JPH1149276A - Icパッケージ基板の保持体 - Google Patents
Icパッケージ基板の保持体Info
- Publication number
- JPH1149276A JPH1149276A JP9227421A JP22742197A JPH1149276A JP H1149276 A JPH1149276 A JP H1149276A JP 9227421 A JP9227421 A JP 9227421A JP 22742197 A JP22742197 A JP 22742197A JP H1149276 A JPH1149276 A JP H1149276A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- package substrate
- lid
- package
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ICパッケージ基板の洗浄のために使用する
ICパッケージ基板の保持体であって、たとえトレーに
反りなどの変形が発生しても、洗浄工程時にICパッケ
ージ基板が定位置から飛び出すことを有効に防止するこ
とができる、ICパッケージ基板の保持体を提供する。 【解決手段】 ICパッケージ基板を載置するための樹
脂製トレーであって、各ICパッケージ基板をそれぞれ
の位置に配置するために形成された略格子状の仕切り
部、前記ICパッケージ基板の4辺とそれぞれ対向する
前記仕切り部の各4辺にそれぞれ形成された凹部、及
び、前記ICパッケージ基板が載置される位置に形成さ
れたトレー側開口部を備えたトレーと、前記トレーに載
置されたICパッケージ基板の上方を覆うことにより前
記ICパッケージ基板が洗浄工程時に飛び出ないように
するための樹脂製リッドであって、前記凹部内に入り込
むように上方から下方に突出する突部、及び、前記IC
パッケージ基板が対向する位置に形成されたリッド側開
口部を備えたリッドと、を含むものである。
ICパッケージ基板の保持体であって、たとえトレーに
反りなどの変形が発生しても、洗浄工程時にICパッケ
ージ基板が定位置から飛び出すことを有効に防止するこ
とができる、ICパッケージ基板の保持体を提供する。 【解決手段】 ICパッケージ基板を載置するための樹
脂製トレーであって、各ICパッケージ基板をそれぞれ
の位置に配置するために形成された略格子状の仕切り
部、前記ICパッケージ基板の4辺とそれぞれ対向する
前記仕切り部の各4辺にそれぞれ形成された凹部、及
び、前記ICパッケージ基板が載置される位置に形成さ
れたトレー側開口部を備えたトレーと、前記トレーに載
置されたICパッケージ基板の上方を覆うことにより前
記ICパッケージ基板が洗浄工程時に飛び出ないように
するための樹脂製リッドであって、前記凹部内に入り込
むように上方から下方に突出する突部、及び、前記IC
パッケージ基板が対向する位置に形成されたリッド側開
口部を備えたリッドと、を含むものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICパッケージ基板
の洗浄工程時に使用される、ICパッケージ基板を保持
するためのICパッケージ基板の保持体に関する。
の洗浄工程時に使用される、ICパッケージ基板を保持
するためのICパッケージ基板の保持体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICパッケージ用セラミック
基板の洗浄工程では、トレーに基板を格子状に配列し載
置したまま保持しておく必要がある。図5はこのような
ICパッケージ用セラミック基板の洗浄工程において従
来から使用されていたICパッケージ基板保持用の樹脂
製トレーを示す図で、(a)はその平面図、(b)はそ
のA−A’線断面図、(c)はその斜視図である。図5
において、10はトレー、1はこのトレー10の上面に
形成されICパッケージ基板を載置するための載置部、
2はこの載置部1に載置された基板が位置ズレしないよ
うにするために前記トレー10の上面に突設された仕切
り部、3は前記基板に対し洗浄液による洗浄性、及びエ
アーによる乾燥性を促進するために前記トレー10に形
成された開口部である。
基板の洗浄工程では、トレーに基板を格子状に配列し載
置したまま保持しておく必要がある。図5はこのような
ICパッケージ用セラミック基板の洗浄工程において従
来から使用されていたICパッケージ基板保持用の樹脂
製トレーを示す図で、(a)はその平面図、(b)はそ
のA−A’線断面図、(c)はその斜視図である。図5
において、10はトレー、1はこのトレー10の上面に
形成されICパッケージ基板を載置するための載置部、
2はこの載置部1に載置された基板が位置ズレしないよ
うにするために前記トレー10の上面に突設された仕切
り部、3は前記基板に対し洗浄液による洗浄性、及びエ
アーによる乾燥性を促進するために前記トレー10に形
成された開口部である。
【0003】また、図5において、4は前記ICパッケ
