JP2515204Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2515204Y2 JP2515204Y2 JP3376890U JP3376890U JP2515204Y2 JP 2515204 Y2 JP2515204 Y2 JP 2515204Y2 JP 3376890 U JP3376890 U JP 3376890U JP 3376890 U JP3376890 U JP 3376890U JP 2515204 Y2 JP2515204 Y2 JP 2515204Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- cosmetic
- projection
- container body
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は化粧用コンパクト容器に関する。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 一般に化粧用コンパクト容器は、扁平な容器本体と、
蓋体とを各後部で開閉自在に枢着させ、閉じた蓋体が前
部で容器本体に係止可能に構成しているものが挙げられ
る。しかし、通常は、容器本体と蓋体とが単に突き合わ
されただけ、或いはそれに近いルーズな状態で嵌合され
ているため、ハンドバック等に入れて携帯すると、姿勢
と振動とによって内部の化粧料が洩れ出て周囲を汚すこ
とがある。
蓋体とを各後部で開閉自在に枢着させ、閉じた蓋体が前
部で容器本体に係止可能に構成しているものが挙げられ
る。しかし、通常は、容器本体と蓋体とが単に突き合わ
されただけ、或いはそれに近いルーズな状態で嵌合され
ているため、ハンドバック等に入れて携帯すると、姿勢
と振動とによって内部の化粧料が洩れ出て周囲を汚すこ
とがある。
又、コンパクトに収納する化粧品の中には空気に触れ
ると徐々に劣化するものが多く、そのため気密性を有す
る容器が要求されている。その様な要求に答えるべく、
気密コンパクト容器が提案されている(実開平1-164916
号)。この容器は、容器本体上面と蓋体内面との間に弾
性シール材を配設し、このシール材に環状のシール用突
起を設け、蓋体を閉じた際、シール用突起が容器本体の
凹所の周囲に押圧される様構成してなるものである。
ると徐々に劣化するものが多く、そのため気密性を有す
る容器が要求されている。その様な要求に答えるべく、
気密コンパクト容器が提案されている(実開平1-164916
号)。この容器は、容器本体上面と蓋体内面との間に弾
性シール材を配設し、このシール材に環状のシール用突
起を設け、蓋体を閉じた際、シール用突起が容器本体の
凹所の周囲に押圧される様構成してなるものである。
しかしながら環状のシール用突起を容器本体上面に押
圧して気密性を保持する場合は、シール用突起下端が蓋
の開閉の度に圧縮変形する為、度重なる開閉でシール用
突起下端が変形して容器体上面との密着性が極部的に悪
くなり、その結果良好な気密性を得られなくなる虞があ
る。
圧して気密性を保持する場合は、シール用突起下端が蓋
の開閉の度に圧縮変形する為、度重なる開閉でシール用
突起下端が変形して容器体上面との密着性が極部的に悪
くなり、その結果良好な気密性を得られなくなる虞があ
る。
本考案は上記の点に鑑み、良好な気密性を得ることの
できる化粧用コンパクト容器を提供することを目的とす
るものである。
できる化粧用コンパクト容器を提供することを目的とす
るものである。
「課題を解決するための手段」 化粧品5を収納する上面開放の化粧品収納凹部6及び
化粧具8を収納する上面開放の化粧具収納凹部7を有す
る容器本体2と、該本体2後部に後部を枢着して容器本
体2上面を開閉自在に設けた蓋体3とからなり、上記容
器本体2上面中央に穿設した凹部11内に係合突起12を形
成させるとともに、該突起12と係合するフック13を蓋体
3裏面中央より垂設し、上記容器本体2周壁前部を後方
へ凹ませて指掛け凹部9を形成することにより蓋体前部
下面を上方へ押上可能に構成するとともに、容器本体2
前部の少なくとも一部を蓋体3前部より露出形成させる
ことにより容器本体前部を下方へ押圧可能に構成し、上
記蓋体3裏面より薄肉ヒンジ部15を介して垂設させた環
状の弾性シール用突起14を上記化粧品収納凹部6内周上
端縁にその外周下端縁を着脱自在に嵌合させ、該突起14
外周面上部より断面二股状に圧接用弾性突起16を周設さ
せ、該突起16の下端縁を化粧品収納凹部周囲の上面に圧
接させることにより、上記シール用突起14下端縁が外方
へ広がる如く弾性変形する。
化粧具8を収納する上面開放の化粧具収納凹部7を有す
る容器本体2と、該本体2後部に後部を枢着して容器本
体2上面を開閉自在に設けた蓋体3とからなり、上記容
器本体2上面中央に穿設した凹部11内に係合突起12を形
成させるとともに、該突起12と係合するフック13を蓋体
3裏面中央より垂設し、上記容器本体2周壁前部を後方
へ凹ませて指掛け凹部9を形成することにより蓋体前部
下面を上方へ押上可能に構成するとともに、容器本体2
前部の少なくとも一部を蓋体3前部より露出形成させる
ことにより容器本体前部を下方へ押圧可能に構成し、上
記蓋体3裏面より薄肉ヒンジ部15を介して垂設させた環
状の弾性シール用突起14を上記化粧品収納凹部6内周上
端縁にその外周下端縁を着脱自在に嵌合させ、該突起14
外周面上部より断面二股状に圧接用弾性突起16を周設さ
せ、該突起16の下端縁を化粧品収納凹部周囲の上面に圧
接させることにより、上記シール用突起14下端縁が外方
へ広がる如く弾性変形する。
「作用」 第1図示の状態から蓋体3前部中央下面を上方へ、容
器本体2の突出部10上面を下方へ押圧することにより、
フック13の係合が解除され、蓋体3が開き、化粧品5を
使用することが出来る。使用後は蓋体3を閉じれば自動
的にフック13が係合される。この際、シール用突起14は
ドラム6内周上端縁にその外周下端縁を嵌合させるとと
もに、圧接用突起16下端がドラム6の上面によって上方
へ押上げられ、その結果、シール用突起14下端縁が外方
へ広がる如く弾性変形し、ドラム6上面を気密にシール
する。
器本体2の突出部10上面を下方へ押圧することにより、
フック13の係合が解除され、蓋体3が開き、化粧品5を
使用することが出来る。使用後は蓋体3を閉じれば自動
的にフック13が係合される。この際、シール用突起14は
ドラム6内周上端縁にその外周下端縁を嵌合させるとと
もに、圧接用突起16下端がドラム6の上面によって上方
へ押上げられ、その結果、シール用突起14下端縁が外方
へ広がる如く弾性変形し、ドラム6上面を気密にシール
する。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、図中1は
化粧用コンパクト容器を示す。該容器1は容器本体2
と、蓋体3とを主要部材として構成している。
化粧用コンパクト容器を示す。該容器1は容器本体2
と、蓋体3とを主要部材として構成している。
容器本体2は、その後部に上面を開放した凹部4を有
し、該凹部4内に化粧品5を充填した化粧品収納凹部と
してのドラム6を嵌着している。又、その前部には上面
を開放した化粧具収納凹部7を有し、該凹部7内にパフ
8を収納載置している。又、容器本体2の周壁前部中央
を後方へ凹ませて開蓋用の指掛け凹部9を形成すること
により、蓋体3前部下面を上方へ押圧可能に構成してい
る。更に、上記容器本体2前部両端を蓋体3前部両端よ
り突出させた突出部10を形成し、容器本体2前部両端を
下方へ押圧可能に構成している。又、上記化粧具収納凹
部7とドラム6との間の容器本体上面中央に穿設した凹
部11内に係合突起12を立設している。
し、該凹部4内に化粧品5を充填した化粧品収納凹部と
してのドラム6を嵌着している。又、その前部には上面
を開放した化粧具収納凹部7を有し、該凹部7内にパフ
8を収納載置している。又、容器本体2の周壁前部中央
を後方へ凹ませて開蓋用の指掛け凹部9を形成すること
により、蓋体3前部下面を上方へ押圧可能に構成してい
る。更に、上記容器本体2前部両端を蓋体3前部両端よ
り突出させた突出部10を形成し、容器本体2前部両端を
下方へ押圧可能に構成している。又、上記化粧具収納凹
部7とドラム6との間の容器本体上面中央に穿設した凹
部11内に係合突起12を立設している。
蓋体3は、容器本体2後部にその後部を枢着して容器
本体2上面を開閉自在に構成しており、その頂壁裏面中
央より、上記係合突起12と係合するフック13を垂設して
いる。
本体2上面を開閉自在に構成しており、その頂壁裏面中
央より、上記係合突起12と係合するフック13を垂設して
いる。
又、蓋体3の頂壁裏面後部より上記ドラム6内周上端
縁に着脱自在に嵌合する環状の弾性シール用突起14を垂
設している。このシール用突起上端縁には薄肉ヒンジ部
15を周設しており、該ヒンジ部15より下方のシール用突
起14外周面上部より断面二股状に圧接用弾性突起16を周
設している。又、この圧接用弾性突起16下面には、閉蓋
時該突起16とシール用突起14並びにドラム6上面間に存
在する空気を排出する為の排出溝17を形成すると良い。
縁に着脱自在に嵌合する環状の弾性シール用突起14を垂
設している。このシール用突起上端縁には薄肉ヒンジ部
15を周設しており、該ヒンジ部15より下方のシール用突
起14外周面上部より断面二股状に圧接用弾性突起16を周
設している。又、この圧接用弾性突起16下面には、閉蓋
時該突起16とシール用突起14並びにドラム6上面間に存
在する空気を排出する為の排出溝17を形成すると良い。
上記化粧用コンパクト容器1は、蓋体3を閉めると、
上記圧接用弾性突起16を、その下端縁をドラム6周囲の
上面に圧接させることにより、シール用突起14が外方へ
