JPH11505139A - 大骨の外部固定器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、第１の骨部分を第２の骨部分に対する位置に固定する固定具である。固定具は第１のねじ止め骨クランプ３０を含み、この第１のねじ止め骨クランプは第１の骨部分に穿孔するためのテンプレート（型板）として作用するとともに、第１の骨スクリュー２４ａを固定具へつなぐ。固定具は第２のねじ止め骨クランプ３２も含み、第２のねじ止め骨クランプは、第２の骨部分に穿孔するためのテノプレートとして役立ち、第２の骨スクリュー２４ｂが第２の骨部分に締め付けられると、この第２の骨スクリュー２４ｂを固定具へ結ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】 大骨の外部固定器具 発明の背景 １．発明の分野 本発明は整形外科において用いられる外部固定器具、特に大骨の外部固定方法 および装置に関する。 ２．関連技術の課題 いろいろな整形外科工程において、しばしば２つの骨を互いに相対固定位置関 係で固定する必要がある。このような固定関係を確立する必要性はしばしば骨の 破損により生じる。破損部を正しい位置につけて骨の再生を確実にするために、 骨の再生中に骨部分が所定の位置に固定されことが重要である。 整形外科工程で骨を固定するための器具はいろいろ知られている。例えば、大 骨用矯正Ｓ．ｒ．１．によって製造された多種の固定器具は伸縮自在な中央本体 をボールジョイントで接続される骨ねじ台を含んでいる。ボールジョイントは中 央本体に対して骨ねじ台の角度位置を固定することができる。固定器具の中央本 体は骨内に骨ピンを選択的に位置決めするために互いに伸縮自在にずらすことが できる２つの要素を有する。圧縮／分散機構はねじ付スクリュを有し、圧縮／分 散量を調整するために中央本体と骨ねじ台の一つとの間に一時的に置かれる。こ のような固定器具が用いられると、固定器具に似せられた型板は固定器具が取付 けられる骨の領域に最初に配置される。そして穴を形成するためにドリルが用い られて、型板が除かれ、骨ねじが装着され、骨ねじが固定器具に取付けられる。 上述タイプの固定器具は有効であるが、それにもかかわらず固定器具はより性 能の高いものに改良されている。例えば、固定器具のボールジョイント接続は一 つの特別な位置でボールジョイントを固定するためにカム機構に与える実質的な トルクが要求される。更にトルクレンチはしばしば、ボールジョイントに要求さ れている相当大きなトルクを施すことを確実にするために必要となる。従ってボ ールジョイントを固定するために要求される力量を減らすことが望ましい。 このタイプの固定器具は更に、圧縮／分散力が骨の中心軸線に平行な方向にあ ることを保証しない。即ち、例えば固定器具の中心軸線が骨の軸線と整合されな いと、骨をのばし又は縮めるように及ぼす力が一般に骨の軸線方向にない。更に 固定器具が延ばされまたは縮められると、圧縮／分散機構は曲げられ、作業中に 固定器具が外れることになる。更に中央本体だけが延びるので、延びることがで きる固定器具の量が多少制限される（例えば、最大の延びが約４ｃｍ）。固定器 具はスクリュに固定器具を取付ける前に骨ねじを整合するために大きな型板が要 求されるので、固定器具を用いるコストが所望のものよりもかかることになる。 最後になるが、上述固定器具の中央本体と骨ねじクランプとの間でのボールジ ョイントの使用は幾つかの欠点がある。先ず、ボールジョイントは中央本体と骨 ねじクランプとの間における各方向に１８度しか動きがとれない。これは制限と 考えられ、より大きな動きが望まれる。更にボールジョイントは、もし固定器具 のカラーと中央本体とが互いに事故的に回転されると、ボールジョイントが外れ るということになるような態様で保持される。このような外れは固定器具が患者 に固定されている時に典型的に起こるので明らかに欠点である。 発明の要旨 一般的には、本発明は、破損した骨を安定させる整形装置として使用される外 部固定具に関する。具体的には、本発明は、第１の骨部分を第２の骨部分に相対 的な特定位置に固定する役目を有する外部固定具に関する。この外部固定具は、 第１の骨部分に固定された整骨ネジを受ける第１手段を含んでいる。整骨ネジを 受ける第１手段は、第１整骨ネジを受ける孔を第１の骨部分に穿孔するテンプレ ートとして役割すると共に、第１の骨部分に取り付けた第１の整骨ネジに恒久的 にクランプする作用をなす。さらに、外部固定具は、第２の骨部分に固定される 第２の整骨ネジを受ける第２手段を含んでいる。第２の整骨ネジを受ける第２手 段は、第２の整骨ネジを受けることができる孔を穿孔するためのテンプレートの 役割をすると共に、第２骨部分に取り付けられた第２の整骨ネジを恒久的にクラ ンプする作用をなす。外部固定具は、第１整骨ネジを受ける第１手段を第２整骨 ネジを受ける第２手段に接続している本体を含んでいる。 本発明の長所は、整骨ネジ用の孔を骨に穿孔するためのテンプレートを不要と した、骨固定装置および骨固定方法を提供することである。 本発明の別の長所は、固定具本体が確実に軸方向に整合しない場合に骨をその 軸長方向に沿って圧縮あるいは転向することができる骨固定用の方法および装置 を提供することである。 本発明のその他の長所は、整骨ネジクランプがより確実に本体に接続できる骨 固定用の方法および装置を提供することである。 本発明の別の長所は、本体に相対的な整骨ネジクランプの回転運動が増大しう る骨固定用の方法および装置を提供することである。 本発明のその他の長所は、固定具がかなり長く延長できる骨固定用の方法およ び装置を提供することである。 本発明のその他の長所は、整骨ネジが固定具に確実に保持される骨固定用の方 法および装置を提供することにある。 本発明のさらなる長所および特徴は、以下の記載並び請求の範囲でより明瞭に 理解できるよう言及する。 