JPH1148840A - 車両用シート構造 - Google Patents
車両用シート構造Info
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- JPH1148840A JPH1148840A JP20683197A JP20683197A JPH1148840A JP H1148840 A JPH1148840 A JP H1148840A JP 20683197 A JP20683197 A JP 20683197A JP 20683197 A JP20683197 A JP 20683197A JP H1148840 A JPH1148840 A JP H1148840A
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Abstract
るシートAを、使用状態から、その後方の車体フロア4
に形成した収納凹部5に移動させて収納可能とした車両
用シート構造において、シートのレイアウト上の制約を
緩和するとともに、その使用感の向上を図る。 【解決手段】先端部がシートクッションの左右前端にそ
れぞれ回転自在に連結される一方、基端部が収納凹部よ
りも前方の車体フロア上にそれぞれ回転自在に連結され
た一対のリンク部材6,6を設ける。リンク部材を、シ
ート収納状態で収納凹部の内側に折れ曲がる折曲部6a
を有する形状とし、シート使用状態では、折曲部よりも
先端側の部位が車体フロアに当接する一方、基端側の部
位が上方に突出してシートクッションを支持可能とす
る。シート使用状態での荷重を、互いに上下に係合する
4個のキャッチ11及びストライカ12により支持す
る。
Description
に、車体フロアに形成した収納凹部に収納可能な車両用
シート構造に関する。
して、例えば、実開平5−40029号公報に開示され
るように、乗用車の車体フロアにシート収納用の凹部を
設け、シートバックとシートクッションとからなるシー
トを、上記収納凹部に揺動自在に配設したものが知られ
ている。このものでは、シート使用状態でのシートクッ
ション底面後端部が収納凹部の開口前縁に連結用ヒンジ
を介して揺動自在に連結されており、シート不使用時に
は、まず、シートバックをシートクッション側に折り畳
み、それらを一体に揺動させて収納凹部に収納する。こ
の収納状態では、シートクッションの底面が車体フロア
と面一になるような構造になっていて、荷物が置き易く
なる等、使い勝手の向上が図られている。
車両用シート構造では、シートクッションを車体フロア
に連結用ヒンジにより連結する構造であるため、車体フ
ロアでのシートのレイアウト上の制約が大きいという不
具合がある。すなわち、例えばシート使用時のシートク
ッションと車体フロアとの間のクリアランスを大きめに
設定しようとすれば、連結用ヒンジ自体が大きくなって
車体フロア上に突出してしまい、荷物を置くときに妨げ
となる。
シートの収納時において、シートクッションの底面が車
体フロアと面一になるが、該シートクッションの下側に
シートバックが収納されるので、このシートバックに収
納凹部の底に溜まっているゴミや埃等が付着し易くな
り、シートの使用感を損ねるという不具合もある。
のであり、その目的とするところは、シートと車体側と
の連結構造に工夫を凝らすことで、シートのレイアウト
上の制約を緩和するとともに、その使用感の向上を図る
ことにある。
に、本発明の解決手段では、シートをリンク部材によっ
て車体側に連結することで、レイアウト上の制約を緩和
するようにした。
トクッションとシートバックとからなるシートを、使用
状態から、その後方の車体フロアに形成した収納凹部に
移動させて収納可能とした車両用シート構造を対象とす
る。そして、一端部が上記シートに連結される一方、他
端部が車体側に回転自在に連結されたリンク部材を設
け、上記シートは、上記リンク部材の車体側連結位置を
通って車幅方向に延びる回転軸の回りに回転移動されて
上記凹部に収納される構成とした。
ンク部材によって連結したので、該シートを車体フロア
に形成した収納凹部に収納可能としつつ、該シートと収
納凹部との位置関係を従来と比べて自由に決定すること
ができる。つまり、シートのレイアウト上の制約を緩和
することができる。
発明におけるリンク部材は、収納凹部に収納されたシー
トのシートクッションの底面を該凹部の底面に対向させ
るように配設した。
クッションの底面が収納凹部の底面に対向する状態にな
るので、該凹部の底にゴミや埃等が溜まっていても、そ
れらのゴミや埃等がシートクッションの上面やシートバ
ックに付着することはない。よって、シートの使用感が
向上する。
発明において、少なくとも2本のリンク部材を車幅方向
に互いに平行に配設した。このことで、シートを車幅方
向の回転軸の回りに安定した動作で回転移動させること
ができる。
発明におけるリンク部材の車体側端部を、収納凹部内に
おいて車体側に連結した。
納凹部内にあるため、シートを収納した状態では上記リ
ンク部材も完全に収納凹部に収めることが可能になる。
つまり、シート収納状態では車体フロア上を突出物の全
くない状態にすることが可能になる。
発明におけるリンク部材は、シート側端部がシートクッ
ションの後側部位に連結されていて、シートの後側の荷
