプレーに自動的に接続さ れる。例えば、ポンプ９２によって発生された閉塞の警報は所定期間ローカルの ままである。その期間の後、患者のベットサイドコンピュータ８０が、警報をＬ ＡＮ５０に通信させることによって警報を放送し、潜在的な問題の他の病院スタ ッフに警報し或いは、例えば、医者又は看護婦のような、患者の医療に責任をも つ特定な人に携帯用無線呼び出し機で連絡させる。 今、モジュールアプリケーションの各々を詳細に説明する。臨床設定における これらのモジュールアプリケーションの各々の操作を以下にもっと完全に説明す る。投薬投与管理モジュール１１０は医療注文情報、注入ポンプ監視、及び患者 に投与すべき投薬の実時間証明及びカルテを裏付けるバーコード技術を統合する 。投薬投与管理モジュール１１０は各患者のオンライン、実時間、患者特殊医療 管理記録（ＭＡＲ）又は集中投薬管理記録(ＩＭＡＲ)を作り且つ維持する。この 投薬管理モジュール１１０は患者に提供された医療に関する、施設で発生した情 報のすべてを収容する。投薬投与管理モジュール１１０は施設全体にわたって分 配された医療管理装置３０の周辺ハードウェアからなる種々のナース及びベット サイドＣＰＵ（７０、８０（図１））から情報を収集する。例えば、患者に付き 添う医者が病気を診断して患者に適当な治療コースを決定するとき、医者は所望 な治療並びに投与の分量及び又は期間のような適当なパラメータを特定する手書 きの医療注文を準備する。手書きの処方箋は施設のメール装置を介して薬局に送 られ、薬局で、処方箋は専用の端末又は他の手段によって薬局情報装置２０に入 れられ、次いで医療管理装置３０に入れられる。 他の実施携帯では、医者はナースＣＰＵ７０又はベットサイドＣＰＵ８０のい ずれかを使用してネットワーク５を経て専用の端末によって或いは医療管理装置 ３０によって薬局情報装置２０にアクセスする。別のやり方として、治療命令を 看護婦又は他の有資格の医療施与者によって薬局情報装置２０か医療管理装置３ ０のいずれかに入れられる。 今、図４乃至６を参照すると、本発明のバーコード識別装置の種々の実施例を 示す。図４は、各患者が意識不明であるとしても或いは質問に応答することが出 来ないとしても、患者を識別することができようにするために、例えば、病院又 は他の施設に典型的に使用される種類の患者識別ブレスレット１７０を示す。バ ーコード１７５がラベルに印刷され、そのラベルは患者識別ブレスレット１７０ に取り付けられ、そして患者を識別するのに必要な情報はバーの列内にコード化 される。このバーコードは、薬局ＣＰＵ６０及びベットサイドＣＰＵ８０(図１) に接続された、図示したバーコードリーダのようなコンピュータ化したバーコー ドリーダを使って読まれる。バーコードリーダはバーコードを走査する光放出及 び受光ワンド（ｗａｎｄ）９２を有する。ワンド９２から放出された光はバーコ ードを構成する暗線と明線の列によってワンド９２の受光レンズへ反射される。 ワンド９２内のセンサーが受けた光を信号に変換し、該信号はＣＰＵに伝達され る。ＣＰＵで作動するソフトウェアアプリケーションプログラムは信号を当業者 に周知の方法でバーコードによって表されるデータにコード化する。適当なソフ トウェアプログラムを使用すると、このデータはＣＰＵのメモリー又はディスク 記憶装置に記憶されたデータベースに自動的に入れられる。 バーコード装置は極めて融通性があり、限られるけれども、バーコードで表さ れる情報量を種々の方法で使用することができる。例えば、図５に示すように、 薬容器１８５をバーコード１８２を印刷したラベル１８０によって識別する。こ のバーコード１８２は患者の識別及び医療注文番号、施設が、薬を投薬する上で 、また治療を追跡する上で役立つと思われる他の情報を表すことができる。