図面の簡単な説明 図１は、人の脛骨と作動関係で示される、本発明の好適実施例の教示による骨 の外部固定装置の立面図、 図２は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部固定装置の立面図、 図３は、本発明の好適実施例の教示による、図２に示される骨の外部固定装置 の端面図、 図４（ａ）から図４（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による、図２に示さ れる溝付きロックワッシャのうちの一つを示す図、 図５（ａ）から図５（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による、図２に示さ れる骨ねじクランプの主本体を示す図、 図６と図７（ａ）から図７（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による、図２ に示される骨ねじクランプの第１のレール部材を示す図、 図８と図９（ａ）から図９（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による、図２ に示される骨ねじクランプと関連して用いられる第２のレール部材を示す図、 図１０（ａ）と図１０（ｂ）は、本発明の好適実施例の教示による、図２に示 される骨ねじクランプの圧縮／動揺機構を示す図、 図１１（ａ）から図１１（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による、図２に 示される第１と第２のクランプ接続部材を示す図、 図１２（ａ）から図１２（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部 固定装置と関連して用いられる、図２に示される主本体の第１の回転要素を示す 図、 図１３は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部固定装置と関連して用い られる、図２に示される主本体の第２の回転要素を示す図、 図１４（ａ）から図１４（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部 固定装置と関連して用いられるＴ字形のモジュールを示す図、 図１５（ａ）から図１５（ｅ）は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部 固定装置と関連して用いられる収束Ｔ字形のモジュールを示す図、 図１６（ａ）から図１６（ｅ）は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部 固定装置と関連して用いられる自己整合モジュールを示す図、 図１７（ａ）から図１７（ｇ）は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部 固定装置と関連して用いられるくるぶし固定具モジュールを示す図、 図１８（ａ）から図１８（ｃ）は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部 固定装置と関連して用いられる回転モジュールを示す図、 図１９（ａ）から図１９（ｅ）は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部 固定装置と関連して用いられるリング−アダプタモジュールを示す図、 図２０は、本発明の好適実施例の教示による骨の外部固定装置と関連して用い られる骨移送モジュールを示す図、および 図２１は、本発明の好適実施例の教示による、骨に穿孔するテンプレートとし て作用する骨のクランプの作動を示す分解図である。 好適実施例の詳細な説明 本発明の好適実施例の以下の説明は、当然単なる例示的でありかつ本発明また はその適用あるいは使用を限定することを決して意図とされていない。 図１を参照すると、大きな骨２２の固定のための装置２０が示されている。装 置２０は、第１の骨部分２２ａを第２の骨部分２２ｂに対して相対的に固定する のに役立つ複数個の骨スクリュー２４ａおよび２４ｂを介して骨２２に連結され る。第１および第２の骨部分２２ａおよび２２ｂをこの状態で固定することによ って、第１と第２の骨部分２２ａと２２ｂとの間に位置される骨折箇所は、固有 の骨の再成長を許容するように安定化されてもよい。図面により明示されるよう に。骨２２は柔軟な組織２６により取り巻かれかつ人間の脛骨を表示している。 しかしながら、装置２０が種々の他のタイプの骨折および種々の他のタイプの骨 とともに同様に使用されてもよいことは、理解されるべきである。 装置２０は、第１の骨ねじクランプ３０および第２の骨ねじクランプ３２と同 様に主本体２８を包含している。主本体２８は、骨２２に対して骨スクリュー２ ４の適当な長手方向回転位置を提供するように軸線方向に装置２０を回転するの を許すのに役立っている。第１の骨ねじ止めクランプ３０は、第１の骨スクリュ ー２４ａが主本体２８から軸線方向に変位されるのを許しながら装置２０へ第１ の骨スクリュー２４ａを固定するのに使用される。同様な形態において、第２の 骨ねじ止めクランプ３２は、また第２の骨スクリュー２４ｂが主本体２８に対し て軸線方向に変位されるのを許すことと同様に第２の骨スクリュー２４ｂを装置 ２０に固定することができる。第１および第２の骨ねじ止めクランプ３０および ３２と同様に主本体２８がさらに十分に以下に論じられよう。 第１の骨ねじ止めクランプ３０は、図５（ａ）〜図５（ｃ）を参照して非常に 詳細に説明されよう。第１の骨ねじ止めクランプ３０のみが説明されているけれ ども、第２の骨ねじ止めクランプ３２が類似した構造を有していることは、理解 されるべきである。第１の骨ねじ止めクランプ３０は、基礎部分３４とカバー部 分３６とを含んでいる。基礎部分３４は複数の溝３８のうちの一つにおいて第１ の骨スクリュー２４ａを受け入れるのに役立つが、一方、カバー部分３６は第１ の骨スクリュー２４ａを溝３８の内部に固定するのに役立っている。図５（ｃ） に示されるように、溝３８は、溝３８の内部の２つの位置において第１の骨スク リュー２４ａの線接触を許すように概ね平坦である２つの接触面４０を含む。第 １の骨スクリュー２４ａがまた骨ねじ止めクランプ３０のカバー部分３６に係合 するので、第１の骨スクリュー２４ａが３つの位置（即ち、カバー部分３６と同 様に接触面４０に沿って）において第１の骨ねじ止めクランプ３０に係合する。 このことは、あたかも円筒状であるというよりはより有効な状態で骨スクリュー ２４のために線接触を提供している。このことは、あたかもを溝３８が円筒状で あったかのようにしたことによるものであり、骨スクリュー２４の形状に正確に 合致する溝３８の形状を有することが一般的に可能ではなかったので、２つの位 置（即ち、溝３８における１つの接触面およびカバー部分３６における１つの接 触面）において骨スクリュー２４に接触しているだけであろう。加えて、溝３８ は、骨ねじ止めクランプ３０がまた以下により十分に論じられようにテンプレー トとして役立ち得るように、柔軟組織スリーブ４２（図２１に示される）を収容 することができる。 骨ねじ止めクランプ３０の基礎部分３４はさらに第１の開口４４および第２の 開口４６を含む。第１の開口４４は、以下により十分に論じられるようにロック された位置にレール部材５０を固定するのに役立っているねじ付き部材４８を受 け入れるのに使用される。第２開口４６は、また骨ねじ止めクランプ３０のＤ字 型の中央穴５４の内部に圧縮／分裂部材５２（図１０（ａ）〜図１０（ｂ）に示 されている）を固定することができるねじ付き部材を受け入れるべく使用される 。圧縮／分裂部材５２は、またさらに十分に以下に説明されよう。 第１のねじ止め骨クランプ３０のカバー部分３６は第１のねじ止め骨クランプ ３０のベース部分３４に２つのねじ５６によって固定される。これらのねじを受 け入れるために、ねじ止め骨クランプ３０のカバー部分３６は２つの穴５８（図 ５（ａ）に幻影として示される）を有しており、２つの穴５８はねじ止め骨クラ ンプ３０のベース部分３４の対応する穴６０と組み合う。従って、穴５８、６０ 内へねじ５６がねじ係合されて固定された時、ねじ止め骨クランプ３０のカバー 部分３６はねじ止め骨クランプ３０のベース部分３４に固定され得る。 本体２８に対して第１のねじ止め骨クランプ３０を横方向に変位させる手段を 提供するために、ねじ止め骨クランプ３０は、第１のレール部材５０をさらに有 している。第１のレール部材５０ａは、ねじ止め骨クランプ３０のＤ型穴５４を 受けることができるＤ型延長部６２を有している。Ｄ型延長部６２の断面形状の ために、ねじ止め骨クランプ３０のベース部分３４はレール部材５０ａのＤ型延 長部６２上を摺動することができるが、ベース部分３４はＤ型延長部６２に対し て回転することができない。 第１のレール部材５０ａは、Ｄ型延長部６２の面に配置された溝６４をさらに 有している。溝６４の位置は、第１のレール部材５０ａのＤ型延長部６２がベー ス部分３４のＤ型穴５４内へ挿入された時、溝６４が穴４４に隣接して位置され ることを許すようになっている。当業者には明白なように、ねじ部材４８は、次 に、ねじ止め骨クランプ３０のベース部分３４の穴４４内へ、Ｄ型延長部６２の 溝６４を固定的に係合させるように、挿入され得る。それにより、ベース部分３ ４の第１のレール部材５０ａに対する軸方向動きが止められる。 本体２８に対して第２のねじ止め骨クランプ３２を変位させる手段を提供する ために、第２のねじ止め骨クランプ３２も、第２のレール部材５０ｂを有してい る。第１のレール部材５０ａと同じく、第２のレール部材５０ｂは、第２のねじ 止め骨クランプ３２のＤ型穴５４を受けることができるＤ型延長部６２を有して いる。Ｄ型延長部６２の断面形状のために、第２のねじ止め骨クランプ３２のベ ース部分３４は第２のレール部材５０ｂのＤ型延長部６２上を摺動することがで きるが、ベース部分３４はＤ型延長部６２に対して回転することができない。 第２のレール部材５０ｂは、Ｄ型延長部６２の面に配置された溝６４をさらに 有している。第１のレール部材５０ａと類似の態様で、溝６４の位置は、第２の レール部材５０ｂのＤ型延長部６２がベース部分３４のＤ型穴５４内へ挿入され た時、溝６４が穴４４に隣接して位置されることを許すようになっている。ねじ 部材４８は、次に、ベース部分３４の穴４４内へ、Ｄ型延長部６２の溝６４を固 定的に係合させるように、挿入され得る。それにより、ベース部分３４の第２の レール部材５０ｂに対する軸方向動きが止められる。 第１及び第２のねじ止め骨クランプ３０，３２のベース部材３４の第１及び第 ２のレール部材５０ａ，５０ｂに対するそれぞれの変位を制御する手段を提供す るために、第１及び第２のねじ止め骨クランプ３０，３２の各々は、図１０（ａ ）及び図１０（ｂ）に示される圧縮／ディストラクション(distraction)機構５ ２を動作的に係合させることができる。圧縮／ディストラクション機構５２は、 ベッド部６８とねじ部７０とを有するねじ部材６６を有している。さらに、圧縮 ／ディストラクション機構５２は、ねじ部７０とは回転的に独立した２つの平面 ７ ４（図１０ｂに幻影で示される）を有する中央体７２を有している。ねじ部７０ は、第１のレール部材５０ａの中央孔７６をねじ係合させ得る。さらに、圧縮／ ディストラクション機構５２の中央体７２は、第１のねじ止め骨クランプ３０の ベース部材３４の穴４４を通って挿入されたねじ固定具４８によって、第１のね じ止め骨クランプ３０のベース部材３４のＤ型穴５４内へ固定され得る。圧縮／ ディストラクション機構５２のねじ部７０の回転時、第１のねじ止め骨クランプ ３０のベース部材３４が第１のレール部材５０ａに対して変位されることが明白 となろう。 次に、本体２８について詳しく説明する。本体２８は、第１および第２回転部 材８０ａ、８０ｂ、および第１および第２骨スクリュー・クランプ連結部材７８ ａ、７８ｂをそれぞれ含む。第１および第２骨スクリュー・クランプ連結部材７ ８ａ、７８ｂは、本体２８を第１および第２レール部材５０ａ、５０ｂにそれぞ れ固定するためのものである。これに関連して、複数の溝付締着ワッシャー８２ が、第１レール部材５０ａと第１骨スクリュー・クランプ連結部材７８ａの間、 および第２レール部材５０ｂと第２骨スクリュー・クランプ連結部材７８ｂの間 に配置されている。特に、第１レール部材５０ａは、ワッシャー８２の基部８６ を受入れるための六角形凹所８４が形成された開口８３を有し、第２レール部材 ５０ｂもまた、ワッシャー８２の基部８６を受入れるための六角形凹所８４が形 成された開口８３を有する。同様に、第１骨スクリュー・クランプ連結部材７８ ａもワッシャー８２の基部８６を受入れるための六角形凹所８８が形成された開 口８７を有し、第２骨スクリュー・クランプ連結部材７８ｂもまた、ワッシャー ８２の基部８６を係合させるための六角形凹所８８が形成された開口８７を有す る。ワッシャー８２の溝付表面９０が互いに噛み合うが故に、第１レール部材５ ０ａは、スクリュー（ねじ）９２のねじ係合によって第１骨スクリュー・クラン プ連結部材７８ａに固定され、また第２レール部材５０ｂは、スクリュー（ねじ ）９２のねじ係合によって第２骨スクリュー・クランプ連結部材７８ｂに固定さ れる。中央本体２８に関して、第１および第２骨スクリュー・クランプ連結部材 ７８ａ、７８ｂは、第１および第２骨スクリュー・クランプ３０、３２の間の約 ６０°の相対的回転を許容する。 また、第１および第２骨スクリュー・クランプ連結部材７８ａ、７８ｂは、複 数の締着ワッシャー８２によって、第１および第２回転部材８０ａ、８０ｂにそ れぞれ固定されている。これに関連して、第１骨スクリュー・クランプ連結部材 ７８ａが、ワッシャー８２の基部８６を受入れるための六角形凹所９６が形成さ れた開口を有し、第２骨スクリュー・クランプ連結部材７８ｂもまた、ワッシャ ー８２の基部８６を受入れるための六角形凹所９６が形成された開口９４を有す る。同様に、第１回転部材８０ａが、ワッシャー８２の基部８６を受入れるため の六角形凹所１００が形成された開口９８を有し、第２回転部材もまた、ワッシ ャー８２の基部８６を受入れるための六角形凹所１０４が形成された開口１０２ を有する。ワッシャー８２の溝９０は、ボルト１０６による締着時に、第１およ び第２骨スクリュー・クランプ連結部材７８ａ、７８ｂと、第１および第２回転 部材８０ａ、８０ｂとの間の接続を、それぞれ、より確実にする。 第１回転部材８０ｂは、第２回転部材８０ａの部分１１０を受入れることがで きる孔１０８を有するとともに、ねじ付部材１１４（第１図）を受入れることが できる開口１１２を有する。第２回転部材８０ｂは、第１回転部材８０ａの開口 １１２に近接して位置づけられるべき溝１１６を有する。したがって、第１回転 部材８０ａの開口１１２を貫通してねじ付部材１１４が差し込まれ、かつ第２回 転部材８０ｂの溝１１６にねじ付部材１１４が係合せしめられると、第１および 第２回転部材８０ａ、８０ｂが確実にロック（締着）されて、第２回転部材８０ ｂに対する第１回転部材８０ａの更なる回転動が阻止される。かくして、第１回 転部材８０ａの開口１１２内のねじ付部材１１４を緩めることによって、第１お よび第２骨スクリュー・クランプ３０、３２の長手方向の回転が可能になり、そ れによって第１および第２回転部材８０ａ、８０ｂの回転が許容される。 異なる破断(fractures)を受け入れるため種々のモジュールが装置２０に協働 して使用されてもよい。例えば装置２０は、図１４（ａ）〜図１４（ｃ）に示さ れている形式のＴ−形状のモジュール１１８も含んでよい。Ｔ−形状のモジュー ル１１８はカバー部分１２２とベース部分１２０を含む。ベース部分１２０は、 第１および第２のボーン螺子クランプ（bone screw clamp）に関連して記載され ている溝３８に類似した形式の複数の溝１２４を有する。更にカバー部分１２２ は、溝１２４内でベース部分１２０に位置するボーン螺子（bone screw）（図示 せず）を固定するように作動可能である。カバー部分１２２とベース部分１２０ は、図示していない螺子付の固定具４８によって固定される。Ｔ−形状のモジュ ール１１８は、延在する部材１２６を有する。該延在する部材１２６は、六角形 凹部１３０を備えた螺子付の孔１２８を備えることで、Ｔ−形状のモジュール１ １８は本体２８の第１ボーン螺子クランプ３０結合部材に固定される。この点に 関して六角形凹部１３０は固定ワッシャ８２の基部８６を受け入れるように使用 されており、これは、第１ボーン螺子クランプ結合部材７８ａに配置された固定 ワッシャ８２の溝表面９０と係合する溝表面を有する。従って、第１ボーン螺子 クランプ結合部材７８ａ内の孔８７と該延在する部材１２６内の孔１２８を通る 螺子付の固定具（図示せず）はＴ−形状のモジュール１１８を第１ボーン螺子ク ランプ結合部材７８ａに固定する。カバー部分１２２は、一対の孔１３２を有し 、該一対の孔は螺子付の固定具（図示せず）を受け入れ且つカバー部分１２２を ベース部分１２０に固定するためにベース部分１２０内の孔１３４と整列してい る。 装置２０は、図１５（ａ）〜図１５（ｅ）に示されている収斂するＴ−形状の モジュール１３６も有してよい。収斂するＴ−形状のモジュール１３６は、該収 斂するＴ−形状のモジュール１３６に保持されているボーン螺子２４が互いに角 度を変位するようにさせる。収斂するＴ−形状のモジュール１３６は、第２のア ーム部材１４０に関して回転変位できる第１のアーム部材１３８を有する。第１ のアーム部材１３８は、上記の態様で複数のボーン螺子を収容できる第１の複数 溝１４２を有する。第１のアーム部材１３８内に配置されているボーン螺子は、 第１カバー部分１４４によって溝１４２内に固定されている。螺子付の固定具４ ８は、第１カバー部分１４４を第１のアーム部材１３８に固定して溝１４２内の ボーン螺子を固定するため、第１カバー部分１４４内の孔１４６と第１のアーム 部材１３８内の孔１４８を通ってもよい。