JP4672181B2 - 医療用モニタシステム及びその制御方法、プログラム記憶媒体 - Google Patents

医療用モニタシステム及びその制御方法、プログラム記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一人の患者に対しこの患者のIntake (摂り込み)およびOutput(排出または排泄)情報を無線及び/または有線による通信および操作者の随時情報入力に伴い、リアルタイムに患者出納情報をモニタする医療用モニタ装置に関する。ここでIntake情報とは、例えば患者に注入された(患者が摂取した)薬剤等の量に関する情報であり、Output情報とは、この患者から排泄(排出)される尿、排便、血液透析における限外ろ過量等の量に関する情報である。また、患者出納情報(Intake/Output情報)とは、患者の摂り込み量と排泄の量の両方を対比させて示す情報である。
【0002】
【従来の技術】
近年の医療の進歩に伴い治療方法やそれに用いる薬剤の種類も増加し、投与方法も複雑化してきている。これにより、集中治療室(ICU)等においてシリンジポンプ,輸液ポンプ等複数の医療用ポンプを一人の患者に対して同時に使用する治療方法が増加してり、またこのような複数の医療用ポンプからの薬液の投与流量や電解質情報をリアルタイム表示する方法が明らかにされている。
【0003】
例えば、「輸液ロボット(試作2号機)」(麻酔・集中治療とテクノロジー/1993年;146〜152ページ)で開示されているような輸液ロボットでは、パーソナルコンピュータを用いて複数の医療用ポンプからの情報を収集し、表やグラフに集計するシステムが明らかになっている。このようなシステムが具現化され、患者に対する輸液量などのIntake情報と、尿,便,出血量, 限外ろ過量等のOutput情報の出納トレンドグラフ表示が可能となり、循環状態の安定度が一目で理解できるようになり、また輸液監視業務の省力化にも繋がっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の医療用ホンプに対して、使用される薬剤が適性に設定され、注液されるかをモニタ画面で一瞥して確認できるものではなかった。
【0005】
従来の各医療用ポンプに装着されたシリンジや薬液バッグの薬剤登録システムのブロック図を図2に示す。200は制御手段であり、システムの中枢である。通常はパーソナルコンピュータなどを用いる。201は収集手段であり、複数の医療用ポンプの情報をまとめて制御手段200へ送ったり、逆に制御手段200からの信号を対応する医療用ポンプへ送る手段であり、通常はマルチプレクサなどの通信ポート多重化装置などが用いらる。通信する医療機器が少ない場合等はパーソナルコンピュータなどに標準的に設けられている複数のRS-232Cポートに含まれた状態でシステムを構成することも可能である。この例では医療用ポンプ3台接続している場合を説明する。202は医療用ポンプ1でそこには薬剤Aが収納されたシリンジ205が装着されている。医療用ポンプ2(203)には薬剤Bが収納されたシリンジ206が、医療用ポンプ3(204)には薬剤Cが収納されたシリンジ207が同様に装着されている。
【0006】
各シリンジ205,206,207には薬液チューブがセットされ、三法活栓などを用いて1本のチューブになり、集中治療室などの患者208の鎖骨下等から薬剤が注入される。
【0007】
制御手段200が起動すると、収集手段201に対して接続されている医療用ポンプ1,2,3の流量を一定時間間隔で取り込む命令を出す。制御手段200から命令を受けた収集手段201は医療用ポンプ1、2、3に対して現在の投与流量値や流路の閉塞や電池電圧低下などのアラーム情報を送るように命令する。この命令信号を受信すると各ポンプは該当する情報を収集手段201へ送り返す。
【0008】
医療用ポンプから制御手段に送られたデータの内容を制御手段200は表示手段210に表示する。またシステムの操作をするための手段としてマウスやキーボードなどの入力手段209も制御手段に接続されている。
【0009】
医療用ポンプからの情報が
Figure 0004672181
【0010】
であった場合、収集手段201はこの情報のうち有用(アラームが発生していなければ、流量値のみを送る)なものを選択して制御手段200へ送る。
【0011】
制御手段200ではこの情報を受けて、記憶手段220にデータを記憶し、図3に示すような画面データを作成し、表示手段210にこの画面データを表示するように指示を出す。
【0012】
図3において、300はポンプ1情報表示領域、301はポンプ2情報表示領域、302はポンプ3情報表示領域である。
【0013】
それぞれのポンプ情報表示領域には、2行のテキストが表示可能であり、一行目には現在選択されている薬剤の名称が、二行目には収集手段201より得られた該当する医療用ポンプ1(202),2(203),3(204)の流量値が表示されるようになっている。装置起動直後は使用薬剤が設定されていないために各ポンプ情報表示領域の一行目は空白になっている。
【0014】
複数の各医療用ポンプ1(202),2(203),3(204)での使用薬剤の登録は、各医療用ポンプ表示領域をクリックすることで行っていた。クリック(押下)すると図4に示すような該当するポンプ情報設定画面が表示手段210に表示される。図4はポンプ流量履歴グラフ400、開始時間入力領域401、終了時間入力領域402、薬剤設定領域403、確定ボタン404、中止ボタン405、登録薬剤履歴リスト406、履歴データ選択スクロールバー407、履歴データ削除ボタン408から構成されている。
【0015】
該当する医療用ポンプで使用している薬剤を設定する場合、薬剤投与が開始された時間を開始時間入力領域401に入力し、投与を終えた時間をを終了時間入力領域402に入力する。使用した薬剤は薬剤設定領域403をクリックすることで現れるメニューの中から選択をし、確定ボタン404をクリックする。
【0016】
確定した薬剤データには、単位量当たりの水分含有量、ナトリウム,カリウムなどの電解質(Na+,K+)量などが関連して記憶されており、医療用ポンプ1(202),2(203),3(203)の単位流量とそれらの値から水分や電解質が単位時間当たり、患者208体内に注入されたかを算出・表示することが可能であった。
【0017】
しかしこのような操作では、薬剤を選択する際にリスト中から誤ったデータを選択する可能性があり、誤った薬剤を選択してしまった場合にはそれに伴い電解質の注入量なども全く異なる量になってしまい、適切な診断をサポートするための装置が新たな医療過誤を発生させる要因になりうる可能性がある。
【0018】
本発明は、このような問題点を鑑み、医療用ポンプの識別情報、薬剤容器に貼付された薬剤の識別情報を読取り、適性か否かを判断するとともに、その結果を一瞥できる医療用モニタ装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、一人の患者に対し複数の医療用ポンプを用いて薬液等を投与し、医療用ポンプの送液流量等の患者についての摂り込み情報をリアルタイムで無線及び/または有線による通信によりモニタする医療用モニタ装置であって、医療用ポンプにはそれぞれ識別情報が設けられ、医療用ポンプに設けられた薬剤容器にもそれぞれ識別情報が設けられ、医療用ポンプ及び薬剤容器の識別情報を読取る読取り手段により読取られた識別情報を医療用ポンプと薬剤容器とを一対一に対応付けて記憶手段に記憶し、表示手段に表示することを特徴とする。
【0020】
また、医療用ポンプの識別情報を読取り後、所定時間内に薬剤容器の識別情報を読取ることを条件に医療用ポンプ情報と薬剤容器の情報とを一対一に対応付けて記憶手段に記憶することを特徴とする。また、医療用ポンプ及び薬剤容器の識別情報を交互に読取らない場合、アラーム発生手段によりアラームを発生させることを特徴とする。また、医療用ポンプの識別情報を読取り後、所定時間(所定秒)内に薬剤容器の識別情報を読取ることを条件に医療用ポンプ情報と薬剤容器の情報とを一対一に対応付けて記憶手段に記憶することを特徴とする。また、医療用ポンプの識別情報を読取り後、所定時間内に薬剤容器の識別情報を読取らない場合、アラーム発生手段によりアラームを発生させることを特徴とする。また、医療用ポンプの識別情報と薬剤容器の識別情報とは異なる識別情報体系であることを特徴とする。また、読取れた医療用ポンプの識別情報と薬剤容器の識別情報について合成音声により報知することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の具体的な実施形態の例について説明する。図1に本発明における装置のブロック図を示す。本実施例では、3台(複数)の医療用ポンプ(シリンジポンプ)とそれぞれのポンプ装着されたシリンジ内の薬剤を一瞥する例を示すが、ローラポンプ方式,ダイアフラム方式,蠕動方式等の他の輸液ポンプにより輸液される輸液バッグの薬剤(輸液剤)についても同様である。
【0026】
収集手段101、3台の医療用ポンプ102,103,104、その医療用ポンプそれぞれに装着されているシリンジ105,106,107、シリンジ105,106,107からのチューブ112が接続されている患者108、入力手段109、液晶ディスプレイ等を備えた表示手段110の接続形態は図2の従来例と同様である。
【0027】
医療用ポンプ102,103,104のそれぞれと装着されているシリンジ105、106,107のそれぞれにバーコード(識別情報)118a,118b,118c,119a,119b,119cシールが貼付されている。ポンプに貼付されるバーコード(識別情報)118a,118b,118cとシリンジに貼付されるバーコード(識別情報) 119a,119b,119cは、例えばポンプのバーコードはJAN8でシリンジのバーコードはJAN13や、ポンプシリンジとも同じJAN13のコードを用いる場合でも商品アイテムコードの上1桁をポンプの場合は0に、シリンジの場合は1などとして、明示的に区別ができる構成にしておく。また、薬剤についての識別情報に有効期限を含むと都合がよい。
【0028】
図1には、これに加えて制御手段100にバーコードスキャナ(読取り手段)112が接続されている。また制御手段100からの音声発生信号が音声発生手段113に入力すると、音声報知手段としてのスピーカ111から音声が出力される構造になっている。
【0029】
本発明の装置と使用する医療用ポンプとは、システム側からの要求信号に対してポンプの情報の応答信号をそのたびに戻す通信形態をとっているものとする。
【0030】
図5に要求信号と応答信号の内容の一例を示す。図5(a)は要求信号で、STX(電文開始信号)とETX(電文終了信号)に、機器IDデータと要求種別データがはさまれた構造になっている。STXは(00)h(16進数で00のデータを示す。以降同様)であり、ETXは(01)hとし、本来の機器IDデータは数字で表現されるものとして、この要求信号では1桁1バイトのアスキーデータに変換されている。つまり、機器IDが012345の6桁の数字であれば、要求信号中の機器IDデータは(303132333435)hとなる。要求種別データは、1バイトで構成され、(30)hは現在のポンプ流量値を、(31)hは流量積算値を、(32)hは発生アラーム情報を示すものとする。そのため要求信号のデータ長は固定である。
【0031】
図5(b)は応答信号で、要求信号と同様にSTXとETXにデータがはさまれた構成になっている。機器IDデータと要求種別データは、要求信号と同じ構成になっているが、要求種別データごとに実データが付加されている。例えば(30)hであった場合は、0.1mL/h単位の流量がアスキー変換されて付加されている。流量が12.5mL/hであった場合には(30313235)hのデータになる。また(32)hあった場合などには、アラームデータを返すことになる。アラームデータは閉塞アラーム、バッテリー低下アラーム、シリンジ外れアラームの3種類があり、それぞれが1バイトデータで、各アラームが発生していた場合には(31)h、アラームが発生していない場合には(30)hで現されている。閉塞アラームとバッテリ低下アラームがあった場合の実データは(313130)hとなる。接続機器は自分のIDを内部に記憶しており、通信ポートからの要求信号内の機器IDデータが自分のIDと一致したときのみ応答信号を装置側に返し、それ以外は何の信号も返さないものとする。
【0032】
このように、本発明の装置が医療用ポンプと通信するには、接続機器のIDを予め登録しておく必要がある。接続機器のIDは、制御手段100からアクセス可能なメモリなどの記憶手段(記憶媒体)に記憶されているものとする。
【0033】
医療用ポンプシステムからの取り外しが可能であるため、接続機器のIDを設定する操作が必要となる。バーコード体系の国コード・メーカーコード・商品アイテムコードを無視した場合、JAN8はチェックデジット以外の7桁の数字を認識できることになり、医療用ポンプ102,103,104のIDを6桁の数字とすると、1桁の数字+ポンプIDの数字がJAN8のバーコードで表現ができる。本装置に使用可能な医療用ポンプのJAN8コード最上位の桁を9に固定すれば、チェックデジット以外の7桁は例えばポンプIDが012345だった場合は90123456となる。
【0034】
装置において接続機器のIDを登録する場合、以下の手順にて行う。装置を起動しIDを設定する医療用ポンプの情報設定画面を表示手段110に表示する。ポンプ情報設定画面は従来例の図4で示したものに、機器ID設定ボタン650が付加されている。図6に本実施例における情報設定画面を示す。
【0035】
ポンプIDを設定するには、機器ID設定ボタン650をクリックする。クリックするとサブウィンドが表示されその中に、「接続したポンプバーコードをスキャンして下さい。」との音声出力命令を音声発生手段113に送り、音声報知手段111により音声報知され、音声報知とともにメッセージと中止ボタンが表示される。処理を中断する際に中止ボタンをクリックするとサブウィンドが消失しポンプ情報設定画面に戻る。
【0036】
装置の制御手段100が医療用ポンプ102,103,104に貼付されているバーコード(識別情報)118a,118b,118cを読み取り、機器IDとして設定する流れを図7にフローチャートして示す。バーコードによる機器ID設定モジュールが開始すると(ステップS700)、バーコード118a,118b,118cがスキャンされるまで待ち(ステップS701)、読込まれたバーコードが有効か(この場合はJAN8で上一桁が9かどうか)を確認する(ステップS702)。有効であれば読み込まれたバーコードデータからポンプのIDデータを取り出し、無効のバーコードであれば、表示画面にサブウィンドを開き、「読み込まれたバーコードは無効です。」との音声出力命令を音声発生手段113に送り、音声報知手段111により音声報知され、音声報知とともに表示手段110に表示させ(ステップS707)、数秒後このサブウィンドを閉じてもとの状態に戻る。有効の場合は、取り出したIDからこのIDをもつポンプに対して要求信号を送出する(ステップS704)。要求信号の内容は流量値の要求でも、アラーム状態の要求でもよい。
【0037】
ポンプの電源が入っていなかったり、接続ケーブルが断線していた場合、あるいは電気的に接続しているポンプと異なるポンプのIDを読み込んだ場合には、応答信号が返ってこないため、要求信号送出後一定時間経過しても応答信号がない場合には表示画面にサブウィンドを開き「接続機器が認識できません。確認してください。」と、音声発生手段113からの音声報知とともに表示手段110に表示させる(ステップS706)。要求信号が正常に返ってくれば、読み取ったIDは正常と判断して、制御手段からアクセス可能なメモリに接続機器IDとして記憶手段120に記憶する。
【0038】
記憶後制御手段100は表示手段110の情報設定画面を消し、起動の通常画面に戻りIDを設定したポンプ情報表示領域を数秒間点滅表示させるなどして、操作者に設定の確認を促せる表示にしてもよい。このようにして各接続機器のIDを設定後、ポンプからの流量値をリアルタイムで表示手段110の表示画面に収集して表示する。
【0039】
続いて、収納された薬剤情報を記載したバーコード(識別情報)119a,119b,119cが貼付けられたシリンジまたは薬剤収納バッグ,バイアル瓶等の薬剤データの登録方法に関して述べる。
【0040】
システムの制御手段がバーコードデータから対象の医療用ポンプに対して薬剤を登録する流れを図8にフローチャートして示す。
【0041】
バーコードによる医療用ポンプ102,103,104への薬剤登録モジュールを起動すると(ステップS800)、装置はバーコードスキャナからの医療用ポンプ102,103,104に貼付されたバーコード118a,118b,118cの読み取りを待ち(ステップS801)、バーコードスキャナからデータが読み込まれた場合には、そのコードが有効かどうかを判断する。
【0042】