重を支持するものとし、上記シートクッションの前側部
位には、シートの前側部位の荷重を支持する支持部材を
設けた。
は、使用状態では収納凹部の上方に位置付けられる場合
が多いので、リンク部材のシート側端部を上記シートク
ッションの後側部位に、また、車体側端部を上記凹部内
にそれぞれ連結すれば、該リンク部材は略真直に上下方
向に配置されることになる。従って、該リンク部材によ
りシートへの上下方向の荷重を支持するようにしても、
そのの変形を招く虞れがない。
支持部材を設けることで、上記リンク部材と併せてシー
トへの荷重を十分に支持することができる。
発明において、シートを収納凹部に収納するときに、シ
ートクッションを略水平状態に保持する傾斜状態保持機
構を設けた。
を収納凹部に収納するとき、シートクッションが上記使
用状態と同様の略水平状態に保持されつつ回転移動され
るので、該シートクッション上に載せた物の車体フロア
への転落を確実に防止することができる。
発明におけるリンク部材のシート側端部を、シートクッ
ションに回転自在に連結し、傾斜状態保持機構は、一端
部が上記シートクッションにおける上記リンク部材のシ
ート側端部から前後に離れた位置に、また他端部が車体
側における上記リンク部材のシート側端部から前後に離
れた位置にそれぞれ回転自在に連結されて、上記リンク
部材と共に平行リンク機構を構成する平行リンク構成部
材を有する構成とした。
を回転移動させて収納凹部に収納するとき、リンク部材
と平行リンク構成部材とが互いに平行な状態で同期して
回転されることで、シートクッションが使用状態と同様
の略水平状態に保持される。
発明におけるリンク部材の車体側端部は、収納凹部より
も前方の車体フロア上に連結され、該リンク部材は、シ
ート収納状態で上記凹部の内側に折れ曲がる折曲部を有
していて、シート使用状態では、該折曲部よりも車体側
端部寄りの部位が車体フロアに当接する一方、該折曲部
よりもシート側端部寄りの部位が上方に突出してシート
クッションを支持する構成とした。
リンク部材が車体側の連結位置から車体フロアに沿って
収納凹部まで延び、該凹部の開口縁を越えて下方に折れ
曲がって該凹部に収納された状態のシートに至る。つま
り、上記リンク部材は、車体フロア及び収納凹部に沿っ
て配置されているので、スペース効率が良い。
ンク部材の車体側端部寄りの部位が車体フロアに当接す
る一方、シート側端部寄りの部位は上方に突出してシー
トクッションを支持するようになるので、上記リンク部
材をシートの支持部材として用いることが可能になる。
明におけるリンク部材のシート側端部を、シートクッシ
ョンの前側部位に回転自在に連結した。
に収納するときには、シートバック及びシートクッショ
ンを一体として後方に引けば、該シートバック及びシー
トクッションが、自然にリンク部材の他端部を中心に回
転移動されて上記凹部に収納される。つまり、シートの
収納動作がそれほど大きな力を必要としない容易なもの
になる。
発明において、シート使用状態での荷重がリンク部材に
加わらないように支持する支持部材を設けた。
状態のシート載せた場合でも、リンク部材には荷重が加
わることがないので、リンク部材の強度をそれほど高め
ることなくその変形を確実に防止することができる。
の発明におけるリンク部材のシート側端部は、シートバ
ックに相対変位不能に連結した。このことで、リンク部
材とシートバックとを回転自在に連結する場合と比べ
て、部品点数や摺動部分が削減されるのでコスト低減が
図られる。
の発明におけるリンク部材は、車体側端部が収納凹部よ
りも前方の車体フロア上に連結されていて、該連結位置
の回りにシートクション及びシートバックを一体に回転
移動させて収納凹部に収納するように配設した。
を収納するとき、シートクッションをシートバック側に
引き起こして、そのまま一体に後方に引き下ろすという
一連の動作で後回りに回転移動させて、容易にかつ短時
間で収納凹部に収納することができる。
の発明におけるリンク部材は、車体側端部がシートより
も後方の車体側に連結されていて、該連結位置の回りに
シートクション及びシートバックを一体に回転移動させ
て収納凹部に収納するように配設した。
を収納するとき、シートクッションをシートバック側に
引き起こしておいて、それらを一体に上記シートよりも
後方の回転中心回りに下方に回転移動させることで、す
なわち、リンク部材の下方への回転に従って自然に凹部
に落とし込むようにして、極めて容易に収納凹部に収納
することができる。
の発明におけるリンク部材のシート側端部を、シートク
ッションの後側部位に回転自在に連結し、該リンク部材
のシート側端部が車体側端部よりも低くなるような該リ
ンク部材の下方への回転変位を制限する制限機構を設け
た。
を収納するとき、シートバック及びシートクッションを
一体として後方に引くだけで、まず、上記シートバック
及びシートクッションがリンク部材の車体側端部を中心
に後回りに回転移動されて収納凹部の上方に位置付けら
れ、リンク部材が車体フロアに略平行になったところ
で、制限機構によってリンク部材の回転が制限される。
続いて、上記シートバック及びシートクッションがリン
ク部材のシート側端部を中心に上下に反転されて、上記
凹部に収納される。つまり、シートバック及びシートク
ッションを一体に後ろに引くだけの簡単な動作で、それ
