JPH1148707A - トレッド部材の製造方法及び空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

トレッド部材の製造方法及び空気入りタイヤの製造方法

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JPH1148707A
JPH1148707A JP9209168A JP20916897A JPH1148707A JP H1148707 A JPH1148707 A JP H1148707A JP 9209168 A JP9209168 A JP 9209168A JP 20916897 A JP20916897 A JP 20916897A JP H1148707 A JPH1148707 A JP H1148707A
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sheet
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裕二 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性質の異なる層の積層構造とされたトレッド
に用いるトレッド部材を効率的に製造すること。 【解決手段】 加硫することにより高耐摩耗性ゴムとな
る第1のシート状部材と、加硫することにより低耐摩耗
性ゴムとなる第2のシート状部材と、を交互に貼り合わ
せて積層シート部材を得る。この積層シート部材をリン
グカッタで切断して複数の帯状部材32とする。各帯状
部材32を変更ローラを介して向きを90度変更し、一
対のローラ44の間を通過させて各々を重ね合わせるこ
とにより厚肉のトレッド部材42が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトレッド部材の製造
方法及び空気入りタイヤの製造方法に係り、空気入りタ
イヤに用いるトレッド部材の製造方法及び空気入りタイ
ヤを製造する空気入りタイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、氷上及び雪上の性能を高めたタイ
ヤとしてスタッドレスタイヤが使用されている。
【0003】この種のスタッドレスタイヤのトレッドに
は、雪上性能を高めるために複数のブロックからなるブ
ロックパターンが形成されている。
【0004】氷上性能を高めるために、この種のスタッ
ドレスタイヤのトレッドには、氷路面との摩擦力を得る
ために通常のタイヤと比較して柔軟なゴム材を使用して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】氷上性能をより高める
ために、トレッドのゴム材をより柔らかくすることも考
えられるが、ブロック剛性の低下、耐摩耗性の低下等の
問題が生じるので限度がある。また、サイプを多用する
ことも考えられるが、偏摩耗やブロック剛性の低下につ
ながるため、サイプの多用にも限界がある。
【0006】他方、トレッド表面に比較的浅い細溝を多
数形成した空気入りタイヤが提案されているが、摩耗に
よりこの細溝は消滅するため、細溝によるウエット性能
及び氷上性能の向上は走行の初期段階にしか得られな
い。
【0007】そこで、トレッドを性質の異なる層の積層
構造、例えば、耐摩耗性の異なるゴム層をタイヤ幅方向
に沿って積層した構造、またはゴム層と不織布をタイヤ
幅方向に沿って積層した構造とすると、走行によって、
耐摩耗性の低いゴム層を耐摩耗性の高いゴム層よりも低
く、または不織布の層をゴム層よりも低くして、トレッ
ド表面に浅い細溝を形成、維持してウエット性能及び氷
上性能を向上させることが考えられる。
【0008】しかし、トレッドを従来の押出機の口金に
よる押出しにて成形する方法では、このような積層構造
のトレッドを製造できない。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、性質の異なる
層の積層構造とされたトレッドに用いるトレッド部材を
効率的に製造することのできるトレッド部材の製造方法
及び空気入りタイヤの製造方法を提供することが目的で
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のトレッ
ド部材の製造方法は、互いに性質の異なる複数種類のシ
ート状部材を互いに張り合わせて積層シート部材を形成
する工程と、前記積層シート部材を複数の帯にカットす
る工程と、前記帯の向きを各々90度変更して互いに密
着させて厚肉のトレッド部材とする工程と、を有するこ
とを特徴としている。
【0011】次に、請求項1に記載のトレッド部材の製
造方法の作用を説明する。先ず、最初の工程では、互い
に性質の異なる複数種類のシート状部材を互いに張り合
わせて積層シート部材を形成する。
【0012】次に、所定の間隔で配置されたリングカッ
タ等を用いて積層シート部材を複数の帯にカットする。
【0013】その後、帯の向きを各々90度変更して互
いに密着させると、性質の異なる層の積層構造とされた
厚肉のトレッド部材が容易に得られる。
【0014】請求項2に記載のトレッド部材の製造方法
は、加硫することにより高耐摩耗性ゴムとなる第1の未
加硫ゴム組成物からなる第1のシート状部材と、加硫す
ることにより前記高耐摩耗性ゴムよりも耐摩耗性の低い
低耐摩耗性ゴムとなる第2の未加硫ゴム組成物からなる
第2のシート状部材又はゴム以外の材料からなり前記高
耐摩耗性ゴムよりも耐摩耗性の低い第3のシート状部材
の何れか一方と、を互いに張り合わせて積層シート部材
を形成する工程と、前記積層シート部材を複数の帯にカ
ットする工程と、前記帯の向きを各々90度変更して互
いに密着させて厚肉のトレッド部材とする工程と、を有
することを特徴としている。
【0015】次に、請求項2に記載のトレッド部材の製
造方法の作用を説明する。先ず、最初の工程では、加硫
することにより高耐摩耗性ゴムとなる第1の未加硫ゴム
組成物からなる第1のシート状部材と、加硫することに
より高耐摩耗性ゴムよりも耐摩耗性の低い低耐摩耗性ゴ
ムとなる第2の未加硫ゴム組成物からなる第2のシート
状部材又はゴム以外の材料からなり前記高耐摩耗性ゴム
よりも耐摩耗性の低い第3のシート状部材の何れか一方
と、を互いに張り合わせて積層シート部材を形成する。
【0016】次に、所定の間隔で配置されたリングカッ
タ等を用いて積層シート部材を複数の帯にカットする。
【0017】その後、帯の向きを各々90度変更して互
いに密着させると、加硫することにより高耐摩耗性ゴム
となる第1の未加硫ゴム組成物からなる第1のシート状
部材と、加硫することにより高耐摩耗性ゴムよりも耐摩
耗性の低い低耐摩耗性ゴムとなる第2の未加硫ゴム組成
物からなる第2のシート状部材又はゴム以外の材料から
なり高耐摩耗性ゴムよりも耐摩耗性の低い第3のシート
状部材の何れか一方と、の積層構造とされた厚肉のトレ
ッド部材が容易に得られる。
【0018】このトレッド部材を加硫すると、高耐摩耗
性ゴムからなる層と、低耐摩耗性ゴム層またはゴム以外
の材料からなる低耐摩耗性の層と、が交互に隣り合うゴ
ム弾性を有したトレッド部材(加硫済み)となる。
【0019】高耐摩耗性ゴムからなる層と、低耐摩耗性
ゴム層またはゴム以外の材料からなる低耐摩耗性の層
と、を比較すると、低耐摩耗性ゴム層またはゴム以外の
材料からなる低耐摩耗性の層の方が高耐摩耗性ゴムより
も摩耗の進展速度は早い。
【0020】したがって、このトレッド部材をトレッド
に用いた空気入りタイヤを走行させて、トレッド表面が
摩耗すると、低耐摩耗性ゴム層またはゴム以外の材料か
らなる低耐摩耗性の層の部分が高耐摩耗性ゴムからなる
層よりも低くなり、トレッド表面に比較的深さが浅く細
い溝が多数出現する。このようにして出現した溝によ
り、排水性及びエッジ効果が得られ、空気入りタイヤの
ウエット性能及び氷上性能が向上する。
【0021】また、摩耗初期のみならず、摩耗が進行し
てもこの状態を維持することが可能であるため、ウエッ
ト性能及び氷上性能の向上を継続的に図ることができ
る。
【0022】また、摩耗してトレッドの接地面にあらわ
れる低耐摩耗性ゴム層またはゴム以外の材料からなる低
耐摩耗性の層の厚さは、高耐摩耗性のゴムからなる層の
厚さよりも薄い事が好ましい。高耐摩耗性のゴムからな
る層が厚くなり過ぎると、接地面の水が溝まで届きにく
くなり、排水性が向上せずにウエット性能及び氷上性能
が向上しない。逆に、低耐摩耗性ゴム層またはゴム以外
の材料からなる低耐摩耗性の層が厚くなり過ぎてしまう
場合には、高耐摩耗性のゴムからなる層の厚さが小さく
なるので実接地面積が減少し、ウエット性能及び氷上性
能と耐摩耗性が低下する。
【0023】したがって、摩耗してトレッドの接地面に
あらわれる高耐摩耗性のゴムからなる層の厚さと、低耐
摩耗性ゴム層またはゴム以外の材料からなる低耐摩耗性
の層の厚さとの比率は、高耐摩耗性のゴムからなる層の
厚さを100とした場合、低耐摩耗性ゴム層またはゴム
以外の材料からなる低耐摩耗性の層の厚さを5〜40に
することが好ましい。
【0024】また、摩耗してトレッドの接地面にあらわ
れる低耐摩耗性ゴム層またはゴム以外の材料からなる低
耐摩耗性の層の厚さを0.05mm未満にすると、トレッ
ド表面が摩耗してもトレッド表面に溝が生じ難くなり、
高耐摩耗性のゴムからなる層の厚さを5.0mm以上にす
ると、高耐摩耗性のゴムからなる層の厚が厚いため、溝
までの距離が長くなり、接地面の水が溝まで届きにく
く、ウエット性能及び氷上性能が向上しない。
【0025】ゴムの耐摩耗性に差をつける方法として
は、ゴムの硬度を変える方法を上げることができるが、
ゴムの種類を変えても良い。一例として、高耐摩耗性の
ゴムを発泡率0%の通常ゴムとし、低耐摩耗性のゴムを
発泡ゴムとする。
【0026】なお、ゴムの耐摩耗性の高い低いは、例え
ば、JIS K 6264に従って、ランボーン試験を
標準試験条件(速度80m/min、スリップ率30
%、負荷荷重40N、落砂量20g/min)で行って
測定することができる。
【0027】高耐摩耗性のゴムと、低耐摩耗性のゴムと
は、3度(JIS K6301に準拠し、室温にて測定
した値。)以上の硬度差を付けることが好ましく、5度
以上の硬度差を付ける事がさらに好ましい。
【0028】請求項3に記載のトレッド部材の製造方法
は、未加硫ゴム組成物からなる未加硫ゴムシート状部材
と、前記未加硫ゴム組成物を加硫して得られた加硫済み
ゴム組成物よりも強度の低い低強度シート状部材と、を
互いに張り合わせて積層シート部材を形成する工程と、
前記積層シート部材を複数の帯にカットする工程と、前
記帯の向きを各々90度変更して互いに密着させて厚肉
のトレッド部材とする工程と、を有することを特徴とし
ている。
【0029】次に、請求項3に記載のトレッド部材の製
造方法の作用を説明する。先ず、最初の工程では、未加
硫ゴム組成物からなる未加硫ゴムシート状部材と、前記
未加硫ゴム組成物を加硫して得られた加硫済みゴム組成
物よりも強度の低い低強度シート状部材と、を互いに張
り合わせて積層シート部材を形成する。
【0030】次に、所定の間隔で配置されたリングカッ
タ等を用いて積層シート部材を複数の帯にカットする。
【0031】その後、帯の向きを各々90度変更して互
いに密着させると、未加硫ゴムシート状部材と低強度シ
ート状部材との積層構造とされた厚肉のトレッド部材が
容易に得られる。
【0032】このトレッド部材を加硫すると、加硫済み
ゴム組成物からなる層(即ちゴム層)と、低強度シート
状部材からなる層と、が交互に隣り合うゴム弾性を有し
たトレッド部材(加硫済み)となる。
【0033】このトレッド部材からなるトレッドを変形
させると、低強度シート状部材からなる層がゴム層から
剥離したり、低強度シート状部材からなる層自身が破壊
されたりしてゴム層とゴム層との間に溝が形成される。
【0034】なお、ここでいう低強度とは、曲げ、引
張、圧縮、剪断等の少なくとも一つの強度が低いことを
言いう。
【0035】このようにして出現した溝により、排水性
及びエッジ効果が得られ、空気入りタイヤのウエット性
能及び氷上性能が向上する。
【0036】請求項4に記載のトレッド部材の製造方法
は、未加硫ゴム組成物からなる未加硫ゴムシート状部材
と、液体によって溶解する材料からなる溶解性シート状
部材と、を互いに張り合わせて積層シート部材を形成す
る工程と、前記積層シート部材を複数の帯にカットする
工程と、前記帯の向きを各々90度変更して互いに密着
させて厚肉のトレッド部材とする工程と、を有すること
を特徴としている。
【0037】次に、請求項4に記載のトレッド部材の製
造方法の作用を説明する。先ず、最初の工程では、未加
硫ゴム組成物からなる未加硫ゴムシート状部材と、液体
によって溶解する材料からなる溶解性シート状部材と、
を互いに張り合わせて積層シート部材を形成する。
