JPH08131248A - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH08131248A
JPH08131248A JP6274031A JP27403194A JPH08131248A JP H08131248 A JPH08131248 A JP H08131248A JP 6274031 A JP6274031 A JP 6274031A JP 27403194 A JP27403194 A JP 27403194A JP H08131248 A JPH08131248 A JP H08131248A
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ridge
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Hisao Iwamoto
久雄 岩本
Narikazu Kikuchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】化粧料を完全に密封することができ、かつ、寸
法誤差によっても不良品の発生が少ないコンパクト容器
を提供する。 【構成】上面に化粧料収容凹部が形成された容器本体1
0と、この容器本体10の上面を蓋する蓋体7とを備
え、容器本体10の上面に環状の突条6を、化粧料収容
凹部の上端開口部の周側縁に沿う状態で立設するととも
に、蓋体7の下面に突条6が出し入れ自在に没入する凹
部を形成し、この凹部の下端開口を被覆する状態で蓋体
7の下面に密封用伸縮性シート1を張設し、蓋体7を閉
じた状態でこの蓋体7の凹部に容器本体10の突条6が
没入してこの突条6の先端部分が全周にわたって密封用
伸縮性シート1の下面に気密状に当接し、化粧料収容凹
部の内部を密封用伸縮性シート1で密封するようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料を密封状に収容
するコンパクト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンパクト容器では、携帯中に
振動等が加わったり、コンパクト容器の上下を逆にした
りした場合に、内部の化粧料がコンパクト容器の容器本
体と蓋体との合わせ面から外部に漏れ出て、外部のもの
を汚染するという問題がある。特に、内部の化粧料がフ
ェイスパウダー,ボディーパウダー等の粉末状化粧料の
場合には、漏れ出る量がさらに多くなる。そこで、化粧
料収容部の密封性をよくしたものとして、実開平5−1
3306号公報に示す化粧料容器が提案されている。こ
のものは、図11および図12に示すように、上面に凹
部40aが形成された容器本体40と、内部に化粧料4
4が充填され上記凹部40aに収容される中皿41と、
上記容器本体40に冠着される蓋体42と、この蓋体4
2の裏面に貼着された板状のパッキング材43とを備え
ている。上記容器本体40は、その側壁が内壁と外壁と
の2重壁構造で構成され、その前後両内壁の内側には、
上記中皿41の外周壁に形成された係合部46と係合す
る被係合部47が形成され、かつ、前後両外壁の外側に
は上記蓋体42の前後両内壁に形成された被嵌合部50
と嵌合する嵌合部49が形成されている。この化粧料容
器では、まず、上記中皿41が容器本体40の凹部40
aに収容され、中皿41の係合部46と容器本体40の
被係合部47とが係合することにより抜け止めされる。
ついで、上記蓋体42を容器本体40に冠着し、前後2
個所に設けられた嵌合部49と被嵌合部50を嵌合させ
ることにより閉蓋する。そして、この状態では、パッキ
ング材43が蓋体42で上側から押さえつけられ、この
押圧力によりパッキング材43の下面が中皿41の上端
開口の周縁に当接して中皿41内が密封されるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記化
粧料容器のように、板状のパッキング材43の下面を中
皿41の上端開口の周縁に当接させて密封する場合に
は、パッキング材43の外周部(すなわち、中皿41の
上端開口の周縁に対応する部分)に作用する力が、容器
本体40と蓋体42との取り付け個所である前後2個所
の嵌合部分49,50に集中してパッキング材43の外
周部の全周に均一に作用しない。このため、上記嵌合部