本実施例では、ポンプID用のバーコードはJAN8としており、制御手段はJAN8のコードが読み込まれかつそのコードが前述の接続医療ポンプID登録や手動登録によって登録されたIDかの判断を行う(ステップS802)、登録されているIDと認識されれば、そのポンプIDを記憶し(ステップS803)、該当するポンプ情報設定画面へ遷移する(ステップS804)。この動作は、従来例で示した薬剤を設定するポンプ情報表示領域をクリックする動作と等しい。その状態で薬剤バーコードが入力されるの待つ。ポンプ情報設定画面へ遷移した直後に、「薬剤バーコードをスキャンしてください。」との音声出力命令を音声発生手段113に送り、音声報知手段111により音声報知され、音声報知とともに表示手段110にコメントを表示しているサブウィンドを開き、操作者に注意を促すような動きにしてもよい。またこの段階でフローチャートには示していないが一定期間(一定秒数)薬剤バーコードの入力がない場合には、誤ってポンプバーコードをスキャンしたことも考えられるので、「薬剤登録を無効にします。」との音声出力命令を音声発生手段113に送り、音声報知手段111により音声報知され、音声報知とともに表示手段110にコメントを表示したサブウィンドを一定時間表示してから、通常画面に遷移するようにしてもよい。
【0043】
薬剤バーコードが読み込まれると(ステップS805)、そのバーコードが本システムで有効なJAN13の構成になっているかを確認し、無効なバーコードデータであればその旨を表示手段110のサブウィンドにて一定期間(一定秒数)表示し(ステップS811)、このモジュールは終了する(ステップS813)。
【0044】
有効なバーコードデータあった場合は、バーコード内から実際の薬剤コードを取り出し(ステップS807)、装置内に記憶されているバーコードデータとの参照を行う(ステップS808)。バーコードデータは、装置内には汎用のデータベースアプリケーションで使用されるデータテーブルに記述されていても、アスキーデータとしてCSV形式のファイルとして保存されていてもよい。
【0045】
CSVファイルデータの記述例を以下に示す。
【0046】
薬剤A,499999999991,100,200,300,400
薬剤B,499999999992,100,100,100,100
薬剤C,499999999993,10,20,30,40
薬剤D,499999999994,100,0,0,0
……………
上述のCSVファイルの第一パラメータは薬剤名称、第二のパラメータは対応バーコード(JAN13の場合チェックディジットを除いた12桁の数字とする)、第三のパラメータは薬剤のナトリウム電解質(Na+)濃度(mEq/L)、第四のパラメータはカルシウム電解質(Ca2+)濃度(mEq/L)、第五のパラメータはカリウム(K+)電解質濃度(mEq/L)、第五のパラメータは塩素電解質(Cl-)濃度(mEq/L)となっている。
【0047】
装置はファイル一行毎読み取り、バーコードスキャナから読み込んだ薬剤バーコードデータが第二のパラメータの値と合致するかを確認し(ステップS814)、合致していればその行の情報を有効として装置内に記憶する(ステップS809)。読み込まれた薬剤データがどの行の第二パラメータとも合致していなければ、未登録の薬剤データであることを操作者にサブウィンドで表示する(ステップS815)。
【0048】
バーコードスキャナで読み込まれた薬剤バーコードが499999999992であった場合、表示手段110のポンプ情報表示画面の薬剤名表示領域には薬剤Bが自動的に表示され、かつ制御手段は「薬剤Bが選択されました。開始時間と終了時間を入力してください。」との音声出力命令を音声発生手段113に送り、音声報知手段111により音声報知され、音声報知とともに、表示手段声報知手段111により音声報知される。
【0049】
操作者はその後従来例で示したように、開始時間と終了時間を入力する。制御手段100はこのようにして得られた薬剤データと開始・終了時間データ、通信手段から得られるポンプの流量値から患者に投与されるトータルの各電解質(N+,K+,Ca2+,Cl-等)量などを算出し、表示手段110に表示することが可能になる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の医療用ポンプと複数の薬剤に一意的に認識できるバーコード貼付し、そのデータを順に読み取ることにより薬剤の取り違いなどの医療過誤を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の医療用モニタ装置におけるブロック図である。