バー コード１７５はまたバーコードリーダを使って読むことができ、いかに説明する 投薬投与管理モジュール１１０内に含まれたアプリケーションソフトウェアのよ うな適当なアプリケーションソフトウェアを使用すると、正しい薬を正しい方法 で 正しい時間に正しい患者に出されるようにするために、薬容器及びその中身を患 者に取り付けた患者識別ブレスレット１７０とリンクさせるのに使用することが できる。バーコードの使用は上記の実施に限定されない。バーコード１７５を有 するバーコードラベル１７７のシート１９０を図６に示す。かかるラベルは医療 管理装置３０の薬局ＣＰＵ６０に接続されたプリンタによって、或いは別のやり 方として、医療管理装置３０の種々のＣＰＵに接続されたバーコードリーダによ って読むことができる形態で情報を支持するバーコードを作るようにプログラム された他の病院情報装置に接続された他のプリンターによって印刷することがで きる。これらのバーコードラベル１７７は臨床装置、患者の持ち物、或いは確実 な識別を必要とする他の物品に付けても良い。 投薬投与管理モジュール１１０(図３)の主な利点の１つは、モジュールが上記 のバーコードラベルと協力して働くことである。投薬投与管理モジュール１１０ が、ＣＰＵ６０、バーコードリーダ６８、及びプリンター６６からなる上記のハ ードウェア装置を、接続されたバーコードリーダ９０を備えたベットサイドＣＰ Ｕ８０と一緒に使用して実行されるときには、医療管理装置３０は、投薬を正し い患者に、正しい分量で、正しいルートにそって、そして正しい時間に投与する ことを保証する。 投与すべき投薬が注入ポンプを使用する患者に典型的に出されるタイプのもの である場合には、投薬投与管理モジュール１１０は注入開始時間を自動的に記録 し、注入の連続記録を維持して、注入全体にわたってポンプに周期的に質問をし 、患者のＭＡＲに、注入の終わり時間及び注入された容積を記録する。ベットサ イドＣＰＵに接続された注入ポンプがプログラム可能なディスプレーを有してい れば、薬の名前並びに注入の進行に関する他の重要な情報を注入全体にわたって 注入ポンプで表示して、注入の現状の可視的な表示を提供することができる。図 ７に１つのかかるポンプを示す。図８に示す特定な注入ポンプは３つのポンプチ ャンネルを有する。チャンネルのうちの２つは注入されている薬の名前を表示す る。 投薬投与管理モジュール１１０は、過去、現在、及び将来の予定投薬を含むオ ンライン、実時間、患者の特定なグラフ的投薬投与管理記録を維持するから、看 護婦はＭＡＲで予定投薬量を選択し、特定な時間における患者の健康状態に応じ たオープションのリストから選択された特定な理由のために投与量を投与しない ことを指示する。この装置により、看護婦にＭＡＲで予定された分量を選択させ 、オープションのリストから選択された投与量についてメモ及び観察を記録させ る。医療管理モジュール１１０はまたオンライン、実時間ヘルプスクリーンを提 供し、このスクリーンに看護婦又は他の看護人がアクセスして投与すべき選択さ れた投薬及び投与量についての特定な情報を表示することができる。 投薬投与管理モジュール１１０は図８に示すような薬局ＣＰＵ６０ビデオディ スプレーに表示させることができる進行中の注入のリストを提供する。所定時間 内に終わる薬の投与は他の管理と色のハイライト又は他の手段で区別される。残 っている時間、薬、及び患者の名前並びにプログラム制御のためのボタンが与え られる。 投薬投与管理モジュール１１０は記憶されたファイルの中に、例えば、以下で もっと完全に説明する照合処理中に、食い違いが識別されたときに発生される警 報のログを記録し且つ維持する。投薬投与管理モジュール１１０により、看護婦 に実時間における食い違いを認識させてこれを修正させ、或いは適当な注文を入 れることによって警報を無視させる。看護婦に警告を無視させる場合でも、医療 管理モジュール１１０は警告無視毎に理由について看護婦に思いつかせ、患者の ＭＡＲにその理由を自動的に入れる。 