広がる如く弾性変形する様構成している。
上記圧接用弾性突起16を、その下端縁をドラム6周囲の
上面に圧接させることにより、シール用突起14が外方へ
広がる如く弾性変形する様構成している。
尚、上記各部材は全て合成樹脂にて形成すると良い。
「考案の効果」 以上説明した如く本考案化粧用コンパクト容器は、既
述構成としたことにより、長期間の使用にも気密性が低
下することなく化粧品収納凹部上面を気密にシールする
ことが出来る。
述構成としたことにより、長期間の使用にも気密性が低
下することなく化粧品収納凹部上面を気密にシールする
ことが出来る。
また、蓋体を容器本体に係合するフック及び係合突起
を容器の中央に設け、容器前部において蓋体と容器本体
を互いに上下に押し広げられる様構成しているため、係
合部分に伝わる力が大きくなり容易に開蓋を行える利点
がある。
を容器の中央に設け、容器前部において蓋体と容器本体
を互いに上下に押し広げられる様構成しているため、係
合部分に伝わる力が大きくなり容易に開蓋を行える利点
がある。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案化粧用コ
ンパクト容器の一実施例を示す縦断面図、第2図aは蓋
体の底面図、bは容器本体の平面図、第3図は要部拡大
断面図である。 2……容器本体、3……蓋体 6……ドラム、7……化粧具収納凹部 14……弾性シール用突起 16……圧接用弾性突起
ンパクト容器の一実施例を示す縦断面図、第2図aは蓋
体の底面図、bは容器本体の平面図、第3図は要部拡大
断面図である。 2……容器本体、3……蓋体 6……ドラム、7……化粧具収納凹部 14……弾性シール用突起 16……圧接用弾性突起
Claims (1)
- 【請求項1】化粧品5を収納する上面開放の化粧品収納
凹部6及び化粧具8を収納する上面開放の化粧具収納凹
部7を有する容器本体2と、該本体2後部に後部を枢着
して容器本体2上面を開閉自在に設けた蓋体3とからな
り、上記容器本体2上面中央に穿設した凹部11内に係合
突起12を形成させるとともに、該突起12と係合するフッ
ク13を蓋体3裏面中央より垂設し、上記容器本体2周壁
前部を後方へ凹ませて指掛け凹部9を形成することによ
り蓋体前部下面を上方へ押上可能に構成するとともに、
容器本体2前部の少なくとも一部を蓋体3前部より露出
形成させることにより容器本体前部を下方へ押圧可能に
構成し、上記蓋体3裏面より薄肉ヒンジ部15を介して垂
設させた環状の弾性シール用突起14を上記化粧品収納凹
部6内周上端縁にその外周下端縁を着脱自在に嵌合さ
せ、該突起14外周面上部より断面二股状に圧接用弾性突
起16を周設させ、該突起16の下端縁を化粧品収納凹部周
囲の上面に圧接させることにより、上記シール用突起14
下端縁が外方へ広がる如く弾性変形することを特徴とす
る化粧用コンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3376890U JP2515204Y2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3376890U JP2515204Y2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123417U JPH03123417U (ja) | 1991-12-16 |
JP2515204Y2 true JP2515204Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31537692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3376890U Expired - Fee Related JP2515204Y2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515204Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000262321A (ja) * | 1999-03-19 | 2000-09-26 | Yoshida Industry Co Ltd | 気密化粧料容器 |
JP5015080B2 (ja) * | 2008-07-01 | 2012-08-29 | 株式会社クボタ | トラックローダ |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP3376890U patent/JP2515204Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03123417U (ja) | 1991-12-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |