JP4239714B2 - 車両用の収納容器構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車幅方向に並列したシート間における使用位置とシートの一方の下側空間における格納位置との間で移動可能な収納容器構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、現在の車両では、限られた車内スペースを最大限に有効利用するための様々な工夫がなされている。その一例として、補助シートが、その使用時に、例えば後部シート等の車幅方向に所定間隔を置いて並列したシートの間又は1シートの側方に配置され、また、一方、不使用時若しくは例えばウォークスルー可能なスペースを確保したい場合には、隣接するシートの下側空間内に格納される構造が知られている。
【0003】
かかる構造に関連して、例えば特開平9−2113号公報および特開2001−130304号公報には、メインシートにおけるシートクッションの下方に、補助シート用の格納室を設けるとともに、上記シートクッションを該格納室の上側を開閉するように回動可能に取り付け、他方、上記補助シートをメインシート側部の使用位置と格納室内における格納位置との間に回動可能に取付けてなる車両のシート装置が開示されている(特許文献1及び2参照)。
【0004】
また、補助シート以外の構成をシートの下側空間内に格納するシート構造としては、例えば特開平7−40783号公報に、荷物収納用の容器の少なくとも両側部の上端に、クッション本体を下側から支持するクッションフレームの両側部上端に係合するフランジ部を設け、該フランジ部をクッションフレームの両側部上端に係合させて荷物収納用の容器を吊下げるようにして、その容器をクッション本体の下側空間に格納する乗り物用シート構造が開示されている(特許文献3参照)。この容器は、シートの下側空間に保持されたまま、収納スペースとして利用される、若しくは、そこから取り出され、篭として利用される。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−2113号公報
【特許文献2】
特開2001−130304号公報
【特許文献3】
特開平7−40783号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、荷物を収納するための収納容器を、例えば乗員がシート上に着座したままで利用したいというニーズがある。このニーズに対応する手段としては、例えば車幅方向に所定間隔を置いて並列したシート間に収納容器を設置することが考えられる。また、その一方で、乗員が車両内で自由に移動可能にシート間にはウォークスルー可能なスペースを確保したいというニーズがある。これらのニーズに対応するには、収納容器がシート間に配置可能でありながら、必要に応じて、シート間にウォークスルー可能なスペースを容易に確保できることが求められる。
【0007】
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、収納容器がシート間に配置可能でありながら、必要に応じて、シート間にウォークスルー可能なスペースを容易に確保できる車両用の収納容器構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る発明は、シートクッション及びシートバックをそれぞれ備え車幅方向にて互いに所定間隔を置いて並列した第1及び第2のシートを装備した車両に採用される収納容器構造であって、上記第1のシートのシートクッションが、収納容器を格納すべく上方に開口した格納空間の一部を規定するベース部材と、該ベース部材を上方から覆うように設けられ乗員が着座するシートクッション本体とを有しており、上方に開口した容器本体を備え、上記車幅方向にて第1のシート第2のシートの間に配置可能に設けられた収納容器と、上記収納容器が、上記第1のシートと第2のシートとの間に配置される使用状態と、上記第1のシートの格納空間に格納される格納状態とを選択的にとり得るように、上記収納容器を支持する支持機構と、を有し、該支持機構は、一端部が上記収納容器に連結されると共に他端部が上記ベース部材に連結されており、該ベース部材と他端部との連結部を回動中心として、上記ベース部材の上方を通過するように上記収納容器を回動させる、ことを特徴としたものである。
【0010】
また、本願の請求項に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記シートクッション本体が、上記格納空間の開口を開閉するように、その前端側で車幅方向に沿った軸まわりに回動可能に枢支されていることを特徴としたものである。
【0011】
また、更に、本願の請求項に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、上記収納容器が、その使用状態での上記容器本体の車幅方向における幅を縮小可能とする幅変更機構を有することを特徴としたものである。
【0012】
また、更に、本願の請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、上記支持機構が、上記収納容器がその使用状態での上記容器本体の幅を縮小されたまま格納状態をとるように、該収納容器を移動させることを特徴としたものである。
【0013】
また、更に、本願の請求項に係る発明は、請求項1〜に係る発明のいずれか一において、上記収納容器が、上記容器本体に対して車両の前後方向にスライド可能に取り付けられ該容器本体の開口を開閉する蓋部材を有しており、該蓋部材が、収納容器が使用状態をとる場合に、その上面側でテーブルとして利用可能であることを特徴としたものである。
【0014】
また、更に、本願の請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、上記車両が、上記第1及び第2のシートのシートバック間に位置し、前方へ倒伏可能であるように下端が枢支されたセンターシート用シートバックを有し、該センターシート用シートバックが、前方へ倒伏状態にある場合に、その背面側でテーブルとして利用可能であることを特徴としたものである。
【0015】
また、更に、本願の請求項に係る発明は、請求項又はに係る発明において、上記車両が、上記第1及び第2のシートの後方に配置されたリアシートを有し、上記蓋部材が、該リアシートの前方までスライド可能であることを特徴としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、車幅方向に所定間隔を置いて並列したシートを例に取り上げるが、これらは、2列目以降のリアシートとして車両内に搭載されるものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る、使用位置と格納位置との間に収納容器10及びセンターシート20を移動させる支持機構を示す図であり、この図では、紙面の手前側及び奥側を、それぞれ、車両の前後方向の前側及び後側とする。また、この図では、車幅方向に所定間隔を置いて並列したシート14,16間での使用位置における収納容器10及びセンターシート20を実線で示し、各シート14,16のシートクッション14A,16Aの下側空間14a,16a内での格納位置における収納容器10及びセンターシート20を一点鎖線で示す。収納容器10及びセンターシート20は、共に使用位置に置かれた状態で、収納容器10の上方にセンターシート20が覆い被さるような位置関係をなし、また、所定の支持機構によって、その使用位置から車幅方向に離間するようにして移動させられ、別個のシートクッション14A,16Aの下側空間内に格納される。なお、以下では、収納容器10を格納するシート14を第1のシートと呼び、センターシート20を格納するシート16を第2のシートと呼ぶ。図1では、右側のシートが第1のシート14であり、左側のシートが第2のシート16である。
【0017】
収納容器10は、一対のリンク部材11を介して第1のシート14側に連結され、使用位置と格納位置との間でほぼ水平に保持されたまま移動可能である。リンク部材11は、その一端側で、収納容器10の前後面の下端近傍にて連結され、また、他端側で、シートクッション14Aの下側空間の一部を規定するベース部材31に固定された枢支部材12に連結される(詳しくは図2参照)。リンク部材11は、収納容器10及び枢支部材12の各々に対して回動可能に連結され、これが枢支部材12に対して軸Cまわりに回動することにより、収納容器10が使用位置とシートクッション14Aの下側空間14aでの格納位置との間で移動する。また、この移動の間に、リンク部材11が収納容器10に対して相対的に回動することで、収納容器10が水平に保持されることとなる。
【0018】
なお、シート14,16では、各シートクッション14A,16Aがその前端側で車幅方向に沿った軸(不図示)まわりに回動可能に枢支される。収納容器10及びセンターシート20の取出し及び格納に際しては、シートクッション14A,16Aが、その後端側が持ち上げられるように軸まわりに回動させられ、その下側空間14a,16aが開口させられる。
【0019】
他方、センターシート20は、乗員が着座するシート本体21と、シート本体21の下面側から延びる第1及び第2の脚部材22,23とを有している。第1の脚部材22は、その下端側で、第2のシート16のシートクッション16Aの下側空間16aの一部を規定するベース部材36に固定された枢支部材27に軸Cまわりに回動可能に連結されている。そして、この第1の脚部材22が枢支部材27に対して回動することにより、センターシート20が移動することになる。また、枢支部材27には、かかるセンターシート20の移動に際し、第1のシート14側への(すなわち取出し方向への)第1の脚部材22の回動を規制するための規制部材28が取り付けられている。
【0020】
第2の脚部材23は、センターシート20の使用位置にて、収納容器10を格納可能な第1のシート14の下側側部に設けられたセンターシート用支持レール35上に位置する。これにより、センターシート20は、その使用位置にて、シート本体21がほぼ水平になるように保持される。他方、センターシート20は、その格納位置にて、使用位置での状態から逆さになった状態、すなわち、第1及び第2の脚部材22,23が、シート本体21の上側に位置する状態に保持される。
【0021】
また、図1から分かるように、車内の床面をなすフロアパネル30には、スライドレール32,37が、車両の前後方向に沿って配設されている。第1及び第2のシート14,16は、その下端側で、スライドレール33,38を介して、スライドレール32,37と連結され、車両の前後方向にスライド可能である。第1及び第2のシート14,16のスライド動作に伴い、各シート14,16のシートクッション14A,16Aの下側空間の一部を規定するベース部材31,36が移動するが、これにより、収納容器10及びセンターシート20も車両の前後方向に移動する。
なお、図1に示す状態では、収納容器10及びセンターシート20が共に第1及び第2のシート14,16間に配置されているが、例えば乗車状況に基づき、任意に、収納容器10及びセンターシート20のいずれか一方のみを使用位置に設定することもできる。
【0022】
図2は、収納容器10及びその第1のシート14側への連結構造を示す斜視図である。この図2では、左下が車両の前後方向における前側で、右上が後側である。収納容器10は、上方に開口した布製の直方体18に対し、その開口縁に沿って略矩形の枠体19(図3参照)が取り付けられてなる容器本体1を有している。容器本体1は、枠体19の車幅方向に沿った各辺の折れ曲がり構造によって、車幅方向に縮小するように折畳み可能である。なお、容器本体1は、車幅方向にて縮小するように折畳み可能であれば、布製の直方体を用いるものに限定されることなく、例えば樹脂等の他の材料から構成される直方体を用いるものであってもよい。
【0023】
また、収納容器10は、容器本体1を支持する部材として、容器本体1の前側及び後側で広がる一対の第1の側面3と、それら第1の側面3を接続し、格納先となる第1のシート14に対向する第2の側面4とを備えた支持部材2を有する。前側及び後側の第1の側面3は、共に、水平部3a及び鉛直部3bから構成される面であり、それぞれ、正面視略逆L字状及びL字状をなしている。各第1の側面3の水平部3aにおける先端近傍には、リンク部材11の一端部が回動可能に連結されている。また、第1の側面3の鉛直部3bの先端(上端)近傍には、容器本体1の開口縁に沿って広がる開口部材7が、車両の前後方向に沿った軸(符号Cで示す)まわりに回動可能に連結されている。
【0024】
開口部材7は、収納容器10の収納口をなす開口部7aと、車両の前後方向に沿った両側部に延びるフランジ7bとを有している。フランジ7bは、収納容器10の収納口(開口部材7の開口部7a)を開閉する蓋部材8を、開口部材7に対して取付け可能とするものであり、これに対応して、蓋部材8側では、車両の前後方向に沿った両側部が折り返されることにより、フランジ7bを受入れる溝8aが形成されている。蓋部材8は、その溝8aが開口部材7のフランジ7bを受け入れるように、開口部材7に対して取り付けられ、車両の前後方向にスライド可能となる。また、蓋部材8は、開口部材7に対する取付け状態で、テーブルとして利用可能であり、このため、蓋部材8の上面側には、滑り落ち防止用に段下げ部8bが設けられている。
【0025】
支持部材2に対して回動可能に連結された開口部材7は、容器本体1上で水平に保持される状態(図2参照)をとる一方、軸Cまわりに回動することで、車幅方向に縮小するように折り畳まれた容器本体1を挟みつつ、支持部材2の第2の側面4に沿って位置する状態(図5の(d)参照)をとることができる。この開口部材7の回動に伴い、蓋部材8は、開口部材7に取り付けられたままの状態で、開口部材7とともに回動する。
【0026】
また、支持部材2の第2の側面4には、水平方向に延びる位置決めリブ5が設けられている。位置決めリブ5は、図1から分かるように、収納容器10がその使用位置にある場合に、収納容器10を格納可能な第1のシート14の下側側部にて水平方向に延びる支持レール34上に位置する。更に、容器本体1における支持部材2の第2の側面4に対向する側面とは反対側(第1のシート14から遠方側)には、水平方向に延びる下辺を備えた位置決めフレーム6が取り付けられている。位置決めフレーム6は、収納容器10が使用位置にある場合に、その下辺側で、センターシート20を格納可能な第2のシート16の下側側部にて水平方向に延びる支持レール39上に位置する。これら位置決めリブ5及び位置決めフレーム6が各支持レール34,39上に位置することにより、収納容器10はその使用位置にて水平に支持されることとなる。
【0027】
次に、図3を参照しながら、支持部材2への容器本体1の組付け構造について説明する。なお、図3では、支持部材2の第1の側面3における鉛直部3bに連結される開口部材7を省略する。図3からよく分かるように、支持部材2に対向する容器本体1の側面には、その上端部が容器本体1の枠体19に固定される一方、他端部が自由端として下方に延びる差込み片9が設けられている。これに対応して、支持部材2の第2の側面4における容器本体1と対向する側には、容器本体1側の差込み片9を上方から受入れ可能に開口したポケット17が設けられている。容器本体1側の差込み片9を支持部材2側のポケット17に差し込みことにより、容器本体1は支持部材2に組み付けられ、がたつきなく保持され得る。
【0028】
また、この図からよく分かるように、容器本体1の枠体19において、ほぼ矩形を構成する辺のうちの車幅方向に沿った各辺が、2本の軸部材19aから構成されている。これらの軸部材19aは、互いに回動可能に連結され、これにより、枠体19における車幅方向に沿った各辺は、折れ曲がり可能である。かかる車幅方向に沿った各辺の開口内方への折れ曲がりに伴い、布製の直方体18が折り畳まれる。その結果、全体として、容器本体1が、車幅方向において縮小するように折り畳まれる。容器本体1の布製の直方体18には、折畳みを容易とするために、予め折り目18aが付けられている。
なお、容器本体1の折畳み構造としては、ここで説明したものに限らず、適切であればいかなる折畳み構造が採用されてもよい。
【0029】
以上の構造を備えた収納容器10では、容器本体1を車幅方向に縮小するように折り畳んだ上で、開口部材7及び蓋部材8を、それらが容器本体1を挟みつつ支持部材2の第2の側面4に沿って位置するまで回動させることで、折畳みが完了する。収納容器10は、開口部材7及び蓋部材8の自重により、容器本体1が容易に広がることなく折畳み状態に保持される。なお、収納容器10の折畳み状態をより確実に維持するために、互いに係合するクリップ等の保持手段を開口部材7及び支持部材2に設けてもよい。
【0030】
次に、図4の(a)及び(b)を参照しながら、第1のシート14及び第2のシート16の下側側部に設けられた収納容器及びセンターシート用の支持構造について説明する。図4の(a)からよく分かるように、第1のシート14の下側側部には、ほぼ水平方向に延びる収納容器用支持レール34と、その収納容器用支持レール34の上段側で、同じく水平方向に延びるセンターシート用支持レール35とが設けられている。収納容器用支持レール34は、センターシート用支持レール35より第1のシート14から外側へ突出するように形成されている。前述したように、センターシート20は、その使用位置にて、第2の脚部材23がセンターシート用支持レール35上に位置することで、そのシート本体21がほぼ水平になるように保持される。
【0031】
また、図4の(b)からよく分かるように、第2のシート16の下側側部には、ほぼ水平方向に延びる収納容器用支持レール39が設けられている。前述したように、収納容器10がその使用位置にある場合に、収納容器用支持レール39上には、収納容器10の側部に設けられた位置決めフレーム6がその下辺側で位置することとなる。
【0032】
図5の(a)〜(f)には、第1のシート14と第2のシート16との間での使用位置における収納容器10の各種の状態を示す。これらの図から分かるように、第1のシート14のシートバック14Bと第2のシート16のシートバック16Bとの間には、センターシート20(図5では不図示)用のシートバック29が配設され、この実施の形態1では、センターシート用のシートバック29が、第2のシート16のシートバック16Bに連結され、その側部に沿った軸まわりに回動可能に、また、その下端部に沿った軸まわりに回動可能に枢支されている。連結部分には、回動を制止するロック機構(不図示)を設け、センターシート20用のシートバック29を所定の回動角度で保持することができるようにしてもよい。かかる連結機構としては、従来周知のものを採用することができる。また、シートバック29の背面側には、シートバック29が前方へ倒伏した姿勢をとる場合に利用可能なカップホルダー29aが設けられている。
【0033】
図5の(a)に示す状態では、収納容器10が蓋部材8により閉鎖されている。このとき、蓋部材8の上面は、テーブル面として利用可能である。また、図5の(b)に示す状態では、蓋部材8が前方へスライドさせられることにより、収納容器10が開口している。
【0034】
更に、図5の(c)に示す状態では、センターシート20用のシートバック29が、収納容器10を上方で覆うように前方へ倒伏状態にある。このとき、シートバック29の背面側に設けられたカップホルダー29aは、両シート間に位置し、第1のシート14及び第2のシート16における乗員がそれを使用することができる。また、過度の荷重を加えなければ、シートバック29の背面をテーブル面として利用することもできる。更に、この場合には、収納容器10上で前方へスライドさせられた蓋部材8の上面をテーブル面として利用することが可能である。
【0035】
図5の(d)に示す状態では、収納容器10が折り畳まれ、また、センターシート20用のシートバック29が、第2のシート16側に折り込まれている。これにより、収納容器10を第1のシート14のシートクッション14Aの下側空間内に格納することなく、ウォークスルー可能なスペースを確保することができる。
【0036】
更に、図5の(e)に示す状態では、蓋部材2が後方にスライドさせられることにより、収納容器10が開口している。また、図5の(f)は、図5の(e)で示す状態でのシートを斜め後方から見た様子をあらわす。図5の(f)からよく分かるように、蓋部材8は第1及び第2のシート14,16の後方へ突出しており、この場合には、第1及び第2のシート14,16の後方に位置したシートにおける乗員が、蓋部材8の上面をテーブル面として利用することができる。
