JPH1146848A - 化粧料容器 - Google Patents

化粧料容器

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JPH1146848A
JPH1146848A JP9221179A JP22117997A JPH1146848A JP H1146848 A JPH1146848 A JP H1146848A JP 9221179 A JP9221179 A JP 9221179A JP 22117997 A JP22117997 A JP 22117997A JP H1146848 A JPH1146848 A JP H1146848A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧料の漏れを防止し、また適量の化粧料を
容易に取出せるようにした化粧料容器を提供することを
目的とする。 【解決手段】 メッシュ11にパフ15を載せて上蓋5
を閉めると、押付け部材20とリップ部材13とで両側
からパフ15を挟持するので、化粧料容器1の厚さを大
きく設定しても、パフ15を確実に保持固定することが
でき、化粧料17の充填量を増やすことができる。ま
た、押付け部材20を設けたことによりリップ部材13
の厚さを増さなくても、パフ15を確実に保持固定する
ことができる、化粧料容器1から化粧料17を取り出す
ときに、リップ部材13が邪魔になることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料を収納する化
粧料容器に係り、さらに詳しくは化粧料が容器の外に漏
れ出ないように構成した化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の化粧料容器の断面図で
ある。主としてファンデーションのような化粧料を収納
するコンパクト等の化粧料容器は、粉末状やペースト状
の化粧料100を収納した中皿101と、中皿101内
に配設したメッシュ部材102を備えており、このメッ
シュ部材102は、リング状の枠体102a内にメッシ
ュ102bを張設したものであり、化粧料100の表面
に載置される状態で収められている。
【0003】このメッシュ部材102においては、枠体
102aと中皿101の内周壁101aとの間に隙間S
が存在し、メッシュ部材102は化粧料100の表面に
載っているだけなので、携帯時に化粧料容器が傾斜した
り反転したりすると、中身の化粧料100が隙間Sから
漏れ出てしまうという問題があった。
【0004】また、化粧料100を化粧料容器からパフ
で取り出そうとする際には、パフでメッシュ102bを
押圧しながらメッシュ102bの表面側に化粧料100
を透過させることになるが、このとき、メッシュ部材1
02が下方に移動するため前記同様化粧料100が隙間
Sから漏れ出てしまうという問題があった。この問題を
解消するために、メッシュ部材のメッシュ枠体をシール
材に取り替えたメッシュ部材が提案されている(特公平
6−10902号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の特公平
6−10902号公報に開示されたメッシュ部材は、メ
ッシュ枠体そのものを柔らかい弾性部材で構成するもの
であるため、メッシュを押圧するとメッシュの緊張状態
が弛んで、その緊張状態を保持することができなくな
る。
【0006】すなわち、シール部材を兼ねたメッシュ部
材が撓んでしまい、メッシュ部材が容器本体の内周壁に
均一に接触できなくなり、結果的にシール部材で容器本
体の内周壁を均一にシールすることができなくなる。こ
のことは、メッシュを押圧しない状態下においても同様
に不具合になっていた。
【0007】また、化粧料の使用にともない、メッシュ
部材が中皿の底部側に下がってくると、メッシュ部材と
化粧料容器の上蓋との間隔が大きくなる。このため、メ
ッシュ部材と化粧料容器の上蓋との間に載置してあるパ
フも下動して、パフでメッシュ部材を押さえ付けること
ができなくなる。したがって、携帯時などにメッシュ部
材及びパフがガタつき、シール部材と容器本体の内周壁
との隙間、あるいはシール部材とパフとの隙間から化粧
料が漏れ出すという問題があった。
【0008】さらに、上記のものは化粧料が少なくなっ
た時のガタつきをなくすことを考慮して、化粧料満量時
に上蓋とメッシュ部材間でパフを強く押えつけてパフを
つぶした状態にしておき、この状態で化粧料が減少した
際には、この押えつけられていたパフが復元して、化粧
料満量時と同様にパフとメッシュ部材のガタつきを防止
していた。しかしながら、パフをつぶすということは、
パフの変形や毛足のつぶれを招くため、パフに与えるダ
メージが大きいという問題があった。
【0009】この発明は、このような化粧料の漏れを防
止し、また適用の化粧料を容易に取出せるようにした化
粧料容器を提供して、上述の問題点を解消しようとする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、容
器本体に上蓋を開閉自在に取り付け、化粧料を収納でき
る凹部を容器本体内に形成し、この凹部に収納した化粧
料の上面にメッシュ部材を載置し、このメッシュ部材を
パフで押圧して化粧料をメッシュ部材の表面に透過させ
る化粧料容器において、メッシュ部材はメッシュ枠体に
メッシュを張設して構成し、このメッシュ枠体に前記凹
部の内周壁をシールする弾性変形可能なリップ部材を取
り付け、前記上蓋の内側には弾性変形可能な押付け部材
を取り付け、前記メッシュ部材上面に載置したパフをつ
ぶすことなく、化粧料満量時から、化粧料少量時に至る
まで常に前記押付け部材とリップ部材とでパフを挟持可
能にしたことを特徴とする。
【0011】上記した本発明に係る化粧料容器は、リッ
プ部材を本体の内周壁に常時接触させることができる。
したがって、化粧料容器を携帯した場合に、容器本体の
内周壁とリップ部材との隙間から化粧料が漏れ出すこと
を防止できる。
【0012】メッシュの表面にパフを載せて上蓋を閉め
ると、押付け部材とリップ部材とで両側からパフを挟持
するので、化粧料容器の厚さを大きく設定しても、パフ
を確実に固定することができる。この結果、化粧料の充
填量を増やすことができる。また、押付け部材とリップ
部材とでパフを両側から圧接するので、リップ部材の厚
さを増さなくても、パフを確実に固定することができ
る。この結果、化粧料容器から化粧料を取り出すとき
に、リップ部材が邪魔になることはない。さらに、リッ
プ部材及び押付け部材はパフよりも弾性変形し易い形状
であるため、リップ部材及び押付け部材がパフに与える
ダメージは無い。
【0013】また、メッシュ枠体にメッシュを張設状態
に取り付けることができるので、リップ部材が容器本体
の内周壁の全周に適度の圧力で均一に接触することがで
き、メッシュをパフで押圧すると、メッシュ部材が容器
本体の内周壁に沿ってスムーズに移動でき、適量の化粧
料を容易に取り出すことが可能となる。
【0014】請求項2は、押付け部材を、上蓋の内側に
取り付けた複数の落下防止爪と、これらの落下防止爪に
係止可能な受爪を備えた押付けプレートと、この押付け
プレートと上蓋との間に配置した板ばねとから構成する
ことを特徴とした。押付けプレートを使用することによ
り、この押付けプレートに鏡を取り付けることができ
る。したがって、化粧料容器の使い勝手が向上する。
【0015】請求項3は、押付け部材を、上蓋の内側に
取り付けた複数の落下防止爪と、これらの落下防止爪に
係止可能な受爪を備えた押付けプレートと、この押付け
プレートと上蓋との間に配置したコイルばねとから構成
することを特徴とした。コイルばねを使用することによ
り、押付け部材の取り付けを容易にすることができる。
また、押付けプレートにかけるばね力を容易に均一にで
きるので品質にバラツキがない。
【0016】請求項4は、押付け部材が、中央部を上蓋
から浮かせ、両端部をテーパー状に折り曲げて上蓋の内
側にスライド可能に取り付けた板ばねであることを特徴
とする。構成が簡素なのでコスト低減を図ることができ
る。
【0017】請求項5は、押付け部材を、上蓋の内側に
貼り付けた弾性体と、この弾性体に貼り付けた押付けプ
レートとから構成したことを特徴とする。上蓋の内側に
弾性体を貼り付けて、この弾性体に押付けプレートを貼
り付けるだけなので、構成を簡素にできコスト低減を図
ることができる。また、押付けプレートにかけるばね力
を均一にできるので品質にバラツキがない。
【0018】請求項6は、押付け部材が、上蓋の内側に
貼り付けた環状の弾性体であることを特徴とする。上蓋
の内側に環状の弾性体を貼り付けるだけなので、構成を
簡素にできコスト低減を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る化粧料容器
(第1実施の態様)の斜視図である。
【0020】化粧料容器1は、容器本体2と、この容器
本体2にピン4を介して転動自在に取り付けた上蓋5
と、容器本体2の凹部3内に配置したメッシュ部材10
と、このメッシュ部材10の上に載せるパフ15と、前
記上蓋5の内側に取り付けてパフ15を押圧する押付け
部材20とからなる。
【0021】容器本体2は、ピン4の反対側に係止突起
2aを備え、その上蓋5には係止突起2aに係合する係
合爪5aが備えられている(図2参照)。この係合爪5
aを係合突起2aに係止することにより、上蓋5は、容
器本体2にロック状態で閉じられることになる。
【0022】図2は本発明に係る化粧料容器(第1実施
の形態)の縦断面図である。メッシュ部材10は、容器
本体2の凹部3の化粧料17の表面を覆うメッシュ11
と、メッシュ11の周囲に取り付けられた適宜形状のメ
ッシュ枠体12と、このメッシュ枠体12に取り付けら
れたスポンジである弾性体のリップ部材13とからな
る。リップ部材13は、スポンジに限らず、不織布等そ
の他の弾性体を使用してもよい。
【0023】メッシュ枠体12とリップ部材13とは、
一般的にはリング状を呈するが、これに限らず四角形状
等適宜の形状にすることも可能である。またメッシュ枠
体12は、通常は非弾性部材で形成される。
【0024】押付け部材20は、上蓋5の内側に取り付
けた内蓋21と、この内蓋21の内壁に沿って下向きに
立設した複数の落下防止爪22…と、この落下防止爪2
2…に係止可能な受爪23…を備えた押付けプレート2
4と、この押付けプレート24と内蓋21との間に配置
した板ばね25…と、押付けプレート24に貼り付けた
鏡26とからなる。板ばね25については図3でさらに
詳しく説明する。
【0025】図3は図2のA−A線断面図である。板ば
ね25は、下端部25aを押付けプレート24に接触さ
せ、上端部25bを内蓋21に接触させたものである。
これにより、図2に示すように、押付けプレート24が
下側に押し下げられて、落下防止爪22…と受爪23…
とが係止して、押付けプレート24が所定位置に静止す
る。なお、板ばね25は鋼製ばねや樹脂性ばねを任意に
選択することができる。
【0026】前記の如く構成した、本発明に係る化粧料
容器(第1実施の形態)の作用を説明する。図4は本発
明に係る化粧料容器(第1実施の形態)から化粧料を取
り出す状態を説明した図である。先ず、化粧料17を取
り出す場合には、パフ15でメッシュ11を押圧して化
粧料17をメッシュ11の表面に透過させる。このと
き、メッシュ11をパフ15で押圧するので、メッシュ
部材10が容器本体3の凹部3の下方に移動するが、メ
ッシュ枠体12を弾性変形しない部材で形成したことに
より、リップ部材13は凹部3の内周壁3aの全周に適
度の圧力で均一に接触した状態で移動でき、リップ部材
13と凹部3の内周壁3aとの間のシール性が確保され
る。
【0027】したがって、凹部3の内周壁3aとリップ
部材13との隙間から、化粧料17が外に漏れ出る心配
は無い。なお、符号17aはメッシュ11の表面に透過
した化粧料である。
【0028】図5は本発明に係る化粧料容器(第1実施
の形態)を携帯する状態を説明した図である。化粧料容
器1を携帯する場合には、メッシュ部材10の上面にパ
フ15を載せ、上蓋5を閉じると、パフ15はメッシュ
部材10と押付け部材20とで挟持された状態で固定さ
れる。
【0029】すなわち、パフ15はスポンジであるリッ
プ部材13と押付け部材20の鏡26とで両側から圧接
される。したがって、化粧料容器1の厚さtを大きく設
定しても、パフ15を確実に保持固定することができ
る。この結果、化粧料17の充填量を増やすことができ
る。また、パフ15を両側から圧接するので、リップ部
材13の厚さを増さなくても、パフ15を確実に保持固
定することができる。この結果、図4に示すように、化
粧料容器1から化粧料17を取り出すときに、リップ部
材13が邪魔になることはない。
【0030】ところで、使用者が化粧料を使用して化粧
料が減少した場合には、その減少状態に応じてリップ部
材13のスポンジ層と押付け部材20の板ばね25とが
それぞれ復元して、パフ15は常時リップ部材13と押
付け部材20とで挟持された状態で保持固定される。こ
のため、化粧料17の漏れは無い。また、リップ部材1
3のスポンジ層は柔軟素材であり、かつ押付け部材20
は板ばね25が弾性変形するのでパフ15の変形を招来
することも無い。
【0031】次に、第2実施の形態を説明する。図6は
本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の縦断面図
である。なお、第1実施の形態と同一部材については同
一符号を付して説明を省略する。化粧料容器30の押付
け部材31は、上蓋5の内側に取り付けた内蓋21と、
この内蓋21の内壁に沿って下向きに立設した複数の落
下防止爪22…と、この落下防止爪22…に係止可能な
受爪23…を備えた押付けプレート32と、この押付け
プレート32と内蓋21との間に配置したコイルばね3
3とからなる。
【0032】すなわち、押付け部材31は、押付けプレ
ート32を下側に押付けるばねをコイルばね33とした
ことを特徴とする。コイルばね33を使用することによ
り、第1実施の形態のように複数の板ばね25…を取り
付ける手間を省くことができる。また、押付けプレート
32にかけるばね力を容易に均一にできるので品質にバ
ラツキがない。
【0033】図7は本発明に係る化粧料容器(第2実施
の形態)を携帯する状態を説明した図である。化粧料容
器30を携帯する場合には、メッシュ部材10の上面に
パフ15を載せ、上蓋5を閉じると、パフ15はメッシ
ュ部材10のリップ部材13と押付け部材31の押付け
プレート32とで挟持された状態で固定される。この結
果、第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0034】次に、第3実施の形態を説明する。図8は
本発明に係る化粧料容器(第3実施の形態)の縦断面図
である。なお、第1実施の形態と同一部材については同
一符号を付して説明を省略する。化粧料容器40の押付
け部材41は、上蓋5の内側に取り付けた板ばねで構成
される。押付け部材41は、中央部を上蓋5から浮か
せ、その両端部41a、41bを上方にテーパー状に折
り曲げたものであり、両端部41a、41bを上蓋5の
内側にスライド可能に取り付けたことを特徴とする。構
成が簡素なのでコスト低減を図ることができる。
【0035】図9は本発明に係る化粧料容器(第3実施
の形態)を携帯する状態を説明した図である。化粧料容
器40を携帯する場合には、メッシュ部材10の上面に
パフ15を載せ、上蓋5を閉じると、押付け部材41の
両端部41a、41bは上蓋5の内側に沿って外側に広
がる方向に移動する。これにより、パフ15はメッシュ
部材10のリップ部材13と押付け部材41とで挟持さ
れた状態で保持固定される。この結果、第1実施の形態
と同様の効果を得ることができる。なお、押付け部材4
1は、鋼製ばねや樹脂製ばねを任意に選択することがで
きる。
【0036】次に、第4実施の形態を説明する。図10
は本発明に係る化粧料容器(第4実施の形態)の縦断面
図である。なお、第1実施の形態と同一部材については
同一符号を付して説明を省略する。化粧料容器50の押
付け部材51は、上蓋5の内側に貼り付けたスポンジで
ある弾性体52と、この弾性体52に貼り付けた押付け
プレート53とからなることを特徴とする。
【0037】上蓋5の内側に弾性体52を貼り付けて、
この弾性体52に押付けプレート53を貼り付けるだけ
なので、構成が簡素で製造が容易になりコスト低減を図
ることができる。また、押付けプレート53に付勢する
ばね力を均一にできるので、品質にバラツキがない。
【0038】図11は本発明に係る化粧料容器(第4実
施の形態)を携帯する状態を説明した図である。化粧料
容器50を携帯する場合には、メッシュ部材10の上面
にパフ15を載せ、上蓋5を閉じると、パフ15はメッ
シュ部材10のリップ部材13と押付け部材51の押付
けプレート53とで挟持された状態で保持固定される。
この結果、第1実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0039】次に、第5実施の形態を説明する。図12
は本発明に係る化粧料容器(第5実施の形態)の縦断面
図である。なお、第1実施の形態と同一部材については
同一符号を付して説明を省略する。化粧料容器60の押
付け部材61は、上蓋5の内側に貼り付けた環状のスポ
ンジ等からなる弾性体であることを特徴とする。上蓋5
の内側に環状の弾性体からなる押付け部材61を貼り付
けるだけなので、構成が簡素で製造が容易になりコスト
低減を図ることができる。
【0040】図13は本発明に係る化粧料容器(第5実
施の形態)を携帯する状態を説明した図である。化粧料
容器60を携帯する場合には、メッシュ部材10の上面
にパフ15を載せ、上蓋5を閉じると、パフ15はメッ
シュ部材10のリップ部材13と環状の弾性体からなる
押付け部材61とで挟持された状態で固定される。この
結果、第1実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1による化粧
料容器によれば、リップ部材を本体の内周壁に常時接触
させることができる。したがって、化粧料容器を携帯し
た場合に、容器本体の内周壁とリップ部材との隙間から
化粧料が漏れ出すことを防止できる。
【0042】メッシュの表面にパフを載せて上蓋を閉め
ると、押付け部材とリップ部材とで両側からパフを挟持
するので、化粧料容器の厚さを大きく設定しても、パフ
を確実に保持固定することができる。その結果、化粧料
の充填量を増やすことができる。
【0043】また、押付け部材とリップ部材とでパフを
両側から圧接するので、リップ部材の厚さを増さなくて
も、パフを確実に保持固定することができる。その結
果、化粧料容器から化粧料を取り出すときに、リップ部
材が邪魔になることはない。さらに、リップ部材及び押
付け部材はパフよりも弾性変形し易い形状であるため、
リップ部材及び押付け部材がパフに与えるダメージは無
い。
【0044】また、メッシュ枠体にメッシュを張設状態
に取り付けることができるので、リップ部材が容器本体
の内周壁の全周に適度の圧力で均一に接触することがで
き、メッシュをパフで押圧すると、メッシュ部材が容器
本体の内周壁に沿ってスムーズに移動でき、適量の化粧
料を容易に取り出すことが可能となる。
【0045】請求項2は、押付けプレートを使用するこ
とにより、この押付けプレートに鏡を取り付けることが
できる。このため、化粧料容器の使い勝手が向上する。
【0046】請求項3は、コイルばねを使用することに
より、押付け部材の取り付けを容易にすることができ
る。また、押付けプレートにかけるばね力を容易に均一
にできるので品質にバラツキがない。
【0047】請求項4は、押付け部材を、中央部を上蓋
から浮かせ、両端部をテーパー状に折り曲げて上蓋の内
側にスライド可能に取り付けた板ばねとしたので、構成
が簡素になりコスト低減を図ることができる。
【0048】請求項5は、上蓋の内側に弾性体を貼り付
けて、この弾性体に押付けプレートを貼り付けるだけな
ので、構成を簡素にできコスト低減を図ることができ
る。また、押付けプレートに付勢するばね力を均一にで
きるので品質にバラツキがない。
【0049】請求項6は、上蓋の内側に環状の弾性体を
貼り付けるだけなので、構成を簡素にできコスト低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧料容器(第1実施の態様)の
斜視図である。
【図2】本発明に係る化粧料容器(第1実施の形態)の
縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明に係る化粧料容器(第1実施の形態)か
ら化粧料を取り出す状態を説明した図である。
【図5】本発明に係る化粧料容器(第1実施の形態)を
携帯する状態を説明した図である。
【図6】本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)の
縦断面図である。
【図7】本発明に係る化粧料容器(第2実施の形態)を
携帯する状態を説明した図である。
【図8】本発明に係る化粧料容器(第3実施の形態)の
縦断面図である。
【図9】本発明に係る化粧料容器(第3実施の形態)を
携帯する状態を説明した図である。
【図10】本発明に係る化粧料容器(第4実施の形態)
の縦断面図である。
【図11】本発明に係る化粧料容器(第4実施の形態)
を携帯する状態を説明した図である。
【図12】本発明に係る化粧料容器(第5実施の形態)
の縦断面図である。
【図13】本発明に係る化粧料容器(第5実施の形態)
を携帯する状態を説明した図である。
【図14】従来の化粧料容器の断面図である。
【符号の説明】
1、30、40、50、60…化粧料容器 2…容器本体 3…凹部 4…ピン 5…上蓋 10…メッシュ部材 11…メッシュ 12…メッシュ枠体 13…リップ部材 15…パフ 17…化粧料 20、31、41、51、61…押付け部材 21…内蓋 22…落下防止爪 23…受爪 24、32、53…押付けプレート 25…板ばね 26…鏡 33…コイルばね 52…弾性体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体に上蓋を開閉自在に取り付け、
    化粧料を収納できる凹部を容器本体内に形成し、この凹
    部に収納した化粧料の上面にメッシュ部材を載置し、こ
    のメッシュ部材をパフで押圧して化粧料をメッシュ部材
    の表面に透過させる化粧料容器において、 メッシュ部材はメッシュ枠体にメッシュを張設して構成
    し、このメッシュ枠体に前記凹部の内周壁をシールする
    弾性変形可能なリップ部材を取り付け、前記上蓋の内側
    には弾性変形可能な押付け部材を取り付け、 前記メッシュ部材上面に載置したパフをつぶすことな
    く、化粧料満量時から、化粧料少量時に至るまで常に前
    記押付け部材とリップ部材とでパフを挟持可能にしたこ
    とを特徴とする化粧料容器。
  2. 【請求項2】 前記押付け部材は、上蓋の内側に取り付
    けた複数の落下防止爪と、これらの落下防止爪に係止可
    能な爪を備えた押付けプレートと、この押付けプレート
    と上蓋との間に配置した板ばねとからなることを特徴と
    した請求項1記載の化粧料容器。
  3. 【請求項3】 前記押付け部材は、上蓋の内側に取り付
    けた複数の落下防止爪と、これらの落下防止爪に係止可
    能な受爪を備えた押付けプレートと、この押付けプレー
    トと上蓋との間に配置したコイルばねとからなることを
    特徴とした請求項1記載の化粧料容器。
  4. 【請求項4】 前記押付け部材は、中央部を上蓋から浮
    かせ、両端部をテーパー状に折り曲げて上蓋の内側にス
    ライド可能に取り付けた板ばねで構成したことを特徴と
    する請求項1記載の化粧料容器。
  5. 【請求項5】 前記押付け部材は、上蓋の内側に貼り付
    けた弾性体と、この弾性体に貼り付けた押付けプレート
    とからなることを特徴とした請求項1記載の化粧料容
    器。
  6. 【請求項6】 前記押付け部材は、上蓋の内側に貼り付
    けた環状の弾性体で構成したことを特徴とする請求項1
    記載の化粧料容器。
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