投薬投与管理モジュール１１０は、患者のＭＡＲのオンライン質問を行い、且 つ投薬投与管理を計画する上で、またナースユニットが責任をもつ多くの患者に 投薬を投与する作業量を予定する上で看護婦を助けるように設計されたレポート を作る能力を提供することによって患者に医療を効率的に施す上で看護婦又は他 の健康管理専門家を助ける。例えば、ビデオディスプレーは図９に示す患者のＩ ＭＡＲのような、各薬投与の現況及び予定を指示するのに色でコード化される。 予定投与時間の３０分前から３０分後に及ぶ薬出しウインドウをディスプレーに 黄色帯で指示する。図１０のタスクリストのような他のレポートは、例えば、あ らゆる投薬を直ちに与えられるようにするためにある時間にわたって仕事量を分 配しながら患者の適切な投薬を保証する薬投与の予定を含む。装置はまたナース ステーションのビデオディスプレー７４で可視的な警告を表示し、或いはだんだ ん走っている又は再び予定された投薬投与管理の恒久的な記録を作るためにプリ ンター７６で印刷されたレポートを作る。投薬投与管理モジュール１１０は自動 で作動するようにプログラムされて、特定のナースユニット及び施設の要望によ って決定されたように、例えば３０分毎のような所定の間隔でナースステーショ ンに標準のレポートを自動的に提供する。 図３に示す臨床監視及び結果歴１３０はネットワークに取り付けられた種々の 臨床装置を実時間で監視するように設計され、そしてこれらの装置についての情 報をネットワーク上のほかのどこかに設置された監視ステーションに与える。例 えば、臨床監視及び結果歴モジュール１３０は、使用中、ナースユニットにおけ る個室、セミ個室又は共同病室で患者に投薬を出すことになっている複数の臨床 装置を監視するように構成されている。臨床監視及び結果歴モジュール１３０は 各装置から実時間データを受け、ナースＣＰＵ７０（図１及び２）に接続された ビデオディスプレー７４に、現状及び設定に関係したあらゆる重要なデータを含 む、各装置の可視的表示を表示する。例えば、臨床監視及び結果歴モジュール１ ３０が注入ポンプ９２を監視している場合には、ナースステーションの看護婦は そのポンプの現状にアクセスでき、ナースＣＰＵ７０に取り付けられたディスプ レー７４はその時間に行われている注入の現状に関する情報を表示する。例えば 、情報は注入されている薬の名称、患者の名前、予定開始、注入の実際の開始、 注入の予定終了、注入のプロジェクト終了、注入された薬の量、注入すべき薬の 残り量、及び看護婦が注意を要する警報又は食い違いの状態を含むことが出来る 。医療管理装置３０は完全に集中した装置であるから、投薬投与管理モジュール １１０は臨床監視及び結果歴モジュール１３０と協力して働き、従って看護婦、 医者、又は専門家は、ナースＣＰＵ７０のビデオディスプレー７４か、ベットサ イドＣＰＵ８０のビデオディスプレー ８４のいずれかに表示された注入の現状 を評価した後、コンピュータのタッチスクリーンを使用することによって、注入 の管理を調整し、従って、図１１に示すようにビデオディスプレー７４、８４に 表示されたスクリーンを使用することができる。 臨床監視結果歴モジュール１３０はまたアラームが起こるとき、ナースＣＰＵ ７０に取り付けられたビデオディスプレー７４のような、リモート監視スクリー ンに警報状態を直ちに表示するようにプログラムされている。例えば、各患者の 注入の現状は図１２にオーバビューコンピュータスクリーンによって示されてい るようにナースステーションのビデオディスプレーに表示される。警報が起こる と、患者の病室を表すボックスが赤くフラッシュして警報に注意を引かせる。こ の方法で警報状態を表示することによっり、看護婦にナースステーションから患 者を迅速且つ容易に識別させ、適当な処置を講じて警報を引き起こしている状態 と取り組む。装置はまた、施設の薬局に設置された薬局ＣＰＵ６０に取り付けら れたビデオディスプレー６４のような、施設全体に設置された他のビデオディス プレーで特に重要な結果として識別されたある警報を表示するようにプログラム される。