JP2527474Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2527474Y2 JP2527474Y2 JP1990024642U JP2464290U JP2527474Y2 JP 2527474 Y2 JP2527474 Y2 JP 2527474Y2 JP 1990024642 U JP1990024642 U JP 1990024642U JP 2464290 U JP2464290 U JP 2464290U JP 2527474 Y2 JP2527474 Y2 JP 2527474Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- cosmetic
- suction cup
- rear portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、気密性を有する化粧用コンパクト容器に関
する。
する。
「従来の技術及び考案が解決しようとする課題」 一般に、化粧用コンパクト容器は、扁平な容器本体と
蓋体とを各後部で開閉自在に枢着させ、閉じた蓋体が前
部で容器本体に係止可能に構成しているものが挙げられ
る。しかし、通常は、容器本体と蓋体とが単に突き合わ
されただけ、或いはそれに近いルーズな状態で嵌合され
ているため、ハンドバック等に入れて携帯すると、姿勢
と振動とによって内部の化粧料が洩れ出て周辺を汚すこ
とがある。
蓋体とを各後部で開閉自在に枢着させ、閉じた蓋体が前
部で容器本体に係止可能に構成しているものが挙げられ
る。しかし、通常は、容器本体と蓋体とが単に突き合わ
されただけ、或いはそれに近いルーズな状態で嵌合され
ているため、ハンドバック等に入れて携帯すると、姿勢
と振動とによって内部の化粧料が洩れ出て周辺を汚すこ
とがある。
又、化粧用コンパクトに収納する化粧品の中には空気
に触れると徐々に劣化するものが多く、その為、気密性
を有する容器が要求されている。
に触れると徐々に劣化するものが多く、その為、気密性
を有する容器が要求されている。
その様な要求に答えるべく、気密コンパクト容器が提
案されている(実開平1−164916号)。この容器は、容
器本体上面と蓋体内面との間に弾性シール材を配設し、
このシール材に環状のヒンジ部を設けるとともに、その
外方に環状のシール用突起を設け、蓋体を閉じた際シー
ル用突起が容器本体の凹所の周囲に押圧される様構成し
てなるものである。
案されている(実開平1−164916号)。この容器は、容
器本体上面と蓋体内面との間に弾性シール材を配設し、
このシール材に環状のヒンジ部を設けるとともに、その
外方に環状のシール用突起を設け、蓋体を閉じた際シー
ル用突起が容器本体の凹所の周囲に押圧される様構成し
てなるものである。
しかしながら、環状のシール用突起を容器本体上面に
押圧して気密性を保持する場合は、シール用突起下端が
蓋の開閉の度に圧縮変形する為、度重なる開閉でシール
用突起下端が変形して容器体上面との密着性が極部的に
悪くなり、その結果、良好な気密性を得られなくなる虞
がある。
押圧して気密性を保持する場合は、シール用突起下端が
蓋の開閉の度に圧縮変形する為、度重なる開閉でシール
用突起下端が変形して容器体上面との密着性が極部的に
悪くなり、その結果、良好な気密性を得られなくなる虞
がある。
本考案は、上記の点に鑑み、良好な気密性を得ること
ができる化粧用コンパクト容器を提供することを目的と
するものである。
ができる化粧用コンパクト容器を提供することを目的と
するものである。
「課題を解決するための手段」 化粧品8を収納させた上面開放の収納凹部を有する容
器本体2と、該本体2後部に後部を枢着して容器本体2
上面を開閉自在に設けた化粧具収納皿3と、該化粧具収
納皿3裏面に三次元のあらゆる方向に回動可能な如く吊
り下げるとともに、上記化粧品収納凹部上面を被覆可能
に構成した吸盤4と、上記容器本体2後部に後部を枢着
して上記化粧具収納皿3上面を開閉自在に設けた蓋体5
と、該蓋体5を閉じた状態で蓋体5を容器本体2に係止
する係合装置6とからなり、上記蓋体5を閉じた際、吸
盤4が化粧品収納凹部周囲に圧接して、化粧品収納凹部
上面を気密にシールする如く構成してなる。
器本体2と、該本体2後部に後部を枢着して容器本体2
上面を開閉自在に設けた化粧具収納皿3と、該化粧具収
納皿3裏面に三次元のあらゆる方向に回動可能な如く吊
り下げるとともに、上記化粧品収納凹部上面を被覆可能
に構成した吸盤4と、上記容器本体2後部に後部を枢着
して上記化粧具収納皿3上面を開閉自在に設けた蓋体5
と、該蓋体5を閉じた状態で蓋体5を容器本体2に係止
する係合装置6とからなり、上記蓋体5を閉じた際、吸
