JPH1146882A - ヒーティングカートの上部構造 - Google Patents
ヒーティングカートの上部構造Info
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- JPH1146882A JPH1146882A JP22025197A JP22025197A JPH1146882A JP H1146882 A JPH1146882 A JP H1146882A JP 22025197 A JP22025197 A JP 22025197A JP 22025197 A JP22025197 A JP 22025197A JP H1146882 A JPH1146882 A JP H1146882A
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- JP
- Japan
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- cart
- heating
- tray
- heating cart
- independent space
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1に、断熱性が向上し、各種電装設備等が
確実に断熱されると共に、第2に、防水性も向上し、各
種電装設備等が確実に防水され、第3に、各種電装設備
等の生産性・コスト面に優れ、第4に、しかもこれらが
簡単容易に実現される、ヒーティングカートの上部構造
を提案する。 【解決手段】 このヒーティングカート1は、箱状をな
しドア5とキャスターを備え、トレイが出し入れ自在に
上下多段に収納され、トレイ上に載せられた食器内の食
品がヒートアップされる。そして上部に独立空間18が
付設され、かつ、外部の電源側コネクタ17に接続され
るカート側コネクタ16と内部のヒートアップ用のヒー
ターとの間に介装される、ノイズフィルタ19,スイッ
チ20等の各種電装設備等21が、集合,ユニット化さ
れている。そしてこのようにユニット化された各種電装
設備等21が、専用の独立空間18内に配設されてい
る。
確実に断熱されると共に、第2に、防水性も向上し、各
種電装設備等が確実に防水され、第3に、各種電装設備
等の生産性・コスト面に優れ、第4に、しかもこれらが
簡単容易に実現される、ヒーティングカートの上部構造
を提案する。 【解決手段】 このヒーティングカート1は、箱状をな
しドア5とキャスターを備え、トレイが出し入れ自在に
上下多段に収納され、トレイ上に載せられた食器内の食
品がヒートアップされる。そして上部に独立空間18が
付設され、かつ、外部の電源側コネクタ17に接続され
るカート側コネクタ16と内部のヒートアップ用のヒー
ターとの間に介装される、ノイズフィルタ19,スイッ
チ20等の各種電装設備等21が、集合,ユニット化さ
れている。そしてこのようにユニット化された各種電装
設備等21が、専用の独立空間18内に配設されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒーティングカー
トの上部構造に関する。すなわち、例えば航空機内にお
いて料理のヒートアップに使用される、ヒーティングカ
ートの上部構造に関するものである。
トの上部構造に関する。すなわち、例えば航空機内にお
いて料理のヒートアップに使用される、ヒーティングカ
ートの上部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば航空機内における食事の提供サー
ビスには、従来よりヒーティングカートが使用されてい
る。そして、この種のヒーティングカートは、箱状をな
しドアとキャスターを備えた外箱と、外箱の左右の側板
内面に左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイ
ドレールと、外箱の内部に上下多段に収納されガイドレ
ールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せら
れた食器内の食品をヒートアップするヒーター付で、板
状をなす各トレイと、を有してなる。そして、この種従
来例のヒーティングカートでは、一般的に、各トレイの
隅部に部分的にヒーター(ヒーターパッド)が配されて
おり、各トレイ上に載せられた食器内の食品のうち、こ
のような部分的なヒーター上のものだけが、加熱されて
ヒートアップされるようになっていた。このように、こ
の種従来例のヒーティングカートは、各トレイの隅部に
部分的にヒーター(ヒーターパッド)が配された部分加
熱方式よりなっており、外部の電源側コネクタに接続さ
れるカート側コネクタとこのような各トレイのヒーター
との間に介装される、ノイズフィルタ,スイッチ,その
他の各種電装設備等は、集合されることなく各々個別に
独立した状態で、ヒーティングカートの外箱の天板付近
に配設されていた。
ビスには、従来よりヒーティングカートが使用されてい
る。そして、この種のヒーティングカートは、箱状をな
しドアとキャスターを備えた外箱と、外箱の左右の側板
内面に左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイ
ドレールと、外箱の内部に上下多段に収納されガイドレ
ールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せら
れた食器内の食品をヒートアップするヒーター付で、板
状をなす各トレイと、を有してなる。そして、この種従
来例のヒーティングカートでは、一般的に、各トレイの
隅部に部分的にヒーター(ヒーターパッド)が配されて
おり、各トレイ上に載せられた食器内の食品のうち、こ
のような部分的なヒーター上のものだけが、加熱されて
ヒートアップされるようになっていた。このように、こ
の種従来例のヒーティングカートは、各トレイの隅部に
部分的にヒーター(ヒーターパッド)が配された部分加
熱方式よりなっており、外部の電源側コネクタに接続さ
れるカート側コネクタとこのような各トレイのヒーター
との間に介装される、ノイズフィルタ,スイッチ,その
他の各種電装設備等は、集合されることなく各々個別に
独立した状態で、ヒーティングカートの外箱の天板付近
に配設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、上述した部分加熱方式のこの種従来例のヒーティン
グカートとは別に、最近、各トレイの隅部ではなく全面
にヒーターが配され、もってトレイ上に載せられた食器
内の食品をすべてヒートアップする、全体加熱方式でヒ
ートアップ専用のヒーティングカートも開発されてい
る。そして、上述したこの種従来例の部分加熱方式のヒ
ーティングカートについても言えることではあるが、特
に、最近開発された全体加熱方式のヒートアップ専用の
ヒーティングカートに関しては、次の第1,第2,第3
の問題が指摘されていた。
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、上述した部分加熱方式のこの種従来例のヒーティン
グカートとは別に、最近、各トレイの隅部ではなく全面
にヒーターが配され、もってトレイ上に載せられた食器
内の食品をすべてヒートアップする、全体加熱方式でヒ
ートアップ専用のヒーティングカートも開発されてい
る。そして、上述したこの種従来例の部分加熱方式のヒ
ーティングカートについても言えることではあるが、特
に、最近開発された全体加熱方式のヒートアップ専用の
ヒーティングカートに関しては、次の第1,第2,第3
の問題が指摘されていた。
【0004】第1に、各種電装設備等の断熱性に、不安
が指摘されていた。特に、ヒートアップ専用のヒーティ
ングカートでは、カート本体内が全体的に高温で加熱さ
れるので、各種電装設備等の断熱性(保冷性)に問題が
生じやすかった。第2に、各種電装設備等の防水性に
も、不安が指摘されていた。特に、この種のヒーティン
グカートは使用の度に全体的に水洗いされるのに対し、
ヒートアップ専用のヒーティングカートでは各種電装設
備等が大型化・複雑化しているので、その防水性に問題
が生じやすかった。更に第3に、各種電装設備等は各々
独立して配設されていたので、その生産性・コスト面に
も問題が指摘されていた。特に、ヒートアップ専用のヒ
ーティングカートでは各種電装設備等が大型化・複雑化
しているので、このような問題が顕著化しやすかった。
が指摘されていた。特に、ヒートアップ専用のヒーティ
ングカートでは、カート本体内が全体的に高温で加熱さ
れるので、各種電装設備等の断熱性(保冷性)に問題が
生じやすかった。第2に、各種電装設備等の防水性に
も、不安が指摘されていた。特に、この種のヒーティン
グカートは使用の度に全体的に水洗いされるのに対し、
ヒートアップ専用のヒーティングカートでは各種電装設
備等が大型化・複雑化しているので、その防水性に問題
が生じやすかった。更に第3に、各種電装設備等は各々
独立して配設されていたので、その生産性・コスト面に
も問題が指摘されていた。特に、ヒートアップ専用のヒ
ーティングカートでは各種電装設備等が大型化・複雑化
しているので、このような問題が顕著化しやすかった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、各種電
装設備等をユニット化すると共に、上部の専用の独立空
間内に配設するようにしたことにより、第1に、断熱性
が向上すると共に、第2に、防水性が向上し、第3に、
生産性・コスト面にも優れ、第4に、しかもこれらが簡
単容易に実現される、ヒーティングカートの上部構造を
提案することを目的とする。
来例の課題を解決すべくなされたものであって、各種電
装設備等をユニット化すると共に、上部の専用の独立空
間内に配設するようにしたことにより、第1に、断熱性
が向上すると共に、第2に、防水性が向上し、第3に、
生産性・コスト面にも優れ、第4に、しかもこれらが簡
単容易に実現される、ヒーティングカートの上部構造を
提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。このヒー
ティングカートは、箱状をなしドアとキャスターを備え
てなり、板状をなすトレイが内部に出し入れ自在に上下
多段に収納されると共に、該トレイ上に載せられた食器
内の食品がヒートアップされるようになっており、航空
機等の輸送手段搭載用として使用される。そして、この
ヒーティングカートの上部構造では、上部に独立空間が
付設され、かつ、外部の電源側コネクタに接続されるカ
ート側コネクタと内部のヒートアップ用のヒーターとの
間に介装される、ノイズフィルタ,スイッチ,その他の
各種電装設備等が、集合されてユニット化されている。
そして、このようにユニット化された各種電装設備等
が、専用の上記独立空間内に配設されていること、を特
徴とする。
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。このヒー
ティングカートは、箱状をなしドアとキャスターを備え
てなり、板状をなすトレイが内部に出し入れ自在に上下
多段に収納されると共に、該トレイ上に載せられた食器
内の食品がヒートアップされるようになっており、航空
機等の輸送手段搭載用として使用される。そして、この
ヒーティングカートの上部構造では、上部に独立空間が
付設され、かつ、外部の電源側コネクタに接続されるカ
ート側コネクタと内部のヒートアップ用のヒーターとの