【0038】次に、所定の間隔で配置されたリングカッ
タ等を用いて積層シート部材を複数の帯にカットする。
【0039】その後、帯の向きを各々90度変更して互
いに密着させると、未加硫ゴムシート状部材と溶解性シ
ート状部材との積層構造とされた厚肉のトレッド部材が
容易に得られる。
【0040】このようにして得られた未加硫のトレッド
部材を加硫すると、加硫済みゴム組成物からなる層(即
ちゴム層)と、溶解性シート状部材からなる層(以後、
溶解層という)とが交互に隣り合うゴム弾性を有したト
レッド部材(加硫済み)となる。
【0041】トレッド部材に液体を付与すると、付与さ
れた液体により溶解層が溶解してゴム層とゴム層との間
に溝が形成される。
【0042】例えば、溶解層を水によって溶解する材質
で形成すると、路面の水によって溶解層が溶けるので、
ウエット路面や氷路面を走行したときに水によって溝を
形成することができ、走行当初から高いウエット性能及
び氷上性能が得られ、高いウエット性能及び氷上性能が
摩耗末期まで継続して得られる。
【0043】なお、タイヤ製造後、トレッドに液体を付
与して溶解層を溶かし、当初から溝を形成することもで
きる。
【0044】液体は、溶解層を溶かすことのできるもの
であれば水以外であっても良く、溶解層も水以外の液体
で溶けるような材質であっても良い。
【0045】なお、溶解層を、水溶性の繊維からなる繊
維層としても良い。溶解層を水溶性の繊維からなる繊維
層とすると、水分を吸収し易く、素早く溶ける。
【0046】また、トレッドの接地面にあらわれる溶解
層の厚さは、ゴム層の厚さよりも薄い事が好ましい。ゴ
ム層が厚くなり過ぎると、接地面の水が溝まで届きにく
くなり、排水性が向上せずにウエット性能及び氷上性能
が向上しない。逆に、溶解層が厚くなり過ぎてしまう場
合には、ゴム層の厚さが小さくなるので実接地面積が減
少し、ウエット性能及び氷上性能と耐摩耗性が低下す
る。
【0047】したがって、トレッドの接地面にあらわれ
るゴム層の厚さと、溶解層の厚さとの比率は、ゴム層の
厚さを100とした場合、溶解層の厚さを5〜40にす
ることが好ましい。
【0048】また、ゴム層の厚さを5.0mm以上にする
と、ゴム層の厚が厚いため、溝までの距離が長くなり、
接地面の水が溝まで届きにくく、ウエット性能及び氷上
性能が向上しない。
【0049】さらに、本発明で製造されたトレッド部材
を用いれば、ブレードを用いずに溶解層の厚み、即ち溶
解性シート状部材の厚みを設定するのみで溝を所望の幅
に設定することができる。即ち、ブレードよりもはるか
に薄い溶解性シート状部材を用いることにより、タイヤ
製造上に問題を生じさせずに従来よりも幅狭の溝を簡単
に形成することができ、接地面積の低下を抑えることが
できる。
【0050】ここで、従来では、ブロック等の陸部に複
数のサイプ(摩耗末期まで消滅しないように溝深さは深
い)を形成すると、ブロック内の剛性に偏りが生じてブ
ロック内の接地圧が不均一になり、これによって偏摩耗
を発生する問題や、サイプで分割された小ブロックが接
地時に倒れ込むことにより各小ブロックに偏摩耗を発生
する問題等があった。一方、本発明で製造されたトレッ
ド部材を用いれば、比較的浅めの溝を形成できるので、
ブロック内の剛性に偏りが生じるのを抑えることがで
き、また、溝と溝との間の小ブロックの倒れ込みを抑え
ることができるので、上記各偏摩耗の発生を抑えること
ができる。
【0051】請求項5に記載の空気入りタイヤの製造方
法は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のトレ
ッド部材の製造方法によって得られたトレッド部材を、
補強層と共に未加硫のカーカスのクラウン部に貼りつけ
て加硫を行い空気入りタイヤを製造することを特徴とし
ている。
【0052】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの
製造方法の作用を説明する。請求項5に記載の空気入り
タイヤの製造方法では、請求項1乃至請求項4の何れか
1項に記載のトレッド部材の製造方法によって得られた
トレッド部材を、補強層(例えば、ベルト等)と共に未
加硫のカーカスのクラウン部に貼りつけ、これを所定の
モールドに装填して加硫を行うことにより性質の異なる
層の積層構造とされたトレッドを有する空気入りタイヤ
が得られる。
【0053】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]本発明の第1の実施形態を図1乃至
図8にしたがって説明する。
【0054】本実施形態の空気入りタイヤ10は、一対
のビードコア間にトロイド状をなして跨がるカーカスの
クラウン部外周に補強層としてのベルトとトレッドとを
順次配置したラジアル構造の空気入りタイヤである。な
お、トレッド以外の内部構造は、一般のラジアルタイヤ
の構造と変わりないので説明は省略する。
【0055】図1に示すように、トレッド12には、複
数本の周方向溝14及びこの周方向溝14と交差する複
数本の横溝16とによって複数のブロック18が形成さ
れている。
【0056】トレッド12は、直接路面に接地する上層
のキャップ部12Aと、このキャップ部12Aのタイヤ
内方に隣接して配置される下層のベース部12Bとから
構成されており、いわゆるキャップ・ベース構造とされ
ている。
【0057】図2に示すように、キャップ部12Aは、
耐摩耗性の低いゴム層20と耐摩耗性の高いゴム層22
とがタイヤ幅方向(矢印W方向)に交互に積層されてい
る。
【0058】次に、上記キャップ部12Aに用いられる
トレッド部材を製造する装置を説明する。
【0059】図3には、シート状部材供給部21が示さ
れている。シート状部材供給部21には、加硫すること
により高耐摩耗性ゴムとなる第1の未加硫ゴム組成物か
らなる第1のシート状部材24をロール状に巻き付けた
軸21Aと、加硫することにより高耐摩耗性ゴムよりも
耐摩耗性の低い低耐摩耗性ゴムとなる第2の未加硫ゴム
組成物からなる第2のシート状部材26をロール状に巻
き付けた軸21Bとが上下方向に交互に複数設けられて
いる。
【0060】これらの軸21A及び軸21Bの矢印A方
向側には、第1のシート状部材24と第2のシート状部
材26と交互に貼り合わせ積層シート部材28とする一
対の挟持ローラ21Cが配置されている。
【0061】図4には、積層シート部材28を搬送する
コンベア30、積層シート部材28を複数の帯状部材3
2とするリングカッタ34、及びコンベア30の積層シ
ート部材搬送方向下流側に配置されて帯状部材32の向
きを90度変更する変更ローラ36が示されている。
【0062】このリングカッタ34は、図示しないモー
タで回転される軸38に円盤状のカッタ40が間隔をお
いて固定されているものである。
【0063】また、変更ローラ36は、各帯状部材32
に対応して設けられている。図5に示すように、変更ロ
ーラ36は、下方へ向かうに従って小径となるテーパー
ローラ36Aと、上方に向かうに従って小径となるテー
パーローラ36Bと、から構成されており、テーパーロ
ーラ36Aとテーパーローラ36Bとの間に形成される
斜めの隙間に帯状部材32を通過させることによって帯
状部材32を捩じる役目をしている。なお、テーパーロ
ーラ36A及びテーパーローラ36Bは、回転自在とし
ても良く、モータ等で回転させても良い。
【0064】変更ローラ36の矢印A方向側には、図6
に示すように、複数の帯状部材32を重ね合わせてトレ
ッド部材42を形成する一対のローラ44が立設されて
いる。
【0065】ローラ44の矢印A方向には、トレッド部
材42を搬送する搬送ローラ46が配置されている。
【0066】次に、上記キャップ部12Aに用いられる
トレッド部材の製造手順を説明する。
【0067】先ず、シート状部材供給部21の軸21A
及び軸21Bから、第1のシート状部材24及び第2の
シート状部材26を引き出し、挟持ローラ21Cを通過
させて第1のシート状部材24と第2のシート状部材2
6とを交互に重ね合わせて積層シート部材28とする。
【0068】次に、この積層シート部材28をコンベア
30で搬送しながらリングカッタ34で切断し、複数の
帯状部材32を得る。
【0069】各帯状部材32を変更ローラ36を介して
向きを90度変更し、一対のローラ44の間を通過させ
て各帯状部材32を互いに密着させると、肉厚のトレッ
ド部材42が得られる。
【0070】次に、このようにして得られた長尺状のト
レッド部材42を、図7に示すように、従来通り、補強
層(例えば、ベルト等)48、ベース部12Bとなる帯
状の未加硫ゴム部材50と共に未加硫のカーカス52の
クラウン部に貼りつけて生タイヤを成形し、これをモー
ルド54に装填して加硫を行うことにより、図2に示す
ような耐摩耗性の低いゴム層20と耐摩耗性の高いゴム
層22とがタイヤ幅方向に交互に積層されたキャップ部
12Aが得られる。
【0071】なお、トレッド部材42は、図7に示すよ
うに、周方向溝14を形成するためのモールド54の突
起部56に対向する部分を薄く形成することが好まし
い。トレッド部材42のゲージを部分的に変えるには、
リングカッタ34のカッタ40の間隔を変えて、帯状部
材32の幅を変えれば良い。
【0072】走行によりトレッド12の表面が摩耗する
と、耐摩耗性の低いゴム層20が耐摩耗性の高いゴム層
22よりも摩耗が進展するので、図8に示すように、耐
摩耗性の高いゴム層22部分に比較して耐摩耗性の低い
ゴム層20部分が低くなり、トレッド12表面に比較的
深さが浅く細い溝58が多数出現する。このようにして
出現する溝58はタイヤ周方向に沿って延びた形状とな
り、複数出現した溝58により排水性が得られ、ウエッ
ト性能及び氷上性能が向上する。
【0073】なお、摩耗初期のみならず、摩耗が進行し
てもこの状態を維持することが可能であるため、ウエッ
ト性能及び氷上性能の向上を継続的に図ることができ
る。
【0074】また、横方向の摩擦係数が向上するため、
コーナリング時の横滑り効果も得られる。
【0075】なお、第1のシート状部材24を加硫する
ことによって通常の発泡していないゴムとなる第1の未
加硫ゴム組成物から構成し、第2のシート状部材26を
加硫することにより発泡ゴムとなる第2の未加硫ゴム組
成物(通常のゴム組成物の他に周知のように発泡剤(及
び発泡助剤)が含まれており、加硫を行うと、ゴム中に
ガスが発生して無数の独立気泡を有した発泡ゴムとなる
もの。)から構成しても良い。これにより、通常の発泡
していないゴムからなるゴム層と、発泡ゴムからなる発
泡ゴム層とが交互に積層された構造のトレッドが得られ
る。
【0076】発泡ゴムは、発泡していないゴムと比較し
て耐摩耗性が低いため、走行によりトレッドが摩耗する
と、発泡ゴム層が発泡していないゴム層よりも低くな
り、溝が形成される。
【0077】また、加硫することにより高耐摩耗性ゴム
よりも耐摩耗性の低い低耐摩耗性ゴムとなる第2の未加
硫ゴム組成物からなる第2のシート状部材26の代わり
に、ゴム以外の材料からなり耐摩耗性の高いゴム層22
よりも耐摩耗性の低い第3のシート状部材を用いてトレ
ッド部材40を形成しても良い。
【0078】また、未加硫ゴム組成物からなる未加硫ゴ
ムシート状部材と、この未加硫ゴム組成物を加硫して得
られた加硫済みゴム組成物よりも強度の低い低強度シー
ト状部材と、を用い、これらを積層して得られた積層シ
ート部材によってトレッド部材40を形成しても良い。
このトレッド部材40からなるトレッド12を備えた空
気入りタイヤ10を走行させ(または、表面を適度に荒
らした回転ドラムに押し当てて回転させても良い。)、
トレッド12を繰り返し変形させると、低強度シート状
部材からなる層が破壊されて踏面側から剥離し、低強度
シート状部材からなる層がゴム層よりも低くなり、溝が
形成される。
【0079】ゴム層よりも強度の低い低強度シート状部
材としては、例えば、不織布が好ましい。
【0080】不織布は、引張、圧縮、剪断等に対して異
方性が小さいことが好ましい。不織布を構成するフィラ
メント繊維の材質としては、綿、レーヨン、セルロース
などの天然高分子繊維、脂肪族ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリビニルアルコール、ポリイミド、芳香族ポリア
ミドなどの合成高分子繊維、及びカーボン繊維、ガラス
繊維、スチールワイヤのうちから選択した一種又は複数
種の繊維を混合することが出来るが他の材質の繊維であ
っても良い。
【0081】不織布に適用する繊維の直径又は最大径
は、0.1〜100μmの範囲が好ましく、断面形状は
円状のもの、又は円と異なる断面形状のもの、中空部を
有するものを用いることが出来る。さらに、異なる材質
を内層と外層に配置した芯鞘構造、或いは米字形、花弁
形、層状形等の複合繊維も用いることができる。
【0082】また、不織布に使用する繊維の長さは、8
mm以上が好ましい。不織布の厚さは、0.05mm〜2.
0mmが好ましく(不織布の厚さは20g/cm2 の加圧
下で測定した)、目付(1m2 当たりの重量)は、10
〜300gの範囲にあるのが好ましい。
【0083】また、繊維自身は、内層、外層を異なる素
材とする2層構造の繊維も不織布の材料として使用する
ことができる。
【0084】低強度シート状部材は不織布以外であって
も良く、具体例としては、紙(ボール紙等も含む)等を
上げることができるが、これら以外であっても良い。
【0085】また、未加硫ゴム組成物からなる未加硫ゴ
ムシート状部材と、液体によって溶解する材料からなる
溶解性シート状部材と、を用い、これらを積層して得ら
れた積層シート部材によってトレッド部材40を形成し
ても良い。
【0086】このトレッド部材40を用いて形成された
トレッド12のキャップ部12Aは、ゴム層と、溶解性
シート状部材からなる層(以後、溶解層という)と、が
交互に積層された構造となる。
【0087】溶解層に液体を付与すると、付与された液
体によって溶解層が溶解し、ゴム層とゴム層との間に溝
が形成される。この方法によれば溶解層を完全に除去す
ることができる。
【0088】なお、溶解層を、水によって溶解する材質
からなる溶解性シート状部材で形成すると、路面の水に
よって溶解層が溶けるので、ウエット路面や氷路面を走
行したときに水によって溝を形成することができ。
【0089】液体は、溶解層を溶かすことのできるもの
であれば水以外であっても良く、溶解層も水以外の液体
で溶けるような材質であっても良い。
【0090】なお、水溶性の繊維からなる溶解性シート
状部材を用いても良い。溶解層が水溶性の繊維からなる
繊維層になると、水分を吸収し易く、素早く溶ける。
【0091】溶解性シート状部材の具体例としては、水
溶性繊維からなる不織布を用いることができる。
【0092】水溶性繊維としては、ビニルアルコールユ
ニットが50モル%以上、平均重合度が100〜300
0のケン化度80%未満のポリビニルアルコール系ポリ
マーを原料とし、紡出後の繊維に対してホルマール化・
アセタール化等の耐水性を付与する処理を行っていない
繊維を用いることができる。
【0093】ビニルアルコールユニット及び酢酸ビニル
ユニット以外のユニットとしては、エチレン、アリルア
ルコール、イタコン酸、アクリル酸、無水マレイン酸等
のポリビニルアルコールの結晶性を阻害するユニットが
好ましい。
【0094】次に、水溶性繊維の製造方法を簡単に説明
する。先ず、ビニルアルコールユニットが75モル%、
酢酸ビニルユニットが25モル%からなる平均重合度が
500のケン化度75モル%のポリビニルアルコール系
ポリマーとジメチルスルフォキド(DMSO)を混合
し、窒素置換後減圧下にて十分に脱泡を行い、45%の
ジメチルスルフォキド(DMSO)溶液を作製する。
【0095】次に、この紡糸原液を孔径φ0.15mmの
単孔ノズルより、2°Cのアセトン/DMSO(重量
比:85/15)の混合溶液に湿式紡糸する。
【0096】その後、アセトン/DMSO(重量比:9
5/5)の混合溶液中で4.5倍の延伸を行った後、ア
セトン中で十分にDMSOを除去し、80°Cで乾燥を
行うことでポリビニルアルコール系繊維が得られる。な
お、このポリビニルアルコール系繊維は、10°Cの水
で溶解するものである。
【0097】なお、溶解性シート状部材としては、水溶
性繊維からなる不織布以外であっても良く、例えば、水
溶性繊維の材質をフィルム状に形成したもの、オブラー
ト等を上げることができるが、これら以外であっても良
い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトレッド
部材の製造方法によれば、性質の異なる層の積層構造と
されたトレッドに用いるトレッド部材を極めて効率的に
製造できる、という優れた効果を有する。
【0099】請求項2乃至請求項4に記載のトレッド部
材の製造方法によれば、ウエット性能及び氷上性能に優
れた空気入りタイヤに用いるトレッド部材を極めて効率
的に製造できる、という優れた効果を有する。
【0100】また、本発明の空気入りタイヤの製造方法
によれば、性質の異なる層の積層構造とされたトレッド
を有する空気入りタイヤを効率的に製造できる、という
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの製造方法によって製
造された空気入りタイヤのトレッドの断面図である。
【図2】図1に示すトレッドのタイヤ幅方向に沿った拡
大断面図である。
【図3】シート状部材供給部の側面図である。
【図4】コンベア、リングカッタ及び変更ローラの斜視
図である。
【図5】変更ローラの拡大斜視図である。
【図6】帯状部材を重ね合わせてトレッド部材を形成す
るローラと搬送ローラの斜視図である。
【図7】生タイヤ及びモールドの断面図である。
【図8】摩耗したトレッドの拡大断面図である。
【符号の説明】
12 トレッド 20 ゴム層(低耐摩耗性ゴム) 21C 挟持ローラ 22 ゴム層(高耐摩耗性ゴム、加硫済みゴム組成
物) 24 第1のシート状部材(未加硫ゴムシート状部
材) 26 第2のシート状部材 28 積層シート部材 34 リングカッタ 36 変更ローラ 40 トレッド部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに性質の異なる複数種類のシート状
    部材を互いに張り合わせて積層シート部材を形成する工
    程と、 前記積層シート部材を複数の帯にカットする工程と、 前記帯の向きを各々90度変更して互いに密着させて厚
    肉のトレッド部材とする工程と、を有することを特徴と
    するトレッド部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 加硫することにより高耐摩耗性ゴムとな
    る第1の未加硫ゴム組成物からなる第1のシート状部材
    と、加硫することにより前記高耐摩耗性ゴムよりも耐摩
    耗性の低い低耐摩耗性ゴムとなる第2の未加硫ゴム組成
    物からなる第2のシート状部材又はゴム以外の材料から
    なり前記高耐摩耗性ゴムよりも耐摩耗性の低い第3のシ
    ート状部材の何れか一方と、を互いに張り合わせて積層
    シート部材を形成する工程と、 前記積層シート部材を複数の帯にカットする工程と、 前記帯の向きを各々90度変更して互いに密着させて厚
    肉のトレッド部材とする工程と、を有することを特徴と
    するトレッド部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 未加硫ゴム組成物からなる未加硫ゴムシ
    ート状部材と、前記未加硫ゴム組成物を加硫して得られ
    た加硫済みゴム組成物よりも強度の低い低強度シート状
    部材と、を互いに張り合わせて積層シート部材を形成す
    る工程と、 前記積層シート部材を複数の帯にカットする工程と、 前記帯の向きを各々90度変更して互いに密着させて厚
    肉のトレッド部材とする工程と、を有することを特徴と
    するトレッド部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 未加硫ゴム組成物からなる未加硫ゴムシ
    ート状部材と、液体によって溶解する材料からなる溶解
    性シート状部材と、を互いに張り合わせて積層シート部
    材を形成する工程と、 前記積層シート部材を複数の帯にカットする工程と、 前記帯の向きを各々90度変更して互いに密着させて厚
    肉のトレッド部材とする工程と、を有することを特徴と
    するトレッド部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記
    載のトレッド部材の製造方法によって得られたトレッド
    部材を、補強層と共に未加硫のカーカスのクラウン部に
    貼りつけて加硫を行い空気入りタイヤを製造することを
    特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006224871A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
WO2014148632A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 株式会社ブリヂストン 幅広ゴム-コード複合材の製造方法及び製造設備

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