盤4が化粧品収納凹部周囲に圧接して、化粧品収納凹部
上面を気密にシールする如く構成してなる。
「作用」 第1図示の状態から蓋体5を閉じると、化粧具収納皿
3も同時に閉じる。この際化粧具収納皿3により吸盤4
上面を押圧し、吸盤4外周縁がドラム9の外向きフラン
ジ上に吸着し、ドラム9上面を気密にシールする(第3
図参照)。
3も同時に閉じる。この際化粧具収納皿3により吸盤4
上面を押圧し、吸盤4外周縁がドラム9の外向きフラン
ジ上に吸着し、ドラム9上面を気密にシールする(第3
図参照)。
使用する際は、第2図の状態から押ボタン15前面を押
圧すればフック14の係合が外れ蓋体5を開くことが出
来、次いで化粧具収納皿3を開けば化粧品8を使用でき
る。この際、吸盤4が化粧具収納皿3裏面より三次元の
あらゆる方向に回動可能な如く吊り下げられているた
め、吸盤4の吸着部分に不均等に力が加わり、吸盤4が
容易に外れる。
圧すればフック14の係合が外れ蓋体5を開くことが出
来、次いで化粧具収納皿3を開けば化粧品8を使用でき
る。この際、吸盤4が化粧具収納皿3裏面より三次元の
あらゆる方向に回動可能な如く吊り下げられているた
め、吸盤4の吸着部分に不均等に力が加わり、吸盤4が
容易に外れる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図中1は化粧用コンパクト容器を示し、該容器1は、
容器本体2と、化粧具収納皿3と、吸盤4と、蓋体5
と、係合装置6とを主部材として構成している。
容器本体2と、化粧具収納皿3と、吸盤4と、蓋体5
と、係合装置6とを主部材として構成している。
上記容器本体2は上面開放の凹部7を有し、該凹部7
に化粧品8を収納させた化粧品収納凹部としてのドラム
9を嵌合している。
に化粧品8を収納させた化粧品収納凹部としてのドラム
9を嵌合している。
化粧具収納皿3は、容器本体2の後部にその後部を枢
着して容器本体2上面を開閉自在に設けており、その収
納凹部内に化粧用パフ10を収納載置している。
着して容器本体2上面を開閉自在に設けており、その収
納凹部内に化粧用パフ10を収納載置している。
吸盤4は、エラストマーなどの軟材質より形成した下
向きラッパ口状をなし、その上面中央より吊り下げ用突
起11を突設して、この突起11を化粧具収納皿3の底壁中
央に穿設した嵌合孔12に抜け出し不能に遊嵌しており、
三次元のあらゆる方向に回動可能な如く吊り下げてい
る。又、蓋体5を閉じた際、吸盤4の外周縁が上記ドラ
ム9の周壁上端縁より延設した外向きフランジ上面に圧
接して、ドラム9上面を被覆するとともに、気密にシー
ルする如く構成している。
向きラッパ口状をなし、その上面中央より吊り下げ用突
起11を突設して、この突起11を化粧具収納皿3の底壁中
央に穿設した嵌合孔12に抜け出し不能に遊嵌しており、
三次元のあらゆる方向に回動可能な如く吊り下げてい
る。又、蓋体5を閉じた際、吸盤4の外周縁が上記ドラ
ム9の周壁上端縁より延設した外向きフランジ上面に圧
接して、ドラム9上面を被覆するとともに、気密にシー
ルする如く構成している。
蓋体5は、容器本体2の後部にその後部を枢着して上
記化粧品収納皿3の外側の容器本体2上面に周壁下面を
当接可能に構成するとともに、化粧具収納皿3上面を開
閉自在に設けており、又頂壁裏面前部より容器本体2の
周壁前面に突設した係合突起13に係合するフック14を垂
設している。
記化粧品収納皿3の外側の容器本体2上面に周壁下面を
当接可能に構成するとともに、化粧具収納皿3上面を開
閉自在に設けており、又頂壁裏面前部より容器本体2の
周壁前面に突設した係合突起13に係合するフック14を垂
設している。
係合装置6は、上記容器本体2の係合突起13と上記蓋
体5のフック14と、容器本体2前部に枢着した押ボタン
15とから構成している。上記フック14は化粧具収納皿3
の周壁前部下端より突設した鍔部16に穿設した透孔17を
介して係合突起13と係合する如く構成しており、又押ボ
タン15前面を後方へ押圧することにより、押ボタン15が
回動してフック14下面を押圧してフックの係合を解除す
る如く構成している。
体5のフック14と、容器本体2前部に枢着した押ボタン
15とから構成している。上記フック14は化粧具収納皿3
の周壁前部下端より突設した鍔部16に穿設した透孔17を
介して係合突起13と係合する如く構成しており、又押ボ
タン15前面を後方へ押圧することにより、押ボタン15が
回動してフック14下面を押圧してフックの係合を解除す
る如く構成している。
尚、上記容器本体、化粧具収納皿、蓋体、押ボタン等
は全て合成樹脂にて形成すると良い。
は全て合成樹脂にて形成すると良い。
「考案の効果」 以上説明した如く本考案化粧用コンパクト容器は、化
粧品を収納する化粧品収納凹部上面を被覆可能に構成し
た吸盤により化粧品収納凹部上面を気密にシールする様
構成しているため、度重なるシール,シール解除を行っ
ても気密性が低下することなく内容物の劣化を極力防止
できるものである。
粧品を収納する化粧品収納凹部上面を被覆可能に構成し
た吸盤により化粧品収納凹部上面を気密にシールする様
構成しているため、度重なるシール,シール解除を行っ
ても気密性が低下することなく内容物の劣化を極力防止
できるものである。
又、吸盤の吸着力と係合装置の係止により確実な閉蓋
状態の維持を行え、開蓋に際しては吸着した吸盤を容易
に外すことが出来て取り扱いが便利である。又、吸盤を
収納皿裏面に三次元のあらゆる方向に回動可能な如く吊
り下げており、吸盤装着部位に遊びがあるため、開蓋初
期には直接にそれ程の負荷が係合装置に掛からずに蓋体
を若干開くことが出来、一般に複雑で細かい構造の多い
係合装置の負担を少なく出来る。
状態の維持を行え、開蓋に際しては吸着した吸盤を容易
に外すことが出来て取り扱いが便利である。又、吸盤を
収納皿裏面に三次元のあらゆる方向に回動可能な如く吊
り下げており、吸盤装着部位に遊びがあるため、開蓋初
期には直接にそれ程の負荷が係合装置に掛からずに蓋体
を若干開くことが出来、一般に複雑で細かい構造の多い
係合装置の負担を少なく出来る。
又、ハンドバック等に入れて携帯しても内容物が洩れ
出るという不具合を生じることもない。
出るという不具合を生じることもない。
第1図及び第2図は本考案化粧用コンパクト容器の一実
施例を示す縦断面図、第3図は吸盤の動きを説明する説
明図、第4図は吸盤の吊り下げ部分の要部拡大断面図で
ある。 2……容器本体、3……化粧具収納皿 4……吸盤、5……蓋体、6……係合装置
施例を示す縦断面図、第3図は吸盤の動きを説明する説
明図、第4図は吸盤の吊り下げ部分の要部拡大断面図で
ある。 2……容器本体、3……化粧具収納皿 4……吸盤、5……蓋体、6……係合装置
Claims (1)
- 【請求項1】化粧品8を収納させた上面開放の収納凹部
を有する容器本体2と、該本体2後部に後部を枢着して
容器本体2上面を開閉自在に設けた化粧具収納皿3と、
該化粧具収納皿3裏面に三次元のあらゆる方向に回動可
能な如く吊り下げるとともに、上記化粧品収納凹部上面
を被覆可能に構成した吸盤4と、上記容器本体2後部に
後部を枢着して上記化粧具収納皿3上面を開閉自在に設
けた蓋体5と、該蓋体5を閉じた状態で蓋体5を容器本
体2に係止する係合装置6とからなり、上記蓋体5を閉
じた際、吸盤4が化粧品収納凹部周囲に圧接して、化粧
品収納凹部上面を気密にシールする如く構成してなるこ
とを特徴とする化粧用コンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990024642U JP2527474Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990024642U JP2527474Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114121U JPH03114121U (ja) | 1991-11-22 |
JP2527474Y2 true JP2527474Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31527604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990024642U Expired - Fee Related JP2527474Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527474Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5967116U (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-07 | 釜屋化学工業株式会社 | コンパクト容器 |
JPH0535794Y2 (ja) * | 1987-12-03 | 1993-09-10 | ||
JPH0543682Y2 (ja) * | 1988-05-06 | 1993-11-04 |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP1990024642U patent/JP2527474Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03114121U (ja) | 1991-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |