JP3623635B2 - ヒーティングカート用のトレイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒーティングカート用のトレイに関する。すなわち、例えば航空機内において料理のヒートアップに使用される、ヒーティングカート用のトレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば航空機内における食事の提供サービスには、従来よりカートが使用されている。この種のカートは、箱状をなしドアとキャスターを備えた外箱と、外箱の左右の側板内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイドレールと、外箱の内部に上下多段に収納され、ガイドレールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せられた食器内の食品をヒートアップする板状の各トレイと、を有してなる。
そして、ヒートアップ専用のヒーティングカートにおいて、そのトレイとしては、従来よりセラミックヒーターが使用されていた。すなわち、この種従来例のトレイとしては、セラミックスの導電性又は半導体性を利用した、発熱体たるセラミックヒーターが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわち、この種従来例のヒーティングカートでは、そのトレイとして、セラミックヒーター製の発熱体がそのまま用いられていたので、トレイが割れやすい、という問題が指摘されていた。
特に、このヒーティングカートは、例えば航空機等の輸送手段に搭載されるので、人手による取扱いが、十分にていねいという訳には行かず、どうしてもあらくなりやすい。そこで、セラミックヒーター製のトレイでは、耐振動能力や耐衝撃能力等が不足して割れやすく、電気的な故障も発生しやすい等、耐久性に問題が生じることが多々あり、例えば航空機等の輸送手段用としては適切でない、という指摘があった。
【0004】
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものであって、通電されて発熱する面状の発熱体を、メタルシート等でラミネートしたサンドイッチ構造を採用したことにより、第1に、耐久性に優れると共に、第2に、耐水性にも優れ、第3に、上下両面発熱が可能で、第4に、しかもこれらが簡単容易に実現される、ヒーティングカート用のトレイを、提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、このヒーティングカート用のトレイは、箱状をなしドアとキャスターを備えた外箱と、該外箱の左右の側板内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイドレールと、該外箱の内部に上下多段に収納され、該ガイドレールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せられた食器内の食品をヒートアップする板状の各トレイと、を有してなる、ヒーティングカートにおいて使用される。
そして該トレイが、面状をなし通電されて発熱する発熱体と、該発熱体を芯材とし上下に接合されたメタルシートと、を備えてなるサンドイッチ構造よりなり、該トレイは、該発熱体により上下両面発熱可能である。
該トレイの発熱体は、ニクロム線等の通電発熱線が折れ線状に通されたシリコンラバーヒーターよりなる。又、該トレイの上下のメタルシートは、加熱により遠赤外線を輻射可能であると共に、該発熱体の上下に接着されており、かつ、上下の該メタルシートの外周端部間には隙間が存すると共に、該隙間が、前後左右に嵌入,嵌挿,接着されたメタルシム板にて全周的に封鎖されている。
又、該トレイは、使用の度に水洗いされるものよりなる。そこで該トレイの発熱体は、耐振動能力,耐衝撃能力,耐水性に優れた、シリコンにて該通電発熱線がモールドされると共に、上下の該メタルシートや前後左右の該メタルシム板にて覆われラミネートされて、保護されている。
そして、該トレイ上に載せられた該食器内の食品は、下の該トレイからの直接的な熱伝導と、空間を介した上や左右からの対流と、上下の該トレイのメタルシートから輻射される熱線たる遠赤外線の上下からの照射と、3態様の併用により加熱されること、を特徴とする。
【0006】
さてそこで、このヒーティングカート用のトレイにあっては、次のようになる。第1に、このトレイでは、電気的な故障が発生しやすい発熱体について、まず、その通電発熱線がシリコンにてモールドされている。これと共に、このような構造よりなる発熱体が、上下のメタルシートや前後左右のメタルシム板にて覆われ、全体的にラミネートされ確実に保護されている。
そして、このようなメタルシート,メタルシム板,発熱体のシリコン等は、自体の耐振動能力や耐衝撃能力等にも優れており、割れたりすることはほとんどない。このように、このトレイは耐久性に優れている。
第2に、このトレイでは、電気部品たる発熱体について、その通電発熱線がシリコンにてモールドされると共に、このような構造の発熱体が、メタルシートやメタルシム板にて覆われラミネートされている。
このように発熱体が、シリコンでモールドされ、更にメタルシートやメタルシム板にてラミネートされているので、このトレイは、耐水性にも優れている。この点は、このヒーティングカートそしてトレイが、使用の度に水洗いされるものであることに鑑み、特に意義が大きい。
第3に、このトレイは、発熱体の上下にメタルシートを接合したサンドイッチ構造よりなり、上下両面発熱も容易に可能であり、食器内の料理等の食品に対し、(1)下からの熱伝導や、(2)上や左右からの対流や、(3)上下からの遠赤外線の照射等により、効果的な加熱そして効率的なヒートアップが可能となる。
第4に、しかもこのトレイは、発熱体をメタルシートやメタルシム板で覆いラミネートした、簡単な構成よりなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図面に基づいて詳細に説明する。図1の(1)図は、本発明の実施の形態の説明に供する正断面図、図1の(2)図は、同平面図である。図2は、ヒーティングカートの要部の正断面説明図であり、図3は、ヒーティングカートの斜視図である。
【0008】
まず、図2や図3を参照しつつ、ヒーティングカート1について述べる。このヒーティングカート1は、ヒーティング専用のカートであり、次の外箱2,ガイドレール3,トレイ4等を、有してなる。
すなわち、箱状をなしドア5とキャスター6を備えた外箱2と、外箱2の左右の側板7内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイドレール3と、外箱2の内部に上下多段に収納され、ガイドレール3にて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せられた食器A内の食品Bをヒートアップする板状の各トレイ4と、を有してなる。
【0009】
このようなヒーティングカート1について、更に詳述する。このヒーティングカート1は、例えば航空機の機内や新幹線の車内等において、乗員が座席の乗客に対し、食事の提供サービスを実施する際に使用される。
そして、まずヒーティングカート1の外箱2は、天板8,床板9,左右の側板7,奥板10等を備え、前面が開放された箱状をなし、開放された前面にドア5がヒンジ11にて取り付けられると共に、床板9の四隅下にキャスター6が付設されており、手で押して移動される。
外箱2の天板8,床板9,側板7,奥板10,ドア5等には、それぞれ断熱構造のパネルが用いられ、これらが、上下,左右,前後等に骨組として配されたアルミ製等のコーナー型材に、組み付けられている。なお、図示したヒーティングカート1の外箱2は、このような単体構造よりなっているが、インナーケースを内部に備えた2重構造の外箱2も可能である。
【0010】
そして、外箱2の左右の側板7の内面に、ガイドレール3が、左右で高さレベルを揃え左右対向しつつ、上下多段に固設されており、図示のガイドレール3は、上下でトレイ4の左右端部を挟み込むようになっている。
そして、このような左右のガイドレール3間に、板状のトレイ4が、出し入れ自在な棚として保持され、このトレイ4上に、食品Bの食器Aが載せられるようになっている。
例えば、左右のガイドレール3そしてトレイ4が上下12段に配設され、1段のトレイ4上には、食品Bの食器Aが、前後左右に2個ずつ計4個載せられるようになっている。
航空機の場合、食器A内の食品Bとしては、メインディッシュの料理や御飯が代表的であり、この料理は主に肉料理や魚料理であり、アントレやミールとも称される。そして、このような料理等の食品Bは、まず、地上で事前に加熱調理済とされ事後の航空機内等での乗客への提供サービスに際し、ヒーティングカート1内での加熱により、暖められ保温,ヒートアップされる場合もあるが、これによらず、航空機内等での乗客への提供サービスに際し、ヒーティングカート1内での加熱により、初めて加熱調理,ヒートアップされる場合もある。なお食器Aは、蓋付となっていることが多い。ヒーティングカート1は、このようになっている。
【0011】
次に、図1を参照しつつ、トレイ4について述べる。トレイ4は、上述したようにヒーティングカート1に収納されて使用されるが、このトレイ4は、面状をなし通電されて発熱する発熱体12と、発熱体12を芯材とし上下に接合されたメタルシート13と、を備えてなるサンドイッチ構造よりなる。
具体的には、トレイ4の発熱体12は、ニクロム線等の通電発熱線が折れ線状に通された、シリコンラバーヒーターよりなる。トレイ4のメタルシート13は、発熱体12の上下に接着剤14にて接着されている。そして、上下のメタルシート13の外周間には隙間Cが存すると共に、この隙間Cが、接着剤14にて接着されたメタルシム板15にて、全周的に封鎖されている。
【0012】
このようなトレイ4について、更に詳述する。トレイ4の発熱体12は、ニクロム線等の通電発熱線が、平面的に例えば前後に折れ線状に迂回しつつ左右に通されると共に、このような通電発熱線が、耐候性や絶縁性を備えたシリコンラバーにてモールドされた、面状をなす。
トレイ4のメタルシート13は、平板状をなし、面状をなす発熱体12の上下に、例えばシリコン製の接着剤14にて、接着により接合されている。
このメタルシート13は、例えばアルミ製よりなり、その外表面には、加熱により熱線たる遠赤外線を輻射するように、例えばシリカその他の物質を含有すべく表面加工が施されているが、メタルシート13自体(外表面ではなく内部)にシリカその他の物質を含有させ、もって加熱により熱線たる遠赤外線を輻射可能としてもよい。
【0013】
ところで、上下のメタルシート13は、相互の前後・左右寸法が同寸法よりなると共に、芯材たる発熱体12より一回り大きな前後・左右寸法よりなる。もって、発熱体12を芯材として接着された上下のメタルシート13相互間には、外周端部に隙間Cが形成されている。
しかしながら、この隙間Cは、前後左右で計4本のアルミ製のメタルシム板15にて、封鎖されている。つまり、上下のメタルシート13の外周間の隙間Cには、メタルシム板15が嵌入されると共に、この嵌挿されたメタルシム板15が、上下のメタルシート13の内側や発熱体12の外側に対し、接着剤14にて接着により接合されている。
なお図示例では、このようなメタルシム板15が上下のメタルシート13間に、より確実に接合されるように、更にリベット16が使用されており、上下のメタルシート13とメタルシム板15間が、リベット16にて固着されている。
【0014】
そして、このようなトレイ4については、その発熱体12の通電発熱線に接続された接点端子17(図1の(2)図を参照)が、外箱2側に設けられたパンタグラフ構造の接点端子(図示せず)、更には外箱2内等に付設された配線等を介し、カート側コネクタ18(図3を参照)に接続されている。そして、このカート側コネクタ18が、機内のギャレー側に付設された電源側コネクタ19に接続され、もって、トレイ4の発熱体12の通電発熱線を、通電可能となっている。なお第1に、図示例では、図1の(2)図中に示したように、このような発熱体12,上下のメタルシート13,前後左右のメタルシム板15等にて、トレイ4の本体部分が構成されており、このようなトレイ4の本体部分の外周に、枠20が、スクリューや接着剤を用い一体的に固設されている。
なお第2に、図示例では、図1の(2)図中に示したように、トレイ4側の接点端子17は、トレイ4の後端に3個設けられているが、これによらず、トレイ4の側端に設けてもよく、又、2個設けるようにしてもよい。勿論これらに対応すべく、外箱2側の接点端子の配設位置や個数が設定される。
なお第3に、図示例では、図3中に示したように、ヒーティングカート1側のカート側コネクタ18が前後に2個設けられているが、これによらず、前後いずれか1個でもよく、勿論これに対応すべく、電源側コネクタ19も配設されることになる。トレイ4は、このようになっている。
【0015】
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。このトレイ4は、例えば航空機等に搭載されるヒーティングカート1の外箱2内に、ガイドレール3を利用して上下多段に収納され、その上に載せられた食器A内の料理等の食品Bを、ヒートアップする。
すなわちトレイ4は、その発熱体12が通電されて発熱することにより、料理等の食品Bを加熱する。そして、このような加熱方式としては、(1)トレイ4上に料理等の食品Bの食器Aが載せられ接していることによる、下からの直接的な熱伝導や、(2)トレイ4と料理等の食品Bとの間の空間を介した、上や左右からの対流や、(3)トレイ4のメタルシート13から輻射される遠赤外線による、料理等の食品Bへの上や下からの熱線として照射、等の3態様が併用されている。
そして、食事の提供サービスに際し、このように加熱されて、一様に暖められ保温されたり調理され、もってヒートアップされたヒーティングカート1内の料理等の食品Bは、カート側コネクタ18と電源側コネクタ19間の接続が解かれた後、ヒーティングカート1が、例えばギャレーから乗客の座席へと移動され、もって乗客に提供される。
【0016】
さて、このヒーティングカート1のトレイ4は、通電されて発熱する面状の発熱体12を、上下に接合されたメタルシート13でラミネートしたサンドイッチ構造よりなる。そしてトレイ4は、発熱体12がシリコンラバーヒーターよりなり、メタルシート13がその上下に接着され、メタルシート13の外周の隙間Cがメタルシム板15の接着により、全周的に封鎖されている。
つまり、このトレイ4は、その発熱体12が、上下・前後・左右のいずれの面をとっても、メタルシート13更にはメタルシム板15にて覆われ、ラミネートされている。
さてそこで、このヒーティングカート1用のトレイ4にあっては、次の第1,第2,第3,第4のようになる。
【0017】
第1に、このトレイ4では、電気的な故障が発生しやすい発熱体12について、まず、その通電発熱線がシリコンにてモールドされている。これと共に、このような構造よりなる発熱体12が、上下のメタルシート13や前後・左右のメタルシム板15にて覆われ、全体的にラミネートされ確実に保護されている。
そして、このようなメタルシート13やメタルシム板15、更には発熱体12のシリコン等は、自体の耐振動能力や耐衝撃能力等にも優れており、割れたりすることはほとんどない。
【0018】
第2に、このトレイ4では、電気部品たる発熱体12について、その通電発熱線がシリコンにてモールドされると共に、このような構造の発熱体12が、メタルシート13やメタルシム板15にて覆われラミネートされている。
このように発熱体12が、シリコンでモールドされ、更にメタルシート13やメタルシム板15にてラミネートされているので、このトレイ4は、耐水性にも優れている。
【0019】
第3に、このトレイ4は、発熱体12の上下にメタルシート13を接合したサンドイッチ構造よりなる。
そこで、上下両面から発熱するようにすることも容易に可能であり、もって前述したように、食器A内の料理等の食品Bに対し、(1)下からの熱伝導や、(2)上や左右からの対流や、(3)上下からの遠赤外線の照射、等により、効果的な加熱そして効率的なヒートアップが可能となる。
【0020】
第4に、しかもこのトレイ4は、発熱体12をメタルシート13やメタルシム板15で覆いラミネートした、簡単な構成よりなる。
【0021】
【発明の効果】
本発明に係るヒーティングカート用のトレイは、以上説明したように、通電されて発熱する面状の発熱体を、メタルシート等でラミネートしたサンドイッチ構造を採用したことにより、次の効果を発揮する。
【0022】
第1に、耐久性に優れている。このヒーティングカート用のトレイでは、故障しやすい電気部品たる発熱体が、メタルシート等でラミネートされ確実に保護されると共に、メタルシート等は、自体の耐振動能力や耐衝撃能力等にも優れている。すなわち、前述したこの種従来例のトレイ、つまり、セラミックヒーター製の発熱体をそのまま用いたトレイのように、耐振動能力や耐衝撃能力等が不足し、割れやすく、電気的な故障が発生しやすかった事態は、回避される。
このように、このヒーティングカート用のトレイは、割れにくく電気的な故障も防止される等、耐久性に優れている。このことは、ヒーティングカートが、例えば航空機等の輸送手段に搭載される等、人手による取扱いが十分にていねいという訳には行かず、どうしてもあらくなりやすいことに鑑み、特に意義が大きい。
【0023】
第2に、耐水性にも優れている。すなわち、このヒーティングカート用のトレイでは、電気部品たる発熱体がメタルシートでラミネートされ、確実に保護されており、耐水性に優れている。この点は、ヒーティングカートそしてトレイが、使用の度に水洗いされることに鑑み、特に意義が大きい。
【0024】
第3に、上下両面発熱も可能である。すなわち、このヒーティングカート用のトレイは、発熱体の上下にメタルシートを接合したサンドイッチ構造よりなるので、上下両面からの発熱も容易に可能であり、効率的なヒートアップが可能となる。
【0025】
第4に、しかもこれらは、簡単容易に実現される。すなわち、このヒーティングカート用のトレイは、発熱体をメタルシート等でラミネートしたサンドイッチ構造よりなり、簡単な構成により、上述した第1,第2,第3の各点が、容易に実現される。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒーティングカート用のトレイについて、発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は正断面図、(2)図は平面図である。
【図2】ヒーティングカートの要部の正断面説明図である。
【図3】ヒーティングカートの斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒーティングカート
2 外箱
3 ガイドレール
4 トレイ
5 ドア
6 キャスター
7 側板
8 天板
9 床板
10 奥板
11 ヒンジ
12 発熱体
13 メタルシート
14 接着剤
15 メタルシム板
16 リベット
17 接点端子
18 カート側コネクタ
19 電源側コネクタ
20 枠
A 食器
B 食品
C 隙間
Claims (1)
- 箱状をなしドアとキャスターを備えた外箱と、該外箱の左右の側板内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイドレールと、該外箱の内部に上下多段に収納され、該ガイドレールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せられた食器内の食品をヒートアップする板状の各トレイと、を有してなる、ヒーティングカートにおいて、
該トレイが、面状をなし通電されて発熱する発熱体と、該発熱体を芯材とし上下に接合されたメタルシートと、を備えてなるサンドイッチ構造よりなり、該トレイは、該発熱体により上下両面発熱可能であり、
該トレイの発熱体は、ニクロム線等の通電発熱線が折れ線状に通されたシリコンラバーヒーターよりなり、又、該トレイの上下のメタルシートは、加熱により遠赤外線を輻射可能であると共に、該発熱体の上下に接着されており、かつ、上下の該メタルシートの外周端部間には隙間が存すると共に、該隙間が、前後左右に嵌入,嵌挿,接着されたメタルシム板にて全周的に封鎖されており、
該トレイは、使用の度に水洗いされるものであり、該トレイの発熱体は、耐振動能力,耐衝撃能力,耐水性に優れた、シリコンにて該通電発熱線がモールドされると共に、上下の該メタルシートや前後左右の該メタルシム板にて覆われラミネートされて、保護されており、
該トレイ上に載せられた該食器内の食品は、下の該トレイからの直接的な熱伝導と、空間を介した上や左右からの対流と、上下の該トレイのメタルシートから輻射される熱線たる遠赤外線の上下からの照射と、3態様の併用により加熱されること、を特徴とするヒーティングカート用のトレイ。
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JP20708397A JP3623635B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | ヒーティングカート用のトレイ |
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