収斂するＴ−形状のモジュール１３６ の第２のアーム１４０は第２の複数の溝１５０を有する。第２の複数の溝１５０ は、第１のアーム部材１３８内の第１の複数の溝１４２の位置から軸線方向に片 寄った位置で第２のアーム部材１３６に配置されている。第１の複数の溝１４２ に関する第２の複数の溝１５０の位置の片寄りは、第１の複数の溝１４２および 第２の複数の溝１５０内にボーン螺子２４が位置できるようにして、互いに接触 すること無くお互いの方向に移動できるようにする。第２のアーム１４０内に位 置するボーン螺子は、第２カバー部分１５２によって第２の複数の溝１５０内に 固定される。第２カバー部分１５２は複数の下方に延在する突起１５４を有し、 溝１５０の深さの差に順応しながら該突起は第２の複数の溝１５０内のボーン螺 子と係合している。第２カバー部分１５２は孔１５５を有し、該孔１５５は固定 具（図示せず）を受け入れるため、対応する孔１５７と整列している。第１のア ーム部材１３８と第２のアーム部材１４０は二つの固定ワッシャ８２と螺子付の 固定具（図示せず）によって互いに固定され、該螺子付の固定具は第１のアーム 部材１３８の孔１５６と第２のアーム部材１４０の孔１５８とを介して固定され ている。この点に関し、第２のアーム部材１４０の孔１５８は固定ワッシャ８２ の基部８６を受け入れるため凹部１６０を有し、第１のアーム部材１３８の孔１ ５６も固定ワッシャ８２の基部８６を受け入れるため凹部１６２を有する。最後 に、第１のアーム部材１３８は六角形状の凹部１６６を備えた第２の孔１６４を 更に有し、該六角形状の凹部１６６は、収斂するＴ−形状のモジュール１３６を 上記した態様で第１ボーン螺子クランプ結合部材７８ａに固定するため、固定具 （図示せず）と固定ワッシャ８２とを受け入れることが可能である。 装置２０は更に、図１６（ａ）〜図１６（ｅ）に示されるタイプの自己調節モ ジュール１６８を有しても良い。自己調節モジュール１６８は、装置２０の本体 １６８に対して（Ｔ形モジュール１１８のような）もう一つの要素の回転移動を 許容するように使用される。自己調節モジュール１６８は、雄要素１７０と雌要 素１７２とを有している。自己調節モジュール１６８の雄要素１７０は、六角形 凹み１７６を備える開口１７４を有し、六角形凹み１７６は、ネジ付き固定具（ 図示せず）４８と固定用ワッシャー８２とにより、第一骨ネジクランプ接続部材 ７８ａに固定されることができる。雄要素１７０はまた、延長部材１７８を有し 、延長部材１７８は、自己調節モジュール１６８の雌要素１７２上に配置される 二つの突起１８０の間に収容されることができる。雄雌要素１７０と１７２は、 ネジ付き固定具（図示せず）により互いに接続され、ネジ付き固定具は、第一と 第二突起１８０の間に配置され且つ雄要素１８２内の延長された溝を通って延び ている。溝の存在により、雌要素１７２は、回転し且つ雄要素１７０に対して横 方向に移動可能である。雌要素１７２は、ネジ付き固定具４８（図示せず）によ りもう一つのモジュールに接続されてもよく、ネジ付き固定具４８は、固定用ワ ッシャー８２の基部８６を収容する六角形凹み１８６を備える開口１８４内に配 置される。 装置２０はまた、図１７（ａ）〜図１７（ｇ）に示されるのと類似の足首固定 モジュール１８８を含んでもよい。これに関して、足首固定モジュール１８８は 、足首支持部材１９２と同様に、固定具支持部材１９０を含んでいる。固定具支 持部材１９０は、ネジ付き固定具４８により第一レール支持部材５０ａに固定さ れ、ネジ付き固定具４８は固定用ワッシャー８２の基部８６を収容する六角形凹 み１９６を備える開口１９４内に配置される。固定具支持部材１９０はほぼＵ字 形であり、足首のより大きなレントゲン検査を可能にする。固定具支持部材１９ ０は更に、下記のような足首支持部材１９２の部分２００を収容可能な開口１９ ８を備えている。 足首固定具モジュール１８８の足首支持部材は、二つの骨ネジクランプ部材２ ０４と２０６と同様に本体部分２０２と部分球形コネクター２０８とを有してい る。第一骨ネジクランプ部材２０４は球形部分２１０を有し、球形部分２１０は 、球形部分２１０の回転を許容するように本体部分２０２内に配置される開口２ １２内に挿入されることができる。骨ネジクランプ部材２０４は、開口２１６を 備える延長部分２１４を有し、開口２１６を通って骨ネジが挿入され得る。骨ネ ジは、延長部分２１４の端部から開口２１６内まで内方へ延びる固定ネジ（図示 せず）により、延長部分２１４の開口２１６内に固定される。ブッシング（図示 せず）がまた、下記の様式と類似の様式でネジガイドと骨ネジとの間で開口２１ ６の直径を変化させるよう、延長部分２１４の開口２１６内に配置されても良い 。第一骨ネジクランプ部材２０４は、当業者には良く知られるカム機構により、 本体部分２０２に位置的に固定されても良い。第二骨ネジクランプ部材２０６は 、本体部分２０２の第二開口２１８内に配置される。第二骨ネジクランプ部材２ ０６は、それが骨ネジを収容し且つ固定する点において、第一骨ネジクランプ部 材２０４と類似である。第二骨ネジクランプ部材２０６はまた、カム機構により 、 本体部分２０２に固定される。 足関節支持部材（ankle support member）１９２の部分的球状コネクタ２０８ は、固定支持部材１９０を本体部分２０２に確実に固定するのに使用される。部 分的球状コネクタ２０８は延伸部分２２２のみならず部分的球状部分２２０を含 む。部分的球状部分は２つの平坦面２２４を含み、これらの平坦面は単一平面に おける本体部分２０２の固定支持部材１９０に関する回転を許容する。部分的球 状コネクタ２０８は１つの開口２２６を含み、この開口は埋め込み（implantati on）の間に１本のＫワイヤ（K-wire）を受容することができる。この点に関して 、足関節固定モジュール１８８が使用される時には、１本のＫワイヤがまず挿入 されて部分的球状コネクタ２０８の開口２２６を貫通して足関節の回転軸へと入 る。骨スクリューが挿入されて骨クランプ部材２０４および２０６の各々に固定 され、その後、骨スクリュー２４がカム機構によって固定される。いったんねじ 止め骨クランプ２０４及び２０６および部分的球状コネクタ２０８が位置決め固 定されると、Ｋワイヤは開口２２６から除去される。 装置はまた図１８（ａ）〜図１８（ｃ）に示された回転モジュール２２８を含 んでもよい。回転モジュールは骨スクリューが骨の軸線まわりの規定された位置 に位置付けられることを許容し得る。回転モジュール２２８はあり継ぎ形状(dov etail-shaped)のトラック２３２を有するトラック部材２３０を含む。あり継ぎ 形状のトラック２３２は骨の長手方向軸線からほぼ一定の半径で延在するような 形態で配置されている。回転モジュール２２８は更に滑り部材２３４を含み、こ の滑り部材はトラック部材２３０のトラック２３２に受容し得る溝２３６を含ん でいる。滑り部材２３４は固定部材２３８を含んでおり、この固定部材は滑り部 材２３４がトラック２３２に取り外し可能に取り付けられることを許容している 。滑り部材２３４はねじが切られた固定具によってトラック部材２３０に取り付 けられており、この固定具はねじ止め骨支持部材の取り付け部分と同様、トラッ ク部材２３０の開口２４０を貫通して挿入することができる。加えて、別のモジ ュールを滑り部材２３４から延在する取り付け部分２４２によって滑り部材２３ ４に取り付けてもよい。取り付け部分２４２は開口２４４を含み、この開口はね じが切られた固定具４８を受容し得るとともに、ワッシャー８２の基部８６を 受容する六角形状の凹所２４６を含む。 使用にあたって、トラック部材２３０の取り付け部分２４２は、ねじが切られ た固定具４８によって第１のねじ止め骨クランプ接続部材７０ａに確実に固定さ れる。この固定具は、錠止ワッシャー８２の基部８６を受容する六角形状の凹所 ２５０を有するトラック部材２３０の開口２４０を貫通して挿入される。滑り部 材２３４はトラック２３２上で所望の位置に移動することができる。滑り部材２ ３４はトラック部材２３０に関して適切な位置に固定され、その後、別のモジュ ールまたはねじ止め骨クランプは滑り部材２３４の取り付け部分２４２に確実に 固定し得る。 装置２０は、図１９（ａ）乃至図１９（ｃ）に示すようなタイプのリングアダ プタモジュール２５２を有していても良い。リングアダプタモジュール２５２は 、手足を囲むのに使われるリング２５４を有しており、これにより、骨に挿入さ れる骨スクリューがリング２５４に固定されるようにする。リングアダプタモジ ュール２５２は、接合組立体２５６をも有している。接合組立体２５６は、第１ ねじ止め骨クランプ接合部材７８ａに、接合組立体２５６の穴２６２に受容され ロックワッシャ８２のベース２５６を受容する六角形状の凹部２６４を有するね じ止めファスナによって固定されるようにされた取り付け部２６０を有している 。接合組立体２５６は、更に、本体部材２７０から延びる２つのアーム部材２６ ６、２６８を有している。アーム部材２６６、２６８は、本体部材２７０に対し て回転可能にされており、リング取り付けねじ２７６の長円形頭部２７４を受容 する凹部２７２を有している。リング取り付けねじ２７６の頭部２７４は、アー ム部材２６６、２６８の凹部２７２内でスライド可能であるが、リング取り付け ねじ２７６上のねじ端部２７８によって、リング２５４に取り付けられる。 装置２０は、図２０に示したのと同様にして骨伝達装置２８０と連携して使わ れ得る。骨伝達装置２８０は、第１のねじ止め骨クランプ２８４、第２のねじ止 め骨クランプ２８６及び第３のねじ止め骨クランプ２８８とともに、長手方向部 材２８２を有している。ねじ止め骨クランプ２８４、２８６、２８８は、長手方 向部材２８２上に長手方向に配置されることができ、骨２２の所望の部分に隣接 して位置決めできる。ねじ止め骨クランプ２８４、２８６、２８８は、上記した のと同様にして、ねじ止めファスナとロックワッシャ８２によって長手方向部材 ２８２に固定されてもよい。使用においては、第１と第３のねじ止め骨クランプ ２８４、２８８が、第１の骨部２２ａと第２の骨部２２ｂに近接した位置に配置 される。そして、第２のねじ止め骨クランプ２８６は、第１のねじ止め骨クラン プ２８４に近接した位置から第３のねじ止め骨クランプ２８８に近接した位置へ と、当業者に公知の骨成長を刺激するように増加的に動かされる。 使用においては、装置２０は、分割型を使うことなく骨２２に固定され得る。 これは、骨スクリュー２４を受容するようにされた様々な要素が、ドリルガイド ２９２とともに柔らかい組織ガイド４２をも収容できるようにすることによって 達成される。足関節固定モジュール１８８に関連する要素のような他の要素が同 様な機構を用いることができるのが理解されるべきであるが、これは、ねじ止め 骨クランプ３２に関して図９に示されている。骨スクリューを位置決めすること が望まれる時には、柔らかい組織ガイド４２が、ねじ止め骨クランプ３２のベー ス部３４とカバー部３６の間に挿入される。そして、ドリルガイド２９２が、柔 らかい組織ガイド４２に挿入され、ドリル２９６が、適当な深さの骨２２に穴を 開けるのに使われる。ドリル２９６は、ドリルガイド２９２と共に取り除かれ、 そして、骨スクリューは、柔らかい組織ガイド４２に挿入される。いったん、骨 スクリューが骨に固定されると、柔らかい組織ガイド４２は、ねじ止め骨クラン プ３２から取り除かれ、そしてねじ止め骨クランプ３２は、骨スクリューにより しっかりと固定される。この工程を用いることによって、骨スクリュー２４の適 切な方向付けのために、分割型が必要なくなる。 以上の記載は、本発明の単なる例を開示し記載するものである。当業者は、こ のような記載や添付の図面やクレームから、様々な変更や、改良が、本発明の精 神及び範囲を逸脱すること無くなし得ることを理解するであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 カーリィ，シーン，ピー アメリカ合衆国07030 ニュージャージー 州 ホボケン，キャッスル ポイント テ ラス 727 (72)発明者 マハフェイ，ジョン，スコット アメリカ合衆国07840 ニュージャージー 州 ハケッツタウン，ダック ホウク コ ート 57

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１の骨部分を第２の骨部分に対して一定の関係に固定するための装置で あって、 第１の骨部分に結合される第１の骨止めねじと、 第２の骨部分に結合される第２の骨止めねじと、 前記第１の骨止めねじを受け止めるための手段にして、該第１の骨止めねじを 受けるチャンネルを形成するとともに、前記第１の骨部分に孔を穿つためのドリ ルビットを案内する手段を含み、この第１の骨部分に孔を穿つためのドリルビッ トを案内する手段が前記第１の骨止めねじを受けるチャンネルに受け入れられる ように作用し得る、第１の骨止めねじを受け止めるための手段と、 前記第２の骨止めねじを受け止めるための手段と、 前記第１の骨止めねじを受け止めるための手段を前記第２の骨止めねじを受け 止めるための手段にとめる手段とを有する、第１の骨部分を第２の骨部分に対し て一定の関係に固定するための装置。 ２．請求項１の装置において、前記第１の骨止めねじを受け止めるための手段 は、前記第１の骨止めねじを受けるように前記第１の骨部分に孔を穿つためのテ ンプレートとして役立ち、且つ前記第１の骨止めねじが前記第１の骨部分に締め られると、この第１の骨止めねじを固定具へ結ぶように作用し得る、第１の骨部 分を第２の骨部分に対して一定の関係に固定するための装置。 ３．請求項２の装置において、前記第２の骨止めねじを受け止めるための手段 が、 （ａ）前記第２の骨止めねじを受けるように前記第２の骨部分に孔を穿つため のテンプレートとして役立ち、且つ （ｂ）前記第２の骨止めねじが前記第２の骨部分に締められると、この第２の 骨止めねじを固定具へ結ぶように作用し得る、 第１の骨部分を第２の骨部分に対して一定の関係に固定するための装置。 ４．請求項３の装置において、前記第１の骨部分に孔を穿つためのドリルビッ トを案内する手段は、前記第１の骨止めねじを受け止めるための手段により締め 付けられるように作用し得る第１の円筒状案内部材と、この第１の円筒状案内部 材に挿入されるように作用し得る第２の円筒状案内部材とを有し、前記第１の円 筒状案内部材が前記第１の骨止めねじの外形にほぼ等しい内径である、第１の骨 部分を第２の骨部分に対して一定の関係に固定するための装置。 ５．請求項１の装置において、前記第１の骨止めねじを受け止めるための手段 がベース部分と、カバー部分とを含み、このベース部分とカバー部分とが、前記 第１の骨止めねじを受け止めるようになったチャンネルを協同して形成し、前記 ベース部分とカバー部分のうちの一方が、前記第１の骨止めねじに２点接触で直 接係合するためのほぼＶ字形状の溝を含み、前記ベース部分とカバー部分のうち の他方が第３の接触点にて前記第１の骨止めねじに係合する、第１の骨部分を第 ２の骨部分に対して一定の関係に固定するための装置。 ６．請求項１の装置において、前記第１の骨止めねじを受け止めるための手段 を前記第２の骨止めねじを受け止めるための手段にとめる前記手段は、選択的に 関節でつなぎ得る中央体部分を有し、さらに、前記第１の骨止めねじを受け止め るための手段が、前記選択的に関節でつなぎ得る中央体部分に対して前記第１の 骨止めねじを長手方向に移すための機構を含む、第１の骨部分を第２の骨部分に 対して一定の関係に固定するための装置。 ７．請求項６の装置において、前記第２の骨止めねじを受け止めるための手段 が、前記選択的に関節でつなぎ得る中央体部分に対して前記第２の骨止めねじを 長手方向に移すための機構を含む、第１の骨部分を第２の骨部分に対して一定の 関係に固定するための装置。 ８．第１の骨部分に連結された第１の骨スクリューと第２の骨部分に連結され た第２の骨スクリューとによって第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固 定するための固定装置において、 第１の骨スクリューを受け入れ、その第１の骨スクリューを第１の骨部分に平 行な軸線に沿って長手方向に移動させるように作動可能な装置と、 第２の骨スクリューを受け入れ、その第２骨スクリューを第２の骨部分に平行 な軸線に沿って長手方向に移動させるように作動可能な装置と、 第１の骨スクリューを受け入れる前記装置を第２の骨スクリューを受け入れる 前記装置に固定するための固定手段と、 を具備することを特徴とする固定装置。 ９．第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固定するための請求項８に記 載の固定装置において、前記固定手段が選択的に間接接合可能な中央本体を有し ている固定装置。 １０．第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固定するための請求項９に 記載の固定装置において、第１の骨スクリューを受け入れる前記装置が、前記中 央本体に枢動可能に相互連結され長手方向に固定された部材と、第１の骨スクリ ューをクランプするためのクランプ部とを有し、そのクランプ部が、長手方向に 固定された前記部材に対して長手方向に移動可能に装架されている固定装置。 １１．第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固定するための請求項１０ に記載の固定装置において、第１の骨スクリューを受け入れる前記装置が、長手 方向に固定された前記部材に対する前記クランプ部の移動を制御する機構を有し ている固定装置。 １２．第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固定するための請求項１０ に記載の固定装置において、第１の骨スクリューを受け入れる前記装置が、 （ａ）第１の骨スクリューを受け入れるための孔を第１の骨部分に穿孔するた めのテンプレートを形成し、かつ、 （ｂ）第１の骨スクリューが第１の骨部分に固定された後に第１の骨スクリュ ーを前記固定装置に固定する、 ように作動可能に構成されている固定装置。 １３．第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固定するための固定装置に おいて、 第１の骨部分に連結された第１の骨スクリューと、 第２の骨部分に連結された第２の骨スクリューと、 第１の骨スクリューを受け入れるための装置と、 第２の骨スクリューを受け入れるための装置と、を具備し、 第２の骨スクリューを受け入れるための前記装置が、少なくとも部分的に放射 線透過用の窓を形成して、第１の骨部分と第２の骨部分との固定関係の放射線透 過検査を可能にするように作動し得る連結部分を有しており、また、 第１の骨スクリューを受け入れる前記装置と第２の骨スクリューを受け入れる 前記装置とを相互連結するための装置が設けられていることを特徴とする固定装 置。 １４．第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固定するための請求項１３ に記載の固定装置において、第１の骨スクリューを受け入れる前記装置と第２の 骨スクリューを受け入れる前記装置とを相互連結するための前記装置が、選択的 に間節結合可能な中央本体を有している固定装置。 １５．第１の骨部分を第２の骨部分に所定の関係で固定するための請求項１３ に記載の固定装置において、前記連結部分がほぼＵ字形状を有している固定装置 。 １６．第１の骨部分に接続された第１の骨スクリューと第２の骨部分に接続さ れた第２の骨スクリューとにより、第１の骨部分を第２の骨部分に互いに動かな いような関係で固定する固定具であって、 該第１の骨部分に接続された第１の骨スクリューと、 該第２の骨部分に接続された第２の骨スクリューと、 該第１骨スクリューを収容する手段と、 接続組立体と、前記第１骨部分を少なくとも部分的に取り囲む弓状部材とを備 え、前記第２骨スクリューを収容する手段と、 第１骨スクリューを収容する前記手段と第２骨スクリューを収容する前記手段 とを互いに連結するための選択的に関節運動自在な中央本体とを有する固定具。 １７．前記接続組立体が前記中央本体に枢動自在に取り付けられていることを 特徴とする請求項１６に記載の固定具。 １８．前記接続組立体が、本体部材と該本体部材に回転自在に取り付けられた ２本の腕部材とを有し、該腕部材が前記弓状部材に取り付けられていることを特 徴とする請求項１７に記載の固定具。 １９．第１の骨部分に接続された第１の骨スクリューと第２の骨部分に接続さ れた第２の骨スクリューとにより、第１の骨部分を第２の骨部分に互いに動かな いような関係で固定する固定具であって、 該第１の骨部分に接続された第１の骨スクリューと、 該第２の骨部分に接続された第２の骨スクリューと、 該第２の骨部分に接続された第３の骨スクリューと、 該第１骨スクリューを収容する第１の挟持部材と、 前記第２骨スクリューを収容する第１の挟持部と、前記第３骨スクリューを収 容する第２の挟持部とを有する第２の挟持部材であって、該第２挟持部が前記第 １挟持部に対して回転自在に装架されている第２挟持部材と、 前記第１挟持部と前記第２挟持部とを互いに連結するための連結手段とを有す る固定具。 ２０．前記連結手段が、選択的に関節運動自在な中央本体部を備えており、さ らに前記第１挟持部が該中央本体部に枢動自在に取り付けられていることを特徴 とする請求項１９に記載の固定具。 ２１．前記第２挟持部が枢動自在に前記第１挟持部に取り付けられて前記第２ および第３骨スクリューにほぼ垂直な軸線回りに回転自在であることを特徴とす る請求項２０に記載の固定具。 ２２．第１の骨部分を第２の骨部分に対し固定する関係において、前記第１の 骨部分に連結された第１の骨スクリューと前記第２の骨部分に連結された第２の 骨スクリューによって固定する方法であって、該方法は、 第１のクランプ部材を形成し； 第２のクランプ部材を形成し； 該第１のクランプ部材と第２のクランプ部材とを相互に連結し； 該第１のクランプ部材をテンプレートとして使用して前記第１の骨部分に孔を 明け、該第１のクランプ部材をテンプレートとして使用して該第１の骨部分に孔 を明ける当該段階が、 （ａ）第１の円筒形案内部材を形成し、 （ｂ）該第１の円筒形案内部材を前記第１のクランプ部材に固定する段階を備 え； 前記第１の骨スクリューを前記第１の骨部分の孔に挿入し； 前記第２の骨スクリューを前記第２の骨部分の孔に挿入し； 前記第１の骨スクリューを前記第１のクランプ部材に連結し； 前記第２の骨スクリューを前記第２のクランプ部材に連結する段階を備える、 第１の骨部分を第２の骨部分に対し固定する関係で固定する方法。 ２３．請求項２２の第１の骨部分を第２の骨部分に対し固定する関係で固定す る方法において、さらに前記第２のクランプ部材をテンプレートとして使用して 前記第２の骨部分に孔を明ける段階を備える、第１の骨部分を第２の骨部分に対 し固定する関係で固定する方法。 ２４．請求項２２の第１の骨部分を第２の骨部分に対し固定する関係で固定す る方法において、前記第１のクランプ部材をテンプレートとして使用して前記第 １の骨部分に孔を明ける段階がさらに、 （ａ）第２の円筒形案内部材を形成し、 （ｂ）該第２の円筒形案内部材を前記第１の円筒形案内部材に挿入する段階を 備える第１の骨部分を第２の骨部分に対し固定する関係で固定する方法。 ２５．請求項２３の第１の骨部分を第２の骨部分に対し固定する関係で固定す る方法において、前記第１の骨スクリューを前記第１の骨部分の孔に挿入する段 階がさらに、 前記第２の円筒形案内部材を前記第１の円筒形案内部材から外して、 前記第１の骨スクリューを前記第１の円筒形案内部材に挿入し、 前記第１の円筒形案内部材を前記第１のクランプ部材から外す段階を含む、第 １の骨部分を第２の骨部分に対し固定する関係で固定する方法。