ージ基板の脱落を防止するために前記トレー10の下面
に形成された蓋用凹部、2aは蓋用仕切り部である。す
なわち、この図5に示す従来例では、各トレー10は互
いに重ねられた状態で使用されるので、各トレー10の
下面は、その下方に配置された別のトレーの蓋としての
役目を有している。また、以上の説明から分かるよう
に、この従来のトレー10は、その上面と下面とが互い
に同一の形状に形成されている。
ージ基板の脱落を防止するために前記トレー10の下面
に形成された蓋用凹部、2aは蓋用仕切り部である。す
なわち、この図5に示す従来例では、各トレー10は互
いに重ねられた状態で使用されるので、各トレー10の
下面は、その下方に配置された別のトレーの蓋としての
役目を有している。また、以上の説明から分かるよう
に、この従来のトレー10は、その上面と下面とが互い
に同一の形状に形成されている。
【0004】このような従来のトレー10を使用して基
板の洗浄を行う場合の動作を図6に基づいて説明する。
図6(a)は前記トレー10に基板を載置した状態を示
す平面図、同図(b)はそのB−B’線断面図である。
まず、図6に示すように、図示下方のトレー10の各載
置部1にそれぞれICパッケージ基板5を配置して、図
示上方のトレー10a(図6(b)参照)をその上方か
ら重ねる。これにより、上方のトレー10aが蓋の役割
をして、各基板5が図の上方から脱落することが防止さ
れる。このようにして各基板5を前記トレー10に詰め
た状態で、図7に示すような洗浄機に入れる。この洗浄
機は、純水により洗浄を行った後、エアブローにより基
板表面に付着している洗浄液の除去を行うものである。
すなわち、図7において、11は洗浄槽、12はエアブ
ロー用ノズル、13はトレー搬送用コンベア、14はト
レー押さえ用ネットである。この洗浄機内では、互いに
上下に重ねられたトレー10,10aは、前記コンベア
13にセットされて搬送される。その際、前記ネット1
4により互いに重ねられたトレー10,10aを押さえ
ることにより、トレー10又は10aが位置ズレして前
記トレー10中の基板5がバラバラになってしまうこと
がないようにしている。また、一つのトレー10上に配
列された各基板5は、前記仕切り部2及び2a(図5
(b)参照)により、その位置がズレてしまうことが防
止されるようになっている。
板の洗浄を行う場合の動作を図6に基づいて説明する。
図6(a)は前記トレー10に基板を載置した状態を示
す平面図、同図(b)はそのB−B’線断面図である。
まず、図6に示すように、図示下方のトレー10の各載
置部1にそれぞれICパッケージ基板5を配置して、図
示上方のトレー10a(図6(b)参照)をその上方か
ら重ねる。これにより、上方のトレー10aが蓋の役割
をして、各基板5が図の上方から脱落することが防止さ
れる。このようにして各基板5を前記トレー10に詰め
た状態で、図7に示すような洗浄機に入れる。この洗浄
機は、純水により洗浄を行った後、エアブローにより基
板表面に付着している洗浄液の除去を行うものである。
すなわち、図7において、11は洗浄槽、12はエアブ
ロー用ノズル、13はトレー搬送用コンベア、14はト
レー押さえ用ネットである。この洗浄機内では、互いに
上下に重ねられたトレー10,10aは、前記コンベア
13にセットされて搬送される。その際、前記ネット1
4により互いに重ねられたトレー10,10aを押さえ
ることにより、トレー10又は10aが位置ズレして前
記トレー10中の基板5がバラバラになってしまうこと
がないようにしている。また、一つのトレー10上に配
列された各基板5は、前記仕切り部2及び2a(図5
(b)参照)により、その位置がズレてしまうことが防
止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記トレー
10,10aは前述のように樹脂製であるため、トレー
10,10aの製作時又はその後の経時変化により、各
トレー10,10aに反りなどの変形が発生することが
ある。この反りにより、図8に示すように、前記仕切り
部2の上端と蓋用仕切り部2aの下端との間の間隔l
が、前記基板5の厚さ寸法mより大きくなってしまう
と、前記基板5が定位置から他の場所へ飛び出してしま
う場合がある。このような飛び出しが生じると、基板5
の再配列のための作業が必要になるだけでなく、基板5
同志の衝突による品質劣化が生じてしまうなどの問題が
ある。
10,10aは前述のように樹脂製であるため、トレー
10,10aの製作時又はその後の経時変化により、各
トレー10,10aに反りなどの変形が発生することが
ある。この反りにより、図8に示すように、前記仕切り
部2の上端と蓋用仕切り部2aの下端との間の間隔l
が、前記基板5の厚さ寸法mより大きくなってしまう
と、前記基板5が定位置から他の場所へ飛び出してしま
う場合がある。このような飛び出しが生じると、基板5
の再配列のための作業が必要になるだけでなく、基板5
同志の衝突による品質劣化が生じてしまうなどの問題が
ある。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題に着目
されて行われたもので、ICパッケージ基板の洗浄工程
において使用するICパッケージ基板の保持体であっ
て、たとえトレーに反りなどの変形が発生してもICパ
ッケージ基板が定位置から飛び出すことを有効に防止す
ることができる、ICパッケージ基板の保持体を提供す
ることを目的とする。
されて行われたもので、ICパッケージ基板の洗浄工程
において使用するICパッケージ基板の保持体であっ
て、たとえトレーに反りなどの変形が発生してもICパ
ッケージ基板が定位置から飛び出すことを有効に防止す
ることができる、ICパッケージ基板の保持体を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための本発明によるICパッケージ基板の保持体
は、ICパッケージ基板を載置するための樹脂製トレー
であって、各ICパッケージ基板をそれぞれの位置に配
列するために形成された略格子状の仕切り部、前記IC
パッケージ基板の各4辺とそれぞれ対向する前記仕切り
部の各4辺にそれぞれ形成された凹部、及び、前記IC
パッケージ基板が載置される位置に形成されたトレー側
開口部を備えたトレーと、前記トレーに載置されたIC
パッケージ基板を上方から覆うことにより、洗浄工程時
に前記ICパッケージ基板が前記トレーから飛び出ない
ようにするための樹脂製リッドであって、前記各凹部内
に入り込むように形成された上方から下方に突出する突
部、及び、前記ICパッケージ基板に対向する位置に形
成されたリッド側開口部を備えたリッドと、を含むこと
を特徴とするものである。
するための本発明によるICパッケージ基板の保持体
は、ICパッケージ基板を載置するための樹脂製トレー
であって、各ICパッケージ基板をそれぞれの位置に配
列するために形成された略格子状の仕切り部、前記IC
パッケージ基板の各4辺とそれぞれ対向する前記仕切り
部の各4辺にそれぞれ形成された凹部、及び、前記IC
パッケージ基板が載置される位置に形成されたトレー側
開口部を備えたトレーと、前記トレーに載置されたIC
パッケージ基板を上方から覆うことにより、洗浄工程時
に前記ICパッケージ基板が前記トレーから飛び出ない
ようにするための樹脂製リッドであって、前記各凹部内
に入り込むように形成された上方から下方に突出する突
部、及び、前記ICパッケージ基板に対向する位置に形
成されたリッド側開口部を備えたリッドと、を含むこと
を特徴とするものである。
【0008】また、本発明によるICパッケージ基板の
保持体においては、前記トレーは、複数枚が互いに重ね
合わせられるようになっており、前記リッドは、前記ト
レーの下面により構成されているのがよい。
保持体においては、前記トレーは、複数枚が互いに重ね
合わせられるようになっており、前記リッドは、前記ト
レーの下面により構成されているのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態による
トレーを説明する。図1の(a)は本実施形態の平面
図、同(b)はそのC−C’線断面図、同(c)はその
底面図である。また、図2の(a)は本実施形態の部分
拡大平面図、同(b)はそのD−D’線断面図、同
(c)はその底面図である。また、図3(a)は本実施
形態によるトレーの下面を示す斜視図、同(b)は本実
施形態によるトレーの上面を示す斜視図である。
トレーを説明する。図1の(a)は本実施形態の平面
図、同(b)はそのC−C’線断面図、同(c)はその
底面図である。また、図2の(a)は本実施形態の部分
拡大平面図、同(b)はそのD−D’線断面図、同
(c)はその底面図である。また、図3(a)は本実施
形態によるトレーの下面を示す斜視図、同(b)は本実
施形態によるトレーの上面を示す斜視図である。
【0010】図1〜図3において、20は樹脂製のトレ
ー、21は各ICパッケージ基板を載置するための載置
部、22は各ICパッケージ基板をそれぞれの定位置に
配置するために形成された略格子状の仕切り部、23は
ICパッケージ基板の各4辺とそれぞれ対向する前記仕
切り部23の各4辺のほぼ中央にそれぞれ形成された凹
部、24はICパッケージ基板が載置される位置のほぼ
中央部に形成された開口部である。この開口部24は外
部からの洗浄液、及びエアーが前記基板5にあたりやす
くするためのものである。以上の載置部21、仕切り部
22、凹部23、及び開口部24は、前記樹脂製トレー
20の上面に一体に形成されている。
ー、21は各ICパッケージ基板を載置するための載置
部、22は各ICパッケージ基板をそれぞれの定位置に
配置するために形成された略格子状の仕切り部、23は
ICパッケージ基板の各4辺とそれぞれ対向する前記仕
切り部23の各4辺のほぼ中央にそれぞれ形成された凹
部、24はICパッケージ基板が載置される位置のほぼ
中央部に形成された開口部である。この開口部24は外
部からの洗浄液、及びエアーが前記基板5にあたりやす
くするためのものである。以上の載置部21、仕切り部
22、凹部23、及び開口部24は、前記樹脂製トレー
20の上面に一体に形成されている。
【0011】また、図1〜図3において、25はトレー
20の下面に形成された突部である。この突部25は、
前記トレー20の上面に形成された各凹部23内にそれ
ぞれ入り込むように、形成されている。以上のことを、
図3を参照して説明すると次のとおりである。図3にお
いて、前記トレー20の上面に形成された各凹部23
a,23b,23c,23dの位置には、それぞれ、そ
のトレー20の上方に重ねられる別のトレー20aの下
面に形成された各突部25a,25b,25c,25d
が、それぞれ入り込むようになっている。
20の下面に形成された突部である。この突部25は、
前記トレー20の上面に形成された各凹部23内にそれ
ぞれ入り込むように、形成されている。以上のことを、
図3を参照して説明すると次のとおりである。図3にお
いて、前記トレー20の上面に形成された各凹部23
a,23b,23c,23dの位置には、それぞれ、そ
のトレー20の上方に重ねられる別のトレー20aの下
面に形成された各突部25a,25b,25c,25d
が、それぞれ入り込むようになっている。
【0012】本実施形態では、前記トレー20,20a
は、互いに複数段重ね合わせて使用するようになってい
る。この場合、図3の上方のトレー20aの下面は、図
3の下方のトレー20の上面に載置された基板がトレー
20から脱落しないように、図3の下方のトレー20の
ための蓋の役目を果たしている。したがって、本実施形
態において、前記開口部24が、本発明における、載置
された基板の下方から洗浄液とエアーが通りやすくする
ための「トレー側開口部」と、載置された基板の上方か
ら洗浄液とエアーが通りやすくするための「リッド側開
口部」とを、兼用するようになっている(図3(b)の
符号24と図3(a)の符号24とを参照)。
は、互いに複数段重ね合わせて使用するようになってい
る。この場合、図3の上方のトレー20aの下面は、図
3の下方のトレー20の上面に載置された基板がトレー
20から脱落しないように、図3の下方のトレー20の
ための蓋の役目を果たしている。したがって、本実施形
態において、前記開口部24が、本発明における、載置
された基板の下方から洗浄液とエアーが通りやすくする
ための「トレー側開口部」と、載置された基板の上方か
ら洗浄液とエアーが通りやすくするための「リッド側開
口部」とを、兼用するようになっている(図3(b)の
符号24と図3(a)の符号24とを参照)。
【0013】なお、図1において、31は前記トレー2
0の上面に形成された位置決め用凸部、32は前記トレ
ー20の下面に形成され、前記位置決め用凸部31が挿
入される位置決め用凹部である。これらの位置決め用凸
部31及び位置決め用凹部32により、複数のトレー2
0が互いに正しく重ね合わされるようになっている。
0の上面に形成された位置決め用凸部、32は前記トレ
ー20の下面に形成され、前記位置決め用凸部31が挿
入される位置決め用凹部である。これらの位置決め用凸
部31及び位置決め用凹部32により、複数のトレー2
0が互いに正しく重ね合わされるようになっている。
【0014】次に本実施形態の動作を図4に基づいて説
明する。図4(a)に示すように、トレー20に反りな
どの変形が発生していない場合は、各ICパッケージ基
板5は、図示下方のトレー20の上面の仕切り部22
と、その上方に重ねられた別のトレー20aの下面に形
成された突部25とにより、それぞれ定位置に保持され
るようになっている。
明する。図4(a)に示すように、トレー20に反りな
どの変形が発生していない場合は、各ICパッケージ基
板5は、図示下方のトレー20の上面の仕切り部22
と、その上方に重ねられた別のトレー20aの下面に形
成された突部25とにより、それぞれ定位置に保持され
るようになっている。
【0015】次に、例えば、前記トレー20aに反りが
発生した場合の動作を説明する。本実施形態では、前述
のように、複数のトレー20,20aなどが互いに重ね
られたとき、前記突部25が前記仕切り部22の一部に
形成された凹部23内に入り込むようになっている。し
たがって、もし、トレー20aに反りなどの変形が発生
しても、図4(b)に示すように、図示下側のトレー2
0の上面の仕切り部22の上端と図示上側のトレー20
aの突部25の下端との間の間隔が、前記基板5の厚さ
寸法mより大きくならないと、前記基板5が定位置から
飛び出すことはない。そして、前記突部25の高さ寸法
は図示のnの長さとなっているので、実際上、図示下側
のトレー20の上面の仕切り部22の上端と図示上側の
トレー20aの突部25の下端との間の間隔が前記基板
5の厚さ寸法mより大きくなるまでトレー20,20a
が変形することは、まずあり得ない。したがって、本実
施形態によれば、トレー20,20aに反りなどの変形
が発生した場合でも、前記ICパッケージ基板5が定位
置から飛び出すことを有効に防止できるようになってい
る。
発生した場合の動作を説明する。本実施形態では、前述
のように、複数のトレー20,20aなどが互いに重ね
られたとき、前記突部25が前記仕切り部22の一部に
形成された凹部23内に入り込むようになっている。し
たがって、もし、トレー20aに反りなどの変形が発生
しても、図4(b)に示すように、図示下側のトレー2
0の上面の仕切り部22の上端と図示上側のトレー20
aの突部25の下端との間の間隔が、前記基板5の厚さ
寸法mより大きくならないと、前記基板5が定位置から
飛び出すことはない。そして、前記突部25の高さ寸法
は図示のnの長さとなっているので、実際上、図示下側
のトレー20の上面の仕切り部22の上端と図示上側の
トレー20aの突部25の下端との間の間隔が前記基板
5の厚さ寸法mより大きくなるまでトレー20,20a
が変形することは、まずあり得ない。したがって、本実
施形態によれば、トレー20,20aに反りなどの変形
が発生した場合でも、前記ICパッケージ基板5が定位
置から飛び出すことを有効に防止できるようになってい
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、前記樹
脂製リッドの下面に形成された突部が、前記樹脂製トレ
ーの上面に形成された凹部内に入り込むように形成され
ているので、前記トレー又はリッドに反りなどの変形が
発生した場合でも、前記仕切り部の上端と前記突部の下
端との間の間隔が、前記ICパッケージ基板の厚さ寸法
よりも大きくなるまで変形する場合(このような場合は
実際上まず発生しない)でないと、前記基板が定位置を
飛び出すことはない。よって、本発明によれば、前記ト
レー又はリッドに反りなどの変形が発生した場合でも、
前記ICパッケージ基板が定位置から飛び出すことを有
効に防止することができる。
脂製リッドの下面に形成された突部が、前記樹脂製トレ
ーの上面に形成された凹部内に入り込むように形成され
ているので、前記トレー又はリッドに反りなどの変形が
発生した場合でも、前記仕切り部の上端と前記突部の下
端との間の間隔が、前記ICパッケージ基板の厚さ寸法
よりも大きくなるまで変形する場合(このような場合は
実際上まず発生しない)でないと、前記基板が定位置を
飛び出すことはない。よって、本発明によれば、前記ト
レー又はリッドに反りなどの変形が発生した場合でも、
前記ICパッケージ基板が定位置から飛び出すことを有
効に防止することができる。
【0017】また、本発明において、前記トレーを複数
枚互いに重ね合わせられるようにし、且つ、前記リッド
を、前記トレーの下面により構成するようにすれば、複
数のトレーを多段に重ねてICパッケージ基板を保持す
ることができるので、大変に便利であると共に、トレー
とリッド(蓋)を別個に作製する必要がなくなるので製
造コストも低減できるというメリットがある。
枚互いに重ね合わせられるようにし、且つ、前記リッド
を、前記トレーの下面により構成するようにすれば、複
数のトレーを多段に重ねてICパッケージ基板を保持す
ることができるので、大変に便利であると共に、トレー
とリッド(蓋)を別個に作製する必要がなくなるので製
造コストも低減できるというメリットがある。
【図1】 (a)は本発明の一実施形態の平面図、
(b)はそのC−C’線断面図、(c)はその底面図で
ある。
(b)はそのC−C’線断面図、(c)はその底面図で
ある。
【図2】 (a)は本実施形態の部分拡大平面図、
(b)はそのD−D’線断面図、(c)はその底面図で
ある。
(b)はそのD−D’線断面図、(c)はその底面図で
ある。
【図3】 (a)は本実施形態によるトレーの下面を示
す斜視図、(b)は本実施形態によるトレーの下面を示
す斜視図である。
す斜視図、(b)は本実施形態によるトレーの下面を示
す斜視図である。
【図4】 (a)及び(b)はそれぞれ本発明により問
題を解決する方法を説明するための図である。
題を解決する方法を説明するための図である。
【図5】 (a)は従来のICパッケージ基板保持用の
樹脂製トレーの平面図、(b)はそのA−A’線断面
図、(c)はその斜視図である
樹脂製トレーの平面図、(b)はそのA−A’線断面
図、(c)はその斜視図である
【図6】 (a)は図5のトレーにICパッケージ基板
を載置した状態を示す平面図、(b)はそのB−B’線
断面図である。
を載置した状態を示す平面図、(b)はそのB−B’線
断面図である。
【図7】 従来のICパッケージ基板の洗浄工程を説明
するための図である。
するための図である。
【図8】 従来のICパッケージ基板保持用の樹脂製ト
レーの問題点を説明するための図である。
レーの問題点を説明するための図である。
20,20a トレー 21 載置部 22 仕切り部 23 凹部 24 開口部 25 突部
Claims (2)
- 【請求項1】 ICパッケージ基板を洗浄するときに使
用する、ICパッケージ基板の保持体において、 ICパッケージ基板を載置するための樹脂製トレーであ
って、各ICパッケージ基板をそれぞれの定位置に配置
するための略格子状の仕切り部、前記ICパッケージ基
板の各4辺とそれぞれ対向する前記仕切り部の各4辺に
形成された凹部、及び、前記ICパッケージ基板が載置
される位置に形成されたトレー側開口部を備えたトレー
と、 前記トレーに載置されたICパッケージ基板の上方を覆
うことにより、洗浄工程時に前記ICパッケージ基板が
前記トレーから飛び出ないようにするための樹脂製リッ
ドであって、前記各凹部内に入り込むように形成された
上方から下方に突出する突部、及び、前記ICパッケー
ジ基板に対向する位置に形成されたリッド側開口部を備
えたリッドと、を含むことを特徴とするICパッケージ
基板の保持体。 - 【請求項2】 請求項1のICパッケージ基板の保持体
において、 前記トレーは、複数枚が互いに重ね合わせられるように
なっており、 前記リッドは、前記トレーの下面により構成されてい
る、ことを特徴とするICパッケージ基板の保持体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227421A JPH1149276A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Icパッケージ基板の保持体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9227421A JPH1149276A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Icパッケージ基板の保持体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1149276A true JPH1149276A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16860591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9227421A Pending JPH1149276A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Icパッケージ基板の保持体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1149276A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001085367A1 (en) * | 2000-05-08 | 2001-11-15 | Avalon Technology Pte Ltd | Singulation and sorting system for electronic devices |
JP2003081244A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 搬送用トレー、及び、搬送用トレーの射出成形方法 |
GB2425651A (en) * | 2005-04-27 | 2006-11-01 | Marconi Comm Gmbh | A package for beamlead semiconductor devices |
JP2007109763A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Seiko Epson Corp | 半導体チップ収容トレイ及び半導体チップの搬送方法 |
JP2009240977A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Kyocera Kinseki Corp | 洗浄治具 |
US7748395B2 (en) | 2004-08-30 | 2010-07-06 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Wash-target holder and method for washing wash-target using the same |
JP2011131177A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Kyocera Kinseki Corp | 洗浄治具 |
JP2017152545A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンデンサ製造方法および異物除去装置 |
CN111717506A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-09-29 | 成都晓桥科技有限公司 | 一种触摸屏加工转运用吸塑盘及清洗设备及清洗方法 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP9227421A patent/JPH1149276A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001085367A1 (en) * | 2000-05-08 | 2001-11-15 | Avalon Technology Pte Ltd | Singulation and sorting system for electronic devices |
JP2003081244A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 搬送用トレー、及び、搬送用トレーの射出成形方法 |
US7748395B2 (en) | 2004-08-30 | 2010-07-06 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | Wash-target holder and method for washing wash-target using the same |
GB2425651A (en) * | 2005-04-27 | 2006-11-01 | Marconi Comm Gmbh | A package for beamlead semiconductor devices |
JP2007109763A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Seiko Epson Corp | 半導体チップ収容トレイ及び半導体チップの搬送方法 |
JP4687366B2 (ja) * | 2005-10-12 | 2011-05-25 | セイコーエプソン株式会社 | 半導体チップ収容トレイ及び半導体チップの搬送方法 |
JP2009240977A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Kyocera Kinseki Corp | 洗浄治具 |
JP2011131177A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Kyocera Kinseki Corp | 洗浄治具 |
JP2017152545A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンデンサ製造方法および異物除去装置 |
CN111717506A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-09-29 | 成都晓桥科技有限公司 | 一种触摸屏加工转运用吸塑盘及清洗设备及清洗方法 |
CN111717506B (zh) * | 2020-06-30 | 2021-05-04 | 苏州博大永旺新材股份有限公司 | 一种触摸屏加工转运用吸塑盘及清洗设备及清洗方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5400904A (en) | Tray for ball terminal integrated circuits | |
US6612442B2 (en) | Tray for storing semiconductor chips | |
JPH0872974A (ja) | 半導体デバイス用トレー | |
US20060054532A1 (en) | Storing tray and storing device | |
US7163104B2 (en) | Tray for semiconductor device and semiconductor device | |
US6631807B2 (en) | Chip tray | |
JPH1149276A (ja) | Icパッケージ基板の保持体 | |
US5890599A (en) | Tray for integrated circuits | |
TW200402389A (en) | Tray for electronic components | |
KR20040019064A (ko) | 반도체용 트레이 | |
JP3752712B2 (ja) | 電子部品搬送体 | |
JPH11105920A (ja) | キャリアテープ | |
JP3457549B2 (ja) | Icパッケージ用トレイ | |
JPH10211986A (ja) | チップ型部品収納用トレイ | |
JPH1111572A (ja) | 半導体集積回路装置収納用トレイ | |
JP3730384B2 (ja) | 半導体集積回路用トレー | |
JP2991198B1 (ja) | 半導体デバイス用トレー | |
JPH0539104Y2 (ja) | ||
KR0185513B1 (ko) | 리브지지-바가형성된반도체패키지의포장용트레이 | |
JP2003192085A (ja) | Icパッケージ用トレイ及びその製造方法 | |
JPH11208764A (ja) | 電子部品収納用トレイ | |
JP2593932Y2 (ja) | キャリアテープ | |
KR100574222B1 (ko) | 칩 스케일 패키지용 트레이 | |
JPH11278453A (ja) | 搬送用トレイ | |
JPH0964584A (ja) | 収納トレイ |