JPH1140318A - ヒーティングカート用のトレイ - Google Patents

ヒーティングカート用のトレイ

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JPH1140318A
JPH1140318A JP20708397A JP20708397A JPH1140318A JP H1140318 A JPH1140318 A JP H1140318A JP 20708397 A JP20708397 A JP 20708397A JP 20708397 A JP20708397 A JP 20708397A JP H1140318 A JPH1140318 A JP H1140318A
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J39/00Heat-insulated warming chambers; Cupboards with heating arrangements for warming kitchen utensils
    • A47J39/006Heat-insulated warming chambers; Cupboards with heating arrangements for warming kitchen utensils for either storing and preparing or for preparing food on serving trays, e.g. heating, thawing, preserving

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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、割れにくく電気的な故障も防止され
る等、耐久性に優れ、第2に、耐水性にも優れ水洗いが
容易であり、第3に、上下両面発熱も可能で、第4に、
しかもこれらが簡単容易に実現される、ヒーティングカ
ート用のトレイを提案する。 【解決手段】 このヒーティングカートは、箱状をなし
ドアとキャスターを備えた外箱と、外箱の左右の側板内
面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイ
ドレールと、外箱の内部に上下多段に収納され、ガイド
レールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せ
られた食器内の食品をヒートアップする板状の各トレイ
4と、を有してなる。そしてトレイ4は、面状をなし通
電されて発熱する発熱体12と、発熱体12を芯材とし
上下に接合されたメタルシート13と、を備えたサンド
イッチ構造よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒーティングカー
ト用のトレイに関する。すなわち、例えば航空機内にお
いて料理のヒートアップに使用される、ヒーティングカ
ート用のトレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば航空機内における食事の提供サー
ビスには、従来よりカートが使用されている。この種の
カートは、箱状をなしドアとキャスターを備えた外箱
と、外箱の左右の側板内面に、左右で対をなしつつ上下
多段に固設された各ガイドレールと、外箱の内部に上下
多段に収納され、ガイドレールにて出し入れ自在に保持
されると共に、上に載せられた食器内の食品をヒートア
ップする板状の各トレイと、を有してなる。そして、ヒ
ートアップ専用のヒーティングカートにおいて、そのト
レイとしては、従来よりセラミックヒーターが使用され
ていた。すなわち、この種従来例のトレイとしては、セ
ラミックスの導電性又は半導体性を利用した、発熱体た
るセラミックヒーターが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、この種従来例のヒーティングカートでは、そのトレ
イとして、セラミックヒーター製の発熱体がそのまま用
いられていたので、トレイが割れやすい、という問題が
指摘されていた。特に、このヒーティングカートは、航
空機等の輸送手段に搭載されるものなので、人手による
取扱いが、十分にていねいという訳には行かず、どうし
てもあらくなりやすい。そこで、セラミックヒーター製
のトレイでは、耐振動能力や耐衝撃能力等が不足して割
れやすく、電気的な故障も発生しやすい等、耐久性に問
題が生じることが多々あり、航空機等の輸送手段用とし
ては適切でない、という指摘があった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、通電さ
れて発熱する面状の発熱体を、メタルシート等でラミネ
ートしたサンドイッチ構造を採用したことにより、第1
に、耐久性に優れると共に、第2に、耐水性にも優れ、
第3に、上下両面発熱が可能で、第4に、しかもこれら
が簡単容易に実現される、ヒーティングカート用のトレ
イを、提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のヒーティングカート用のトレイは、箱状をなしドアと
キャスターを備えた外箱と、該外箱の左右の側板内面
に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイド
レールと、該外箱の内部に上下多段に収納され、該ガイ
ドレールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載
せられた食器内の食品をヒートアップする板状の各トレ
イと、を有してなり、航空機等の輸送手段搭載用として
用いられるヒーティングカートにおける、トレイに関す
る。そして該トレイが、面状をなし通電されて発熱する
発熱体と、該発熱体を芯材とし上下に接合されたメタル
シートと、を備えてなるサンドイッチ構造よりなるこ
と、を特徴とする。次に、請求項2については次のとお
り。すなわち、この請求項2にヒーティングカート用の
トレイは、請求項1に記載したヒーティングカート用の
トレイにおいて、該トレイの発熱体は、ニクロム線等の
通電発熱線が折れ線状に通されたシリコンラバーヒータ
ーよりなり、該トレイのメタルシートは、該発熱体の上
下に接着されており、かつ、上下の該メタルシートの外
周間には隙間が存すると共に、該隙間が、接着されたメ
タルシム板にて全周的に封鎖されていること、を特徴と
する。
【0006】このように、このトレイは、航空機等に搭
載されるヒーティングカート内に、ガイドレールを利用
して上下多段に収納され、もって食器内の食品をヒート
アップする。そして、通電されて発熱する面状の発熱体
を、上下に接合されたメタルシートでラミネートした、
サンドイッチ構造よりなる。請求項2のトレイは、発熱
体がシリコンラバーヒーターよりなり、メタルシートが
その上下に接着され、メタルシートの外周間の隙間が、
接着されたメタルシム板にて封鎖されている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に基づいて詳
細に説明する。図1の(1)図は、本発明の実施の形態
の説明に供する正断面図、図1の(2)図は、同平面図
である。図2は、ヒーティングカートの要部の正断面説
明図であり、図3は、ヒーティングカートの斜視図であ
る。
【0008】まず、図2や図3を参照しつつ、ヒーティ
ングカート1について述べる。このヒーティングカート
1は、航空機等の輸送手段搭載用であると共に、ヒーテ
ィング専用のカートであり、次の外箱2,ガイドレール
3,トレイ4等を、有してなる。すなわち、箱状をなし
ドア5とキャスター6を備えた外箱2と、外箱2の左右
の側板7内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設さ
れた各ガイドレール3と、外箱2の内部に上下多段に収
納され、ガイドレール3にて出し入れ自在に保持される
と共に、上に載せられた食器A内の食品Bをヒートアッ
プする板状の各トレイ4と、を有してなる。
【0009】このようなヒーティングカート1につい
て、更に詳述する。このヒーティングカート1は、例え
ば航空機の機内や新幹線の車内等において、乗員が座席
の乗客に対し、食事の提供サービスを実施する際に使用
される。そして、まずヒーティングカート1の外箱2
は、天板8,床板9,左右の側板7,奥板10等を備
え、前面が開放された箱状をなし、開放された前面にド
ア5がヒンジ11にて取り付けられると共に、床板9の
四隅下にキャスター6が付設されており、手で押して移
動される。外箱2の天板8,床板9,側板7,奥板1
0,ドア5等には、それぞれ断熱構造のパネルが用いら
れ、これらが、上下,左右,前後等に骨組として配され
たアルミ製等のコーナー型材に、組み付けられている。
なお、図示したヒーティングカート1の外箱2は、この
ような単体構造よりなっているが、インナーケースを内
部に備えた2重構造の外箱2も可能である。
【0010】そして、外箱2の左右の側板7の内面に、
ガイドレール3が、左右で高さレベルを揃え左右対向し
つつ、上下多段に固設されており、図示のガイドレール
3は、上下でトレイ4の左右端部を挟み込むようになっ
ている。そして、このような左右のガイドレール3間
に、板状のトレイ4が、出し入れ自在な棚として保持さ