らをコンパクトな軌跡に沿って収納することができる。
転を制限された状態で、シート収納状態では車体フロア
に沿って略水平に配置されるので、スペース効率も良
く、荷物を置くときの妨げにもならない。
発明におけるリンク部材の車体側端部を、スライド機構
を介して車体側に連結した。
係を一層自由に決定することができ、シートのレイアウ
ト上の制約を一層緩和することができる。
基いて説明する。
施形態1に係る車両用シートA(請求項1〜3,8〜1
0に対応)を示す。
ばバン型やワゴン型の自動車の3列目シートとして、車
室内の2列目シートの後方に設けられていて、シートバ
ック1とシートクッション2とを有している。該シート
バック1の上端にはヘッドレスト3,3が着脱可能に取
付けられる一方、下端は、左右両側に設けられた図示し
ないリクライニング機構によりシートクッション2の後
端に前後に傾動可能に連結されている。
不使用時にシートAを収納するための略矩形状の収納凹
部5が形成されており、シート不使用時には、図2に示
すように、シートバック1がシートクション2側に折り
畳まれた状態で収納されるようになっている。
位置には、それぞれ略90度まで折れ曲がった略くの字
形状のリンク部材6,6(図2には一方のみ示す)の先
端部(シート側端部)が、車幅方向の回転軸Xの回りに
回転自在に連結され、該一対のリンク部材6,6の基端
部(車体側端部)は、上記収納凹部5の前方の車体フロ
ア4上にブラケット7,7(図2には一方のみ示す)に
よりそれぞれ車幅方向の回転軸Yの回りに回転自在に連
結されている。
先端部は、図3に示すように、シートクッション2のフ
レーム8に溶接された一対のブラケット9,9に、ボル
トにより回転自在に連結され、一方基端部は、同様に車
体フロア4に溶接されたブラケット7,7に、ボルトに
より回転自在に連結されている。
各リンク部材6の折曲部6aよりも基端側の部位が車体
フロア4に当接する一方、折曲部6aよりも先端側の部
位が車体フロア4から略垂直に上方に突出して、シート
クッション2を支持するようになっている。なお、図1
において、10,10は、それぞれ、リンク部材6,6
とブラケット9,9との連結部位を覆うカバーである。
面には、それぞれ前後2個のキャッチ11,11が配設
されており、シート使用状態では、車体側に設けられた
ストライカ12,12(図4参照)と係合して上記シー
トクッション2に加わる荷重を支持するようになってい
る。すなわち、これらのキャッチ11,11は、図3に
示すように、上記シートクッション2のフレーム8のサ
イドフレーム8a,8aにボルト止めされている。
ように、開位置(同図に仮想線で示す)と閉位置(同図
に実線で示す)との間で回転可能な略コの字形状の係合
部材11aと、図示しないばねによりロック位置(同図
に実線で示す)に付勢されたロック部材11bとを有
し、該ロック部材11bをばねによる付勢力に抗してロ
ック解除位置(同図に仮想線で示す)に引張するための
ケーブル11cが接続されている。
カ12が上下方向から係合されるときには、まず、開位
置の係合部材11aがストライカ12の上側ピン12a
により下方から押圧されて上方に回転し、ロック部材1
1bを上方に押上げて閉位置に位置付けられて、上記上
側ピン12aを把持する。同時に、上記ロック部材11
bがばねの付勢力によってロック位置に戻り、係合部材
11aの下方への回転を阻止する。その際、ストライカ
12の上側ピン12aの上縁は図示しないストッパラバ
ーに当接して荷重を支持する状態になる。
2個づつ設けられた合計4個のキャッチ11,11,…
が上下方向からストライカ12,12,…に係合され
て、シートクッション2への荷重を支持するようになっ
ている。
対のリンク部材6,6が回転軸Yの回りに略180度回
転して、折曲部6a,6aの内周面が収納凹部5の開口
前縁5aに当接するとともに、該折曲部6a,6aより
も先端側の部位が上記収納凹部5の内周に沿って下方に
伸びるように位置付けられている。そして、シートクッ
ション2は、上記リンク部材6,6によって前端部を吊
下げられるとともに、底面2aが収納凹部5の底面5b
に対向する状態で、即ちシート使用状態と略同じ姿勢で
収納凹部5に収納されている。その際、上記シートクッ
ション2の上方に略平行に折り畳まれたシートッバック
1の裏面1aは車体フロア4と略面一になっている。
1のリクライニング機構を傾動不能のロック状態及び傾
動可能のロック解除状態に切替えるためのダイヤルであ
り、14は、ケーブル11c引張して4個のキャッチ1
1,11,…のロック部材11b,11b,…を同時に
開状態にさせるためのレバーである。
納凹部5に収納するときの動作を、図6〜図10に基づ
いて説明する。
いるシートAにおいて、左右のヘッドレスト3,3をシ
ートバック1から脱き取り、ダイヤル13を操作してシ
ートバック1をシートクッション2側へ(同図の反時計
回り)略平行になるまで折り畳み(図7の状態)、この
状態でリクライニング機構をロックする。続いて、レバ
ー14を操作してキャッチ11,11を閉状態にしてお
いて、図8に示すように、シートクッション2を回転軸
Xの回りに回転させて後部をやや上方に持ち上げ、各キ
ャッチ11及びストライカ12の係合を外す。
ョン2を一体に後方へ引くことで、図9に示すように回
転軸Yの回りに後回り(同図の時計回り)に収納凹部5
内へ回転移動させる。このとき、シートクッション2を
略水平に保持して移動させるようにすれば、該シートク
ッション2上の物を車体フロア4上に落とすことはな
い。
ク1及びシートクッション2を、一体として回転軸Xの
回りに下向きに回転させ、シートバック1の裏面1aが
車体フロア4と略面一な状態として、シートの収納を終
了する。この収納状態では、シートクッション2が下側
に位置付けられてその底面2aが収納凹部5の底面5b
に対向しているので、該収納凹部5の底にゴミや埃等が
溜まっていても、それらがシートクッション2の底面2
a以外の部分に付着することはなく、よって、シートA
の使用感が損なわれることはない。
納凹部5から引出して使用状態にするときには、上記図
6〜図10に示す動作を逆の順序で反対向きに行うよう
にすればよい。
クッション2をリンク部材6,6によって車体フロア4
に連結したので、シートAを収納凹部5に収納可能とし
つつ該収納凹部5との位置関係を従来と比べて自由に決
定することができる。つまり、シートのレイアウト上の
制約を緩和することができる。また、シート収納状態で
は、リンク部材6,6が車体フロア4及び収納凹部5に
沿って折れ曲がって配置されているので、スペース効率
が向上する。
クッション2を前後左右の4箇所でキャッチ11,1
1,…及びストライカ12,12,…によって支持して
いるため、例えば非常に重い荷物をシートAに載せた場
合でも、リンク部材6,6には荷重が加わることがな
い。このため、該リンク部材6,6の変形に起因するシ
ート収納性の悪化を確実に防止することができる。
するときに、図8に示すように、車体フロア4から略垂
直に上方に突出しているリンク部材6,6によりシート
クッション2を支持することができるので、収納動作が
容易になる。また、上記リンク部材6,6が、左右(車
幅方向)に互いに平行に設けられているので、シートA
の回転移動時の安定性が向上する。加えて、該リンク部
材6,6の先端部が、シートクッション2の前端に回転
自在に連結されているので、シートバック1及びシート
クッション2を後方に引くだけで、それほど大きな力を
用いることなくかつ自然な動作で、シートAを収納凹部
5に収納することができる。
の実施形態2に係る車両用シートB(請求項1〜7に対
応)を示す。
ートAと同様、不使用時には車体フロア4に形成された
収納凹部5内に収納可能な構成としたものであるが、上
記シートAとは、主にリンク部材の車体側取付け位置が
異なっていて、シート収納時に、上記シートB及びリン
ク部材20,20が収納凹部5内に完全に収納されるよ
うにしたものである。なお、上記シートBのその他の構
成はシートAと同様なので、同一部材には同一符号を付
してその説明は省略する。
左右両側にそれぞれ2本づつ、合計4本のリンク部材2
0,20,…(図には一方のみ示す)が連結されてい
る。この各リンク部材20は略真直な棒状に形成され、
先端部がシートクション2の後側部位に車幅方向の回転
軸Xの回りに回転自在に連結される一方、基端部が収納
凹部5の底面5bに車幅方向の回転軸Yの回りに回転自
在に連結されていて、上記シートクッション2を略水平
状態に保ったまま回転移動させる平行リンク機構を構成
している。すなわち、左右両側における2本づつのリン
ク部材20,20,…の内の一方が平行リンク構成部材
となる。
シートクッション2の後側部位が4本のリンク部材2
0,20,…により支持される一方、上記シートクッシ
ョン2の前端左右両側に設けられたキャッチ11,11
が、車体側に設けられたストライカ12,12と前後方
向から係合して、上記シートクッション2の前側部位を
支持するようになっている。
トBを収納凹部5に収納するときの動作は、まず、シー
トAの場合と同様に左右のヘッドレスト3,3をシート
バック1から脱きとり、ダイヤル13を操作してシート
バック1をシートクッション2側へ(同図の反時計回
り)略平行になるまで折り畳んで(図12の状態)、こ
の状態でリクライニング機構をロックする。
1,11を解除し、図13に示すように、シートバック
1及びシートクッション2を一体に後方へ引くと、各リ
ンク部材20がそれぞれ回転軸Yの回りに回転して、上
記シートバック1及びシートクッション2が収納凹部5
内へ収納される。このように、シートバック1及びシー
トクッション2を一体として後方に移動させる簡単な動
作で、容易にかつ短時間で収納できる。
材20,20,…によって略水平に保持されつつ回転移
動されるため、該シートクッション2の上に載せた物が
車体フロアへ転落することを確実に防止することができ
る。すなわち、例えば薄手のクッション等を敷いたまま
シートBを収納凹部5に収納することができるので、使
い勝手が大変良い。また、シートクッション2上に置き
忘れた物があっても、その物の車体フロア4への転落に
よる破損を確実に防止することができる。
は、実施形態1のシートAと同様にシートのレイアウト
上の制約を緩和することができる上、シート使用状態で
は、シートクッション2の後側部位を略真直なリンク部
材20,20,…によって支持するとともに、前側部位
をキャッチ11,11及びストライカ12,12に寄っ
て支持することで、上記リンク部材20,20の変形を
防止しつつ、シートBへの荷重を十分に支持することが
できる。
納凹部5内に連結されていて、シート収納状態では、リ
ンク部材20,20,…が完全に収納凹部5に収まるよ
うになる。このため、シート収納状態では、車体フロア
4上を突出物の全くない状態にすることができるので、
荷物等を置くときの使い勝手が極めて良い。しかも、上
記シートAと同様、ゴミや埃等の付着によって使用感が
損なわれることがない。
は、本発明の実施形態2の変形例としての車両用シート
C(請求項1〜6に対応)を示す。すなわち、上記シー
トCでは、シートクッション2の後側部位を左右一対の
リンク部材22,22(図には一方のみ示す)により支
持するとともに、該リンク部材22,22の回転に同期
回転して、シートクッション2の傾きを制限する副リン
ク部材23,23を設けており、この副リンク部材2
3,23が、傾斜状態保持機構を構成している。なお、
上記シートCのその他の構成は実施形態1のシートAと
同様なので、同一部材には同一符号を付してその説明は
省略する。
シートクッション2の後側部位の左右両側に一対のリン
ク部材22,22(図には一方のみ示す)の先端部が、
車幅方向の回転軸Xの回りに回転可能に連結される一
方、基端部は収納凹部5の底面5bに車幅方向の回転軸
Yの回りに回転可能に連結されている。
は、シートクッション2の長手方向に延びるようにスラ
イドガイド24,24が配設され、該スライドガイド2
4,24に対し、図示しないスライドピンにより副リン
ク部材23の先端部が摺動可能にかつ回転可能に連結さ
れている。一方、上記各副リンク部材23の基端部は上
記リンク部材22の先端部から3分の1程度の部位22
aに回転可能に連結されている。このことで、上記各リ
ンク部材22が回転軸Yの回りに回転して上記シートク
ッション2を回転移動させるとき、副リンク部材23が
連結部位22aの回りに同期回転して、上記シートクッ
ション2を略水平状態に保つようになっている。
上述のシートBの場合と同様、シートクッション2の後
側部位がリンク部材22,22により支持される一方、
上記シートクッション2の前端の左右両側位置に設けら
れた一対のキャッチ11,11が、車体側に設けられた
左右一対のストライカ12,12と上下方向から係合す
ることで、上記シートクッション2の前側部位が支持さ
れるようになっている。
トCを収納凹部5に収納するときの動作は、上述のシー
トBの場合と同様、シートバック1をシートクッション
2側へ折り畳んでロックしておいて、(図15の状
態)、それらを一体に後方へ引くだけでよく、これによ
り、シートクッション2を略水平に保持したままでシー
トCを収納凹部5へ収納することができる(図16の状
態)。
Bと同様の作用効果を得ることができ、加えて、平行リ
ンク機構と比べて、省スペース化及び軽量化が図られ
る。
は、本発明の実施形態2の変形例としての車両用シート
D(請求項1〜4に対応)を示す。すなわち、上記シー
トDでは、シートクッション2の後側部位を左右一対の
リンク部材26,26によって支持する一方、前側部位
をキャッチ11,11及びストライカ12,12によっ
て支持するようにしたものである。なお、上記シートD
のその他の構成は実施形態1のシートAと同様なので、
同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
っているシートDを収納凹部5に収納するときの動作
は、上述のシートB及びシートCの場合と略同様であ
る。すなわち、シートバック1をシートクッション2側
へ折り畳んでロックしておいて、(図18に仮想線で示
す)、それらを一体に後方へ引き下ろすことで、回転軸
Yの回りに回転移動させて上記収納凹部5に移動させ
(図18の状態)、その後、シートバック1及びシート
クッション2を一体として回転軸Xの回りに前回りに回
転させて、上記収納凹部5へ収納する(図19の状
態)。
を収納するときにシートクッション2が略水平に保持さ
れないこと以外は、シートB及びCと略同様の作用効果
を得ることができる。また、それらと比べて簡単な構成
とすることができるので、低コスト化、省スペース化、
軽量化等の利点がある。
の実施形態3に係る車両用シートE(請求項1,3,1
4に対応)を示す。
30,30の先端部をシートクッション2の後側部位に
回転自在に接続するとともに、該一対のリンク部材3
0,30の水平方向よりも下方への回転変位を制限する
ようにしている。なお、上記シートEのその他の構成は
実施形態1のシートAと同様なので、同一部材には同一
符号を付してその説明は省略する。
は、シートクッション2の底面2aにおける後側部位の
左右両側位置に、ブラケット31,31により車幅方向
の回転軸Xの回りに回転自在に連結されている。一方、
基端部は、収納凹部5の開口前縁5aの左右両側にブラ
ケット32,32により車幅方向の回転軸Yの回りに回
転可能に連結されている。
示すように、それぞれ車体後方に略水平に伸びる突出部
32a,32aが形成されていて、上記リンク部材3
0,30の先端部が基端部よりも低くなる水平方向より
も下方への回転変位を阻止するようになっている。この
突出部32a,32aを有する一対のブラケット32,
32が制限機構を構成している。
上記一対のリンク部材30,30によりシートクッショ
ン2の後側部位が支持される一方、該シートクッション
2の前側部位の左右両側面にそれぞれ配設されたキャッ
チ11,11が、車体側に配設されたストライカ12,
12と上下方向から係合して、上記シートクッション2
の前側部位を支持するようになっている。
トEを収納凹部5に収納するときの動作は、まず、左右
のヘッドレスト3,3をシートバック1から脱きとり、
ダイヤル13を操作してシートバック1をシートクッシ
ョン2側へ(同図の反時計回り)略平行になるまで折り
畳んで(図22に仮想線で示す)、この状態でリクライ
ニング機構をロックする。
1,11を解除し、シートバック1及びシートクッショ
ン2を一体に後方へ引くと、左右一対のリンク部材3
0,30がそれぞれ回転軸Yの回りに後回りに回転し
て、上記シートバック1及びシートクッション2が後方
に移動される。
材30が、略水平状態でブラケット32,32の突出部
32a,32aに当接してそれ以上の回転が阻止された
状態で、上記シートバック1及びシートクッション2が
収納凹部5の上方に位置付けられる。この状態から、図
23に示すように、上記シートクッション2の前側部位
をさらに後方に引き、該シートクッション2及びシート
バック1を回転軸Xの回りに上下に反転させて、収納凹
部5に収納する。
は、実施形態1のシートAと同様にシートのレイアウト
上の制約を緩和することができる上、シート使用状態の
シートEを収納凹部に収納するときには、シートバック
1をシートクッション2側に折り畳んでおいて、それら
をを一体に後方に引くだけの簡単な動作で、シートEを
コンパクトな軌跡に沿って容易に収納することができ
る。
が制限されていて、シートバック1及びシートクッショ
ン2が収納途中で収納凹部5に干渉しないような軌跡を
辿るので、収納が一層容易になる。また、シート収納状
態では、上記一対のリンク部材30,30は車体フロア
4に沿って面一に配置されるので、荷物を置くときの妨
げにはならない。
明の実施形態4に係る車両用シートF(請求項1,3,
11,12に対応)を示す。
40,40(図には一方のみ示す)の先端部をシートバ
ック1にリジッド(相対変位不能)に連結する一方、上
記一対のリンク部材40,40の基端部を収納凹部5よ
りも前方の車体フロア4上に回転自在に連結している。
なお、上記シートFのその他の構成は実施形態1のシー
トAと同様なので、同一部材には同一符号を付してその
説明は省略する。
シートバック1の裏面1aの下端の左右両側位置に、リ
ンク部材40,40の先端部がリジッドに連結される一
方、基端部は収納凹部5の前方の車体フロア4上に、ブ
ラケット41,41によって車幅方向の回転軸Yの回り
に回転自在に連結されていて、上記シートバック1及び
シートクション2を一体に回転軸Yの回りに回転させる
ことができるようにしている。
ぞれシート収納状態において車体フロア4及び収納凹部
5の形状に沿って配置されるように、くの字形状に形成
されている。
には、それぞれ、位置固定用ピン42,42(図には一
方のみ示す)が、図示しない切替レバーの操作に応じて
上記両側面から出没可能に設けられ、該一対の位置固定
用ピン42,42が車体側に設けられた図示しない位置
固定用凹部に内嵌されることで、上記シートバック1の
位置が固定されるようになっている。
っているシートFを収納凹部5に収納するときの動作
は、まず、シートクション2をシートバック1側に引き
起こして折り畳んだ状態とし(図25に仮想線で示
す)、続いて、位置固定用ピン42,42の位置固定用
凹部との嵌合を解除してから、上記シートバック1及び
シートクッション2を一体に回転軸Yの回りに後向きに
回転移動させて、上記収納凹部5に収容する。
は、実施形態1のシートAと同様にシートのレイアウト
上の制約を緩和することができる上、シート使用状態の
シートEを収納凹部5に収納するときには、シートクッ
ション2をシートバック1側に引き起こして、そのまま
一体に後方に引き下ろす一連の動作で、容易にかつ短時
間で収納することができる。
ートバック1にリジッドに連結されているので、この部
分を回転可能に連結する場合に比べて、部品点数や摺動
部分の削減によりコスト低減が図られる。
40,40が車体フロア4及び収納凹部5の形状にに沿
って折れ曲がって配置されるので、スペース効率が向上
する。
の実施形態5に係る車両用シートG(請求項1〜3、1
1,13に対応)を示す。
0,50(図には一方のみ示す)の先端部をシートバッ
ク1にリジッド(相対変位不能)に連結する一方、基端
部をシートGの後方の車体内壁に回転自在に連結してい
る。なお、上記シートGのその他の構成は実施形態1の
シートAと同様なので、同一部材には同一符号を付して
その説明は省略する。
シートバック1の裏面1aの下端左右両側位置に、左右
一対のリンク部材50,50の先端部がリジッドに連結
される一方、基端部はシートGの後方の車体内壁に配設
された回転ヒンジ51,51により、車幅方向の回転軸
Yの回りに回転自在に連結されていて、上記シートバッ
ク1及びシートクション2を一体に上記回転軸Yの回り
に回転移動させることができるようになっている。
は、収納の際に収納凹部5の開口前縁5aに干渉しない
ように、下側が徐々に後退する形状とされている。
には、それぞれ、キャッチ11,11(図には一方のみ
示す)が設けられ、該キャッチ11,11が車体側に設
けられた図示しないストライカと上下方向から係合する
ことで、上記シートバック1が位置固定されるようにな
っている。
になっているシートGを収納凹部5に収納するときの動
作は、まず、シートクション2をシートバック1側に引
き起こして折り畳んだ状態でロックしておいて(図27
の状態)、該シートバック1のキャッチ11,11を開
状態にすれば、該シートバック1とシートクッション2
とがそれらの自重により自然に回転軸Yの回りに前回り
に回転移動して、上記収納凹部5に収容される(図28
の状態)。
は、実施形態1のシートAと同様にシートのレイアウト
上の制約を緩和することができる上、シート使用状態の
シートGを収納凹部5に収納するときには、シートバッ
ク1及びシートクッション2がそれらの自重により、自
然に前回りに回転移動して収納凹部5に収納されるの
で、シートの収納を極めて容易に行うことができる。
の底面2aが収納凹部5の底面5bに対向する状態にな
るので、該収納凹部5の底に溜まっているゴミや埃等の
付着を防止することができ、シートの使用感が向上す
る。
は、本発明の実施形態6に係る車両用シートH(請求項
1〜3、15に対応)を示す。
0,60(図には一方のみ示す)の基端部をスライド機
構61,61を介して車体側に連結したものである。な
お、上記シートHのその他の構成は実施形態1のシート
Aと同様なので、同一部材には同一符号を付してその説
明は省略する。
左右一対のリンク部材60,60の先端部が、シートク
ッション2の前端の左右両側位置に車幅方向の回転軸X
の回りに回転自在に連結される一方、基端部は、前後方
向に互いに平行に伸びる左右一対のスライドガイド6
2,62を介して、車体フロア4に連結されている。
は、水平方向に突設されたスライドピン63により、ス
ライドガイド62に摺動可能に、かつ回転自在に連結さ
れている。
になっているシートHを収納凹部5に収納するときの動
作は、まず、シートバック1をシートクッション2側へ
折り畳んでロックし、それらをリンク部材60,60と
ともに回転軸Yの回りに後回りに略90度回転移動させ
るとともに、該リンク部材60,60に対して回転軸X
の回りに相対的に前回りに回転させて、略水平状態にな
ったリンク部材60,60の上に上記シートバック1及
びシートクッション2を立たせた状態で載置する(図3
0に仮想線で示す)。
バック1及びシートクッション2を後方へスライド移動
させて、スライドガイド62,62の後端部まで移動さ
せ、最後に、回転軸Yの回りに後向きに回転移動させて
収納凹部5に収納する(図31の状態)。
は、リンク部材60,60の基端部を、スライド機構に
より前後に移動可能にしたので、上述の各実施形態に係
るシートA〜Fに比べても、使用状態におけるシートの
配置を一層自由に決定することができ、シートのレイア
ウト上の制約をより一層緩和することができる。
クッション2を、リンク部材60,60の上に載置した
上で、それらを一体に安定した状態でスライド移動させ
るようにしているので、比較的複雑な収納動作を十分に
容易に行うことができる。
明における車両用シート構造によれば、シートと車体側
とをリンク部材によって連結したので、シートと収納凹
部との位置関係を従来と比べて自由に決定することがで
き、よって、シートのレイアウト上の制約を緩和するこ
とができる。
状態で収納凹部の底に溜まっているゴミや埃等がシート
バック等に付着することを防止することができ、よっ
て、シートの使用感が向上する。
納動作の安定性が向上する。
の車体側端部を収納凹部内に連結したので、シート収納
状態で車体フロア上を突出物の全くない状態にすること
ができる。
ンク部材によって、その変形を招くことなく十分にシー
トクッションの後側部位を支持することができ、また、
上記シートクッションの前側部位を支持部材によって支
持することができる。
納凹部に収納するとき、シートクッションを略水平状態
に保持することができるので、該シートクッション上に
載せた物の車体フロアへの転落を確実に防止することが
できる。
納凹部に収納するとき、シートクッションを平行リンク
機構によって確実に略平行状態に保持することができ
る。
状態で、リンク部材が車体フロア及び収納凹部に沿って
配置されるので、スペース効率が良い。また、シート使
用状態で、上記リンク部材をシートの支持部材として用
いることができる。
のシート側端部をシートクッションの前側部位に回転自
在に連結したので、シートの収納動作が大きな力を必要
としない容易なものになる。
によりシート使用状態での荷重を支持することで、リン
ク部材の変形を確実に防止することができる。
材のシート側端部をシートバックに相対変位不能に連結
したので、部品点数や摺動部分の削減によるコスト低減
が図られる。
のシートを、一連の動作で容易にかつ短時間で収納凹部
に収納することができる。
のシートを、リンク部材の下方への回転に従って自然に
凹部に落とし込むようにして、極めて容易に収納凹部に
収納することができる。
によってリンク部材の回転変位を途中で制限するように
したので、シートを後方に引くだけの簡単な動作で、該
シートをコンパクトな軌跡に沿って収納することができ
る上、上記リンクはシート収納状態では車体フロアに沿
って略水平に配置されるので、スペース効率も良い。
材の車体側端部をスライド機構を介して車体側に連結し