分49,50に対応するパッキング材43の外周部の部
分以外の部分で、中皿41の上端開口の周縁との間に隙
間が生じやすく、この隙間から内部の化粧料44が外部
に漏れ出るという問題がある。しかも、容器本体40,
蓋体42等の製作時における寸法誤差により、蓋体42
の嵌合部49と容器本体40の被嵌合部50との嵌合が
ゆるくなった場合には、パッキング材43と中皿42の
上端開口の周縁との密着性が損なわれて、上記化粧料4
4の漏れ出し量が多くなり、不良品の発生が多発すると
いう問題もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、化粧料を完全に密封することができ、かつ、寸
法誤差によっても不良品の発生が少ないコンパクト容器
の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、上面に化粧料収容凹部が形成された容器
本体と、この容器本体の上面を蓋する蓋体とを備え、上
記容器本体の上面に環状の突条を、上記化粧料収容凹部
の上端開口部の周側縁に沿う状態で立設するとともに、
上記蓋体の下面に上記突条が出し入れ自在に没入する凹
部を形成し、この凹部の下端開口を被覆する状態で上記
蓋体の下面に伸縮性シートを張設し、上記蓋体を閉じた
状態でこの蓋体の凹部に容器本体の突条が没入してこの
突条の先端部分が全周にわたって上記伸縮性シートの下
面に気密状に当接し、上記化粧料収容凹部の内部を伸縮
性シートで密封するようにしたコンパクト容器を第1の
要旨とし、上面に化粧料収容凹部もしくは外側環状溝付
き化粧料収容凹部が形成された容器本体と、この容器本
体の上面を蓋する蓋体とを備え、上記蓋体の下面に上記
化粧料収容凹部もしくは外側環状溝に出し入れ自在に没
入する凸部を設け、この凸部を被覆する状態で上記蓋体
の下面における上記凸部の外周部分に伸縮性シートを取
り付け、上記蓋体を閉じた状態でこの蓋体の凸部が容器
本体の化粧料収容凹部もしくは外側環状溝に没入してこ
の化粧料収容凹部もしくは外側環状溝の上端開口部の周
側縁が全周にわたって上記伸縮性シートの下面に気密状
に当接し、上記化粧料収容凹部を伸縮性シートで密封す
るようにしたコンパクト容器を第2の要旨とする。
【0006】
【作用】すなわち、本発明の第1のコンパクト容器は、
上面に化粧料収容凹部が形成された容器本体と、この容
器本体の上面を蓋する蓋体とを備えており、上記容器本
体の上面に環状の突条を、上記化粧料収容凹部の上端開
口部の周側縁に沿う状態で立設するとともに、上記蓋体
の下面に上記突条が出し入れ自在に没入する凹部を形成
している。そして、この凹部の下端開口を被覆する状態
で上記蓋体の下面に伸縮性シートを張設しており、上記
蓋体を閉じた状態でこの蓋体の凹部に容器本体の突条が
没入してこの突条の先端部分が全周にわたって上記伸縮
性シートの下面に気密状に当接し、上記化粧料収容凹部
の内部を伸縮性シートで密封するようにしている。この
ように、上記化粧料収容凹部の上面開口は上記伸縮性シ
ートで完全に覆われ密封されているため、携帯中に振動
等の外力が加わったり、容器本体の上下を逆にしたりし
ても、内部の化粧料がコンパクト容器の外部に漏れ出る
ことがなくなる。しかも、上記容器本体の上面に立設さ
れた環状の突条を蓋体の下面に形成された凹部に没入さ
せ、これにより上記凹部に張設された伸縮性シートを環
状の突条で押圧する構造であるため、従来例のように容
器本体40と蓋体42との取り付け個所が2個所であっ
ても、伸縮性シートと環状の突条との当接部分は全周に
わたっており、この当接部分に隙間が生じない。したが
って、化粧料の漏れ出しが全くなくなる。さらに、容器
本体や蓋体の製作時の寸法誤差により、蓋体の係合部と
容器本体の被係合部との係合がゆるくなった場合にも、
上記した構造であるため、伸縮性シートと容器本体の突
条との当接部分における気密性が損なわれることがな
く、充分な気密性が保たれる。このため、上記寸法誤差
に起因する不良品の発生が少なくなる。
【0007】また、本発明の第2のコンパクト容器にお
いても上記と同様の作用効果を奏するものである。
【0008】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳し
く説明する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すコンパクト
容器である。この実施例では、上記コンパクト容器は、
合成樹脂製の容器本体10と、この容器本体10の後端
部にヒンジ連結された蓋体7とを備えており、蓋体7の
前端部に形成された係合部15と容器本体の前端部に形
成された被係合部16との係合により閉蓋状態が保持さ
れるようにしている。また、上記容器本体10には、図
2に示すように、その上面に、粉末状化粧料11が収容
された化粧料収容凹部10aが形成されており、この化
粧料収容凹部10aの上部には多数の小孔12が穿設さ
れた有孔伸縮性シート13が張設されている。一方、上
記蓋体7には、その下面に凹部7aが形成されており、
この凹部7aの下端開口が密封用伸縮性シート1で被覆
されている。図において、9はパフであり、18は蓋体
7の係合部15と容器本体10の被係合部16との係合
を解除するための操作部である。
【0010】より詳しく説明すると、上記容器本体10
には、その化粧料収容凹部10aの外周縁に沿って、こ
の外周縁からやや外側に寄った位置に四角環状の突条6
が形成されており、この突条6の内周面に、図3に示す
ような四角環状の枠体5が、上記突条6の内周面と化粧
料収容凹部10aの外周縁の上面との間に上記有孔伸縮
性シート13の外周部を挟み込んだ状態で内嵌されてい
る。上記有孔伸縮性シート13は、伸縮性を有するウレ
タン樹脂製シートで形成されており、上記容器本体10
の上面開口に対応する部分に、上記粉末状化粧料11が
通過しうる多数の小孔12が中心部から放射状に分布穿
設されている。また、上記容器本体10には、その前端
部に上記操作部18を収容しうる切り欠き凹部16aが
設けられており、この切り欠き凹部16aの奥面に上記
被係合部16が形成されているとともに、左右両側面に
上記操作部18を回動自在に支受する軸体(図示せず)
が形成されている。
【0011】上記蓋体7には、その下面に、上記突条6
よりも少し大きな略四角形に形成された凹部7aが形成
されており、この凹部7aの外周縁に沿って、この外周
縁からやや外側に寄った位置に四角環状の溝部8が凹設
されている。そして、この溝部8に四角環状の枠体4が
上記溝部8の内周面との間に密封用伸縮性シート1の外
周部を挟み込んだ状態で嵌着されている。上記密封用伸
縮性シート1は、伸縮性を有するウレタン樹脂製シート
で形成されており、上記有孔伸縮性シート13のような
小孔12は穿設されていない。また、上記蓋体7には、
その前端部の下面から、上記容器本体の被係合部16と
係合しうる係合部15が垂下し、後端部の下面からは、
上記容器本体10の後端部とヒンジ軸14を介してヒン
ジ連結されたヒンジ片19が垂下している。
【0012】上記構成において、蓋体7の係合部15と
容器本体10の被係合部16とを係合させて閉蓋状態に
すると、上記密封用伸縮性シート1が有孔伸縮性シート
13上に載置されたパフ9を上から被覆するように押さ
え付けるとともに、上記突条6の上端部外周縁にその全
周にわたって気密状に当接し、図2に示すように、その
内部を密封するようにしている。
【0013】上記コンパクト容器は、例えばつぎのよう
にして使用することができる。すなわち、まず、容器本
体10の前面の操作部18を奥側に押圧して係合部15
と被係合部16との係合を解除し、蓋体7を開蓋する。
ついで、図4に示すように、パフ9を手指で摘み、上記
容器本体10の上面開口を被覆する有孔伸縮性シート1
3上に位置決めし、そのまま上記有孔伸縮性シート13
を上面から押圧する。このとき、上記有孔伸縮性シート
13がパフ9の押圧力で伸ばされることにより、有孔伸
縮性シート13に穿設された小孔12が広げられるとと
もに化粧料収容凹部10a内に充填された粉末状化粧料
11がこの小孔12から上方に移行する。この状態か
ら、パフ9で有孔伸縮性シート13の上面を擦りつける
ことにより、小孔12上に移行した粉末状化粧料11が
パフ9に移し取られる。したがって、化粧料収容凹部1
0a内の粉末状化粧料11が減ってきた場合にも、上記
有孔伸縮性シート13は、上面からパフ9によって押圧
されることにより、粉末状化粧料11と接触する位置ま
で伸びるため、上記と同様に粉末状化粧料11をパフ9
に移し取ることができる。このようにしてパフ9に粉末
状化粧料11が移し取られたのち、パフ9を上記有孔伸
縮性シート13の上面から離脱させると、上記有孔伸縮
性シート13への押圧が解除され、有孔伸縮性シート1
3はもとの状態(容器本体10の上面開口に張設された
状態)に復元する(図2参照)。
【0014】また、このコンパクト容器では、パフ9に
よる有孔伸縮性シート13の押圧が解除されると、この
有孔伸縮性シート13がもとの状態に復元する際に、そ
の弾性力によって化粧料収容凹部10a内に負圧が生
じ、内部の粉末状化粧料11が有孔伸縮性シート13の
近くまで舞い上がり、その一部が有孔伸縮性シート13
の小孔12から噴出する。したがって、上記押圧を解除
したのちすぐにパフ9で有孔伸縮性シート13の上面を
押圧すると、有孔伸縮性シート13の小孔12から噴出
した粉末状化粧料11をパフ9に移し取ることができ
る。そして、化粧し終わったのちは、パフ9を有孔伸縮
性シート13上に載置し、蓋体7を容器本体10の上面
から押圧して蓋する。このとき、上記蓋体7の下面に張
設された密封用伸縮性シート1が、パフ9を上側から押
さえるとともに蓋体7への押圧力によって伸ばされ、容
器本体10の上面の突条6の上端部外周縁と当接する。
さらに蓋体7を押圧することにより、上記係合部15と
被係合部16を係合させた閉蓋状態では、上記密封用伸
縮性シート1と突条6の先端部外周縁とはその全周にわ
たって気密上に当接し、化粧料収容凹部10aの上面開
口が上記密封用伸縮性シート1によって密封される(図
2参照)。
【0015】このように、上記コンパクト容器では、閉
蓋時に、内部を密封用伸縮性シート1で密封することが
できる。したがって、携帯中に振動等の外力が加わって
も、内部の粉末状化粧料11がコンパクト容器の外部に
漏れ出ることがなくなる。しかも、コンパクト製作時の
寸法誤差により、蓋体7の係合部15と容器本体10の
被係合部16との係合がゆるくなった場合にも、密封用
伸縮性シート1と容器本体10の突条6の先端部外周縁
との気密性が損なわれることがなく、充分な気密性が保
たれる。このため、上記寸法誤差に起因する不良品の発
生が非常に少なくなる。そのうえ、使用により粉末状化
粧料11の量が減少してパフ9が下方に移動しても密封
性伸縮性シート1で内部の気密性を充分に保つことがで
きるとともに、パフ9を押圧することができ、粉末状化
粧料11が外部に漏れでたり、パフ9が周囲のものにあ
たって損傷することがない。
【0016】また、上記コンパクト容器では、パフ9で
有孔伸縮性シート13の上面を押圧することにより、こ
の有孔伸縮性シート13が伸びて容器本体10の底部ま
で届くため、上記容器本体10内の粉末状化粧料11が
減少して容器本体10の底部付近にだけ残っている場合
にもこの粉末状化粧料11をパフに移し取ることができ
る。しかも、パフ9に粉末状化粧料11を移し取る際
に、パフ9を有孔伸縮性シート13の上面に押圧して擦
りつけることを繰り返しても、有孔伸縮性シート13の
上面が平坦面であるため、擦過によるパフ9の傷みが少
ない。さらに、上記有孔伸縮性シート13の上面を押圧
することにより、有孔伸縮性シート13が押圧力で伸ば
されて上記有孔伸縮性シート13に穿設した小孔12の
内径も広がるため、充分な量の粉末状化粧料11をパフ
9に移し取ることができるようになる。
【0017】図5は、本発明の他の実施例を示してい
る。この実施例では、上記容器本体20の上面に形成さ
れた凹部20aに、内部に粉末状化粧料11が充填され
たレフィル容器21が収容されている。このレフィル容
器21には、その化粧料収容凹部21aの外周縁に沿っ
て、この外周縁からやや外側に寄った位置に四角環状の
突条23が形成されており、この突条23の内周面に、
四角環状の枠体24が、上記突条23の内周面との間に
有孔伸縮性シート13の外周部を挟み込んだ状態で内嵌
され、上記化粧料収容凹部21aの外周縁部に抜け落ち
止め状に載置されている。上記有孔伸縮性シート13
は、伸縮性を有するウレタン樹脂製シートで形成されて
おり、上記レフィル容器21の上面開口に対応する部分
に上記粉末状化粧料11が通過しうる多数の小孔12が
中心部から放射状に分布穿設されている。また、上記レ
フィル容器21には、その底面に、粉末状化粧料11を
充填するための貫通穴25が形成されているとともに、
この貫通穴25の下端部に上記貫通穴25よりも大径の
凹部21bが形成されており、この凹部21bに、シー
ル26を接着して上記貫通穴25を蓋するようにしてい
る。このようにすることにより、上記実施例と同様に、
上記突条23内が密封されるようにしている。また、レ
フィル容器21の底面に設けた貫通孔25により、レフ
ィル容器21内に粉末状化粧料11を簡単に充填できる
ようにしている。それ以外の部分については、図2と同
様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この
実施例においても、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0018】図6は、本発明のさらに他の実施例を示し
ている。この実施例では、容器本体10の底面に、粉末
状化粧料11を充填するための貫通穴10cが形成され
ているとともに、この貫通穴10cの下端部に、この貫
通穴10cよりも大径の段部10dが形成されており、
この段部10dに、シール26を接着して上記貫通穴1
0cを蓋するようにしている。このようにすることによ
り、粉末状化粧料11を使い尽くしたときには、容器本
体10の底面のシール26を剥がして貫通穴10cから
粉末状化粧料11を補充して使用することができるよう
にしている。それ以外の部分については、図2と同様で
あり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施
例においても、上記両実施例と同様の効果を奏する。
【0019】図7は、本発明のさらに他の実施例を示し
ている。この実施例では、蓋体7の下面に環状凹部7b
が形成され、この環状凹部7bが密封用伸縮性シート1
によって被覆されている。一方、容器本体10の上面に
設けた突条6は、その上端が有孔伸縮性シート13上に
載置されたパフ9の上面よりも高くなるように形成され
ており、閉蓋時に上記突条6の上端が上記環状凹部7b
に没入するようにしている。これにより、上記密封用伸
縮性シート1が突条6の上端面とその全周にわたって気
密状に当接し、突条6の内部が密封されるようにしてい
る。それ以外の部分については、図2と同様であり、同
様の部分には同じ符号を付している。この実施例におい
ても、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0020】図8は、本発明のさらに他の実施例を示し
ている。この実施例では、容器本体10の上面に形成さ
れた化粧料収容凹部10aの上面開口の内周部に、その
深さがパフ9の厚みよりも大きく形成された段部29が
形成されており、上記パフ9が有孔伸縮性シート13上
に載置されたときに化粧料収容凹部10a内に収容され
るようにしている。一方、蓋体7の下面には、上記化粧
料収容凹部10aに没入しうる凸部30が形成され、こ
の凸部30の外周部分に上記凸部30を被覆する状態で
密封用伸縮性シート1が取り付けられている。これによ
り、閉蓋時に上記凸部30が上記化粧料収容凹部10a
に没入し、この凸部30の外周部分の密封用伸縮性シー
ト1が化粧料収容凹部10aの上端開口の内周縁とその
全周にわたって気密状に当接し、化粧料収容凹部10a
内を密封するようにしている。したがって、上記容器本
体10の上面には、突条6が形成されていない。それ以
外の部分については、図2と同様であり、同様の部分に
は同じ符号を付している。この実施例においても、上記
実施例と同様の効果を奏する。
【0021】図9は、本発明のさらに他の実施例を示し
ている。この実施例では、蓋体7の下面に環状凸部30
aが形成され、この環状凸部30aが上記化粧料収容凹
部10aに没入しうるように形成されている。それ以外
の部分については、図8と同様であり、同様の部分には
同じ符号を付している。この実施例においても、上記実
施例と同様の効果を奏する。
【0022】図10は、本発明のさらに他の実施例を示
している。この実施例では、容器本体10の上面に形成
された化粧料収容凹部10aの外周部に外側環状溝31
が凹設されている。また、蓋体7の下面には、上記外側
環状溝31に全周にわたって没入しうる環状凸部30b
が形成されており、この環状凸部30bの外周部分に上
記凸部30を被覆する状態で密封用伸縮性シート1が取
り付けられている。これにより、閉蓋時に上記環状凸部
30bが上記外側環状溝31に没入し、上記環状凸部3
0bの内周部の密封用伸縮性シート1が上記外側環状溝
31の上端開口の内外周縁とその全周にわたって気密状
に当接し、化粧料収容凹部10a内が密封されるように
している。それ以外の部分については、図8と同様であ
り、同様の部分には同じ符号を付している。この実施例
においても、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンパクト容器
によれば、上記化粧料収容凹部の上面開口は上記伸縮性
シートで完全に覆われ密封されているため、携帯中に振
動等の外力が加わったり、容器本体の上下を逆にしたり
しても、内部の化粧料がコンパクト容器の外部に漏れ出
ることがなくなる。しかも、上記容器本体の上面に立設
された環状の突条を蓋体の下面に形成された凹部に没入
させ、これにより上記凹部に張設された伸縮性シートを
環状の突条で押圧する構造であるため、従来例のように
容器本体40と蓋体42との取り付け個所が2個所であ
っても、伸縮性シートと環状の突条との当接部分は全周
にわたっており、この当接部分に隙間が生じない。した
がって、化粧料の漏れ出しがなくなる。さらに、容器本
体や蓋体の製作時の寸法誤差により、蓋体の係合部と容
器本体の被係合部との係合がゆるくなった場合にも、上
記した構造であるため、伸縮性シートと容器本体の突条
との当接部分における気密性が損なわれることがなく、
充分な気密性が保たれる。このため、上記寸法誤差に起
因する不良品の発生が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコンパクト容器を示す斜視
図である。
【図2】上記コンパクト容器を示す断面図である。
【図3】上記コンパクト容器に取り付けられる枠体の斜
視図である。
【図4】上記コンパクト容器の作用を示す説明図であ
る。
【図5】本発明のコンパクト容器の他の実施例を示す断
面図である。
【図6】本発明のコンパクト容器のさらに他の実施例を
示す断面図である。
【図7】本発明のコンパクト容器のさらに他の実施例を
示す断面図である。
【図8】本発明のコンパクト容器のさらに他の実施例を
示す断面図である。
【図9】本発明のコンパクト容器のさらに他の実施例を
示す断面図である。
【図10】本発明のコンパクト容器のさらに他の実施例
を示す断面図である。
【図11】従来例を示すコンパクトの斜視図である。
【図12】従来例を示すコンパクトの断面図である。
【符号の説明】
1 密封用伸縮性シート 6 突条 7 蓋体 10 容器本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に化粧料収容凹部10aが形成され
    た容器本体10と、この容器本体10の上面を蓋する蓋
    体7とを備え、上記容器本体10の上面に環状の突条6
    を、上記化粧料収容凹部10aの上端開口部の周側縁に
    沿う状態で立設するとともに、上記蓋体7の下面に上記
    突条6が出し入れ自在に没入する凹部7aを形成し、こ
    の凹部7aの下端開口を被覆する状態で上記蓋体7の下
    面に伸縮性シート1を張設し、上記蓋体7を閉じた状態
    でこの蓋体7の凹部7aに容器本体10の突条6が没入
    してこの突条6の先端部分が全周にわたって上記伸縮性
    シート1の下面に気密状に当接し、上記化粧料収容凹部
    10aの内部を伸縮性シート1で密封するようにしたこ
    とを特徴とするコンパクト容器。
  2. 【請求項2】 上面に化粧料収容凹部10aもしくは外
    側環状溝31付き化粧料収容凹部10aが形成された容
    器本体10と、この容器本体10の上面を蓋する蓋体7
    とを備え、上記蓋体7の下面に上記化粧料収容凹部10
    aもしくは外側環状溝31に出し入れ自在に没入する凸
    部30を設け、この凸部30を被覆する状態で上記蓋体
    7の下面における上記凸部30の外周部分に伸縮性シー
    ト1を取り付け、上記蓋体7を閉じた状態でこの蓋体7
    の凸部30が容器本体10の化粧料収容凹部10aもし
    くは外側環状溝31に没入してこの化粧料収容凹部10
    aもしくは外側環状溝31の上端開口部の周側縁が全周
    にわたって上記伸縮性シート1の下面に気密状に当接
    し、上記化粧料収容凹部10aを伸縮性シート1で密封
    するようにしたことを特徴とするコンパクト容器。
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