【0037】
以上のように、本実施の形態1によれば、収納容器10及びセンターシート20を、第1及び第2のシート14,16間での各使用位置とシートクッション14A,16Aの下側空間内での格納位置との間で前述した支持機構を介して容易に移動させることが可能である。
また、本実施の形態1によれば、収納容器10が折畳み可能であるため、シートクッション14Aの下側空間内に格納することなく、第1及び第2のシート14,16間にウォークスルー可能なスペースを確保することができる。このことは、第1のシート14に乗員が着座している場合若しくはチャイルドシートが取り付けられている場合等、第1のシート14が使用されている場合に、乗員が立ち上がる若しくはチャイルドシートを取り外す必要をなくすることができ、非常に有用である。
更に、本実施の形態1によれば、収納容器10が、上面側でテーブル面をなし車両の前後方向にスライド可能である蓋部材8を備えているため、図5を参照して説明したように、乗員の乗車状況に合わせて多様な使い方が可能である。
【0038】
次に、本発明の別の実施の形態について説明する。なお、以下では、上記実施の形態1における場合と同じものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明を省略する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、収納容器10が、折り畳まれないまま、第1のシート14のシートクッション14Aの下側空間14a内に格納されたが、かかる形態では、シートクッション14Aの下側空間14aの限られたスペースに応じて、収納容器10のサイズを制限する必要がある。かかる問題を解消する手段として、本実施の形態2では、収納容器を折り畳んだ上で格納することができ、比較的大きな収納容器のサイズを確保し得る形態を取り上げる。
【0039】
図6は、本発明の実施の形態2に係る、使用位置と格納位置との間で収納容器40を移動させる支持機構を示す図である。この図6では、上記実施の形態1における場合と同様のセンターシート20及びその支持機構を省略する。この図6では、使用位置から格納位置まで収納容器40を移動させる間に、収納容器40が順次とる姿勢を、それぞれ、実線,一点鎖線,破線で示す。収納容器40は、リンク部材46を介して第1のシート14側に連結される。リンク部材46は、一端側で、収納容器40に対して、車両の前後方向に沿った軸Cまわりに回動可能に連結され、他端側で、第1のシート14のシートクッション14Aの下側空間の一部を規定するベース部材31に固定された枢支部材51に対して同じく車両の前後方向に沿った軸Cまわりに回動可能に連結される。基本的には、枢支部材51に対してリンク部材46が回動することにより、収納容器40が車幅方向に移動させられる。また、枢支部材51には、かかる収納容器40の移動に際し、リンク部材46の第2のシート16側への(すなわち取出し方向への)回動を規制するための規制部材52が取り付けられている。
【0040】
図7に、収納容器40及びその第1のシート14側への連結構造を示す。収納容器40は、上記実施の形態1における場合と同様に、上方に開口した布製の直方体48に対し、その開口縁に沿って略矩形の枠体49が取り付けられてなる容器本体41と、容器本体41の開口縁に沿って広がる開口部材42と、収納容器40の収納口を開閉する蓋部材43と、を有している。容器本体41は、枠体49の車幅方向に沿った各辺を構成する軸部材49aの折曲がり構造によって、車幅方向に縮小するように折畳み可能である。
【0041】
収納容器40と第1のシート14とを連結するリンク部材46は、枠体49の車両の前後方向に沿った第1のシート14側の辺を構成する軸部材(その中心軸を符号Cで示す)に対して、回動可能に連結されている。また、この軸部材には、第1のシート14から遠方側に斜め上方へ延びる一対のクリップ部材45が固定されている。各クリップ部材45は、その先端側に、軸支クリップ45aを有している。この軸支クリップ45aに対応して、開口部材42は、第1のシート14側の側部に、車両の前後方向に沿った軸部材(その中心軸を符号Cで示す)が設けられている。容器本体41及び開口部材42は、その軸部材が軸支クリップ45aに係合することで互いに連結され、この連結状態では、開口部材42が、容器本体41に対して軸Cまわりに回動可能である。
【0042】
この開口部材42は、上記実施の形態1における場合と同様に、収納容器40の収納口をなす開口部42aと、車両の前後方向に沿った両側部に延びるフランジ42bとを有している。フランジ42bは、収納容器40の収納口(開口部材42の開口部42a)を開閉する蓋部材43を、開口部材42に対して取付け可能とするものであり、これに対応して、蓋部材43側では、車両の前後方向に沿った両側部に、フランジ42bを受入れる溝43aが形成されている。蓋部材43は、その溝43aが開口部材42のフランジ42bを受け入れるように、開口部材42に対して取り付けられ、車両の前後方向にスライド可能となる。また、蓋部材43は、開口部材42に対する取付け状態で、テーブルとして利用可能であり、このため、蓋部材43の上面側には、滑り落ち防止用に段下げ部43bが設けられている。
【0043】
また、容器本体41において、リンク部材52が取り付けられた側とは反対側(第1のシート14から遠方側)には、水平方向に延びる下辺を備えた位置決めフレーム44が取り付けられている。図6に示すように、位置決めフレーム44は、収納容器40が使用位置にある場合に、その下辺側で、第2のシート16の下側側部にて水平方向に延びる支持レール39上に位置する。この位置決めフレーム44が支持レール39上に位置することにより、収納容器40はその使用位置にて水平に支持されることとなる。
【0044】
以上の構造を備えた収納容器40では、容器本体41を車幅方向に縮小するように折り畳んだ上で、開口部材42及び蓋部材43を、それらが折り畳まれた容器本体41に対向する位置まで回動させることで、折畳みが完了する。収納容器40は、開口部材42及び蓋部材43の自重により、容器本体41が容易に広がることなく折畳み状態に保持される。
【0045】
図8は、折り畳まれてからシートクッション14Aの下側空間内に格納されるまでの収納容器40の各状態を示す斜視図である。まず、図8の(a)に示す状態では、容器本体41が折り畳まれた後に、開口部材42及び蓋部材43が、折り畳まれた容器本体41に対向する位置まで回動させられることで、収納容器40が折り畳まれ、第1及び第2のシート14,16(図6参照)間で直立している。
【0046】
図8の(a)に示す状態から、リンク部材46を枢支部材51に対して回動させることにより、図8の(b)に示すように、収納容器40は、第1のシート14のシートクッション14Aの下側空間の一部を規定するベース部材31上に直立する状態となる。この状態は、図6で一点鎖線で示す状態に対応する。
続いて、図8の(b)に示す状態から、ベース部材31上で収納容器40を倒すことにより、収納容器40は、図8の(c)に示すような格納状態をとる。
【0047】
以上のように、本実施の形態2によれば、上記実施の形態1における場合と同様の効果を奏することができ、その上、更に、収納容器40を折り畳んだ状態で格納することが可能であり、シートクッション14Aの下側空間14aの限られたスペースにこだわらず、比較的大きなサイズの収納容器40を設計することが可能である。
【0048】
実施の形態3.
この実施の形態3では、収納容器に樹脂製の容器本体を採用する形態を取り上げる。図9は、本発明の実施の形態3に係る、使用位置と格納位置との間に収納容器60及びセンターシート20を移動させる支持機構を示す図である。この図では、車幅方向に所定間隔を置いて並列したシート14,16間での使用位置における収納容器60及びセンターシート20を実線で示し、各シート14,16のシートクッション14A,16Aの下側空間14a,16a内での格納位置における収納容器10及びセンターシート20を一点鎖線で示す。収納容器60は、上記実施の形態1における場合と同様に、一対のリンク部材11を介して第1のシート14側に連結される。
【0049】
図10は、収納容器60及びその第1のシート14側への連結構造を示す図である。収納容器60は、上方に開口した樹脂製の容器本体61を有しており、この容器本体1の前後面には、収納容器60の格納及び取出し時に取っ手をなす長円形の開口部61aが形成されている。なお、収納容器60は、樹脂製のものに限定されるものでなく、例えば金属等の他の材料で構成されるものであってもよい。
【0050】
容器本体1の前後面の下端近傍には、リンク部材11が軸Cまわりに回動可能に連結されている。リンク部材11は、収納容器60及び枢支部材12の各々に対して回動可能に連結され、これが枢支部材12に対して軸Cまわりに回動することにより、収納容器60が使用位置とシートクッション14Aの下側空間14aでの格納位置との間で移動する。また、この移動の間に、リンク部材11が収納容器60に対して相対的に回動することで、収納容器60が水平に保持されることとなる。
【0051】
更に、容器本体1の前後面の上端側かつ第1のシート14側には、容器本体1の開口を開閉する蓋部材7が、車両の前後方向に沿った軸(符号Cで示す)まわりに回動可能に連結されている。この蓋部材7は、容器本体1を閉じた状態で、テーブルとして利用可能であり、このため、蓋部材7の上面側には、滑り落ち防止用に段下げ部67aが設けられている。
【0052】
また、更に、容器本体61の第1のシート14に対向する側面には、水平方向に延びる位置決めリブ65が設けられている。位置決めリブ65は、図9からよく分かるように、収納容器60が使用位置にある場合、収納容器60を格納可能な第1のシート14の下側側部にて水平方向に延びる支持レール34上に位置する。また、同様に、容器本体1の第1のシート14に対向する側面とは反対側(第1のシート14から遠方側)の側面には、位置決めリブ66が設けられている。位置決めリブ66は、収納容器60が使用位置にある場合に、センターシート20を格納可能な第2のシート16の下側側部にて水平方向に延びる支持レール39上に位置する。これら位置決めリブ65,66が各支持レール34,39上に位置することにより、収納容器60はその使用位置にて水平に支持されることとなる。
【0053】
図11は、収納容器60及びセンターシート20が各使用位置に配置される様子を順次に示す説明図である。まず、図11の(a)に示す状態では、収納容器60及びセンターシート20が、それぞれ、第1及び第2のシート14,16の下側空間内に格納されている。図11の(b)に示す状態では、収納容器60を取り出すために、第1のシート14のシートクッション14Aが持ち上げられ、その下側空間が開口している。この状態から、収納容器60を前述した支持機構を介して第1及び第2のシート14,16間に移動させることにより、図11の(c)に示すように、収納容器60がその使用位置に配置される。
【0054】
また、図11の(d)に示す状態では、センターシート20を取り出すために、第2のシート16のシートクッション16Aが持ち上げられ、その下側空間が開口している。この状態から、センターシート20を前述した支持機構を介して第1及び第2のシート14,16間に移動させることにより、図11の(e)に示すように、センターシート20が、収納容器60の上方における使用位置に配置される。この状態で、センターシート20は、第1及び第2のシート14,16のシートバック14B,16B間に配置されたシートバック29とともに利用可能である。
【0055】
この実施の形態3では、収納容器60及びセンターシート20を、第1及び第2のシート14,16間での各使用位置とシートクッション14A,16Aの下側空間内での格納位置との間で前述した支持機構を介して移動させるため、収納容器60及びセンターシート20を容易に使用状態に設定することができ、また、第1及び第2のシート14,16間にウォークスルー可能なスペースを容易に確保することができる。
【0056】
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】
本願の請求項1に係る発明によれば、収納容器は、並列した第1及び第2のシート間に配置可能である一方、第1のシートの格納空間に格納可能であるため、並列した第1及び第2のシート間にウォークスルー可能なスペースを簡単に作り出せ、利便性がよい。
【0059】
また、本願の請求項に係る発明によれば、シートクッション本体が、その後端側が持ち上げられるように軸まわりに回動させられることで、収納容器の格納空間が簡単に開口させられ、収納容器の格納状態からの取出し及び使用状態からの格納は比較的容易に実行可能である。
【0060】
また、更に、本願の請求項に係る発明によれば、収納容器をその使用位置に位置させた場合でも、収納容器の幅を縮小することができ、収納容器を収納せず第1及び第2のシート間にウォークスルー可能なスペースを作り出すことが可能であり、使い勝ってがよい。
【0061】
また、更に、本願の請求項に係る発明によれば、上記支持機構が、上記収納容器がその使用状態での上記容器本体の幅を縮小されたまま格納状態をとるように、該収納容器を移動させるため、収納容器の格納先である空間の限られたスペースにこだわらず、比較的大きなサイズの収納容器を設計することが可能である。
【0062】
また、更に、本願の請求項に係る発明によれば、収納容器の容器本体に対して取り付けられた蓋部材が、その上面側でテーブルとして利用可能であり、利便性がよい。
【0063】
また、更に、本願の請求項に係る発明によれば、第1及び第2のシートに着座する乗員が、センターシート用シートバックの背面をテーブルとして利用可能であり、乗員の状況に合わせた多様な使い方ができ、利便性がよい。
【0064】
また、更に、本願の請求項に係る発明によれば、収納容器の蓋部材をリアシートの乗員用のテーブルとして利用可能であり、乗員の状況に合わせた多様な使い方ができ、利便性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る、使用位置と格納位置との間に収納容器及びセンターシートを移動させる支持機構を示す図である。
【図2】 収納容器及びその第1のシート側への連結構造を示す斜視図である。
【図3】 支持部材への容器本体の組付け構造を示す斜視図である。
【図4】 (a)第1のシートの下側側部に設けられた収納容器及びセンターシート用の支持構造を示す斜視図である。
(b)第2のシートの下側側部に設けられた収納容器用の支持構造を示す斜視図である。
【図5】 (a)使用位置にある収納容器の収納口が蓋部材により閉鎖された状態を示す斜視図である。
(b)使用位置にある収納容器の収納容器の収納口が蓋部材が前方へスライドさせられることにより開いた状態を示す斜視図である。
(c)センターシート用のシートバックが、使用位置にある収納容器を覆うように前方へ倒された状態を示す斜視図である。
(d)収納容器が使用位置にて折り畳まれ、かつ、センターシート用のシートバックが、第2のシート側に折り込まれることにより、ウォークスルー可能なスペースが確保された状態を示す斜視図である。
(e)使用位置にある収納容器の収納口が蓋部材が後方にスライドさせられることにより開いた状態を示す斜視図である。
(f)図5の(e)で示す状態での、斜め後方から見た第1及び第2のシート並びに収納容器の斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る、使用位置と格納位置との間に収納容器を移動させる支持機構を示す図である。
