JPH0822Y2 - ペースト状化粧料用コンパクト容器 - Google Patents

ペースト状化粧料用コンパクト容器

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JPH0822Y2
JPH0822Y2 JP1989089189U JP8918989U JPH0822Y2 JP H0822 Y2 JPH0822 Y2 JP H0822Y2 JP 1989089189 U JP1989089189 U JP 1989089189U JP 8918989 U JP8918989 U JP 8918989U JP H0822 Y2 JPH0822 Y2 JP H0822Y2
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JP
Japan
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mesh body
cosmetic
lid
container
drop lid
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JP1989089189U
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JPH0330923U (ja
Inventor
幸知 柚原
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ペースト状の化粧料を収納するコンパクト
容器に係り、特に容器内に収納された化粧具に化粧料が
付着すること、及び使用時に落とし蓋が内側に引き込ま
れることを防止可能としたコンパクト容器に関するもの
である。
〈従来の技術〉 従来、ペースト状或いはクリーム状の粘性を持った化
粧料を収納するコンパクト容器としては、容器体の凹所
に嵌着された中皿に化粧料を充填し、かつこの化粧料の
上部にメッシュ体からなる落とし蓋又は網状の被覆体を
載置し、化粧料の使用による減少に伴って落とし蓋等が
中皿内で徐々に下降するようにした構造のものが、例え
ば実開昭63-12313号公報、同63-83113号公報、同63-202
216号公報等に示す如く公知である。
上記公知技術の内、実開昭63-12313号公報に係る技術
は化粧料を収納する中皿の上縁を内側に水平に折り曲げ
て、中皿内に落とし込んだ落とし蓋の抜けを防止する技
術であり、同63-83113号公報或いは同63-202216号公報
に係る技術は化粧料を収納する中皿の上縁にリング状縁
枠体を取り付け、この縁枠体によって落とし蓋が中皿よ
り抜け落ちることを防止した技術である。
これ等の従来例では、化粧時にスポンジ等の化粧具を
用いて落とし蓋のメッシュ体又は網状被覆体の表面を押
圧し、下方から徐々にしみ出て来た化粧料を化粧具に付
着させながら使用していた。
〈考案が解決しようとする課題〉 然るに、上述の従来の落とし蓋のメッシュ体または網
状被覆体(以下単にメッシュ体という)は夫々平板状に
形成されていたので、これ等をペースト状化粧料の上面
に載置すると、メッシュ体が化粧料に直に接触し、メッ
シュ体の網目を通して化粧料が上方にしみ出し、メッシ
ュ体の上面にスポンジ等の塗布用化粧具を載置収納した
場合に、使用する以前であるにもかかわらず化粧具の表
面に化粧具が付着し、使用者に不潔感或いは不快感を与
える問題があった。
また、上述のような従来のメッシュ体を使用した場合
には、例えば第7図に示す如く、中皿1内の化粧料2の
上面に載置された落とし蓋3のメッシュ体4がスポンジ
等の化粧具5の使用により変形し、中皿1の角隅部に化
粧料2が残り易くなり、更にこのメッシュ体4の外周部
がこの化粧具5の押圧によって中皿1の内側に引き込ま
れるため、中皿1の内周壁と落とし蓋3の外周縁との間
に隙間6が出来、落とし蓋3の下方にあった化粧料2が
メッシュ体4を通過せずに、隙間6から落とし蓋3の外
周縁の上面に漏れ出る問題もあった。
本考案は従来のこれ等の問題に鑑み開発された全く新
規な技術に関するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、前述の従来の諸問題を根本的に解決するこ
とを目的とするものであって、その本考案の要旨は、化
粧料収納用容器体に蓋体を開閉自在に取り付け、かつ縁
枠の中にメッシュ体を設けた落とし蓋を該容器体に収納
された化粧料の上面に直接載置したコンパクト容器に於
いて、前記落とし蓋のメッシュ体のみを化粧料の上面よ
り離間するように補強リブを介して上方向に湾曲させた
ものである。
〈作用〉 本考案に於いては上述の如く、容器体に収納された化
粧料の上面に載置する落とし蓋のメッシュ体を補強リブ
を介して上方向に湾曲させて、該メッシュ体を化粧料の
上面より離間させたので、メッシュ体の上に載置収納し
た化粧具の表面に化粧料が付着することを防止すること
が出来る。
また、メッシュ体は予め湾曲されているので、使用時
に化粧具でメッシュ体を押圧しても、メッシュ体を有す
る落とし蓋の外周縁が内側に引き込まれることがなく、
依って中皿の内周壁と該落とし蓋の外周縁とに隙間が発
生することを防止し、これによって化粧料が隙間より落
とし蓋の外周縁の上方に漏れ出ることを防止することが
出来る。
〈実施例〉 図により本考案に係るコンパクト容器の一実施例を具
体的に説明すると、第1図は本考案に係る容器の斜視
図、第2図はその要部の断面説明図、第3図は他例の落
とし蓋の平面図、第4図は第3図に示す落とし蓋の縦断
面説明図、第5図は本考案に係る容器の通常の使用断面
説明図、第6図は本考案に係る容器の使用断面説明図で
あって、特に化粧料の残量が少なくなった場合の使用状
態を示す図である。
第1図及び第2図に於いて、11は容器体であって、蓋
体12が蝶番13を介して開閉自在に蝶着されている。容器
体11の開口部に係止突起14が突設され、かつ蓋体12の開
口部に該係止突起14に係合されるフック15が吊下突設さ
れ、また蓋体12の天井面には鏡16が取り付けられてい
る。
前記容器体11の凹所には角形中皿17が嵌着され、かつ
中皿17にはペースト状の化粧料18が充填されている。19
は該角形中皿17に挿入して該化粧料18の上面に載置する
ことが出来る角形落とし蓋であって、メッシュ体20の周
縁部に樹脂で縁取りした縁枠21を設けることによって構
成されている。
このメッシュ体20は特に第2図に明らかなように、全
体が断面台形状に上方向に湾曲されている。またこのメ
ッシュ体20の下面には第1図に示す如く十字状の補強リ
ブ22が設けられ、この補強リブ22によってメッシュ体20
の湾曲を安定した状態で保持している。
図中23はスポンジよりなる化粧料塗布用の化粧具であ
る。この化粧具23は第2図に明らかな如く、落とし蓋19
のメッシュ体20の上面に載置して収納されるように構成
されている。
上記実施例に於いては角形中皿17に対応して、角形の
落とし蓋19を用いた場合について説明したが、円形中皿
(図示せず)を用いた場合には、第3図及び第4図に示
す如く、円形の落とし蓋19aを使用することが出来る。
この円形の落とし蓋19aの場合には、図に示すような二
重リングを放射状リブで連結した形状の補強リブ22aに
よってメッシュ体20を補強している。
上記実施例に於ける補強リブ22,22aの剛性は、落とし
蓋19,19a上に載置した化粧具23を安定した状態で支持出
来る反面、化粧具23をメッシュ体20に押し付けた場合に
は、該メッシュ体20を容易に下方に湾曲させることが出
来るような剛性を持って構成されている。
本考案に於いては落とし蓋19,19aのメッシュ体20の上
方に湾曲しているので、化粧料18上面とメッシュ体20と
の間に隙間が出来、従って、このメッシュ体20上に載置
された化粧具23に化粧料18が付着することを防止出来
る。
また、使用者が化粧具23を落とし蓋19のメッシュ体20
に押し当てた場合には、メッシュ体20は略水平状態にな
り、メッシュ体20の間隙から化粧具18をしみ出させて、
化粧料18を化粧具23に付着させて使用することが出来
る。
また、上方に湾曲されていたメッシュ体20が化粧具23
の押圧によって、第5図に示すように略水平状態になる
ので、メッシュ体20は外側に拡がる方向に働き、これに
よって落とし蓋19の外周部の縁枠21が従来例のように内
側に引き込まれることがなく、この縁枠21は中皿17の内
周壁に常に密接され、従って、従来例のように両者間に
隙間が発生せず、この部分から化粧料18が上方に漏出す
ることを防止出来る。
本考案では第6図に示すように残量が少なくなった場
合に、化粧料18が落とし蓋19の縁枠21に押されて中皿17
の底部の中央に集まり、更にメッシュ体20を化粧具23で
押圧すると、このメッシュ体20は略水平状態から下方に
湾曲され、中皿17の化粧料18を余すことなく化粧具23に
付着させて使用することが出来る。
上記実施例に於ける落とし蓋19のメッシュ体20は、縁
枠21の上面及び下面のいずれにも設けることが可能であ
る。
〈考案の効果〉 本考案に於いては上述のように落とし蓋のメッシュ体
を上方に湾曲させたので、このメッシュ体の上に化粧具
を載置収納した場合には、落とし蓋の下方の化粧料が化
粧具に付着することがなく、化粧具を清潔に保つことが
出来、これによって使用者に不潔感を与えることを防止
することが可能である。
また、メッシュ体が湾曲しているので、化粧具をこれ
に当接して押圧使用しても、メッシュ体に遊びがあるの
で、落とし蓋の外周部が内側に引き込まれることがな
く、中皿の内側壁と落とし蓋の外周縁とに隙間が発生し
て、この部分から化粧料が上方に漏出することを防止す
ることが出来る。更に化粧料が少なくなって来た場合に
は、化粧料に直接に接触している落とし蓋の縁枠の重み
による作用で中皿の底部中央部に化粧料を自動的に集め
て余すことなく全ての化粧料を使用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る容器の斜視図、第2図はその要部
の断面説明図、第3図は他例の落とし蓋の平面図、第4
図は第3図に示す落とし蓋の縦断面説明図、第5図は本
考案に係る容器の通常の使用断面説明図、第6図は本考
案に係る容器の使用断面説明図であって、特に化粧料の
残量が少なくなった場合の使用状態を示す図、第7図は
従来例の使用断面説明図である。 1,17は中皿、2,18化粧料、3,19,19aは落とし蓋、4,20は
メッシュ体、5,23は化粧具、6は隙間、11は容器体、12
は蓋体、14は係止突起、15はフック、16は鏡、21は縁
枠、22,22aは補強リブである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧料収納用容器体に蓋体を開閉自在に取
    り付け、かつ縁枠の中にメッシュ体を設けた落とし蓋を
    該容器体に収納された化粧料の上面に直接載置したコン
    パクト容器に於いて、前記落とし蓋のメッシュ体のみを
    化粧料の上面より離間するように補強リブを介して上方
    向に湾曲させたことを特徴としたペースト状化粧用コン
    パクト容器。
JP1989089189U 1989-07-31 1989-07-31 ペースト状化粧料用コンパクト容器 Expired - Lifetime JPH0822Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989089189U JPH0822Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 ペースト状化粧料用コンパクト容器

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JP1989089189U JPH0822Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 ペースト状化粧料用コンパクト容器

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JPH0330923U JPH0330923U (ja) 1991-03-26
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JP5473108B2 (ja) * 2009-02-02 2014-04-16 株式会社カツシカ 粉状化粧料容器
JP2017023635A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 ロレアル 配合物コンテナおよびそれを備えた用具

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