図１２のオーバビューディスプレーの方法はまた最新の記録を容易にす る。例えば、患者が病室を移るとき、患者の名前をクリックしてその患者を新し い室にドラグし、そしてクリックをやめることによっり、記録に患者の移動を反 映させ、ディスプレーは今やその室の中に患者を示す。 図３に示す臨床装置追跡及び報告モジュール１２０は施設内での各臨床装置の 場所及びその使用歴の記録を維持するのに使用される。この装置は、注入ポンプ 又は生命徴候センサーのような、施設内で使用される各臨床装置の、施設内での 最近又は最後に知られた場所の記録を維持する。かくして、所定の治療管理又は 生命徴候測定機について看護婦又は専門家が適当な機器を容易に探すことが出来 る。これは多くの患者の室、患者のベッド、又は機器が一時的に行方不明になっ た治療室を有する大きな病院又はクリニックに特に有用である。この装置はまた 、治療が特定な機器ピースを必要とするような緊急事態が起こったような特別な 場合にも有用である。その機器の現状を、ナースＣＰＵ７０に接続されたビデオ ディスプレー７４のような、リモートビデオ端末から容易に確かめることができ る。 臨床装置追跡及び報告モジュール１２０はまた、治療するのに使われた患者、 場所、日、時間、使用期間、起こったアラーム及びどんな投薬が投与されたかに ついての情報を含む、各臨床装置の使用歴を入れた記録を維持する。この歴はま た臨床装置の保守及び較正記録を入れている。このような情報は、臨床装置を探 すのを助けるレポート、装置の過去の使用についてのレポートを発生させ、且つ 予防的な保守及び較正の記録を提供するために、専門家、看護婦、又は他の病 院の管理者によってオンラインで質問される。複雑且つ敏感な臨床装置の効率的 な較正は、治療施しの正確さ及び質を維持するために健康管理施設では特に重要 である。装置の使用の歴を維持することは、要望されたとき、或いは特定の臨床 装置が時代後れになり、臨床装置のより新しいモデルで置き換える必要があるこ とを記録が指示する場合に、追加の臨床装置を購入することを正当化するのにも 役に立つ。 医療管理装置３０は又各患者の治療のためのあらゆる消費品目の使用の記録を 維持する消費物追跡モジュール１４０を含む。この記録は、適当な支給物を注文 して、それを、タイムリーにかつコスト効率な方法でナースユニットに配送して 必要な支給物の支給停止を防止するようにする。このような情報は又、支給物の 購入ができるだけコスト効率になされるようにするために、適当なインターフェ ース又は他の管理装置を介して病院の在庫装置によって使用される。消費追跡モ ジュール１４０はオンライン質問を出し、特定な患者、特定なナースユニット、 又は種々の他の目的のために消費用途を摘要するレポートを作成する。 ユニット管理ツールモジュール１５０は、看護婦が患者に関する情報を分け合 うのを助け、ナースユニット内の日常業務を自動化する。ユニット管理ツールモ ジュール１５０により、看護婦に、患者のアレルギー、障害、及び特別な医療の 要求を記録させ、投薬管理記録モジュール１１０及び臨床監視及び効果歴モジュ ール１３０と協働して、あらゆる適当なディスプレースクリーンに、即ち、薬局 ビデオディスプレー６４か、ナースビデオディスプレー７４か、ベッドサイドビ デオディスプレー８４（図１）のいずれかにその情報を目立って表示する。又、 ユニット管理ツールユニット１５０により、看護婦に、例えば、患者が外科に、 或いは、リハビリ治療のような特殊な種類の治療の施設の異なる部分に移される ときのような、患者が室から出たときに或は階を降りたとき患者の移り及び時間 を記録させることができる。この装置は又、患者が予定より長く装置から外され たとき、例えば、患者が注入から外れて個人の養生に精を出すとき、警報を指示 するようにプログラムされる。