JPH01192302A - 気密コンパクト，気密容器及びその気密保持方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は化粧料等を充填する携帯用のコンパクト或いは
容器に係り、特に気密性に富むコンパクト及び容器、更
にはコンパクト或いは容器に於ける気密保持方法に関す
るものである。

〈従来の技術〉 従来の気密コンパクト及びそのコンパクトに於ける気密
保持方法は例えば第１０図に示す如く、蝶番ビン１等に
よって蝶着された身体２と蓋体３とよりなるコンパクト
に於いて、身体２の凹所に化粧料充填皿４を嵌着固定し
、かつ蓋体３の内天井面にパツキン５を設け、蓋体３を
閉じた際にこのパツキン５を前記充填皿４の上縁全体に
密接し、これによって充填皿４とパツキン５とでコンパ
クトの気密を保持するように構成していた。

〈発明が解決しようとする課題〉 然るにこの種の従来のコンパクトに於いては身体２．蓋
体３或いは充填皿４等の形状１寸法等にバラツキがあっ
た場合、更には身体２と蓋体３とを蝶着する蝶番ピン１
の取付位置にパラツギがあった場合には例えば第１１図
に示す如く、パツキン５が充填皿４の上縁に全面的に密
接せず、その一部に隙間が生じ、気密を保持することが
困難となる等の課題があった。

本発明に係るコンパクト、気密容器及びその気密保持方
法は従来のこれ等の課題を根本的に解決しようとするも
のである。

く課題を解決する為の手段〉 本発明は内部に化粧料等を充填し得る充填皿或いは皿を
有する身体と該充填皿或いは皿の上縁に密接し得るパツ
キンを天井面に有する蓋体とを開閉自在に蝶着或いは螺
合又は嵌合してなるコンパクト或いは容器に於いて、前
記充填皿或いは皿を身体内に揺動自在に収納したことを
特徴とした気密コンパクト或いは気密容器及びこれ等に
於ける気密保持方法に関するものである。

く作用〉 本発明に係る気密コンパクト或いは気密容器及び気密保
持方法は上述の如く、化粧料の充填皿或いは皿を身体内
に揺動自在に収納し、かつ蓋体の内天井にパツキンを装
着して構成したので、蓋体を身体に閉鎖した際には蓋体
のパツキンに沿って身体内の充填皿或いは皿を揺動せし
め、これによって充填皿或いは皿の上縁に前記パツキン
を常に密接せしめ、充填皿或いは皿の気密を保持するこ
とが出来る。

〈実施例〉 図により先ず最初に本発明に係る気密コンパクト及びコ
ンパクトの気密保持方法についてその一例を具体的に説
明すると、第１図及び第２図に於いて、２は身体であっ
て、蓋体３が蝶番ピンｌを介して開閉自在に蝶着されて
いる。又身体２には化粧料を充填することが出来る充填
皿６を収納す−ることが出来る皿状凹所７が設けられて
いる。蓋体３の内天井には下面に凸リング５ａを有する
パツキン５が装着されている。

前記身体２の凹所７には底面中央部が下方に湾曲突出し
た湾曲突出部６ａを有し、更に上端外周にＪ二９６ｂを
有する充填皿６がこの凹所７内に自在に揺動し得る如く
収納されている。又充填皿６の湾曲突出部６ａは接着後
も固化することなく粘着性を有する状態をそのまま保つ
ことが出来る粘着剤８を介して凹所７の底面に揺動自在
に粘着保持されている。

本発明に係るコンパクト及びその気密を保持する方法は
上述の如く、充填皿を身体２の凹所７に揺動自在に収納
したので、身体２．蓋体３或いは充填皿６の寸法、形状
等にバラツキが生じたり。

或いは第２図に示す如く、身体２と蓋体３との蝶着位置
にバラツキが生じても、蓋体３を閉じた際にそのパツキ
ン５の一部が充填皿６の一部に接触すると、充填皿６は
その押圧力によって凹所７内で揺動するので、最終的に
はパー２キン５の凸リング５ａが充填皿６の上縁６ｂの
全体に密接し、これによって充填皿６の気密を保持する
ことが出来る。

上記実施例に於いては充填皿６の底面に湾曲突出部６ａ
を設け、この湾曲突出部６ａが凹所７の底面に接触する
ように構成したが、前記湾曲突出部６ａの代わりに、第
３図に示す如く、充填皿６の下面中央に突起６Ｃを設け
たり、第４図に示す如く、凹所７の底面中央部に突起７
ａを突設したり、或いは第５図に示す如く凹所７の中央
部になだらかな山形部７ｂを設けて構成することによっ
て充填皿６を揺動し得る如く構成することも可能である
。

上記実施例に於いては充填皿６を粘着剤８を介して凹所
７に揺動自在に保持したが、第６図に示す如く、充填皿
６の外周に鍔６ｄを設け、この鍔６ｄの動きを身体２の
上面に取り付けた血栓９で規制するように構成すること
も可能である。又充填皿６は第７図に示すように下面に
突起１０ａを有しかつ外周面に鍔ｔａｂを有する中枠１
０内に嵌着した後で、内周側面に切込７Ｃを有する凹所
７内に前記中枠１０を揺動自在に収納することによって
構成することも可能である。

本発明に於いてはいずれの構造を用いても要は充填皿６
を身体２の凹所７内に於いて揺動し得る如く構成すれば
良い。

上記実施例は本発明をコンパクトに適用したものについ
て説明したが、本発明は第８図及び第９図に示す如く、
身体２１と蓋体２２とを相互にネジ螺合する気密容器、
或いは身体３１と、蓋体３２とを相互に凹凸螺合する気
密容器にも当然応用することが可能である０図中２３は
品物を収納し得る皿である。

〈発明の効果〉 本発明に係る気密コンパクト、気密容器及びコンパクト
の気密保持方法は上述の如く、充填皿或いは皿を身体の
凹所に揺動自在に収納して構成したので、蓋体を身体に
閉じた際に蓋体のパツキンで充填皿或いは皿を揺動せし
め、仮りに身体、蓋体、充填皿１皿或いは身体と蓋体と
の蝶着位置。

螺合位置或いは嵌合位置にバラツキがあってもこれ等を
充填皿或いは皿の揺動によって吸収し、パツキンを充填
皿或いは皿の上縁全体に常に密接せしめ、コンパクト或
いは容器の気密を常に保持することが出来、しかも全体
の構造が簡単で組立構成が容易であるので安価に大量生
産することが出来る等の特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に係るコンパクトの断面説明
図、第３図乃至第７図は夫々他の実施例を示す説明図、
第８図及び第９図は容器の断面説明図、第１０図及び第
１１図は従来例の説明図である。 ２．２１．３１は身体、３，２２．３２は蓋体、４．６
は充填皿、５はパツキン、７は凹所、８は粘着剤、９は
血栓、１０は中枠、２３は皿である。 特許出願人　　　吉田工業株式会社 代　理　人　　　弁理士　牛用　周吉 第１図 第３図 第４図 第５図 第６図 ユ 第７図 第８図 互

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に化粧料等を充填し得る充填皿を有する身体
   と該充填皿の上縁に密接し得るパッキンを天井面に有す
   る蓋体とを開閉自在に蝶着してなるコンパクトに於いて
   、前記充填皿を身体内に揺動自在に収納したことを特徴
   とした気密コンパクト。
2. （２）内部に皿を有する身体と内天井に該皿の上縁に密
   接し得るパッキンを有する蓋体とよりなる容器に於いて
   、前記皿を身体内に揺動自在に収納したことを特徴とし
   た気密容器。
3. （３）充填皿を有する身体にパッキンを有する蓋体を閉
   じた際に該パッキンを前記充填皿の上縁全体に密接せし
   めて気密を保持する方法に於いて、前記充填皿を身体内
   に於いて揺動自在にしてその充填皿の上縁全体にパッキ
   ンが密接し得る如く構成したことを特徴とした気密コン
   パクト或いは気密容器の気密保持方法。