【図7】 上記実施の形態2に係る収納容器及びそのシート側への連結構造を示す斜視図である。
【図8】 折り畳まれてからシートクッションの下側空間内に格納されるまでの、上記実施の形態2に係る収納容器の各種状態を示す斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態3に係る、使用位置と格納位置との間に収納容器及びセンターシートを移動させる支持機構を示す図である。
【図10】 上記実施の形態3に係る収納容器及びそのシート側への連結構造を示す斜視図である。
【図11】 (a)上記実施の形態3に係る収納容器及びセンターシートがそれぞれ第1及び第2のシートの下側空間内に格納された状態を示す斜視図である。
(b)上記実施の形態3に係る収納容器の取出しに際して、第1のシートのシートクッションが持ち上げられ、第1のシートの下側空間が開口した状態を示す斜視図である。
(c)上記実施の形態3に係る収納容器のみが使用位置に設定された状態を示す斜視図である。
(d)センターシートの取出しに際して、第2のシートのシートクッションが持ち上げられ、第2のシートの下側空間が開口した状態を示す斜視図である。
(e)上記実施の形態3に係る収納容器及びセンターシートの両方が使用位置に設定された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…容器本体,2…支持部材,3…支持部材の第1の側面,4…支持部材の第2の側面,5…位置決めリブ,6…位置決めフレーム,7…開口部材,8…蓋部材,9…差込み片,10…収納容器,11…リンク部材,12…枢支部材,14…第1のシート,16…第2のシート,17…ポケット,18…直方体,19…枠体,19a…軸部材,20…センターシート,21…シート本体,22…第1の脚部材,23…第2の脚部材,27…枢支部材,29…センターシートバック,31…第1のシート用のベース部材,34…収納容器用の支持レール,35…センターシート用の支持レール,36…第2のシート用のベース部材,39…収納容器用の支持レール。

Claims (7)

  1. シートクッション及びシートバックをそれぞれ備え車幅方向にて互いに所定間隔を置いて並列した第1及び第2のシートを装備した車両に採用される収納容器構造であって、
    上記第1のシートのシートクッションが、収納容器を格納すべく上方に開口した格納空間の一部を規定するベース部材と、該ベース部材を上方から覆うように設けられ乗員が着座するシートクッション本体とを有しており、
    上方に開口した容器本体を備え、上記車幅方向にて第1のシートと第2のシートとの間に配置可能に設けられた収納容器と、
    上記収納容器が、上記第1のシートと第2のシートとの間に配置される使用状態と、上記第1のシートの格納空間に格納される格納状態とを選択的にとり得るように、上記収納容器を支持する支持機構と、を有し、
    該支持機構は、一端部が上記収納容器に連結されると共に他端部が上記ベース部材に連結されており、該ベース部材と他端部との連結部を回動中心として、上記ベース部材の上方を通過するように上記収納容器を回動させる、
    ことを特徴とする車両用の収納容器構造
  2. 上記シートクッション本体が、上記格納空間の開口を開閉するように、その前端側で車幅方向に沿った軸まわりに回動可能に枢支されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用の収納容器構造。
  3. 上記収納容器が、その使用状態での上記容器本体の車幅方向における幅を縮小可能とする幅変更機構を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用の収納容器構造。
  4. 上記支持機構が、上記収納容器がその使用状態での上記容器本体の幅を縮小されたまま格納状態をとるように、該収納容器を移動させることを特徴とする請求項記載の車両用の収納容器構造。
  5. 上記収納容器が、上記容器本体に対して車両の前後方向にスライド可能に取り付けられ該容器本体の開口を開閉する蓋部材を有しており、
    上記蓋部材が、収納容器が使用状態をとる場合に、その上面側でテーブルとして利用可能であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一に記載の車両用の収納容器構造。
  6. 上記車両が、上記第1及び第2のシートのシートバック間に位置し、前方へ倒伏可能であるように下端が枢支されたセンターシート用シートバックを有し、
    上記センターシート用シートバックが、前方へ倒伏状態にある場合に、その背面側でテーブルとして利用可能であることを特徴とする請求項記載の車両用の収納容器構造。
  7. 上記車両が、上記第1及び第2のシートの後方に配置されたリアシートを有し、上記蓋部材が、該リアシートの前方までスライド可能であることを特徴とする請求項又は記載の車両用の収納容器構造。
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