間に介装される、ノイズフィルタ,スイッチ,その他の
各種電装設備等が、集合されてユニット化されている。
そして、このようにユニット化された各種電装設備等
が、専用の上記独立空間内に配設されていること、を特
徴とする。
【0007】このように、このヒーティングカートの上
部構造では、上部に独立空間が付設されると共に、カー
ト側コネクタと内部のヒートアップ用の各ヒーターとの
間に介装される各種電装設備等が、集合,ユニット化さ
れている。そして、このように集合,ユニット化された
各種電装設備等が、専用の上記独立空間内に配設されて
いる。
部構造では、上部に独立空間が付設されると共に、カー
ト側コネクタと内部のヒートアップ用の各ヒーターとの
間に介装される各種電装設備等が、集合,ユニット化さ
れている。そして、このように集合,ユニット化された
各種電装設備等が、専用の上記独立空間内に配設されて
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に基づいて詳
細に説明する。図1,図2,図3は、本発明の実施の形
態の説明に供し、図1は、トレイを外した状態のヒーテ
ィングカートの正断面説明図であり、図2は、同トレイ
を外した状態のヒーティングカートの側断面説明図であ
り、図3の(1)図は、各種電装設備等の平面図、図3
の(2)図は、独立空間等の斜視図である。図4の
(1)図は、ヒーティングカートの要部に正断面説明
図、図4の(2)図は、トレイの平面図である。
細に説明する。図1,図2,図3は、本発明の実施の形
態の説明に供し、図1は、トレイを外した状態のヒーテ
ィングカートの正断面説明図であり、図2は、同トレイ
を外した状態のヒーティングカートの側断面説明図であ
り、図3の(1)図は、各種電装設備等の平面図、図3
の(2)図は、独立空間等の斜視図である。図4の
(1)図は、ヒーティングカートの要部に正断面説明
図、図4の(2)図は、トレイの平面図である。
【0009】まず、図1,図2,図4等を参照しつつ、
ヒーティングカート1について述べる。このヒーティン
グカート1は、航空機等の輸送手段搭載用であり、図示
例のものはヒートアップ専用の全体加熱方式のものより
なり、次の外箱2,ガイドレール3,トレイ4,パンタ
グラフP等を、有してなる。すなわち、箱状をなしドア
5とキャスター6を備えた外箱2と、外箱2の左右の側
板7内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された
各ガイドレール3と、外箱2の内部に上下多段に収納さ
れ、ガイドレール3にて出し入れ自在に保持されると共
に、上に載せられた食器A内の食品Bをヒートアップす
るヒーターH付で、板状をなす各トレイ4と、外箱2の
内面に上下多段に付設された、各トレイ4のヒーターH
への通電用の各パンタグラフPと、を有してなる。
ヒーティングカート1について述べる。このヒーティン
グカート1は、航空機等の輸送手段搭載用であり、図示
例のものはヒートアップ専用の全体加熱方式のものより
なり、次の外箱2,ガイドレール3,トレイ4,パンタ
グラフP等を、有してなる。すなわち、箱状をなしドア
5とキャスター6を備えた外箱2と、外箱2の左右の側
板7内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された
各ガイドレール3と、外箱2の内部に上下多段に収納さ
れ、ガイドレール3にて出し入れ自在に保持されると共
に、上に載せられた食器A内の食品Bをヒートアップす
るヒーターH付で、板状をなす各トレイ4と、外箱2の
内面に上下多段に付設された、各トレイ4のヒーターH
への通電用の各パンタグラフPと、を有してなる。
【0010】このようなヒーティングカート1につい
て、更に詳述する。このヒーティングカート1は、例え
ば航空機の機内や新幹線の車内等において、乗員が座席
の乗客に対し、食事の提供サービスを実施する際に使用
される。そして、まずヒーティングカート1の外箱2
は、天板8,床板9,左右の側板7,奥板10等を備
え、前面が開放された箱状をなし、開放された前面にド
ア5がヒンジ11にて取り付けられると共に、床板9の
四隅下にキャスター6が付設されており、手で押して移
動される。外箱2の天板8,床板9,側板7,奥板1
0,ドア5等には、それぞれ断熱構造のパネルが用いら
れ、これらが、上下,左右,前後等に骨組として配され
たアルミ製等のコーナー型材に、組み付けられている。
なお、図示したヒーティングカート1の外箱2は、この
ような単体構造よりなっているが、インナーケースを内
部に備えた2重構造の外箱2も可能である。図2中12
は、床板9下に配されたブレーキおよびレリーズ用のペ
タルであり、図1中13は、ブレーキ部材である。
て、更に詳述する。このヒーティングカート1は、例え
ば航空機の機内や新幹線の車内等において、乗員が座席
の乗客に対し、食事の提供サービスを実施する際に使用
される。そして、まずヒーティングカート1の外箱2
は、天板8,床板9,左右の側板7,奥板10等を備
え、前面が開放された箱状をなし、開放された前面にド
ア5がヒンジ11にて取り付けられると共に、床板9の
四隅下にキャスター6が付設されており、手で押して移
動される。外箱2の天板8,床板9,側板7,奥板1
0,ドア5等には、それぞれ断熱構造のパネルが用いら
れ、これらが、上下,左右,前後等に骨組として配され
たアルミ製等のコーナー型材に、組み付けられている。
なお、図示したヒーティングカート1の外箱2は、この
ような単体構造よりなっているが、インナーケースを内
部に備えた2重構造の外箱2も可能である。図2中12
は、床板9下に配されたブレーキおよびレリーズ用のペ
タルであり、図1中13は、ブレーキ部材である。
【0011】外箱2の左右の側板7の内面には、ガイド
レール3が、左右で高さレベルを揃え左右対向しつつ、
上下多段に固設されており、図示のガイドレール3は、
上下でトレイ4の左右端部を挟み込むようになってい
る。そして、このような左右のガイドレール3間に、板
状のトレイ4が、出し入れ自在な棚として保持され、こ
のトレイ4上に、食品Bの食器Aが載せられるようにな
っている。例えば、左右のガイドレール3そしてトレイ
4が上下12段に配設され、1段のトレイ4上には、食
品Bの食器Aが、前後左右に2個ずつ計4個載せられる
ようになっている。航空機の場合、食器A内の食品Bと
しては、メインディッシュの料理や御飯が代表的であ
り、この料理は主に肉料理や魚料理であり、アントレや
ミールとも称される。そして、このような料理等の食品
Bは、まず、地上で事前に加熱調理済とされ事後の航空
機内等での乗客への提供サービスに際し、ヒーティング
カート1内での加熱により、暖められ保温,ヒートアッ
プされる場合もあるが、これによらず、航空機内等での
乗客への提供サービスに際し、ヒーティングカート1内
での加熱により、初めて加熱調理,ヒートアップされる
場合もある。なお食器Aは、蓋付となっていることが多
い。
レール3が、左右で高さレベルを揃え左右対向しつつ、
上下多段に固設されており、図示のガイドレール3は、
上下でトレイ4の左右端部を挟み込むようになってい
る。そして、このような左右のガイドレール3間に、板
状のトレイ4が、出し入れ自在な棚として保持され、こ
のトレイ4上に、食品Bの食器Aが載せられるようにな
っている。例えば、左右のガイドレール3そしてトレイ
4が上下12段に配設され、1段のトレイ4上には、食
品Bの食器Aが、前後左右に2個ずつ計4個載せられる
ようになっている。航空機の場合、食器A内の食品Bと
しては、メインディッシュの料理や御飯が代表的であ
り、この料理は主に肉料理や魚料理であり、アントレや
ミールとも称される。そして、このような料理等の食品
Bは、まず、地上で事前に加熱調理済とされ事後の航空
機内等での乗客への提供サービスに際し、ヒーティング
カート1内での加熱により、暖められ保温,ヒートアッ
プされる場合もあるが、これによらず、航空機内等での
乗客への提供サービスに際し、ヒーティングカート1内
での加熱により、初めて加熱調理,ヒートアップされる
場合もある。なお食器Aは、蓋付となっていることが多
い。
【0012】そしてトレイ4には、このように食器A内
の食品BをヒートアップするためのヒーターHが付設さ
れている。このヒーターHは、ニクロム線等の通電発熱
線が、平面的に例えば前後に折れ線状に迂回しつつ左右
に通されると共に、このような通電発熱線が、耐候性や
絶縁性を備えた例えばシリコンラバーにてモールドされ
た面状をなし、その上下面等に、アルミ板等のメタル板
が接合されている。トレイ4には、このようなヒーター
Hが付設されている。そして図示例のトレイ4は、この
ようなヒーターHが全面的に配されており、その上に載
せられた食器A内の食品Bをすべてヒートアップする全
体加熱方式よりなる(もってこのタイプのヒーティング
カート1は、ヒートアップ専用カートと称される)が、
これによらず、トレイ4の隅部に部分的にヒーターH
(ヒーターパッド)が配され、トレイ4上に載せられた
食器A内の食品Bのうち、ヒーターH上のものだけをヒ
ートアップする部分加熱方式のものも可能である(ここ
ではこのタイプのものも、ヒーティングカート1と称す
る)。
の食品BをヒートアップするためのヒーターHが付設さ
れている。このヒーターHは、ニクロム線等の通電発熱
線が、平面的に例えば前後に折れ線状に迂回しつつ左右
に通されると共に、このような通電発熱線が、耐候性や
絶縁性を備えた例えばシリコンラバーにてモールドされ
た面状をなし、その上下面等に、アルミ板等のメタル板
が接合されている。トレイ4には、このようなヒーター
Hが付設されている。そして図示例のトレイ4は、この
ようなヒーターHが全面的に配されており、その上に載
せられた食器A内の食品Bをすべてヒートアップする全
体加熱方式よりなる(もってこのタイプのヒーティング
カート1は、ヒートアップ専用カートと称される)が、
これによらず、トレイ4の隅部に部分的にヒーターH
(ヒーターパッド)が配され、トレイ4上に載せられた
食器A内の食品Bのうち、ヒーターH上のものだけをヒ
ートアップする部分加熱方式のものも可能である(ここ
ではこのタイプのものも、ヒーティングカート1と称す
る)。
【0013】そして、このようなトレイ4については、
そのヒーターHに接続された接点端子14(図4の
(2)図を参照)が、外箱2側に設けられたパンタグラ
フPの接点端子15、更には外箱2内等に付設された配
線等を介し、カート側コネクタ16に接続されている。
そして、このカート側コネクタ16が、機内のギャレー
側に付設された電源側コネクタ17に接続され、もっ
て、トレイ4のヒーターHを、通電可能となっている。
そのヒーターHに接続された接点端子14(図4の
(2)図を参照)が、外箱2側に設けられたパンタグラ
フPの接点端子15、更には外箱2内等に付設された配
線等を介し、カート側コネクタ16に接続されている。
そして、このカート側コネクタ16が、機内のギャレー
側に付設された電源側コネクタ17に接続され、もっ
て、トレイ4のヒーターHを、通電可能となっている。
【0014】図示例において、このトレイ4側の接点端
子14は、図4の(2)図に示したように、トレイ4の
後端側に形成されると共に、交流のパワーライン側(ホ
ット側,サプライ側)に対応して2個、ニュートラルラ
イン側(リターン側)に対応して1個の計3個が、横に
並んで設けられている。なお、このような図示例によら
ず、接点端子14を各トレイ4の左右いずれか一方の側
端側に形成するようにしてもよく、又、パワーライン側
(ホット側,サプライ側)用として1個、ニュートラル
ライン側(リターン側)用として1個の計2個設けるよ
うにしてもよい。又、このような各トレイ4側の接点端
子14に対応して、図示例では図1,図2に示したよう
に、パンタグラフPが、ヒーティングカート1の外箱2
のリヤ板たる奥板10の内面に、上下多段に付設されて
いる。そして各パンタグラフPは、収納された各トレイ
4に見合った高さレベルに配設され、図示例ではトレイ
4側の接点端子14に対応して、それぞれ、3個の接点
端子15が設けられている。勿論、このパンタグラフP
は、上述によりトレイ4側の接点端子14が、トレイ4
の側端側に形成された場合には、外箱2の左右いずれか
同側の側板7の内面に形成され、又、上述によりトレイ
4側の接点端子14が2個設けられた場合には、対応し
て、その接点端子15もそれぞれ2個設けられる。
子14は、図4の(2)図に示したように、トレイ4の
後端側に形成されると共に、交流のパワーライン側(ホ
ット側,サプライ側)に対応して2個、ニュートラルラ
イン側(リターン側)に対応して1個の計3個が、横に
並んで設けられている。なお、このような図示例によら
ず、接点端子14を各トレイ4の左右いずれか一方の側
端側に形成するようにしてもよく、又、パワーライン側
(ホット側,サプライ側)用として1個、ニュートラル
ライン側(リターン側)用として1個の計2個設けるよ
うにしてもよい。又、このような各トレイ4側の接点端
子14に対応して、図示例では図1,図2に示したよう
に、パンタグラフPが、ヒーティングカート1の外箱2
のリヤ板たる奥板10の内面に、上下多段に付設されて
いる。そして各パンタグラフPは、収納された各トレイ
4に見合った高さレベルに配設され、図示例ではトレイ
4側の接点端子14に対応して、それぞれ、3個の接点
端子15が設けられている。勿論、このパンタグラフP
は、上述によりトレイ4側の接点端子14が、トレイ4
の側端側に形成された場合には、外箱2の左右いずれか
同側の側板7の内面に形成され、又、上述によりトレイ
4側の接点端子14が2個設けられた場合には、対応し
て、その接点端子15もそれぞれ2個設けられる。
【0015】更に、図示例の接点構造では、トレイ4側
の接点端子14とパンタグラフP側の接点端子15間
が、上下両面の2点接触構造となっている。すなわち、
トレイ4側のヒーターH用の図示例では3個の接点端子
14が、それぞれトレイ4の上下両面に形成されると共
に、パンタグラフP側の接点端子15も、このようなト
レイ4側の上下両面の接点端子14にそれぞれ接続可能
に、3個共に上下に分かれて形成されている。ヒーティ
ングカート1は、このようになっている。
の接点端子14とパンタグラフP側の接点端子15間
が、上下両面の2点接触構造となっている。すなわち、
トレイ4側のヒーターH用の図示例では3個の接点端子
14が、それぞれトレイ4の上下両面に形成されると共
に、パンタグラフP側の接点端子15も、このようなト
レイ4側の上下両面の接点端子14にそれぞれ接続可能
に、3個共に上下に分かれて形成されている。ヒーティ
ングカート1は、このようになっている。
【0016】さて、このヒーティングカート1にあって
は、次のような上部構造が採用されている。すなわち、
図1,図2,図3に示したように、上部に独立空間18
が付設され、かつ、外部の電源側コネクタ17に接続さ
れるカート側コネクタ16と内部のヒートアップ用の各
ヒーターHとの間に介装される、ノイズフィルタ19,
スイッチ20,その他の各種電装設備等21が、集合さ
れてユニット化されており、このように一体的にユニッ
ト化された各種電装設備等21が、専用の独立空間18
内に配設されている。
は、次のような上部構造が採用されている。すなわち、
図1,図2,図3に示したように、上部に独立空間18
が付設され、かつ、外部の電源側コネクタ17に接続さ
れるカート側コネクタ16と内部のヒートアップ用の各
ヒーターHとの間に介装される、ノイズフィルタ19,
スイッチ20,その他の各種電装設備等21が、集合さ
れてユニット化されており、このように一体的にユニッ
ト化された各種電装設備等21が、専用の独立空間18
内に配設されている。
【0017】このような上部構造について、更に詳述す
る。図示例では、ヒーティングカート1の外箱2の天板
8下には、所定間隔を存し仕切板22が横設されてお
り、外箱2内には、このような仕切板22により、天板
8側の上部の独立空間18と、トレイ4が収納される下
部のカート本体とに、上下に区画されている。そして、
この独立空間18内に、集合され,ユニット化された各
種電装設備等21が、収納,配設されている。この各種
電装設備等21としては、例えばノイズフィルタ19、
コネクタ23,スイッチ20,表示ランプ24,ヒュー
ズ25,コネクタ26等が、配線により順に接続されて
いる。
る。図示例では、ヒーティングカート1の外箱2の天板
8下には、所定間隔を存し仕切板22が横設されてお
り、外箱2内には、このような仕切板22により、天板
8側の上部の独立空間18と、トレイ4が収納される下
部のカート本体とに、上下に区画されている。そして、
この独立空間18内に、集合され,ユニット化された各
種電装設備等21が、収納,配設されている。この各種
電装設備等21としては、例えばノイズフィルタ19、
コネクタ23,スイッチ20,表示ランプ24,ヒュー
ズ25,コネクタ26等が、配線により順に接続されて
いる。
【0018】ノイズフィルタ19は、コンデンサー,コ
イル,抵抗等よりなり、外箱2の天板8上に設けられた
カート側コネクタ16に接続されている。スイッチ20
は、3個設けられており、カート本体内に上下多段に収
納されたトレイ4のヒーターHを、上段,中断,下段の
各エリア毎にオン・オフするものであり、もって各エリ
ア毎の通電,加熱を制御可能としている。3個の表示ラ
ンプ24は、このような各スイッチ20によるオン・オ
フ切換を、それぞれ表示する。このようなスイッチ2
0,表示ランプ24等は、ヒーティングカート1の前面
側に配設されている。そしてコネクタ26が、各パンタ
グラフPを介し、各トレイ4のヒーターHへ接続されて
いる。
イル,抵抗等よりなり、外箱2の天板8上に設けられた
カート側コネクタ16に接続されている。スイッチ20
は、3個設けられており、カート本体内に上下多段に収
納されたトレイ4のヒーターHを、上段,中断,下段の
各エリア毎にオン・オフするものであり、もって各エリ
ア毎の通電,加熱を制御可能としている。3個の表示ラ
ンプ24は、このような各スイッチ20によるオン・オ
フ切換を、それぞれ表示する。このようなスイッチ2
0,表示ランプ24等は、ヒーティングカート1の前面
側に配設されている。そしてコネクタ26が、各パンタ
グラフPを介し、各トレイ4のヒーターHへ接続されて
いる。
【0019】このようなノイズフィルタ19,コネクタ
23,スイッチ20,表示ランプ24,ヒューズ25,
コネクタ26等の各種電装設備等21が、集合されユニ
ット化されて、独立空間18内に収納,配設されている
が、独立空間18等に関しては、図示例によらず、次の
ように形成することも可能である。まず第1に、図示例
では各種電装設備等21が、仕切板22上に設けられて
いるが、これによらず、仕切板22上に前後に出し入れ
可能なベースプレートを載せ、このベースプレート上に
各種電装設備等21を設けるようにしてもよい。この場
合には、コネクタ23,26の接続を解くことにより、
ベースプレート上の各種電装設備等21を取り出すこと
が可能となり、各種電装設備等21の保守等が容易化す
る、という利点がある。第2に、独立空間18を形成す
る天板8は、図示例では固定されたものよりなっている
が、これによらず、天板8を、奥板10や側板7上に対
し開閉可能とし、もって、その開閉により各種電装設備
等21の保守等が容易化する、という利点がある。第3
に、図示例の独立空間18は、天板8と仕切板22間の
空間として形成されていたが、これによらず、天板8上
に着脱自在なボックスを設け、このボックス内を独立空
間18として、各種電装設備等21を収納,配設するこ
とも考えられる。この場合も、コネクタ23,26の接
続を解くことにより、ボックスごと各種電装設備等21
を取り外すことができ、その保守等が容易化するという
利点がある。
23,スイッチ20,表示ランプ24,ヒューズ25,
コネクタ26等の各種電装設備等21が、集合されユニ
ット化されて、独立空間18内に収納,配設されている
が、独立空間18等に関しては、図示例によらず、次の
ように形成することも可能である。まず第1に、図示例
では各種電装設備等21が、仕切板22上に設けられて
いるが、これによらず、仕切板22上に前後に出し入れ
可能なベースプレートを載せ、このベースプレート上に
各種電装設備等21を設けるようにしてもよい。この場
合には、コネクタ23,26の接続を解くことにより、
ベースプレート上の各種電装設備等21を取り出すこと
が可能となり、各種電装設備等21の保守等が容易化す
る、という利点がある。第2に、独立空間18を形成す
る天板8は、図示例では固定されたものよりなっている
が、これによらず、天板8を、奥板10や側板7上に対
し開閉可能とし、もって、その開閉により各種電装設備
等21の保守等が容易化する、という利点がある。第3
に、図示例の独立空間18は、天板8と仕切板22間の
空間として形成されていたが、これによらず、天板8上
に着脱自在なボックスを設け、このボックス内を独立空
間18として、各種電装設備等21を収納,配設するこ
とも考えられる。この場合も、コネクタ23,26の接
続を解くことにより、ボックスごと各種電装設備等21
を取り外すことができ、その保守等が容易化するという
利点がある。
【0020】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このヒーターH付のト
レイ4は、航空機等に搭載されるヒーティングカート1
の外箱2内に、ガイドレール3を利用して上下多段に収
納され、その上に載せられた食器A内の料理等の食品B
を、ヒートアップする。すなわち各トレイ4は、それぞ
れのヒーターHが、各種電装設備等21やパンタグラフ
Pを介し、通電されて発熱することにより、料理等の食
品Bを加熱する。そして、食事の提供サービスに際し、
このように加熱されて一様に暖められ保温されたり調理
され、もってヒートアップされたヒーティングカート1
内の料理等の食品Bは、カート側コネクタ16と電源側
コネクタ17間の接続が解かれた後、ヒーティングカー
ト1がギャレーから乗客の座席へと移動され、もって乗
客に提供される。
いる。そこで以下のようになる。このヒーターH付のト
レイ4は、航空機等に搭載されるヒーティングカート1
の外箱2内に、ガイドレール3を利用して上下多段に収
納され、その上に載せられた食器A内の料理等の食品B
を、ヒートアップする。すなわち各トレイ4は、それぞ
れのヒーターHが、各種電装設備等21やパンタグラフ
Pを介し、通電されて発熱することにより、料理等の食
品Bを加熱する。そして、食事の提供サービスに際し、
このように加熱されて一様に暖められ保温されたり調理
され、もってヒートアップされたヒーティングカート1
内の料理等の食品Bは、カート側コネクタ16と電源側
コネクタ17間の接続が解かれた後、ヒーティングカー
ト1がギャレーから乗客の座席へと移動され、もって乗
客に提供される。
【0021】さて、このヒーティングカート1の上部構
造では、上部に独立空間18が付設されると共に、カー
ト側コネクタ16と内部に収納された各トレイ4のヒー
トアップ用の各ヒーターHとの間に介装される、各種電
装設備等21が、集合,ユニット化されている。そし
て、このように集合,ユニット化されたノイズフィルタ
19,コネクタ23,スイッチ20,表示ランプ24,
ヒューズ25,コネクタ26等の各種電装設備等21
が、専用の独立空間18内に配設されている。そこで、
このようなヒーティングカート1の上部構造によると、
次の第1,第2,第3,第4のようになる。
造では、上部に独立空間18が付設されると共に、カー
ト側コネクタ16と内部に収納された各トレイ4のヒー
トアップ用の各ヒーターHとの間に介装される、各種電
装設備等21が、集合,ユニット化されている。そし
て、このように集合,ユニット化されたノイズフィルタ
19,コネクタ23,スイッチ20,表示ランプ24,
ヒューズ25,コネクタ26等の各種電装設備等21
が、専用の独立空間18内に配設されている。そこで、
このようなヒーティングカート1の上部構造によると、
次の第1,第2,第3,第4のようになる。
【0022】第1に、上部の専用の独立空間18内に、
集合,ユニット化された各種電装設備等21が配設され
ているので、各種電装設備等21が、下部のカート本体
内に収納されたトレイ4のヒーターHの通電,発熱によ
る熱から、確実に遮断,断熱されるようになる。
集合,ユニット化された各種電装設備等21が配設され
ているので、各種電装設備等21が、下部のカート本体
内に収納されたトレイ4のヒーターHの通電,発熱によ
る熱から、確実に遮断,断熱されるようになる。
【0023】第2に、ヒーティングカート1は食品Bを
扱うことに鑑み、使用の度に、事後その内外が水洗いさ
れる。その際、各種電装設備等21は、上部の専用の独
立空間18内に、集合,ユニット化されて配設,収納さ
れているので、容易かつ確実に防水され、水洗いの水に
よる悪影響を受けることはない。
扱うことに鑑み、使用の度に、事後その内外が水洗いさ
れる。その際、各種電装設備等21は、上部の専用の独
立空間18内に、集合,ユニット化されて配設,収納さ
れているので、容易かつ確実に防水され、水洗いの水に
よる悪影響を受けることはない。
【0024】第3に、ノイズフィルタ19,コネクタ2
3,26,スイッチ20,表示ランプ24,ヒューズ2
5等の各種電装設備等21は、個々独立ではなく、集
合,ユニット化されている。そこで、これらの生産性が
向上し、コスト面にも優れるようになる。
3,26,スイッチ20,表示ランプ24,ヒューズ2
5等の各種電装設備等21は、個々独立ではなく、集
合,ユニット化されている。そこで、これらの生産性が
向上し、コスト面にも優れるようになる。
【0025】第4に、しかもこのようなヒーティングカ
ート1の上部構造は、各種電装設備等21を集合,ユニ
ット化すると共に、外箱2の上部の天板8付近に独立空
間18を形成した構成よりなる。このように、このヒー
ティングカート1の上部構造は、簡単な構成よりなって
いる。
ート1の上部構造は、各種電装設備等21を集合,ユニ
ット化すると共に、外箱2の上部の天板8付近に独立空
間18を形成した構成よりなる。このように、このヒー
ティングカート1の上部構造は、簡単な構成よりなって
いる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るヒーティングカートの上部
構造では、以上説明したように、各種電装設備等を集
合,ユニット化すると共に、上部の専用の独立空間内に
配設するようにしたことにより、次の効果を発揮する。
構造では、以上説明したように、各種電装設備等を集
合,ユニット化すると共に、上部の専用の独立空間内に
配設するようにしたことにより、次の効果を発揮する。
【0027】第1に、断熱性が向上する。すなわち、こ
のヒーティングカートの上部構造では、上部の専用の独
立空間内に、集合,ユニット化された各種電装設備等が
配設されているので、各種電装設備等を天板付近に個々
独立に配設していたこの種従来例に比し、各種電装設備
等が確実に断熱され、熱による悪影響を受けにくくな
る。特に、ヒートアップ専用のヒーティングカートにあ
っては、下部のカート本体内が全体的に高温で加熱され
ることに鑑み、その意義は大きい。
のヒーティングカートの上部構造では、上部の専用の独
立空間内に、集合,ユニット化された各種電装設備等が
配設されているので、各種電装設備等を天板付近に個々
独立に配設していたこの種従来例に比し、各種電装設備
等が確実に断熱され、熱による悪影響を受けにくくな
る。特に、ヒートアップ専用のヒーティングカートにあ
っては、下部のカート本体内が全体的に高温で加熱され
ることに鑑み、その意義は大きい。
【0028】第2に、防水性も向上する。すなわち、こ
のヒーティングカートの上部構造では、上部の専用の独
立空間内に、集合,ユニット化された各種電装設備等が
配設されているので、各種電装設備等を天板付近に個々
独立に配設していたこの種従来例に比し、各種電装設備
等が確実に防水される。特に、この種のヒーティングカ
ートは使用の度に事後水洗いされ、各種電装設備等には
確実な防水性が要求されることに鑑み、その意義は大き
い。更に、ヒートアップ専用のヒーティングカートで
は、各種電装設備等が大型化・複雑化していることもあ
り、その意義は特に大きい。
のヒーティングカートの上部構造では、上部の専用の独
立空間内に、集合,ユニット化された各種電装設備等が
配設されているので、各種電装設備等を天板付近に個々
独立に配設していたこの種従来例に比し、各種電装設備
等が確実に防水される。特に、この種のヒーティングカ
ートは使用の度に事後水洗いされ、各種電装設備等には
確実な防水性が要求されることに鑑み、その意義は大き
い。更に、ヒートアップ専用のヒーティングカートで
は、各種電装設備等が大型化・複雑化していることもあ
り、その意義は特に大きい。
【0029】第3に、生産性・コスト面にも優れてい
る。すなわち、このヒーティングカートの上部構造で
は、各種電装設備等を集合,ユニット化してなるので、
各種電装設備等を天板付近に個々独立に配設していたこ
の種従来例に比し、生産性・コスト面にも優れている。
特に、ヒートアップ専用のヒーティングカートでは、各
種電装設備等が大型化・複雑化しているので、その意義
は大きい。
る。すなわち、このヒーティングカートの上部構造で
は、各種電装設備等を集合,ユニット化してなるので、
各種電装設備等を天板付近に個々独立に配設していたこ
の種従来例に比し、生産性・コスト面にも優れている。
特に、ヒートアップ専用のヒーティングカートでは、各
種電装設備等が大型化・複雑化しているので、その意義
は大きい。
【0030】第4に、しかもこれらは、簡単容易に実現
される。すなわち、このヒーティングカートの上部構造
は、各種電装設備等を集合、ユニット化すると共に、上
部に専用の独立空間を付設した構成よりなり、簡単な構
成により、上述した第1,第2,第3の各点が容易に実
現される。このように、この種従来例に存した課題がす
べて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にし
て大なるものがある。
される。すなわち、このヒーティングカートの上部構造
は、各種電装設備等を集合、ユニット化すると共に、上
部に専用の独立空間を付設した構成よりなり、簡単な構
成により、上述した第1,第2,第3の各点が容易に実
現される。このように、この種従来例に存した課題がす
べて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にし
て大なるものがある。
【図1】本発明に係るヒーティングカートの上部構造に
ついて、発明の実施の形態の説明に供し、トレイを外し
た状態のヒーティングカートの正断面説明図である。
ついて、発明の実施の形態の説明に供し、トレイを外し
た状態のヒーティングカートの正断面説明図である。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供し、トレイを外
した状態のヒーティングカートの側断面説明図である。
した状態のヒーティングカートの側断面説明図である。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、各種電装設備等の平面図であり、(2)図は、独立
空間等の斜視図である。
は、各種電装設備等の平面図であり、(2)図は、独立
空間等の斜視図である。
【図4】(1)図は、ヒーティングカートの要部の正断
面説明図であり、(2)図は、トレイの平面図である。
面説明図であり、(2)図は、トレイの平面図である。
1 ヒーティングカート 4 トレイ 5 ドア 6 キャスター 16 カート側コネクタ 17 電源側コネクタ 18 独立空間 19 ノイズフィルタ 20 スイッチ 21 各種電装設備等 A 食器 B 食品 H ヒーター
Claims (1)
- 【請求項1】 箱状をなしドアとキャスターを備えてな
り、板状をなすトレイが内部に出し入れ自在に上下多段
に収納されると共に、該トレイ上に載せられた食器内の
食品がヒートアップされる、航空機等の輸送手段搭載用
のヒーティングカートにおいて、 上部に独立空間が付設され、かつ、外部の電源側コネク
タに接続されるカート側コネクタと内部のヒートアップ
用のヒーターとの間に介装される、ノイズフィルタ,ス
イッチ,その他の各種電装設備等が、集合されてユニッ
ト化されており、 このようにユニット化された各種電装設備等が、専用の
上記独立空間内に配設されていること、を特徴とするヒ
ーティングカートの上部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22025197A JPH1146882A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ヒーティングカートの上部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22025197A JPH1146882A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ヒーティングカートの上部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1146882A true JPH1146882A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16748265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22025197A Pending JPH1146882A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ヒーティングカートの上部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1146882A (ja) |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP22025197A patent/JPH1146882A/ja active Pending
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