れ、このトレイ4上に、食品Bの食器Aが載せられるよ
うになっている。例えば、左右のガイドレール3そして
トレイ4が上下12段に配設され、1段のトレイ4上に
は、食品Bの食器Aが、前後左右に2個ずつ計4個載せ
られるようになっている。航空機の場合、食器A内の食
品Bとしては、メインディッシュの料理や御飯が代表的
であり、この料理は主に肉料理や魚料理であり、アント
レやミールとも称される。そして、このような料理等の
食品Bは、まず、地上で事前に加熱調理済とされ事後の
航空機内等での乗客への提供サービスに際し、ヒーティ
ングカート1内での加熱により、暖められ保温,ヒート
アップされる場合もあるが、これによらず、航空機内等
での乗客への提供サービスに際し、ヒーティングカート
1内での加熱により、初めて加熱調理,ヒートアップさ
れる場合もある。なお食器Aは、蓋付となっていること
が多い。ヒーティングカート1は、このようになってい
る。
【0011】次に、図1を参照しつつ、トレイ4につい
て述べる。トレイ4は、上述したようにヒーティングカ
ート1に収納されて使用されるが、このトレイ4は、面
状をなし通電されて発熱する発熱体12と、発熱体12
を芯材とし上下に接合されたメタルシート13と、を備
えてなるサンドイッチ構造よりなる。具体的には、トレ
イ4の発熱体12は、ニクロム線等の通電発熱線が折れ
線状に通された、シリコンラバーヒーターよりなる。ト
レイ4のメタルシート13は、発熱体12の上下に接着
剤14にて接着されている。そして、上下のメタルシー
ト13の外周間には隙間Cが存すると共に、この隙間C
が、接着剤14にて接着されたメタルシム板15にて、
全周的に封鎖されている。
【0012】このようなトレイ4について、更に詳述す
る。トレイ4の発熱体12は、ニクロム線等の通電発熱
線が、平面的に例えば前後に折れ線状に迂回しつつ左右
に通されると共に、このような通電発熱線が、耐候性や
絶縁性を備えたシリコンラバーにてモールドされた、面
状をなす。トレイ4のメタルシート13は、平板状をな
し、面状をなす発熱体12の上下に、例えばシリコン製
の接着剤14にて、接着により接合されている。このメ
タルシート13は、例えばアルミ製よりなり、その外表
面には、加熱により熱線たる遠赤外線を輻射するよう
に、例えばシリカその他の物質を含有すべく表面加工が
施されているが、メタルシート13自体(外表面ではな
く内部)にシリカその他の物質を含有させ、もって加熱
により熱線たる遠赤外線を輻射可能としてもよい。
【0013】ところで、上下のメタルシート13は、相
互の前後・左右寸法が同寸法よりなると共に、芯材たる
発熱体12より一回り大きな前後・左右寸法よりなる。
もって、発熱体12を芯材として接着された上下のメタ
ルシート13相互間には、外周端部に隙間Cが形成され
ている。しかしながら、この隙間Cは、前後左右で計4
本のアルミ製のメタルシム板15にて、封鎖されてい
る。つまり、上下のメタルシート13の外周間の隙間C
には、メタルシム板15が嵌入されると共に、この嵌挿
されたメタルシム板15が、上下のメタルシート13の
内側や発熱体12の外側に対し、接着剤14にて接着に
より接合されている。なお図示例では、このようなメタ
ルシム板15が上下のメタルシート13間に、より確実
に接合されるように、更にリベット16が使用されてお
り、上下のメタルシート13とメタルシム板15間が、
リベット16にて固着されている。
【0014】そして、このようなトレイ4については、
その発熱体12の通電発熱線に接続された接点端子17
(図1の(2)図を参照)が、外箱2側に設けられたパ
ンタグラフ構造の接点端子(図示せず)、更には外箱2
内等に付設された配線等を介し、カート側コネクタ18
(図3を参照)に接続されている。そして、このカート
側コネクタ18が、機内のギャレー側に付設された電源
側コネクタ19に接続され、もって、トレイ4の発熱体
12の通電発熱線を、通電可能となっている。なお第1
に、図示例では、図1の(2)図中に示したように、こ
のような発熱体12,上下のメタルシート13,前後左
右のメタルシム板15等にて、トレイ4の本体部分が構
成されており、このようなトレイ4の本体部分の外周
に、枠20が、スクリューや接着剤を用い一体的に固設
されている。なお第2に、図示例では、図1の(2)図
中に示したように、トレイ4側の接点端子17は、トレ
イ4の後端に3個設けられているが、これによらず、ト
レイ4の側端に設けてもよく、又、2個設けるようにし
てもよい。勿論これらに対応すべく、外箱2側の接点端
子の配設位置や個数が設定される。なお第3に、図示例
では、図3中に示したように、ヒーティングカート1側
のカート側コネクタ18が前後に2個設けられている
が、これによらず、前後いずれか1個でもよく、勿論こ
れに対応すべく、電源側コネクタ19も配設されること
になる。トレイ4は、このようになっている。
【0015】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このトレイ4は、航空
機等に搭載されるヒーティングカート1の外箱2内に、
ガイドレール3を利用して上下多段に収納され、その上
に載せられた食器A内の料理等の食品Bを、ヒートアッ
プする。すなわちトレイ4は、その発熱体12が通電さ
れて発熱することにより、料理等の食品Bを加熱する。
そして、このような加熱方式としては、トレイ4上に
料理等の食品Bの食器Aが載せられ接していることによ
る、下からの直接的な熱伝導や、トレイ4と料理等の
食品Bとの間の空間を介した、上や左右からの対流や、
トレイ4のメタルシート13から輻射される遠赤外線
による、料理等の食品Bへの上や下からの熱線として照
射、等の3態様が併用されている。そして、食事の提供
サービスに際し、このように加熱されて、一様に暖めら
れ保温されたり調理され、もってヒートアップされたヒ
ーティングカート1内の料理等の食品Bは、カート側コ
ネクタ18と電源側コネクタ19間の接続が解かれた
後、ヒーティングカート1がギャレーから乗客の座席へ
と移動され、もって乗客に提供される。
【0016】さて、このヒーティングカート1のトレイ
4は、通電されて発熱する面状の発熱体12を、上下に
接合されたメタルシート13でラミネートしたサンドイ
ッチ構造よりなる。そして図示例のトレイ4は、発熱体
12がシリコンラバーヒーターよりなり、メタルシート
13がその上下に接着され、メタルシート13の外周の
隙間Cがメタルシム板15の接着により、全周的に封鎖
されている。つまり、このトレイ4は、その発熱体12
が、上下・前後・左右のいずれの面をとっても、メタル
シート13更にはメタルシム板15にて覆われ、ラミネ
ートされている。さてそこで、このヒーティングカート
1用のトレイ4にあっては、次の第1,第2,第3,第
4のようになる。
【0017】第1に、このトレイ4では、電気的な故障
が発生しやすい発熱体12について、まず、その通電発
熱線がシリコンにてモールドされている。これと共に、
このような構造よりなる発熱体12が、上下のメタルシ
ート13や前後・左右のメタルシム板15にて覆われ、
全体的にラミネートされ確実に保護されている。そし
て、このようなメタルシート13やメタルシム板15、
更には発熱体12のシリコン等は、自体の耐振動能力や
耐衝撃能力等にも優れており、割れたりすることはほと
んどない。
【0018】第2に、このトレイ4では、電気部品たる
発熱体12について、その通電発熱線がシリコンにてモ
ールドされると共に、このような構造の発熱体12が、
メタルシート13やメタルシム板15にて覆われラミネ
ートされている。このように発熱体12が、シリコンで
モールドされ、更にメタルシート13やメタルシム板1
5にてラミネートされているので、このトレイ4は、耐
水性にも優れている。
【0019】第3に、このトレイ4は、発熱体12の上
下にメタルシート13を接合したサンドイッチ構造より
なる。そこで、上下両面から発熱するようにすることも
容易に可能であり、もって前述したように、食器A内の
料理等の食品Bに対し、下からの熱伝導や、上や左
右からの対流や、上下からの遠赤外線の照射、等によ
り、効果的な加熱,効率的なヒートアップが可能とな
る。
【0020】第4に、しかもこのトレイ4は、発熱体1
2をメタルシート13やメタルシム板15で覆いラミネ
ートした、簡単な構成よりなる。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るヒーティングカート用のト
レイは、以上説明したように、通電されて発熱する面状
の発熱体を、メタルシート等でラミネートしたサンドイ
ッチ構造を採用したことにより、次の効果を発揮する。
【0022】第1に、耐久性に優れている。このヒーテ
ィングカート用のトレイでは、故障しやすい電気部品た
る発熱体が、メタルシート等でラミネートされ確実に保
護されると共に、メタルシート等は、自体の耐振動能力
や耐衝撃能力等にも優れている。すなわち、前述したこ
の種従来例のトレイ、つまり、セラミックヒーター製の
発熱体をそのまま用いたトレイのように、耐振動能力や
耐衝撃能力等が不足し、割れやすく、電気的な故障が発
生しやすかった事態は、回避される。このように、この
ヒーティングカート用のトレイは、割れにくく電気的な
故障も防止される等、耐久性に優れている。このこと
は、ヒーティングカートが航空機等の輸送手段に搭載さ
れ、人手による取扱いが十分にていねいという訳には行
かず、どうしてもあらくなりやすいことに鑑み、特に意
義が大きい。
【0023】第2に、耐水性にも優れている。すなわ
ち、このヒーティングカート用のトレイでは、電気部品
たる発熱体がメタルシートでラミネートされ、確実に保
護されており、耐水性に優れている。この点は、ヒーテ
ィングカートそしてトレイが、使用の度に水洗いされる
ことに鑑み、特に意義が大きい。
【0024】第3に、上下両面発熱も可能である。すな
わち、このヒーティングカート用のトレイは、発熱体の
上下にメタルシートを接合したサンドイッチ構造よりな
るので、上下両面からの発熱も容易に可能であり、効率
的なヒートアップが可能となる。
【0025】第4に、しかもこれらは、簡単容易に実現
される。すなわち、このヒーティングカート用のトレイ
は、発熱体をメタルシート等でラミネートしたサンドイ
ッチ構造よりなり、簡単な構成により、上述した第1,
第2,第3の各点が、容易に実現される。このように、
この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発
明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒーティングカート用のトレイに
ついて、発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は正
断面図、(2)図は平面図である。
【図2】ヒーティングカートの要部の正断面説明図であ
る。
【図3】ヒーティングカートの斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒーティングカート 2 外箱 3 ガイドレール 4 トレイ 5 ドア 6 キャスター 7 側板 8 天板 9 床板 10 奥板 11 ヒンジ 12 発熱体 13 メタルシート 14 接着剤 15 メタルシム板 16 リベット 17 接点端子 18 カート側コネクタ 19 電源側コネクタ 20 枠 A 食器 B 食品 C 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状をなしドアとキャスターを備えた外
    箱と、該外箱の左右の側板内面に、左右で対をなしつつ
    上下多段に固設された各ガイドレールと、該外箱の内部
    に上下多段に収納され、該ガイドレールにて出し入れ自
    在に保持されると共に、上に載せられた食器内の食品を
    ヒートアップする板状の各トレイと、を有してなる、航
    空機等の輸送手段搭載用のヒーティングカートにおい
    て、 該トレイが、面状をなし通電されて発熱する発熱体と、
    該発熱体を芯材とし上下に接合されたメタルシートと、
    を備えてなるサンドイッチ構造よりなること、を特徴と
    するヒーティングカート用のトレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したヒーティングカート
    用のトレイにおいて、該トレイの発熱体は、ニクロム線
    等の通電発熱線が折れ線状に通されたシリコンラバーヒ
    ーターよりなり、該トレイのメタルシートは、該発熱体
    の上下に接着されており、かつ、上下の該メタルシート
    の外周間には隙間が存すると共に、該隙間が、接着され
    たメタルシム板にて全周的に封鎖されていること、を特
    徴とするヒーティングカート用のトレイ。
JP20708397A 1997-07-16 1997-07-16 ヒーティングカート用のトレイ Expired - Lifetime JP3623635B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312642A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Terumo Kogyo:Kk 調理器具
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KR100427525B1 (ko) * 2002-04-30 2004-04-28 위니아만도 주식회사 발열소자를 이용한 프리히터의 방열판 조립구조
JP2017224404A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 株式会社オルセン ヒータープレート
CN109832968A (zh) * 2017-11-28 2019-06-04 中山市隆昶兴厨房设备有限公司 一种电热保温汤饭车

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