この機能は確実に警報を発し、適当な人に潜在的 な問題を知らせ、警報状態を軽減するのに必要な処置を取ることができるように する。 知識源ツールモジュール１６０は病院内の種々のユニットに分け合う情報のフ レームワークを作り、かつ又施設内の健康管理施行に係わる看護婦、医者及び専 門家によって使用されるひとそろいの毎日のツールを支持する。このモジュール は、施設内で患者を治療する際に医療管理チームの有効性を改善するために、外 部情報源を医療管理装置３０に統合させるのを助ける。 例えば、知識源ツールモジュール１６０は、例えば、計算機、患者に注入すべ き特定な薬に適当な投薬量及び注入流量を計算するための投与流量計算器、計測 ユニット間を変換するための標準計測値変換計算器、皮ふ表面積計算器、及びタ イマーとストップウォッチを含む種々のオンラインツールを提供する。これらの 資源は装置内の適当な個所のビデオディスプレー６４、７４、８４に表示され、 薬局か、ナースステーションか、ベッドサイドのいずれかのＣＰＵから利用でき る。これらのアプリケーションツールは、例えば注入ポンプが注入の開始に、投 与流量の計算を助けるように、構成されているときのように、ビデオディスプレ ー６４、７４、８４に自動的に表われるようにプログラムされている。これらの 資源は又、看護婦、医者又は専門家によって適当な命令に入されたときに利用で きる。 図２をもう一度参照すると、装置管理副装置１９０を示し、これらマイクロコ ンピュータからなる。副装置はポンプのような臨床装置を監視する。別のやり方 として、副装置１９０はベッドサイドＣＰＵ８０のような他のマイクロコンピュ ータに含まれる。 背景監視装置１９５は又孤立のマイクロコンピュータに配置されても良いし、 或いは既存のマイクロコンピュータに組込まれても良い。副装置はインターフェ ースゲートウェイコンピュータ２７の環状を監視するような背景タスクを行う。 図２に示すように、医療管理装置３０は施設内の他の装置にインターフェース １０を経て接続される。このインターフェースは病院の他の情報装置との標準健 康水準７（ＨＬ７）インターフェースを支持し、かつ又、ＨＬ７標準を支持しな い装置との慣習インターフェースを支持することができる。装置インターフェー スは実時間モードでも良いし、或いはバッチモードでも良いが、病院薬局装置と の実時間インターフェースは投薬投与管理モジュール１１０の機能を保つオンラ イン投薬投与を支持するように要求される。 医療管理装置ソフトウェアは、種々の施設の要望を満足させる種々の作動装置 で作動するように書き込まれる。本実施形態では、ソフトウェアは、ＩＢＭ互換 性マイクロコンピュータでウインドウズの環境（ウインドウズはマイクロソフト 社の商標）を使用して看護婦及び医者とインターフェースするように書き込まれ る。ウインドウズの環境は当業者に周知であり、ここでは詳細に説明しない。医 療管理装置は、ウインドウズ装置を使用して実行されるとき、ウインドウズ作動 装置が一度にいくつかのプログラムを入れる能力を提供する点は特に有用である 。いくつかのアプリケーションプログラムを同時に働らかせ、しかも医療管理装 置３０の種々のソフトウェアモジュールに直ちにアクセスすることができる多タ スクプログラムを使用しても良い。 医療管理装置の１つの特定な操作モードを説明する。上記のように、病院又は 他の医療施設に入った患者には、患者が意識不明、さもなければ手答えがないと しても患者を識別することができるように患者に取付けられる腕バンド、ネック レス、足首バンド又は他の識別器が与えられる。このような腕バンド１７０を図 ４に示す。１つの実施形態では、腕バンド１７０のバーコードは患者の名前、そ の他の施設が重要と決めた情報を表わし、かつ又バーコード１７５を含む。名前 、年令、アレルギー、又は他の生命情報のような、バンドに印刷された情報がバ ーコード１７５にコード化される。 患者が施設内のベッドに収容された後、患者は典型的には、医者によって鑑定 され、そして治療コースが処方される。医者は、一連の試験所テスト又は患者へ の特定な投薬の投与を求める注入を準備することによって治療コースを処方する 。医者は典型的には、用紙に記入し、或いは、医療を与えるための病院の装置に 入れるべき紙切れに注入を書くことによって注入書を準備する。 注入が特定の投薬療生法の管理についてであれば、注入は施設の薬局に伝えら れる。注入は薬局に記入用紙で到達し、薬局によって評価されそして加工される 。次いで、薬局は医者の要求に従って投薬を調合する。薬局は投薬を、図５に示 す容器１８５のような容器に包装する。通常は、注入の写し、或いは、最低、患 者の名前、薬の名前、及び適当な治療パラメータが薬容器１８５に付けられたラ ベ ルに表わされる。本発明の１つの実施形態によれば、この情報は、ラベル１８０ に印刷されるバーコード１７５で表わされる。このバーコードラベル１７５は、 病院の薬局情報装置２０に取付けられたプリンターのような、バーコードを印刷 することのできるプリンターを使用して自動的に作られる。この投薬注入の存在 は病院の薬局情報装置２０によって利用され、そしてファイルサーバ４５によっ て記憶される。 一般的には、投薬は患者に投与するための適当な医療施与ユニットに配送され る。看護婦又は専門家は薬容器１８５を適当な患者に運ぶ。本発明の１つの実施 形態によれば、看護婦又は専門家は先ず、ベッドサイドＣＰＵ８０に接続された バーコードソーダ９０を使って、患者のＩＤ腕輪１７０のバーコード１７５を読 む。次いで、看護婦又は専門家は、バーコードリーダ９０を、薬容器１８５のラ ベル１８０に印刷されたバーコード１７５、１８５にわたって当てることによっ て、薬容器に取付けられたラベル１８０のバーコード１７５を読む。加えて、投 薬を与える医療施与者の識別の記録が、施設のあらゆる人が付けている識別バッ チ２００に印刷されたバーコード２０５を読むことによって得られる。 或る薬については、医療施与者は、証明処理を完了する前に、試験値又は現在 の生命徴候のような選択された患者のパラメータを表わすデータを入れるよう指 示される。例えば、医療施与者は、或る選択された薬を投与する前に、患者の血 圧の値を測定してこれを入れるように指示される。装置はパラメータにでて許容 値の範囲を含む。装置がパラメータについて範囲外の値を検出すると、装置によ り、警報が出される。別の実施形態では、パラメータは監視されて装置に自動的 に入れられ、医療施与者による手動入力の必要を除去する。 得られたデータは、患者のＭＡＲに治療養生情報を記録する投薬投与管理モジ ュール１１０によって分析され、そして、正しい投薬が正しい投与量で、正しい ルートで、そして正しい時間に、正しい患者に与えられていることを証明する。 投薬投与管理モジュール１１０が患者のブレスレット１７０に印刷されたバーコ ード情報を投薬容器１８５に取付けられたラベル１１０のバーコード情報との間 の食い違いを検出すると、警報が発せられて適当な情報がベッドサイドＣＰＵ８ ０に取付けられたビデオディスプレー８４に表示される。次いで、看護婦が専 門家のいずれかが、患者のブレスレットのバーコード及び投薬容器１８５のバー コードラベル１８０を読み直すことによって、或いは別のやり方として、キーボ ード８２、又は、タッチスクリーン装置、マウス、又は他の装置を使ってベッド サイドＣＰＵ８０に適当な情報を入れることによって、食い違いを修正する。看 護婦か又は専門家が、バーコードを読み直すことによってその食い違いを自動的 に修正することができないこと、及び食い違いが僅かであって、投薬の調剤の正 確さ又は安全性に影響を及ぼさないことを決定する場合には、看護婦又は専門家 は警報を無視しても良い。 ベッドサイドＣＰＵ８０に取付けられた注入ポンプ９２、９４のような注入ポ ンプを使って投薬を施す場合のような、本発明の実施形態では、医療管理装置は 注入に適した制御パラメータからなる情報を薬局ＣＰＵ６０からローカルエリア ネットワーク５０を介してベッドサイドＣＰＵ８０に自動的に与え、次いで、投 薬投与管理モジュール１１０の証明機能が完了したとき注入ポンプ９２、９４に 与える。これは、１つの潜在的な不正確源をポンプを自動的に制御することによ って除去し、かくして、注入ポンプ９２、９４を制御するのに必要なパラメータ を看護婦又は専門家が手で入れる必要性を除去する点で特に有利である。或る実 施形態では、注入ポンプ９２、９４はＩＶＡＣ社製モデル５７０容積式ポンプか らなる。ネットワークからパラメータを与えることによってポンプを自動的に制 御することができない実施形態では、医療管理装置３０は、正しい治療が正しい 患者に与えられていることだけを証明するに過ぎない。すると、ポンプは、医者 、看護婦又は専門家によって手で制御されなければならない。 注入ポンプがいったん制御されると、専門家は注入ポンプ９２、９４の制御装 置を押すことによって注入を開始する。医療管理装置３０によって自動的に監視 されることのできるポンプを始動することにより、信号がポンプからベッドサイ ドＣＰＵ８０に伝えれら、そして、臨床監視及び結果歴モジュール１３０によっ て記録され、そして、投薬管理モジュール１１０によって患者のＭＡＲに入れら れる。施設がネットワークからパラメータを与えることによって制御されること のできないポンプを使用している場合には、看護婦又は他の医療施与者は、ベッ ドサイドＣＰＵ８０に接続されたタッチスクリーン装置、マウス、又は他の装置 を使って注入の開始を記録する。この場合、注入の開始についての情報を表示す る医療管理装置３０のビデオディスプレーは実時間データを表示しない。むしろ 、医療管理装置３０は、注入の開始が注入パラメータに与えるべきものを、注入 が始ってから経過した時間、注入の進行に影響を及ぼしたかも知れない。医療施 与者によって手で記録された他の結果を表示する。 上記のアプリケーションモジュールを利用する医療管理装置は、実時間の方法 で注入の進行を監視して施設全体にわたって設置された適当なビデオディスプレ ースクリーンに警報を与え、必要ならば、遠隔場所で、看護婦又は他の医療施与 によって介在を許す。薬局管理装置２０が医療管理装置３０に直接リンクされて いるならば、医療管理装置３０は又進行している注入の環状を決定する際に並び に、将来の注入のための投薬の調合を予定する際に予定レポートを薬局に出す。 他の実施形態では、本発明は、急患の場合に使用されるように施設で予め選択 された薬のリストを直ちに作成するために、医療施与者に装置をバイパスさせる 「コードモード」を含む。「コードモード」の開始により、タイムスタンプを、 急患を治療するのに使用されるべき薬の表示リストから選択された薬の識別と一 緒に、患者のＭＡＲに入れることができる。この特徴は、急患、及び急患に処置 するのに使われた治療が患者のＭＡＲに正確に記録されるようにする。 本発明の１つの特定な実施形態を上で説明したけれども、医療管理装置のネッ トワークの別の形態が可能である。例えば、医療管理装置３０の１つの変形実施 形態を図１３に示す。この形態では、臨床装置は適当なインターフェース及びケ ーブルによってベッドサイドデータ集中器に接続され、該ベッドサイドデータ集 中器は、典型的には、個室、セミ個室又は共同病室の外側に設置される。この形 態では、上記のようなベッドサイドＣＰＵ８０はない。その代りに、ベッドサイ ドデータ集中器が適当なインターフェース及びケーブルを介してローカルエリア ネットワークに接続される。これは、臨床装置から収集されたデータか薬局かナ ースステーションのいずれかのような種々の監視ステーションの医療管理装置及 びディスプレーによって処理するために利用できる。この実施形態では、データ を入れるためのキーボード８２、又は臨床装置情報を患者の情報の表示のための ビデオディスプレー８４を有するベッドサイドＣＰＵ８０がない。 医療管理装置３０のローカルエリアネットワークの点の更なる実施形態を図１ ４に示す。この実施形態では、ファイルサーバ及び監視ステーションが適当なイ ンターフェース及びイーザネットケーブルを使ってＲＦデータ集中器に接続され る。施設の個室、セミ個室、又は共同病室内のベッドサイド場所で、ベッドサイ ドの臨床装置及びバーコードリーダがＲＦトランスミッタに接続される。このＲ Ｆトランスミッタは臨床装置及びバーコードリーダから集められた情報を、ロー カルエリアネットワークに取付けられたＲＦデータ集中器に伝達する。かくして 、各患者の治療エリアを接続するのに高価なケーブル接続が必要とされない。加 えて、臨床装置及びバーコードリーダを設置する際に、並びにイーザネットケー ブルのコストのかかる張り直し要することなく患者の治療エリアを再び制御する 能力を許す際に融通性が得られる。 医療管理装置のローカルエリアネットワークの機械の更に他の実施形態を図１ ５に示す。この構成では、薬局ＣＰＵ、ナースステーションのナースＣＰＵ７０ 、及びベッドサイドＣＰＵ及び臨床装置を接続するイーザネットケーブルが完全 に除去される。ファイルサーバ、ナースＣＰＵ７０、薬局ＣＰＵ６０、及びベッ ドサイドＣＰＵ８０及び臨床装置、及び又はバーコードリーダからなる各ハード ウェア要素はＲＦトランスミッタ／レシーバに接続される。この方法で、情報の すべてがコストのかかるネットワークケーブルを使用しないで、無線伝達によっ てローカルエリアネットワーク全体にわたって伝達される。加えて、このような 装置は医者、看護婦、又は専門家が施設を循回するとき、医者、看護婦、又は専 門家が携えることのできるＲＦトランスミッタレシーバを有する携帯コンピュー タの使用を可能にする。この構成では、看護人が、随意に、或いは、該看護人が 所定時間に施設内にいなくても、警報の知らせで医療管理装置にアクセスするこ とができる。かかる装置は、看護人が多くの病院ベッドに対して責任があるよう な大きな施設で、あるいは、看護人がエリアの外にあり或いは階を降りていると きに特に有用である。 本発明のいくつかの形態を示しかつ説明したけれども、発明の精神及び範囲か ら逸脱することなく、種々の修正をなすことができることも明らかである。従っ て、添附の請求項によることを除いて、出願が限定されるものではない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャンバーレイン クレイグ アメリカ合衆国 ミシガン州 48104 ア ン アーバー ヒーデン ヴァリー 650 アパートメント 218

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 患者データ及び臨床装置形態データを処理し且つ記憶するための第１のプロ グラム可能なコンピュータと、 患者に与えられた治療を証明し、監視し、且つ記録するための第２のプログ ラム可能なコンピュータと、 第１のプログラム可能なコンピュータにデータを入力するための、第１のプ ログラム可能なコンピュータに接続された第１の入力装置と、 第１のプログラム可能なコンピュータにデータを入力するための、第２のプ ログラム可能なコンピュータに接続された第２の入力装置と、 患者に投薬を施すための、第１のプログラム可能なコンピュータに接続され た臨床装置と、 第１のプログラム可能なコンピュータを第２のプログラム可能なコンピュー タに接続するための通信装置と、を有し、第１入力装置に入力されたデータは記 憶された患者データと比較するために通信装置によって第２のプログラム可能な コンピュータに通信され、 第２のプログラム可能なコンピュータが臨床装置を制御するために第１のプ ログラム可能なコンピュータに臨床装置形態データを通信する、患者医療管理装 置。