たので、シートのレイアウト上の制約を一層緩和するこ
とができる。
を示す斜視図である。
相当図である。
示す斜視図である。
視図である。
を示す説明図である。
ある。
ある
示す説明図である。
明図である。
図である。
る。
る。
る。
当図である。
当図である。
相当図である。
当図である。
当図である。
相当図である。
る。
ある。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
て、スライドガイドの後端まで移動させた状態を示す説
明図である。
る。
リンク部材 6a リンク部材の折曲部 11 キャッチ(支持部材) 12 ストライカ(支持部材) 23 副リンク部材(傾斜状態保持機構) 32 ブラケット(制限機構) 32b ブラケットの突出部(制限機構) 62 スライドガイド(スライド機構) A,B,C,D,E,F,G,H シート Y 回転軸
Claims (15)
- 【請求項1】 シートクッションとシートバックとから
なるシートを、使用状態から、その後方の車体フロアに
形成した収納凹部に移動させて収納可能とした車両用シ
ート構造において、 一端部が上記シートに連結される一方、他端部が車体側
に回転自在に連結されたリンク部材が設けられ、 上記シートは、上記リンク部材の車体側連結位置を通っ
て車幅方向に延びる回転軸の回りに回転移動されて上記
凹部に収納されるように構成されていることを特徴とす
る車両用シート構造 - 【請求項2】 請求項1において、 リンク部材は、収納凹部に収納されたシートのシートク
ッションの底面を該凹部の底面に対向させるように配設
されていることを特徴とする車両用シート構造。 - 【請求項3】 請求項2において、 少なくとも2本のリンク部材が、車幅方向に互いに平行
に配設されていることを特徴とする車両用シート構造。 - 【請求項4】 請求項3において、 リンク部材の車体側端部は、収納凹部内において車体側
に連結されていることを特徴とする車両用シート構造。 - 【請求項5】 請求項4において、 リンク部材は、シート側端部がシートクッションの後側
部位に連結されていて、シートの後側の荷重を支持する
ものであり、 上記シートクッションの前側部位には、シートの前側部
位の荷重を支持する支持部材が設けられていることを特
徴とする車両用シート構造。 - 【請求項6】 請求項2において、 シートを収納凹部に収納するときに、シートクッション
を略水平状態に保持する傾斜状態保持機構が設けられて
いることを特徴とする車両用シート構造。 - 【請求項7】 請求項6において、 リンク部材のシート側端部は、シートクッションに回転
自在に連結され、 傾斜状態保持機構は、一端部が上記シートクッションに
おける上記リンク部材のシート側端部から前後に離れた
位置に、また他端部が車体側における上記リンク部材の
シート側端部から前後に離れた位置にそれぞれ回転自在
に連結されて、上記リンク部材と共に平行リンク機構を
構成する平行リンク構成部材を有することを特徴とする
車両用シート構造。 - 【請求項8】 請求項1において、 リンク部材の車体側端部は、収納凹部よりも前方の車体
フロア上に連結され、 上記リンク部材は、シート収納状態で上記凹部の内側に
折れ曲がる折曲部を有していて、シート使用状態では、
該折曲部よりも車体側端部寄りの部位が車体フロアに当
接する一方、該折曲部よりもシート側端部寄りの部位が
上方に突出してシートクッションを支持するように構成
されていることを特徴とする車両用シート構造。 - 【請求項9】 請求項1において、 リンク部材のシート側端部は、シートクッションの前側
部位に回転自在に連結されていることを特徴とする車両
用シート構造。 - 【請求項10】 請求項1において、 シート使用状態での荷重がリンク部材に加わらないよう
に支持する支持部材が設けられていることを特徴とする
車両用シート構造。 - 【請求項11】 請求項1において、 リンク部材のシート側端部は、シートバックに相対変位
不能に連結されていることを特徴とする車両用シート構
造。 - 【請求項12】 請求項11において、 リンク部材は、車体側端部が収納凹部よりも前方の車体
フロア上に連結されていて、該連結位置の回りにシート
クション及びシートバックを一体に回転移動させて収納
凹部に収納するように配設されていることを特徴とする
車両用シート構造。 - 【請求項13】 請求項11において、 リンク部材は、車体側端部がシートよりも後方の車体側
に連結されていて、該連結位置の回りにシートクション
及びシートバックを一体に回転移動させて収納凹部に収
納するように配設されていることを特徴とする車両用シ
ート構造。 - 【請求項14】 請求項1において、 リンク部材のシート側端部は、シートクッションの後側
部位に回転自在に連結されており、 上記リンク部材のシート側端部が車体側端部よりも低く
なるような該リンク部材の下方への回転変位を制限する
制限機構が設けられていることを特徴とする車両用シー
ト構造。 - 【請求項15】 請求項1において、 リンク部材の車体側端部は、スライド機構を介して車体
側に連結されていることを特徴とする車両用シート構
造。
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