【図2】 従来の医療用モニタシステムにおけるブロック図である。
【図3】 本発明の医療用モニタ装置におけるポンプ情報表示領域を示す図である。
【図4】 従来のポンプ情報設定画面を示す図である。
【図5】 本発明の要求信号と応答信号の内容の一例を示す図である。
【図6】 本発明のポンプ情報設定画面の一例を示す図である。
【図7】 本発明の医療用モニタ装置における機器IDとして設定するフローチャートを示す図である。
【図8】 本発明の医療用モニタ装置における医療用ポンプに対して薬剤を登録するフローチャートを示す図である。

Claims (6)

  1. 一人の患者に対し複数の医療用ポンプ(102,103,104)を用いて薬液を投与し、該医療用ポンプ(102,103,104)の送液流量の該患者についての摂り込み情報をリアルタイムで無線及び/または有線による通信によりモニタする医療用モニタ装置(100,101,109,110,111,112,113,120)であって、
    該医療用ポンプ(102,103,104)にはそれぞれ識別情報(118a,118b,118c)が設けられ、該医療用ポンプ(102,103,104)に設けられた薬剤容器(105,106,107)にもそれぞれ識別情報が設けられ、該医療用ポンプ(102,103,104)及び該薬剤容器(105,106,107)の識別情報を読取る読取り手段(112)により読取られた識別情報を該医療用ポンプ(102,103,104)と該薬剤容器(105,106,107)の識別情報とを一対一に対応付けて記憶手段に記憶し、表示手段(110)に表示することを特徴とする医療用モニタ装置であって、
    該医療用モニタ装置(100,101,109,110,111,112,113,120)側からの要求信号に対して該医療用ポンプ(102,103,104)の応答信号をそのたびに戻す通信形態であり、
    該要求信号は、電文開始信号と電文終了信号の間に機器IDデータと1バイトの要求種別データが挟まれた構造であり、
    該応答信号は、電文開始信号と電文終了信号の間に流量データ、機器IDデータ、要求種別データが挟まれた構造であり、
    前記要求信号内の該機器IDデータが自分のIDデータと一致したときのみ該医療用ポンプ(102,103,104)の該応答信号を該医療用モニタ装置(100,101,109,110,111,112,113,120)側に返し、それ以外は何の信号も返さないように制御されることを特徴とする医療用モニタ装置。
  2. 該医療用ポンプ(102,103,104)の識別情報を読取り後、所定時間内に該薬剤容器の識別情報を読取ることを条件に該医療用ポンプ情報と該薬剤容器の情報とを一対一に対応付けて記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の医療用装置
  3. 該医療用ポンプ(102,103,104)及び該薬剤容器(105,106,107)の識別情報を交互に読取らない場合、アラーム発生手段によりアラームを発生させることを特徴とする請求項1に記載の医療用モニタ装置
  4. 該医療用ポンプ(102,103,104)の識別情報を読取り後、所定時間内に該薬剤容器(105,106,107)の識別情報を読取らない場合、アラーム発生手段によりアラームを発生させることを特徴とする請求項1に記載の医療用装置
  5. 該医療用ポンプ(102,103,104)の識別情報と該薬剤容器(105,106,107)の識別情報とは異なる識別情報体系であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療用モニタ装置
  6. 読取れた該医療用ポンプ(102,103,104)の識別情報と該薬剤容器(105,106,107)の識別情報について合成音声により報知することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の医療用モニタ装置
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